2010年02月24日

床屋の待ち時間で「北斗の拳」再読

[ 漫画 ]

 会社帰りに床屋へ行きました。普段週末に行っている時は、客も多いが理容師さんも多いので、すぐに順番が来ます。ところが、平日ということもあり、この日は理容師さんは三人しかいませでした。一方、待っている人だけで四人もいます。
 そこで、暇つぶしになる本を書棚で探しました。その結果、「北斗の拳」の「修羅の国編」を読むことにしました。

 かつては、毎週ジャンプを買って読んでいた上に、単行本もかなり後ろのほうまで買っていたはずです。しかしながら、設定など、覚えている所もあったものの、かなりの部分を忘れていました。
 というわけで、ある意味新鮮な気分で読めました。そうやって読んだ感想としては、「達人同士」の闘いがえらくつまらない、というものでした。
 特に、三ボスの一人「羅将ハン」とケンシロウの闘いなど、単調な殴り合い・蹴り合いが続き、たまに「闘気で物が動く」事によって迫力づけしているだけ、という感じでした。
 当時は、慣習のような感じで毎週読み、単行本も買っていました。しかしながら、もし最初にこのあたりの話から見たら、単行本はもちろんのこと、ジャンプでも飛ばして読んでいたでしょう。
 まあ、このあたりは、もはや作者にとっても描きたいものは最早なく、人気があるゆえに惰性的に続けさせられていた、という感じだったのでしょう。
 あらためて、惰性というものの怖さを認識しました。また、作品の品質のためには、終わるべきところできちんと終わらせなければならないのだな、と思いました。

2010年02月23日

某宗教系政治団体ネタ二題

 道を歩いていたら、異様なアパートを見かけました。別に、建物自体は、何の変哲もありません。ただ、その外壁には、前回の衆院選で「デビュー」を果たした、某宗教系政治団体のポスターがベタベタ貼ってあったのです。
 その貼り方の徹底ぶりはすごく、元々壁にあった「入居者募集!」と書かれた看板を覆うように貼られていました。アパートというものは、部屋に入居してもらって収益を得るわけですが、もはやこのオーナー氏にとっては、そんな事よりも、この宗教系政治団体の布教を行う方が重要なのでしょう。

 まあ、ここまで徹底していれば、そこの信者以外の一般人がこのアパートに入居することはないでしょう。何も知らずに入居し、大家さんに毎晩勧誘されてはたまったものではありません。
 そう考えると、この「宗教系政治団体ポスター>>>入居者募集」という外壁のデザイン(?)は、入居を検討する人にとっても有意義なのか、などとも思いました。

 ところで、今日のアクセス解析を見ていたら、2月14日から続いていた、謎のアクセス増の理由がやっと分かりました。
 とある有名テキスト系サイトさんが、先述した宗教団体の信者漫画家である菊池としをさんを特集しています。その一環として、7年ほど前、当サイトに載せた、作品感想にリンクをしてくれていました。
 そのページに来た人が、ついでにトップページに寄ってくれたおかげで、アクセス数が増えた、というのが理由でした。
 ちなみに、そのサイトには、当時私が衝撃を受けた、「死んだはずの菊池としを」というあおりが書かれた少年マガジンの画像が掲載されていました。わざわざ国会図書館あたりから探してきたのでしょうか。その熱意には驚きました。
 同時に、21年ぶりにそのあおりを見たときは、またもや爆笑してしまいました。まさしく、「心に残る変なアオリ」だと改めて思った次第です。
 直接的にはそのテキスト系サイトさんのおかげなわけですが、元をたどれば、その宗教団体の「ご利益」とも言えます。
 というわけで、この宗教団体には、アパートのネタを与えて(?)くれたうえに、アクセス数まで増やしてもらった、とも言えます。もちろん、だからと言って、その団体に感謝をする気は毛頭起きませんでしたが・・・。

2010年01月31日

百姓貴族

[ 漫画 ]

 丸善津田沼店に行ったら、荒川弘さんの「百姓貴族」が、専用のカゴをつけての四列平積みになっていました。後ろには作中の見開き2ページのコピーまで飾られています。
 同じ作者の「鋼の錬金術師」を愛読していたこともあり、この作品は本屋で見かけたとき、即座に買いました。その見立てに間違いはなく、期待以上に面白い作品でした。
 実録物としての情報価値もありながら、作者の実力がいかんなく発揮されている漫画表現だけでも十分読み応えがあります。

 そのように気に入った作品を、本屋さんが大々的に宣伝してくれる、というのはなかなか嬉しいことでした。
 それだけ感性があうならば、次回、ここで大宣伝された漫画はとりあえず読んでみようか、と思ったほどでした。
 あと余談ですが、ここに限らず、書店の漫画コーナーでは、同じ作者で発売も近かったにも関わらず、「鋼の錬金術師」最新刊と並べて販売しているのを見ません。一見すると作風がかなり違うので、相乗効果はないと思われているのでしょうか。
 自分的には「鋼の錬金術師」のベースになっている部分もあると思っているので、ぜひともそちらのファンにも読んでもらいたいと思っているので、ちょっと違和感があります。まあ、本の専門家が分析した結果だと思うので、素人が口を出すことではないのでしょうが・・・。

2010年01月16日

久しぶりと時の流れ

[ 漫画 ]

 昨日のことですが、仕事で神保町に行きました。ちょうど、秋月りすさんの新単行本「おうちがいちばん」の最新刊の発売日だったので、地下鉄駅すぐ近くにある高岡書店で購入しました。
 最近は神保町が生活圏から外れているのでご無沙汰していますが、この本屋とのつきあいは古く、初めて行ったのは26年くらい前でした。
 それだけ経っていますが、当時も今も漫画専門書店で、店内のレイアウトもほとんど変わっていません。ついでに言うと、店に入ったときに鼻に入る、独特の臭いも変わっていません。そういう事もあり、中に入った時は、当時に戻ったような気分になりました。

 そして、約20年前に秋月りすさんの単行本を初めて買ったのもこの書店でした。それまでも読んでいましたが、特別に好きな漫画家、というわけではありませんでした。ところが、ここで「OL進化論」の第1巻を見て、衝動買いしました。
 軽い気持ちで買ったのですが、読んでみると、その巧さに驚かされました。それがきっかけとなり、今回で通算49冊目の購入となっています。
 ただ、ここ最近は、どうも調子が良くないようです。この「おうちがいちばん」も雑誌連載で規定のページ数を描ける事がかなり減っており、後半部分はたいていは再録です。
 その執筆ペースは内容にも影響しています。もちろん、基本的な実力が高いので、そこそこ楽しく読めました。しかしながら、かつての鋭い感覚や、絶妙のギャグを知っているだけに、一抹の寂しさを感じてしまいました。
 同じ店で同じ作者の本を買ったわけですが、約20年の歳月で、これだけ違う感想を持ったわけです。買った店の雰囲気は変わっていないだけに、より一層奇妙な気分になりました。
 とりあえず、秋月さんには、また執筆量・内容とも本来の調子に戻していただきたいものです。そして、次にこの店で単行本を買う際は、また違う感想を持てたら、と思いました。

2010年01月09日

掘り出しものと記憶

[ 漫画 ]

 最近はやりの作品を買おうと、古本屋の四コマコーナーを探していました。すると、いきなり荒川道場と書かれた背表紙が目に入りました。
 かつて愛読した「心に残る名作」の一つですが、まさかこんな所で再会できるとは思えませんでした。迷わず購入し、帰宅後、当初の目的だった本より先に読みました。

 覚えていた話から、読んで存在を思いだした話、こんなのあったっけ、という話までいろいろありました。そして、4年前に感想を書いた逸話二つについては、詳細は違っていたものの、ほとんどが記憶を頼りに書いた内容と同じでした。
 掲載誌は買ったはずですが、もう20年近く前の話です。それをここまで覚えていたのですから、よほど強く記憶に残っていたのでしょう。
 そのような作品に、全然違う目的で立ち寄った古本屋で再会できたわけです。たいした事ではないとはいえ、かなりの幸運を感じました。

2009年11月28日

発想が持つ無限の可能性

[ 漫画 ]

 本屋に行きました。漫画売場を歩いていたら、古代ギリシア彫刻みたいな男が、全裸でタオルと湯桶を持っている、という表紙の「テルマエ・ロマエ」という漫画がありました。帯には「古代ローマの男、現代日本の風呂へタイムスリップ!!」などと書かれています。
 作品はもちろん、作者も全く知らない人です。しかし、そのとき相方が丁度、ローマのコロッセオ風の建物を描く必要がありました。それとこの奇妙な表紙・帯に惹かれた相方は購入を決めました。

 主人公の男は、風呂専門の建築家です。そして、仕事に悩んだある日、風呂に入っていると、現代日本の銭湯に突如ワープします。そして、そこで見た「富士山の絵」「フルーツ牛乳」を取り入れた公衆浴場を造り、成功を収める、というのが第一話の内容でした。
 その後も、難しい仕事に悩む度に、現代日本の様々な風呂にワープし、そこでの知識を活かして成功する、という話ばかりが合わせて5話掲載されていました。最後の話では、彼の設計した風呂のおかげで、ローマ軍が劣勢を跳ね返して逆転勝利をしていました。
 絵はさほど上手いとは思いませんでしたが、とにかく発想が斬新すぎます。また、筋立てやキャラもしっかり描かれていて、かなり楽しめました。まさしく掘り出し物と言えるでしょう。相方がコロッセオ風の建物を描く仕事をしていた事がこのような「幸運」を呼び込むとは思いませんでした。
 それにしても、「古代ローマと現代日本を『風呂』をテーマにつなげる」などという発想には本当に感心させられます。「発想」というものが持つ無限の可能性というものに感心させられました。

2009年11月09日

よりぬきドラえもん

[ 漫画 ]

 本屋に行くと、たまに「ドラえもん」で同じ主題の作品をよりぬいた本を見かけます。自分の知る限りは「泣ける話」とか「心温まる話」みたいなものがあるようです。
 まあ、売上げを考えると、そのような主題で集めるほうがいいのでしょう。
 ただ、子供の頃、一通りの話を読んでいた身としては違和感があります。映画版などにも言えるのですが、その類の「心温まる話」は、主役の、のび太を始め、メインキャラの何人かは普段とは少なからず人格が違います。まあ、「知られざる一面」と言えなくもないのですが、そのような例外的話を集めて一冊の本にするというのは、作品全体から考えると違和感があります。
 どうせ出すなら、もっと頻繁に描かれた主題を集めた本を作ったほうが自然なのでは、と思います。たとえば、CMで使ったカラオケメーカーとタイアップしてジャイアンのリサイタル話を集めた一冊などがあれば、などと思ったりもします。
 あと、自分的にドラえもんでもっとも心に残っているのは、「家の鼠を地球破壊爆弾で退治しようとしたドラえもん」でした。あれを筆頭に、「アブないドラえもん」などを「より抜き」化する企画はないのでしょうか。もしそんなのを見たら、衝動買いするかも知れません。

2009年10月28日

つはものどもが夢の跡

[ 漫画 ]

 仕事で晴海に行きました。ちょっと時間が余ったので、かつての見本市会場跡を見たのですが、そこにはかつてと変わり果てた姿がありました。
 A館や新館があったあたりは、清掃工場並びにその廃熱を利用した温浴施設などがある「ほっとプラザはるみ」という施設になっていました。中身は違えど、清掃工場の煙突を除けば、まあ似たような建ち並びです。

 しかし、反対側の東館(通称・ガメラ館)やC館があった部分は、完全な更地になっており、かつての面影は全くありませんでした。
 かつては盆暮れに10万もの人々が集っていた場所が、もはや何もない空間になってしまったわけです。周囲の道などが変わっていないだけに、余計にその変りぶりを実感しました。
 一方、海の向こうを見れば、その後を継いだビッグサイトが見えました。かつて晴海がに大人数が集まっていた頃、逆にこちらは埋め立てただけの更地だったわけです。
 それを思うと、より一層、時代の移り変わりを感じさせられました。
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(※クリックすると同じ窓で大きな画像が開きます)。

2009年10月13日

犬宰相

[ 漫画 ]

 書店の漫画コーナーを見ていたら、写実画風の老人ばかりが表紙になっている漫画文庫が平積みされていました。
 それぞれに歴代総理の名前が書かれており、作者はさいとうたかを氏となっていました。戦後政治史を首相を単位に描いた作品のようです。
 題名を見てみたところ、「歴史劇画 大宰相」とありました。その名付け方自体は普通なのですが、文字の配置がかなり奇妙なのです。「歴史劇画」のフォントサイズは「大宰相」の10分の1くらいで、しかも「大」の右上にあるのです。

 したがって、あたかも、「歴史劇画」が「大」に付随する点のように見えてしまいます。そのため、遠目には「犬宰相」と読めてしまいます。(参考画像
 他にも配置の仕方はいろいろあります。したがって、何か意図しているとしか思えません。そういえば、氏の代表作である「ゴルゴ13」では、何巻かに一話の割合で、戦後の日本経済はアメリカにいいように支配されている、という告発みたいな話が定期的に描かれています。
 そのような「属国」を築いていった戦後の歴代首相に対する作者の認識からこのレイアウトが決まったのだろうか、などと思いました。

2009年08月14日

コミケ今昔

[ 漫画 ]

 昨日、仕事帰りにキンコーズで「マリン見物記」の新刊を印刷して家で製本し、前日搬入する相方に託しました。
 その後、発売日に買ったまま開封していなかったカタログCD-ROMをやっとインストールし、サークルチェックを行ないました。目当てのサークルをいくつか検索し、後はジャンル検索です。興味のある分野のサークルを一つチェックして保存し、地図を印刷して、「サークルチェック完了」となりました。
 20代の頃は、新刊を出すときは、前日夜遅くに印刷し、当日の朝に会場でホチキス止めをしていたものでした。それに比べると、かなり余裕をもった工程です。まあ、このあたりは、社会人として成長したためと言えるかもしれません。

 一方、サークルチェックのほうも、かつてと比べて大幅に変わっています。かつては、カタログの冊子が出ると、それを出勤時に鞄へ入れ、二日くらい行き帰りの電車でずっと読んでいました。それが今ではインストール時間も含めて30分弱で「チェック完了」です。もちろん、電子化の効果、というのも大いにあるのでしょう。それ以上に、本を買う意欲の低下が原因とも言えます。
 我ながら、ヲタクとしてどんどん枯れているな、と思います。もっとも、二十代の頃やっていたように、数時間しか寝ないでサークル参加し、一般参加の日も、入場行列にこそ並ばないが、入った後は数時間歩き通す、などというのを今やったら、体が持ちません。
 そう考えると、体が精神を抑制し、無理させないようにしているのかも、などとも思いました。
 ただ本日は、10年来のファンである漫画家さんが、現在、自分が一番好きな作品で本を出す、という事なので、大いに期待していました。しかし、昼過ぎまで仕事をしてから会社を出て、14時半過ぎに行ったところすでに撤収済みでした。
 これにはさすがに悔しくなり、次回はもっと早く行かねば、と強く思いました。そのような自分を振り返り、かなり枯れてこそいるが、まだまだ現役ではあるな、などと思いました。

2009年08月09日

事件の余波

[ 漫画 ]

 先週後半あたりから、アクセス数が増えていました。特に思い当たる事もないので、不思議に思って解析を見ていたら、8年ほど前に書いたのりピーちゃんという漫画評に大量アクセスがある事が分かりました。
 理由はもちろん、この作品の作者が覚醒剤取締法違反で逮捕された事でしょう。とはいえ、作者の芸能界での名前ではなく、漫画の題名で検索した人がこれだけ多い事には驚きました。もっとも、漫画に興味を持ったわけでなく、逮捕された人のニックネームとして検索しただけなのかもしれませんが・・・。

 芸能界での活動はほとんど興味がありませんが、その漫画の良さにはかなり感心させられたものでした。それだけに、今回の件は寂しいものがありました。もちろん、だからと言って、作品に対する評価は変わりませんが・・・。
 ニュースなどの影響で、特定のページのアクセス数が急増する、というのは何度かありました。どんな事であれ、自分の書いた文章が多くの人に読まれるというのは嬉しいことでした。
 しかしながら、今回は、かつて愛読していた漫画を描いた人にとっての不幸な話、というだけにあまり喜ぶことはできませんでした。

2009年07月25日

人気作品を買うはずが・・・

[ 漫画 ]

 年に数回くらい、その時流行の漫画を買いたくなります。作品に興味があるというより、流行調査みたいな感じです。というわけで、今日、本屋に行きました。当初あたりをつけていたのは、「けいおん」が本命で、他の候補は「咲」「ちはやふる」といったところです。
 しかし、いずれも表紙などを見た結果、購入する意欲がわきません。そこで、他に何かないかと思い、漫画コーナーを歩いていました。

 すると、その中に一つ印象に残る表紙がありました。女性二人が殺気だった顔で向かい合っている絵の上に「嫁姑の拳」と書いてあります。一部立ち読み出来たので見てみたのでしたが、かなり斬新な内容でした。
 「嫁姑ネタ」も「格闘アクション」も昔からある定番の題材ですが、それを組み合わせる、というのはなかなか思いつけない発想です。それに感心した事もあり、買うことにしました。
 「けいおん」を買う予定だったのに「嫁姑の拳」を買ってしまう、というのは我ながら奇妙だと思いました。まあ、そういうのを含めて漫画好きで良かった、とも思いました。

2009年07月15日

十六分の一に圧縮された漫画

[ 漫画 ]

 少年サンデー1983という雑誌が発売されました。題名の通り、1983年の週刊少年サンデーに連載されていた漫画を再録しています。それに加え、作者のインタビューや対談も掲載されています。
 載っているのは少年漫画ですが、対象は当然ながら30台後半から40台なわけです。そういう富裕層(?)相手なのか、ほとんど再録で236頁にも関わらず、630円という値段設定でした。
 最初宣伝を見たときは、「ちょうど自分が初めてサンデーを買ったのは1983年だったな。だからと言って買う気は起きないな」と思っていました。しかし、よく見ると当時の人気漫画とともに、安永航一郎先生のうで立て一代男が再録される、と書かれていました。

 この作品はその初めて読んだサンデーで、最も印象に残った漫画でした。というわけで、この作品だけのために630円を払い、購入しました。
 ところが、その扱いを見たときは、驚き呆れました。前後編あわせて36頁なのですが、前編扉だけは原寸で、2頁目から33頁までは16分の1に縮小され、元々32頁だったものを2頁に押し込めているのです。
 当然ながら、目をこらしてやっと台詞が読める、というほどの小ささです。安永先生の特徴の一つに独特の描き文字や、コマのスミに書かれた「キャラへの突っ込み」みたいなギャグがあるのですが、もちろん判読することは不可能です。
 最終ページでは、残りの3頁を縮小率4分の1で載せていました。当然、1頁余るのですが、そこには作者による「(前略)、今回は、エコ企画で36ページを4ページに圧縮してお送りします。だからまあ、えー、読むのが面倒な人は飛ばしてもいい。」という笑えない自虐ギャグか書かれていました。そして、残りのスペースには穴埋めで「完」という文字がありました。この文字だけで、前の頁に載った漫画2頁くらいの大きさがあります。
 確かに原寸で36頁載せるのは他の作品との釣り合いもあって難しいかもしれません。しかし、あと6頁使って、全てを4分の1で載せることくらいはできるでしょう。
 作り手の作者およびファンに対する悪質な嫌がらせとしか思えませんでした。さすがは、原稿を乱雑に扱って、作者から裁判をおこされた前歴のある会社なだけの事はあります。改めて、この会社が漫画家や作品をどのように認識しているが分かりました。
 その上、かつての編集者たちが、「漫画への思い入れ」みたいな談話を書くのですから、余計に不快感が増します。冗談抜きで、こんな会社は潰れたほうがいい、とまで思いました。
 ただ、載った漫画そのものには何ら罪はありません。目をこらしながら何とか読んだ内容は、26年前と同様、楽しむことができました。そして、当時の台詞をほぼ正確に自分が覚えていた事も確認でき、改めてその言い回しがいかに当時の自分の心に焼き付いていたかを再認識できたのも嬉しいことではありました。
 そしてあらためて、こんな非常識な大きさでなければ、より一層楽しめたのに、と悲しく思いました。

2009年05月24日

さりげない表現

[ 漫画 ]

 「OL進化論」の29巻を買いました。カバーの作者挨拶を読んだら、長年飼っていた猫の「みりん」と「ちび」を見送った、と書いてありました。この二匹については、作者は何度か漫画にしており、1990年代初頭に出た単行本「ミドリさん」の巻末などに掲載されています。他にも様々な所で描いており、読者としても少なからぬ親近感がある猫でした。
 ところが、作者挨拶では、その二匹の描写は「見送った」で終わり、後は代わりに飼った猫についてのみ書いてあります。一瞬、「長い付き合いの割りにはあっさりしているな」と思いました。

 そして、最後も「変わっていくこと、それを受け入れること、猫師匠に教わることは多いです」で結んでありました。一見すると、これについても、新しい猫について書いたようにも思えます。
 しかし、再度読んでみて、これは去っていった二匹についての感謝の一言なのでは、と思いました。
 「ミドリさん」の巻末漫画でも、猫たちに教わった事について描いていました。そして別れた時も教わったと言っているわけです。
 あえて新しい猫を主題にすることにより、文章を湿っぽくせず、それでいて別れた二匹に最大限の感謝を述べたのでしょう。
 前々から漫画のみならず文章も好きでしたが、改めてその旨さに感心するとともに、猫への深い愛に感心させられた短文でした。

2009年04月24日

全裸事件

 有名芸能人が深夜の公園で全裸になり、公然わいせつ罪で逮捕、という事件がありました。一般人だったらベタ記事にもならない話ですが、あまりにも有名なために大騒動に。出演予定の映画配給会社の株価にまで影響を及ぼしているとのことです。
 酒の勢いとはいえ、そこまでの奇行に至ったのですから、精神的に相当疲れていたのかと思います。有名人は有名人でまた辛いんだな、と別にファンでもないに関わらず、同情心みたいなものを感じました。
 その一方で、この人がかつて「ミュージカル版・聖闘士星矢」で演じていた紫龍は、自ら聖衣を脱ぎ捨てるのが好きだったな、その影響が18年後になって出たのだろうか、などと、しょうもない事を考えたりもしました。

2009年04月06日

縦書き文化

[ 漫画 ]

 電車の中に、水泳選手を使ったアクエリアスの広告がありました。アメコミ風になっており、疲れてヘドロ怪獣ザザーンのような姿になった会社員が、水泳選手に貰ったアクエリアスを飲んで、元気な姿を取り戻す、というものです。これが、アメコミ風のため、左から右への横書きで書かれています。
 しかし、日本漫画を読み慣れた身としては、ついつい右上から左下に読んでしまいます。そのため、「使用前」と「使用後」が逆になってしまいます。結果、最初に見たときの印象は、「元気そうな会社員が、水泳選手に謎の飲料を飲まされ、ヘドロ怪獣になってしまった」というものでした。
 よく見れば分かることではありますが、やはり第一印象は重要です。やはり日本で広告をするならば、縦書き文化を尊重した広告を作るべきなのでは、と思いました。

2009年04月01日

偉いさんに説教?

[ 漫画 ]

 会社の飲み会がありました。隣とはす向かいに一回り以上年上の偉いさんが座ったので、話題に困りそうだと最初は思いました。ところが、話しているうちに、はす向かいの人がかなり濃い野球ファンであることが判明しました。その濃さは、30年以上前に甲子園で行なわれた、作新学院の江川投手の成績について熱く語るほどで、これまで持っていた印象と異なるその「熱さ」と「濃さ」に驚かされました。

 さらに野球から「巨人の星」を経由して「あしたのジョー」の話に進展しました。これまたその人は熱く語るのですが、記憶にずれがあり、「中ボス」の金竜飛の逸話を、「ラスボス」のホセ=メンドーサの逸話と勘違いしていました。
 そこで、酒の勢いもあり、金竜飛が朝鮮戦争で父親を・・・などと言う話を延々と初めてしまい、誤りを正しました。あまりの熱弁(?)に、お偉いさんも私の説が正しいことを認めてくれました。  どんな事でも、筋を通して正しさを認めてもらえるのは嬉しいことです。漫画ヲタクをやっている事が意外な所で役に立ったと言えるでしょう。
 ぜひとも次は、漫画でなく、仕事について同じ成果を出したい物です。そこに至る道はなかなか険しそうですが・・・。

2009年02月27日

「新ナニワ金融道」がSPA!で連載開始

[ 漫画 ]

 昨年開始されたものの、掲載誌が潰れたため携帯配信作品として連載されていた「新ナニワ金融道」がSPA!に連載されるとの事で、地下鉄で大々的に宣伝されていました。
 中吊りに雑誌の広告があり、扉の片方に「新ナニワ金融道」が、もう片方に「4億円脱税主婦が教えるFX必勝のツボ」なる企画が、それぞれ一枚の広告として掲載されています。
 最初に連載された時も、「絵柄を似せてキャラを流用したところで、作品の根底に流れるものは、作者にしか描けない」と思って、読む気は起きませんでした。
 したがって、作品自体は知らないので、評価はできません。しかし、この扱いはひどいと思いました。

 確かに、故・青木雄二氏は、漫画家を辞めた後は、「ゼニ」という言葉が題名につく本を、大量に出版していました。しかしながら、別にそれは「金儲けのノウハウ本」ではなく、「ゼニ」を元に資本主義の仕組みと問題点を考えてみるための本でした。そして、「ナニワ金融道」の根底にも同様の目的がある、という事を、青木氏は何度も書いていました。
 そのような作品と同じ題名・キャラを使った漫画を、リスクの高い投資を煽る記事と並べて「今週号の二枚看板」にしたわけです。そのような宣伝をやる出版社も出版社ですし、そのような所で連載を始める作者も作者です。
 まあ、遺族が納得してやっているのですから仕方ないのでしょう。とはいえ、この扱いは、本来の作品および作者に対する冒涜なのでは、とまで思えてきました。

2009年01月30日

普通のヲタと変なヲタ

[ 漫画 ]

 今の職場は、新年に各事業所が目標を立て、それを社内報で発表する、という慣習があります。その「目標」の中に「瞬間 心 重ねて」というのがありました。
 ちょっとアニメもしくはパチスロに詳しい人ならすぐ分かると思いますが、「エヴァンゲリオン」の題名の一つです。どうやら、そこの事業所責任者はかなり気合いの入った「エヴァ」ヲタクのようです。
 凄い責任者がいるもんだな、と思ったのですが、それと同時に頭に浮かんだのは、10年ほど前に安永航一郎さんが連載していた「超感覚ANALマン」という作品にあった、この題名のパロディでした。「瞬間」の「瞬」を一文字変えただけで、えらくお下劣な言葉になる、という作者の独特の感覚がにじみ出たものです
 そんな事を思っているうちに、ふと、この奇妙な標語を作った責任者より、自分のほうが相当変なヲタクである、という事に気づき、我ながら呆れてしまいました。
 まあ、ここの所、かなり仕事が忙しく、勤務時間以外にもつい仕事の事を考えてしまうほどです。そんな中、このような事を勤務中に考えることによって、自分の中で「ワークアンドライフバランス」を保っているのだ、と思うことにしました。

2008年12月28日

行列など

[ 漫画 ]

 昨日、マクドナルドが新商品・クウォーター・パウンダーの発売初日に、バイトを雇って「新商品を買うために長い行列ができる」というのを演出していた事が判明してニュースになりました。派遣会社のミスでバレたとのことです。
 しかしながら、報道した新聞・テレビなどが、この「演出」を事前に知らなかったとは思えません。
 また、来客1万5千人中、千人だけがバイトだった、という発表を各社がそのまま書いていますが、それもどうかと思います。一度「記録的大盛況」という「誤報」をしてしまった以上は、それがどこまで演出されたものだったかを、自らの手で検証して正しい情報を発表し直すのが「報道者」としての最低限の義務ではないかと思っています。もちろん、今の商業マスコミにそのような事を期待できない事は分かってはいますが・・・。

 とまあ、やけに長い枕になりましたが、本日の主題はハンバーガー屋でなく、自分が整理した行列の話です。
 ここ3回ほど、コミケでは、相方の付き合いで、「行列のできるサークル」さんと合体申込しています。その結果、今回はついにシャッター脇での参加となりました。
 そのような配置になるくらいですから、お隣は開場時から行列ができます。始まる前はそれを見て、「自分のところも、時給千円でバイトを雇って行列を演出するか」などと冗談を言っていました。
 しかし、実際に始まれば、その行列を整理する事になります。過去二回ともその行列整理を手伝っているのですが、普段自分はコミケはもちろん、日常生活でも行列に並ばないので、なかなか勘所がつかめません。そのため、並んでいる人に整理方法の助言をされてしまったほどでした。さすが相手は「行列の熟練者」なだけあります。その熟達ぶりを見たときも、ふと昨日聞いた「プロの行列者」たちの事を思い出したりしました。
 それはともかく、とりあえず目の前の行列を捌いて一安心していたら、その間に別の所に長い列が発生していて驚いたりしました。なお、こちらがやるのはあくまでも年に2回なうえ、逆の立場で経験を積むこともないので、手慣れて捌くことが出来る日は永遠に来ないと思われます。
 そして何とか行列がはけ、一息つけました。後は自分のところの本なのですが、今回は、相方のも自分のも、前回よりは好調でした。そして自分のは、部数を絞った事もあり、お隣が完売した約1時間後に完売しました。もっとも、搬入部数が二桁違うので、比べる意味は全くもってないのですが・・・。
 いずれにせよ、完売は嬉しいことです。また、自分の本の題材である千葉ロッテマリーンズが現在直面している問題について、いろいろと話につきあって下さった方もいらっしゃいました。これまた嬉しいことでした。
 あと、今回の結果、自分は「コミケでシャッター前に配置され、朝から行列を整理し、昼過ぎに新刊を完売させた」事になりました。冗談のネタとしてどこかえ使えないだろうか、などと思いました。

2008年12月24日

クリスマス電飾

 近所に二軒ほど、派手なクリスマス電飾をやる家があります。一軒は子供のためなのか、「ピカチュウサンタ」の絵などがかざってあります。もう一軒は一昨年にも書きましたが、縄ばしごを登る電飾サンタ人形などというものまであります。
 いずれも、大量の電飾を施しており、遠くから見ると、パチンコ屋でも開業したのか、と勘違いしてしまいそうな派手さを誇っています。

 そのうちの一軒に、今年になって新キャラが登場しました(昨年まで気付かなかっただけかもしれませんが・・・)。庭に五体ほどの人形が突き刺さっているのです。近づいて見ると、顔みたいなものが描いてあり、熊の雪だるまのようにも見えます。
 しかし、遠くから見ると、これまた発光している白い本体ばかり目立ちます。その形は、漫画「D.Gray-Man」に出てきた「咎落ち」や、「帰ってきたウルトラマン」に出てきた光怪獣プリズ魔を連想するような形状なのです。
 そのような不思議な物体が、五体並んで植わって(?)おり、しかもその上には派手な電飾が点滅しているのです。家から歩いてすぐの所に異世界が出現したような感じで、不思議な気分になりました。
 来年もぜひ、さらなる新キャラを投入して、より不思議な世界を醸し出してほしいものだ、と思いました。

2008年12月19日

漫画を体験できる菓子

[ 漫画 ]

 セブンイレブンに行ったら、「うる星やつら」の絵が描かれた菓子が売られていました。この会社は「サンデー・マガジン創刊50周年」とタイアップしており、以前から両誌の作品を題材にした商品を販売しています。
 最初に見たときは、「また適当な商品に絵だけつけて、中にカードを入れたタイアップ物だな」と思いました。しかし、何の気無しに見たところ、驚きました。

 菓子は「激辛コーンスナック」で星の形をしています。これは、「うる星やつら」の作中で何度も出てきた、「ラム特製のお菓子」です。そして、あたるがそれを食べると、あまりの辛さに、口が腫れてしまいます。
 確かに、一度ならず出てきたネタではあります。とはいえ、「うる星やつら」の中では、どちらかと言えば「知る人ぞ知る」みたいなネタです。にも関わらず、それを商品化するという発想には驚かされました。企画者はかなり濃いファンに違いありません。
 というわけで、「激辛物」は苦手であるにも関わらず、購入してしまいました。実際に食べたところ、本当にただ「辛いだけ」でした。食べ終えてしばらくしましたが、いまだに舌のみならず、後頭部のしびれもおさまりません。
 はっきり言って、食べ物としてはプラスの評価は全然できませんでした。しかし、「ラムの作った菓子を食べて、口を腫らせた、あたる」の気分を体感する、という点においては、最高の商品でした。コスプレとかには興味はないのですが、やる人が言う「キャラになりきる楽しさ」とはこのようなものだろうか、と思ったほどでした。
 他人には絶対勧められない商品ですが、作り手のこだわりには心底感心させられました。次はぜひ、もう一つのサンデー史上に残る名作である「神聖モテモテ王国」のファン向けに「知る人ぞ知る商品」を作ってもらいたいものだと思いました。

2008年12月04日

世代と作品

[ 漫画 ]

 交番の前を歩いていたら、「のらくろ」のポスターがありました。この作品は、中学時代の移動教室にあった図書室で読み込んだ記憶があります。
 それはともかく、そのポスターは、最近増えているとされている、高齢者の運転などに起因する交通事故に対しての啓発を目的としたものでした。
 おそらくは、「高齢者=かつての『のらくろ』愛読者」という発想なのでしょう。
 この「対象年齢層の人がかつて読んだ漫画を用いる」という手法を見て、パチンコ業界を思い出しました。「北斗の拳」の大ヒットを始めとし、1980年代に大流行した人気漫画の多くがパチンコ・パチスロ化され、当時の愛読者世代(=私の属する世代)から人気を得ているわけです。発想の根源は、「のらくろ」ポスターと同じでしょう。
 そう考えると、もしかしたら、数十年後には高齢者になった我々を対象にした「北斗の拳」が出てくるのだろうか、などと思ってしまいました。
 そうなると、宣伝文句は「交通ルールを守らぬ高齢者よ、お前は既に死んでいる」とか「お前のような無茶な運転をするババァがいるか!」といったといったところでしょうか。ぜひとも長生きして、そのようなポスターが交番に貼られているものを見たいものだ、などと頭の中で妄想が飛躍してしまいました。

2008年11月02日

23年前に縁があった月

 先日出た週刊少年サンデーの五十周年企画に安永航一郎先生が登場し、県立地球防衛軍のキャラが主役の漫画を描いていました。サンデー増刊に1985年でに連載されていた作品で、中学時代に一番好きだった漫画のキャラを久々に見れるのは嬉しく、最近は立ち読みすらしていないサンデーを10年ぶりくらいに購入しました。
 短編ながら、「県立地球防衛軍」を中心に、サンデーに連載していた漫画のキャラがほぼ総出演しており、懐かしさを感じました。
 10月は半ばに同窓会があった事もあり、先月は「中学時代の思い出に再会した月」になりました。
 その同窓会ですが、まだ二週間前の事なのに、えらく昔にあったように感じます。やはり、出会った人全てが、中学時代の記憶に存在する人だからなのでしょうか。そのため、二週間前の記憶と23年前の記憶が混ざってしまい、同窓会そのものが、かなり昔に行なわれたように錯覚してしまうのかもしれません。
 記憶というものの不思議さに驚きつつ、改めて懐かしさに浸ったりしました。

2008年08月16日

行列

[ 漫画 ]

 今日はコミケに参加しました。開始して最初にやったのは、前回に続き、相方と合体で参加している漫画家さんがやっているサークルの行列整理でした。
 前回は長さも時間も大した事はなかったのですが、この半年でさらに人気が出たこともあり、今回は、40人くらいの行列が1時間くらい続きました。
 その最後尾で列整理をしていました。しかしながら、私自身は、23年ほどコミケに行っていますが、この「最後尾」の経験がありません。コミケに限らず、長時間行列に並ぶのは苦手なので、買おうと思っていた所でも、10人以上並んでいたら、その時点で買うのをやめます。かつて、一般参加しようと行ったところ、もの凄い入場行列になっていたので、一旦別の場所で時間つぶしをして、列がはける頃に戻った事すらありました。

 したがって、この「最後尾」につく人たちの様子を見るのは、なかなか新鮮なものがありました。あまり経験のないと思われる人がいる一方で、手慣れた感じで最後尾の札を受け取る人もいます。さらに「手慣れすぎている人」がいて、彼らは、一回の販売で二部限定となっている新刊を二冊手に持って、再び最後尾に入っていました。
 なんでも、冬に出した本は、定価二千円がヤフオクで一万八千円で売られていた事があったとか・・・。それを考えれば、20分くらい行列に並んでも、かなり割りのいい「転売事業」になるわけです。
 そのような「転売人」がいる一方で、行列を見て、お目当ての新刊が買えるかを心配そうに尋ねてくる純粋なファンの人もいました。そういうのを見ていると、改めて「コミケに来る人は千差万別だな」などと思いました。
 もっとも、私が関わった行列などは短いもので、ゴミを捨てようと外に出たところ、灼熱の日差しが降りそそぐ中、ほとんど動かない行列に並び続けている人々がいました。この人たちの中にも「転売人」から「純粋なファン」まで様々な人がいたのでしょうか。
 いずれにせよ、行列が苦手な自分にとって、その灼熱の下で並ぶ人たちは、過酷な苦行を行なう修行者に近いものを感じました。
 ちなみに、自分自身については、本が5冊ほど売れて、3冊ほど購入した、という程度でした。そういうわけで、本よりも行列のほうが印象に残った一日になりました。

2008年07月28日

本人は知らない物語

[ 漫画 ]

 大リーグで310セーブを挙げ、福岡ダイエーホークスに在籍した事もある、ゴセージ元投手が、大リーグの殿堂入りを果たしました。その記者会見において、ゴセージ氏は私のキャリアは、一種の物語だったと話したそうです。
 大リーグで300セーブを挙げたのですから、素晴らしい投手だったに違いありません。しかしながら、私にとって「ゴセージ投手の物語」というと、巨乳ハンター・左乳編・第8話に登場した、氏をネタにした「福岡平和台ポークス・オッセージ投手でしかありません。そして、その漫画の中での「活躍」ぶりは、実際に平和台球場などで見せたものと、さほど変わりはありませんでした。
 その作中で、「オッセージ投手」が登板した時にファンが叫んだ「たわけー何でまたオッセージなんじゃー!!」「チブター、わりゃポークス潰す気か!?」は、読んで18年たった今でもよく覚えています。
 というわけで、本人の「物語」という一言を読んだ時、即座にこの「物語」と野次を思いだしてしまいました。

2008年07月02日

あらゆる点でズレている

[ 漫画 ]

 JTの缶コーヒーが週刊少年ジャンプ40周年とタイアップ企画を行なっています。そして、以前から使っている「主人公の青年タレントが、会社での理不尽な言動に怒る」を、往年のジャンプキャラにやらせる、というポスターを様々な所に貼っています。
 ある意味、センスのないコラージュみたいなものです。その中で、一番印象に残ったのは、「キャプテン翼」のロベルト本郷が、「上司がCD-ROMをフロッピーと言った」と怒っているものでした。
 昼間から路上でウイスキーを飲む男として登場した世界的サッカー選手かつ風来坊として翼を育てた、ロベルト本郷です。彼が、「サラリーマン的な会話」をするだけでも違和感があるのに、その台詞が「CD-ROMをフロッピー」などという、10年ほど時代がずれたものなのです。
 はっきり言って、一つ残らず完璧にズレています。というわけで、別な意味で感動した、宣伝ポスターでした。

2008年06月24日

未読率

[ 漫画 ]

 「OL進化論」の28巻を買いました。別の雑誌に載っていた作品の影響で、本屋で衝動買いみたいな感じで第1巻を買ってからもう17年になります。10年以上続く漫画を揃えた事は何度かありましたが、パターン化すると飽きてしまうため、他の作品は全て途中で買うのをやめていました。そのような中、これだけ買い続ける気が起きる、というだけで、驚異的な作品だと思っています。
 それはともかく、今回読んで驚いたのは、掲載されている作品の八割近くが未読だった事でした。かつてモーニングを毎週買っていた時は当然ですが、その後、立ち読みに切り替えてからも、最初の頃は単行本を買った時も、ほとんどが既読でした。
 それが、年を追うごとに未読率が増えているわけです。それだけ、コンビニなどでモーニングを立ち読みする余裕が減っているという事でしょう。
 それだけ仕事に追われている、という現実を改めて実感しました。とはいえ、未読率が高い、単行本購入時に新鮮な楽しさを得ることができるわけです。そういう意味では、忙しくなった代償を得ているとも言える、などとも思いました。

2008年05月25日

テレビの影響力

[ 漫画 ]

 電車で、求人情報誌が「三重視」という主題の広告を出していました。自社が重視する三つの点を、「三銃士」がそれぞれ宣伝する、という形を取っています。
 その「三銃士」ですが、なぜかうち一人は女性です。それで思い出すのは、20年ほど前に放映されたNHK番組「アニメ三銃士」です。なぜか、アラミスが女性という設定になっていました。
 もしかすると、広告を作った人が幼少時にこのアニメを見て育ち、「三銃士といえば、うち女性が一人」というのが固定観念になったのだろうか、と思いました。まあ、実際に自分も「アラミス」と言われてまず思い出すのは、アニメの影響で女性キャラのほうです。
 意外なところで、昔見ていた番組を懐かしむ事ができたと同時に、この「誤解」はどのくらい広まっているのだろうか、と気にもなりました。

2008年01月01日

春から縁起が?

[ 漫画 ]

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 年末に休日出勤だのビッグサイトだのでバタバタしていた事もあり、今日は寝正月でした。
 夕方くらいにやっと目が覚め、このまま何もせずに元旦を終えるのも嫌だと思い、津田沼まで散歩に行きました。そして何軒か本屋に入りました。南口のほうで普段行っている丸善が閉まっていたので、接客にやや難があるため、普段はあまり行かない、くまざわ書店に久々に行きました。
 すると、前々から本屋をまわるも、なかなか見つからず、アマゾンで頼もうかとまで思っていた、吉田秋生さんの「ラヴァーズ・キッス」という作品が置いてありました。この作品と同じ舞台設定で描かれた「海街diary」という作品が非常に面白く、そのため、こちらの作品も読もうと探していたのです。
 正月早々、たいして期待もしていない店で、探していた本が入手できる、というのはかなりの幸運を感じました。できれば、一年を通じて、このような幸運を感じることができる年であってほしいものです。

2007年12月29日

ハレの日が・・・

[ 漫画 ]

 今日のビッグサイトは、近隣に行列のできるサークルが複数あったため、貴重な経験を沢山しました。
 特に、目の前にある長大な列と、聞かされていたそこの客単価で試算をした結果、そこの数時間での売り上げが自分の年収を上回る事がわかったときは、情報として知ってはいたにも関わらず、少なからぬ驚きがありました。
 午後になり、おかげさまで相方と二人で作った新刊も完売し(ちなみにそちらの売り上げ合計は食事代程度です)、さてそろそろ他所の本でも見に行くか、と会場を歩き出しました。すると、携帯に仕事関係の電話が入りました。「これは休みの人間にわざわざかける内容ではないだろう」などと思いながら何とか片付けました。するとしばらくして、別な人から携帯に電話が入りました。こちらは、まあある意味仕方のない電話でした。そこで対処したのですが、我ながら「同人誌売ったり、コスプレした人が歩いているのを見ながら、顧客対応するというのは奇妙な風景だよな」などと思ったりもしました。(もっとも、世の中にはこの三日間がビジネス的に重要となる業種・業態もあるわけですが・・・)
 主催者は、この盆暮れの三日間を「ハレの日」と言います。実際、自分としても、冒頭に書いたような「初めての経験」をするなど、過去にない「ハレの日」でした。それが電話二本であっというまに日常に戻されたわけです。
 携帯というのはいろいろと便利で、なくてはならない物となっています。しかし、今日に限っては、その便利さがあだになった「ハレの日」でした。

2007年10月23日

死せるK原作者、生けるKトレーナーを走らす(?)

[ 漫画 ]

 昨日見たTV番組の減量ネタに影響され、「あしたのジョー」を読み返しまていました。すると、後半部の矢吹丈の戦績を見ていて、意外な事に気づかされました。
 「ラスボス」のホセ=メンドーサ」をはじめ、「ラス前」のハリマオ、「中ボス」のカーロス=リベラといった後半部のライバルは、いずれも矢吹丈との試合で反則行為を犯しています。唯一、後半の敵で反則をしなかった金竜飛も、自らのパンチで矢吹を出血させた瞬間に精神的発作を起こし、自滅しています。つまるところ、力石を最後に、矢吹と戦った名のあるキャラで、正当なボクシングができた敵は誰一人いません。
 特に、紳士かつ完全無欠のチャンピオンという設定でだったメンドーサに至っては、矢吹丈を恐れたあげく、両腕で肘打ちしたあげく、矢吹を投げ飛ばし、減点1を食らいました。しかしながら、最後の得点では矢吹を上回り、白髪化するなどボロボロになりながらなぜか判定で勝利。対する矢吹は、描かれて30年以上たった今に於いても、漫画史を代表する名場面「真っ白な灰に燃え尽きたジョー」をになっているわけです。。

 この一連の「反則オンパレード」を見て、今話題の「ボクシング三兄弟の父親」を思い出しました。その人は、「TVに子供宛の手紙」として報じられたものが、実は、「あしたのジョー」と同じ人が原作を書いた「侍ジャイアンツ」中の台詞を流用した、という実績の持ち主でもあります。
 「子供に宛てる手紙」にその漫画の原作者である梶原氏の文章を流用したほどのファンなわけです。当然ながら「本業」であるボクシングにおいて、同じ原作者の作品である「あしたのジョー」の影響を多大に受けるのは、必然といってもいいでしょう。そうなれば、その作品の後半部分の定番に影響され、「世界タイトル戦で息子に反則を指示した」というのも、有る意味、必然とも言えます。なにせ、漫画の中では、肘打ちした上に投げ飛ばしても「減点1」ですんだわけですから・・・。
 裏付けはありませんが、考えれば考えるほど、彼とあの漫画は重なります。さらに言えば、氏の十数年にわたる行動は、思い切り、これまた同じ原作者が生み出したキャラである「星一徹」と重なっています。
 率直に言って、個人的には絶対にお近づきになりたくない人ではあります。また、先日も書きましたが、氏の「教育方針」には賛同できません。とはいえ、ここまで「梶原一輝氏のファン道」を歩んでいる姿には、同じ(?)漫画ヲタクの一人として、素直に感心させられました。

2007年09月06日

強風時限定で浮かぶ台詞

 台風接近の中を帰宅しました。幕張本郷の駅を出ると、強風の日の「名物」とも言える、「風でバラバラになった傘の残骸」が落ちていました。
 そこから、橋の上を渡りますが、正面から強風雨が吹き付けます。あっという間に傘の骨が歪みました。すると、頭の中に「か、傘も全く役に立たない・・・!」という言葉が浮かんできました。これは、二十数年前の漫画「聖闘士星矢」で、フェニックス一輝の初登場時にやっつけられた雑魚キャラの台詞「ク・・・聖衣も全く役に立たない」のパロディ(?)です。それがなぜか、このような強風でその橋の上に立つと必ず、頭に浮かんでくるのです。
 結局、傘をさしていても、ただ風を受けるだけで「防水効果」はありません。そこで、暴雨雨の中、傘を閉じて走りました。おかげで、駅から徒歩五分にも関わらず、帰宅したらスーツはもちろんの事、下着まで雨が浸水していました。
 それにしても、なぜ橋の上で強風にさらされる度に、この台詞が頭に浮かぶのか不思議です。
 ちなみに、「名物」の傘の残骸は、橋を降りたところでもう一つあっただけ。この強風にしては、少ないほうでした。

2007年08月14日

分かっているほうがいいのか悪いのか

[ 漫画 ]

 ヤングアニマルで羽海野チカさんが「三月のライオン」という将棋漫画を連載しています。今回の話では、「対局盤面」の掲載がありました。これまでも、将棋漫画に出てくる盤面は、実際のプロ将棋に出てきたものがよく使われてきました。とはいえ、プロ将棋を理解できるほどの棋力がない私には、出典もその価値も分からない局面ばかりでした。

 しかし、今回の話の盤面は、見た瞬間にどのプロ将棋か分かりました。その対局は、プロの間でも極めて重要度の高いものでした。しかしながら、その時使われた戦法は、私が学生時代に愛用していたものですが、プロではほとんど使う人がいませんでした。ところが、それが重大な勝負で用いられたのです。それだけで驚いたのに、そのプロは私のような素人の想像を絶するようなその戦法の活用で勝ったのです。それに衝撃を受け、6年近く前に指された局面にも関わらず、その将棋は覚えていました。
 ただ、その「元ネタ」が分かってればいいというものではありません。むしろ盤面や、その戦法が使われるまでの経緯を知っているだけに、逆に漫画の中での主人公とライバル(?)の描写には違和感みたいなのを感じてしまいました。もちろん、作者の描写力とは関係ありません。ただ、「元ネタ」が印象が強すぎただけの話です。

 そのような事を考えているうちに、ヒカルの碁の事を思い出しました。あの作品には当然ながら、碁の盤面がよく出てきます。特に、藤原佐為が塔矢行洋に対し、「神の一手」を指した瞬間などは、盤面の意味が全く分からないのに、読んでいて衝撃が走るほどの描写でした。
 とはいえ、おそらくその盤面も碁のプロ棋戦で出現したものなのでしょう。その意味が分かっている人にとって、逆にあの「神の一手」の盤面は、どのように見えたのだろう、などと思えてきたのです。今回の私同様、あの部分の描写がいくら迫力があっても、「元ネタ」の印象がそれを薄めてしまうのでは、などと思えてきました。
 それゆえに、もし今後、「三月のライオン」が盛り上がり、極めて重要な展開において、このような「既知の盤面」が出てきた場合、自分は純粋に話を楽しめるのだろうか、などと、不安(?)に思えてきたりもしました。
 まあもっとも、最初に書いたように、元々頭に入っているプロの盤面など数えるほどしかありません。さらにここ一年半ほどはプロ将棋そのものを全然見ていません。したがって、そんな心配は、杞憂でしかないのではありますが・・・。

2007年08月10日

作者名より印象に残る歯

[ 漫画 ]

 ガテンの車内吊り広告がありました。近づいて見たら、連載されていると思われる漫画の一コマが載っていました。男が二人描かれているのですが、手前にいるほうは、どこにでもいそうなキャラでした。「なんだ。平凡な顔だな。まあ、このテの漫画だから、作者の個性などが出るわけもないか」などと思いながら、もう一人の脇役とおぼしき男の顔を見ました。
 ガテンの漫画らしく、ヘルメットをかぶっているため、髪型はわかりません。しかし、その男の顔、正確に言えば口を見た瞬間、即座に先ほどの考えを撤回せざるをえなくなりました。その男の前歯はえらい出っ歯です。しかも、大きい歯が一本生えており、それが途中で分かれています。30年ほど前、この歯を持った少年が主役の「ゲームセンターあらし」という児童漫画がありました。最初はインベーダーゲームの腕自慢漫画でしたが、人気が出ると同時にだんだんスケールが大きくなり、「そのゲームの腕で世界を救う」みたいな話まで誕生していました。
 ちなみに、その特徴である出っ歯はただの歯ではなく、ゲームを行うにおいて重要な意味を持つ、というような後付設定もあったかと記憶しています。
 おそらくこの男の歯が普通だったら、他の顔の部分が同じでも、その作者のキャラだという事すら気づかなかったでしょう。それが、歯一枚を見ただけで、一瞬にして30年近見ていなかったキャラである事を思い出せたわけです。さほど好きな作品でもなかったのですが、自分でも知らない間に、その出っ歯が心に刻まれていたようです。
 ちなみに歯を見た瞬間にキャラはわかりましたが、そこから作者名を思い出すまで5分ほどかかりました。

2007年07月23日

献血漫画

[ 漫画 ]

 献血に行きました。混んでいたのでとりあえず何か漫画を読んで待つことにしました。書棚には色々あったのですが、その中に、ゴルゴ13で読んでいなかった34巻があったので、それを読むことにしました。
 すると、二話目が何と、献血を主題にした話でした。発展途上国で身よりのない子供を攫って血を奪い、それで儲けていた製薬会社の差し金で献血運動をやっていた女性が殺され、ゴルゴがその復讐を依頼される、という内容です。
 献血センターで偶然手にした一冊にそのような作品が収録されていた、というのには、何か得したような気分になりました。それと同時に、献血運動するのが命がけ、という時代もあったんだな、と、こざっぱりした献血センターの室内を見回しながら、奇妙な感慨をおぼえました。

2007年06月07日

「6月6日」のコックさん

 「6月6日」を代表する歌(?)と言えば「かわいいコックさん」でしょう。落ち着いて考えてみれば、蛙が家鴨になり、さらにコックになるというのは奇妙な話ではあります。だいたい、彼(?)をコックさんたらしめている、フライパンとコック帽については、「絵描き歌」の歌詞には含まれていません。その部分は「あっという間に」で片付けられています。
 子供の頃から何も考えずに歌っていましたが、考えてみれば、かなり奇妙な歌だなと思いました。

 あと余談ですが、中学の時に読んだ「うる星やつら」で、高橋留美子先生がこの絵描き歌を実践していました。もちろん、超一流の漫画家が描いても、ほとんど変わらない「コックさん」ではあります。ただ、この絵描き歌にはオチ(?)があり、最後にこの「コックさん」が一礼します。この「礼をするコックさん」は読んでから24年近く経った今でも、非常によく覚えています。

2007年03月10日

時を感じさせない面白さ

[ 漫画 ]

 「鉄子の旅」という漫画の最新刊を買いました。編集者つながりがあって、高橋留美子先生がゲスト寄稿しています。しかも、その内容は、主人公である「日本鉄道全駅下車達成」の記録を持つ横見浩彦氏が、「めぞん一刻」の響子さんとお茶を飲む、という、「ヲタの夢」を具現化したようなものでした。
 しかも上手いのが、そこでの響子さんの話っぷりが、「めぞん一刻」の作中で描かれた「五代さんの妄想の中での響子さん」そのままなのです。ちょうど今月で終了後20年たったわけですが、キャラの絵のみならず、エプロンの模様から「妄想設定」に至るまでかつてのまま。今でも「めぞん一刻」は生き続けているものだな、と思い、嬉しくなりました。
 それにしても、1頁とはいえ、そのような役回りができるわけです。「日本鉄道全駅下車達成」という行為の「価値」を別の視点から認識させられました。

2007年02月21日

会話に役立つ漫画

[ 漫画 ]

 仕事をしていたら、近くの席のやや年配の人が、誰にともなく「今年って昭和何年だったっけ」と尋ねました。ちょうど数日前に読んだ「さよなら絶望先生」の最新刊に「昭和81年」という表記があり、それを西暦に換算すると2006年になることを確認したばかりだったので、「82年ですね」と即答。尋ねた人にも驚かれました。
 それが何の役に立つわけでもないのですが、仕入れたばかりの雑学がすぐに役立つ、という事は妙な嬉しさがあります。それにしても、「絶望先生」で仕事中に驚かれるような日が来るとは思いませんでした。世の中面白いものです。

2007年02月08日

作ったようなタイミング

[ 漫画 ]

 本日発売のモーニングに載った「OL進化論」で、「ちゃぶ台返し」がネタになっていました。あの星一徹が広めた(?)伝統の「激怒を示す表現」です。その「ちゃぶ台をひっくり返したいような怒り」を20~30代の女性がどのような事を言われた時に感じるか、というお題なのですが、その最初の「嫌な言葉」として挙げられていたのが、今話題の(?)「子供は二人」でした。
 もちろん、描かれたのは例の発言がなされる前なわけです。政治業者がやらかした問題発言を風刺する漫画は昔からいくらでもありますが、発言に先立って描かれたというのは希有な例でしょう。しかも、それに対する「ちゃぶ台をひっくり返したくなるような怒り」という表現も絶妙です。
 単なる偶然とはいえ、その四コマは、その閣僚のおかげでさらに輝きを増したわけです。そう考えるとあの輩にも少しは「功績」があったと言えるかもしれません。どんな救いようのない人間でも何かしら役に立つ(?)ことがあるものだな、などとも思いました。

2007年02月02日

携帯コミック

[ 漫画 ]

 2月からパケホーダイにして携帯コミックサイトに会員登録をしました。別に何か携帯で読みたい漫画が出てきたわけではありません。最近流行しているという「携帯で漫画を読む」という行為そのものに興味を持ったのです。
 というわけで、とりあえず加入したのはいいけれど、何を読もうかと迷ってしまいました。1話50円するわけですし、そうそう安易に「外れ」は選べません。結局、10年ほど前にアニメがヒットして話題になり、興味もあったものの読む機会を得られなかった漫画を購入しました。第1話だけ読んだのですが、とりあえず「主役キャラの紹介」というところで終わっていました。これだけで50円と考えると割高にも思えます。ただ、結論を出すには続きも読まないと何とも言えないのでしょうが・・・。
 ちなみに、加入サイトですが、先週ネタにした「現在進行中のBL行為バナー」のところはさすがに敬遠しました。もっとも、いくつかのサイトを見比べたのですが、どこも「BL」はヒット商品という位置づけのようでした。それだけ携帯コミックを読む層に人気があるという事なのでしょう。

2007年01月31日

夢見の悪いサイト?

[ 漫画 ]

 サイトを巡っていたら、「キン肉マンの矛盾ツッコミサイト」にたどり着きました。このテのツッコミは、中学・高校時代にジャンプを読んでいる友人とよくやっていました。懐かしさもあって、一通り閲覧。改めてあの漫画の行き当たりばったりぶりに感心させられました。
 そこまでは良かったのですが、その日の夜、夢にその「キン肉マン」の悪魔超人・ステカセキングが出てきました。「悪魔」などというとすごそうですが、要はウォークマンに手足と顔がついただけの「超人」です。そして、そいつに押さえつけられながら、目の前に時限爆弾を置かれる、という悪夢が展開されました。
 「時限爆弾」というのは、ある意味、悪夢の定番です。しかし、それをキン肉マンのやられキャラに押さえつけられる、というのはかなり情けないものがありました。そして、全力を振り絞ってステカセキングを払いのけた、と思ったら、布団を払いのけて起き上がっていました。
 とりあえず、寝る前に見るサイトには気をつけようと、つくづく思いました。

2007年01月27日

経路探索向けバナー広告

[ 漫画 ]

 現在、携帯の経路探索ではYahoo!を使っています。有料サイトに比べれば機能は少ないのでしょうが、「どこに行くのに何時の電車に乗ればいいか」以外に調べることはないので、それで間に合っています。
 ただ、無料サイトですので、必然的に広告がついてきます。それが最近になって携帯コミックサイトのものになりました。そして、バナーには「BL・TL満載」と書かれています。それが目玉なだけあって、使われている絵は、美少年が「BL行為」の真っ最中の表情をしているものなのです。
 そのテの絵はこれまで、紙の上では数え切れないほど見ていました(一例)。とはいえ、電車の経路検索したときに出てくると、さすがにちょっと驚かされます。まあ、おかげで利用しないのに「携帯コミック」の売れ筋が分かる、という利点もあるのですが・・・。

2006年09月12日

事実は漫画より奇なり

[ 漫画 ]

 ヤングジャンプで将棋漫画が始まったようです。電車の広告を見ると、「真剣師」という文字を背負った主人公らしき男が、メイド服を着た巨乳女性と将棋を指しています。
 メイド服を着て将棋を指す女性キャラ、というのはかなり珍しいでしょう。とはいえ、その絵を見てもあまり驚くことはありませんでした。なぜなら、行きつけの将棋大会の参加者に、メイド服よりもっとヲタの入った服装で来ている女性を毎回見かけるからです。しかも、その方の実力は半端でなく、かつては男性をなぎたおして県大会で優勝した実績があるほどです。そういうわけで、その「メイド服を着て将棋」を見ても、「漫画が現実に追いついたか」程度の感想しかありませんでした。
 あと、将棋漫画といえば、1/2以上の確率で「真剣師」が出てきますが、ちょっと安直すぎるのではないでしょうか。ベタ度から言えば、「初心者もしくは不良ばかりの野球部に、天才少年の主人公が入って甲子園を目指す」のと同程度なのでは、と思っています。

2006年07月01日

20年ぶりに分かった気持ち

[ 漫画 ]

 地下鉄で一番端の席に座っていました。すると、隣でこちらに尻を向けて立っていたオッサンから、携帯が振動するような音が聞こえてきました。「走っている地下鉄の中で携帯が鳴るとは変な事もあるな」などと思った次の瞬間、そのオッサンの方角から、とんでもない臭いのする風が吹いてきました。さすがにもう「地下鉄の車内でいきなり風が吹くとは・・・」などと勘違いする余裕(?)はなく、事情を理解しました。
 それにしても、いくら「出物腫れ物所嫌わず」とはいえ、よりによって、他人の顔の前に尻を向けて、というのはかなり非常識かと思います。普段、ぶつかられようと足を踏まれようと気にもならない私も、かなりムッときました。
 そして思い出したのが、20年ほど前に読んだ「魁!男塾」の「虎丸対月光」でした。虎丸が「猛虎流大放屁」なる技を放つと、月光が「おのれ、男子の面体に屁を」と突如怒り狂います。読んでいた時は、「マヌケな技を食らった事に対して怒っているのかな」などと思っていました。しかし実際に経験すると、その気持ちが非常によく理解できました。できれば一生理解したくありませんでしたが・・・。

2006年06月28日

気になる人名・地名

 とある漫画を読んでいたら、「藤岡」「倉賀野」「相賀」という苗字のキャラが3人並んでいる絵がありました。「藤岡」と「倉賀野」と言えば、八高線の高崎寄りの駅名(正確には群馬藤岡-北藤岡-倉賀野)です。こうなると、残る「相賀」が気になるところ。「八高線の駅名ではないが、そのあたりの地名なのだろうか?」と思い、検索してみましたが該当するものはありませんでした。何か地元の人にしか分からない符牒みたいなものがあるのだろうか、などとも考えました。客観的に見れば「藤岡」と「倉賀野」が並んだのが単なる偶然、と考えるのが普通なのでしょう。しかし、鉄道好きの性みたいなもので、つい「相賀」に秘められた謎(?)について延々と考えたり調べたりしてしまいました。

2006年06月11日

どうせそのキャラを使うのなら

[ 漫画 ]

 電車のサラ金広告に、ブログで話題の中川翔子さんが出ていました。私が見たものは「旅館での靴の正しい脱ぎ方」を講義するというようなもの。中川さんをどうこうと言う気はありませんが、サラ金会社については、そんな事を他人に説く暇があったら、利息制限法第1条を読み返して遵法しろ、と言いたくなります。
 それにしても、せっかく中川さんを使って、そのような平凡な役割では面白くなさ過ぎます。中川さんは熱烈な楳図かずおさんのファンで、その模写もサイトに発表しています。ならば、その技量を活用して、「取り立てになるといきなり表情が変わる社員と、それを見て『ひいいい』とおののく客」を楳図調で描いてもらう、くらいの「らしさ」を出してほしかったものだ、と切に思いました。

2006年06月08日

シリコンバレーの「パソコン」

 シリコンバレーのある会社が、恐竜型愛玩ロボットを開発した、という記事を見ました。このロボットの特徴は、内蔵の基本ソフトを後からバージョンアップしたり、別のソフトをインストールすることができる事だそうです。そして、その基本概念は「持ち主との間に精神的な結びつきをが生まれるようにしたい」とのこと、すなわち、感情移入されるロボットを目指しているそうです。
 このパソコンのような機能といい、感情移入を目指すことといい、数年前に大ヒットしたCLAMPさんの漫画「ちょびっツ」の「パソコン」に非常に似通っています。CLAMPさんの発想がシリコンバレーの最先端のさらに先を行っていたのでしょうか、それともこのロボットの開発者が「ちょびっツ」を読んでいたのでしょうか。いずれにせよ、アメリカを代表する技術と、日本を代表する文化が交わった、という事に面白さを感じました。

2006年06月03日

永遠の人気作品

[ 漫画 ]

 新聞に、ラベルに「めぞん一刻」の絵が入った日本酒という記事が出ていました。連載が終わって18年ほどたっての「新商品化」です。といっても、「なぜ今更」とは思いません。私自身は日本酒は純米酒以外だと悪酔いする事が多いのでこの商品の購入は考えませんでした。しかし、逆に言えばその問題さえなければ、買っていた可能性はあります。
 先日も、ある雑誌の漫画に1頁だけ高橋留美子先生描きおろしの響子さんが載っているのを見たら、その漫画の単行本を買っているにも関わらず、550円出してその雑誌を買おうか、と一瞬思ってしまったほどでした。
 私自身、そのくらい思い入れが強いですし、未だに商品化されるという事は、そういう思いを持ち続けている人が少なくない、という事なのでしょう。あの作品および作者の凄さは十二分に分かっているつもりではありますが、このような商品情報を見ると、あらためてその人気の深さ・根強さを実感させられます。

2006年04月29日

袋とじ効果

[ 漫画 ]

 週刊少年チャンピオンで「聖闘士星矢」が復活しました。なんと「袋とじ」です。確かにあれだけの人気作品が他誌で復活するというのは衝撃的ではあります。とはいえ、「袋とじ」にする価値があるかどうかは疑問です。「星矢」だけのために雑誌を買う人は袋とじであろうとなかろうと買うでしょう。またちょっと興味がある、という程度の人は「へー、チャンピオンで始まったのか。ではちょっと見てみるか。え?袋とじ?じゃあいいや」となってしまうのがオチだと思います。ちなみにこれは私が袋とじだと知った時の反応なのですが。
 ちなみに、「リングにかけろ」の続編はスーパージャンプで好評連載中。この調子で「風魔の小次郎」がサンデーで復活したり、「男坂」がマガジンで「完結」したら面白いのですが・・・。

 あと、手にとったついでにちょっとチャンピオンを開いたら「ドカベン」をやっていました。明訓高校を主とした新チームで、土佐丸高校を主とした新チームと対戦していました。このライバルチーム、かつての地元ライバルである不知火が在籍しているものの、打者のほとんどは雑魚キャラ。名前は四国の地名を適当につけただけでした。かつての土佐丸高校は、他の選手の名前が全て「犬」で始まるという安直なネーミングでしたが、このあたりもかつてと全然変わっていないと感心(?)させられました。
 それにしても「ドカベン」と「星矢」が21世紀になって同じ雑誌に載っているなど、「星矢」の全盛時代には想像すらできませんでした。世の中、何が起きるか分かりません。

2006年03月05日

伝言板

[ 漫画 ]
 携帯の普及とのかねあいか、最近、駅で伝言板を見る機会が 減りました。しかし、今日行った白金高輪駅には久々に見る伝 言板が。やはり地下だと電波が通らないところがあるからだろ うか、などと思いました。ただし、そこの伝言板には何も書か れていませんでした。
 その帰り、東京メトロ南北線に乗って四ッ谷駅で降りたら、 ここにも伝言板がありました。こちらは、白金高輪と違って、 一件だけ伝言がありました。ただ、そこには日付・時間の記載 はなく、ただ「XYZ」とのみ記されていました。
 80年代から90年代にかけて流行した漫画「シティハンター」 で主人公を呼ぶための約束事で「新宿駅の伝言板に『XYZ』と 書く」というのがありました。かつてのファンがつい伝言板を 見て、そのパロディをやりたくなったのでしょうか。
 そういえば、この「シティハンター」の平行世界話みたいな 続編が現在も連載されており、人気を博しているそうです。私 は読んでいないのですが、これだけ伝言板が減っている今、主 人公に連絡を取るのも大変になっているのでは、などと余計な 心配をしてしまいました。

2005年12月24日

クリスマスディナーを彩る本

[ 漫画 ]

 パルコの書店で本を買い込んだ後、上のレストランで夕食にしました。時節柄、「クリスマスメニュー」があったので、二人してそれを注文しました。ワインとスープはすぐに出てきましたが、そこで店員さんが「次の料理までしばらくお待ちください」と言いました。
 そのあいた時間を活用すべく、嫁さんが取り出したのは、先ほど購入した「さよなら絶望先生」2巻でした。そこでネタにされた人物や事象に、「相変わらず濃いネタが多い」などと二人して笑っていました。我ながら「クリスマス」に「絶望」とはすごい取り合わせです。まあ、そういうのも我が家らしくていいものか、と思いました。

2005年12月23日

地域性

[ 漫画 ]

 秋葉原駅で降りたら、献血センターができていました。入って本棚を見たら、以前から興味があった安野モヨコさんの「監督不行届」が置いてあったので、献血室にまで持ち込んで、最後まで読みました。
 読みながら、秋葉原で実録ヲタク漫画を読むとは、地の利をえた選択だな、と自画自賛していました。そのうちにふと「献血センターも地域密着をしてもいいのでは」などという妙な考えが浮かびました。たとえば、海浜幕張のセンターなら、「マリーンズ献血センター」とかいって、マリーンズ関係の本が置いてあったり、選手の写真が張ってあったりするのです。最近、輸血用血液不足が深刻らしいので、献血者を増やすためにこういう「営業努力」があってもいいのでは、などと勝手な事を考えた次第です。
 話はまったく変わりますが、「監督不行届」の人物紹介を見た所、「主役」である庵野監督は私と誕生日が同じでした。なんか、同じ誕生日の有名人の存在を知ると、自分が偉くなったような錯覚をするので不思議です。

2005年11月28日

20年ぶり

[ 漫画 ]

 モーニングで塀内夏子さんの登山漫画が始まりました。塀内さんの作品には10代末頃にはまっていて、一時期は全単行本を買い揃えていました。ただ、いつの間にか関心がなくなり、現在、我が家に残っているのは比較的初期の頃の短期連載「俺たちの頂」と「涙のバレーボール」の5冊だけです。作者への関心は失っても、この2作品はどうしても手放せませんでした。
 そのうちの「俺たちの頂」は登山もので、短いながら非常に面白い作品でした。今回の作品も、「俺たちの頂」に通じる設定があり、当時の事を思い出し、嬉しくなりました。とりあえず第1話を読んだ限りでは、今後に期待ができそうな感じです。
 余談ですが、もし掲載誌が「モーニング」でなくて「イブニング」や「スーパージャンプ」だったら、同じ内容でも主役は「俺たちの頂」の主人公の息子になっていたのだろうな、などとも思いました。

2005年11月16日

間違いではない解釈

[ 漫画 ]

 ヤフーのニュースの「コンピュータ」の一覧を見ていたら、コナミは、11月中旬にβ2テスト開始予定であるMMO型コミュニティゲーム「ときめきメモリアルONLINE」の公式Webサイトを・・・という記事がありました。
 この言葉を聞いた時、私の脳裏に浮かんだのは、漫画「神聖モテモテ王国」に出てきた、「MNO(もてない男)とMO(もてる男)を戦わせる」というネタでした。この語法でいけば、「MMO型コミュニティーゲーム」とは、「もてもて男型コミュニティゲーム」となるわけです。なんでも、この「MMO型コミュニティ・ゲーム」の正しい意味は、「多数の人々とコミュニケーションを取りながら仮想世界で生活を体験するゲーム」との事です。しかしながら、このような難しい意味より、「もてもて男型」のほうが、「ときメモ」らしくて分かりやすいのではないか、などと思った次第です。

 ところで、今日から土曜まで、山奥と思しきところに出張に行きます。出先で携帯がつながれば更新するかも知れませんが、その可能性も低そうです。したがって、次回の更新は19日の土曜になる予定です。

2005年09月09日

片言英語の和訳を勉強?

[ 漫画 ]

 ある四コマ雑誌の増刊に、「以前に連載されていた漫画の日英対訳」が載っていました。「主人公一家がハワイに行く」というシリーズから何本か抜き出して対訳しているのですが、そのうちの一本は「四コマのうちの二コマは、招待してくれたハワイ在住の人が、冗談で『外国人風日本語』をしゃべる」というもの。したがって、原作の「マッテマシター」だの「ハワイヨイトコ」などという言葉をそのままローマ字に「対訳」しています。
 これでは翻訳者の「楽をしたい」という意図を露骨に感じてしまいます。私自身、高校時代、対訳で英文読解の勉強をしたものでした。そういう事もあり、こういう手抜きは非常に気になってしまいました。作り手にも色々な事情があるのでしょうが、読者および元の漫画を描いた人に失礼のない仕事をしてもらいたいものです。

2005年09月02日

25年目の真実

[ 漫画 ]

 ある事情により、「一寸は何cmか」を調べる必要が生じました。すると、同じ「一寸」でも建築用の「曲尺」だと3.03cmで、和裁用の「鯨尺」では3.78cmだという事を知りました。同じ単位名で実際に長さが違うとかなり不便だと思うのですが、当時の人にはそれが自然だったのでしょうか。
 そんな事を考えているうちに、子供の頃になぜか1冊だけ家にあった「サザエさん」4巻を思い出しました。時代は敗戦後間もない頃で、サザエさんはモンペをはき、隣の人が「奥さん、配給」と言いながらやってくるような生活です。ある日、サザエさんが縫い物の内職をしようとするのですが、そこでその「くじら」という言葉が出てきます。最後にサザエさんが「1米(メートル)は○尺よね」と言い、それが見当外れな数字だったらしく、お客さんが逃げていく、というオチでした。この意味がよくわからず、「くじら」とはメートル法の事か?などと想像していました。
 今日、「鯨尺」という言葉を見た時、その事を思い出し、そして初めてその4コマの意味が分かりました。意外なきっかけで思わぬ謎が解けるものだと我ながら感心してしまいました。

2005年07月02日

予想外のヒットゆえの悲劇

[ 漫画 ]

 少年マガジンのギャグ漫画「魁!クロマティ高校」を映画化したところ、興行前に題名のネタとなった、元読売球団のクロマティ氏から上映中止を求める仮処分を申請したとの事です。作者の野中英次氏は、それまでどちらかと言うとマイナーな人でした。そういう事もあり、気軽に氏の名前を使ったのでは、と思われます。まさがそれが映画化されるほどの大ヒットとなり、海の向こうのクロマティ氏に文句をつけられるとは、連載開始時には夢にも思わなかったでしょう。クロマティ氏としてもいろいろ思うところがあるのでしょうが、このようなマイナーネタが好きな者としてはちょっと寂しいものがあります。
 かつて、筋肉少女帯がインディーズ時代に「高木ブー伝説」という曲を出し、それがヘタに有名になったため、似たような騒ぎになった事がありました。その時は、結局高木ブーさんが「若い人が頑張っているんだし、まあ、いいじゃないか」と言って解決。さらにわざわざライブに来て、曲が始まる時に挨拶をしてくれたそうです。
 今回の件も、そのような形での円満解決がなされればいいと思うのですが・・・。
 ちなみに、半月ほど前、日テレ系のCSの「G+」を見ていたら、読売球団の名場面集(?)をやっていました。その中に、20年ほど前の熊本で、クロマティ選手(当時)が相手投手を殴打する場面をやっていました。今回の提訴の理由にはクロマティ氏が「地域活動も含めて青少年の健全な育成に尽力しているのに、不良学校の名前に使われた」という怒りもあるそうです。ならば、こちらの映像についても何らかの措置を取ったほうがいいのでは、などとも思いました。

2005年05月23日

追い抜く

[ 漫画 ]

 「OL進化論」の最新刊を買いました。その中の人気シリーズ「35歳で独身で」の題名を見た時、「この人たちは年下なんだ」という事に気づき、ちょっと衝撃を受けました。特に、このシリーズの「主役」であり、かつ連載初期から出ていた「田中さん」を追い越したという事には驚きました。
 初めて「OL進化論」を買った時は大学生でした。その時から、「田中さん」は「人のいい独身中年キャラ」として活躍していました。もちろん、かなりの年上という印象があったのですが、このような日が来るとは・・・・。漫画のキャラの年を抜いた事がここまで気になったのは、10歳の頃に「サザエさん」のカツオを抜いた時以来かもしれません。
 次に驚くのは、「OL進化論」の課長を抜いた時でしょうか、それとも「サザエさん」の波平を抜いた時でしょうか。いずれにせよ、実世界では年齢というものは着実に増えていく、という当たり前の事を、しみじみと実感させられました。

2005年05月21日

名勝負の舞台

[ 漫画 ]

 海浜から本郷にむかうバスに乗っていたら、沿道の建物の取り壊しをやっていました。なんか見覚えのある建物だと思ってよく見たら、日本棋院の研修センターでした。この建物では囲碁のプロを決めるリーグ戦が行われているとのことで、ヒカルの碁のプロ棋士試験編の舞台となり、数々の熱戦が描かれました。
 もちろん、その戦いは漫画の中であり、実際に取り壊し(改築?)中の建物とは関係はありません。しかし、作業を見ていると、「あの名勝負が行われた場所が・・・」という寂寥感をおぼえました。そして同時に、あの作品での勝負の描写がいかに秀逸だったかを再認識させられました。

2005年04月14日

最近の嗜好

[ 漫画 ]

 本屋で「鉄子の旅」という鉄道ヲタク漫画を見かけました。ちょっと読んでみたのですが、「主役」の「トラベルライター」氏の凄まじさとそれに共鳴する担当氏の生き様に感心し、即座に第1巻を買ってしまいました。じっくり読んでもやはり面白く、近日中に残る2冊も買う予定です。
 自分としてはもう「鉄道に乗るための旅行」をやる予定は当分ありません。その分、この作品で忘れかけた趣味を仮想体験させてもらっています。
 また、こちらは単行本は買っていませんが、「げんしけん」もかなり興味深く読んでいます。他に「NHKへようこそ」も衝動買いしてしまいました。どうも最近、「ヲタクもの好き」になっているような感じです。自分で直接「ヲタク活動」ができなくなりつつある代償行為みたいなものなのでしょうか。