2012年12月31日

2012年を振り返って

 本日で2012年も終わりです。
 今年は、自分にとっては、人生最大とも言うべき転換の年でした。
 おかげさまで、色々な経験ができました。様々な事において、これまで想像もつかなかった事を知ることができました。
 同時に、いろいろな形で新たな人と知り合うことができました。
 というわけで、忘れられない年になりました。
 新たな年ではどのような事が起きるのでしょうか。もちろん、どうなるか分かりませんが、今年やったこと、経験したことを活かすことができるよう、頑張って行きたいものです。

2012年12月30日

2012/12/30の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みならブログめもちょうを更新しました。

2012年冬コミ

[ 漫画 ]

 今日は冬コミに参加しました。
 相方が世話になっている大手サークルさんが一年ぶりに参加されたため、こちらも一年ぶりの行列整理となりました。
 今日はコミケにしては珍しく雨でした。行列は建物の外に伸びたため、その中に並んでもらう形になりました。

 もちろん、ほとんどの人は雨具を用意していたのですが、一割くらいの方は、雨を遮るものが何もないなか、少なからぬ時間、外に並んでいました。
 コミケの熱気で、雨の冷たさも吹き飛ばす、という気構えなのでしょうか。
 今の自分には絶対まねできません。しかし、若い頃は自分も似たような無茶をよくやっていました。その頃を思い出し、懐かしさを覚え、同時に自分も年をくったな、と思いました。
 なお、肝心の相方のほうですが、既刊が完売し、新刊も売れ行き好調でした。
 そちらについては、相方のブログにお礼があります。合わせてお読みいただければ幸いです。

2012年12月29日

ノロウイルス騒動

 今月に入って、ノロウイルスの大量感染情報をよく見ます。なんでも、新型のウイルスが誕生し、それが原因になっている、との事です。
 そのような「被害情報」はよく流れますが、「ではどうやったらノロウイルス感染を防げるか」についての情報はほとんど流れません。
 自分は3月まで、グループに食堂を運営する会社を持つ所にいました。そのため、この季節になると、社内通知でノロウイルス対策が何度もまわってきました。
 そこでは、手洗いの励行・二枚貝の喫食禁止・身近に感染した人が出た場合の対処などが書かれていました。(参考サイト
 これを知っているのと知らないのでは、感染する確率はかなり変わってきます。
 ノロウイルスの感染情報を報じる場合、そのような対応策も一緒に繰り返し報じれば、かなり被害軽減につながるのでは、と思いました。
 あと、「元業界人」としては、ここまで広まっている原因として、食べ物を作る業界が、人件費・教育費を削減している、という事もあるのでは、と気になっています。

2012年12月27日

2012/12/27の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

2012年12月26日

感性の鈍化

 久しぶりに本屋でゆっくりと過ごすことができました。
 普段なら、適当に歩いていれば、興味を引くような本が目に入り、試し読み用の小冊子を手にとったりします。ところが、今日はそのような事がありませんでした。漫画コーナーに行っても、絵の羅列を見ているような気分でした。
 今月は色々と忙しく、職場に行かなかった日は一日しかありません。それだけ働きづめていたために、感性が固まってしまったためのだろうな、と思いました。
 とりあえず、今年の仕事はあと二日で終わりです。そして、年末年始は、数年ぶりに長めの連休が取れます。
 この期間を利用して、なんとか感性のリハビリを行わねば、と思いました。

2012年12月24日

クリスマス タコ

 所用で実家に行きました。用事を済ませると、親が刺身用のタコをお土産にくれました。
 子供の頃、タコを酢につけたのが大好物でした。しかしながら、ここ10数年、食べる機会はありません。たまに居酒屋の刺身盛り合わせで出ても、わさび醤油で食べる形になります。これは、自分の好物とはかけ離れていたものでした。
 というわけで、自分でも、生のタコを酢につけたものが好物だ、という事を忘れかけていたほどでした。
 それを覚えてくれていた親には、本当に感謝しました。
 せっかくなので、帰宅後にスーパーに行き、クリスマスチキンが大量に並んでいるなか、刺身を買いました。そして、酢ダコをメインとした夕食を食べました。
 タコの美味しさと同時に、懐かしさも味わう事ができました。  というわけで、世間一般とはかなり異なった「クリスマスディナー」となりました。とはいえ、色々な意味で、心に残る、美味しくかつ嬉しい時間を過ごすことができました。

2012年12月22日

サービスの優先順位

 しばらく前に、近所に開業した居酒屋に行きました。夫婦ふたりで切り盛りしている店のようです。
 酒も食べ物もなかなか美味しかったのですが、出てくる時間にはかなりイライラさせられました。突き出しのつもりで頼んだ、「キャベツを切ってタレをかける料理」が出てくるまで、大ジョッキが一杯空になってしまったほどでした。
 その調子で食べ終わり、これまた時間のかかる会計を終えて、店を出ようとしました。すると、店主と奥さんの二人が、扉の外まで見送りに来てくれました。
 普通に見れば、真心のこもったサービスです。しかしながら、それまでがそれまでだったので、嬉しさは何も感じませんでした。率直に言って、「他のお客さんが帰るときもこんな事やっているから、酒も料理も出てくるのが遅かったんだな」という感想しか浮かびませんでした。
 やはり、一番の基本であるサービスもできずに、帰るときに二人が総出で見送るような凝った「サービス」をしても逆効果にしかならないわけです。
 日頃、サービス業をやっている自分にとって、ある意味「優秀な反面教師」とも言えました。早速、明日から、自分がこの店と同じ事をやっていないか、見なおそうと思いました。

2012年12月21日

トウモロコシの粒

 職場の自販機に缶コーンポタージュスープが入りました。小腹が空いた時などに便利なため、かなりの割合で飲んでいます。
 そんなとき、ひょんな事から、缶入りコーンポタージュスープの粒を残さず飲む方法を、流体力学を用いて解析したページを見つけました。
 わざわざ、3Dでシミュレーションして、その理論を実証しています。確かに、そこに書いてある通りにやったら、粒が缶に残ることはなくなりました。流体力学おそるべしです。
 それにしても、たかだかトウモロコシの粒を一つか二つ食べそこねないためだけに、理論を考え、3Dを用いてシミュレーションまでしているわけです。効率や利益を最優先で考える現在の風潮からすると、非常に無駄と言えなくもありません。
 しかしながら、自分は、このような事をした人たちにかなりの敬意を感じています。このような「遊び心」があればあるほど、世の中は豊かになると思っているからです。
 今後も、このような人たちが、一見技術の無駄遣いのような事をやり続けることができれば、少しは経済も上向きになるのでは、と思っています。

2012年12月20日

ネットで居酒屋予約

 土地勘のない場所で飲み会の幹事をやることになりました。
 当然ながら、店を探す手段は、ネットを使うよりありません。
 実は昨年まで、船橋で定期的に行う飲み会の幹事をやっていました。やはり、こちらもネットを使っていました。こちらは、生活圏内なので、地図を見れば、その店がどのあたりに位置しているかが解りました。それによって、店の基本的な印象もなんとなく想像できます。
 しかしながら、全然土地勘がないところだと、そうはいきません。とりあえず、いくつかの条件にあったところを予約しましたが、そこが柄の悪い場所だったら・・・など、様々な不安が頭をよぎります。
 同じネット予約でも、土地勘のある場所とそうでない場所では、全然感覚が違うのだな、と意外な発見をしました。

2012年12月19日

「信者」の矜持

 数日前の選挙で、小沢一郎氏が率いる政党が惨敗しました。
 当ブログで何度かネタにはしていますが、氏には多数の信者がついています。その信心は深く、Yahoo!が実施した「世論調査」において、「組織投票」を行い、氏の政党の「支持率」を40%にしたほどでした。
 それだけ深い信仰心を持つだけに、多くの「信者」はここ数日、怒り狂っているようです。

 一番題材にされているのは「不正選挙疑惑」です。Yahoo!であれだけの高支持率を誇った教祖様が率いる政党が負けるのはおかしい。したがって、開票時に不正が行われたに違いない、という論法です。
 それを聞いたときはちょっとがっかりしました。彼らはこれまで小沢氏の無謬性を信仰していたわけです。にも関わらず、氏の敗北を認める、というのは、信者としていかがなものか、と思いました。
 ここはやはり、本当の勝利者は小沢氏だ、と胸を張ってほしいものでした。
 何しろ、今回の勝者である自民党ですが、前回の選挙より票を減らしています。また、前回の下野において、収入も減ったはずです。
 にも関わらず、大量議席を獲得したのは、小沢氏が最高幹部だった内閣が作った小選挙区制のおかげです。また、金に困らなかったのも、同様の経緯で発足した政党助成金制度のおかげです。
 そのような事例を挙げて、「今回自民党が勝てたのも、小沢氏が設計した制度のおかげだ。そして、自民党は氏の悲願である憲法改悪を目指している。つまりは、我々の勝利だ」と胸を張るのが、真の「信者道」なのでは、と思いました。
 もっとも、仮にそのような信者が身近にいたとしても、現在「不正選挙だ」と荒れ狂っている信者同様、絶対にお近づきになりたくはありませんが・・・。

2012年12月18日

2012/12/18の更新

 翔みならブログめもちょうに、冬コミの新刊紹介を掲載しました。

先が読めない人の「遺言」

 昼休みにツイッターを見ていたら、今日死んだ文化人に関する言及を見かけました。なんでも、死ぬ半月前までブログを更新していたそうです。そして、最後の頃は、自分の死亡を前提に記事を書いていた、とのことでした。
 このように書くと、自らの最期を悟り、残された力で、想いをブログに残しただろう、と普通の人は思うところでしょう。ところが、その「文化人」は想像の斜め上を行っており、ツイッターで言及した人はそれに呆れていた感じでした。
 とりあえず、直接読もうと思い、そのブログにある「最後の日記」を見ました。すると、その結びは、その言及の通りのものでした。

 その最後に更新されたブログは、葬式に来てもらいたくないという人間がいます。これをインターネットで公表していいものかどうか(ま、そんなことはしませんけどね)。この感情も含めて、感謝なのでしょうか。という言葉で結ばれていました。
 要は、自分には嫌いな人間がいる。そいつには葬式に来てもらいたくない、と言っているわけです。それが、この「文化人」がこの世に残した「最期の言葉」なわのです。
 自分だって嫌いな人間はいます。そして、その輩をけなす事はしょっちゅうあります。(一例を挙げるとこの記事になります)
 とはいえ、死期を悟った時に、このような事を書く事はありません。そんな事をする余力があるのならば、お世話になった人への感謝の言葉を先に書きます。
 ブログを読む限りでは、書いた人はこの記事が「最終回」になるとは思っていなかったようです。しかしながら、それは「この死んだ人には、先を読む能力が欠落していたからだ」の一言で片付いてしまう話です。
 死んだ人は、非常に強い将棋のプロでした。ただ、そこで鍛えた「先を読む力」は、実生活、特に人生の締めにおいては、何一つ役に立たなかった、と言わざるをえません。
 とりあえず、「最も情けない死に様の一つ」だよな、と思い、反面教師的な意味で参考になりました。
 自分もいつか死期を悟る日は来るでしょう。その時は、間違ってもこんなみっともない真似だけはしないように、と思いつつ、苦笑しました。

2012年12月17日

分かりやすいリスク表示?

[ 漫画 ]

 魔法少女まどか☆マギカ MasterCard UPtyという広告が載っていました。宣伝バナーでは、キュウべえが「僕と契約してカード会員になってよ」と言っています。
 作品を知らない人のために説明しますと、このセリフは、宇宙から来た謎の生物「キュウべえ」の「僕と契約して魔法少女になってよ」が元になっています。
 彼の勧誘に乗って契約すると、どんな願いでも一つだけかないます。しかし、その代償として闘いを強要され、最後には魂が燃え尽きます。その際に発する膨大なエネルギーをキュウべえが母星に送る、というシステムになっています。
 つまり、作品において、「無垢な少女を騙して契約を要求する」という台詞を、そのままカード契約勧誘の宣伝文句に使っているわけです。

 そして、バナーをクリックしてカードの宣伝ページを見ました。すると、フィギュアが当たるとか、オリジナルプレミアムカードが当たる、といった「特典を約束して取り入ろうとする」宣伝が並んでいました。
 それらの特典の下に、小さめな字で「このカードは『リボ払いタイプ』のカードで、自分にあわせたお支払い金額を設定することができるため、翌月一回払いと同じような使い方をすることもできます」などと書かれていました。
 リボルビング払いというのは、分割払いで一回あたりの支払いは減るものの、利息がつく、という制度です。細かい規定はよく分かりませんが、普通に考えれば、このカードで買い物すれば、必ず利息を取られるわけです。
 一見すると、無利息である翌月一回払いもできるみたいですが、よく見ると「同じような」と書かれています。
 しかも、リボ払いだと、一回あたりの支払額が少ないため、「浪費してしまった」という意識が持ちにくくなります。その安心感(?)と引換に、利息を払わされるわけです。
 ちなみに、JCBには支払額を試算するサイトがあります。そこで計算した所、毎月1万円支払う契約の人が12万円の商品を買うと、1年で9千円以上の利息を払わされるい、との事でした。

 そう考えると、作品における「契約」と、この「カード契約」はかなり共通点が多いと言えるでしょう。
 仮にこれに契約した挙句、カード破産をした人が出たら、「この国では、リボ払いで無茶な買い物をして破滅した人を『カード破産者』と呼ぶんだろ、だったら、やがてカード破産者になる君たちのことは『カード会員』と呼ぶべきだよね」という、キュウべえのイラスト入りメッセージでも会社のほうから送ってくるのだろうか、などと思いました。
 まあ、キュウべえが「僕と契約して○○になってよ」と言う時点で、一時の喜びと代償にとんでもないリスクを背負う契約である事くらい、「魔法少女まどか☆マギカ」を見た人なら分かるはずです。
 にも関わらず、こんな広告を出しているわけで、ちょっと驚かされました。まあ、好意的に解釈すれば、「リスクを正直に提示している良心的な広告」とも言えるのですが・・・。

2012年12月16日

一週間遅れの小春日和?

 朝9時に、選挙に行こうと外に出たら、昨日までと空気の感触が違っていました。穏やかな日差しで、空気も柔らかい感じです。家を出るときは手袋をつけていたのですが、すぐに脱いでしまったほどでした。
 その日差しを感じながら、「小春日和」というのは、この時期にある暖かい日のことだったっけ、とふと気になりました。
 そこで検索した所、11月から12月上旬にかけての暖かい日をいう、と書いてありました。
 となると、12月中旬である今日は、小春日和ではありません。では、この12月中旬に暖かい日が来ることは何と言うのだろうか、と思いました。まあ、過ごしやすければ小春日和だろうと小秋日和だろうと何でもかまいませんが・・・。
 世間の情勢を見ると、これまでと同様、過ごしにくそうな日が続きそうな感じです。そんな中、ほんの短時間ですが、ホッとさせられた、冬のひとときでした。

2012年12月14日

mixiの凋落

 数日前、どこかの新聞のアンケート調査で、大学生がよく使うSNSとして、二年前に97%だったmixiが2%までに減少していた、という記事がありました。
 新聞の「世論調査」のたぐいは、恣意的な「調査結果」を導くために、質問内容に様々な細工が施されています。というわけで、これを元にmixi利用者が激減した、とは断言できません。
 とはいえ、mixiの利用頻度がここ数年で大幅に下がったのは確かです。先日も、mixiがきっかけで始まった中学の同期会に出たのですが、皆、mixiは見なくなった、と言っていました、自分も同様です。

 原因は色々あるのですが、何よりもまず、改革(?)すればするほど使い勝手が悪くなる、という事でしょう。
 たとえば、現在のmixiは「つぶやき」を看板にしているようで、PC版でもスマホ版でも、開くとまず「つぶやき」が表示されるようになっています。
 しかし、それでは、「つぶやき」に特化したツイッターに勝てるわけがありません。
 しかも、mixiの場合、サイト内の一部ゲームに参加すると、その一挙一動が自動的に「つぶやき」として発信させられてしまう、という仕組みになっています。その結果、画面を開くと、マイミクさんがやっているゲームの進捗情報ばかりが目に入る、という仕組みになってしまっています。
 自分が一番活用していたのは「コミュニティ」なのですが、これまた、PC・スマホの双方において、極めて見づらい場所に移されてしまいました。それを苦労して探すくらいなら、必要な情報が見易い位置にある別のSNSを見たほうがいいわけです。かくして、自分もmixiと縁遠くなりました。
 他にも色々なことで、かつての「招待制」「原則実名制」などの利点をどんどん失ってしまい、現在の姿があると思います。
 かつての全盛期にはかなりお世話になっただけに残念ですが、凋落するというのはそういうものなのでしょう。自分も、反面教師にさせてもらえれば、と思っています。

2012年12月13日

同期の友との別れ

 大学の将棋研究会の同期にN君という人がいました。将棋の実力は彼のほうが、大駒一枚分強かったのですが、お互い部室によく来た事と、特撮という共通の趣味があったため、かなり親しくなりました。
 したがって、将棋のほうもかなり指しました。最初の一年間だけで、200局から300局は指していたと思います。
 そして一年の冬、彼は同期並びに先輩に、「クリスマスですし、パーティーをやりませんか?」と声をかけました。当時、将棋研究会には男性しかいませんでした。つまり、男だけでクリスマスパーティーをやろうと言ってきたわけです。

 当時は、クリスマスとコミケが重ねっていました。そのため、飲み会どころではないので、あっさり断ったと記憶しています。
 しかし、彼はそのクリスマス会を続けていました。その後、コミケが年末になった事もあり、社会人になってからは自分も参加するようになりました。
 彼は居酒屋探訪が好きで、独特の感覚で店を選んでいました。特に好きなのが、高田馬場・明治通り沿いにあった岡山料理の店と、沼袋にあった魚を売りにしていた店でした。
 確かに美味しいのですが、いずれも店が狭すぎます。そういう事もあり、私はよく彼にクレームを言ったものでした。
 彼は法学部出身で、そのまま法律の道に進みました。そして、ある有名な塾の裏方として活躍していました。そしてよく、私には解り用のない、法律の例題を持って来ました。そして、嬉しそうに、「ここに出てくる『高野大』 という原告は、キミの名前をモデルにしたんだよ」などと言っていました。
 そうこうしている内に、私は相方と結婚することになりました。当然、彼も披露パーティに呼び、その後、大学時代の仲間たちでカラオケに行きました。
 すると彼はその席で、死ね死ね団のテーマを歌ってくれました。誰がどう考えても、結婚パーティで歌うのに最もふさわしくない曲です。それをサイトのネタにしたら、Yahoo!で「結婚式 歌」で検索すると上位に来るようになりました。おかげさまで、当サイトでもトップクラスになる、1ページだけで5万6千ものアクセスを達成しました。
 その後も、毎年暮れには、彼が主催する忘年会には参加していました。「死ね死ね団」の話を、肴代わりにするのも恒例になっていました。そして、去年も同じように飲み、また次の年もこの面子で飲むのだろうな、と思いつつ、例年通り別れました。

 ところが、今年はなぜか連絡がきません。業を煮やした同期の一人から自分に、「彼と連絡が取れないが、何か分からないか?」というメールが来ました。
 それを読んで自分も、おかしい事に気づきました。数ヶ月前、一度携帯に連絡を入れたのですが「使われていない番号です」と言われたのを思い出したのです。
 しかしながら、その時点では、「何かの事情で、携帯番号を変えたのだろうな。まあ、どうせ暮れには連絡がくるから、その時登録変更すればいいな」程度にしか思っていませんでした。
 いずれにせよ、彼がそこそこ有名な所に務めているのは知っています。そこで、彼の名前と会社で検索すれば、所属部署くらいは分かるだろう、最悪、そこに電話しよう、と思い、ググってみました。
 その結果出てきたものは、彼の上司の方が書かれた「Nさんを偲ぶ」というブログでした。なんでも、不慮の事故で、7月に亡くなっていたとのことでした。

 当然の事ではありますが、いまだに、現実感がありません。明日当たりひょっこりと、彼から、忘年会の案内メールが届き、一連の話は勘違いだった、というハッピーエンドになるのでは、と今でも心の片隅では思っています。
 3年前の忘年会で彼は、「あと30年は続けたい」と言っていました。その約束は、何とか守り抜きたいものです。
 自分があとどれだけ生きていられるか分かりません。しかしながら、命ある間は、彼の名前を冠した忘年会を続けたいと思います。そして、2039年の暮れには、約束を守れた事を、泉下の彼に自慢したいと思っています。
 とにかく、早すぎる別れでした。かなう事なら、もう一局、彼と将棋を指したいです。

2012年12月12日

ロケットと称するミサイル

 床屋に行きました。ラジオのニュースが流れており、北朝鮮がロケットと称するミサイルを発射した、と言っていました。他の放送局・新聞もみな、この「ロケットと称するミサイル」もしくは直截的に「ミサイル」という表現をしていました。
 ロケットだろうとミサイルだろうと人工衛星であろうと、北朝鮮が宇宙に向けてそのような物を打ち上げるのは国連安保理の決議違反だとのことです。したがって、北朝鮮が非難に値することをした、という事に違いはありません。
 とはいえ、物事は正しく伝える必要があります。ミサイルという物は、爆弾を積んでいますから、それが飛べば、どこかで爆発が発生しないとおかしい事になります。しかしながら、そのような情報は一切伝わって来ません。
 さらに、北朝鮮が打ち上げたものは、衛星軌道上に乗った、という事でした。
 そう考えると、北朝鮮が打ち上げたものは人工衛星ならびに、それを宇宙に飛ばすためのロケットだった、となりそうです。
 これらの情報をまとめると、「ロケットと称するミサイル」などという表現は間違いだった、と言わざるを得ません。にもかかわらず、それを訂正している商業マスコミはないようです。
 まあ、このような事は本件に限った事ではありません。いずれにせよ、散髪の間、「報道と称するデマ宣伝」を聞かされた事は、かなりの不快感になりました。

2012年12月11日

パチンコガンダム効果?

 オーストラリアで、街に行こうと車を運転していた人が、iOS6付属の地図ソフトの誤りにより、摂氏46度にもなる国立公園のどまんなかに迷い込んでしまう、という問題が多発しているというニュースを見ました。
 「パチンコガンダム」「羽田空港が大王製紙に」など、日本でもその豪快な間違いっぷりが話題になったアプリです。それを考えれば、海外でも間違いだらけであるのも、当然とは言えるでしょう。
 まあ、日本の場合、いくら間違っても、街に行こうとして摂氏46度の国立公園に連れてこられる事はないとは思います。とはいえ、それを使ったために道に迷ったり間違えたりする危険性は当然ながらあります。
 それらの事を考えると、あの「パチンコガンダム駅」は偉大(?)だと改めて思いました。
 自分は、iOS5のiPod touchを使っています。そして、iOS6がリリースされたという情報を得た直後くらいに、ネット上で「パチンコガンダム駅」という謎の言葉を見かけました。
 何だろうかと不思議に思って検索し、その結果、iOS6の地図アプリのひどさを知ってバージョンアップを見送り、そのまま現在に至っています。
 逆に言えば、もし「パチンコガンダム駅」の話題がなければ、何も考えずにバージョンアップしてしまい、地図アプリのひどさに落胆していた可能性があるわけです。
 というわけで、その「駅」の存在に改めて感謝しました。あと、そんな地図を未だに使わせているAppleの神経にも呆れました。一日も早くその地図が搭載されてないバージョンのOSを配布すべきだと思いました。

2012年12月10日

サーバ負担軽減策?

 仕事柄、ツイッターのアカウント開設のお手伝いをすることが少なからずあります。そのたびごとに不思議に思うのは、ログイン直後に出てくる「まずは五人フォローしなさい」という「命令」です。しかも、スキップできるリンクはありません。
 そして、フォロワー数が多い人が「候補」として出てきます。
 ツイッターを始めた人が皆、「有名人」をフォローしたいわけではないでしょう。しかしながら、ここでは半ば強制的に彼らをフォローさせるのです。
 そして興味もない人をなんとか五人フォローしても、まだまだツイッターを始められません。さらに続いて「あと五人フォローしてみましょう」などと出てくるわけです。
 なんか、これだけで初心者の何%かは、嫌気がさしてしまうのでは、と思えてきます。
 さらに言うと、その「フォロー強制画面」に出てくる「候補者」の一人は、下品な罵倒ツイートで有名な政治業者です。
 そんな人をフォローしてしまい、次にツイッターを開いた時に、その恫喝のような言葉の羅列を読めば、さらにまた何%の人が、ツイッターが嫌になるのでは、などと思いました。
 まあ、ツイッターは常に負荷ギリギリの所で運用しているようです。そのため、もしかしたら、これらの「儀式」は、サーバー負荷軽減のため、「一見さんお断り」を行うために仕組まれた、周到なシステムなのかもしれない、などとまで思いました。

2012年12月09日

脅迫で、「黒子のバスケ」関連作品の頒布が不可能に

[ 漫画 ]

 夏ごろから、漫画「黒子のバスケ」の作者並びに、関連イベント・同人誌に関する脅迫が相次いでいます。
 その結果、年末に行われる冬コミでも、警察並びにビッグサイトの「これまでにない強い要請」により、「黒子のバスケ」の同人誌等を販売する事が禁止となりました。
 20年ほど前、幕張メッセでコミケが行われていた際、一部の同人誌が県条例に違反する恐れがある、との事で、急遽開催自体が中止となった、という事がありました。それ以来の大事件と言えるかもしれません。
 今回、「黒子のバスケ」サークルは900ほどあったとの事です。それらの人が、年末に向けて頑張った事が、すべて水泡に帰してしまったわけです。
 自分は「黒子のバスケ」は原作もアニメも同人誌も読んだことがありません。キャラの一人の苗字を知っている程度の知識しかありません。
 しかしながら、自分は毎日、冬コミに向けて原稿を頑張っている相方を見ていました。仮に今回の脅迫の対象が、相方のジャンルであるTRPGだったら、その努力が全部無に帰していたわけです。
 それだけに、「黒子のバスケ」で同人誌を作っている方々の悔しさ・悲しさ・辛さが想像できます。

 今回の事件で最大の問題は、「不当な脅迫に断固対処するよりも、脅迫者の要求をのんで、『黒子のバスケ』同人誌愛好者を辛い目にあわせたほうが無難だ」という判断をした、警察並びにビッグサイトの考え方にあると思います。
 まあ、彼らにとっては、その900以上のサークル並びに、その何十・何百倍もいる読者のことなど、頭の片隅にもないのでしょう。
 それによって被害を受ける人の事を考えれば、警察のリソースを大幅に割いてでも、解決すべき問題だと思うのですが・・・。
 今回の事はもう決まったことなので仕方ありません。ただ、遅くとも夏コミでは、このような事が継続されないことを強く願っています。

2012年12月07日

二重の意味で初めての眼鏡

 眼鏡を新調しました。10代半ばで初めて眼鏡を作っていらい、何度も眼鏡を新調していました。しかしながら、今回の新調は、二つの意味で、これまでにはないものでした。
 一つは、自分にとって人生初の「茶色眼鏡」である、という事です。これまで、長い間かけていた眼鏡は、全て銀縁か黒縁でした。それ以外の色を使うのは初めてなのです。
 もう一つは、「前に作っていた眼鏡より度が弱い」という事です。これまでは、近視が進み続けているという事もあり、眼鏡を新調するたびに度が強くなっていました。
 しかしながら、今度の眼鏡は、その逆なのです。そのため、既存の眼鏡では見れていたテレビ画面が、よく見えなくなっています。

 なぜそのような眼鏡を作ったかというと、新たな目の障害が発生したためです。
 昨年辺りから、雑誌の小さい字や、無線ルーターに書かれているIDやパスワードを読むのが辛くなりました。つまり、近い所でも小さい字が読めなくなったわけです。世間でいうところの老眼です。
 実際、これは自分だけの話ではありません。先月あった中学の同窓会では、皆が同じ症状を訴えていました。
 つまり、自分に限らない、歳相応な現象なわけです。
 生きていればいつか来るものだとは思っていました。しかしながら、実際に発生すると、少なからぬショックを受けました。
 まあ、仕方ないので、今後はこの二つの眼鏡を使い分けながら、頑張っていこうと思っています。

2012年12月05日

親切

 健康診断のため、幕張にある病院に行きました。この病院は、駅・バス停からかなり離れた所にあります。そのため、幕張駅を始め、近隣の各駅に送迎マイクロバスを運行しています。
 幕張駅からそのバスに乗って病院に向かいました。次の停留所で一人の患者さんを乗せます。次に停まるのは、終点である病院です。
 そこに向かう途中、前方にマスクをした、小学生くらいの女の子とその母親とおぼしく二人が歩いていました。
 すると、すると、運転手さんは車を止め、窓を明けて、「病院に行くのですか?」と声をかけました。そして、母娘がうなずくと、ドアを明けて二人を乗せました。

 仮に、無視して通り過ぎても、その母娘は自分たちが無視された事すら気づかなかったでしょう。また、この行為によって、この病院が利益を上げたり、運転手さんの給料が上がることもないでしょう。
 したがって、何一つ「得」にはならない事ですが、その運転手さんは、わざわざ停留所でない所に車を止め、母娘を乗せたわけです。
 他の乗客も感心し、降りる際に、「親切な運転手さんですね」と声をかけていました。
 自分も感心したのですが、同時にしばらくぶりに「親切」という言葉を聞いたな、と思いました。

 とにかく世知辛い世の中です。新聞やTVで持て囃される人は、「敵」の事を口汚い言葉で罵ったり、弱い立場の人に上から目線で冷酷な言葉をかけたり、自分が利益を得れば力の無いやつなどどうなってもいい、それは「自己責任」だ、などと言う人ばかりです。
 一方、何の見返りもなく、他人に親切にする人が取り上げられるなどという事はありません。そんな風潮ゆえに、「親切」という言葉を聞く機会が減ったのかもしれません。
 いずれにせよ、その運転手さんも、それを褒めた乗客の言葉にも、温かさと懐かしさを感じました。
 同時に、その「親切」に珍しさや懐かしさを感じないような風潮に戻ってほしいものだ、とも思いました。

2012年12月04日

デマ拡散と怖さ

 Facebookで、「超高額の宝くじが当たった。ついては、この写真をシェアした人の一人に100万ドルをプレゼントする」と言って、自分が宝くじの外れ券を持っている写真を公開した人がいたそうです。
 その結果、それを200万人もの人がシェアして広めた、とのことでした。
 シェアした人としては、「万が一本当で、自分が『当たり』だったら大儲けだし、仮にガセだったとしても、誰も損しない」と思って、そのような事をしたのでしょう。  確かに、この件においては、そのシェアによって、誰かが被害を被った、などという事はありませんでした。
 しかしながら、これがもし有害なデマだったら、どんな事になっていたでしょうか。Facebookを見たところ、何人もの「友達」がシェアしていた記事があったら、少なからぬ人はそれを事実だと思うことでしょう。
 それを使えば、かなり大規模な「誤情報拡散」も可能になるわけです。
 SNSは年々発展しています。その便利さを、自分もいろいろな形で享受しています。しかしながら、その便利さは、そのような「デマ拡散リスク」と表裏一体のものなわけです。
 この手法で、社会によって極めて有害なデマ情報を多くの人が広めてしまう、などという事態が起きたらどうなるのだろうか、と恐怖感をおぼえました。

2012年12月03日

今年二度目のセブンイレブン開業

 飲み会があったので、職場の近くながら、普段は縁のない地域に行きました。すると、この前は駐車場だったところに、セブンイレブンができていました。最近できたばかりのようで、「オープン」と書かれた幟が何本も立っています。
 半年ちょっと前、今の職場がある街に来たときは、営業しているセブンイレブンは一つもありませんでした。周辺で唯一のセブンイレブンは改装工事をしていました。
 ところが、その改装が終わってしばらくすると、そこから100メートルも離れていない薬屋の跡地にセブンイレブンが開業しました。
 それだけでも驚いたのですが、さらにもう一店開業したわけです。ちなみにその場所は、線路こそ挟んではいるものの、改装が終わったばかりの「元祖セブンイレブン」とは100メートルも離れていません。
 いったい、セブンイレブン本部がなぜここまで唐突に、職場近くに出店を続ける事にしたのかは今ひとつ理解できません。
 ただ、その戦略において、半年前に改装工事をやっていた「元祖セブンイレブン」がどうなろうと知ったことではない、と考えている事だけはよくわかりました。

2012年12月02日

老朽化

 中央高速でいきなりトンネルが崩落し、中を通っていた何人もの方が亡くなりました。
 正確な原因調査結果が出るのは相当先になるとは思います。しかしながら、一番可能性が高いのは、経年劣化でしょう。
 ここ何十年間、色々なものをコンクリートで造り続けていました。そして今も需要が萎んでいるにも関わらず、作られ続けています。
 しばらく前には新幹線が青森まで延伸しました。また、東京周辺でも大金を投じて、新たな高速道路を造り続けています。
 これからも、どんどんとこれまで造られたものは老朽化していくでしょう。一方で、保守点検に関する経費は削減される一方です。
 今回の事故は、その結果が招いたものだという気がしてなりません。
 どこかで「新たに造るより、今あるものの安全性を守る」という形に方向転換しないと、これからも、このような悲劇が起こり続けるのでは、と思いました。

2012年12月01日

J1、神戸とG大阪が降格

 J1の最終戦が行われました。自力残留の目がなかった新潟ですが、ダントツ最下位の札幌に快勝しました。そして、神戸が敗れたため、順位を2つ上げての逆転残留を決めました。
 というわけで、いずれも敗れた、G大阪と神戸が降格しました。「勝ったのに降格」とか「負けても残留」がなかった、という大変分かりやすい結末だったと言えるでしょう。

 ガンバ大阪は、今年まで、5年連続でACL出場中という、安定した成績を残す超強豪チームだったわけです。それが、昨年も3位だったにも関わらず、西野監督を解任したとたん、急激に弱体化しました。そして、この降格となったわけです。
 なぜそのような解任を行ったか分かりませんが、ある意味、歴史に残るようなフロントの大失態と言えるのではないでしょうか。
 その西野監督を、今季途中から迎えたのが神戸でした。ところが、まだチームが残留圏を維持していたにも関わらず、3試合を残して解任してしまいました。その結果が最終戦での逆転降格なわけです。
 G大阪ほど因果関係が明白ではありませんが、神戸も結果的に監督交代が裏目に出たわけです。
 したがって、二チームとも「西野監督を解任したから降格した」わけです。二つのチームが同じ原因で降格した、などという例はかなり珍しいでしょう。
 いずれにせよ、今後、西野さんを雇うチームは、よほどの事がない限り、解任はできないだろうな、と思いました。
 そして、このような結果を残した両チームのフロントが、どのような形で責任を取るのでしょうか。興味深いところです。