2008年10月31日

手書きの航空券

[ 交通 ]

 福岡からの帰りにスカイマークに乗りました。ここは、とにかく経費削減主義の会社で、飛行中の飲物サービスがありません。しかし、飛行中に寝ていてもあれがくると目が覚めてしまう体質(?)の身としては、それがないため、到着まで熟睡できるここは自分向きだと思っており、乗れるときはここを選ぶようにしています。
 大手二社はICカードが進んでおり、ネットでチケットを取れば、手荷物預け場に行ってICカードをかざせば搭乗手続きは完了します。しかし、ここは経費節減主義のためか、昔ながらで一度紙の券を発行してもらう必要があります。

 したがって、カウンターに行ったところ、いきなり「システム調整のため、手書きの券になります」と言われました。どうやら発券システムが落っこちたようです。そして、係員さんは、不測の事態の割りには手慣れた動作で、私のクレジットカードと一覧表を照合し、手書きの航空券を発行してくれました。私が飛行機に乗り始めた頃は、既にコンピュータ発券が普通でしたので、生まれて初めてとなる手書きの航空券となりました。
 一応、コンピュータシステムに関わる仕事をしている身としては、もう少しシステムに対する予算を増やして、落ちにくくしてほしいものだ、とは思いました。とはいえ、このように高度にシステム化された時代に、手書きの券で飛行機に乗る、というのは貴重な体験だとも思いました。
 スカイマークの本年度決算は、障害による欠航多発と、燃料費高騰により赤字だとの事です。色々と大変だとは思いますが、当面は手書きの航空券で我慢するので、いつか成功し、大手二社を上回るシステムを構築して欲しいものです。
 なお、羽田で手荷物を受け取るとき、大手二社がセルフサービスにしている「荷物番号の照合」をスカイマークは係員がやっていました。可能性が低いとはいえ、リスクが高い荷物照合にはきちんと人手を割くという姿勢には好感を持てました。これについては、システム化が進歩しても、継続してほしいものだと思いました。

2008年10月30日

広島を通り過ぎる

 出張で広島に行きました。といっても、空港からバスで新幹線口に直行し、バス停から歩いて数分の所で仕事をし、駅構内でお好み焼きを食べた後に新幹線で福岡へ移動した、という行程ですから、広島の空の下を歩いたのは10分程度でした。
 観光ではなく、仕事で行っているわけだから仕方がありません。とはいえ、ここまで「地元らしさ」を感じる事のない出張も珍しいと思いました。唯一、「広島ならでは」と感じたのは、お好み焼きを食べた時に食卓にあったのが「カープソース」だった事だけでした。
 せめて、目的地が駅の反対側だったら、駅前にある広島電鉄の路面電車を見ることにより、「広島らしさ」を感じることができたのでしょうが・・・。
 出張と観光は別、と割り切ってはいます。とはいえ、さすがにこれだけ「らしさ」がないと空しいものがあります。「そのうち、機会を作って旅行で広島に行きたい」と思ってしまったほどでした。

2008年10月28日

WBC、原監督に

 3月から行なわれるWBCの監督が、読売の原監督に決まりました。一応、「日本シリーズを制覇した監督」が基本線で、埼玉の渡辺監督が早々と辞退を表明したために、日本シリーズの結果を待たずに原監督に、という流れになったようです。
 まあ、それまでの「意味不明の理由で星野氏」よりはマシな選考課程だと思います。とはいえ、今ひとつすっきりしないのも事実です。
 本来なら、選考時点で日本一の可能性がある球団にきちんと話をつけておくべきだったでしょう。渡辺監督の意向を聞いて「はい、そうですか」というのも変な話だと思いました。意向を聞いた時点で、埼玉球団や渡辺監督と別途話し合いを行なってでも、「日本シリーズ優勝チームの監督がWBC監督」という制度にしておくべきだったのではないでしょうか。

 率直に言って、原監督の技量というのは何とも評価ができません。2002年の日本一の時もそうでしたが、他球団の主軸を次々と引き抜いて構成された球団の勝利には「強さ」よりも「その戦力構成の異常さ」を強く感じました。今年の、「他球団で実績のある外国人選手三人を引き抜く」「それを含めた、引き抜いた三人によるクリーンアップ」についても同様です。
 監督としての技量の評価は、読売でない球団で采配をふるった後でないとくだせないと思っています。
 とはいえ、ダルビッシュ投手を敗戦処理で使ったり、本業と異なる守備位置を守らせるような「星野采配」ほどひどい事はしないとは思います。ただ、第1回大会のような、「不調の福留選手をスタメンから外し、勝負所で代打に起用したら本塁打」みたいな采配までは期待できそうにありません。
 まあ、「最悪の人選」にはならなかったことを喜ぶべきなのでしょう。どのような選手が選ばれるか分かりませんが、日本チームには頑張ってほしいものです。

2008年10月27日

成田山に行く

 休みを利用して成田山に行きました。
 当日思い立ち、市の観光サイトをちょっと見ただけと、下調べはほとんどしませんでした。その報い(?)が着いてさっそく現れました。京成成田駅で降りたのですが、成田山を示す看板が見あたらず、どうやって行けばいいのか分からなくなったのです。
 結論だけ言うと、「駅を出てすぐ右折し、餃子の王将の所を左に進み、赤い橋を渡ってしばらくすると参道に合流」が最短経路でした。しかし、後で確認しても、そのような案内表示は一切ありませんでした。駅前の地図を頼りに歩き始めたのですが、一瞬、正反対の方向に進みかけたほどでした。結局、最短経路を使うのと比べ、10分くらい余計にかかりました。

 さて、寺に至るまでの参道では、鰻・川魚を扱う店が目立ちました。成田で鰻を穫ったり養殖しているなどと聞いたことはないですし、有名な川もありません。不思議に思って帰宅後に調べたところ、かつては、印旛沼で鰻などが獲れたから、との事でした。
 他にも、煎餅や漬け物などの店が並び、また、古い建物も多く、なかなか興味深い道でした。
 成田山では、「菊花大会」が行なわれており、色々と珍しい菊を見ることができました。ちょうど会期の半ばだったのですが、一部にはまだ蕾のものもありました。このあたりは、会期末くらいが見どころなのでしょうか。
 当日、急に思いついて行くことにしたのですが、なかなか楽しめました。考えてみれば、千葉に住んで10年以上たちますが、これまで千葉の名所と言える所に行ったのは、仕事で行った鴨川シーワールドだけでした。これを機に、もう少し県内の観光もしてみようか、などとも思いました。

2008年10月26日

点滅がうながすもの

 横断歩道で信号待ちしている時、ふと目の前にある歩行者用信号機について気になりました。この機械、10数年ほど前、一部に「待ち時間表示機能」がついたり、数年前にそれまでの緑地・赤地から、黒地で歩行者の画像のみに色が付くという変更はされていますが、基本的な機能は何も変わっていません。
 特に気になるのは、普通の信号で「黄色」の役割をしている「点滅」についてです。本来は、「そろそろ赤になるから注意せよ」を意味しているはずです。しかし、私を含め、少なからぬ人は、あれを見ると本能的に走り出してしまいます。したがって、「注意」の役割を果たしていません。

 その理由の一つに、「点滅」という表示方法があるのでは、とふと思ったのです。
 同じ「注意」を命じていても、「黄色になる」と「青が点滅する」では意味合いが違うように思えます。前者は「青でなくなる」であるのに対し、後者は「青が目立って表示される」になります。それゆえ、その点滅を見ると走り出す人が多いのでは、と思ったのでした。
 考えてみれば、「電子的に画像を表示する」という技術は、毎年のように進歩しています。にも関わらず、歩行者用信号が、抜本的には変わっていない、というのは変な話です。
 たとえば、点滅させるのをやめ、代りに「青」の部分を黄色くし、画像も「歩くのをやめる歩行者」にできないものでしょうか。そうすれば、点滅を見た途端に走り出す人も少しは減るのでは、などと待ち時間の間に色々考えてしまいました。

2008年10月25日

年に一人死者が出る部活

 一昨日、私の出身大学で死亡事故が発生したそうです。亡くなった学生さんは応援団吹奏楽部に所属しており、平日の昼間から相撲部と一緒に酒を飲み、開始後30分程度で飲み過ぎて倒れ、そのまま22時まで放置されたとのことです。その時点で異常に気付いた人がいたものの、既に時遅く、20歳でこの世を去ったとの事でした。
 対して、大学の広報課は、やけに迅速に一気飲みなどの強要はなかったという発表をしています。
 一年前、同じ応援団のリーダー部(現在は解散)で、いじめ自殺事件が発生した時、ここの広報課は、当初、ロクに調べもせずにいじめはなかったという談話を発表しました。そして、後で、陰湿ないじめの証拠ビデオの存在が発覚し、大恥をかいたわけです。普通なら、一年前にそのような失態があった以上、「原因は調査中」とでも発表するべきでしょう。また「新証拠」がバレたら、どうするつもりなのか、興味深いところです。

 あと、別に強要はなく、勝手に致死量を飲んだ、という事になっていますが、これについても疑問が残ります。私自身、学生時代から今に至るまで、1~2年に一度の割合で無茶飲みして、ぶっ倒れた経験を持ち続けています。しかしながら、自分の意思で飲んで、30分程度で死に至る程の量を飲むとは考えにくいものがあります。仮に最初の乾杯からいきなりそんな量を飲んだとしたら、あまりの異常さに周囲の誰かが止めるでしょう。
 ついでに言うと、本来は授業が行なわれている平日の昼間に、大学から予算が出ている団体が飲み会を開催する事自体、本来は非常識だと思うのですが、広報課はそれについてはどのような見解なのでしょうか。
 以前にも書きましたが、この吹奏楽部とは、在学中、同じ場所で活動をしていました。毎回、その異常なまでに形式張った「出席取り」に呆れつつ、周囲の人の事を何も考えない大音量に閉口させられたものでした。そして、それだけ音で迷惑をかけているにも関わらず、その事を自覚していない神経には、心底呆れたものでした。
 もちろん、それは17年ほど前の話なので、その後、この団体がどのような形で続いていたのかは分かりません。ただ、その記憶や、昨年発生した同じ応援団での「いじめ自殺事件」などから考えると、やはりこの集団には根本的な所で、異常な「伝統」が継承されていたのでは、と思ってしまいます。
 もちろん、原因が究明されるまではかなりの時間と労力がかかります。ただ、いくらなんでも二年連続で一つの団体から死者が出る、というのは異常すぎます。
 歪んだ「伝統」を徹底的に改めるためにも、これを機に応援団解散は当然として、相撲部を初めとする体育会のあり方も含めて抜本的に見直してほしいものだ、と一卒業生として切に思いました。

2008年10月24日

「燃える男」の演出

 昨日から再び話題になっている星野仙一氏は現役時代に「燃える男」と言われていました。なんでも、この呼称を守るため、当時の星野仙一投手は、限界が来てコーチに交代を要請しておきながら、いざ交代が告げられると、あたかも不当な扱いを受けたかのように、ベンチで「怒り」を表現していたそうです。
 そして、後でその事を咎められると、「私は燃える男といわれとるんです。どんな状況でも弱気なとこは見せられんのです」と答えたそうです。そんなら最初から、限界が来ないような体力をつければ、と思うのですが、氏はそのような野球の練習より、演技力の練習を優先していたようです。
 「卵が先か、鶏が先か」ではありませんが、このような逸話を知ると、「燃える男」の呼称が、投球によってついたのか、演出によってついたのか、分からなくなってしまいます。

 今回の騒動を見たとき、その逸話を思い出しました。通算で13年と長年監督をやり続けた割りには、優勝3回で日本一はゼロです。にも関わらず、「闘将」などの異名を持ち、なぜか「名監督」みたいに報道されていました。
 そして、五輪ではいつの間にか「日本代表監督」となり、テレビ・新聞には「星野ジャパン」なる言葉が氾濫しました。何でも、「氏の友人」がその言葉を商標登録しようとしたそうです。
 ただ、残念ながら、代表監督としての星野氏は「闘将」になることができませんでした。勝ち越す事すらできなかった上に、帰国後は責任転嫁と言い訳に終始しました。にも関わらず、WBC監督にも色気を見せ、「若者に夢を持たせるためにもやりたい。批判する人は時が止まった人」などと、自分の功名心を一般論に置換える(?)ような詭弁を言ったりしていました。
 そして、WBCアジア予選を主催している読売新聞社の会長氏による、強い推薦もあったようです。その結果、代表監督としての実績がないにも関わらず、「他に国際大会を経験している監督経験者がいない」などという訳の分からない理由で、「WBC監督確実」となりつつありました。
 このあたりの経緯を見ていた時は、「監督としての能力でなく、読売の会長への根回しによって決められる人事」に強い不快感を覚えました。同時に、虚像でしかない「闘将」の技量に期待するような報道を見て、現役時代に行なった「『燃える男』の虚像」から何も進歩がないな、などと思いました。

 とりあえず、今回の宣言でさすがに「星野WBC監督」がなくなったので、一安心してはいます。もっとも、これはあくまでも「やっと最低限まともな状態」になっただけの話です。しかも、本来は、五輪の結果が出た時点で決まるべき事でした。
 既に出遅れてしまったわけですが、ここから何とか巻き返してほしいののです。そして、3月にはまた「日本最強チーム」の活躍を楽しみたいものです。

2008年10月23日

大掃除

 我が家では、世間より1ヶ月半ほど前倒しで、今の時期に大掃除をやります。単に定例行事との兼ね合いであり、深い意味はありません。おかげでこの時期の休日も1~2日潰れます。ただ、年末よりも暖かいだけあって、雑巾を絞っても手がかじかんだりしません。そして何より、「これで年末に大掃除をしなくていいんだ」と思うと、何とか乗り切れます(とか言いつつ、作業の9割以上は相方がやっているのですが・・・)。
 いずれにせよ、家がきれいになるのはいいことです。その様子を見ると、「一年中、これだけ片付いていればいいよな」と毎年思います。しかし、結局、そこから大規模な掃除をすることがなく、次の10月を迎えてしまいます。
 気の持ち方をかえたほうがいい、と思う反面、「でも掃除で休日をつぶすのは、年に数日だけで十分」とも思ってしまいます。前者のほうが理想的なのは分かっていますが、なかなかそのような気分にはなれません。難しいものです。

埼玉、日本シリーズ進出

 所沢で行なわれたCS第二ステージ5試合目は涌井投手とグリン投手が先発。埼玉が大勝した1試合目と同じ顔合わせになりました。
 グリン投手は初回は併殺もあって三人で抑えたものの、2回に後藤選手の本塁打で先制されます。さらに3回は2死無走者から安打と四球で走者をため、適時打で追加点を奪われると連続四球で押し出して降板。代わった藤井投手も適時打され、昨日に続いて序盤で5対0となってしまいました。

 一方、前回は大量援護を貰いながらピリッとしなかった涌井投手ですが、今日は完璧な投球で、北海道打線に出塁を許しません。7回2死から久々スタメンとなった稲葉選手に安打され、完全試合は途切れたものの、その後も北海道打線を抑え込みます。
 そして終盤にダメ押しして9対0と大差に。涌井投手は結局3安打無四球完封という内容でした。観客数は2万1千7百人ほどでした。
 これでパリーグは3年連続でリーグ1位の球団が日本シリーズに進出する事になりました。2連勝した時は北海道に流れが来たかと思いましたが、両外国人投手の不振が最後まで響いた形になりました。結果論だけ言えば、「なぜ初戦にダルビッシュ投手を起用しなかったのか」とか「第一ステージで好投した藤井投手を先発にしなかったのか」とかになるのでしょう。ただ、それは調整の状態や相性を考えた上に首脳陣が決断したことであり、結果的に埼玉の打線が上回った、というだけの事だと思います。

 一方、セリーグの第二ステージも開幕しました。東京ドームで行なわれた読売-ドラゴンズはグライシンガー投手と山本昌投手が先発。初回にドラゴンズがソロ2本でリードするも、読売が追いついて3対3で終盤を迎えます。
 そして9回表に読売はクルーン投手を起用しますが、2死1塁から和田選手が安打すると、続く中村紀選手が勝ち越し適時打を放ちます。そしてその裏は岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが勝っています。観客数は4万4千人ほどでした。

2008年10月21日

2008/10/21の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

CS第二ステージ、埼玉が日本シリーズ進出まであと1勝

 所沢で行なわれたCS第二ステージ4試合目は石井一久投手とスウィーニー投手が先発。今日も北海道は鶴岡選手がスタメンマスクで二番に。また、四番には高橋選手が上がりました。一方、埼玉も中村選手が公式戦でも2003年以来なかった四番に入っています。
 1回表、先頭の森本選手が四球を選ぶと、犠打の後、田中選手も四球を選びます。しかし、そこから連続三振に打ち取られ、先制機を逸します。

 するとその裏、先頭の片岡選手が安打の後すかさず盗塁を決め、さらに犠打で三塁に。ここでここ2試合不振だった中島選手が適時打を放ち、埼玉が今日は先制します。さらに安打で1・2塁とすると、石井義選手の2点適時二塁打が出て、さらに大島選手も詰まりながら左前に落とし、一挙4点を挙げます。
 さらに2回には3連打で1点を追加。3回には無死1塁から遊ゴロを放ちながら送球ミスで併殺失敗した後、2死後に細川選手が2ランと、ミスにつけ込む攻撃もあって3回までに7対0とほぼ試合を決めました。
 一方、立ち上がりこそ制球が不安定だった石井一投手ですが、中盤に入ってから調子を上げ、4回には三者連続三振に打ち取るなど、中盤は走者を許しません。
 しかし6回、2死1・2塁から森本選手が適時打を放ち、失策もあって一塁走者が生還。さらに続く鶴岡選手にも適時打が出て3点を挙げ、4点差に迫ります。
 しかしその裏、2死無走者から登板した宮西選手が連打で追加点を奪われ、8回にも赤田選手のソロでダメ押しされます。そして9回にグラマン投手がソロ一本を打たれたものの、後は抑えて、9対4で埼玉が勝ちました。観客数は1万8千7百人ほどでした。
 これで埼玉は日本シリーズ進出まであと1勝としてます。2004年からのプレーオフ・CSで、先に「あと1勝」としたチームが、その後に負けても、最終的には全て日本シリーズ進出を決めています。そう考えると、埼玉が圧倒的有利と言えるでしょう。
 しかも明日の先発は、前の試合で大量失点KOされたグリン投手です。北海道としては、何とか序盤だけでも抑えてもらい、後は継投陣総動員で、なんとか勝って最終戦のダルビッシュ投手につなぎたい所でしょうが、果たしてどうなるのでしょうか。

エクスプレス予約

[ 交通 ]

 出張で豊橋に行きました。豊橋から東京へ行く新幹線は、2時間に一本だけ新横浜まで止まらない「ひかり」があり、後は「こだま」です。「ひかり」なら1時間27分で東京まで着きますが、「こだま」だと2時間10分かかります。
 何とかギリギリで「ひかり」に間に合う時間に駅に着き、改札を通りました。すると、隣の改札で、エラー音が聞こえました。IC読み取り機に財布を当てた人が、「しまった、予約し忘れていたか」などと言ってます。
 駅員さんは「6分前までなら」などとマニュアルトークをしていますが、すでにホームからは「黄色い線の内側に・・・」などという放送が流れています。

 自分がホームに行くのが最優先なので、顛末までは見れませんでした。ただ、物理的に考えて、その人は乗れなかったと思われます。次の「こだま」の待ち時間も含めると、その人の東京到着は1時間遅くなってしまいました。
 これが名古屋や新大阪で「のぞみ」に乗るというなら、別に一本くらい逃しても、10分程度の無駄にしかなりません。
 そう考えると、この人の「悲劇」はある意味、エクスプレス予約と豊橋の組み合わせゆえ発生した、と言えるかも、などと思いました。
 もっとも、これは他人事ではありません。エクスプレス予約は手続きが面倒そうなので使いませんが、私も飛行機は完全にチケットレスで乗っています。同様の悲劇に自分が遭わないために、何らかの確認手段を自分の中で仕組み化せねば、と思った次第でした。

2008年10月20日

セCS第一ステージ、ドラゴンズが勝ち上がる

 大阪ドームで行なわれたタイガース対ドラゴンズは岩田投手と吉見投手が先発。ともに1・2回の先頭打者出塁を活かせず、試合は投手戦に。岩田投手は1安打1四球、吉見投手は4安打無四球でともに8回まで無失点に抑えます。
 そして迎えた9回表、タイガースは藤川投手を起用。ところが、先頭の立浪選手が安打し、犠打と暴投で2死3塁となり、打席にはウッズ選手が。藤川投手は全球直球で勝負しましたが、2-3からの六球目をウッズ選手が左翼席に叩き込みます。
 そしてその裏は岩瀬投手が三人で抑えて試合終了。ドラゴンズが2対0で勝ち、昨年に続いて第二ステージ進出を決めました。既に今季限りの辞任を表明していた岡田監督は、これが最後の試合となりました。観客数は3万3千人ほどでした。

 これでタイガースは今季終了となりました。シーズン中盤までの勢いからしては信じられませんが、まあ、今回は「五輪効果」があったため、仕方ないと言えるでしょう。
 来期から真弓監督になるわけで、現役時代からファンだった身としては期待したいところです。ただ、現在の体制を見ていると、一歩間違えると1990年代の再現になるのでは、と不安になる点も少なくありません。
 金での戦力争いでは読売には勝てないわけですから、別の所で強みを出す必要があるのでは、と思います。あと、その読売の会長にのみ絶賛される「シニアディレクター」は一日も早く何とかすべきなのでは、と思っています。
 一方のドラゴンズですが、相変らず安定した強さを感じました。ぜひとも第二ステージでは読売を倒し、三年連続の日本シリーズ出場を達成してほしいものです。

2008年10月19日

同期会

 中学時代の同期会がありました。私は、大学時代のサークルを除くと、学生時代の人とのつきあいはほとんどありません。当然、中学時代の友人とも縁はなく、年賀状交換をしていた一人を除けば、成人式を最後に会ったことも連絡を取ったこともありませんでした。
 そんな自分が同期会に出れたのは、ネットのおかげでした。一年半ほど前に、mixiの中学コミュニティに同期の一人がトピックを立ち上げたのがきっかけでした。
 とりとめのない思い出話が掲載され続けているうちに、参加者が増え、いろいろなきっかけが重なって、同期会の話が出た、という感じでした。

 そして、1ヶ月くらいの準備期間を経て、昨日開催されました。半年前、大学時代以来10数年ぶりに再会した人がいましたが、お互い、顔を見てもすぐには分からない、という経験がありました。それだけに、20年近く会っていない人なら、余計分からないだろう、と思っていました。
 ところが、何人かは、会った瞬間に誰だか分かりました。一方、私が誰だかすぐ分かった人も何人かいました。人間の変化について、いろいろ考えさせられました。
 その後も、色々と昔話や今の話に盛り上がりました。私のいた中学は、いわゆる荒れた学校でした。それについての先生方の苦労談も聞くことができました。当時は本当に大変だったと思いますが、今となってはいい想い出になっているようでした。それにしても、20数年前の事を、昨日の事のように話す先生方には感心させられました。
 自分にとっても、中学時代は楽しかった事ばかりではありませんでした。ただ、皆と会ったり話したりして、今となっては、全てがいい思い出になっている、という事に気付きました。

 ところで、私はちょっと体を動かすと、すぐにワイシャツがズボンから出る、というクセ(?)があります。昨日も仕事帰りだったので、ワイシャツを着ていたのですが、やはり動いているうちに、ズボンから出ていました。
 すると、それを見た友人に「中学時代と変わらない」と笑われました。自分では忘れていたのですが、どうやら、これはその頃からの「クセ」だったようです。そして、そんな事を覚えていた友人の記憶力にも感心させられました。
 というわけで、短い人で16年ぶり、長い人で23年ぶりとなる再会は、非常に楽しいものでした。またぜひやりたいものだ、と思いました。

CS第二ステージ、北海道が連勝

 昨日は野球を見れなかったので二日分まとめて。
 土曜日に行なわれた埼玉-北海道は岸投手とダルビッシュ投手が先発。3回に森本選手の適時打で先制した北海道が、4回に金子誠選手の2ランなどで4点を追加し、前半で4点差とします。
 十分な援護を貰ったダルビッシュ投手は、前日二桁得点の埼玉打線を3安打3四球で三塁を踏ませずに完封しました。観客数は3万9百人ほどでした。

 そして迎えた3戦目は帆足投手と武田勝投手が先発。北海道は二番に鶴岡選手を入れてきました。
 2回に先頭の小谷野選手が二塁打し、内野ゴロで2死3塁となります。ここでボッツ選手の当たりは三塁ゴロになりますが、中村選手の送球がそれ、今日も北海道が先制します。
 さらに続く3回、先頭の金子誠選手が安打すると、犠打と安打で1・3塁に。ここで田中選手が高いバウンドの内野ゴロを放ち、追加点が入ります。さらに小谷野選手の安打の後、スレッジ選手にCS三発目となる3ランが出て、北海道がまたもや5対0とします。
 武田勝投手は4回まで無安打でしたが、5回に先頭の中村選手に安打されると、続く平尾選手にも連打され、さらに失策もあって無死1・3塁に。続く佐藤選手の当たりは三塁線を抜きそうでしたが、小谷野選手が好捕し、1点は入るも、長打は防ぎます。さらに赤田選手にも適時打が出ますが、結局2点にとどめました。
 北海道は6回から多田野投手を起用しますがこれが誤算。四死球で無死1・2塁として1死も取れずに降板します。続いては、シーズン後半より不振が続いた武田久投手が登板。しかし今日は内野ゴロと犠飛で1点は返されるも、それだけに食い止め、7回も三者凡退に打ち取り、流れを埼玉に渡しません。
 4回から7回まで無走者だった北海道打線ですが、8回には田中選手の適時三塁打で貴重な追加点を挙げ、さらに9回にはグラマン投手からスクイズでダメ押しします。
 その裏、マイケル中村投手がやや乱調で、1点を返され、なお2死1・2塁と一発同点の場面になりますが、片岡選手を三振に打ち取り試合終了。北海道が連勝で、アドバンテージも含めて2勝2敗としました。観客数は3万3千人ほどでした。
 埼玉打線は、武田勝投手の内角球にのけぞる場面が少なからずありました。これは、昨日のダルビッシュ投手が内角攻めをしていた影響とか。ある意味、ダルビッシュ投手で2勝したと言えるかもしれません。恐るべきエースの投球といえるでしょう。
 これでシリーズは残り3試合で2勝したほうが日本シリーズ進出と、全くの互角に。勢いは北海道にあるとは思いますが、明日一日休みが入るのが、埼玉には大きいかとも思います。果たしてどうなるか、楽しみです。

 セリーグのCS第一ステージも開幕し、土曜日に行なわれたタイガース-ドラゴンズは安藤投手と川上投手が先発。初回にウッズ選手の適時打でドラゴンズが先制すると、川上投手は走者を出しながらも好投。そして6回には森野選手の本塁打で追加点が入ります。
 結局、タイガース打線は6安打3四死球ながら、その走者が全て残塁して2対0でドラゴンズが完封リレーを達成。昨年からのCS連勝を6としています。観客数は3万3千8百人ほどでした。

 日曜に行なわれた2回戦は下柳投手とチェン投手が先発。チェン投手の立ち上がりを捕らえたタイガース打線が、金本選手の適時打で先制すると、鳥谷選手の3ランで初回に4点を挙げます。
 その後ドラゴンズも反撃して2点差となりますが、6回から登板の中田投手に対し、この回先頭の鳥谷選手が再び本塁打を放って突き放します。さらに、中田選手が二つの暴投を出してこの回3点を追加して試合を決め、7対3で勝っています。観客数は3万3千8百人ほどでした。

2008年10月18日

鼠バス

[ 交通 ]

 浦安市舞浜へ仕事に行きました。巨大遊園地と豪華ホテルだけが建ち並ぶ埋め立て地、というのは、巨大遊園地の意図しているのとは異なる意味で「別の世界」にいるような感じがしました。
 そして、走っているバスも、この地域のみでしか見れない形状をしています。正面から見れば普通なのですが、後ろから見ると、この地域を象徴する鼠の形をした窓があります。窓の下にあるランプまで、鼠の形状に配置しています。車体の下半分が銀の入った鼠色なのも、それと関連しているのでしょうか。

 ところでこのバス、側面も含めて、窓は全て外から中が見えぬように色が入っています。そのうえ、写真のような背面形状なので、失礼ながら護送車を連想してしまいます。まあ、これは私が昔から、あのキャラクター会社が嫌いなためなのでしょうが・・・。
 このバスが何台も域内を走り回る風景を見ていると、より一層「別の世界」感が強くなります。そういう事もあり、従業員送迎用として走っている普通のバスを見たときは、それだけで普通の世界に戻ったような安心感をおぼえました。
※写真をクリックすると、同じ窓で大きな画像が開きます。
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2008年10月17日

CS第二ステージ開幕、埼玉が大勝

 CS第二ステージ第1戦は大宮で開催。ポストーシーズン戦を本拠地と異なる球場で行なうのはかなり珍しいと思われます、なお、主催の埼玉が三塁側に座っていました。
 先発は涌井投手とグリン投手。埼玉はブラゼル選手とGG佐藤選手が、北海道は稲葉選手と金子誠選手が欠場。ブラゼル選手は直前に登録抹消されており、かなり悪いようです。
 試合のほうは、初回に埼玉が中島選手の本塁打で先制します。直後の2回表、北海道は無死1・2塁と早速反撃機を作りますが、犠打失敗などもあり、2死満塁にまでしたものの、得点できません。さらに3回も1死1塁を活かせず、3回までで5残塁という拙攻になります。

 するとその裏、埼玉は1死1塁から中島選手が2打席連続となる2ランを放つと、さらに長打三本でこの回合計5点を追加。なお続投するグリン投手を4回も打ち込み、後藤選手の3ランなどで4点を追加して序盤で10対0と大差をつけてしまいました。
 直後に北海道もスレッジ選手の本塁打で得点しますが焼け石に水。5回以降は継投陣が好投して追加点を許しませんが、打線は相変らず走者は出るものの拙攻の連続で残塁の山を築きます。
 9回に失策から得た好機にスレッジ選手が2点適時打を放つも、時既に遅く、10対3で埼玉が大勝。観客数は2万5百人ほどでした。北海道は10安打するも残塁は13を数えました。
 これで、優勝アドバンテージのある埼玉の「2勝0敗」に。埼玉はあと2勝で日本シリーズ出場であるのに対し、北海道は4勝する必要があります。
 最悪の形でシーズンを終えた埼玉ですが、10日の休みの間に、好調時の打棒が戻ったのでしょうか。
 明日の先発は岸投手とダルビッシュ投手。もしこれを埼玉が取れば、ほぼ決まりとも言えるでしょう。そのような状況の中、ダルビッシュ投手がどのような投球を見せるか、楽しみです。

WBC監督騒動

 「WBC日本代表に星野氏」という記事が出ました。まあ、読売の会長氏は五輪での惨敗当初から氏を絶賛していました。ましてや、代表チームの勝利を犠牲にしてまで、タイガースやドラゴンズの主力選手をつぶして、読売の優勝に協力したのです。会長氏の圧力が強まるのも無理はありません。
 さらに、今季成績のふるわなかった監督を集めて行なった「有識者会議」なるものも、読売の会長氏と密接な関係のある自民党の「審議会政治」とそっくりの手法です。ついでに言うと、初めから結論が出ているあたりも、思い切り「審議会」なわけですが・・・。

 私は、五輪監督に決まった時点で、「まあ、五輪で決勝に残れなければWBCの監督はないだろう」と期待し、実際に四位に終わった時点で一安心したものでした。今にして思えば、楽観しすぎていたわけで、その不明さを恥じるよりありません。
 唯一の救いは、正式決定が28日頃である、という事です。今回の報道も、五輪惨敗直後と同様、「観測気球」的な意味合いがあると思われます。あの時のように、世論が「星野WBC監督」に総スカン、という状態になれば、最悪の事態は免れるかもしれません。
 現状を見ると、それもかすかな希望でしかないわけです。しかしながら、来年三月の楽しみを始まる前から奪われるのも嫌なので、自分でも出来る限りの「反対行動」をしたいものだ、などと思っています。

 それにしても、この件に関するマスコミの報道には呆れるよりありません。特に「現役監督は難しい、という結論が出た。ならば、国際経験がある星野氏が有力になるのは自然の流れ」などという、論理性のかけらもない文章を読んだときは、その論理性の低さに、別の意味で感心させられました。
 書いている記者も仕事とはいえ、こんな文章を書いていて恥ずかしくないのだろうか、などとすら思ってしまいました。

2008年10月15日

喫茶店の椅子

 最近、昼休みを200円台のコーヒーが飲める喫茶店で過ごす事が増えました。そこで気になったのが、「座席の格差」です。壁際などには座り心地のいいソファ風の席が「最上席」で、他にクッションがあるもの、堅いもの、背もたれすらないもの、など様々な座り心地の席があります。
 ある店などは、数少ない「最上席」は常に満席で、そこにいた人が席をたつと、すぐ近くの「並席」に座っている人が移動してくる、などといったほどです。
 このような状況を見ると、座席ごとに値段を設定してもいいのでは、とも思えます。特に、他に空席がないために背もたれもな椅子に座ってコーヒーを飲みながら、「上席」でくつろいでいる人を見ると、その思いは強くなります。
 というわけで、最近は、空席状況だけが昼を過ごす喫茶店の選択基準となっています。

2008年10月14日

髪型と記憶

 テレビを見ていたら、頭が薄くなったため、バッサリとスキンヘッドにした人が出ていました。それをきっかけに髪型の話をしているうちに、私の髪型の話になりました。
 私はかつては普通の長さにしていました。しかし、クセが強く、寝起きにはよく頭が爆発して、整えるのに苦労していました。
 そんな中、自分の記憶では相方の助言がきっかけで、短髪にしたと認識していました。ところが、相方は、結婚する前から短髪だった、と言うのです。
 不思議に思いましたが、考えてみればもう10年前の話です。記憶が定かでなくなるのも仕方がないでしょう。
 ただ、自分では相方のおかげで髪型を整える苦労がなくなった、と感謝していました。それだけに、もし向こうの言うとおりだったら、本当に感謝すべき人にずっと不義理をしていたのだろうか、と少々複雑な気分になりました。

2008年10月13日

2008/10/12の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

2008年10月12日

ロス疑惑

 三浦和義さんが、ロサンゼルスの市警本部内にある留置所で亡くなった、というニュースを見ました。当局の発表によると、「Tシャツで首つり自殺をした」との事です。
 直前まで報じられた談話を見ていると、闘う気満々という感じで、かなりの不自然さをおぼえました。ましてや、ロサンゼルス市警といえば、かつて何人もの警官が無抵抗の市民に集団暴行を加えたという国際的に有名な事件を起こしたにも関わらず、それに関する裁判で都合良く編集したビデオを「証拠」とし、無罪を主張したという「前科」があります。

 にも関わらず、この事件に関する報道は、何も疑いなく「自殺」としています。そればかりか、サイパンから移送されている時に三浦さんが被っていた帽子を取り上げ、それが「軽い別れの挨拶を意味する言葉」であることから「自殺をほのめかしていた」などという記事を書いている始末です。
 論理性のかけらもないトンデモ記事としか言いようがありません。そんなものが自殺の証拠(?)なら、他人に「じゃあね」と言って別れた後に死体で発見された人は、全て自殺という事になってしまいます。
 既に日本の最高裁で三浦さんの無罪が確定している「元夫人殺人事件」などより、今回の「自殺」のほうがよほど疑わしい「ロス疑惑」だと思いました。
 なお、今回の「自殺」に際して、「ロス疑惑」の経緯を年表風にした記事がいくつか見受けられました。しかしながら、その中で、「一連の報道に対し、三浦さんが数百件の訴訟を起こし、八割方勝訴した」などという事は、一言も書かれていません。
 それを伏せる一方で、当時の憶測報道と同レベルの記事を相変らず垂れ流すところに、商業マスコミの無反省ぶりと進歩のなさを改めて感じさせられました。

北海道、完勝で第2ステージ進出

 大阪ドームで行なわれた、合併球団-北海道のCS第1ステージ第2戦は、小松投手と藤井投手が先発となりました。相手先発の右左が変わった事もあり、合併球団は昨日三安打の小瀬選手に代えて濱中選手を、また好守備を連発した大引選手に代えて一輝選手を起用しました。一方、北海道も、稲葉選手の怪我などもあり、昨日出番のなかった坪井選手とボッツ選手がスタメン入り、また、糸井選手が一番に上がりました。
 初回はともに三人で終わり、2回表も小松投手は簡単に二死を取ります。ところが、続く小谷野選手が中前に弾き返すと、坪井選手が右前に落ちる幸運な二塁打でつなぎます。

 続くボッツ選手は内角に落ちる球を続けて空振りし、解説の野田氏は、「これを続けれるべき」と言いました。しかし、合併球団バッテリーはこの球は投げず、追い込まれてからのボッツ選手の選球眼も良く、四球で満塁となります。
 そして、金子誠選手は平凡な内野フライに打ち取られますが、二塁に入った一輝選手が目測を誤ってしまい、二塁前のポテン安打みたいな形になり、その間に北海道が2点を先制します。
 援護を貰った藤井投手は、3回まで無走者で抑えます。しかし、4回にストレートの四球で先頭打者を出します。1死後にカブレラ選手の放った当たりは田中選手が好捕しますが、直後にローズ選手に適時打が出て、1点を返されます。
 しかし直後の5回表に、四球二つと安打で北海道が満塁の好機を作ります。ここで高橋選手の当たりは平凡な左飛でしたが、遊撃の後藤選手と左翼の濱中選手が交錯するような形になり、最後は後藤選手のグラブを弾く形になり、即座に北海道が突き放します。
 小松投手は6回の無死1・3塁を凌ぎ、この回で降板します。ところが続く7回、二番手の菊地原投手から先頭の田中選手が二塁打します。1死後に登板した岸田投手は2死を取ったものの、小谷野選手の適時打、さらには坪井選手の本日4安打目となる適時二塁打で2点を失います。そして四番手の川越投手がボッツ選手に右翼席に運ばれ、この回4点。繰り出す救援陣全てが長打を喫して失点する形になりました。これで試合はほぼ決まりました。
 藤井投手は7回に先頭のローズ選手を歩かせたところで降板しますが、6回0/3を3安打2四球無失点。二番手の建山投手も2回を1失点に抑えます。そして9回はマイケル中村投手が登板。いきなり連続四球を出しましたが、そこから後続を抑え、結局0点に抑え、北海道が7対2で大勝し、第2ステージ進出を決めました。
 観客数は2万6千7百人ほどで、昨日危惧(?)した通り、夜に神戸で行なわれたタイガースの消化試合を下回っていました。これが札幌で行なわれていたら、連日4万2千人で満員だったのでしょうが・・・。
 というわけで、北海道が圧勝で連勝しました。合併球団としては、今日入れ替えた一輝選手と濱中選手がいずれも致命的な守備のミスをし、一方で北海道は入れ替えた坪井選手とボッツ選手が活躍したわけです。ただ、これも監督による采配による差というよりは、結果的にそうなっただけ、という感じでした。
 考えてみれば、3位とはいえ、2位の合併球団との差は1.5ゲームしかなかったわけですし、過去2年の成績を見れば、北海道のほうが上なわけです。というわけで、今季の順位は下ながら、貫禄勝ちだったと言うべきかもしれません。
 来週から埼玉との第2ステージが始まります。埼玉が1勝分有利なわけですが、シーズン終盤の勢いは明らかに北海道のほうが上でした。さらに言うと、過去のプレーオフ・CSで第1ステージを連勝で勝ち上がった球団は、全て日本一になっています。というわけで、かなり期待しています。

 神戸で行なわれたタイガース-ドラゴンズは岩田投手とチェン投手が先発。ドラゴンズはCSへの調整を意識し、2回でチェン投手から川上投手へ、5回から山本昌投手へとつなぎます。
 その継投で5回まで無安打でしたが、6回に岩田投手がチーム初安打すると、3連打で満塁とし、3つの押し出しで逆転します。そして7回以降は、久々に救援陣が安定した投球をし、4対1でタイガースが最終戦を飾りました。観客数は3万1千1百人ほどでした。
 なお、盗塁数で福地選手を2差で追っていた赤星選手は4回に盗塁を決めるも、神宮で福地選手が盗塁して再び2差に。しかし7回に二盗を決めてさらに三盗を敢行。成功すれば並ぶところでしたが、惜しくも失敗し、タイトルはなりませんでした。
 なお、岡田監督が今朝辞任を発表しています。13ゲーム差を逆転された責任という事です。とりあえず、責任を取るなら、五輪監督をやって新井選手を故障させて失速の原因を作り、4位という惨敗であるにも関わらず読売の会長に絶賛された「シニアディレクター」だと思うのですが、どうやらこっちは留任するようです。球団側としては、まずそこを解任して、責任の所在をはっきりさせれば、慰留がしやすくなると思うのですが・・・。
 とりあえず、何とかCSを頑張って、最後の花道を飾ってほしいものです。

 神宮で行なわれた東京-横浜は高市投手と吉川投手が先発。東京が3点を先制しますが、6回に村田選手が46号同点3ランを放ち、試合を振り出しに戻すと同時に、単独本塁打王を決めました。
 さらにこの回、1死1塁として左の石川選手が打席にはいると、東京はあと1/3を抑えると防御率1位となる石川投手を起用。どこで起用するか注目していたのですが、このタイミングならバントの可能性が高いので、確実に1/3を抑えるには最善の場所と言えます。
 これが横浜の投手との防御率争いだったら、右の代打を送ったかもしれませんが、そのような事なく、予想どおりに犠打となり、石川投手はここで降板し、タイトルを決めました。
 そのまま3対3で迎えた8回裏、今季で引退を決めた小野選手が放った打球が左翼席へ。小野選手はプロ最後の打席を決勝本塁打で終える形となり、4対3で東京が勝っています。観客数は2万2千人ほどでした。

2008年10月11日

CS開幕、北海道が先勝

 今日から大阪ドームでパリーグのクライマックスシリーズ、合併球団-北海道戦が開幕しました。先発はダルビッシュ投手と近藤投手という顔合わせ。チーム勝ち頭である小松投手を、ダルビッシュ投手外す、という合併球団の作戦といえるでしょう。いかにダルビッシュ投手の評価が高いかという事でしょう。
 1回表に近藤投手が三人で抑えると、その裏、坂口選手がいきなりセーフティバントで出塁します。さらに1死後、カブレラ選手の打球がダルビッシュ投手の足を直撃する強襲安打となり、1死1・2塁と先制機を迎えます。しかしここはダルビッシュ投手が、ローズ選手と後藤選手を打ち取り、先制を許しません。

 すると直後の2回表、四番に起用されたスレッジ選手が右翼席にソロ本塁打を放ち、北海道が先制します。
 その裏、合併球団は先頭打者が安打するも、ライナー併殺に。4回にも先頭打者が安打するも、ここも併殺と、いずれも無死の走者を活かせません。
 一方、近藤投手は2回以外は走者を許さず、大引選手による再三の好守備もあり、5回まで2安打1失点とダルビッシュ投手と投げ合います。しかし6回に先頭の森本選手が四球を選ぶと、1死後にスレッジ選手が安打で1・3塁とします。
 続く高橋選手は、2-0と追い込まれるものの、続く三球目の捕手が外そうとした球が中に入り、適時打となって貴重な追加点を挙げます。さらに、小谷野選手が三塁強襲のような形での二塁打を放つと、鶴岡選手もあわや長打という犠飛を打ち、この回、一気に3点を追加します。
 ダルビッシュ投手は、その裏、さらには7回も安打を許しますが、いずれも0点に抑えます。しかし8回、この回先頭の坂口選手に二度目のセーフティバントを決められると、自らの悪送球で二塁に進ませ、さらに暴投で三塁に進めてしまいます。そして1死後にカブレラ選手に犠飛を打たれるも失点はそれだけ。9回も三人で抑え、9安打2四球ながら14奪三振で1失点完投。4対1で北海道が勝っています。
 北海道は、得点のなかった7イニングは全て三者凡退と、かなり効率のいい攻撃でした。また、前身のプレーオフから始まり、2004年から始まったこの制度で、三位のチームが初戦に勝ったのは初めてです。
 観客数は2万5千5百人ほどで、上の階などはかなり空席が目立ちました。入場券を得るのが困難な、千葉のCSに慣れているものとしては、かなり違和感のある客の入りでした。初めて進出したポストシーズン開幕戦がこの入りなわけですから、人気のほどが分かるとしたものです。明日は神戸でタイガースの消化試合が行なわれますが、どちらの動員が多くなるのか、興味深い物です。

2008年10月10日

裸の放送局

 NHKの視聴者コールセンターで、しばらく前にNHKが長時間流し続けた自民党のPR番組についての「抗議電話」に対し、正直に回答した責任者が処分されてしまったという事件がありました。
 このニュースを読んで思いだしたのは、童話「裸の王様」のオチでした。あの話では、王様が裸だ、と言った少年のその後については何も書かれていません。しかしながら、あの少年を放置する、という事は国家の威信に泥を塗った存在を放置するようなものです。放送局のコールセンター責任者などとは桁違いの「処分」を受けたと考えるのが普通でしょう。
 NHKはこの回答について、「不適切な発言」としています。しかしながら、私としては、「裸の王様」とセットにして後世に語り継ぎたいと思ったほどの「適切な発言」でした。

2008年10月08日

「らしさ」を感じた時

 高松に日帰り出張に行きました。普段とほぼ同じ時刻に家を出て、現地で四時間ほど仕事をし、帰宅したのは、残業した昨日よりちょっと早い時刻でした。
 移動も、空港から交通機関を乗り継いで仕事場に行き、帰りもその逆で、昼食に出た時も含め、高松市内をあるいた距離は50メートルあるかどうか、という感じでした。
 そんな中、昼食は讃岐うどんを食べに行きました。しかしながら、味・店の雰囲気をはじめ、いろいろな点で私の好みはありませんでした。帰りに空港で購入し、家で相方にゆでてもらったうどんのほうが美味しいと思ったほどでした。

 そのような状況の中、一番感じた「高松らしさ」は現場で働いている地元の人との会話でした。「~けん」など、相方の里帰りにつきあって松山に行っている時によく聞く言葉を聞いた時は、当然とはいえ、「ここは愛媛と陸続きなんだな」と思いました。
 あと、帰りに空港行きバスへの乗継ぎ待ちをしていたところ、これまた松山に行くとよく見る、松山へ行く伊予鉄の高速バスがやってきました。それを見たときは、懐かしさみたいなものを感じました。
 というわけで、高松に行ったというよりは、松山の隣接県に行った、という印象のほうが強かった日帰り出張でした。

パリーグレギュラーシーズン終了

 王監督最後の試合となった、東北-福岡戦が仙台で行なわれました。これが今季パリーグレギュラーシーズン最終となった試合は、ともに64勝76敗3分同士という「最下位決定戦」でした。こういう最終戦もかなり珍しいのではないでしょうか。
 試合のほうは田中投手と杉内投手の先発で投手戦に。ともに走者は出すものの、ともに二桁奪三振、という展開で0対0でともに「完封」します。
 延長に入り、福岡は10・11回と1死2塁としますが勝ち越せません。一方の東北も11回裏、馬原投手相手に1死2塁とし、勝負強い高須選手が代打で出るも内野ゴロに。続くフェルナンデス選手もいい当たりを放ちますが、右翼手の真っ正面となり、ついに12回に突入します。

 12回表に、福岡は死球と四球で1死1・2塁と、またもや得点圏に走者を進めます。しかし、ここで松中選手が初球を打つも、二塁ゴロ併殺となり得点できず。この時点で、王監督は最後の試合を白星で飾る事ができなくなりました。
 その裏、まだ引分けだったら福岡は5位だったのですが、前の回から続投の馬原投手が、先頭の草野選手に二塁打されると、続く山崎武選手の打球も左翼手の脇を破り、東北が1対0でサヨナラ勝ち。最終戦で5位になりました。一方、福岡はまさかの最下位となってしまっています。観客数は満員となる2万719人でした。

 試合終了後はまず、野村監督による王監督への花束贈呈がありました。満員のスタンドも、双方のファンが、王監督への感謝の横断幕やプラカードを掲げていました。当然とはいえ、改めて王監督の人気の高さを感じることができました。
 その後、野村監督および引退する小倉投手の挨拶がありました。東北の本拠地最終戦は毎年生中継で見ており、昨年の吉田豊彦コーチ・関川コーチ、一昨年の野村コーチと、三年連続でグランドでの引退会見を見たことになります。
 これでパリーグはレギュラーシーズンを全て終了。それにしても、福岡が最下位になるとは思いませんでした。最後は、4位と5位の間だけは差が開きましたが、ちょっとした流れ次第では、AクラスとBクラスが全て入れ替わっていてもおかしくないペナントレースだったと思います。このあたり、二年連続でAクラスとBクラスが同じで、しかもAクラス三球団の四番がいずれもBクラス三球団から来た選手、というセリーグとは対照的だと思いました。
 もちろん、これからCSさらには日本シリーズ、アジアシリーズが始まるわけですが、千葉を含めたBクラス三球団にとっては、既に来期に向けての戦いが始まっているわけです。それぞれ頑張って、来期はぜひとも挽回してほしいものです。

2008年10月07日

椅子購入の主題歌

 先日買いに行った椅子が無事届きました。色がこれまでと違うこともあって、部屋の雰囲気が少々変わったように感じました。
 それはともかく、新しい椅子を見たとき、B'zの「いつかのメリークリスマス」が自然と脳裏に流れてきました。別に今に始まったことではなく、椅子を買いにIKEAに行ったときも、同様の現象は起きていました。

 この曲は、クリスマスソングの中でもかなりの人気を誇ると聞いています。しかしながら、初めて聴いたとき、私の頭によぎったのは、「椅子を抱えて電車に乗るなんて、大変そうだな」という感想でした。幸せだった頃の「クリスマスプレゼントを渡した時の幸福感」を振り返る形の描写の良さで名曲となったのだと思いますが、自分としては、その「椅子を抱えて」部分ばかりが強く頭に残っています。そのため、椅子を買うと条件反射的に頭の中を流れるのでしょう。
 今回の椅子は丈夫さを主眼に購入したので、次に買うのはかなり先の事になると思いますし、そうでないと困ります。ただ、その時もやはり、頭の中にはこの曲が流れるだろうな、などと思いました。

2008年10月06日

宣伝垂れ幕

 電車に乗って外を見ていたら、大手歯磨き関連製品メーカーの本社ビルが目に入りました。壁面には数十メートルもある、大きな垂れ幕がかかっており、新商品を宣伝していました。
 それを見ているうちに、垂れ幕の裏が気になりました。ビルの端にかかっているので、各フロアの一番端の窓は、垂れ幕に塞がれてしまいます。そうなると、その窓の近くにいる人は、視界を塞がれてしまうわけです。
 私も仕事中、気分転換に外を見る事はよくやります。それを考えると、そのビルの端で仕事をしている人は、精神的に辛かろう、などと思ってしまいました。そんな事を考えていた事もあり、垂れ幕に何が書いてあったかは、すっかり忘れてしまいました。

2008年10月04日

裁判効果

 夕方に、サイトのアクセス数を見ると、既に昨日一日分を越えていました。別に何か派手なことを書いたわけでもないのに、と不思議に思っていたのですが、ふと「昼にあった、大相撲八百長報道裁判で、板井圭介氏が証言した」というニュースの事を思い出しました。
 当時の板井関は中学時代に大ファンでした。そのため、その頃の思い出などを、心に残る力士・板井圭介として書いた事がありました。

 これに対して、どこかのブログで参考記事として紹介されたり、ウィキペディアで板井氏を取り上げたページに記載した逸話が転載されたりするなど、それなりにアクセス数があります。
 で、ページ毎のアクセス数を調べたところ、板井氏のページに、その時点から夜までだけで、、150を越えるアクセスがあった事が分かりました。報道がネットに出たのは昼でしたから、それも含めれば、200は確実に越えているでしょう。それだけの、今回の板井氏の証言に興味を持って検索した人に、紹介文を読んでもらえたのは、現役時代のファンとしては嬉しいことでした。

シーズン最終戦を白星で締める

 今日で千葉は144試合目。CS出場がないため、12球団で一番早く、今季最終戦を迎えることになりました。
 その最終戦を観戦しに行きました。消化試合とはいえ、最終戦なだけあって人の出だしはかなりのものでした。17時に幕張本郷駅に行った時点で、かなりの行列ができており、直通バスは満員になったうえ、乗れない人がかなりいました。
 とはいえ、入りとしては、平日にしては多い、という程度。これが「CSをかけた試合」だったら、おそらくは満員に近かったのでしょうが・・・。

 試合のほうは、小野投手と片山投手が先発。今日は対左という事もあり、三番に福浦選手が入ったものの、後は右打者が並びました。
 初回に、先頭に起用された田中雅選手がいきなり安打しますが、進められずに先制できません。3回にも先頭の渡辺正選手が内野安打を放ちますが、ここも先制できませんでした。
 一方、小野投手は初回に詰まった当たりの内野安打を、4回には先頭の内村選手に、三塁線上に止まる絶妙のバント安打を喫しますが、走者はその二人だけ、外野に球を飛ばせません。
 しかし、続く5回、先頭の鉄平選手に安打され、犠打で進まれます。すると、今季初スタメンとなる平石選手に適時打されて1点を先制され、さらに四球と内野ゴロで2死2・3塁となった後、内村選手に2点適時打を喫し、3点を奪われてしまいます。
 しかしその裏、勝利投手を意識したのか、片山投手が制球を乱し、先頭の細谷選手に1-3から四球を出します。さらに、渡辺正選手と早川選手の安打で1死満塁とすると、福浦選手と里崎選手が連続で押し出し四球を選んで1点差とします。
 こうなると、流れは完全に変わり、続く竹原選手が左翼線に2点適時二塁打を放って逆転。続く堀選手も中前に2点適時打を放ち、一挙6点を挙げました。
 さらに続く6回には、代打で登場した神戸選手がバックスクリーンに2号ソロを放って突き放します。
 投げては6回から登板の伊藤投手が7回まで無安打に抑えると、8回は川崎投手も無安打に抑えます。そして、9回はシコースキー投手が登板。2死後に渡辺直選手に打たれた二遊間の当たりを根元選手が体制を崩しながら捕球してトスし、それを受けた早坂選手が一塁に送球します。惜しくも足が勝って内野安打になりましたが、なかなか魅せるプレーでした。そして最後は平石選手を抑えて試合終了。7対4で千葉が勝ち、最終戦を飾りました。観客数は2万3千4百人ほどでした。

 試合終了後は、マウンド付近に全員が整列してバレンタイン監督が挨拶。一連の去就に関する報道を意識してか、「マスコミを介さずに、皆さんに話ができる機会ですので」で始まりました。
 ただ、内容のほうは、特に目立った事はありませんでした。まず、FA移籍の穴を埋めた救援陣を中心とした選手を賛美し、続いてファンへのお礼の言葉を述べ、最後は来期以降も頑張るという決意表明をしていました。そして、応援で使う、「千葉!ロッテ!マリーンズ!」の節で、「We Are Lotte Marines」と連呼して締めていました。
 その後、選手によるサインボール投げ入れがあり、最後は応援団が背番号順に全野手の応援歌を演奏していました。久々に、代田選手の応援歌を歌えたのは嬉しいことでした。あと、南選手に応援歌があることを、初めて知りました。

 終わってみれば、73勝70敗1引分け。3位北海道とは0.5ゲーム差。2004年に続いて、あと1勝でのポストシーズン進出を逃した形になりました。
 主力選手の多くがFA権を取得しているため、その引き留めを中心としたオフの交渉がすぐに始まります。それを上手く乗り切って、今年以上のチーム編成を行ない、来年はぜひとも優勝を目指してほしいものです。

2008年10月03日

久保投手の2安打好投でシーズン勝ち越しを決める

 千葉で行なわれた千葉-東北は、久保投手と青山投手が先発。昨日、CS進出がなくなった事を受け、足を痛めながら出場していた西岡選手・救援待機していた先発陣三人・外国人野手三人の計七人を登録抹消し、代わって若手選手を登録しました。
 その中で、渡辺俊介投手が抹消されなかったのは、昨日の序盤KOが不完全燃焼だったためでしょうか。最終戦での登板があるかもしれません。
 一方、代わって登録されたメンバーですが、全員一軍経験者で、今季初登録の選手はいませんでした。そのあたりにも、現時点での浦和の状況が伝わってくるような感じでした。

 一番には根元選手が、六番以下に、昇格してきた角中選手・神戸選手・早坂選手が入るという、昨日と大幅に入れ替わった打順でしたが、2回に無死1・2塁の好機を作るも、その昇格組が続けず、先制できません。
 しかし続く3回には1死から根元選手が二塁打を放つと、早川選手の三塁打で先制。さらには福浦選手の犠飛でもう1点が入ります。
 一方、久保投手は、初回に先頭打者に安打されたものの、そこから東北打線に安打を許しません。制球はあまり良くなく、5回には四球三つで2死満塁にしますが、ここも抑えます。
 6回まで1安打投球でしたが、7回に先頭の鉄平選手に二塁打され、そこから内野ゴロ二つで1点は失います。結局、7回を2安打5四死球1失点という内容でした。
 一方、打線は4回以降も走者は出ますが、追加点は挙げられません。6回には神戸選手の安打と角中選手の四球で無死1・2塁としますが、犠打失敗後の三振などがあり、ここも0点に終わります。
 1点差という事もあり、「消化試合」ながら通常どおりの継投となります。そして、川崎投手が8回を、荻野投手が9回をともに三者凡退に抑え、2対1で勝ちました。これでチームは今季の貯金を確定、また荻野投手は30セーブ目を挙げています。観客数は1万3千4百人ほどでした。

2008年10月02日

湯葉そば

 仕事で鬼怒川のほうに行きました。電車からバスに乗換える際に時間があったので、駅前の蕎麦屋で昼食を取ることにしました。
 メニューを見ると、「湯葉そば」というのがありました。自分で夕食を作るときに、うどんに豆腐を入れるくらい、「大豆製品+麺類」の組み合わせが好きな身としては、食べないわけにはいかぬと思い、値段も確認せずに注文しました。
 ところが、出てきた瞬間に、期待を裏切られました。とにかく、つゆが濃いのです。なんか、つけつゆをそのまま熱したのでは、と思えるほどの濃さでした。

 しかも、手打ちと銘打っているそばは、えらく細かく切れており、コシもへったくれもありません。そばをすすらずに、箸で破片をつまんで食べているような感じでした。
 肝心の湯葉も、その濃すぎるつゆの味がしみすぎています。何しろ、層になっている湯葉をかむと、中にしみたつゆが大量に出てくる感じなのです。結局、湯葉そのものの味がよくわかりませんでした。
 結局、1,050円だったのですが、率直に言って、これなら、コンビニでおにぎりでも買って食べたほうが、と思ったほどでした。
 もともと、濃いかけつゆは苦手で、関東でそば屋に行ったときは、もりやざるばかり頼んでいました。それが、ついつい「湯葉」の言葉にひかれて注文してしまったのが失敗でした。あくまでも、湯葉は具であり、主体は「関東風かけつゆのそば」であることを意識していれば、このような結果にはならなかったでしょう。
 そういう教訓を得た点では、1,050円無駄にした価値もあったか、と思えました。

序盤の大量失点で4位が決まる

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は渡辺俊介投手と涌井投手が先発。打順は、一昨日とほぼ同じオーダーでした。
 渡辺俊投手は、初回は2死から安打されたものの、盗塁失敗もあって三人で抑えます。
 ところが、続く2回に先頭打者に安打されると、中村選手に46号2ランを喫して先制されます。さらに1死後に連続バント安打され、四球で満塁とした後、片岡選手の適時打で追加点を奪われると、続く栗山選手に満塁本塁打を喫し、合計7失点。この回途中で降板となってしまいました。
 一方、この時点で北海道-東北は北海道が序盤で大量点を取ってリード。CS進出のためには逆転勝ちするよりなくなりました。

 その裏、千葉も1点を返しますが、4回に継投陣が打たれて2点を追加されます。その裏、本塁打が2本出ますが、いずれもソロで、2点しか返せません。
 さらに5回は4連続安打で2点を返して4点差とし、なお無死2・3塁とします。しかし、ここで前の回で本塁打を放った橋本選手とサブロー選手が倒れるなど、ここも2点止まり。点差を詰めることができません。
 5回以降は継投陣が追加点を許しません。しかし、7回の無死1塁、8回の1死二塁を活かせず、4点差のまま最終回に入ります。
 9回に出した走者二人を、川崎投手と荻野投手という勝ちパターンの継投で抑え、何とか最終回裏に望みをたくします。
 そして埼玉はセーブがつかない場面ながらグラマン投手が登板。対して先頭の西岡選手はバント安打を見せ、送球がそれたため、一気に二塁に進みます。
 さらに、この時にグラマン投手が故障し、急遽、谷中投手が救援します。対して、本日三安打している早川選手が三振に打ち取られ、福浦選手も二塁ゴロに倒れます。そして、里崎選手の死球で2死1・3塁としますが、最後はズレータ選手が三振に打ち取られて試合終了。ほぼ同時に北海道が勝ったため、CS進出が断たれ、4位決定となりました。観客数は2万4千7百人ほどでした。

 というわけで、142試合目で今季の順位が決まりました。とにかく、今季は怪我人が多い一年でした。特に野手陣では、規定打席に達したのが西岡選手と大松選手の二人のみ。その西岡選手も、シーズン途中さらには五輪で足を痛め、最後の当たりは、足をひきずって出場していました。
 ただ、怪我人の多さを「不運」で片付けるわけにもいきません。事故と言える怪我は、橋本選手の本塁激突・今江選手の死球・根元選手の練習時での打球当てくらいでしょう。にも関わらず、これだけの怪我人が出た、というのは、トレーニングや管理体制に問題があるのでは、と思えてきます。
 また、防御率リーグ最下位が示すように、投手陣もかなりの不振でした。ちなみに、失点のリーグワースト3を千葉勢で独占しています。立て直しは急務でしょう。
 なお、本日、六人の選手に戦力外通告がありましたが、いずれも高卒投手で、半数はまだ20台前半でした。特に、柳田選手はドラフト1位でまだ二年目です。しかも、入団時に投手と野手をともににやらせて、野手一本に決めた直後の戦力外通告でした。このような状況を見ると、高卒選手のスカウト並びに育成体制に問題があるのでは、とも思えてきます。
 ただ一方で、今季チーム唯一のタイトルである最多ホールドを確定させた川崎投手に、現時点で29セーブの荻野投手と、救援陣においては、戦力離脱の穴が見事に埋まりました。
 また、高卒新人の唐川投手も、研究されてからは勝てませんでしたが、5勝を挙げました。また、ダルビッシュ投手に投げ勝ってプロ初勝利を挙げた大嶺投手など、大物新人達が、来期に期待できる実績を挙げています。
 それらの選手を伸ばしつつ、ベテラン投手の復調とあわせて、安定した投手陣を築き、また故障者を減らして、来期は優勝を争ってもらいたいと思います。

2008年10月01日

IKEA船橋と無料送迎バス

 休みを利用して、IKEAに椅子を買いに行きました。前回、閉店セールの割引品を買ったら10ヶ月もたずに壊れたので、今度は品質重視を主眼にしました。
 椅子売場に行ったら、椅子のみならず、品質テストのデモまでやっていました。何でも、「ほとんどの商品は、5年分座り続けるのと同じだけの重量を加え、それで品質が変わらなかったもののみ販売する」みたいな事が書いてありました。
 このような展示・説明は、今回の目的と合致するため、安心することができました。その一方で「ほとんどの商品」とあるということは、テストの対象外もあるわけだ。対象外の商品にはその旨を明記して欲しい、とも思いました。

 とりあえず、当初の目的を果たし、ついでに近隣にある、ららぽーとに行きました。10年くらい前に一度行った事がありましたが、その時は、そごうとダイエーという、当時の凋落企業の象徴二つが基幹店舗という事もあり、あまりいい印象は持てませんでした。そのため、もう一度行く気にもなりませんでした。
 しかし、当然ながら、その二企業は撤退しており、その時とは雰囲気がかなり変わっていました。
 そして、端から端まで歩いて、京成の船橋競馬場駅行きの無料バスに乗りました。発車を待っていると、IKEAの大きな袋だけを持った二人連れが乗ってきました。
 大きな袋を持ったまま、ららぽーとを縦断し、なおかつ何も買わないとは、変わっているな、と最初は思いました。しかし、しばらくして、このバス停には、南船橋駅からの無料バスも発着している事に気づきました。
 IKEAで買い物した人が、南船橋駅まで歩いて、無料バスを乗り継いで京成で帰るという事でしたら、この荷物の持ち方も納得できます。確かに、京成沿線の人がIKEAを使うにはこの経路を使うのが、安くて早いです。
 ららぽーとへの送迎のために無料バスを出している事を考えれば、不適切な利用法かもしれません。とはいえ、自分も思いつかなかっただけに、この「無料バス乗継ぎ」の発想には感心させられました。