2014年04月30日

マッチポンプ

 Yahoo!のトップに「危険」「PCにエラーがあります」――IT初心者を狙った警告風の広告に注意 被害者急増中という記事へのリンクがありました。
 記事で紹介されている「警告風の広告」とは、赤や黄色の枠が点滅し、その中に「警告!パソコンが脅威にさらされています」などと書かれている正方形の事です。
 これを真に受けてクリックすると、役に立たない「セキュリティソフト」を購入させられてしまう、というインチキ商売です。

 もちろん、このような悪質なものを紹介するのはいい事です。しかしながら、これがYahoo!が他人事みたいに掲載したのにはちょっと呆れました。
 なにしろ、このインチキ商売の蔓延に最も「貢献」したのはYahoo!だったからです。
 Yahoo!で検索を行うと、検索結果に広告が出ます。そうすると、極めて高い確率で、上に「jp.ask.com」と書かれたサイトが出てきます。
 小さい文字で「○○に関連した広告」と書かれ、背景色がちょっと変わるのですが、ネット初心者でそれに気づく人はいません。
 一番上に出たから一番有益な情報だと思ってクリックしてしまいます。
 そして、そこをクリックすると役に立たない情報の羅列とともに、右側に件のインチキ広告が出ていました。Yahoo!の利用率の高さを考えれば、引っかかった人のうち少なからぬ人が、Yahoo!経由だったのではないでしょうか。

 最近になって、やっとこの「jp.ask.com」からはその広告は消えました。だからこそ、Yahoo!がトップで取り上げたのだろうか、などと思いました。
 もちろん、記事にはそのような経緯は書かれていません。まあ、そんな事書いたら、Yahoo!に掲載される事などないから仕方ないのでしょうが。
 いずれにせよ、「マッチポンプ」の典型例ではないか、と思わされた、Yahoo!の記事でした。

2014年04月29日

40年来の疑問がふと解ける

 子どもの頃、幼稚園だか小学校だかで聞いた歌に「玩具のマーチ」というのがありました。
 その名の通り、色々な玩具が出てくるのですが、その中で、どうしても意味が分からない玩具がありました。それは、二番の冒頭で唄われる「やっとこやっとこ繰り出した。キューピーもポーポも」という節に出てくる「ポーポ」です。
 何度聞いてもずっと不思議だったのですが、別に知らなくても困らないので、そのまま誰にも尋ねたりはしませんでした。
 ところが、今日、夕食を片付けていると、なぜか唐突にこの唄が頭の中に流れました。そして同時に「この『ポーポ』って『汽車ポッポ』の事なのか」とひらめきました。
 なぜ急に皿洗っている間にこの唄が頭に流れ、しかも天啓のように意味が理解できたのは謎です。とはいえ、かつての疑問が解けたわけなので、良かったと思うことにしました。

2014年04月28日

体感時間

 朝イチで真っ青になるような事態が発生しました。そのため、いったん職場から家の近くまで自転車で戻るはめになりました。
 いつも通る道なのですが、自宅近くにある目的地に戻るまで、かなり時間がかかったような感じがしました。
 自転車を漕いでも漕いでも先に進まない、という感じです。
 何とか問題を解決し、職場に戻ったのですが、今度は、えらく自転車が速く感じました。走りながら風景を見て、「もうここに着いたのか?」という感じになりました。
 心理状態によって体感時間がここまで違う、という事に驚かされました。
 それ自体はいい経験でしたが、それ以前の問題で、朝イチで真っ青になるような事態を二度と生じさせないようにしなければ、と強く思いました。

2014年04月27日

視点が変わると

 ツツジが咲き始めました。まだまだ、幕張本郷のツツジは全体的に五分咲きといったところでしょうか。
 日当たりなどにより、現時点で満開になっている所もあれば、まだ蕾という所もあります。ちょうど来週の連休あたりに満開になりそうです。
 職場のある大久保のほうも咲き始めているのですが、その中で、一つ、変わったツツジがありました。
 ご存知の通り、ツツジは膝くらいの高さの樹です。したがって、上から見下ろす形で鑑賞することになります。
 ところが、とある家の前を通ったら、目より上の高さでツツジが咲いていました。
 一瞬、「こんな高く成長するツツジもあったのか」と思ったのですが、よく見たところ、門のあたりが人間の身長くらいに盛り土されており、その上にツツジが生えていたのです。
 同じツツジでも、その高さで見ると、印象がかなり違います。一瞬、別の花に見えたほどでした。
 視点というものの面白さを感じさせられた風景でした。

荒らすだけ荒らして…

 アマゾンで本を頼もうとしました。部数は少ないですが、日本でもトップクラスの大出版社が出しているものです。
 ところが、発売数日前にも関わらず、注文してもいつ届くかがサイトに記載されていません。
 そして、「商品が入ったらメールします」などと表示されていました。
 さらに先日、かなりヒットした映画のDVDを買おうとしたら、やはり同様の状況になっていました。しかも、「ライバル」である楽天ブックスより1,000円くらい高い値段がついています。

 そんな話を知り合いにしたら、「最近は電子書籍に重心を移しているので、リアルな媒体の販売がおろそかになっているのでは」と言われました。
 もしそうだとしたら、今までの過剰とも言える、「送料無料で注文した翌日に本やDVDを送るサービス」は一体何だったのだろうか、と思いました。
 そのおかげで多くの本屋が廃業においやられ、多くの人が不便な思いをしているわけです。実際、自分も自宅から歩いていける所に本屋はありません。そのため、本を買うには、アマゾンのような通販を使うか、電車代を払って隣町の津田沼などに行くよりないわけです。
 そのように既存の販売ルートを圧倒的な資本力で焼き払っておいて、いざ他の選択肢が少なくなったら、今度はサービスを後退させたわけです。
 利益を上げる手法としてはこれが正しいのかもしれません。しかしながら、大きな違和感を覚えざるを得ませんでした。

2014年04月25日

ネコ界にも増税不況?

 夜、職場の近くを歩いていました。
 その地域は、野良猫が非常に多く住んでいます。空き地で餌をあげている人などもみかけた事がありました。
 ただ、見知らぬ筆者を見かけると、猫は即座に逃げ出していました。
 ところが、今日は雰囲気が違います。とりあえず、筆者を見ると「ニャー」と向こうから声をかけてくるのです。
 もっとも、こちらが振り向くと、しばらくはこちらを見ているのですが、しばらくすると去っていきます。
 そのようなやりとりを何箇所かで行いました。
 別に、久々に来た筆者に人徳(?)が身について、猫を惹きつけているわけではないでしょう。
 もしかして、猫にご飯をあげる人が減っているのだろうか、と思いました。そこで、見知らぬ人間に対しても、まずは食事をねだるところから始めている、となるとこの行動も納得できます。
 4月からの増税で、明らかにお金が動かなくなっています。自分の仕事でも、それを痛感しています。
 それが、人間のみならず、猫にもダメージを与えているのだろうか、と思った、今晩の猫の態度でした。

2014年04月23日

絶妙のボケ

 母親・妹・その4歳の息子(自分にとっては甥)というメンバーで食事をしました。
 その中で、先日、甥が雲梯(うんてい)を見事に渡りきった話が出ました。
 それを聞いた甥は、「ブルルル」と言いながら、ハンドルを持つ仕草をしました。
 それを見た時、反射的に「それは運転」とツッコミを入れてしまいました。
 もちろん、甥は意識してボケたわけでなく、たんに聞き間違えただけだと思います。
 とはいえ、そのアクション付きの反応は「絶妙のボケ」としか言いようがありませんでした。
 そのため、大阪生まれではないので、ツッコミを入れる習慣があるわけでない自分ですら、反射的にツッコミを入れてしまったのでしょう。
 4歳ながら、素晴らしいセンスだと思いました。まあ、単なる伯父バカかもしれませんが…。

2014年04月22日

苦手になった理由

 自分は子供の頃から「かき揚げ」が苦手です。まあ、かき揚げに限らず、中身がなんだかよくわからない複数の食品を混ざっているものは苦手なのですが…。ただ、かき揚げの場合、それ以外にもう一つ大きな理由があります。
 それは、今から30数年前、中学生の頃の事でした。当時、日曜日に塾に行っていたのですが、その時の昼休みに立ち食いそば屋でかけうどんを食べることを楽しみにしていました。
 かけうどんが好きだったのは、当時のもらっていた小遣いの金額という予算的が大きくありました。ただ、それのみならず、余計なものが入っておらず、うどんの味が楽しめる、というのもまた好物である原因でした。
 そしてある日、いつものように「かけうどんください」と頼んだのですが、なぜかその上にかき揚げが乗っていたのです。その店では、「かき揚げうどん」の略称が「かきうどん」だったのでしょうか。
 いずれにせよ、思いもしない、しかも何が入っているかわからない天ぷらが乗っていたうどんを見た時はかなり驚きました。まだ、大人相手に「自分が頼んだのは『かけうどん』です」と抗議する度胸はありませんでした。
 というわけで、謎の天ぷらを食べたあと、油でギトギトしたうどんを食べるはめになり、週に一回の楽しみは台無しになってしまいました。しかも、当時としては貴重だった100円を余計に払うはめになってしまったのです。
 その時の「トラウマ?」が大きく、いまだに、かき揚げを見ると食欲が減退します。そういう意味では、30年前に注文を聞き間違えた店員さんを、いまだに恨んで(?)います。

2014年04月21日

「常識を覆す」を疑え

 ある時期から「糖質制限ダイエット」なる言葉が流行し始めました。要は、炭水化物の摂取を極端に制限、もしくはゼロにして痩せる、というものです。
 自分は、栄養学の知識はほとんどありません。しかしながら、子どもの頃習った、三大栄養素くらいは覚えていました。
 仮に、その三大栄養素の一つが「取らないほうが体にいいもの」だとしたら、それこそ、教科書の書き換えが必要になります。
 ましてや、米にしろ麦にしろじゃがいもにしろ、有史以来、人類の大半が主食として食べ続けていたわけです。それが不要となる、ということは、これまでの「食」の歴史が覆る事になるわけです。
 というわけで、眉唾ものとして見ていたのですが、案の定、「耐水化物制限ダイエットの重篤な副作用」を指摘する記事を見かけました。
 もちろん、自分が持つ栄養学の知識ではその記事が正しいのかどうかの判断もつきません。とはいえ、理にかなっているとは思いました。
 本屋には、この「炭水化物絶ちダイエット」という本を少なからず見ました。まあ、その本に書かれた通りの食事をして副作用が出ても、出版社や著者が責任を取ることはないのでしょう。
 「常識」を疑う事はもちろん大切です。しかしながら、あまりにも常識とかけ離れた話が出てきた場合も、同様に疑う必要があるよな、と思いました。  そんな事を考えさせられた「炭水化物制限ダイエット」でした。

2014年04月20日

2014/4/20の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みならブログめもちょうを更新しました。

2014年04月18日

紙焼き写真

 先日行った花見の紙焼き写真を貰いました。
 紙焼きの写真を貰う、などという経験は、前回がいつだったか覚えていないほど、久しぶりの事です。
 写真を取ることは、中学生の時、鉄道旅行をする際、よくやっていました。しかしながら、被写体は電車や駅名票、あとは風景でした。
 その頃は、紙焼きにしてアルバムにまとめていました。しかし、いつかの引っ越しで処分してしまい、現在は残っていません。
 その後、団体旅行などで、恒例の写真の配布などはありました。しかし、特に興味もないので、請求することはほとんどありませんでした。また、たまに入手したものも、現在は手元にありません。
 また、現在も、散歩した時など、風景写真をよく撮ります。しかしながら、自分や相方を写すことはありません。また、撮った写真はPCには保存していますが、印刷することはありません。

 そういう事もあり、自分にとって、極めて珍しくかつ久しぶりだった「紙焼き写真を貰う」というイベントでした。
 ただ、やはり、断るわけにはいかないので貰ったものの置き場に困る、というのが率直な感想でした。
 撮影者は、デジカメで撮って、それをわざわざ印刷したとのことです。ならば、せめて電子データで貰えれば、などとも思いました。
 改めて、「自分たちの写った写真を想い出として残す」という感覚が自分にまったくない事を再認識させられた一件でした。

2014年04月17日

市の西端から東端を見る

 自分は16年半来の千葉市民です。しかしながら、住んでいるのは、西端にある幕張本郷です。家からちょっと歩けばすぐ習志野市に入るほどの西端です。
 どのくらい外れかと言うと、所属している花見川区役所に行く半分以下の所要時間で、習志野市役所に行ける、といったほどです。もちろん、千葉市役所はさらにその向こうにあります。
 したがって、歩いて10分くらいで行ける美浜区と、千葉駅のある中央区以外は、ほとんどいった事がありませんでした。今の仕事をするようになってから、稲毛区に行く用事が増えたのですが、月1回同じ所に行くだけなので、いまだに稲毛区全体がどんな地域をカバーしているのか知らないほどです。
 ところで、今日、ある事がきっかけで、緑区に関心が生じました。この緑区は、千葉駅のある中央区よりさらに東にある、横長の区です。
 ちなみに、緑区の最東端(=千葉市最東端)にある外房線の土気という駅に幕張本郷から行くと45分くらいかかります。これは、幕張本郷から秋葉原に行くのとほとんど同じ時間です。
 ちなみに、自分が緑区に降り立ったことは、3回しかありません。最初は大学の時で、緑区内にあった大学の寮で合宿をした時でした。
 二度目は千葉急行電鉄(現京成千原線)の開業日に乗りに行った時で、終点のちはら台駅から、バスで緑区にある鎌取駅に出た時です。
 この2回はいずれも、都内に住んでいた時の事でした。
 そして、3度めは、中央区に住む大学の後輩の車で、おゆみ野前にあるレストランに行った時です。これが、千葉市民になってから緑区の地を踏んだ最初で最後の経験となっています。
 同じ千葉市内とはいえ、これだけ離れていれば、行く機会がないのも仕方ないとも言えるでしょう。
 とはいえ、せっかく縁あって千葉市民を16年半もやっているわけです。ここまで縁遠いのも勿体無いものです。
 今回の関心を持つようになった事柄をきっかけに、もっと緑区の事を知ったり行ったりしてみたいものだ、と思いました。

2014年04月16日

新時代のテロ対策?

 久々に秋葉原に行きました。駅を出る時、コインロッカーに使用禁止の張り紙がありました。アメリカ大統領来日にあわせての警戒策のようです。
 これはもう、要人来日の際の定番みたいなものですので、今更驚きません。しかしながら、秋葉原の街を歩いていたら、驚くべき光景に出くわしました。
 秋葉原といえば、街角に奇妙な格好をした女性が立っているのが風物詩になっています。メイド喫茶を始めとする、秋葉原ならではのサービス業の客引きです。
 その客引き女性に、三人の警官が職務質問をしていたのです。
 何事かと思って驚きつつも、買い物をしました。そして、店を出て歩いていたら、また別の客引き女性が職務質問をされていました。
 別に秋葉原でメイド服の容疑者が逃走中、という事件があったわけではありません。ということは、やはりこれも「テロ対策」の一環なのだろうか、と思いました。
 確かに、新宿や渋谷で、このような格好をしている人が道端に立っていたら、それだけで「怪しい人」と思われることでしょう。
 しかし、秋葉原においては、電器店が多数あったり、漫画・アニメ関係の店が多数あるのと同様、彼女たちの存在は、「秋葉原ならではの風物詩」であるわけです。
 それだけに、彼女たちを「標的」として、三人がかりで職務質問を続ける警官、という風景は、かなり不可解なものを感じました。

2014年04月15日

記事の日付け

 ここ数日、ツイッターやフェイスブックで、山中伸弥氏:「STAP研究に協力、小保方さん大歓迎」という記事へのリンクを何度も見ました。
 一見、マスコミで大バッシングされている人に対する応援宣言をノーベル賞受賞者が発したかのように見えます。
 しかしながら、よく見ると、記事の下には薄い字で「2014年02月8日」と書いています。
 要は、マスコミが今と正反対に、その人の事を天まで持ち上げていた頃の記事なのです。
 ところが、この日付けが非常に見づらい所にあることもあり、多くの人が「最新情報」と勘違いしてこの記事を紹介してしまっています。
 ネット上に記事を起き続ける場合、それがいつ書かれたかは重要です。しかしながら、あまりそれに気づかずに、古い記事を紹介してしまう人が跡を絶ちません。
 どんな記事でも、引用するときは日付け欄を確認する、というのが鉄則、という事を改めて認識させられた一件でした。
 ちなみに、以前にも書きましたが、自分はこのナントカ細胞にも、話題の研究者にも、まったくもって興味も関心もありません。
 なぜならば、その発見が本当だろうと嘘だろうと、自分の生活に何の関係もないからです。そういう事もあり、これに関して大騒ぎするマスコミやそれに煽られる人達を見ると、「もっと自分にとって重要な事に関心を持てばいいのに…」と思ってしまいます。

2014年04月14日

「痛み」の説明

 昨日あたりから、胸と背中に痛みが走るようになりました。
 ネットで検索してみたところ、狭心症の可能性がある、と書いてありました。
 心臓が止まってしまうと色々とよろしくないので、放置するわけにはいきません。
 幸い、職場の近くに循環器科の病院があったので、昼休みを利用して診察を受けました。
 まず最初に、看護師さんに状況を尋ねられます。しかしながら、「どのように痛むか」の説明がうまくできません。
 何しろ、こちらとしては初めての経験です。それを適切な言葉で伝えるのは大変です。
 その後、お医者さんの問診と聴診器での診察がありました。その結果、とりあえず不整脈の可能性はあるものの、狭心症などの心疾患ではないことが確認できました。
 とりあえずひと安心しました。同時に、改めて、こういう時の説明というのは難しいものだな、と思いました。
 まあ、同様の経験を積めば、スラスラと言えるようになるのでしょう。もっとも、そんな経験、絶対に積みたくありませんが…。

2014年04月13日

「やらかし」とその後の態度

 Googleニュースを見たら、「テクノロジー」のトップが「グーグル、誤って空港の見取り図などを公開状態に--修正し謝罪」になっていました。
 Googleの社員が地図情報作成のために、空港などの関係者から貰った地図情報を、「Googleグループ」で共有していたのですが、それを初期設定の「公開」のまま使っていた、というものです。
 その結果、本来機密情報であるはずのものが、インターネットに繋いでいる人なら誰でも閲覧できる状態になっていた、というのが事件の概要です。

 これは、重要な情報を扱う基本中の基本ができていなかった、という重大な問題です。さらに、Googleはこれまで、この「Googleグループ」の初期状態が「公開」となっている、という批判に対し、「適切な設定を行えば非公開になるのだから問題ない」と回答していたとのことです。
 それで、自社社員が「やらかし」てしまったわけです。それを考えると、二重三重に恥をかいた、と言えるでしょう。
 しかしながら、それを自社のニュースサイトで、しかも「部門トップ」で掲載した、というのは立派な態度だと思いました。
 これが新聞社だと180度違います。普段は、「逮捕された人=犯人と決定」という考え方で、その人の氏名・顔写真・年齢などの個人情報を平然と報道しています。
 しかしながら、自社の記者や新聞販売員が、かなり凶悪な犯罪容疑で逮捕されても、一切、それを報じません。
 その点においては、Googleは立派だと思いました。もっとも、これも「社員の初歩的ミス」で、「ニュースに自社にとって都合が悪い情報は掲載させない」という機能があるものの、それを間違えてOFFにしているだけなのかもしれませんが…。

2014年04月12日

会社のOB会

 2006年から2008年にかけて在籍していた会社のOB会がありました。自分は、二年ぶりの参加になります。
 普通、会社のOB会というと、定年退職した人が集まるような印象があります。しかしながら、このOB会は中途退職者が集まっての飲み会です。
 それだけに、その会社や社長などに対してのいい話は出ません。しかしながら、在籍当時から、社員同士の絆はある程度強いものがありました。そのゆえ、このような会が開けるのでしょう。
 実際、話していて、色々と楽しい事を聞くこともできました。
 その会社に戻る気は絶対にありません。しかしながら、このかつての仲間たちとの会話が今でもできる、という点に於いては、入社してよかった、と思いました。
 ただ、一方で、訃報もありました。
 在職中、大変にお世話になった方で、二年前のOB会にも出席されていました。結果的に、その二年前の会が最後の出会いとなってしまったわけです。その時の事を思い出し、寂しさを感じました。
 次回もまた開催されるとの事で、いまから参加するのが楽しみです。そして、その時は、今回のメンバーみんなと元気にまた昔話を楽しみたいものだ、と思いました。

2014年04月10日

「IT革命」がもたらしたもの

 1990年台半ば、インターネットやWindows95の普及をきっかけに、「IT革命」という言葉が席巻しました。
 その結果、世の中は非常に便利になりました。自分も、そのちょっと前に社会人になったのですが、「IT革命」以前と以降では、仕事の速度・効率は全くもって変わりました。
 しかしながら、便利になった割には、働く人は楽になりませんでした。
 かく言う自分も、当時かなりPC関係の勉強をし、色々な効率化を行いました。しかしながら、その結果、余裕をもって休めるようになった、などという事はありませんでした。むしろ、パソコンやサイトの管理のため、休みが潰れたり、持ち帰りの仕事が増えるようになりました。
 世間全般も同様のように思われます。以前よりも、夜遅くまで電気がついているオフィスビルや、日付けが変わる頃になっても続く帰宅ラッシュ、などというものが目立つようになりました。

 その原因の一つとして、「IT化」の際にセットで論じられる「費用対効果」があったのでは、と最近になって気づきました。
 高い金をかけてパソコンやサーバー、さらにはソフトウェアを購入する際に、多くの経営者は「それだけ金をかけたのだから、その分、人件費が削減できる」という発想を持っていたように見受けます。
 実際、「IT化」にあわせて「人減らし」が行われてきました。

 日本は1997年以降、働く人の平均給与が下がり続けている、「先進国」の中で唯一の国となっています。要は、「IT革命」が進むにつれ、働く人の待遇は下がり続けていったわけです。
 もちろん、「IT化」のみが原因ではないでしょう。とはいえ、少なからぬ要因とは言えるのでは、と思っています。

 もし、「IT革命」の際に、「これだけ費用をかけたのだから、それだけ人件費を減らせる」ではなく、「これだけの費用をかけてパソコンなどを導入して便利になる。ならば、その分、浮いた時間で社員の勤務時間を減らしたり、休日を増やそう」という発想になっていれば、このような状況にはなっていなかったのではないでしょうか。
 その分、企業の営業利益だの内部留保だのは減ったかもしれません。しかしながら、その分、働く人の余裕と健康、さらにはその人達が市場に落とせるお金が増えていたのではないでしょうか。
 あれほど便利になりながら、どう見ても豊かになってはいない世の中の現状を見て、ふとそのような事が頭をよぎりました。

2014年04月09日

XPサポート終了

 本日付けで、WindowsXPのサポートが終了となります。今後は、OSの脆弱性などが判明しても、それを修正するパッチは配布されなくなります。
 したがって、XP搭載のパソコンをインターネットに繋ぐ事は非常に危険になります。
 初めて購入したWindows95搭載のPCでパソコンに縁ができ、Windows98全盛の頃から、パソコンに関わる仕事をするようになりました。
 その中で、一番多く扱ったOSはWindowsXPでした。
 特に、2008年から4年間勤めていた会社では、全部合わせると200台くらいの、WindowsXP搭載のパソコンを扱いました。それに伴い、様々な設定をしたりもしました。
 今の仕事になってからは、扱うOSのほとんどはWindows7と8となっています。しかしながら、扱った総量は圧倒的にXPのほうが多量でした。そういう事もあり、今でも、設定画面の扱いは、XPのほうが手馴れています。
 なお、現実問題として、少なからぬ企業・役所・団体では、XPを使い続けているとのことです。仮に100台のPCを入れ替えるとしたら、Word・Excelなどを含めれば、どんな安く見積もっても600万円はかかるわけです。
 この不景気のなか、「サポート切れ」という理由だけで、それだけ予算をかけてまだ使えるパソコンに買い換える事ができない所も少なくないでしょう。
 それを考えれば、まだまだ「XPは終わった」とは言えません。
 とはいえ、一区切りがついた日ではあります。そういうわけで、ちょっとした感慨を持った一日となりました。

2014年04月07日

今川焼屋

 職場の近くに今川焼屋がありました。古びた店で、奥はこれまたひなびたゲーセンになっていました。
 なんか、30年前からそのままずっと同じ形で続いている、というくらいのレトロ感がありました。
 別に、今川焼きがさほど好きではありません。しかしながら、店の前を通るとたまに無性に食べたくなることがあり、仕事合間のおやつとして愛用していました。
 そして一週間ほど前、通りかかった時に食べたくなりました。この店は、具として、餡こ・チーズ・チョコがあり、その時はチーズを食べるつもりでいました。
 ところが、注文したところ、「すみません。今、餡こしかないんですよ」と申し訳無さそうに言われました。餡こ入りの今川焼きはあまり好きでない事もあり、キャンセルすることにしました。
 そして数日前、久々に店の前を通りました。すると、シャッターが閉まっており、閉店のお知らせが貼ってありました。
 今にして思えば、もはや閉店を決めて仕入れをやめており、残っていたのは餡こしかなかった、という事だったのでしょう。
 それが分かっていたら、あの時に餡こ入りを頼んだのに…、とも思いました。もちろん、今となっては「後悔先に立たず」の典型例でしかないのですが…。

2014年04月06日

アンデルセン公園で花見

 仕事関係でお世話になっている団体の花見会があり、相方と一緒に、船橋アンデルセン公園に行きました。
 その名前からしてアンデルセンのテーマパークみたいなものかと思っていたのですが、その類の掲示物はさほどありませんでした。その一方で、桜をはじめとする各種の花が園内全域で咲き誇っていました。
 桜も存分に咲いていました。そろそろ散り時にも入っており、一部の樹では桜吹雪も見ることができました。おかげで、今年最初で最後の花見を楽しむことができました。
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 さらに、公園内には湿地があり、そこでは、アメンボが水の上を泳いでいたりしていました。アメンボを見るなど、何年ぶりだろうか、と思いました。
 また、スギナの群落もあり、土筆もかなり出ていました。土筆が好きな相方は、かなり喜んでいました。
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 というわけで、久々の遠出(?)を楽しむことができました。来年もまた、このような花見を楽しみたいものだと思いました。

2014年04月05日

利用者を無視したバージョンアップ

 ブラウザやスマホで閲覧するSNSは、ちょくちょく画面構成やボタンが変わります。
 しかしながら、変更後の画面を使って「よくぞ変更してくれた」と思うことはまずありません。逆に、「大してすごくない上に全然役に立たない、今までどおりにしろ!」と思う事のほうが非常に多くあります。
 しかも、その変更に公式のサポートスタッフがついていけていません。そのため、公式サイトのヘルプ画面を見ているのに、そこで表示されている画面・メニューが、現在の画面と違っていて使いものにならない、という事が多々あります。

 画面を変更するスタッフとしては、それが仕事だからやらざるを得ないのでしょう。しかしながら、使う側としては、迷惑以外の何物でもありません。
 SNSとは違いますが、先日、Microsoftが、Windows8.1の最新版でスタートメニューを復活させる、と発表した、という話を聞きました。
 Windows8で、それまでのスタートメニューを大幅に変更したわけですが、はっきり言って改悪以外の何物でもありませんでした。
 そのため、Microsoftがの現在の8.1において、スタートボタンを復活させるなど、「復旧」していました。
 もし、情報が本当で、次のバージョンでスタートメニューが「7」以前と同じ形で復活するのなら、「8」で行った「改変」が根本から間違っていたと認めた事になるわけです。
 ならば、最初から余計な変更をするな、と言わざるを得ません。
 いずれの場合も、変更する際に「この変更によって使う人がどれだけ得して、どれだけ損するか」という考察が欠如しているのでは、と思っています。
 そこが治らないと、現在、多くの人が利用しているSNSもOSも、かつての失敗事例同様、利用者が離れていってしまうのでは、と思っています。

2014年04月03日

桜並木

 昨年末に引っ越した実家に行きました。
 最初に行った時から、近くにある桜並木が気になっていました。そこで、この満開の時期に行けることを期待していたのですが、予想通り、見事な咲きっぷりを見せていました。
 ちなみに、この写真は先日買い替えた携帯で撮影し、さらにそれにあわせて導入した、携帯で撮った写真が、自動でPC上で閲覧・加工ができるサービスを使ってアップロードしました。
 というわけで、色々な意味で「初モノ」となりました。
 それはともかく、短い時間ですが、今年初の花見を楽しめました。

(※クリックすると、同じ窓で大きな画像が開きます)
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2014年04月02日

「ポイント」の魔力?

 楽天ブックスで予約注文をしました。発売日になったので発送状況を確認しようとしたら、なぜか「楽天生命の宣伝動画を見たら40ポイント進呈します。さらに見積もり画面に進めば30ポイント」という広告が表示されました。
 別に生命保険に加入する予定はありません。とはいえ、一瞬、「表示させるだけで40ポイントも?」とちょっと驚きました。
 しかし、数秒後、「40ポイント=40円分の買い物をする権利」という「レート」を思い出しました。
 そう考えると、途端に印象が変わりました。要は「40円もらうために広告動画を見て、さらに見積もりまで取っても30円しかもらえない」でしかないわけです。
 最初から「40円分」と書いてあったら、一瞬でも驚かなかったでしょう。「ポイント」という言葉の持つ魔力(?)をうまく利用しているな、と思いました。
 とはいえ、40円といっても貰えるものは貰わないと損です。というわけで、「動画を再生」ボタンを押した後、別のタブを開いてサイト閲覧を続けました。
 そして、10数分後に再度楽天生命が表示されているタブを開いて、動画が終わった事を確認し、タブを閉じました。

2014年04月01日

何を考えて作ったか理解不能な制度

 消費税の増税にあわせ、各交通機関が、ICカードと切符の二重運賃制度を始めました。
 同じ区間に乗っても、ICカードで支払えば1円刻みになり、切符を買ったり現金で払えば10円刻みになるというものです。
 当初、ICカードだと一律端数が安くなる制度だと思っていたのですが、今日、区間によってはICカードのほうが高くつく場合もある、という話を聞いて、驚きました。
 たとえば、JR東日本の場合、「電車特定区間」と呼ばれる大都市圏の場合、切符を買った場合、運賃の10円未満は切り上げとなります。したがって、この区間だと確実にICカードのほうが安くなります。
 ところが、それ以外の区間だと、10円未満は四捨五入するとのことです。したがって、たとえばこれまで140円だった区間は、ICカードだと143円ですが、切符だと1桁切り捨てで140円となり、ICカードのほうが高くなります。

 なお、一見すると、140円に8%かかるのだから税込み価格は151円では、と思ってしまいがちです。しかしながら、昨日までの140円は「本体価格」を1.05倍した運賃、という事になります。
 したがって、140円区間の「本体価格」は133円となり、上記の運賃となるわけです。
 この「電車特定区間」と「その他の区間」の境界の駅として、千葉駅があります。そのため、千葉駅から一つとなりの駅に行く際、「電車特定区間」である西千葉駅に行く場合はICカードのほうが安いが、「その他の区間」である東千葉駅や本千葉駅に行く場合は、切符のほうが安くなる、などという現象が発生するのです。
 ほかにも、JR東日本のサイトには「ともに『電車特定区間』である西千葉から海浜幕張に行く場合でもICカードのほうが高くなる」という事例が理由とともに掲載されていました。
 これを見たときは、よくもまあ、こんなレアケース調べ上げられたものだ、と別の意味で感心してしまいました。

 JRとしては、「電車特定区間の切符は切り上げ、その他の区間の切符は四捨五入したほうが利益が出る」などという制度を設ける何らかの理由があるのでしょう。
 しかしながら、外部の人間としては想像を絶する思考法としか言いようがありません。
 まあ、当分の間、「その他の区間」を利用するのは、サッカーや映画を見に、蘇我に行くときだけです。
 その際は、ICカードのほうが切符より3円安いという事だけは確認しました。
 したがって、自分にとってはこの「新システム」で特に困ることはありません。
 とはいえ、よくもまあこんな奇妙な「ルール」を作ったものだ、驚かされました。

 その努力にはとりあえず敬意を表しますが、それ以前の問題として、この消費税増税は、仕事の上でも生活の上でも大変な打撃になっています。
 苦労してこの制度を作り上げたJR東日本の人には悪いのですが、一日でも早く消費税率を元の5%に戻し、運賃体系も元に戻してほしいものだ、と強く思いました。