2006年10月31日

日米野球・・・

[ 野球 ]

 明日から日米野球という事で、城島選手や井口選手の会見などがありました。両選手を始め、出場する日米各チームの選手には恐縮ですが、率直な話、全くもって興味を持てません。一昨年の時は、TVを見ながら、「これがクレメンス投手の最後の登板です!」と一人で盛り上がっているアナウンサー氏に苦笑したり、井川投手が本塁打を食らったのを見て残念がるくらいの関心でしたが、今年はそれ以下です。
 実際、選手のほうでも盛り下がっているようで、斉藤和投手・松坂投手・藤川投手といった面々をはじめ、多くの選手が早々と辞退を発表しています。

 確かにかつては、大リーグの選手が日本で試合を行う、という事に価値はあったのかもしれません。しかしながら、WBCに比べれば、しょせんは「練習試合」です。高額賞金をうたっていますが、メジャーのトップ選手一人の月給にもならない額をチーム全体に与える、と言われても、盛り上がる要素にならないでしょう。
 だいたい、日程の設定からしてありえません。最終戦はアジアシリーズの前日です。そのため、ファイターズの投手二人が出場辞退し、小笠原選手も途中での離脱を決定しましたが、普通に考えれば当然な事でしょう。はっきり言って、この日程ではどこが日本一になろうと、その球団の選手には出るな、と言っているのも同然です。
 本気で「日米決戦」を盛り上げたいのなら、昨年からバレンタイン監督が言っているように、「ワールドシリーズ優勝チームとアジアシリーズ優勝チームの決戦」を企画・実施してほしいものです。
 なお、日米野球には恒例の「親善試合」があります。何度やってもそこに出てくる単独チームは同じ所です。その結果、ここ2年の平均順位が4.5位という下位球団が出る羽目になりました。こんな事をやれば、より「日米野球」に対する盛り下がりを加速するだけだと思うのですが・・・。まあ、それが分かっていないから、あのような内容・日程で「日米野球」を行い続けるのでしょうが・・・。

2006年10月30日

必修単位問題

 少なからぬ高校が「必修」と定められた科目の授業を行っていなかった、という事が、なぜか急に、毎日のようにニュースになっています。その影響で自殺者まで出たほどです。
 率直に言って、なぜこの事が大きく騒がれるのか理解できません。私の場合、高校時代に「自主的必修科目未履修」を行っていました。大学受験において、共通一次(当時)は受けるものの、二次や私立では三科目しか受けない事を二年の時に決めていたため、それに役立たない授業は、睡眠もしくは、受験科目の勉強(俗に言う内職)にあてていました。したがって、化学や二年以降の数学については、学んだ記憶がありません。

 その後の受験科目について具体的に調べた事はありません。とはいえ、電車に出る大学の広告を見る限り、試験科目が減ることはあっても、増える事はなさそうな感じです。そのような現状において、ほとんどの生徒が大学進学を希望している学校が、文科省の定めた「必修科目」の代わりに、「入試に出る科目」を教えるのは当然なのではないでしょうか。
 仮に今後、「必修科目」の授業実施が徹底されたらどうなるのでしょうか。その科目において、定期試験に備えた知識を一時的に覚えるための手間が増えるだけです。それによって「必修科目を履修した」という事実が残っても何の意味があるのでしょうか。
 今回の件は、むしろ「文科省の定める必修科目」の存在意義を見直すための契機にでもしたほうがいいのでは、と思っています。世の中で生きていくために必要な「科目」はもっとあるはずですが、それとかけ離れた次元で「世界史の授業がどうこう」などとあたかも大事件であるかのように報じる記事や談話を見ると、笑うを通り越して呆れてしまいます。

2006年10月29日

「リベンジ」の代償

 昭和30年代風味を売りにしている、「東京厨房」という店に昼食を食べに行く機会がありました。色々面白いメニューがあったのですが、他人のおごり、という事もあり、一番豪華な「東京厨房グリル」というのを頼もうとしました。ところが、注文の聞き間違いか、出てきたのは「グリル」でなくて「プレート」でした。「グリル」が量のある肉料理の盛り合わせであるのに対し、「プレート」は会席料理風で、小皿に各種の料理が乗っているという感じです。空腹だったから「グリル」を頼んだにも関わらず、少食向けの「プレート」が来た、という形になり、極めて不本意な結果になりました。
 ところが雪辱(?)の機会は意外にすぐにやっていきました。翌日もまたスポンサーのおごりで昼食だったのですが、気に入ったのか、また同じ店になったのです。そこで今度は間違いなく「グリル」のほうを頼み、二日越しの悲願達成に満足することができました。
 それは良かったのですが、困った副作用がありました。他の人たちは無難にハンバーグやカツを頼んでいる中、一人で二日続けて「オリジナルブランド」を注文したため、すっかり「あいつは奇妙なメニューを頼む性癖のある奴だ」と思われてしまったのです。おかげで、今後、同じメンツで食事に行った場合は、常に非凡なメニューを頼まねばならなくなった、という雰囲気が場に漂ってしまっていました。

2006年10月28日

かじめる

 職場の引っ越しがありました。それに関連していくつかの作業があったのですが、その中に「かじめる」というものがありました。37年間生きていましたが、その言葉を聞くのは初めてでした。ちなみにこれは、LANや電話線の両端についている接続用端子を線とくっつける事です。つまり、これはインターネットをやっている人の大半にとってなくてはならない作業なわけです。
 普段、当たり前のようにLAN線を使っていたわけですが、それを使うために、このような作業があり、また、そのための用語が存在するとは思いませんでした。あらためて、世の中には身近ながら自分が知らない事がたくさんあると痛感させられた次第です。

2006年10月27日

2006/10/27の更新

 トップ絵をファイターズ日本一記念絵にしました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

かけ流しの天然温泉?

 車内吊り広告見ていたら、どこぞの温泉施設の広告があり、「掛け流しの天然温泉」と大きな文字で出ていました。ところがその広告の「注意書き」を見てみると、「一部の浴槽には加熱・加水・循環濾過をしている所もございます」という記載があります。
 宣伝する立場としては、「掛け流し天然温泉」も確かにあるのだから、それを宣伝しても問題ないし、それ以外に加水・加熱・循環をしている施設があっても、嘘ではない、となるのでしょう。しかしながら、やはり「かけ流しの天然温泉」を大きく謳っているにもかかわらず、下に小さい文字で「注意書き」を入れているのはいかがなものかと思いました。
 私も温泉にさほど詳しくはないですが、かつて行った「掛け流しの天然温泉」では、その温泉を融雪用として、道路に流していました。風呂自体も良かったのですが、それ以上にその「掛け流しぶり」に感心したものでした。それに比べれば、「全体のうちのほんの一部の風呂で『掛け流しの天然温泉』を実現させている」ことなど、宣伝する事自体どうかと思われます。
 せっかく高価な設備投資を行って開設したのですから、もっと後ろめたくない部分で宣伝して欲しいものだ、とつくづく思いました。

2006年10月26日

ファイターズ、北海道初の日本一に

[ 野球 ]

 札幌で行われた日本シリーズ第5戦はダルビッシュ投手と川上投手が先発。第1戦と同じ顔合わせです。初回にドラゴンズは1死から井端選手が安打しますが、福留選手が併殺に打ち取られて三人で終了。一方のファイターズも1死からの連打と四球で二死満塁としますが、新庄選手が三振に打ち取られ、こちらも無得点に終わります。
 ドラゴンズは2・3回と先頭打者が安打で出塁しますが、後続がなく、得点できません。しかし4回、先頭のウッズ選手がこれまた安打で出塁すると、2死からダルビッシュ投手が連続四球を出して満塁に。ここで荒木選手が一塁内野安打を放ち、21イニングぶりの得点で先制します。
 一方、川上投手は2回から4回までを完璧に抑えます。しかし5回に先頭の稲田選手が二塁打で出塁し、続く鶴岡選手の犠打で1死3塁に。ここで金子選手がスクイズを決め、ファイターズが同点に追いつきます。

 直後の6回、ドラゴンズはこの試合4度目となる先頭打者の安打で森野選手が出塁すると、続く井上選手の打席で「ピンチバンター」に川相選手を起用。そして川相選手が犠打を決めて1死2塁としますが、ダルビッシュ投手はここも後続を断ちます。結果的にこの犠打が川相選手の最後の打席となりました。
 するとその裏、先頭の田中賢選手が安打して盗塁、さらに小笠原選手の内野ゴロで三塁に進みます。するとここでセギノール選手が右翼席に勝ち越し2ランを放ちます。本塁打と知ったセギノール選手は、1塁でガッツポーズ。後で放送中に流れた談話によると、どこに入ったかも分からなかったそうで、それだけ嬉しかったのでしょう。
 ダルビッシュ投手は8回1死で立浪選手に安打されたところで降板しますが、8安打3四球ながら1失点にドラゴンズ打線を抑えます。そして二番手の岡島投手が森野選手を併殺で打ち取り、この回も無失点となります。
 その裏、1死から三番手の久本投手から稲葉選手が右翼席にライナーで飛び込む本塁打を放ち、大きな追加点を挙げます。稲葉選手はこのシリーズ2本塁打7打点でMVPに輝いています。そして続く打席には新庄選手。これが最後の打席ということで、目には涙が浮かんでいます。そして初球を見逃した後にフルスイング2つで三球三振という結果でした。
 そして9回は4連投となるマイケル中村投手が登板。簡単に二死を取り、代打のアレックス選手の打球はレフトへ。これを森本選手が捕って試合終了。ファイターズが北海道移転後3年目で日本一に輝きました。
 試合終了後、普通はマウンドで胴上げというところですが、選手たちは新庄選手のいる中堅方向へ移動。そこでまず新庄選手を胴上げし、さらに小笠原選手・田中幸選手・先代の遺影を持ったオーナー、そして最後に監督という形で胴上げが行われました。

 これで日本シリーズは4年連続でパリーグが制覇。しかも全て違うチームです。また、今季のファイターズは、プレーオフでは1位で待つ立場、さらにリーグ優勝を決めてから日本シリーズ開幕までの間も、ドラゴンズより長く空いていました。にも関わらず日本シリーズを制したわけです。昨年、マリーンズが日本一になったとき、「プレーオフを第一ステージからやった勢い」だの「試合間隔の差」だのが過剰に論じられ、あたかもそれだけで日本一になったみたいな言い方をされて不快な思いをしただけに、このファイターズの日本一は嬉しいものがありました。
 今年の2月に札幌に行ったとき、札幌駅の改札でダルビッシュ投手を使った横断幕の広告が出ていたり、ドームの最寄り駅に行ったらこれまたファイターズの横断幕が出ているなど、ファイターズの定着ぶりに驚かされたものでした。そしてネットやTV中継などで札幌の盛り上がりぶりを見て感心していた事もあり、この日本一はひいき球団でないながら、嬉しいものがありました。チームおよびファンの方々には、心よりお祝いを申し上げたいものです。
 それにしても、地元での胴上げというのはいいものだと思いました。来年はぜひ千葉で見たいものです。

企業価値侵害の判断基準

 会長が盗聴を指示した事で有名なサラ金屋が、買収防衛策を発表したそうです。何でも、社外取締役で構成される独立委員会が企業価値が侵害されると判断した時に防衛策が発動されるとの事です。
 盗聴の他にも、批判する記事を書いたら、それが事実でもあるにも関わらず、事実無根呼ばわりして裁判を起こす、などという事もやっていました。さらにこれはその会社に限った事ではありませんが、利息制限法を上回る「グレーゾーン金利」で貸し付け、そこで儲けた金を政治家に献金して、利息制限法違反対策の骨抜きをはかろうとしているわけです。
 そのような会社の「企業価値が侵害」というのはどういう状況を指すのか、興味深い所です。暴力団系企業の買収ならOKだが、慈善団体とつながりのある企業だったら防衛策が発動されるのか、などと思いました。

2006年10月25日

日本シリーズ第4戦、ファイターズが3連勝

[ 野球 ]

 札幌で行われた日本シリーズ第4戦は金村投手と中田投手が先発。金村投手は、あの「暴言」以来、約1ヶ月ぶりの一軍での登板です。あの試合はマリンで観戦していましたが、もうあれから1ヶ月経ったのですから早いものです。
 その金村投手ですが、初回に1死から安打され、さらに四球で2死1・2塁とされ、5番に上がった立浪選手にいい当たりをされますが、金子選手が好捕します。さらに2回も先頭打者に安打されますが、続く打者を併殺に抑えるなど、3回まで毎回安打をされますが、無得点に抑えます。

 すると3回裏、先頭の森本選手が三塁打を放つと、続く田中賢選手が適時二塁打を放ち、ファイターズが先制します。さらに連続死球で無死満塁と追加点機を迎えますが、ここで稲葉選手は三振、新庄選手の安打性の当たりも井端選手が好捕し、ここは1点に終わります。
 金村投手は5回に先頭の井上選手に二塁打され、その後内野ゴロもあって2死3塁に。ここでヒルマン監督がマウンドに来ます。先月はここで投手交代して、あの「事件」となったわけですが、今日はもちろん続投。ある種の「演出」だったのでしょうか。そして、金村投手は福留選手を三振に打ち取って、「今季10勝目」の権利を得ます。
 その裏、ファイターズは1死から小笠原選手が二塁打を放ち、セギノール選手が四球を選んだ後、稲葉選手が本シリーズ6打点目となる適時二塁打を放ち、大きな2点を追加しました。
 ファイターズは6回からトーマス投手が登板。しかし、いきなり二塁打を打たれるなど、1死1・2塁として降板。しかし続く建山投手が死球を出して2死満塁とするもの、最後は抑えます。そして7・8回は岡島投手が、そして9回は3連投となるマイケル中村投手が3試合連続の三者凡退で締め、ファイターズが完封リレー。3対0で勝利し、日本一まであと1勝としています。観客数は4万1千8百人ほどでした。

2006年10月24日

気がついたら晩秋

 今朝は冷たい雨が降っていました。ホームで電車を待っていたら、息が白くなっており、コートを羽織っておけばよかったか、などとまで思いました。つい2週間前まで夏用スーツを着ていたのが遠い昔であるかのようです。
 もっとも、考えてみれば10月もあと残り1週間しかないわけで、次はもう11月。いわば「秋の終わりの始まり」という時期なわけです。
 しかしながら、これらの暖かさもあり、「気がついたら秋の終わりになっていた」と思ったほどの、急な冷え込みでした。

日本シリーズ第3戦、ファイターズが白星先行

[ ]

 北海道では初の日本シリーズとなった第3戦。先発は武田勝投手と朝倉投手でした。1回表、ドラゴンズは先頭の荒木選手が安打で出塁して盗塁し、福留選手の適時打で3試合連続で先制します。しかしその裏、ファイターズも先頭の森本選手が安打で出塁。続く田中賢選手の犠打で谷繁選手が二塁送球するもセーフとなって無死1・2塁となります。ここでここまで2試合無安打だった小笠原選手が左中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放って即座に逆転。さらにセギノール選手が安打して1・3塁となった後に稲葉選手の犠飛が出て3点目を挙げます。
 その後、朝倉投手は2回から4回までを無安打で抑えるなど、立ち直ります。しかしながらドラゴンズ打線は4回に無死1塁の好機を併殺で潰した後に連打するという効率の悪い攻撃もあり、安打は出るも得点できません。

 武田勝投手は6回に先頭打者に二塁打されたところで降板しますが、8安打されながら無四球で1失点に抑えます。そしてここで早くもファイターズは3連投となる武田久投手が登板。この無死2塁から三人を打ち取るなど、8回途中まで無失点に抑え、続く岡島投手も福留選手を三球三振に打ち取ります。
 その裏、2回から7回まで2安打だった朝倉投手に対し、森本選手が安打で出塁し、田中賢選手が犠打で1死2塁に。ここでドラゴンズは二番手の小林投手を出しますが、初球を小笠原選手にぶつけてそのまま降板。続く中里投手はセギノール選手は三振に打ち取りましたが、続く稲葉選手が初球を右翼席に運ぶ3ランを放ち、大きな追加点を挙げます。
 そして9回はマイケル中村投手が三人で抑え、6対1でファイターズが勝利。対戦成績を2勝1敗とし、史上初の北海道での日本シリーズの勝者となっています。観客数は4万1千7百人ほどでした。

2006年10月23日

忘れやすい場所?

 先週行った客先で忘れ物をしました。仕方ないので仕事が終わってから取りにいったのですが、探している間に、今度はいつの間にか傘を忘れてしまいました。雨が上がって晴れた日なら分からなくもないですが、電車に乗る時に小雨の降る道を歩いているわけです。にもかかわらず、傘を忘れ、しかも気づかないのですから、我ながら呆れました。しかも、探そうとした前の忘れ物もみつからず、ただ忘れ物を追加するだけの結果に終わってしまいました。
 私にとって、忘れ物をしやすくなる何かがある客先なのかも、などと思いました。次に行く時に何を忘れるのか、今から不安でなりません。

日本シリーズ第2戦、ファイターズが勝って五分に

[ 野球 ]

 昨日は中継のみならず、夜のニュースでも見れなかったので結果だけ。先発は山本昌投手と八木投手という「ノーヒッター」対決。ドラゴンズがソロ2本で2対1とリードして迎えた7回に、失策と新庄選手の安打・盗塁で2・3塁としたファイターズが金子選手の2点適時打で逆転。さらに8回にはセギノール選手の2ランも出て5点目を挙げます。八木投手はソロ2本こそ打たれたものの6回を4安打1四球。そして7・8回を武田久投手、9回をマイケル中村投手という必勝リレーでドラゴンズの反撃を封じ、5対2でファイターズが勝利。1勝1敗で本拠地に戻ることになった、という試合だったようです。観客数は3万8千人ほどでした。

2006年10月21日

日本シリーズ開幕、ドラゴンズが先勝

[ 野球 ]

 今日から日本シリーズのドラゴンズ対ファイターズが名古屋で開幕しました。先発は川上投手とダルビッシュ投手という「11番対決」でした。1回表、1死から田中賢選手がいきなり一塁前にセーフティーバント。ウッズ選手の守備という弱点をついて出塁します。さらに盗塁の後に小笠原選手が歩いて1・2塁としますが、4・5番が打ち取られ、先制できません。
 一方、ダルビッシュ投手は、初回にいきなり二者連続でバットを折るなど、三者凡退に抑えます。しかし、続く2回裏に先頭のウッズ選手に逃げたような四球を出してしまうと、続く森野選手が二塁打。1死後に井上選手を敬遠しますが、これは失敗。続く谷繁選手に2点適時打を打たれ、先制されます。しかし、さらに2死満塁と追加点機を作られますが、ここは井端選手を抑えて凌ぎます。

 すると直後の3回表、先頭の森本選手が安打すると、2点を追う展開ながら田中賢選手が犠打。そして小笠原選手が再び歩き、初回と同じく1死1・2塁に。ここで初回は三振だったセギノール選手に適時打が出てまず1点を返し、稲葉選手が歩いた後、新庄選手に犠飛が出て、ファイターズが即座に追いつきます。
 ところがその裏、ダルビッシュ投手は1死からウッズ選手に安打されます。そして続く森野選手の高く弾んだ投ゴロを一瞬二塁に投げようとしますが、結局どこにも投げれずに内野安打に。一塁に投げればアウトと思われただけに、大きなプレーでした。そして2死後に井上選手に適時打が出でウッズ選手が生還。二人目の森野選手の本塁突入は森本選手の強肩でアウトにした者の、即座にドラゴンズが勝ち越します。
 このあたりでは、両先発とも球数が多く、今後どうなるかと思いました。しかしここからともに立ち直り、4回から6回まで、両チーム合わせて安打は新庄選手の二塁打1本のみ。そして7回裏から登板の武田久投手も三者凡退に抑えます。
 そして迎えた8回、先頭の小笠原選手の当たりは、川上投手の頭上を越えます。しかし、この抜けそうな当たりを井端選手が好捕。小笠原選手もヘッドスライディングを見せますが、間一髪アウトとなります。さらに二死後に稲葉選手が安打で出て、打席には新庄選手が登場。今度は三遊間を抜きそうな当たりを放ちますが、これも井端選手が好捕。二塁に投げ、これも間一髪アウトとなり、ファイターズの反撃を封じます。
 するとその裏、2イニング目となった武田久投手は、先頭のウッズ選手を歩かせ、代走の英智選手が犠打で二塁へ。さらに武田久投手の牽制悪送球で三塁に進んだ後、アレックス選手にフェンス直撃の適時二塁打が出てドラゴンズに大きなダメ押し点が入ります。
 そして9回はファイターズの代打攻勢を岩瀬投手が三人で抑えて試合終了。ドラゴンズが緒戦を制しました。
 ダルビッシュ投手の2・3回の乱れが大きかった試合でしたが、それ以上に、調子が悪いながらファイターズ打線を3回以外は0点に抑えた川上投手の好投が光った試合と言えるでしょう。
 ところで、毎年思うのですが、日本シリーズの中継は地上波しかありません。そして、相変らず、イニング合間や投手交代時以外にも延々と広告を流していました。別に地上波でやる事自体は結構なのですが、なぜスカパーでやらないのか不思議でなりません。いろいろな営業的な都合もあるのですが、各球団とも、一シーズンのほぼ全試合を全国に生中継してくれる、というスカパーのプロ野球に対する貢献をもう少し考えてもらいたいものだと思います。

画面と声

 TVを見ていたら、「ウルトラセブン」のパチンコの広告が流れていました。ファンを意識して、実際に放送された場面に声だけ吹き替えて流す、という方策をとっています。そして、使ったのは「アパートの一室でモロボシ=ダンとメトロン星人が会話をする」という評価の高い場面を選んでいます。
 これだけ見ると、「分かっている」かのように思われます。ところが、この広告、一番重要な所を見落としていたために、とんでもなく冴えないものになりました。
 広告のほとんどは、メトロン星人による商品紹介で締められています。ところが、その声は、あれを名場面たらしめた、あの落ち着いた太い声ではありませんでした。おかげで、同じ画像を使いながら、まったくもって別の場面という印象になってしまいました。
 もっとも、声がどうであろうと、話している内容は、パチンコ台の宣伝です。逆に言えば、声優さんまで吟味して、本来の声に近い人を選んだ場合、より一層、パチンコをやらないファンにとっては不快だったかもしれません。そう考えると、あの「メトロン星人の声」はむしろ適切な配役なのか、とも思いました。

マリーンズミュージアムと秋季練習

[ 野球 ]

 マリンまで散歩に行ったついでに8月の開館した「マリーンズミュージアム」に初めて行きました。遠くから見ると、一見、休んでいるようにも見えましたが、近づいてみるとちゃんと開館していました。入場料無料という「非営利施設」という事もあるのでしょうが、もっと開いていることを強調してもいいのでは、とも思いました。
 中の施設については、無料にするのが勿体ないほど充実していました。まず一階にはマリンスタジアムを体験できる展示もあり、人工芝・フェンス・ブルペン・ダグアウト・ロッカーなどの実物大模型がありました。面白いのは、これまた実物大の「ストライク・ボール表示訪灯」で、ボタンを押すとランプがつくのですが、一つ一つにバレンタイン監督の声が入ります。ボールを先行させると、「もっと練習しなさい」みたいな事を言う、という凝った作りになっていました。
 また、スコアボードの選手紹介や観客席の映像なども流れています。球団歌が流れた時に、近くにいた親子連れの女の子が嬉しそうに歌い出しており、あらためてマリーンズが根付いているのだな、と思いました。

 二階は「歴史部門」となっており、「毎日オリオンズ」創設から、現在に至るまで、様々な資料が展示されています。かつての本拠地である東京スタジアムや川崎球場の模型、さらには、「川崎球場のラーメンと肉うどん」の模型まで展示されていました。
 基本的には選手や球団に関するものですが、それに並んで、「作中でロッテオリオンズと戦った」という理由で「アストロ球団」の単行本まで展示していたのには笑いました。
 そして下に降りるとグッズショップになっていました。海浜幕張駅前の店は狭く、球場内の店は広いものの試合のある日にいくと混雑しているのでで、初めて落ち着いて球団ショップを見ることができました。
 驚いたのは、野球帽のコーナーで、本来の帽子の他に、多種多様の野球帽に「M」マークがついていたものを売っていました。中には、いくら「M」マークがついていても、ここまでいくと、マリーンズの帽子とはかけ離れているだろう、と言いたくなるようなデザインのものもありました。
 結果的に何も買いませんでしたが、この広さで落ち着いて見れたのは嬉しいことでした。そのうち、メッシュジャージでも買おうか、と思っています。

 ミュージアムを出て、ブルペンのところから球場をちょっとのぞいたら、音楽が流れていました。秋季練習のBGMなのでしょうか。一年前の今頃は日本シリーズをやっていた事を考えると、寂しいものがあります。ぜひとも、この昨年よりずっと長いシーズンオフを生かし、来年につなげてほしいものだ、と思いました。
 その後、浜辺を散歩しました。波打ち際に行こうとすると、ちょうどランニングをしている二人組がこちらへ向かってきました。しかも、うち一人は胸の所に自分の名前が、肩の部分には背番号が記載されたジャージを着ており、明らかにマリーンズの選手です。
 別の選手の日記で「海岸をジョギング」などと書いてあったので、そういう事もあるのか、とは思っていましたが、まさか目の前を走るとは思わず、驚きました。というわけで、なかなか貴重なものを見ることができました。
 なお、球場敷地から、浜辺まで、少なからぬ子供がキャッチボールをやっていました。このような情景を見ていると、せっかく場所もあるのだから、こういう時期でも球団主催の野球教室とかやったら好評になるのでは、などと思ったりもしました。

最悪の組み合わせ

[ 交通 ]

 車両の全面広告というのもすっかり一般化し、一部のバス事業者では、ほぼ100%が広告車、などという状況も発生しています。鉄道のほうでも、バスほど比率が高くはないものの、車体に広告が印刷されているのを見てもさほど驚くことはありません。
 ただ、先日見かけた、千葉より奥を走る路線用車両の全面広告車両を見たときは、久しぶりに驚かされました。なんとその車両は、建造時の113系横須賀線・総武線向け塗色(俗に言う「スカ色)の上にそのまま広告塗装をしているのです。
 それだけでも国鉄車両好きとしてはかなり不快なのですが、さらにひどいのはその塗色。元の色を一切生かさない、黄色だの旧常磐快速風の色などを塗りたくっているのです。どうせ塗りたくるなら、地から塗り直して、元の「スカ色」の痕跡を消し去ってくれればまだ我慢できるのですが・・・。できれば二度とみたくないものです。

2006年10月19日

宣伝に値しない乗り継ぎ

[ 交通 ]

 りんかい線が全通し、新宿・池袋・渋谷から直通電車が来るようになった頃、「天王洲アイルでりんかい線からモノレールに乗り換えて羽田空港へ」という共同広告を両社が打っていたことがありました。
 とはいえ、自宅からならリムジンバスのほうが早くて楽だし、都内の職場から行くなら品川なり浜松町なりに普通に出るほうが便利なので、その経路を使うことはありませんでした。
 ところが先日、京葉線沿線で駅前にリムジンバスの来ない新浦安駅から羽田空港に行く用事が生じました。そこで最短距離になる京葉線→りんかい線→モノレールの経路を使うことにしました。乗る前は「Suicaを使える三路線乗り継ぎだ」などと思っていました。ところが、りんか線とモノレールの乗り換え駅となる天王洲アイル駅を降りた時、そのような喜び(?)は霧散しました。

 わかりにくい天王洲アイル駅のりんかい線の表示を見ながら、延々と歩いて地上に出たのですが、そこにはモノレールの駅はありません。しばらく周囲を見たら標識があってやっと方向が分かりました。そしてそこから、信号を渡り、やっとモノレールの駅につきます。同一名称の駅が離れているという事例は少なからずありますが、信号を渡る必要まであるのはそうはないでしょう。
 そして「南口」から無事ホームにたどりついたので、一安心しました。ところがよく見ると、逆方向の羽田発のホームにはその「南口」に直接行ける階段はないようなのです。仮に羽田発に乗って、りんかい線に乗り換えようとするなら、一度ホームの跨線橋を渡り、羽田行ホームに降りた後に南口への階段を下りねばならないようなのです。
 ここまで不便な「乗り換え駅」は、麻布十番駅での南北線との大江戸線以来でした。せめて、地下道の出口をモノレールに直結させるだけでも全然違うと思うのですが・・・。
 いずれにせよ、かつてこの駅での乗り換えを宣伝した人は、実際に乗り換えを体験していないに違いない、と確信させられたほどの、不便な「乗り換え駅」でした。

2006年10月18日

「いじめ事件報道」の「抗議電話」

 福岡の「いじめ自殺事件」は、教師が関わったという情報が流れた事により、報道が盛り上がっています。そして、報道の一覧を見ると、半分くらいの記事に「教育委員会に『抗議の電話』が殺到している」などという「国民の怒りぶり」が書かれています。中には、そのような電話の内容までわざわざ紹介している記事があります。

 ところで、その「教育委員への電話」というのは、どういうものなのでしょうか。かけている連中は自分たちが正義だと思いこんでいます。そして、抵抗できない事を承知の上で町教育委員会の事務員に電話をかけ、「報道された教師を厳しく処分せよ」などと言っているわけです。
 つまり、このような電話をかけている輩は、自分が正しいと思って、抵抗できない相手に言葉の暴力をふるっているわけです。これって、直接か電話越しかの違いがあるだけで「いじめ」の構造と全く同じです。
 そして、このような、いい年こいても「いじめ」を続けている輩の非常識な行為を、何か立派な事であるかのようにマスコミは報じているわけです。こんな報道が存在し続ける間は、「いじめ」がなくなる可能性はゼロでしょうね。

2006年10月17日

マリーンズの補強に関する話二題

[ 野球 ]

 Yahoo!に時事通信発として載った記事によると、イーグルスでコンディショニングディレクター務め、今季で退団した立花龍司氏の入団をマリーンズが発表したそうです。
 もっとも、マリーンズ公式にも何の掲載もなく、Googleニュースなどで検索しても、それらしき記事はありません。いったい、どうやって時事通信はその「発表」を知ったか、興味があります。
 1995年マリーンズのみならず、その後メッツでもバレンタイン監督と一緒にやっており、もし今回実現すれば、三度目となるわけです。現時点では真偽のほどが定かではありませんが、果たしてどうなるのでしょうか。

 あと、スポーツ報知が、今秋にマリーンズがFA補強をする可能性があるという記事において、日本人FA選手の補強が実現すれば、球団初となる。と書いています。昼に見たとき驚いたのですが、それから10時間たった今でもそのままで載っています。10年ほど前、タイガースにいた仲田幸司投手がFAでマリーンズに移籍した事があったのですが、ここの新聞社のDBからは削除されているのでしょうか。
 まあ、系列のTV局が数年前のオールスターで「ロッテオリオンズの小坂選手」などと局アナが紹介しているわけです。そう考えると、ここのグループでは、「ロッテ」なる球団の歴史は1991年くらいで止まっているのかもしれませんが・・・。
 果たして、球団史上二人目のFA入団はあるのでしょうか。まあ、FAだろうとトライアウトだろうと、いい補強ができればいいだけの話ですが・・・。

2006年10月16日

井川投手、最後の最後で奪三振一位に

[ 野球 ]

 今日でセリーグも終了。神宮のスワローズ対タイガースは石川投手と井川投手が先発。開幕戦と同じ顔合わせが閉幕戦でも実現しました。タイガースは初回に2死1塁から金本選手の26号2ランで先制。さらに6回には林選手の5号ソロで追加点を挙げます。
 一方、この最終戦で三振を10奪えば川上投手と並んで奪三振王となる井川投手は、初回にリグス選手と岩村選手から連続三振を奪うなど好調の立ち上がりで、4回まで無安打投球をします。

 そして8回に先頭打者を三振に打ち取り、最多タイまであと3としますが、そこから三連打で1死満塁に。しかし、続くリグス選手を打ち取り、結局無失点。しかし、井川投手の表情は冴えなかったそうです。
 そして9回、岩村選手とラミレス選手を連続三振に打ち取り、「あと一つ」に。そしてそこから安打と四球で走者を二人出しますが、最後の代打・田中浩選手を三振に打ち取り、ぴったり同数で奪三振一位に並び、完封で14勝目を挙げてシーズンを締めくくりました。というわけでタイガースが3対0で勝ち、最終戦を制しています。観客数は1万9千9百人ほどでした。
 タイガースは結局首位から3.5ゲーム差の2位に終わりました。とはいえ、2年間での平均順位が1.5というのは、1938-39年以来、67年ぶりいう快挙でした。ここ4年間のパターンですと、来年も優勝となる可能性が高いので、期待したいものです。その一方、井川投手の去就も気になるところ。私としては、井川投手がやりたいところで投球をしてくれるのが一番だと思っていますが・・・。

 広島のカープ対ドラゴンズはダグラス投手と佐藤充投手が先発。ドラゴンズ2点リードでむかえた5回裏、ここを抑えれば10勝目となる佐藤充投手ですが、1死から6連打を喫して5点を取られて逆転。二桁ならずと同時に、新人王および日本シリーズのローテーション入りも厳しくなった感じです。そしてカープ2点リードで迎えた9回裏2死から、FA権を取得して去就が注目されている黒田投手が登板。三振に打ち取り、セーブを挙げています。果たしてこれが「カープ最後の登板」となるのでしょうか。個人的には残留してほしいものですが・・・。
 というわけでカープが7対5で勝って最終戦を飾っています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2006年10月15日

謎の宣伝

 津田沼駅北口階段を下りたところにあるQBハウスは面積が広いこともありほとんど待つことがありません。そこで、幕張本郷のQBハウスが混んでいる場合、わざわざ電車に乗って津田沼まで行くこともあるほどです。
 というわけで重宝しているのですが、この店には非常に不思議な事があります。何でもこの店はSuicaが使えるそうで、店頭にはペンギンの風船人形が置いてあり、店内の数カ所にも「Suica使えます」というステッカーが貼られています。ところが、どう見ても一つしかない、散髪券の自販機のどこにもSuicaをかざす所がありません。今日は自分の後ろに人がいなかったので、数十秒ほど自販機を見回したのですが、やはりどこにもそれらしいものはありませんでした。別に持ち合わせがないわけではないので現金を使いましたが、その疑問は散髪中ずっと気になりました。
 あまりにも気になったので、次に自販機を見てわからなければ、恥を忍んで店員さんに尋ねようかとも思っています。

名古屋と神宮で引退セレモニーほか

[ 野球 ]

 セリーグも明日で終了。今日でベイスターズと読売は最終戦です。また、ドラゴンズは本拠地最終戦、スワローズは明日も本拠地で試合はありますが、日曜という事もあり、引退発表した選手のセレモニーがありました。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と岸本投手が先発。引退する川相選手は2番でスタメン。最初はサードでしたが、途中から懐かしの「2番ショート」となりました。最初の打席で安打を放っていました。さらに3回には無死2塁で打席が回ると得意の犠打を決めます。そして続く福留選手の適時打で追いつき、さらに森野選手でドラゴンズが逆転。そして4回からは川上投手が、7回からは山本昌投手が登板するという豪華リレーを披露。既に最多勝を決めていた川上投手が17勝目を、山本昌投手は約10年ぶりとなるセーブを挙げ、2対1でドラゴンズが本拠地最終戦を飾っています。観客数は2万8千1百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対読売は川島投手と内海投手が先発。こちらは山部投手と土橋選手の引退試合です。イーグルスで引退した飯田選手も含め、1990年代の黄金時代の名脇役たちが去っていく、という感じです。土橋選手は2番セカンドで出場し、4回の三打席目で安打を放ちます。また、山部投手は9回頭に登板し、三振を取ってそれぞれ最後を飾っています。試合のほうは2回に宮出選手の適時打で先制したスワローズが8回に青木選手の適時打で追加点。投げては川島投手が7回を無失点に抑える好投もあり、完封リレーで2対0で勝っています。観客数は1万9千6百人ほどでした。
 なお、本日ホークスがカブレラ選手の解雇と、大道選手・宮地選手・吉田投手・岡本投手・定岡選手の戦力外通告を発表しています。大道選手といえば、1988年に南海ホークスに入団してから、親会社が2回代わる中、唯一「三つのホークス」に在籍した功労者です。しかも、先週のプレーオフ第1ステージ第2戦ではスタメン三番で出場。安打こそありませんでしたが、犠打を決めるなど、チームに貢献しています。それほどの選手にこの時期に戦力外通告をするのはいかがなものでしょうか。来期の戦力外と判断したとしても、もっと違う伝え方があったのでは、と思います。本人は現役続行希望という事なので、どこかで再起を果たしてほしいものです。
 また、昨年ベストナインの宮地選手や、高卒2年目の定岡選手の解雇にも驚きました。新親会社の社風もあるのでしょうが、ちょっと見切りが早すぎるという気がしなくもありません。

2006年10月14日

2006/10/14の更新

 トップ絵をファイターズ優勝記念絵にしました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

終電寝過ごし

 昨晩、そこそこ飲んで終電で帰りました。飲んで寝過ごすのは何度か経験しているので、携帯のスケジュールアラーム機能を使い、幕張本郷到着直前に音が鳴るようにしました。それに安心したのか、目の前の席が空いたので座り、そのまま寝ました。その後の記憶は定かでないのですが、一度携帯が鳴ってすぐに音を消した記憶がおぼろげにあります。そして気づいた時は二つ離れた新検見川駅でした。
 さすがに二駅分歩く体力はなく、タクシーに乗りました。ただ、あまり持ち合わせはなく、しかもその車の表示を見るとカードが使えなさそうな感じです。おかげで、乗っている間、ずっとメーターを凝視する羽目になりました。
 幕張本郷に来てちょうど9年目になりましたが、タクシーで帰るのは初の事でした。これからは、「終電では席が空いても座らない」くらいのつもりでいなければならないようです。もちろん、それ以前に、終電になるまで深酒をしない事がより重要なのでしょうが。

タイガース、若手主体でカープに敗れる

[ 野球 ]

 両リーグの優勝も決まり、ペナントレースも今日を含めて残り3日となりました。広島のカープ対タイガースは、大竹投手と岩田投手が先発。希望枠入団の岩田投手はプロ初登板初先発です。また、タイガースは捕手に狩野選手、一塁に喜田選手、中堅に赤松選手など、スタメンの半数以上がファームで活躍した選手という若手主体で望みました。

 初回、タイガースは2死無走者から三番に入った鳥谷選手の15号ソロで先制し、さらに1・2塁から喜田選手の適時二塁打で2点を先制します。
 しかしその裏、初登板の岩田投手は1死1塁から前田選手の22号2ランで追いつかれると、さらに新井選手に四球を出した後、連続暴投で三塁まで進まれ、内野ゴロの間に勝ち越しと、独り相撲のような形で逆転を許します。さらに二回も失策もあって無安打で1点を追加されます。
 一方、打線のほうは2回以降は赤松選手の2安打のみに抑えられます。投げては三番手で3年ぶりの一軍登板となった伊代野投手が倉選手に5号2ランを喫し、6対2で敗れました。なお、FAでの移籍を噂されている黒田投手の登板はありませんでした。観客数は2万2千9百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対スワローズは朝倉投手と村中投手が先発。高卒新人の村中投手はプロ初登板初先発です。その村中投手は2回まで無得点に抑えましたが、3回に福留選手の31号2ランで先制されると、さらに井上選手の適時打などで計4失点。この回で降板しました。その後もスワローズ継投陣を打ち込んだドラゴンズ打線を8点を取ります。投げては大差ながら平井投手さらには岩瀬投手を出すという豪華リレーでスワローズ打線を3安打1失点に抑え、8対1でドラゴンズが大勝しています。観客数は3万2百人ほどでした。

 なお、13日に神宮で行われたスワローズ対ベイスターズはガトームソン投手と門倉投手が先発。6回にスワローズが先制しますが、8回に鈴木選手の代打適時三塁打でベイスターズが追いつき、そのまま1対1で延長12回引き分け。観客数は1万8百人ほどでした。

 セリーグも残るは二日ですが、まだ全試合消化した球団はゼロ。明日、ベイスターズと読売が全試合消化し、明後日に残り4球団が全試合消化と、まんべんなく消化試合が行われている感じです。これはかなり珍しいのではないでしょうか。

2006年10月12日

2006/10/12の更新

 翔みならブログらくがきちょうを更新しました。

ファイターズ、25年ぶりパリーグ制覇

[ 野球 ]

 プレーオフ第2ステージ第2戦のファイターズ対ホークスは八木投手と斉藤和投手が先発。八木投手は9月26日以来の登板なのに対し、斉藤和投手は第1ステージ第1戦以来の中四日での登板です。
 1回裏、1死からファイターズは田中賢選手が安打するも、続く小笠原選手が併殺に打ち取られます。しかし、2回表にホークスも先頭の松中選手が安打するも、続くズレータ選手が併殺に打ち取られる、という展開になります。
 八木投手は走者は出しますが、3回の1死2塁は牽制死で、5回にはズレータ選手の盗塁がグラブめがけてスライディングという判定でアウトにになるまど、5回まで全て三人で終わらせます。6回にも先頭打者に安打され、犠打で進まれますが、そこから連続三振で得点を許しません。
 一方、斉藤和投手も中四日を感じさせられない完璧な投球。6回まで4安打されるも、いずれも後続を断ちます。そして7・8回は三者凡退と、ファイターズに二塁を踏ませない投球を見せます。

 八木投手も7回以降は無安打に抑え、野手陣の援護もあり、三塁を踏ませない投球で9回を3安打1四球で無失点と抑えます。
 そして迎えた9回裏、ここまで無四球だった斉藤和投手は、先頭の森本選手にまさかのストレートの四球。この試合初の四球および無死の走者を出します。そして続く田中賢選手が犠打を決め、初めてファイターズは走者を二塁に進めます。
 続く小笠原選手は敬遠で1・2塁になりますが、このサヨナラ機でセギノール選手は三振となり、2死1・2塁で稲葉選手を迎えます。
 その2球目を稲葉選手が弾き返します。斉藤和投手のグラブの下を抜けますが、二塁の仲沢選手が好捕し、ベースカバーの川崎選手にトスしますが、小笠原選手が滑り込んで間一髪セーフになります。この瞬間を見ていた時は「二死満塁で新庄選手か、すごい場面だな」などと思っていたのですが、二塁走者の森本選手は俊足を飛ばして三塁を回っていました。気づいた川崎選手も本塁に送球しますが間に合わず、そのままホームイン。昨年も、似たような局面で一気に二塁から生還していましたがまさかこの大舞台でも決めるとは思いませんでした。これでファイターズが1対0でサヨナラ勝ちし、1981年以来となる25年ぶりの優勝を劇的な形で決めました。観客数は4万2千3百人ほどでした。

 これでホークスは3年連続でのプレーオフ第2ステージ敗退となっています。試合終了直後、喜びにわくファイターズの選手と対照的に、斉藤和投手はマウンドに座り込み、松中選手は左翼の守備位置で立ちつくしていました。そのまま斉藤和投手は、両脇を抱えられてベンチに戻っていました。今季レギュラーシーズンで投手四冠という活躍をし、プレーオフでも17回2/3を投げて2点しか取られない好投を見せたにも関わらず、この結果では無理もないでしょう。今回のプレーオフは一貫してファイターズを応援していました。しかしながら、この斉藤和投手をはじめとするホークス選手の姿にはもの悲しいものを感じました。
 一方、ファイターズは連続の完投勝利。自慢の継投陣を使わずに勝ったのですから、ある意味、手の内を出し尽くさないでのプレーオフ制覇というわけで、その強さを感じさせられました。また、移転3年目にして北海道での初優勝。それまで球団のなかった所に、あれだけのファンを集め、そして頂点に立ったのですから、素晴らしいと思います。日本シリーズでもぜひ多くの北海道のファンを喜ばせてほしいものです。
 試合後の会見では、一位通過時と同様に、マシーアス選手は常に質問を受けた人の後ろに立っていました。そして今季二度目のビールかけが実現。新庄選手や森本選手などが、水中眼鏡の代わりにスキー用ゴーグルをかけていたのが、北海道の球団を意識しているのだろうか、などと思いました。
 取材のスカパーの人はまだ手慣れていない感じで、一昨日のドラゴンズの時とはかなりの違いを感じました。また、その手慣れないインタビューの中で、建山投手が捕手陣の綿密な研究に礼を言ったり、最後を決めた稲葉選手が「これで満塁で新庄さんだと思った」などと言うなど、興味深い談話が少なからずありました。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは安藤投手とマルティネス投手が先発。2回に安藤投手の適時打など5安打で2点を先制したタイガースが、5回には本日が最後の試合となる片岡選手の適時打で追加点を挙げます。さらに片岡選手は7回のプロ最終打席でも二塁打を放ち、有終の美を飾っています。安藤投手は7回5安打無四球1失点で10勝目、以下はウイリアムス投手と藤川投手の継投で5対1で勝ったタイガースが本拠地最終戦を白星で飾っています。観客数は4万7千5百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ベイスターズは高井投手と秦投手が先発。高井投手は制球が悪く、初回に四球で出した走者を暴投三つと独り相撲で先制を許します。さらに3回にいきなりの連続四球を出すなど満塁にすると、プロ野球タイ記録となるこの試合四つ目の暴投で追加点を献上。さらに犠飛を打たれた後、吉村選手に26号3ランを喫してこの回一挙5失点でKOされます。スワローズは投手陣が9四死球に4暴投、野手も2失策と自滅のような形で計11失点。終盤に追い上げるも、11対5でベイスターズが勝っています。観客数は9千4百人ほどでした。

2006年10月11日

睡魔

 昼下がりの特定時刻になると睡魔に襲われます。休み時間の昼寝や刺激の強い菓子など様々な対策を取っていますが、どうしてもこの「襲撃」には勝てません。まだ、パソコンに向かって仕事をしている時はいいのですが、問題は取引先との打ち合わせの時です。普段と違い、ちょっと席を外すわけにもいかず、足をつねったりして何とか耐えている、という状況になってしまいます。
 そんなに眠いなら帰ってすぐ寝れば、という事になりますが、そう都合良くはいきません。日によっては1時を過ぎても全然寝付けない、などという事もあります。そして翌日の午後は・・・という完全な悪循環になるわけです。
 本来、人間の体は日中に起きて夜に眠るようになっているそうです。しかし、どうもその基本設定に一部狂いが出ている模様です。それにしても、寝たいときに寝れないで、寝てはならない時に眠くなるあたり、まさしく睡「魔」という言葉がぴったりです。この言葉を考え出した人は偉いな、などと思いながら、今日も睡魔との辛い戦いをしてきました。

PO第2ステージ緒戦、ファイターズが勝利

[ 野球 ]

 パリーグの最終決戦となるプレーオフ第2ステージが始まりました。今年からの新制度により、ファイターズに1勝のアドバンテージがついての戦いですので、ファイターズが2勝すればいいところをホークスは3勝しなければなりません。
 先発はダルビッシュ投手と杉内投手。今季対ホークス自責点ゼロのダルビッシュ投手ですが、いきなり川崎選手と大村選手に連打され、犠打で1死2・3塁とした後、松中選手にプレーオフ7打点目となる犠飛が出てホークスが先制します。さらに敬遠の後に四球でホークスは2死満塁としますが、ここはダルビッシュ投手がカブレラ選手を抑えます。ファイターズはその裏に1死1・2塁、続く2回には無死1塁から1死2塁と同点期を作りますが、いずれも得点できません。

 しかし続く3回、先頭の森本選手が安打で出ると、田中賢選手が犠打で送り、小笠原選手が歩いた後、セギノール選手が三遊間を抜いてファイターズが追いつきます。さらに二死後には新庄選手が右前に安打を放って一気に逆転します。
 ホークスは2失点の杉内投手を3回であきらめ、第1ステージに続いての早めの継投を見せ、ファイターズ打線に追加点を許しません。しかし、初回こそ悪かったダルビッシュ投手は尻上がりの好投。2回からはホークス打線を抑えます。
 そして迎えた7回裏、三番手の神内投手が2死2塁から四球を出すと、ホークスは第1ステージで2勝した柳瀬投手を投入。セギノール選手は歩かせて満塁としたものの、稲葉選手を打ち取り、追加点を許しません。
 しかし続く8回裏、1死から飯山選手が四球を選ぶと、鶴岡選手が一塁線を抜いて1・3塁に。柳瀬投手はプレーオフ3戦目にして初被安打となりました。続く5番手は藤岡投手が登板。しかし、この第1ステージの必勝リレーは功を奏さず、金子選手が詰まりながら中前に落とし、大きな追加点をファイターズが取りました。
 ダルビッシュ投手は5安打5四死球で1失点。これまでなら8回から継投が始まるところですが、今日は続投。そして9回にもマウンドに上がり、1死から安打されますが、後続を抑え、1失点で完投勝利。ファイターズが大きな一勝を挙げ、リーグ制覇まであと1勝としています。観客数は4万2千3百人ほどでした。
 これでファイターズは断然有利となりました。ただ、ホークスは一昨年のプレーオフ開始から今年の第一ステージまで、「勝っても優勝にはならないが、負けると今季が終わる」という試合は5戦5勝です。果たして、明日、札幌初の胴上げが実現するのか、それとも三年連続の福岡最終決戦に持ち込まれるのか、楽しみです。

2006年10月10日

ドラゴンズ、セリーグ制覇

[ 野球 ]

 東京ドームの読売対ドラゴンズは姜投手と川上投手が先発。勝てば優勝のドラゴンズは3回に無死2・3塁からウッズ選手が2試合連続となる46号3ランを放って先制します。しかし川上投手はその裏は二岡選手に、さらに7回には高橋由選手と小久保選手の連続本塁打と、ソロ3本を打たれて同点に追いつかれます。
 ドラゴンズは8回の1死2塁を逃しますが、継投陣も読売打線を抑えて延長に。しかし、11回表にも無死1・2塁の勝ち越し機を逃します。引き分けでは優勝は決まらないため、この時点では優勝決定は12日以降に伸びるかと思われました。
 しかしドラゴンズはその裏から岩瀬投手を投入し、2番からの打順を三人で抑えます。そして12回表、先頭の谷繁選手が安打で出塁。そのまま打席に入った岩瀬投手はバントを失敗しますが、そこから荒木選手と井端選手が連打で満塁とすると、続く福留選手が勝ち越しの適時打。さらに続くウッズ選手が前日に続く47号満塁本塁打を放ちます。昨日、チームの打点記録を更新したウッズ選手が今日は本塁打記録を更新しました。さらに1死2塁から奈良原選手にも適時打が出てこの回一挙6点を勝ち越して試合を決めました。

 その裏も岩瀬投手が続投。先頭打者に安打されたものの、そこから2死を取り、最後は代打の木村選手を遊ゴロに打ち取り、試合終了。9対3で勝ったドラゴンズが2年ぶり7度目の優勝を決めました。観客数は4万1千1百人ほどでした。
 落合監督は就任3年目で2度の優勝ですが、ドラゴンズで一つの任期で2度優勝した監督は史上初とのこと。また、昨年は2位ですから、この3年で既に名監督と言える実績を挙げたと言えます。
 タイガースも9月から驚異的な追い上げを見せましたが、やはり今岡選手の長期離脱が大きく響きました。また、昨年話題になった継投陣三人が揃うことがほとんどなかったのに加え、赤星選手の不振などが痛かったと言えそうです。
 一方のドラゴンズは荒木選手と福留選手が一時期離脱したものの、さほど長引きませんでした。今日の中継によると、ある選手が「仮に怪我をしなくても長引かないのはトレーナーのおかげ」と言っていましたが、そのあたりも「強さ」なのでしょう。

 神宮のスワローズ対カープは石井一投手と小島投手が先発。同点で迎えた5回表にカープが好調・広瀬選手の4号2ランで勝ち越します。しかしその裏、先頭のリグス選手が安打するとそこから9番の石井一投手まで8連続安打で一気に逆転。さらに続く青木選手が12号2ランを放ち、プロ野球タイ記録の九者連続安打を放つ猛攻で一挙10点を挙げます。
 その後カープも反撃し、13対6で迎えた9回表に、高津投手から広瀬選手がこの日二本目の5号ソロを放つと、さらに石原選手の適時二塁打も出て5点差に。さらに2死満塁と迫ります。ここでスワローズは5点差ながら館山投手に交代。すると初球が遊ゴロとなって試合終了。館山投手は1球でセーブを挙げました。観客数は1万1千4百人ほどでした。

2006年10月09日

2006/10/9の更新

 旅行記と地元ネタの地元バス路線ネタに大幹線の裏ルートを、雑談コーナー財布紛失顛末記を掲載しました。

 今回、二つの文章を掲載しました。見た目はほとんど変わりませんが、実は、作り方は全然違います。地元バスのほうは、開設以来続けているtableタグで場所を定めた昔からのHTML形式で、一方、財布紛失のほうは、新たなWEB標準とも言える、XHTML形式を使用。デザイン関係は全てCSSで行いました。
 これまで、何となく難しそうだというのと従来の慣れで、ついつい昔ながらのやり方を使っていました。しかし、いざやってみると、XHTML+CSSのほうが、使用するタグも全然少なくてすみ、かつデザイン調整も容易にできました。やはり、それだけの合理性と利便性があるゆえに、「新たな標準」として定められるものなのだ、と実感した次第です。

ホークス、第二ステージ進出

[ 野球 ]

 プレーオフ第3戦のライオンズ対ホークスは西口投手と寺原投手が先発。両チーム通じての初安打は1回裏二死からの中島選手で、ホークスは3回まで1安打のみと、昨日と似たような序盤戦を迎えます。
 4回まで両チームあわせて3安打でともに無四球無失点という投手戦に。5回2死からホークスが連打で好機を作りますが、得点には至りません。
 するとその裏、寺原投手が先頭の石井義選手に両チーム通じて初の四球を出します。そして、エンドラン失敗で二塁アウトとなりますが、その直後に中村選手が左翼席に叩き込み、昨日に続いてソロ本塁打でライオンズが先制しました。

 ホークスは3安打1失点の寺原投手を5回で交代させ、昨日に続いて柳瀬投手を登板させます。すると6回に先頭打者を歩かせますが、以下は後続を抑えます。
 すると7回表、先頭のズレータ選手が安打し、犠打で進みます。そして今日7番に入ったカブレラ選手の当たりが右翼手の前にポトリと落ち、1死2・3塁となります。そして2死後に山崎捕手に打席がまわると、ここで代打に稲嶺選手が登場。昨日に続いて、早めの動きを見せます。そしてこの起用が成功し、稲嶺選手が初球を右前に弾き返し、ホークスが追いつきました。さらに西口投手は川崎選手に死球を与えて2死満塁とし、ここで降板。二番手の星野投手は大村選手の顔面近くに投球し、険悪な雰囲気になりますが、何とか抑えて逆転は許しません。
 しかし続く8回表、続投の星野投手が、代打で登場の仲沢選手、さらには松中選手を四球で歩かせます。四球を選んだ松中選手はガッツポーズを見せていました。そして続くズレータ選手の所で山岸投手が登板。しかしここもストライクが入らず1-3とすると、続く5球目をズレータ選手が捕らえ、左中間スタンドに飛び込む3ラン本塁打。打った直後、手応え十分だったズレータ選手はバンザイをしていました。
 さらに1死後にカブレラ選手が内野ゴロで出塁し、エンドラン空振りの形で盗塁。すると途中から捕手で入っている的場選手が適時打を放ち、さらに1点を追加します。
 そして9回表に大村選手がこの第一ステージ8つ目の死球が当たって出塁します。続く仲沢選手は犠打失敗しますが、続く松中選手がその失敗を埋めるダメ押しの適時二塁打を右翼線に放ち、6対1に。その裏、馬原投手はいきなりの連打で無死1・2塁としますが、そこから三人を抑えて試合終了。3年目にして初めて、3位のチームが第一ステージを制しました。また、ライオンズは昨年続いての第一ステージ敗退となっています。観客数は2万7千3百人ほどでした。

 率直に言って、第1戦の大エース決戦をライオンズが制した時点で、もう決まりと思っていました。ライオンズとしては、シーズン中に目立たないながら活躍した中継ぎ陣が軒並み失点したのが誤算だったでしょう。一方、ホークスはこれまで公式戦未勝利の新人・柳瀬投手が4回2/3を無安打に抑えて2連勝。同じく新人の藤岡投手も2回を無失点に抑えました。この中継ぎ陣の差が勝敗を分けたと言えるのでしょうか。
 というわけでホークスは3年連続の第二ステージ進出を果たしました。この柳瀬投手の好調および、松中選手の打率4割6分で打点6、という活躍はホークスにとっては大きいでしょう。水曜日から始まる、日本プロ野球史上初の「北海道と九州の球団による優勝争い」がどのような結果になるのか、非常に楽しみです。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石川投手と中田投手が先発。3回2死まで無安打だったドラゴンズ打線ですが、そこから荒木選手が初安打を放つと、続く井端選手が左中間席に8号2ランを放って先制します。
 その裏、スワローズも同じく2死無走者から安打と連続四球で満塁とし、ラミレス選手が長打性の当たりを放ちますが、英智選手がこれを好捕し、無失点に抑えます。
 すると続く4回、ウッズ選手と森野選手が連打すると、1死後に英智選手・谷繁選手・中田投手の三者連続適時打で追加点を挙げて石川投手をKO。さらに二番手の鎌田投手から四球と安打で満塁にすると、この回2度目の打席となるウッズ選手がバックスクリーンに45号満塁本塁打を叩き込んでこの回8得点で計10点。序盤で試合を決めました。
 中田投手は6回を犠飛のみの1失点。その後はドラゴンズが1イニング一人の継投でスワローズ打線を抑え、10対1で圧勝。これで優勝マジックを1にしました。これで、明日の東京ドームで優勝をかけて試合することになります。観客数は2万2千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手と長谷川投手が先発。2回に村田選手の34号ソロで先制したベイスターズがさらに1点を追加。4回にも相川選手の2点適時二塁打、さらには三浦投手に適時三塁打が出て5対0とします。カープも中盤に好調の広瀬選手の3号ソロで反撃し、6回にも2点を返しますが、反撃もそこまで。最後はクルーン投手が抑え、ベイスターズが勝っています。なお、この試合が本拠地最終戦という事で、牛島監督、さらには今季で引退の万永選手の胴上げも行われています。観客数は1万6千人ほどでした。

2006年10月08日

ホークス、継投と猛打で五分に戻す

[ 野球 ]

 プレーオフ第2戦のライオンズ対ホークス戦は松永投手と和田投手が先発。昨年までの2度の第一ステージでは、両チームともとにかくいい投手から出していく、という感じですが、ライオンズのこの先発は明らかに第二ステージを意識したものでしょう。このあたり、「首位チームのアドバンテージ」の影響が出ています。
 というわけでホークス有利かと思われた序盤ですが、初回にホークスが3人で終わったのに対し、ライオンズは2死無走者から中島選手が右翼席に本塁打を放ち、リードします。一方、ホークス打線は2回まで無走者、3回に久々一軍登場となった井手選手が初安打を放ちますが、盗塁失敗で結局3人で終わります。一方、和田投手も2・3回と先頭打者を出しますが、無得点に抑えます。

 そして迎えた4回表、先頭の川崎選手が安打で出塁し、続く大村選手はバントの構え。ところが松永投手の球はあわや顔面直撃という所に行きます。これで一瞬ですが険悪な雰囲気となります。そして大村選手は投手脇に絶妙なバントを決めて内野安打にし、無死1・2塁とします。しかし、続く大道選手のバスターは外野フライに、これで1死1・3塁となったものの、松中選手は内野フライを上げてしまい、2死になります。しかし続くズレータ選手が四球を選ぶと、松永投手はカブレラ選手も歩かせ、押し出しで同点となります。さらに、続く仲澤選手が右中間を抜き、走者一掃の適時二塁打に。これでホークスが3点リードとなります。
 逆転してもらった和田投手ですが、4回は抑えたものの、5回裏に2安打で1死1・2塁とされ、さらに片岡選手の適時二塁打で1点を返され、なお2・3塁となります。するとホークスは、今季14勝の和田投手をここで諦め、秋口から一軍に上がった新人の柳瀬投手を投入。その柳瀬投手は中島選手に犠飛を打たれて1点差にされるものの、カブレラ選手を三振に打ち取り、リードを守ります。
 そして直後の6回表、3番手の星野投手に対し、先頭の大村選手が安打で出て、大道選手の犠打で進むと、さらに暴投で三塁に。ここで松中選手が適時打を放ち、即座に突き放します。さらに7回にも1死から大道選手が歩くと、松中選手が二打席連続となる適時二塁打を放ち、代走の稲嶺選手が一気に生還し、貴重な追加点を挙げます。,br />  柳瀬投手は犠飛こそ打たれたものの、8人を無走者に抑え、ライオンズの反撃を防ぎます。そして8回にはこれまた新人の藤岡投手が無失点に抑えます。
 そして9回、前の回から登板の三井投手が四死球で2死1・2塁としたところで、ライオンズは3点負けながら石井貴投手を登板させます。しかし、田上選手が代打適時打を放って追加点を挙げると、松中選手が本日5打点目となる3ランを左中間席に。すると続くズレータ選手もバックスクリーンに打ち込み、この回一挙5点を挙げ、試合を決めました。
 その裏は大差ながら馬原投手が抑え、ホークスが11対3と圧勝。観客数は3万1千3百人ほどでした。
 これでホークスは対戦成績を五分に戻し、最終戦に持ち込みました。明日の先発は西口投手対寺原投手ですので、実績的にはやや差があります。しかし、松中選手が調子を上げているだけに、一概にライオンズ有利とは言えないかもしれません。果たしてどうなるのでしょうか。

 甲子園のタイガース対読売は井川投手と西村投手が先発。初回、2死1塁から井川投手は天敵とも言える李選手に適時打を打たれ、先制されます。しかし、2回から6回まで、読売打線を2安打に抑え、追加点は許しません。
 一方、6回に先頭の金本選手が二塁打を放ち、さらに2死満塁にまでしますが、ここで代打の林選手が打ち取られ、得点できません。しかし7回、二番手の林投手から、先頭の赤星選手が四球と犠打で二塁に進むと、シーツ選手の適時打で同点に。しかし、そこから金本選手と浜中選手が打ち取られ、逆転できません。
 さらに9回裏、4番手の高橋尚投手に対し、2死からシーツ選手が安打すると、暴投で二塁に。こうなると金本選手が歩き、打席には取っておきの代打の今岡選手が登場。さらに牽制悪送球で2死1・3塁となりますが、今岡選手は決めることができず、延長戦に入ります。
 そして10回、この回から登板の久保田投手が1死から連打されて1・2塁へ。ここで李選手が適時打を放ち、読売が勝ち越します。さらに久保田投手は適時打を3本喫して、この回4失点。その裏は三人で終わり、タイガースが1対5で敗戦。昼にドラゴンズが勝っているため、マジックは一気に2となってしまっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは岸本投手と朝倉投手が先輩、序盤でドラゴンズが2点リードしますが、7回に守備の乱れもあって、ベイスターズが一挙3点取って逆転、と昨日と同じような展開になります。ところが今日は直後の8回表に失策でドラゴンズが追いつき、さらに野選と、これまた相手の守備の乱れをついて、ドラゴンズが再びリード。9回は岩瀬投手が抑え、4対3でドラゴンズが勝利。なお、岩瀬投手はプロ野球初の2年連続40セーブを達成しています。観客数は2万1千1百人ほどでした。
 神宮のカープ対スワローズは川島投手とダグラス投手が先発。一度は宮出選手の9号3ランでスワローズが3点差を追いつけます。しかし直後の8回に無死満塁から広瀬選手の2点適時打でカープが勝ち越すと、さらに野選と緒方選手の代打適時打でカープが一気に4点を挙げて試合を決め、7対3で勝っています。観客数は1万5千3百人ほどでした。
 なお、今日はプレーオフ第2ステージを待つファイターズが公開紅白戦を開催。何と練習試合にも関わらず、3万4百人ほどのお客さんが集まっています。

2006年10月07日

3枚あっても・・・

 ANAから封書が届いていました。特に何の申請や手続きをしたわけでもないのに何だろう、と思って開けてみると、EDY機能つきのマイレージカードが入っていました。何らかのキャンペーンで、EDYなしのマイレージカード会員宛に、無料でEDYつきカードを送付していたようです。
 ちなみに私にとって3枚目のANAマイレージカードです。元々持っていた1枚に加え、今年からマリーンズとANAが提携した関係で、FC登録の際にもう1枚届いていたからです。実は、最初にANAマイレージにEDYがついたとき、カードを変更しようかと思ったら有料だったのでやめた、という経緯があります。さらに、マリーンズFCの関係でカードが来たときも、折角だから二枚のカードをまとめてEDY機能を使えるようにしようと思ったのですが、平日の日中に電話しないと手続きができない、との事でこれまた断念していました。
 結果的に、500円も払わず、電話もせずに既存のマイレージカードがそのままEDY対応になったわけです。すなわち、何もしなかったのが正解だったわけで、そう言う意味では得したと言えるでしょう。

 既にクレジットカードさらには携帯までEDYに対応しているため、これでEDY機能を持つものが、ANAの2枚をあわせ、計4枚となりました。カードの利用ポイントもANAのマイルもEDYになるため、普通に暮らしたり飛行機に乗ったりするだけでEDYが増えるわけです。ただ、それぞれのカードにたまったEDYをまとめる機能はありません。EDY対応携帯同士なら、そのような機能はあるのですが、カードからだとできないのです。おかげで、複数のカードに少しずつEDYが溜まる、という効率の悪い状態が生じてしまいました。
 まあ、かつて500円払わないとできなかったANAマイレージカードのEDY対応が、何もしなくても向こうからEDYカードを送付してきたわけです。この調子なら、そう遠くないうちに、この「EDYまとめ機能」も誕生すると思われるので、あまり気にしてはいませんが。
 いずれにせよ、ANAマイレージカードが3枚あって仕方ありません。初代と二代目は今後使われる事のないままとなることでしょう。

PO開幕、エース対決はライオンズが制する

[ 野球 ]

 いよいよパリーグのプレーオフが始まりました。昨年、マリンスタジアムで球団の配った白い紙を持って応援してから一年がたったと思うと、月日の経過の早さを感じさせられます。
 さて、第1ステージのライオンズ対ホークスは松坂投手と斉藤和投手。17勝投手と18勝投手という文字通りのエース対決です。初回、松坂投手は死球で、斉藤和投手は高く弾んだ内野安打でともに走者を出しますが、ともに無得点に抑えます。
 続く2回表、先頭の松中選手の当たりは左翼方面へ伸びていきます。一瞬入ったかと思いましたが、金網の最上段に当たって跳ね返り二塁打に。あと30cm高ければ本塁打、という打球でした。そしてこの30cmは結果的に非常に大きな30cmでした。
 松坂投手は続くズレータ選手に早くも二つめの死球を出しますが、続く柴原選手のバントを好守備で三塁封殺、さらに下位打線を連続三振に打ち取り、無死1・2塁を凌ぎます。その裏の斉藤和投手も先頭の和田選手を歩かせますが、そこから三者連続三振。ともにエースらしい投球で危機を凌ぎます。

 その後も、4回の表裏はともに1死1塁から併殺を奪うなど、似たような投球内容となります。ホークスは6回表に松中選手が2死からこの試合2本目の安打を放ちますが、続くズレータ選手が打ち取られます。
 そして7回表、ホークスの6番からの攻撃に松坂投手は簡単に連続三振。ここもあっさり終わるかと思われましたが、続く本多選手が三塁前にセーフティバントを決め、出塁します。すると、先ほど腹部に死球を受けた的場選手が安打でつなぎ、さらに川崎選手に対し、松坂投手はこの試合4つめとなる死球をぶつけます。これで2死満塁となり、この試合両チームあわせて初めて3塁に走者が進みます。ここで打席にはリーグ最多安打の大村選手が登場しますが、一塁ゴロに倒れ、先制点はなりませんでした。
 その裏、ここまで初回の高く弾んだ内野安打のみの1安打に抑えてきた斉藤和投手ですが、中島選手に右前に安打されます。さらに続くカブレラ選手もつなぐ打撃で二遊間を抜いて無死1・2塁に。ここで斉藤和投手はマウンド上で鼻血を出したとのことで、一度ベンチに下がります。そして再びマウンドに上がり、打席に和田選手をむかえますが、その2球目を和田選手が打ち、三塁手の左を抜きます。松中選手が中堅寄りに守っていた事もあり、これが適時二塁打に。ライオンズが大きな先制点を挙げます。
 直後の8回表は三番からの打順でしたが、松坂投手の前に三者連続三振。そして9回も内野フライと連続三振で松坂投手は完封勝利。1対0でライオンズが勝ちました。観客数は2万9千1百人ほどでした。
 ホークスは6安打4死球と走者は出しましたが、後続がなく、13三振を奪われて敗れました。一方の斉藤和投手は4安打2四球1失点でしたが、その4安打中3安打が集中してしまい、またもやプレーオフで勝利を挙げることができませんでした。
 両エースの対決なだけに、非常に大きい1勝がライオンズに入りました。明日は松永投手と和田投手の先発。この組み合わせはホークス有利かとも思われますが、果たしてどうなるのでしょうか。

 甲子園のタイガース対読売は福原投手と内海投手が先発。2回に先頭の金本選手が右翼席ギリギリに入る24号ソロで先制。さらに4回には浜中選手が左翼へ20号ソロを放ちます。福原投手は2回に連打で無死1・2塁とされたのをはじめ、5回さらには6回と続けて無死満塁にするというピンチの連続、しかしいずれもそこから後続を断ち、6回を5安打3四死球ながら無失点に抑えます。
 ところが7回から登板のウイリアムス投手が8回に2死一塁から高橋由選手に左翼ポール際ギリギリに入る14号2ランを喫し、終盤で追いつかれます。
 しかしその裏、三番手の久保投手に対し、1死から赤星選手が安打で出塁し、犠打で二塁に進んだ後にさらに暴投で三塁に。ここでシーツ選手が二遊間を抜いて、すぐさまタイガースが勝ち越します。さらに続く金本選手がこの試合2本目となる25号2ランを放ち、3点差とします。
 9回表に藤川投手は清水選手に6号ソロを打たれますが、後は抑え、タイガースが5対3で勝っています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは門倉投手と吉見投手が先発。4回にウッズ選手の44号ソロで先制したドラゴンズが、6回には1死から福留選手が安打で出ると、今度はウッズ選手がヒットエンドランを決め、続く森野選手の犠飛で追加点を挙げます。
 前回のベイスターズ戦でプロ初勝利を挙げた吉見投手は今日も6回を4安打無四球無失点と好投します。そして7回も平井投手が抑えますが、8回に三番手の小林投手から代打の鈴木選手が安打します。さらに2死後に登板した岡本投手が内川選手を歩かせて1・2塁に。そして続く村田選手が初球を左翼席に運ぶ33号3ランを放ち、一発でベイスターズが逆転します。そして9回はクルーン投手が三人で抑え、3対2でベイスターズが勝っています。ドラゴンズのマジックは4のまま。タイガースとのゲーム差は2となっています。観客数は1万5千3百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対カープはガトームソン投手と斉藤投手が先発。初回に広瀬選手の2点適時打で先制したカープが、3回に前田選手の適時打で3点目を挙げます。一方、前回球団初の高卒新人初登板初先発初勝利を飾った斉藤投手は、今日は3回裏にリグス選手に38号ソロを打たれてプロ初失点を喫したものの、6回途中まで3安打2四球1失点で抑えます。さらに、小山田投手・梅津投手の継投でスワローズを抑えますが、7回2死から登板の河内投手が誤算。8回に連続四球で無死1・2塁とし、続くラミレス選手はキャッチャーフライとなりますが、これを倉捕手が落球。その後に25号逆転3ランが出ます。
 そして9回は高津投手が登板。1死から四球と安打で1・2塁としますが、後続を断ち、4対3でスワローズが逆転勝利。これでスワローズは今季の3位が決定。また高津投手は日米通算300セーブを挙げています。観客数は1万3千5百人ほどでした。
 というわけで、今日のセリーグは3試合とも8回裏に四番打者の本塁打が出て、それがいずれも試合を決めました。

2006/10/6の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

強風雨

 昨日は雨が強く、また、各地で電車が遅れるほどの強風でした。そのため、ただでさえ風が強い幕張本郷では、強風日の名物とも言える、「風で破壊されてそのまま道ばたに捨てられたコンビニビニール傘」が少なからず見受けられました。
 そんな中、アパートに戻りました。我がアパートの建っている所はちょっと小高くなっており、裏手の駐車場のところは坂になっています。その坂から敷地に入ったところ、強雨の影響で、小さな川ができていました。さらに駐車場にはかなり巨大な水たまりが。その端のところが「決壊」して川になっているのです。
 思わぬ所で、山頂の湖とそこから流れ出す川の小型版(?)を見ることができました。今日は雨が強い時間帯に外を歩く用事があるなど、強雨の被害を受けました。しかし、その水たまりと川を見ていると、このような強雨も捨てたもんじゃないな、という気分になりました。

ドラゴンズ、マジック4に

[ 野球 ]

 名古屋のドラゴンズ対カープは山本昌投手と大竹投手が先発。2回に中軸の3連打で無死満塁として犠飛でドラゴンズが先制。さらに山本昌投手が押し出しの四球を選んで2点目を挙げ、さらに5回には福留選手の30号2ランで追加点を挙げます。山本昌投手は7回まで6安打2四球で2失点。8回裏にはウッズ選手のダメ押しとなる43号ソロが出て、9回表は岩瀬投手が3人で抑えて39セーブ目。5対2で勝ったドラゴンズがマジックを4としています。観客数は3万7千9百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対タイガースは二日続けて雨で中止でした。
 さて、明日からいよいよプレーオフが開幕。ライオンズ対ホークスの予告先発はレギュラーシーズンで1度しかなかった松坂投手と斉藤和投手の対決となりました。斉藤和投手が防御率・勝数・勝率・奪三振でいずれもリーグ1位なのに対し、松坂投手はこの四部門いずれもリーグ2位。まさに頂上対決と言えるでしょう。今季最初で最後の両投手の対決、非常に楽しみです。

2006年10月06日

約20年前の生徒手帳

 掃除していたら、高校3年の時の生徒手帳が出てきました。中身を見ると、さすがに受験に関するメモがほとんどです。しかし、それに混じって受験生らしからぬ事も色々書いてありました。あるページなど、右側に大学願書の取得方法がメモしてある反面、もう片方には当時なぜかハマっていた、2時のワイドショーの題名がメモされていました。我ながらなぜこんなもんを生徒手帳にメモしたのか、今となっては理解できません。
 一方、暦の所には試験の日程などの他に、タイガースの成績が書かれていました。しかし、7月頭を最後に途絶えています。もっともこれは受験勉強に専念するため、というわけではなく、ただ単にタイガースが負けすぎて頭に来たからかと思われます。この年1987年に球団創設2度目の最下位となったタイガースはそこから15年間でAクラスは1回のみでした。いわば長期暗黒時代の最初の年です。今その成績を見ると、改めてその負けっぷりには驚かされました。
 それにしても、真面目な事や変なこと、さらには野球の結果などを好きなように書き連ねる、というのは考えてみれば今とそう変わりありません。もちろん、その間の約20年間には当然ながらいろいろあり、ものの考え方をはじめ、色々と自分の中も変化しました。その中で、変わらないところは変わらない、というのはまた面白いものだと思いました。

2006年10月05日

ドラゴンズが敗れ、ゲーム差は2.5に

[ 野球 ]

 名古屋のドラゴンズ対カープは川上投手と佐々岡投手が先発。2回表に新井選手と前田選手の連打で1・2塁とすると、広瀬選手が2号3ランを放ってカープが先制します。その裏にドラゴンズも1点を返しますが、カープの5投手に対し、5・6・8回にいずれも先頭打者が安打で出ながら、後続がなく、結局その1点のみ。4対1でカープが勝っています。これでタイガースとのゲーム差は2.5となっています。観客数は3万6千4百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは上原投手と土肥投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万6千1百人ほどでした。
 なお、神宮のスワローズ対タイガースは雨で中止でした。

 マリーンズのほうですが、林孝哉選手と寺本選手の引退が発表されました。林孝選手は一昨年にファイターズを解雇されてテスト入団。昨年のファームでは特に序盤はかなり打っていた記憶があります。また、昨年のファーム日本選手権でも中軸を打ち、優勝に貢献していました。
 寺本選手は高校時代は投手として甲子園で活躍し、プロに入ってから打者に転向。今年8月に一軍昇格し、即スタメンDHで起用されましたが、結果が残せず、2試合で二軍落ちしていました。今にして思えば、あれが最終テストだったのでしょうか。ともにこの時期に引退発表という事は、球団に残る可能性があるという事でしょうか。もしそうならば、別の形でマリーンズのために活躍してもらいたいものです。
 また、ミラー投手の自由契約も発表。まあ、防御率10点では仕方ないところでしょう。ただ、私が唯一、生でミラー投手を見た9月末のファイターズ戦では、ピンチに出てきて四球で満塁にしたものの得点は与えず、ホールドを挙げていました。実は今季の12登板のうち、勝っている局面で出てきて抑えたのはこの1試合のみ。貴重なものを見たと言えるかもしれません。あの試合での登板時の不安感と抑えた時の安堵感は今でもよく覚えています。来年はアメリカに戻るのでしょうが、ぜひとも活躍してもらいたいものです。

2006年10月04日

「こだわり」の水準

 セブンイレブンに「こだわりのバタピー」という製品があります。税込み105円にも関わらず、量がそこそこあり、駅売店の130円のバタピーと同じ量です。しかも、「こだわりの」と言うだけの事があり、質的にもなかなかのもの。安い落花生製品にありがちの、しなびた豆が混ざっている、という事もなく、粒がそろっていました。
 そのため、よく食べていたのですが、ある時期から、変化が生じました。これまではなかった質の低い豆が入っているなど、はっきり味が落ちました。まあ、利益を出すことを考えると、仕方がないのでしょう。こちらも105円しか払っていないのですから、さほど偉そうに文句も言えません。
 まあ、「こだわり」にも色々な水準があるという事なのでしょう。出来ることなら、いつかまた、かつての「こわり」を復活させてほしいものですが・・・。

タイガース連勝も、ドラゴンズついに「残り5割で優勝」に

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対タイガースは石井一投手と安藤投手が先発。2回に失策と四球で1・2塁とすると、矢野選手が通算100本目となる17号3ランを放ってタイガースが先制。さらに3回にも浜中選手の適時打で追加点を挙げます。
 その裏、スワローズもリグス選手の適時二塁打で2点差と迫りますが、9月の月刊MVP受賞が発表されたばかりの安藤投手は6回までスワローズ打線を4安打でその2点のみに抑えます。7回に2安打されて降板したものの、ここで登板の藤川投手の「足技」もあってここも無失点。9回はウイリアムス投手が抑え、4対2でタイガースが勝っています。観客数は2万人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対カープは中田投手と小島投手が先発。序盤にウッズ選手の2打席連続適時打でドラゴンズがリードします。中田投手は7回まで7安打されながら0点に抑えましたが、8回に2死3塁から前田選手が21号2ランを放ち、カープが追いつきます。そして同点で迎えた9回裏、ドラゴンズが1死1・2塁とサヨナラ機を作り、ここで代打の立浪選手がサヨナラ二塁打を放ち、ドラゴンズが3対2で勝利。残り10試合でマジック5と、「残り5割で優勝」という状況になっています。観客数は3万5千8百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズはグローバー投手と橋本投手が先発。高卒2年目の橋本投手はプロ初登板初先発です。序盤で読売が2対1とリードし、8回には李選手が昨年までの同僚である山北投手から、ウッズ選手に1本差と迫る41号ソロで追加点を挙げます。しかし直後の9回表に2死1塁から安打と四球で満塁とし、代打の鶴岡選手に走者一掃の適時三塁打が出てベイスターズが逆転、その裏はクルーン投手が抑え、4対3でベイスターズが勝っています。観客数は3万4千3百人ほどでした。

2006年10月03日

酔っぱって運転してはいけないもの

 福岡の死亡事故がきっかけになったのか、飲酒運転の摘発が厳しくなっているようです。私は免許は持っていないどころか、ここ25年ほど自転車すら保有していないので、「飲酒運転」の経験は一切ありません。とはいえ、そこそこ酒が入った時に生じる運動能力・思考力の減退を考えると、飲酒運転という行為がいかに危険な行為かという事くらいは分かりますし、ぜひ撲滅してもらいたいものです。折角ですから、「一度でも飲酒運転をしたら免許を取り消して二度と運転できないようにする」くらいに「厳罰化」してほしいもだと思っています。
 いずれにせよ、思考力・運動力ともに異常をきたすので、飲酒して運転してはいけない、というのは周知の事実です。ところが、それと似たようなもので、ある意味より危険度は高いのに、公然と行われている不可解な事があります。それは、「料亭政治」に代表される、「夜の酒席で重要な事を決める」という長年の習慣です。

 車の運転のように運動能力は使いませんが、飲酒が判断力に影響を及ぼす事は確かです。そのような状態で、極めて重要な事を決める、というのはいかがなものでしょうか。ちなみに、どこかの経済界の重要人物は、夜はかならず「会合」のために空け、そのために早朝から仕事をするとか。そんなに頑張るなら、何も夜に酒を交えずに、昼間の頭のすっきりした時間に普通に会議をすればいいと思うのですが・・・。それとも素面では言えないような無茶苦茶な事でも話しているのでしょうか。
 個人的にもかつて関わっていた仕事がらみでこの「夜の重大会議」によってとんでもなく愚かな事が決められ、非常に不愉快な思いをした経験が一度ならずありました。そのため、より強くそう思います。
 いずれにせよ、車にせよ政治にせよ経済にせよ、アルコール抜きで「運転」してほしいものです。
 なお、最初に書いたように私は飲酒運転には厳しく対処すべきだと思っています。とはいえ、最近になって急に「飲酒運転摘発」のニュースが増える、というのはまた奇妙な事だと思っています。それこそ、何かの事情があって「最近、自動車事故が増えたのは、飲酒運転に代表される運転手のモラル低下だけが原因で、自動車やそのメーカーのせいではない」などという風潮を作る必要でもあるのだろうか、などとまで思っています。

井川投手、完封で13勝目

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対タイガースは石川投手と井川投手が先発。投手戦となり、5回まで両チームあわせて5安打無失点という展開になります。試合が動いたのは6回。2死1・2塁から浜中選手が二遊間を抜いて先制。さらに満塁で矢野選手をむかえると、スワローズは早くも二番手の花だ投手を投入しますが、この継投は失敗。矢野選手が2点適時打を放ち、計3点を挙げます。
 井川投手は前回に続いての快調な投球。スワローズ打線を3安打1四球に抑えます。9回表に関本選手の適時打でダメ押しの1点を援護されると、その裏には150kmの速球を投げるほど。そのままスワローズ打線を完封してタイガースが4対0で勝利。井川投手は13勝目を挙げています。
 前回の甲子園での登板では試合終了後に涙を流し、いろいろ言われましたが、今日は特に何もなく、ヒーローインタビューでも普通に「残りも全力を尽くします」と答えていました。観客数は1万9千5百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対カープは朝倉投手と長谷川投手が先発。1回裏に荒木選手が内野安打で出ると、井端選手に適時二塁打が出てドラゴンズがあっさり先制。さらに2回にも2死1・2塁からまたもや井端選手が適時三塁打を放ち、早くも3点を奪います。さらに5回にはウッズ選手に42号3ランが出て6点のリードを奪います。朝倉投手は3回の無死1・3塁を凌ぎ、その後も抑えて8回を5安打2四球で無失点。8対0と大差のついた9回裏は落合監督得意の「最終回3人継投」で締め、ドラゴンズが勝ち、マジックを6としています。観客数は3万4千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズはパウエル投手と三浦投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万4千人ほどでした。

2006年10月02日

マリーンズ、戦力外通告を発表

[ 野球 ]

 球団公式サイトにはまだ載っていませんが、各報道によると、マリーンズは垣内選手・井上選手・喜多選手・杉原選手・瑞李選手に戦力外を通告したそうです。

 垣内選手といえば、今年の開幕2試合目に代打で登場し、いきなり3ランを放っていました。その時は快調な出だしかと思っていたのですが、結果的にこの本塁打がマリーンズ最後の安打となったわけです。実際に観戦した中では、一昨年秋のファイターズとの激しいプレーオフ出場権争いのさなか、サヨナラ本塁打を放った試合が特に印象に残っています。
 また、井上選手といえば、昨年のリーグ優勝を決めたプレーオフ最終戦でウイニングボールをつかみ、その映像は何度も流れました。それから1年もたたずにチームを去る形になったわけです。垣内選手ともども年齢の問題もあるのでしょうが、厳しくかつ寂しいものだと思いました。
 喜多選手は、プロ初安打がサヨナラ打という派手なデビューを飾っていました。また、サイトの日記も面白く、愛読していました。それだけに寂しいものがありますが、本人は既にトライアウトを受けることを宣言しています。ぜひ新たな球団で活躍してほしいものです。
 瑞李選手は昨年ホークスを解雇されてのテスト入団、杉原選手は一昨年の高卒ドラフトでまだ21歳といずれもマリーンズに入って日が浅いわけです。選手枠の問題もあるのでしょうが、何の力も出せずに戦力外通告とはさぞかし無念でしょう。新たに入る人がいる以上、去る人が出るのは当たり前ですが、やはり寂しいものです。

2006年10月01日

知らないものを検索?

 最近、電車内や駅に貼られる広告に「詳しくは『○○』という言葉で検索して」と書かれているものが増えました。私は、帰宅するとすぐパソコンの電源を入れるという生活をしています。それでも、車内や駅で見たその「○○」という語句をパソコンが立ち上がるまで覚え続けるのはなかなか容易な事ではなく、結局、一度もその言葉で検索した事はありません。
 その中でも、最近、特に奇妙な広告がありました。幕張本郷駅あたりに何枚も「マクハリタマゴ」なるものの広告が出ていました。しかし、実際にそれが何なのか、全然わかりません。広告は複数種類があるのですが、いずれも「×月×日に全貌がわかります。詳しくは検索してください」という感じのものばかりでした。
 先述の理由で検索もしないまま、その「発表日」を迎えました。すると何とその正体は本郷と海浜の間に新築されるマンションでした。
 一般論として、マンションを買うことができる層というのは限られています。にも関わらず、ただ「検索しろ」というのはどうなのか、と思いました。実際に検索した人がどのくらいいたか分かりませんが、少なからぬ人にとって、それは時間の無駄になったのではないでしょうか。
 1枚の紙で表現しきれないものを「詳細はサイトで」という事自体はまあ悪くないとは思います。とはいえ、やはり少なくとも「何の宣伝なのか」くらいは書いておいたほうが読む人にとって親切なのでは、と思いました。

マリーンズ、最終戦を白星で飾る

[ 野球 ]

 本日、仙台でイーグルス対マリーンズ戦が行われました。パリーグレギュラーシーズン最終戦となります。イーグルスは今季をもって現役を去る飯田選手とカツノリ選手の引退試合としました。
 先発は岩隈投手と清水直行投手。ともに、上々の立ち上がりを見せますが、3回表に1死を取った後、岩隈投手がマウンド上でおかしそうな仕草をします。そして西岡選手に四球を出したところで指先の違和感で降板してしまいました。急遽登板の渡辺投手に対し、すでに二年連続盗塁王を決めている西岡選手はすかさず盗塁しますが、後続が抑えられます。
 しかし、続く4回、1死から、来期の契約締結が発表されたばかりのベニー選手が左翼席に第17号ソロを運び、先制します。
 5回にイーグルスは1死から本日最後となるカツノリ選手の安打から2死1・3塁とし、これまた本日最後となる飯田選手が打席に。しかし、ここは清水直投手が抑えます。しかし、続く6回裏、2死1・3塁から山崎武選手の内野ゴロが併殺崩れとなり、イーグルスが追いつきます。しかし、清水直投手はさらに安打されて2死1・2塁とされますが、ここは抑えます

 そして直後の7回表、この回から登板の小山投手に対し、1死からサブロー選手が左翼席に9号ソロを放ち、すぐさまマリーンズが勝ち越します。
 さらに9回表、先頭のベニー選手が安打で出ると、代走の根元選手がすかさず盗塁。イーグルスの捕手はこの回が現役最後の守備となるカツノリ選手ですが、容赦しません。さらに三盗も決めて1死1・3塁とし、併殺崩れの間に追加点と、カツノリ選手の弱肩につけこんでの得点となりました。
 その裏も清水直投手がマウンドに。2死から安打され、打席には代打のリック選手。ここで出塁すれば、1番に入っている飯田選手にプロ最後の打席がまわってきます。次打者席に立っている飯田選手は感極まりつつある感じでしたが、清水直投手は冷静に打ち取り、試合終了となりました。
 すでに消化試合ですが、引退を決めている選手に気を遣うどころか、弱点をつきまくったわけです。もちろん清水直選手には記録がかかっていたわけですし、根元選手にも来期へのPRのために実績を増やさねばならない場面ですから、当然と言えば当然です。しかしながら、改めてプロの厳しさを感じさせられました。
 というわけで、マリーンズは最終戦を白星で締めました。清水直投手は5年連続二桁となる10勝目を挙げています。観客数は2万1千7百人でした。
 これでマリーンズの2006年は終了しました。昨年に比べると1ヶ月半近く早い閉幕です。来年はぜひとも、もっと長いシーズンを戦ってほしいものです。

 激しい雨の中行われた横浜のベイスターズ対スワローズは那須野投手と川島投手が先発。初回にスワローズが那須野投手の立ち上がりを捕らえ、3連打で先制。さらに田中浩投手の適時打に失策も加わって、一挙に3点を奪います。さらに4対0で迎えた5回に、2死1・2塁から米野選手の2点適時二塁打などで4点を取り、8対0と大差になります。川島投手は6回を無失点で遅ればせながら今季初勝利。スワローズが9対4で勝っています。観客数は9千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは姜投手と斉藤投手が先発。高卒新人の斉藤投手はプロ初登板初先発です。ともに5回まで3安打無失点投球と投手戦となります。そしてむかえた6回表、四球の少ない姜投手が先頭の山田選手を歩かせ、さらにボークで2塁に進めます。そして2死後、新井選手に適時打が出てカープが先制します。6回からカープは継投で読売打線を封じ、9回には二番手の久保投手から森笠選手と倉選手のソロ2本でダメ押し。その裏は永川投手が抑え、カープが3対0で勝利。斉藤投手はカープでは初となる高卒新人初登板初勝利を挙げています。観客数は3万5千2百人ほどでした。
 なお、甲子園のタイガース対ドラゴンズは雨で中止。この代替試合がいつ行われるかも興味深いところです。