2008年09月30日

暴言の目的

 国交相に就任してから暴言を連発した大臣が、就任五日で辞任しました。問題となった暴言は、街宣車から流れる放送や、かつて電柱に貼ってあった愛国党のビラと同じもので、特に新鮮味はありません。
 最後の数日間は、壊れたテープレコーダーのように「日教組」を連呼していたので、それに関する報道が多いようです。ただ、私が一番気になったのは、「単一民族」発言でした。
 何十年も生きていてアイヌ民族の存在を知らない無知ぶりは救いようがありません。しかし、それ以前にの問題として、この発言をすればかならず大顰蹙を買うのは自民党史が証明しています。いくら自民党に頭の弱い人が多いとはいえ、「これを公的な場で言うとまずい」くらいの教育はなされているでしょう。

 にも関わらず、このような発言をしたわけです。しかもこの人、別にこれが初の閣僚というわけではありません。過去の文科相は任期を全うしているわけです。
 そのように考えると、なんか、一連の暴言は、国交相を辞めるためにわざと言ったのでは、とまで思えてきます。そう考えると、「単一民族」などは、少しでも確実に辞任できるために言ったのかもしれません。それなら一応、理解はできます。
 あと、本命の「反日教組」ですが、どうせ最後まで言い続けるなら、「私がこんな醜態をさらしたのも、子供の頃に戦後教育を受けたせいだ」くらいの事を言えば、もう少し説得力のある「日教組批判」になったのでは、と思いました。
 というわけで、言っている内容には価値はありませんでしたが、突っ込みどころとしては中々嗤えた、一連の暴言でした。

2008年09月29日

息詰まる投手戦を落とし、再び4位に

 札幌で行なわれた、北海道-千葉はダルビッシュ投手と小林宏之投手が先発。今日は、昨日代打適時打を放った福浦選手が、久々に三番でスタメン復帰しました。
 初回、1死から早川選手が詰まった内野安打で出塁するも、盗塁失敗もあって三人で終わります。一方、その裏、小林宏投手は、先頭の田中選手に安打され、犠打と外野フライで三塁まで進まれましたが、0点に抑えます。
 初回は、ともに走者が出ましたが、2回からは完全な投手戦になります。ダルビッシュ投手が、2回を三者連続三振に打ち取るなど4連続三振を見せると、小林宏投手も、三者連続三振で、ともに2回から4回まで走者を一人も出しません。

 そして迎えた5回表、先頭の里崎選手はバットを折られます。しかし、続く橋本選手が左中間を抜き、この試合初の長打を放ち、1死2塁とします。ところが、続く大松選手がまたもやバットを折られて、二塁真っ正面のライナーに。橋本選手が戻れず、結局、この回も三人で終わってしまいます。
 その裏、小林宏投手は、1死から小谷野選手に、足元を抜かれそうな当たりを打たれます。しかし、ここで得意の足技が久々に炸裂。左足スパイクの一番堅いところに当てた球は真上に上がり、それを取って一塁に送球してアウトにします。
 続く6回、千葉はまたもや三者三振に打ち取られます。するとその裏、小林宏投手は二死を取りましたが、そこから田中選手に右中間スタンド最前列に入る11号ソロを喫し、ついに均衡が破れます。
 そして、直後の7回表、一番からの好打順ながら、簡単に二死を取られてしまいます。この時点でまた19時半くらいだったので、「これはこのまま1時間台で終わるのか?」とも思っていました。
 ところが、続く福浦選手が、フルカウントから両チームあわせて初めてとなる四球を選びます。すると、続く里崎選手が三遊間を抜いて1・2塁で。ここで、今季、対ダルビッシュ投手打率五割で打点5と相性のいい橋本選手が、右翼線に適時二塁打を放ち、二死無走者から追いつきます。
 続く8回表も、1死からオーティズ選手が二塁打を放ちましたが、ここは得点に結びつきません。
 するとその裏、小林宏投手は、先頭の糸井選手に二塁打を打たれます。続く鶴岡選手の犠打はフライに打ち取りますが、久々の一軍復帰を果たした坪井選手に安打で続かれ、1・3塁となります。
 ここで、ここまで2安打1本塁打の田中選手が打席に立つと、千葉は二番手に川崎投手を起用します。その田中選手の打球は二塁ゴロとなりますが、これを塀内選手が取り切れず、バックホームするも、糸井選手の足が速く、勝ち越し点を許してしまいます。
 そして9回もダルビッシュ投手の前に三人で打ち取られて試合終了。観客数は連日の満員となる4万2千126人でした。1対2で敗れて連勝が止まり、再び4位となりました。残り3戦を全勝すればCSには進出できますが、3位以下も決まってしまっています。
 小林宏投手は、12敗目となりました。ただ、今日は低めに落ちる球が冴え、昨年の好調時を思い出させるような内容でした。この調子で、CSに出場できた暁には、雪辱を果たしてもらいたいものです。

終盤に逆転し、ついにCSマジック点灯

 札幌で行なわれた、北海道-千葉は藤井投手と成瀬投手が先発。北海道は今日からの連戦に連勝すると、CS進出が決まります。
 千葉打線は初回に安打と四球で走者を二人出すも先制できず、2・3回も先頭打者の安打を活かせません。
 一方の成瀬投手は、3回に安打と四球で走者を二人出し、4回も先頭打者を歩かせますが、いずれも凌ぎます。

 しかし5回、1死から走者を歩かせます。そして、逆をついての牽制に成功しますが、二塁に進まれてしまい、さらに暴投で三塁に進まれます。さらに2死から田中選手に適時打され、先制を許してしまいます。
 直後の6回表、1死から里崎選手とズレータ選手の連打で好機を作りますが、続くオーティズ選手が、この試合早くも三つ目となる併殺に打ち取られます。続く7回も先頭のサブロー選手が内野安打で出ますが、ここも後続がなく、8安打ながら1点も取れません。
 このように悪い流れで終盤を迎えます。ところが、8回に北海道が8安打ながらまだ96球で無失点の藤井投手を代えると流れが一変します。
 1死から早川選手と里崎選手の連続内野安打で好機を作ると、四番のズレータ選手に代えて福浦選手を起用。これが成功し、福浦選手は右翼フェンス直撃の同点適時打を放ちます。
 さらに敬遠で満塁となった後、サブロー選手がこの試合4安打目となる適時打を放って逆転に成功します。そして2死後に、北海道が今季初救援となる武田勝投手をマウンドに送ると、リーグ打点6位で満塁に強い大松選手に代えて、大塚選手を起用。これも的中し、2点適時打で一気に4点を挙げます。
 そして、川崎投手と荻野投手で後を抑えて試合終了。貯金3で3位に浮上すると同時に、CS進出マジック3が点灯しました。観客数は満員の4万2千126人でした。
 8回の大胆な代打起用がことごとく成功した、というあたりにチームの勢いを感じました。明日は対ダルビッシュ投手ですが、果たしてどういう展開になるのか楽しみです。

2008年09月28日

嫌がらせみたいな指名手配

 地下鉄の駅に、殺人事件で逮捕状が出ている人の指名手配が掲示されていました。普段の写真が大きく載っているのですが、その左下に「サングラスをかけて変装した時」が、そして何と右下には「女装した時」が載っていました。
 といっても、もちろん、実際に女装していた時の写真を撮ったわけではありません。元の写真に長髪のかつらをつけて加工しただけです。そのため、ものすごい不気味な「女装写真」になっていました。

 さらに、よくよく手配文を見ると、身長180cmと書いてあります。その立派な体躯で、手配写真にあるような女装をして歩いていたら、あやしさ大爆発でしょう。さながら、北斗の拳に出てきた、老婆に変装した悪人みたいな雰囲気ではないか、と思いました。
 実際にこの手配されている人が女装したかどうかは分かりません。いずれにせよ、こんな「想像図」を都内各地に貼られる、というのは、ほとんど嫌がらせのようなものだと思った次第です。

3連勝で、2位と1ゲーム差に

 千葉で行なわれた、千葉-福岡は清水直行投手と和田投手が先発。大松選手が大塚選手に代わった以外は、並び順こそ違えど、右投手相手だった一昨日と同じ顔ぶれでした。
 初回の先制機を逃した千葉は、2回も簡単に二死を取られます。しかし、そこから大塚選手が起用に応えて安打すると、今週の一軍復帰から絶好調の細谷選手も安打で続きます。すると、西岡選手が左前に弾き返して先制し、これまた9月半ばに入って絶好調の早川選手も右前に落として、2点目を挙げます。

 ところが、続く3回は無死満塁から1点も取れません。そして直後の4回表に清水直投手は先頭打者に二塁打されますが、そこから中軸を抑え、得点は許さず、流れを変えません。
 そのまま2対0で迎えた7回裏、1死から西岡選手と早川選手の連打で好機を作ると、里崎選手が2点適時二塁打を放って大きな追加点を挙げます。
 7回まで2安打無失点だった清水直投手ですが、8回に連打で無死1・2塁とします。そこから併殺で2死3塁として切り抜けたと思いきや、田上選手に代打本塁打を喫してここで降板となってしまいました。
 しかしその回はシコースキー投手が、そして9回は荻野投手が抑えて試合終了。4対2で勝ち、3連勝で貯金2としています。
 今日は、千葉での王監督最後の試合という事で、試合前・試合後にセレモニーが行なわれました。球場全体から王監督への声援が飛んでいました。観客数は満員御礼の3万18人でした。
 なお、北海道が勝ったために3位浮上はならなかったものの、合併球団は負けています。そのため、2位から4位までが1ゲーム差という大混戦になっています。

2008年09月27日

数千年前の大発明

 職場の有志と、キャンプ場でバーベキューをやりました。かなり思いつきで決めた企画で、いざキャンプ場に行って、炭などは購入したものの、火のおこし方が誰もわからない、という惨状でした。
 幸い、途中から来た参加者の一人がキャンプ経験者で、巧みに火をおこしてくれたからなんとかなりました。もしその人がいなければ、生肉と生野菜を目の前に、空しく立ちつくす「バーベキュー」になっていたことでしょう。
 あらためて、経験者の存在および、事前計画の重要性を認識させられました。そして、それにあわせて、「火をおこす」という事を発明した数千年前に存在した先祖の偉大さを思い知りました。
 もちろん、場の雰囲気や、苦労して焼いた肉や野菜の美味しさも十二分に楽しめました。しかしながら、それ以上に、「火をおこして燃やし続ける」という事の重要さを痛感した一日でした。

埼玉、リーグ優勝を決める

 札幌で行なわれた、北海道-埼玉はスウィーニー投手と帆足投手が先発。初回に稲葉選手の適時打で先制した北海道が、3回にボッツ選手の適時二塁打で追加点を挙げます。
 一方、スウィーニー投手は9回1死まで埼玉打線を1安打に封じます。そこから二人走者を出すと、北海道はマイケル中村投手でなく建山投手を起用。そのまま北海道が勝ちましたが、なぜここでマイケル中村投手でなかったかは気になるところです。
 試合中に埼玉の優勝は決まっていたのですが、北海道が接戦を制して意地を見せるとともに、単独3位に戻しています。観客数は2万8千3百人ほどでした。

 これで、マジック1から3連敗(チームでは4連敗)とした埼玉ですが、今日は仙台で行なわれた東北-合併球団が序盤から大差に。田中投手とオルティズ投手の先発で始まったのですが、初回にセギノール選手の12号ソロで東北が2点を先制すると、2回には打者一巡で8点を追加し、序盤で試合を決めます。
 田中投手は6回で降板しますが、その後も継投陣がソロ一本のみに抑え、13対1で東北が大勝し、5位に浮上しています。観客数は1万4千9百人ほどでした。

 というわけで、埼玉が優勝を決めました。渡辺監督は、前任の伊東監督、その前の伊原監督に続き、就任一年目での優勝を達成しています。同年齢で誕生日も数日しか違わない山本昌投手が200勝を達成した年に優勝、というのもなかなか興味深いものです。
 率直に言って、あの打撃コーチ氏が就任した時点で、埼玉の優勝はないと思っていました。にも関わらず、今年は強力な打撃陣で優勝したわけでしたから、自分の野球を見る目がまだまだ未熟だったと言わざるをえません。
 その事自体および、千葉が優勝できなかった事は二重の意味で悔しいです。ただ、かつてはあれだけ企業色が強かった埼玉が、命名権販売をやめて、チーム名に地域名を冠したとたんに優勝した、という事だけは好ましいことでした。
 いずれにせよ、ペナントレース制覇には、おめでとうと言うよりありません。同時に、千葉がCSで雪辱してくれることを強く願っています。

2008年09月25日

新技法に驚く

 今世紀に入ってからずっと、髪型は「スポーツ刈りにならない程度の短髪」にしています。したがって、床屋に行くたびに、そうお願いします。すると必ず「バリカン使っていいですか?」「ええ、それで」というやりとりが入り、そこから散髪が始まります。いくつかの床屋を使っていますが、このやりとりはどこでも同じです。
 今日もそのやりとりから始まったのですが、今日初めて当たった若い理容師さんは「バリカンをかけた所が青くなるくらいにしますか?」と尋ねてきました。こんな質問は初めてです。

 もしかして、それが最近の流行かとも思いましたが、変な仕上がりになるのも嫌なので、断りました。
 その後も、この理容師さんは、いろいろと独特な技を駆使してきます。顔を剃る際も、「眉毛の下はどうしますか?」などと、これまた生まれて初めてとなる質問をされました。
 そして、極めつけは、バリカンの使い方です。ただバリカンを当てるのでなく、櫛で髪を選別(?)してからバリカンを当てるのです。散髪後の頭を見ても、普通に当てるのとどう違うのかは分かりませんでした。しかしながら、その新技法には驚かされました。,br />  独自に編み出した技なのか、最近広まっている手法なのかわかりません。いずれにせよ、髪型に無頓着な私が、床屋の技術に驚かされた、という事自体が貴重な経験でした。当分は、この床屋を行きつけにし、また、新技法を堪能したいものだ、と思ったほどでした。

2008年09月24日

大量点で快勝し、胴上げ阻止・4月以来の貯金

 所沢で行なわれた、埼玉-千葉は涌井投手と久保投手が先発。久保投手は昨年に続き、「相手の胴上げがかかった試合」での登板となりました。なお、先発メンバーは昨日と全く同じ顔ぶれでした。
 初回、2回と、両チームとも、得点圏に走者を進めながら先制できません。
 そして3回裏、久保投手は2死を取るも、連打されます。さらに三塁ゴロが失策となり満塁と嫌な流れを作りますが、前の打席で長打された石井義選手を打ち取り、ここも0点に抑えます。

 すると直後の4回表、先頭のズレータ選手が13球粘って四球で出塁します。そして続く大松選手が、これまた粘った後、右翼席に24号2ランを放ち、千葉が先制します。
 さらに安打2本で1死1・3塁とすると、西岡選手が中前に適時打を放って追加点を挙げます。そこからオーティズ選手の内野安打で満塁とすると、里崎選手が手首に押し出しとなる死球を受けて4点目。ここで涌井投手は降板となりました。また、里崎選手は当たった直後はかなり痛そうでしたが、交代などはなく、試合終了までマスクをかぶりました。
 二番手に三井投手が上がりますが、2死後にズレータ選手にまたもや押し出し死球を出します。さらに、大松選手が2点適時打を放ち、この回4打点目を挙げ、一挙7得点となりました。
 続くベニー選手の所で、三番手となる許投手が登板しますが、またもや死球を当てます。この1イニング3死球はタイ記録との事です。ここでベニー選手が投手のほうを向くと、後ろから細川選手が抑えようと肩に手をかけます。しかしこれが逆効果となり、ベニー選手が激昂し、細川選手を投げ飛ばし、乱闘に。ベニー選手は退場となりました。
 久保投手はその裏に1点を返されますが、その後は埼玉打線を抑えます。
 一方、打線は6回にベニー選手に代わって入った大塚選手の適時打で追加点を挙げると、8回には橋本選手に2004年以来の二桁となる10号ソロが出てダメ押し。9対1と差を拡げます。
 久保投手は5回以降は埼玉打線を2安打に抑え、9安打1四球ながら1失点で昨年以来となる完投勝利を挙げました。白星自体も、5月末以来となっています。
 これで、埼玉の目前胴上げを阻止するとともに、4月以来となる貯金1で、北海道と並んで同率3位となっています。観客数は2万8千6百人ほどでした。

 福岡で行なわれた福岡-合併球団はホールトン投手と近藤投手が先発。中盤に先制した合併球団が着実に加点する一方、福岡は最近目立つ、走者は出るも得点できない展開で抑えられます。結局4対1で合併球団が勝利し、埼玉のマジックは1のまま。
 王監督は本拠地最終戦を飾れず、チームも11年ぶりとなるBクラスが確定してしまいました。観客数は3万5千5百人ほどでした。

 ところで、NHKが22時より、「奇跡の大逆転!神様、仏様、稲尾様~稲尾和久 奮闘の日々~」という番組を放映していました。稲尾投手を題材にする、というのはとてもいい観点だと思い、録画しながら見ました。
 ところが、その内容はかなり残念なものでした。題名にあるとおり、1958年の日本シリーズが中心になっています。その中で、特に長嶋選手との対決を中心に取り上げているのですが、その扱い方がひどすぎるのです。
 最初の試合で長嶋選手に打たれた稲尾投手が「ノーサイン投法」で封じる、というところは確かに事実ですし、その驚異的な内容については、うまく映像化しています。しかし、さらにその後用いた「逆算の投球術」については、何一つ述べていません。
 そして、最後の対決映像として、「6対0で迎えた9回走者無しでのランニング本塁打」などという、日本シリーズの流れとは全く関係のない映像を延々と流していました。
 それを流すなら、どう考えても、「神様、仏様」の呼称が誕生した、第5戦で稲尾投手自らが放った、サヨナラ本塁打を流すべきでしょう。
 さらに、ゲストで「スポーツライター」が登場するのですが、この人、まともに稲尾投手を取材した実績があるわけでもなさそうです。
 結局、稲尾投手の契約金が50万円で、長嶋選手の契約金が1800万円だった事から、「長嶋さんはスーパースターだが、稲尾さんは等身大のヒーロー」などと訳の分からない事を言っただけでした。そんなのは、アマチュア時代の実績が違うだけの話だと思うのですが・・・。ちなみに、当然ながら、稲尾投手は後に球界最高年棒投手になっています。
 こんな三流ライターを使う暇があれば、中西氏や豊田氏といった、その日本シリーズを一緒に闘った選手の談話を集めるべきでは、と強く思いました。
 というわけで、最高の材料を使いながら、下手すぎる調理のためにまずくなってしまったものを食べたような気分となってしまいました。

空気を読む?

 今の職場は年中無休ですので、休日も交代で出勤となります。というわけで、10人くらいが出勤していました。
 「暑さ寒さも彼岸まで」とはいいますが、日中はある程度暑かったため、冷房がついていました。しかし、夕方になってかなり涼しくなり、冷房がついていると肌寒くなるほどです。しかしながら、冷房はついたままです。
 もしかして、寒く感じているのは私だけなのだろうか、と一人で我慢していました。しかし、さすがに限界を感じました。上着も持ってきているのですが、それを着るのも何か変です。

 そこで、冷房を消したいと言ったところ、誰一人反対者は出ませんでした。それどころか、パートで働いている人に「ずっと寒かった」と喜ばれたほどでした。
 どうやら、他の人も「寒いと思っているのは自分だけ」と場の空気を読んで、冷房を止めようと言い出せなかったようです。そう考えると、私の行動は、しばらく前の流行語でいうところの「KY」だったようですが、まあ、誰もそれで困らなかったからいいのでしょう。
 場の空気と、空気の温度と、どちらを優先して「読む」べきか、などと考えてしまった一件でした。

快勝で対合併球団連敗を止める

 大阪ドームで行なわれた、合併球団-千葉は岸田投手と渡辺俊介投手が先発。今日は昨日スタメンから外れた橋本選手が、四番指名打者で入り、三塁には再登録されたばかりの細谷選手が九番で入りました。
 2回に先頭の橋本選手が安打し、内野ゴロで進んだ後、大松選手の適時打で先制し、さらに早川選手の適時打で2点目を挙げます。

 一方、渡辺俊投手はその裏に2死満塁とするも何とか抑え、その後も得点を許しません。
 3回の無死1塁は不運なライナーゲッツーで逃した千葉打線ですが、5回に先頭の早川選手が二塁打を放つと、続く細谷選手が一軍では5ヶ月ぶりとなる適時打を放って追加点を挙げます。さらに続く6回にはベニー選手が2ヶ月ぶりとなる5号2ランを放って突き放します。
 渡辺俊投手は7回まで4安打無失点に抑えます。しかし8回、2死2塁から適時打されて失点し、ここで降板しました。
 しかし後続は川崎投手が抑え、9回には調整登板の加藤投手から、早川選手が本日4安打目を放って出塁すると、続く細谷選手が本日2打点目の適時打を放ってダメ押し。その裏はセーブがつかない場面ながら荻野投手が登板し、三人で抑え、6対1で勝っています。
 これで再び五割に戻しまし、最終戦で対合併球団の連敗を5で止めました。観客数は2万4千7百人ほどでした。

 所沢で行なわれた埼玉-東北は平野投手と朝井投手が先発。3回に2点を勝ち越した東北が、7回に1点差に迫られるも、直後の8回に2点を取って突き放します。
 ところがその裏、ここから登板のグウィン投手が崩れ、犠飛と適時打で1点差に迫った後、後藤選手が3点適時二塁打を放って逆転に成功します。
 このあたりで時点で千葉が勝ったため、埼玉のマジックは1に。そして、9回は今季所沢では失点0のグラマン投手が登板します。
 ところが、2安打と失策で1死満塁とすると、代打の藤井選手に押し出し四球を出して所沢初失点。さらに、続くフェルナンデス選手がバックスクリーンに逆転満塁本塁打を放ちます。
 その裏は前の回に逆転打を打たれた川岸投手が三人で抑えて試合終了。優勝がかかった球団が、最終回に2点差をひっくり返される、というのはかなり珍しいのではないでしょうか。
 というわけで、埼玉の優勝は明日の千葉戦に持ち越しとなりました。予告先発は涌井投手と久保投手です。久保投手は、昨年、北海道の優勝のかかった試合にも先発し、敗戦投手になっています。ここのところ、好投が報われない登板が続きますが、昨年の屈辱を晴らすためにも、CS進出するためにも、何とか意地を見せて久々の勝利を挙げてほしいものです。

 福岡で行なわれた福岡-北海道は杉内投手と武田勝投手が先発。3回に森本選手の適時打で北海道が先制し、4回には連続本塁打もあって着実に加点します。
 福岡は9回に小斉選手が2号2ランを放ちますが、時既に遅く、5対2で北海道が勝利。最下位東北とのゲーム差が0.5となっています。
 そして、試合終了後には王監督が辞任会見をしました。シーズン前から今季が最後と宣言していたとはいえ、やはり寂しいものがあります。
 2006年のWBC制覇はもちろんですが、14年の在任中に優勝3回で日本一2回、また、プレーオフで敗れたものの、勝率1位が2回あったわけです。しかも、就任時は連続Bクラスの記録を作るような球団だっただけに、その手腕の高さには改めて驚かされます。
 今振り返っても、2005年の優勝も、王監督率いる福岡が強かったからこそ、より感動的だったと言えます。そして、直後のWBCの采配では、打線の組み替えや代打起用など、驚異的な采配に、今度は応援する側として感心させられました。まさしく「世界一の監督」にふさわしい人だったと思います。
 今後、どうされるか分かりませんが、体に気をつけながら、末永く野球界で活躍していただきたいものだと、強く思っています。

2008年09月23日

意外な最短経路

 仕事で海浜幕張に行く事になりました。都内から海浜幕張、というのは仕事の後に野球観戦、という時に何度かやっています。その際は、駅すぱあとを参考に、西船橋から京葉線・有楽町線経由で新木場に出て京葉線・東京駅を延々と歩いて京葉線、のいずれかの方法をとっていました。
 普段行くのは夕方なので、これらのいずれかを使えば、短い待ち時間で行くことができます。ところが、今回、14時47分の時点で四谷駅からの経路を検索したところ、「15時4分発の総武線に乗って西船橋乗り換えで16時1分着が最速」と出ました。

 いくら何でも、17分待っても同じ、という事はないだろう、と思って検索オプションを変更してみましたが、結果は同じでした。どうやら、平日の日中で、京葉線が極めて薄い時間にぶつかったようです。
 行き先で会う人は、その後に別の用事があるので、少しでも早く着く必要があります。そこで、思いついたのが、幕張本郷からバスに乗る経路でした。調べたところ、普通に総武線に乗れば幕張本郷に15時40分に着きます。45分発のバスに乗れば55分には海浜幕張に着く上に、行き先はバスで一つ行った「タウンセンター」が最寄りなので、京葉線経由より、10分ほど早く着くことができます。
 幸い、計画通りに事は進みました。それにしても、10年以上ここに住んでいるわけですが、まさか、都内から海浜幕張に行くのにこの経路が最速になる事があるとは思いませんでした。
 あと、幕張本郷駅の改札を出た時は、一瞬ですが、このまま逆に曲がって家に帰れば、のんびりできるよな、などと思ってしまいました。

淡泊な攻撃で四位転落

 大阪ドームで行なわれた、合併球団-千葉は小松投手と唐川投手が先発。今日は久々に里崎選手が出場、3番捕手でスタメンに復帰しました。
 初回、その里崎選手の15号ソロで千葉が先制します。しかし、2回の1死2塁で追加点を挙げることができません。
 一方、唐川投手は初回・2回と三者凡退。3回にも先頭打者に安打されて犠打で進まれるも、後続を断って0点に抑えます。

 ところが、続く4回に先頭打者を失策で出すと、安打と四球で無死満塁に。ここで後藤選手に満塁本塁打を喫し、一気に逆転されます。さらに続く5回にも、死球で出した走者をカブレラ選手の三塁打で返され、ここで降板となってしまいました。
 一方、3回まで毎回安打していた打線ですが、そこからは小松投手に抑え込まれます。4回以降に出た走者は里崎選手が選んだ二つの四球のみ。千葉も伊藤投手が3回を無安打に抑える好投を見せましたが、結局そのまま5対1で敗れました。観客数は1万4千2百人ほどでした。
 これで三度目の貯金挑戦に失敗してまた借金1に。順位も4位に落としています。

 所沢で行なわれた、埼玉-東北は石井一投手と岩隈投手が先発。今日勝って合併球団が負ければ優勝する埼玉に対し、20勝をかけた岩隈投手が対峙する形になりました。
 1対1で迎えた6回に、1死から凡フライをブラゼル選手が落とすという失策で走者が出ると、そこから連打で満塁とし、続く高須選手の適時打で東北が勝ち越し。その後も得点を重ね、6対1で快勝しています。
 岩隈投手は2003年に斉藤投手と井川投手が達成して以来の20勝に到達。あと2回の登板は、いずれも、今季4勝と相性のいい福岡戦です。どこまで上積みできるか、興味深いところです。

2008年09月21日

豪雨のなか開始するもノーゲームに

 雨の降る千葉で開催された、千葉-東北は小林宏之投手と一場投手が先発。今日はオーティズ選手が外れて、昨日登録された渡辺正人選手が三塁に入りました。
 ともに初回を三者凡退で終えてむかえた2回表、小林宏投手は先頭のセギノール選手に安打され、二死からも安打されますが、0点に抑えます。一方、その裏、千葉も1死から走者を二人出しますが、こちらも先制できません。また、このあたりから雨はさらに強くなり、早くもマウンドの土を入れ替えていました。
 その後も、足場の悪い中、両投手が好投して迎えた4回裏、2死から大松選手が四球を選びます。その中には、雨のためにすっぽ抜けたような球もありました。そして、そのまま試合は中断となりました。

 中断中は、千葉のオーティズ選手と、東北のフェルナンデス選手という、「ホセ」選手二人がベンチでパフォーマンスを繰り広げ、場内に笑いを誘っていました。そんな事をやりながら、30分以上待ちましたが、結局、雨脚はやまず、ノーゲームとなりました。小林宏投手は、今季対東北戦二度目のノーゲームとなっています。
 前回のノーゲーム分とあわせ、代替試合は10月2・3日に行なわれることに。現在のCS出場争いの状況を見ると、この二日間はかなり大きな試合になりそうな感じです。

立ち読みで失敗

 昨年まで千葉の二軍監督を務め、今年から二軍ヘッドコーチとなった古賀英彦さんを題材とした「二軍監督」という本が発売されました。興味があったので冒頭部分を立ち読みしたところ、想像以上に波瀾万丈の半生だったようで、せっかくだからと購入しました。
 九州の名門高校での活躍に始まり、六大学入りに失敗すると、都内で数日間ホームレス生活した後にキャバレーに勤めた、というところから驚かされます。その後、別の大学に入って活躍してプロ入りしたものの、芽が出ずに解雇され、アメリカに渡ります。さらにそこで野球をやった後は事業に手を出し、博打で失敗して、酒の密輸で食いつなぐなど、テレビや写真で見る、好々爺的な外見からは想像できない生活には驚かされました。

 そこまではいいのですが、肝心の「二軍監督」という部分についての記述には失望させられました。帯に、二軍監督として育てた選手として、今江選手や西岡選手の名前があるのですが、彼らについての逸話は何らありません。
 その前にやっていた福岡での二軍監督についても、城島選手や川崎選手の逸話が少々出てくる程度で、一番長く記述されていたのは、「王監督との喧嘩」でした。
 というわけで、「日米を股にかけた波瀾万丈の人生」としては面白かったのですが、「二軍監督」の本としては、完全に期待はずれでした。
 原因の一つとして、著者があまり野球に明るくない、という事もあるのでしょう。たとえば、早川選手の活躍についても、古賀氏の功績であるかのように書いていますが、彼が、千葉に来てから一軍を外れたのは、怪我をしていた一週間程度です。にも関わらず、そのような表現をすると、まるで、古賀氏がどこぞの「ワシが育てた」氏みたいになってしまい、むしろ印象が悪くなってしまうのでは、とまで思ってしまいました。
 結果論ですが、冒頭部分でなく、後ろのほうに書かれた、「二軍監督時代」の記述から立ち読みするべきでした。
 なかなか時間が取れない現状において、有意義な読書を行なうためには「立ち読みの技術」も向上させねば、と思った次第でした。

今月三度目の五割復帰

 千葉-東北戦を見に行きました。17時ちょっと過ぎに幕張本郷駅のバス停に行ったところ、朝の通勤時間を彷彿するような行列ができていました。そして、球場直通バスは連接であるにも関わらず、ぎゅうぎゅう詰めでした。
 試合のほうは、成瀬投手と木谷投手が先発。右の木谷投手相手でしたが、純粋な左打者は三番の橋本選手・7番指名打者の福浦選手・9番二塁の塀内選手だけという、右中心の打線で、大松選手もスタメンから外れていました。

 初回、成瀬投手が三人で終えると、その裏、昨日足を痛めて途中交代しながらも今日もスタメン出場した西岡選手が中前打を放ちます。続く早川選手は当たりそこねながら、内野安打で無死1・2塁とすると、橋本選手が中前に弾き返してまず先制します。さらに、続くサブロー選手も中前に弾き返し、四連打となって2点目を挙げます。
 続くオーティズ選手は併殺に打ち取られますが、ズレータ選手がバックスクリーンに8号2ランを放ち、初回に4点を挙げました。
 直後の2回表、成瀬投手は1死から山崎武選手を歩かせると、続く中島選手に二塁打を喫します。しかし、後続を抑え、この1死2・3塁を0点に抑えます。
 そのまま4対0で迎えた5回表、成瀬投手は簡単に2死を取ります。ところが、続く嶋選手の三塁ゴロをオーティズ選手が失策すると、連続四球で2死満塁としてしまいます。
 ここで東北は、勝負強い高須選手を代打に送ります。その高須選手の当たりは、右中間に飛びますが、早川選手が俊足を飛ばして好捕します。抜ければ1点差だっただけに、大きな守備でした。
 東北は木谷投手をあきらめ、3回から継投に入ります。そして5回に西岡選手が、チームにとって初回以来の安打となる二塁打を放ち、犠打で三塁に進むと、橋本選手にワンポイントで佐竹選手をぶつけます。そして、抑えられると、今度は小山投手を起用。この細かい継投の前に追加点を奪えません。
 成瀬投手は6回まで四球を三つ出しながらも、東北打線を1安打無得点に抑えます。しかし7回表、先頭の中島選手を歩かせると、1死から嶋選手に二塁打を打たれます。ここで東北は代打にリック選手を起用し、犠飛で1点を返されます。しかし、成瀬投手は後続を抑え、最少失点でとどめてこの回で降板しました。
 8回表をシコースキー投手が三人で抑えると、その裏、この回から登板の有銘投手に対し、1死からサブロー選手の放った当たりを、途中から中堅に入っていた中村選手が飛び込むも取れません。一瞬、ランニング本塁打を期待しましたが、バックアップが良く、三塁打に止まりました。
 そして、2死後にズレータ選手を迎えると、東北は敬遠で1・3塁とします。そして、福浦選手の打席で堀選手を代打に起用すると、それにあわせて、右の川岸投手に交代。対して、千葉が代打の代打で大松選手を起用すると、なんとここも敬遠で満塁とします。そして、続く大塚選手が三振に打ち取られ、ここでも追加点を取れません。
 そして9回は荻野投手が三人で抑えて試合終了。4対1で勝って、今月三度目の五割復帰と、二度目の単独三位になりました。また、成瀬投手は7月12日以来となる白星を挙げています。観客数は2万8千6百人ほどでした。
 ヒーローインタビューは成瀬投手とズレータ選手でした。インタビューア氏は「7月12日ぶりの勝利」などという、不可解な日本語を使う人で、ズレータ選手にも、「昨日の勝ち越し機では凡退しましたが」などと妙な質問をしていました。
 そして、最後はズレータ選手の「幕張ファイヤー」を成瀬投手にもやるように要求していました。もちろん、予定外の事であり、成瀬投手はその場で練習をしてから「共演」していました。その後、ステージにも登場しましたが、「しゃべるのは得意だが、このテのパフォーマンスは苦手」と言っていました。このインタビューア氏には、正しい日本語と、選手に対する最低限の礼儀を習得して貰いたいものだと強く思った次第でした。

2008年09月20日

必要最小限の設備投資

 先日、大阪で泊まったホテルは、いわゆる「安ホテル」でした。部屋の木製調度品はかなりはげており、ビジネスホテルによくある「ベッドと一体化した目覚まし・電気スイッチ」も目覚まし部分が故障しており、代わりに目覚まし時計が置かれていました。修理費よりもこちらのほうが安上がり、という発想なのでしょう。
 さらに特筆すべきは、部屋の扉がオートロックでないことでした。これまで色々な宿泊施設に泊まりましたが、カプセルホテル以外の「ホテル」でオートロックでなかったのは初めてでした。

 というわけで、施設そのものには、かなり金をかけていませんでした。しかしながら、テレビやトイレなどは新しく、集客に必要と認識している部分に設備投資を集中しているような感じでした。
 私にとってホテルとは、ネットやって風呂入って酒飲んで寝れればよく、それ以外の部分はあまりこだわりません。そういう意味では、自分向きかと思いました。
 しかしながら、唯一にして重大な欠点がありました。それは無線LANの速度が異常に遅く、ちょくちょく切断されるのです。ちなみに、最高速度は11Mbpsですから、一時代前の規格です。
 他の部分が、新しい部分も古い部分も含めて自分向けだっただけに、この無線LANだけは残念でした。ぜひともこの部分を改善し、「オートロックはないが、ネット環境は最新」みたいなホテルになってほしいものだと思いました。

降雨コールドで引分け

 19日に雨の中、千葉で行なわれた、千葉-東北は小野投手と片山投手が先発。雨の中での開始となりました。小野投手は初回から毎回安打され、得点圏に走者を進めますが、何とか3回まで0点に抑えます。しかし、4回にセギノール選手に9号ソロを喫して先制を許してしまいます。
 一方、千葉打線も3回まで4安打ながら、うち3本は内野安打と、ここの所打っていた片山投手に抑えられます。
 しかし5回裏、制球を乱した片山投手に四球二つと安打で満塁に。ここで、橋本選手が押し出し四球を選び、同点に追いつきました。
 そして、その直後に雨が強くなり、そのまま5回裏1対1コールドで引分けに。対東北戦はまだ1試合の日程が決まらないほどなので、この試合成立自体は大きかった言えるでしょう。観客数は1万6千5百人ほどでした。

2008年09月19日

500系新幹線と「日本海」

[ 交通 ]

 今日から一泊で大阪へ出張です。前日の晩に時刻表を見たところ、ちょっと早起きすれば、500系新幹線に乗れる事が分かり、それを予約しました。この車両は極めて低い車高と、独特の前面形状が、他の新幹線とは一線を画しています。一度は乗ってみたい車両でしたので、数十分の睡眠時間と引き替えに予約しました。
 駅で見たとき、明らかに他の新幹線と違う形状に感銘を受けました。乗った後はずっと寝ていましたが、降りたときは、出発まで見送り、その独特の形状を堪能しました。

 そして新大阪からは各停に乗ったのですが、ちょうど向いに、青森からやってきた、寝台特急「日本海」が入ってきました。この列車は、私が最初に時刻表を読み出した30年前から、名前・運行経路・使用する機関車および客車が変わっていないという、鉄道界のシーラカンスみたいな列車です。
 そして、複々線のため、私の乗った各停と併走しました。さすがに、30年前そのままの客車列車より、比較的新しいこちらの電車のほうが性能的にはずっと上です。そのため、各停が特急を追い抜きながら淀川を渡る、という形になりました。
 そこで、追い抜きながら「日本海」の全車両を見ることができました。意外に乗車率は良く、7割くらいの寝台が、人がいるもしくは、人がいた形跡がある、という感じでした。
 その終着直前の寝台車の様子は多種多様でした。それを追い抜きながら見ることができた事、およびその乗車率からこの列車の存続は安泰だという事を確認できたのは、かなりの幸運でした。

2008年09月18日

清水直投手の今週2勝目で連敗止める

 所沢で行なわれた、埼玉-千葉は涌井投手と清水直行投手が先発。清水直投手は月曜に1イニング投げて勝ち投手になっていますが、前回の先発からは「中六日」となる先発になりました。
 その清水直投手は、初回に先頭打者をエラーで出し、2回は2死から三塁打を打たれますが、いずれも後続を抑え、先制は許しません。
 すると3回、1死から塀内選手が四球を選ぶと、西岡選手が安打で続き、2死後に今日も三番に入った橋本選手が2点適時打を放って千葉が先制します。

 さらに5回には西岡選手の13号ソロ、6回には大松選手の適時打と着実に中押し点を挙げ、涌井投手を6回で降板させました。
 一方、清水直投手は、2・3回に長打を喫し、他の回も失策や四球で毎回のように走者は出しますが、埼玉打線を7回まで0点に抑えます。
 そして8回には大塚選手と福浦選手の連続適時打で2点を追加し、6対0とします。
 しかしその裏、清水直投手は2安打で2死1・2塁とすると、中村選手に42号3ランを打たれてしまい、ここで降板となりました。しかし、二番手のシコースキー投手が後続を抑え、今日は逆転を許しません。
 そして9回は荻野投手が三人で抑えて試合終了。清水直投手は月曜に続いて今週2勝目となる12勝目を挙げています。また、チームは再び借金1で、北海道と並んで同率3位となりました。観客数は1万4千人ほどでした。

2008年09月17日

凝った造りだけれど・・・

[ 交通 ]

 仕事で、みなとみらい駅に行きました。この駅は周囲の建物と一体化しており、地下駅ながら、巨大な吹き抜けになっています。
 そして、帰りに地上からの長いエスカレーターに乗っていた時に下を見たところ、そこからホームが見ることができました。
 かなり珍しい風景ですが、利用者としてはどうかという気もしました。たとえば、特急に乗ろうとしている人が、エスカレーターから特急が入線していく様子を見えたら、かなり損したように見えます。
 もちろん、これは地上駅でも同じです。しかし、エスカレーターで降りていく間にお目当ての列車が、という構図は、より一層損失感がありそうだと思いました。

 なお、みなとみらい駅並びに横浜駅には、横浜から一旦みなとみらい駅に行って、そこから渋谷駅方面に行く「折り返し乗車」の防止ポスターが貼ってありました。おそらくは、東横線が桜木町まで行っていた頃からの名残なのでしょうが、横浜から先が別会社になった現在、より問題となっているのでしょう。
 もしこれが予期できたなら、上りと下りでホームを別々にして、さらにホームへ降りる階段の真上に改札を設ける、などの対策がとれた事でしょう。結果論ですが、設計の際に、吹き抜けなどの外見より、そちらを重視しておくべきだったと言わざるをえないな、と思いました。

二日連続で逆転負け

 16日に所沢で行なわれた、埼玉-千葉は石井一久投手と渡辺俊介投手が先発。初回にズレータ選手の適時打で先制した千葉が、2回には前日サヨナラ打を放った大塚選手の適時で追加点を挙げます。

 序盤から援護をもらった渡辺俊投手ですが、2回裏に連打で1点を返されます。さらに4回、1死から連打と四球で満塁とし、細川選手の打球が三塁線を抜ける適時2点打となり逆転。さらに内野ゴロの間にもう1点を加えられます。
 千葉も6回にズレータ選手の7号ソロで1点差に追い上げ、さらにこの回、走者を二人出しますが、追いつけません。その後は継投陣に抑えられ、3対4で敗れ、再び借金生活に入っています。観客数は1万4千2百人ほどでした。

 17日の試合は西口投手と久保投手が先発。2回に埼玉が先制しますが、4回に橋本選手の適時打で追いつくと、2死後に大松選手に23号2ランが出て逆転に成功します。
 さらに6回には二塁打で出た大松選手が外野フライで三塁に進み、暴投で生還して追加点を挙げ、3点のリードを奪います。
 続く7回も1死から西岡選手が四球を選び、続く早川選手が一塁線を破る二塁打を放ちます。ところが、これを一塁走者の西岡選手がファウルと思って一旦止まったため、生還できません。そして、敬遠で満塁になった後、ズレータ選手が併殺に打ち取られ、三者残塁に終わります。
 こういう事があると、えてして流れは変わるもの。その裏、ここまで4安打1失点の久保投手が、1死から不運な内野安打で出塁されます。そして2死後にこれまた高いバウンドの内野安打を打たれると、続く栗山選手の適時打で1点を返されます。さらに、代わったシコースキー投手が四球で満塁にした後、ブラゼル選手に2点適時打を打たれて追いつかれてしまいました。
 千葉は8回も先頭の大松選手が安打するも、走者を進められず、2死後に安打が出るも勝ち越せません。さらに9回には2死2塁からズレータ選手が三遊間を抜きます。当たりが強かったのですが、送球がそれることを期待してか三塁コーチは回します。しかし、残念ながらストライクの送球がきてしまい、本塁タッチアウトとなります。
 その裏、三番手の川崎投手は先頭打者に安打され、犠打で進まれるも、後続を抑えます。しかし、10回表は三者凡退で終わると、その裏、続投の川崎投手が先頭の中村選手に初球をバックスクリーンに打ち込まれてサヨナラ負け。連日、リードを守れずに連敗となってしまいました。観客数は1万4千4百人ほどでした。

2008年09月15日

名刺のマナー

 電車の扉の上にあるテレビで、任天堂がビジネスマナー講座を流していました。主題は、名刺のやりとりで、「渡そうとして、自分の名刺が落ちたらどうなるのか」とか「相手の名前が読めなかった場合の対処法」などが説明されていました。
 何でも、落とした名刺は拾わずに、新しい名刺を渡すべきだそうです。また、相手の名前が読めなかった時は、言葉で聞いてもいいけれど、それを名刺に記入するのは「マナー違反」だそうです。

 16年半ほど社会人をやり、昨年後半は営業みたいな事もちょっとやりましたが、そんな掟があるとは知りませんでした。おそらくは、「名刺=その人そのもの」的な考え方によるものなのでしょう。
 しかしながら、この掟は、いずれも時代にあっていないと思いました。落とした名刺を渡せないという事は、その名刺は使えなくなるわけで、わずかとはいえ、森林資源を無駄にすることになります。
 さらに、「読み方」に至っては、大半の名刺に本人の苗字をローマ字にしたメールアドレスが記載されている今となっては、問題になる事すらないでしょう。さらに言えば、たまに変わった苗字の人と名刺交換しますが、ほとんどが読み仮名つきです。
 ある時期まで「名刺=その人そのもの」的な考えがあったのは確かでしょう。ただ、40近い私ですら、そのような感覚はありません。別に落とした名刺を渡されようと、自分の名刺に目の前で書き込みされようと、何とも思わないでしょう。
 本来、その人の名前・身分・連絡先を確認・整理する道具だった名刺が、そのように「神聖化」されたのには色々な経緯があるのでしょう。とはいえ、21世紀にもなった今となっては、時代に即さない「マナー」なのでは、と思いました。

終盤に追いつかれるも、サヨナラ勝ちで五割復帰

 千葉で行なわれた千葉-福岡は唐川投手とガトームソン投手が先発。今日は橋本選手が三番に入り、福浦選手が七番一塁でスタメン復帰という布陣でした。
 初回に唐川投手は2死を取った後に三連打されて先制されますが、その裏、西岡選手の先頭打者本塁打で即座に追いつきます。
 唐川投手は、2回にも1死から連打され、3回には先頭打者に二塁打と、いずれも得点圏に走者を出しますが、ここは何とか抑えます。

 しかし4回、唐川投手は先頭の松田選手に安打された後、続く小斉選手に適時打され、勝ち越しを許します。さらに1死後に本多選手にも適時打されて降板。今日も5回を投げることができませんでした。
 ここで二番手は、本日43歳の誕生日となる小宮山投手が登板、「24歳差継投」となりました。昨日は打たれた小宮山投手ですが、ここは2・3番を抑え、追加点は許しません。
 するとその裏、先頭の橋本選手が9号ソロを放ってまず1点を返すと、さらに四球と大松選手の二塁打で2・3塁に。ここで、サブロー選手に2点適時打が出て、今日も取られた直後の逆転に成功します。
 そして5回は高木投手が、6回を伊藤投手が抑えると、その裏、ズレータ選手の大松選手の連続二塁打、さらには福浦選手の適時打で2点を追加し、6対3とリードを広げます。
 ところが、7回1死1塁から登板した松本投手が連打で1点を返されると、続くシコースキー投手も適時打を喫して1点差に迫られます。
 その裏にズレータ選手の犠飛で再び突き放すも、直後の8回表、七番手の川崎投手がいきなり連打され、犠打で進まれた後、多村選手に本日4安打目となる2点適時二塁打を喫し、ついに追いつかれてしまいました。
 そして迎えた9回表、八番手として登板したのは四日前に先発した清水直行投手でした。リリーフとしての登場は六年ぶりとの事です。そして、2死から連打されるも、最後は抑え、同点のまま9回裏を迎えます。
 その9回裏、1死から橋本選手が四球を選ぶと、続くズレータ選手が右翼線に落ちる二塁打を放ち、1死2・3塁とサヨナラ機を迎えます。ここで打席には8回から守備固めで入っていた大塚選手が登場。初球を弾き返すと、中前に抜けるサヨナラ打となり、千葉が9対8で勝ちました。
 これで3連敗後の3連勝で再び五割復帰。北海道との1ゲーム差を守り、2位合併球団との差も2に戻しています。観客数は2万7千3百人ほどでした。

打線がつながって連勝

 千葉-福岡の観戦に行きました。今季12試合目の観戦となりましたが、福岡戦を見るのは意外にも今日が初めてでした。
 昨日ほどの入りではありませんでしたが、メンバー表発表時には、外野席と一階内野自由席はほぼ満席、という感じでした。
 先発は小林宏之投手と和田投手。昨日に続き、先週と同じ顔合わせになりました。対左ということで、三番に竹原選手が入るなど、右打者を並べていましたが、捕手は橋本選手でした。里崎選手は三試合連続の欠場ですが、どこか怪我でもしたのでしょうか。

 小林宏投手は立ち上がり、2死から連打されますが、0点に抑えます。するとその裏、先頭の西岡選手が二塁打を放つと、1死後に竹原選手が起用に応えて三遊間を抜き、先制します。
 小林宏投手は、3回の一番からを三者凡退に抑えます。続く4回は先頭の松中選手に中前に抜けそうな当たりを放たれますが、二塁ベース左側に「松中シフト」を取っていた西岡選手真正面となり、遊直に。結局この回も三者凡退となります。,br />  するとその裏、2死無走者からサブロー選手が安打すると、続くベニー選手が左中間を抜く適時二塁打を放ち、追加点を挙げます。
 勝ち投手の権利をかけて5回のマウンドに上がった小林宏投手ですが、5回に先頭の松田選手に安打されます。さらに福岡は1死後で打席に入った山崎選手に犠打を命じます。
 すると、続く本多選手に対し、フルカウントから四球を出してしまい、さらにその球が暴投となって1・3塁となります。するとそこから森本選手が適時打を放ち、続く多村選手も適時打であっさり同点に。さらに、松中選手の打球は、シフトで狭くなっている二遊間を真ん中を抜ける、逆転適時打となってしまいます。

 しかしその裏、先頭の橋本選手が安打すると、1死後に西岡選手が右中間奥に達する適時三塁打を放ち、すかさず追いつきます。そして続くオーティズ選手も中越二塁打を放ち、即座に再逆転すると、二死後にズレータ選手が左翼線を抜く適時二塁打を放って追加点。和田投手はここで降板となりました。さらに代わった柳瀬投手から、サブロー選手が適時打を放ち、一挙4点を挙げ、3点のリードを奪います。
 これで再び勝利投手の権利を得た小林宏投手ですが、直後の6回表に、1死から松田選手に本塁打され、続く小斉選手に安打されたところで降板となります。
 二番手は昨日の勝ち投手となった小宮山投手ですが、今日は田上選手に二塁打され、一打同点の場面を作って降板となります。
 しかし、ここで登板した松本投手が好投。本多選手の内野ゴロの間に1点を返されますが、前の打席で適時打の森本選手を三振に打ち取り、最少失点で切り抜けます。
 さらに続く7回も続投し、先頭の多村選手に二塁打されるも、松中選手を三振に打ち取ってお役ご免。代わった川崎投手はバント安打を決められますが、続く代打のレストビッチ選手を併殺に打ち取ります。
 その裏、1死からオーティズ選手が四球を選び、大松選手が代打で出たところで、篠原投手がワンポイントで登板。そして、ズレータ選手の所で、四番手の水田投手が登板します。先週の対戦で、今江選手を骨折させた事もあって、場内は大ブーイング。その異様な雰囲気の中、ズレータ選手が適時三塁打を放ち、貴重な追加点を挙げます。
 さらに8回には橋本選手の適時二塁打と西岡選手の適時打でダメ押し。9回はセーブのつかない場面ながら荻野投手が登板して最後は併殺で締め、9対5で福岡に連勝しました。観客数は2万8千7百人ほどでした。
 試合終了後は正面ステージにズレータ選手が登場。ヒーローインタビューで行なわなかったパフォーマンスを要求されると、では皆で、と提案し、自ら「3,2、1」と音頭を取ります。
 しかしながら、なかなか呼吸があいません。そこで、ズレータ選手は日本語で「幕張ファイヤーだけでなく、その前も」と注文をつけ、やっと「侍魂、パナマウンガー、幕張ファイヤー」が実現する、などという形でなんとか締まりました。

2008年09月14日

アホ毛虫

 買い物から帰って、アパートの敷地に入ったら、蛾の幼虫がいました。黒地に緑色の縞模様という、毒々しい外見です。その外見が気になって見ていたのですが、進んで行くほうには小さい頭があります。一方、尻尾にあたる部分が大きくなっており、しかも、一本の毛が生えています。
 その毛の生え方は、「萌えキャラ」によくある、「アホ毛」を彷彿させられました。それにしても、そのアホ毛といい、普通にみれば、尻尾に当たる部分が頭に見えます。おそらくは、敵に頭と尻尾を誤認させ、少しでも生き残る可能性を高めるための工夫なのでしょう。

 一緒にいた相方ともども、この「アホ毛」を持つ幼虫は非常に印象に残りました。一般的に、蛾の幼虫で毛むくじゃらのものを「毛虫」と言うわけですが、この幼虫はさしずめ「アホ毛虫」になるのだろうか、などと思いました。
 ちなみに、数メートル先には、同じ「アホ毛」が一本生えた幼虫がいました。おそらくは、先ほどのと兄弟なのでしょう。
 すぐそこに蟻の巣があるなど、厳しい環境ですが、この「アホ毛兄弟」には無事に育ってほしいものだと思いました。もっとも、立派な蛾に成長して家の中に入られたら、それはそれで困る事ではあるのですが・・・

2008年09月13日

本塁打攻勢で4位復帰

 今日はナイター観戦に行こうと思ったのですが、15時半頃に球団サイトで入場券を買おうとしたところ、既に完売とのこと。そこで、予定を変更してテレビ観戦になりました。
 その千葉で行なわれた千葉-福岡は、成瀬投手とホールトン投手という、先週と同じ対決となりました。今日から堀選手が一軍に復帰して、二番二塁でスタメン出場。一番遊撃西岡選手・三番一塁福浦選手とあわせ、久々に「2005年上位打線」になりました。ただ、サブロー選手は六番で、四番には選手に続いて橋本選手が入りました。

 先週の立ち上がりは投手戦でしたが、今日の成瀬投手は、1死から森本選手と多村選手の連続二塁打でいきなり1点を失う、という立ち上がりになります。
 そして打線も、初回の2四球や、2回の先頭打者安打をいずれも活かせず、過去3試合打ちあぐねているホールトン投手に対して今日も得点出来なそうな雰囲気を見せます。
 さらに成瀬投手は3回にも安打2本で1死1・3塁とすると、松中選手に大きな当たりを打たれますが、犠飛にとどまります。
 そしてその裏、先頭の早川選手が死球で出塁し、続く西岡選手も安打して無死1・2塁に。ここで堀選手の犠打は失敗しますが、続く福浦選手の打席で重盗を決め、1死2・3塁と、犠打失敗を帳消しします。
 なお、左打者の打席で重盗を許したせいか、高谷選手は4回表の打席で代打を送られ、攻撃の間、王監督に説教をされる、という東北を彷彿するような状態になっていました。
 そして、福浦選手の内野ゴロで1点差とした後、橋本選手が8号逆転2ランを放ちます。さらに、続く大松選手が、打った瞬間に分かる22号ソロで続き、4対2と逆に2点リードを奪いました。
 成瀬投手は4・5回は0点に抑えます。ところが続く6回、先頭打者を失策で出すと、連打で無死満塁に。さらに続く松田選手に0-2としたところで、ふくらはぎに痙攣をおこし、降板してしまいました。
 ここで緊急救援した伊藤投手が2点適時二塁打を喫して追いつかれてしまいます。なお続く無死1・2塁から、犠打失敗と安打で1死満塁に。続く田上選手の当たりも中前に抜けそうでしたが、これは西岡選手の好捕で2死満塁となります。
 ここで本多選手が打席に入ると、左打者であるにも関わらず、バレンタイン監督は、「満塁男」の小宮山投手を起用します。先週は満塁で適時打を喫した小宮山投手でしたが、ここは0-2とするも、三球目を打たせてファウルフライとし、同点にとどめます。
 するとその裏、1死からサブロー選手が左翼席に今季本拠地初となる5号ソロを放って再び勝ち越します。さらに2死後にオーティズ選手が、これまた左翼席に11号ソロを放ちます。
 さらに2死無走者で打席に立った早川選手にバレンタイン監督は何やら助言します。この場面で、と不思議に思いましたが、早川選手は四球の後にエンドランを敢行。すると、西岡選手の打球が三塁線を破ってその間に一挙生還し、3点のリードとなります。
 直後の7回表はシコースキー投手がいきなり連打されるも、後続を抑えて無失点に。するとその裏、ベニー選手の適時打で追加点を挙げます。
 8回には川崎選手が田上選手に2ランを喫するも、その裏にはズレータ選手の適時二塁打で突き放して9対6に。
 そして9回には前回の登板でサヨナラ負けを喫した荻野投手が、3番からの攻撃を三人で抑えて25セーブ目。なお、勝ち投手は6回表の2死満塁を抑えた小宮山投手で、3勝目を挙げています。
 これで福岡を抜いて4位に浮上しています。観客数は大入り満員の3万16人でした。

2008年09月12日

沖縄そばと、ゆいれーる

 というわけで、昨日は空港で散々な目に遭い、それが最大の「沖縄の想い出」になってしまいました。しかしながら、余った時間で楽しめた事もあったので、その話を。
 まず、昨日の昼ですが、仕事先の社員食堂を利用しました。実は、私は社員食堂ヲタク(?)なので、社食での食事を誘われると、それだけで「今回の出張はツイていた」と思うほどです。
 どこでもそうですが、メニューは、定食・カレー・麺類の選択になります。その「麺類」は地元ならではの沖縄そばでした。沖縄料理にはこれまであまりいい思い出はないのですが、せっかくなので注文しました。

 何度か、沖縄そばを食べた事はありましたが、麺の上にのっている油っこい料理が苦手で、美味しいと感じた事がありませんでした。しかし、この社員食堂では、上は普通の肉野菜炒めで、油分も少なく、あっさりしています。しかも、麺も外見は洗練されていないながらも、素朴な良さがあり、初めて沖縄そばを美味しいと思いました。
 いわゆる「普段食べる人向けの味」で、もしかしたら、店のものよりも、こちらのほうが「本当の沖縄そば」なのかも、などと思いました。

 さて、仕事のほうは、予定より少々早く終わり、数十分ほど時間が空きました。そこで、空港と市街を結ぶモノレール「ゆいれーる」に乗ってみました。
 中心部を除き、沿線に高い建物がないので、一番高い場所にあるモノレールの見晴らしはかなりのものです。そういうわけで、沖縄ならではの車窓風景を存分に楽しむことができました。
 特に印象に残ったのは住居の屋根でした。沿線のほとんどの建物に屋上があります。中には植木が生い茂って、ちょっとした密林になっているところもありました。その屋上の多くには「塀」があるのです。これは、他の地域では見たことがありませんでした。
 どこかで、沖縄の屋根は台風対策のために独特の形になっている、というのを読んだことがありましたが、これの事なのでしょうか。このように、屋根の様子が見えるのも、高いところを走るモノレールならではです。それも含め、かなり印象に残った「ゆいれーる」でした。
※写真をクリックすると、同じ窓で大きい画像が開きます。
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3タテを喫して五位に

 今更ながら、昨日に神戸で行なわれた、合併球団対千葉の話を。
 先発は岸田投手と清水直行投手で、初回に西岡選手が先頭打者本塁打するものの、2回にローズ選手のソロで追いつかれた後は清水直投手が打ち込まれ、被本塁打3で6失点。打っては先頭打者本塁打の後は点が入らない「究極のスミ1」で6対1と完敗。3タテを喫して、借金3の5位となりました。
 試合後の談話も読んでいて辛いものが多く、より疲れる敗戦でした。とはいえ、まだまだ3位まで1ゲーム差。何とかCSに出れれば、いろいろな点で流れも変わると思うのですが・・・。

2008年09月11日

那覇空港遅延

 出張が終わり、東京へ帰るために那覇空港へ行きました。今朝、台風がそれた事は確認したので、あとは帰るだけ、と思っていました。ところが、空港はやけに混雑しています。
 当初、理由がはっきり分からなかったのですが、掲示物をみたところ、那覇空港で自衛隊機がパンクして、一時期空港閉鎖になったためと、という事が分かりました。
 どんな事故だったかと思い、ネットで検索したところ、ベタ記事のような感じでいくつか出ていました。いずれもパンクが発生し、13時50分まで空港が閉鎖され、那覇行きの旅客機が何台か、鹿児島や嘉手納基地に着陸した、といったものです。
※告知の写真・クリックすると同じ窓で大きいサイズのものが開きます。
okure.jpg

 こちらは、現時点で空港に二時間近く足止めをくらい、いまだに出発見込みすらたっていません。にも関わらず、もう完結した事件であるかのような記事を読んだときはかなりの違和感がありました。
 加えて言うと、小さい掲示はあったものの、空港内で原因についてのアナウンスがない、という事もかなり気になりました。やはり、軍の不祥事というのは、なるべく目立たなくかつ小さく見せる必要がある、という事なのでしょうか。
 直接被害にあっただけに、余計に自衛隊の存在意義ならびにそれに関する報道について、改めて強い疑問を持ちました。

2008年09月10日

2008/10の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

沖縄出張

 今日から一泊で沖縄出張です。10年ほど前に行ったときは11月だったので、関東との気温差に驚いたものでした。しかしながら、今回は関東もまだ夏なので、空港に降り立ったときはあまり違いは感じませんでした。
 しかしながら、気温はともかく、日差しのつよさはかなり違いました。冷房のきいた自動車に乗って移動している間も、足に日があたると、痛みを感じるくらいの熱さがありました。
 さらに、夕方からは台風接近とのことで、強い雨になりました。「強い日差し」「台風」と一日で、沖縄の特徴である気象を体験できたのですから、そういう意味では得したと言えるかもしれません。
 もっとも、今日はそれですみましたが、明日はそうはいきません。台風が接近して帰りの飛行機が飛ばない可能性もあります。まあ、天気予報を見たら、台風はそれそうなので、何とかなると思いたいのですが・・・。いずれにせよ、明日は無事帰宅したいものです。

惜敗と逆転サヨナラ負けで連敗

 昨日・今日と遅くまで飲みがあって、試合は携帯メールでしか見れなかったので簡単に。
 9日の千葉対合併球団は小松投手と渡辺俊介投手が先発。3点を先制されるも、直後に追いつきます。しかし、その後に1点を勝ち越され、そのまま3対4で敗れました。

 10日は中山投手と久保投手が先発。先制されるも、直後に逆転するなど、点の取り合いに。そして、両先発が早めに降板し、継投合戦になります。
 5回に早川選手の5号満塁本塁打などで再逆転するも、その裏に追いつかれます。しかし、直後に再び勝ち越し、さらに追加点を挙げて10対7で終盤に。
 ところが、8回に川崎投手が1点を返されると、9回に登板した荻野投手が制球定まりません。犠飛で1点返されてなおも連続四球で二死満塁とし、逆転サヨナラ適時打を喫し、11対10で連敗しました。
 これで3位から二日で5位に転落し、合併球団との差も4ゲームに。CSのためにも、三タテだけは阻止したいところです。

2008年09月08日

餃子ドッグとスペーシアきぬがわ

[ 交通 ]

 日帰りの仕事で川治温泉に行きました。行きは車となり、途中、大谷パーキングエリアで昼食となりました。
 売店を見ると、餃子の町・宇都宮らしく、「餃子ドッグ」「餃子入りおにぎり」「餃子スープ」などというメニューが書かれていました。不思議なことに、普通の焼餃子や蒸餃子などはありません。
 どれも奇妙でしたが、一番目立っていた「餃子ドッグ」を頼むことにしました。作りは極めて簡単で、ホットドッグ用のパンにレタスと餃子をはさんで、トースターで焼いたものです。本来、「ドッグ」とはソーセージの意味らしいので、どこが「ドッグ」なのかよく分かりません。

 見本ではマヨネーズが全面にかかっていたのですが、嫌いなので抜いてもらいました。トースターから出たのを渡された際に、「お好みで醤油とラー油をかけてください」と言われました。
 醤油だけかけて食べたのですが、特に美味くもまずくもありませんでした。ただ、やはり、パンと餃子はあわない、というのが率直な感想でした。

 帰りは鉄道でした。14時25分頃に出たのですが、調べたところ、歩いて20分のところにある川治湯元駅に出て各停に乗るか、仕事先の前にある停留所を15時10分に出るバスに乗れば、東武特急に乗り継いで18時には会社に戻れます。
 一方、歩いて30分の所にある川治温泉駅を14時46分に乗る快速に乗れば、JR東北線に乗り入れる特急に乗り継いで、17時半には会社に戻れます。
 冷静に考えれば、18時に着くように動くところです。しかしながら、まだこの東武-JRの直通特急に乗った事はありません。そこで、1.5倍の速さで歩けば大丈夫、と思って、川治温泉駅に出ることにしました。
 山の中なので、東京ほどではありませんが、そこそこ暑さが残ります。その中を、早歩きで進むのは少々大変です。さらに、この道を歩くのは初めてですから、一歩間違えれば迷う可能性すらあります。しかし、「直通特急」の魅力がリスクを上回りました。
 そして、何とか3分くらい前に川治温泉駅に到着し、無事、直通特急「スペーシアきぬがわ」に乗れました。とはいえ、東武の区間も、JRの区間も何度か乗っており、初乗りになるのは、両線をまたぐ、栗橋駅構内だけです。
 駅に近づくと、「JRに入る際に、一旦停車します。また、電気や冷房が止まる事があります」というアナウンスがありました。同じ直流で電圧も同じはずですが、デッドセクション区間が設けられているようです。このあたりの理由は、最近の鉄道技術は全然分からないので、想像できませんでした。
 そして実際、数秒ですがほとんどの電気が消えました。そして、ちょうど東武とJRの線路に挟まれた場所で停車しました。鉄道会社が変わるので、乗務員も交代するための停車です。わざわざ、専用の「乗務員交代用の台」が設置されており、そこに東武の人が降りて、代わりにJRの人が乗ってきました。
 そして、動き出してしばらくすると、JRの線路に合流。しばらくすると、先ほどまで走っていた東武の線路がオーバークロスして、左側に去っていきました。そのまま、普通に電車はJRの路線を進んでいきました。
 デッドセクションに専用の乗務員交代台など、短いながらも面白いものを見れました。ほんの数分の事でしたが、頑張って川治の山道を歩いた甲斐がありました。

二週間ぶりにだらけた生活

 先週、先々週と土曜出勤で、しかも間にあった貴重な日曜日は、趣味の将棋大会に早起きして参加し、昼は将棋、夜は飲みでした。というわけで、今日は二週間ぶりの「オフ」でした。
 特に先週は連日の22時帰宅という事もあり、疲れはかなりのもの。一応、八時半に起きはしたものの、1時間も経たずに寝直しました。その後も、食事するかテレビを見るか寝るか、という感じの一日を過ごしてしまいました。
 ものの本によると、疲れているからといって、このような過ごし方をするのは良くないそうで、軽い運動くらいはしたほうがいいとの事です。しかしながら、体を動かす力がないのですから、仕方ありません。やっと動かせるようになったのは夜だったので、一応、腹筋運動だけはしました。
 ただ、面白い物で、何とか回復すると、無性に運動がしたくなります。今月後半はそこそこ休めそうなので、その時は何かスポーツをしたいものです。もっとも、いざ休日になると、今日のようにだらけてしまいそうです。そこで、あらかじめ、自分を律する策を講じておかねば、などと思ったりしました。

2008年09月07日

大逆転で五割および三位復帰

 福岡で行なわれた福岡-千葉は和田投手と小林宏之投手が先発。対左という事で、ここ三試合四番だった橋本選手はスタメンから外れ、四番にはズレータ選手が入りました。
 初回、和田投手の立ち上がりを攻め、西岡選手とオーティズ選手の連打で好機を作ると、今江選手の適時打であっさり先制します。なお、無死1・3塁でズレータ選手の放った大きな当たりは城所選手に好捕されてしまいますが、犠飛には十分で、もう1点が入ります。

 いきなり援護をもらった小林宏投手ですが、失策で出した走者を三塁まで進めると、松中選手に適時二塁打をされ、即座に1点を返されてしまいます。
 初回は点の取り合いとなりましたが、そこから両先発投手が立ち直ります。特に、千葉打線は、2回以降、走者を出すことすらできません。
 小林宏投手も、4回まで2安打1失点に抑えます。ところが5回、先頭打者に四球を出すと、犠打と安打で1・3塁に。ここで本多選手に適時二塁打を打たれて追いつかれます。さらに、続く城所選手の打球は当たりの強い投ゴロとなり、小林宏投手は、グラブに当てた後、一瞬球を見失います。そこからバックホームするも、球が里崎選手のミットからこぼれてしまい、記録は里崎選手の失策となって勝ち越しを許してしまいます。
 さらに7回、1死から連打され、そこから二死を取るも、三番に入った大村選手に四球を出してしまい、満塁としてしまいます。
 ここで継投に出ますが、これが裏目に。高木投手は松中選手に1-3から押し出しの四球を出してしまい、続いて出た満塁に強い小宮山投手も、小久保選手に通算300二塁打となる適時打を打たれ、合わせて3点を追加され、4点差となってしまいました。
 2回から7回まで、和田投手の前に1安打に抑えられていた千葉打線ですが、8回に代打攻勢を見せます。まず、ベニー選手に代わった田中雅彦選手が高いバウンドの内野安打で出塁すると、昨年の「和田キラー」であった竹原選手が三遊間を抜いて無死1・2塁とします。しかし、西岡選手・オーティズ選手が倒れ、さらに本日2安打の今江選手が、代わった柳瀬投手に抑えられ、ここも得点できません。
 この時点で大勢決したかと思われました。ところが、続く9回表、1死から里崎選手が安打すると、四球の後、大松選手も安打して満塁となります。ここで代打で登場した橋本選手が、0-1からの2球目を振り抜くと、打球は右翼スタンド中段入り、起死回生の代打満塁本塁打となりました。これでチーム満塁本塁打は8本目で、これは球団記録だそうです。
 さらに、早川選手と西岡選手が連打し、2死後に今江選手が死球で出て再び満塁に。しかし、ズレータ選手が倒れ、勝ち越しはできません。さらに、今江選手はこの死球で骨折してしまいました。
 その裏、川崎投手は失策で出した走者を送られて2死2塁となりますが、松中選手を三振に打ち取り、延長戦に入ります。
 そして10回はともに走者は出るも、ともに盗塁失敗で終わり、11回はともに三者凡退で延長12回を迎えます。
 12回のマウンドは、10回途中から登板の三瀬投手が上がります。対して、根元選手と塀内選手が倒れ、二死無走者に。ここで、右のズレータ選手に対して交代かと思われましたが、三瀬投手は続投。しかし、これが裏目に出て、ズレータ選手はバックスクリーンに6号ソロを叩き込み、ついに千葉が勝ち越しに成功します。
 その裏は、荻野投手が登板。2死から四球を出しますが、最後は抑え、7対6で勝ちました。4点差で迎えた9回に馬原投手から追いつき、さらに勝ったのですから、大きい勝利と言えるでしょう。
 これでチームは5月3日以来、4ヶ月ぶりとなる五割かつ三位となりました。観客数は3万2千2百人ほどで、福岡は球団最速となる200万人動員を達成しています。

 札幌で行なわれた北海道-東北は、多田野投手と一場投手が先発。2回にセギノール選手の6号ソロで東北が先制すると、3回にはセギノール選手が今度は適時打を放って追加点を挙げます。
 しかし、久々の先発となった一場投手は、4回途中で2点を返されてここで降板。しかし、ここから登板の佐竹投手が好投します。
 そして2対2で迎えた7回に、フェルナンデス選手の適時打で東北が勝ち越し。さらに得点を重ね、5対2で勝っています。観客数は3万3千2百人ほどでした。

 大阪ドームで行なわれた、合併球団-埼玉は金子投手とキニー投手が先発。3回にカブレラ選手の適時打で先制した合併球団が、その後も着実に加点し、終盤の反撃もしのぎ、6対2で勝っています。
 というわけで、今日のパリーグは、いずれも外国人選手が、かつての所属球団に「恩返し」をした試合となりました。

 広島で行なわれた広島-タイガースは前田健投手と金村暁投手が先発。5回にアレックス選手の適時打などで2点を先制した広島が、1点を返された6回に3点を追加して金村投手をKOします。
 直後に高橋光選手に代打本塁打が出て、3点差に迫るも、反撃はここまで。5対2で広島が勝ち、タイガースの優勝マジックが再び消滅しています。観客数は2万9千8百人ほどでした。

 名古屋ドームで行なわれたドラゴンズ-横浜は、ドラゴンズの吉見投手と、横浜の小林投手が先発。4回に村田選手の適時打で逆転した横浜が、追いつかれた直後の6回に村田選手の34号ソロで再び突き放しますが、その裏、立浪選手の内野ゴロの間にドラゴンズが再び追いつきます。
 そのまま5対5で迎えた9回裏、1死から代打で登場した平田選手が、プロ初となる本塁打を右翼席に放ってドラゴンズがサヨナラ勝ちしています。観客数は3万2千9百人ほどでした。
 なお、神宮で行なわれる予定だった東京-読売は雨で中止でした。

2008年09月06日

2008/9/6の更新

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破滅の音

 昨年秋、とある家具屋の閉店セールで、相方がパソコン操作する時に使う椅子を買いました。
 一応、定価の六割引ということなのですが、その「定価」は本当か、という作りで、二ヶ月に一回くらいの比率でネジが外れ、そのたびに締め直していました。そして今日、相方が普通に作業していたら、いきなり、「バキッ」という音がしました。見たところ、五本ある足の一本が、完全に折れています。これはもう、直しようがありません。結局、買って一年持ちませんでした。
 今まで、色々と物が壊れる所を見ていましたが、ここまで分かりやすく「寿命が来た」瞬間は初めて見ました。そういう意味では貴重な経験と言えるかもしれません。
 とはいえ、やはり日常使う家具がこんなあっさりと壊れるのは困ったものです。今度買うときは、少々値が張っても、壊れにくい物にしようと思いました。もちろん、閉店セールは絶対使わないと強く心に誓いました。

終盤の競り合いを制する

 福岡で行なわれた福岡-千葉はホールトン投手と成瀬投手が先発。今日も橋本選手が四番に入ってスタメンマスクをかぶり、里崎選手は外れました。
 先発になってから二度対戦して、合わせて2点しか取れていないホールトン投手相手に、今日も序盤は抑えられます。一方、成瀬投手は、三回に先頭打者に二塁打されるも、続く犠打を三塁でアウトにする守備が大きく、先制を許しません。

 打線は4回に三者連続三振を喫し、5回にも連続三振であっさり2死となり、あわせて五者連続となります。しかし、続くオーティズ選手が、この試合チーム2本目の安打を放つと、続くベニー選手も安打します。ここで九番に入った早川選手に当たりが左翼線を抜き、松中選手のグラブを弾いてフィールドシートに入ります。二死なので、二塁のオーティズ選手は生還し、一塁のベニー選手も本塁寸前まで来ていましたが、エンタイトル二塁打となってしまい、1点に止まってしまいました。
 その裏、成瀬投手は3回に続いて先頭の大村選手に二塁打され、今度は犠打を成功されてしまい、続く本多選手の内野ゴロの間に追いつかれます。
 しかし、直後の6回裏、先頭の根元選手が二塁打し、続く今江選手が適時三塁打を放って即座に勝ち越します。ただ、さらに続く無死三塁で、四番以下が倒れ、突き放すことができません。
 するとその裏、成瀬投手は二死を取りますが、そこから四連打で2点を失って逆転。しかし、直後の7回表にオーティズ選手に10号ソロが出て同点と、文字通りのシーソーゲームになります。
 そして3対3で迎えた8回表、この回から登板の水田投手に対し、1死から橋本選手が四球を選ぶと、サブロー選手が安打で続きます。ここで代打で登場の里崎選手は三振に倒れますが、その際に、代走で出ていた大塚選手とサブロー選手が重盗を決めて2・3塁に。そして、前の打席本塁打のオーティズ選手が適時打を放ち、重盗が大いにきいて2点を勝ち越します。
 その裏は川崎投手が抑え、9回は荻野投手が登板。しかし、いきなり内野安打されると、続く城所選手に左中間を抜く適時三塁打を喫し、1点差の上、無死三塁という危機を迎えます。
 しかしここから高谷選手と本多選手を連続三振に打ち取ると、最後は代打の本間選手を打ち取って試合終了。5対4で逃げ切りました。観客数は3万1千4百人ほどでした。

2008年09月05日

教育を見直すべき連中

 大麻所持疑惑でロシア人力士が逮捕・解雇されたのを受け、力士を抜き打ち検査したところ、ロシア人である露鵬関と白露山関二人に「陽性反応」が出た、といってさらなるニュースになっています。ただ、現時点ではあくまでも「疑惑」でしかありません。ありていに言えば、松本サリン事件の河野氏と同じ位置づけです。
 ところが、まだそれだけの状況でしかないのに、一部に「だから外国人力士はダメだ」という論調が出ています。河北新報は、本人たちは大麻とのかかわりを強く否定している。詳しい検査結果が出れば、その言い分があるいは証明されるかもしれない。しかしそれでも、一件落着とはいかないのではないか。などという、「容疑者=犯人」みたいな論調から始まっています。
 そして「禁止されている自動車の運転」などといった事まで取り上げて、「だから外国人力士は・・・」などと書いています。一方で、「新弟子リンチ殺事件」については一言も触れていません。

 これだけでもかなり呆れましたが、下には下がいるものです。産経新聞は「角界は鎖国すべきだ」という匿名の「角界に詳しい関係者」の談話を載せた後、続いて暴力団と癒着して辞職勧告決議案を受けたものの居直った議員の談話を載せています。
 無責任な匿名者と、議員失格としか言いようがない輩の談話を使って、両横綱を初めとする、実際に角界に貢献してきた外国人力士達の存在を否定するような言葉を載せているのです。
 さらに、続いてデーモン小暮氏の精密検査の結果がシロでも、ファンへの裏切り行為などという「談話」を乗せています。しかしながら、氏はブログにおいて批判はしていますが、「疑惑が事実だったら」と断り書きを入れ、それを前提に書いています。もちろん、「シロでも裏切り」などとは一言も書いていません。
 普通、新聞に言ったことと正反対の事を自分のブログに書く人はいないでしょう。つまり、明らかに言っていない事を書いているのです。
 こうやって考えて見ると、あらためて一部商業マスコミの低俗ぶりに驚かされます。たかだか疑惑の段階で、重要な事実を無視したり、暴力団と癒着した人間の談話を使ったり、談話をねつ造したりしているのです。
 二つの記事とも、「外国人力士の教育方法がダメだった」みたいな事を書いています。しかしながら、教育方法がダメだったのは、このような「報道者」として最低限の事すらできないこの記事を書いた連中だと、強く思いました。

追いつかれた直後に勝ち越し、4ヶ月半ぶりに対埼玉カード勝ち越し

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は清水直行投手と涌井投手が先発。昨日に続き、橋本選手が四番に入りましたが、マスクは五番に入った里崎選手がかぶりました。
 初回、清水直投手が打たせて取る投球であっさり三者凡退とすると、その裏、先頭の西岡選手が安打し、四球と外野フライで1死1・3塁とした後、橋本選手の犠飛で千葉が先制します。

 さらに2回には二死からオーティズ選手が二塁打を放つと、早川選手が適時打と、今度は八・九番の連打で追加点。さらに3回には内野安打で出塁した西岡選手が内野ゴロと暴投で三塁に進むと、三番に定着しつつある今江選手がスクイズを決め、外野に球を飛ばさずに3点目を挙げます。
 先週、ほぼ完璧に近い投球で完封した清水直投手は、3回二死から三塁打されるなどはしますが、5回まで埼玉打線を2安打1四球で0点に抑えます。
 しかし6回、ここも簡単に二死を取りますが、そこから打撃妨害で走者を出すと、安打と四球で満塁に。ここで五番に入った石井義選手に2点適時二塁打を打たれます。
 さらに7回には先頭打者に二塁打され、犠打で進まれたところで降板となります。ここで救援したシコースキー投手が二死は取ったものの、続く片岡選手に適時打され、追いつかれてしまいました。
 しかし、その裏、続投する涌井投手から簡単に二死を取られますが、続く今江選手が12号ソロを放ち、再びリードを奪います。
 以下、7回途中から投げた川崎投手が四人を完璧に抑えると、9回は荻野投手が先頭打者に安打されて犠打で進まれますが、後続は抑え、4対3で勝ちました。
 これで対埼玉は4月末に連勝した時以来となる、カード勝ち越しとなりました。観客数は1万6千5百人ほどでした。

2008年09月04日

固まった納豆のタレ

 昔から、納豆と言えば、小袋に洋辛子が入っています。さらに、ある時期から、同じ形で「納豆のタレ」が加わり、二つの小袋が入るのが定番となりました。
 私は辛子はつけないものの、たれは使います。そのため、袋を開けるのですが、なかにはビニールが切れにくく、悪戦苦闘をすることもありました。
 そんな中、先日食べた新製品は画期的でした。何と、辛子は入れず、タレもゼラチンのようなもので固めた上で、パックの隅に置いています。したがって、小袋は一切同封されていません。そして、当然ながら、小袋を切る手間も存在しません。

 というわけで、画期的な商品ではあります。ただ、その固まったタレを見ると、ついこぼれてしまわないかと気になり、すぐに混ぜ込んでしまいます。
 一般的に、納豆を美味しく食べるコツとして、まず何も入れずに何十回かかきまぜ、その上で醤油やタレを入れてサイドかきまぜる、という方法が推奨されています。しかしながら、この商品の場合、ついついタレを入れてしまい、その基本を怠ってしまいます。
 「タレを固めて袋を開ける手間をなくす」というのは極めて画期的な発想だし評価もできます。ただ、本能的な事もあり、ついつい「本格的な混ぜ方」が出来なくなってしまうのは残念です。
 世の中、なかなかうまくいかないものだ、などと大仰に考えてしまいました。まあ、慣れが解決してくれるとは思いますが・・・。

久保投手をまたも援護できず連勝止まる

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は久保投手と西口投手が先発。昨日途中交代したサブロー選手はスタメンを外れ、スタメンマスクとなった橋本選手が四番に入り、里崎選手が七番指名打者、という布陣でした。
 千葉打線は、初回・2回と二死から走者を出すも無得点。さらに三回には無死1・2塁の好機をつぶすなど、序盤から残塁を重ねてしまいます。

 先発に復帰してから2試合、いずれも好投するものの援護がない久保投手ですが、3回までは1安打無失点に抑えたものの、4回に先頭の片岡選手に二塁打された後、犠打で進まれ、続く中島選手の適時打で先制を許してしまいます。
 そのまま1点を追って迎えた7回、2死から西岡選手の打ち取られた打球が「お見合い」で二塁打となり、さらに連続四球で満塁とします。しかし、ここで代わった星野投手に橋本選手が打ち取られ、ここも追いつくことができません。
 直後の8回、久保投手は走者を出して降板し、二番手のシコースキー投手が詰まりながら適時打をされ、追加点を奪われます。
 そして打線は9回に四球で走者は出るも、最後はグラマン投手に抑えられてそのまま2対0で敗戦。連勝は4で止まりました。
 久保投手は先発復帰後3試合で5失点ながら、3試合連続無援護で3連敗となっています。観客数は1万7千3百人ほどでした。

2008年09月03日

二度の集中打で4連勝

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は渡辺俊介投手と石井一久投手が先発。今日も対左という事で、五番の大松選手以外は、両打ちを含めて右打者を並べました。
 初回、いきなりの連打と死球で1死満塁とし、大松選手の犠飛で先制すると、2回には連打と犠打で2・3塁とした後、西岡選手と今江選手の適時打で追加点を挙げ、4対0とし、この回途中で石井一投手をKOしました。

 一方、初回・2回と先頭打者に安打されながら0点に抑えた渡辺俊投手ですが、3回にも先頭の片岡選手に安打され、続く栗山選手の適時打で1点を返されます。さらに5回にも無死1・3塁となりますが、併殺の間の1点のみで切り抜けます。
 序盤に得点した打線ですが、中盤は継投陣の前に走者を出すも帰らない展開となり、3回の1死満塁、4回の無死2塁、5回の2死満塁といった追加点機をことごとくつぶします。
 一方、渡辺俊投手も安打を打たれながら2点に抑え、2点リードで7回裏を迎えます。前の回から登板の大沼投手相手に簡単に2死を取られましたが、そこからベニー選手が四球を選ぶと、大塚選手が左翼席に3号2ランを放って貴重な追加点。さらにそこから4連打で2点を取ります。
 渡辺俊投手は直後の8回にソロ本塁打を喫するも、8回まで10安打ながら無四球3失点で最終回のマウンドにも上がります。しかし、いきなり安打と二塁打されて無死2・3塁とし、前々回に続き、最終回での降板となってしまいました。そして代わった荻野投手が適時打と犠飛で2点は返されるも最後は抑え、8対5で勝って4連勝となっています。
 渡辺俊投手は12勝目。これでパリーグは2位福岡から5位千葉まで、1.5ゲーム差となっています。観客数は1万4千2百人ほどでした。

2008年09月02日

バージョンダウン

 将棋や囲碁には「持ち時間」という考える時間を制限するルールがあります。それを管理するための機械として、二つの時計をくっつけたような「対局時計」というものがあります。
 1980年代半ばまでは、本当にただ「二つの時計をくっつけただけ」程度のものしかありませんでした。ところが、私が大学に入った頃に「ザ・名人戦」という、センスまるなしの名前ながら、極めて使い勝手のいい商品が登場しました。
 この商品は、従来機種が持っていなかった、最も需要のある機能を搭載していたうえに使い勝手もよく、あっというまに定番商品となりました。人気漫画「ヒカルの碁」でも、この対局時計はプロ試験編などによく出てきました。

 さて、その登場から15年ほど経って、「第2弾」が製作されました。ところが、これは完全な「バージョンダウン」でした。設定が複雑になった上に、実際にこの時計の利用者が絶対に用いないようなルールが多種多様に設定できるようになっており、その結果、一番普通に使われるルールの設定がやりにくくなっているのです。
 というわけで、かなり不評だったのか、今度は5年も経たずして、新バージョンが出ました。ところが、それを触ってみて衝撃を受けました。何と、これまでの不便だった点をさらに「強化」し、より一層使いにくくなっているのです。
 「初代」は、数回触れば、誰でも設定ができるほどの使い勝手の良さでした。ところが、この「最新版」は同封のマニュアルを熟読しても、正しい使い方が分からない、というほどの難解さなのです。しかも、初期不良が多いというおまけまでついています。
 一般的に、人にしろ物にしろ、時間に応じて進歩するはずです。それに対し、この時計は完全にその反対方向を行っています。
 なぜ、そのような自然の摂理(?)に反するのかと、逆に興味を持ってしまったほどすごい「代を追うごとのバージョンダウン」でした。

ソロ三発で3連勝

 今更ながら、31日に仙台で行なわれた、東北-千葉の話を。先発は片山投手と、前回KOの後に登録抹消され、先発を一回飛ばした小林宏之投手でした。
 この試合から西岡選手が復帰して一番遊撃に入りました。対左という事で、一塁ズレータ選手、二塁田中雅彦選手、左翼竹原選手という布陣でしたが、仙台で特に強い大松選手は唯一左打者でスタメンでした。
 2回に千葉がサブロー選手の2試合連続となる4号ソロで先制しますが、その裏に小林宏投手は、2死からの連続二塁打で追いつかれます。

 しかしそこからは両投手が抑え、1対1のまま5回を終えます。そして迎えた6回表、二番指名打者で入っていたこの回先頭のオーティズ選手が、復帰後初となる8号ソロを放ち勝ち越します。さらに続く今江選手が二塁打を放った後、大松選手に適時打が出てもう1点を追加しました。
 小林宏投手はその裏、いきなり連打され、さらに失策で無死満塁に。しかしそこから犠飛は打たれたものの、その1点に抑えます。続く7回も無安打に抑えて降板。8安打ながら無四球2失点という内容でした。
 そして8回にはオーティズ選手に二打席連続となる9号ソロが出て4対2に。そして8回は川崎投手でなくシコースキー投手が抑え、9回は昨日は一旦追いつかれた荻野投手が、今日は三人で抑えて試合終了。通算3連勝で、小林宏投手は約1ヶ月ぶりとなる4勝目を挙げています。観客数は1万8千7百人ほどでした。