2008年03月31日

フィッシング

 公式サイトに似せたサイトに利用者を誘導し、IDやパスワードを詐取する「フィッシング(Phishing)」が、相変らず後を絶たないそうです。
 それはともかく、この言葉、出てきた時から、なぜ「釣り」を意味しているにも関わらず、「fishing」でなく「phishing」なのか、と不思議に思っていました。
 そんな中、IT用語辞典というサイトを見ていたら、フィッシングの解説がありました。
 それによると、偽装の手法が洗練されている(sophisticated)ことから「phishing」と綴るようになったとする説がある。とありました。さらに、ウィキペディアではそれに加えて、単に"fishing"のLeet的言い換え(同音を別表記にした、ユーモアの一種)とする説、"password harvesting fishing" の略とする説がある。となっています。

 「英語の新語」についての知識などありません。ただ、いずれの説もなんかえらい無理がある、と思いました。
 かりに「sophisticated」とかけるとして、なぜ三文字目と四文字目なのか、よく分かりません。一方、「ユーモアの一種」などで命名するのは、場合によってはその人の全財産を奪いかねないような詐欺を表現するのに不適切です。
 「password harvesting fishing」というのも、「harvest」が「収穫する・魚をとる」という意味であることを考えると、「パスワードを穫って釣る」という「頭痛が痛い」みたいな変な言葉のように思えてきます。
 というわけで、説を読めば読むほど、なぜ「f」でなく「ph」にしたのかが理解できなくなりました。上記の説を日本語に置換えると、「釣り」でいいところを、「津波にあったような被害にあうから、『津り』にした」とでもなるのでしょうか。普通、そんな事をする人はいません。
 単に、最初にこの「偽サイト詐欺」を発見した人が、単に打ち間違いを犯してしまい、それを誰もが訂正することなく「詐欺用語」として定着してしまった、というだけの話かも、とも思いました。そちらのほうが、「洗練」だの「言葉遊び」よりはまだ説得力がありそうです。

2008年03月30日

ドコモショップ休業と混雑

 携帯が壊れました。そこで、駅前のドコモショップで修理をしようと考えました。行く前に念のために営業しているかどうかを確認しようとしました。すると、なぜか公式サイトにある「ドコモショップ一覧」に、幕張本郷店がありませんでした。
 確か、「マイショップ登録」をしていたはずで、「メッセージR」も届く設定になっていました、しかしながら、何ら情報は配信されていませんでした。
 そこで、店舗まで行ったところ、「4月半ばに隣のビルに移転するため、一時休業」という張り紙が出ていました。

 よりによって自分の携帯が故障した時に・・・と思いましたが、仕方ありません。幸い、一駅隣の津田沼にもドコモショップがあるので、そこに行くことにしました。受付の所に、それぞれの待ち時間が書いてあるのですが、故障受付の所は60分となっていました。他の受付には80分などというものもありました。
 店内は人でいっぱいで、座るところもほとんどありません。店員さんによると、番号が呼ばれた時にいなくても、キャンセルにはならない、との事でしたので、隣の丸善で時間をつぶしました。
 50分後くらいに戻り、しばらくしてやっと受け付けてもらった結果、預けての修理となりました。そのための代替機の貸出や、データおよび電子マネーの移行手続きなどが完了して、店を出たときは、最初に受け付けてから2時間が経過していました。
 まあ、年度末のうえ、幕張本郷店が休業しては仕方ないと言えるでしょう。とはいえ、、休む間もなく、しかも、カウンターが満席のため、待合い席に座っている客相手に、膝を床について接客していた店員さんの苦労には同情したくなりました。
 その一方、幕張本郷店の休業通知の配信もせず、かつ公式サイトに「休業中」と表示する代わりに幕張本郷店を跡形なく削除してしまったという本社の運営方法には、大いに疑問を持たされました。

川越投手の力投の前に競り負ける

 千葉の千葉-合併球団は渡辺俊介投手と川越投手が先発。川越投手は前回4回途中で降板とはいえ、中四日での登板となりました。
 今日は昨日代打で殊勲打を放ったサブロー選手が四番に復帰。また、一塁はズレータ選手で二塁は根元選手でDHには里崎選手が入りました。代わりに、福浦選手・堀選手・竹原選手が外れました。
 初回はともに三人で終えますが、続く2回に渡辺俊投手は先頭打者に安打されます。続く村松選手を併殺に打ち取って凌いだかと思いきや、そこから後藤選手に二塁打され、下山選手の適時打と、2死無走者からの連打で先制されてしまいます。

 その裏、先頭のサブロー選手が、昨日の勢いそのままに二塁打を放ちます。続く大松選手の内野ゴロで三塁に進んだ後、ズレータ選手の死球、さらには盗塁で1死2・3塁と、一打逆転の好機を作ります。しかし、里崎選手が三振し、満塁になった後に根元選手も三振してしまい、1点も返せません。
 渡辺俊投手は続く3回も先頭打者に二塁打され、さらに犠打で1死3塁となりますが、ここは凌ぎます。
 しかし、打線が渡辺俊投手を援護できません。3回には先頭の西岡選手が安打するも、盗塁失敗で結局三者凡退に終わります。その後も、6回まで毎回安打は出ますが、後続はありません。川越投手は6回2死1塁でズレータ選手の打席の時に、一度、背中の違和感を訴えます。しかし、結局続投し、左飛に打ち取られます。
 渡辺俊投手は6・7回と先頭打者を安打で出しますが、いずれも抑え、追加点は与えません。
 そして、1対0のまま迎えた7回裏、1死から打撃好調の橋本選手が安打すると、続く根元選手も詰まりながら左前に落とします。そして、西岡選手の内野ゴロで2死2・3塁となった後、早川選手の当たりは投手返しに。これを川越投手はグラブに当てますが取り切れず、強襲安打となってついに同点に追いつきます。
 ところが直後の8回表、渡辺俊投手は1死から日高選手に、この日2本目となる二塁打を打たれます。そこから2死は取ったものの、阿部選手に適時打を打たれ、再び勝ち越しを許します。さらにこれに気落ちしたのか、続くローズ選手にバックスクリーンを直撃されて3点差となってしまいました。
 その裏は本柳投手に三人で抑えられて、3点差のまま9回裏を迎えます。この球場と相性の良くない加藤大投手に対し、先頭の里崎選手が安打し、さらに二死後に西岡選手が安打して、2死1・3塁とします。ここで、前の打席で適時打を放った早川選手に打順が回りましたが、左飛に打ち取られて試合終了。1対4で敗れ、連勝が止ると同時に、今季初の三タテを阻止されました。
 今日は打線が10残塁で1点しか取れませんでした。拙攻と言えば拙攻ですが、背中の違和感がありながらも投げ続けた川越投手の気迫に敗れた、といったところかもしれません。観客数は寒い上に雨が降っていた事もあり、昨日よりもさらに少なく、1万8千2百人ほどでした。

 仙台の東北-北海道は朝井投手とグリン投手が先発。3回に下位打線の連打で無死1・2塁と先制機を作った北海道ですが、森本選手が犠打失敗した後、田中選手が併殺と、この好機を生かせません。しかし続く4回には、昨年被本塁打率の低さが12球団一位だった朝井投手から、稲葉選手が1号ソロを放って先制します。
 しかし5回裏、グリン投手は先頭の鉄平選手をストレートの四球で歩かせると、ボークで走者を進め、さらにバントが安打になって1・3塁となります。そして1死後に高須選手の内野安打で追いつくと、フェルナンデス選手に2点適時打が出て勝ち越します。
 朝井投手は7回途中まで7安打4四球ながらソロによる1点のみと、相手の拙攻にも助けられます。そして有銘投手をはさみ、8回途中からは青山投手が登板。そのまま9回も抑え、チーム初セーブを挙げています。
 東北はこれで開幕4連敗後の4連勝となっています。観客数は1万9千5百人ほどでした。

 所沢の埼玉-福岡はキニー投手と大場投手が先発。三回まではともに無安打という投手戦になります。しかし4回、先頭の中島選手の放ったチーム初安打が本塁打に。大場投手にとってはこれがプロ初失点ともなりました。さらにこの回、ボカチカ選手が来日初となる3ランを放つと、続く細川選手にも第1号が出て、計5点を一気に挙げます。
 福岡は6回に牽制悪送球の間に1点を返しますが、得点はそれだけ、キニー投手の前に7回を3安打1死球と抑えられました。
 大場投手も7回を5安打4四死球と、4回を除けばほぼ完璧に抑えていました。それだけに、4回に三被弾が悔やまれるところです。
 結局そのまま5対1で埼玉が勝っています。観客数は1万8千人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース-横浜は福原投手と高崎投手が先発。初回、タイガースは赤星選手がセーフティバントを決めると、平野選手がヒットエンドラン、新井選手が適時打と、新戦力二人で先制します。さらに金本選手は三振ゲッツーとなるものの、今岡選手の内野安打で新井選手が生還し、2点目を挙げます。
 さらに3回に金本選手の犠飛で追加点を挙げた後、4・6回に新井選手が2打席連続で2点適時打を放ち、着実にリードを広げます。結局、新井選手は3安打5打点でした。
 大量援護を貰った福原投手は、走者を出しながらも得点は許しません。終盤は毎回、先頭打者に安打されますが、2併殺などで抑えます。結局、7安打3四球ながら、3年ぶりの完封を飾っています。観客数は3万3千9百人ほどでした。

 神宮の東京-読売は加藤投手と栂野投手が先発。東京は初回に田中選手と青木選手の連続二塁打で先制すると、さらに暴投で1点を追加します。
 加藤投手は4回まで5安打されながら1失点。5回も2死2塁と、プロ初登板初勝利の権利まであと1死とします。しかし、ここで李選手に同点適時二塁打を打たれ、無念の降板となってしまいました。
 同点で迎えた6回、読売は二番手で吉武投手が登板しますが、これが大乱調。連打の後に連続四球で押し出し、勝ち越し点を献上した上に、飯原選手の適時二塁打で3点差となります。
 さらに三番手の西村健投手も、昨日に続く乱調。7回に宮本選手の適時打で東京が1点を追加し、なお満塁で降板となります。そしてここで交代した越智投手の代わりばなに福川選手が満塁本塁打を放ち、この回5点を追加、10対2の大差となります。
 そのまま逃げ切った東京が、主力外国人を「強奪」した読売を見事に三タテしています。観客数は2万2千人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ-広島は小笠原投手と長谷川投手が先発。初回にウッズ選手の適時二塁打でドラゴンズが先制します。3回に広島も2死満塁としますが、シーボル選手飛球を荒木選手が好捕し、得点は許しません。
 そして4回には森野選手の2試合連続となるソロで追加点を挙げ、6回には中村紀選手の1号2ランで突き放します。
 投げては、5回を無失点に抑えた小笠原投手の後を、吉見投手・中里投手・高橋投手という継投で完封リレーを達成。ドラゴンズが開幕シリーズを2勝1分としてます。観客数は3万6千8百人ほどでした。
 これでセリーグの開幕三連戦は、全勝3球団に全敗3球団、という対照的な結果となっています。

2008年03月29日

2008/3/29の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

サブロー選手が代打で逆転打を放ち連勝

 本拠地二戦目となった、千葉-合併球団を観戦に行きました。先発は成瀬投手と近藤投手です。今日は、開幕から7試合連続安打中で打率も五割を越えている今江選手がスタメン落ちしました。これにより、8試合で早くも、全試合スタメン並びに全イニング出場は西岡選手のみとなりました。一方、合併球団もここまで打率四割台の村松選手を外したため、双方、「チーム首位打者」がスタメン落ち、という珍しい形になりました。
 また、サブロー選手および、昨日2安打のズレータ選手もスタメンから外れました。そして、三番はオーティズ選手・四番大松選手・五番竹原選手、という中軸になりました。また、南選手が九番で二度目のスタメン入りとなっています。
 初回、成瀬投手は先頭打者に安打されるも、犠打をフライにするなど、後続を抑えます。その裏、こちらも先頭の西岡選手が四球を選びます。しかし、続く早川選手のヒットエンドランが右飛に。捕球した時点で西岡選手は二塁を回っていたので、併殺になり、結局三人で終わってしまいました。

 今日の近藤投手は、妙に球が荒れています。3回には南選手にストレートの四球を出したかと思うと、続く西岡選手を三球三振に打ち取る、というような感じでした。100km台のスローカーブと、左打者の内角に食い込むように入ってくる直球の組み合わせが良く、3回まで安打が出ません。
 4回に先頭の早川選手が四球を選ぶと、続くオーティズ選手が三遊間にチーム初安打を放ち、無死1・2塁と先制機を作ります。しかし、大松選手が中飛に倒れ、竹原選手も、あわや本塁打かというファウルを打ったものの、遊ゴロ併殺に打ち取られてしまいます。
 直後の5回表、成瀬投手は1死から塩崎選手に三塁線にいい当たりを打たれますが、今季初三塁のオーティズ選手が飛びついて止め、内野安打にとどめます。そして2死から下山選手の詰まった当たりが内野安打になり、さらに阿部選手が四球を選んで2死満塁となります。しかし、成瀬投手はローズ選手を中飛に打ち取り、この危機を凌ぎます。
 その裏、先頭の橋本選手が一塁線を抜く二塁打を放ち、続く堀選手の犠打で1死3塁と、「ピンチの後はチャンス」という格言通りの展開となります。しかし、福浦選手は浅い中飛に、続く南選手も補邪飛にともに打ち取られ、ここも先制できません。

 ところで、今季からマリンスタジアム1・2階席の境目にある壁に電光掲示板をつけた、「マリーンズ・ウイング・ビジョン」が登場しました。何でもアジア最大の長さとのことです。
 何に使うか、注目していたのですが、まず、先発の成瀬投手の紹介をしていました。ただ、その細長さゆえ、成瀬投手の目の部分しか流れない、という少々奇妙な映像でした。
 後は広告や、ファウルボールが飛んだときの注意などが主でした。また、三振を取った時は「K」が表示され、四球を選んだ時もその旨を表示していました。
 また、3回だか4回だかが終わった時は、「ボール競走」みたいな企画がありました。1から5までの数字が描かれたボールが、左翼席から出発して、抜きつ抜かれつ一周する、というものです。一体何を表現したいのか、全然分かりませんでした。
 他に、ファンの応援メッセージが数件流れ、7回裏のラッキーセブンでは、球団歌の歌詞が表示されていました。
 とりあえず見た感じでは、ファンの声以外はあまりいい企画とは思えませんでした。もっと、そのような「声」を流すとか、重要な場面で打者と投手の対戦データを流すなど、「文字データ」を前面に出せば、うまく使えるのでは、と思いました。

 試合に戻って成瀬投手は6回は三人で抑えます。しかし続く7回、1死からさきほどいい当たりをされている塩崎選手に左翼席に1号ソロを運ばれ、ついに先制を許してしまいます。
 結局、成瀬投手は7回を4安打3四球1失点で降板。ファウルで粘られる事が多かったこともあり、129球も投げていたので、交代時だったのかもしれません。
 続く8回はアブレイユ投手が登板。過去3登板中2回は先頭打者を出しているのですが、今日も先頭の阿部選手に安打されます。しかしそこから続く三番からの中軸を三人で抑え、無失点で切り抜けます。
 その裏、合併球団は二番手の菊地原投手を起用。今季ここまで安定しているのですが、ここまでの近藤投手の出来があまりにも良かったため、この交代は有難く思いました。ちなみに、近藤投手の内容は、2安打4四球無失点で94球でした。前の試合でも1失点ながら6回84球で交代しています。球数制限でもかかっているのでしょうか。
 そして、福浦選手の代打でズレータ選手が登場し、左前に安打を放ちます。続く南選手の犠打は失敗するものの、西岡選手が左前打を放ってさらに好機を広げます。
 続く早川選手は内野ゴロで2死1・3塁に。そして、オーティズ選手の打席で1-2となった時に早川選手が早くも今季4つ目となる盗塁を決めると、一塁が空いたこともあり、合併球団は満塁策を取ります。
 続く大松選手の所は、左の菊地原投手という事もあり、右の代打が出ます。「五割打者」の今江選手かと思いきや、サブロー選手が登場します。
 その交代を見て、合併球団も8回ながら加藤大投手を起用します。ただ、昨年はここで救援失敗が3度あるなど、球場との相性が良くないため、何か起きるのではとも思えました。
 そして、この起用に応えたサブロー選手は、右翼フェンス直撃の、あわや本塁打という当たりを放ち、走者一掃の二塁打に。自らは三塁でアウトになりましたが、一挙に3点を挙げて逆転となりました。
 9回もアブレイユ投手が続投しますが、先頭の坂口選手に強襲安打を喫し、またしても先頭打者を出してしまいます。ここで左の村松選手が代打で出たのにあわせ、川崎投手が登板します。
 そして村松選手は三遊間を抜く「技あり」の安打を放ちます。ならば左の成瀬投手が先発でも、最初から出せば、とも思いました。まあ、出てくれないほうが有難くはあるのですが・・・。
 さらに犠打で1死2・3塁と、一打同点の危機となります。しかし、川崎投手がここで代打の大引選手、さらには下山選手を打ち取り、試合終了。3対1で逆転勝ちした千葉が2連勝となりました。川崎投手はプロ入り初セーブ、アブレイユ投手は来日初勝利となっています。
 観客数は2万1百人ほど。肌寒い気候だったので仕方ないかもしれません。特に二階内野席の三塁側はガラガラに近い状況でした。それもあって、お立ち台のサブロー選手は、「明日の予報も寒いですが、皆さん、球場に来てください」と言っていました。

 仙台の東北-北海道は田中投手と藤井投手が先発。初回にスレッジ選手に来日1号となる2ランが出て、北海道が先制します。しかしその裏、山崎武選手に3試合連続打点となる適時打が出て1点差とすると、4回には渡辺直選手の適時打で追いつきます。
 田中投手は2回以降は、北海道打線を抑えます。6回に森本選手に初回以来となる安打を許し、さらに1死1・3塁となりますが、初回に本塁打されるスレッジ選手を抑えるなど、ここも0点に抑えます。
 そして同点で迎えた8回裏、1死1塁から失策で好機が広がると、鉄平選手の適時打で東北が勝ち越します。その後も失策で得点機が広がり、適時打二つなどで一挙5点となりました。
 勝ち投手の権利を得た田中投手は9回も続投。2番からの攻撃を三人で抑え、4安打1四球2失点で、今季初勝利を完投で飾っています。また、これで東北は3試合連続完投勝利となっています。観客数は2万1百人ほどでした。

 所沢の埼玉-福岡は石井一投手とスタンドリッジ投手が先発。初回に松中選手の適時打で先制するも、その裏、ブラゼル選手の早くも4号となる本塁打などで埼玉がすかさず逆転します。
 2回表に福岡が追いつきますが、その裏、押し出し四球で再び勝ち越した埼玉が、さらに2点を追加。以下も得点を重ね、二桁に達します。
 石井一投手は7回を9安打ながら無四球で2失点。早くも2勝目を挙げると同時に、日本球界での100勝目を達成しています。観客数は1万6千人ほどでした。

 大阪ドームで行われた、タイガース-横浜は岩田投手とウッド投手が先発。初回に金本選手の適時二塁打と鳥谷選手の適時打でタイガースが2点を先制します。さらに1点差で迎えた6回には、金本選手の1号ソロで突き放します。
 岩田投手は6回を6安打2四球ながら1失点に抑えます。そして7回はウイリアムス投手でなく、渡辺投手が登板。1点を失いますが、その裏、新井選手の適時打で再び突き放します。
 8回も久保田投手が吉村選手に本塁打されて再び1点差となります。しかし、9回は藤川投手が一番からの攻撃を三人で抑えて試合終了。タイガースが4対3で逃げ切っています。観客数は3万3千9百人ほどでした。

 神宮の東京-読売は村中投手とグライシンガー投手が先発。村中投手は立ち上がり、内野安打と四球二つで満塁とし、そこから連続適時打を喫していきなり3点を失います。しかし、2回以降も四球は出したものの、何とか4回まで追加点を許さずに抑えました。
 一方、東京は2回に宮本選手の適時二塁打で1点を返すと、4回には福川選手の適時三塁打で1点差とします。そして続く5回には、ガイエル選手の適時打でついに追いつきました。
 東京は二番手の萩原投手に始まり、佐藤投手・押本投手の継投で読売打線を抑えます。
 そして7回、二番手に西村健投手が登板しますが、これが大乱調。安打の後に連続四球と、無死満塁にして降板してしまいました。そして三番手の山口投手に対して、打席はガイエル選手が。左翼深いところにファイルフライを挙げますが、ラミレス選手がグラブに入れかけながら、落とします。取れば犠飛で勝ち越し確定なので、わざと落としたのかもしれませんが、これが裏目に出て、ガイエル選手は2点適時打を放ち、東京が逆転に成功。さらに、宮本選手に適時打が出て、3点差となります。
 東京は8回は花田投手が、そして9回は足を痛めて登録抹消となった五十嵐投手に代わって抑えに入った林投手がそれぞれ無失点に抑え、6対3で連勝しました。
 昨日は、ラミレス選手の守備を衝いて得点を挙げた東京が、今日はグライシンガー投手相手に3点差を追いつくなど、「強奪」された元チームメイトを倒しての連勝となっています。観客数は2万4千4百人ほどでした。

 唯一のナイターとなった、名古屋のドラゴンズ-広島は朝倉投手とルイス投手が先発。ルイス投手は2回まで無走者でしたが、3回に先頭の森野選手のチーム初安打が本塁打となり、ドラゴンズが先制。さらに荒木選手と李選手の適時打で計3点を挙げます。
 さらに4回裏、先頭の中村紀選手が安打した後、何とルイス選手に連続ボークが出て、無死3塁となり、森野選手に適時打が出て、追加点を挙げます。
 直後の5回表、広島は前田智選手からの三連打で無死満塁とします。しかしながら、ここは内野ゴロの間だけの1点しか挙げることができません。
 続く6回表、2死無走者から栗原選手が三塁ゴロに打ち取られますが、一塁のウッズ選手が失策。この貰った好機に、前田智選手が右翼席に打った瞬間にわかる2ランを放って1点差としました。
 追い上げる広島は7回、連打で無死2・3塁と、一打逆転の好機を作ります。しかし、朝倉投手が梵選手を打ち取り、さらに二番手で登場の鈴木投手がアレックス選手を打ち取ります。さらに、栗原選手の当たりは二遊間を抜きそうな当たりを放ちますが、これを荒木選手が好捕し、結局1点も返せません。
 その直後、ウッズ選手に本塁打が出て、ドラゴンズが突き放します。そして9回は岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが今季初勝利を挙げています。観客数は3万8千1百人ほどでした。

昼の花見・夕方の花見

 昨日の昼休み、上智大学沿いの土手で、「花見弁当」を楽しみました。変った壁の大学施設を背景に撮った桜は、樹についているにも関わらず、桜吹雪みたいにも見えました。
 その後、夕方に出かける機会がありました。そこで、丸ノ内線と、点灯直後の東京タワーを桜と組み合わせて撮ってみました。丸ノ内線の地上区間は、ここと後楽園・茗荷谷しかないので、桜を背景に走る丸ノ内線、というのはかなり珍しいのでは、などと思いながら撮りました。
※クリックすると、同じ窓で大きな画像が開きます。
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2008年03月28日

打線爆発で本拠地開幕戦を飾る

 本拠地開幕となった千葉-合併球団は小林宏之投手と中山投手が先発。今日は対左投手に関わらず、福浦選手を三番に入れ、大松選手・橋本選手もスタメンでした。また、前の試合で本塁打を放つなど、打率三割五分のオーティズ選手が外れ、代わりに堀選手が五番に入りました。この欠場は少々気になるところです。
 2回に、6番の大松選手が今季1号ソロを放ち、千葉が先制します。さらに今江選手が、前の試合から合わせて5打席連続安打となる二塁打を放つと、橋本選手の今季初安打が2ランとなり、さらに2点を追加しました。

 しかし4回、四球二つで好機を貰うと、金本選手に2点適時三塁打が出て逆転。さらに、今岡選手にも適時打が出ます。
 そして6回の渡辺投手を挟んで、いつもの三人が登板。9回に藤川投手が2安打されますが、結局0点で抑え、4対2でタイガースが勝っています。観客数は3万3千7百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ-広島は川上投手と大竹投手が先発。3回にシーボル選手の来日初打点で広島が先制しますが、その裏、川上投手自らの1号ソロで追いつきます。
 さらに9回、石原選手の適時打で広島が勝ち越しますが、その裏、ドラゴンズも追いつき、開幕戦で早くも延長となります。
 そして結局、12回を2対2で終え、引分けとなっています。観客数は3万8千2百人ほどでした。

 神宮の東京-読売は石川投手と寺原投手が先発。2回に読売が本塁打で1点を先制しますが、その裏に安打を集中させた東京が、一挙に4点を挙げて逆転します。
 その後、東京は着実に追加点を挙げます。結局6対2で東京の快勝でした。観客数は2万7千人ほどでした。

2008年03月27日

朝の花見

 桜が七分咲きくらいになりました。そこで、一駅前の市ヶ谷で降りて、線路沿いの土手みたいになっている桜並木の中を歩きました。
 この道は、中学の時、市ヶ谷にある塾に通っていた時に、四谷駅でバスを降りて毎週歩いていました。その時に見た桜がいまだに心に残っています。そのため、私にとってここは「一度は花見に再訪したいところ」でした。
 なかなか機会が作れなかったのですが、四ッ谷勤務となったため、24年ぶりにその機会を得ることができたわけです。
 空を覆うように咲く桜は、その頃と変わらぬ美しさでした。
※写真をクリックすると同じ窓で大きい写真が開きます。
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エース対決、北海道が延長サヨナラ勝ち

 今日は2試合行われました。
 札幌の北海道-埼玉はダルビッシュ投手と涌井投手のエース対決。初回、ともに立ち上がりに安打され、ともに1死2塁の先制機を作られますが、いずれも後続を断ちます。
 ダルビッシュ投手は2回からも走者を出し続けますが、得点は許しません。一方、涌井投手は2回から5回を三人ずつで抑えます。

 終盤になってダルビッシュ投手は6回に三番からの攻撃を三者連続三振に打ち取るなど、調子を上げていきます。涌井投手は6・7回にいずれも先頭打者に安打されますが、後続を断ちます。
 結局ダルビッシュ投手は9回を5安打4四死球、涌井投手は3安打無四球と、内容には差がありましたが、ともに0点に抑え、延長戦に入りました。
 10回表、北海道は武田久投手が二番手で登板。いきなり安打されて犠打で走者を進められますが、結局ここも0点に終わります。
 一方の涌井投手は続投しますが、いきなり、先頭のスレッジ選手を歩かせてしまいます。さらに犠打で進まれた後、暴投で1死3塁に。ここで満塁策を取りましたが、代打で登場した高橋選手の当てたような打球が一塁線を抜け、北海道がサヨナラ勝ちをしています。ダルビッシュ投手は18イニング連続無失点、一方の涌井投手は2試合での防御率が1.04ながら2連敗となっています。観客数は2万5千人ほどでした。

 神戸の合併球団対東北は金子投手と岩隈投手が先発。初回、東北が高須選手と草野選手の連打で好機を作ると、スタメン復帰となった山崎武選手の適時打で先制します。
 一方、岩隈投手は合併球団打線を序盤2安打に抑えます。また、金子投手も2回以降は立ち直り、こちらも投手戦となります。
 そして7回、2死無走者からリック選手が1号ソロを放って追加点。一方、岩隈投手は5回以降は走者を一人も出さない投球をみせ、終わってみれば2安打無四球完封でした。
 岩隈投手の完封は東北入団後は初めて。一方の金子投手は好投しながら援護なく、連勝は7で止っています。観客数は2万3千5百人ほどでした。

突っ込みどころだけで構成された文章

[ 交通 ]

 数年ぶりに、日経BPのIT-PROメール購読を再開しました。読んでいるうちに、鉄道に関する題名の記事がありました。さっそくクリックしたところ、そこには信じられないような文章が載っていました。
 まず凄いのは題名と本文の関連性です。未完の国鉄改革 Part2などとなっているのですが、最初に出てきた記事は、「東武鉄道の特急で喫煙席を予約しようとしたら、全席禁煙だと言われた」から始まるのです。どのへんが「国鉄改革」なのか、といきなり呆れました。
 筆者はそこでの駅員の態度を批判しています。それはまあいいのですが、肝心の「どこがまずかったのか」も「正しくはどうすべきだったのか」も書いていません。そのため、単なる全車禁煙に腹を立てた喫煙者の愚痴、としか読みようがなくなっています。

 二つめの、「三浦半島から成田空港に大きな荷物を抱えていくのが大変だ」という苦情についても、突っ込みどころ満載なのですが、とりあえず省略します。
 そして究極は三つ目の「普通乗車券と定期券の違い」です。書いた人が怒っているのは、「定期券では区間内で途中下車が出来るが、普通乗車券ではできない」という事のようです。ところが、直後に「別に普通乗車券で途中下車可能にしろと言っているわけではない」と言っています。その後の論理構成もよくわからないのですが、結論だけ言うと、「定期券で途中下車のみならず、本来の通勤・通学以外の用途での利用ができないようにせよ」などと言い出しているのです。
 そのために提案した手段がこれまた想像を絶します。
 例えば,平均的な就業形態が週5日勤務ということであれば,通勤定期は月曜日から金曜日だけ有効ということも考えられる。勤務形態がそれぞれの企業ごと,職場ごとに違うということなら,企業別・職場別に定期券用データを作成すればいい。そこで,Suicaの出番だ。自動改札のSuicaによって,定期券と定期券運賃はその内容を変更できる。私はこういう企業向けサービスの充実で,運賃収入が増えるのではないかと推察している。
 要は、定期で途中下車したり、会社が休みの日に使ったら割増運賃を取って儲けろ、と言いたいようです。途中下車に関しては、利用者からの苦情を別にすれば、さほど手間をかけずに出来ると思います。また、「平日のみ有効」で割安の定期券を作る、というのも比較的簡単にできるでしょう。ただし、土日利用に課金する増収よりも、割引による減収のほうが上回るよう可能性が高いでしょうが。
 ところが、その後の、「職場別に定期券用データを作成」をやるのに、どれだけの手間がかかると思っているのでしょうか。交代制の会社などだったら、シフト表を鉄道会社に提出して、それと連動させろとでも言うのでしょうか。さらに、休日出勤が生じた場合は、鉄道会社にも届けを出せとでもいいたいのでしょうか。
 そして、利用者にそれだけの迷惑をかけて、一人一人の勤務形態に対応した「日別定期券料金追徴システム」を作った場合、それによる増収分でシステム構築・保守費用が回収し、なおかつ利益も出ると、正気で考えているのでしょうか。
 他の部分も文章・論理・システム・交通のいずれの観点から見ても目茶苦茶です。はっきり言って、一行残らず全てが突っ込みどころだらけ、という文章でした。
 仮にも「IT-PRO」を標榜するサイトなわけです。そこが、こんな天才を紙一重突破してしまったような愚痴と妄想を、よくもまあ載せたものだ、と呆れました。ちなみに、この記事が最初に載った時点では、初歩的な単語・固有名詞の間違いがあり、読者の指摘を受けて直った、という形跡がありました。どうやら、推敲・校正は一切行われていなかったようです。
 酒を飲み過ぎた筆者が、勢いで書き殴った文章を送ってしまい、それがそのまま載ってしまったに違いない、と冗談抜きで思いました。あまりの凄さに、別の意味で感動してしまった文章でした。

猛追を凌ぎ、連敗を止める

 福岡で行われた福岡-千葉は甲藤投手と久保投手が先発。今日の打線は対右という事で、福浦選手・大松選手が復帰して3・4番に入りました。また、橋本選手もスタメンに戻り、打撃不振のズレータ選手は8番に入りました。
 初回、いきなり西岡選手と早川選手の連続二塁打が出て、あっさり先制します。さらに走者をため、1死1・3塁としますが、オーティズ選手の痛烈な当たりを松田選手に好捕されて併殺となり、1点に止まります。

 さらに3回、先頭の今江選手が安打すると、続く西岡選手が今季チーム初となる1号2ランを放って追加点。さらに走者をためて、オーティズ選手が適時二塁打を放ち、この回3点を追加します。
 久保投手は3回まで1安打投球。続く4回に2死無走者から安打されると、連続四球を出してしまい、自ら満塁の危機を作ってしまいます。しかし、続く田上選手を抑え、ここも0点にとどめます。
 直後の5回表にオーティズ選手に1号ソロが出て、これで5対0と差がつきます。これは快勝ペースかと思われたのですが、その裏、2死1・3塁から塁を飛び出した多村選手を挟殺する間に三塁の川崎選手に帰られ、1点を返されます。
 さらに続く6回、ここまで4安打投球だった久保投手は、先頭の松中選手を歩かせ、続く柴原選手に安打されます。ここであっさりと久保投手をあきらめてシコースキー投手に代えますが、これが大誤算。安打で無死満塁とした後、レストビッチ選手に三塁線を破る2点適時二塁打を打たれ、1死も取れずに降板となってしまいました。
 さらに無死2・3塁という一打同点の危機で、三番手として昨日プロ初登板を果たした伊藤投手が登場しました。そして、昨日に続いて田上選手を打ち取り、続く本間選手にバウンドの高い当たりの内野安打で1点差にはされたものの、なお続く同点の危機で川崎選手と本多選手を打ち取ります。
 続く7回も、先頭の多村選手に安打されたものの、松中選手以下三人を抑え、福岡の反撃ムードを断ち切りました。
 8回にともに4安打目となる今江選手と西岡選手の連打で作った追加点機は逃します。しかしその裏はアブレイユ投手が、相手の走塁ミスもあって0点に抑えます。そして9回、1番からの打順で荻野投手が登板。2死から内野安打されたものの、最後は松中選手を打ち取り、5対4で千葉が勝ちました。無死2・3塁の同点機を凌いだ伊藤投手は、プロ初ホールドを挙げると同時に、ヒーローインタビューも受けました。
 福岡はこれで開幕からの連勝が5で止っています。観客数は2万7千7百人ほどと、昨日よりは増えたもののやはり三万人を切ってしまいました。

 札幌の北海道-埼玉は吉川投手と岸投手という二年目対決。北海道は、初回の無死1塁を盗塁失敗で、2回の無死1・2塁を牽制と、いずれも活かすことができません。
 直後の3回表、細川選手の二塁打を足がかりに、赤田選手の適時打で埼玉が先制します。さらに4回には中村選手、5回にはブラゼル選手と一発攻勢をかけて追加点を重ねます。
 岸投手は北海道打線を7回1四球に抑えて完封で今季初登板を飾っています。観客数は1万9千2百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団-東北は光原投手と永井投手が先発。初回に先制した東北が、続く2回に渡辺直選手の2点適時打と、フェルナンデス選手の1号ソロなどで一挙に5点を追加し、早々と光原投手をKOします。
 さらに、風邪で出遅れていた山崎武選手の今季1号ソロなども出て、東北は大量11点。投げては永井投手が合併球団を4安打無四球に抑え、プロ初完封を飾っています。観客数は1万1千人ほどでした。

2008年03月26日

2008/3/26の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

2008年03月25日

平日午前の後楽園

 急な仕事で、朝から後楽園に行きました。高校時代のアルバイトを初め、夜と休日だけなら何十回も行っている所です。しかしながら、平日の明るい時間に行くのは初めてでした。
 別に平日でも休日でも昼間の風景は変わらないはずです。ところが、場外馬券売場を見たときは、かなり驚きました。
 別に今日、競馬が開催されているわけではないようです。それどころか、帰宅後に調べたところ、今日は月に数回の「平日払戻休務日」とのこと。したがって、ウインズに行く必要など何もないのではと、素人には思えます。

 ところが、そこには少なからぬ年配の人がいて、新聞を見ながら何やら研究をしていました。その表情は真剣そのものです。その場所からは、勝負師の迫力みたいなものと、物寂しさが混ざったような不思議な空気が流れてくるように感じました。
 その空気のおかげで、あれだけ行き慣れていたにも関わらず、なんか異空間に紛れ込んだような気分になりました。
 通り過ぎたのはほんの短い間でした。しかしながら、かなり不思議な経験ができた一瞬でした。

清水直投手が好投も、打線がふるわず連敗

 福岡で行われた福岡-千葉は大隣投手と清水直投手が先発。左腕の大隣投手相手に、昨日四番で左投手からも適時打を打った大松選手を初め、福浦選手と橋本選手が外れ、両打と右打のみに。昨日、一軍初マスクの田中雅選手が、初の先発マスクをかぶり、里崎選手は三番指名打者での出場でした。
 また、大学社会人ドラフト一位で開幕一軍を果たした服部投手が、登板することなく登録抹消に。代わって川崎投手が昇格しています。
 打線は今日も1・2回を三者凡退に抑えられます。しかし3回1死から今江選手の内野安打で初の走者を出すと、犠打の後に西岡選手の適時二塁打が出て千葉が先制します。

 一方、清水直投手は3回まで2安打無失点。しかし4回、先頭の多村選手に内野安打されると、続く投ゴロの送球がそれる失策が出ます。さらに1死後に安打が出て満塁とされますが、ここで昨日本塁打のレストビッチ選手、さらには昨日サヨナラ打の田上選手を打ち取り、得点を許しません。
 続く5回は先頭の井手選手に二塁打され、さらに内野ゴロの間に三塁に進まれます。すると続く本多選手がスクイズを敢行します。しかし、清水直投手がうまく捌き、田中雅選手の好ブロックもあり本塁でアウト。ここも得点を許しません。
 清水直投手にさらなる援護を与えたい打線ですが、4回以降、再び走者を出すことができません。
 そして迎えた7回裏、ここまで5安打無失点の清水直投手でしたが、1死後にこの試合初の四球を出してしまいます。そして好調・田上選手の安打で1・3塁とされると、井手選手に適時打を打たれ、追いつかれます。
 清水直投手はここで降板。残念ながら今季初登板を白星で飾ることができませんでした。
 2番手として登録されたばかりの川崎投手が登板します。対する川崎選手には、昨年は打たれたと記憶していますが、ここは二塁ゴロで同姓対決を制します。しかし、併殺はできずに走者が残ってしまい、続く本多選手に勝ち越し適時打を喫してしまいます。
 逆転された直後の7回、先頭のサブロー選手が安打し、四球と犠打で1死2・3塁と一打逆転の好機を作ります。しかし、代打の堀選手はフルカウントから三振に打ち取られ、続く西岡選手も内野フライとなり、この好機も生かせません。
 その裏、2死1・3塁で登場したプロ初登板の伊藤投手が田上選手を打ち取ります。これで9回に逆転すれば「初登板初勝利」となるところでしたが、2番からの好打順も三者凡退に。結局、大隣投手の前に3安打1四球12三振に抑えられ、プロ初の完投勝利を献上してしまいました。
 これで、福岡は開幕五連勝となっています。観客数は今日も2万6千2百人ほどと低調でした。

 札幌の北海道-埼玉は武田勝投手と西口投手が先発。初回1死から田中選手の2号ソロで北海道が先制し、さらに小谷野選手と糸井選手の適時打でいきなり4点をリードします。さらに4回には1死1・2塁から田中選手が今日2本目となる3号3ランを放ち、この回で西口投手をKOします。
 武田勝投手は立ち上がりこそあまり良くなかったものの、徐々に調子を上げ、7回を4安打1四球1失点と好投します。打線も着実に追加点を挙げ、9対1と快勝しました。観客数は1万6千4百人ほどでした。

 大阪ドームで行われた合併球団対東北は川越投手と一場投手が先発。2回に失策もあって1安打で2点を取って逆転した東北が、4回にも鉄平選手の適時打で追加点を挙げます。
 しかし5回、3・4回は三人で抑えた一場投手が、先頭打者を歩かせると、さらに安打で走者をため、ラロッカ選手からの中軸に3連打を喫して一気に逆転されてしまいます。
 その後、東北は継投陣が好投して追加点を与えません。しかし6・8回に先頭打者を出しながら、いずれも併殺に打ち取られます。さらに、9回も1死から安打が出るも、代走の聖沢選手が盗塁失敗し、結局ここも三人で終わって試合終了。5対4で合併球団が勝ち、東北は開幕4連敗となってしまいました。観客数は3万4千9百人ほどでした。

「トップ」に値しないニュース

 数日前、ウィキペディアで人気声優の記事に「荒らし」があった、という事件がありました。ウィキペディアは非常に便利ですが、構造上この手の異常な人間の行動を完全に防ぐのは不可能です。私が見た限りでも、有名ボクサーの記事で、幼稚園児でもやらないような程度の低い「荒らし」を見たことがあります。
 というわけで、防ぎようがない事件ですし、別にその声優さんにとっては何ら関係のない話です。
 にも関わらず、なぜかこの「ニュース」は、丸一日近く、Yahoo!のトップを飾っていました。

 Yahoo!のトップになる基準が「社会的価値」などではないことも分かっています。とはいえ、インターネット上で最上位級の読者がいるページの一番目立つところにに、そのような、たかだか「一人の異常者の行動」を載せるのはどうか、と思いました。担当者もしくは会社が、その声優さんもしくはウィキペディアに何か含む事でもあるのだろうか、とも思いました。
 ちなみに、今現在では、優勝した朝青龍関に対し、「朝青龍の態度に批判も 横審」などと言う「ニュース」が載っています。
 見てみたら、例のごとく「朝青龍関叩き」をメシの種にしている、某委員が毎度のごとく品格のかけらもない「批判」を言っているだけでした。脊髄反射みたいな言動であり、これまた何ら価値も意味もないものです。
 いろいろな事情があるのかもしれません。とはいえ、折角あれだけ人の見る場所なのだから、もっと有意義に活用してほしいものだ、と思いました。

延長12回の激闘の末、サヨナラ負け

 今日は福岡での福岡-千葉の1試合のみ。昨日途中交代した里崎選手および、ズレータ選手が先発から外れました。オーティズ選手が三番でDHに、四番には大松選手が入りました。また、スタメン捕手は橋本選手で八番に、七番には堀選手が二塁で入りました。
 初回は5球で抑えた小野投手ですが、2回に四球二つなどで走者をため、田上選手に先制適時二塁打を打たれます。さらに続く3回にも松中選手の適時打と柴原選手の犠飛で追加点を挙げられ、3点差となります。

 一方、打線は新垣投手の前に五者連続三振を喫するなど、最初の一巡を完璧に抑えられます。しかしながら、3点を追う4回表、1死から早川選手が歩くと、大松選手が安打でつなぎ、サブロー選手の適時打で1点を返します。
 ところが、その裏、小野投手はレストビッチ選手に来日1号を喫し、再び3点差。これはかなり厳しい流れかと思いました。
 しかし、5回に簡単に2死を取られた後、新垣投手が乱れます。今江選手の安打の後、西岡選手と早川選手の連続三塁打で1点差に。さらにオーティズ選手がストレートの四球を選びます。新垣投手はこの回、今江選手の打席以降、被安打かボールのみ、という内容。たまらず交代となりました。
 二番手は左の三瀬投手でしたが、続く大松選手が適時打を放ち同点に。今後は左投手が先発の時の起用も増えるかもしれません。
 小野投手はその裏、1死1塁からの飛球に二死と勘違いした走者が戻れず併殺になる、という幸運もあって通算1000イニングを三人で終わらせます。しかし続く6回裏、2死2塁から田上選手を敬遠するも、途中出場の荒金選手に四球を出して満塁とし、ここで降板になりました。
 ここで登板したのは、昨日18年ぶりのセーブを挙げた高木投手。ここも川崎選手を抑え、勝ち越しを許しません。
 千葉打線は8回、1死からサブロー選手が四球を選ぶと、続く福浦選手に今季初安打が出て1死1・3塁と勝ち越し機を作りますが、堀選手が併殺で倒れます。
 高木投手が7回も抑えた後は、荻野投手が登板。9回に2死2塁とサヨナラ機を作られますが、松中選手を抑えて凌ぎました。
 そして今季初の延長戦となった10回表、前の回から登板のガトームソン投手に対し、早川選手とオーティズ選手の連続二塁打で、ついにこの試合初のリードを奪います。しかし、なお続く無死2塁の追加点機はガトームソン投手に踏ん張られ、1点リードに止まります。
 その裏、昨日はシコースキー投手でしたが、今日はアブレイユ投手が「抑え」で登板。しかし、先頭の柴原選手に安打されると、続く松田選手の犠打が、ちょうど一塁と走者の間に転がり、これが失策を誘って無死2・3塁と一打逆転サヨナラの危機になってしまいます。
 そして、レストビッチ選手は抑えたものの、田上選手に同点適時打を喫します。しかしなお続く1死1・3塁のサヨナラ機は、アブレイユ投手が凌ぎました。
 11回表に今江選手が四球を選び、盗塁で2死2塁に。ここで打席に入った早川選手は本塁打が出ればサイクル安打となります。とはいえ、局面が局面なので、もちろん一発など狙わず、粘ってフルカウントにした後、外野の間を抜くような当たりを放ちます。しかし、惜しくも追いつかれ、ここでの勝ち越しはなりません。なお、この回、橋本選手の代打で里崎選手が出ましたが、守備にはつかずに代わって田中雅選手が一軍初となるマスクをかぶりました。いまだに発表はないのですが、どこを痛めているのか心配です。
 11回裏は小宮山投手が二番からの打順を三人で抑えます。そして12回表には、開幕戦で初登板初勝利の久米投手が登板。先頭のオーティズ選手が安打を放ち、さらに犠打と敬遠で2死1・2塁に。ここで満を持してズレータ選手が代打で登場しますが、三振に打ち取られます。
 そして12回裏も小宮山投手が続投。先頭の柴原選手に粘られて歩かれると、犠打などで2死2塁に。ここでここまで二打点の田上選手に打席が回りますが、ここは勝負に。しかし結果的にはこれが失敗で、右越のサヨナラ二塁打となりました。
 実は捕手が座ったとき、解説の柳田氏は「これは福岡にとって有難い」と言っていました。それが当たったわけですが、その後、自分の「予言」を誇ることなく、「結果論ですが、敬遠が良かった」と控えめに言っていました。なかなか謙虚な人です。ちなみに、以前からバレンタイン監督の采配にケチをつけることが好きな高木豊氏は、ここぞとばかりに「なぜ敬遠しなかったのだ」と結果論を言い続けていました。
 確かに、敬遠もある場面です。ただ、中軸ならともかく八番なわけです。実際、6回に田上選手を敬遠した時は、もう一人出してしまい、2死満塁で川崎選手、という場面になりました。それを考えれば、勝負という判断がそれほどおかしいとは思えないのですが・・・。
 というわけで、田上選手は先制打・同点打・サヨナラ打の3打点でした。開幕三連戦ではスタメンから外れましたが、これで正捕手争いで一歩抜き出たと言えるでしょう。福岡は開幕四連勝でうち三つがサヨナラ勝ち。久米投手はまだ大学の卒業式も終えていないのに、早くもプロ2勝目を挙げています。
 観客数は2万5千8百人ほど。実数発表になってから、福岡での千葉戦で観客数が3万人を切ったのは記憶にありません。ある意味、記録的な不入りと言えるでしょう。開幕シリーズ明けの月曜なだけに、試合があると思っていなかった人が多かったのでしょうか。

2008年03月24日

互換性

 今の職場は、MicrosoftOfficeの2007と2003が混在しています。2007では、10年ぶりにファイル形式の下位互換ができなくなっています。そこで、2007で普通に作った文書や表を送ったら、2003の人には読めない、という現象が少なからず発生しています。
 もちろん、2007で作ったデータを保存する際に、下位互換のあるバージョンにすれば済む話ではあります。とはいえ、ほとんどの人がOffice97以降しか使ったことのないわけで、そのような「同じExcelなのに、開いたり開かなかったりする」という概念を持つこと自体が難しいわけです。

 さらに言うと、2007になって操作メニューが抜本的に変わっており、それに馴染むだけで一苦労なのに、ましてやそこから、「下位互換での保存」まで覚えなければならないとなると、利用者としてはさらに面倒さが増すわけです。
 というわけで、何とかならんもんかと調べていたら、Microsoftが、2003にインストールすると、2007形式を読めるようになる「互換機能パック」を配布している事を知りました。
 ただ、インストールするのはいろいろと面倒そうです。パッチを当てるのに慣れている人にとっては楽な作業でしょうが、普通の利用者が使うのは大変そうです。
 あれだけ高い金を取ってOfficeを売っているわけです。こんな時くらい、下位バージョンユーザに対し、もっと分かりやすい告知をすべきでは、と思いました。対処についても、簡単な手続きでCD-ROMを提供する方法を選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。
 Yahoo!を買う金があるなら、まずは、そのような既存顧客へのサービスに経費をかけるべきなのでは、と強く思った次第です。

2008年03月23日

高木投手、18年ぶり3個目のセーブを挙げる

 札幌の北海道-千葉はグリン投手と渡辺俊介投手が先発。昨年CS第3戦と同じ組み合わせですので、渡辺俊投手にとっては雪辱戦となります。
 今日はサブロー選手がスタメン落ちし、四番には開幕戦8番で、昨日はスタメン落ちだったオーティズ選手が入りました。また、昨日決勝打を挙げた堀選手も外れ、早川選手が二番・大松選手が五番・福浦選手が七番でスタメン復帰。また、対右投手でしたが、竹原選手が八番で連日の出場となりました。
 初回、グリン投手の前に簡単に二死となり、続く里崎選手も簡単に2-0となります。しかし、続く三球目を右前打すると、流れが急変。オーティズ選手も安打で続くと、大松選手が右中間を破る二塁打を放ち、千葉が先制します。さらに四球で満塁になった後、福浦選手がフルカウントから押し出しを選んで2点目を取りました。
 余談ですが、途中、吉井投手コーチがマウンドに行ったのですが、通訳を介さず話していました。これも、大リーグ経験者ならでは、だと思いました。

 一方、昨年は札幌で不振だった渡辺俊投手ですが、初回に田中選手を歩かせたものの、最初の一巡を無安打に抑えます。そして二巡目に入った3回表2死から森本選手に初安打され、続く田中選手に二打席連続四球を出して1・2塁としますが、稲葉選手を抑え、ここも0点に抑えます。
 直後の4回表、先頭の竹原選手の詰まった三塁ゴロが失策を呼んで無死2塁に。さらに犠打と四球で1死1・3塁とし、続く早川選手の三遊間の当たりが適時内野安打となって追加点を挙げます。
 さらに重盗を決めた後、2死からオーティズ選手が左前打を放ちます。三塁の西岡選手は当然生還しましたが、早川選手は糸井選手の強肩の前に、微妙なタイミングでしたが本塁アウトの判定。5点目はなりませんでした。いずれにせよ、今日は昨日スタメンから外れて今日復帰した4人で4打点を挙げた形になりました。
 渡辺俊投手は5回を1安打という内容でした。続く6回、捕手が橋本選手に交代します。現時点では原因が分かりませんが、里崎選手が怪我でもしていないのか、少々心配です。
 そして、その捕手の代わりばなに、いきなり連打で無死1・2塁となります。しかし渡辺俊投手は稲葉選手を併殺に、スレッジ選手を三振に打ち取り、ここも無失点に抑えます。
 直後の7回表、先頭の早川選手が歩いた後、途中出場の橋本選手が左飛を打ちます。普通に戻れる当たりかと思いきや、これまた糸井選手の強肩で、早川選手が戻れずアウトに。続くオーティズ選手に三塁打が出ただけに、今日の早川選手は、糸井選手の肩によって2得点損をした形になりました。
 その裏、渡辺俊投手は先頭の高橋選手に本塁打を打たれ、失点を許します。しかし、さらに内野安打があったものの、今江選手による再三の好守もあり、その1点に抑えました。
 渡辺俊投手は8回を111球6安打2四球1失点で降板。二番手に復帰後初登板となるシコースキー投手が上がります。余談ですが、中継のアナウンサー氏は「昨年後半から千葉復帰」という誤った経歴を言い続けていました。
 そのシコースキー投手は、先頭の高橋選手を歩かせ、1死後に高口選手にプロ初安打を打たれます。
 ここで、左の稲田選手が登場すると、バレンタイン監督は左の高木投手を起用。対して梨田監督は、昨日までスタメンで打率4割だった鶴岡選手を代打に起用します。
 一発出れば同点の場面でしたが、1-1からの三球目が遊ゴロ併殺となり、4対1で千葉が勝利。高木投手は1990年にブレーブスで挙げて以来、18年ぶり通算3つ目のセーブとなりました。三年前に小宮山投手が15年ぶりのセーブを挙げていましたが、それを3年上回ります。おそらくはプロ野球記録でしょう。
 これで千葉は開幕カードを勝ち越し。明日は移動日なしで本州を飛び越え、福岡での三連戦となります。観客数は3万2千2百人ほどでした。

 福岡で行われた福岡-東北は大場投手と朝井投手が先発。東北は3回に1死2・3塁、7回に2死満塁と先制機を作りますが、いずれもあと一歩がなく、初登板初先発の大場投手を打てません。
 一方、朝井投手は7回まで3安打2四球で0点に抑えます。ところが8回、3試合連続での代打出場となった先頭の田上選手が安打すると、続く川崎選手が適時二塁打を放ってついに福岡が先制します。さらに1死後に多村選手が左翼席に2ランを放って朝井投手をKO。さらに1点を追加して4点差とします。
 援護を貰った大場投手は9回、1死からリック選手に安打されるも、後続を抑え、8安打ながら無四球でプロ初登板を完封で飾りました。福岡は開幕三連勝です。観客数は3万1千6百人ほどでした。

 所沢の埼玉対合併球団はキニー投手と近藤投手が先発。2回にGG佐藤選手の3戦連発となるソロで所沢が先制します。キニー投手は4回までは1安打投球でしたが、5回に先頭の日高選手に同点本塁打を喫すると、さらに坂口選手の三塁打の後に村松選手の適時打が出て、2対1と一気に逆転します。
 6回に埼玉は失策もあって無安打で1死3塁としますが、3・4番が倒れて追いつけず。そのまま継投にかわされ、開幕戦と同じ2対1で合併球団が勝っています。観客数は1万2千6百人ほどでした。

2008年03月22日

発症

 なんかここ数日、くしゃみが出たり、目の周りがかゆかったりと、これまでにない状態が続いていました。最初は、仕事の環境が変わったので、体が順応していないのか、などと思っていました。そんな中、発生している症状をいろいろ思いだしているうちに、「これって典型的な花粉症だ」という事に気づきました。
 実は父や姉が前から花粉症でした。そのため、自分もいつかなるとは覚悟はしていました。しかしながら、改めて発症したと思うと、やはり嬉しくないものがあります。
 とりあえず、症状が軽いうちに気付いたのが不幸中の幸いと思うことにしました。というわけで、とりあえず「敵」を知るために、現在、花粉症対策に関する情報を収集しまくっています。

成瀬投手の完投と、堀選手の好打で今季初勝利

 札幌の北海道-千葉は藤井投手と成瀬投手が先発。昨日接触した福浦選手の欠場はある程度予想していましたが、さらに左の藤井投手相手にも関わらず、オーティズ選手がスタメン落ちしたのには驚きました。また、早川選手・大松選手も外れ、二番には指名打者で堀選手が入り、三番は里崎選手。そしてズレータ選手が五番に繰り上がり、以下は竹原選手・田中雅選手・南選手と、早くも開幕戦から半分近くが入れ替わるという打順でした。
 成瀬投手は序盤の制球が良くなく、初回こそは7球で終えたものの、2回に先頭のスレッジ選手に二塁打され、1死3塁から小谷野選手の適時打で先制を許します。

 一方、最初の一巡は藤井投手に1安打に抑えられた千葉打線ですが、4回に先頭の堀選手の安打をきっかけに、サブロー選手のバント安打もあって無死満塁と逆転機を作ります。しかしながら、ここでズレータ選手が併殺打に打ち取られてしまい、その間に同点に追いつくに止まりました。
 しかし、続く5回に二死無走者から今江選手が右中間を破る三塁打を放つと、続く西岡選手が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、逆転に成功しました。
 ところが、成瀬投手の制球はなかなか落ち着かず、6回には昨年無安打に抑えていた田中選手に対し、内角に入った逆球を右翼席に運ばれ、追いつかれます。
 続く7回表、北海道は二番手に坂元投手を起用します。対して先頭の今江選手が歩き、1死後に、前の打席で長打性の当たりを好捕された堀選手に打順が回ってきます。ここで右投手に代わったにも関わらず、代打を出さなかった起用が成功し、堀選手の中越二塁打で千葉が再び勝ち越しに成功します。
 7回からの成瀬投手は調子を取り戻し、安打を許しません。そして1点差の9回も続投し、2死から四球を出したものの、一打席目に適時打された小谷野選手を打ち取って試合終了。3対2でチーム今季初勝利を飾っています。観客数は3万1千人ほどでした。

 福岡で行われた福岡-東北はスタンドリッジ投手と田中投手が先発。初回に礒部選手の2試合連続打点となる2点適時二塁打で先制した東北が、さらに得点を重ね、3回までで4対1と試合を優位に進めます。
 しかし、田中投手は本来の調子が出ず、5回にこの試合二つめの暴投で2点目を失うと、8回には川崎選手の適時三塁打で1点差に迫られます。
 そして1点差で迎えた9回、前の試合と同じ多村選手からの打順で、今日は小倉投手が登板しますが、いきなり三塁打を打たれます。ここで左が続くところで、吉崎投手が登板。松中選手、さらには前の試合でサヨナラ本塁打の柴原選手を打ち取り、役目を果たします。
 するとここで東北は、前の試合で打たれたドミンゴ投手を起用。しかし今日も裏目となり、松田選手の適時二塁打で同点になり、延長に入ります。
 そして11回裏、前の回を三人で抑えたドミンゴ投手が先頭の多村選手を打ち取ったところで松中選手に対して渡辺恒投手に代えますが、これがまた裏目となり、四球を出してしまいます。
 続く柴原選手の打順で、左対左にも関わらず、右の松本投手が登板します(追記・渡辺恒投手が腰を痛めたための緊急登板だったようです)。しかし、これも生きず、柴原選手が安打を放ち、さらに二死満塁に。ここで、今日スタメン落ちの本間選手が代打サヨナラ打を放ち、5対4で福岡が2試合連続のサヨナラ勝ちを達成しています。観客数は3万1千人ほどでした。

 所沢の埼玉-合併球団は石井一投手と中山投手が先発。初回に先頭の片岡選手が安打すると、盗塁と内野ゴロ二つで埼玉が先制します。石井一投手は7回を4安打1四球で無失点。一方、打線は中村選手・中島選手のソロ、さらにはGG佐藤選手の2試合連続2ランなど本塁打で加点します。投げては岡本真投手・グラマン投手で完封リレーを達成し、6対0で埼玉が快勝しています。観客数は1万2千2百人ほどでした。

地図上でものを考える?

 数日前のニュースで、高校生と大学生を対象に、県や国の位置を地図上で示す試験をしたところ、宮崎県の位置を知っていた高校生が五割以下だった、という記事がありました。さらにその結果を受けて、「国際化が進む中、地図上で物を考えることができる若者が少ないのは問題」と分析。した大学教授の談話も載っていました。
 それはまあ、知らないよりは知っていた方がいいとは思います。とはいえ、これは「地図上で物を考える」という事なのでしょうか。この試験を見る限り、どう考えても「暗記しているかどうか」であり、「考える」とは違うと思うのですが・・・。

 ちなみに、世界地理に関する試験では、イラクの正答率が低かったそうです。これなどはより分かりやすい例と言えるでしょう。
 この試験の正答率を上げたければ、生徒や学生に世界地図を見せて「ペルシャ湾の最奥部で、アラビア半島付け根の北東」などと覚えさせればいいわけです。しかし、それに何の意味があるのでしょうか。
 そんな事を暗記していても、この地で5年前より戦争が行われており、今でも多くの国民が苦しめられている。そんな中で、元凶となった国家元首は、先日もこの戦争を自画自賛した」という事実を知らなければ、何も「地図上で物を考える」事にはなりません。
 台形の面積の時も書きましたが、なんでこのような、「生活にも思考力の育成にも役に立たないような学習項目」についてたびたび取り上げられるのでしょうか。不思議かつ不可解です。

2008年03月20日

パリーグ開幕戦、投手戦を制せず敗れる

 今日からパリーグが開幕となりました。千葉の開幕一軍ではシコースキー・アブレイユ両投手が入り、外国人枠の関係でベニー選手が二軍となりました。また、新人では、服部投手・根本投手・伊藤投手が登録されています。
 札幌で行われた北海道-千葉戦はダルビッシュ投手と小林宏之投手が先発。小林宏投手は初の開幕投手となりました。また、打順は4番までは昨年の定番でした。以下五番に大松選手が入り、ズレータ選手・里崎選手・オーティズ選手・今江選手という並びでした。
 初回、ダルビッシュ投手が三者凡退に抑えると、小林宏投手は三者連続三振と、ともに素晴らしい立ち上がりを見せます。2回もともに三者凡退となり、投手戦の様相を見せます。

 3回表に先頭の里崎選手が安打を放ち、以下2死2塁となりますが無得点。その裏、北海道も失策で同じく2死2塁となりますが、こちらも無得点に終わります。
 そして5回表、先頭の大松選手がストレートの四球で出塁し、さらに里崎選手の安打もあって2死1・2塁に。ここで今江選手が中前打を放つも、前進守備の森本選手の前に本塁突入できず満塁となります。続く西岡選手の放った一塁線の当たりはスレッジ選手が好捕。ベースカバーに入ったダルビッシュ投手との競争になり、同時かと思われましたが、判定はアウト。バレンタイン監督が猛抗議をし、ダルビッシュ投手も試合後に「セーフかと思った」と言ったほどの微差でした。
 さらに6回表は先頭の早川選手が三塁線を抜くも、ベースに当たって単打となります。続く福浦選手の犠打で二塁に進んだ早川選手は、意表の三盗見せます。これまた微妙なタイミングでしたが、判定はアウト。ここでも好機を生かせません。
 その裏、ここまで1安打無四球だった小林宏投手ですが、先頭の鶴岡選手に安打されます。そして犠打の後、森本選手の打球は小林宏投手・さらには西岡選手のグラブに当たりますが、ともに捕球できず内野安打に。さらに続く田中選手の初球が死球となり、1死満塁となってしまいます。
 続く稲葉選手に対し、小林宏投手は2-1としますが、ここでふくらはぎが痙攣し、降板となってしまいました。昨季最後の先発となった、CS第2戦でも同様の降板をしていました。札幌ドームとの相性でなければいいのですが・・・。
 ここで緊急登板したのは小宮山投手でした。やりなおしの「稲葉ジャンプ」で球場が揺れる中、得意の打たせて取る投球で遊ゴロに仕留めます。しかしながら、当たりが緩くて併殺が取れず、ついに北海道が先制しました。
 リードを貰った後のダルビッシュ投手は完璧な投球を見せます。一方、千葉のほうは、7回裏に福浦選手が打者走者と接触して負傷退場するなど、踏んだり蹴ったりの展開となってしまいます。なお、8回裏にはアブレイユ投手が来日初登板。いきなり詰まった安打を喫して犠打で進まれますが、後続を断って無失点で終えました。
 そして2番からの打順となった9回も三者凡退に抑えられ、4安打1四球で完封負け。千葉の投手陣も同じく4安打1死球に北海道打線を抑えましたが、惜しくも及びませんでした。
 観客数は超満員の4万1千126人でした。今の北海道での人気なら、当然とも言える満員と言えるでしょう。前売券発売時に、各スポーツ紙は中田効果などと書いていました。当時も指摘しましたが、この記事を載せた新聞社の取材能力がいかに低いかを実証した客の入りでした。

 ところで、今季から「試合時間短縮」を目指して、攻守交代や投球練習の時間制限を厳しくすることになりました。今日の中継では映りませんでしたが、土曜にオープン戦を観戦した時は、スコアボードに「経過時間」が表示されていました。
 確かに、四球連発みたいな感じな展開で試合がダラダラと長くなるのは困ります。しかしながら、このような投手戦の場合、早く終わりすぎるのもどうかと思いました。ちなみに、本日の試合は2時間23分でした。
 時間を管理するのは結構ですが、画一的に「イニング間は○分以内」とせず、試合展開や点差・現在時刻・中継状況によって調整してもいいのではないでしょうか。我が家はスカパーで観戦しているからいいのですが、これが地上波中継だと、「広告が終わったら、もう2死だった」などという事にもなりかねません。
 また、球場内の売店などにとっても、営業可能時間が減るわけです。そのあたりも大丈夫だろうか、とも思いました。
 話がずれますが、イニング間ネタをもう一つ。今日も札幌名物の「5回の場内整備時に流れるYMCAで、最後は整備員も一緒にYMCAを踊る」がありました。
 その中で、二塁担当の整備員さんが、踊りが終わった後、「やり残し」の部分にトンボをかけていました。その真面目さが妙に印象に残った試合でもありました。

 福岡で行われた福岡-東北は杉内投手と岩隈投手が先発。初回、いきなり無死1・3塁とした東北がフェルナンデス選手の適時打で先制し、さらに4回には礒部選手と高須選手の連続適時打で追加点を挙げます。
 岩隈投手は7回を4安打1失点に抑え、8回も二人の継投で抑えます。
 ところが、9回から登板の新守護神・ドミンゴ投手が大誤算。多村選手の内野安打の後に松中選手に二塁打されて無死2・3塁。ここで柴原選手が逆転サヨナラ3ランを放ち、福岡が4対3で勝利。7回途中から登板した久米投手が開幕戦プロ初登板初勝利を飾っています。観客数は3万5千7百人ほどでした。

 所沢で行われた埼玉-合併球団は涌井投手と金子投手が先発。1対1で迎えた8回表、ここまで4安打2四球だった涌井投手が先頭打者に四球を出すと、続く犠打を自ら失策してしまいます。その後、犠打と犠飛が出て、無安打で合併球団が勝ち越しました。
 金子投手は7回を6安打1四球ながらGG佐藤選手のソロのみに抑えます。以下は菊地原投手と加藤投手の継投で反撃を封じた合併球団が2対1で勝っています。
 観客数は2万7千1百人ほど。昨年開幕戦より5千人ほど増えていました。

肩書き

 衛星放送で相撲を見ていたら、引き続き、囲碁の棋聖戦が始まりました。囲碁の棋力は自称29級という程度なので、盤面を見たり解説を聞いても何がどうなっているのかは分かりませんが、そのまま見ていました。
 そして、解説者の「山下棋聖が有利だが、七番勝負最終局で過去7勝2敗の趙NHK杯にもまだ逆転の可能性がある」などという話を聞いているうちに、「どちらが勝つのだろうか」などと、結末が急に気になりました。
 そこで、中継終了後にちょくちょくニュースサイトなどを確認し、「山下棋聖防衛」という結果を知りました。

 ところで、そこに載っていた各新聞にある挑戦者の名前は二種類ありました。普通は「趙十段」なのですが、毎日新聞だけは「二十五世本因坊治勲」でした。自社で本因坊戦を主催しているためなのでしょう。NHKでの中継も同様の理由で「趙NHK杯」だったわけです。
 それぞれ、高い金額を払っているわけですから、自社運営の棋戦を優先する「社内ルール」を設定するのは分かります。とはいえ、これだと分からない人が「一体、挑戦者は誰なんだ?」と思ったりしないのか、と気になりました。
 特に、毎日新聞の場合ですが、二十五世本因坊の9期ぶりの棋聖返り咲きはならなかった。という書き方をしていました。と言うことは、もし趙十段が勝っていたら、「二十五世本因坊、棋聖返り咲き」などという、誰がどのタイトルを獲得したか分からないような記事になっていたのだろうか、などと思ってしまいました。

2008年03月19日

2008/3/19の更新

 漫画資料室お天気KIDSを掲載しました。

最悪のタイミングで載った広告

 電車に乗ったら、ウイルスバスターが二枚組の中吊り広告を出していました。男が「危ないサイトだってはじめから言ってくれよぉ」と辛そうな顔で言っており、その隣に、「検索結果に怪しげなサイトがあると、色をつけて警告する」という機能の宣伝が書かれています。
 それはいいのですが、この会社、先週、サイトへ侵入されてしまい、ウイルスが入っているページへのリンクを仕込まれたという失態をおかしています。つまり、自社のサイトが「危ないサイト」になってしまったわけです。
 そのサイト改ざんによる被害を受けた人にとっては、それこそ「危ないサイトだってはじめから言ってくれよぉ」という気分になっている事でしょう。嘆く男の写真を見ながら、ここまで悪いタイミングで載った広告もそうはないのでは、などと思いました。

2008年03月17日

×印のついた下請け

 道路工事現場を通りかかったら、奇妙なものがありました。建築現場に立っている業者名などを書いた白い看板を大量に印刷した「看板の看板」が立っていたのです。
 印刷されている看板は、それぞれ、業者名が異なっています。どうやら、元請け業者が、どの業者に下請けさせているのかを公開するために表示しているようです。
 それはいいのですが、うち二つの「小看板」には×印がつけられていました。それについて、「大看板」のどこにも注釈は記載されていません。

 おそらくは、「この下請けの作業は完了した」という意味の×印なのでしょう。しかし、「この業者は下請け失格」という解釈も普通にできてしまいます。
 まあ、このような「下請けリスト」の意味が分かるのは同業者だけだから、一般人がどう誤解しようと問題ないのかもしれません。とはいえ、×印をつけられた業者はどう思うのだろうか、とかなり気になった「×印つき看板」でした。

2008年03月16日

2008/3/16の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

散りかけの梅、咲きかけの梅

 今春最後となる、梅林公園に行ってきました。もう三月も後半なので、かなり散っていました。その一方で、日当たりの関係なのか、これから咲こうとしている紅梅もありました。
 今春最初に行った時も蕾が出ていた枝がありました。それから一ヶ月以上経っても、まだ蕾があるわけです。そんな広くない公園なのですが、咲き出す時期にはかなり幅があるわけです。
 日当たりの関係なのか、同じ紅梅・白梅に見えても、実は種類に違いがあって、咲く時期が違うのかは分かりません。いずれにせよ、一ヶ月以上にわたって梅を楽しめるわけで、かなり便利な公園だと改めて思いました。
※写真をクリックすると、同じ窓で大きな写真が開きます。
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2008年03月15日

2008/3/15の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

オープン戦と黒木氏の引退行事を観戦

 千葉マリンスタジアムに、オープン戦の千葉-東北を観に行きました。マリンスタジアムで試合を観るのは、今年初めてです。
 今日は試合後に黒木知宏氏の引退行事があるという事もあり、オープン戦ながら、球場は人でいっぱいでした。公式戦ならば、自由席と指定席の客で入場時刻がばらけるのですが、オープン戦はフィールドシート以外はすべて自由席という事もあり、皆が同じ時間帯に入場していました。そのため、売店などは普段の公式戦よりも長い行列ができていました。
 先発は渡辺俊介投手と永井投手。初回ともに1死1・2塁を凌ぐなど、序盤は似たような展開でした。

 千葉のスタメンは、二番が福浦選手で三番が西岡選手というのが少々珍しいですが、あとは公式戦でも普通にありそうな顔ぶれ。東北のほうも似たような感じでした。
 均衡が破れたのは5回表でした。それまで、5安打1四球ながら無失点だった渡辺俊投手ですが、2死1塁から盗塁を許すと、続く草野選手に適時打を打たれ、先制されてしまいました。
 そして6回からは7番指名打者のズレータ選手を除く九人が総入れ替えとなりました。そしてこの回から登板の小宮山投手が先頭の山崎武選手に安打されると、続く礒部選手のさほど深くない右前打で山崎武選手が激走して1・3塁に。そして併殺崩れで1点を追加されました。小宮山投手は1点は失ったものの、その後は続く枡田選手をシェイクで打ち取るなど、持ち味を見せていました。
 しかし7回から登板の中郷投手が安打と三塁打で1点を追加されて降板。続く服部投手が犠飛を打たれてもう1点取られます。ただ、服部投手は結局1イニングを無安打に抑えました。
 一方、永井投手は制球が悪く、ボールが先行しますが、要所を抑えられ、得点に至りません。そして6回裏、1死から安打と四球で好機を作ります。ここで登板の二番手・吉崎投手に対し、本日初打席の橋本選手に代打を出すという、公式戦さながらの采配を見せ、その渡辺正選手の内野安打で1死満塁となりますが、ここでも得点できません。
 結局、9回に南選手の適時打が出て1点を返しましたが、反撃はそれだけ。4対1で敗れています。

 試合終了後は、黒木氏の引退行事が行われました。まず、名場面映像が流れた後、同世代の三選手と黒木氏が対戦しました。
 最初に登場したのは同期入団のサブロー選手でした。ボール球を見極めたり、際どい球をカットしたりと、フルカウントまで持ち込んだ末に三振でした。
 続いて三塁ベンチから礒部選手が登場。さらに、左翼席に残ってくれた、東北の応援団も礒部選手の応援歌のみならず、大旗まで振って盛り上げてくれました。有難いことです。結果は三塁ゴロでした。
 最後に登場したのは福浦選手でした。ボール先行でしたが、最後は三振でした。
 自分的には、一人くらい安打を放ったり、四球を選んだほうが、より「最後の勝負」らしさが出たとは思いました。ただ、球場の雰囲気からすると、これでいいのかもしれません。そして、挨拶に立った黒木氏は、チームの人や家族に感謝の意を述べていましたが、再び戻る事を示唆するような発言もありました。
 真意が今ひとつわかりませんが、もし現役復帰の構想があるのなら、ぜひ実現に向けて頑張ってほしいものだと思いました。
 観客数は2万8千9百人ほどと、改めて黒木氏の人気を感じさせられた盛況ぶりでした。

道が川に

 昨日、東京タワーの近くで仕事がありました。夕方、仕事が終わったら雨が強くなっていました。とはいえ、道に水しぶきができるほどの豪雨ではありません。
 ところが、東京タワーのふもとの道をいていたら、不意に深い水たまりに足を突っ込みました。よく見たら、横断歩道一帯が川のようになっています。
 そんな豪雨でもないのに・・・と不思議に思いつつ「川」を避けて歩きましたが、流れは次の横断歩道あたりまで続いていました。
 下水道の調子が悪かったのか、丘のふもとという地形のせいなのかは分かりません。しかし、このくらいの雨でこうなるなら、集中豪雨でも来たらどうなるのだろうか、と普段歩くことがない道ながら、心配になりました。

2008年03月14日

想像力の欠如

 仕事で、無線データ通信カードを10セット買うことになりました。昼前、秋葉原のヨドバシに行って申込書を出したら、量が多いので、渡せるのは夕方くらい、と言われました。
 会社は四ッ谷なので、別に夕方もう一往復してもたいして時間はかかりません。しかしながら、なんか物を取って戻るだけ、というのも子供の使いみたいで冴えません。そこで、「PCカードなわけだから、たいして大きくもないだろう。ならば、帰りがけに秋葉原に寄って購入し、明日、家から持っていけばいいか。今日はノートPCも持ってないので、うまくいけば鞄におさまるだろう」と思い、そのようにしました。

 そして、帰りがけにヨドバシに寄ったのですが、店員さんが出した商品を見て驚きました。かなり大きな袋に、商品が詰まっているのです。
 冷静に考えてみれば、普通の携帯電話だって、あの小さい本体に、分厚いマニュアルが二冊くらいつき、渡される総量は折りたたんだ本体の五倍くらいになるわけです。通話機能がないぶんマニュアルが少ないとはいえ、PCカード型携帯とて、似たようなものだと分かってしかるべきでしょう。
 などと悔やんでも後の祭りです。というわけで、明日の通勤ラッシュの事を今から心配しつつ、大きく重い袋を持って帰宅しました。

2008年03月12日

18年ぶりの会話

 3月から勤めている会社は、学生時代にアルバイトしていたのと同じ業種です。そのため、当時のバイト先にいた人が在籍しているかと思ってはいました。そして、聞き覚えのある苗字の人がいたので、その話をしたところ、やはり当時の上司であったことが判明しました。さらに、その時、私によく仕事を教えてくれた人にわざわざその事を伝えてくれました。
 すると、何とその人が私の事を覚えていてくれて、わざわざ電話までしてくれました。向こうにとっては数多いバイトの一人で、しかも18年間何の接触もありませんでした。にも関わらず、覚えてもらったいたというのはかなり嬉しいことでした。

 ただ、もちろん嬉しいだけの話ではありません。覚えてもらっていた、という事は、18年前のバイト時代にある程度の評価をしていただていた、という事なのでしょう。逆に言えば、これからの仕事でだらしない事をすれば、「あいつは20歳の時よりも、使えなくなっている」と、より厳しい評価を受けるわけです。
 その間の18年間でどのくらい成長できたか自分でもよくわかりません。いずれにせよ、覚えて貰った事に恥じぬよう頑張らねば、といい意味での緊張感を得ることができました。

2008年03月11日

2008/3/11の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

慌てる出張者は・・・

 昨晩は、先週食べ損ねた博多ラーメンを、有名な長浜地区まで行って食べてきました。ところで、博多名物で、もう一つ好きなものに「水炊き」があります。ならば今日はそちらを・・・と思い、「一人前で水炊きを食べれる店」を調べました。すると、ホテルから歩いて行けるところに一軒ありました。
 楽しみにしながら行ったのですが、店の前の表示を見たところ火曜定休となっていました。結果的には、昨日を水炊きにして、今日をラーメンにすれば良かったわけです。しかし、昨日は「先日だめだったラーメンを・・・」という事しか頭になく、このような結果になってしまいました。
 まあ、最低でもあと一回は福岡に行かねばならないので、その時、水炊きは食べればいいのですが・・・。その際は、他にも食べたいものはなかったか、などともう少し落ち着いて計画を立てようと、つくづく思いました。

西鉄のイメージキャラクター

 西鉄電車に乗りました。今月下旬にダイヤ改正を控えているため、それに関する張り紙が多数ありました。その中に、福岡の川崎選手の写真が載っているものがありました。近づいてみたところ、「当社のイメージキャラクター」と書いてありました。調べたところ、4年ほど前から起用しているようです。
 福岡でのホークス人気からすれば、地元の企業が選手をイメージキャラクターとするのは自然の流れではあります。ただ、当時の事情も分かるのですが、西鉄がやると、「ならば35年前に身売りしなければ・・・」とついつい思ってしまいました。

 もちろん、そんな昔の事を今更蒸し返しても仕方ない事は分かっています。また、再び福岡に来た球団とこのような関係を築くのはいい事だというのも理解しています。
 ただ、野球選手を使うなら、高齢者向け企画用などに、中西太氏など、かつて西鉄ライオンズに在籍した選手を「もう一人のイメージキャラクター」として使ってもいいのでは、とも思いました。

 それはともかく、福岡での地元球団人気には改めて感心させられました。ラーメン屋の前に止っているタクシーを見たら、「ホークスタクシー」と書かれていました。今ひとつ意味は分かりませんが、凄いことには変わりがありません。
 我が地元でも、京成電鉄が千葉の選手を「イメージキャラクター」にしたり、街中に「マリーンズタクシー」が走るようにならないか、などとも思いました。

2008年03月10日

同行して四時間後に挨拶

 入社十日目で早くも二度目の九州出張となりました。別に九州担当というわけではないのですが、東京で働いた日数より九州で働いた日数のほうが多い、という奇妙な事になっています。
 今日は、同じく関東から来た別会社で、今日が初対面となる人と行動をともにする事になり、福岡の事務所で待ち合わせをしました。そこで雑談しているうちに、今朝起きた時間の話になりました。すると、ほぼ同じくらいだったので、「羽田から同じくらい離れているのかな」と思い、在住地を尋ねたら、何と私と同じ幕張本郷でした。

 したがって、ここまでの経路もほぼ同じでした。確認したら、朝6時10分に空港行きバスが京成津田沼を発車した時から、同じバス・飛行機・地下鉄で事務所に着いた事が分かりました。あまりの偶然に、思わず互いに笑ってしまいました。
 そのまま一日中一緒に仕事し、宿の話になったのですが、これまた同じ所でした。偶然とは恐ろしいものです。さすがに夜は別行動となりましたが、これから出張業務が終わる予定の明後日の昼過ぎまで、今朝から通算すると約55時間ほどの間、その人とほぼ同じ空間で過ごす事になることになりました。
 ちなみに、私は総武線の津田沼駅からバスに乗り、京成津田沼に着いたとき、これから乗る人たちの行列を見ていました。結果的にその中に、その同行者がいたわけでしたが、もちろん、その時点では気付くわけがありませんでした。後からその時の事を振り返ると、不思議な気分になりました。

2008年03月09日

振り込め詐欺と「虎の巻」

 夕方、固定電話が鳴りました。取ってみたら、聞き慣れない声の男が、いきなり私の名前を名乗ってきました。「こんなあからさまに怪しい電話は、38年間生きていて初めてだ」といった感じです。
 死期が近づくと見えるというドッペルケンガーが、出現する代わりに電話ですませようとした、というわけではなさそうです。となると、「振り込め詐欺」に違いありません。そこで、とりあえず、「どちらさまですか?」と返したところ、すぐに電話を切られました。
 我が家にかかってきたのは、一年半ほど前に相方が受けて以来です。私が取るのは初めてでした。

 最近の傾向だと、「還付金詐欺」だの「貸します詐欺」などの発展形のほうが話題になっていますが、私の所に来たのは、「元祖」とも言える形態かと思われます。
 せっかくの機会なので、ネットで「振り込め詐欺」を調べました。警視庁のサイトなどを見たのですが、妙な事に気づきました。
 そこには、「大阪の主婦のようにツッコミを入れる」などといった「振り込み詐欺撃退虎の巻」が書かれていました。しかし、相手はそれで莫大な金を得ている「プロ」です。そんな付け焼き刃な対策くらいはお見通しですから、逆に丸め込まれる危険性すらあるのでは、と思いました。
 個人的にも、明らかなインチキ投資話の電話に対し、「自分でやってみたらどうですか」などとベタな応答をし、それにつけ込まれて結局契約してしまった輩を知っていす。それだけに、この「虎の巻」は気になりました。
 結局、「電話がかかってきても、こちらからは名乗らず、何か言ってきたら『どちらさまですか?』と返す」「あまりしつこく来るようだったら、固定電話の番号を変える」などと言った、単純な対策のほうが有効なのではないのでは、と改めて思いました。

2008/3/8の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

2008年03月08日

誰のために作った地図?

 あるホテルの場所を調べることになりました。場所は福岡にある海の中道の突端です。そこで、公式サイトから地図を見たのですが、これが感動的と言えるほど見づらいものでした。
 最大の欠点として、海と陸を同じ色で書いている事が挙げられます。場所柄、市内から行くには、陸上・海にかけた橋・博多湾を渡る船と、陸路・海路がそれぞれあります。にも関わらず、普通に見ると海と陸の区別がつかないわけです。

 それだけでも不便極まりないのですが、さらに追い打ちというわけか、この地図の表記は英語並びにローマ字が使われています。そのため、ただでさえ分かりにくいのが、さらに難解になっています。
 しかも、そこのサイトには英語版があります。ならば、日本語版ページには普通に日本語を使った地図を載せればいいはずです。それをなぜこんな事にしたのか、理解不能です。
 仮に旅行で宿泊先を探していたら、この地図を見た瞬間にこのホテルは候補から外すだろうな、と思えたほどの凄い地図でした。

2008年03月06日

福岡にて

 これまでの三日間は何だかんだで、行った先での特徴を味わう事ができました。しかし、昨晩到着した福岡は、昨晩空港に着いてから、今日羽田に戻るまで、ぎっちりした行程でした。21時過ぎに到着し、食後に投宿しただけでした。そして翌日は食事したら現地の事務所で資料をまとめた後、昨日と同じく新卒イベントへ。終了後は即座に空港へ直行、というものでした。

 福岡は今回が四回目でした。過去は旅行二回に仕事一回でしたが、いずれも博多ラーメンを食べる機会を持てました。ラーメン通でも何でもない私ですが、今回もラーメンは楽しみにしていました。
 ところが、この日程なので、そのような時間はどこにもありませんでした。それに加え、会場内の施設で食べた「パスタ」がシャレにならないくらい不味さでした。おなじ「福岡の麺類」でもここまで違う、という事で、別の意味で感動しました。
 まあ、仕事しに来ているわけであって、ラーメンを食べに来ているわけではありません。これが普通と思うべきなのでしょう。
 ただ、福岡出張は近々に再度あります。その時は、可能ならば少しくらい時間を作って、今回の雪辱を晴らしたいものだと思いました。

イベントとか学食とか知事とか

 とある大学の体育館をつかって、就職活動中の学生に声をかけてブースに来てもらう、という仕事をやりました。入って五日目にも関わらず、学生さんに「ウチの会社のすごい所は・・・」などと言うわけで、心の中で苦笑していました。
 まさかこんな事になるとは、先週の土曜にに入社した時は、思いも寄りませんでした。人生、何があるか分かりません。まあ、自分的には面白かったので、問題はないのですが・・・。

 なお、採用イベントなどで企業側の席に立つのは初めての経験でした。しかしながら、会場に机と椅子を並べて、歩いてくる不特定多数の人にブースに来て貰う、という事は断続的ながら20年近く手伝っています。
 朝、両隣に挨拶するところや、推奨される机の飾り付けが同じなど、意外に共通点が多いことに驚かされました。
 もし、また関わる機会があったら、机の上に棚を載せて、配布物を置く面積を増やす、などの提言をしてみようか、などとも思いました。
 さて、昼時となり、食事に行こうとイベント主催社の人に尋ねると、「学食ですませてくれ」とのこと。そのため、16年ぶりに学食に入りました。そして、うどんに小鉢二つで三百円を切る、という非常に経済的な食事をすることができました。
 これが学食のサービスがいいためなのか、物価が安いのかはわかりません。おそらくは双方によるものなのでしょうが・・・。

 ところで、会場に行く際にタクシーに乗ったのですが、運転手さんは尋ねもしないのに、「知事就任効果」の話を始めました。なんでも、30年くらい前に宮崎が新婚旅行の定番だった時なみに、観光客が来ているとのことです。そして、県庁には観光客の行列ができるそうです。
 また、移動のために空港に行ったところ、入口には「知事像」がありました。そして、土産物屋にも知事の絵を描いたものが多数ありました。ちなみに、絵柄は三種類ありました。
 どうやら、現時点において、この県における最大の観光資源は高千穂でも青島でもなく、「知事」のようだ、と思いました。それがいいのか悪いのかは何とも言えませんが・・・。

2008年03月05日

積み増し

[ 交通 ]

 午前中、時間に余裕ができたので、鹿児島市電に乗りました。前方の運賃箱の所を見たら、「積み増しの方法」なる案内表示がありました。一瞬「積み増しって何だ?」と思っいましたが、案内を読んですぐに「ICカードへのチャージ」の事だと分かりました。
 言われてみれば、なかなか言い得て妙です。少なくとも、何も知らない人に案内する場合、「チャージする場合は」より「積み増しする場合は」と説明したほうが早く理解してもらえるでしょう。
 見たときは鹿児島弁の一種なのかと思ったのですが、ネットで調べたところ、長崎・名古屋鉄道・山梨・静岡・北海道の北見などでも「積み増し」という表現を使っていました。

 同じ意味の言葉があるなら、外来語より日本語を使うべきだと常日頃思っています。したがって、新規にICカードを導入する場合はもちろん、既存のICカードを使っている地区・企業も、ぜひとも「積み増し」と言い換えてほしいものだと思いました。
 あと、その「積み増し」をするカードですが、正式には「RapiCa(ラピカ)」と言うそうです。ところが、車内表示にはその言葉はなく、「ICカード」と書かれていました。確かにこちらのほうが分かりやすいでしょう。
 「積み増し」もそうですが、なるべく分かりやすい言葉を使う、という考え方があるのでしょうか。他にも、一部の軌道を芝生かして都市部温暖化対策を行うなど、少なからぬ点で鹿児島市交通局に好感が持てました。

 午後の宮崎はほとんど仕事でした。ただ、その合間を縫って、念願の(?)タスポつき自販機を発見する事ができました。明日は朝から夜まで仕事なので、どうやら「宮崎」らしさを感じれるのは、移動の際に見た風景と、この「タスポつき自販機」だけになりそうです。

2008年03月04日

降られる街

 出張で鹿児島に滞在しています。もちろん、仕事なので、街の様子を見る時間はありませんでした。とはいえ、食事では薩摩揚げをはじめ、鹿児島ならではのものをいろいろと食べることができ、それなりに堪能しました。
 なお、昨日書いた「タスポ」ですが、煙草の自販機を見る機会がありませんでした。唯一、意識できたのは、空港から市内に行くバスの車窓で見たスピード写真撮影機にあった「タスポ対応」という表示だけでした。これについては、明日の宮崎に期待、といったところでしょうか。
 ちなみに、鹿児島には18年前の夏に一度来た事があります。その時は、桜島に行った後市内を観光するつもりだったのですが、桜島を見たときに大量の降灰にあい、そのあまりの厳しさに予定を変更し、市内に戻ってすぐ博多行きの列車に乗ったものでした。ある意味、「逃げ帰った」ようなものですが、このような経験は現時点では最初で最後です。
 ただ、灰が市内に降るのは夏だけとのことで、今日は降灰はありませんでした。ただ、朝は全国的な黄砂で自動車は砂だらけになったとの事でした。また、ちょうど空港から市内に着いた時は、雨に降られました。
 18年の時を隔てての再訪でしたが、相変らず自分にとっては「降る」のと縁がある街だったようだな、と思いました。

2008年03月02日

2008/3/2の更新

 交通博物館豪雪地帯と温泉を掲載しました。

タスポ

 昨日から、鹿児島と宮崎で、煙草購入カード「タスポ」の運用が、全国にさきがけて開始された、という新聞のベタ記事を見ました。今まで煙草は一本も吸ったことがないですし、これからも永久に吸う予定はありません。したがって、私にとっては全くもって関係のないカードです。
 ところが、全くの偶然なのですが、明日から出張で鹿児島さらには宮崎に行きます。当然ですが、だからと言って、記念にタスポを使って煙草を買いはしません。しかしながら、関東の人間としてはいち早く、「タスポ」を使う場面を見れるわけです。出先で空いた時間がもし出来れば、必要以上に煙草の自動販売機を注目する予定です。
 おそらく、自分が煙草の自販機にここまで感心を持つのは、明日からの数日が最初で最後だろうな、などと思いました。

2008年03月01日

2008/3/1の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

初出勤

 今日から新たな勤め先での勤務です。ただ、前職との関係が転職した事もあり、二年前に最初の転職をした時に比べると、あまり「新鮮味」みたいなものはありませんでした。
 とりあえず導入研修を行った後、早速仕事に。いきなり打ち合わせがあり、しかも相手は昨日まで在籍していた会社の人でした。分かっている事とはいえ、逆の立場で昨日まで一緒にやっていた人と打ち合わせをする、というのは不思議な気分でした。
 そのような感じで、とりあえず一日目は無事に終わりました。来週からもう出張が入るなど、入って早々、あまり会社に行く機会がありません。というわけで、とりあえずの目標は、「新環境に慣れる」になりそうです。まあ、何とか頑張っていきたいものです。