2007年03月31日

一段上の強風

 夜になって、風が強くなりました。この地区の強風は今に始まった事ではありません。しかしながら、今日の風は別格という感じです。だいたい、風が強いときは「ゴーゴー」と感じの音がするのですが、今日は「グオーグオー」という感じ。なんか地鳴りがしているような感じなのです、
 当然ながら、海寄りを走る京葉線は運休となっていました。しかしながら、室内にいても驚くほどの風が吹いているにも関わらず、近くの総武線はちゃんと動いていました。これだけの風で動くという事は、京葉線沿線はさらにすごい風が吹いているという事なのでしょうか。まあ、海に沿って走る京葉線と内陸の総武線では、運休基準が違う、という事もあるのでしょうが・・・。
 それにしても、これまでこの町では「自転車がまとめて倒れていた」「ビニール傘がバラバラに」「干していた布団が落ちた」など、様々な風の「被害」を見ていました。それ以上の強風が吹いているわけですから、翌朝の町はいったいどうなっているのだろうか、などと思いながら風の音を聞いています。

初回の大量点が響き、大敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは久保投手と斉藤和投手が先発。マリーンズは脇腹に痛みをおぼえた福浦選手が今季初の指名打者で代わってズレータ選手が初の守備に。なお、福浦選手は結局1打席立っただけで交代となりました。一方、ホークスはここまで好調の大村選手が足に張りがあるとの事で欠場しました。
 今季初登板となった久保投手ですが、初回、簡単に2死を取ったものの、そこから多村選手・松中選手に連続四球。そして小久保選手に三遊間を抜かれて先制されます。さらに柴原選手も歩かせると、ブキャナン選手に来日1号となる満塁本塁打を喫します。2死無走者から2安打3四球で5失点と、完全に自滅といえる立ち上がりでした。

  いきなり大量援護を貰った斉藤和投手に対し、2回までマリーンズは無得点。しかし3回、先頭の青野選手があわや本塁打という三塁打を放つと、続く早川選手に移籍後初安打・初打点となる適時打が出て、1点を返しました。
 ところが直後の4回表、2・3回は三人ずつで抑えていた久保投手が、先頭の柴原選手に一塁線を抜かれます。ところがこれが塁審に当たって単打に。この時点ではツイているか、などと思ったのですが、続くブキャナン選手が2打席連続となる2ランを放ち、単打も二塁打も関係なくなってしまいました。
 マリーンズは5回裏、先頭の早川選手が四球を選ぶと、移籍後初となる盗塁を決めます。そして内野ゴロの間に三塁に進み、さらに内野ゴロで生還と、無安打ながら足だけで1点を返します。
 一方、マウンドには4回から小宮山投手が今季初登板。その回は中軸三人を抑え、5回も三者凡退と巧さを見せますが、6回に本多選手に本塁打を喫し、さらに走者を出して松中選手を迎えたところで降板。しかし、ここは三番手で登板した高木投手が松中選手を抑え、1点にとどめます。高木投手は8回も無失点。また9回は開幕以来の登板となった川崎投手がこれまた無失点とそれぞれ好投しました。
 斉藤和投手も本来の調子とは思えませんでしたが、マリーンズ打線も反撃ができません。6回には2安打で1死1・2塁としますが、ここも抑えられます。そして以下、ニコースキー投手・柳瀬投手に抑えられ、9回にはプロ初登板の森福選手に対して2死から走者を二人出すものの、最後はTSUYOSHI選手が倒れ、結局8対2で完敗。初回の5失点が全てと言えそうです。観客数は2万3千3百人ほどでした。

 宮城のイーグルス対合併球団は岩隈投手と川越投手が先発、のはずが試合前の投球練習で背中に違和感を感じた岩隈投手が、投げる前に「降板」し、急遽川岸投手が救援先発。
 しかし、立ち上がりに1死から3連打されて先制されると、北川選手に3ランを喫して一挙4失点。さらに3回にも3点を追加され、これまた序盤から大差に。終わってみれば11対3と一方的な試合でした。イーグルスはフェルナンデス選手も体調不良で欠場。エースと四番を欠いては仕方ない結果と言えるかもしれません。観客数は1万9千5百人ほどでした。
 札幌のファイターズとライオンズはグリン投手と西口投手が先発。4回まで1安打投球だったグリン投手ですが、5回に和田選手とリーファー選手の連続二塁打で先制され、さらに犠飛で1点を追加されます。そして7回にはカブレラ選手に本塁打を打たれ、この回途中で降板。さらに二番手の山本投手が打込まれて、この回計6点とここも大差となります。
 西口投手は6回1死まで無走者投球。大差のついた7回裏に3点を返されますが、それのみに抑え、2勝目を挙げています。観客数は3万4百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対カープは能見投手と新人の青木高投手が先発。2回に新井選手のソロでカープが先制するも、3回に金本選手の2ランでタイガースが逆転。直後の4回表に新井選手の犠飛で同点と、両四番の活躍で接戦のまま中盤を迎えます。
 タイガースは同点の6回から久保田投手が登板。一方、カープは青木高投手が6回を2失点に抑えると、7回からこれまた新人の宮崎投手が登板します。しかし、宮崎投手は簡単に2死を取ったものの、関本選手に四球。するとタイガースはここで大阪ドームと相性のいい林選手を代打に起用。これが的中して二塁打を放ちます。ここでカープは三番手の佐竹投手を投入するも、これが失敗。連続四球で労せずしてタイガースが決勝点を挙げました。
 タイガースは8回はウイリアムス投手が、9回は藤川投手という必勝継投でカープの反撃を封じ、3対2で今季初勝利。お立ち台には久保田投手を含めた継投陣三人が上がっていました。観客数は3万3千7百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は土肥投手と門倉投手が先発。土肥投手は毎回のように走者を出しますが、要所を締める投球。一方、門倉投手は7回まで2安打にベイスターズ打線を抑え、0対0のまま終盤を迎えます。
 そして迎えた8回裏、先頭の内川選手の打順で、大矢監督は代打で古木選手を起用。これが成功し、古木選手は右翼席に本塁打を放ち、均衡がやぶれます。さらに安打と犠打で1死二塁とすると、仁志選手が適時二塁打を放って1点を追加しました。
 9回はクルーン投手が登板。いきなり谷選手と小笠原選手に連打されます。しかし、昨日本塁打を放っている李選手、さらにはゴンザレス選手を内野ゴロに打ち取り、最後は併殺で試合終了となりました。それにしてもこの9回の攻撃の顔ぶれを見ると凄いものがあります。これで小久保選手のFA取得が一年遅く、一昨年にローズ選手と清原選手(ともに現合併球団)を解雇していなかったらどんな打線になっていたのでしょうか。
 それはともかく、ベイスターズが2対0で勝利しています。観客数は2万4千3百人ほどでした。

 唯一のナイターとなった名古屋のドラゴンズ対スワローズは朝倉投手とグライシンガー投手が先発。グライシンガー投手は最初の一巡を完璧に抑えますが、4回に井端選手に二塁打を打たれて初の走者を出すと、続く荒木選手に適時打が出てドラゴンズが先制。さらに2死後に李選手が来日初適時打を放って2点目を挙げます。さらに5回には中村選手がフェンス直撃の二塁打を放ち、森野選手が安打で続くと、1死後に朝倉投手が左中間を抜く2点適時二塁打を放って4対0とします。
 一方、朝倉投手は7回を2安打4四球無失点と、投打にわたる活躍。さらにその裏、スワローズは三番手に育成契約から支配下選手入りした伊藤投手を登板させます。しかし、先頭の中村選手との「元育成選手対決」で安打され、立浪選手の代打適時打などで2点を失うというデビューとなってしまいました。
 大差のついたドラゴンズは8回は中継ぎ投手を三人出すという余裕の継投。9回は来日初登板のグラセスキ投手が三人で抑え、完封リレーで6対0と快勝。開幕連勝を飾っています。観客数は3万7千7百人ほどでした。

送られたり送ったり

 職場の後輩の送別会がありました。気もあったし、いろいろ助けてもらった事もありました。また、いなくなった来週からの事を思い不安になる、という事もありました。というわけでで、1年にも満たないつきあいながら、いろいろな意味でもの寂しい送別会となりました。そんな中、自分と一緒に仕事をできて良かった、と言われたのは嬉しいことでした。次の職場でも頑張ってほしいものです。
 それにしても約1年前には、自分が前の職場を去ったわけです。それから364日後に、新たな職場で後輩を送る立場になるとは、夢にも思いませんでした。巡り合わせというのは面白いものです。来年の今頃、自分は一体何をやっているのだろうか、などと思いもしました。

渡辺俊投手の好投と下位打線の活躍で今季初勝利

[ 野球 ]

 今日もいろいろあって携帯メール観戦。千葉のマリーンズ対ホークスは渡辺俊介投手と神内投手が先発。渡辺俊投手は、初回に先頭打者に安打されますが、盗塁失敗もあって三者凡退。そして2回も三人で抑えます。
 一方、初回に無死2塁の好機を生かせなかったマリーンズ打線ですが、2回に四死球と犠打で1死1・2塁とすると、続く竹原選手の打席で、暴投と失策があり、無安打でマリーンズが先制します。さらに、竹原選手にプロ初打点となる二塁打が出て追加点を挙げ、さらに9番の青野選手の1号2ランと、下位打線の活躍で、マリーンズが一気に4点を先制します。

 渡辺俊投手は、2試合連続9得点で4連勝中のホークス打線を3回まで9人で抑えます。4回に失策がらみで1点を失いますが、失点はそれのみ。6回の1死1・3塁も、松中選手を併殺打に打ち取ります。
 マリーンズ打線も3回以降、立ち直った神内投手の前に7回まで無安打に抑えられます。しかし、渡辺俊投手は安打こそされますが、ホークス打線を抑えます。
 そして9回もマウンドに上がり、3番から始まる打線を、三人を内野ゴロに抑えて完投勝利。強力ホークス打線を自責点0で完投したのはもちろんですが、無四球というのが、一昨年までの渡辺俊投手に戻ったと言えるでしょう。というわけで、マリーンズが本拠地初勝利を飾っています。観客数は2万1千人ほどでした。
 なお、試合前に加藤投手の合併球団への金銭トレードが発表されました。昨年、ケガするまで中継ぎで好投していた事もあり、勿体ないようにも思えますが、本人としては新たな活躍の場ができるだけに、いいトレードとなるのかもしれません。先に移籍した辻選手とバッテリーを組んで、マリーンズ戦以外で活躍してほしいものです。

 札幌のファイターズ対ライオンズはダルビッシュ投手と岸投手が先発。3回に失策で先制したライオンズが、4回に和田選手の本塁打で追加点を挙げます。一方、プロ初登板初先発の岸投手は、7回まで4安打2四球無失点と好投。8回も三井投手が抑えますが、9回に登板した小野寺投手が一昨日に続いての乱調。1死から連打が出た後、金子洋選手のプロ初安打が適時打となり、続く森本選手の適時内野安打でファイターズが追いつきます。その後はともに救援陣が踏ん張り、結局2対2の同点のまま延長12回引き分け。昨年は引き分けのなかったファイターズですが、今年は6試合で早くも3つの引き分けとなっています。ダルビッシュ投手は9回を2失点14奪三振の好投ですが、援護がありませんでした。観客数は3万7千人ほどでした。

 今日からセリーグも開幕。大阪ドームのタイガース対カープは下柳投手と黒田投手が先発。下柳投手は38歳にして初の開幕投手です。試合はカープが3回に梵選手の犠飛で先制。さらに6回も1点を追加されます。6回まで黒田投手に3安打に抑えられていたタイガース打線は7回に失策をきっかけに関本選手の適時打で1点を返しますが、直後に継投陣が打たれて2点を追加されます。結局4対1でカープが勝っています。観客数は3万3千8百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対スワローズは川上投手と石井一投手が先発。3回に川上投手の安打を足がかりにドラゴンズが2点を先制しますが、7回に1点を返したスワローズが、8回にリグス選手の2ランで逆転します。
 しかし、8回に2死無走者から李選手が来日初安打となる二塁打を放つと、続くは合併球団に非礼極まりない扱いをされて解雇され、育成枠からドラゴンズ入りして開幕スタメンを勝ち取った中村選手。ここで起用に応え、適時二塁打を放って同点に。さらに立浪選手の代打適時打で勝ち越すと、その後も安打を集め、一挙5点を挙げて逆転。そのまま7対3でドラゴンズが勝っています。観客数は3万7千7百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は三浦投手と内海投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万8千2百人ほどでした。

2007年03月29日

2007/3/29の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

田中投手、プロ初登板初先発も2回KO

[ 野球 ]

 今日のパリーグは2試合。福岡のホークス対イーグルスは、ガトームソン投手と田中投手が先発。田中投手はプロ初登板初先発です。しかし、初回に松中選手に適時二塁打を打たれ、あっさり先制されます。しかし、前回の対戦でガトームソン投手に無安打無得点を喫した打線が、直後の2回、下位打線の連打などで一挙に3点を奪ってすぐさま逆転します。
 ところがその裏、2死1塁から安打と四球でホークスが満塁とし、川崎選手の適時打で追いつくと、多村選手に2点適時二塁打が出て、ホークスがあっさり逆転。ここで田中投手はKOとなりました。

 さらに二番手のインチェ投手から、松中選手が2打席連続の適時打を挙げ、この回一挙5点を取ります。
 ところが直後の3回表、失策もあってイーグルスが1安打で2点を返します。さらに続く4回には鷹野選手に本塁打が出て、イーグルスが6対6の同点とし、田中投手の黒星を消しました。
 その後、6回にホークスが勝ち越しますが、直後の7回に、この回から登板の柳瀬投手に対し、2死から連続二塁打が出てイーグルスが再び追いつきます。
 その後は両チームの継投陣が抑え、同点のまま9回裏に。前の回から登板の牧野投手は、3・4番を抑えますが、そこから小久保選手が内野安打を放つと、続く柴原選手が右翼席にプロ初のサヨナラ本塁打となる1号2ランを放ち、9対7でホークスが接戦にけりをつけました。これでホークスは4連勝となっています。観客数は3万人ほどでした。

 神戸の合併球団対ファイターズはセラフィニ投手とスウィーニー投手が先発。2回にローズ選手のソロで先制すると、4回にも2打席連続本塁打で合併球団がリードを広げます。一方、セラフィニ投手は毎回のように走者を出しますが、昨年多かった四球は1つだけで8回途中まで無失点。その裏、合併球団が大量点を追加して計8点。一方、ファイターズは9回に内野ゴロの間に1点を返すのがやっとで8対1で合併球団が勝っています。なお、8回無死満塁から大引選手の放った長打を、外野席の観客がグランド内にグラブを差し出して「ダイレクトキャッチ」をしてエンタイトル二塁打にしたり、9回に電光掲示板が故障するなど、珍事も続発していました。観客数は1万1千5百人ほどでした。

10万アクセス

 トップページのアクセスカウンタが10万をこえました。当然のことですが、これも全て読んでいただいた方々のおかげです。どうも有り難うございました。次なる区切りである100万アクセスに向け、今後も頑張って参りますので、今後もよろしければ読んでいただければ幸いです。

2007年03月28日

最強の眠気覚まし

 夜勤というものを経験しました。ある程度の休憩は問題ないので、その間に、ここを更新していたりもしていました。とはいえ、一寝入りするわけにはいきません。そこで、あまり疲れない単純作業をまとめてやっていました。一応、「眠気対策」として、「眠眠打破」などを買って机の前に立てていました。
 ところが、事前に立てていた計画に大変な齟齬があり、「単純作業」のはずが、大変な事になってしまいました。おかげで、「眠れぬ夜」を過ごすはめにになりました。
 考えようによっては、夜勤の仕事を全うできたとはいえます。とはいえ、こんな目にあうくらいなら、眠気と戦っていたほうがいいに決まっています。あらためて、計画の重要さを再認識させられながら「26時間ほぼ起き続け」を達成しました。

9回に勝ち越して今季初勝利

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズはグラマン投手と成瀬投手が先発。成瀬投手は右打者を並べたライオンズ打線に対し、右方向へ詰まった飛球を打たせるなど、キレのある球で抑え、3回まで1四球のみの投球を見せます。
 一方、左のグラマン投手相手に、1番に渡辺正人選手、2番に福浦選手という打順を組んだマリーンズですが、2回に先頭のズレータ選手・続くベニー選手が連続四球を選び、竹原選手の犠打で2・3塁と無安打で先制機を作ります。しかし、ここからグラマン投手の投球が冴え、今江選手・青野選手がともに落ちる球に連続三振を喫してしまいます。

 成瀬投手は5回に先頭の和田選手に初安打を喫すると、四球二つで満塁とします。しかし、続く昨年、スタメン時に高勝率を誇った佐藤選手を打ち取り、無失点で序盤を切り抜けます。
 直後の6回、この回先頭の渡辺正選手が、起用に応えて安打を放ちます。続く福浦選手が死球で1・2塁とすると、3番に入った里崎選手が犠打を決め、ズレータ選手四球の後、ベニー選手があわや中越という当たりを放ちます。これは佐藤選手の好捕に阻まれます。しかし、犠飛には十分な当たりで、マリーンズが4試合目にして今季初の先制点を挙げました。
 しかしその裏、成瀬投手は連打で無死1・3塁とされ、カブレラ選手の併殺の間に1点を返され、追いつかれました。
 7回は抑えた成瀬投手ですが、8回にも先頭打者に安打されて犠打で進まれます。ここまで5安打3四球7奪三振1失点でしたが、ここは右が続くこともあり、薮田投手が登板。中島選手とカブレラ選手を打ち取り、同点のまま最終回を迎えます。
 8回までグラマン投手の前に2安打に抑えられていたマリーンズ打線ですが、9回、先頭のズレータ選手がこの試合3つ目の四球を選びます。グラマン投手はズレータ選手には勝負を避けるような雰囲気が多々ありました。
 ここでライオンズは同点ながら抑えの小野寺投手を起用。しかし、これが誤算で、ベニー選手が初球を安打し、さらに暴投で2・3塁となります。そして1死後、今江選手が詰まりながらも中前に落とし、ついにマリーンズが勝ち越します。さらに、ここで、左の先発と言うことで4戦目にして初めてスタメンから外れた大松選手が代打で登場。見事に右中間を抜いて二日連続の適時打を放ち、もう1点を追加しました。
 その裏は当然ながら小林雅英投手が登板。開幕から好調の和田選手・GG佐藤選手を抑え、最後は代打の栗山選手を空振りの三振に仕留めました。
 これで3対1でマリーンズが今季初勝利を挙げています。好投の成瀬投手に勝ちがつかなかったのは残念でしたが、この調子が続けば、今後、二桁くらい勝てそうな感じかと思いました。観客数は1万4百人ほどでした。

 大阪のファイターズ対合併球団は平野佳投手と八木投手の二年目対決。昨日同様、ラロッカ選手とセギノール選手が本塁打を放ちますが、今日はラロッカ選手がソロなのに対し、セギノール選手は3ラン。その差が出てファイターズが2点をリードします。その後、合併球団はローズ選手の適時打で1点差に迫りますが、8回は武田久投手、9回は今季初登板となるマイケル中村投手が抑え、ファイターズが3対2で逃げ切り、こちらも今季初勝利を挙げています。観客数は8千2百人ほどでした。
 福岡のホークス対イーグルスは杉内投手と松崎投手が先発。指を痛めた林恩宇投手の代役のような形で先発がまわってきた松崎投手ですが、3回まではホークス打線を無得点に抑えます。しかし4回に先頭の小久保選手にホークス復帰後初の本塁打を喫すると、そこから崩れ、大村選手にも適時打を放たれ、満塁として降板。ここで二番手の川岸投手が多村選手に走者一掃の適時二塁打を打たれ、一気にホークスが5点を先制します。
 一方、杉内投手はイーグルス打線を押さえ込みます。2年目で初登場初スタメンの大広選手と、新人の嶋選手にともにプロ初打席初安打を献上しますが、それを含めて5安打無四球でイーグルスを完封。打線も終盤に追加点を挙げ、9対0で完勝しています。
 お立ち台には杉内投手・復帰第1号とともに、本日誕生日の多村選手が早くも二度目の登場。今年の目標として「ケガしないで一年出る」と言っていました。また、小久保選手は「明日は超高校級の田中登板するから観戦に来て下さい」と相手チームの選手を商材(?)に営業していました。観客数は2万8千1百人ほどでした。

 ところで、今日、コミッショナー代行が会見し、今年からの「希望枠」廃止を決めた事を発表しました。これまで、奇論・珍論を繰り広げて反発し続けていた読売球団が、渋々ながら折れた直後の発表です。
 過去の経緯からして、ドラフト制度は12球団の意見が一致しないと変更できない、という事はないと思われます。となると、この「コミッショナー代行決定」がなされたのは、コミッショナー代行の意思でない事は明白です。
 今回は、結果的にある程度まともな形にはなりました。とはいえ、このような形で制度が決まる事はどうかと思われます。
 NPBの謳い文句に「全ては歓声のために」というものがあります。しかしながら、コミッショナー代行の頭の中は「全ては読売のために」である、という事を改めて認識させられました。

アムパム

 造語なのか、出身地の方言なのか知りませんが、嫁さんは「AM/PM」の事を「アムパム」と呼びます(ちなみにセブンイレブンは「ブンレ」)。それが私にもすっかりうつり、我が家では、この両コンビニを正式名称で呼ぶことは全くもってありません。
 さて今日の仕事中、で近くの「AM/PM」に行く用事が生じました。そこで周囲の人に、つい「アムパム行くけど、ついでがあったら何か買うよ」と言ったら、当然ながら変な顔をされました。長年使っているうちに、頭の中に染みつき、それが「家庭内限定」である事すら忘れてしまっていたようです。内輪用語というのは使っている分には面白いのですが、あまりなじみすぎるのもまた危険なものだとつくづく思いました。

2007年03月27日

投打とも冴えず、今季初敗戦

[ 野球 ]

 今日は携帯メール観戦。所沢のライオンズ対マリーンズは涌井投手と小野投手が先発。マリーンズは開幕戦同様、2番にベニー選手が入り、9番は初スタメンの塀内選手。まだ3試合とはいえ、今のところ、2番と9番以外は固定されています。もっとも、明日のライオンズの予告先発は左のグラマン投手なだけに、大きな変更があるかもしれませんが・・・。

 試合のほうですが、小野投手は初回に先頭打者に安打されると、犠打で進まれた後、中軸に三連打を喫して初回で3点を失います。
 一方、打線は3回まで涌井投手の前に1安打。しかもその3回裏に和田選手の2打席連続適時打が出て4点差とされてしまいます。
 直後の4回にマリーンズも無死1・3塁と好機を作りますが、ここでズレータ選手が併殺打を放ってしまい、その間の1点のみとなります。さらに1点を追加されて4点差で迎えた9回表、ここまで4安打に抑えられていた涌井投手に対し、ベニー選手とズレータ選手の安打で2死ながら1・3塁とし、大松選手の適時打で1点を返します。さらに一発が出れば同点の場面でしたが、ここはサブロー選手が倒れて試合終了。涌井投手に完投勝利を挙げられています。観客数は1万8百人ほどでした。

 福岡のホークス対イーグルスは新垣投手と有銘投手が先発。初回に四球で出た川崎選手が盗塁すると、松中選手が適時打を放ってホークスが先制。さらに5回には川崎選手の適時三塁打が出て2点を追加します。
 新垣投手は4回まで無走者投球。7回に連打で無死1・3塁となるものの、併殺での1点のみ。9回は馬原投手が締め、3対1でホークスが勝っています。観客数は2万8千6百人ほどでした。
 大阪の合併球団対ファイターズはデイビー投手と金村投手が先発。4回に2ランを打ち合って同点で迎えた6回、1死満塁からアレン選手の来日初打点となる適時二塁打で合併球団が勝ち越し、さらに1点を追加。最後はカーター投手が締めて来日初セーブを挙げ、5対2で合併球団が勝利。金村投手の対合併球団の連勝は15で止まっています。観客数は1万2千5百人ほどでした。

2007年03月26日

暴走者の視点

[ 野球 ]

 読売のオーナー氏が希望枠の議論だけが暴走し、違和感を感じるなどと発言したそうです。「ドラフトと関係なく、有望選手が球団を選べるような制度があると、その有望選手を囲い込むためにおおっぴらにできない大金が動く。それを防ぐために問題のある制度をやめる」という至極当然の主張のどこが「暴走」なのでしょうか。
 常人には理解できない論法ですが、せっかくなので、氏の立場にたって考えようとしてみました。すると、一つ面白い仮説が導かれました。

 アマ球界・選手会・ファンはのみならず、経営者側の多数ですら、希望枠撤廃の方向で動いているなか、ただ読売およびその命令に従っている「コミッショナー代行」だけが、誰も説得できない「論法」を用いています。大仰な事を言っていますが、所詮は「自球団に有力アマか他球団の有力選手のせめてどちらか一つだけは金づくで獲れる制度を維持したい」というだけの話です。その頭の中には、球界全体の繁栄も、才能ある中高生を育てるという考えも、ファンがどう思うかという認識も感じられません。それこそ暴走しているわけです。
 自分たちが暴走しているにも関わらず、それが暴走という認識がないわけです。なるほど、それならごく自然の動きである「希望枠即撤廃」が「暴走」に見えるのでしょう。夜に騒音をまき散らして道路を走る集団が、自分たちの行動を批判する人に怒るのと似ています。
 そういう意味で、大変印象に残ったオーナー氏の発言でした。ぜひともこれからも、「読売だけの論理」を元に、妄言・珍言を披露していただきたいものです。

2007年03月25日

2007/3/25の更新

 交通博物館県名を背負う小駅を掲載しました。

投手戦となり、2試合連続引き分け

[ 野球 ]

 昨晩から、幕張周辺は暴風雨でした。そして朝起きたら相変わらずの風雨。これは中止かと思ったら、球団からのメールでは予定通り開門するとの事。営業的にもこの試合は何とか行いたい、というのもあるのでしょう。
 開始予定の13時になっても雨は降っていましたが、定刻通り試合は始まりました。先発は小林宏之投手とグリン投手でした。マリーンズはベニー選手をスタメンから外し、代わりに移籍後初出場となる早川選手が二番左翼手、また、青野選手が根元選手に代わり、九番二塁手で入りました。
 雨で足下が落ち着かない中、両投手とも立ち上がりから安定した投球を見せます。小林宏投手は、得意の低めに集める投球で、ファイターズ打線を5回まで1安打に抑えます。一方、移籍後初登板となったグリン投手に対し、サブロー選手だけは二塁打を2本放っていましたが、後は5回まで福浦選手の内野安打のみに抑えられます。
 なお、小林宏投手は、ユニフォームの裾がスパイクが隠れるほど長いのですが、その裾はぬかるんだマウンドのため、泥だらけになっていました。

 雨が降っていた事もあり、5回のグランド整備はより念入りに。その間、「マーくん」と「B・B」は自転車に乗ってファンサービスを行っていました。
 再開直後、ユニフォームを着替えて登板した小林宏投手ですが、昨日攻守に活躍した、この回先頭の坪井選手に安打されます。続く金子誠選手の犠打を判断よく二塁に送球したのですが、やや球がそれ、記録は小林宏投手の失策となり無死1・2塁と初めて得点圏に走者を置きます。しかし続く森本選手の犠打を、小林宏投手は再び三塁に送球。今度は成功し、封殺します。さらに田中賢選手・稲葉選手を抑え、この初の危機を凌ぎます。
 その裏、マリーンズも先頭の西岡選手が安打で出塁し、続く早川選手が犠打で1死2塁と先制機を作り、中軸を迎えます。しかし、福浦選手さらには昨日のヒーロー・ズレータ選手が打ち取られ、この好機も生かせません。
 小林宏投手は7・8回に安打されますが、後続は断ち、結局9回を4安打無四球無失点と好投を見せます。しかし、打線も7回からグリン投手の前に安打すら出ません。9回裏2死からズレータ選手がこの試合両チーム通じて初となる四球を選び、久々に走者が出ます。続くは勝負強い新主将の里崎選手が打席に。応援団は、昨年まで垣内選手に使っていた応援歌で盛り上がりますが、ここも打ち取られ、結局9回を4安打1四球無得点。ともに「9回完封」となり、試合は延長戦に入ります。
 10回裏、この回から登板の押本投手に対し、マリーンズは2死から今江選手が安打で出塁し、打席には途中出場の塀内選手。左という事でファイターズは武田勝投手を投入しますが、マリーンズは代打に、昨年、延長戦で特に好成績を残したベニー選手を送り込みます。ベニー選手は期待に応えて安打を放ち、2死ながら1・3塁とサヨナラ機を作ります。ここで打席にはTSUYOSHI選手。詰まった遊ゴロを放ち、一塁へ俊足を飛ばしますが、間一髪アウト。解説の大塚氏が「左打席だったらセーフだったのでは」というくらい惜しいタイミングでした。
 直後の11回表、前の回から登板の薮田投手が、先頭の金子誠選手に安打され、犠打で二塁に進みます。ここで左が続く事もあり、藤田投手が登板。田中賢選手・稲葉選手の好打者二人をわずか4球で抑え、ここも凌ぎます。
 ファイターズは11回途中から武田久投手が、マリーンズは12回に小林雅英投手が登板。ともに譲らず、12回裏に2死からサブロー選手が猛打賞となる安打を放ちますが、ここも今江選手が打ち取られ、結局0対0のまま。昨日に続いての引き分けとなりました。
 ファイターズは2番から5番までが無安打。一方のマリーンズも4番から6番までが無安打。これではともに得点は難しいと言えます。まあ、今日については、両投手がこのあたりの長打のある打者を丁寧に抑えた、という事なのでしょう。
 というわけで、ともに初勝利も初敗戦も挙げられずに開幕2連戦が終わりました。観客数は2万2千1百人ほど。あの午前中の天気から考えれば、よく入ったと言えます。

 福岡のホークス対合併球団は和田投手と吉井投手が先発。ともに2回まで無安打でしたが、3回に連打でホークスが2死1・2塁とすると、昨日2本塁打の多村選手が中前に適時打を放ち、ホークスが先制します。
 一方の和田投手は5回まで無安打投球。6回に先頭の前田選手の初安打が2塁打となり、さらに1死1・3塁とされますが、ここで昨日活躍のラロッカ選手・ローズ選手を抑えます。
 一方、吉井投手の前に6回まで1点のホークス打線でしたが、7回にブキャナン選手の二塁打を足がかりに好機を作ります。ここで合併球団は昨日に続き、前ホークスの吉田投手を投入し、「40代リレー」を見せます。しかし、大村選手が適時打を放ち、ホークスが終盤に貴重な追加点を挙げます。
 結局、和田投手は8回途中まで3安打無失点。二番手の藤岡投手も、昨日の雪辱を果たし、9回は馬原投手が締め、結局2対0で完封リレー。和田投手とともに、多村選手が移籍2試合目でお立ち台に上がっています。観客数は3万3千5百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスはジョンソン投手と青山投手が先発。2回に2死2塁から、藤井選手の適時打でイーグルスが先制します。その裏、ライオンズは三連打で無死満塁としますが、そこから青山投手は三者連続三振で危機を凌ぎます。さらに4回も2死満塁となりますが、ここも三振で凌ぎます。
 すると直後の5回、昨日から5打席で4三振1併殺打だった先頭のウイット選手のイーグルス初安打が本塁打となり、大きな追加点。さらに草野選手の適時打で3点目を挙げます。
 青野投手は5回に1点を失いますが、6回の無死2塁も凌ぎ、6回を7安打3四球ながら1失点に抑えます。
 ライオンズは8回裏にGG佐藤選手の2試合連続となる本塁打で1点差に迫り、9回表は昨日に続き、新人の岩崎投手を送り込みます。しかし、昨日は抑えられた岩崎投手に対し、イーグルス打線が大爆発。先頭のリック選手が安打すると、ウイット選手がこの試合2本目となる本塁打をバックスクリーンに叩き込みます。さらに草野選手の2本目の適時打が出ると、とどめは山崎武選手の1号3ラン。この回一挙6点を挙げ、試合を決め、そのまま9対2で勝ちました。観客数は1万8千3百人ほどでした。
 この、1点差に迫られた後にすぐに突き放す、というのは、昨年までのイーグルスではあまり見られなかったもの。それだけに、今年は違う、と感じさせられました。
 というわけで、開幕2試合を終えて、6球団どこも貯金・借金ともゼロという結果になっています。

2007年03月24日

開幕戦、突然の豪雨で引き分けに

[ 野球 ]

 いよいよ今年もプロ野球が開幕。マリンスタジアムで行われたマリーンズ対ファイターズ戦に観戦に行きました。地元開幕は一昨年以来ですが、その時の開幕権は、本来開幕権を持っていた近鉄バファローズが潰されたために生じたもの。自力での地元開幕は1996年以来となりました。
 今日は試合開始55分前に観客席に入りました。しかし、既に我が家の「定位置」である二階内野自由席バックネット真後ろ周辺は満席状態でした。当然、そこから一塁方面も満席ですので、少々三塁側にずれ、ちょうどビジターの次打者席の真後ろくらいに位置しました。ちなみに、観客数は3万62人でした。
 試合に先立って開幕セレモニーが行われました。Mスプラッシュなどの踊りの後、スタメン各選手が一人ずつ出てきて並びます。ここで大活躍したのが、開幕ということで北海道から遠征してきたファイターズのマスコット「B・B」でした。ファイターズの選手が呼ばれる時に札幌ドームで見せる「選手の打席姿模写」を、ちょうど座った席の真正面にあたる次打者席で行いました。さらに、マリーンズの選手が呼ばれたら、そちらの模写も披露。最後に9番スタメンの根元選手が呼ばれると「誰?分からない」みたいな形で引きあげるというオチ(?)までつけてくれました。

 その後、提携しているアニメ映画に出演する千葉出身の声優さんが登場。「16年前に千葉に球団が来たとき、こんな人気のある球団にあるとは、まさか思わなかった」と率直な感想を述べ、笑いを誘っていました。
 また、始球式にはかつてのオリオンズの中心打者であり、川崎時代に監督も務めた山内一弘氏が登場。捕手はバレンタイン監督で打者はヒルマン監督と、新旧のアジア制覇監督が出演していました。山内氏といえば、打撃コーチ時代の「教えだしたら止まらない」の頃の記憶しかないため、「始球式で空振りしたヒルマン監督に打撃指導」というようなギャグが一瞬、頭をよぎりました。しかし、今の山内氏はそのような事がとても出来るような状態ではなく、大毎オリオンズ時代のユニフォームを着てマウンドまでたどり着くまで一苦労、という感じ。投球もマウンドから数メートルでバウンドしていました。選手時代は知らないとはいえ、監督・コーチとしての活躍はリアルタイムで知っていただけに、その衰えぶりは見ていて寂しいものがありました。

 さていよいよ試合開始。先発は清水直行投手とダルビッシュ投手でした。着席時にあらかじめ依頼があったのですが、今回は選手が守備につく際に、ファンがそれぞれ白と黒の紙を持って、観客席を縦縞に染め上げる(?)という趣向がありました。確かに、二色に染まった観客席というのはなかなか壮観でしたが、開幕戦の時くらい、守備につく選手をゆっくり見たかった、というのが本音です。あと、紙も勿体ないですし・・・。
 さて、清水直投手ですが、立ち上がりからいきなり連続三振。三番に入った稲葉選手もフライに打ち取り、上々の滑り出しを見せます。
 対するマリーンズは2番にベニー選手を入れるというやや意表のオーダー。これでベニー選手は、来日以来、一番から六番まで(八番もあったかもしれませんが)こなした事になります。また、昨日書いた根元選手とともに、大松選手も初の開幕スタメンとなりました。四番には移籍のズレータ選手が入っています。
 その新打線に対し、ダルビッシュ投手の投球は冴え、初回は三者連続内野ゴロ。しかも福浦選手のバットをへし折りました。続く二回も、刀を抜く仕草を見せて移籍後初打席に入ったズレータ選手のバットをまたもやへし折るなど、これまた三者凡退に抑えます。
 一方、清水直投手は二回に安打と失策で1死1・3塁とされますが、そこから連続三振。2回までで5三振を奪います。ところが続く3回、森本選手に三塁線を抜かれる二塁打を打たれると、続く田中賢選手の適時打で先制され、さらに2死1・2塁から木元選手に詰まりながらも左前に落とされ、2点を失います。
 それに対し、打線はダルビッシュ投手の前に3回までの一巡で走者を出せません。4回にベニー選手がバットをへし折られたあと、福浦選手に安打が出てやっと初の走者を出しますが、ここも後続がありません。
 3回だけ悪かった清水直投手ですが、4・5回は三人で抑えます。しかし、攻撃陣は5回裏に先頭の里崎選手が安打で出て初めて無死の走者を出しますが、結局併殺もあって三人で終わり、屋外試合が苦手なはずのダルビッシュ投手をとらえる事ができません。
 そして迎えた6回表、2死1塁で打席には、昨年一度戦力外通告されながら、再雇用を経て開幕スタメンを獲得した坪井選手が登場。左翼方面に放った打球をベニー選手が捕りきれず、大きな追加点となる適時二塁打となります。さらに金子誠選手も適時打で続き、4対0に。続く森本選手に安打されたところで、清水直投手は降板となりました。
 この2死1・2塁で打席には本日2安打1打点の田中賢選手という危機に登板したのは、二年目の川崎投手。結果によっては即二軍降格もあるところですが、ここを内野フライに打ち取ります。

 まだ4回あるとはいえ、ダルビッシュ投手の出来からかなり厳しいと思われた6回裏、しかしここで先頭の今江選手がファウルで粘り、2-3からの10球目を中前に弾き返します。さらに、1死からTSUYOSHI選手が投手強襲となる安打で出塁、そして2死後に福浦選手がこの試合チーム初となる四球を選び、2死ながら満塁とします。
 ここで打席にはズレータ選手が登場。初球の直球を弾き返すと、風速8mの逆風をものともせず、低い弾道の打球はバックスクリーン左翼寄りに突き刺さります。マリーンズ移籍初安打は、あまりにも大きい同点本塁打となりました。まさに作ったような一発に、私も含め、観客席は普段の得点時以上に盛り上がっていました。
 入団以来、「パナマウンガー」に続く、新パフォーマンスを披露すると予告していたズレータ選手ですが、開幕戦で早速見る機会が訪れました。というわけで、ベンチ前を注視していました。すると、ホークス時代の「サムライポーズ」の後、両手を挙げて伸び上がっていました。後で聞いたところによるとこれは「幕張ファイアー」という名前だとか。マリンスタジアムのある幕張と、球場名物の花火をひっかけたと思われます。一昨年プレーオフ第3戦の同点押し出し四球や、昨年7月27日の逆転サヨナラ2ランなど、これまでは「幕張(の防波堤を)ファイアー」させていた人が、マリンスタジアム一塁側ベンチ前で「幕張ファイアー」をしてくれたわけです。そう考えると、改めて「同一リーグ球団の強打者の移籍」というのがいかに大きいか、と痛感させられました。
 というわけで、試合の流れは一変。川崎投手はプロ初勝利の可能性を残して続く7回のマウンドに上がります。三番から始まる好打順ですが、先頭の稲葉選手を打ち取ります。続くセギノール選手には、打った瞬間、「行ったか」という当たりを放たれますが、高く上がった事もあり、風に戻されます。ところがこれを大松選手が取れず、失策となって1死2塁に。しかし、続く本日打点を挙げている木元選手も打ち取り、続いて右の高橋選手が打席に入るも続投となります。その高橋選手を2-2まで追い込みますが、ここで7回から降り始めていた雨が激しくなります。我々の座っている席は、屋根の下にあり、本来なら雨が降っても普通に座っていられるのですが、そこにも雨が吹き込んでくるほどです。そのため、試合は中断となりました。

 中断した当初は、直前のズレータ選手の同点満塁打を、大画面で再現しつつ、ズレータ選手の応援歌を流していました。それに続いて流れた曲はなぜか「カモメが跳んだ日」でした。それはともかく、途中から大画面は今度は三塁側ベンチ内の森本選手を映し出します。なんか、タオルを肩にかけて妙な動きをしていました。そして、サビの「カモメが跳んだ」の所になると、森本選手は、雨のなかベンチを出て、タオルを翼に見立てて跳ぶ真似を始めました。これには左翼席のみならず、残ったマリーンズファンにも喝采を浴びていました。なお、森本選手は、二番のサビのところでも、再び「跳んで」いました。
 その後も雨がおさまる気配はありません。そこで続いて登場したのは、選手紹介さらには5回裏のグランド整備時にも活躍した「B・B」でした。本塁で得意の「打席形態模写」を見せると、一塁へ走り出します。そのまま、二塁・三塁をまわり、本塁へヘッドスライディングをやってくれました。諸積現二軍コーチの「後継者」が意外な所から出現したとでもなるのでしょうか。
 さらに、開会式に出演した人がヘッドスライディングをした後、「B・B」にうながされる形で、マリーンズのマスコット「マーくん」が登場。構造的には走りづらい「体格」なのですが、何とかダイヤモンドを回りきります。最後は本塁に足から滑り込みました。
 その後も、「B・B」の運転するトラックに「マーくん」が乗って球場を一周する、というようなサービスも行っていましたが、雨のおさまる気配はありません。結局、再開されることなく、コールドゲームに。4対4の引き分けとなりました。
 というわけで、今日は試合外においては、完全に「B・B」に主役を奪われた感じでした。さすがは、昨年のアジア王者なだけの事はあります。マリーンズマスコット陣の今後の反撃(?)が期待されるところです。
 というわけで、意外な形で2007年の開幕戦は終わりました。試合のほうは、立ち上がりのダルビッシュ投手が良すぎただけに、追いつけてよかった、という感じです。さらに、ズレータ選手の満塁本塁打を見ることができたのも大きな収穫でした。
 あと、2007年版応援ですが、「牽制球ブーイング」の廃止は大変いい傾向だと思います。ただ、球団が推奨している「旗振り応援」はどうかと思いました。あれは、「ライオンズ独特の風習」という事でいいのでは、という気がします。また、攻撃中に旗を振られると、試合が見づらくなります。まあ、慣れるまでの違和感なのかもしれませんが・・・。
 というわけで、なんとか今年も開幕戦を観戦することができました。明日の先発は小林宏之投手とグリン投手とのことですが、午前中から昼にかけて雨との事。何とか開催にこぎつけてほしいものです。

 福岡のホークス対合併球団は斉藤和投手と川越投手が先発。斉藤和投手がローズ選手に2ランを喫するなど6回途中4失点で降板。そして同点で迎えた9回に藤岡投手が打たれて勝ち越され、さらに二コースキー投手から村松選手が2点適時打を放って計4点。その裏、ホークスも多村選手のこの日2本目の本塁打で反撃するも、結局8対5で合併球団が逃げ切りました。ホークスの開幕戦敗戦は2001年以来との事です。観客数は3万5千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対イーグルスは西口投手と岩隈投手が先発。岩隈投手は3回まで1安打でしたが、4回2死から和田選手を歩かせると、オープン戦から絶好調のリーファー選手・GG佐藤選手に二打席連続本塁打を喫します。その後イーグルスも、6回には草野選手のプロ初本塁打などで1点差に迫るも、直後に和田選手に本塁打が出てライオンズが突き放します。最後は小野寺投手が抑え、5対3でライオンズが勝っています。観客数は2万2千8百人ほどでした。

2007年03月23日

明日より開幕

[ 野球 ]

 明日よりパリーグが開幕。また、長いペナントレースが始まります。開幕投手はほぼ予想通り。唯一複数の候補がいたライオンズは西口投手の起用となりました。また、報道によると、マリーンズは根元選手が二年目にして開幕スタメンが通達されたとか。二番か九番で二塁手といったところでしょうか。先発投手こそ早々と内定していたマリーンズですが、野手陣については確定しているのは他に四~五人くらいといった感じです。どんな開幕スタメンになるのか、明日の球場での発表が楽しみです。

2007年03月22日

混雑強化装置

[ 交通 ]

 PASMO使用開始に伴い、西船橋駅のJRと東京メトロ・東葉高速の連絡通路に自動改札がついたそうです。さらに、三つの連絡通路のうち、東京よりの通路は朝夕のみの使用となりました。
 昨年、半年ほど、西船橋乗り換えで東西線を通勤に利用していました。朝は津田沼からの直通に乗っていたので問題はなかったのですが、帰りの西船橋乗り換えの際は、階段を上るところの「渋滞」に難儀していたものでした。また、朝に事故で直通運転が中止された場合の西船橋乗り換えは、「1メートル進むのに1分」などという事すらありました。
 それほど混雑するのに、さらに改札を設けて混雑を助長するとは不思議な話です。すでに、利用者から苦情が出ている、という報道もありました。
 いろいろ事情があるのでしょうが、「共通ICカード乗車券を導入したら、乗り換え改札を設置」というのも今ひとつよく分かりません。とりあえず、予期せぬ事態が発生した時くらいは、「本日は、事故のため、東西線の乗り入れは中止しております。あわせて、西船橋駅の連絡改札も使用を停止しております」とするくらいの融通はきかえてもらいたいものです。

パリーグの開幕一軍発表

[ 野球 ]

 24日の開幕を前に、一軍登録選手が発表されました。もっとも、第2戦以降に先発が予定される投手は登録されていないチームもありますので、これが、各チームの開幕時のベストメンバーとは言えないところがあります。
 特に極端なのはマリーンズで、ローテーション投手で登録されたのは清水直行投手のみ。この時点での「開幕予告先発」です。対照的に、ライオンズは、西口投手・涌井投手・ジョンソン投手といったローテーションメンバーを一通り登録しています。

 マリーンズでは、堀選手と、オープン戦で足を痛めたワトソン選手が、開幕一軍から外れました。同い年の堀選手の二軍スタートは残念ですが、ぜひとも調子を上げて、また一軍であの右打ちを見せてもらいたいものです。
 また、新入団選手としては、移籍組ではズレータ選手は当然として、早川選手の開幕一軍の切符を手に入れました。また、新人では荻野投手が選ばれ、オープン戦の登板が多かった松本投手は二軍スタートとなっています。ただ、荻野投手も、先発陣との入れ替えで二軍落ちする可能性がかなり高いと思われます。短い期間で好機を生かせて一軍残留してもらいたいところです。
 他球団では、ライオンズの銀仁朗選手の二軍スタートが気になりました。あと、イーグルスのフェルナンデス選手とリック選手はほぼ同時に、奥さんの出産のため帰国したと聞きましたが、なぜかリック選手のみ一軍登録。里帰りの時間に差があるという事なのでしょうか。

2007年03月21日

無反省な「前科者」の主張が通る会議

[ 野球 ]

 西武を除く11球団による「代表者会議」が行われ、2008年からの「希望枠」撤廃がとりあえず決まりました。そのニュースを見たとき、「一瞬、今年は2008年だったっけ」などと思ったくらい、驚きました。あれだけ選手・アマ球界・ファンから批判を浴びたにも関わらず、今年のドラフトは昨年までと同じ制度で行われる可能性があるとのことです。せめて、今年支払った「栄養費」の元くらいはとりたい、という思惑なのでしょうか。
 なんでも、今年から撤廃するための条件の1つだった現行9年のフリーエージェント(FA)権取得期間の短縮年数で意見がまとまらなかった。そうですが、そんなもの、一部球団以外、誰も「撤廃するための条件」だとは思っていません。単に「『希望枠』のような制度がある→裏金事件が蔓延する→プロ野球界の評判が落ちる」というのが問題なはずなのですが・・・。

 あと、FAうんぬんですが、選手会も、「それは後でいいから、まず希望枠撤廃を」と言っているわけです。すなわち、FA権についても、「選手の権利のため」ではありません。あくまでも、特定球団が「『希望枠』を使った裏金でのアマ有望選手の囲い込みが出来なくなる分、FAで選手をかきあつめるため」に主張しているだけの話です。
 だいたい、今回、西武球団は代表者会議の参加を「自粛」しています。ならば、2年半ほど前に同様の問題を起こした三球団も、一定の発言権の制限があってもいいでしょう。特に、昔から「空白の一日」などで問題を起こしまくり、2年半前の時に「責任を取った」はずの前オーナーが、いまだに野球界に影響を及ぼそうとしている球団には、「無反省」という事でかなり厳しい措置を加えてもいいと思うのですが・・・。
 前から思うのですが、このテの会議を、一度、野球場でファン公開のもと、行ってみてはいいのではないでしょうか。某球団の連中も、コミッショナー代行も、自分たちが戯言を言うたびに大ブーイングが起きるのをみれば、少しは自分たちの主張がどう思われるか自覚できるかもしれません。

2007/3/21の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。
 幕張本郷目的企画看板猫のいた酒屋を掲載しました。

 今回掲載した話、本来は、「看板猫のいる酒屋」という、のんびりした話になるはずでした。ところが、途中まで書いたところで買い物に行ったところ、その途中で題材の「看板猫」の急死を知りました。その結果、かなりもの寂しい話になってしまいました。今更ながら、命のはかなさと、ちょっとした幸せでもなかなか続かないという事を実感させられました。

2007年03月20日

エフ・スタッフ?

 駅の壁に「エフ・スタッフ募集」という張り紙がありました。よく見てみると、キオスクの契約社員募集でした。なんでキオスクだと「エフ」なのか、と不思議に思いました。帰宅してネットを見ても、なぜ「エフ」なのか分かりません。ひょっとして「フリーター対象」という意味なのだろうか?などとまで思いました。
 NHKが不評を買っていたときに、受信料集金人を「フローラルスタッフ」と称して募集をかけた時は、その意図は何となくわかりました。しかし、この「エフ・スタッフ」はまったくもって分かりません。普通に「キオスク契約社員」ではいけないのでしょうか。とりあえず、サイトくらいには「エフ」の意味を書いてほしいものです。

決起集会で新主将お披露目

[ 野球 ]

 本日でパリーグはオープン戦最終日。マリーンズは先発の久保投手が好投し、昨日主将就任が発表された里崎選手のソロで先制したものの、終盤に藤田投手・薮田投手の中継ぎ両エースが打たれて逆転負けし、最終戦を飾れませんでした。
 試合終了後は、隣接する幕張メッセで決起集会を開催。八千人ほど集まった中で、新主将の里崎選手が得意の球団歌を歌ったそうです。この模様は、参加した嫁さんが何か書くと思われますので、そちらをご参照願います。

二日後に来る徹夜疲れ?

 金曜日に、年甲斐もなく夜更かしし、布団に入ったのは5時ころになりました。しかしながら、土日は休みだったので、少々寝坊しつつ、野球観戦くらいしか外出らしい外出もせず、のんびり過ごし、普段通りの時間に寝ました。
 これで普通に月曜から生活できると思っていたのですが、なぜか朝から絶不調。財布を忘れる上に、午前中から眠くてたまりません。しかも、昼休みに寝たにも関わらず、午後にも眠気は取れません。昼過ぎにに近所で火事が発生し、その煙を会社の窓から見たときの衝撃で、やっと目が覚めたほどでした。
 年をとると、筋肉痛が二日後に来るといいますが、徹夜の疲れも同様なのでしょうか。若い頃は普通に徹夜明けにバイトしたりしていましたが、もはやそんな事は遠い昔の話なのだな、とつくづく思いました。

里崎選手、主将就任

[ 野球 ]

 本日、バレンタイン監督が、里崎選手の主将就任を発表しました。マリーンズでの主将は1998年のフリオ=フランコ選手(現メッツ)以来とのこと。また、バレンタイン監督が指揮するチームでの主将は初めてだそうです。
 やや唐突な気もしますが、この時期というのも、何か理由があってのものでしょう。いずれにせよ里崎選手には、2年ぶりの優勝へチームを導くべく頑張って貰いたいものです。

 なお、千葉ではオープン戦が行われ、マリーンズは引き分けだったそうです。夜に地上波のスポーツニュースを3回ほど見たのですが、不思議な事に、試合の映像はあったものの、マリーンズについては、先発投手が誰だったかすら説明がありませんでした。中には、マリーンズの名前すら言わない報道もありました。
 マリーンズについては、一応、福浦選手とズレータ選手の連続適時打を「相手球団の投手が打たれた」という形で紹介があったくらいでした。一方、相手はセの2年連続Bクラス球団なのですが、やけに念入りに紹介していました。
 マリーンズファンにとっては不可解かつ無意味な報道ですが、地上波マスコミには何らかの理由があるのでしょう。まあ、そんな変な事ばかりやっているのだから、地上波のプロ野球中継の視聴率は下がりまくるのでしょうが・・・・
 というわけで、TVを見ても分からないので公式サイトで経過を確認しました。先発の小野投手は1失点に抑え、新人の荻野投手らも好投したものの、1点リードの9回表に加藤投手が同点本塁打を喫し、引き分けに終わったとの事でした。

2007年03月18日

本日よりPASMO使用開始

[ 交通 ]

 今日から、関東の私鉄およびバスで、ICカード乗車券「PASMO」が使用可能になりました。JRの「Suica」と共通化されており、どちらかを持っていれば、首都圏のほとんどの鉄道に乗ることができるようになりました。
 なお、バスでも使える、という事ですが、使えるのは、全路線ではありません。たとえば、京成バスだと、都内の他は海浜幕張発着のもののみ。まあ、私の今の生活から考えれば、それだけで「バス完全対応」になったとは言えるのですが・・・。

 既にモバイルSuicaを使っているので、購入する必要はないのですが、せっかく出た事だし、記念に一枚買ってみました。Suicaのようにイメージキャラのロボットが券面に印刷されるていると思いきや、それはありませんでした。また、Suicaの場合、JR・東京モノレール・りんかい線でそれぞれ専用の色を作っていましたが、とりあえずPASMOは全社共通のようです。
 いずれにせよ、私の場合、これからは携帯一個で関東の私鉄・バス、さらに首都圏と大阪近郊のJR、さらには伊予鉄に乗れるようになりました。そのうち、全国の主要都市の鉄道が全て携帯で乗れるようになる日が遠からず来るのでしょう。

オープン戦、マリーンズ、ホークスに敗れる

[ 野球 ]

 今日は千葉でのオープン戦・マリーンズ対ホークスをTV観戦。オープン戦も今日を含めてあと3試合。また、対同一リーグは今日が最後になります。
 昨日、必勝リレーを披露しただけに、今日も開幕戦に近いオーダーで臨むと思いきや、今日のマリーンズ打線はかなり意外な布陣でした。端的に言うと、2005年アジアシリーズ・対中国戦に近い印象です。
 昨日、クリーンアップを打ったうち、奥さんの出産で里帰りのベニー選手は仕方ないとしても、ズレータ選手・里崎選手ともベンチです。というより、二日連続のスタメンは今江選手とTSUYOSHI選手のみ。しかもともに序盤のはやい回で交代していました。
 さらに、左の和田投手が予想される中、スタメン9人中4人が左打者です。シーズン中なら、対左投手の場合、福浦選手を除いて皆右打者、という事もあるだけに、特に異彩を放っています。対するホークスがベストメンバーに近い形できているだけに、より目立ちます。

 試合のほうは、小林宏之投手と和田投手の先発で開始。小林宏投手は、初回に2死から安打と四球で走者をためますが、続く小久保選手を打ち取って無失点。その後も、毎回のように走者は出すものの、得点は許しません。
 一方、和田投手は、2回まで無走者投球。3回に塀内選手のポテン安打と、平下選手の巧いセーフティバントで走者を二人ためますが、後続を断ちます。1イニングの投球回数は10球程度と、巧みな「打たせて取る」投球を見せます。
 ところが、意外にも先制したのはマリーンズ。4回1死から、四番に抜擢された竹原選手が、初球を左翼席に運びます。昨年まで、ファームでは活躍するものの、一軍には定着できなかった竹原選手ですが、この和田投手相手の本塁打は、今季の活躍を予感させられるものがありました。
 しかし、和田投手はその後は相変らず完璧に近い投球。一方の小林宏投手も、要所は締め、1対0の投手戦のまま、終盤を迎えます。
 マリーンズは7回から二番手の小宮山投手が登板。走者を一人出すものの、円熟の投球で無失点に抑え、出遅れを感じさせない仕上がりぶりを見せてくれました。
 続く七回は、新人の松本投手が登板。川崎選手・多村選手といったところを抑えてあっさり二死を取りますが、続く松中選手が二塁打。さらに小久保選手にも右中間を抜かれて追いつかれると、代打で登場の江川選手にも二遊間を抜かれ、一気に逆転されてしまいます。さらに松本投手は、二死満塁としてしまいますが、ここは本多選手を打ち取り、大量点は防ぎました。
 ホークスの継投は8回が藤岡投手、9回が馬原投手とこれも本気モード。マリーンズも9回に黒木投手が好投し、喝采を浴びましたが、打線が最後まで働かず、結局1対2で逆転負けを喫しました。
 
 まあ、今日はスタメンを見ても分かるように、打撃陣は開幕一軍への最後のふるいわけ、という感じでした。相手も和田投手なわけですし、この得点は仕方ないとも言えるでしょう。とりあえず、竹原選手にとっては大きな収穫があったと思います。また、小林宏投手も、日ごとに仕上げていっている感じ。今年は開幕二戦目の登板となりそうです。
 観客数は2万1千人ほど。オープン戦である事を考えれば、かなりの集客と言えるでしょう。

2007年03月17日

今年初の球場観戦

[ 野球 ]

 マリンスタジアムで行われたオープン戦、マリーンズ対合併球団を観戦しました。オープン戦を生で見たのは初めてかもしれません。
 球場に到着して切符を買おうとしたところ、間違えて昨年のFC会員証を持ってきたことに気づきました。「これは500円余計に払わねばならないか、初観戦から失敗してしまった」と思いつつも、窓口で昨年の会員証を出してその旨を申告したら、わざわざ今年の会員登録状況を調べてくれて、割引価格で購入することができました。こちらの不手際に関わらず、丁寧に応対してくれた窓口の方々に感謝です。
 あと、球場の各売店ではEDYが使用可能になっていました。また、ロッテリアでは、昨年期間限定販売していた「ボビーバーガー」を売っている、との事でした。他にナンカレー屋ができるなど、今年もマリンスタジアムはより充実しているようです。

 試合のほうは、清水直行投手と川越投手の両エースが先発。ともに次の登板は、来週の開幕戦となるのでしょう。
 清水直投手は先頭の坂口選手にいきなり安打され、犠打で進められますが、そこから中軸を押さえます。なお、合併球団は3番が前スワローズのラロッカ選手、4番は元読売のローズ選手でした。ローズ選手の応援歌は、近鉄バファローズ時代のものが使われていました。
 打線のほうは、初回は三人で終わったものの、2回は先頭のズレータ選手が左中間を抜く二塁打を放つと、里崎選手がうまく合わせて右前に落として無死1・3塁。そして1死2・3塁となった後、サブロー選手がこれまた左中間を鮮やかに抜き、2点を先制しました。
 清水直投手は直後の3回表に1死から坂口選手に三塁打を打たれ、続く阿部真選手の適時打で1点を返されますが、その1点のみ。特に中盤以降は安定し、7回を7安打ながら1失点に抑えました。
 3回裏は9番左翼でスタメンの早川選手からの攻撃。失策で出塁すると、川越投手は執拗に牽制します。昨年までの元同僚なだけに、その足を十分警戒しているようでした。そして、牽制が功を奏し、早川選手はタッチアウトに。結局、この回も3人で終わります。
 その後も、走者は出るものの点は入らず、両先発が投げ続ける投手戦となります。途中、一二塁間のゴロを、逆シングルで取ったズレータ選手が、一度二塁手の根元選手に送球し、根元選手がカバーに入った清水直投手に転送してアウト、という珍しいプレーがありました。
 そして7回裏、合併球団は捕手を前マリーンズの辻選手に代えました。すると、1死後に打席に入った大松選手が初球を右翼席にたたき込み、大きな追加点を挙げます。さらに、サブロー選手・今江選手も初球を安打。最初にアウトになった里崎選手も初球打ちだったので、四人連続初球打ちでした。これが、マリーンズ打線が、辻選手の配球パターンを読み切っていたためか、辻選手が昨年までの同僚を「得意なコースからちょっとずれた球」から入ろうとしたものの、川越投手の制球が悪かったために得意なコースに行ってしまったのかは興味深いところです。
 あと余談ですが、辻選手の公式サイト、開幕までに所属球団は変わるのでしょうか。本人が熱心に更新しているだけに、運営者の怠慢がより一層目立ってしまっています。
 この1死1・2塁で打席はその辻選手と交換でマリーンズに来た早川選手。元同僚でないためか、初球は打ちませんでした。しかし、フルカウントまでしたものの、最後はインフィールドフライに終わりました。この時、右翼席方面から罵声が飛んだのですが、よほど腹が立ったのか、早川選手は声のあったほうを何度か見ていました。「12球団一のファン」は今は昔、という感じですが、なんかさらに一部「ファン」の品質が低下しているように思えました。なお、続くTSUYOSHI選手も初球を打って内野ゴロでした。
 8回からマリーンズは藤田投手が登板。さらに2死からは右のアレン選手に対して薮田投手を投入するなど、完全に「本番モード」の継投を見せます。
 そして9回は小林雅英投手が登板。これまで、中継ぎで登板して失点していましたが、さすがにこちらも本番モード。先頭打者に内野安打されたものの、そこから三人を抑え、得意の「きっちり4人」で試合を締めていました。安打数の割りには得点が少なかったものの、開幕に向けて、いい内容での勝利だったと言えそうです。
 なお、公式戦時は2階内野指定席Bとなる席が今日は内野自由席扱いだったので、そこで観戦しました。ところが、途中から日差しがやや強くなり、ちょっと見づらくなりました。これが、普段見ている2階内野自由席なら、日の当たってきたら、より上の屋根の下に「避難」できるところです。そうやって考えると、暑い季節のデーゲームにおいては、2階内野指定席Bはあまりお得感がないな、などとも思いました。
 なお、一塁側外野は半分弱の入り、一方で、一塁側1階内野自由席はかなり人が入っていました。推定観客数は1万人前後、という感じでした。

 ところで、一度帰宅した後、津田沼に買い物に行ったら、改札前でマリーンズファンクラブ入会受付企画をやっていました。なかなか盛況なようで、入会希望者の列ができていました。今後もどんどん、このような企画をやってもらいたいものです。

2007/3/16の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

2007年03月15日

使いこなせない機能

 これまで使っていたものが故障したため、マウスを買い換えました。せっかく買い換えるのだからと、横スクロール機能および5ボタンつきのものにしました。とりあえず、4・5ボタンに「コピー」と「貼り付け」を割り当てたのですが、思いのほか、使う機会がありません。
 キーボードを操作しながらコピー&ペーストをするならば、長年使っている、コントロールキーを使った方法で事足ります。したがって、マウスだけを使って操作する際にコピー&ペーストする必要が生じたときのみに使うわけですが、意外にそのような機会がありません。結局、4・5ボタンを使うのは、ブログの下書きをテキストエディタからブラウザに貼り付ける時くらいになってしまっています。
 さらに、横スクロールボタンにいたっては、まだ一度も使っていません。まあ、家庭で横スクロールが必要なほどの幅広いアプリを扱う事は普通に考えてあまりないですが・・・。
 別に、新機能目当てで買い換えたわけではありません。とはいえ、せっかくの機能が使いこなせないと、なんか損をしたような気分になってしまいます。

2007年03月14日

2007年03月13日

読売球団ならではの「論理」

[ 野球 ]

 西武球団の裏金発覚に関連して、現行のドラフト制度に問題がある、という見解が、現場も含め、各所から上がっています。それに対し、案の定、読売球団の首脳から、現行制度維持を目指した談話が出ていました。
 その中で、一番呆れたのは、毎度の事ながら、会長氏の発言です。何でも「非常に残念というか、腹が立つ。オレが腹を切ってよくなると思っていたが、そうならなかった」だの「こういうことが起きたからといって、協約やその他のシステムを変えようとするのは反対。集団ヒステリーはよくない」だのと語ったそうです。
 その後、球団社長が希望枠撤廃みたいな発言をしてはいますが、一連の制度を作っただけあって上記の発言が「企業の本音」かと思われます。

 それにしても。「今回の件が発覚したから制度を変えようとするのはおかしい」という論法は、子供だましにすらなりません。今まで、選手会をはじめ、多くの関係者・ファンが、現在の「希望枠」に反対し続けていました。それに対する、読売球団をはじめとする存続側の主張は「特に問題がなかった」からだったわけです。
 つまり、今回の件は、「希望枠」反対論者たちにとっては「当然の帰結」でしかありません。それをあたかも「この件があったから、廃止を主張している」などと言うのは、あまりにも質の低い「すりかえ」です。
 ところで、もう一つの「オレが腹を切って・・・」発言については、最初は全くもって何が言いたいのかわかりませんでした。しかし、落ち着いて考えてみたら、一つの仮説が思い浮かびました。
 それは、会長氏が腹を立てているのは、「裏金問題が存在した事」でなく「発覚した事」なのではなかろうか、という事です。まあ、せっかく、「アンケート結果」まで作り上げて維持しようとした「希望枠制度」がこんな形で終わってしまっては確かに腹が立つでしょう。つまり、「もっと上手に隠蔽しろ」と怒っていたのだろう、と解釈しました。
 あと、他の読売球団首脳から「希望枠がないと選手のメジャー流出が進む」などという発言がありましたが、これも意味不明です。現行の希望枠制度には「希望枠で入団した選手はメジャーに移籍してはいけない」などという規定はないはずです。にも関わらず、それが「希望枠存続」の論拠になる、というのなら、ぜひともその因果関係を説明してもらいたいものです。だいたい、自球団ではアジア各国から選手をかき集めているのに、自国の選手がメジャーに行くのは防がねばならない、というのも意味不明です。
 別に有能な日本人選手がメジャーで活躍するのは、何ら悪いことでないと思います。ましてや、それと「希望枠存続」とどちらがいいか、と問われて「ならば希望枠存続」と主張するファンはほとんどいないのではないのでしょうか。
 今回の件で、次回ドラフトでのライオンズの指名権を一部剥奪、という話があるそうです。ならば、問題のある制度を作った元凶かつ違反の「前科者」であり、代表者が「オレが腹を切って」などと言いながら、肩書きだけ代えて相変らず同じ事を言うような企業には、「ドラフト制度協議への参加権の剥奪」をしてもいいのでは、と思いました。

2007年03月12日

2007/3/12の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2007年03月11日

第二階層

 以前にも書きましたが、現在、「千葉ディスティネーションキャンペーン」なる企画が行われています。そのため、都内でもJRの駅に千葉の観光案内ポスターが貼られています。始まった時に書いたように、当サイトでも勝手に協力(?)して、「幕張本郷目的企画(ディスティネーションキャンペーンの和訳)」をやろうと考えました。
 そこで、まずは企画頁作りだ、と思って、地元に関するネタをまとめ始めました。すると、他の記事分類頁まで気になり始めました。それをいじりだしていると止まらなくなり、記事の再整理だの、ページ構成の変更などを行ってしまいました。

 その結果、「本家」のキャンペーンが折り返し地点になった今頃やっと、幕張本郷目的企画が完成しました。というわけで、当分の間、地元名所紹介に力を入れていこうかと考えています。
 ところで、今回、いろいろ変更をかけたのは、トップページと各記事の間に位置する「第二階層」と呼ばれた部分です。かつては、この「第二階層」の構成はかなり重要なものでした。もちろん、今でも企業サイトなど大規模なものは、ここでの分類はある程度重要です。
 しかし、検索サイトが発達し、企業広告ですら、自社のURLでなく、検索単語を掲載する時代になっています。当然、このような個人サイトも同様で、サイト閲覧者の多くは、検索サイトから直接各記事に訪れています。この一ヶ月のアクセスログを見ても、トップページよりアクセス数の多いページが二つもあるほどです。
 そんな中、何を今更「第二階層」に手を入れても・・・と自分でも思っていました。まあ、もともと純粋に趣味でやっているページなのですから、やっていて面白ければ、それはそれでいいわけなのですが・・・。

オープン戦、マリーンズ、連敗する

[ 野球 ]

 昨日に続き、所沢でライオンズ対マリーンズ戦のオープン戦をTV観戦しました。先発はグラマン投手と小林宏之投手でした。先週、ドラゴンズ戦であまりいい仕上がりでなかった小林宏投手でしたが、今日は好投。3回に片岡選手に適時打を喫したものの、その1点に抑えます。しかし、打線は2回に竹原選手の適時打が出たものの、追加点はなく、同点のまま前半を終えます。

 しかし、6回には二番手のギッセル投手に対し、根元選手と福浦選手の連打で好機を作ると、ズレータ選手が三遊間を抜き、ついに勝ち越します。ところがその裏、二番手でオープン戦初登板の小宮山投手が先頭の福地選手に三塁打され、続く片岡選手のこの日2本目となる適時打で即座に同点に。ただ、小宮山投手はその後の無死1・2塁からカブレラ選手を併殺、和田選手を三振と中軸を打ち取って最少失点に抑えました。
 しかし続く7回、三番手で登板した小林雅英投手が中村選手に適時打を喫してついにリードを奪われると、8回には加藤投手が福地選手に本塁打を喫します。打線は好機を作りますが、三振ゲッツーの後に安打が出るなど、ちぐはぐな攻撃。最後は9回表に2死満塁としますが、山崎投手を攻略しきれず、結局2対4で連敗しました。
 オープン戦全体での成績はさほど悪くないので、別に心配はしていませんが、自分がTV観戦すると必ず負ける、というのはあまり気分のいいものではありません。昨年はチームが負け越したにも関わらず、自分が球場で見たときの勝率は6割でした。その反動(?)がきているのでは、とちょっと不安になりました。
 なお、今日も中止になった神宮を除いて各地で試合が行われています。2月から3月にかけての報道量において「両横綱」とも言える、ドラゴンズの中村紀選手とイーグルスの田中投手の対決が実現し、中村紀選手が本塁打を放ったようです。

2007年03月10日

時を感じさせない面白さ

[ 漫画 ]

 「鉄子の旅」という漫画の最新刊を買いました。編集者つながりがあって、高橋留美子先生がゲスト寄稿しています。しかも、その内容は、主人公である「日本鉄道全駅下車達成」の記録を持つ横見浩彦氏が、「めぞん一刻」の響子さんとお茶を飲む、という、「ヲタの夢」を具現化したようなものでした。
 しかも上手いのが、そこでの響子さんの話っぷりが、「めぞん一刻」の作中で描かれた「五代さんの妄想の中での響子さん」そのままなのです。ちょうど今月で終了後20年たったわけですが、キャラの絵のみならず、エプロンの模様から「妄想設定」に至るまでかつてのまま。今でも「めぞん一刻」は生き続けているものだな、と思い、嬉しくなりました。
 それにしても、1頁とはいえ、そのような役回りができるわけです。「日本鉄道全駅下車達成」という行為の「価値」を別の視点から認識させられました。

オープン戦、マリーンズ、ライオンズに敗れる

[ 野球 ]

 所沢で行われたライオンズ対マリーンズ戦をTV観戦しました。先発はジョンソン投手と清水直行投手。ライオンズ新外国人のジョンソン投手は、メジャー通算55勝の実績を持っています。そのジョンソン投手は立ち上がりの制球がやや悪く、マリーンズ打線は四死球で1死1・2塁と先制機を貰いますが、続くベニー選手が併殺に打ち取られ、無得点に。結局、3回まで無安打に抑えられます。
 一方の清水直投手も、3回まで無失点に抑え、序盤は投手戦になりました。

 試合が動いたのは4回、マリーンズは先頭の福浦選手が得意の二塁打で出塁し、続くベニー選手の安打で無死1・3塁に。続く里崎選手の遊ゴロを中島選手が本塁送球するもこれが野選となり、マリーンズが先制します。しかし、さらに無死1・2塁という追加点機でありながら、併殺もあって1点も取れません。
 その裏、清水直投手は3・4番を打ち取って2死無走者とするも、そこから四球で走者を出し、続くリーファー選手に右翼席に叩き込まれて逆転。さらに5回にも2点を失います。
 一方、打線はジョンソン投手の前に5回1得点に抑えられます。6回に二番手の許投手から大塚選手が代打適時打を放って1点を返しますが、7回には新人の松本投手が1点を追加されます。最後は大沼投手に抑えられ、結局5対2で敗れました。
 清水直投手は、やや不安の残る結果となりましたが、開幕まで残り2週間、それまでには仕上げてくるのでしょう。ところで、今日のパリーグ球団は、ダルビッシュ投手・斉藤和投手・川越投手・岩隈投手と、いずれも2週間後の開幕戦での登板が予想される面々でした。となると、今日好投した事ですし、ライオンズの開幕はジョンソン投手になるのでしょうか。

 ところで、今日の中継では、西武球団が松坂投手の移籍金を原資にして作った球団広告が流れていました。ただこの広告、例の栄養費問題のからみで今後の放送は自粛されるとか。せっかく作った広告なのだし、出演している選手に罪があるわけでもないので、流せばいいと思うのですが・・・。
 だいたい、3年ほど前の「栄養費問題」の時も、一番多額の金を支払っていた球団は、電車内などに出している広告をそのまま流していたはずです。また、その際に「責任を取る」と称して辞職したはずの「オーナー」は「会長」と肩書きをかえて、相変らず野球界に出入りしています。そしてその球団がアマ側の反対を無視して「アンケート調査」なるものを行い、それをダシに現行の「希望枠」制度の維持を主張しています。
 その現状から考えれば、別に西武球団に「制裁」などと大袈裟に騒ぐ必要などありません。にも関わらず、「一球団で発生した極めて特殊な問題」であるかのような形になっている、昨日来の報道に、非常に胡散臭いものを感じます。

ジャイロボールほか

[ 野球 ]

 レッドソックスの松坂投手が「ジャイロボール」なる球を投げるとか投げないとかが、ちょくちょく報道されます。一年前に世界一になった国のエースとしてMVPを取ったほどの選手なわけですから、メジャーでの実績がゼロとはいえ、アメリカのスポーツマスコミが騒ぐのはわかります。
 しかし、それを日本のマスコミが一緒になって報じるのを見ると、何だかな、と思います。松坂投手は8年間もライオンズで活躍していたわけです。私も何度か球場やTV中継で見ましたが、調子のいい時の投球は本当に驚異的でした。2005年の試合で、絶好調のマリーンズ打線を抑えた試合があったのですが、その時など、速球みたいな球がワンバウンドし、それを不思議なくらいに打者が空振りしました。それが「スライダー」だと解説者が言っていたのを聞いて驚いた記憶があります。

 そのスライダーが今言われている「ジャイロボール」なのかどうかは分かりません。しかし、それまで松坂投手が活躍していた場である日本のマスコミは、その「ジャイロ」と呼ばれる球が、何を意味しているらしいのかくらい、日本でのデータを元に説明できなければおかしいのではないでしょうか。それを、アメリカのマスコミと同じ視点で「果たして、松坂投手は『ジャイロボール』を隠し持っているのか」などと書いているのを見ると、いかにこれまでライオンズ戦をきちんと取材していなかったのかを自ら宣伝しているのと同じなのでは、と思ってしまいました。

 ところで、西武球団が、スカウトしていたアマ選手に「栄養費」を支払っていたことを公表しました。この時期にいきなり、という事は、どこかでマスコミか何かにばれたため、機先を制して公開した、という事なのでしょうか。
 いずれにせよ、まさかこれが、極めて稀な不祥事だと思う人はそうはいないでしょう。まあ、現状の制度が続く限り、このテの不正がなくなる事はないでしょう。解決策としては、完全ウェーバー制でドラフトを行い、指名された球団への入団を拒否したら、4年間はプロ入団不可、とでもするよりないのではないでしょうか。
 あと、スポーツマスコミには、ドラフト前から特定球団に異常な執着をもやして指名された入団拒否するような輩を「ジャイアンツ愛の思いが勝った」などと当然の事であるかのように報じる事はやめてもらいたいものです。仮にも、報道機関なのですから、「なぜその輩は異常なまでにその球団に執着するのか」という原因を取材するような姿勢を持ってもらいたいものです。

2007年03月08日

取材(?)された理由

 サイトの感想が届いていました。長年やっていますが、いつになっても、いただいた感想を見るのは嬉しいものです。ところが、今回届いたのは、嬉しさの感じようがないものでした。
 その内容は。ある看板の旧バージョンを知っているなら、今日の夕方までに教えてほしい、というものでした。確かに、以前、電車の窓から見えるちょっと奇異に見える看板をネタに雑記を書いた事はありました。とはいえ、単なる語感の印象であり、その会社の詳しい事など、一切書いていません。

 こんな厚かましいメールを送りつけるなんてどんな奴だ、と思ってメルアドのドメインを見たら、某TV局のアドレスでした。どうやら、その看板に書かれた文字で検索すると、このサイトに載っているが一番上に来たから問い合わせてきたようです。とはいえ、いくら「一位」とはいえ、書かれている事を読めば、私がそんなもん分かるわけないことくらい分かると思うのですが・・・。にも関わらず、問い合わせてきたのは、締切りに迫られて、藁にもすがる思いだったからなのでしょうか。それとも、何も考えていないだけなのでしょうか。
 思わぬ所で、TV製作の裏事情(?)を知ることができました。それにしても、そんな感覚で集めた情報で作った番組にどれくらいの価値があるのでしょうか。これは珍しい例なのでしょうか。それとも、今のTV界における「普通の取材」なのでしょうか。ちょっと気になりました。

懐かしの(?)味

 うどんを作りました。希釈式のつゆを使ったのですが、かけうどんにしたにも関わらず、何を寝ぼけたのか、「つけ」の希釈率でつゆを作ってしまいました。普段より黒いとは思いつつも、まあ、書いてある通りに薄めたのだから大丈夫だろう、間違って関東風のつゆでも買った(※私は関東生まれですが、うどんのつゆは関西風至上主義者です)のだろうか、などと思っていたのですからおめでたいものです。そして一口すすったところ、その濃さに驚きました。
 それでも「これが設定なのだろうから仕方ない」と思って食べているうちに、ある味を思い出しました。子供の頃、近所の蕎麦屋で出前を頼むと、関東風のつゆの上に、作ってから届くまでの間に、つゆが染みこんでうどんが褐色になっていました。その時の味とよく似ているのです。
 食べた後もおかしいと思って、再度つゆの入っている瓶を見直し、初めて、自分のおかした過ちに気づきました。我ながら情けない話です。
 それにしても、間違えて「つけ」の濃さにしたつゆと同じような味を記憶にしみつけた、かつて近所にあった蕎麦屋のつゆ、というのもなかなか凄いものだとあらためて思いました。

2007年03月07日

2007/3/7の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2007年03月06日

先入観と遠近感

 一年半ほど前に、飯田橋で大江戸線から総武線に乗り換えようとしたことがありました。そのあまりの距離の長さに、よほどの事がない限り、この乗り換えは二度と使うまい、と思ったほど歩きました。
 また、五年ほど前に、新宿NSビルから都庁前駅まで歩いて大江戸線に乗った事がありました。学生時代の就職活動でこのビルにはよく行ったのですが、その時は新宿駅から10分近く歩いたものでした。それに比べると、都庁前駅は近く、「便利になったものだ」と思った記憶がありました。

 そして今日、飯田橋の会社からNSビルに行く用事が生じました。天気も崩れがちという事もあり、新宿で外を歩くよりは、と思って大江戸線の飯田橋を利用することにしました。最初は「またあの道を延々と歩くのか・・・・」と思っていたのですが、いざ歩いたら、意外に短く感じました。一方、都庁前駅で降りてNSビルまで歩いたのですが、こちらはやけに長く感じました。
 どうやら、それぞれ「えらく歩いた記憶」「近くに駅ができ、かつてより便利になった記憶」が強すぎたようです。それゆえに、ともに、思ったのとちがう距離感が生じたのでしょう。先入観というのは面白いと思うと同時に、それに振り回されないようにせねば、と改めて思いました。

2007年03月04日

早くも春が

 例年ですと、暦が3月となっても、最初の一週間は冬の続きのような感じです。しかし、その感覚で昨日、冬の服装のまま電車に乗ったら、非常に暑く、驚きました。そして今日も、昼を過ぎたら窓を開けたくなるほどの室温に。散歩に行くときも上着はいらず、さらに帰宅したら運動(?)したせいか、かなり汗をかき、しばらくは半袖で過ごしたほどでした。
 さすがに、東京で一日も雪が降らなかった暖冬なだけあり、既に春になっていたようです。普段、仕事で室内にこもっているので、なかなか気づきませんでした。
 この調子だと、今年の桜はいつ咲くのでしょうか。この気温が続けば、春分の日を待たずに咲きそうな感じです。

今季初のTV観戦

[ 野球 ]

 ナゴヤドームで行われたオープン戦、ドラゴンズ対マリーンズの中継をTV観戦しました。今季初のプロ野球TV観戦です。
 先発は岩瀬投手と小林宏之投手。守護神である岩瀬投手の先発は奇異にも見えますが、昨年もナゴヤドーム初のオープン戦で先発したとか。一種の儀式みたいなものなのでしょうか。
 マリーンズは福浦選手と今江選手が欠場しているものの、通常のメンバーでのぞみました。そして初回、岩瀬投手に対し、いきなり西岡選手改めTSUYOSHI選手がいきなり出塁してすかさず盗塁、さらに堀選手の右打ちが二塁脇を抜ける適時打となり、あっさり先制し、なお無死2塁で中軸を迎えます。しかし、続くズレータ選手の投ゴロに堀選手が飛び出して挟殺され、その後も岩瀬投手に抑えられ、結局1点止まりとなります。

 一方、2回までは0点に抑えていた小林宏投手ですが、3回に新人・西川選手に長打を打たれると、そこからドラゴンズ打線につかまり、打者一巡の攻撃で一気に4点を奪われ、逆転されます。さらに5回に小林雅英投手が登板するも、森野選手に右翼ポール際に本塁打を喫して追加点。そして7回に5番手で登板した内投手も打込まれ、計7点を奪われます。
 一方打線は、2回から川上投手・山本昌投手と豪華につないでくるドラゴンズ投手陣に抑えられます。そして中終盤に登板したベテラン・若手たちからも点を取れず、結局初回に取った1点のみに終わり、1対7で完敗しました。
 まだまだ開幕まで3週間あるとはいえ、打線並びに両小林投手の調整がちょっと心配になった、今季初のTV観戦でした。観客数は1万8千人ほどでした。
 他にも各所で4試合が開催。福岡ではホークスが早くも松中選手・小久保選手のアベック本塁打、さらには投手陣が9回2死まで完全と、前評判通りの強さを発揮して読売を粉砕したようです。

2007年03月03日

夜歩く

 津田沼駅で降りて、イオンに寄ったら、なぜか急にそのまま家まで歩いて帰りたくなりました。昼間はよく散歩しますが、夜に歩くのは初めての事です。
 普段とちょっと違う道を歩いたところ、いきなり、幅20mほどの未舗装の道(?)が出てきて驚いたりしました。両側は住宅やアパートが並んでいる中、そこを歩くのはなかなか奇妙なものでした。
 その後、夜の梅林公園に。夜桜と違って、夜の梅はあまり夜に浮かぶような感じではありませんでしたが、誰もいない公園で見る夜の梅というのも、なかなか味わい深いものでした。
 梅ごしに見るおぼろ月夜がきれいだったので、携帯で撮ってみました。ただ、ライト機能などがあるものの、やはり普通のデジカメほどきれいには撮れませんでした。とはいえ、せっかくなので載せてみます。
20070303.jpg
(※クリックすると同じ窓で大きい写真が表示されます)。

意外なところで分かる真価

 先日、中華街のお土産にチャーシューをもらいました。とりあえず冷蔵庫に入れ、翌日に切ってラーメンに乗せ、「これぞ本場のチャーシューメン」などと期待して食べたのですが、とりたて印象に残るような味ではありませんでした。
 さらに数日後、夕食のおかずにと切って食べたのですが、やはり前回同様の感想しかありませんでした。結局、全部食べきれず、残った分は翌日の弁当のおかずにしました。
 これまでの経緯があるので、特に期待せずに弁当を食べたのですが、一口食べてその美味さに驚きました。肉と脂の部分の比率が絶品で、しつこくなく、口の中でとけるような感じなのです。弁当箱の中にあった間に、適度に温まり、食べるのに最適の状態になったようです。
 考えてみれば、基本的に温めて食べる肉なのに、冷蔵庫から出してすぐ食べて、本当の味が出るわけがありません。「残った物を弁当に入れる」という事を思いつかなければ、一生、この「真の姿」を知ることがなかったわけです。
 これを運がいい、というのか、単に最初が考えなしすぎただけだったのかは自分でも何とも言えません。それにしても、チャーシューに限った事ではありませんが、一度や二度の判断ではなかなか本当の事はわからないものです。

2007年03月02日

暇な時?

 たまに、「暇なときにやっておいてね」と物を頼む人がいます。という事は、暇になるまで、それはやらなくていいわけで、すなわち、期限は存在しないはずです。ところが、そういう人はたいてい、思い出したように「この前頼んだあれ、まだやってないの?」などと言ってきます。
 本当に暇なときがあると思っているなら、その「暇なとき」を前倒しさせて、今すぐやれ、と指示すればいいわけです。言い換えれば、こちらが現在も未来も暇ではないことをわかっているわけです。にも関わらず、さらに仕事を詰め込んでやろう、という魂胆が見え見えなわけです。
 というわけで、とりあえず「暇なときなんてないんですよ」と返事をしておきました。ちなみに、こちらに暇がないのは、そのような仕事の頼み方をする輩の手抜き仕事の後始末をさせられるためだったりします。したがって、本当はその前に「おかげさまで」とでもつけたかったのですが、さすがにそれは大人げなさ過ぎるのでやめておきました。

2007年03月01日

懐かしの感覚

 仕事で電話する相手の大半は若い女性です。などというと自慢話でもしたいのか、と思われるかもしれませんが、全くもってそのような事はありません。いろいろあって、私にかかってくる電話の大半は苦情電話です。若い女性だろうとおじさんだろうと、怒られてしまえば何ら変わりがありません。おかげで、いろいろな「人の怒るパターン」を習得することができました。

 そうやって、若い女性の怒りの電話の集中砲火を浴びていると、ふと昔の事を思い出しました。10数年前の一時期、「ギャルゲー」をやりこんだ時期があったのですが、そのゲームでは、主人公が女性に不評を買うと、そのキャラの心理状態に爆弾が出てきます。そして、それが破裂すると、その女性のみならず、他のキャラにも不評を買ってしまい、最悪な状態になると、女性キャラに会うたびににらみつけられる羽目になります。
 いろいろあって、苦情電話が増える時の状態は、その「爆弾が登場した」状態と似ています。そして、破裂でもしたら、より厳しい怒りの目をむけられる(実際は電話越しなので目は見えませんが)状態になるのも同じです。
 そういうわけで、かつてハマッたゲームの感覚を、久々に感じることができています。できれば、そんな感覚は二度と味わいたくはなかったのですが・・・。