2007年04月30日

好機で適時打が出ず、競り負ける

[ 野球 ]

 所沢までマリーンズ対ライオンズはグラマン投手と大嶺投手が先発。小野投手が左脇腹を痛めて先発を回避したため、高卒新人ながら、二軍で未勝利ながらローテーションを守って防御率2点台の大嶺投手が抜擢されました。
 今日は昨日軽い怪我で途中交代したTSUYOSHI選手がスタメンから外れ、代わりに早川選手が移籍後初の一番に。そして対左投手という事で、両打ちの早川選手を含め、全員が右打者となりました。
 初回1死から2番に入っている青野選手が安打すると、グラマン投手は3・4番に連続四球。続く里崎選手の犠飛であっさり先制します。さらに続く2回は8番でスタメンの堀選手が安打し、犠打で進んだ後、早川選手が左翼線上に落ちる二塁打で追加点。さらにサブロー選手も適時打を放ち、3対0と大嶺投手を援護します。

 プロ初登板初先発となった大嶺投手は、初回は140km台後半の速球でライオンズの1番から3番を力で押して全て凡打で抑えます。ところが続く2回、先頭のカブレラ選手に詰まらせながら右翼席に運ばれ、1点を返されます。さらに続く和田選手にもバットを折りながら左翼フェンスギリギリの飛球を打たれます。これで調子が狂ったのか、連続四死球で走者を出すと、安打で満塁とした後、平尾選手に右翼線を抜かれる2点適時二塁打で同点とされ、さらに石井義選手にも2点適時打を打たれ、この回一挙5失点で逆転を許します。
 しかし、大嶺投手は続く3回は先ほど本塁打されたカブレラ選手をはじめ、3三振を奪い、続く4回も先頭打者に安打されながら、左翼に入った竹原選手の好守備もあって追加点は与えません。
 打線のほうは、3回に先頭打者の里崎選手が二塁打しながらも、得点を返せません。しかし5回に里崎選手が再び安打し、ベニー選手が四球を選んだところでグラマン投手が降板。2番手の岩崎投手に対し、代打のワトソン選手が安打して、無死満塁と一気に逆転機を迎えます。しかしここで、ここまで2安打の堀選手は併殺打。その間に返した1点のみに終わります。
 その裏、大嶺投手は先頭の中島選手に安打されたところで降板。二番手には大嶺投手より23歳年上の小宮山投手が登板。この回は併殺で無失点に凌ぎますが、続く6回に先頭のGG佐藤選手に珍しく死球を出すと、盗塁・犠打・犠飛と無安打で1点を追加されます。
 直後の7回表、ライオンズは長田投手を投入しますが、これが大誤算。三者連続四球で満塁として降板します。続くワトソン選手の打席で左の星野投手が出てくると、マリーンズは今江選手を代打に送ります。しかし、この貰った好機も併殺崩れの1点のみ。結局、この試合3度の満塁でいずれも1点ずつは取ったものの、適時打はなく、これが響いた形になりました。
 続く8回に青野選手に6号ソロが出てついに同点とし、大嶺投手の黒星を消します。また、青野選手はサブロー選手のブログで予告されていた桜島ファイヤーを披露していました。
 しかしその裏、前の回から登板していた荻野投手が、リーファー選手に右翼席に4号ソロを放たれて再び勝ち越されます。そして9回は小野寺投手に三人で抑えられ、8対7で敗戦。マリーンズは13残塁の拙攻が響きました。観客数は2万5千6百人ほどでした。

 神戸の合併球団対ホークスはセラフィニ投手と田之上投手が先発。同点で迎えた6回に2死無走者から7番の森本選手が安打すると、続く辻選手の三塁ゴロが失策に。ここで山崎選手と大村選手に連続適時打が出てホークスが2点を勝ち越します。
 今季初登板初先発の田之上投手はソロ本塁打で1点は失ったものの6回途中まで5安打2四球。6回途中からは継投陣が合併球団打線を無走者に抑え、9回も馬原投手が三人で抑え、3対2でホークスが勝ち、8連勝を飾っています。観客数は2万4千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは金沢投手と牧野投手が先発。金沢投手は移籍後初先発です。同点で迎えた3回に金子誠選手の適時二塁打でファイターズが勝ち越すと、5回には6連打で5点を追加。イーグルスも憲史選手の1号3ランなどで反撃し、9回裏にも2点を返して3点差に迫りますが、最後は藤井選手の安打性の当たりを金子誠選手の美技があり試合終了。11対8でファイターズが逃げ切っています。金沢投手は移籍後初勝利。また、本日スタメンの田中幸選手は2本の適時打を放ち、この3連戦で8打点。二千本安打まであと6としています。観客数は1万9千9百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは黒田投手と小嶋投手が先発。初回に1死1・2塁から新井選手に8号3ランが出て、昨日に続き、カープが初回に本塁打で先制します。一方、黒田投手に4回まで1安打に抑えられていたタイガース打線ですが、5回1死から下位の4連打で1点差に迫りますが、なお続く1死1・2塁で鳥谷選手と赤星選手が打ち取られ、同点には至りません。
 そして6回に2番手の江草投手が前田智選手に3号3ランを喫するなど4点を追加されます。タイガースも7回には林選手の2号ソロで、8回は連打で1点を返して3点差に迫りますが、反撃はそこまで。9回は永川投手に抑えられ、7対4でカープが勝ち、タイガースは3タテを喫しています。観客数は2万7千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは土肥投手と吉見投手が先発。仁志選手の4号先頭打者本塁打で先制したベイスターズが、2回にも内野ゴロの間に1点を追加します。土肥投手は2・3回と先頭打者に二塁打されますが、無得点に抑えます。続く4回は先頭のウッズ選手にスコアボード直撃の9号ソロを打たれますが、6回途中までその1点のみ。ドラゴンズ継投陣も3回以降はベイスターズ打線を1安打に抑えますが、ベイスターズも6回途中から細かい継投でドラゴンズに得点を許さず、9回には帰国直後のクルーン投手が三人で抑え、2対1で勝ったベイスターズがドラゴンズを3タテにしています。観客数は2万3千9百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は石川投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万7千6百人ほどでした。

両外国人選手の本塁打で逆転勝ち

[ 野球 ]

 所沢までマリーンズ対ライオンズ戦を観戦に行きました。昨年は内野自由席と外野席に一度ずつ行ったのですが、今日は内野指定席に。二人分で五千円で一般価格230円・球場価格600円の缶ビールが2本つくわけですから、そこそこお得と言えるでしょう。
 先発はギッセル投手と成瀬投手。今日は昨日4番に入って安打を放っていたワトソン選手が、相手が右投手にも関わらずスタメン落ち。代わりに橋本選手が7番でDHに入り、サブロー選手が3番に上がりました。
 ここまで、ライオンズ戦に2回登板して2失点だった成瀬投手ですが、今日は先頭の佐藤選手に安打されると、犠打で二塁に進まれ、中島選手の適時打で先制されます。さらに3回も再び佐藤選手に安打されて犠打で進まれると、今度はカブレラ選手に左翼線を抜かれて2点目を失います。

 一方、打線は初回に先頭の西岡選手が粘って四球で出るものの、続く早川選手の内野ゴロの間に一気に三塁に進もうとしてアウトになります。その後もギッセル投手を打てず、3回まで無安打に抑えられます。
 ところが4回、1死から早川選手が四球を選び、2死からズレータ選手も歩いて1・2塁に。ここで里崎選手が二遊間を破った当たりがチーム初安打かつ初打点となり、1点を返します。さらに2死満塁と同点機を作り、打席には橋本選手が入ります。しかし、フルカウントからボール球を空振りしてしまい、同点にはできません。なお、里崎選手が走者だったため、橋本選手は三振直後にミットをつけて、成瀬投手の投球練習の相手をしていました。
 これで好機はついえたかと思いきや、続く5回表、先頭の今江選手が安打し、犠打で二塁に進みます。そして2死後に早川選手が三塁後ろにフライを打ちますが、これを中村選手が追えずにファウルに。打ち直しになった後、安打を放ってつなげると、続くサブロー選手の適時打で同点に追いつきます。そして続くズレータ選手がバックスクリーン右翼寄りに8号3ランを放って勝ち越し。さらに2死1塁から今度はベニー選手が左翼席に2号2ランを打込んでこの回6連打で計6得点と一気に逆転します。
 これで勝ち投手の権利を得た成瀬投手ですが、5回は三人で抑えたものの、6回1死からカブレラ選手に日本最速タイ記録となる250号ソロを打たれて4点差に。さらに続く7回に連打で無死1・3塁とされたところで降板します。
 しかしここで、二番手の川崎投手が左対右が続く中、犠飛こそ打たれたものの、その1点のみに抑え、プロ初ホールドを挙げると、続く荻野投手も、中島選手を三振に。この時、ボールがそれて、しかも里崎捕手の一塁送球がややそれたのですが、何とかズレータ選手が長身を伸ばして取り、それ以上の点数は与えませんでした。
 8回に薮田投手が抑えた後、9回表は岩崎投手が登板。先頭のサブロー選手が安打し、2死から今季8試合目で初の打席となる代田選手が登場し、死球で出塁します。ここで打席には途中出場の竹原選手。フルカウントから中前に安打を放ちます。カウント上、スタートを切っていたため、サブロー選手はもちろん、代田選手も俊足を飛ばして一塁から一挙ホームに帰り、2点を追加して9対4と試合を決めました。その裏は藤田投手が抑え、マリーンズが連敗を2で止めています。
 今日は三塁側ベンチ近くにいたこともあり、決勝本塁打のズレータ選手のヒーローインタビューおよび生「幕張ファイヤー」を30mほどしか離れていない所で見ることができができました。
 あと、席からはブルペンがよく見えるのですが、ブルペン入りした投手が、投球練習前に黄色いチューブ(?)で肩を調整する事および、現在ブルペン捕手の肩書きを持つ定詰氏のユニフォームのローマ字表記「JOHZUME」が、現マリナーズの「JOHJMA」捕手と表記がやけに似ている事の二つを知ることができたのが収穫(?)でした。
 観客数は今季所沢で初の二万五千越えとなるとなる、25,001人。そういう試合に観戦していると、「我々のおかげで二万五千を越えた」という気分になれます。

 仙台のイーグルス対ファイターズは青山投手と八木投手が先発。初回に稲葉選手の適時打でファイターズが先制し、続くセギノール選手の8号2ランで一挙3点。さらに2回に陽選手のプル初打点となる適時打で1点を追加すると、4回には8番でスタメン登場の田中幸選手が2試合連続本塁打かつ通算1992本目の安打となる2号2ランを放ち、序盤で試合を決めました。
 八木投手は7回を9安打されながら四死球ゼロで、嶋選手のプロ初本塁打の1点のみに。その後も継投陣が抑え、7対1でファイターズが大勝し、今季初の3連勝を飾っています。観客数は2万7百人ほどでした。
 神戸で行われた合併球団とホークスは平野佳投手と神内投手が先発。3回に松中選手の2試合連続となる6号2ランでホークスが勝ち越し。さらに同点に追いつかれた6回には先頭の小久保選手が9号ソロを放ち、これが決勝点に。そのままホークスが6対5で勝って連勝を7に伸ばしています。観客数は2万2千1百人でした。

 広島のカープ対タイガースは佐々岡投手と能見投手が先発。初回に栗原選手の適時打でカープが先制すると、広瀬選手が今季1号となる満塁本塁打を放って一挙5点。タイガース打線は13安打を放つと、5回まで抑えた佐々岡投手の後、5人の継投陣にかわされて12残塁。カープが5対1で勝って連勝を3としています。観客数は3万と93人でした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは川村投手と中田投手が先発。同点で迎えた5回にベイスターズが勝ち越すと、続く6回に3点を追加。ドラゴンズは福留選手が2本塁打で3打点を上げるも、他が続かず、7対4でベイスターズが勝っています。観客数は2万5千3百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は松井投手と久保投手が先発。1点を追う6回にラミレス選手の4号2ランで逆転したスワローズが続く7回に3点を追加して試合を決めました。観客数は2万9千6百人ほどと、今日も広島球場が動員数一位でした。

2007年04月28日

連休開始

 大型連休が始まりました。今年も運良く、暦通り休めます。とはいえ、予定と言えば野球観戦と、都内の実家に里帰り(?)するくらいです。
 というわけで、初日の今日は、特に何もせずに過ごしました。しかしながら、不思議と一日が長く感じました。ちょっと得をした気分ですが、おそらく、5月6日には、毎年のように「あっという間の連休だった」と思っているのでしょう。やっておきたい事はいろいろあるので、せいぜい有意義に過ごしたいと思っています。

攻防ともいい所なく連敗

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは西口投手と小林宏投手が先発。今日はサブロー選手が先発出場。また、二塁は塀内選手で三塁は今江選手、またワトソン選手が久々に四番に入りました。
 マリーンズは初回に早川選手が内野安打で出塁するも盗塁失敗、続く2回はワトソン選手が安打するものの併殺と、いずれも安打が出ながら三人で終わります。
 そして3回、1死から塀内選手が二塁打で好機を作り、2死後にもTSUYOSHI選手が安打して1・3塁とするも、続く早川選手が倒れ、毎回安打するものの得点に結びつきません。
 一方、今季ここまで負けなしで防御率もリーグ1位の小林宏投手は、2回まで内野安打1本のみに抑えます。ところが3回、先頭の細川選手に安打され、犠打で進まれると、2死後に石井義選手に適時打され、先制を許します。さらにその石井義選手が盗塁すると、二塁送球が悪送球となって、一気に三塁に進まれ、続く中島選手の適時打で2点目を奪われます。
 続く4回も再び安打と犠打で1死2塁から失策があって1・2塁に。ここで細川選手と平尾選手という8・9番に連打されて3点目を失います。

 直後の5回表、1死後に久々スタメンのサブロー選手が二塁打し、さらに捕逸で三塁に。続く塀内選手も四球を選ぶと、9番に入っている今江選手に適時二塁打が出て2点を返して1点差に。ところが、今江選手は送球の間に三塁を狙うもアウトになり、1点差止まりに終わります。
 するとその裏、小林宏投手は2死1・2塁からGG佐藤選手に、打った瞬間に分かる左翼席への6号3ランを喫し、再び突き放されます。小林宏投手はこの回までで9安打1四球自責点5と、今季最悪の内容でこの回で降板となりました。
 直後の6回表も、先頭の早川選手がこの日二本目の内野安打で出るものの、中軸が三人で打ち取られ、その裏に二番手の小宮山投手が失点。結局西口投手相手に7回7安打1四球ながら2点しか取れず、その後も継投陣に抑えられ、7対2で完敗しました。
 今日は投打さらには守備走塁と、ほとんどいい所のない試合でした。まあ、こういう日もあるのでしょう。そして一応、「首位陥落」ともなっています。観客数は1万8千5百人と、大型連休の初日の「首位攻防戦」とは思えない入り。外野席は満席だったところを見ると、年間席などがよほど売れていない、という事なのでしょうか。

 仙台のイーグルス対ファイターズは岩隈投手と金村投手が先発。岩隈投手はほぼ1ヶ月ぶりの登板です。2回に岩隈投手は安打と四球で無死1・2塁とすると、連続失策で1点を失い、さらに8番に下がった坪井選手の2点適時打で3点を先制されます。
 しかしその後はファイターズ打線を抑え、5回裏には鉄平選手の2号2ランで1点差となります。ところが直後の6回表に岩隈投手は1死から4連打で2点を失い、ここで降板となります。さらに7回には4番手の有銘投手が、安打と四球、さらにはフェルナンデス選手のこの試合二つめの失策で二死満塁とすると、代打の田中幸選手の通算1991本目の安打が満塁本塁打に。これで試合は決まりました。
 金村投手は6回を6安打2四球2失点。その後は調整も兼ねてか、両武田投手にマイケル中村投手と、大差試合にしては豪華な継投でイーグルス打線を抑え、10対2でファイターズが快勝しています。観客数は1万6千9百人ほどでした。

 ナイターで行われた大阪ドームの合併球団対ホークスはデイビー投手とガトームソン投手が先発。開幕以来、調子が出ずに負傷で登録抹消されていたガトームソン投手ですが、復帰後初登板となった今日は4回まで1安打投球を見せます。一方のデイビー投手も4回まで3安打ながら無失点と投手戦となります。
 しかし5回、デイビー投手は簡単に2死を取ります。続く先週からスタメン捕手となりながら、打率1割台だった田上選手が左中間に今季1号を放ち、ホークスが先制します。
 しかしその裏、この回先頭の北川選手がチーム2本目の安打を放つと、意表の盗塁を決めます。ただ、これはサイン違いだったようです。さらにタッチアップで三塁に進むと、後藤選手の適時二塁打で合併球団が即座に追いつきます。しかし、この1死2塁の勝ち越し機は、後藤選手が三盗に失敗し、同点止まりに終わります。
 その後も投手戦は続きます。ガトームソン投手は8回を投げて5安打無四球で1失点。一方のデイビー投手も8回途中まで投げて5安打2四球1失点。8回途中から登板の吉田投手も古巣を無安打に抑え、1対1のまま最終回を迎えます。
 9回表に合併球団は加藤大投手が登板。今季ここまで防御率0.59とほぼ完璧に中継ぎをこなしていた加藤大投手ですが、先頭の多村選手がフルカウントから四球を選びます。すると、続く松中選手が、打った瞬間に分かる5号2ランを右中間に叩き込んでついにホークスが勝ち越します。
 その裏は馬原投手が2番からの打順を三人で抑えて7セーブ目を挙げて試合終了。ガトームソン投手は移籍後初勝利。ホークスはこれで6連勝となっています。観客数は1万7千5百人ほどでした。

 ところで先日、パリーグ6球団の主催試合が一周した時点での、観客動員が発表されました。ライオンズは19%減・合併球団は37%減で、他の4球団は増員との事です。
 まあ、マリーンズの場合、昨年のこの時期までの地元開催試合で週末が2回しかなかったのに、今年は4回も週末主催試合があります。このような違いがあるので、一概にそのデータだけで増減を論じるのは難しいでしょう。とはいえ、この二球団の減少率、特に合併球団の4割近い観客減は驚かされます。
 ところが、分析記事ではライオンズの19%には「松坂投手の移籍と裏金問題」と分析(?)しているのに対し、合併球団については、「清原選手の故障など」で終わらせています。確かに、清原選手にはある程度の集客力はあるでしょう。とはいえ、今季の合併球団の平均観客数は1万1千人台だそうですから、37.7%減という事は、1試合平均で6千人ほど減った計算になります。いくら何でも、清原選手の出場の有無でそれだけの人数の行動が変わるとは思えないのですが・・・。
 本当の事を書けない理由が何かあるのだと思います。とはいえ、「松坂投手の移籍+裏金問題<清原選手の故障」などという、誰も説得できないような「理由」を挙げるくらいなら、分析のまねごとなどせず、単に数字だけを書けばいいのでは、と思いました。

 広島のカープ対タイガースは長谷川投手と杉山投手が先発。初回にタイガースがシーツ選手の適時打で先制しますが、その裏に新井選手に7号3ランが出て逆転されます。しかしタイガースも2回に1点を返すと、3回にはシーツ選手に今度は2号2ランが出て、今度はタイガースが逆転。この回で長谷川投手は降板となりました。
 ところが、4回から登板のフェルナンデス投手のナックルボールに4・5回と走者は出ますが追加点は取れません。すると、2回から4回まで無安打と立ち直っていた杉山投手は5回1死1塁から天谷選手にプロ1号となる2ランを喫して逆転。さらに2死後に4連打で3点を追加され、ここで杉山投手は降板となりました。
 その後、中村泰投手と渡辺投手でカープ打線を抑えるも、打線がフェルナンデス投手を打てず、さらに8・9回も継投陣に抑えられ、8対4でカープが勝利。フェルナンデス投手は来日初勝利。カープは今季初の連勝となっています。観客数は2万8百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは寺原投手と佐藤充投手が先発。出遅れていた佐藤充投手は今季初登板です。1対1の同点で迎えた4回に鈴木尚選手の3号ソロでベイスターズが勝ち越し。さらに6回に二番手の石井投手から、1死1・3塁と好機を作り、内野ゴロ二つと仁志選手の適時打で3点を追加します。
 7回まで寺原投手に5安打1失点に抑えられていたドラゴンズ打線ですが、8回に続投の寺原投手から立浪選手の代打適時打と井端選手の適時打で2点を返し、さらに9回にはホセロ投手から中村紀選手の適時二塁打で1点差に迫ります。しかし最後はホセロ投手が踏ん張って5対4でベイスターズが逃げ切っています。寺原投手は3勝目、ホセロ投手は来日初セーブを挙げています。観客数は1万7千1百人ほどでした。

 ナイターで行われた神宮のスワローズ対読売は藤井投手と内海投手が先発。初回に読売が先制しますが、その裏、先頭のガイエル選手が安打し、宮本選手の犠打で進塁すると、青木選手の適時二塁打で同点になると、ラミレス選手の適時打で逆転。さらに二死後に城石選手の適時打が出て一挙3点を挙げて逆転。さらに2回にも1点を追加します。
 しかし、読売もソロ2本で5回に1点差に迫ります。しかしその裏、2死無走者から城石選手が本日3安打目となる1号ソロを左翼席に放ち、スワローズが再び突き放します。ちなみにこの時、テレビ東京での地上波中継を見ていたのですが、ここまで2安打の城石選手の話などは一切せず、内海投手を始め、読売の先発左腕がここまで無敗で、防御率も低い。それが三人ともいい刺激になっている、などという話を延々としていました。そんな無駄話にかまけて、今行われている打席の状況も説明しない中、城石選手が本塁打を放ち、放送席の空気は凍り付いていました。こんな実況をするから、地上波の読売戦の視聴率は落ち続けるのでしょう。
 そして6回にも青木選手に適時打が出て追加点。藤井投手は7回を5安打2四球。読売打線は本塁打三本もいずれもソロに終わり、9回は高津投手が三人で抑え、スワローズが6対4で勝ち、連敗を3で止めています。観客数は2万1百人ほどでした。
 というわけで、今日行われた6試合で一番動員が多かったのは広島でした。これはかなり珍しい事かと思われます。

過去の共有と現在

 大学時代を一緒に過ごした人と飲む機会があります。その時、在学中の話で盛り上がることがよくあります。20年くらい前の話なのですが、話していると、つい先日の事のように思えてくるから不思議です。
 一方、前の職場の人とも飲む機会があります。当然ながら、私がいた頃にあった事が話題になるのですが、これがまた不思議です。相手にとっては、現在につながっている事なのですが、私にとってそれは、現在の生活とは切り離された思い出です。そうなると、ほんの数年前の事でも、向こうとこちらでは全然違う感覚になっている事が話していてわかります。
 同じ、「共有している過去」でも、現在とのつながり方の違いによって、会話している時の感覚が全く異なってくるから不思議なものです。これからも、色々な人と会っていくのでしょうが、どんな形で過去を共有できたりできなくなったりするのだろうか、などと思わされた一連の会話でした。

2007年04月26日

一度見てみたい光景

 昼下がり、急に空が暗くなったと思ったら雷が鳴りました。さらに雲が切れて日が差したと思ったら、同時に激しい雨が降り出しました。日が差すのと同時に豪雨、というのは生まれて初めて見ました。
 変な天気だと話している内に、隣の席の人が、かつて「雨と晴れの境界線」を見た話をしてくれました。何でも、数メートル先では雨が降っているのに、自分のいるところは晴れていたとの事でした。
 若い頃、鉄道旅行をしていた時、ある場所から突然雨が降り出した事がありました。そしてしばらくしたら、すぐにやみ、そこでは雨の気配すらなかった、という事がありました。それを見て以来、一度その「雨と晴れの境界線」を見たいと思ったものでした。それを実際に見た人が身近にいるとは思わず、驚きかつうらやましく思いました。
 「経験者」の存在を知ると、余計見てみたいもの。よほどの運がないと難しいでしょうが、ぜひとも生きている間に一度は見たいものです。

清水直投手、2安打1失点完投も白星つかず

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズはダルビッシュ投手と清水直行投手が先発。開幕戦と同じ顔合わせとなりました。マリーンズは昨日に続いてDHに橋本選手。また、昨日休んだ青野選手が再び三番でスタメン復帰、という打順でした。
 1回裏、清水直投手は昨年から苦手としている森本選手にいきなり三塁打を打たれます。そして1死後、稲葉選手は遊ゴロを打つと、序盤ですのでセオリー通り一塁に送球して先制は許します。ところが、結果的にこれが決勝点となってしまいます。

 2回までダルビッシュ投手に無走者に抑えられてきたマリーンズ打線ですが、3回に先頭のベニー選手が四球で初の走者となると、続く橋本選手の安打がエンドランとなり、無死1・3塁と絶好の同点機を迎えます。しかし、ここで今江選手は詰まった投ゴロとなり、三塁走者ベニー選手が本塁に突っ込むもアウト。その後も打ち取られ。結局、0点に終わります。
 ここまで5試合、いずれもKOされていた清水直投手ですが、今日はいきなり三塁打されたものの、そこからは完璧に近い投球を見せます。2回から5回までをいずれも三者凡退。6回に四球で初回以来の走者を出しますが、ここも無安打に抑えます。
 ところが、ダルビッシュ投手も同様に好投。唯一の得点機である3回を除けば、7回まで全て三者凡退。というわけで、7回までともに1安打1四球という投手戦となりました。
 8回はともに1安打ずつ出ますが、ともに0点に終わり、1対0のまま最終回を迎えます。しかし、ダルビッシュ投手の投球は衰える事なく、今江選手は内野ゴロに、TSUYOSHI選手は三振であっさり二死に。早川選手がフルカウントから四球を選んだものの、青野選手が打ち取られ、今季初の完封負け。清水直投手の2安打1四球の好投を援護することができませんでした。ダルビッシュ投手は4連続完投となる今季初完封で3勝目、17イニング連続無失点となっています。
 これで連勝は5で止まり、一方のファイターズの連敗は6で止まっています。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 福岡のホークス対ライオンズは新垣投手と岸投手が先発。初回にホークスはいきなり連打で好機を作り、多村選手の適時二塁打で先制します。さらに松中選手が四球を選び、無死満塁としますが、ここは岸投手に凌がれ、大量点は奪えません。
 新垣投手は、5回まで毎回走者を出し、しかも4回には暴投二つという内容でしたが、何とかライオンズ打線を6回まで0点に抑えます。しかし7回、1死から四球と安打で1・2塁とすると、細川選手に適時打が出て同点。さらに新垣投手にこの試合3つ目の暴投が出て、ライオンズが逆転します。新垣投手は前回の4暴投と合わせて2試合で計7暴投という制球の乱れぶりとなっています。
 岸投手は2回から7回までを1安打に抑える好投を見せます。ところが8回裏、先頭に代打で登場したアダム選手に2号ソロが出て、ホークスが追いつきます。
 そして迎えた9回裏、ライオンズは同点ながら小野寺投手を投入。しかし、先頭の多村選手が安打し、さらに失策もあって二塁に。続く松中選手を敬遠し、小久保選手の右飛で1・3塁になると、柴原選手も敬遠し、満塁でブキャナン選手を迎えます。ここでブキャナン選手は叩きつけるような当たりを放ち、三塁走者が生還し、ホークスが3対2でサヨナラ勝ちを決めました。
 背筋痛の和田投手に続き、肩に違和感をおぼえた斉藤和投手の登録も本日抹消したホークスですが、これで5連勝。また、ライオンズは今季初の同一カード負け越しとなっています。観客数は3万1千9百人ほどでした。この結果、パリーグは上位3球団がいずれも貯金4でGWを迎える、という形になりました。

 大阪ドームの合併球団対イーグルスは川越投手と林投手が先発。初回に川越投手の立ち上がりを攻めたイーグルスが礒部選手とリック選手の適時打で2点を先制。そして6回には遅ればせながら一軍昇格の憲史選手の適時打で1点を追加します。
 林投手は5回まで3安打無失点でしたが、6回に2死1塁からラロッカ選手に8号2ランを打たれて1点差に。続くローズ選手に四球を出したところで降板となります。
 しかし、そこから継投陣が抑え、1点差のまま最終回に入ります。ところがここで登板の福盛投手が先頭打者に安打されます。続く犠打は二塁封殺したものの、後藤選手に二塁打されて1死2・3塁に。続く大引選手が適時打を放ち、同点に追いつかれます。なお続く1死1・3塁のサヨナラ機は何とか凌いだものの、これで延長戦に。ともに得点圏に走者は出しますが、あと一本が出ず、結局3対3で引き分けとなりました。観客数は8千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズはボーグルソン投手とグライシンガー投手が先発。初回にタイガースが金本選手の適時打で先制。三回にはボーグルソン投手がまたまた安打を放って出塁すると、1死後にグライシンガー投手が来日初四球。すると続くシーツ選手に適時打が出て2点目を挙げます。
 一方、ボーグルソン投手は毎回安打されますが、1回と4回の2死満塁を凌ぐなど、0点に抑えます。しかし5回には連打に失策もからんで失点。5回を1失点ながら8安打4四球という事もあり、ここで降板となります。
 そして6回から早くも久保田投手が登板し、8回途中まで投げます。そして、以下はウイリアムス投手と藤川投手の継投で、安打こそされましたが結局1点も取られずに逃げ切り。3対1でタイガースが勝っています。スワローズは11安打5四球ながら14残塁という大拙攻でした。観客数は3万8千人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープは朝倉投手と大竹投手が先発。初回にカープが無死1・2塁から併殺で好機を潰しかけますが、続く新井選手に適時打が出て先制します。一方、大竹投手は初回から毎回走者を出しますが、併殺二つに盗塁失敗などもあり、ドラゴンズ打線を0点に抑えます。
 朝倉投手も7回まで7安打ながら1点に抑えますが、8回に栗原選手と新井選手に連続適時打が出て2点を追加します。カープは継投陣がドラゴンズ打線を無安打に抑えます。そして3試合連続サヨナラ負け中でしたが、9回も永川投手が三人で抑え、カープが完封リレーで3対0で勝利。連敗を止めています。観客数は2万7千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは木佐貫投手と三浦投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万7千3百人ほどでした。

2007年04月25日

久保投手の前回に続く好投で5連勝

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズはスウィーニー投手と久保投手が先発。今日のスタメンは堀選手と青野選手を外して橋本選手と塀内選手を入れました。昨日も今日も右投手相手ですが、今日のほうが左打者を増やしています。
 今日も先制はマリーンズ。3回に今江選手と塀内選手の8・9番が連打して好機を作ると、続くTSUYOSHI選手の適時打と内野手の三連打で先制します。しかしその裏、久保投手は簡単に2死を取ったものの、二度目のスタメンとなった陽選手にプロ初安打となる二塁打を打たれ、続く森本選手の適時打で追いつかれます。

 しかし直後の4回表、この回先頭のズレータ選手が二塁打で出塁すると、続く里崎選手の犠打が失策でオールセーフとなり1・3塁になります。続くベニー選手は浅い中飛に倒れたものの、続く今季初DHの橋本選手が犠飛を打ち上げて勝ち越し。さらに今江選手にも適時打が出て3対1とリードを広げます。
 久保投手は4回から8回まで毎回安打されますが、いずれも1安打のみで得点は許しません。前回の9回1失点に続いての8回1失点という好投でした。一方、スウィーニー投手も5回から7回まで内野安打1本のみ、続く8・9回は伊藤投手が無走者と、ともに無失点で早い展開で進みます。
 そしてマリーンズ2点リードで迎えた9回裏は、4試合連続登板となる小林雅英投手が登板。昨日安打された稲葉選手と田中幸選手を三振に打ち取るなど、三者凡退に抑え、8セーブ目を挙げています。久保投手は2勝目です。
 これでマリーンズは5連勝。この時期なのであまり意味はないのですが、一応「首位」となりました。一方のファイターズは6連敗となっています。観客数は1万4千4百人ほどでした。

 福岡のホークス対ライオンズは杉内投手と涌井投手が先発。杉内投手は3回まで1安打投球でしたが、4回2死から和田選手に安打されると、続くGG佐藤選手に5号2ランを打たれて2点を先制されます。
 一方、4連勝中の涌井投手は、4回まで2安打に抑えたものの、5回に連打で走者をためると、森本選手の適時三塁打で同点に。さらに大村選手に適時二塁打が出てホークスが勝ち越し、さらに2点を加え、打者一巡で一挙5点を挙げて逆転します。
 ライオンズは7回に三番手の星野投手を投入しますがこれが誤算。安打の後連続死球で自ら満塁とすると、小久保選手が2点適時打で貴重な追加点。その後も点を加え、9対3でホークスが快勝してます。これでホークスは4連勝となっています。観客数は3万1千8百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対イーグルスは吉井投手と田中投手という年の差23対決。4回に大引選手の適時打、日高選手のスクイズなどで3点を先制し、続く5回にも2点を追加し、田中投手をKOします。イーグルスも山崎武選手の2試合連続となる9号2ランで反撃しますが、イーグルス継投陣が打たれ、点差が開きます。
 なお、この試合、8回にラロッカ選手がこの試合2つめの死球を受けて険悪な雰囲気になります。そして続く9回に山崎武選手が死球を受けると、日高選手のマスクをはぎ取ります。これで両チーム入り乱れて乱闘となり、山崎武選手とローズ選手が退場となります(追記・山崎武選手は単に代走が出ただけでした。審判は「マスク取り」は見ていなかったそうです)。この両球団なだけに、大半は元チームメート同士なわけで、何とも言えないものがなりました。
 結局そのまま合併球団が9対3で勝ちきり、吉井投手は今季初勝利。一方の田中投手はプロ初敗戦となっています。観客数は1万9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは下柳投手と石井一投手が先発。初回に2死から金本選手の三振が振り逃げになり、そこから今岡選手と林選手の連続適時打でタイガースが2点を先制。2回に畠山選手の1号ソロで1点差にされますが、直後に赤星選手の犠飛で1点を追加します。
 下柳投手は6回を3安打1四球で1失点。その裏、タイガースが鳥谷選手の適時三塁打などで3点を追加して4点差とします。これで、いつもの三人を休ませることができ、江草投手と福原投手の継投でスワローズ打線を抑え、7対2で勝っています。観客数は3万7千7百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープは久本投手と青木高投手が先発。4回に福留選手の6号ソロでドラゴンズが先制。一方の久本投手は4回まで無安打投球でしたが、5回に連打で追いつかれた後、足を痛めて降板。しかし、緊急救援の石井投手が後続を抑えます。するとその裏、中村紀選手に移籍後本拠地初となる4号ソロが出てドラゴンズが再び勝ち越します。
 その後もドラゴンズは福留選手の7号2ランなどで追加点。一方、ドラゴンズは石井投手以下の4投手がカープ打線を6回以降1安打に抑え、5対1でドラゴンズが快勝しています。観客数は2万7千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは金刃投手と加藤投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万8千人ほどでした。

いくら何でもその名前では・・・

 mixiには「足あと」という機能があり、自分のページに誰が来たかが分かります。そして、自分の所に知らない人が来ると、ついつい誰なのか興味を持ち、その人のページに行くのは、私のみならず多々います。
 その機能と性格を利用し、胡散臭い商売をやっている輩が、手当たり次第に「足あと」を残す、という事が少なからずあります。私のページの「足あと」でも、知らない人に関しては、半数近くがその類です。そして、クリックしてしまい、胡散臭い宣伝文を見た後は「またかよ・・・」と不快な思いをします。

 ところが、今日の「足あと」にもそのテの輩がいたのですが、そのページを見て不快な思いをする事をせずにすみました。何しろ、そこにあった名前は、あからさまに「私はインチキ商売をやっています」と宣言しているようなものだったのです。
 どこの誰だか知りませんが、おそらく、懸命に「足あと」をつけまくっているのでしょう。そして教わったほどその「効果」がないことに悩んだりしているのだろうか、などと思い、苦笑させられました。そのような商売をやる事自体はもちろんですが、そのあからさまに怪しい名前をつける事も、私の理解の範疇を越えています。
 世の中には色々な人がいるものだと、改めて思わされました。

2007/4/24の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

マリーンズ、今季初の4連勝

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズは建山投手と渡辺俊投手が先発。マリーンズは堀選手と今江選手がスタメンでした。
 渡辺俊投手は、2回に安打と失策で無死1・2塁とされますが、ここは後続を抑えて、先取点は許しません。一方、建山投手に2回まで三人ずつに抑えられたマリーンズ打線ですが、3回に今日は7番に入ったベニー選手の今季1号となるソロが出て先制します。
 渡辺俊投手は3・4・5回と続けて安打、うち2回は無死の走者でしたが、いずれも0点に抑えます。そして6回表、先頭の早川選手が2号ソロを放って2対0とリードを広げました。

 しかし渡辺俊投手はその裏、セギノール選手にこの試合4度目となる先頭打者安打をされ、稲葉選手にも安打された後、1死後にマリーンズに強い高橋選手に適時打を打たれ、1点を返されます。
 続く7回裏、渡辺俊投手は先頭打者を失策で出した所で降板となります。続く藤田投手は田中賢選手を抑えます。ところが、三番手で登場した荻野投手が誤算。前の試合ではイーグルスの中軸を三人で押さえましたが、今日は安打と四球で満塁として1死も取れずに降板してしまいます。続く稲葉選手の所で高木投手が登板。その稲葉選手は抑えますが、続く田中幸選手には押し出し四球を出してしまい、同点に追いつかれます。
 さらに二死満塁で打席には先ほど適時打の高橋選手、というところでバレンタイン監督は五番手に小宮山投手を起用。これが前の試合に続いて成功し、一邪飛に抑え、逆転は許しません。
 ファイターズは8回も建山投手が続投しますが、1死後に連続死球を出してしまい、降板となります。ここで二番手は同点ながら武田久投手。ズレータ選手は三振に打ち取られましたが、続くワトソン選手が中堅フェンス近くに達する2点適時二塁打を放つと、続く里崎選手も左翼に適時打を放ち、計3点を勝ち越します。
 その裏は薮田投手が内野安打1本を打たれるも0点に抑え、9回は小林雅投手が登板。2死から苦手の稲葉選手に安打されると、続く田中幸選手に通算1990本目となる安打をされますが、最後は金子洋選手を抑え、7セーブ目を挙げて試合終了。マリーンズが5対2で4連勝。前の試合で2年8ヶ月ぶりの勝利を挙げた小宮山投手が2試合連続の勝利投手となっています。一方のファイターズは5連敗となっています。観客数は1万3千1百人ほどでした。

 神戸の合併球団対イーグルスはセラフィニ投手と永井投手が先発。初回にセラフィニ投手が制球を乱し、安打と2四球で満塁とし、礒部選手の犠飛でイーグルスが先制。さらに続く山崎武選手が7号3ランを放ち、2安打で計4点を取ります。
 さらにイーグルスは4回に嶋選手のプロ初打点となる適時打などで2点を追加してセラフィニ投手をKOすると、続く5回には二番手の岸田選手から山崎武選手がこの試合2本目となる8号2ランを放ち、早くも9点目を挙げます。
 永井投手は6回途中まで投げて3失点。その後、合併球団も反撃し、9回は四番手の有銘投手から3安打して1死満塁とします。ここでイーグルスは5番手に松本投手を投入。北川選手に押し出し死球を出して1発出れば同点という場面となりますが、後続を抑えて9対5でイーグルスが勝利。永井投手は2度目の先発で2連勝、松本投手は先日の初勝利に続きプロ初セーブを挙げています。観客数は1万1千人ほどでした。
 なお、熊本のホークス対ライオンズは雨で中止でした。

 甲子園のタイガース対スワローズはジャン投手と石川投手が先発。三回に先頭の田中浩選手に二塁打されると、犠打の後、飯原選手のファウルフライを林選手があえて取って犠飛とし、スワローズが先制します。一方、ジャン投手は6回まで2安打に抑えていたのですが、7回に先頭のラミレス選手の打球が顔面を直撃して降板となりました。
 打線のほうは、6回まで投げた石川投手、さらに木田投手・館山投手の前に8回まで4安打1四球で無得点。しかし、ジャン投手緊急降板後に久保田投手・ウイリアムス投手とつなぎ、1対0のまま9回裏を迎えます。
 雨が激しくなった9回裏、スワローズは高津投手が登板。1死後、シーツ選手は右飛に打ち取られますが、これをガイエル選手が落球し、シーツ選手は二塁に。するとスワローズはここで金本選手を敬遠します。しかしこの作戦は失敗。高津投手は続く今岡選手にも四球を出してしまい、満塁とします。ここで林選手が右前に打ち返して同点とすると、続く矢野選手が中前にサヨナラ打を放ち、タイガースが2対1で勝っています。観客数は3万7千8百人ほどでした。

 なぜか仙台で行われた読売対ベイスターズは姜投手と土肥投手が先発。初回にベイスターズが2点を先制したのに始まって序盤は打撃戦。4回を終わってベイスターズが6対5という展開で、両先発とも4回で降板します。その後も点を取り合い、終わって見れば8対6でベイスターズが逃げ切り。出産の関係で一時帰国したクルーン投手の代役を務めた那須野投手がプロ初セーブを挙げています。また、9回表には門倉投手が古巣相手に「敗戦処理デビュー」を飾っています。観客数は1万5千人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープは山本昌投手と黒田投手が先発。3回にドラゴンズが2点を先制しますが、直後の4回表に栗原選手が4号同点2ランを放ちます。そして7回にドラゴンズが李選手の適時打で勝ち越し、山本昌投手は8回を2失点に抑え、通算193勝目の権利を残して降板します。しかし、9回に登板した岩瀬投手に対し、栗原選手が本日2本目となる同点ソロを放ちます。
 その裏に登板の永川投手は、2死2塁とし、続く中村紀選手は安打性の当たりを放ちます。しかしここは松本選手が好捕し、延長戦に入ります。そして迎えた12回裏、先頭の中村紀選手が安打し、犠打と暴投などで1死1・3塁に。ここで英智選手が右翼へライナー性の当たりを放つと、それを天谷選手が返球を焦ったか捕りきれず、中村紀選手がサヨナラのホームを踏んで試合終了。記録は犠飛と失策になっていました。これでカープは3試合連続サヨナラ負けとなっています。観客数は2万7千2百人ほどでした。

2007年04月24日

教育の一環?

[ 野球 ]

 プロ野球の裏金問題から端を発して、「高校野球特待生」までが問題に。おかげで、県大会を出場辞退した高校まで出現しました。
 この件において一番驚かれるのは、「高野連が特待生制度を禁止していた」という事でした。
 甲子園大会の中継で「出身中学」を見ていれば、高校と数百キロ離れた都道府県の出身者は珍しくありません。まさか、高校球児の親に限って長距離転勤が多い、などという事はないでしょう。そうやって、わざわざ遠方の中学生を、何の便宜もはからずに野球のために入学させる、という事は普通、考えられません。

 そのような現状は、ちょっと高校野球中継を見ただけで見当がつきます。にも関わらず、高野連はこれまで「野球に力を入れている高校が、遠方の生徒を特待生みたいな形で優遇する、などという事はない」と思っていたのでしょうか。もし今回の問題が露見するまで疑いすらしなかったというなら、その思考力にはかなりの問題があると言わざるを得ません。
 あと、他のスポーツと違って、野球だけ認めない建前として「教育」という言葉を出していました。毎度書いていますが、炎天下の甲子園で延長15回投げた翌日に同じ投手が完投するような、下手すると野球生命を奪いかねないような酷使を堂々とやらせておいて、何が「教育」だ、とほとほと呆れました。
 裏金問題を「2球団において例外的に生じたこと」にまとめようとする報道もそうですが、プロもアマも、なんでこんな空虚な建前を主張し続けるのか不思議です。もっとも、これは野球界に限った事ではなく、日本社会のどこでも見られる風潮ではあるのですが・・・。

2007年04月22日

2007/4/22の更新

 漫画資料室北斗の拳を掲載しました。

逆転サヨナラ2ランが2本

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは雨で中止。発表されたスタメンでは、堀選手が今季初の2番二塁だったので楽しみにしていただけに残念でした。

 所沢のライオンズ対合併球団はギッセル投手と平野佳投手が先発。2回二死無走者から四死球と失策で好機を貰った合併球団が、大西選手の詰まった内野安打で先制します。さらに3回にはラロッカ選手の6号ソロ、4回には後藤選手の犠飛と、着実に得点を重ねて試合の主導権を握ります。
 一方の平野佳投手は、2・3回の無死1・2塁、5回の無死2塁と再三の危機を作りますが、後続を抑え、無失点で5回を乗り切ります。6回には4安打で2点を返され、さらに2死1・3塁となりますが、ここは何とか凌いで降板します。
 しかし続く7回に、失策と犠打で1死2塁となり、ここで登板の三番手・本柳投手が中島選手に適時打を打たれで同点に。これでライオンズの流れになったかと思われました。
 ところが直後の8回表、三番手の長田投手に対し、2死2塁から大西選手が本日4安打目となる適時打を放ち、合併球団が再びリードを奪います。
 その裏、合併球団は通常なら加藤大投手を出すところですが、早くもカーター投手が登板。1死から連打で1・2塁となりますが、ここは後続を断ちます。この時点では解説者氏は、「9回に加藤大投手かも」と言っていました。しかしながら、続く9回裏もカーター投手が続投。ところが、中島選手が本日3本目となる中越二塁打を打つと、続く3試合ぶりスタメン復帰となったカブレラ選手が右翼ポール際に3号逆転サヨナラ2ランを放ち、ライオンズが5対4で勝利。流れが複雑に変わった試合でした。また、加藤大投手が出てこなかった理由も気になるところです。故障でもあったのでしょうか。
 ところで、サヨナラ本塁打となると、普通は「手荒い祝福」があるとしたものですが、「水かけ」こそあったものの、それらしい事はほとんどありませんでした。このあたり、チームの中でのカブレラ選手の立ち位置がどうなっているのか、などと気になりました。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 東京ドームのファイターズ対ホークスはグリン投手と水田投手が先発。水田投手は木曜以来の中二日。その時は、初回に3点を失い、4回途中で降板しています。その水田投手ですが、2回を除く毎回に安打されますが、6回途中まで無失点に抑えます。
 一方のグリン投手も、1・2回に先頭打者に二塁打されるなど、毎回走者を出しますが、4回まで無失点に抑えます。ところが5回、安打で3度目の先頭打者出塁を許すと、四死球で二死満塁に。ここで松中選手が2試合連続となる3号満塁本塁打を放ち、ホークスが一挙に4点をリードします。
 グリン投手は6回途中に背中を痛めて急遽降板。その後、ファイターズは金沢投手を挟んで両武田投手にマイケル中村投手と、4点負けていながら勝ちパターンの継投でホークスの追加点を許しません。しかし、打線がホークスの継投陣に毎回のように走者を出しながら、点を取れません。9回も先頭の田中幸選手が馬原投手に対し、通算1989本目となる安打を放って出塁しますが、次打者が併殺で終わってみれば三者凡退。ホークスが4投手による完封リレーで4対0で勝っています。ファイターズはこれで5連敗となっています。観客数は2万1千6百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対カープは寺原投手とフェルナンデス投手が先発。前回の初登板で12安打10失点KOだったフェルナンデス投手ですが、初回にいきなり仁志選手と村田選手にソロ2発を浴びるものの、その後はナックルボールが冴え、ベイスターズ打線を2回以降は抑えます。そして打線も嶋選手の3号ソロなどで追いつき、6回には栗原選手の3号ソロで逆転に成功します。
 結局フェルナンデス投手は8回途中まで投げて6安打2四球で2失点に抑え、来日初勝利の権利を得て降板します。
 そして昨日同様、カープの1点リードで迎えた9回裏、マウンドには昨日逆転サヨナラ打を打たれた永川投手が上がります。そして先頭の村田選手に四球を出します。ここでベイスターズベンチが動き、村田選手に代走を、さらに「ピンチバンター」として小池選手を代打に出します。ところが、それだけ万全を期して臨んだバントを、永川投手が好判断で二塁に投げ、アウトにします。これで今日はカープかと思ったのですが、続く金城選手が右翼席に今季1号となる逆転サヨナラ2ランを右翼席に叩き込み、ベイスターズが連日の逆転サヨナラ勝ちとなりました。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 夜に行われた神宮のスワローズ対ドラゴンズは増渕投手と中田投手が先発。スワローズは打順を入れ替え、昨日2本塁打の青木選手3番に入れました。
 前回、序盤KOの増渕投手ですが、初回、追い込んでから死球を出し、さらに安打を許すと制球が乱れ、連続四球で早々と先制点を献上します。さらに内野ゴロと中村紀選手の適時打で計3点を奪われます。この時点では、「これでは今日も序盤KOか」などと思ったのですが、そこから増渕投手は立ち直ります。5回に犠飛を打たれて追加点を与えたものの、2回から5回だけを見れば4安打4四死球1失点でした。
 一方、ここまで3戦全勝で、防御率0点台の中田投手は、3回までは1安打に抑えます。ところが4回に先頭のガイエル選手に来日第1号を打たれると、続く5回にはラミレス選手の3号3ランで同点となりました。
 さらに6回、中田投手は簡単に2死を取りますが、続く田中浩選手に詰まりながらも右前に落とされると、そこから予想外の展開に。続く代打・度会選手、さらには初の一番に入った飯原選手が、ともに詰まりながら外野前に落とし、スワローズが勝ち越し。さらにスワローズ打線は止まらず、昨日のお返しをするかのように連打を放ち、計6連打で中田投手は降板。さらに四球を挟んで打者一巡すると、10人目の打者・福川選手にも2点適時打が出て、この回7安打で一気に6点を勝ち越し。その後、ドラゴンズもソロ2本で反撃するも、6回の大量点が大きく、10対6でスワローズが逆転勝ちしています。観客数は1万4千人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売は小嶋投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。

2007年04月21日

2007/4/21の更新

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前世紀の音

 食堂で昼食を食べていたら、突如、「ピポパポポポ」という音が店内に流れました。しばらく聞いてはいない音ではありますが、かつては、毎日のように聞いていた音だったので、すぐ「電話回線からダイヤルアップでインターネットに接続するときの音」という事が分かりました。
 昼食時だったので相席だったのですが、向かいにはシステム屋さんらしい会話をしている先輩と後輩がいました。その先輩も「お、懐かしい音だ」などと言ってました。ところが、後輩氏は「何の音なんですか?」と尋ねています。考えてみれば、我が家でもこの「ダイアルアップ音」を聞かなくなって8年以上たちます。これを新卒社会人にあてはめれば中学生の時になるわけです。そう考えれば、あの音を聞いた記憶がない若手社会人がいてもおかしくないわけです。
 もう5年もしたら、kbps単位での速度によるインターネット接続の存在も知らない社会人も普通に存在するようになるのだろうな、などとも考えました。味よりそちらのほうが印象に残った昼の一時でした。

小宮山投手、2004年8月以来の白星

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは青山投手と成瀬投手が先発。今日は土曜日恒例の橋本選手がスタメンマスクで7番に、そして里崎選手は6番DHで、ベニー選手がスタメン落ちしました。
 二週間前には青山投手は2回で6点取ってKOしたマリーンズ打線ですが、今日は2回まで無走者。3回に先頭の橋本選手がチーム初安打を放ちますが、後続が二塁にも進められずに打ち取られます。
 一方、ここまで3試合で自責点4だった成瀬投手ですが、今日は初回・2回とも安打されるという立ち上がり。そして3回、1死から鉄平選手の俊足で内野安打にされると、続く塩川選手にも安打されて1・2塁に。ここで好調の礒部選手に2点適時打を打たれ、先制を許します。さらに1死後にはリック選手にも適時打が出て、3点をリードされます。

 しかし直後の4回表、先頭の早川選手が内野安打を放ち、続く青野選手の三塁ゴロが失策となって1・2塁に。さらに青山投手はズレータ選手にぶつけてしまって満塁とすると、続くワトソン選手が押し出しの四球を選び、マリーンズが内野安打一つで1点を返します。さらに里崎選手に適時打が出て1点差としてなお無死満塁。一気に同点さらには逆転かと思いましたが、橋本選手が倒れた後、サブロー選手のライナーゲッツーもあり、2点で止まりました。
 続く5回も先頭の塀内選手が安打で出塁し、TSUYOSHI選手が四球を選んで再び無死1・2塁に。ここで早川選手が送った後、青野選手の内野ゴロの間に塀内選手が生還して、マリーンズが追いつきます。
 追いついてもらった成瀬投手ですが、今日はどうもこれまでと違う感じ。4回も2死を取った後、礒部選手に四球を出します。
 するとここでバレンタイン監督が出てきて投手交代。今日の成瀬投手は4回2/3投げて7安打1四球3失点。得意の三振も3つだけで球数も87球と変調でしたから仕方ないかもしれません。そして二番手として小宮山投手が登板しました。2005年になってからは登板は敗戦処理か大差で勝っている時が原則。同点で登板した2回はいずれも延長戦の時のみでした。
 というわけで、2005年6月11日以来の「中継ぎ登板」となった小宮山投手ですが、フェルナンデス選手には安打されるものの、続くここまで2打数2安打のリック選手を投ゴロに打ち取ります。そして続く6回も山崎武選手、ウィット選手といった一発のある面々を三人で抑えました。
 青山投手は6回まで6安打3四死球ながら3失点で踏ん張っていたのですが、続く7回に先頭のTSUYOSHI選手が安打で出塁します。続く早川選手の犠打は三塁前にやや強めに転がり、フェルナンデス選手は二塁に送球しますが、これがややそれて3度目の無死1・2塁に。青野選手の犠打は失敗し、二塁走者がアウトになったものの、ズレータ選手が中前に適時打を放ち、遂にマリーンズが勝ち越し。ここで青山投手は降板となりました。
 イーグルスもここから「一人一殺」の細かい継投で追加点を防ぎにかかります。しかし渡辺恒投手は代打のベニー選手に四球を出し、小倉投手には里崎選手が犠飛を放って1点を追加します。さらに四番手に左の松崎投手が出ると、マリーンズベンチも動き、DH解除を覚悟で橋本選手に代打で堀選手を。しかし、ここは松崎投手が凌ぎ、5対3で終盤に入ります。
 小宮山投手は7回も続投。2死を取ったところで塩川選手に安打され、ここで降板となります。そして今日2安打1四球の礒部選手には藤田投手が登板。内野ゴロに打ち取ってきっちり仕事をこなしました。
 8回にもマリーンズは1死2塁の追加点機を作りますが、続くTSUYOSHI選手の放った安打性の当たりを、新人の渡辺直選手が好捕して本日2つめのライナーゲッツーとなり、0点に終わります。
 その裏は薮田投手と思いきや、新人の荻野投手が登板。この起用に応え、四番のフェルナンデス選手から始まるイーグルス打線を三者凡退に抑えます。
 そして9回は小林雅英投手が登板。昨日安打されたウィット選手からでしたが、今日は三人で抑え、連日のセーブを挙げました。
 これでマリーンズが5対3で勝って3連勝。荻野投手はプロ初ホールド。そして小宮山投手は2004年8月25日以来となる勝利を挙げています。
 そしてヒーローインタビューも小宮山投手が。約2年半ぶりの白星に対する喜びはもちろんあったようですが、その「原因」を作った成瀬投手に言及し、「これから懇々と説教をする」と、指導者的視点で話していました。
 これで今季土曜日初勝利。同時に、橋本選手がスタメンマスクを被った試合の初勝利ともなっています。観客数は1万5千3百人ほどでした。

 東京ドームのファイターズ対ホークスは八木投手と斉藤和投手が先発。0対0で迎えた5回にホークスが多村選手の適時打で先制。しかしその裏、ファイターズも森本選手の適時打で追いつきますが、6回表に小久保選手に二日連続となる8号ソロでホークスが再び勝ち越します。
 その裏、ホークスは早くも2番手の森福投手が登板。しかし死球と安打で走者をためて降板。続く佐藤投手が鶴岡選手に同点適時打を打たれ、森福投手は7試合目での初自責点となりました。
 しかし直後の7回。八木投手は先頭打者に二塁打を打たれ、続く大村選手の犠打を稲田選手が失策して無死1・3塁となり、本多選手の適時打で、ホークスが三度勝ち越します。ここでファイターズは八木投手をあきらめ、押本投手を投入しますが、これが大誤算。続く多村選手に開幕戦以来となる3号3ランが出ると、さらに松中選手にも二者連続となる3号ソロが出ます。さらにアダム選手に来日初安打となる1号2ランが出てこの回一挙7点。それまでの接戦が一転して大差試合となりました。さらに9回にも2点を追加したホークスが11対2と大勝で連勝。逆にファイターズは3連敗となっています。観客数は2万3千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は西口投手とデイビー投手が先発。ここまで4戦4勝だった西口投手でしたが、今日は乱調。2回に安打と2四球で満塁とし、続く大西選手にもこの回3つめの四球で先制点を献上。さらに犠飛も出て1安打で2点を失います。続く3回も先頭打者の四球を足がかりに1点を失うと、4回も先頭打者に安打された後、四死球で満塁として、ローズ選手が2点適時打を放って計6点。ここで西口投手はKO。6安打7四死球6失点とこれまでの4試合とは別人のような内容でした。
 デイビー投手は大量援護にもまもれれ、7回を5安打1四球1失点。合併球団が7対1で快勝し、今季対ライオンズ初勝利を挙げています。観客数は1万2千8百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対カープは川村投手と佐々岡投手が先発。2回に吉村選手の適時打でベイスターズが先制します。川村投手は5回を5安打2四死球で無失点ながら、球数が87球という事もあって裏の攻撃で代打を送られ、6回からホセロ投手がマウンドに上がります。ところが、そのホセロ投手。いきなり三者連続四球で無死満塁に。続く倉選手の併殺の間に同点となります。ホセロ投手は結局3イニングを投げ、無安打4四球1失点という内容でした。
 そして同点で迎えた9回、3番手の木塚投手に対し、先頭の倉選手の打球が左翼ポールを直撃する2号ソロを放ち、カープが勝ち越します。ところが、その裏、今季ここまで1勝4セーブで失点0だった永川投手が、1死から連打と内野ゴロで2死2・3塁とします。ここで代打には今季ここまで14打数1安打の種田選手が。1塁は空いているもののカープは勝負しますがこれが失敗。種田選手が左翼の頭を越すサヨナラ2点適時二塁打を放ち、ベイスターズが3対2で逆転サヨナラ勝ちをしました。観客数は1万7千人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ドラゴンズは藤井投手と吉見投手が先発。初回、いきなりドラゴンズが四球と「お見合い」で好機を貰うと、福留選手に3号3ランが出て先制。さらにそこから再び走者をため、今季初スタメンの清水将選手の内野ゴロの間にもう1点を追加します。さらに中村紀選手の2打席連続本塁打などで、5回までに7点を取ります。
 ところが、3回まで失策による1点のみに抑えられていたスワローズですが、4回に宮本選手の2号ソロと失策で3点目を返し、この回途中で吉見投手は降板。さらに5回にも2点を返すと、6回にはこの回から登板の高井投手が二死満塁とするも、ここまで2打席連続本塁打の中村紀選手を三振に打ち取り三者残塁。その裏には青木選手に5号ソロが出て、ついに1点差に迫ります。
 これで流れがスワローズになったかと思いきや、直後の7回に先頭の李選手が安打し、犠打で進んだ後、代打の立浪選手から始まり、四球を挟んで5連打で高井投手をKO。四番手の遠藤投手も猛攻を止められず、結局この回に打者一巡。最後は立浪選手の代走で出ていた新井選手にも打席が回り、「代走適時二塁打」が出てこの回計8点。続く8回には福留選手に本日2本目となる4号ソロが出て21安打で計16点。スワローズも12安打で7点を取りますが、失点が大きすぎて16対7でドラゴンズが大勝。5番手のS=ラミレス投手が来日初勝利。一方、スワローズのラミレス選手には来日1,000本目の安打が出た試合でもありました。観客数は2万3千1百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売は能見投手と久保投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。

使う人がいない割りには迷惑なボタン

 IE6の画面上を見ると、黄色い四角のアイコンがあります。マウスを置くと「ディスカッション」という文字が現れます。
 デフォルトでIEに表示されるほどですから、このボタンを押せば、何らかの方法でWEBでのディスカッションが行えそうに見えます。しかしながら、実際にこの機能でディスカッションを行うには、Microsoftの二種類のサーバーアプリを使ってサイトを作らなければならないそうです。

 そんな環境が構築され、さらに「ディスカッション」機能を使えるサイトがどれだけあるのか分かりません。しかし、全世界のIEユーザーのうち、その機能を使った事がある人は、何万人に一人いるかいないかというくらいなのでは、と想像されます。実際、ほとんどの人が、そのボタンの意味など知らないでしょう。
 にも関わらず、このボタンを偶然押してしまうと、なぜか面倒な事がおき、WEBアプリが動かなくなったりします。実際、「webディスカッション」で検索をかけると、上から三つは「このような迷惑な機能がある」という記事になります。実は、私の仕事でもこのボタンのおかげで迷惑を被ることがあります。
 うまく使えば便利な機能なのかもしれません。しかしながら、実際に使う人の比率は低い上に、押すと迷惑がかかるわけです。IE7ではデフォルトで表示されなくなったようですので、いつかはなくなるのでしょう。とはいえ、なぜそんなボタンをデフォルトでIE6に表示させたんだ?と、このボタンに起因する問題に遭遇する度に思ってしまいます。

2007年04月20日

青野選手の3ランで連勝

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは林投手と小野投手が先発。今日の打順は九番を今江選手から塀内選手に代えた以外は1番から8番まで同じ並び、とマリーンズとしては珍しい(?)打順構成でした。一方のイーグルスですが、この三連戦は「ファンクラブデー」と銘打って、胸に大きく帽子のマークをつけたユニフォームを着用していました。
 初回はともに安打で走者を出しながら中軸が併殺、2回はともに三者凡退と、両投手ともまずまずの立ち上がりを見せます。
 ところが3回、1死からベニー選手が安打すると、唯一昨日と違うスタメンである塀内選手が二塁打を放ち、先制機を作ります。そして四球で満塁になった後、早川選手に犠飛が出てマリーンズが先制しました。

 続く4回表も、先頭のズレータ選手が安打し、2死後にサブロー選手も安打しますが、追加点には結びつきません。その裏、小野投手も先頭打者に失策で出塁され、その後安打もされますが、得点は許しません。
 そして中盤になってから投手戦に。小野投手は5回に三者連続二塁ゴロと打たせて取る投球を見せます。一方、林投手も本領を発揮。5回から7回まで、走者を一人も出せません。
 そして1対0のまま迎えた7回裏、小野投手は先頭の山崎武選手に初球を左翼席に運ばれ、ついに失点をしてしまいます。さらに2死後に嶋選手に安打され、小野投手はここまで6安打1四球1失点ながら降板となってしまいました。二番手は今季やっと4登板目となる藤田投手。盗塁で得点圏に進められますが、鉄平選手を三球三振に打ち取ります。
 そしてその裏、この回先頭の塀内選手の当たりは平凡な左飛に見えましたが、深追いした遊撃手がグラブに当てて落とし、失策で無死二塁となってしまいます。さらに、続くTSUYOSHI選手のバントを投手と捕手がともに追ってしまい、内野安打に。相手の守備で無死1・3塁と好機を作ります。そして1死後、青野選手が初球を左翼席に第5号となる3ランを放ち、一挙に3点を勝ち越します。青野選手は5本中3本がイーグルス戦。しかも、3本とも、試合に大きな影響を及ぼす本塁打となりました。
 イーグルスも直後にフェルナンデス選手の適時打で1点を返しますが、薮田投手が後続を断ち、2点差のまま最終回に。そして9回は小林雅英投手が先頭打者に安打されたものの、続く三人をいずれも凡フライに抑え、12日ぶりのセーブを挙げています。
 これでマリーンズは連勝。一方のイーグルスは連勝が3で止まっています。観客数は1万7百人ほどでした。

 東京ドームのファイターズ対ホークスはダルビッシュ投手と神内投手が先発。立ち上がり、ダルビッシュ投手が変調。久々に一番に入った大村選手に安打されると連続四球と暴投で自ら先制点を献上。さらに小久保選手に7号3ランが出て、ホークスが2安打で4点を先制します。
 ホークスは田上捕手を今季初のスタメン捕手に起用します。それが神内投手と相性が良かったのか、5回に連続二塁打で1点を取られた、6回を投げて5安打1四球1失点にファイターズ打線を抑えます。
 一方、ダルビッシュ投手は立ち上がりの乱調が嘘のような好投。2回から6回までホークス打線を無安打に抑えます。2回以降は出した走者は三人のみで3試合連続となる完投を達成して反撃を待ちます。しかし、打線がホークス継投陣にかわされ、4対2でホークスが勝利。ダルビッシュ投手の連勝はついに12で止まりました。ホークスとしては、イーグルスに記録を作られた翌日に記録を止めた、という形になっています。これでホークスは5割復帰。観客数は1万8千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は杉山投手と内海投手が先発。ともに2回まで無安打という立ち上がりになりますが、3回に杉山投手が鈴木尚選手に初安打となる三塁打を打たれると、続く内海投手に適時打を打たれ、先制されます。杉山投手は7回を7安打1四球ながら無失点に抑えます。しかし、打線が6回まで内海投手に無安打に抑えられてしまいます。
 しかし7回裏、先頭のシーツ選手がチーム初安打を放つと、金本選手がこの本日3つめの四球を選び、1死後に浜中選手に適時打が出て同点に追いつきます。
 タイガースは8回から同点ながら、ウイリアムス投手・藤川投手・久保田投手をつぎ込み、勝ち越し点を与えません。一方、読売も内海投手が9回まで1点に抑え、その後、継投陣相手に走者が出るもサヨナラには至りません。11回にも2死から金本選手が二塁打したものの、今岡選手敬遠の後、葛城選手が打ち取られます。
 そしていよいよ12回。タイガースは5番手に昨日打たれた江草投手を投入します。ところが、いきなり先頭の阿部選手を歩かせ、次のホリンズ選手に安打され、無死1・2塁。さらに続く鈴木尚選手の犠打を、江草投手が三塁に投げるも、これが悪送球。阿部選手の代走で出ていた矢野選手に一気に生還されて勝ち越されます。さらに加藤選手の犠飛、そして前の回の代走から守備に入っていた小坂選手に今季初安打となる適時打が出て、この回、読売が一気に3点を勝ち越します。
 しかしその裏、この回から登板の豊田投手に対し、1死後に藤本選手が右前に弾き返すと、続く林選手も1・2塁間を抜きます。そして鳥谷選手の2点適時二塁打で1点差に迫ります。そして暴投で鳥谷選手が三塁に進んだ後、赤星選手が右前に同点適時打。4連打で一気に追いつきます。
 シーツ選手は倒れますが、金本選手が初球を中前にはじき返します。すると読売は1・2塁ながら続く今岡選手を敬遠するという珍しい満塁策を取ります。
 ここで投手の打順での代打は狩野選手。昨年はウエスタンで首位打者を獲得しています。ここで起用に応え、二球目を左翼にはじき返し、高卒入団7年目にしてのプロ初安打がサヨナラ打に。タイガースが昨日の借り(?)を返す大逆転サヨナラで5対4で勝っています。観客数は4万5千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズはグライシンガー投手と朝倉投手の先発で投手戦に。5回まで両チームあわせて3安打という展開になります。ところが6回、1死から失策で走者が二塁に進むと、ラミレス選手が適時打を放ち、スワローズが先制。グライシンガー投手ドラゴンズ打線を4安打無四球に抑え、来日初完封。チームの勝星の半分にあたる3勝目を早くも挙げています。観客数は1万4千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手と大竹投手が先発。4回に栗原選手の2ランなどで3点を先制し、その後も小刻みに追加点。一方、大竹投手は8回まで無失点。9回に1点を取られて完封は逃しますが、完投で2勝目を挙げています。観客数は1万7百人ほどでした。

差別化の方法

 職場の前で、公明党の候補者が選挙運動をしていました。ピンクの法被を着た集団で練り歩き、マイクを持った人間が「今、○○候補が歩いて皆様の町にやってきました」などと言っています。
 以前、別なところで、「今、××は自転車に乗っております」などとマイクで言いながら選挙運動した輩を見たことがありますが、歩いたり自転車に乗ること自体が宣伝文句になる意味がよくわかりません。
 どうせ、他と違うことをやって目立とうとするなら、自分たちしかできない事をやって差別化をはかってほしいものです。それこそ、支持者と一緒に「本業」をやりながら、「今、○○候補がお題目を唱えております!」などとやれば、歩くより百倍は印象づけられると思うのですが・・・。
 ついでに言うと、歩いたり自転車に乗れる事を売りにする、というのは、身体的な理由で歩いたり自転車に乗れない人にとって失礼にあたるのでは、とも思いました。

小林宏投手の好投とズレータ選手の4打点で快勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は小林宏之投手と川越投手が先発。マリーンズは二番に定着していた里崎選手を五番に、青野選手が初の三番に。そして打撃不振のベニー選手を八番にと、打線を組み替えました。ベニー選手はこれであと七番と九番に入れば、外国人選手史上初の全打順スタメン出場者になると思われます。
 2回に先頭のワトソン選手が二塁打を放ち、サブロー選手の内野ゴロで三塁に進むと、その八番に下がったベニー選手が適時二塁打を放ち、マリーンズが先制します。さらに3回にはズレータ選手に6号ソロが出て1点を追加。昨日の敗戦後、ベンチに残って悔しそうな表情を見せていた二人の活躍でマリーンズがリードします。
 一方、小林宏投手は、初回・2回と安打されますが、いずれも次打者を併殺に仕留め、3回までを九人で抑えます。

 続く4回、安打と四球で無死1・2塁としますが、ラロッカ選手を三振に打ち取り、その際に暴投になるものの、飛び出した走者を刺してアウトにします。そして続くローズ選手も打ち取り、この回も0点に終わります。
 そして5回裏、先頭のTSUYOSHI選手が安打し、犠打と四球で1死1・2塁とすると、先ほど本塁打のズレータ選手が適時二塁打を放ち、続く里崎選手にも犠飛が出て4対0とリードを広げます。
 小林宏投手は7回を7安打1四球と走者は出しますが、失点は失策がらみによる1点だけで、自責点0と好投します。そして7回裏には、ズレータ選手に本日2本目となる7号ソロが出てダメ押し。15日の死球で小指を骨折しながら、3打点を挙げるという活躍でした。
 8回はこの回から登板の荻野投手が2死1・3塁としますが、ここで登板の薮田投手がローズ選手を打ち取り、さらに9回も三者凡退で今季初セーブ。マリーンズが5対1で快勝しました。観客数は1万6千8百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズは岸投手と金村投手が先発。初回にいきなり無死1・3塁と好機を作ったライオンズが中島選手の犠飛と和田選手の適時打で2点を先制。直後にファイターズも1点を返しますが、その裏、ファイターズに守備の乱れが続き、即座にライオンズが1点を追加します。
 その後、7回にファイターズが田中賢選手の犠飛で1点差としますが、8回裏、ここまで頑張っていた金村投手が2死満塁から連続適時打で3点を失い、試合は決まりました。そのまま、ライオンズが6対2で勝っています。岸投手は2勝目を挙げています。観客数は7千人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ホークスは牧野投手と水田投手が先発。4年ぶり先発の水田投手が立ち上がりに2安打と四球で1死満塁とし、失策とウィット選手の2点適時打でイーグルスが3点を先制します。
 一方、牧野投手は3回まで無安打投球。ところが4回に打球が足を直撃して降板となります。しかし、ここで急遽リリーフした今季初登板の朝井投手がこれまた好投。8回まで3安打に抑え、ホークス打線に得点を与えません。
 ホークスも継投で2回以降はイーグルス打線を抑え、9回は福盛投手から先頭の松中選手の二塁打を足がかりに、2死から安打と失策で1点を返しますが、反撃もここまで3対1でイーグルスが勝ち、本拠地初となる3タテをホークスに対して成し遂げています。逆にホークスは勝率5割を割っています。観客数は1万1千人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対タイガースは川上投手とボーグルソン投手が先発。2回1死1・2塁から、先週、川上投手から本塁打を放っているボーグルソン投手の適時二塁打でタイガースが先制。1点返された直後の3回表には林選手の犠飛で1点を追加します。さらに5回には無死1塁で続くシーツ選手の打球が川上投手を直撃して降板。急遽救援の小林投手から4点を追加します。
 ところが、その裏、ボーグルソン投手は先頭打者に四球を出すと、3連打で3点を返されます。さらに四球二つで満塁とすると、タイガースは江草投手を投入。しかしこれも裏目となり、立浪選手の代打適時打で1点差となります。
 そして迎えた7回表、タイガースは久保田投手を投入しますがこれも裏目。連打で無死2・3塁とされると、英智選手の代打2点適時打で、ついにドラゴンズが逆転します。そして9回は岩瀬投手に抑えられ、9対7でドラゴンズが大逆転勝ちをしています。観客数は3万5百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ベイスターズは石井一投手と加藤投手が先発。スワローズは開幕戦以来となる古田兼任監督がスタメン捕手が実現し、通算二千試合出場ともなります。ところが、初回に石井一投手が満塁本塁打されるなど、2回までに8失点でKO。5回までに10対0と大差になります。
 そして7回、死球を巡ってもめあいとなり、さらに危険球退場に抗議した古田監督が退場と散々な展開に。結局、14対1でベイスターズが大勝しています。観客数は1万1千5百人ほどでした。
 大阪ドームの読売対カープは木佐貫投手と長谷川投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万6千4百人ほどでした。

 なお、大リーグのヤンキース対インディアンス戦に先発した井川投手は6回を5安打2四死球ながら2失点に抑え、味方の大量援護もあり、大リーグ初勝利を飾っています。

2007年04月18日

イーグルス田中投手、四度目の先発でプロ初勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団はは雨で中止でした。
 仙台のイーグルス対ホークスは田中党首と杉内投手が先発。初回、いきなりホークスが田中投手の立ち上がりをとらえ、三者連続安打で先制。さらに松中選手が四球を選んで無死満塁とします。ところが、田中投手はここから小久保選手にはじまる三割打者三人を三者連続三振に打ち取り、追加点は許しません。

 一方、対イーグルス9勝1敗で、仙台では5連勝中の杉内投手は5回まで無安打投球に抑えます。しかし、田中投手も5回まで計7安打ながら、2回以降は無失点に抑えます。
 イーグルスは6回2死から塩川選手がチーム初安打となる二塁打を放ちます。すると、四球の後、フェルナンデス選手が2点適時二塁打を放って逆転。さらにリック選手にも適時打が出て3点を取ります。
 さらに7回には鷹野選手の代打適時二塁打、8回にはフェルナンデス選手の4号2ランと着実にイーグルスが加点します。
 田中投手は8回に1点を失ったものの、9安打1四球ながら13奪三振をホークス打線から奪いプロ初勝利を完投で飾っています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズはグラマン投手とスウィーニー投手が先発。二回に先頭打者で安打したセギノール選手が、バウンドした球をフライと間違えてアウトになるという珍プレーがあったものの、そこから満塁とし、金子誠選手の走者一掃の適時三塁打、さらに森本選手にも適時打が出て4点を奪います。
 一方、スウィーニー投手は2回に1点を失いますが、5回まで3安打投球。その後、金沢投手を挟んで両武田投手で抑え、ファイターズが4対2で勝利。スウィーニー投手は4試合目で来日初勝利を挙げています。観客数は5千8百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対タイガースは長峰投手と下柳投手が先発。初回に長峰投手の立ち上がりをとらえたタイガース打線が金本選手の犠飛で先制した後、四球を二つはさんで5安打が出て打者一巡で6点を先制。さらに4回には金本選手の7号3ランが出ます。
  一方、下柳投手は5回を4安打5四球ながらドラゴンズ打線を1点に抑えます。その後も大量リードもあって余裕の継投で9対1で快勝。昨年一度しか勝てなかった名古屋で、2試合目にして初勝利を挙げています。観客数は3万8百人ほどでした。
 大阪ドームで行われた読売対カープは金刃投手と青木高投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万7千4百人ほどでした。
 なお、神宮のスワローズ対ベイスターズは2試合連続で雨のため中止でした。

2007年04月17日

意外に長かった時間

 朝、電車で端の席に座れたので、脇に傘をかけて寝ていました。そして下車駅について降りて、ホームを歩きかけたとき、「本日、傘の忘れ物が多くなっています」という放送が。その時、自分が傘をかけっぱなしにしていた事に気づきました。
 既にかなり歩いていたのですが、とりあえず電車に飛び乗り、一車両分ほど歩いて座っていた席に行き、傘を発見しました。乗り直した時は、次の駅まで行ってもいいと思っていたのですが、運良く、まだ扉が開いており、「駆け下り降車」しました。
 急いでいて動きが速かったせいもあるのですが、意外に停車時間とは長いものだと感心しました。ただ、自分がいい思いして言うのもなんですが、このような「駆け込み」 駆け下り」は運行上、いいものではありません。そう考えると、社内はともかく、ホームでの「傘の忘れ物注意」放送は一考の余地があるのでは、などとも思いました。

まさかの1イニング2発で逆転負け

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は清水直行投手とセラフィニ投手が先発。マリーンズは今季初の一軍昇格となった堀選手を早速7番二塁でスタメン出場させました。また、サブロー選手が三番に、先週一軍復帰したものの出番のなかった竹原選手が9番指名打者に入っています。
 雨のため34分遅れの18時49分開始。初回、相手のミスもあって1死1・3塁と先制機を作りますが、4・5番が抑えられます。直後の2回表、清水直投手は先頭打者に二塁打されると、2死後に右前安打されます。しかし、ここはベニー選手の好返球があり、先制させません。
 その裏、1死から今季一軍初打席の堀選手が四球を選び、2死後に竹原選手が安打でつなぐと、TSUYOSHI選手が四球を選び、2死満塁とします。ここで打席は、前の試合でセラフィニ投手に対して2度2死満塁で打ち取られている里崎選手。しかしここは三度目の正直で走者一掃の適時二塁打を放ち、マリーンズが3点を先制しました。

 二試合連続序盤KO負け中の清水直投手ですが、今日は5回まで5安打1四球ながら無失点に抑え、勝ち投手の権利を得ます。しかし続く6回、先頭のラロッカ選手に安打されると、続くローズ選手の当たりは、右翼ポールギリギリに入る、滞空時間の長い8号2ランを放たれて1点差となります。さらに1死後に再び安打されると、続くは今季20打数2安打ながら、昨年、清水直投手に8打数4安打と相性の悪い後藤選手に1号2ランを右翼席に運ばれ、あっという間に逆転されました。
 その裏、1死から堀選手が今季初安打を放ちますが、そこから登板の本柳投手に後続が抑えられます。
 マリーンズも7回2死1・3塁という危機でプロ初登板を果たした荻野投手が無失点に抑えるなど、追加点は許しません。しかし、8回に三番手の加藤大投手から先頭の早川選手が安打し、犠打で二塁に進みますが、ここでも適時打が出ません。そして9回はカーター投手に抑えられ、3対4で敗戦。清水直投手は4戦目でいまだ未勝利の3連敗となってしまっています。観客数は雨という事もあり、今季最少の6,881人でした。

 仙台のイーグルス対ホークスは永井投手と新垣投手が先発。ここまで4試合投げて無失点の永井投手はプロ初先発です。その永井投手、4回までホークス打線を無安打に抑えます。一方の新垣投手も2回まで無安打でしたが、3回に先頭打者を振り逃げで出すと、四球や暴投、さらには失策もあって1安打で2点をイーグルスが先制します。
 続く4回も高須選手の2点適時打でイーグルスが追加点。5回にホークスが1点を返しますが、その裏に鷹野選手の適時二塁打や、新垣投手の二つの暴投でイーグルスがさらに2点を追加し、5対1とします。
 永井投手は7回まで2安打投球。8回も簡単に二死を取りますが、続く同じ新人の高谷選手に四球を出し、暴投で進まれた後、適時打を打たれて1点返され、この回で降板します。
 そして9回に福盛投手が上がりますが、いきなり多村選手と松中選手に連打されて無死2・3塁に。小久保選手は三振に打ち取りますが、大村選手の内野ゴロで1点返された後、ブキャナン選手の適時二塁打で1点差に。しかし、なんとか最後は抑え、5対4でイーグルスが逃げ切っています。永井投手はプロ初先発初勝利。観客数は9千2百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ファイターズは涌井投手と建山投手が先発。建山投手は初回に制球を見出し、1安打2四球で満塁にすると、スタメン復帰のリーファー選手に満塁本塁打が出てライオンズが4点を先制します。その後は、建山投手も立ち直り、3回に和田選手に犠飛を打たれたものの、8回まで完投します。しかし、今日の涌井投手の出来では5点も1点も同じ。一昨日23安打のファイターズ打線を3安打無四球で今季初完封、2試合連続かつ三度目の完封で西口投手とともに4戦4勝となっています。観客数は7千3百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対タイガースは山本昌投手とジャン投手が先発。先週と同じ顔合わせです。初回にいきなりドラゴンズが三連打で先制、さらに併殺の間に1点を追加します。そして3回にはウッズ選手に3ランが出て、ドラゴンズが5対0とリードを広げます。
 先週もドラゴンズが序盤先制しながら、中盤でタイガースが逆転しましたが、今日の山本昌投手は先週とは違いました。タイガース打線を3安打1四球に抑え、133球で、チーム今季初完投を完封で飾っています。また、これが今季初勝利で、通算192勝としています。観客数は3万1千3百人ほどでした。
 なぜか神戸で行われた読売対カープは姜投手と黒田投手が先発。黒田投手は、初回こそ二塁打を打たれたりしたものの、そこからは安定した投球で読売打線を抑えます。一方、カープは4回に連打で好機を作り、前田智選手の犠飛で先制、さらに栗原選手の適時打で1点を追加します。そして7回は1死1塁から黒田投手の安打で1・3塁とし、内野ゴロの間に1点を追加します。
 一方の黒田投手は8回まで2安打2四死球で無失点に抑えます。しかし9回、先頭打者に安打されたところで降板となります。二番手の永川投手は簡単に二死を取り、続く李選手も中飛に打ち取りますが、これをプロ初スタメンの中東選手が落球し、1点返されます。しかし、次打者は抑えて3対1でカープが勝っています。観客数は2万4千4百人ほどでした。
 なお、神宮のスワローズ対ベイスターズは雨で中止でした。

2007年04月16日

2007/4/16の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

買う気が消える効果のあるチラシ

 マンションのチラシが入っていました。それ自体は日常茶飯事です。ただ、そのチラシは、これまでのものとは違っていました。マンションにつきもののローンの条件がかなり目立つのです。しかも、そこには、対象となる条件として、「借金をしている方」さらには「他でローンを断られた方」などと書かれていました。
 このような文面は、街中に貼ってあるサラ金よりさらに利率の高い金融業の広告によく書かれているものです。同じ「借金」とはいえ、まさかそれをマンションのチラシで見るとは思いませんでした。
 マンションの写真自体はなかなかこぎれいでした。しかし、こんな宣伝文句を並べるような業者だと、仮に買う意思と金があっても、絶対に取引できないな、と思いました。

2007年04月15日

2007/4/15の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

親子ゲームの「子」だけ観戦

[ 野球 ]

 昨年まで、マリーンズの二軍の主催試合は浦和か地方でした。ところが今年はマリンスタジアムでの試合を大幅に増加。しかも、「親子ゲーム」を増やし、その場合、一軍で観戦した人はそのまま二軍も観戦できる、という仕組みにしました。これは、一軍首脳陣が下を見るためにも、「一軍半」選手の調整のためにも、観戦者のためにもいいことかと思います。
 というわけでこの三連戦も全て「親子ゲーム」でした。せっかくだから、と観戦に行こうと思いました。ただ、二つとも見ると下手すると10時間くらい球場にいる事になり、これは30代後半としては辛いものがあります。そこで、「昼はTVで一軍観戦、夜は球場で二軍観戦」という計画を立てました。

 というわけで、デーゲーム5試合の中継が全て終了してから出かける準備をし、球場へ。こんな形で「子ゲーム」だけ見るのは我々くらいだろうか、と思いきや、球場のチケット売り場にはそこそこ行列ができていました。
 というわけで、FC会員料金500円でバックネットホームベース真後ろ10列目あたりに座って観戦しました。デーゲーム観戦者もいたため、バックネット裏とフィールドシートは満席状態でした。入場料が違うとはいえ、1980年代の川崎球場よりはずっと入っていました。
 驚いたのは、イーグルスファンがそこそこいた事でした。親子ゲームのマリーンズファンと違い、わざわざこの試合のためだけにマリンに来たわけです。そして、左翼席に数人で赤ペラで応援歌を歌い続けていました。その思い入れには感心させられました。
 試合のほうは高卒新人の大嶺投手と、ベテランの谷中投手が先発。大嶺投手は140キロ後半の直球を連投。初回に四番の大廣選手を三振に取った球は150キロを記録していました。しかし、続く2回に中島選手に本塁打を打たれてしまいます。
 しかし、マリーンズもその裏、安打と失策で好機を作り、大卒新人の神戸選手の適時打で同点に。さらに満塁から、代田選手が初球スクイズを決め、逆転します。
 大嶺投手は走者を出しながらも4回まで抑え、初勝利をかけて5回マウンドに上がります。しかし、先頭の西村選手のセーフティバントを処理しきれずに失策となって出塁。そして1死2塁から27歳新人の渡辺直選手に適時打され、同点で降板となりました。
 さらに続く6回、2番手の松本選手が中島選手に三塁打され、続く平石選手が詰まりながらも外野に運んで勝ち越しを許します。
 その後は両チームとも細かい継投。8回には黒木投手対吉岡選手という、かつてのエース対主軸という対決も実現しています。そしてイーグルス1点リードで迎えた9回表にはかつてのマリーンズの守護神・河本投手が登板。マリーンズ若手による代打攻勢を余裕で抑え、そのままイーグルスが3対2で勝っています。イースタンでは現在、イーグルスが首位でマリーンズが最下位ですが、それがそのまま出た感じでした。
 というわけで、初の二軍観戦でしたが、かなり楽しめました。また機会があったら行きたいものです。

久保投手の好投を生かせず、今季三度目の引き分け

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは久保投手とギッセル投手が先発。久保投手は初登板は序盤KO、二度目は打たれながらも援護があって勝ち投手、という過去2回でしたが、今日は素晴らしい内容。内野ゴロの山を築き、最初の一巡を無走者に抑えます。
 ところが4回表、簡単に2死を取ったものの、石井義選手相手に急にボール先行。そして中前に弾き返されてしまいます。続くカブレラ選手は、詰まらせたものの、力で右前に落とされ、2死1・3塁に。そして続く和田選手の打席で暴投してしまい、先制を許してしまいます。
 一方、相手のギッセル投手の荒れ玉に4回まで1安打に抑えられてきた打線ですが、5回1死から連続安打中のサブロー選手が、左翼席に2号ソロを叩き込み、同点に追いつきます。

 4回こそ突如乱れたものの、そこからも久保投手は好投を続けます。6回には石井義選手に再び安打されますが、今度は続くカブレラ選手を併殺に打ち取って三者凡退に。他に一切走者は出さず、9回まで投げて4回以外は全て三者凡退。外野に飛ばされたのは3安打を含めて4回だけ。奪三振6で内野フライ3、内野ゴロ16と、打たせて取る快投で、9回を3安打無四球1失点に抑えます。
 ところがその好投に打線が応えられません。6回には先頭の西岡選手が足を活かした内野安打で出塁しますが、続く里崎選手が当たりはいいものの併殺に。その後、安打と死球で再び走者が出ますが結局無得点。さらに8回も三番手の三井投手に対し、先頭の早川選手が安打で出塁するも、続くTSUYOSHI選手のバントが、悪い意味で「これしかない」という場所に転がります。そのため、俊足二人にも関わらず併殺となります。すると続く里崎選手が安打で結局残塁、と「再放送」になってしまいました。
 9回も1死1・2塁のサヨナラ機を活かせず、試合は、今季2度目の延長戦に。10回裏も先頭の早川選手が安打で出塁し、今度はTSUYOSHI選手がきっちり送るも、里崎選手の難しい当たりをGG佐藤選手が好捕。さらには今日は代打での登場となった青野選手が打ち取られ、やはりサヨナラ勝ちできません。
 投手陣も10・11回は、早川選手の好捕もあって薮田投手が抑えます。そして12回は昨日敗戦投手となった小林雅英投手が走者を三塁まで進めながら最後は粘るカブレラ選手を三振に打ち取ります。結局、9安打2四死球ながら、得点はサブロー選手のソロのみ。8残塁の拙攻で好投の久保投手に勝ちをつけることができませんでした。
 これで今季二度目の引き分けとなり、3連戦を1勝1敗1分で、ライオンズとの対戦成績も2勝2敗1分に。実は両球団とも、今季負け越している球団がなく、試合前にアナウンサー氏が「今日でどちらかが負け越す事になりますが」と言う言葉を聞いたとき、「引き分ければどちらも負け越さないな」などと冗談で思っていたのですが、まさか本当にそうなるとは思いませんでした。ただ、マリーンズとしては痛い引き分けと言えそうです。観客数は2万8千1百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスはグリン投手と松崎投手が先発。初回、いきなり無死1・3塁としたファイターズが坪井選手の内野ゴロで先制すると、セギノール選手に7号2ランが出て一挙3点を取ります。直後にイーグルスもフェルナンデス選手のソロで1点返します。直後の2回裏に松崎投手が二塁打を打たれたところで、イーグルスは早くもあきらめ、二番手の一場投手を投入しますが、着実に追加点を取られます。
 昨日まで25イニング無得点だったファイターズ打線ですが、今日は一場投手を打込み、6回までで毎回の18得点。怪我した稲葉選手を欠いてこの得点ですから驚かされます。田中幸選手も途中から出場して2安打、金子洋選手にもプロ初本塁打が出ています。ファイターズは、昨日の8回にも得点していたため、7イニング連続得点となりました。
 大量援護もあってグリン投手は7回を3安打1四球1失点。古巣相手に移籍後初勝利を飾っています。結局18対3でファイターズが大勝しました。観客数は2万8千2百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ホークスは平野佳投手と和田投手が先発。初回に松中選手の適時打でホークスが先制すると、3回には小久保選手の2点適時二塁打などで3点を追加します。一方、和田投手は8回まで投げて毎回安打され、うち4回は先頭打者を出しますが、塩崎選手の本塁打のみの1点に抑えます。
 そして9回、馬原投手が登板しますが、1死から3連打されて満塁となります。しかし、二死を取って続く北川も三塁ゴロに打ち取って試合終了かと思われましたが、これを小久保選手が失策。すると続くラロッカ選手に2点適時打が出て土壇場で合併球団が同点にし、二日連続の延長となります。その後は、ともに継投陣が抑え、そのまま4対4で引き分けになっています。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは小嶋投手と工藤投手という、1年目と26年目の左腕対決。ところが初回、鳥谷選手が左翼席に先頭打者本塁打を放つと、1死から四連打で追加点。すると工藤投手は制球を乱し、矢野選手、さらには小嶋投手にまで四球を出して押し出し。さらに犠飛と連打で打者一巡の7失点。工藤投手は1回もたず、3試合連続KOとなりました。さすがにこれではシーレックス行きでしょうが、ぜひ下で調整して、一軍に復帰して勝ち星を挙げてほしいものです。
 余談ですが、工藤投手が打たれたのを見たとき、「そう言えば、工藤投手は、1985年の日本シリーズでバース選手(当時・現アメリカ上院議員)に本塁打を打たれていたんだよな、などと思い出しました。すると夜のプロ野球ニュースで田尾氏が鳥谷選手の先頭打者本塁打を評して「バース選手があの方向を狙っていた」などと言っており、偶然とはいえ面白く感じました。
 閑話休題。さらにタイガースは2回と8回に金本選手の本塁打が出て計10点。大量点に守られた小嶋投手は7回1失点で早くも2勝目を挙げています。観客数は4万8千4百人ほどでした。

 広島のカープ対ドラゴンズは佐々岡投手と中田投手が先発。初回にウッズ選手の適時打でドラゴンズが先制しますが、4回に倉選手の適時二塁打で追いつきます。しかし直後の5回表にウッズ選手に6号2ランが出て再びドラゴンズが勝ち越し。続く6回にも2打席連続の7号3ランが出てダメ押し。結局ドラゴンズが7対1で勝利。うちウッズ選手は6打点でした。中田投手は早くも3勝目。観客数は1万6千8百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは高橋尚投手と増渕投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万1百人ほどでした。

2007年04月14日

キャッシュレス

 床屋に行くために外出しました。家を出た瞬間、鞄を持っていない事に気づきました。一瞬、何かまずいような気がしましたが、「まあ、床屋に行って帰るだけだから、手ぶらでいいだろう」と思い、そのまま向かいました。ところが、数百メートルくらい歩いた時、重大な事に気づきました。それは「財布は鞄の中に入っている」という事です。
 別に、たまたま休みの日だから、というわけではありません。半年ほど前にポケットの中に入れていた財布を落として以来、財布は鞄の中に入れると決めています。

 にも関わらず、手ぶらだと知っていても引き返さなかったのは、財布を使う機会が激減したからです。たいていの支払いは携帯に入っている電子マネーですんでしまうからで、最近では三日ほど現金に触れない日も珍しくはありません。そのため、「財布の入っている鞄を持たない」という事の重要性をあまり自覚できなかっったのです。
 ちなみに、財布がないと気づいた時も、目的地が千円札専用の床屋であるにも関わらず、「携帯で何とかならないか」と思ったほどでした。
 きっかけは極めて間抜けなものでしたが、おかげで、時代の変化に伴う自分の感覚の変化、というものを自覚できました。

9回に逆転され、連勝止まる

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは渡辺俊介投手と西口投手が先発。初回、先頭の西岡選手の三塁ゴロが失策となって出塁。そして今日は「定位置」の2番に指名打者で入った里崎選手が中前打を放って続きます。そして内野ゴロで1死1・3塁となった後、ズレータ選手に犠飛が出て、マリーンズが1安打で先制しました。
 渡辺俊投手は3回まで無安打投球。しかし4回表、先頭の片岡選手に二塁打されると、スタメンの中島選手の怪我で急遽三番に入った石井義選手に適時打を喫して追いつかれます。
 ところが直後の4回裏、1死からズレータ選手が左翼席に約10日ぶりとなる5号ソロを放ち、即座にマリーンズが勝ち越します。

 ここから中盤に入り、奇妙な展開を見せます。5回表は2死無走者から失策と四球で1・2塁とされ、続く福地選手に安打性の当たりを打たれますが、西岡選手が好捕で内野安打止まりに。そして前の打席二塁打の片岡選手を抑えて無得点に抑えます。
 その裏、マリーンズも橋本選手と今江選手の連打と暴投で無死2・3塁と絶好の追加点機を作りますが、ここで最近好調の早川選手・TSUYOSHI選手・里崎選手が倒れ、1点も取れません。
 7回も渡辺俊投手は二塁打と四球で無死1・2塁とされますが、細川選手の犠打失敗もあり、結局走者すら進められずに終わります。
 こうして、8回まで渡辺俊投手は5安打3四球ながら1失点、一方の西口投手は4安打1四球で2失点自責1と、投手戦なのか拙攻合戦なのか分からないような試合展開で最終回を迎えます。
 9回は当然ながら小林雅英投手が登板。ところが、いきなり和田選手に四球を出してしまいます。さらに、犠打の後、今度はGG佐藤選手に死球。続く代打のリーファー選手は二塁ゴロに抑えるものの、併殺は取れず、2死2・3塁となります。ここで代打の大島選手の当たりは、詰まりながらも左前に落ち、1安打で逆転されてしまいます。さらに失策そして片岡選手の適時二塁打でこの回一挙4失点。安打らしい安打は最後の片岡選手の二塁打だけでした。まあ、自滅と言えるのでしょう。
 その裏、マリーンズも小野寺投手に対し、1死からの3連打で一発出れば逆転サヨナラの好機を作りますが、ここで橋本選手・今江選手が倒れ、結局無得点。ライオンズに2対5で敗れ、連勝は3で止まりました。
 中盤からの奇妙な流れが最後にマリーンズに災いした感じでした。まあ、年に数回ある小林雅投手の失敗がここで出てしまった、という所でしょう。一方、西口投手はこれで4戦4勝となっています。観客数は2万8百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスはダルビッシュ投手と青山投手の「エース対決」に。打撃不調のファイターズは2回の無死1・3塁をのがすなど、今日も得点できません。そして4回にはリック選手の適時打でイーグルスが先制します。
 その裏もファイターズは先頭打者の安打を生かせず、24イニング連続無得点となります。しかし、続く5回、1死から森本選手が内野安打で出塁すると、ここまで絶不調の田中賢選手がエンドランを決め、坪井選手の犠飛が久々の得点となって同点に。さらに稲葉選手の適時打が出て、ファイターズが逆転します。
 ダルビッシュ投手は5回以降はイーグルスを押さえ込みます。8回に久々の安打をされますが、ここも盗塁失敗で三者凡退に。そして、その裏、松本投手をファイターズ打線が打込んで4点を追加して大差に。ダルビッシュ投手は9回も三人で抑え、5安打1四球9三振1失点で2試合連続の完投勝利を挙げて今季2勝目。連勝も12に伸ばしています。観客数は2万6千1百人ほどでした。

 ナイターで行われた大阪ドームの合併球団対ホークスはデイビー投手と斉藤和投手が先発。開幕以来本調子でない斉藤和投手は、今日も序盤は点こそ取られないものの、毎回のように走者を出します。
 しかし4回、1死から松中選手と小久保選手の連打で1・3塁とし、大村選手に犠飛が出てホークスが先制。さらに小久保選手が無警戒の中意表の盗塁を決め、さらに暴投で三塁に進むと、ブキャナン選手の適時打で2点目を挙げます。
 しかし、斉藤和投手は相変らずらしからぬ投球で、5回は先頭打者に安打され、犠打で進まれた後にラロッカ選手の適時打でまず1点。さらに6回には1死1塁から今季ここまで1安打しかせず、打率0割台の後藤選手に安打されて1・3塁となった後、日高選手の犠飛で追いつかれてしまいます。結局、斉藤和投手は、7回まで投げて2失点ながら8安打5四死球という内容でした。
 そのままともに点が取れず、延長に入った10回表、4番手の金子投手に対し、先頭の多村選手が四球で出ると、1死後に小久保選手の3安打目となる二塁打で2・3塁に。ここでベンチは大村選手を敬遠し、ブキャナン選手と勝負しますが、追い込んだ後、低めのボール球を見切られて押し出し四球となり、ホークスがついに勝ち越します。さらにこの後に暴投で1点を追加。その裏は馬原投手が三人で抑え、ホークスが4対2で勝ち、連敗を3で止めています。観客数は1万7千5百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは能見投手と川村投手が先発。タイガースは赤星選手が首を痛めてスタメン落ちしています。タイガースは初回に失策がらみで得た2死1・2塁、2回には先頭打者が安打と好機を作りますが生かせません。さらに3回は連続四球と犠打野選で無死満塁の好機をもらいますが、ここでシーツ選手・金本選手・今岡選手の中軸が倒れ、先制できません。
 一方、能見投手は3回までを無安打、7回まであわせて2安打2四球でベイスターズ打線を押さえ込みます。しかし、打線は5・7回にも得点圏に走者を進めながら、二桁残塁の拙攻で、先制できません。
 すると8回、前の回から登板のホセロ投手がそのまま打席に入ると、二遊間を抜く安打を放ちます。さらに四球と安打で満塁にすると、能見投手は村田選手に押し出し四球、さらに鈴木尚選手に犠飛を打たれ、2点を先制されます。甲子園では三日連続で投手の打撃が試合を動かした事になりました。
 さらに9回には、佐伯選手が通算1,500試合出場を飾る代打適時三塁打などでベイスターズが4点を追加。打線は5安打7四死球ながら12残塁の拙攻で無得点。ベイスターズが6対0で勝って今季初の連勝。開幕から続いていた「一度も連勝・連敗なし」の珍記録を止めています。観客数は4万8千4百人ほどでした。

 広島のカープ対ドラゴンズは大竹投手と朝倉投手が先発。4回にカープが新井選手の適時二塁打で先制した後は投手戦となり、7回表まで1対0。ところが7回裏に梵選手さらには前田選手にともに1号2ランが出てカープが4点を追加。ドラゴンズも李選手の来日初本塁打で1点を返しますが、得点はそれだけ。6対1でカープが快勝しています。観客数は1万4千5百人ほどでした。
 ナイターで行われた東京ドームの読売対スワローズは門倉投手と藤井投手が先発。三回に福川選手と青木選手の安打で好機を作ったスワローズが、売り出し中の飯原選手の3号3ランで先制します。さらに5回には藤井投手の安打を足がかりに青木選手の安打と飯原選手の四球で満塁に。ここで読売は門倉投手をあきらめて野口投手を送り込みますが、打率1割台のガイエル選手が押し出しの四球を選んで1点を追加します。
 藤井投手は8回途中まで4安打4四球で1失点。8回にも飯原選手のこの試合4打点目となる適時打などで2点を加えたスワローズが6対2で勝っています。観客数は4万1千2百人ほどでした。

 大リーグでは井川投手が2度目の登板。5回まで失策で三塁に進んだ走者を内野ゴロで帰されただけの1失点に。打線も5回に援護があり、初勝利濃厚かと思われました。しかし、6回に2ランを打たれ、1点リードの場面で降板すると、継投陣が打たれ、最後はチームはサヨナラ負け。まあ、初登板にあの内容で黒星がつかなかったのと見合いなのかもしれません。次回はぜひとも8回くらいまで投げて堂々の初勝利を挙げてもらいたいものです。

2007/4/13の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

3試合連続の二桁安打で今季初の3連勝

[ 野球 ]

 今日は携帯メール観戦。千葉のマリーンズ対ライオンズは成瀬投手と岸投手が先発。初回、成瀬投手は1死から連打でいきなり先制されます。その裏、マリーンズも2死満塁で絶好調の青野選手をむかえますが、ここは打ち取られます。
 しかし続く2回裏、1死1塁から早川選手が右翼ポール直撃となる移籍1号2ランを放って逆転します。さらに3回には連続四球で無死1・2塁の好機を貰うと、続くサブロー選手が適時打を放って1点追加。さらにTSUYOSHI選手の2点適時打で計3点を追加し、試合の流れをつかみます。

 今季ここまで好投しながら援護なく未勝利だった成瀬投手ですが、3・4・6回と先頭打者に安打されながら、後続は断ちます。今日は大量援護にも守られ、7回を7安打2四球、得意の三振も5つだけでしたが、1失点にライオンズ打線を抑えます。
 一方、打線は6回にはTSUYOSHI選手が、7回には早川選手が、ともに猛打賞となる適時二塁打を放つなど着々と得点を重ねます。8回には連続適時打に失策も重なり、ついに12得点。終わってみれば12対1の大勝でした。これでマリーンズは3試合連続の二桁安打で3連勝。一方のライオンズは今季初の連敗です。観客数は1万2千1百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは金村投手と林投手が先発。開幕ローテ入りが決まっていながら怪我で離脱した林投手は来日初登板です。
 イーグルスは初回に、礒部選手の適時打で先制。一方、その裏ファイターズは失策と四死球で二死満塁としますが、得点できません。さらにイーグルスは4回に連打と犠飛で1点を追加しています。林投手は4四死球ながら6回を2安打無失点。ファイターズも8回に反撃しますが、イーグルスはこの回だけで5投手をつぎ込む継投で凌ぎ、最後は福盛投手が抑え、2対0でイーグルスが連勝。ファイターズは2試合連続無得点となっています。観客数は1万7千人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ホークスは吉井投手と神内投手が先発。3回に江川選手のプロ1号で先制したホークスが、追いつかれた直後の4回にはその江川選手の3点適時二塁打でリードを広げます。しかし、合併球団も反撃して7回には同点に。そして8回に下山選手の3号3ランが出てこれが決勝点に。7対4で合併球団が勝っています。ホークスは今季初の3連敗。観客数は1万5百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは杉山投手と三浦投手が先発。初回に金本選手の適時打でタイガースが先制。その後は、ともに走者を出すものの、1対0のまま終盤となります。普段ならリードしていて7回なら久保田投手が出るところですが、今日は杉山投手が続投。ところが、先頭打者に二塁打された後、三塁に進まれて代打で登場の佐伯選手の犠飛で同点に。さらに2死1・2塁でベイスターズは三浦投手をそのまま打席に。これが功を奏し、三浦投手は勝ち越しとなる適時二塁打を放ちます。その後は一転して点を取りあい、6対4で迎えた9回裏、タイガースは2死2塁で金本選手と、一発出れば同点の場面を作りますが、ここで雨が強くなり、そのまま試合終了となりました。三浦投手は今季初勝利。また、ベイスターズは12試合たちながら、未だに連勝も連敗もないという珍記録を更新しています。観客数は3万4千3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは内海投手と石井一投手の先発で読売が勝ったようです。過客数は3万7千2百人ほどでした。なお、広島のカープ対ドラゴンズは雨で中止でした。

2007年04月13日

投打に冴え、3連戦勝ち越し

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズ戦はガトームソン投手と小野投手が先発。初回、二死無走者から2死無走者からズレータ選手の安打とベニー選手の四球で先制機を作ると、ワトソン選手に適時二塁打が出てマリーンズが先制します。今季二度目の外国人三人クリーンアップが早速功を奏しました。さらに続く青野選手が適時内野安打を放ち、もう1点を追加します。
 さらに3回、ガトームソン投手の制球が乱れ、ズレータ選手とベニー選手に連続死球。そして1死後に青野選手が再び適時打を放って3点目を挙げます。青野選手は2試合連続猛打賞で打率4割を越え、規定打席にも達して、リーグ打率一位となっています。

 一方、小野投手は3回まで毎回安打を許しますが、得点には至りません。しかし続く4回、1死から小久保選手に2試合連続となる6号ソロを打たれ、1点を返されます。
 打線は3回以降も相変らず制球が落ち着かないガトームソン投手に対し、走者は出しますが、追加点は挙げられません。一方の小野投手は6回に安打と四球で無死1・2塁として中軸を迎えます。一発出れば逆転の所ですが、松中選手の安打性の当たりを塀内選手が好捕。さらに小久保選手、柴原選手も抑え、ここを無失点で切り抜けます。続く7回は三人で抑え、5安打2四球1失点と抑えます。
 続く8回裏は藤田投手が1死を取った後、薮田投手が登板。2死後に連打されて小久保投手を迎えますが、ここは直球が決まり、見逃しの三振に打ち取ります。
 直後の9回、五番手の柳瀬投手に対し、里崎選手の安打とズレータ選手の四球で好機を作り、1死後に前の打席で「ピンチバンター」として出場したサブロー選手が、左中間に今季1号となる3ランを放ってダメ押し。その裏は川崎投手が抑え、6対1でマリーンズが勝利。3連戦に勝ち越し、福岡ドームでの連敗を6で止めています。観客数は3万2百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは田中投手と松永投手が先発。3回にカブレラ選手の3号3ランでライオンズが先制し、続く4回にも細川選手の犠飛で1点を追加します。しかし、過去2回、田中投手が取られただけの点は必ず取るイーグルス打線は、その裏に山崎武選手と牧田選手の連続本塁打で2点差に。さらに続く5回には1死2塁から再び山崎武選手と牧田投手の連続適時二塁打で追いつきます。
 田中投手はその後も走者は出しながら無得点に。そして7回には2死から安打された後、連続四球で自ら満塁の危機を作りますが、ここで和田選手を見逃しの三振に打ち取り、同点のまま降板します。
 続く8回表は松本投手が抑え、その裏、先頭の嶋選手が安打します。続くは両打ちの塩川選手。マウンドに右の長田投手が上がっているので左用のヘルメットをかぶって打席に向かいますが、ここで野村監督が呼び止め、なにやら指示。するとベンチに戻り、右用のヘルメットに交換します。どうやら、野村監督はバントするなら左右のどちらが得意か確認した模様。その細心の注意もあって右打席に入った塩川選手は犠打を決めます。
 さらに続く鉄平選手の所で左の三井投手が上がると、打率3割を越える鉄平選手に代えて鷹野選手を出します。この起用も成功して安打でつなぐと、2死から礒部選手が適時打を放ち、ついにイーグルスが逆転します。そして9回は福盛投手が抑え、イーグルスが勝利。ライオンズの連勝を6で止めています。二番手の松本投手は12年目でのプロ初勝利を挙げています。観客数は1万1千3百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対合併球団はスウィーニー投手と川越投手が先発。初回にローズ選手の犠飛で先制した合併球団が、2回にも満塁から平野恵選手の2点適時打で追加点。さらに中押し、ダメ押しと効率よく追加して計9点。一方の川越投手は7安打2四死球ながら要所を締めて完封勝利を挙げています。観客数は1万3千4百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズはボーグルソン投手と川上投手が先発。初回に金本選手の適時二塁打でタイガースが先制します。さらに続く2回、1死1塁から藤本選手が遊ゴロを放つと、遊撃の井端選手がそのまま二塁を踏んで一塁送球。これで併殺でチェンジかと思いきや、二塁塁審が井端選手が踏んでいないと判定しセーフになります。後で見た映像では明らかに踏んでいました。だいたい、井端選手がそんなミスをするとは思えませんが・・・。すると何と続くボーグルソン投手が来日1号となる2ランを放って、3対0とします。
 ボーグルソン投手は6回を5四球ながら、中村紀選手のソロ本塁打を含む4安打1失点に抑えます。そして7回からはまたいつもの三人が登場。いずれも無走者に抑え、3対1でタイガースが勝ち、このカード2勝1分としています。観客数は4万1千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対スワローズは加藤投手とグライシンガー投手が先発。同点で迎えた8回に2死1・2塁から真中選手が適時打を放ってスワローズが勝ち越し。真中選手は打率6割と驚異的な代打成功率を誇っています。スワローズは9回にも1点を追加し、最後は高津投手が抑え、4対2で勝っています。観客数は1万2百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は青木高投手と木佐貫投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万5百人ほどでした。

 ところで、ベイスターズの那須野投手の契約金と初年度年俸が規定を大幅に上回っていた事が判明して話題になっています。普通の人は、彼だけ異常に突出している、などとは毛頭思わないでしょう。ライオンズの過去20年調査結果の時もそうですが、何か、これが「特殊な例が判明した」みたいに報じるさまは、非常にわざとらしさを感じます。周りと同じ事をしただけの那須野投手には、今後もくだらない雑音は気にせず、頑張ってほしいものだと思います。

2007年04月12日

「お詫び」に見る自負の表れ

 大規模家具販売店舗で知られる、IKEAのサイトを見る機会がありました。すると、トップページの真ん中あたりに、赤い「×」マークが点滅していました。「×マークとは面白い宣伝だな」と思ってよく見たところ、不良品のお知らせでした。何でも、ある花瓶の底が抜け、世界中で7人が怪我をし、うち5人が病院で治療を受けた、とのこと。そして、返品する際の注意事項まで細かく書いています。
 客に迷惑をかけた時に、トップページに「お詫び」を載せるのはまともな企業なら当然の行為です。とはいえ、何の興味もない人にもわざわざ気づくように目立たせる、というのはあまり知りません。このあたり、会社の姿勢、さらには自社販売製品に対する自負心まで伝わってきました。いろいろな意味で大変に参考になった「目立つお詫び」でした。

2007年04月11日

マリーンズ、打撃戦を制する

[ 野球 ]

 北九州のホークス対マリーンズは杉内投手と小林宏之投手が先発。今季ともにここまで2試合に先発して失点ゼロです。
 しかし今日は狭い北九州球場という事もあって打撃戦に。初回こそは両チームとも無得点でしたが、2回表に好調の青野選手さらには今江選手の連打で好機を作り、四球で満塁にした後、大塚選手の犠飛で先制。キャンプの紅白戦以来続いていた杉内投手の無失点記録を止めます。

 ところがその裏、小林宏投手は先頭の柴原選手に死球をぶつけると、続くブキャナン選手に4号2ランを喫し、こちらも今季初失点で即座に逆転されます。
 しかし直後の3回表、今日も2番に入った先頭の里崎選手が1号ソロを放って追いつきます。開幕から二週間打撃不振だった里崎選手ですが、2番に入って三試合で初打点・初猛打賞・初本塁打と絶好調で打率も三日で1割ほど上がりました。今季はこのまま2番固定でしょうか。さらにこの回、2死から青野選手が内野安打すると、続く今江選手に1号2ランが出て勝ち越します。
 ところが打撃戦は止まりません。その裏、多村選手にこの試合2つめの四球を出すと、小久保選手に5号2ランを喫して即座に追いつかれます。
 直後の4回表、マリーンズも盗塁失敗で2死無走者になった後に連打と四球で2死満塁に。ここでズレータ選手は2-3としますが、最後は三振に打ち取られます。そしてその裏、小林宏投手はブキャナン選手に2打席連続となる5号ソロを喫して再びリードを奪われました。
 続く5回、ホークスはこの回を抑えれば勝利投手の権利を得る杉内投手を降板させます。代わった山村投手から簡単に二死を奪われますが、続くワトソン選手に今季1号となるソロ本塁打が出て、マリーンズがまた追いつきました。さらに6回は1死からTSUYOSHI選手が猛打賞となる二塁打を放つと、2死3塁からベニー選手が今季初打点となる適時打を放ち、勝ち越します。
 ところがその裏、先頭の小久保選手が安打し、続く柴原選手が遊ゴロを放つと、これが失策となって無死2・3塁となり、打席には二打席連続本塁打中のブキャナン選手が入ります。しかし、ここで小林宏投手はそのブキャナン選手を内野ゴロに抑え、さらにマリーンズ戦に強い本間選手、代打の稲嶺選手を抑え、無失点で切り抜けます。
 小林宏投手は7回も1死2塁とされますが、そこから中軸を抑えます。すると直後の8回表、1死からベニー選手が安打すると、続くズレータ選手の打席で右腕に死球。ホークス側ベンチからの野次に一度一塁に向かったズレータ選手が怒りかけます。ここでマリーンズはベニー選手が首根っこをつかんで必死になだめます。さらにホークスからも柴原選手や本多選手がなだめ、事件には至りませんでした。その直後、続く青野選手が中前に安打を放ちます。すると二塁で代走に入っていた早川選手が俊足を飛ばし、さらにブロックする捕手にも正面からぶつかって生還。大きな追加点が入りました。
 さらに9回は先頭の大塚選手が四球で出塁し、暴投で進むとさらに三盗。続くTSUYOSHI選手にこの試合4本目となる適時打が出ます。さらにTSUYOSHI選手は14試合目にして初盗塁を決めるとさらに三盗。そして早川選手の犠飛が出てついに9対5となります。
 その裏はセーブがつかない場面ながらも小林雅英投手が登板。一安打されたものの、最後は松中選手を三振に打ち取って試合終了。マリーンズが対ホークスの連敗を3で止め、再び勝率五割に戻しています。観客数は1万8千3百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対合併球団は八木投手とセラフィニ投手が先発。合併球団は捕手に辻選手を起用する「元マリーンズバッテリー」を組みます。しかし、初回にいきなり四死球二つに重盗と無安打で1死2・3塁とし、セギノール選手の2点適時打でいきなり先制。さらに4回にも4点を追加し、セラフィニ投手をKOします。合併球団も7回に辻選手に移籍後初適時打が出て2点を返しますが、反撃はそこだけ。ファイターズが7対2で快勝しています。観客数は1万5千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズは牧野投手とグラマン投手が先発。初回にイーグルスが先制しますが、直後に追いついたライオンズが3回に一挙3点を勝ち越し。その後も得点を重ね、9対2で快勝しています。観客数は8千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは福原投手と長峰投手が先発。同点で迎えた3回にドラゴンズが3点を勝ち越します。しかし、6回に1点を返したタイガースが、8回に林選手に代打2点適時打が出て同点に。その後、延長に入りましたが、タイガースは走者が出ず、ドラゴンズは好機を生かせず、結局6対6の引き分けに終わっています。観客数は4万3千8百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は黒田投手と金刃投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万1千人ほどでした。
 なお、横浜のベイスターズ対スワローズは雨で中止でした。

序盤の大量失点で惨敗

[ 野球 ]

 今日は携帯観戦。福岡のホークス対マリーンズは新垣投手と清水直行投手が先発。今日もマリーンズは2番に里崎選手を入れました。初回、その里崎選手が安打するものの、ライナーゲッツーで三者凡退となります。
 清水直投手は初回こそ無失点で抑えたものの、2回にいきなり3連打されて先制されると、2死後に大村選手に2点適時打をされて計3失点。3回もまたいきなりの3連打と犠飛で2点を追加され、早くも5対0になります。

 さらに4回には自らの失策二つと四球で無死満塁とすると、続く多村選手に押し出しと、完全な独り相撲で6点目を献上して降板。2番手の高木投手は、松中選手は三球三振に打ち取ったものの、そこから打ちこまれ、4回を終わって0対11となってしまいます。清水直投手は3試合連続KOで、防御率がついに10点台となってしまいました。どこか体調を崩しているのでは、とすら思えます。
 その後、失策を機に1点を返したものの、終わってみれば1対13と惨敗。再び借金生活となっています。一方のホークスですが、大村選手と多村選手が戻ったと思ったら今度は川崎選手が骨折で長期離脱とのこと、なかなか戦力が揃いません。観客数は3万2百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは有銘投手と涌井投手が先発。ライオンズは3回に中村選手の1号2ランなどで3点を先制。涌井投手はその裏に1点を失ったものの、そこから9回までを全て三人で抑え、5安打1四球1失点。今季早くも2度目の完投で3勝目を挙げています。観客数は8千5百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対合併球団は建山投手と平野佳投手が先発。ローズ選手は初回に6号2ランを放つと、6回には7号ソロを放って4対0。ファイターズも終盤に反撃するも及ばず、4対2で合併球団が勝っています。観客数は1万4千6百人ほどでした。

 甲子園開幕となるタイガース対ドラゴンズはジャン投手と山本昌投手が先発。ウッズ選手の5号ソロで先制されますが、1点差で迎えた5回裏、1死から四球一つを挟む5安打で山本昌投手から一挙4点を奪い、5対2と逆転。6回からはまた「いつもの三人」で抑え、5対2で勝っています。観客数は4万8千4百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対スワローズは寺原投手と石川投手が先発。逆転された直後の5回裏に村田選手の2号3ラン、さらには吉村選手の2号2ランで一挙5点を取ってベイスターズが逆転。そのまま7対4で勝っています。寺原投手は2勝目を挙げています。観客数は9千4百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は長谷川投手と姜投手が先発。3回2死から好機を作ったカープが前田智選手の適時打で先制すると、続く新井選手に5号3ランが出てカープが4点を先制。続く5回にも栗原選手の1号ソロで突き放します。読売も反撃して1点差に迫った8回表、2死2塁の時に、判定に抗議したブラウン監督が、猛抗議し、ホームベースを砂で埋めて退場処分を受けます。これでまた新Tシャツが出来るのでしょうか。それはともかく、直後に安打が出るものの、森笠選手の強肩で本塁アウト。9回は永川投手が3人で抑え、カープが勝っています。観客数は1万1千人ほどでした。

2007年04月09日

2007/4/9の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2007年04月08日

2007/4/8の更新

 スポーツ関係「ファンサービス」に必要な視点を掲載しました。

マリーンズ、流れを悪くしながらも何とか逃げ切る

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対イーグルスは久保投手と青山投手が先発。前回序盤で7失点KOの久保投手に対し、青山投手は2試合でわずか2失点で既に2勝。前日の悪い負け方もあり、苦戦が予想されました。
 マリーンズは打撃不振の里崎選手を二番に起用。数年前の試合で、途中から二番に入って犠打を決めた事はありましたが、スタメンでは初めてではないでしょうか。また、打撃好調で、昨年青山投手から三安打している青野選手が5番。こちらも初のクリーンアップかと思われます。
 その起用が早速当たり、初回にTSUYOSHI選手が安打した後、その里崎選手が中前に安打を放ち、いきなり無死1・2塁とします。ところが、ベニー選手とズレータ選手はともにフライに打ち取られ、走者が進めずに2死となります。先制機が消えるかと思ったのですが、ここで5番起用に応えた青野選手が、左翼席に先制3ランを放ちます。

 青山投手は2回も本来の投球ができず、塀内選手と西岡選手が四球で出塁します。ここで里崎選手が、前の打席と同じような中前打を放ちます。里崎選手はこれが今季初打点となりました。さらに、送球がそれる間にTSUYOSHI選手も生還し、里崎選手は三塁に。さらに青山投手は続くベニー選手の打席で暴投。何と1安打ながら2四球と1失策1暴投と得点をプレゼントされた形。2回にして早くも6対0となります。
 昨年までのイーグルスですと、ここでもう試合は決まるのでしょうが、今年はさすがに違います。野村監督は2回で青山投手のみならず、嶋捕手も交代させます。また、嶋捕手にはベンチで延々と説教をしていました。
 2回まで無走者だった久保投手ですが、3回に先頭のリック選手に内野安打を許すと、続く草野選手の2号2ランで4点差にされます。4回は併殺もあって三人で抑えたものの、5回は先頭のウイット選手のフェンスに達する当たりが拙い守備もあって三塁打に。そして1死後に内野ゴロの間にもう1点を返されます。
 一方、打線は二番手の永井投手の前に抑えられ、追加点が取れません。5回には2四球と犠打で1死2・3塁としますが、ここは三番手の松崎投手の前に抑えられます。
 久保投手は6回まで4失点で7回のマウンドにも上がります。しかし先頭の山崎選手に4号ソロを打たれ、ここで降板します。2番手は意外にも2週間ぶり今季2試合目の登板となる藤田投手。ウィット選手は打ち取ったものの、リック選手に二塁打を打たれて降板します。ここで三番手に昨日二打席連続本塁打を喫した神田投手が登場。汚名返上の好機でしたら、初球を鷹野選手に適時二塁打され、ついに1点差とされて降板します。
 流れは完全にイーグルスに傾いたところで、打席は嶋選手に代わって3回からマスクをかぶった左の河田選手。そこでマリーンズは4番手として左の高木投手を投入。対するイーグルスは右の藤井選手を代打に送ります。その高木投手は、いきなり0-3としますが、そこからストライクを二つ取ります。藤井選手は続く球を右翼前にポトリと落ちそうな打球を放ちます。ところが、この球をサブロー選手がいち早く追いつき、最後はスライディングキャッチでアウトにします。そして高木投手は、開幕から連続安打中で昨日2ランを放っている鉄平選手を打ち取ります。
 この美技と好リリーフでイーグルスに行った流れが止まります。そしてその裏、1死から青野選手がこの日2本目となる4号ソロを放ち、再び流れを引き戻しました。
 そして8回は薮田投手が、9回は小林雅英投手がともに三人で抑え、7対5で勝利。序盤の大差ムードが一転しての辛勝でした。とにもかくにも、勝率を五割に戻しています。観客数は1万9千5百人ほど。雨模様でもない事を考えると、かなり少ない数字です。このへんについては、ちょっと気になる事がありましたので、別に項目を作って書きました。興味ある方はご一読願います。

 神戸の合併球団対ライオンズはデイビー投手とギッセル投手が先発。外国人枠の関係で開幕2軍だったギッセル投手は今季初登板。一方の合併球団は前日一軍昇格したマリーンズから移籍の辻選手をスタメン起用しています。試合のほうは、2回2死無走者から辻選手が移籍後初打席初安打。さらに2死1・2塁から阿部真選手が安打を放つと、二塁走者の辻選手がタッチをうまくかいくぐるスライディングで生還し、合併球団が先制します。
 その後は、両先発による投手戦に。しかし7回、ここまで3安打3四死球で無失点だったデイビー投手は、先頭のGG佐藤選手に安打され、犠打で進まれた後、石井義選手にも安打されて1死1・3塁とします。ここで打席に入った福地選手は、デイビー投手が投球動作に入ったところでタイムをかけて打席を外します。それを受けてデイビー投手は山なりの球を外して投げたのですが、これが何とボークの判定。審判はタイムを認めていないという判断なのでしょう。コリンズ監督は猛抗議しますが、暴言を吐いたとの事で退場処分に。さらに福地選手の安打の後、内野ゴロの間に石井義選手が生還し、ライオンズが逆転します。
 ライオンズは7・8回を三人で抑えます。合併球団も9回に抑えのカーター投手をリードされている場面で出しましたが、2死後に3連打で2点を追加されて逆にダメ押しに。その裏は小野寺投手が抑え、ライオンズが合併球団を3タテにしています。観客数は1万4千3百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは和田投手とグリン投手が先発。初回に小久保選手の4号3ランでホークスが先制します。ところが直後の2回表、2死1塁からグリーン選手と田中幸選手に連続適時打が出て1点差と迫ると、続く3回は2死1塁からセギノール選手に6号2ランが出て、ファイターズが逆転します。
 ホークスは2・3回と先頭打者が安打しながら後続がないという悪い流れに。しかし6回、先頭の松中選手が2号ソロを左翼席に放って追いつきます。さらに走者を置いて柴原選手が2号ソロを放ってホークスが逆転します。
 和田投手は4回から8回まで振り逃げ一つ以外に走者を出しません。終わってみれば4失点ながら8回を5安打無四球13奪三振でした。さらに8回裏には柴原選手の犠飛でダメ押し。9回は馬原投手が先頭打者に安打されたものの後は抑え、7対3でホークスが勝って連敗を止めています。観客数は3万1千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープは藤井投手とフェルナンデス投手が先発。既に独特のグッズまで発売されているフェルナンデス投手ですが、意外にもこれが初登板です。2回にカープが新井選手の4号ソロで先制したものの、その裏、先頭のラミレス選手が二塁打で出塁すると、フェルナンデス投手が制球を乱して3四死球で同点となり、さらに藤井投手の適時二塁打でスワローズが逆転します。
 その後、カープも1点差までに迫りますが、6回裏にスワローズがフェルナンデス投手を打込み、青木選手の3号3ランなどで一挙8点を追加。その後も8回に3点を追加したスワローズが15対5で大勝しています。観客数は1万7千5百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と工藤投手が先発。初回に犠飛で先制したドラゴンズが3回にウッズ選手の2点適時打で3対0に。さらに7回には李選手と中村紀選手の連続適時打で3点を追加。その直後にこの試合前まで打率四割台だった森野選手にスクイズをやらせるなど、余裕の(?)采配を見せます。中田投手は8回を4安打5四死球1失点。前回に続き、自責点はゼロで2勝目。6対2で勝ったドラゴンズが、開幕から3カード連続の勝ち越しを決めています。観客数は3万2千9百人ほどでした。
 唯一のナイターとなった東京ドームの読売対タイガースは高橋尚投手と小嶋投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千1百人ほどでした。

井川投手、大リーグ初登板は7失点

[ 野球 ]

 普段は大リーグは見ません。先日の松坂投手のデビュー戦の結果も職場の昼休みにネットで確認した程度でした。別に嫌いなわけではありません。ただ、趣味に費やせる時間の許容量が追いつかないだけの話です。
 しかしながら、タイガース在籍時から極めて注目度の高かった井川投手のデビュー戦となると話は別です。幸い、土曜の夜という事もあったので、深夜2時開始の試合を中継で観戦しました。
 苦手のデーゲーム、しかも気温4度という、井川投手にはかなり厳しい環境でのオリオールズ戦となりました。立ち上がり、井川投手は外野フライで簡単に二死を取ります。しかし、続く三番のマーカキス選手に左翼席に運ばれ、大リーグ初被安打が本塁打となってしまいました。

 しかしその裏、アレックス=ロドリゲス選手の2ランですかさず逆転してもらいます。ところが続く2回表、外野への単打を三つ続けられ、無死満塁としてしまいます。ここからアウトを二つ取ったのですが、続くロバーツ選手に死球を出して同点にされます。さらにモーラ選手の当たりは右翼線にフラフラと上がります、一塁手・二塁手・右翼手の三人で追いますが及ばず、さらに守備の乱れもあって走者一掃となって5対2となってしまいました。
 続く3回は初めて無失点で抑えたものの、4回には四球で走者を出し、さきほどポテン適時打を打たれたモーラ選手に左翼席に運ばれ、ついに7失点となっていました。
 さらにその裏の攻撃で、松井秀選手が足を痛め、代打が送られるなど、今日のヤンキース日本人選手は散々の結果に。しかし、5回は3回に続いて無失点に抑えます。なんでもここまでヤンキースの先発で5回まで持った人はいなかったとか。一応、今季先発陣最長イニングを投げた事になったわけです。
 ここまで見たら力尽きて寝たのですが、後でネットで見たら、ヤンキースは8回に1点差とすると、9回裏にはアレックス=ロドリゲス選手が逆転サヨナラ満塁本塁打を放って10対7で勝利。一人で2本塁打6打点の大活躍だったわけです。さすがは最高年俸選手といったところでしょうか。おかげで井川投手の黒星も消えました。
 全体的に見て、今日の井川投手はボールが先行していました。また、チェンジアップはほとんど見逃されていた感じです。まあ、タイガース時代もデーゲームと「今季初登板」ではあまりいい結果は残していませんでした。そう考えれば、黒星がつかなかっただけ、もうけものだったとも言えそうです。
 ぜひとも、次回は本来の投球を見せてほしいものです。

2007年04月07日

日本語ブログの数が

 何でも、日本語のブログの数が、英語を越えて世界最多となったそうです。全人口の50分の1以下程度の使用者数である日本語が、ブログの数で一位になると言うのは興味深いものです。
 もちろん、これには識字率やPC・携帯の普及率の高さがあるのでしょう。ただ、そういう要因の他に、「表現をしたがる」という風土もあるのかも、とも思います。たとえば、個人が作った漫画などを売るコミックマーケットに1日10万人も集まる(一説によると世界最大規模の屋内イベントだとか)わけです。
 そのあたりから考察すると、これまで言われたのと違う「日本人論」が作れるのかも、などと思いました。
 私としても、これからも「世界一」を維持する一助となるために、今後もいろいろ書いて行ければ、と思っています。

イーグルスの一発攻勢を喫し、連敗

[ 野球 ]

 マリンスタジアムで行われたマリーンズ対イーグルス戦を観戦に行きました。先発は渡辺俊介投手と一場投手。昨年チーム最多勝ながらオープン戦不調で出遅れた一場投手は、開幕二週目での今季初登板となっています。マリーンズ打線は、四番にワトソン選手を入れ、クリーンアップを外国人三人に。また、捕手は橋本選手が今季二度目のスタメンマスクをかぶりました。
 1回裏、TSUYOSHI選手がいきなり二遊間を抜いて出塁、続く早川選手のエンドラン崩れの内野ゴロで二塁に進み、先制機を作ります。ところが、続くズレータ選手の打席で三盗を狙うも失敗。直後にズレータ選手の詰まった打球が相手のまずい守備で安打になっただけに勿体ない逸機でした。
 渡辺俊投手は、二回まで無難な投球でしたが、3回1死から9番で打率一割を切っている嶋選手にフルカウントから粘られて四球を出してしまいます。さらに、鉄平選手の内野ゴロで進塁した後、高須選手に左中間を抜く適時二塁打を打たれ、先制を許してしまいました。

 一場投手は本調子という感じではなく、特に捕手が取り損ねる場面が目立つなど、呼吸の悪さも目立ちました。しかし、三回まで、0点に抑えられます。
 しかし4回、1死から四番起用に応えたワトソン選手がフェンス直撃の二塁打を放ちます。さらにベニー選手が歩いた後、好調の青野選手が左中間を破る二点適時打を放ち、逆転します。ただ、二塁を回った青野選手はちょうど目の前に中継の球が返るような形となり、アウトになってしまいます。そして続く橋本選手が得意の四球を選ぶと、ここで何とイーグルスベンチは一場投手を降板させます。
 そして二番手は、これまた昨年、一場投手と並ぶチーム最多の7勝を挙げたものの同じく出遅れて今季初登板となった山村投手が登板。結果的にはこの決断が試合の流れを大きく変えました。
 マリーンズは続く5回にTSUYOSHI選手が四球で出塁するも、またもや盗塁失敗してしまい、結局三人で終わってしまいます。すると続く6回、先頭の鉄平選手が一塁線に放った当たりをズレータ選手がグラブに当てるも取り切れず、逆に当たったために三塁打になってしまいます。そして続く高須選手に二打席連続適時打が出て、追いつかれてしまいます。さらに盗塁を決められ、内野ゴロと四球で1死1・3塁に。ここで山崎武選手に犠飛が出て、逆転を許してしまいました。
 その裏、マリーンズは三番からの攻撃。ところがここで山村投手が圧巻。三者連続で見逃しの三振に打ち取られます。ズレータ選手もベニー選手も三振時に判定に首をかしげていましたが、これが新ストライクゾーンなのでしょう。
 そして続く7回表、先頭のリック選手が二塁打を放ち、代走に牧田選手を起用。次打者の内野ゴロで三塁に進みます。ここで打席は打率一割を切る嶋選手。0-2から二球空振りした後、スリーバントスクイズを見せます。しかしこれを渡辺俊投手がグラブトスして本塁でアウトにします。これで何とかなるかと思ったところ、続く鉄平選手が右翼席にライナーで入る1号2ランを放ち、2点を追加されてしまいます。
 その裏、マリーンズも1死から橋本選手が得意の四球を選んだ後、暴投で二塁に進み、二死後に塀内選手の適時三塁打が出て1点差に迫ります。
 しかし、直後の8回表、2番手で登板の神田投手が、併殺で二死無走者とした後、山崎武選手とウィット選手に二者連続本塁打を喫し、7対3となってしまいます。
 一方打線は、7回途中から登板の松本投手、さらには9回に渡辺恒投手に無安打に抑えられ、そのまま7対3で試合終了。マリーンズは連敗で再び勝率五割を切っています。一方、イーグルスも借金一。勝率の関係で3位となっています。イーグルスが開幕10試合を越えて「Aクラス」というのは球団創設以来初との事です。
 マリーンズとしては、何度かの逸機が痛かったとも言えるでしょうが、それ以上に、イーグルスの逆転直後の思い切った継投とそれに応えた山村投手にやられたと言えそうです、観客数は2万3千1百人ほど。かなり寒く、天気も下り坂だったとはいえ、土曜のデーゲームでこの入りはちょっと寂しいものがありました。

 大阪ドームの合併球団対ライオンズは西口投手と吉井投手が先発。初回に福地選手の二塁打を足がかりに、カブレラ選手の適時打でライオンズが先制し、さらに2回にも追加点を挙げます。その後は、吉井投手も走者を出しながらも抑えますが、打線が西口投手の前に、6回まで2安打しかできません。そして7回に吉井投手は走者を二人出して降板すると、二番手の本柳投手が死球で満塁にした後、暴投で追加点を奪われます。その裏にローズ選手の5号ソロが出たものの、得点はこれだけ。結局4対1でライオンズが勝っています。吉井投手は早くも3敗目。もっとも、登板した3試合で味方打線の援護が計2点では仕方ないでしょう。対する西口投手は早くも3勝目を挙げています。観客数は1万2千4百人ほど。本当にこれが開幕直後の土曜デーゲームの観客数かと一瞬驚いてしまいました。

 ナイターで行われた福岡のホークス対ファイターズは斉藤和投手とダルビッシュ投手のエース対決。ところが、初回に簡単に二死を取った斉藤和投手が、そこから4連打を喫して一気にファイターズが3点を先制します。その裏、ホークスも一週間ぶりに出場した大村選手が安打を放ち、川崎選手も二塁打で続いて無死2・3塁とします。しかし、ここで中軸に安打が出ず、内野ゴロの間の1点に終わります。
 しかし、さすがに2回以降は両エースが立ち直って投手戦になります。ただ、斉藤和投手は、初回に球数を投げた事もあり、6回を7安打2四球3失点で降板となります。一方のダルビッシュ投手は、2回から7回まで1安打投球。5回から6回にかけて四者連続、7回も三者連続と、三振の山を築きます。
 ところが8回、代打の本間選手に内野安打を打たれると、続く大村選手が右前打を放ち、無死1・3塁となります。ここで川崎選手は二塁ゴロ。1点返って2死無走者かと思いきや、併殺を焦った遊撃手が悪送球し、1死2塁と一打同点の場面で中軸を迎えます。しかしここでダルビッシュ投手はブキャナン選手を三振に。そして松中選手を敬遠した後、小久保選手を打ち取り、1点のみで凌ぎます。
 ホークスも継投陣が7回以降、ファイターズ打線を1安打に抑えます。しかし、ダルビッシュ投手は9回も球威が衰えません。先頭の柴原選手を打ち取った後、井手選手、さらには代打の本多選手を連続三振。本多選手を三振に打ち取ったこの試合138球目の直球は151kmを記録していました。これでファイターズが3対2で勝利。ホークスは今季初の連敗です。
 ダルビッシュ投手は5安打2四球2失点。奪三振は14でした。これで3試合目にして今季初勝利。昨年5月からの連勝も11に伸ばしています。観客数は3万1千9百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープは高卒新人で初登板となる増渕投手と大竹投手が先発。初回にラミレス選手の適時三塁打でスワローズが先制しますが、直後の2回表に新井選手の3号ソロでカープが追いつきます。
 本塁打こそ打たれたものの、増渕投手は好投。7回までカープ打線を4安打1四球1失点に抑えます。しかしながら、打線も大竹投手の前に2安打に、その後も継投陣相手に安打できず、増渕投手を援護できません。そのまま1対1のまま延長戦に入ります。
 そしてむかえた11回表、スワローズは4番手の高井投手を送り込みますが、これが大誤算。一死後に連打と四球で満塁とした後、栗原選手が走者一掃の適時二塁打を放ってカープが3点を勝ち越し。さらに倉選手にも適時二塁打が出て一挙5点を取り、そのまま6対1で勝っています。観客数は1万7千8百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは佐藤亮投手と土肥投手が先発。昨年入団で1イニングだけ投げた佐藤亮投手はプロ初先発です。初回、ドラゴンズ打線がいきなり3点を取ります。しかし、2回まで無安打だった佐藤亮投手は3回に先頭打者に初安打されると、続く土肥選手の犠打を二塁に暴投してしまい、無死1・3塁に。そして1死後にベイスターズ打線が5連打で一気に逆転し、佐藤亮投手をKO。さらに吉村選手にも適時打が出て一挙5点を挙げます。
 そのまま5対3で迎えた6回、ドラゴンズは昨日先発して4回途中で降板した朝倉投手を連投させます。ところがいきなり三連打と自らの失策で1点を追加され、さらに石井選手の2点適時打でこの回3点を追加。ドラゴンズの二つの投手起用はいずれも失敗に終わりました。
 その裏、ドラゴンズも福留選手の2号ソロなどで土肥投手を降板させて2点を返しますが、反撃もここまで。以下、ベイスターズ継投陣の前に1安打しかできず、そのまま8対5でベイスターズが勝っています。観客数は3万3千5百人ほどでした。

 ナイターで行われた東京ドームの読売対タイガースは門倉投手と能見投手が先発。タイガースは不振の浜中選手と関本選手を外し、代わりに林選手と藤本選手を入れました。この林選手の起用が大成功。初回に2点を奪われますが、2回に林選手の1号ソロで1点差に。さらに続く三回に金本選手の犠飛で追いつくと、2死2・3塁から林選手が今度は中前に弾き返し、これが2点適時打となって逆転します。
 能見投手は4回に二番手で登板した野口投手に適時打を打たれ、1点差に迫られますが、何とか5回を3点に抑え、6回表で打順がまわったところで代打を送られます。となると6回に誰を挟むかと思いきや、いきなり久保田投手が登板。いくら3日間空いているとはいえ、3人で4イニングというのは少々驚きました。
 久保田投手は5人を1安打に抑え、7回途中で降板。続くウイリアムス投手も5人に1安打1四球を出して8回途中、1死三塁というところで降板します。
 そして四番手で藤川投手が登場。この犠飛でも同点の場面でホリンズ選手、さらには代打の矢野選手を打ち取ります。続く9回、藤川投手は二死から小笠原選手に安打されますが、最後は李選手を抑え、早くも4セーブ目を挙げています。
 というわけでタイガースが4対3で逃げ切った試合でしたが、ここまで4勝3敗でその勝った4試合にいずれも三人が登板。しかも平均投球回数は1回を越えています。福原投手と安藤投手の出遅れの影響ゆえの「緊急措置」という事もあるのでしょう。とはいえ、これで秋まで乗り切れるのか、とちょっと不安になりました。なお、観客数は4万3千7百人ほどでした。

2007/4/6の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

岸投手、2度目の先発でプロ初勝利

[ 野球 ]

 今日は何も見れなかっただけなので結果だけ。
 大阪ドームの合併球団対ライオンズは川越投手と岸投手が先発。ラロッカ選手の2試合連続となる5号ソロで合併球団が先制するも、7回にGG佐藤選手の3号3ランでライオンズが逆転し、さらに3点を追加。そのまま5対1で勝ち、ライオンズが今季初の連勝を飾っています。観客数は8千3百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは朝倉投手と三浦投手が先発。ドラゴンズが初回に福留選手の犠飛で先制し、さらに李選手の適時打などで一挙3点を先取。ベイスターズも今季初スタメンとなる佐伯選手の2打席連続適時打で反撃しますが、6回にドラゴンズが井端選手の3ランで追加点。その後は、継投でベイスターズの反撃をかわして3連勝。グラセスキ投手が連日の勝利を、岩瀬投手が連日のセーブを挙げ、セーブ数の球団記録を更新しています。観客数は2万5千8百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対カープはグライシンガー投手と青木高投手が先発。最初の一巡を無走者に抑えた青木高投手ですが、4回に青木選手の安打がきっかけとなり、満塁からリグス選手の内野ゴロの間で先制。さらに6回には青木選手の2号ソロで追加点。6回を4安打1四球と好投の青木高投手でしたが、同姓の青木選手にやられた感じでした。一方のグライシンガー投手は7回を3安打で無四球無失点。その後も木田投手、高津投手とつないで完封リレーで、スワローズが2対0と勝って連勝しています。観客数は1万2千8百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースは内海投手と下柳投手の先発で読売が勝ったようです、観客数は4万2千2百人ほどでした。

2007年04月06日

席の需要と供給

 毎朝の通勤で座れなかった場合は、途中の西船橋で降りて、始発列車に乗り換えます。というわけで、今日も整列乗車をしていたのですが、目の前の人が自分は余裕で座れるにもかかわらず、なぜか両腕を広げて私の進路を塞ぐのに執着していました。おかげで座れずに、もう一本待つことに。今度は余裕で座れたのですが、私の隣の席には何故か誰も座りません。周囲には立っている人がちらほらおり、ホームには、その次の列車を待つために並んでいる人すらいます。
 普段なら別にどうとも思いませんが、直前に妙な妨害にあって座れるものが座れなかっただけに、なんかすごい奇妙な気分になりました。数分してやっと隣の席が塞がった時は、不思議と安心感をおぼえたほどでした。それにしても、朝からこんな割りの悪い思いをするとかなり損した気分になります。

2007年04月05日

二桁残塁の拙攻で援護しきれず逆転負け

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズはセラフィニ投手と成瀬投手が先発。昨年は故障などで登板機会の少なかったセラフィニ投手は、移籍2年目にして初の古巣との対戦となります。
 そのセラフィニ投手に対し、初回1死から二番に入ったサブロー選手が四球を選びますが、得意の牽制に刺されてしまいます。しかし、直後にズレータ選手の2試合連続となる4号ソロが出てマリーンズが先制。それにしても、「ズレータ選手がセラフィニ投手から打ってマリーンズが先制」などという事態が生じるとは、2年前は想像すらできませんでした。
 前回好投した成瀬投手は、今日も合併球団打線を最初の一巡を無走者に抑えます。しかし打線は3回の2死満塁、4回の1死1塁、5回の2死満塁でいずれも得点できません。

 6回も先頭の今江選手が四球を選び、犠打で二塁に進みますが、後続がなく、追加点を挙げられません。するとその裏、そこまで1安打投球だった成瀬投手が先頭打者に安打されて犠打と、表と同じ展開に。しかし合併球団はここで阿部真選手の適時打が出て同点に追いつかれてしまいます。
 直後の7回も二番手の岸田投手に対し、1死からズレータ選手がこの試合4本目となる安打を放ちますが、後続はありません。しかし続く8回、1死からここまで2安打の青野選手に2号ソロが出て、マリーンズが再びリードを奪います。
 ところがその裏、1死から成瀬投手は大西選手に粘られ、最後は四球を出してしまいます。ここでマリーンズは薮田投手を投入しますが、これが誤算。2死後にラロッカ選手に左翼ポール際に入る4号2ランを喫し、一気に逆転。8回途中まで3安打3四球と好投していた成瀬投手の勝ちも消えてしまいました。
 9回表、三番手のカーター投手に対し、昨日活躍の早川選手が代打で登場。二遊間を抜きそうな当たりを放ちますが、先ほど適時打の阿部真選手がこれを好捕して送球。俊足の早川選手をもってもアウトになってしまいました。さらに中軸に回りましたが、ズレータ選手・ベニー選手が連続三振で試合終了。3対2で合併球団に逆転を喫してしまいました。
 今日はとにかく効率の悪い打線に尽きた感じでした。9安打6四球ながら、得点はソロ二本によるものだけ。安打がTSUYOSHI選手2本、ズレータ選手4本、青野選手3本と特定の人に集中し、打線の繋がりがなかったようです。成瀬投手が好投していただけに、大変勿体ない敗戦だったと言えそうです。観客数は9千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは松永投手とガトームソン投手が先発。3回にホークスが、昨日怪我した多村選手に代わって三番に入ったブキャナン選手の適時打で先制しますが、その裏、そこまで無安打だったガトームソン投手が細川選手・石井義選手の下位二人に連続本塁打を喫して逆転。さらに続く4回には中軸の三連打で2点を追加されます。
 ホークスもブキャナン選手の3号本塁打、さらに8回には代打で登場した多村選手の適時打で1点差まで迫ります。しかしその裏、継投陣が崩れ、リーファー選手に満塁本塁打が出てライオンズが突き放します。最後は小野寺投手が抑え、8対3でライオンズが勝利。ライオンズは今季初のカード勝ち越し。逆にホークスは初のカード負け越しとなっています。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは田中投手と金村投手が先発。1回裏、金村投手の立ち上がりをとらえたイーグルスがいきなり1・2番の連打で先制しますが、そこから金村投手に抑えられます。一方、田中投手は3回に坪井選手の適時打で追いつかれたものの、6回を5安打4四球ながら1失点と好投します。
 しかし7回から登板した松崎投手に対し、8回にセギノール選手が5号ソロを放ってついにファイターズが勝ち越し。さらに9回にも金子誠選手のソロで1点を追加します。金村投手は7安打3四死球ながら初回の1点のみに抑え、完投で今季初勝利を飾っています。観客数は田中登板という事もあり、平日昼にも関わらず1万8千人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは石井一投手とボーグルソン投手が先発。スワローズが飯原選手のプロ初本塁打で先制すると、タイガースも金本選手の2試合連続の3号ソロで追いつきます。そして7回、タイガースは4試合連続で橋本健投手が登板。しかし、いきなりラミレス選手に勝ち越し本塁打を打たれます。さらに無死1塁から宮本選手のバスターエンドランが適時打になりると、福川選手にスクイズを決められ、この回3失点。そして館山投手、さらには高津投手に抑えられ、4対1でスワローズが開幕からの連敗を4で止めています。観客数は1万8千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは木佐貫投手と川上投手が先発。初回に読売が先制するも、直後の2回にウッズ選手が2号ソロで同点に。5回にまた読売が2点を勝ち越すと、直後の6回にはウッズ選手の3号2ランで再び同点に。そして同点のまま迎えた8回にはウッズ選手が2打席連続でこの試合3本目となる4号2ランを放ち、遂にドラゴンズが勝ち越し。最後は岩瀬投手が締め、5対3でドラゴンズが勝利。二番手のグラセスキ投手が来日初勝利。ウッズ選手は3本塁打5打点でチームの全得点を叩きだしています。観客数は4万1千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは黒田投手と川村投手が先発。新井選手の2号ソロで先制したカープが、栗原選手の犠飛で追加点を挙げて2対0とします。黒田投手は6回まで2安打投球でしたが、7回に1死1塁から古木選手が本塁打を打って同点に。さらに9回は続投の黒田投手から鈴木尚選手が2号ソロを放ってベイスターズが勝ち越し。その裏はクルーン投手が抑え、ベイスターズが3対2で勝っています。観客数は1万9百人ほどでした。

2007年04月04日

これが本当の風花?

 昼下がり、職場の窓から外を見たら、何か飛んでいました。4月になって雪?などと思って見てみたら、散った桜の花がビル風に煽られて舞い上がっていました。10階まで届くのですからすごいものです。その空中を舞う花びらは、なかなか美しいものがありました。「風花」とは雪を花びらにたとえたものですが、これこそ本当の「風花」だなと、数分の間ですが、珍しい経験ができました。
 なお、後で知ったのですが、今日の激しい雷雨の中、都内では本当に雪も観測されたそうです。桜の散り際と雪が同じ日、というのもかなり珍しい事かと思われます。

終盤に冷や汗も、二日続けて苦手投手を打って連勝

[ 野球 ]

 今日も携帯メール観戦。大阪ドームの合併球団対マリーンズは平野佳投手と小野投手が先発。昨日のデイビー投手ほどではないとはいえ、昨年はマリーンズ打線は平野佳投手に防御率1.80と抑えられ、対合併球団負け越しの原因となっています。
 その平野投手に対し、今日もマリーンズ打線は抑えられてしまいます。一方、小野投手は立ち上がりからいきなり1死1・2塁に。先週は初回に打込まれましたが、今日はここから中軸を抑えて0点に。続く2回も再び1死1・2塁とされますが、ここも併殺で切り抜けます。
 打線は3回に根元選手が初安打し、さらに盗塁と内野ゴロで1死3塁と先制機を迎えます。ここで昨日3安打2打点の今江選手がスクイズを敢行するも本塁タッチアウト。バレンタイン監督は猛抗議するものの、判定は覆りません。

 一方、小野投手も3回から6回まで無安打投球。6回を終わって両チームあわせて3安打という投手戦のまま終盤を迎えます。そして迎えた7回、先頭は昨日の好成績で2番に上がった早川選手。ここで起用に応え、二塁打を放ちます。そして続くズレータ選手が右翼に3号2ランを放ち、ついにマリーンズが先制します。
 続く8回表、二番手の金子投手に対し、1死から青野選手と今江選手が連打。さらに2死後、先ほど先制機を作った早川選手が、今度は走者一掃の適時三塁打。古巣相手に2安打2得点と連日の活躍。そして結果的にこれが決勝点となります。
 8回まで3安打無四球と完封ペースだった小野投手ですが、9回、先頭のラロッカ選手に二塁打を打たれます。さらに続くローズ選手に4号2ランを喫し、2点を返されてここで降板。ローズ選手は通算1,000打点となっています。
 そして小林雅英投手が上がるものの、代わりばなに北川選手に2号ソロを打たれ、1点差とされます。しかしそこから三人を内野ゴロに抑え、4対3でマリーンズが逃げ切っています。観客数は9千人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスはグラマン投手と杉内投手が先発。4回に先頭の多村選手の右翼線際の当たりが、まずい守備もあって三塁打に。そして続く松中選手が適時打を放ち、ホークスが先制します。さらに続く5回は、今度は多村選手と松中選手の連続適時打で2点を追加します。ところがその多村選手、次の打席で一塁に駆け込んだ際に足を痛めて途中交代。10試合目で「十八番」が出てしまいました。
 杉内投手は何度か得点圏に走者を進めるものの、そこからは抑え、7回を5安打1四球無失点。春の紅白戦からいまだに無失点とのことです。その後は柳瀬投手と馬原投手で完封リレー。ホークスが3対0で勝っています。観客数は9千9百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは牧野投手とスウィーニー投手が先発。2回にセギノール選手の4号ソロでファイターズが先制し、7回にも2点を追加。一方、スウィーニー投手は7回を3安打2四球無失点に抑えます。そして8回は武田勝投手が抑え、続く9回はマイケル中村投手が登板。ところが、これが大誤算でフェルナンデス選手に本塁打を打たれた後、2死満塁から鉄平選手が2点適時二塁打を打ってイーグルスが追いつきます。そして延長に入って迎えた12回裏、1死1塁から礒部選手が左翼線を抜く二塁打を放ち、イーグルスがサヨナラ勝ちで3連勝としています。観客数は1万1千3百人ほど。今日も平日のデーゲームにも関わらず、リーグ最多の入りでした。

 広島のカープ対ベイスターズは長谷川投手と加藤投手が先発。同点で迎えた6回に村田選手の1号ソロでベイスターズが勝ち越しますが、その裏、嶋選手の適時二塁打でカープが追いつき、さらにこの回三人目となった那須野投手に対して前田智選手が勝ち越し適時打を放ってカープが逆転。その後、細かい継投の後、最後は永川投手が抑え、3対2でカープが勝っています。観客数は1万人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは金刃投手と長峰投手が先発。2点を追うドラゴンズは6回にウッズ選手の2ランで追いつきます。そして同点のまま迎えた9回、豊田投手に対して1死から走者を二人置いて、森野選手が3試合連続本塁打となる3ランを放ち、ドラゴンズが勝ち越し。その裏は岩瀬投手が抑え、6対3でドラゴンズが勝っています。観客数は4万2千1百人ほどでした。
 なお、神宮のスワローズ対タイガースは雨で中止でした。

2007年04月03日

小林宏投手、前回に続く好投で通算50勝

[ 野球 ]

 今日は携帯メール観戦。大阪ドームの合併球団対マリーンズはデイビー投手と小林宏之投手が先発。試合前に、脇腹を痛めた福浦選手の登録抹消が発表。替わって足を痛めて出遅れていたワトソン選手が合流し、2番指名打者で出場しました。
 昨年、デイビー投手の対マリーンズ戦防御率は0.47とほぼ完璧に抑えられていました。しかし今日は2回、1死から大松選手が安打すると、2死後に根元選手と今江選手の連打でまず先制。さらに早川選手が四球を選んで満塁にした後、西岡選手の内野安打で2点目を挙げます。

 前回の初登板では9回4安打無四球無失点の好投ながら援護のなかった小林宏投手でしたが、今日も前回同様の投球内容。最初の一巡を完璧に抑えます。すると4回、先頭の里崎選手が二塁打を放つと、今江選手が二打席連続の適時打となる三塁打を放ち、さらに1点を追加します。
 5回まで1安打投球だった小林宏投手ですが、6回に先頭の大引選手に安打されと、続く前田選手に今季初となる四球を出し、さらに足を痛めて一度ベンチに戻って治療を受けます。しかし、大事にはいたらず、犠打で1死2・3塁とこの試合初の危機を迎えますが、そこから阿部真選手、さらに開幕から絶好調のラロッカ選手を打ち取り、得点を与えません。結局7回を2安打1四球無失点と前回に続く好投でした。
 打線はデイビー投手から10安打を放つも3点止まり。しかも7回から登板の本柳投手に完璧に抑えられます。さらに8回は2番手の薮田投手が1点を失います。しかし9回裏に登板した小林雅英投手は先頭打者に四球を出したものの、あとは3人で抑えて試合終了。3対1でマリーンズが勝っています。小林宏投手はこれで通算50勝となりました。
 やや拙攻気味だったとはいえ、昨年の「天敵」を打っての勝利は大きいかと思われます。観客数は9千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは涌井投手と新垣投手が先発。ライオンズは不振のカブレラ選手を外し、リーファー選手を四番に入れました。それが当たり、初回に2死2塁からそのリーファー選手に適時打が出てライオンズが先制します。一方、涌井投手は立ち上がりが悪く、その後も走者は出しながら、ホークス打線を抑えます。そして1対0で迎えた6回裏、ライオンズが栗原選手の適時打と石井義選手の犠飛で2点を追加します。ホークスは8回に小久保選手が2試合連続となる3号2ランを放って1点差に迫りますが、反撃はここだけ。以下、三井投手・小野寺投手が抑え、ライオンズが3対2で逃げ切っています。観客数は1万4百人ほどでした。
 平日ながら、仙台の夜の寒さの関係からデーゲームで行われたイーグルス対ファイターズは有銘投手と八木投手が先発。3回にフェルナンデス選手の2点適時打でイーグルスが先制し、ファイターズもセギノール選手の3号ソロで反撃するなど追い迫り、3対2で7回を迎えます。ファイターズは前の回から二番手の押本投手が上がっていましたが、この回簡単に2死を取るも、そこから満塁にした後、山崎武選手の3点適時三塁打が出るなど一挙に4点を追加。そのまま7対2でイーグルスが勝ち、今季初の連勝を飾っています。観客数は1万9百人ほど。地方都市の平日屋外デーゲームながら、大阪のナイターを上回っています。まあ、両主催球団の人気の差なのでしょう。

 神宮のスワローズ対タイガースは石川投手とジャン投手が先発。0対0で迎えた5回表、1死からジャン投手の内野安打をきっかけに3安打でタイガースが満塁とし、打席には本日誕生日の金本選手。ここでバックスクリーンに2号満塁本塁打を放ち、タイガースが一挙に4点を先制します。その裏、スワローズも4安打で3点を返しますが、同点には追いつけません。タイガースは6回から一昨日と全く同じ橋本投手・久保田投手・ウイリアムス投手・藤川投手の継投。8回には金本選手の好返球に矢野選手の好ブロックと両ベテランの活躍もあり、タイガースが4対3で逃げ切っています。観客数は1万8千4百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは姜投手と山本昌投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万2千7百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは佐々岡投手と寺原投手が先発。2回に吉村選手の犠飛と古木選手の適時打でベイスターズが2点を先制、3回にも村田選手の適時打で追加点を挙げます。移籍後初登板の寺原投手は2回裏に嶋選手にソロを打たれますが、8回まで4安打1四球無失点と好投。カープも9回にクルーン投手から1点を返しましたが、反撃もそこまでで3対2でベイスターズが勝っています。観客数は1万7千7百人ほどでした。

2007年04月02日

2007/4/2の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

荷物室

[ 交通 ]

 昼間に京浜急行の各駅に乗りました。下車駅の出口に改札に近い最後尾に乗ろうとしたところ、扉の所に線が張られ、「荷物室」という札が下がっていました。運転台に近い一角を仕切り、そこに使用済みの切符が袋詰めになって積まれています。
 かつては、国鉄などに、荷物を運ぶ車両がありました。私が初めて時刻表を読んだ頃は、東海道線に一日4本くらいの「荷物列車」のダイヤが書かれていたものでした。
 しかし、宅配便などに押され、専用の荷物列車は廃止。旅客列車に並結して走る荷物専用車もほとんどなくなりました。
 そのような中、専用車両ではないとはいえ、いきなり「荷物輸送」を見る機会を得たのには驚かされました。あと、昔から何千枚も切符は使っていましたが、その切符の行く末を見たのは初めての事でした。
 ほんの3分ほどですが、意外かつ貴重だった、「荷物室を見ながらの乗車」でした。

クリックすると、同じ窓で大きな画像が開きます。
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2007年04月01日

2007/4/1の更新

 漫画資料室心に残る名作電脳やおい少女を掲載しました。

プチ花見

 昼前に近所の公園まで花見がてら散歩に行きました。昨日の夕方外出した時は、小雨模様という事もあったので、かなり肌寒いものがありました。しかし今日は、Tシャツの上に薄物一枚来ただけなのに、ちょっと歩いただけで汗ばむほどの陽気でした。
 昨日の暴風があっただけに、桜のほうはどうなっているかと思いましたが、何もなかったかのように咲いていました。意外に強いものです。
 バタバタしていて、なかなか本格的な花見はできそうにありません。というわけで近場で代用しましたが、それはそれで楽しめた「プチ花見」でした。

先発が連日序盤で崩れ、連敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは清水直行投手と和田投手が先発。マリーンズは昨日途中交代した福浦選手の脇腹の状態が快復せずに欠場。そのため、両打ちのTSUYOSHI選手を含み、全員右打者というスタメンになりました。一方、ホークスは昨日に続いて大村選手が欠場となっていました。
 その大村選手の代役は昨日に続いて城所選手でしたが、清水直投手はその城所選手にいきなり二塁打を打たれます。その後、死球などで1死1・2塁とし、松中選手には遊ゴロを打たせます。しかし、「松中シフト」という事で一塁側を守っていた二塁手の渡辺正人選手が二塁に入れず、併殺ができません。これが大きく、続く小久保選手が左翼席に3ランを叩き込み、昨日に続き、初回の本塁打でホークスが先制します。

 先週は完璧に近い投球をした和田投手でしたが、今日の立ち上がりはよくありませんでした。いきなりTSUYOSHI選手が右翼線を抜く二塁打を放つと、和田投手と相性のいい大塚選手が安打で続き、初の三番に入ったズレータ選手は四球を選んで、いきなり無死満塁となります。
 ここで打席は今季初の四番となったベニー選手が登場。長打が出れば流れが変わるところでしたが、遊撃への詰まった当たりで併殺となり、結局その間の1点しか返せませんでした。
 続く2回裏、和田投手は相変らず制球があまりよくありません。しかし、先頭の青野選手が2-3から放った打球は三遊間を抜くかと思われましたが、これを川崎選手が飛びついて取り、そのまま一塁送球でアウト。さらに続くサブロー選手も2-3からフィールドウイングシート付近に放ったフライを、松中選手がスライディングで好捕。この美技二つで完全に流れがホークスに行ってしまいます。
 そして直後の3回表、ホークスは2安打で1死1・2塁とし、続く山崎選手が二塁ゴロを放ちます。しかし、併殺を焦ったか、二塁に入っていた渡辺正選手が失策してオールセーフ。すると、続く本多選手が適時打、さらに城所選手が犠飛、とどめは川崎選手の2点適時三塁打で一挙4点を追加。序盤で早くも7対1の大差となってしまいました。清水直投手はここでKO。2回2/3で9安打2四死球7失点自責点4という散々な内容でした。
 この回は、失策のみならず、取れそうな当たりが抜けて安打になる、という事がありました。先ほどのホークスの美技連発と対照的で、そのあたりが試合を分けたと言えそうです。
 その後、二番手の高木投手、三番手の神田投手が、走者を出しながらも好投し、ホークスに追加点を許しません。しかし、2回の美技で立ち直った和田投手の前に、走者は出るものの、後が続きません。
 しかし7回裏、先頭の青野選手が安打を放ち、さらに二死後には渡辺正選手が安打でつなぎ、初回以来の好機を作ります。ここで西岡選手が中前に弾き返すと、これを城所選手が失策して二者が生還。遅まきながら4点差に迫ります。
 ところが直後の8回表、ここまで2試合好投していた川崎投手が四番手として上がりますが、松中選手に本塁打を喫し、即座に突き放されます。その裏、二番手の藤岡投手に対し、ズレータ選手が開幕戦以来の本塁打を放ちますが、最早焼け石に水。9回は山村投手に抑えられ、8対4で敗れました。
 これでここまで2勝3敗2分に。その3敗はいずれも序盤に3点以上失点と、先発投手の立ち上がりをつかれたものです。投手陣が看板なマリーンズなだけに、この負け方はちょっと心配です。清水直投手は、対ホークス戦公式戦8連敗(2005年プレーオフ第2戦では勝っていますが)となっています。観客数は2万8千2百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは建山投手と大沼投手という珍しい組み合わせ。建山投手は6季ぶりとなる先発転向によるものですが、大沼投手の場合は、当初予定のジョンソン投手が昨日急に肘を痛めてのもので、昨日のイーグルス・川岸投手ほどではないとはいえ、「準・緊急先発」という感じです。その大沼投手に対し、初回に三番に入っている坪井選手が適時打を放ってファイターズが先制。さらに3回には稲葉選手に3ランが出て4対0となります。
 建山投手は6回を5安打無四球無失点の好投を見せます。ところが7回から登板の武田久投手が誤算。1死1・2塁から代打の大島選手の2点適時打を喫すると、さらに満塁から片岡選手にも適時打を打たれます。しかし、二塁走者は森本選手が刺して同点にはなりません。さらに再び2死満塁としてカブレラ選手をむかえますが、ここは何とか凌ぎます。
 その裏、ファイターズは稲葉選手の適時打で再び突き放します。武田久投手は8回も続投しますが、いきなり二塁打されるなど、2死1・2塁として降板。ここでファイターズはマイケル中村投手を早くも投入。自らの失策で満塁とするも、何とか凌ぎます。
 するとその裏、失策で好機を貰ったファイターズが金子誠選手の適時三塁打でさらに1点を追加。ライオンズとしては、二度の満塁残塁をした後に追加点を取られる、という最悪の展開になってしまいました。そして9回もマイケル中村投手が抑え、ファイターズが6対3で、今季本拠地初勝利を挙げています。観客数は2万9千5百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対合併球団は青山投手と吉井投手が先発。ともに無安打で迎えた3回裏、8番に入った山崎健選手が初安打を放った後、2死から失策があって満塁に。ここで昨日病気欠場のフェルナンデス選手が満塁本塁打を放ってイーグルスが先制。さらに再び満塁とすると、この回2度目の打席となった山崎健選手がこれまた本塁打を放ち、1イニング2満塁本塁打となり、一挙に8点を先制します。
 大量援護をもらった青山投手は、合併球団打線を8回まで7安打2四球ながら1失点と先週に続く好投。打線も7・8回に追加点を挙げ、昨日のお返しとなる二桁得点で10対1と大勝して本拠地初勝利を飾りました。青山投手は早くも今季2勝目。チームの全ての勝ち星を稼いでいます。観客数は1万5千6百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対カープは新人の小嶋投手と大竹投手が先発。初回にシーツ選手の適時打でタイガースが先制。さらに3回はシーツ選手の二打席連続適時打の後、今岡選手と矢野選手も続き、4対0とリードします。
 小嶋投手は4回まで1安打で無失点。しかし5回1死から大竹投手に二塁打を打たれると、2死1・3塁から内野安打二つで2点を返されます。しかし、続く嶋選手は抑え、何とか勝ち投手の権利を得ます。
 6回以降はともに細かい継投。カープ継投陣もタイガース打線を1安打に抑えますが、タイガースは橋本健投手をはさみ、昨日の三人が同じ順序で再び登板。最後は藤川投手が三者連続三振に打ち取り、二日連続のセーブ。4対2でタイガースが逃げ切りました。小嶋投手はプロ初登板初先発で初勝利を挙げています。観客数は3万4千人ほどでした。
 もう一つのセのデーゲームである横浜のベイスターズ対読売は、工藤投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万6千3百人ほどでした。

 今日も唯一のナイターとなった名古屋のドラゴンズ対スワローズは中田投手と藤井投手が先発。1回裏にドラゴンズが先頭の井端選手の通算1,000本安打がいきなり出ると、荒木選手が内野安打で続き、福留選手の適時打ですぐさま先制。さらに満塁から内野ゴロ二つで2点を追加します。
 一方、中田投手は4回まで2安打投球。スワローズも5回2死1塁で、2回以降は立ち直った藤井投手に代打を出すという勝負手を放ち、それが功を奏してて満塁まで攻め込みますが、ここも中田投手の前に田中浩選手が抑えられ、三者残塁となります。
 一方、ドラゴンズは一発攻勢で追加点を挙げ、7回からはまた余裕の継投を見せます。スワローズも8回に青木選手がソロ本塁打を放ちますが、反撃はここだけ。最後はセーブのつかない場面ながら岩瀬投手が「調整登板」をするという余裕まで見せ、5対1と快勝。開幕三連勝を飾っています。観客数は3万5千9百人ほどでした。