2012年05月31日

待合室用番組

 先週から喉の調子が悪く、病院に通っています。この病院、待合室に大きなTVがあるのですが、どの時間に行ってもワイドショーが流れています。
 ワイドショーだから当然とはいえ、愚にもつかない事を延々と流しています。なるべく意識しないようにはしていたのですが、ついつい言っている事が耳に入ってきてしまい、ただでさえ体調が良くないなか、精神的にも疲れます。半ば半期で、受付にチャンネルの変更を言いに行こうか、と思ったほどでした。
 ちなみに、その近くにある行きつけの歯医者は、前に行った時、アニメ「HUNTERXHUNTER」を流していました。ちょうど、自らの腕をわざと切らせてそれを操って闘った戦士が種明かしをする、というある意味病院向けの話でした。
 自分的には好きな作品だからいいのですが、苦手な人、とくにこれから歯医者の治療台に上がる人が見たらどう思うのだろうか、とこれまた気になりました。
 体調と精神状態というのは連動していると思います。それもあって、もう少し病院が待合室のTVに流すものについて、深く考えたほうがいいのでは、と思いました。

2012年05月30日

身分制度

 子供の頃、親が買っていた「ブッダ」をよく読みました。この漫画は、ブッダが生まれる前に単行本二巻分の話があります。その内容は、奴隷階級にいながら武士階級に上がろうとし、身分がバレて殺された少年と、さらにその下の身分にいる少年が主人公で、当時の過酷な身分制度を主題としていました。
 いずれにせよ、その理不尽な身分制度により命まで奪われた人がいる、という事に驚き、「同じ人間なのに、昔はひどいことをしていたのだな」と思っていました。
 しかしながら、実はこれは昔話ではありませんでした。数日前から、芸能人の母親が生活保護を受けていたという事が大騒ぎになっています。別に、芸能人もその母親も何一つ不正は行なっていません。
 ところが、その当事者のみならず、生活保護を受給している全ての人まで「働かないで税金で暮らすくせにブランドバッグなどを買う怠け者」という扱いになり、テレビなどは、各局横並びで大バッシングをやっています。中には、「生活保護受給者の暮らしについて通報してほしい」と呼びかけた局まであったそうです。
 このあたり、「ブッダ」の世界で、身分の高い人々が、下層階級に対する態度と極めて似ていました。おそらく、マスコミという上層階級に所属する人々にとって、「生活保護受給者」という下層身分の人間がささやかな楽しみをする、などという事は許されざる事なのでしょう。
 ブッダの舞台は2,500年ほど前のインドです。その後、様々な形で人類は進歩しているはずです。しかしながら、一方で、当時と変わらない思考レベルを持つ人も残っているわけです。同じ人間として、かなり虚しいものを感じざるを得ませんでした。

2012年05月28日

ある意味絶妙なタイミング

 今日の午後は、ゲリラ豪雨があるという予報がありました。ちょうど夕方に重要な案件で出かける必要があったので、傘を用意して出かけました。
 用事のある場所に着いた時点では空はかなり暗くなってはいましたが、まだ雨は降っていませんでした。
 ところが、先方の担当者と話を始めたとたん、外から雷鳴が聞こえてきました。別に雷が怖い、という事はないので、困りはしませんでしたが、ひどいタイミングだな、と思いました。
 話が終わって出ると、外は雨が降っていました。その時点ではまだ傘をさせば歩ける程度の降りでした。しかし、数分後、強風と豪雨が同時に襲って来て、傘の骨が二本も曲がってしまいました。
 自分にとってこの打ち合せはかなり重要なものでした。それが作ったようなタイミングで雷・豪雨・強風に見舞われたわけです。
 縁起を担ぐ人だったら、それだけで憂鬱になるだろうな、と思いました。同時に、そのような習慣を持たないでよかった、とも思いました。

2012年05月27日

キャリーカートを「運転」

 歩いて20数分の所に、ダンボール3箱を運ぶことになりました。宅配を頼むのも経済的でないので、キャリーカートで運ぶことにしました。
 電車やバスでも行けますが、電車だと二回ほど階段の登り下りが発生します。バスの場合も、本数が少ない上に、乗り降りで手間がかかりそうです。
 というわけで、歩いて行くことにしました。
 これまで、キャリーカートで荷物を運んだ事は何度もあります。しかしながら、移動距離は家から駅までの5分弱とか、ビッグサイトから国際展示場駅までの10分弱程度くらいしかありません。
 とはいえ、途中に階段もないし、楽勝だろう、と思っていました。ところが、少し歩き出すと、意外なことに気づきました。
 経路の途中に、二車線で歩道のない区間があります。ちょくちょく車が通るのですが、普段歩いている時は特に気になりません。
 ところが、カートを一台ひいているだけで、大きな差が生じました。車の気配を感じた時の怖さが普段と全然違うのです。体の後ろを占めるスペースは1m四方もありません。しかしながら、「もし引っ掛けられたら」などと不安になります。さらに、体の動きもカートを持っている分、鈍っているわけです。
 そして、車の気配を感じる度に、慌てて逆の車線に避難したり、比較的幅の広い場所で止まるなど、細心の注意を払い、なんとかこの区間を抜けることができました。
 あんな小さいカートでも、車の通る道を歩く時は、かなりの存在感があるのだな、と驚かされました。
 というわけで、短い時間でしたが、そこそこスリリングな「運転」を経験することができました。

2012年05月26日

20分かけて時計を買う

 モニタの代替品を買うため、千葉のヨドバシに行きました。ついでに、前から買おうと思っていた時計も買おうと、地下の売り場に行きました。
 そして、レジにいた若い店員さんに「そこに掛かっている時計を買いたいのですが・・・」と話しました。
 すると、その店員さん、「在庫を確認してきます」と言ってどこかに行ってしまいました。それから戻ってきた後も、「カード番号の確認」「配送伝票の作成」などで、すぐに席を外してしまいます。明らかに、経験不足の新人さんだという事が分かります。おかげで、長い間、レジの前に突っ立つ破目になりました。
 黙って立っている間、店内にいる他の店員さんに「まだ対応していないのでしょうか」と話しかけられます。しかしながら、「今、担当の店員さんが外しています」と答えると、そのままどこかに行ってしまいました。待っている間、このやりとりを4回くらいやりました。
 別に自分は急いでいません。さらに言えば、今の仕事の関係もあり、この機会を使って色々な店員さんの接客を観察しよう、とも思っていました。
 したがって、特に困ったような表情をしていなかったため、声をかけてきた店員さんもすぐにどこかに行ってしまったようです。
 とはいえ、そう広くもない所に、ずっとこちらが立ち続けているわけです。で、売り場に新人さんがいる、という事も分かっているわけです。
 ならば、その人をフォローすべく、何らかの動きがあってもいいのでは、とも思いました。もっとも、最近の傾向からすると、制服こそヨドバシのものを着ていても、それぞれ違う会社から派遣されている社員なのかもしれません。それゆえ、客の事は気になっても、他の販売員の事は気にならない、という事情でもあるのだろうか、などとも思いました。
 結局、時計を指定してから購入手続きが完了するまで20分近くかかりました。うち、店員さんが目の前にいたのは5分くらいでした。とはいえ、先述した理由もあり、色々と有意義な経験ができたという満足感みたいなものはありました。

2012年05月25日

モニタ故障

 買い物に出かけました。短時間なので、PCの電源は入れっぱなしにしていたのですが、戻ってくると様子がおかしくなっていました。
 画面が歪みだし、やがて真っ暗になってしまったのです。電源を入れ直すと、2秒くらい画面が表示されるのですが、すぐに消えてしまいます。
 コードを交換したり、別のPCにつなぎなおしても、結果は同じでした。そのため、モニタの故障だと判明しました。
 これまで使ってきたCRTモニタは、8~9年は持っていました。それに比べると、4年弱で壊れたわけですから、かなり短い寿命といえます。画面の面積当たりの値段は年々飛躍的に安くなっていますが、耐久性も値段相応になっている、ということなのでしょうか。まあ一応、PC類の減価償却は4年ですので、きっちり働いてくれた、とは言えます。
 また、故障直前に、ちょっとした「会心の出来」とも言える文章を書くことができました。その完成までもってくれた事にも感謝しています。
 というわけで、明日は代替のモニタを買うことになりました。なんとか安くて大きくてかつ丈夫なものと巡り合いたいものです。

2012年05月24日

2012/5/24の更新

翔みならブログめもちょうを更新しました。

2012年05月22日

節目

 今日は誕生日でした。おかげさまで、「同じ誕生日の有名人(?)」に東京スカイツリーが加わることになりました。せっかくの縁なので、半年くらい経って並ばずに入れるようになったら、一度登ってみたいものだ、などと思っています。
 昨年の誕生日で宣言したように、この一年、特に年が明けてからは、生まれて初めて、という経験を色々することができたほどの、激動の年になりました。
 とはいえ、まだまだ結果は何一つ出ていません。来年の誕生日には、この一年半ほど頑張った成果が出た、と書きたいものですが・・・。果たしてどうなるのでしょうか。

2012年05月21日

日食見物できなかった記

 昨日も書いたように、日食観測グラスを二人分買い込み、朝7時に目覚ましをかけました。前夜には観測グラスの注意書きも読み、そこに記載されていた「つばつき帽子」も枕元に備えるという万全の体制です。
 ところが、いざ目が覚めると、空は雲で覆われ、青空は見えません。もちろん、地面に影もできていません。
 相方と話した結果、これは無理だろう、という事になり、そのまま二度寝しました。
 そして、今日はちょっと早めに出る必要があったため、7時45分頃に家を出ました。そして、駅に向かって歩いていると、日が射してきました。足元には影がくっきり写っています。
 後で聞いたところによると、千葉では日食の時間中、ほとんど太陽は雲の影だったのですが、何回か顔を出したとの事でした。
 もともと7時45分に家を出る予定だったのですから、もう15分早く出れば良かっただけの話です。にも関わらず、それが面倒で、国内で次に見れるのは18年後という金環日食を見なかったわけです。
 15分寝るために、18年に一度の現象を放棄する、というのは、はたから見ればかなり異常でしょう。ただ、自分で判断した事なので、特に後悔はしませんでした。

2012年05月20日

2012/5/20の更新

幕張本郷名所案内医療センターとひび野一丁目を掲載しました。

日食グラス

 かなり早い時期から、ヨドバシには日食グラスが並んでいました。ただ、さすがにこの時期に買っておいて、一週間前くらいに「当日は豪雨確定」などと天気予報が出たら洒落にならないので、見送っていました。
 その後も、ヨドバシに行く度に、積まれたままの日食グラスが目に入りました。
 そして先週、我が家でもついに日食グラスを買うと決めました。当初は、前日に千葉のヨドバシにでも行って、という話もありました。ただ、所用で木曜に新宿に行く用事があったので、ついでにヨドバシに寄って買うことにしました。
 しかしながら、一週間を切ったにも関わらず、相変わらずかなりの在庫がありました。売れていないのか、一部の商品には「三つ以上まとめ買いすれば割引」という宣伝文句までついていました。
 こりゃ完全に需要を見誤ったな、などと思いながら買いました。しかしながら、昨日あたりから、ネットで「近所の店で完売」などという情報を見るようになりました。
 まあ、あれだけあったヨドバシは別だろう、などと思いながらその情報を見ながら、千葉のヨドバシに行きました。すると、驚いた事に、「日食グラス完売」という案内が貼られていました。
 今にして思えば、自分はギリギリのタイミングで買えたようでした。また、木曜あたりに、「まとめ買い割引」の適用になった人は「勝ち組」になるのだろうな、などとも思いました。
 もっとも、現時点では明日の午前中は曇りという予報が出ています。果たして、我が家の日食グラスはその役目を果たすのでしょうか。今から、期待半分、不安半分、といった気分になっています。

2012年05月19日

断水騒動と基準値

 利根川にホルムアルデヒドなる毒物が流れました。その結果、野田市・柏市などで断水が起き、地元の人はかなり困ったとのことです。
 自宅も職場も断水はなかったのですが、やはり気になります。そこで、ホルムアルデヒドについてちょっと調べてみました。当然ながら、摂取すると体に良くなく、発がんのリスクも確認されているとのことです。
 しかしながら、至近距離で直接浴びると死んでしまったり、周囲にばらまかれると数十年間人が住めなくなる、というものではないようです。
 とはいえ、この措置は当然だと思います。安全を確保するために基準値を設定し、それを超えないまでも近い数値が出た以上、一時的な不便が生じようと供給停止すべきでしょう。
 逆に言えば、1年2ヶ月ほど前に発生した原発事故で、「このままだと困る人が出るから、基準値を変更した」という措置がいかに異常だったか、という事が改めてよく解りました。
 実際、2011年3月11日以前では出荷できなかったものを、基準値を変えて流通させたわけです。これは、今日の野田市や柏市で、基準値以上のホルムアルデヒドが入った水を市民に飲ませたのと等しい事です。
 別の意味で今の日本の異常さを痛感させられた、ホルムアルデヒド騒動でした。

2012年05月18日

倫理の授業

 夕方、バスに乗ったら、目の前に高校生の二人組が座っていました。そして、今日の授業で習ったのかと思われる、倫理に出てくる内容を色々と話していました。
 定期試験にはまだ間があるはずです。したがって、別に何かの対策というわけでなく、純粋に授業で習った事が面白かったので、それについて語っている、という事なのでしょう。
 自分も、高校二年の時、最初に倫理の授業を受けた時は、かなり興味を持って聞いていました。「無知の知」とか「イデア」など、これまで習っていた授業にないような、格調の高い言葉に感心したりしました。
 しかしながら、その頃の自分における勉強というものは、「大学に受かるためのもの」になっていました。既に受験は日本史を選択することを決めていました。そのうえ、授業があったのは、午後イチでした。
 連日の夜更かしに加え、食事直後かつ受験に関係ない科目です。しばらくすると、この授業は睡眠用時間になってしまいました。
 その事を思い出し、当時の自分と、楽しそうに倫理の話をしている人たちを対比したりしてしまいました。
 ちなみに、そのバスの沿線にある高校は大学の附属です。したがって、当時の自分のように、受験で選択するかどうか、などという考えもないでしょう。
 ぜひとも、自分のようにならず、倫理の授業を楽しんでほしいものだ、などと思いました。

2012年05月17日

Googleドキュメント

 最近、外で作ったデータを家で操作、もしくはその逆を行う必要が頻発しています。一つや二つなら、USBメモリで持ち運べばいいのですが、ファイルが多岐にわたると、そうはいきません。
 何かいい方法がないか、と悩んでいたのですが、調べてみたところ、Googleドキュメントというサービスが出てきました。
 アプリをダウンロードすると、指定したフォルダが自動的に同期されます。したがって、二つのPCに設定をして、HDDにあるフォルダを編集すると、自動的にGoogleを介して、もう一つのPC内にあるファイルも更新されます。同期の操作すら必要がありません。
 Googleがストレージサービスをやっている事は知っていましたが、ここまで凄いとは思いませんでした。というわけで、メール・スケジュールに続き、データ保管までGoogleのサービスを使うことになりました。
 データ自体はそれぞれのPCにあるので、仮にGoogleがどうにかなっても、飛んだりすることはありません。とはいえ、無料提供サービスにここまで依存すると、逆にちょっと不安になります。
 とはいえ、ここまで便利だと使わざるをえないでしょう。とりあえず、常に万が一の時の対策を考えながら、使えるサービスは享受しようと考えています。

2012年05月16日

Facebook顔写真騒動

 先週あたりから、Facebookが上場に備え、匿名および顔写真を使っていないアカウントを削除する、という噂が流れています。
 実際、その話を聞いて、それまでイラストだった画像を、実際の顔写真に変更した、という人もいるようです。
 ただ、ちょっと考えればこれはかなりありえない話です。たとえば私の場合、画像として好きな海の写真を使っています。上記の話が本当なら、しかるべき時に、アカウントが削除されてしまいます。
 しかしながら、もし私が、知人の顔写真に差し替えたらどうなるでしょう。いくら今回の上場で莫大な資金を集めたFacebookでも、利用者の名前と顔写真をつけあわせる事はできません。仮にできるとしたら、個人情報を不正に取得している事になってしまいます。
 これは、名前についても同様の事が言えます。当然の事ですが、Facebookに登録する際に、身分証明書の提示は必要ありません。したがって、名乗ろうと思えば誰の名前でも名乗れるわけです。
 したがって、もし噂されているような「アカウント狩り」が実現すると、「他人の名前や顔写真を使っている悪質なユーザーはセーフなのに、ちょっと名前を変えたり似顔絵やお気に入りの写真を載せている人は削除される」という異常な自体が発生してしまいます。
 まあ、よくある都市伝説の一種なのでしょう。それにしても、これだけ情報技術が発達しても、そのようなちょっと考えれば嘘だと分かる噂は広まり続ける、という事はかなり興味深いと思いました。

2012年05月15日

走る漫画喫茶?

 ツイッターを見ていたら、大阪から名古屋まで6時間弱かけていく夜行高速バスという話題がありました。
 この区間、東海道線の快速電車でも3時間ちょっとで到達できます。にも関わらず、大阪駅の次の停車が名古屋駅、というバスが、それより2時間以上かけて進むわけです。
 これでは、「夜行低速バス」と言わざるをえないでしょう。
 とはいえ、この運行形態自体は、面白いと思いました。従来、公共交通機関を用いて朝イチで名古屋に行きたい大阪の人は、前日の夜に行って現地に泊まるくらいしか方法はありませんでした。
 しかしながら、この「夜行低速バス」を使えば、その名古屋での滞在費が節約できるわけです。
 また、運転的にもこれは安心できます。時間調整をするためには、どこかのサービスエリアだか道の駅だかで長時間休憩をするのでしょう。これならば、先月末に発生したような、規制緩和によって生じた運転手酷使による大惨事も発生しません。
 数十年前、当時としては豪華な食堂車つき寝台列車「あさかぜ」が東京と下関の間で運行された時、世間は「走るホテル」と褒め称えたものでした。
 それに対し、この「滞在費を浮かすために、狭い椅子に座ってゆっくり進みながら一晩明かす」という、この新機軸バスは、さしずめ「走る漫画喫茶」と言うべき存在なのではなかろうか、などと思いました。

2012年05月14日

HPマシンのファンクションキー

 仕事用に日本HPのパソコンを買いました。最大の理由は求めているスペックを満たしている中で一番安かった事です。そして、次の理由は、前にいた会社が標準で日本HPのマシンを入れており、使用並びにメンテナンスに慣れていた、というのがあります。
 というわけで、使い始めたのですが、いきなり、不可解な事が発生しました。カタカナ変換をしようとしてF7キーを押すとボリューム調整画面が出てきます。また、名前をつけて保存しようとF12キーを押したら、保存画面が出ず、代わりにネット接続が切れてしまいました。
 一瞬、初期不良かと思ったのですが、調べてみたところ、これは仕様でした。他社のノートPCもファンクションキーに特別機能を持たせています。たとえば、Fnキーを押しながら「F6」キーを押すと、出力モニタの切替ができる、といった感じです。
 ところが何故か、HPのマシンは、そのFnキーを押しながら使う機能をデフォルトにしてしまったのです。たとえば、F12キーを押すと無線LANのオン/オフを切り替える、といった具合です。
 製作者としては、自慢の機能を使ってもらいたいがために、あえてそのような特殊な仕様にしたのでしょう。しかしながら、使っている側としてはこれほど困った事はありません。
 Windwsを使っている以上、本来、どの会社が作ったPCであろうと、同じキーを押せば同じ反応をするのが筋としたものでしょう。その大原則を崩してしまっているのです。
 幸い、BIOSの設定を変更する事により、本来の設定に戻すことができました。とはいえ、操作ミスのリスクを考えると、普通の人に「HPのパソコンはファンクションキーが変ですが、BIOSで設定すれば戻るので心配いりません」などとは絶対に言えません。
 というわけで、今後、誰かにパソコン購入の相談を受けた際には、「日本HPは避けたほうがいいですね」と言わざるを得なくなりました。ちなみに、同様の例として、社のポリシーだか何だか分かりませんが、本来「ctrl」キーがある場所に「Fn」キーを配置している某社のPCも同様に「他人に勧められないリスト」に入っています。
 他社と競争するために独自色を出すのは当然とは言えます。とはいえ、それを出すのは、利用者に迷惑をかけない形でやってもらいたいものだ、と強く思いました。

2012年05月13日

飛び込みの名所ほか

 昨日、またもやJR東日本の某駅で、特急列車への飛び込み自殺が発生しました。今から約10ヶ月前、この駅で同じ特急列車に飛び込んで自殺をした人がいました。
 その際、はねられた角度が悪く、その死体によって二次被害・三次被害が発生し、それが大きく報道されました。
 それまで、この駅での飛び込み自殺などはほとんどありませんでした。ところが、これが報道された月だけで、同じ駅・同じ特急への飛び込み自殺が二件発生しました。
 その後も、類例は続き、昨日に至っているわけです。
 こうなると、最初の自殺を大きく報じたため、ここが「「自殺の名所」になってしまった、と言わざるをえないでしょう。
 確か、昨年の自殺件数が増えた時、厚生労働省だかが「芸能人が自殺した影響」などと「分析」していました。個人的には経済的要因が最大の理由だとは思っています。とはいえ、公的機関が「自殺報道があるとそれに影響される可能性」を発表しているわけです。
 ならば、各報道機関も、自殺について報じる時、「その報道が、どのような影響力を生じるか」という事をもっと考えるべきではないのだろうか、と思いました。

 なお、似たような例に、先月あたりに発生した自動車事故があります。直後からこの事件は大きく報道され、「犯人」の運転手が死んでしまったにも関わらず、しつこく「検証記事」が流れました。
 それ以降、同様の自動車事故が急増しています。これなども、報道に触発された可能性を考える必要があるのではないでしょうか。
 だいたい、自殺にしろ自動車事故にしろ、知らないからといって我々の生活に影響することはありません。それこそ、「事故で電車が止まっている」という情報さえあれば十分なのです。
 長年の慣習もあるのでしょうが、いい加減、影響力と報道の必要性をもう少し考えて記事を作ってほしいものだ、と改めて思いました。

2012年05月12日

新型うつ病

 最近、ちょくちょく「新型うつ病」という言葉を聞きます。なんでも、うつ病で仕事に行けなくても海外旅行に行ったり、休職してもそれを申し訳ないと思わず、会社や上司が悪いと言う、というのが主な特徴だそうです。
 いくつかこれに関する論調を見てみましたが、少なからぬ人が「最近の若い人に多い甘え」みたいな論評をしていました。
 しかしながら、本当に最近の若い社会人には「甘え」があるのでしょうか。少なくとも、就職活動の時から、バブル期に大学卒業をした世代の何十倍も苦労しているわけです。
 さらに、苦労してやっと入れた会社の環境は悪化する一方です。労働環境は悪化し、給料も安く抑えられ、パワハラが横行しています。
 その結果、仕事が起因でうつ病を患う人も大幅に増えました。きちんと調べた事はありませんが、20年前と比較すればケタ違いなのではないでしょうか。
 そんな中、「新型うつ病」の人は、仕事で生じた「うつ」にプライベートまで侵されていないわけです。ある意味、この病んだ企業社会において、せめて日常生活だけは正常に送れるという「免疫」をつけたようなものなのでは、と思いました。
 あと、会社や上司のせいにする、というのも至極当然だと思います。有名な居酒屋チェーンや洋服屋チェーンをなど、社員を低賃金・長時間労働でこき使って経営者ばかりが大金を得ている企業はたくさんあります。
 しかも、マスコミがそのような金の亡者を「優れた経営者」などともてはやすものですから、よその会社もマネをして、より労働環境は悪化する一方です。それを考えれば、会社や上司が悪い、というのは単に事実を指摘したに過ぎません。
 だいたい、「新型うつは甘えだ」などと言っている人は、彼らに何を求めているのでしょうか。「新型」の状態で休職などせず、「従来型うつ」になるまで、さらに苦しめ、とでも言いたいのでしょうか。
 そもそも、新型だろうが従来型だろうが、仕事が原因で精神を病む人が出るような労働環境自体が異常なのです。それを、被害者の苦しみ方の度合いで「甘え」などと言うのは、完全に筋違いでしょう。
 いずれにせよ、そのような「甘え」論者が大勢を占め続けている限り、日本経済の将来は暗いままだろうな、と思いました。

2012年05月11日

サンシャインの観光資源

 サンシャインシティプリンスホテルのサイトを見ていました。周辺案内のページを開いたら、近隣の観光名所が載っていました。
 当然ながら、一番目はサンシャイン60の展望台でした。そして、2番目から9番目までも、ナンジャタウンや水族館など、サンシャインシティ内の施設になっていました。
 そして、10番目には「アニメイト本店」が掲載されていました。確かに、サンシャインシティプリンスホテルのすぐ近くにありますし、遠くから訪れる人も少なからずいます。とはいえ、サンシャインシティ外の施設におけるトップバッターとして掲載されている、という事には少々驚きました。
 サンシャインシティで行われるイベントに参加する宿泊者が増え、そちらを取り込むのが重要だと判断した結果なのでしょうか。
 毎度ながら時代の変化というものを感じました。ただ、折角そこまでやるなら、「アニメイト本店」だけでなく、その周辺にある「乙女ロード」も掲載したほうが、より訴求力が高まるのでは、とも思いました。

2012年05月10日

改札前での一気飲み

 買うものがあって、昼下がりの秋葉原に行きました。昭和通り口の改札を出ると、一人の壮年男性が立って缶飲料を飲んでいました。500cc入りなのですが、息継ぎすることもなく一気に飲んでいます。
 それだけでもちょっと奇妙ではあるのですが、よく見るとさらに異様さが増しました。その男性はきちんとスーツを着てネクタイをしています。髪型などを見ても、普通に勤務している会社員、という感じです。
 そして、手に持っている缶なのですが、どう見ても、アルコール飲料なのです。
 ここ数年、昼間から街かどや電車の中などで飲酒している人を見かける機会は増えています。しかしながら、ここまで印象深いのは久しぶりに見ました。
 そのような時間からそのように飲まないとやっていられない何かが、その人にあったのでしょう。
 色々な意味でもの悲しさを感じました。そして、このような世相が続けば、昼間から電車の中で飲んでいる人を見ても驚かなくなったのと同様、明るい時間に駅前で一気飲みをしている人を見ても驚かなくなるのも時間の問題かも、とも思いました。

2012年05月09日

神聖化すればいいわけでも

 仏教で有名な伝説に、釈迦が生まれた時に、両指で空と地面を指して「天上天下唯我独尊」と言った、というものがあります。
 将来どんなに偉大なことをしようと、人間であれば生まれた直後にそんな事ができるわけありません。もしこの逸話が事実だとしたら、釈迦は宇宙人だか異次元人だかになってしまいます。
 仏教についての詳しい知識はないのですが、人が悟りを開くのを一つの到達点としている、と認識しています。となると釈迦が元々人間でなければ、普通の人間である他の信者たちは、いくら仏教の教えを守っても悟りの域に達するのは無理、という事になってしまうのでは、と思います。
 まあ、教祖は神聖でなければならない、と考えた信者が創作した伝説なのでしょう。仏教のみならず、どの宗教でもよくある話です。
 ただ、このような伝説が宗教にとって役に立つかは気になるところです。「教祖が生まれた時に『天上天下唯我独尊』と言ったから」という理由で仏教に入信した、という人はあまりいないのでは、と思います。
 逆に私のように、「変な伝説を創作しているな」と思う人もいるのではないでしょうか。何千年もの歴史のある仏教だからいいものの、新興宗教だったら一発で白い目で見られてしまうところです。
 今でも伝説として残っているくらいですから、この逸話を作った人の創作能力は凄いとは思います。ただ、仏教そのものにとっては、その人が有益な存在とは言えないのでは、とも思いました。

2012年05月07日

徹底した休息で風邪を治す

 土曜に昼食を食べたら、急に眠くなりました。気温が25度くらいあったので、何もかけず、数時間、昼寝をしてしまいました。
 目が覚めたら、喉と頭が痛く、鼻がつまっていました。うたた寝の間に、すっかり風邪を引いてしまったようです。
 翌朝、目が覚めても症状は悪化する一方です、遅くとも、月曜には回復しないと、色々な意味でまずいと思いました。しかしながら、近所の病院はどこも空いていません。
 そこで、とにかく「暖かくして寝る」事にしました。気温はそこそこ高いのですが、布団と毛布をかぶり、どんどん汗をかくのです。食欲もないのですが、水だけは飲めるだけ飲みました。
 すると、夕方あたりには何とか元に戻りました。今日になってもまだまだ、症状は残っていますが、ほとんど完治に近くなっています。
 とりあえず、作戦が功を奏した事に満足しました。
 しかしながら、実は昨年もこの時期に風邪を引いています。その時は、うたた寝ではなかったと記憶していますが、やはり気候の変化を甘く見ていたためでした。
 また、おかげで楽しみにしていた、6日に蘇我で行われた愛媛FCの試合観戦も断念せざるをえまえんでした。今年、最初で最後のサッカー観戦機会だったために、非常に惜しまれます。
 この代償を忘れる事なく、来年こそはこの時期に風邪は引くまい、と強く心に思いました。

2012年05月06日

「TVで取り上げられた」の価値

 セブンイレブンの手巻きおにぎりの売り場に「5/5放映のTVに取り上げられました」というポップがついていました。
 別にセブンイレブンのおにぎりが不味いとは思いません。しかしながら、フィルムに入っているパリパリの海苔を自分ではがして、機械で作られた冷たい米の塊に巻いて作るおにぎりよりも、世の中にはずっと美味しいおにぎりが売られている、という事は断言できます。
 ついでに言うと、セブンイレブンを運営している会社の経済力があれば、グルメ番組に自社のおにぎりを取り上げさせ、食べているタレントに「手作りのおにぎりより美味しい」と言わせる事ができる、という事も十二分に承知しています。
 というわけで、このポップは「自作自演」の典型例だな、と思いました。
 もっとも、それだけ「TVに取り上げられる」というのは少なからぬ人にとって高い価値を持っているからこそ、このようなマーケティングを行うわけです。
 これがコンビニのおにぎりなら、大して問題はないでしょう。しかし、この影響力、使いようによっては、世の中にいくらでも害をおよぼすことができるわけです。
 そんな事を考えながらこのポップを見ていたら、ちょっと不気味な気分になりました。

2012年05月05日

子猫の日

 散歩をしていたら、口に何かをくわえた猫が通りかかりました。何だろうかと気になって見てみたら、生まれたての子猫でした。
 ヤマト運輸のロゴマークをはじめ、イラストや写真では何度も見たことがありますが、実際に見たのは初めてなので、驚きました。
 そのまま見ていると、子猫の移動を済ませた母猫が出てきました。我々の姿を見ると、威嚇するように「シャー!」と言い、子猫のいる場所と反対方向に移動して、またこちらをにらみました。
 おそらくは、外敵が子猫のいる場所から遠ざかるよう、誘導しようとしたのでしょう。
 そのような母親の愛情にも感心させられました。あとで見たところ、全部で四匹の、まだ目も開かない子猫がいました。ぜひとも四匹とも健やかに育ってほしいものだと思いました。

2012年05月04日

2012/5/4の更新

トップ絵を更新しました。
翔みならブログめもちょうをリニューアルオープンしました。
(※これまで使用していた旧めもちょうらくがきちょうを新ブログに統合しました)

開設14周年

 おかげさまで、当「つれづれの館」は、本日をもって開設14周年を迎えました。毎年の事ですが、ここまで続けてこられたのも、ひとえに読んでくださる皆様のおかげです。改めて御礼申し上げます。
 それにしても14年ということは、ヒロインものアニメの主人公と同い年なわけです。改めて、長くやってきたものだ、と思いました。
 今年は、自分にとっては、ある意味人生最大とも言える転機の年になっています。色々と忙しくなりますが、サイトのほうも手抜かずに頑張っていくつもりです。
 引き続きのご愛読のほど、何卒よろしくお願いいたします。

2012年05月03日

取材力がなさすぎる本

 コンビニに行ったら、「これでいいのか千葉県千葉市」というムックが置いてありました。地理ネタが好きな上に、接頭語が自分のやっているブログと同じ事もあり、手にとってみました。
 題名のみならず、表紙で使われている絵もかなりネガティブなものになっています。どうやら、俎上にした地域をボロクソにけなす本のようです。
 その主題については予想通りでした。しかしながら、そこに書かれている事の品質には唖然としました。
 最初に見たの交通のところですが、総武線の快速通過駅に住む人は、船橋で通勤快速に乗り換えて都内に通勤する、などと書いてあります。
 しかしながら、通勤快速は、朝に二本しかありません。したがって、そのダイヤが出勤時刻にあっている東京や品川などで働いている、ごく一部の人以外は、そのような乗り換えはしません。
 この部分を読んだだけで、ライターが総武快速の路線図を見たら「通勤快速」というのがあったので、その情報を元に思いつきを書いている、という事がわかりました。

 続いて、幕張新都心の項目を見ました。こちらは、なぜだか知りませんが、「海浜幕張には飲み屋がない」という妄想を前提にダラダラ書いています。
 もちろん、新宿などに比べれば、勤務人口における飲み屋の割合が非常に少ないことは確かです。しかしながら、以前からプレナやテクノガーデンには飲み屋がありましたし、数年前には駅前に飲み屋がメインのビルが二つほど建ったのですが、そのような現実はおかまいなしで書き連ねているのです。
 当然ながら、そこを読んだ時点で、書棚に戻しました。
 確かに、千葉市の通勤インフラも、幕張新都心も様々な問題を抱えています。そこに目をつけた事自体は面白いと思いましたが、このような程度の低い取材では読み物としての価値が生じません。
 千葉市の状況に劣ると勝らず、この本を作った人たちの能力についても「これでいいのか」だと思いました。

2012年05月02日

写真うつり

 自分の顔写真を用意する必要が生じました。もちろん、これまでにも証明書などの作成のため、写真を用意した経験は何度もあります。しかし、今回は条件がありました。
 まず基本として「笑顔」という条件があります。それに加え、ポーズや顔の向きの指定もありました。
 長年生きてきましたが、このような事は初めてでした。もちろん、集合写真などでカメラマンさんから笑顔を求められた事はあります。しかし、子供の頃から、そのような写真に自分がどのような顔をして写っているかなど興味がありませんでした。
 したがって、特に笑顔を作る努力もしなければ、写った自分の顔を検証する事もしませんでした。
 そういう事もあり、今回の作業はえらく疲れました。同時に、これまで意識すらしなかった、カメラマンの「被写体にいい表情を作らせる技術」並びに、モデルなどの「いい形で写真に撮られる技術」というものが、いかに奥深いものであるか、という事に今更ながら気付かされました。

2012年05月01日

スマートフォンとポケベル

 スマートフォンのアドレス帳を整理していました。電話番号を追加しようとして、種別選択画面を出したところ、選択肢の中に「ポケベル」というものがありました。
 かつて、この機械が携帯端末の主役だった時期もありました。そして、そこに表示される数字を言語に読み替える、という独自の「ポケベル語」を生み出したりもしました。
 しかしながら、携帯電話の普及により、表舞台からは姿を消しました。当然ながら、ポケベルという言葉を聞かなくなってから、かなり時間が経っています。
 その懐かしの言葉を、かつてポケベルを駆逐した携帯電話から、その座を奪おうとしているスマートフォンの画面で見たわけです。おかげで、ここ20年ほどの歴史を色々と思い出したりまでしました。
 それにしても、実際にスマートフォンの連絡帳にポケベル番号を登録した人はどれくらいいるのでしょうか、ちょっと気になりました。