2018年05月31日

記憶が飛ぶ

 忙しいと、記憶が飛ぶことがよくあります。
 昨日も、昼過ぎに届いたメールを読んだは良かったものの、それを処理することをすっかり忘れ、今朝起きて、突然思い出し、慌てて対処したものでした。
 必要な情報を得て、取り掛かる前に、突然新たな情報が入ると、一つ前の情報がすっ飛んでしまうのです。
 メモを取ればいい、と思う人もいるでしょう。しかし、時には、メモを取った事すら忘れてしまうこともあります。
 抜本的な対策としては、忙しさを緩和することと、落ち着いた仕事環境を作る事くらいしかなさそうです。それをできるよう、なんとか頑張りたいものです。

2018年05月29日

花壇の跡地

 近所の道路脇に、小さい花壇がいくつかありました。そこには、地元の老人会で造園しています、というような立て札があり、散歩のたびにちょっとした和みになっていました。
 しかし、先日久々に行ったら、かつての花壇には雑草が生い茂っていました。
 やはり、高齢者にとって暮らしにくい今の世の中で、花壇を維持するのも大変なのでしょう。
 ただ、一つは二つほど、きれいに花が咲いている区間がありました。立て札はありませんでしたが、かつての花壇管理者がなんとかそこだけは、と頑張っているのでしょうか。
 そこを見たときは、ちょっと嬉しく思いました。

2018年05月27日

パン屋が二店閉店

 地元のパン屋さんが相次いで二店閉店しました。
 一つは、地元幕張本郷の「DONNA (ドンナ)」です。散歩で前を通った時に何度かパンを買っていました。行くたびにお客さんがいて、繁盛していたように思っていました。
 ところが、先日、閉店したと聞かされて驚きました。実際に店の前を通ったら、シャッターに「テナント募集」の張り紙がされていました。
 もう一つは、隣町の幕張にあった「サンアミー」です。通勤ルートにあるので、よく利用していました。
 美味しいクロワッサンがあったのですが、こちらも先週で閉店してしまいました。
 美味しいパンを提供する町のパン屋さんが普通に営業できない、というのはかなり深刻な問題だと思います。
 寂しく思いつつ、再び、パン屋さんが普通に営業できるような環境にせねば、と強く思いました。

2018年05月26日

運動会の思い出

 運動会シーズンのようです。
 自分は、運動会においていい思い出というのは一つもありません。
 別に悪い成績を取ったからではありません。運動は得意でも苦手でもなく、徒競走をすれば、2位か3位という感じでした。
 ただ、率直に言ってどんな競技をしたかは覚えていません。覚えているのは、その直前一ヶ月ほど、通常授業をつぶして行われた「運動会の練習」です。
 ひたすら繰り返し、「整然と入場・退場」の練習ばかりさせられたものでした。
 子供の頃から、頭ごなしの命令どおりに動く、というのが嫌いな性格だった事もあり、これについては時間の無駄としか感じませんでした。
 小学校時代は何度か転校したのですが、どこも同じだったので、あれば「全国標準」なのでしょう。
 そういうわけで、学校の近くを歩いていて運動会のアナウンスが耳に入ったり、SNSにアップされた子供の運動会応援記を見るたびに、40年近く前にやらされた「運動会の練習」を思い出し、ちょっと嫌な気分になる今日このごろです。

2018年05月24日

WindowsUpdateのおかげで悪戦苦闘

 久々に新規パソコンの設定を頼まれました。
 依頼主の事務所に出向いて作業したのですが、2時間ほどかかり、終わり際に「悪戦苦闘してますね」と言われました。
 しかしながら、別に何か想定外の事が起きたわけではありません。パソコンの初期設定からはじまり、ウイルス対策ソフト・オフィスソフトのインストール、さらにはプリンタやブラウザの設定まで、滞りなく行えました。
 にも関わらずなぜそんなに時間がかかったかというと、WindowsUpdateが終わらなかったからです。
 Windowsの初期設定が終わった直後にダウンロードは始まり、ついで、インストールが始まりました。2時間経過した時点で、このインストールがまだ90%しか終わっていなかったのです。
 部屋にいられる時間に限りがあったので、結局、パソコンをつけっぱなしにして帰りました。これでは、脇で見ている人に「悪戦苦闘」と言われるのも当然です。
 今に始まった事ではないのですが、WindowsUpdateがはじまると、パソコンの電源を切ることができません。そのため、色々と困ることが生じます。
 いい加減、「WindowsUpdate中に電源を切っても問題が起きず、次に起動した時に、作業を再開する」という機能を開発してほしいものだと強く思いました。

2018年05月23日

祝い方いろいろ

 昨日の誕生日、多くの人に祝ってもらいました。
 まず、早朝に携帯を見たら、長年お世話になっている友人がツイッターで誕生祝いメッセージを送って下さっていました。また、他にも何人かの友人が、ツイッターでメッセージを送ってくれました。
 相方は当然ながら直接祝ってもらいました。あとは、親と姉からはメールで、妹からはラインで、そして仕事関係で世話になっている方からはFacebookでお祝いをもらいました。
 また、ニャン孫に会ったら、普段より熱心に手をなめてくれました。偶然ですが、これまた誕生祝いのように思え、嬉しく思いました。
 ネットが発展し、色々な形でお祝いを伝えることができるようになったんだな、と思いました。
 同時に、電話や手紙でのお祝いはない、というのも時代を反映していると思いました。
 お祝いしてくださった方々には、改めて御礼申し上げます。有難うございました。

2018年05月22日

40代最後の誕生日

 今日は40代最後の誕生日でした。来年からは、「初老」になるのだろうか、などと思ったりしました。
 相方・親・妹・長年の友人から朝からお祝いをいただき、嬉しい限りでした。
 昨年の今頃は誕生日祝どころではない忙しい生活を送っていたのですが、今年は余裕ができたので、相方とささやかなお祝いをしました。
 来年の今頃、何をやっているのかわかりませんが、同じように誕生日を祝いたいものだ、と思いました。
 同時に、数年前まで誕生日を祝ってくれていた弟の年齢差がまた増えてしまったのだな、という寂しさも感じたりしました。

2018年05月21日

池の水を全部抜く

 「池の水を全部抜く」という番組が話題になっています。
 主題の一つに、水を抜いて出てきた「迷惑外来生物」を駆除する、というのがあるそうです。
 確かに、外来生物による環境問題は深刻です。しかし、悪いのは外来生物でなく、それをわざわざ日本の池に放流した人間です。別に外来生物は好き好んで日本に来たわけではありません。
 にも関わらず、外来生物そのものを「悪」であるかのように描くこの番組が高視聴率を誇っている、というのはちょっと問題なのでは、と思っています。

2018年05月20日

学歴の価値

 先日、ネットである論評を読みました。真偽不明ながらそこそこ興味深いデータがあったので、どんな人が書いたのだろうかと、著者略歴を見てみました。
 すると冒頭に学歴が書かれていました。東大進学率が高い有名中高一貫校を出ているところから始まっていました。しかし、同級生と違って東大には行けなかったようで、そこから先はかなりぼかした学歴となっていました。
 確かに中学受験で名門進学校に行けたのは凄い事です。ただ、それはあくまでも「12歳の時の栄光」でしかありません。
 また、その後、輝かしい学歴が追加できたかどうかもこの文章の価値には何ら関係がありません。東大卒だろうと京大卒だろうとろくでもない文章を書く人はいくらでもいます。
 にも関わらず、そんな事を「経歴」の一番最初に持ってきた時点で、なんとなく底が見えたような気分になりました。同時に、その論考に対する興味も失いました。

 

2018年05月19日

「遺伝子組み換えでない」の意味

 納豆が大好きなので、成分表に「大豆(遺伝子組み換えでない)」というのを見る機会が多々あります。
 遺伝子組み換えの事は詳しくわかりませんが、もちろん、遺伝子組み換え大豆が原料でないものを食べたい、という気持ちはあるので、それを見ればちょっと安心したものでした。
 ところが先日、あれは「95%以上が遺伝子組み換えでない」という意味である、という情報を得ました。
 つまり、うち5%が遺伝子組み換え大豆でも、あの表記はできる、という事なのです。
 それを知った時はさすがに、「そりゃ違うでしょ」とツッコミを入れざるを得ませんでした。
 納豆と豆腐は、自分にとって大好物かつ、ほぼ毎日食べているものです。より安心して食べるためにも、表記の意味について、もっと詳しくならねば、と強く思いました。

2018年05月18日

ニャン孫の見送り接客

 ニャン孫が本拠地としている「ニャンハウス」には店舗があります。ある日、ニャン孫と遊んでいたら、その店からお客さんが出てきました。
 店の前には車が止まっており、お客さんはその車に乗ろうとしています。
 すると、ニャン孫は車のほうにかけより、座ってお客さんのほうを見つめました。そして、お客さんが「バイバイ」と声をかけ、車に乗って去るまで微動だにしません。
 そして、車が去ると、再び我々の前に戻ってきました。
 この店は、ニャン孫の面倒を色々と見ています。その御礼に、「看板猫」として、接客サービスを行っているのでしょう。
 ニャン孫の義理猫情を感じ、嬉しく思いました。
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2018年05月17日

「相続税対策」のワナ

 勤め人時代、よく「相続税対策のためアパート経営をしませんか?」という営業電話を受けました。
 そんなに相続税が減らせるなら、自分で金を出してアパート経営をすればいいだけの話です。見ず知らずの他人の相続税を心配する必要などありません。そういう事もあり、そのような電話が来れば即座に切っていました。
 ところで、最近のニュースを見ると、アパートやらシェアハウスやらで、当初は「家賃収入保証」などとうたいながら、実際に家賃収入が支払われなかった、という事例がよく出てきます。
 なかには、銀行が詐欺まがい商法の片棒を担いだような事例もあり、驚き呆れています。
 結果的には相続税の節税どころか、財産を失った上に多額の借金を背負わされたわけです。あらためて、見ず知らずの人や会社からの節税話や儲け話を真に受けると大変な事になるな、と再認識させられました。

2018年05月16日

マルチ商法化?

 CSで長年広告が出ている、健康食品の通販があります。
 当初は、街なかで製造会社の社員が、通りがかりのひとに、自社製品を服用させて、その感想を尋ねる、というものでした。
 ところが、ある時期から、会社員や主婦が、自分の同僚や友人に勧める、という方式に変わりました。
 そして、その普通の会社員や主婦と思しき人が、製品サンプルを持ち歩き、立て板に水で効能を宣伝してサンプル無料提供を語り出すのです。
 傍から見ると不気味としか言いようがありません。彼や彼女はなぜ、そこまで周到に売り込みを行うのか、と考えれば、その理由は一つだけ、すなわち、「それが売れると自分に益が出る」なわけです。
 率直に言って、「マルチ商法化してしまったのか…」という感想しかありませんでした。昔の広告はなかなかおもしろかったのですが、もはや不気味さしか感じません。
 万が一ですが、この商品を知人に勧められたら、その人とは、即座に縁を切るだろうな、と思ったりしました。

2018年05月14日

国民的有名指名手配犯

 電車に乗ろうとしたら、指名手配のポスターが貼られていました。その中の一人は、顔も名前もよく知っている輩でした。暴力集団に所属して爆弾事件を起こしたとのことです。
 何しろ、指名手配されたのは1975年です。それから43年間、指名手配され続けているわけです。自分にとっては、小学生のときから知っている顔と名前になります。
 調べてみたら、1954年生まれとのことでした。つまり、掲げられている写真は21歳頃のものです。しかしながら、現在、その指名手配犯は64歳なわけです。

 個人的な経験ですが、10年ほど前、学生時代にバイトしていた時の先輩数人と、四半世紀ぶりに再会した事がありました。しかしながら、お互い、顔を見ただけでは誰だかわかりませんでした。当然の事です。
 それを考えれば、仮に本人と出会っても、43年前の写真を見て、「あ、あの指名手配犯だ」と判別することは不可能に決まっています。
 そう考えると、あの指名手配に何か意味があるのだろうか、と思いました。原資は税金なのですから、もう少しきちんと使ってほしいものです。

2018年05月13日

漫画の好影響と悪影響

[ 漫画 ]

 漫画の影響を受けて趣味のみならず、仕事を決める人はたくさんいます。
 「キャプテン翼」を読んでサッカー選手を目指した人は海外にもいると聞きます。また、「ヒカルの碁」がきっかけで囲碁のプロになった人もいたはずです。
 つまり、漫画でいい影響を受けた人はいる、というのは誰もが同意できる事実なわけです。
 では、逆の場合はどうでしょうか。これに関しては漫画が好きな人からよく「悪影響はない」という言説が出されます。
 先日も、「ワンピース」を見て海賊になった人はいない。だから悪影響はないんだ、みたいな話をしている人がいました。しかし、これには疑問があります。

 日本で生きていて海賊になる事など、ほぼ100%不可能です。だから、「ワンピース」を読んでいようと読んでいなくても、海賊になる人はいません。つまり、この言説には全くもって意味がないのです。
 「ワンピース」はちょっと読んだだけでよく知りません。しかしながら、同じ少年ジャンプで大人気だった「北斗の拳」や「ドラゴンボール」などを読んでいて気になった事がありました。
 主人公やその仲間が強敵と対決し、勝利を重ねていきます。話が進むにつれ、敵も強くなりますが、主人公は一時的に敗れる事はあっても、最後は、友情と努力の成果で勝利を得ます。
 その際、道理を説いて強敵を倒すことはありません。常に、主人公たちの力によって、敵を倒していったわけです。
 もちろん、「北斗の拳」を読んで北斗神拳を習得した人も、「ドラゴンボール」を読んでスーパーサイヤ人になった人もいません。
 しかし、この「道理があろうとなかろうと関係ない。強い力を持つものが正義だ」というこれら一連の作品の考え方に影響を受けた人はかなり沢山いると思います。
 それを考えれば、「あの漫画の主人公と同じ事はできないから、その漫画に悪影響を受けた人はいない」という論法には無理があると思っています。
 漫画だろうと、小説だろうと、好影響も悪影響も人に与えるものです。それはやはりきちんと認識する必要があると思っています。

 

2018年05月12日

悪夢

 運転を終えたあと仮眠をすると、決まってのように、車でトラブルを起こす夢を見ます。
 先日などは、悪夢の中で、相手に不当な賠償請求を受けたのですが、途中で「これは夢に違いない」と気づいてしまったほどでした。
 別に運転自体は嫌いでないですが、やはり心の奥底に苦手意識があるのでしょうか。
 悪夢が現実にならないよう、より一層、安全運転をこころがけようとは思いますが、いいかげん、この悪夢、でてこないでもらいたいものだ、とも思っています。

2018年05月11日

小田急複々線と地元

 今年、代々木上原から登戸まで複々線化された小田急線に乗ってみました。
 外側が各駅用で、内側が優等列車用という極めてシンプルな作りです。各駅停車は「通過待ち」をする必要がなくなり、その結果、長時間停車が減って所要時間短縮をはかれたそうです。
 実際、ある駅では、隣のホームに止まっていた各駅停車が、快速急行より先に発車し、次の駅で抜かれるという、複々線ならではの運用が行われていました。

 一方、わが地元では、複々線らしからぬ面白い経験をしました。
 幕張本郷から都賀に行こうとしたところ、ヤフー路線案内は、「各駅停車で千葉に行き、千葉で快速成田空港行きに乗り換え」となっていました。
 ところが、稲毛の手前で快速に追い抜かれ、ホームでそれを見たら、「成田空港行き」と書かれていました。そして、各停がホームに入る前に発車していました。
 「各停が遅れているわけではないのに、何があったんだ?」と不思議に思っていたのですが、千葉についたら、その快速が、特急の追い抜き待ちで止まっていました。
 つまり、仮に稲毛でこの快速にギリギリ乗り遅れた場合、各停に乗れば、千葉で追いつくことが可能なわけです。
 もちろん、小田急の複々線ではこのような「追いつき」は絶対にありません。
 改めて、我が地元の複々線がもったいない運用をされているのだな、と痛感させられました。

2018年05月10日

江戸者ダンテス

 「モンテ・クリスト伯」の舞台を日本にしたドラマが放映されているようです。
 子供の頃、初めて「巌窟王」を読んだ時、主人公の「エドモン=ダンテス」という名前を見て、「エドモン」を「江戸者」と勝手に解釈して、江戸の人なのだろうか、と思ったものでした。
 それだけに、日本で繰り広げられる「モンテ・クリスト伯」という情報を見たときは、その時の誤解を懐かしく思い出したりしました。

2018年05月09日

レンタカー

 レンタカーの会員登録をしました。家から歩いて1分のところに車が置かれており、ネットで予約できる仕組みです。
 早速使ってみましたが、唯一困ったのは一番最初と最後に行うICカードをかざして車の鍵を開閉する、でした。それを除けば、円滑に進めることができました。
 実は自分は、6年ほど、このICカードをかざして認証を行うシステムに携わる仕事をしていた事があります。
 それだけに、かつての自分の「本業」でトラブり、一方で、当時は持っていなかった運転免許に関する部分では問題なく仕組みが使えた、という事にちょっと複雑な気分になりました。

2018年05月08日

確実に儲からない仮想通貨

 仮想通貨のニュースを良く見ます。何でも、2年ほど前に、「ビットコイン」が一年弱で大幅な値上がりをしたそうで、それで億単位の儲けをした人がいたそうです。
 しかしながら、2年ほど前には、そんな情報、見たことがありませんでした。
 ちょっと考えれば、その理由は明白です。当時は、仮想通貨で大儲けが可能だったのでしょう。したがって、仮想通貨で儲けようとする人は、その情報を他人に発信することなく、密かに購入して大儲けしたわけです。
 言い換えれば、今は自分で仮想通貨を購入するより、他人に仮想通貨を購入させるほうが儲かる、という世の中になっているわけです。だからこそ、多くの人が「仮想通貨で儲かる」という情報をおおっぴらに発信しているわけです。
 それを考えれば、この2018年の世の中においては、勧誘にしたがって仮想通貨を買っても極めて高い確率で儲からない事は、自明だという事がよくわかるのではないでしょうか。

2018年05月06日

久々に七里ヶ浜

 10数年ぶりに鎌倉の七里ヶ浜に行きました。
 小田急で行き、片瀬江ノ島駅で降りました。最初は、江ノ島もちょっと見ようかと思って砂州の上にある橋を歩きかけたのですが、強風とそれに伴う砂嵐、さらには、橋を行き来して騒音を撒き散らす珍走団にげんなりし、途中で引き返しました。
 そして、本来の目的地である、七里ヶ浜を散策しました。強風なだけあって波も高く、かなりの潮騒でした。
 その海岸を歩いたり、江ノ電に乗ったりと、久々の湘南を楽しみました。
 海を見るだけなら、自宅からバスで10数分のところにある、美浜区の人工海岸を見ればいいだけの話です。
 しかし、開発されたとはいえ、自然が築いた七里ヶ浜は、近所にある人工海岸とは全く違う迫力がありました。
 鉄道で2時間近く、延々と行った甲斐がありました。
 いろいろバタバタしていた連休でしたが、最終日にいい気分転換ができました。
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2018年05月05日

「両論併記」だと公平?

 対立する二つの意見を並べて紹介する記事をよく見ます。二つの意見を平等に取り上げているのだから公平だ、と作る側は主張したいのでしょう。しかし、実際はどうなのでしょうか。
 たとえば、「栃木県の県庁所在地は宇都宮市だ」という論と、「栃木県の県庁所在地は栃木市だ」という論があったとします。これを「両論併記」すれば公平な記事になるのでしょうか。
 もちろん、そんな事はありません、そんな「両論併記」記事は、「嘘がまざっている信用に値しない記事」でしかありません。
 実際に、その「公平な記事」を読んだ結果、「栃木県の県庁所在地は栃木市だ」と誤った認識をしてしまう人も出てくるでしょう。

 いまの例示では、事実と事実でない「両論併記」でした。しかし、やろうと思えば、事実でない二つの「論」を併記することももちろん可能です。
 そうなると、どちらを信じても騙されるわけです。
 こうやって考えていけば、「両論併記」は「公平」を担保するものではない、という事がよく分かると思います。
 言い換えれば、「この記事は両論併記だから公平だ」という言説を見た場合、それを言った人はミスリードを狙っている、と理解すべきだ、となるわけです。

2018年05月04日

2018/5/4の更新

 本日をもちまして、「つれづれの館」は開設20周年となりました。
 ひとえに読んでくださる皆様のおかげです。
 そこで、この20年間を振り返った20周年を迎えてを掲載しました。
 引き続き、色々と書いたり描いたりしていきますので、何卒よろしくお願いいたします。

2018年05月03日

懲戒請求騒動

 不適切な行為を行った弁護士に対し、弁護士会に対して懲戒を請求する、「懲戒請求」という制度があるそうです。
 もちろん、悪質な弁護士を告発するための制度ですが、これを「気に食わない主張をする弁護士に、ノーリスクで嫌がらせをする制度」と曲解させて煽る人が存在します。
 その中で最も有名な例は、大阪府知事になる前の橋下徹氏でした。
 そして、先日、ある匿名ブログが、それを扇動しました。しかし、当然ではありますが、不当な懲戒請求を行った場合、それ相応の報いを受ける仕組みは存在します。
 その結果、煽られた人は、いちばん上手くいった場合でも10万円の賠償金を支払う羽目になりました。
 日頃からネットにおいて匿名で気に食わない他人を罵倒して気持ちよくなっており、その延長という感覚で懲戒請求をしたのでしょうか。
 いずれにせよ、匿名ブログに煽られて見知らぬ他人を攻撃した結果、相応の「授業料」を支払う結果になったわけです。
 もちろん、彼らに同情する気は毛頭ありません。とはいえ、あのマスコミが橋下徹氏を持ち上げまくった時期に、この懲戒請求扇動に対し、「これを真に受けるのは高いリスクがある」という冷静な報道があれば、違う結果になっていたのでは、とも思っています。

2018年05月02日

ゴミ捨てまで差別扇動

 最近、よく聞く話に「この街に外国人が増えたせいで、ゴミ捨てのルールがおかしくなった」というものがあります。
 ゴミ捨てについて、いろいろおかしい事が増えているのは、自分も重々承知しています。
 昨日も、我がアパート専用の集積所に、ペットボトルや缶などの資源ごみを捨てにいったら、百円ライターが捨てられていた、という事がありました。
 しかし、それと外国人に関係があるのでしょうか。

 確かに、幕張本郷にも外国の方が増えました。だからと言って、彼らが不法投棄をしているところは見たことがありません。
 その一方で、「タバコポイ捨て禁止」の表示があるところに吸い殻を投げ捨てる日本人は昔も今もよく見ます。
 もちろん、文化や風習が異なる以上、外国人の方とゴミ捨てでトラブルが発生した事はあるでしょう。
 だからと言って、それを大げさに取り上げ、「外国人が増えたからゴミ捨てマナーがおかしくなった」と結論付けるのは、論理の飛躍では、と思っています。
 これは日本国内に限った事ではありませんが、様々な事を「外国人のせい」にして、彼らへのヘイトを煽る風潮があります。
 これが続けば、かつて何度も発生したヘイトクライムが再発する危険性が高いと思っています。そういうためにも、このような言動を聞いたら、直接反証をせねば、と改めて痛感しました。

2018年05月01日

利用者に喧嘩を売る広告

 キリンビバレッジが作った「午後の紅茶」の広告がネットで話題になっています。
 イラストを使って、「午後の紅茶」を愛飲している女性の「紹介」をしているのですが、その内容がいずれも、愛飲者を小馬鹿にした内容なのです。
 率直に言って、女性差別としか言いようがないと思いました。
 加えて言うと、自分は「午後の紅茶」はあまり飲みませんが、キリンビバレッジの缶コーヒーは愛飲していました。
 飲むものや性別が違っても、「愛飲者をバカにしている」事には違いはありません。それだけに、キリンの缶コーヒーを飲んでいる自分もバカにされたように思えました。
 愛飲者をバカにする、という広告はある意味、前代未聞かつ画期的と言えるでしょう。その常識をくつがえす広告に敬意(?)を表して、長年愛飲していたキリンの缶コーヒーを飲むのは金輪際やめることにしました。