2006年07月31日

アクアライン対さざなみ

[ 交通 ]

 東京湾アクアラインを通る高速バスが人気で、そのあおりで、東京と内房を結ぶ特急「さざなみ」は減便を余儀なくされるほど乗客数が減った、という報道を見ました。その理由の一つに「アクアラインはその通行料の高さから一般車両が敬遠し、おかげで渋滞がないために定時運行が保てる」というのですから、皮肉な話です。

 記事によると、所要時間は「さざなみ」のほうが若干早いが、運賃が倍近く違う、となっていました。確かにそれだけでも「さざなみ」は不利ですが、実はこの「所要時間」というのもくせ者です。同じ「木更津-東京駅」でも、バスが着くのは東京駅近くのバス停、それに対し「さざなみ」が着くのは、東京駅と有楽町駅の中間地点の地下深くにある「京葉線東京駅」です。
 既に何度か書きましたが、この「東京駅」から山手線などの東京駅ホームに乗り換えるのに、延々15分くらい歩かされます。それを考えると、少々の「所要時間の差」など逆転してしまいます。都心への到達時刻で勝負をしたいのなら、いっその事、新木場から線路のつながっているりんかい線に乗り入れて新宿や池袋を目指したほうがまだ戦えるのではないのだろうか、とその記事を読んだときに思いました。

高校野球の応援歌

[ 野球 ]

 高校野球県大会決勝のTVを見ていました。これを見る楽しみの一つに、応援団の奏でる応援歌があります。昨年見た、プロレスラーの入場テーマを奏ながら応援団員が踊りまくる神戸国際大付属の少年達はいまでも良く覚えています。

 今年はそこまで凄いのは現時点では見ていません。とはいえ、聞いているといろいろ面白いものがあります。今日見ていた群馬県の決勝では、タイガースからホークスに移籍し、盗塁王にもなった大野久選手のタイガース時代の応援歌を流していた高校がありました。タイガース在籍期間は短いですし、さほど派手な活躍をしたわけでもありません。しかも、活躍時期は今の高校生が物心つく前です。いったい誰が選曲したのか、気になりました。ちなみにその大野久氏は現在は茨城の高校野球の監督をやっているそうです。万が一、この高校と甲子園で対戦したらどんな想いでその応援歌を聴くのだろうか、などとも思いました。
 あと、ある意味定番のピンクレディー「サウスポー」ですが、聞いているうちに、「これって、『バッターを打ち取るぞ』といく曲だよな。それを使って『かっとばせー』というのも、よくよく考えれば変な話だ」とも思いました。まあ、この曲に至っては、今の高校生が元曲を知っているわけないので仕方ないのでしょうが。

2006年07月30日

永久に覚えられない作業

 ジーンズを買いました。今世紀に入って初めてです。かなりのペースですが、これは普段スーツで過ごす上に、体型も変わらないので、新しいのを買う必要がないため、こうなりました。
 スーツを近所の洋服屋で買うときは、一応店員さんがついてくれるので、比較的に何も考えずに自分の体にあったものを買うことができます。しかし、1本2千円のジーンズでは当然ながら店員さんがついてくれる事はありません。
 というわけで、サイズの見積もりから試着さらには裾上げの長さ設定まで全て自分でやるわけです。6年ぶりの経験なので、当然ながら前回どうだったかなど覚えていません。とういうわけで、手探り状態でかなりの無駄な動きをやりながら、何とか一連の手順を踏んで買うことができました。まあ、約6年ぶりですから仕方ないでしょう。そして、この経験が生きることはなく、数年後に行われる予定の次回のジーンズ購入の際もまた戸惑うに違いありません。

好機を生かせず、3タテを逃す

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズはオバミュラー投手と成瀬投手が先発。5月の来日初登板初先発の時に大量の四球を選びながら点を取れなかったマリーンズ打線ですが、今日も似たような展開。3回まで四球を三つ選びますが、安打は一本も出ません。しかし4回、2死から今江選手がチーム初安打となる8号ソロを放って先制します。余談ですが、今日のパリーグでは6球団中4球団が「チーム初安打が本塁打」でした。
 一方、前回大阪ドームで序盤に打ち込まれていた成瀬投手ですが、今日は好投。三振こそ少なかったものの、合併球団打線を抑えます。

 そして迎えた5回表、先頭の青野選手が内野安打を放ち、続く大松選手が四球で歩き、代田選手の犠打で1死2・3塁の追加点機を迎えます。ここで合併球団は2安打のオバミュラー投手をあきらめ、前川投手を起用。この交代を見た時は、「右と両打ちが三人続くところで左の前川投手とは」とちょっと不思議に思いました。しかし、その前川投手はサブロー選手は歩かせたものの、西岡選手を三振に。そして続く里崎選手のところで合併球団はユウキ投手を投入。この継投が功を奏し、この1死満塁を生かせませんでした。
 成瀬投手はその裏は三者凡退に抑えたものの、続く6回に先頭の下山選手に2号ソロを打たれて同点にされてしまいます。さらに大西選手に二塁打された後、北川選手に勝ち越し適時打を喫してしまいました。
 打線は6・7回とユウキ投手の前に走者を出せません。8回に先頭のサブロー選手が安打したものの、続く西岡選手が併殺。そこから再び連続四球で好機を作り直すも、続く今江選手の打球は右翼フェンス際で失速し、どうしても得点できません。
 マリーンズも7回から登板の黒木投手が一昨日に続いて好投して反撃を待ちます。しかし9回表、合併球団は一昨日敗戦投手の大久保投手でなく菊地原投手を投入。マリーンズも1死から青野選手が二塁打を放ち、2死から代打にパスクチ選手が登場。昨年夏の合併球団戦では大活躍しただけに期待されたのですが、3球目に長打性の当たりを放つも惜しくもファウル。そして最後は三振に打ち取られ、2対1で敗れました。
 序盤に四球で貰った好機を生かせなかっただけに惜しい敗戦。残念ながら対合併球団3タテはなりませんでした。ユウキ投手は今月だけで4勝目を挙げています。観客数は2万人ほどでした。

 東京ドームのファイターズ対ホークスは八木投手と杉内投手が先発。不振で二軍落ちしていた杉内投手は久々の登板となりました。立ち上がりはともに3回まで走者を一人も出さない投手戦に。ところが両チーム無走者のまま迎えた4回裏2死から小笠原選手が20号ソロを放ってファイターズが先制。さらにセギノール選手の二塁打が出ると稲葉選手が適時打を放ち、続く新庄選手に13号2ランが出てファイターズが4点を奪います。
 直後の5回にズレータ選手がこちらもチーム初出塁となる21号ソロを放ちますが、こちらは八木投手が後続を抑えます。そして6回には稲葉選手の14号ソロが出て杉内投手をKO。さらに7回にも継投陣を攻めて2点を追加し、大差にします。
 八木投手は8回までズレータ選手のソロと死球二つのみにホークス打線を抑えます。しかし9回に失策もあって走者を残して降板。その後大道選手に2点適時打が出ますが大勢には影響がなく、7対3でファイターズが勝っています。今季ファイターズの東京ドーム最終戦ということもあり、観客数は3万6千5百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズは山村投手と西口投手が先発。イーグルスのスタメン捕手は中谷選手を、「タイガースドラフト1位バッテリー」でした。初回にカブレラ選手の適時打などでライオンズが2点を先制しますが、その途中、中島選手が死球で骨折するという事故がありました。そしてその裏、先頭の関川選手が初球を右翼席に移籍後初本塁打を叩き込んでイーグルスが1点を返します。さらに3回にカブレラ選手の二打席連続適時打でライオンズが追加点を挙げますが、その裏に、山崎武選手に2試合連続となる13号2ランが出てイーグルスが追いつきます。
 そこから7回まで両先発が踏ん張り、継投陣も抑えて延長戦に入ります。そして11回表1死から石井義選手が2号ソロを放って勝ち越し。その裏は前の回から登板の小野寺投手が3人で抑え、4対3でライオンズが勝っています。観客数は1万3千5百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは安藤投手と石川投手が先発。初回にタイガースが金本選手の適時打で先制しますが、2回に米野選手の適時打で同点に。その後、4・6回に米野選手に勝ち越し適時打が出ますが、その都度、裏にタイガースが追いつきます。
 スワローズは5回で石川投手に代打を出し、6回以降は8人の投手をつぎ込みます。一方、タイガースは安藤投手が7回まで投げ、8・9回をウイリアムス投手が抑え、延長に入ってからは藤川投手が登板。2イニング投げた11回裏の2死3塁で打順がまわると、サヨナラ機にも関わらず代打を出さず、12回表も投げさせます。その12回表を藤川投手が抑えましたが、12回裏の1番からの攻撃も結局三人で終わり、3対3の引き分けに。タイガースは長期遠征前最後の甲子園を白星で飾ることができず、ドラゴンズとの差は6に開いてしまっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は朝倉投手とパウエル投手が先発。4回に読売が5安打で2点を先制しますが、その裏に3連打と内野ゴロでドラゴンズがすかさず追いつきます。そして7回に連打と四球でドラゴンズが無死満塁とし、1死後に代打の高橋光選手の三塁ゴロが野選になり、さらに失策もあって2点を追加。以下は平井投手と岩瀬投手で抑え、ドラゴンズが4対2で勝っています。岩瀬投手は通算100セーブ。また、岩瀬投手は通算100セーブを挙げています。観客数は3万8千3百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは大竹投手と牛田投手が先発。同点で迎えた4回表に村田選手の23号ソロで勝ち越したベイスターズがさらに三連打で計3点。直後にカープも連続本塁打で反撃して1点差に。その後も1点ずつ取り合って5対4で最終回を迎えますが、9回表にベイスターズが一挙5点を追加し、10対4で勝っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。

2006年07月29日

2006/7/29の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

朝に強くなった?

 先週の月曜日から13日間連続で早起きをしました。うち平日の10日間は6時半起きで、土日も7時起きでした。あらかじめこの予定が決まった時は、自分でもやっていけるのか、と不安でした。しかしいざやってみると、うち3回ほど飲み会があったにも関わらず平然とこなせました。途中、「起きるのが辛い」という事は一度もありませんでした。
 10代のある時期からすっかり朝が弱くなり、「自分は朝は強くない」と思っていたのですが、この「実績」を見るとそんな事はなかったようです。もっとも、考えようによっては、「早起きが苦にならない年齢になってしまった」と言えるのかもしれませんが・・・。

代田選手、打と走で活躍してプロ初のお立ち台に

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズは吉井投手と久保投手が先発。2回にフランコ選手の適時打でマリーンズが先制しますが、その裏、2死2塁から学生時代に久保投手に通算4割だった森山選手の適時打で追いつかれます。
 直後の3回表、先頭の青野選手が安打で出塁するも、続く代田選手の安打性の当たりを後藤選手が好捕。さらに併殺で結局3人で終わってしまいます。
 その裏、先頭の村松選手が左翼に二塁打性の当たりを放つと、これを代田選手が捕りきれずに三塁打に。さらに久保投手は北川選手に死球を当ててしまい、無死1・3塁という「併殺でも勝ち越し」の危機を作ります。しかしここで4・5番を連続三振に仕留め、さらに復帰後好調の谷選手も打ち取ってここを0点で凌ぎます。

 すると直後の4回表、昨日に続いて三番に入っている西岡選手の4号ソロでマリーンズが再びリードを奪います。しかし、そこからさらに1死1・2塁としますが併殺で凌がれ、さらにその裏、2死2塁から大西選手に適時打を打たれて再び追いつかれます。
 しかし続く5回、先頭の一軍復帰即スタメンの橋本選手が四球を選ぶと、青野選手がきっちり送ります。打席には前の打席で惜しい当たりを取られている代田選手。しかしここは詰まりながらも遊撃後方に落とし、貴重な勝ち越し点を挙げます。
 さらに7回、先頭の堀選手が二塁打を打って犠打で3塁に。ここで青野選手は一度スクイズをファウルにした後、大きな中犠飛を放って、追加点を挙げます。続く代田選手は四球を選ぶと、今日2つ目の盗塁で二塁に。そしてサブロー選手の適時打で生還と、今度は足で得点に貢献しました。
 久保投手は6回で10安打されながら2失点。そして7・8回を神田投手と藤田投手で抑え、9回裏を迎えます。マウンドには2日連続で救援失敗中の小林雅英投手。今日も先頭打者に安打された後、1死後に三塁ゴロかと思った当たりを今江選手が捕りきれずに適時二塁打と3試合連続の失点となり、なお1死二塁となります。しかしここで4・5番を連続三振に打ち取って試合終了。29セーブ目を挙げました。
 ヒーローインタビューは決勝打に加えて好走塁の代田選手が登場。プロ入り9年目で初のお立ち台です。一度は解雇されて一年間無所属を経てのお立ち台なだけに、喜びもひとしお。ちょっと涙をぬぐうような場面もありました。観客数は2万3千8百人ほどでした。

 函館のファイターズ対ホークスはダルビッシュ投手と寺原投手が先発。2回に安打・四球に失策も加わって無死満塁となり、ここでダルビッシュ投手が押し出しの四球を出して先制されます。さらに稲嶺選手の適時打の後、2死を取りますが、川崎選手にこの回二つめの押し出し四球を出し、ここで降板となります。しかし4回にファイターズが1点を返し、なおも満塁とした後、田中賢選手の2点適時打で同点に。寺原投手もここで降板となりました。
 しかし直後の5回表、2死1・2塁から打撃妨害で満塁となると、ここで山崎選手が勝ち越し適時打を放ちます。以下、ともに継投陣が頑張り、結局そのまま4対3でホークスが勝っています。観客数は2万1百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズは一場投手と涌井投手が先発。3回まで一場投手は無安打に抑えましたが、4回に先頭の中島選手に16号ソロを喫して先制されます。一方、打線のほうは、イーグルスに強い涌井投手に対し、7回まで4安打4四球と走者を出しますが、0点に抑えられます。そして8回、2死満塁から栗山選手が2点適時打を放ち、3対0となります。
 両球団の勢いの差ならびに涌井投手との相性を考えればこれで決まりかと思われましたが、その裏、先頭の塩川選手が安打で出塁すると、関川選手・高須選手も続いて無死満塁に。そして1死後にフェルナンデス選手が四球を選んで1点を返します。先週は涌井投手を代えたら継投陣が崩れて大逆転負けを喫した事もあってか、ここで続投となりましたが、今度はそれが裏目に。続く山崎武選手に第12号逆転満塁本塁打が出てしまいました。そして9回は福盛投手が安打こそされますが後続を抑え、イーグルスが5対3で勝っています。これでライオンズとホークスのゲーム差は0となっています。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは中村泰投手と石井一投手が先発。スワローズが先行し、それをタイガースが追うという展開の中、6回に失策もあってタイガースが追いつきます。しかし7回に1死満塁から田中浩選手の犠飛で勝ち越したスワローズがさらに真中選手の2点適時打で3点を取ります。タイガースも8回裏にこの試合3度目となるシーツ選手と鳥谷選手の連打で無死2・3塁とし、内野ゴロと犠飛で1点差に迫ります。
 そして9回裏、1死から関本選手が安打を放ち、打席には代打の林選手が登場。右方向にあわや逆転サヨナラかというような当たりを放ちますが、惜しくもポール右に切れます。その後、林選手は安打したものの、後続が倒れ、7対6でスワローズが逃げ切りました。これでドラゴンズとの差は5.5となってしまっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対読売はマルティネス投手とグローバー投手が先発。2回に英智選手の適時打で先制すると、3回に3連打で2点を追加して、早くもグローバー投手をKO。さらに二番手の栂野投手も打ち込んで、4回までに9点を挙げます。読売は李選手は31号ソロを含む3安打1四球と出塁率10割でしたが、残りの選手があわせて4安打。結局11対1でドラゴンズが圧勝しています。観客数は3万8千3百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは広池投手と那須野投手が先発。3回に梵選手の犠飛で先制し、嶋選手の2点適時打で計3点を挙げます。広池投手は4回を2安打2四死球で無失点に抑えますが、そこでノルマ完了という事で降板。そして5回裏に二番手のロマノ投手の安打から好機を作り、嶋選手の14号2ランで5点目を挙げます。その後、ベイスターズも反撃しますが、6対3でカープが逃げ切っています。観客数は1万7千5百人ほどでした。

2006年07月28日

コードレス有線マウス

 故障がちだったコードレスマウスを買い換えました。前回のは乾電池式で、比較的短期間で切れる上に電池の買い置きも面倒でした。そこで今回は充電式のものにしました。
 仕組み的には、USBポートに接続した受信機に充電用コードがついており、電池が切れればそのコードをマウスに挿すと充電できます。最初の頃は、電池がなくなるたびにコードを挿していました。ところがある日、挿したまま作業をしていたら、コードの存在を感じる事なく、自由にマウスが動かせる事に気づきました。
 まあ、有線マウスに比べるとコードの長さが圧倒的に違う、という事もあるのでしょう。いずれにせよ、そのままでも自由に動くのなら外す必要もないな、と思い、それ以降、電源コードを挿したまま、コードレスマウスを使っています。

総力戦を制して連敗を止める

[ 野球 ]

 今日は携帯メール観戦でした。しかし、そのメールを通してかなり心を揺さぶられた試合でした。その神戸の合併球団対マリーンズは平野佳投手と渡辺俊介投手が先発。春先に2度完投負けを喫している平野佳投手に対し、2回にワトソン選手の3号ソロでマリーンズが先制します。
 さらに4回には3連打で無死満塁としますが、ここは今江選手の併殺の間の1点にとどまります。その裏、渡辺俊投手は後藤選手の適時二塁打で1点を返されますが、7回途中までその1点のみに抑えました。

 そして7回途中から藤田投手と神田投手の継投で8回までを抑えます。そして9回表に2死無走者から連打で好機を作ると、大松選手の代打適時打で貴重な3点目を挙げます。
 ところが、その裏に登板の小林雅英投手が、昨日の逆転サヨナラ負けをひきずったのか、2死から3連打されて同点に追いつかれます。しかし、続くサヨナラの危機は何とか凌ぎます。
 さらに10回裏は、一昨日にサヨナラ犠飛を打たれた藪田投手がこれまた二死満塁の危機を凌ぎます。そして11回から登板のバーン投手が前回に続いて古巣相手に健闘。失策もあって2死1・2塁で降板しますが、ここで登板の高木投手が本日3安打の後藤選手を打ち取って3度目のサヨナラの危機を防ぎます。
 そして12回表、合併球団はここまで温存していた菊地原投手をワンポイントで使い、さらに1死からは大久保投手を投入します。しかし、2死は取られたものの、続く青野選手が勝ち越しとなる3号ソロを左翼席に打ち込みます。
 その裏、高木投手が先頭の日高選手を抑えると、マリーンズは一軍に復帰したばかりの黒木投手を起用。2死後に安打を打たれたものの、最後は的山選手を抑え、意外にもプロ初セーブ。4対3でマリーンズが勝ち、連敗を止めました。
 決勝本塁打を放った青野選手は、一昨日に無死1塁から併殺打を打ってしまい、バレンタイン監督嫌いの解説者連中に酷評の材料とされた選手でした。また、サヨナラ機を抑えた高木投手には昨年8月5日以来となる白星が、そして今季なかなか一軍定着できなかった黒木投手がプロ初セーブと、挫折を味わった人たちが活躍して得た勝利でした。携帯の文字だけで結果を追っていたにもかかわらず、非常に心に残った試合でした。観客数は2万4千3百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズはオクスプリング投手とガトームソン投手が先発。初回にラミレス選手の犠飛でスワローズが先制するも、5回に失策がらみでタイガースが追いつき、そのまま1対1で延長戦に。そして10回裏に先頭の金本選手が二塁打を放つと、敬遠と四球で満塁とし、最後に矢野選手がサヨナラ犠飛を放って2対1で勝ちました。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは黒田投手と吉見投手が先発。初回に失策で走者が出た後、嶋選手の13号2ランが出てカープが先制します。その後、吉見投手も好投しますが、黒田投手が8回を6安打されながら無失点に抑えます。9回に永川投手から連続四球と失策でベイスターズも1点を返しますが反撃もそこまで2対1でカープが逃げ切っています。観客数は1万1千7百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対読売は佐藤充投手と内海投手が先発。初回に福留選手の適時三塁打などでドラゴンズが2点を先制。その後は読売投手陣も好投しますが、佐藤充投手が8回を5安打2四球ながら無失点。そして9回は岩瀬投手が抑え、「スミ2」でドラゴンズが完封リレー勝ちしています。観客数は3万8千1百人ほどでした。

2006年07月27日

時代を反映した誤植?

 日経新聞の国際面を読んでいたら、ヘッジファンドに関する記事で「規制導入に積極的な民主党系委員と共産党系委員による規制反対派が」という記述がありました。一瞬、驚きながら「欧州の話か?しかしそんな二大政党の国あったっけ」と思って読み返してみると、「米証券取引委員会が」という文字がありました。どうやら、「共和党」と「共産党」を誤植したようです。最初は、「一文字違いでここまで意味が違う誤植も珍しいな」と思いました。
 しかし、よくよく考えてみれば、中国のように、高度経済成長の影で格差拡大に公害問題多発、などという政策を行っている「共産党」もあるわけです。そう考えれば、さほど米共和党との違いがないと言えるのかもしれません。それこそ、自国の利になると思ったら「ヘッジファンドの規制反対」をしてもさほど驚かないでしょう。
 そんな事もあって、記事を書いた人も校閲した人もつい見逃してしまったのかもしれません。ある意味、時代を反映した誤植と言えるのかも、と思いました。

逆転サヨナラで5連敗

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは斉藤和投手と小野投手が先発。昨日に続いての投手戦で、斉藤和投手は4回まで無走者、対する小野投手も序盤を2安打無失点に抑えます。そして5回表、先頭の里崎選手が二塁打を放って初の走者となると、続くワトソン選手が四球を選んで無死1・2塁と先制機を築きます。ここで打席はバント成功率の高い今江選手。しかし、二度失敗して追い込まれた後、結局三振に。さらに、大松選手・大塚選手も三振に打ち取られ、終わってみれば三者連続三振となってしまいました。
 しかし続く5回に先頭の堀選手が死球で出塁すると、西岡選手の内野ゴロで走者が入れ替わり、打席にはサブロー選手。2-3から放った打球は左翼フェンスを直撃し、スタートを切っていた西岡選手が一気に生還して先制します。
 小野投手は6回まで3安打無四球でしたが、7回に先頭の松中選手を歩かせ、2死後に本間選手に死球を当ててしまいます。ここでホークスの代打は一昨日のヒーロー・田上選手。三遊間を抜くと、万全でない体調の松中選手が本塁をつきます。しかしここは大松選手の返球が勝り、本塁直前でアウトとなりました。

 直後の8回に堀選手の安打と西岡選手のバント安打で無死1・2塁としますが、続くサブロー選手のバントが微妙な判定ながら三塁アウト。バレンタイン監督も抗議に出ますが通りません。結局、後続が断たれます。その裏、小野投手は1死を取ったところで降板。続く藤田投手が1・2番を抑え、この回も無失点で抑えます。
 そして連敗脱出のかかった9回裏、マウンドには当然ながら小林雅英投手が上がります。ところが1死を取った後、松中選手に左前打を打たれます。そして続くズレータ選手に投げた初球は打った瞬間に分かる逆転サヨナラ2ランとなって左翼席に吸い込まれ、ホークスが2対1で勝ちました。
 小林雅投手は、今季38試合目で初被本塁打・初黒星となってしまいました。これでチームは5連敗。3位ファイターズとのゲーム差が4.5となってしまっています。観客数は3万人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは立石投手と有銘投手が先発。2回にファイターズが四球と久々スタメンの高橋選手の二塁打で好機を作り、金子選手の内野ゴロと森本選手の適時二塁打で2点を先制。続く3回には新庄選手の適時打が出ます。一方、立石投手は安打はされましたが、「ノルマ」の5回を無失点。以下、押本投手・岡島投手とつなぎます。そして7回には高橋選手の3号ソロでダメを押し、セーブのつかない場面という事もあり、9回は建山投手が0点に。武田久投手とマイケル中村投手を温存する完封リレーでファイターズが勝っています。観客数は1万7千8百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対タイガースは川上投手と下柳投手が先発。初回にタイガースが先制しますが、2回にドラゴンズが追いつくと、3回にウッズ選手の22号ソロで勝ち越し。さらに5回には谷繁選手の犠飛で中押し、そして6回に福留選手の16号2ランでダメを押されます。
 打線は川上投手に6回で112球を投げさせながらも3安打1得点。以下も継投陣に7回以降を1安打に抑えられ、5対1で完敗。この首位攻防シリーズで3タテを喫してゲーム差を4.5に広げられてしまいました。観客数は3万7千人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは西村投手とベイル投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5百人ほどでした。

2006年07月26日

「かき」と「かけ」

 以前から「かき揚げ」があまり好きではありません。天ぷら自体は好きなのですが、中の具が苦手でもないのに、なぜか食欲がわきません。自分でも不思議に思って苦手になった原因を思い出そうとしたところ、20年ほど前の一つの体験にたどりつきました。
 当時、高校生だった私は、日曜に模試などを受けたときの昼休みに立ち食いうどんに行くのを楽しみにしていました。当時は一番安いところで、かけうどん一杯が150円でした。それだけで昼食をすませられる、という事がなんかえらく得したような気分になったものでした。

 そんなある日、初めていく立ち食いそば屋で昼食に入りました。いつも通り「かけうどん」と言ったのですが、店員の言った請求額は300円を越える額。「品書きを見間違えたか?」と不思議に思っていると、出てきたうどんにの上には「かき揚げ」が乗っていました。店員が「かけうどん」を「かき揚げうどん(かきうどん?)」と聞き間違えたのでしょうか。
 予算を上回る「高額請求」に、頼みもしない具、そしてそのおかげで油っこくなってしまったつゆと、その短い食事の時間は辛いものがありました。
 振り返ってみると、どうもそれ以来「かき揚げ」が苦手になったようです。子供の頃の嫌な体験というのは妙な形で残るものだと思いました。

サヨナラ犠飛を打たれて4連敗

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは和田投手と小林宏之投手が先発。ともに快調な立ち上がりで、4回裏1死まで、ともに走者が一人も出ない投手戦となります。
 小林宏投手はその4回に四球と安打で1・2塁としますが、後続を断って0点に抑えます。しかし、続く5回裏にホークスの辻選手がプロ初となる本塁打を左翼席に叩き込んで先制されます。
 一方、和田投手は解説者に「あまり良くない」と言われながらも走者を出しません。結局、マリーンズ打線は6回まで完璧に抑えられてしまいます。そして続く7回に先頭の西岡選手が安打するものの、結局併殺でこの回も三人で終わってしまいます。

 しかし、その援護のない状況ながら、小林宏投手は好投を続けます。すると7回、先頭の里崎選手が二塁打し、1死後にサブロー選手が安打でつなぎます。そして2死後に大塚選手が三遊間を抜き、ついにマリーンズが同点に追いつきました。
 小林宏投手はその裏も三人で抑えます。しかし9回表の先頭からの好打順も、相手の好守もあって和田投手の前にこの試合8度目の三者凡退で終わります。
 9回裏、マリーンズも小林宏投手が続投。しかし、先頭の川崎選手に安打され、犠打と敬遠で1死1・2塁となります。ここでマリーンズは左の柴原選手ながら右の藪田投手を投入。しかし、ここは2-3から四球を選ばれてしまいます。
 この1死満塁のサヨナラ機に、ホークスは臀部の膿瘍でスタメン落ちしている松中選手が代打で登場。そして右犠飛を打たれ、2対1でサヨナラ負けとなってしまいました。
 マリーンズはこれで4連敗。首位ライオンズとのゲーム差は7に開いてしまっています。観客数は3万1千2百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは金村投手とグリン投手が先発。ここも投手戦となり、6回まで0対0となります。ところが7回、ここまで2安打投球の金村投手がこの回先頭の山崎武選手が11号ソロを放って先制。さらに藤井選手にも3号2ランが出ます。ところが8回、連打と四球で1死満塁としたファイターズが稲葉選手の適時打で1点を返してなお1死満塁。ここでイーグルスは吉田投手を投入しますが、代打の代打で登場の新庄選手を投ゴロに打ち取ったものの、併殺を焦ったか送球がそれて1点差に、さらに坪井選手の内野ゴロの間に同点とないります。
 直後の9回表、ファイターズは武田久投手を投入しますが、2死無走者から塩川選手の内野安打が出ると、続く鉄平選手が左中間を抜き、イーグルスが1点を勝ち越します。その裏、イーグルスは福盛投手を投入しますが先頭を歩かせ、犠打と安打で1死1・3塁に。ここで福盛投手は小笠原選手を2-0と追い込みますが、次の投球が暴投となり、ファイターズが土壇場で追いついて延長に持ち込みます。
 そして10回裏、ファイターズは2死無走者から三連打で満塁に。ここで森本選手がサヨナラ打を放ち、5対4でファイターズが勝っています。観客数は1万8千4百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は松坂投手と川越投手が先発。初回に和田選手の適時打でライオンズが先制し、3回にカブレラ選手の犠飛で追加点を挙げます。松坂投手は4回に3連打で1点を返されたのみで6回まで抑えますが、7回2死から大西選手に頭部死球を与えて危険球退場になります。しかし、緊急登板の三井投手がここを抑え、その裏に赤田選手に貴重な2号2ランが出て追加点。そのまま4対1でライオンズが勝っています。観客数は1万5千3百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対タイガースは山本昌投手と福原投手が先発。初回にタイガースが浜中選手の13号ソロで先制しますが、そこからは山本投手に抑えられます。一方の福原投手も5回まで1安打投球でしたが6回にアレックス選手の適時打で追いつきます。
 直後の7回表にタイガースが町田選手の代打適時打で再び勝ち越します。ところがその裏、二番手のダーウィン投手が1死から連打されてそれに失策がからんで同点に。さらに福留選手の適時打で勝ち越され、ウッズ選手にも犠飛を打たれます。さらに8回は先頭の奈良原選手の代打二塁打の後、犠打とスクイズの連続バントでダメ押し点を奪われ、最後は岩瀬投手に抑えられ、5対3でドラゴンズが勝ちました。これでゲーム差は3.5に開いています。観客数は3万7千6百人ほどでした。
 茨城・ひたちなかのスワローズ対ベイスターズは藤井投手と三浦投手が先発。スワローズは2回の無死1・2塁を逃すなど5回まで6安打ながら無得点。一方、藤井投手は5回まで1安打にベイスターズを抑えます。ところが、その0対0で迎えた6回に三浦投手の安打を足がかりに1死満塁とすると村田選手の2点適時打で先制。さらに再び満塁にして吉村選手が12号満塁本塁打を放ち、この回4安打で6点を取ります。勝ち越した後の三浦投手は6回から9回まで走者一人を出さない完璧な投球でスワローズ打線を完封して6勝目を挙げています。観客数は1万2百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは上原投手と佐々岡投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8百人ほどでした。

人生を左右する布一枚

 乗り換えようと駅の中を歩いていたら、前方に床に座り込んでいる女子高生がいました。最近ではすっかり路上や車内で地べたに座り込む人も珍しくなくなり、そのくらいでは変だとは思わなくなりました。しかし、この女子高生はさらに変でした。そのしゃがんだ体制のまま、野球の捕手のような姿勢で立ち上がったのです。そちらの方向に歩いていた私は、その「一部始終」を見てしまいました。
 距離はかなり離れているので、分かるのは「制服を着ている」「足の姿勢が通常ではない」という事だけで、それ以外は何もわかりません。しかし一瞬、その立ち上がる様を目撃したのが、何かすごい事であるかのような気分になってしまいました。

 著名人だの新聞記者だの教師だのが、「その一枚」を携帯カメラで撮影しようとして地位も名誉を失ってしまうニュースをよく見ます。そのようなのを見たり聞いたりするたびに、「何でそんなしょうもない事で」と思っていたのですが、いざ経験してみると、彼らの心境が少しは理解できるような気がしました。
 しかし、その一瞬が終わって冷静な状態に戻ると、やはり布が一枚が一瞬見えただけの事でしかない、という事に気づきました。当然ながらそれによって何ら得るものもありません。もしかしたら、その布一枚のために人生を棒に振った人たちも、後になって同じような心境になって後悔しているのかも、などと思いました。
 というわけで、そのような「踏み越えてしまった人々」の心境の一片を理解(?)できた、という点においては貴重な経験ができました。

2006年07月25日

マリーンズ、後半戦開幕も黒星で3連敗

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは新垣投手と清水直行投手が先発。また、ホークスは松中選手が欠場。マリーンズも前半戦最後の怪我で福浦選手とベニー選手が登録抹消と、ともに打の中心を欠く打線での対戦となりました。なお、この試合よりホークスは帽子のつばの色を黄に変更。「初代ソフトバンクホークス帽子」は1年半で姿を消すことになりました。
 試合のほうは初回に1死1・3塁からホークスがズレータ選手の犠飛で先制。対するマリーンズは2回の1死2・3塁を連続三振に抑えられ、3回は今季初スタメンの代田選手の安打から2死満塁としますが、ここも得点に結びつきません。

 清水直投手は2回から4回までは完璧に抑えましたが、5回に四死球と失策で満塁とし、ここで3番に入っている田上選手が走者一掃の適時二塁打を放ち、この回1安打で3点を追加されます。
 直後の6回にこちらも四球二つで好機をもらい、大松選手と堀選手の連続適時打で2点を返します。しかし、7回裏にまたもや四球二つで走者をためると、田上選手の2打席連続の適時二塁打で2点を突き放されます。田上投手は本日5打点でした。
 マリーンズも8回に里崎選手の12号ソロで1点を返しましたが、9回は馬原投手の前に三者三振に抑えられ、6対3でホークスが勝利。マリーンズはオールスターを挟んで3連敗となってしまいました。観客数は3万1千2百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対合併球団はギッセル投手と本柳投手が先発。ここまで無敗のギッセル投手ですが、今日は2点リードの5回に3安打で追いつかれた所で降板。さらに二番手の帆足投手が久々の復帰となった谷選手に勝ち越しの適時打を打たれ、さらに相川選手に7号3ランを喫するなどこの回合併球団が一挙6点を奪って逆転します。
 その後、ライオンズも反撃して1点差としますが、8回に合併球団が2点を追加。さらにその裏は、1イニングに加藤投手・菊地原投手・大久保投手を投入するという継投を見せると、9回には4点をダメ押しし、終わって見れば20安打。13対6で合併球団が圧勝しています。観客数は1万4千7百人ほどでした。

 名古屋の首位攻防戦・ドラゴンズ対タイガースは中田投手と井川投手が先発。タイガースに強い中田投手と名古屋が苦手な井川投手の対戦でしたが、その相性そのままに井川投手は4回5失点で中田投手は7回無失点となってしまいます。さらにドラゴンズは7回に2点を追加。タイガースは8回まで8安打ながら無得点の拙攻。9回にやっと2点を返しましたが7対2でドラゴンズが快勝しています。両チームのゲーム差は2.5となっています。観客数は3万7千7百人ほどでした。
 福島・いわきのスワローズ対ベイスターズはゴンザレス投手と門倉投手が先発。初回にスワローズが3点を先制し、さらに5・6回に計7点を追加します。ゴンザレス投手は8回を5安打1四球で1点に抑え、10対1でスワローズが大勝しています。観客数は1万2千1百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープはパウエル投手と大竹投手が先発。新井選手が3・5・7回と三打席連続の適時打でカープが1点ずつ着実に取ります。一方、大竹投手は5回まで1安打投球。読売も6回に李選手の30号ソロで反撃し、7回には木村拓選手が「恩返し」の代打適時打を放ちますが、9回に嶋選手の本日3本目、新井選手の本日4本目の安打で好機を作り、前田選手が一塁ヘッドスライディングで併殺を防ぐ間にダメ押しの1点を追加し、4対2でカープが勝っています。観客数は4万人ほどでした。

2006年07月24日

本当に困れば

 今の仕事場はいろいろと面白いのですが、数少ない欠点として「椅子が低い」というのがあります。一番最初に座った時に、あまりの低さに高さ調節レバーを引こうとしたらそれらしきものがないので、そのままにしていました。
 おかげであまり足のほうは快適ではないのですが、まあ何とか過ごしていました。ところが昨日は、私にとっては年に5回ある「商談机とパイプ椅子を運びまくる日」でした。そこでちょっと頑張りすぎたのと、その前の10日ほどの「低い椅子」の相乗効果か、夜半当たりから軽い腰痛と背中の筋肉痛を併発してしまいました。
 おかげで、普段以上に低い椅子に苦しむ羽目に。いっその事、空いている椅子を借りようかと思い、他の椅子を見ていたところ、同型の椅子の付け根に大きなネジみたいなものがあるのに気づきました。
 自分の椅子も確認したら、やはり同じものがついています。そして、それをねじったところ、見事(?)高さの調整ができました。そこからは楽な姿勢で仕事ができたおかげで、夕方には痛みも引いていました。
 やはり本当に困らないと、必死になって解決策を探さない、という事なのでしょうか。まあ、最初に調べた時にそのくらい気付よ、と自分自身に突っ込みを入れたくもなりましたが・・・。

2006年07月23日

何をやってもダメなとき

 将棋大会に出場しました。もともと将棋は弱いのですが、今日はとくにガタガタ。相手の玉が簡単に5手で詰んでいるのにその手が分からずに逆転負けをするほどでした。
 あまりの頭の状態の悪さに、少しでも栄養をつけようと、コンビニにドリンク剤を買いに行きました。奮発して500円のを飲もうとしたのですが、なぜか商品棚を見間違えて、200円のを買っていました。それほど脳が疲弊しているのですから次の対局もいわずもがなの惨敗でした。
 まあ、頭が働かない時は何をやってもダメという事でしょう。仕方ないので「今日はどうせ勝てなかったに違いない。ならば間違えたとはいえドリンク剤の料金を300円節約できたので、得したとも言えるだろう」と思うことにしました。まあ、自分で振り返っても負け惜しみ以外の何者でもないのですが・・・。

オールスター第2戦、パが逆転負け

[ 野球 ]

 雨天順延で行われたオールスター第2戦、今日も中継は見れませんでした。というわけで結果だけなのですが、前半はファイターズの森本選手が大活躍。3回に逆転2ランを放ち、1点を追う5回には同点に追いつく本盗を決めます。さらに直後にパが勝ち越したため、このままならMVP確実かと思われました。
 しかし6回にシーツ選手のソロでセが追いつき、8回には馬原投手からアレックス選手とシーツ選手の連打で2死2・3塁とし、途中から守備に入っていた藤本選手の適時二塁打で勝ち越し。これで藤本選手はMVPを獲得しました。さらに9回には小林雅英投手が李選手にダメ押しの犠飛を打たれ、7対4でセが勝利。フレッシュとあわせて、セの3タテとなっています。観客数は2万9千7百人ほどでした。

2006年07月22日

特定の目的においては優れた体質?

 年に数回、指と手のひらの皮がむけます。父親もそうなる事があると言っていたので、遺伝なのでしょう。別に痛かったり出血したりはしませんが、うっとおしいもので困っています。
 とはいえ、これまでは特に実害はありませんでした。ところが先日、ある所で指紋認証の実験をしたところ、そのボロボロさゆえか、機械が私の指紋を認識してくれませんでした。その認証機の能力にも問題はあるのでしょう。とはいえ、この時季に限ってとはいえ、「指紋が認識されない」というのは、なんかすごい事のように思えました。それこそ、仮に何かやらかして、その時の指紋が残っていても、通常の状態に手が戻ってから照合すると、「別人」となる可能性もあるわけです。
 そう考えると、もし犯罪者だったらこの体質はかなりの利点になるのでは、と思いました。もっとも、犯罪をやる予定はないので、宝の持ち腐れ(?)でしかないのですが・・・。

懇親会

 今の仕事場は複数の会社の人で構成されており、その仕事場主催による「懇親会」がありました。事務所にはいるものの、会話する人は非常に限られた環境で普段仕事をしています。そういうわけで、ちゃんと会話ができるのだろうか、などと不安に思っていました。しかし、厳しい専門家だと思っていた人が、純朴かつ爆笑トーク連発の人だったなどと、意外な一面を知ることができました。
 これまで、飲みに行くと言えば、気心のしれた仲間と行くのと、前の職場主催の義務的なものばかりでした。前者はもちろん非常に楽しいのですが、後者についてはいろいろあって、常にえらく疲れさせられました。おかげですっかり、「仕事での飲み=義理で参加する苦行」という認識になっていました。
 しかし、同じ「仕事でのつきあい」でもこれは全然違いました。というわけで、そこから1時間半かけて帰宅したにも関わらず、疲れを感じる事もありませんでした。まあ、偶然、いい人が近くにいた、というのも要因もあったとは思いますが・・・。いずれにせよ、転職しなかったら絶対に分からなかった貴重な経験をすることができました。

2006年07月21日

オールスター第1戦、里崎選手が本塁打

[ 野球 ]

 神宮でオールスター第1戦が行われましたが、帰宅が遅く、結果しか分かりませんでした。2回に里崎選手のソロでパリーグが先制しますが、その裏、李選手が松坂選手から同点適時打を放ちます。そして3回には青木選手のソロで勝ち越し、6回には岩村選手にもソロと、地元二人のソロ本塁打でセリーグが加点し、3対1でセリーグが勝っています。
 MVPは勝ち越し本塁打を放った青木選手。一昨年のフレッシュオールスターに続くMVP受賞となっています。また、先制ソロに続き、9回にはクルーン投手の159kmの速球を安打した里崎選手が優秀選手を獲得しています。また、期待された新庄選手は光るバットに電光板入りのベルトを身につけ、試合でも二塁打にダイビングキャッチと活躍し、優秀選手賞を獲得。また、同じファイターズの森本選手もかぶりもので登場しました。観客数は3万4百人ほどでした。

2006年07月20日

一面差し替えで感じる地域差

 毎朝、駅の売店で日経新聞を買って電車の中で読んでいます。今朝、私が幕張本郷で買ったものの見出しは「郵貯カードにSuica機能搭載」でした。ところが、仕事場に行ってつるしてある日経を見たら、「昭和天皇はA級戦犯合祀に反対して靖国参拝をやめた」に差し替えられていました。よほど締切りギリギリに入った「特ダネ」だったのでしょう。
 それにしても、東京からの距離はさほど変わらないのに、千葉版では入らずに横浜版には入る、というあたりに、両県の地位の差を感じました。
 なお、個人的には経済新聞なんだから、別に「郵貯カードにSuica」のままでもいいのでは、とも思っています。また、差し替えられた記事のほうですが、「あいつらのせいで負けたのに、なんで拝まなきゃいかんのだ」という感情だったのだろうか、などと思いました。

フレッシュオールスター、マリーンズ勢はいいところなし

[ 野球 ]

 東京ドームでフレッシュオールスターが行われました。パリーグの先発は、イースタン勝数1位・防御率2位の古谷投手でしたが、初回にいきなり連打。そこから二死を取りますが、ドラゴンズの新井選手に適時打、さらにこれまたドラゴンズの中村一選手に2ランと一挙4点を初回に奪われてしまいます。
 野手では竹原選手と根元選手がスタメンで、ともに二塁打を一本ずつ打ち、根元選手は1打点でしたが、守備では3失策。さらに途中から捕手に入った金沢選手が最後の打者になるなど、マリーンズ陣は不本意な内容。観戦したバレンタイン監督を喜ばせる事はできませんでした。
 試合は8対4でセリーグが勝利。4安打したスワローズの飯原選手がMVPを獲得しています。観客数は2万1千8百人ほどでした。

2006年07月19日

2006/7/19の更新

 別ブログ・これでいいのか?を更新しました。

タイガース、投手戦を制して前半戦最終戦を飾る

[ 野球 ]

 今日も雨で千葉のマリーンズ対イーグルス・神宮のスワローズ対カープ・横浜のベイスターズ対ドラゴンズは中止でした。
 甲子園のタイガース対読売は福原投手と上原投手が先発。投手戦となり、福原投手は4回まで無安打投球。上原投手も5回まで1安打と、ともに快調におさえていきます。そして0対0のまま迎えた8回裏、先頭の鳥谷選手がチーム4安打目となる二塁打を放つと、続く矢野選手が犠打で送ります。すると続く関本選手が犠飛を放ち、ついに均衡が破れます。
 そして9回表は藤川投手が登板。連続三振の後、李選手には2-3から四球を出しましたが、続くアリアス選手を三球三振に打ち取り、3三振で10セーブ目を挙げています。
 これでタイガースは首位ドラゴンズと1.5ゲーム差でオールスターを迎える事になりました。観客数は4万8千5百人ほど、試合時間は2時間13分でした。

 福岡のホークス対ライオンズは神内投手と西口投手が先発。0対0で迎えた4回表、前日の大逆転を呼ぶ失策をしてしまった高山選手が汚名返上の1号ソロを放つと、さらに赤田選手にも1号ソロが出てライオンズが2点を先制します。
 さらに6回には江藤選手の通算1500本安打となる二塁打を足がかりに、細川選手の適時内野安打で3点目。さらに福地選手にも安打が出ますが、これは山崎選手の好ブロックもあって二塁走者が本塁アウト。そしてこの判定に怒った伊東監督が審判を小突いて退場になってしまいます。
 その裏、ホークスは先頭の柴原選手が安打で出塁し、続く松中選手の適時二塁打で1点を返します。さらに安打と死球で1死満塁と逆転機を作ります。そして城所選手・大道選手と代打攻勢をかけますが、ここは西口投手が連続三振で凌ぎます。
 以下、ライオンズは三井投手、そして昨日失敗した石井貴投手がこれまた汚名返上の好救援。そして9回は小野寺投手が1安打されたものの最後は抑え、3対1でライオンズが勝っています。
 これでパリーグのほうは首位と2位の差が2.5ゲームでオールスターを迎える事になっています。観客数は2万8千1百人ほどでした。

2006年07月18日

通過しない快速

[ 交通 ]

 横浜から新橋に行こうと、湘南電車のホームに行きました。ちょうど電車が入ってくるところだったのですが、表示や放送では「快速アクティー」と言っています。停車駅については分からなかったのですが、「まあ、品川には止まるだろうから、最悪そこで乗り換えればいいか」と思って乗りました。
 ところがこの「快速」、かつての湘南電車の各停の半分が通過していた川崎に停車し、さらに「次は品川。以下、新橋、終点東京に停車します」という車内放送がありました。結果的には乗り換えせずに新橋に行けたから文句はありません。
 とはいえ、これでは横浜から先は各駅停車と同じです。別に特別料金がかかるわけではないですし、専用車両を使っているわけでもありません。普段使っている人にならば、横浜以東の表示は、「普通・東京行き」に変えてもいいのでは、と思いました。ちなみに併走する京浜東北線の横浜方面行きの快速は、浜松町を過ぎて全駅停車になると、「快速」の表示を外しています。

 もっとも、これなどはまだ4駅だけだからまともなほうです。たとえば東京メトロの東西線の上りなどは、東陽町まで快速運転をした後、終点の中野までの14駅を「快速」の表示をつけたまま各駅に止まります。他にも、京成津田沼で「下り快速・成田空港行き」に乗ると、一駅も通過せずに1時間走ったりします。
 運転する方の都合もいろいろあるのでしょうが、乗る方とすれば、一駅も通過しない列車に「快速」と表示して走らせる事には、何の利点もありません。たいした手間でもないでしょうし、京浜東北線のように、通過区間が終わったら表示を改めるようにしたほうがいいのでは、と思いました。

北も南も8回裏に逆転劇

[ 野球 ]

 今日は雨で千葉のマリーンズ対イーグルスをはじめ、甲子園のタイガース対読売・神宮のスワローズ対カープ・横浜のベイスターズ対ドラゴンズと屋外球場はいずれも中止でした。
 その中止となったマリーンズですが、日曜に登録抹消されたベニー選手が足の手術で全治4週間、さらに日曜に死球を受けた福浦選手が指の骨折で全治は未定とのこと。後半に向けて大きな戦力ダウンとなってしまいました。
 さて、福岡のホークス対ライオンズは新垣投手と涌井投手が先発。試合前に王監督の手術が成功したといういいニュースが入っていました。
 序盤は投手戦で、4回にともに好機をつくりますが、いずれも併殺で無得点に終わります。続く5回裏に先頭の本間選手の二塁打を足がかりに、稲嶺選手の犠飛でホークスが先制します。
 ところが直後の6回表、ここまで3安打無失点だった新垣投手が1死後に高木選手に安打されると、続く福地選手の適時二塁打で同点に。さらに四球で1・2塁とすると、ライオンズは重盗を敢行。すると、新垣投手の投球が暴投となってしまい、俊足の福地選手が一気に二塁から生還してライオンズが勝ち越します。さらに中島選手の適時打・栗山選手の1号2ランとライオンズがたたみかけ、この回一気に5点を挙げます。

 涌井投手は6・7回も安打はされるものの無得点で抑え、これは完全にライオンズペースかと思われます。ところが8回裏、先頭の代打・仲沢選手が安打すると、大村選手・川崎選手も連打して無死満塁に。続く柴原選手は左飛を放ちますが、犠飛になるかどうかは微妙な距離。ところがこれをこの回から和田選手に代わって左翼に入っていた高山選手が後逸し、ホークスが2点を返します。ここでライオンズは松中選手に星野投手をぶつけますが、左対左をものともせずに松中選手が適時打を放って1点差に。さらに3番手の石井貴投手がズレータ選手にストレートの四球を出すと、続く本間選手にも押し出しの四球を出して同点となります。
 こうなると流れは完全にホークスに。続く辻選手が2点適時二塁打を放ち、さらに大道選手の犠飛でやっと1死に。そして2死後に大村選手のこの回2本目の安打が適時打となり、この回一挙8点を挙げます。
 そして9回表は馬原投手が三人で抑え、9対5でホークスが大逆転勝ち。ゲーム差を1.5に戻しています。観客数は2万7千8百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団は金村投手と平野佳投手が先発。合併球団に相性のいい金村投手ですが、今日は初回から連続四球で満塁として内野ゴロで先制され、その後も、後藤選手の3号ソロなどで加点され、5回表に中村選手の12号ソロで4点目を奪われたところで降板となりました。
 平野佳投手は5回までソロ1本に抑え、約1ヶ月半ぶりの勝利目前かと思われましたが、6回に先頭打者に安打されると、連続四球で無死満塁に。そこから稲葉選手・新庄選手の連続内野ゴロがいずれも打点がつき、1安打で2点を奪われて1点差にされ、この回で降板となりました。
 一方、ファイターズは3点負けている局面ながら6回から中継ぎエースの武田久投手を投入。さらに8回も岡島投手が抑えます。
 合併球団も7回は加藤投手が抑えますが、8回裏から登板の菊地原投手が、いきなり田中賢選手に右翼ポール際に4号ソロを喫して追いつかれます。さらに2死から稲葉選手が四球を選び、打席には新庄選手。ここで合併球団はユウキ投手でなくオバミュラー投手を投入。しかしこれは失敗で、新庄選手が初球を打つと、三塁線を抜く適時二塁打に。これで逆転したファイターズは9回をマイケル中村投手が抑え、5対4で逆転勝ちしています。
 ヒーローインタビューは札幌では約2年ぶりとなる新庄選手。週末のオールスターに関する事を聞かれ、「MVPは無理なのでMB(爆笑)Pを目指します」と発言していました。観客数は1万3千2百人ほどでした。

2006年07月17日

同姓同名の格闘家の試合を見る

 TVをつけっぱなしにしていたら、いきなり、名前を呼ばれました。驚いて画面を見ると、格闘技をやっており、「大野崇(たかし)」という選手の紹介をやっていました。それがキックボクシングなのかシュートボクシングなのかK1なのかも分からなかったのですが、字が違うとはいえ、同姓同名のよしみ(?)で、観戦しました。
 相手の選手はオランダのデンデレ選手。名前だけ見るとデレデレしている感じですが、もちろんそんな事はなく精悍な外見をしています。
 というわけで、ルールはもちろん、種目すらわからずに見ていたのですが、途中、大野崇選手の素人でも見事と分かるハイキックが命中し、ダウンを奪います。結局、これが大きく、その後ともに決め手を欠いて判定になるものの、三人の審判全てが大野崇選手の勝利と判定しました。
 単に名前の呼び方が同じだけの赤の他人ではありますが、TVから「大野たかし、勝利!」などという声が聞こえてくるとやけに嬉しくなりました。今後もどんどん活躍してほしいものです。(参考・試合経過

今季二度目の降雨コールド負け

[ 野球 ]

 約1ヶ月ぶりにマリンスタジアムに行ってマリーンズ対イーグルス戦を観戦しました。家を出たときから雨が降っていたのですが、球場に入ってもやむ気配はありません。もっとも、我が家の定位置である二階内野自由席は屋根の下なので、濡れる事はありませんでしたが。
 なお、今日はイーグルスのマスコットである「クラッチ」と「クラッチーナ」がマリンに来場。ともにその技量の高さを発揮していました。特にクラッチは試合前のメンバー発表の時に柵を乗り越えて左翼席に入って一緒に応援。その後、さらにリリーフカーの待機場所に飛び降りていました。明日は入れ替わりで(?)Mr.カラスコが来る予定ですが、どんな事をやるのでしょうか。
 さて、先発は渡辺俊介投手と有銘投手。左の有銘投手に対し、マリーンズは福浦選手を外し、両打ちの西岡選手を含め、スタメンに全て右打者を並べました。なお、福浦選手は試合直前の守備練習にも出ておらず、「完全休養日」という感じでした。

 1回表、渡辺俊投手は高須選手にポテン安打を打たれるものの、続く関川選手の時に三振ゲッツー。千葉での対イーグルス連続三者凡退記録(?)をのばします(初登板は9回27人。二度目は5回15人の後、6回の先頭打者で危険球退場も、後続が併殺で結局三者凡退)。しかし、続く2回に二死から礒部選手に二塁打され、後続は抑えた物の、連続記録(?)は止まりました。
 その裏、マリーンズ打線は1死から大塚選手とパスクチ選手が連打し、さらに2死後に青野選手が四球を選びます。続く西岡選手の当たりは右中間に落ちそうに見えましたが、中堅の鉄平選手が地上すれすれでこれを好捕。先制機を逸しました。あまりの美技のためか、3回表の攻守交代時に西岡選手がすれちがった鉄平選手の肩をポンと叩くような場面がありました。
 この2回裏終了時に一度雨のために中断しますが、10分もせずに再開します。そして4回表、渡辺俊投手は先頭の高須選手にストレートの四球を出します。さらに続く関川選手はバントを2度失敗して2-1と追い込みますが、そこから死球を与えて無死1・2塁に。すると続くフェルナンデス選手が打った瞬間に分かる当たりを左翼席に叩き込み、イーグルスが3点を先制します。
 ところでこの際、前回の観戦で発生した「三塁踏み忘れ事件」の事が気になり、三塁周辺を見ていました。三塁の今江選手は最初はずっと打球が入った方向を見ていたのですが、後ろを二塁走者が通るやいなや、振り返って三塁ベースを踏んだか踏まないか確認していました。何か条件反射みたいな感じで、まさしく「子供の頃から基本として叩き込まれている」という感じでした。
 それはともかく、渡辺俊投手はさらに憲史選手と礒部選手に連打されて無死1・3塁とされ、バレント選手の併殺崩れでさらに1点を追加されます。その後は抑えたいましたし、まさに魔の瞬間という感じの4失点でした。
 有銘投手対策に右打線を並べたマリーンズですが、その右打者の手元に食い込んでくる110km台のカーブが肝心の所で決まり、なかなか打ち崩せません。5回も安打二つで1死1・2塁としますが、そこから堀選手とサブロー選手がいずれも右飛に倒れ、得点できません。
 一度再開しましたが、その後も雨は激しくなる一方。しかしながら、5回裏終了時の花火はちゃんとできるのですから、最近の花火はすごいものです。そして迎えた6回裏、先頭の里崎選手が四球で歩きますが、続く今江選手の打席の途中で一度野村監督が中断をうながしに来ます。そのときは却下となりましたが、今江選手が三振した後、ついに二度目の中断。そのまま雨脚は変わらず、結局30分後に降雨コールドに。4対0でイーグルスの勝利となりました。
 これでマリーンズの対イーグルス連勝は9で止まっています。観客数は1万3千5百人ほどでした。

 唯一のデーゲームとなった福岡のホークス対ライオンズは和田投手とグラマン投手が先発。ホークスは初回の無死1塁、2回の無死2塁という先制機を生かせません。すると3回表に和田投手が先頭打者に四球を出すと、続く犠打を野選で無死1・2塁に。さらに犠打で進まれた後、片岡選手と中島選手の連続適時打で2点を先制します。
 グラマン投手は4回以降も毎回走者を出すものの、追い込んでからの変化球のキレが良くて得点を許しません。一方、ライオンズ打線は5回に中島選手の2本目の適時打で和田投手とKO。続く佐藤投手からも6回に追加点を挙げます。
 グラマン投手は来日初完封をかけて9回のマウンドに上がりますが、松中選手の内野安打とズレータ選手のあわや本塁打という二塁打で無死2・3塁とされ、続く中沢選手の犠飛で1点を奪われます。しかし、後続を断ち、来日初完投で4勝目を挙げています。これで両チームのゲーム差は2.5に開き、オールスター前のライオンズ首位折り返しが決まっています。観客数は3万4千8百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対合併球団はディアス投手と高木投手が先発。3回に小笠原選手の適時打でファイターズが先制しますが、5回に2死1塁から連打で合併球団が追いつき、さらに満塁から中村選手の走者一掃の適時二塁打で計4点を取って合併球団が勝ち越します。その後は、新必勝リレーとなった、ユウキ投手・菊地原投手・加藤投手・大久保投手の継投でファイターズ打線を抑え、相川選手のダメ押しの6号ソロもあって5対1で合併球団が勝利。ユウキ投手は二日連続の勝ち投手に。13日に約3年ぶりの勝利を挙げた後、5日で3勝を挙げています。観客数は2万5千9百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープはガトームソン投手と佐々岡投手が先発。3回にラミレス選手の16号と宮出選手の5号と2ラン2発などでスワローズが一挙6点を先制。その後も着実に追加点を挙げます。ガトームソン投手は8回まで1安打投球。9回に1点を返されますが、完投で6勝目を挙げています。観客数は1万1千5百人ほどでした。,br />  横浜のベイスターズ対ドラゴンズは那須野投手と佐藤充投手が先発。4回にドラゴンズが先制し、6回には那須野投手が前回のタイガース戦同様、四球連発による押し出しで追加点を献上します。しかし、そこで崩れる事なく、8回を2失点で抑えると、その裏、連勝中の佐藤充投手に対し、2死無走者から三連打でベイスターズが追いつきます。そして延長に入りますが、10回表のドラゴンズ攻撃中に雨が強くなり、そのまま2対2で引き分けとなっています。観客数は1万1千3百人ほどでした。
 なお、甲子園のタイガース対読売は雨のために中止でした。

2006年07月16日

2006/7/16の更新

 旅行記と地元ネタ通勤定期券の分割購入にSuica二区間定期券に関する追記をしました。

 今日追記したページのアクセス数は、このトップページより多かったりします。それだけ需要の多い情報なのでしょう。ただ、トップより多い、という事はこのページを見て情報は得るものの、その後にすぐ別のサイトに行ってしまう、という事を意味しており、ちょっと複雑な気分でもあるのですが。
 さて、今回追記した情報は、前から書き足そうと思っていたところですが、ついつい後回しにしていました。それを書こうとしたきっかけは、アクセスログを見ていたら、リンク元の一つのページで「以前ここをみて感動した」と紹介されていたのを見たからです。
 どんな事であれ、自分の書いたものを読んでくれて「感動した」と評してくれるのは嬉しいものです。その一言が原動力となり、一気に書き上げてしまいました。どこのどなただか知りませんが、有り難うございました。

延長12回で勝ち越され、連勝ならず

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは清水直行投手とギッセル投手が先発。清水直投手は立ち上がり、いきなり先頭の福地選手に二塁打を打たれ、犠打の後に中島選手の適時打であっさり先制されます。しかし、その裏、マリーンズ打線もギッセル投手の立ち上がりをとらえ、先頭の西岡選手が安打で出ると、続くサブロー選手がヒットエンドラン。そして久々に4番に入った里崎選手の適時打で追いつき、さらに続く昨日のヒーロー・ワトソン選手の犠飛で逆転します。
 しかし、清水直投手はなかなか本来の投球ができます。2回は三者凡退に抑えたものの、続く3回に、失策と安打で1死1・3塁とした後、和田選手にストレートの四球で満塁に。そして、5番指名打者に入ってる栗山選手にもボール先行の後、走者一掃の適時二塁打を打たれて逆転されます。
 ところがその裏、先頭のサブロー選手が左翼席に7号ソロを放つと、1死後に里崎選手も左翼席に11号ソロを放ち、あっさり同点に追いつきました。

 この時点ではかなりの打撃戦が予想されましたが、ここから投手が踏ん張ります。清水直投手は4・5回にも二塁打を打たれましたが、いずれも後続を断ちます。6回を7安打3四球4失点ははっきり不出来でしたが、試合を作ってくれました。
 一方のライオンズもギッセル投手を4回であきらめて二番手に帆足投手を投入。マリーンズも安打は放ちますが、なかなか打ち崩せません。特に6回に連打で作った無死1・3塁から1死満塁を生かせなかったのが、後々響きました。そして8回からは正津投手に、9回は三井投手に抑えられます。
 一方、マリーンズ継投陣は好投し、7・8回は神田投手が、9回は藪田投手が、そして10・11回は小林雅英投手が抑えます。しかし打線が応えられません。11回には1死から西岡選手が安打で出塁して盗塁を試みますが、過去2度刺されている炭谷捕手にまたまた刺されてしまいます。
 そしてむかえた12回表、マリーンズの5番手は小宮山投手が上がります。勝負のかかった場面からの登板は今季初です。先頭の片岡選手の当たりはフェンス際ながら打ち取ったと思いきや、これをワトソン選手が捕りきれずに三塁打に。しかし、続く中島選手の三塁線への痛烈な当たりは今江選手が飛びついて捕らえます。続く和田選手を敬遠したところで藤田投手が登板。ライオンズはここで代打に高山選手を投入しますが、これが的中。適時二塁打を放って2点を勝ち越し。さらに7番手のバーン投手も平尾選手に適時打を打たれ、3点を勝ち越されます。
 その裏、前の回から登板していた小野寺投手に対して先頭の福浦選手が死球で出るも、最後は併殺で結局三者凡退。7対4でライオンズが競り勝ちました。これで再びゲーム差は5と開いています。観客数は2万3千3百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは寺原投手と八木投手が先発。デビュー以来安定した投球を続けてきた八木投手ですが、初回に松中選手の適時打で先制されると、2回に山崎選手と大村選手に連続適時打を打たれ、3回には先頭のズレータ選手に19号ソロを喫してそこでKOされました。一方の寺原投手は初回に三連続四球を出したものの、そこからファイターズ打線を抑え、終わってみれば2安打3四球でプロ初完封。5対0でホークスが快勝しています。観客数は3万4千6百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団はグリン投手と本柳投手が先発。序盤から合併球団が点を取って、イーグルスが反撃する展開となり、6回についにイーグルスが追いつきます。しかし直後の7回表に北川選手の適時二塁打で勝ち越した合併球団が9回にも塩崎選手の適時打でダメ押しを挙げ、5対3で勝っています。観客数は1万6千5百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対ドラゴンズはダーウィン投手と中田投手が先発。ウッズ選手の21号ソロでドラゴンズが先制し、6回に浜中選手の適時二塁打でタイガースが追いつくという、昨日と同じ展開になります。しかしここから昨日と違い、続く金本選手が打ち取られ、さらに片岡選手も遊撃の頭を越しそうな当たりを井端選手に好捕されてしまいます。
 そして逆に続く7回、谷繁選手の6号2ランが出て逆に勝ち越されてしまいます。8回にタイガースも金本選手・町田選手のカープ同期入団二人の連打で1死2・3塁と一打同点の好機を作りますが、ここでドラゴンズは8回途中ながら岩瀬投手を投入し、内野ゴロの間の1点のみに抑えます。さらに9回にはその岩瀬投手が自ら犠飛を放ち、大きな追加点。その裏も2死1・2塁と一打逆転サヨナラの好機を作りますが、岩瀬投手がここを凌ぎ、4対2でドラゴンズが逃げ切っています。これでゲーム差は再び2に開いています。観客数は3万3千6百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは吉見投手と広池投手が先発。広池投手は3回無失点でしたが、前回同様、「1回から登板の中継ぎ」という事でそこで降板します。そして6回に三番手のロマノ投手から、失策がらみでベイスターズが2点を先制します。しかし直後の7回にカープがこちらも失策がらみで1点を返すと、8回には嶋選手の12号ソロで追いつきます。そして9回に前田選手の9号ソロで勝ち越し、さらに1点を追加。その裏は永川投手が抑え、4対2でカープが勝っています。観客数は1万9千3百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は藤井投手と西村投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万7千3百人ほどでした。

2006年07月15日

SNS時代の「妖怪退散」

 mixiをちょくちょく見ています。基本的に何か書きたいときはここに書くので、ほとんど読む専門です。それはともかく、特に最近になって、身内や前の職場で非常にお世話になった人が日記を開設し、それを読む事が毎日の楽しみとなっています。
 というわけで、基本的に楽しい思いをしているのですが、中には楽しくない事も。「足あと」を見たところ、かつて非常に不愉快な思いをさせられた妖怪のような陰湿な輩がなぜか自分の所に来ているのを知ってしまいました。
 もちろん、長いことサイトを本名でやっているので、別にネット上の自分をどんな人間にみられても困ることはありません。しかしながら、「足あと」にそのような輩の痕跡を発見すると、やはり不快になります。そこで早速、mixiの「アクセスブロック」機能を活用しました。自分のページにアクセスさせたくない人間のIDを一覧に入力してボタンを押すのですが、そのボタンを押すとき、つい「妖怪退散!」と心の中でつぶやいてしまいました。
 自分でやって思ったのですが、この「アクセス禁止」は、mixi版「妖怪退散のお札」という感じです。思わぬ所で共通点に気づきました。となればその「妖怪」に感謝すべきなのかもしれません。しかし、私のみならず、大切な身内にも不快きわまりない思いをさせた事を考えると、そのような感情は露ほども浮かびませんでした。

松坂投手に1999年4月21日以来となるマリンでの黒星をつける

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは小林宏之投手と松坂投手が先発。マリーンズは1回裏、1死からサブロー選手が安打を放ち、2死後にベニー選手が四球を選ぶも、続くワトソン選手の抜ければ適時打という一・二塁間の当たりが平尾選手の好捕で内野安打となり2死満塁に。そして今江選手が打ち取られ、先制機を逸します。
 小林宏投手は初回は三者凡退に抑えますが、2回からは毎回のように安打されます。しかし3回の1死1・2塁では1・2番打者を打ち取り、続く4回の無死1・2塁から1死満塁の危機も凌ぎます。さらに6回は失策もあって1死1・2塁とされますが、ここも好機に強い平尾選手を併殺に打ち取りました。

 対する松坂投手は本調子でないながらも技と球場との相性(?)でマリーンズ打線を封じます。初回を凌いだ後は、3回に四球を出したのみ。2回から8回まで無安打、4回以降は走者も許しません。
 しかし、小林宏投手も粘りの投球。8回にも1死から安打と盗塁で4度目の得点圏走者を許しますが、中軸を抑え、8回を6安打2四球ながら無失点でマウンドを降ります。
 そして9回表は藪田投手が登板。1死から内野安打と犠打で走者を進められますが、ここも凌いで無失点に抑えます。
 そしてむかえた9回裏、2・3番が倒れて簡単に2死を取られます。しかし続くベニー選手が、初回以来となる安打を放ち、19人ぶりの出塁を果たします。ここで代走は今週に一軍昇格し、今季初走者となる俊足の代田選手が登場します。打席には初回に打点を挙げ損ねたワトソン選手が登場。代田選手が走るそぶりを見せながら、牽制します。
 そして2-2で迎えた5球目、ワトソン選手の打席は右中間を抜きます。ちょうど約1ヶ月前の読売戦のサヨナラ打と同じ場所です。そして、その時の西岡選手同様、1塁の代田選手が快足を飛ばし、一気に生還。1対0でサヨナラ勝ちしました。
 マリンスタジアム7連勝中だった松坂投手は1999年4月21日以来となる千葉での負け投手となっています。観客数は2万7千3百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは斉藤和投手とダルビッシュ投手が先発。2回に鶴岡選手の適時打で先制し、3回には小笠原選手の適時打で追加点を挙げます。一方、ダルビッシュ投手は7回を3安打4四球でホークス打線を無得点に抑え、さらに武田久投手も8回を抑えます。そしてファイターズは9回に失策もからんで無安打で追加点。そしてその裏は岡島投手が抑え、3対0でファイターズが勝っています。なお、この試合、「鷹の祭典」という事でホークスは黄色いユニフォームを着用していました。観客数は3万4千6百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団は山村投手とデイビー投手が先発。初回に合併球団が先制しますが、その裏、2死から四球と連打に暴投もからみ、2点を取ってイーグルスが逆転。さらに3回に2点、6回に3点と着実に追加点を挙げます。一方、前回の登板で初回危険球退場だった山村投手は今日は好投。終盤にソロ2本を打たれましたが、8回を3失点に抑え、イーグルスが7対3で快勝。これでイーグルスは連敗を9で止めています。観客数は1万7千1百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対ドラゴンズは井川投手と山本昌投手が先発。井川投手は安打を打たれながら5回まで無失点に抑えますが、6回にウッズ選手の20号ソロで先制されます。一方、打線は5回まで2安打に抑えられ、6回も簡単に2死を取られます。しかしここで赤星選手がセーフティーバントで出塁すると、浜中選手・金本選手が連続適時二塁打を放ち、タイガースが逆転します。井川投手は7回を7安打ながらその1点のみ。8回のウイリアムス投手、9回の藤川投手も安打はされますが無失点に抑え、2対1で逃げ切っています。これでタイガースはドラゴンズとのゲーム差を1としています。観客数は3万3千9百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは山口投手と大島投手が先発。点の取り合いとなり、5対5で迎えた8回裏に、1死満塁から石井選手が決勝犠飛を放って勝ち越し。9回はクルーン投手が抑え、6対5で勝っています。観客数は1万8千1百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は石川投手と内海投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万5百人ほどでした。

2006年07月14日

2006/7/14の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

タイガース、38歳コンビの活躍で首位攻防緒戦を制する

[ 野球 ]

 大阪ドームのタイガース対ドラゴンズは下柳投手と川上投手が先発。2回に鳥谷選手の7号ソロで先制すると、3回には金本選手の2点適時打と、防御率1点台の川上投手に対し、序盤で3点を奪います。さらに5回には金本選手の犠飛で4点目を挙げ、早くも川上投手を降板させます。
 一方、ここ2試合連続被安打3の下柳投手ですが、今日はそれを上回る2安打投球で6回を0点に抑えます。打線も中終盤に着実に追加点を挙げ、最後は反撃されたものの7対2で勝利。これでドラゴンズとのゲーム差を2に縮めています。観客数は3万2千9百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対読売は石井一投手と上原投手が先発。スワローズの1点リードでむかえた8回に、矢野選手の適時二塁打で読売が逆転します。しかし9回裏、豊田投手に対して先頭のラロッカ選手が安打で出塁すると、代走の三木選手が盗塁。さらに宮出選手の犠打が野選でオールセーフとなり、さらにその代走の志田選手がまた盗塁して2・3塁に。そして1死後に、米野選手が逆転サヨナラ打を放ち、4対3でスワローズが勝っています。観客数は2万3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手と大竹投手が先発。投手戦となり、ともに9回を5安打1失点で延長戦に。そして10回裏、1死から二塁打と連続四球で満塁に。ここでカープは今季2度目の「内野手五人制」をしきますが、ここで永川投手のフォークを捕手が取れず、ベイスターズが2対1でサヨナラ勝ちしています。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団は川越投手と愛敬投手が先発。序盤から点の取り合いとなりましたが、中盤に打ち勝った合併球団が10対4で勝っています。観客数は1万4百人ほどでした。

2006年07月13日

故郷と絶景

 夏の間、横浜に出向するような形で働くことになりました。7時前に家を出るなどいろいろ大変ですが、仕事場に着くと、不思議に落ち着きます。実は、私自身は東京生まれですが、父は横浜の生まれで、20代の頃まで本籍地も横浜でした。もしかしたら、その遺伝子みたいなものが、「横浜への愛着」を本能に伝えているのかも、などとも思っています。
 あと、昼食はビルの見晴らしのいい所で食べているのですが、そこからは鉄道三路線を一望することができます。ほんの十数分の間に、10種類以上の車種を見ることができ、これはまさしく鉄道ファン冥利につきる絶景です。
 というわけで、期間限定の横浜生活(?)を可能な限り楽しもうと思っています。

タイガース、再び首位に3差をつけられる

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対カープはオクスプリング投手と黒田投手が先発。初回に梵選手の5号ソロで先制され、2回に追いつきますが、4回はまた梵選手の二塁打を足がかりに新井選手の犠飛で勝ち越されます。さらに5回には黒田選手の内野安打から作られた好機にまたもや梵選手が適時二塁打。嶋選手も続き、2点を追加され、この回途中でオクスプリング投手はKOとなりました。
 打線のほうも7回まで黒田投手に9安打を放つも、2点に抑えられ、最後は永川投手に締められてしまいました。これで再びドラゴンズとの差は3に開いています。観客数は4万2千6百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ホークスは前川投手と神内投手が先発。松中選手を欠くホークスは四番のズレータ選手の前後を辻選手と田上選手で固めるという、昨年からは想像つかないようなクリーンアップを組みます。しかし、それが成功し、初回に田上選手の適時打で先制し、5回には辻選手の適時三塁打で勝ち越します。
 しかしその裏、この回先頭の相川選手の5号ソロであっさり同点となると、さらに3連打などで3点を取って合併球団が逆転。その後は4回途中から登板のユウキ投手から菊地原投手・加藤投手・大久保投手の継投でホークスを抑えています。ユウキ投手は今季初勝利です。観客数は1万7千7百人ほどでした。

 ところで、先週あたりのオーナー会議で、阪神電鉄が阪急の傘下に入った事から、タイガースを「新加入」扱いにして保証金30億円を取るという決議がなされたそうです。なんかふに落ちない話です。別に阪神の財政状況を心配する気はありませんが、その30億くらい、今回の件のきっかけとなったファンドの人やそこに出資した総裁氏あたりに払ってもらいたいものです。ともに「阪神ファン」だそうですし、汚名返上のためにもいいのではないでしょうか。
 ところで、新聞などのタイガースの「一文字略称」はいまでも「神」です。ちなみに、かつての阪急ブレーブスは「急」でした。おそらくは、混同を避けるためにあえて「阪」の字を使わず、それが阪急がブレーブスを手放した後も慣例で続いたのでしょう。今回の「新加入」を機に、一文字略称が「阪」になったりするのだろうか、などとちょっと気になりました。

2006年07月12日

忘れて気づく最大用途

 朝、電車に座り、予定を確認しようとしたら、携帯を忘れている事に気づきました。最近になってから、コンビニの買い物にも携帯を使うほどなので、一瞬、青くなりました。しかし、今から家に戻ると遅刻なのであきらめるよりありません。まあ、緊急の電話なら職場にかかってくるだろうし、と思って開き直りました。
 実際、仕事中も特に不安になることはありませんでした。ただ、問題は仕事が終わって帰るとき。この時間はメール速報に球団公式サイト、さらに今月から加入したパ四球団動画中継まで駆使(?)して野球観戦を楽しむ事にしています。しかし、携帯がなければ当然ながらそれはできません。実際、帰宅して携帯を確認したら、緊急でない留守電一件の他は、全部野球関係のメールでした。
 もちろん、他にも帰りがけに不慣れな所に行ってATMを探すのに苦労した、などの携帯がないゆえの不便さは感じました。しかしながら、少なくともシーズン中の自分にとっては携帯の最大の用途は野球観戦だ、という事を自覚させられた一日となりました。

中盤で逆転され、首位と5ゲームに

[ 野球 ]

 東京ドームのファイターズ対マリーンズは立石投手と久保投手が先発。初回に小笠原選手の17号ソロでファイターズが先制し、3回に今江選手の適時打でマリーンズが追いつきますが、5回に金子選手の適時打でファイターズが再び勝ち越します。
 しかし6回表、福浦選手とベニー選手の連続二塁打で追いついたマリーンズはそのベニー選手を三塁に進め、2死からフランコ選手の放った一塁ゴロがイレギュラーして幸運な内野安打となり、勝ち越します。

 ところがその裏、先頭の小笠原選手に本日2本目となる18号ソロが出てあっさり同点に。さらに久保投手は続くセギノール選手に安打されて降板します。ここで二番手は高木投手。昨日と同じ稲葉選手へのワンポイントでしたが、返り討ちにあってしまい、左前に返されます。さらに、フランコ選手の送球がやや緩慢で、これが二塁打になってしまいました。
 そしてこれまた続く新庄選手のところで神田投手と昨日と同じ継投となります。昨日はここを無失点に抑えた神田投手ですが、今日はいきなり新庄選手に犠飛を打たれて勝ち越され、さらに木元選手にも適時打を打たれ、2点を勝ち越されます。
 8回に4番手の武田久投手相手に2死1・2塁とし、ここで登板の岡島投手に、最近代打成功率の高い辻選手をぶつけますが、打ち取られます。そして9回はマイケル中村投手の前に三人で抑えられ、結局3対5で敗れました。
 これでマリーンズと首位ライオンズの差は5に開いてしまっています。観客数は2万2千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスは西口投手と一場投手が先発。4回に山崎武選手の9号ソロでイーグルスが先制するも、その裏、連続二塁打で即座に追いついたライオンズがさらに江藤選手の3号2ランなどでこの回一挙4点を取って逆転。その後も着実に点を重ね、8対2で快勝しています。観客数は9千2百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ホークスは平野佳投手と新垣投手が先発。松中選手を欠いたホークス打線ですが、初回に代わりに四番に入ったズレータ選手の犠飛と柴原選手の適時打で2点を先制します。その後も着実に中押し・ダメ押しをし、投げては新垣投手が8回を5安打2四球1失点。最後は馬原投手が締め、4対1でホークスが勝っています。観客数は1万5千5百人ほどでした

 甲子園のタイガース対カープは中村泰投手と佐々岡投手が先発。今季初登板初先発の中村泰投手は2回に1点を失ったものの、5回まで失点はそれだけ。デビュー当初は制球が悪い印象があったのですが、今日は5回を1四球でした。そして3回には金本選手の12号2ランでタイガースが逆転し、さらにシーツ選手の12号ソロ、金本選手の本日2本目で通算350号目となる13号ソロと、元カープの二人がチームの全打点を挙げます。そして7回から安藤投手・ウイリアムス投手の継投でともに0点に抑え、9回は昨日連続無失点球団新記録を達成した藤川投手。ところが2安打で2死2・3塁とし、続く森笠選手を2-1と追い込んだ後、暴投で失点。昨日の福盛投手に続き、無失点記録が止まってしまいました。しかし、後は抑え、4対2でタイガースが勝っています。中村泰投手はプロ初勝利を挙げています。観客数は4万2千8百人ほどでした。
 札幌ドームの読売対ベイスターズはグローバー投手と門倉投手が先発。両投手が好投し、ともに5回まで4安打無失点に相手打線を抑えます。ところがそのグローバー投手を早めにあきらめたのが失敗で、7回に前の回から登板の林投手が金城選手を歩かせると、ここで交代した久保投手に村田選手が22号2ランを放って勝ち越し。その裏、読売も小坂選手・木村拓選手の安打で作った好機に小関選手が代打適時打を放って1点を返しますが、後はベイスターズの継投にかわされ、2対1でベイスターズが勝利。両チームのゲーム差は1.5に縮まっています。観客数は2万6千5百人ほどでした。
 なお、富山のドラゴンズ対スワローズは雨で中止になっています。

2006年07月11日

細かい継投で逃げ切り、連敗止める

[ 野球 ]

 仕事の後に東京ドームのファイターズ対マリーンズ戦を見に行きました。ファイターズ主催試合は、19時半を過ぎると内野自由席が1,000円になるので、それを使っての観戦でしたが、ちょっと仕事が長引いて球場に入れたのは20時頃。その直前にすでに攻撃の山場は終わっていました。
 試合は金村投手と小野投手が先発。初回にマリーンズがベニー選手の適時打で先制するも、2死1・塁からのサブロー選手の中前打は新庄選手の返球で本塁アウトとなり1点止まりです。しかし3回に小野投手の悪送球もあって小笠原選手の適時打で追いつかれます。

 そして1対1でむかえた5回表、2死無走者から四球と安打で1・2塁とすると、サブロー選手の6号3ランが出てマリーンズが勝ち越します。そして3点差で迎えた6回からの試合観戦となったのですが、表の攻撃は先頭の堀選手が安打するものの後続を断たれます。
 その裏、先頭の田中賢選手が安打すると、1死後にセギノール選手の二塁打で2・3塁に。ここでマリーンズはワンポイントで高木投手を投入しますが、稲葉選手との元スワローズ対決に敗れ、2点適時打を打たれます。しかし、なおも続く1死2塁は神田投手が真正面のライナー併殺もあって凌ぎました。
 ファイターズは1点差という事もあり、勝ちパターン継投。その前にマリーンズ打線は6回の堀選手を最後に安打は出ません。一方、7回は神田投手が三人で抑えるものの、8回にここから登板の藤田投手がいきなり田中賢選手に二塁打を打たれます。しかし、続く小笠原選手を抑えた後、藪田投手が登板。セギノール選手を抑えた後、稲葉選手も打ち取り、0点に抑えます。ちなみに、この稲葉選手の打席の時、2-3からの球を最初三振の判定で野手陣が引き上げた後、抗議でファウルに判定が覆り、一度ベンチに戻ったマリーンズ野手陣が再び守りにつく、という場面がありました。
 そして9回は小林雅英投手が登板。先頭の新庄選手を初球で打ち取り、以下も抑えて三者凡退で28セーブ目を挙げました。
 6回から観戦した身としては負け試合を見たような気もしましたが、やはり最後に小林雅投手が投げるのを見ると、「勝ち試合なんだな」という気になりました。まあ、試合の半分を内野席で見て1,000円なら元は取れた、という感じです。マリンの1,400円ももう500円くらい値下げしてくれたらもっと仕事帰りに寄る気になるのですが・・・。
 観客数は1万9千4百人ほど。昨年・一昨年の東京ドーム観戦の時は二階席に人はいませんでしたが、今日はそこそこ入っていました。このあたり、優勝効果によるマリーンズファン増加と、連勝および新庄選手引退興行によるファイターズファン増加の相乗効果なのかな、などと思いました。

 所沢のライオンズ対イーグルスは涌井投手とグリン投手が先発。ライオンズが先制し、イーグルスが4点取って逆転するも、福地投手のプロ初の満塁弾となる第4号が出てライオンズが逆転します。しかし、直後の5回にフェルナンデス選手の適時打でイーグルスが同点に。その後は継投陣が踏ん張って無得点のまま延長戦に入ります。そして10回、この回から登板の小野寺投手が1死1・3塁とし、そこから野選でイーグルスが勝ち越し。ところがその裏、前の回から福盛投手が登板していたのですが、先頭の和田選手の三塁ゴロが失策で「二塁打」に。そこから無死満塁とした後、江藤選手は打ち取りますが、続く代打・高山選手が三塁の頭上を越すサヨナラ打を放ち、ライオンズが7対6で勝ちました。福盛投手は4月以来の失点となっています。観客数は9千人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ホークスは吉井投手と和田投手が先発。0対0で迎えた5回に5連打でホークスが3点を先制。続く6回にも3点を追加します。一方、和田投手は合併球団打線を4安打無四球に抑え、完封で8勝目。6対0でホークスが勝っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープは福原投手と広池投手が先発。2回二死から鳥谷選手と矢野選手の連続二塁打でタイガースが先制します。広池投手は1失点ながら2回降板という「初回からの中継ぎ登板」でした。その後、4回には福原投手の適時打で追加点。福原投手は7回に1点を返されましたが、8回はウイリアムス投手、9回は藤川投手がともに三者凡退を抑え、2対1で勝っています。なお、カープは6人の投手を登板。全て打席に立つことはありませんでした。観客数は4万1千4百人ほどでした。
 金沢のドラゴンズ対スワローズは朝倉投手とガトームソン投手が先発。3回に森野選手と荒木選手の連続適時打で先制したドラゴンズが、続く4回に井上選手の2号2ランで追加点。スワローズも反撃しますが、最後は岩瀬投手が凌ぎ、4対3でドラゴンズが勝っています。観客数は1万1千1百人ほどでした。
 札幌の読売対ベイスターズはパウエル投手と牛田投手が先発。初回に村田選手の犠飛でベイスターズが先制し、3回にはその村田選手の2点適時三塁打も出ます。一方、牛田投手は李選手に28号ソロを打たれるも、それを含め6回を2安打1四球1失点。以下の継投陣も1安打に抑え、計3安打。牛田投手はプロ初勝利です。観客数は2万7千1百人ほどでした。

2006年07月10日

願い事のためなら・・・ブレーブス取り

[ 野球 ]

 「ブレイブ・ストーリー」という作品が話題になっているようです。前から気にはなっていたのですが、先日見たTV広告で「願い事のためなら、何をやってもいいのかな」という台詞が流れたので、より気になりました。
 今はマリーンズファンとはいえ、かつてブレーブスを応援していた身としては、ついつい「ブレーブス」と区切ってしまいます。そうすると、「ブレーブス・トーリー」、和訳(?)すると、「ブレーブス・取り」となります。
 その行為を成し遂げた人物は、その買収で企業の知名度を一気に上げました。そして発展していった結果、国策に関与したり、目をかけた役人にファンドを立ち上げさせたりしてその課程で自社の利益を挙げるような事もしています。しかし、そのために役だった球団については、伝統のある「ブレーブス」という名前を剥奪し、代わりに子会社の名前をつけました。

 その後、日本野球史に残るダメ監督を雇用し、チームの弱体化=年俸抑制による利益率向上に着手。偶然に加入した天才のおかげで優勝こそしたものの、その天才がアメリカに移籍した時に得た金も、球団でなく本社に入れるという収奪ぶりを見せました。
 そして構想通り、かつての強豪球団は、超弱小球団に変貌。外野席の応援団からオーナー宛に「日本経済の構造改革の前に、強い球団を返してください」という横断幕が出るほどでした。
 それを受けたわけではないでしょうが、その「球団弱体化」に大成功した人物が次に行ったのは「球団消滅」でした。多くのファンが反対し、選手によるストも行われながら、計画は達成。伝統ある球団がさらに潰れてしまいました。しかし、両球団の主力クラスを集めたにも関わらず、プレーオフ進出にほど遠い球団となっています。
 そうやって「副業」で不評をかいつつ、本業は着実に成長。関係したファンドで日銀総裁を儲けさせるなど、自らの地盤も強化しています。
 まさしく「願い事をかなえるためなら、何をやってもいい」という感覚で「ブレーブス・取り」を行い、そこを足がかりに地位を上げていったわけです。
 そういうわけで、この「ブレーブス・取り」と「願い事のためなら・・・」という宣伝文句は非常に印象に残りました。作品のほうはよく分からないのですが、「願い事のためなら何でもやる人」が実在の人物のように幸せになる話ではない事を願っています。

ものの貴賤

 昔読んだ「ドラえもん」に「友達の従兄弟がスポーツカーを自慢するのを悔しがるのび太のために、機械に催眠術をかける道具を使って、そのスポーツカーをごみ収集車のように思わせる、という話がありました。
 車の「貴」がスポーツカーで、「賤」がごみ収集車、という感覚なのでしょう。確かに、これは世間一般の感覚として普通かと思います。しかし、仮に全国のスポーツカーが全て一週間動かなくなってもたいした事はありません。しかし、全国のごみ収集車が一週間動かなくなったらどうなるでしょうか。そう考えてみれば、自ずとどちらのほうが重要な存在であるかがわかります。
 この漫画に限った事ではないのですが、本質的な価値でなく、一般的に見た目の印象で物事を上下を決められるような風潮が少なくありません。何とかしたいものです。

2006年07月09日

連日の貧打で連敗

[ 野球 ]

 唯一のナイターとなった大阪ドームの合併球団対マリーンズは本柳投手と成瀬投手が先発。1回表、先頭の西岡選手が四球と牽制悪送球で無死2塁としますが、後続が断たれます。さらに2回も先頭打者の安打を生かせません。
 こうなると往々にして相手ペースとなるとしたもので、初回は三者凡退で抑えた成瀬投手が、2回に相川選手の適時二塁打で1点を先制され、続く3回にも3連打で追加点を許した後、二死後に塩崎選手2点適時打で計4点を奪われます。2・3回で喫した7安打はいずれも快心の当たり。他にもいい当たりの外野フライなどもあり、今日の成瀬投手は完全に相手打線にとらえられていた感じでした。

 3回も1死2塁、4回には1死満塁といずれも反撃機をつくりますが、ともに本柳投手に抑えられます。5回にやっと福浦選手の適時打で1点を返します。なお、適時打の直後のベニー選手への初球が肘に当たり、ベニー選手が本柳投手に向かい、敵味方入り乱れてベニー選手を止めるという騒ぎもありました。なお、その後ベニー選手は相手ベンチを訪れ、降板していた本柳投手を訪ねて謝罪する、という一幕もありました。
 成瀬投手は3回で降板し、2番手は古巣相手に初登板となるバーン投手。6回までを無安打に抑える好投を見せました。しかし打線も6回から登板のユウキ投手に抑えられ、反撃できません。以下、菊地原投手・加藤投手とつながれ、最後は大久保投手に安打こそしたものの、後は抑えられ、4対1で敗れました。
 ホークス・イーグルス戦と打線が上向きになったようにも見えたのですが、この2連戦は1得点ずつ。打線の状態が連敗時に戻りつつあるようで心配です。これで首位ライオンズとのゲーム差は4.5に開いてしまいました。観客数は2万8百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズはギッセル投手とディアス投手が先発。3回に福地選手が安打のあとまたまた盗塁し、中島選手の適時打で先制。続く4回には失策を足がかりに、スクイズ・適時打そして中島選手の15号2ランで5対0とします。ファイターズも終盤に小刻みに反撃し、2点差にまで迫りましたが、最後は8回途中から登板の小野寺投手に抑えられ、5対3でライオンズが勝っています。観客数は1万9千8百人ほどでした。
 秋田のタイガース対スワローズはダーウィン投手とゴンザレス投手が先発。2対2で迎えた6回裏、この回から登板の江草投手がいきなり連続四球。犠打で進まれた後に米野選手の適時打で勝ち越されます。続く7回は三番手の能見投手が今度は代わりばなの連打で4対2に。タイガースも9回に反撃し、金本選手の適時打で1点を返したものの最後は木田投手が踏ん張り、4対3でスワローズが勝利。タイガースは14安打ながら12残塁の拙攻が響きました。これで首位ドラゴンズとのゲーム差は3となっています。観客数は2万5千2百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は大竹投手と西村投手が先発。2回にカープが栗原選手の16号3ランで勝ち越し、一方の大竹投手は6回まで読売打線を2安打無失点に抑えます。しかし7回にアリアス選手が復帰1号2ランを放つと、9回には横山投手から李選手が27号ソロを放って同点に。ところがその裏、豊田投手に対し、2死から代打の井生選手が安打して盗塁し、続く東出選手がサヨナラ打を放ち、カープが4対3でサヨナラ勝ちしています。観客数は2万1百人ほどでした。
 なお、仙台のイーグルス対ホークスと福井のドラゴンズ対ベイスターズは雨で中止となっています。

2006年07月08日

2006/7/8の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

渡辺俊投手の好投空しく1点差負け

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズはデイビー投手と渡辺俊介投手が先発。初回1死から、今月に入って好調の堀選手と福浦選手の連打で好機を作り、ワトソン選手の適時打で先制します。しかしその裏、1死1塁から渡辺俊投手は北川選手に6号2ランを打たれ、逆転されます。
 渡辺俊投手は2・3回と先頭打者を出しながら、いずれも後続を断つなどたちなおります。そして4回以降は完璧に合併球団打線を抑えます。
 しかし、それを打線が援護できません。2回に先頭打者が出るも併殺で三者凡退。その後も毎回のように走者を出しながら、デイビー投手の前に得点できません。

 7回に加藤投手の代わりばなに今江選手が安打するも併殺で三者凡退に。渡辺俊投手は結局4回以降走者を一人も出さずに5安打無四球2失点で8回を投げきり最後の反撃を待ちます。
 その9回表、三番手の菊地原投手から先頭の里崎選手が四球を選び、続くフランコ選手の代打で大塚選手が出ると、合併球団は大久保投手を投入します。1死後、今江選手の安打で1・3塁と一打同点の好機を作ります。しかし、ここで大松選手・西岡選手が打ち取られ、1対2で試合終了。渡辺俊投手は好投むなしく5敗目、またチームは対合併球団4連敗となっています。観客数は2万2千7百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズは松坂投手と八木投手が先発。11連勝中のファイターズが4回に小笠原選手の16号ソロで先制します。一方、八木投手は5回の無死1・2塁をライナー併殺で凌ぐなど、走者は出しながらライオンズ打線を抑えます。
 そのまま1対0でむかえた8回裏、1死から高山選手が失策で出塁し、代走の福地選手が盗塁し、赤田選手の適時打で同点となります。9回裏に、ライオンズは1死1・3塁とサヨナラ機を作りますが、ここは二番手の武田久選手が踏ん張り、併殺で凌いで延長戦に入ります。
 「病み上がり」の松坂投手ですが、4回の小笠原選手のソロ以降、走者を一人も出さずに9回まで抑えます。そして延長10回にもマウンドに上がりますが、2死から稲葉選手が通算150号となる13号ソロを放ち、ファイターズが勝ち越します。
 その裏、ファイターズはマイケル中村投手が登板しますが、1死後に福地選手がセーフティーバントを決め、再び盗塁します。すると栗山選手が適時二塁打を放って同点となり、続く赤田選手がサヨナラ打を放ち、ライオンズが逆転サヨナラ勝ちをしました。これでファイターズの連勝は11で止まり、球団新記録達成はなりませんでした。観客数は2万4千7百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ホークスは山村投手と斉藤和投手が先発。初回2死1塁から山村投手の制球が乱れ、3連続四球で1点を献上。さらに城所選手に走者一掃の適時三塁打を打たれた後、森本選手に頭部死球を与えて危険球退場となりました。
 対する斉藤和投手は初回の6回に無死満塁から適時打を打たれて1点を返されるものの、その5回と初回以外は走者を一人も出しません。打線も中終盤に追加点を挙げ、9対1で圧勝しています。一方のイーグルスは6連敗となっています。観客数は1万5千7百人ほどでした。

 秋田のスワローズ対タイガースは石川投手と井川投手が先発。地元凱旋登板の石川投手の立ち上がりをとらえたタイガース打線が、1死1塁から4連打で3点を先制。さらに2回にも1点を追加します。井川投手は8回まで4安打無四球で、特に5回以降走者を出さないなど完封ペースでした。しかし9回に先頭の青木選手に6号ソロを喫し、さらに四球を出した所で降板。二番手の藤川投手も安打二つで1点を返されたものの、最後は締めて4対2でタイガースが逃げ切っています。観客数は2万5千8百人ほどでした。
 広島のカープ対読売はベイル投手と内海投手が先発。初回に前田選手の適時二塁打でカープが先制。今季初先発のベイル投手は2回を1安打無失点に抑えます。しかし2回の打席で三振した後、足を痛めて降板。急遽救援の林投手が代わりばなに二塁打を打たれ、犠打と犠飛で同点とされます。そして同点で迎えた6回裏、先頭の梵選手が三塁打を放ち、続く栗原選手の犠飛を放って勝ち越し。しかも中堅手が失策し、栗原選手も塁上に残り、その後の内野ゴロで生還し、この回2点を追加します。カープ継投陣は4回以降読売打線を1安打に抑え、最後は永川投手が締め、3対1でカープが勝利。これでカープは4位に浮上しています。観客数は2万4百人ほどでした。
 岐阜のドラゴンズ対ベイスターズは山本昌投手と吉見投手が先発。初回に先制したドラゴンズが3回に井端選手の4号2ランで追加点を挙げます。4回にもベイスターズが1点を返す物の、その後もドラゴンズは着実に追加点を挙げます。山本昌投手は6回を4安打で1失点。7回からは4月末以来の一軍登板となる中田投手が3回を無失点に抑え、プロ初セーブを挙げています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2006年07月07日

質の低下

 新聞の匿名囲み記事で、「大学生の質の低下」について書かれていました。なんか現在の就職活動の状況にかなりお怒りのようです。しかし、それは大学生の問題ではなく、企業の問題だと思うのですが・・・。にも関わらず、「3年の頃から就職活動をするような学生は」だのと批判するのですから、これぞ本末転倒の典型例みたいな話です。どの学生だって、好きで3年の頃から就職活動してはいないと思うのですが・・・。
 というわけでこの記事を読んで大学生の質は心配にはなりませんでしたが、マスコミの質の大幅な低下については大いに気になりました。

ファイターズ、球団タイの11連勝

[ 野球 ]

 今日は二試合のみ。所沢のライオンズ対ファイターズはグラマン投手とダルビッシュ投手が先発。ところが今月から加入した携帯動画中継で3回裏の場面を見ると、ファイターズのマウンドには背番号29をつけた投手がいました。
 「予告先発はダルビッシュ投手だったよな。まさか怪我でもしたのか?しかしこの身長といい、首の長さといい、携帯の小さい画像でも明らかにダルビッシュ投手だ」などと悩んでいるうちに、「ユニフォームを忘れたに違いない」と気づきました。ちなみに29番は新人ながら開幕からローテーションを守り続け、オールスター出場も決めた八木投手。ビジターでユニフォームを忘れた場合、コーチなどの大きい番号のを借りるのが普通ですが、同じローテーション投手のを借りるとは珍しい話です。

 さて、試合のほうは2回に失策で好機を広げたファイターズが連勝の立役者の一人である鶴岡選手の適時打で先制。3回にライオンズがこちらも失策がらみで追いつきますが、6回に金子選手の適時打でファイターズが勝ち越し、さらに7回にはセギノール選手の適時打で追加点を挙げます。
 ダルビッシュ投手は6回の1死1・3塁を併殺で凌ぐなど、7回を4安打2四球で1失点。さらに7回は武田久投手が抑えます。ライオンズは2点負けている9回表に先週の土曜に先発している帆足投手を投入しますがこれが裏目に。3連続適時打で4点を追加し、試合を決めました。最後は建山投手で締め、岡島投手とマイケル中村投手を連日の温存。7対1で勝利を挙げ、1965年以来の球団タイ記録となる11連勝を達成しています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 広島のカープ対読売は黒田投手と上原投手のエース対決。李選手の2打席連続適時二塁打で読売が2対1とリードしますが、4回に栗原選手の15号2ランで逆転し、7回には森笠選手の3号ソロで追加点を挙げます。黒田投手は8回を5安打1四球で序盤の2点のみ。4回以降は2安打に抑え、最後は永川投手が締めて4対2でカープが勝ちました。両チームのゲーム差はゼロとなっています。観客数は1万8千3百人ほどでした。

2006年07月06日

関東ローム層

 渋谷のあたりの小道を歩いていたら、水たまりがありました。前日の雨の名残なのでしょうが、面白いことに、そこに溜まっている水は赤茶色をしていました。よく見てみたところ、水たまりの底の舗装にひびが入っており、そこから下の地面の赤土が染み出して、水たまりに溶け出しているのです。
 その赤い水たまりを見て、「東京西部は富士山の火山灰が赤土になって堆積し、関東ローム層と呼ばれている」と子供の頃に習った事を思い出しました。別に知っていて何か役に立つわけではありません。とはいえ、そのような幼少時の知識を生かせる(?)のは嬉しいことでした。それにしても、何百・何千年も前に富士山から跳んできた土が、その後アスファルトに封じられながらも、このような形で地上に出てくる、というのですから、自然というのは面白いものです。

5点差を追いつかれるも延長で競り勝つ

[ 野球 ]

 仙台のマリーンズ対イーグルスは清水直投手と一場投手が先発。0対0で迎えた3回表に、今江選手が安打で出塁してすかさず盗塁すると、西岡選手と堀選手の連続適時打、さらに二死からワトソン選手に2点適時打が出て4点を先制。一場投手を早々とKOします。
 さらに5回には安打で出塁した西岡選手がこれまた盗塁を決めた後、ベニー選手の適時打で1点を追加し、5対0とします。

 清水直投手は5回まで2安打1死球とイーグルス打線を封じ込めます。連敗中のイーグルス相手にこの展開なら快勝かと思いきや、6回に四球と安打で1・2塁とし、2死後に山崎武選手に8号3ランを喫して2点差に迫られます。
 さらに続く6回、先頭の代打・関川選手に安打されると、続く犠打を里崎選手が失策して無死1・2塁に。ここでマリーンズは藪田投手を投入。しかし、続く犠打を三塁送球するもセーフとなり、安打と犠打二つで無死満塁に。ここで高須選手に2点適時打を喫し、5点差を追いつかれてしまいます。
 3試合続けて得点を許した藪田投手ですが、この無死1・2塁の逆転機でリック選手を併殺、フェルナンデス選手を中飛に打ち取ります。さらに続く7回も先ほど本塁打の山崎武選手からの打順を三者凡退に。この藪田投手の踏ん張りが、イーグルスに行きかけた流れを戻します。
 打線はイーグルス継投陣に抑えられるものの、9回は藤田投手が三人で抑えて延長戦に。そして10回表、8回途中から登板の小倉投手に対し、1死からベニー選手が左翼席に11号ソロを放って勝ち越します。これでベニー選手の今季延長戦の成績は6打数5安打3本塁打7打点となりました。その裏は小林雅英投手が2死から安打されるも、最後は山崎武投手を抑えて27セーブ目を挙げています。これでマリーンズは6月半ば以来となる連勝を挙げています。観客数は1万2千2百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団は立石投手と前川投手が先発。2回に久々スタメンのマシーアス選手の2点適時打でファイターズが先制し、さらに金子選手の犠飛と田中賢選手の適時打で、早くも4点を先制して前川投手をKOします。
 立石投手は4回に1点を取られるも、5回を3安打。6回に無死から連打されて降板しますが、以下は継投陣がほぼ完璧に抑えます。そして8・9回には稲葉選手の連続適時打などで4点を追加し、8対1で圧勝。これで45年ぶりとなる10連勝を達成しています。観客数は1万6千4百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対ベイスターズは下柳投手と三浦投手が先発。2回にベイスターズが3試合連続となる先制点を取りますが、4回に藤本選手の適時打で追いついたタイガースが、6回に矢野選手の適時打で逆転します。下柳投手は1点を失ったものの2試合連続となる3安打投球。さらに安藤投手を挟んで、ウイリアムス投手・藤川投手の必勝リレーでベイスターズ打線を計4安打に封じ、2対1で勝っています。観客数は4万8百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは佐々岡投手と石井一投手が先発。序盤でスワローズが4対0とするも、4回に1点を返したカープが5安打で4点を取って逆転します。8回にラロッカ選手の2試合連続となる17号ソロでスワローズが追いつきますが、その裏、無死満塁から代打の緒方選手が犠飛を放って逆転。さらに代打前田選手の内野ゴロの間にもう1点を追加します。スワローズも9回に永川投手に青木選手が5号ソロを放って1点差に迫りますが、反撃はここまで。8対7でカープが逃げ切っています。観客数は8千2百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは工藤投手と川上投手が先発。2回に渡辺選手の1号ソロなどで2点を先制したドラゴンズが3回に1点を追加し、なお2死満塁から谷繁選手が5号満塁本塁打を放って早くも7対0に。工藤投手は対ドラゴンズ2試合連続満塁被弾となりました。川上投手は2本塁打で3点を失ったものの10勝目を挙げています。観客数は4万1千人ほどでした。

 ところで、今日のマリーンズのサイトのトップには、バレンタイン監督をはじめ、WBC戦士たちによる、王監督を見舞う談話が掲載されていました。開幕の「倍返し」広告や、先日のマリン三連戦ポスターに両監督が登場したなど、営業面で相互協力しているゆえ、という事もあるのでしょう。
 とはいえ、これからも戦う球団の監督の快復を願う談話を、いち早く取材してトップのかなり目立つ場所に掲載する、というのはなかなか出来ることではありません。球団ならびにサイト担当者には敬意を表したいものです。また、ファイターズの公式サイトも、トップページのちょっと下のほうになりますが、監督・GM・小笠原選手の談話へのリンクがありました。こちらも、賞賛に値します。
 ちなみに、王監督が現役時代に在籍した球団のサイトには「王」の一文字もありませんでした。ある意味、あの球団らしいとはいえますが、ちょっと寂しいものを感じました。

2006/7/6の更新

 旅行記と地元ネタ改札つきの連接通勤バスを掲載しました。

2006年07月05日

王監督、突如の休養

[ 野球 ]

 仙台のマリーンズ対イーグルスは雨で中止でした。
 福岡のホークス対ライオンズは新垣投手と西口投手が先発。2回に無死2・3塁から森本選手と大村選手の犠飛2つでホークスが2点を先制します。しかし3回にライオンズが1点を返し、5回には栗山選手の適時三塁打で同点に追いつきます。

 そのまま新垣投手が9回を10安打ながら2点に抑え、一方、ライオンズも西口投手が3回以降を無失点に抑えるなど両投手が踏ん張り、延長に入ります。そして10回表、1死2塁から平尾選手が右前に安打を放つと、右翼の城所選手が弾き、一度三塁に止まった和田選手が生還します。しかしその裏、イニングまたぎとなった星野投手が松中選手を歩かせたところで小野寺投手が登板するも、ズレータ選手の打席で暴投し、一気に松中選手は三塁に。ここで本間選手が適時打を放ち、ホークスが追いつきます。
 そして12回裏、2死から松中選手が安打で出塁し、さらに四球と失策で満塁とします。しかし、先制の本塁を踏んでいる田上選手が三振し、試合終了。ズレータ選手の代走に篠原投手を出すほどの執念を見せたホークスですが、サヨナラはなりませんでした。観客数は3万5百人ほど、試合終了は22時35分でした。
 その試合終了から約20分後に王監督が突如記者会見。月曜の検査の結果、胃の手術を要するという事で明日から休養との事です。復帰時期は未定とのことです。
 選手そして監督として世界一になったほどの偉大な野球人。マリーンズファンの私も王語録は愛読しています。なるべく早く全快して、また球場で指揮をとる姿を見たいものです。

 札幌のファイターズ対合併球団は金村投手と平野佳投手が先発。2回に鶴岡選手の犠飛で先制したファイターズが続く3回に稲葉選手の12号3ランで追加点を挙げます。金村投手は4回以降は無安打に抑え、3安打2四球で完封勝利。一方の平野佳投手も4回以降はファイターズ打線を2安打に抑えて完投しましたが、援護なく5敗目を喫しています。これでファイターズは42年ぶりの9連勝。ちなみにその42年前は日本一になっています。観客数は1万6千6百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは杉山投手と門倉投手が先発。昨日同様、序盤の2・3回にベイスターズが1点ずつ取ってリードします。3回裏にタイガースも金本選手の通算300本目となる適時二塁打で1点を返し、1点差で中盤戦に。昨日はその中盤でタイガースが逆転したのですが、今日は6回表に雨が強くなり、そのまま降雨コールドに。2対1でベイスターズの勝利となっています。観客数は4万3千1百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズはダグラス投手と館山投手が先発。2回に不振だったラロッカ選手の16号ソロでスワローズが先制。4回にカープが逆転しますが、直後の5回表に米野選手の5号2ランでスワローズが再逆転し、さらにリグス選手にも19号2ランを放ちます。そしてスワローズ3点リードでむかえた9回、昨日に続いて代打登場の古田選手の適時打を足がかりに3点をダメ押し。8対2で勝っています。観客数は7千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズはパウエル投手と佐藤充投手が先発。6回までともに3安打無失点という投手戦になります。7回裏に、読売が久々で日本の試合となるアリアス選手の安打などで作った好機に阿部選手の適時打で先制します。しかし、直後の8回表に2死無走者から1安打2四球で満塁としたドラゴンズが、ウッズ選手の適時二塁打で逆転。その後は高橋聡投手・岩瀬投手の継投で逃げ切り、2対1で勝っています。佐藤充投手は連続完投こそ止まったものの無傷の7連勝を挙げています。観客数は4万人ほどでした。

2006年07月04日

昔の自分への評価

 ある雑誌を見たら、表紙に見慣れたものが写っていました。背景用の一種の小道具なのですが、極めて用途が限定されたもので、そんなものを貸し出している事業所は関東に数カ所しかありません。そのうち、雑誌の表紙用で話が来るほどの「大手」は一つだけです。なぜそんな事まで分かるかというと、今から8~9年ほど前に、私がその小道具を貸し出す仕事をやっていたからです。
 雑誌の表紙になった小道具は、えらくみすぼらしく、表面も汚れていました。もともと、貸し出し用ではなく、日常で使っているものを余っている時に貸し出しているものです。そのため、貸し出しを前提とした手入れなど、ほとんど行っていませんでした。その「前例」が今でも続いているのでしょう。

 自分がその業務を行っていた時は、見てくれがどうとか、どのように使われたかなどは全然気にしていませんでした。その後、その業務を離れ、さらには仕事も変えました。そのような状況になって「他人の目」で見たその小道具のみすぼらしさはかなりのものでした。
 ある意味、自分がかつて行っていた仕事の粗さを見せつけられたようなものです。まあ、それがショボいと気づけるだけ、当時よりは成長した、とも言えるかもしれません。
 8~9年後の自分がどのような人生を送っているかわかりませんが、その時に今を振り返って恥じるような事のないように今の仕事を頑張りたいものだ、とその表紙を見てつくづく思いました。

雨中の接戦を制する

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズはグリン投手と小林宏投手が先発。1回裏、小林宏投手は簡単に2死を取るものの、リック選手・フェルナンデス選手と3年前の同僚二人に連打を喫して先制されます。
 一方、グリン投手は素晴らしい立ち上がり。1回から2回にかけて四者連続三振を達成するなど、3回まで無安打投球。序盤は雨が強かったため、このまま「5回コールド・参考ながら無安打無得点」をされるのでは、と思うほどの立ち上がりでした。
 しかし4回、2死を簡単に取られますが、続くベニー選手が左翼席に打ち込み、チーム初安打が同点弾となりました。さらに続く5回は1死から今江選手が安打すると、続く9番に入っている堀選手が左翼席に5号2ランを放ち、3安打で3点と効率のいい攻撃で勝ち越します。

 ここの所序盤でのKOが続いていた小林宏投手ですが、4回まで3安打投球。しかし5回裏に先頭の礒部選手に二塁打を打たれ、そこから二死を取ったものの、直前の守備で美技を見せた西村選手に適時二塁打を打たれます。さらに6回には先頭のリック選手にこの試合初の四球を出してしまい、捕逸と外野フライで三塁に進まれた後、昨年から6打席6三振に打ち取っている山崎武選手に中前に落とされ、同点に追いつかれてしまいます。
 しかし直後の7回表、先頭のサブロー選手が二塁打で出塁し、犠打などで2死3塁とすると、西岡選手が左中間を抜く三塁打を放ち、貴重な勝ち越し点を得ます。これで昨年の「三塁打王」の西岡選手は三塁打数リーグ首位に並んでいます。
 小林宏投手は7回を7安打1四球ながら10奪三振で3失点。8回は藤田投手と神田投手で抑えます。まだ本調子でない藪田投手に代わり、当分は神田投手が右の中継ぎエースとなるのでしょうか。そして9回は小林雅英投手が先頭打者を歩かせたものの、次打者を併殺に打ち取り、最後は三振。終わってみれば三人で抑え、26セーブ目を挙げています。観客数は9千6百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団はディアス投手と吉井投手が先発。2回にグラボースキー選手の4号2ランで合併球団が先制します。しかし、4回に小笠原選手の15号2ランで追いついたファイターズが新庄選手の適時打で勝ち越します。直後の5回に合併球団が追いつきますが、その裏、失策もあって無死満塁としたファイターズが田中賢選手の犠飛で勝ち越し。その後も着実に得点を追加し、7対3でファイターズが勝ちました。ディアス投手は3失点ながら6回を3安打1四球で3勝目。ファイターズは20年ぶりとなる8連勝を達成しています。観客数は1万3千2百人ほどでした。
 ゲーム差なしの首位攻防戦となった福岡のホークス対ライオンズは和田投手と涌井投手が先発。初回にホークスが本日月間MVPを受賞したばかりの涌井投手から3点を取りますが、2回に2点を返したライオンズが、3回に中島選手の適時打で追いついた後、中村選手にも適時打が出て逆転します。その後も点を取り合ってライオンズの6対4で迎えた5回裏に、松中選手に二打席連続となる17号3ランが出てホークスが逆転。さらに6回には川崎選手の適時打でもう1点を追加します。
 これでホークスペースかと思いきや、8回に前の回から登板していた藤岡投手に対し、3連打でライオンズが1点を返し、続く4番手の篠原投手が四球で満塁にした後、赤田選手が同点犠飛、続く佐藤選手が勝ち越し適時打を放ちます。さらに9回は二死無走者から福地選手が二塁打で出塁し、さらに暴投でボールが転がる間に、俊足を生かして一気に生還。貴重な追加点を挙げます。その裏、ホークスも2死から連打しますが、最後は小野寺投手が抑え、10対8でライオンズが接戦を制しています。観客数は2万6千7百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは福原投手と那須野投手が先発。序盤に金城選手の2打席連続適時打でベイスターズが2対0とリードします。ところが5回、ここまで那須野投手に2安打に抑えられていたタイガース打線が、矢野選手と鳥谷選手の連打で1点を返します。すると1死後に、ここまで無四球だった那須野投手の制球が突如狂います。福原投手を初めとして四者連続四球で2押し出し。タイガースが立っているだけで逆転してしまいました。さらに7回には林選手の3号ソロで追加点。福原投手は6回まで8安打ながら2失点に抑え、以下、能見投手・ウイリアムス投手・藤川投手の継投でベイスターズ打線を抑えたタイガースが4対2で勝っています。観客数は2万7千1百人ほどでした。
 倉敷のカープ対スワローズは大竹投手と藤井投手が先発。5回に嶋選手の11号代打本塁打で追いついたカープがさらに栗原選手の適時打で逆転します。しかし6回に2死無走者からの失策を足がかりにスワローズが追いつき、7回には宮出選手の適時打で勝ち越し。6回から登板の松井投手は2回を無失点に抑え、以下高津投手・木田投手の継投でスワローズが4対3で逃げ切っています。観客数は1万4百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは木佐貫投手と朝倉投手の先発。2回に渡辺選手の適時打で先制したドラゴンズが、5回に井端選手とウッズ選手の連続本塁打で3点を追加。一方の朝倉投手は読売打線を5安打2四球に抑え、今季初完封で7勝目を挙げ、ドラゴンズが4対0で勝っています。観客数は4万1千1百人ほどでした。
 余談ですが、今日は北は北海道から南は九州まで、全国6地区に分かれての試合が行われました。そして、北海道から順に試合が終わっていき、大阪と倉敷がほぼ同時に終わった後、最後に福岡が残るという、なかなか面白い試合進行でした。

2006年07月03日

酒盛りに適した駅?

 毎晩、帰りは西船橋駅で乗り換えています。その時に乗った車両によって、乗り換え通路は変わります。さらに乗り換え時間が少々長い場合は、エキナカの本屋に寄ったりすることもあります。
 というわけで、駅構内の色々な所を歩くわけですが、毎晩必ず、缶チューハイもしくは発泡酒を片手に談笑している一団を見受けます。場所は様々で、中には踊り場のほんのわずかな隙間を占拠して酒盛りをしている人々もいます。また、年齢もたいていは中高年の男性達なのですが、たまに若い人がいたりします。「駅の片隅に缶チューハイで」などと言うと、かなり金銭的に窮している印象がありますが、服装を見ると「普通の仕事帰り」人がほとんどです。
 もちろん、基本的な理由は格差拡大による低賃金化のため、「飲み屋に行く金も勿体ない」というものなのでしょう。しかし、あの盛況ぶりを見ると、この駅に「構内で酒盛りをしたくなる何か」があるのでは、とも思ってしまいます。その連日の盛況ぶりを見ていたら、「立ち飲み屋」ならぬ「立ち缶チューハイ屋」でも開くと儲かるのでは、などとまで思ってしまったほどでした。

2006年07月02日

完成された経路?

[ 交通 ]

 夕方に恵比寿に行く用事がありました。経路としてJRだけでも三通り、私鉄・地下鉄も含めると、かなりの候補があります。そこで、ネットの駅すぱあとで調べたのですが、どの経路を使っても、予定時刻に着くために乗る電車は同じになります。一応、快速列車などの設定もあるのですが、どの経路でも、結局所用時間は変わりません。念のため、到着時刻をいくらか変えましたが、結果は同じでした。
 どうやって行っても同じ時間、というのは、考えようによっては「完成された経路」と言えるかもしれません。何も考えずに乗り換えても、経路で失敗することはないわけです。そういう意味ではすごいのかもしれません。しかしながら、複数の経路がある時に、ネットと時刻表を駆使(?)して最善経路を探すのを趣味としている身としては、「最もつまらない経路」でしかありませんでした。

2度の逆転機を生かせず競り負ける

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは久保投手と神内投手が先発。2回に1死1・2塁から今江選手と堀選手の連続適時打でマリーンズが2点を先制します。
 ところが今日は久保投手が変調。3回にカブレラ選手の適時打で1点を返され、さらに4回につかまります。無死から連打された後、8・9番に連続長打。さらに川崎選手にも二塁打され、この回6安打。面白いようにホークスの打球がフェンスに達する、という感じでした。結局、4回で被安打10で5点を失ってKOされました。
 しかしこの1死1・3塁の場面で登板した高木投手が好投。松中選手の投ゴロの間に1点を返されますが、それ以上の追加点を許さず、5回も三人で抑えます。

 さらに6回には1死1・2塁から松中選手が安打を放ちますが、これを昨日同様、大塚選手の好返球に西岡選手の好中継、さらにあの「神の手」の二塁走者・川崎選手を封じた里崎選手の好ブロックにより、本塁でアウトにしました。
 そしてその裏、連続四球でもらった好機に今江選手が7号3ランを放ち、6対5と1点差に迫りす。
 さらに7回に先頭の西岡選手が死球で出塁し、さらに代打・フランコ選手が左の篠原投手から二塁打を放ち、無死2・3塁と絶好の逆転機を迎えます。ところがここから篠原投手・藤岡投手の前に、中軸が封じられます。さらに8回も四死球で1死1・2塁とし、代打で昨日のヒーロー・青野選手が登場しますが、併殺に打ち取られ、どうしても追いつけません。
 こうなると、流れは再びホークスに。9回表に藪田投手が連打されて降板。さらに神田投手も適時二塁打を二本打たれ、この回計4失点。開幕から続いていた神田投手の自責点ゼロも止まってしまいました。
 その裏に馬原投手から西岡選手の連続盗塁・犠飛および、連続二塁打で2点を返しますが、時すでに遅し、10対7で敗れ、4位に転落してしまいました。観客数は2万4千1百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは八木投手と川井投手が先発。移籍後、好投を続けていた川井投手ですが、今日は初回に5安打されて4点を失い、1回持たずに降板します。さらに3回には新庄選手の12号2ラン、7回には森本選手の7号ソロなどで追加点を挙げて計8点。一方の八木投手は6回にフェルナンデス選手に19号ソロを打たれるものの、その1点のみに抑え、8勝目を挙げています。
 これでファイターズは7連勝で3位に浮上しています。ところで今日のヒーローインタビューは好投の八木投手・先制の小笠原選手・4打点の新庄選手など、「大物候補」がいたのですが、それらを押しのけて3安打ながら1打点の森本選手が登場。そして途中で「ここで皆さんに質問があります。今日誕生日の人はいますか?」と尋ね、何人かが手を挙げた後、「今日誕生日の人に捧げます」と言います。すると、球場から音楽が流れ、森本選手は誕生歌を熱唱。題名は「自分で調べてください」とはぐらかしていました。今ひとつ不思議でしたが、何か大切な人の誕生日だったのでしょうか。観客数は2万2千2百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団戦はギッセル投手と本柳投手が先発。同点で迎えた7回裏1死で、ここまで3失点ながら4安打に抑えていた本柳投手を降板させたのが誤算で、二番手の加藤投手が3点を失って勝ち越しされます。さらにライオンズは8回に5点を追加し、終わってみれば11対3で圧勝となっています。観客数は1万7千4百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは牛田投手とゴンザレス投手が先発。牛田投手の立ち上がりを攻めたスワローズがラミレス選手の2点適時二塁打で先制します。その後は両投手が踏ん張って投手戦に。そして8回裏に吉村選手の10号ソロでベイスターズが1点差にし、9回裏には連続被弾中の木田投手に対し、1死1・3塁としますが、ここで木田投手が踏ん張って併殺に抑え、2対1でスワローズが勝利。ベイスターズの本拠地連勝は11で止まっています。観客数は1万2千5百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープはマルティネス投手と黒田投手が先発。0対0で迎えた7回表にここまで1安打投球のマルティネス投手から新井選手が14号ソロを放って先制。さらに8回に2点を追加します。一方、黒田投手はドラゴンズ打線を3安打1四球に抑え、三塁を踏ませずに今季二度目の完封を達成しています。観客数は3万4千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースは内海投手と井川投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千7百人ほどでした。

2006年07月01日

20年ぶりに分かった気持ち

[ 漫画 ]

 地下鉄で一番端の席に座っていました。すると、隣でこちらに尻を向けて立っていたオッサンから、携帯が振動するような音が聞こえてきました。「走っている地下鉄の中で携帯が鳴るとは変な事もあるな」などと思った次の瞬間、そのオッサンの方角から、とんでもない臭いのする風が吹いてきました。さすがにもう「地下鉄の車内でいきなり風が吹くとは・・・」などと勘違いする余裕(?)はなく、事情を理解しました。
 それにしても、いくら「出物腫れ物所嫌わず」とはいえ、よりによって、他人の顔の前に尻を向けて、というのはかなり非常識かと思います。普段、ぶつかられようと足を踏まれようと気にもならない私も、かなりムッときました。
 そして思い出したのが、20年ほど前に読んだ「魁!男塾」の「虎丸対月光」でした。虎丸が「猛虎流大放屁」なる技を放つと、月光が「おのれ、男子の面体に屁を」と突如怒り狂います。読んでいた時は、「マヌケな技を食らった事に対して怒っているのかな」などと思っていました。しかし実際に経験すると、その気持ちが非常によく理解できました。できれば一生理解したくありませんでしたが・・・。

攻守に冴え、連敗脱出

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは小野投手と田之上投手が先発。マリーンズは6連敗中で、昼にはファイターズが勝っているので、負ければ4位転落となります。2回に四球と連打で無死満塁にすると、青野選手が2号満塁本塁打を放ってマリーンズが先制します。半月前に放ったプロ1号も満塁だった青野選手、この勢いで「満塁男」になるのでしょうか。さらに3回も2死満塁とし、1・2回と走塁で結果の出せなかった西岡選手に適時打が出て5対0とリードを広げます。
 一方、小野投手は4回2死まで無安打投球。ところがそこから松中選手・ズレータ選手に連続本塁打を喫して2点を返されます。一方、打線は4回から登板の二番手・佐藤投手に3イニングを無失点に抑えられ、5対2のまま終盤をむかえます。

 そして7回表、連続本塁打の後、ホークス打線を9人完璧に抑えていた小野投手ですが、ズレータ選手に2打席連続となる17号ソロを喫します。小野投手はこの時点で被安打3が全てソロ本塁打、という珍しい形になりました。さらに2死後、本間選手に初めての「普通の安打」を打たれ、さらに続く城所選手には左中間フェンスに達する長打を喫します。2死なので1塁走者が生還して1点差かと思ったのですが、クッションボールを大松選手が素手で捕ってそのまま返球。中継に入った西岡選手の送球、さらに里崎選手のブロックも完璧で、本間選手を本塁でアウトにします。中盤、打線が抑えられていただけに、ここで1点差になってなお2死2塁と0点でチェンジは当然ながら大きな違い。青野選手の満塁本塁打ともども、連敗の流れを止めたプレーと言えるかもしれません。
 これで完全に流れはマリーンズに。7回から登板の寺原投手から四球と長打で1死2・2塁に。ここでフランコ選手対策にホークスが三瀬投手を投入すると、バレンタイン監督は辻選手を代打に。これが的中して三遊間を抜く適時打を放って貴重な追加点。さらに今江選手も続き、7対3としました。
 小野投手は8回まで5安打2四死球3失点で4点差と完投ペース。ところが9回1死から松中選手を歩かせると、続くズレータ選手に安打され、1・2塁となります。ここでセーブがつく場面になった事もあり、小林雅英投手が約2週間ぶりに登板。代打の大道選手を併殺打に打ち取り、3球で25セーブ目。小野投手は6勝目を挙げています。
 これで連敗を6で止め、首位とのゲーム差を2に戻しました。一方、ホークスはゲーム差ゼロながら、勝率の差で1日で2位に逆戻りとなっています。観客数は2万6千7百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは武田勝投手と一場投手が先発で投手戦に。一場選手は6回までファイターズ打線を2安打に抑える好投を見せますが、武田勝投手は6回まで1四球のみに抑えるというそれを上回る好投を見せます。ところが7回1死から高須選手の放った打球が武田勝投手の手に直撃。これで武田勝投手は無安打ながら途中降板となりました。そしてその裏、セギノール選手の13号ソロでついにファイターズが先制。さらに8回にも代打・稲田選手のプロ初安打となる二塁打で出塁すると、連続失策で2点目を挙げます。
 ファイターズ継投陣は三番手の武田久投手が牧田選手に安打され、今季2度目の「継投無安打無得点」は逃したものの、その1安打に抑えて完封リレー。2対0で勝ち、連勝を6に伸ばしています。一場投手も好投したものの援護に恵まれず、2試合連続の完投負けとなっています。観客数は1万8千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は帆足投手と金子投手が先発。先制された直後に中村選手の5号2ランでライオンズが逆転。さらに追いつかれた直後に和田選手の3点適時打に失策もからんで一挙5点を取って勝ち越し。そのまま8対3で勝っています。観客数は1万4千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは吉見投手と石川投手が先発。6回まで両チームあわせて5安打という投手戦となりますが、7回にラミレス選手が15号ソロを放ってスワローズが先制します。しかし8回に石井選手の適時打でベイスターズが追いつき、昨日に続いて延長戦に入ります。そして10回裏、2死満塁から金城選手が中越のサヨナラ打を放ち、ベイスターズが2日連続のサヨナラ勝ち。これで連勝を6に、そして横浜スタジアムでの連勝を11に伸ばしています。一方のスワローズは3日連続延長戦での敗戦で4連敗となっています。観客数は1万2千6百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープは山本昌投手と大島投手が先発。昨日に続いて序盤から点の取り合いとなり、7回にカープが逆転するも、8回にドラゴンズが追いついて7対7となります。そして9回表、本日3本目の内野安打で東出選手が出塁し、2死後に栗原選手が勝ち越し適時二塁打を放ち、その裏を永川投手が抑え、8対7でカープが勝っています。観客数は3万4千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースはオクスプリング投手と上原投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5千5百人ほどでした。