2007年11月29日

シウマイが発売停止に

 私の大好物の一つである、崎陽軒の「シウマイ」が、原材料表示順序がJAS規格に違反していた、という事で、自主回収となったそうです。
 一瞬、「白い恋人」みたいに、半年くらい消えるのか、と心配したのですが、12月1日には販売再開との事なので、一安心しました。
 報道を見る限り、なるべく印象のいい材料を上に表示しようという策を弄したゆえの事のようです。しかしながら、そんな順番を気にして購入する客など普通はいないでしょう。少なくとも、私は何十回も買っていますが、そんな表示、見た記憶がありません。

 今回の件で改めて思ったのは、当然のことながら「嘘はいけない」という事でした。別に正しく表示をしていたところで、シウマイの売上げには関係なかったでしょう。それをこざかしい事をしたために、数日とはいえ、販売できない羽目になったわけです。
 個人的にも、何人か嘘を平気でつく経営者を見ていましたが、皆、最後は自業自得の結果になっています。全ての情報を正しく開示する、などという事は確かに不可能です。とはいえ、もう少し正直にしたほうが、会社のためにはもちろん、自分のためにもいいのでは、と改めて思いました。
 自分の大好物がこのような形で報道されるのは、かなり辛いものがありました。ぜひとも、このような事はこれで最後にしてもらいたいものです。

2007年11月28日

オタク丼を食べる

 9月頭に見かけたオタク丼を売る寿司屋の近くにある客先に、昼前に行く仕事が入りました。というわけで、当然ながら昼は念願の(?)オタク丼を食べました。
 内容については、既にネットで知っていたので、特に驚くことはありませんでした。とはいえ、その「上の具とその下の御飯を食べると、また具が出てくる」というのは、面白い上に、食べやすいと思いました。

 ちなみに、前回通ったときにはなかった新メニュー「萌え丼」もメニューには載っていました。何でも値段はオタク丼の倍以上となる2,550円です。ランチメニューとしてはかなり高価な部類に入るかと思われます。
 早速、帰宅後にネットで調べたところ、具が豪華なのに加え、火の付いた線香花火が刺さって出てくるとのこと。線香花火の刺さった寿司とは、すごい事を考えるものです。ただ、どうせなら、「頼むと近所のメイド喫茶の店員さんが持ってきてくれる」くらいのネタをやったほうが受けるのでは、とも思いました。
 「オタク」「萌え」ときたのですから、是非とも次は安永航一郎先生考案の「コミケ寿司」(具は鱒・牡蠣・鯛)をやってほしいものだとも思いました。

2007年11月27日

坊主めくりと蝉丸

 昨日、実家で義兄と5歳の甥と三人で坊主めくりをしました。最後にやってから30年近くたっており、ルールなど覚えていません。そこで、ウィキペディアで確認しました。
 基本ルールは、「普通の男が出れば手札に、坊主が出れば手札を場に出す、女性が出れば場の札を貰える・場に札がなければもう一枚引ける」というものでした。これについては、おぼろげながら記憶していたものと同じでした。
 そこまでは普通なのですが、ウィキペディアではさらに、「さまざまなローカルルール」が紹介されていました。そこで非常に気になったのは「蝉丸」の存在でした。

一応、坊主の一人ではあるのですが、他の坊主よりさらに強力な設定になっているとのことです。中には、「蝉丸を引いたら、全員の手札を自分の手札にできる」などといったローカルルールも紹介されていました。これだと、たとえば、99枚引かれた時点で、1枚も持っていなかった人でも、最後に蝉丸を引けば逆転勝利できる事になります。カードゲームの知識はないのですが、ここまで強力な「切り札」はそうはないのでは、などと驚きながら、通常ルールで競技を始めました。
 ゲームは普通に盛り上がりました。しかし、「ローカルルール」を採用しないながらも気にしていた蝉丸は出てきません。見落としていたかと思って、終了後に確認しましたが、やはり彼はいませんでした。どうやら、何らかの理由で紛失してしまったようでした。それを知ったときは、通常ルールであるにも関わらず、なんか損したような気分になりました。
 ゲームを振り返ると、40歳・30代末・5歳という異色の三人組で行ったにも関わらず、特に手加減することもなく、普通にゲームは盛り上がりました。そう考えると、「坊主めくり」とはなかなか凄いゲームだな、と改めて感心させられました。次はぜひ「蝉丸ルール」でやりたいものです。

2007年11月25日

TV屋にとっての「悲劇」の価値

 昼過ぎにTVをつけたら、「サンデースクランブル」なる番組をやっていました。先週発生した三人行方不明事件を取り上げているのですが、画面の見出しに「点と線、三人不明」みたいに書かれていました。
 このTV局では、昨日・本日と、松本清張さんの「点と線」のドラマを放映していました。かなり大がかりに宣伝しているようで、夕方には30分かけて宣伝番組もやっていました。どうやら、これもその宣伝の一環のようです。
 しかしながら、今回の事件は、普通の人が不運にも巻き込まれた不幸な話です。以前から、TVの犯罪報道などで、遺族に対する非礼極まりない「取材」は気になっていました。それが今回の件で、いつも気になっていた「視聴率さえ取れればいいのであって、被害者やその周りの人の心情など知ったことではないようだ」のという推測が正しかった事がよくわかりました。
 それにしても、見ず知らずの人の悲劇を、「商売ネタ」にするというのも因業な商売だよな、と改めて思いました。

2007年11月24日

意外にカレーにあった食べ物

 カレーのランチバイキングをやっている店に行きました。そこでは、カレーとナン・米ならず、種類は少ないとはいえ、サラダ・飲物・デザートが食べ放題で値段は一人900円弱でした。
 かなりお得で、カレーの味もかなり私好みでした。ただ、ナンの作成ペースがやけに遅いのです。一応、店内から見えるような形で、専用窯を用いて焼いているのですが、供給が需要にあっていません。

 あまり、インドカレーを米で食べるのが好きでないので、ちょっと困りました。その時、ふと隣に盛られているサラダに気付きました。
 サラダは好きなのですが、ドレッシングが好みでないので、さほど食べていませんでした。しかしながら、カレーでしびれた口直しなら、ドレッシングなしでも十分サラダを楽しめるのでは、と思いました。そして、カレーを何もつけずにたべ、口の中が辛さで一杯になった頃に、何もつけずにサラダを食べる、というのを繰り返しました。
 結論だけ言えば、やはりインドカレーにはナン、サラダには好みのドレッシング、というのが最善だと再認識しました。とはいえ、次善の策としては、なかなか有効だと思いました。
 世の中、いろいろな組み合わせが存在し得るものだ、と思いました。同時に、できたらもう少し頻繁にナンを焼いてくれたら、とも当然ながら思いました。

現状逃避

 作業中に足をぶつけました。台車に巻き込んだような感じで、一瞬痛みも走りました。
 本来なら、すぐに靴を脱いで状況を確認しなければならないはずです。ところが、「まだ作業中だし、怪我が判明したら手当てしなければならない。ならば、終わるまで確認するのは待とう」という考えが浮かんできました。
 冷静に考えれば、怪我していながら作業を続けたら、さらに悪化する危険性があります。したがって、ありえない考え方なのですが、なぜかその時はそう思ってしまったのです。

 もっとも、このような、現実の危険から目を背ける、というのは私に限ったことではありません。第二次大戦末期の大日本帝国政府が代表例ですが、ちょっと自分の足元を確認すれば済むのに、そこから目を背けて悲惨な結果になったというのは、無数に発生しています。
 そのようなニュースや歴史的事例を見る度に、「なぜそこで冷静に現状を認識しないのだ」と思っていたのですが、いざ我が身に降りかかると、同様の事をしてしまったわけです。
 やはり、人間というのは、嫌なことから目をそむけようとする本能があるのだろうか、と思いました。もっとも、致命的な失敗を防ぐためには、その「本能」をいかに制御して現状を認識する必要があるわけです。
 ちょっとした事故でしたが、思わぬところで自分の欠点と対策を認識することができました。

2007年11月20日

2007/11/20の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

ベストナインなど発表

[ 野球 ]

 セパ両リーグのベストナインなどが発表されました。先日発表されたゴールデングラブでは五人を輩出したマリーンズですが、ベストナインは里崎選手とTSUYOSHI選手(いずれもゴールデングラブと同時受賞)の二人だけでした。今年のマリーンズは守備のチームだった、という事でしょうか。
 セリーグは日本一のドラゴンズ・「リーグ優勝」の読売・最下位のスワローズで分け合う、というやや奇妙な結果に。ゴールデングラブではドラゴンズが五人と過半数を占めていましたが、やや違和感がありました。ちなみにセリーグ三位のタイガースは、ベストナイン・ゴールデングラブをあわせ、今季限りでの退団が決まっているシーツ選手ゴールデングラブのみ、という結果に。同様にパリーグ三位のホークスも、両賞あわせ、大村選手がベストナインに選出されたのみ、という結果になりました。

 MVPも、セリーグは「リーグ優勝」を優先し、投票のほとんどは読売の選手に集まっていました。今年については、クライマックスシリーズを含めてのペナントレースだと思うので、これにも違和感がありました。
 あと、表彰イベントを見ていたのですが、五輪日本代表チームの壮行会と兼ねており、プレゼンターも五輪チームの監督・コーチが務めていました。
 あと、ベストナインの選手にくっついて歩く役として、ジュニアホークスの選手がユニフォームを着て出ていました。開催地の地元とはいえ、特定球団のユニフォームを着た少年達が、ベストナイン選出者と歩く、というのもこれまた奇妙なものでした。「子供」を強調する事自体好きではないのですが、せめて制服を着せるわけにはいかなかったのだろうか、と大いに疑問を感じました。
 というわけで、セリーグの選考結果といい、表彰式の運営といい、違和感ばかり残った「プロ野球コンベンション」でした。

2007年11月19日

2007/11/19の更新

 電算室Excelのセル分割-姓名編を掲載しました。

思いこみの怖さ

 客先に行くことになりました。場所はかつて通っていた大学のすぐ近くで、最近はご無沙汰しているものの、高校時代から20代半ばまでずっとうろついていた所で、土地勘には自信のあるところです。
 客先の地図を見たところ、「ファミリーマートのあるビル」と書いてありました。あのあたりなら、距離感はつかめているから、適当に歩けばファミマはすぐに見つかるだろう、と思い、地図を印刷することなくでかけました。

 ところが、いざ目的地の周辺に着いたのはいいのですが、肝心のファミリーマートはありません。ローソンとサークルKはあるのですが、なぜかファミマはないのです。この時点ではある程度時間に余裕を持っていました。そこで「まあ範囲はつかめているので、適当に歩けば、すぐ見つかるだろう」とタカをくくっていました。ところがどうしても見つかりません。
 やがて時間が近くなり、どうしようもなくなったので、ついに人に尋ねました。住所から確認して該当する場所に行くとびっくりしました。そこには先ほどから散々みていたサークルKがあったのです。
 なぜか頭が、勝手に「サークルK」を「ファミリーマート」に変換していたわけです。我ながらなんでそんな事になったのか分かりません。
 とはいえ、せめて地図を印刷していれば、こんな結果にはならなかったわけです。ある程度地理感覚には自信があり、ましてやかつての地元みたいな所、と完全に自己過信に陥っていました。その報いがこのような形で来たわけです。
 どんなに自信・経験があることでも、基本を怠れば意味がない、という事を改めて自覚させられた一件でした。

2007年11月18日

2007/11/18の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

コアラ生活?

 金曜の夜、ちょっと夜更かしして3時くらいに寝ました。そして目が覚めたら12時過ぎでした。「まあ、夜更かしがたたったか」と思いながら起きて、朝食兼昼食を取ると、再び睡魔に襲われ、気がついたら日が暮れていました。
 そして再び起きて夕食を取ると、再び睡魔が。気がついたら23時になっていました。
 さすがに寝過ぎたと思いつつ、サイトの更新をして夜食を取りました。これで寝付けなかったら生活リズムが狂うな、と心配していましたが、それは杞憂に終わり、そのまま眠りました。
 そして朝、一度は目が覚めた物の、テレビを見ていたらいつの間にかまた寝てしまい、気がついた時は再び12時過ぎでした。17日の3時から18日の正午までで考えると、33時間中、29時間くらい寝ていた計算になります。一日20時間寝るというコアラ並みの生活でした。したがって、マリーンズのファン感謝デーも欠席となってしまいました。

 確かに先週は、普段の仕事が忙しかったのにも加え、日曜もかなりハードな日程を過ごしていました。その疲れがどっと出たのでしょう。とはいえ、我ながらよく寝たものだと、驚きました。
 逆に言えば、金曜の時点でかなり疲れていたにも関わらず、それを自覚していなかった事になります。土日が休みだから良かったものの、もし用事を入れていれば本格的に体調を壊していたかもしれません。
 疲れを自覚できない、というのはその時点ではいいのでしょうが、やはり体には良くないものです。なかなか暇になりませんが、体感できないまでも。自分の行動から、「疲れている」という事を認識する必要があると、強く思いました。

2007年11月17日

閉店セールのおまけ

 千葉駅近くの家具屋が閉店セールをしていました。せっかくだからのぞいたところ、前から相方が欲しがっていた椅子が定価の六割引くらいで売っていました。
 座り心地も悪くないようだったので、即時購入を決めました。そして購入手続きをしたところ、店員さんから粗品を貰いました。閉店のための餞別といったところでしょうか。
 帰ってあけてみたところ、それは「シュレッダー鋏」なるものでした。鋏の刃の部分が三重になっており、切った部分がシュレッダーをかけたような感じになります。試しにクレジットカードの請求書を切ってみたのですが、シュレッダー状態にするには、十回以上も鋏をかける必要があります。到底、シュレッダーの代用にはなりませんでした。
 確かにこれでは、売れるわけないでしょう。そのため、「家具屋の閉店セール時のおまけ」になったわけです。いろいろな意味で、消えゆく店の「閉店セールのおまけ」にふさわしい商品だとは思いました。

2007/11/16の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

2007年11月15日

電車待ちついでに「里帰り」

 実家の近くで仕事がありました。その後にも別の出先での仕事を入れていたのですが、予定より早く最初の仕事が終わったため、15分ほど余裕ができました。
 普段なら、どこかの喫茶店で時間をつぶすところです。しかし、駅から歩いて5分のところに実家はあります。ならば、5分でも慣れた所で過ごそうと思い、急遽「里帰り」を実行しました。
 しかし、電話を入れたところ誰もいませんでした。事前に連絡を入れていれば誰か待っていてくれたかも知りませんが、元々行く予定ではなかったのですから仕方ありません。一応、中で5分ほどくつろいだ後、再び駅に戻りました。
 一人きりで5分いただけですが、喫茶店などで30分くらい休むよりも、疲れが取れました。
 普段も1~2ヶ月に一度は顔を出してはいます。しかしながら、「定例行事」となっている上に、さほど遠いところにあるわけでもないため、「日常生活の一部」という感じでした。したがって、他の人が言う「故郷のありがたさ」という感覚が今ひとつ分かりませんでした。しかし、今回の5分間のおかげで、少しはそれが分かったような気分になりました。

2007年11月14日

「記録」だけで「記憶」に残る選手

[ 野球 ]

 13日未明、元西鉄ライオンズ投手稲尾和久さんが70歳で亡くなられました。
 1969年生まれの私にとって、その年に引退した稲尾投手の現役時代の活躍は知りません。また、昔の映像を見る機会もないので、投球フォームや得意な球種もよく知りません。今年、日刊スポーツ九州版に連載された鉄腕人生という記事を読んだことにより、「右投げでオーバーで投げる、速球の威力と、スライダーとシュートのキレが鋭い投手」とやっと知ったくらいです。

 とはいえ、野球の本や記事を読む事により、稲尾投手の次元の違う活躍ぶりは、子供の頃から自然と心に刻まれていました。
 その中でも、特によく見た「記録」は二つありました。一つは、1958年の日本シリーズで3連敗後4連勝で西鉄ライオンズが日本一になった時に、その4試合全てで勝利投手になったばかりか、サヨナラ本塁打まで放ち、「神様・仏様・稲尾様」という異名を得たことです。
 もう一つは、1961年に達成した404イニング登板で42勝、という今後永遠に破られそうにない記録を打ち立てた事でした。
 記録というのは凄いもので、それ自体が一つの「記憶」となります。さらに、鉄腕人生でその記録の土台となったものを知り、「鉄腕評論」において、「九州の球団」であるホークスに対する深い想いを読むことにより、今年に入って、その「記憶」はさらに強いものとなりました。

 その中でも特に印象に残ったのは、亡くなられる40日前に書かれた文章です。ホークスが勝ち試合を追いつかれながら、何とかサヨナラされずに引分けに終わったファイターズ戦について、引き分けに終わったとき、ふと昔のことを思い出した。58年の日本シリーズ。西鉄は巨人にいきなり3連敗。地元平和台で王手をかけられた。「今年はダメだなあ」という雰囲気が私たちライオンズのナインに漂っていたのだが、翌日の新聞に「まだ首の皮一枚残っている」という三原監督の談話があった。そうだ、まだ負けたわけじゃないんだと思い直した記憶がある。運よく西鉄は4連勝で逆転日本一に輝いた。という感想を残されています。
 監督の一言で気の持ち方が変わった、という趣旨の文章です。しかしながら、その中の、「運良く西鉄は4連勝」という一節を書く事が許されるのは、稲尾さんだけでしょう。それにしても、50年近く経った今でも語り継がれるほどの自らの偉業を、さりげなく「運良く」の一言で流したのですから、すごいものがあります。
 この一文を読んだときは、心底驚いたものでした。それにしても、それから二ヶ月も経たずに、「最新記事」を読めなくなる日が来るとは、夢にも思いませんでした。
 実際の投球を見たことがないにも関わらず、私にとって、「最も心に残る投手」の一人でした。今にして思えば、創設当時から監督を務めた、マスターズリーグの「福岡ドンタクズ」での投球を一度でも見ておくべきでした。心底後悔しています。
(サイト内参考記事・「記録に残る選手」と「記憶に残る選手」最多登板数について

2007年11月12日

スポーツ新時代

 数日前、チェスの大会参加者が、ドーピング検査で反応が出て、資格停止になる、という事件がありました。何でも、「アジア室内大会」というスポーツ大会の種目にチェスも入っており、そのため、他競技と同様にドーピング検査も行われたとのこと。その結果、服用している血圧の薬が規定にひっかかってしまった選手が出てしまった、という顛末だったとのことです。
 かなり昔から、チェスの団体は、オリンピックの競技種目に加わろうと運動しているそうです。それに向けて順調に進んでいたわけですが、「思わぬ副作用」が発生してしまった、という事でしょうか。

 ちなみに、よりスポーツ度を高めたチェス(?)として、チェスボクシングなる競技があるそうです。(※リンク先はIOC承認・国際チェス連盟加盟の日本チェス協会公式サイトです)
 こちらは、チェスとボクシングを交互に行い、チェスで勝つか、ボクシングでKOするかのいずれかで勝敗が決まる、というものです。そのため、3年半ほど前に初めて日本で行われた試合では、片方が詰まされながらも、まだ持ち時間が残っているからと投了せずに次のボクシングのラウンドで一発逆転KOを狙った、などという戦術が駆使されたとのことです。
 調べれば調べるほど、チェスが「スポーツ化」している事を知り、驚かされました。もう何年かしたら、大学の体育会に「チェス部」、さらには「チェスボクシング部」が加わっていたりするのだろうか、などと思いました。

アジアシリーズ、ドラゴンズが接戦を制して優勝

[ 野球 ]

 アジアシリーズ決勝のワイバーンズ対ドラゴンズはレイボーン投手と山井投手が先発。川上投手の先発を予想していたので、驚きました。
 その山井投手、初回にいきなり四球を出すと、盗塁さらには捕逸で三塁に進まれます。そこから2死を取りますが、そこから二つめの四球で1・3塁に。ここから連続適時打でいきなり2点を先制されます。
 直後の2回表に、井上選手が本シリーズ3本目の本塁打となるソロを放ってドラゴンズも1点を返します。しかし続く3回に二死から安打した荒木選手が盗塁を刺されるなど、4回まで1点に抑えられます。

 しかし5回表、1死から死球と安打で1・2塁とすると、藤井選手の適時二塁打でドラゴンズは追いつきます。さらに続く荒木選手の内野ゴロの間に逆転に成功しました。
 するとワイバーンズは5回途中に、チーム最多勝のレイボーン投手に代えて、初戦で先発して勝利を挙げたキム=グァンヒョン投手を起用。この回は森野選手を抑えましたが、続く6回に中村紀選手が四球を選んだ後、李選手が2ランを放って突き放します。
 山井投手はその裏にソロを打たれて1点を返されますが、7回を5安打3四球3失点に抑えます。
 そして8回に岡本投手が登板しますが、2死無走者から四球出すと、イ=ジンヨン選手に同点2ランを喫して5対5となります。
 そして迎えた9回表、前の回から登板のロマノ投手から、代打で登場の上田選手が四球を選び、犠打で二塁に進みます。そして二死後に井端選手が適時打を放ち、ドラゴンズが再び勝ち越しに成功します。
 そしてその裏は岩瀬投手が登板。ややボール成功ながら、三人を完璧に抑え、ドラゴンズが6対5で勝利。アジアシリーズ優勝を果たしました。

 これで日本チームが三連覇したわけですが、今回はこれまでとは違いました。何しろ、初戦でドラゴンズがいきなりワイバーンズに敗れました。さらにワイバーンズは台湾および中国相手をともにコールドと、ドラゴンズを上回る内容で三連勝し、予選リーグ1位を決めました。
 そして今日も接戦となり、ドラゴンズが1点差で勝ったわけですが、通算成績は同じ3勝1敗で、直接対決も1勝1敗だったわけです。それだけ、ワイバーンズが強かった、という事でしょう。
 もちろん、ドラゴンズはウッズ選手の不参加という問題がありました。もし韓国でも実績を持つウッズ選手がいたら、初戦の結果も違っていたとは思います。とはいえ、過去二年とは違う内容だった事は確かです。
 余談ですが、前年までマリーンズでコーチをしていたキム=ソングン監督が、昨年6位のワイバーンズを、一年でここまで引き上げた、というのはマリーンズファン的には嬉しいものでありました。
 あと、毎度の事ですが、この大会の集客の悪さは気になりました。今日も決勝であるにも関わらず、観客数は2万1千1百人ほど。はっきり言って寂しすぎます。入場料の見直しおよび、日本代表チームの本拠地で行うような改善が必要なのでは、と思います。
 来年からは色々な構想もあるようですが、そのあたりを考えた上で、満員になるアジアシリーズをぜひとも実現してほしいものだと強く思いました。

2007年11月10日

数字遊びと数学

 野球の話とかぶりますが、今日のアジアシリーズでは、第一試合が終わった時点で、三チームが決勝に進出する可能性がありました。しかも、日韓・日台・韓台の三パターンが考えられます。
 そうなると、第二試合でどのような結果になると、どの組み合わせになるか、というのが非常に気になり始めました。そこで、得失点パターンを表にして、試算しました。
 どうせ数時間後には分かることですし、試合内容から見れば、日韓になることはほぼ分かります。とはいえ、そんなのに時間を費やすのですから、そういう数字に基づいた予想をする事自体が楽しいのでしょう。

 他にも数字に関するデータを扱ったり、結果を予想したりするのは好きです。しかしながら、学生時代の数学にはあまりいい思い出がありません。
 小学校の時の「旅人算」だの「植木算」あたりから追いつけなくなりはじめました。その後、義務教育レベルはなんとかなったものの、受験レベルでは完全に苦手科目に。そして大学は文系志望だった事もあり、高校数学は、共通一次に出題範囲以外は全くもって覚えていません。
 自分で言うのも何ですが、数字が好きなのに数学に苦手意識、というのは残念なものがあります。もう少し、素人の(?)数字好きにも楽しめるような数学教育があっても良かったのでは、などと思いました。
 まあ、どの教科でも、「楽しみながら学べる」などという事が出来れば、教えるほうもも教わるほうも、苦労することはないのでしょうが・・・。

アジアシリーズ、ワイバーンズとドラゴンズが決勝進出

[ 野球 ]

 アジアシリーズ三日目、第1試合はドラゴンズ対中国選抜でした。先発は朝倉投手と呂投手、呂投手はかつてドラゴンズに在籍しており、古巣相手の登板、という形になりました。
 朝倉投手は、立ち上がりにいきなり四球を出し、ヒットエンドランを決められて無死1・3塁となります。そして、1死後に四番打者に犠飛を打たれて先制されました。ドラゴンズはこのシリーズ3試合連続で先制点を許した形になります。
 一方、呂投手は古巣相手に素晴らしい投球を見せ、内野安打の山を築きます。4回2死まで無走者投球だったのですが、そのうちの9アウトまでが二塁ゴロか三塁ゴロでした。そして森野選手を歩かせて、初の走者を出しますが、続く四番の中村紀選手を抑え、無安打無得点を続けます。

 一方の小笠原投手も本来の投球を見せ、5回を2安打1四球で立ち上がりの1点のみに抑えます。すると5回裏に1死から井上選手が右翼席にチーム初安打となるソロ本塁打を放ち、ドラゴンズが追いつきます。
 さらに6回には荒木選手が左翼ポール際に本塁打を放ち、勝ち越しに成功します。さらに続く井端選手が死球で出ると、森野選手が右前に本大会初となる安打を放ちます。そして三塁を狙った井端選手に対する送球がそれてそのまま生還。ドラゴンズが3安打で3点を挙げました。
 続く7回に1死から中村公選手が二塁打を放つと、代打で立浪選手が登場。適時打を放って追加点を挙げ、呂投手をKOします。さらに継投陣に対し、序盤の鬱憤を晴らすかのような猛攻を浴びせてこの回一挙6点を挙げました。
 コールドこそ逸したものの、結局ドラゴンズが9対1で勝ちました。このシリーズ、勝率が同じ場合の順位決定方法は、まず直接対決で、続いて失点数・得点数・チーム打率、という順番となっています。そのルールのかねあい上、ドラゴンズはこの時点で、台湾のライオンズが夜に1失点した時点で決勝進出、という形になりました。

 その夜に行われた、韓国のワイバーンズ対台湾のライオンズ戦。ワイバーンズの先発は巨漢のチェ=ビョンヨン投手、ライオンズの先発は、昨日中継ぎで1イニング投げている、マンロー投手でした。
 初回、ライオンズの先頭打者が左翼線を抜くも、パク=ジェサン選手の好返球があって二塁タッチアウトとなり、先制できません。
 するとその裏、ワイバーンズ一番のチョン=グンウ選手がいきなり三塁打を放ちます。そして1死2・3塁から四番のイ=ホジュン選手の適時打で先制。この時点で、ドラゴンズの決勝進出が決まりました。さらに、この回もう1点を追加します。
 続く2回、先頭の八番・パク=キョンワン選手が左翼席にソロを放って追加点を挙げると、さらに打線が爆発。一挙に6点を挙げると、続く3・4回にも追加点を挙げます。
 ライオンズは、三振に打ち取ったはずが捕手が弾いて、「タイムリー振り逃げ」になり、無死1塁での投ゴロが、失策で無死2・3塁となってその後に失点と、守備の乱れで自ら差を拡げる展開に。序盤で早くも13対0の大差となりました。
 チェ=ビョンヨン投手は4回まで4安打無失点、5回に楊松弦選手にソロを喫しますが、その1点に抑えます。さらに継投陣がライオンズを抑え、7回表終了で13対1となり、ワイバーンズが2試合連続のコールド勝ちを決めました。
 これで三連勝のワイバーンズが予選を1位で通過。明日、ドラゴンズと決勝を行う事になりました。
 台湾・中国相手にドラゴンズがあわせて13点のところをワイバーンズは26点、一方、失点もドラゴンズが3のところをワイバーンズは1と、直接対決以外の部分でも、ワイバーンズが圧倒しています。
 明日の先発はレイボーン投手と川上投手が予想されます。二年前のカープ対ドラゴンズなら、この顔合わせならそれだけでドラゴンズ有利、と言えたでしょう。しかし、レイボーン投手は昨年のアジアシリーズでもファイターズ相手に好投しています。
 ドラゴンズが日本チーム三連覇を果たすのか、それともワイバーンズが韓国勢初優勝を果たすのか。昨年までと違い、予選では日本チームが負けているだけに、過去二年とは違った決勝戦になりそうです。

乗車駅証明書発行機

[ 交通 ]

 仕事の関係で、高崎駅の隣にある「高崎問屋町駅」から電車に乗る事になりました。改札に着いたところ、次の電車は1分後とのこと。それを逃すと、20分近く待つことになります。これが一人だったら別に何という事はないのですが、四人で行動していました。
 改札周辺を見ていると、入場方法は三種類あることが分かりました。一つは普通に切符を買って入る方法です。ただ、自販機は二つしかありません。四人がそれぞれ目的地を確認しながら切符を買うと、乗り遅れる危険性があります。

 そこで、全員がSuicaもしくはパスモを持っていた事もあり、それで入場しました。そして、ホームに着いた直後に電車が到着し、事なきをえました。
 しかし、高崎駅で新幹線に乗換える時に問題が発生しました。新幹線にSuicaで乗るには、色々な制限があり、結論だけ言うと、我々は誰もそのままSuicaを使えません。結局、有人改札口で乗車記録を確認した上で切符と特急券を購入し、さらに乗車証明書みたいなのをもらいました。これで、下車駅の有人改札で、再度Suicaの処理をしてもらう、という作業になったわけです。
 幸い、次の新幹線までは時間の余裕がある上に、東京行きは10分間に3本も来る、という余裕がありました。従って、面倒でしたが、特に焦る事なく、手続きは終わりました。
 手続きの間、ふと、高崎問屋町駅の改札の事が思い出されました。有人改札の通路の近くには、早朝・深夜に駅員が居なくなるためか、無人駅にある「乗車駅証明書発行機」がありました。
 これを使えば、高崎駅で、いちいちSuicaをチェックされる、などという事なく、簡単に乗車券が買えていた可能性が高そうです。
 結果的に、最新技術であるSuicaや、多機能の券売機よりも、無人駅で使われる簡素なシステムが一番便利だった、というオチになりました。自分の体験ながら、何とも言えない趣を感じました。

アジアシリーズ第1・2戦

[ 野球 ]

 8日からアジアシリーズが開幕しました。初戦でのドラゴンズ対韓国のワイバーンズで、ワイバーンズが勝利。本大会で日本チームに初の黒星がつきました。ワイバーンズの金星根監督は、昨年までマリーンズのコーチを務めていました。韓国での監督実績も豊富とのことですが、さすがと言うよりありません。
 ちなみに、中田投手に投げ勝った金広鉉投手は、高卒ルーキーの19歳とのこと。ドラゴンズ打線を6回3安打3四球で無失点に抑えていました。安直な表現ですが、「韓国の田中将大投手」とでも言ったところでしょうか。2009年のWBCなどにも出てきそうな感じです。

 そのワイバーンズは本日行われた中国選抜にもコールドで圧勝。先発は、昨年カープに在籍していたロマノ投手でした。ここには、一昨年カープに在籍し、昨年は台湾のベアーズで本大会に出場し、ファイターズ相手に好投したレイボーン投手も在籍しているとの事です。明日の台湾戦に登板するのでしょうか。
 なお、本日もし負けると決勝進出できなくなるドラゴンズですが、台湾のライオンズ相手に井端選手が4打点を挙げる活躍。先発の朝倉投手は6回を2失点。最後は岩瀬投手が抑え、4対2で勝利しました。
 これでドラゴンズは、初戦に中国に逆転勝ちしていたライオンズと並んで1勝1敗に。明日ドラゴンズが勝ってワイバーンズがライオンズに勝てば、ワイバーンズが予選1位、ドラゴンズが予選2位で決勝進出となります。一方、ドラゴンズとライオンズが勝って2勝1敗で3チームが並んだ場合、総失点が少ない上位2チームが決勝進出となるようです。ここまで、ワイバーンズ2失点、ドラゴンズ8失点、ライオンズ9失点となっていますので、ドラゴンズは中国に完封勝ちすれば、夜の結果を待たずに決勝進出となります。
 決勝はおそらく川上投手なので、明日は「完全リレー男」の山井投手か、小笠原投手のいずれかと思われます。果たしてどうなるでしょうか。

2007年11月07日

北海道らーめん 魚らん坂

 実家の近くの交差点に、1・2階が飲食店になっているビルがあります。1階部分はかつてはカフェバーでしたが、ある時、改装されて、うどん屋になっていました。数年で閉店しましたが、内装はそのままラーメン屋に。その後も、数年に一度閉店しては別のラーメン屋になる、というのを繰り返して現在に至っています。
 今の店は2003年に開業した「北海道らーめん 魚らん坂」という店です。聞き慣れない言葉ですが、単に店の近くにある坂の名前をつけただけです。余談ですが、その「魚らん」という言葉ですが、これは、坂の中腹にある魚籃寺というお寺から来ています。

 ところで先日、この「魚らん坂」に支店がある事を知りました。ネットで調べてみたら、首都圏に5つほどあるようです。当然ながら、「魚らん坂・○○店」と名乗っているわけです。
 子供の頃から地名の「魚籃坂」やバス停「魚籃坂下」という言葉に慣れ親しんでいた身として、この「魚らん坂・○○店」という言葉にはかなりの違和感がありました。
 とはいえ、売れている以上、チェーン店展開をするのは当然の事です。ぜひとも、この調子で成長し、「魚らん坂」の名を全国に広め、ゆくゆくは、逆上陸して「魚らん坂・札幌店」を開業してほしいものだと思いました。

薮田投手、FA宣言

[ 野球 ]

 マリーンズの薮田投手がFA宣言しました。大リーグ入りを視野に入れているようです。小林雅英投手に続き、今シーズンオフ二人目となります。
 仮に両投手が移籍した場合、本日、読売入りが発表された藤田投手に、故障が癒えず戦力外となった山崎投手と、2005年優勝時の継投陣が全員去る事になります。二年前を思い出すと、寂しいものがあります。もっとも、同時にマリーンズで活躍していた選手が、大リーグで活躍する、というのを見てみたい、という気持ちもあります。
 いずれにせよ、来期のマリーンズの継投陣がどのように構成されるのか、注目です。

 一方、本日はトライアウトが開催。早速、前ファイターズの萩原投手と、前読売の斉藤選手のスワローズ入りが決まったそうです。ぜひとも、新天地で頑張ってほしいものです。
 また、今季戦力外通告された選手にまじり、昨年ホークスを解雇され、今年は北信越リーグでコーチ兼選手としてプレーしていた、宮地選手の名前もありました。ぜひとも、自身二度目となる「リストラの星」になってほしいものですが・・・。

2007年11月06日

2007/11/6の更新・その2

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

女性専用車に紛れ込む?

[ 交通 ]

 朝の9時過ぎに半蔵門線を使う機会がありました。降りる時の事を考えて一番前の車両に乗りました。いい席が空いていたので、ツイていると思いながら座りました。そして、ふと窓を見ると、「女性専用車」の記載がありました。乗車したときのホームには記載がないし、車内には男性が何人か普通に座っています。
 変だとは思いましたが、とりあえず、窓の記載には「平日の9時半までは・・・」という文言があります。そこで、「ホームの記載を見落として女性専用車に紛れ込んでしまったか?」と思い、あわてて隣の車両に移動しました。

 やや釈然としない気分でいたところ、9時半になりました。すると、車掌さんが「9時半になりましたので、最後尾の女性専用車両は、終了させていただきます」という放送が流れました。その時、「そう言えば、半蔵門線は、上下とも最後尾を女性専用車にしていたっけ」という事を思い出しました。つまり、私が見たのは、逆方向に走る時に使われる記載だったのです。
 そんなもの、記載を落ち着いて読めば分かる、という話ではあります。しかしながら、「間違えて女性専用車に入ったかもしれない」という不安感から、とりあえず脱出することを優先したわけです。そそっかしいと言えばそそっかしいですが、無難な対応だったと自分では思っています。
 こんな事が起きないよう、窓に貼ってある「女性専用車」の表示は、該当列車の該当時間のみ表示されるようにならないものか、などとも思いました。窓にLED表示をさせる、というような技術が開発されれば、可能なようにも思えます。数年後の科学技術に期待したいところです。

ライオンズ、来期から球団名変更

[ 野球 ]

 ライオンズが、球団名に「埼玉」を冠するという名称変更を申請したとのことです。正式決定はオーナー会議の承認を得て、という事ですが、実質的には決定と言っていいでしょう。
 これでパリーグは六球団中五球団が地域名を冠した事になります。セリーグでは創設以来地域名のみを名乗っている広島に、1993年から地域名に改めた横浜、昨年より地域名を冠したスワローズがあります。地域名がそのまま企業名になっているドラゴンズ(中部日本)・タイガース(大阪神戸)もあるわけで、12球団中10球団に地名がつくことになります。
 せっかくだから、ドラゴンズとタイガースも「中部」とか「京阪神」みたいに、地域名を名乗れば、とも思うのですが、そうはいかないものでしょうか。
 所沢の閑散ぶりを見ると、県名を冠したくらいではまだまだ大変とは思いますが、ぜひとも地域密着をはかって、再び人気球団となってほしいものです。

 マリーンズがらみでは、上川前イーグルス二軍コーチと、成本前スワローズ投手コーチの入団が決まりました。成本コーチといえば、かつてのマリーンズのダブルストッパーの一人。引退後は初の古巣復帰となります。こうなると、当時コンビを組んでいて、今年イーグルスを戦力外になった河本投手の去就が気になるところです。こちらの古巣復帰はないものなのでしょうか。
 一方、戦力外通告を受けていた吉井投手は、ファイターズの一軍投手コーチに。同時に現役引退となるようです。マリーンズでも、その前にいた球団でも、若手投手には慕われていたそうです。また、CS中に自身のブログで綴っていた戦況分析も的確なだけに、優秀なコーチになるのでしょうか。それにしても本人も、CS中は「いかにして勝つか」を論じていた球団に、1ヶ月後に指導者として入る事になるとは、予想外だったのではないでしょうか。

 そのファイターズですが、金村投手が中村泰投手との交換でタイガースに移籍となりました。結果的に、ファイターズで一軍最後の登板となった試合は観戦していました。その試合では、序盤に打込まれながら、「明日先発予定の投手の体調が安定しないので、中継ぎを使いたくないから」という理由で5回まで続投させられ、計10失点という結果になっていました。まだまだ老け込む年でもないでしょうし、タイガースではここ二年の不振を取り返す活躍をしてほしいものです。

2007年11月04日

2007/11/4の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

津田沼栄枯盛衰

 新津田沼駅のほうに行ったら、丸井の跡地に来週開業する「ミーナ津田沼」で、開業に先行してのクレジット会員募集が行われていました。この「ミーナ津田沼」で最大のテナントはユニクロで、5階まるごとに加え、6階の一部も使うそうです。
 何でも、この「ミーナ」という商業施設ブランド自体がユニクロのものだとのこと。ちなみに、来週開業するのは二号店で、一号店は福岡の天神にあるそうです。
 そこで、その一号店を調べてみたところ、興味深い事に気づきました。一号店も最大テナントはもちろんユニクロなのですが、他にユザワヤも6階と7階をまるごと使用しています。さらに、全ての階が隣接するダイエーの「ショッパーズ専門店街」と連絡通路で結ばれており、二館で共同イベントなども行っているとの事でした。

 津田沼でダイエーとユザワヤと言えば、凋落の象徴みたいな存在です。ダイエーは賑わっていたものの、経営再建のあおりを受けて約2年前に閉店。その後、跡地は空き家のままで、やっと今秋になって、何かの工事が始まった、という状況です。
 そして、その向かいにあるユザワヤも、開店当初は地上3階地下1階が全て店舗でした。それが、いつの間にか、3階はダイソーになり、地下も今月末から食料品店が入ることになりました。つまり、開業から売場面積がほぼ半減しているわけです。
 偶然とはいえ、このような、津田沼での「負け組」と企業と縁のある一号店を持つ「ミーア」が、津田沼に二号店を出すわけです。果たして、どんな結果になるのか、気になるところです。
 とりあえず、急ぎの用はないので、開店直後の混雑がおさまった12月くらいに、一度のぞいてみようとは思っています。

極めて分かりやすい「ビジネスモデル」宣伝

 電車の広告で、三井住友銀行が、「個人ローンの金利が6%から12%」という広告を出していました。借金しないのでよく分かりませんが、金利を売りにする、ということは、サラ金よりは安い、という事なのでしょう。
 しかし、銀行がこのような宣伝をする、というのはどうなのか、とも思いました。この銀行に1千万円を1年預けると、年利は0.4%だそうです。すなわち、利息は4万円です。一方、「6%」というのは、500万円以上借りた場合の利子だとの事なので、1000万円を1年借りれば、60万円になるわけです。

 金融業界の知識はないのですが、とりあえずこれだけ見ると、この銀行は誰かから1年間1000万円を預かり、それを別の誰かに貸し付けるだけで54万円儲かる、という計算になります。
 もちろん、銀行というのは、この利ざやで儲けるわけですから、双方の利率に差があるのは当然です。とはいえ、それを電車の中でまで宣伝する、というのはどうかと思いました。
 とにもかくにも、久々に銀行の利率というものを考える機会を得ました。そして、改めて「定期預金は年利5%」の時代からの移り変わりを感じさせられました。

2007年11月03日

小林雅英投手FA宣言ほか

[ 野球 ]

 マリーンズの小林雅英投手がFA宣言をしました。会見によると、マリーンズ残留・国内移籍・メジャー挑戦のいずれの可能性もあるようです。
 今年はかなり不本意な成績だった小林雅投手ですが、それでも27セーブを挙げ、7年連続20セーブ以上を達成しています。それだけに、日米合わせて少なからぬ球団が興味を示すのでは、と思われます。
 できればマリーンズに残ってもらいたいものですが、メジャー挑戦も見てみたい気もします。とりあえず、仮に移籍するとしても、最近のFA失敗者でよくある、「入団時は諸手を挙げて迎えられるが、調子を崩すとすぐ格下げさらには二軍落ち。そして数年後には自由契約もしくは、FA選手の人的補償要員として退団」などという事にはならぬよう、的確な判断をしてもしいものです。

 一方、まさかの戦力外通告となった藤田投手は引く手あまたの模様。現在ではホークスがかなり熱心のようです。新天地での活躍を期待したい一方で、特にパリーグ球団に移籍されて活躍されたら、マリーンズのダメージは二重に大きいだろうな、などとも思っています。
 話は変わりますが、18日に行われる、マリーンズファン感謝デーの要項も発表となりました。昨年、不快感を表明したバレンタイン監督は、自らニューヨーク旅行などをプレゼントとの事。かなり気合いが入っています。他に野球教室やファンミーティングも行われるとのこと。「ブロックサイン講習会」などは、野球を観る楽しさが増しそうで楽しみです。
 一方、二年連続日本一を逃したファイターズは、首脳陣のうち、白井ヘッド・佐藤義則投手・淡口打撃、といった中核メンバーをいずれも解任しました。CS最終戦で先制かつ決勝の本塁打を放ち、日本シリーズでも2発を放ったセギノール選手も解雇の方針とか。新監督を迎えるにあたっての刷新、という意味もあるのでしょうが、実績のある人たちなだけに、疑問が残りました。

2007年11月02日

ドラゴンズ、史上初の「完全リレー」で頂点に

[ 野球 ]

 名古屋で行われた日本シリーズ第5戦は山井投手とダルビッシュ投手が先発。普通ならファイターズ優位と思われる所ですが、試合は予想外の展開を見せます。
 ドラゴンズは初回は三人で終わり、CSから続いていた、ポストシーズン本拠地初回得点連続記録(?)は止まります。しかし2回、先頭のウッズ選手が安打すると、シリーズ絶好調の中村紀選手が二塁打で無死2・3塁に。そして1死後、平田選手に犠飛が出て、ドラゴンズが先制しました。

 山井投手は、立ち上がりから好投で、走者を出しません。守っても2回には中村紀選手が、4回には荒木選手がそれぞれ、安打性の当たりを好捕します。
 ダルビッシュ投手は、好調ではなかったようですが、いつもながらの好投で、ドラゴンズ打線を1点のみに抑えます。
 しかしながら、山井投手の好投は続き、ファイターズは走者を出せません。そしてそのまま、走者が出ないまま、山井投手は8回まで24人を完全に抑えます。
 そして迎えた9回表、ドラゴンズはその完全投球の山井投手に代え、岩瀬投手を起用。そしてこれまた三人を完全に抑え、公式戦を含め、史上初の「継投による完全試合」を達成。そして、1対0で勝ったドラゴンズは53年ぶりの日本一となりました。観客数は3万8千1百人ほどでした。

 シリーズ前に書いたように、本当は、ファイターズに1敗以下で勝ってほしかった、というのが本音です。とはいえ、CSから続いたドラゴンズの強さには感服させられました。まさしく、今年のプロ野球の頂点にふさわしいチームと言えるでしょう。また、就任4年で3度日本シリーズに出て、ついに悲願の日本一を達成した落合監督の采配も賞賛に値すると思います。特に今日の、「個人の完全試合達成より、勝利を優先しての継投」には感心させられました。また、シリーズMVPとなった中村紀選手は、合併球団にひどい扱いを受け、所属球団が決まらないまま2月を迎えた選手。そこからここまでのぼりつめた事もこれまた賞賛に値すると言えるでしょう。
 敗れたファイターズは結果的にヒルマン監督最後の試合となりました。もちろん、リーグ2連覇を達成した強さは、日本シリーズ敗退によってどうこう、という事はないと思います。ただ、強いて言えば、この試合で田中幸雄選手の出場機会は作れなかったのか、とは思いました。
 というわけで、今年の日本プロ野球は終了し、残るはアジアシリーズのみ。ドラゴンズにはぜひとも日本のトップとして、日本チーム3連覇を達成してもらいたいものです。