2006年11月30日

井川投手、ヤンキースへ

[ 野球 ]

 ポスティングでの大リーグ移籍を目指していたタイガースの井川投手の交渉権をヤンキースが得ることになりました。順調にいけば松井秀喜選手とチームメイト、松坂投手・岩村選手と同一リーグの同一地区、という事にないります。もともと松井選手のおかげで注目度の高かったヤンキースの試合ですが、来年からはさらに注目度が上がりそうです。
 いずれにせよ、井川投手が大リーガー相手にどのような投球をするか楽しみです。個人的にも、これまで大リーグ入りした日本人選手の中では一番思い入れの強い選手なので、来年は大リーグを見る機会が増えそうです。

 さて、マリーンズが新外国人と来期のコーチ体制を発表しました。入団が発表されたのは、台湾・LaNewベアーズの呉偲佑(ウー・スヨ)投手で、今年は17勝3敗という成績だったようです。アジアシリーズではサムスン=ライオンズ戦に登板。初回にいきなり1安打と2四球で満塁としましたが、そこを凌ぐと、2ランを喫したもののその2点のみに抑え、チームのアジアシリーズ決勝進出に貢献していました。その時、まさか来年からマリーンズに入るとは思いませんでした。
 その呉投手の故郷の大先輩にあたる荘二軍コーチが来年から一軍ブルペン担当に。また、退団したロブソンコーチの後釜として高沢二軍コーチが一軍に上がりました。一方、荘コーチと入れ替わる形で園川コーチが二軍投手コーチへ。また、引退した諸積コーチは「二軍バント兼外車守備走塁コーチ」に就任しています。肩書きに「バント」がつくコーチというのはかなり珍しいでしょう。
 なお、時事通信が報じて以来、続報がなく心配していた立花コーチですが、「ヘッドコンディショニングコーチ」の肩書きとなることが正式発表されています。こちらの手法にも大いに期待したいところです。

 ところで、スポニチによると、フランコ選手・パスクチ選手・バーン投手が自由契約選手として公示されたとか。フランコ選手とパスクチ選手は昨年も契約の関係で一時的に自由契約選手になっていましたが、今年もそれと同じだといいのですが・・・。なお、ファイターズのセギノール選手・ホークスのズレータ選手といった主砲クラスの選手も、契約の問題で自由契約公示されるようです。

2006年11月27日

けたぐり

 昨日まで行われていた大相撲九州場所において15戦全勝で19度目の優勝を果たした朝青龍関に対し、横綱審議委員会が謎のいちゃもんをつけたそうです。この場所の八日目に、朝青龍関は稀勢の里関に対し、立ち会いで変化するや「けたぐり」を放ち、一瞬で勝利を決めました。
 確かにあっけない勝負でしたし、稀勢の里関を応援していた身としては残念さもありました。しかしながら、朝青龍関はそこからも全部勝って全勝優勝したわけです。そう考えてみると、この「けたぐり」はいいアクセントになったと言えるのではないでしょうか。もちろん、15日間全部「けたぐり」では困ります。しかしながら、どうせ15勝するわけです。ならばその1/15くらい、そのような奇妙な事があってもいいのではないでしょうか。
 それを、揚げ足を取るように、「勝ち方に品格がない」などと言う横綱審議委員会には毎度のことながら呆れました。中には、「『けたぐり』という言葉自体、品がない」などと、大相撲の伝統を真っ向から否定するような戯言を話した輩までいたそうです。

 以前も書きましたが、昔も今も、横綱審議委員会という連中はろくな事を言ったためしがありません。少なくとも、私の知る限り「横審のあの一言をきっかけに土俵が活気づいた」などという事はありません。無意味な事を言えばいいほうで、放っておくと今回のように、力士を不当に中傷します。
 今の相撲界を見ても、そんな「けたぐり」より重大な問題がそれこそ山積しているはずです。そんななか、こんな無意味な事を言って、圧倒的な強さを見せた横綱を貶めようとしているわけです。また、そんな戯言を真に受けてそのまま報じるマスコミもマスコミです。どうせこの一件を報じるなら、このような発言をする横綱新議員会の「品格」について、記者自身の頭で考えて記事を書いてほしいものです。

2006年11月26日

2006/11/26の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2006年11月25日

匠味

 モスバーガーの高級品「匠味」を食べてみたくなりました。かつては販売時刻や一日の販売個数を制限していた製品だったので、それがなくなった今でも簡単に食べれるものではないかも、と思い、あらかじめ店に電話で注文してから行きました。
 特に電話では「店内」とも「持ち帰り」とも言わなかったのですが、どうやら「電話してくる客は持ち帰り」というのが一般的なのか、店に着いたら、「持ち帰り用紙袋」が準備されていました。それを店内で開いて食べたのですが、持ち帰り用として「匠味」は本体とソースが別になっていました。しかも、そのソースは二種類あるのです。
 どちらかお好みのほうをかけるのか、それとも二種類をあわせてかけるのか、などと疑問に思いましたが、さすがに店員さんに食べ方を尋ねるのも間抜けかと思い、一口食べる度に別々のソースをかけてみました。
 そのソースのかけかたが悪かったのか、せっかくの高級バーガーなのに、どのへんが普通のと違うのか今ひとつわからないまま食べ終えてしまいました。高級品というのは扱いが難しいものだと改めて感じました。

2006年11月24日

わかりづらすぎる案内図

 仕事でとあるデパ地下の店に行く用事が生じました。たいして広くはない事は分かっているのですが、念のためサイトで店の場所を確認しようとしました。ところが、そのデパートのサイトは非常に構成が分かりづらく、地下街の案内図にたどりつくまで一苦労しました。
 さらにそのやっとたどりついた案内図が非常に分かりづらいのです。全体図を見ても字が小さすぎて何が何だかわかりません。部分をクリックすると拡大図が表示されるのですが、それを見ても目当ての店がなく、しかも隣の部分の拡大図にはリンクされていなく、いちいち全体図に戻らねばなりません。
 これで探していてはきりがない、と思い、ぶっつけ本番で現地に行ったところ、比較的分かりやすい場所に目的の店がありました。というわけで、結果的には迷わずにすみましたが、そのサイト構成およびサイト内の地図のわかりにくさは非常に印象に残ってしまいました。
 さすがはバブル期に店舗を巨大化させすぎ、そのあおりを喰って数年前に経営破綻したデパートなだけの事はあるな、と別な意味で感心させられました。

2006年11月23日

トレードと大学社会人ドラフトなど

[ 野球 ]

 マリーンズの辻捕手と合併球団の早川選手のトレードが発表されました。何度か、他球団が獲得希望をしている旨の報道がされていた辻捕手ですが、ついに「実現」してしまいました。今年は一年一軍に定着し、代打で決勝打を放ったり、三番を打つなど4年目にして大きく躍進していました。まあ、その活躍ゆえに引き合いも増えたのでしょうが・・・。日記も面白く、毎日愛読していました。そういうこともあり、交換トレードはどこにでもある事だとは分かっていても寂しいものがあります。
 一方、新たにマリーンズに加わる早川選手ですが、地元の県立船橋高校出身選手です。一昨年に球場で観戦した時に、得意の足を生かして3内野安打2盗塁と活躍した時から注目していました。それだけに、この加入は嬉しいものがあります。とはいえ、やはり交換要員の事があるので、単純に喜びきれませんが・・・

 ドラフトのほうですが、指名された選手のアマなどでの活躍は全然分かりません。したがって成功か失敗かもわかりません。ただ、ドラフト前に「マリーンズ希望」を表明していた投手がウェーバーでベイスターズに指名されたこと、およびそれに対してバレンタイン監督が「指名した球団に行く事も考えるべきだ」と言った事は印象に残りました。マリーンズファンとして残念ですが、それがドラフトというもの。ぜひともベイスターズで活躍してほしいものです。
 ところで、ドラフト関係のスポーツ新聞発のニュースを見ると、やけに「強奪」という言葉が目立ちます。「他球団を希望していた選手を指名する」事を意味するようで、マリーンズが高校ドラフトで大嶺投手を指名した時にも使われました。「強奪」という言葉といい、それに関する記事といい、何か指名した球団が非常識な事をしたかのような書きようです。
 しかしながら、ドラフトという制度から考えると、おかしいのは「希望枠でもないのに『ここにしか行かない』」などと主張する事です。だいたい、一昨年に「栄養費事件」が発覚したばかりなのに、そのような「事前活動」について何ら調査も報道もしません。そして、あたかもこの「相思相愛」とやらが当然の事であり、その「決定事項」に反するのが「強奪」などと書くのですから、本末転倒も甚だしい事です。
 まあ、各地で地元に根付いた球団が熱心なファンを着実に増やしているにも関わらず、それらの球団の試合結果はロクに載せません。その一方で特定球団しか中継しない地上波の視聴率ががた落ちしている事だけ「野球人気の低迷」だのと騒ぎ立てている程度の連中です。そのような社会常識にそった報道などできるわけない、と考えた方が自然なのかもしれませんが・・・。

 あと、FA宣言していたファイターズの小笠原選手の読売入りが確定したようです。このままファイターズに残留すれば球団史に残る大選手になれたものを、わざわざ読売の「使い捨て他球団主砲リスト」の一員に自らの価値を落とすのですから、ちょっと不可解です。
 以前も書きましたが、これで読売は、今年退団した小久保選手、昨年解雇したローズ選手に清原選手、そして在籍している李選手・谷選手と、パリーグ6球団の主軸を張った選手を一式揃えたわけです。来年は「7球団制覇」に向けてイーグルスのフェルナンデス選手を穫りにいったりするのでしょうか。

2006年11月21日

やることなすこと

 昨日の帰り、会社を出た直後に傘を忘れた事に気づいたのですが、「まあ、降っていないからいいや」と思い、そのまま帰りました。そして電車に乗っていると、なぜか急にCDが買いたくなり、津田沼で途中下車しました。すると、外はかなりの雨でした。しかし、「一度降りたのだし」と3分ほど雨に濡れて店に行きました。
 ところが、買うつもりだったCDは店になく、再度雨に濡れて駅に戻り、さらに幕張本郷から自宅までも雨に濡れて帰りました。
 すると翌朝から風邪気味に。ただでさえ帯状疱疹が治りきっていないのにそんな事したのですから、ある意味当然の帰結といえます。
 病気の疲れもあって、やや思考力が鈍っていたのでしょうが、我ながらアホな事をしたものだと思いました。やはり病気の時は、治りきるまでは可能な限りおとなしくすべきです。今更悟っても遅いのですが・・・。

2006年11月20日

謎の人材募集

 今年に入って「とりあえず安価にコーヒーが飲める店」という事でマクドナルドを使用する機会が増えました。そのたびに気になるのは、トレイに乗っている紙です。以前は、キャンペーンなどによって月ごとだか季節ごとで代わっていたように記憶しています。しかし、今年度に入ってからは、いつ見ても「スタッフ募集」というものしか見ません。しかも写真・宣伝文句も同じです。
 それだけ見ると、よほどの人手不足か、などとも思えます。しかし、本当に積極的に募集したいのなら、半年以上も使い回すような事はしないでしょう。ちなみに、「人手不足倒産」なる言葉が存在したバブル最盛期の1990年頃は、店頭に大きな垂れ幕で「朝や昼の一時間だけでも可」などと、今よりずっと高い時給でバイト募集をしていました。それらを考えると、さほど切羽詰まっているとは思えません。
 というわけで、様々な点で非常に奇妙な「募集広告」だなと、100円のコーヒーを飲みながらつい考えてしまっています。

2006年11月19日

頭の休め方

 帯状疱疹は薬のおかげで落ち着いたので、昨日の夕方あたりから普段通りの生活に戻そうとしたら、夜にぶりかえしの傾向がありました。そのため、今日はおとなしく、朝から晩までほとんど布団の中で過ごしていました。
 療養する事を最優先すれば、何もしないでいるのが一番のように思われます。ところが、布団の中で目を閉じたりしていると、あまりいい事が考えられません。なぜか知りませんが、攻撃的な事ばかり考えてしてしまい、一人で怒ったりしてしまいました。
 というわけで、何もしないとかえって精神を疲れさせそうなので、漫画や軽い内容の本を読むことにしました。あまり難しいことを考える材料を読むとまた疲れそうなので、それで頭を休めようとしたわけです。その後は、考えて疲れる事はなかったので、どうやらこの方法は成功だったようです。
 いずれにせよ、こんな事を考えずにすむよう、健康には注意すべきだと改めて実感させられた「療養生活」でした。

ファイターズ優勝パレードほか

[ 野球 ]

 ここ一週間でもいろいろなニュースがありましたが、個人的にはやはり札幌でのファイターズ優勝パレードでした。報道は新庄選手の「最後のパフォーマンス」を軸にしていました。しかし、私としては、そのファンの喜びぶりのほうが印象に残りました。あの百万都市のターミナル駅から中心街まで、沿道が人で埋め尽くされたのは、昨年の地元とはまた違う凄さを感じました。もちろん、頂点を極めたという事が大きいわけですが、移転三年でここまで愛されるというのは並ならぬ努力があったのでしょう。さらに、わざわざ釧路から夜行列車でやってきた人がいたとか、終了後に紙吹雪をファンが拾ったなどという話を聞くと、他人事ながら嬉しく思いました。

 ところで、月曜あたりの話になるのですが、12日に行われたマリーンズのファンフェストで監督が内容を批判した事もあいまり、少なからぬスポーツ紙が嫌味たらたらの記事を書いていました。特に不快だったのは「昨年の27万人から今年は1万8千人」などと、優勝パレードの沿道参加者の数を入れて、「いかに減ったか」を揶揄しているのには呆れました。言うまでもないことですが、優勝していないのですからパレードなどできるわけがありません。したがって、「27万人」を比較対象にする事自体、異常としか言いようがありません。
 もちろん、満員だった昨年に比べれば寂しい入りでしたが、1万8千というのは、まあ例年並みでしょう。また、運営が上手いとは思いませんが、別に昨年だってさほど運営が上手かったわけではありません。
 いかにも「昨年の人気が一過性だった」という事を、「データ比較」の基本もふまえずに行う姿は、かなりの品のなさを感じました。
 もう一つ「スポーツ紙辞令」で奇妙なのが、ファイターズの小笠原選手のFA問題です。ほとんどのスポーツ紙が「読売移籍が決定的」と書いています。しかしながら、小笠原選手は公の場では具体的には話していません。同じファイターズのFAの岡島選手のように、本人が「メジャー移籍」の談話を残しているのなら分かりますが、なぜこうも先走るのでしょうか。
 結果がどうなるか分かりませんが、やはり、情報源を明示できないのに「決定的」と書くのはいかがなものかと思います。

 あと、ポスティングでの大リーグ移籍を目指していた松坂投手の落札先がレッドソックスである事が判明しました。日本円にして60億という大金ですが、向こうもビジネスをやっているわけですから、それで収益を挙げられるよう計算しているのでしょう。というわけで、金額の高さには驚きませんでした。しかしながら、その「5111万1111ドル11セント」という金額設定には感心させられました。まさか、どこかが「5111万1111ドル10セント」で応札すると思っていたわけではないから、一種のネタなのでしょう。このようなビッグビジネスにおいて、そのような事を考え出す感覚には感心させられました。

 最後になりますが、一時期入団拒否の可能性も報じられたマリーンズ高校ドラフト1位の大嶺選手の入団が決まりました。背番号は「1」とのこと。ぜひとも「やっぱりあの時マリーンズに入って良かった」と思えるよう、大成してもらいたいものです。

2006年11月18日

2006/11/18の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2006年11月15日

プロ野球コンベンション

[ 野球 ]

 14日にプロ野球コンベンションが行われ、MVP・新人王・ベストナインが発表されました。パのMVPはファイターズの小笠原選手。アジア一チームで打撃二冠ですから、ぶっちぎりでの選出かと思いきや、一位票はホークスの斉藤和投手のほうが上だったとの事でちょっと驚きました。セリーグはドラゴンズの福留選手。こちらにも打撃二冠のウッズ選手がいたわけですが、守備の貢献も加味されたのでしょうか。まあ、今年のドラゴンズは、主力選手を中心にチーム全体的な強さで優勝した感じですから、選ぶのは難しかったのかもしれませんが・・・。

 新人王はパがファイターズの八木投手でセがカープの梵選手でした。レギュラーシーズン12勝に加え、プレーオフ・日本シリーズで1勝ずつ、さらに勝ち星はつかなかったものの延長10回無安打無失点もあっただけに、ぶっちぎりと言ってもいいでしょう。セは他にドラゴンズの佐藤充投手やベイスターズの吉村選手もいて難しいところでした。それぞれ評価されている所が違うだけに、MVP同様に、誰が選ばれても・・・という感じでしょうか。
 ベストナインのほうはマリーンズでは里崎選手がチームで唯一の選出。ゴールデングラブとあわせて「二冠」となりました。優勝した年に何も取れなくて、4位の今年に、というのは珍しいものでしょう。最大の要因は城島選手の大リーグ移籍ですが、同時に橋本選手の不振も重要な原因かと思っています。
 それにしても、投票結果を見るとかなり奇妙な票があります。たとえば、一塁手で獲得した小笠原選手ですが、三塁手でも25票で2位です。そちらに投票した人は、今季の小笠原選手は一塁手より三塁手での活躍が大きかった、と評価しているのでしょうか。他にもほとんど左翼手での出場だったライオンズの和田選手にDHで票を入れる人もいるなど、オールスターファン投票ほどではないとはいえ、奇妙な票が気になりました。

嫌われる努力?

 帰りの電車に乗っていたら、すぐ近くから「今電車の中だから」という女性の声が聞こえてきました。よくある「電車に乗っている最中に携帯がかかってきた」というやつです。普通ならここで会話が終わるはずです。ところが、それからもその女性は不快そうに話し続けています。そしてしばらくして「どうせ○○さんのほうが好きなんでしょ」と言って強引に切ったのですが、即座にまた着信音が鳴っていました。
 どうやら、恋愛がらみで嫌われた男が執拗にかけてきている感じです。それにしても、普通の電話ですらそんなのは迷惑だというのに、電車の中なわけです。電話を受ける方の迷惑も倍増するでしょう。これでは頼むから心から嫌ってくれ、と言っているようなものです。
 まあ、本人が分かっていないだけで、誰から見てもどう考えても最悪の事をやっている、というのは意外にある話です。そう考えると、その「彼」の事をうかつに嗤えないのかもしれませんが・・・。

2006年11月13日

2006/11/13の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

2006年11月12日

アジアシリーズ決勝、ファイターズが接戦を制して優勝

[ 野球 ]

 アジアシリーズ決勝はファイターズ対台湾のベアーズに。昨年に続いて、観戦に行きました。ちょっと早めに東京ドームについたら、ちょうど球場前のステージで両チームのマスコット・チアガールによるパフォーマンス合戦をやっていました。
 ベアーズのチアガールはかなり露出度の高い衣装で演じていました。ドーム内ならともかく、日も落ちて寒い風の吹く中です。本拠地の高雄は年間の最低気温が15度だそうですから、日頃は体験しえない寒さなわけです。そんな中でも、その衣装で普段と変わらない表情で踊っているのですから、凄いものだと思いました。
 その後は、ファイターズのチアガールによる「YMCA踊り方講座」などがありました。札幌ドームではよくやっている事もあり、リーダーの人が「札幌の人はご存じとは思いますが・・・。今日、札幌からいらした人はいますか?」と声をかけると、何カ所かから手が挙がっていました。

 さて、試合のほうはダルビッシュ投手と許文雄投手が登板。許文雄投手は一昨日のファイターズ戦では、逆転された直後の9回を投げ、2安打はされたものの、無失点に抑えています。
 試合は投手戦に。特にダルビッシュ投手の出来はすごく、初回を三者連続三振で抑えるなど、五者連続三振。3回まで7奪三振で無走者に抑えます。一方の許文雄投手も2回に稲田選手に二塁打を打たれるものの、後は抑えます。また、3回には先頭の紺田選手が失策で出塁しますが、続く金子選手が送れず、先制できず。3回まで両チームあわせて1安打という展開になります。
 4回表、ベアーズ先頭の黄龍義選手が安打して、チーム初出塁。さらに犠打と四球で1死1・2塁とします。しかし、ここでダルビッシュ投手は元メジャーの陳金峰選手、さらには五番の石志偉選手を連続三振に打ち取り、先制を許しません。
 ファイターズは5回に稲田選手がチーム2本目の安打を放ち、さらに中堅手が球をこぼすのを見て果敢に二塁を狙い、ヘッドスライディングでセーフに、1死2塁の得点機を作りますがここも無得点。さらに続く6回にも先頭の金子選手が安打し、森本選手が犠打で1死2塁に。続く田中賢選手は長打性の当たりを放ちますが、左翼の曾豪駒選手がこれを好捕。さらに小笠原選手敬遠の後、稲葉選手が打ち取られ、ここも先制できません。
 ダルビッシュ投手は7回に振り逃げで三人目の走者を出しますが、続く陳金峰選手を投ゴロ併殺に打ち取り、7回までベアーズ打線を1安打に抑えます。
 その裏、ベアーズは6回まで3安打2四球無失点の許文雄投手からフィオレ投手へ継投。先頭の木元選手は三塁ゴロに打ち取られますが、これが失策を呼んで出塁。続く本日2安打の稲田選手がきっちり送って、1死2塁とします。するとフィオレ投手が暴投で、木元選手は三塁に。この試合、両チームを通じて初めて走者が三塁に進みます。この好機に鶴岡選手は右前に詰まったフライを。右翼手がダイビングしますが、惜しくも届かずに適時打となり、ついにファイターズが先制します。
 続く8回にダルビッシュ投手は先頭打者に四球を出したところで降板。こうなるとファイターズは投手・捕手とも「必勝リレー」で武田久投手と中嶋捕手が登場。武田久投手は1安打をされたものの、後は抑えます。
 そして9回はマイケル中村投手が登板。1番からの好打順でしたが、簡単に2死を取ります。そして一昨日は頭部死球を当てている林智勝選手も内野フライに打ち取り試合終了。これでファイターズがアジア一となりました。観客数は2万8千5百人ほど。昨年に比べれば少なかったですが、これは本拠地から東京ドームへの距離の差でしょう。札幌で行っていたら4万人は入っていたのではないでしょうか。
 試合そのものも緊迫した投手戦で楽しめました。さらに、マスコットが双方熊という事もあり、ファイターズのBBが、ベアーズの応援団席に「乱入」し、ファンの来ている背中に「熊」と書かれた法被を着せてもらい、それをファイターズファンに見せる、という場面もありました。また、五回のグランド整備の時には、札幌名物の「ボールボーイ、さらには整備員も加わってのYMCA」もありました。また、整備員の二人が、整備道具を置いて、側転をするというパフォーマンスもあり、大変楽しめた試合でした。

 セギノール選手を欠いているとはいえ、2試合で3点しか取れなかったのですから、ベアーズ投手陣はかなりの実力と言えるでしょう。また、適時打性の当たりを取った曾豪駒選手のように守備にも素晴らしいプレーがありました。一方で、台湾では猛打で鳴らしているらしいベアーズ打線をほぼ完璧に抑えたダルビッシュ投手の好投は大きかったと言えるでしょう。それが評価され、ダルビッシュ投手がアジアシリーズのMVPとなっています。
 何度か書いているように、ファイターズは三番目に好きな球団です。したがって、そのアジア一を生で見れた事は昨年ほどではないとはいえ、かなり嬉しいことでした。ファンの方には心よりお祝い申し上げます。それにしても、今年は最初に行った球場が札幌ドームで、最後に見たのがこの試合と、ファイターズで始まり、ファイターズで終わった一年でした。もちろん、その両端を除けば、マリーンズ戦ばかり見ていたわけですが・・・。
 これで2005年度のプロ野球も終了。今年はWBCがあった事でより長い一年でした。来年からはこれまでより野球に費やせる時間は短くなりそうな感じですが、可能な限り時間を作って楽しみたいものです。

マリーンズファンフェスト2006

[ 野球 ]

 今年のファン感謝デーは、朝10時から午後3時までという長丁場でした。朝起きた時にちょっと体調が冴えず、夜にアジアシリーズ決勝もあることから、途中から参加する事にしました。
 今回は「紅白戦」と題して、選手を二チームに分けての対抗戦形式でイベントを行っていました。午前中は主力選手によるクイズ大会などがあったそうです。
 私の着いた時は、ちょうど「投手による本塁打競争」が始まるところでした。昨年の交流戦で高打率を挙げた小林宏之投手や、高校時代に打者としても鳴らした柳田投手などが参加しましたが、いずれも本塁打は出ませんでした。

 続いて今度は野手による球速競争がありました。出場は辻捕手・塀内選手・青野選手・南選手でした。それぞれ肩には自信がある選手なだけに、120km後半から130km台を出していましたが、その中で136kmを出した南選手が優勝しました。さすがに強肩として名高いだけの事はあります。打撃のほうでも途中移籍にも関わらず、終盤では二軍で四番を打ったりもしていました。来期は活躍の機会が増えるかもしれません。
 なお、白組の青野選手と南選手は、同じチームの清水直行投手の指示があったのか、タオルをまわしながらマウンドに登場していました。また、紅組辻捕手はバク転・バク宙をしながら登場し、喝采を浴びていました。するとそれに対抗して、白組から柳田投手が登場。その巨体に似合わない身軽さで、華麗なバク転・バク宙を披露し、身体能力の高さを見せていました。
 続くは野手による本塁打競争。里崎選手・竹原選手・大松選手・細谷選手という面々でしたが、チーム本塁打数首位タイの里崎選手を含め、一本も出ませんでした。なお、途中から西岡選手が打撃投手をやったりしていました。
 「紅白戦」の結果は紅組の勝利との事で、白組には「罰ゲーム」という事で、諸積現コーチの「遺産」である、「雨中ヘッドスライディング」が課せられました。その大役(?)を担ったのは柳田投手で、最後に水をまいたシートにヘッドスライディングしたのですが、勢い余ってシートの外に出ていました。本人の談話は「気持ちよかった」でした。
 というわけで、後半だけ見た分には、柳田投手ばかりが目立った「紅白戦」でした。
 その後、グランド開放があったので参加しました。フェンスにぶつかったり、人工芝にダイビング(?)したりしてみました。その硬さに改めて、守備をする選手の凄さというのを実感しました。特にフィールドウイングシートの仕切りに軽くヘッドバット(?)をしたのですが、それでもそこそこ痛みがありました。改めて、ここに頭から全力で突っ込んだ合併球団の平野恵選手のすごさと、その結果ほぼ1シーズン棒に振る羽目になった事が実感できました。
 毎年、内容がかなり変わるだけに、来年は何が行われるのか、今から楽しみです。

自線への乗り換え表示?

[ 野球 ]

 京葉線の東京駅で乗り換えをしました。案内表示があり、絵で乗り換え対象の路線を表示しています。描かれているのは新幹線・夜行列車・東海道線・総武快速横須賀線・山手線・京浜東北線・中央線です。
 ところが、この絵のほう、更新のほうがされていません。おかげで、横須賀線は113系で、京浜東北線は103系です。いずれも、かなり昔に、その路線から引退しています。
 しかも、京浜東北線として描かれている「全体が青く塗られている電車」ですが、これが現在の首都圏で走っているのは京葉線のみです。まあ、今まで乗っていたわけですから、間違える人はいないと思いますが、その絵を見る限り、「京葉線から京葉線に乗り換えるには」と表示しているようなものです。
 まあ、文字の変更ならともかく、図の更新までなかなか気がまわらないのでしょう。とはいえ、日本を代表する(?)乗り換えが面倒な京葉線東京駅なだけに、細かいところにも気を遣ってほしいものだと思いました。

アジアシリーズ、台湾のベアーズが決勝進出

[ 野球 ]

 アジアシリーズ三日目。既に決勝進出を決めているファイターズは中国選抜と対戦。先発は金村投手と張力投手が先発。初回に稲葉選手の適時打などであっさり2点を先制したファイターズは、2回にはボークで、3回には高橋選手の2ランで追加点を挙げ、早くも5対0とします。
 一方、金村投手は本来の出来ではありませんでしたが、3回に1死1・2塁から右前打を打たれたものの、稲葉選手の好返球で本塁で走者をアウトにするという好守もあり、得点を許しません。
 この調子なら早々とコールドかとも思いましたが、ファイターズは早い回に小笠原選手と稲葉選手を下げます。そして、中国の継投陣の好投もあり、6対0のまま試合は終盤に入ります。

 ファイターズは6回から伊藤投手・トーマス投手・江尻投手・岡島投手と、本シリーズ未登板の投手を次々と投入。主力を下げてあえてコールドを避けたような事もあったかもしれません。最後に登板した岡島選手がソロを打たれたものの、他は無難に抑え、6対1でファイターズが勝っています。観客数は1万2千3百人ほどでした。

 夜は、決勝進出をかけて台湾のベアーズと韓国のサムスン=ライオンズが対戦。昨年の韓国-台湾戦が面白かった事と、決勝のチケットを買いに行った時、この試合のフィールドシートが空いていた事もあり、こちらを観戦に行きました。
 空席の関係で韓国側に座って観戦。こちらは同じチームなので昨年と同じ応援でした。一方、台湾のほうはチームが違うこともあり、応援風景も色々と異なります。昨年印象に残った中国太鼓の派手な音はありませんでした。その代わりに、日本のライオンズ応援団が好機の時にやる、いわゆる「真弓おどり」をやったりしていました。また、守備の時にはチアスティックで「K」のマークを作るファンや、主砲の陳金峰選手が登場すると、その背番号の「52」をかたどったフレーム(?)を上げて応援するファンなどもいました。
 あと、ともにチアガールがいて色々と踊っていたのですが、ともに途中での「お色直し」がありました。また、サムスン=ライオンズはラッキーセブンでチェッカーズの「ジュリアにハートブレーク」を流していました。さらに続いて「キューティーハニー」も流していましたが、こちらは韓国語になっていました。
 試合のほうは、ベアーズが呉偲佑投手でサムスン=ライオンズが前タイガースのブラウン投手が先発でした。1回表に先頭打者が安打し、さらに2四球で2死満塁としますが、ここは呉投手が抑え、サムスン=ライオンズは先制機を逃します。その後は両先発が3回まで抑えます。
 しかし4回、1死から金翰秀選手が二塁打で出塁すると、続く梁埈赫選手が2ランを放ち、サムスン=ライオンズが先制します。しかしその裏、ここまで1安打のみだったブラウン選手が先頭打者に安打されると、続く林智勝選手が二塁打を放ち、無死2・3塁の好機を作って主砲の陳金峰選手が登場。ここで勝負に行きましたが、陳選手は詰まりながらも中前に落とし、二者がかえって、即座にベアーズが追いつきます。
 サムスン=ライオンズは5回2死から四球を出した時点でブラウン投手を降板。まあ、昨年も先発しても内容の善し悪しに関わらず早い降板が多かったので、これには驚きませんでした。そして二番手の林昌勇投手が登板しますが、5回は抑えたものの、6回1死から先ほど同点の足がかりとなる二塁打を放った林智勝選手が、打った瞬間に分かる、左翼席上にある広告の上を直撃する本塁打を放ち、勝ち越します。
 ベアーズは6回途中から継投に入り、7回まで抑え、1点リードでむかえた8回にモレル投手を起用します。そのモレル投手は簡単に二死を取ったものの、そこから連続四球を出します。昨日も連続四球から逆転を許しましたが、今日は続く金在傑選手に初球を打たせて打ち取ります。
 その裏、サムスン=ライオンズは負けている局面ながら、呉昇桓投手を投入。さらに前の攻撃で代走を二人出した関係で大幅にオーダーを入れ替えます。そして何と、指名打者を解除し、次の回が9番からであるにも関わらず、呉投手を4番に入れます。それに驚いたのか、日本人の球審がうまく交代を伝達できずに試合が止まる、という国際試合ならでは(?)のアクシデントがありました。
 投球まで待たされた呉投手は先頭打者にファウルで粘られますが、結局三振に。続く二人も打ち取り、アジア新である47セーブを挙げた貫禄を見せます。なお、呉投手が登板した時、三塁側のファンから、ハングル加え、「難攻不落」と漢字まで書かれた横断幕がかかげられていました。
 そして9回、1死から1番の朴漢伊選手が、この試合3本目となる安打で出塁します。しかし、内野ゴロで二塁まで進んだものの、3番の朴鎮萬の緩いゴロをモレル投手が好捕して一塁に送って試合終了。ベアーズが決勝進出を決めました。観客数は6千4百人ほどでした。
 サムスン=ライオンズは6回が終わった所で四番打者が怪我なのか急遽交代するなど、不運もあったようです。一方、ベアーズは昨日は負けたものの、接戦での強さが目立ちました。
 明日の決勝、先発投手の出来次第という事もありますが、再び接戦になるかもしれません。
 昨年はマリーンズ戦のみ3試合観戦したのですが、いずれも中盤で優位に立ち、決勝の終盤はちょっとヒヤヒヤしたものの、基本的には安心して観戦していました。それに対し、今日は別にどちらを応援しているわけではないものの、勝てば明日の決勝、負ければ終了、という状況もあり、両チームの選手およびファンの勝利への意欲がよく伝わってくる試合でした。また、終了後の監督インタビューで、ベアーズの洪監督の返答を、通訳の人が中国語で話し、監督にたしなめられる、という一幕もありました。通訳氏も相当嬉しかったのでしょう。
 なお、初めての観戦となったフィールドシートですが、ファウルボールが飛び込んだのは一度だけ。また、フェンス際にボールが来ることもなく、当然ながら選手が近くに来ることもありませんでした。しかしながら、左前打を放った時は、ボールが弾んで人工芝が波打つ所が見れました。また、ベアーズの石志偉選手がライナーを好捕した時は、グラブの中にボールが入ったさまも見れるなど、フィールドシートならではの臨場感を味わうこともできました。
 マリンをはじめ、日本の公式戦ではなかなか席を取ることができませんですが、ぜひまたここで観戦したいものです。

2006年11月10日

分かってはいるけれど・・・

 職場の近くに、昼はミルクスタンドで夜は立ち飲み屋、という店があります。色々と興味深い作りをしていたので、興味はありましたが、いつも前を通り過ぎるだけですが。今朝もその前を通ったら、「ミルクソフトクリーム100円」という張り紙がしてありました。
 私はソフトクリームが好きで、かつては阪急三番街でビッグソフトクリームなどを食べていました。しかし、年をとるたびに甘い物の許容量が減少し、最近では標準サイズを一つ食べるのにも苦労するほどです。しかしながら、「ミルクソフトクリーム」という、牛乳に自信のありそうな名前と、100円という値段が気になり、一度は通り過ぎたものの引き返して注文しました。
 一口食べたところ、期待にたがわぬ牛乳の味が口の中に広がりました。その美味さには正直感心しました。しかし、年による甘い物の許容量低下は相変わらずで、最初の数口を過ぎると味を感じなってしまい、後は何とか食べきったという感じでした。
 まあ、最初の一口だけで100円の価値は十分あったので、自分の選択には後悔していませんが・・・。

アジアシリーズ第2戦、ファイターズ、決勝進出

[ 野球 ]

 アジアシリーズ二日目。昼のサムスン=ライオンズと中国選抜の試合は田炳浩投手と郭有華投手が先発。3回までは0対0でしたが、4回に先制したサムスン=ライオンズが5回には一挙10点を挙げ、13対1で6回コールド勝ち。昨年はコールドのなかった中国選抜ですが、今年は2試合連続コールド負けとなっています。
 夜のベアーズ対ファイターズはレイボーン投手と武田勝投手が先発。昨年は7月にカープに入団し、初登板で優勝したタイガース打線を抑えるなどして3勝を挙げています。今年は台湾で16勝を挙げたとのこと。
 そのレイボーン投手が好投し、ファイターズ打線を抑えます。一方の武田勝投手も4回までベアーズ打線を2安打に抑えますが、5回に先頭の曾豪駒選手が本塁打を放ち、ベアーズが先制します。

 その後もレイボーン投手は好投を続け、7回までファイターズ打線を2安打1死球で0点に抑えます。しかし8回表、ファイターズは先頭の田中幸選手に代えて稲田選手が登場し、内野安打で出塁。さらに「ピンチバンター」で登場した紺田選手が犠打を決めます。
 ここでベアーズはレイボーン投手に代え、元タイガースのモレル投手を起用します。しかし、金子選手さらには森本選手がいずれも追い込まれた後に四球を選んで満塁に。続く田中賢選手の緩い一塁ゴロを一塁手がバックホームするも、稲田選手の足が早く同点に。そして続く小笠原選手が左翼に犠飛を放ち、ファイターズが1安打で2点を取って逆転しました。
 8回は武田久投手が三人で抑えます。そして9回はマイケル中村投手が登板。いきなり先頭打者のヘルメットにぶつけますが、アジアシリーズは危険球規定がないようで、そのまま続投。ここで打席には元メジャーの四番・陳金鋒選手が。一発出れば逆転サヨナラという局面でしたが内野フライに打ち取り、さらに後続も抑え、ファイターズが2対1で辛勝。一試合を残しての決勝進出を決めています。観客数は1万1千人ほどでした。
 ここまでの国別の成績は昨年と全く同じ。明日はサムスン=ライオンズとベアーズが決勝進出をかけて戦う試合があります。果たしてどうなるのでしょうか。

2006年11月09日

アジアシリーズ初戦、ファイターズ快勝

[ 野球 ]

 今日から東京ドームでアジアシリーズが開幕しました。開幕戦となった台湾のベアーズ対中国選抜は5回に一挙9点を挙げたベアーズが12対2で8回コールドと快調な滑り出しを見せました。元タイガースのモレル投手も登板していました。
 夜はサムスン=ライオンズ対ファイターズ戦が行われました。先発は任洞珪投手と八木投手で、序盤は投手戦となります。4回に稲葉選手のチーム2本目の安打がソロ本塁打となり、ファイターズが先制。しかしその裏、ここまで無安打投球の八木投手でしたが、失策で二塁に出た走者が内野ゴロで進んだ後に犠飛で同点と、無安打のまま1点を返されます。そしてこの回で八木投手は肩に違和感があり、1安打1失点自責点0ながら降板となりました。

 そのまま同点で迎えた6回表、サムスン=ライオンズはここまで3安打1失点の任洞珪から、姜永植投手に継投しますがこれが裏目に。先頭の森本選手が二塁打を放つと、犠打と四球で1・3塁に。ここで先ほど先制弾の稲葉選手が、今度は詰まりながら1・2塁間を抜き、ファイターズが勝ち越します。さらに三番手の権五俊から田中幸選手が押し出し四球を選び、さらに鶴岡選手の適時打が出るなど、この回一挙4点を勝ち越します。
 投げては八木投手の緊急降板にも関わらず、2番手の押本投手が2回を無安打に抑えるなど、自慢の中継ぎ陣がシーズン同様に活躍。そして9回には小笠原選手のこの試合3本目の二塁打がダメ押しの2点適時打となり、7対1の大差になります。この適時打が出たとき、TVの画面では「生涯fighters」という横断幕を写していました。その裏はマイケル中村投手がいきなり無死1・2塁としますが、そこから三人で抑え、そのままファイターズが勝っています。
 というわけで、昨年のマリーンズに続く日本勢の連覇に好スタートが切れた感じでした。一方、サムスン=ライオンズは3安打に抑えられるなど、打線に不安がありそうな感じです。観客数は1万5千1百人ほどでした。

明日からアジアシリーズ

[ 野球 ]

 明日から、今年のプロ野球を締めくくるアジアシリーズが始まります。対戦順は昨年と同じで、日本代表のファイターズは緒戦が韓国のサムスン=ライオンズ、2戦目が台湾のラニュー=ベアーズ、3戦目が中国選抜となり、上位2チームが最終日に決勝を行います。
 下馬評では日韓が有利のようです。ただ、ファイターズは新庄選手の引退に加え、セギノール選手がパスポートの問題で不参加と、フルメンバーではありません。もっとも、サムスン=ライオンズも昨年の決勝に先発し、WBCでも登板したペ=ヨンス投手が離脱しているとの事なので、やはり万全ではないようです。
 そのような戦力ダウンがあるとなると、昨年は3位に終わった台湾代表にも好機が生じるのかもしれません。どのような展開になるか楽しみです。なお、明日のファイターズ対サムスン=ライオンズ戦では八木投手が先発とのこと。そうなると、台湾戦が金村投手で、中国戦は武田勝投手か若手で、決勝がダルビッシュ投手といったローテーションかと思われます。

 福岡で行われた日米野球最終戦はラッキー投手と和田投手が先発。4回にソロ2本で全日本が先発し、和田投手は4回まで無走者投球。しかし、5回に城島選手の適時打で全米が1点を返し、6回には2番手の永川投手が2点を失って逆転されます。全日本は8回の2死1・3塁は逃しますが、9回に大村選手の適時打で追いつき、延長に入ります。
 そして迎えた10回表、2死無走者から福浦選手が安打で出塁。続く里崎選手が長打を放ちます。福岡ドームで1塁に福浦選手を置いて里崎選手が長打、というと、昨年のプレーオフ最終戦のようです。しかし、里崎選手の打球はフィールドシートに入ってしまい、エンタイトル二塁打に。既に本塁に帰っていた福浦選手は三塁に戻されます。そして続く村田選手が打ち取られ、勝ち越しできません。
 そしてその裏、4番手の小倉投手が先頭打者に安打された後、レイエス選手にサヨナラ2ランを打たれて試合終了。観客数は2万7千7百人ほどでした。結局、このシリーズは全米の5勝0敗に終わりました。
 さんざん書いているように、首位チームの選手に出るな、と言っているような日程をはじめ、問題がありすぎました。まあ、このような「ただ選手を集めただけの日米野球」はこれを最後にしてほしいものです。

 ところで、昨日ですが、合併球団の谷選手と読売の若手二人による交換トレードが発表されました。推定年俸2億8千万円の谷選手に対し、若手二人はあわせて1千万円にも満たないとか。いろいろな意味で両球団らしさを感じるトレードです1997年に清原選手を、2004年に小久保選手とローズ選手を穫り、2006年は李選手で2007年は谷選手なわけです。さらにFA宣言をした小笠原選手を狙っているというわけで、パ6球団の主軸クラスを満遍なく獲得しようとしているわけです。こうなると、来年はイーグルスからフェルナンデス選手あたりを穫ろうとするのでしょうか。相変らずもの凄い球団です。
 できれば、小笠原選手にはファイターズに残ってもらい、その「野望」を阻止してもらいたいものですが・・・。

 あと、ゴールデングラブ賞が発表になっています。昨年、内野独占などで5人を輩出したマリーンズですが、連続受賞は今江選手のみ。一方で里崎選手が初受賞を達成しています。一方、ファイターズからは引退する新庄選手を含め5人が選出され、外野を独占しました。また、米球界入りする松坂投手も選ばれています。セリーグも優勝したドラゴンズから4人が選出。三塁はこれまた米球界入りする岩村選手が選ばれています。

2006年11月08日

日米野球、井川投手、走者は出すもの6回2失点

[ 野球 ]

 「真剣勝負」が三タテに終わり、消化試合に突入した日米野球。今日は中継は見れませんでした。
 大阪ドームで行われた第4戦は井川投手とヤング投手が先発。タイガースのユニフォームでは最後の登板かもしれない井川投手は6回を5安打6四球1被本塁打という内容でしたが、2失点に抑えました。しかし、2対2で迎えた8回、前の回は三人で抑えた福盛投手がハワード選手に勝ち越しソロを打たれた後、制球を乱して4四球。この回に5点を失い、そのまま7対2で全米が勝っています。観客数は3万4千人ほどでした。

2006年11月06日

2006/11/6の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

FAいろいろ

[ 野球 ]

 FA宣言が有力視されていたカープの黒田投手が残留を表明しました。今世紀に入ってからのカープにおける、FA選手および外国人選手の流出状況を見るとやや意外でしたが、嬉しいことです。残留に向けて熱心に応援したファンの声というのも大きかったのでしょうか。ぜひとも、来年のプレーオフ進出にむけて頑張ってもらいたいものです。
 また、マリーンズのサブロー選手・イーグルスの礒部選手も残留となりました。礒部選手は2年前の経緯があるだけに残留とは思っていました。サブロー選手はブログで微妙な表現でFAの事を書いていたのでちょっと心配でしたが、無事決まってホッとしています。
 これで、今年のFA戦線は、ファイターズの小笠原選手の注目度ががぜん上がりました。いろいろあるのでしょうが、できれば残留してほしいものです。
 とまあ、球団を問わず残留を喜んだりしているわけですが、別に私はFA移籍否定論者ではありません。小久保選手がFAによって本来の場所に戻るというのは喜ばしいことです。また、日高選手や塩崎選手も、うまく移籍先が決まって活躍してほしいものだと思っています。

2006年11月05日

最後のパ東西対抗と日米野球決着

[ 野球 ]

 昼に草薙球場でパリーグ東西対抗がありました。今年で最後との事です。ネット上での意見を見ると、継続を主張される方が多いようですが、私としては終了に賛成しています。昨年も書きましたが、現場としては、「ここで怪我人を出しては・・・」という考えが強いわけです。実際、今日も4日後からのアジアシリーズを控えたファイターズの金子選手が、初回の守備の際に森本選手とぶつかって打席に立たずに交代するという場面がありました。
 ただでさえ、気温の下がり出す時期に、慣れない地方球場での試合というのは、出場選手にとっては大変でしょう。少なくとも、アジアシリーズができた今、この時期に試合をやる必要は最早ないのでは、と思います。
 パリーグのイベントを行う事には意義があると思いますので、試合という形式でなく、「リーグとしてのファン感謝デー」みたいな形にして行えばいいのでは、と思っています。
 終了した理由はいろいろあると思うのですが、今回に限っては建前の定番である「使命をを果たした」という言葉がぴったりなのでは、と思いました。

 試合のほうはダルビッシュ投手と寺原投手の先発で、初回に西軍が冒頭に書いた守備での接触などもあって3点を先制します。しかし、小笠原選手のソロで1点を返した後、退場した金子選手に代わって急遽出場した塀内選手の2点適時打で東軍が同点に。そして4回に二番手の和田投手から、東軍が森本選手のソロで勝ち越し、稲葉選手の適時打、そして今江選手の3ランで一挙に5点を勝ち越します。これで今江選手はこの試合のMVPとなりました。
 その後、東軍はマリーンズの加藤投手の好投もあって西軍を抑え、9回に小野投手が柴原選手に本塁打を打たれたものの後続は抑え、東軍が勝っています。
 それにしても、来週のアジアシリーズを控えている小笠原選手をはじめ、少なからぬ選手が夜の日米野球とのかけもち。バレンタイン監督もブログで書いていましたが、この日程設定はいかがなものかと思いました。

 夜に行われた日米野球第3戦はベダート投手と小林宏之投手が先発。先攻の全日本が、初回に青木選手の先頭打者本塁打で先制します。一方、小林宏投手は低めの変化球が決まり、4回まで全米を無走者に抑え、毎回の6三振を奪います。一方のペダート投手も5回表まで青木選手のソロ1安打に抑える投手戦になります。
 しかし5回裏、小林宏投手は先頭のハワード選手に初の走者となる二塁打を打たれると、1死後にマウアー選手に逆転2ランを喫し、さらに連打で1点を追加されます。
 直後の6回表に全日本も梵選手の内野安打を足がかりに、小笠原選手の犠飛と村田選手の適時打ですかさず追いつきます。しかし小林宏投手はその裏、1死1塁から右前に安打され、三塁を狙った走者に送球が当たってしまい一気に生還され即座に勝ち越されます。そして続くジョーンズ選手にも2ランを打たれ、結局6失点KOとなってしまいました。
 ところで、全米チームでは選手選抜はされていないものの、元マリーンズで現メッツのフリオ=フランコ選手がチームに帯同して一塁ベースコーチを務めています。試合前にそのフランコ選手とこの試合のゲスト解説の小宮山投手・小林宏投手の三人で食事をした際、フランコ選手に「生涯最高の投球を」と小林宏投手はハッパをかけられたとか。4回までは確かに最高に近い投球だっただけに残念な結果となってしまいました。
 全日本も7回表に梵選手の適時打で2点差に迫りますが、その裏、昨日に続いて登板の読売・久保投手が昨日に続いて被弾するなど4失点し、試合は一方的に。8回には永川投手もソロを打たれ、11対4で全米が勝利。3連勝で早くもシリーズ勝ち越しを決めました。観客数は3万2千人ほどでした。
 というわけで、「日米の真剣勝負」は3試合であっさり「決着」がつきました。今日は、4回までの小林宏投手の好投があっただけに、過去2試合よりは敗戦を悔しがる事ができた試合でした。何でも、日本でやる日米野球は今回が最後とか。今後、どういう形になるのか分かりませんが、いずれにせよ、アナウンサーが何度も「真剣勝負」と連呼しなければならないような「日米決戦」はこれを最後にしてもらいたいものです。

2006/11/5の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2006年11月04日

携帯の損益分岐点

 3月末に新規契約したばかりの携帯を紛失してしまいました。購入10ヶ月未満の「買い増し」は非常に高くつくのを知っていたので、ドコモショップに解約の相談をしに行きました。すると、「紛失の場合は、10ヶ月以上の料金で買い増しができる。新規の場合、事務手数料のみならず、いちねん割引の解約手数料もかかる」と言われました。
 そこで、試算を依頼したところ、9千8百円以上の携帯を買うなら、ドコモショップで買い増しの手続きをしたほうがいい、と言われました。
 最新機種へのこだわりもない上に、携帯番号を知らせている人はさほど多くなく、番号が変える事による不利益もありません。そこで、当初の予定通り、9千8百円以下の携帯を新規購入することにしました。

 昨日、秋葉原に行った際に調べたところ、902iなら3千円程度で買える、との事でした。7ヶ月前に買った時は、安くて2万8千円くらいだった機種です。毎度の事とはいえ、携帯の値下がりというのはすごいものです。
 とりあえず、どの902iにするかを考えてから出直そうと思い、帰宅して調べました。そして今日、千葉に買い物に行ったところ、ちょっとのぞいた小面積の携帯専門店で、昨日の調査の結果「本命」にしいていた機種が、無料で売られて(?)いました。もちろん、無料にするためにはいくつかの条件があるのですが、その条件も、7ヶ月前に秋葉原のヨドバシで前の機種を3千円で買ったときより面倒でありません。
 これ以上安くなるわけがないので、即座に購入を決定。購入の際に色々な「携帯販売の裏技」を知ることもできました。
 先日なくした機種は、機能はもちろん、他の様々な点で不満だらけだったので、今回の買い換えは様々な意味で「成功」でした。もっとも、携帯のみならず、秋に入ってから少なからず重要な落とし物をしています。それ自体は非常によろしくない事なので、この「成功」を喜ぶわけにはいかないのですが・・・

三つの試合をTV見物

[ 野球 ]

 昼下がりに帰宅し、TVをつけたら神宮球場創建80周年記念試合のスワローズ対東京六大学選抜が行われていました。夜に日米野球に出場する青木選手も、六大学OBという事もあるためか出場していました。きちんとしたメンバーは分からないのですが、スワローズは他にも一軍選手が何人か出ていたようです。
 見始めた時はちょうど6回裏に六大学選抜が同点に追いついた所でしたが、直後の7回表に守備の乱れもあってスワローズが勝ち越し。そのまま逃げ切りました。なお、古田監督の代打出場もありました。観客数は2万3千人ほどでした。
 ファームの練習試合では、よく対アマチュア戦があるようですが、一軍チームがアマ選抜と試合をする、という企画はかなり珍しいのではないでしょうか。アマにとってもプロ若手にとっても励みになるように思われますので、今後も様々な形で行ってほしいものです。

 続いて見たのはマスターズリーグの開幕戦・大阪ロマンズ対東京ドリームス戦でした。先発は山田久志投手と江夏投手だったそうですが、TVをつけた時はすでに両投手とも降板していました。東京ドリームスの選手には、元タイガースの中野佐資選手や鮎川義文選手がいました。鮎川選手はタイガースからマリーンズに移籍していますから分からなくもないですが、中野選手は現在は故郷の栃木に住んでいるとはいえ、タイガース一筋の選手だっただけに違和感がありました。
 その中野選手は、打っては適時打を放ち、守ってもテキサス安打になりそうな当たりを一回転して好捕するなど、好守に活躍し、お立ち台に上がっていました。
 なお、外野席の応援団は基本的に大阪ロマンズの攻撃時のみ応援歌を演奏しますが、両選手の打席では応援歌の演奏がありました。
 なお、東京ドリームスは今年から元マリーンズの初芝選手が加入し、さっそく出場していました。これまでマスターズリーグは年に数試合TVで見るだけでしたが、今年は初芝選手を見に東京ドームにでも行こうか、という気分になりました。
 ところで、この大会は今年からソフトバンクが冠スポンサーになっています。したがって、たびごとにその名前が出てくるのですが、その名を聞いた時、「元ホークスの選手でも出てくるのか?」と一瞬思ってしまいました。

 夜は日米野球の第2戦。全日本の先発は読売の西村投手。防御率3.5はまあまあとはいえ、5勝7敗で先発ローテを維持したわけでもない投手をここで先発させる、というのは「全日本」としていかがなものなのでしょうか。そしてその西村投手はハワード選手に2打席連続本塁打を喫し、自らも悪送球で得点を失うなど、3回途中で7点を失ってKOされました。
 全日本も2回に失策を足がかりに藤本選手と大村選手の連続適時打、3回には里崎選手が左翼席にライナーで飛び込む2ランを放つなど反撃します。
 一方、投手陣のほうは、3回の1死2・3塁で登板した小倉投手が井口選手に2点適時打を打たれ、三番手の三井投手もいきなり連続でストレートの四球を出すなどありましたが、四番手の福盛投手とあわせ、3回途中から7回までを、その三投手でその井口選手の安打のみに抑えます。
 そして7回裏には大村選手の四球と青木選手の二塁打で無死2・3塁とし、犠飛と内野ゴロで2点を返して1点差に迫ります。
 ところが、直後の8回に登板した読売の久保投手が代わりはなにオーバーベイ選手にソロ本塁打を喫して突き放され、そのまま8対6で全米が連勝しました。
 繰り返しのようになりますが、2位球団で二桁勝った涌井投手が昨日の負けている局面での二番手で、今日の先発が読売の西村投手、というのは不可解です。まあ、諸事情というのがあるのでしょうが、これでは「真剣勝負」などと宣伝しても誰もそう思いません。観客数は3万9千人ほどでした。
 ところで、今日のTV朝日の中継は、昨日の日テレのようにアナウンサーがうざくはなかったのですが、文字による選手紹介にかなりひどい間違いがありました。こちらのほうも「真剣勝負」でないゆえなのでしょうか。

2006/11/4の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2006年11月03日

日米野球開幕

[ 野球 ]

 辞退者続出の日米野球が開幕しました。G+の中継を見ていたのですが、事あるごとにアナウンサー氏が「真剣勝負です」を連呼するのには呆れました。最後のほうでは、「こんな真剣味のある日米野球は初めてです」とまで言っていました。という事は、一昨年をはじめ、過去に行われた日米野球は手抜き試合だったのでしょうか・・・。
 ちなみに、日本選抜のメンバーでAクラス球団からの出場は、スタメンでフル出場したファイターズの小笠原選手・スワローズの青木選手と、7回から登板して2イニングを投げたライオンズの涌井投手のみ。それ以外の出場者は、全てパ・セのBクラス6球団の選手でした。ちなみに、セリーグ優勝のドラゴンズからは高代コーチのみの出場です。また、個人タイトル獲得者で見ても、半分も出ていません。
 この陣容で、「日本プロ野球を代表するチーム」と言うのには無理がありすぎるでしょう。おかげで、よりアナウンサー氏の「真剣勝負」「緊張感」なる言葉が空しく響きました。

 試合のほうは2回に全米が先制し、続く3回にダイ選手の2ランで追加点。一方、3回まで無走者に抑えられていた全日本は4回に高須選手のチーム初安打を足がかりに小笠原選手の適時打で1点を返し、さらに7回にも小笠原選手の二塁打を足がかりに犠飛で1点を返しますが、チームとしては4安打に抑えられます。一方の全米チームは10安打2四球で3点ですから、こちらは拙攻といったところでしょうか。そして最後はネイサン投手が抑え、3対2で全米が勝っています。観客数は4万2千3百人ほどでした。
 ちなみに鳴り物入り応援は禁止だったらしく、やや妙な雰囲気でした。特に、福浦選手が打席に立っているのに、コールも曲もない、というのは普段見慣れている選手なだけに違和感がかなりありました。
 その一方で、試合中にウェーブが発生し、球場を二周していました。何でも褒めるアナウンサー氏は「ファンも盛り上がっています」などと言っていましたが、解説の上原投手は、「これはちょっと・・・」と言っていました。何か、規制するのを間違えているようにも思えました。

魔法の砂

 夜遅く電車に乗ったら、床に「酔っぱらいの記念品」がぶちまけられていました。しばらくすると駅員さんが片付けに来たのですが、持っているのはワックス入れみたいなバケツと箒・ちり取りでした。
 あの粘度のたかい物体を箒とちり取りで片付けられるのか?そしてそれをバケツに入れるのか?などと不思議に思いました。すると、駅員さんはバケツの中から茶色い砂のようなものを出し、「物体」にかけ始めました。その後、箒を使うと、あの粘度の高かった物体が、土塊みたいな感じでちり取りに片付けられていました。
 その手早さには、華麗さみたいなものを感じたほどでした。世の中には便利な砂もあるものだ、と感心させられました。これまで車内で「酔っぱらいの記念品」を見かけた時は、極めて不快な気分になっていたものですが、今日は違いました。もっとも、だからと言って、再度このような光景を見たいとは思いませんが・・・。