2010年02月24日

床屋の待ち時間で「北斗の拳」再読

[ 漫画 ]

 会社帰りに床屋へ行きました。普段週末に行っている時は、客も多いが理容師さんも多いので、すぐに順番が来ます。ところが、平日ということもあり、この日は理容師さんは三人しかいませでした。一方、待っている人だけで四人もいます。
 そこで、暇つぶしになる本を書棚で探しました。その結果、「北斗の拳」の「修羅の国編」を読むことにしました。

 かつては、毎週ジャンプを買って読んでいた上に、単行本もかなり後ろのほうまで買っていたはずです。しかしながら、設定など、覚えている所もあったものの、かなりの部分を忘れていました。
 というわけで、ある意味新鮮な気分で読めました。そうやって読んだ感想としては、「達人同士」の闘いがえらくつまらない、というものでした。
 特に、三ボスの一人「羅将ハン」とケンシロウの闘いなど、単調な殴り合い・蹴り合いが続き、たまに「闘気で物が動く」事によって迫力づけしているだけ、という感じでした。
 当時は、慣習のような感じで毎週読み、単行本も買っていました。しかしながら、もし最初にこのあたりの話から見たら、単行本はもちろんのこと、ジャンプでも飛ばして読んでいたでしょう。
 まあ、このあたりは、もはや作者にとっても描きたいものは最早なく、人気があるゆえに惰性的に続けさせられていた、という感じだったのでしょう。
 あらためて、惰性というものの怖さを認識しました。また、作品の品質のためには、終わるべきところできちんと終わらせなければならないのだな、と思いました。

2010年02月24日 23:59