2011年02月19日

怪しすぎる収監者

[ 漫画 ]

 ゴルゴ13の81巻を読みました。前半はソ連崩壊ネタで、後半は南アフリカの監獄島ネタです。
 前半部分は全く読んだ記憶がありませんでした。しかし、後半の話は記憶にあり、「おかしい。前半部分の記憶が抜け落ちたのか?」と思いました。
 その後半部分は、当時アパルトヘイトが実施されていた南アフリカで、政治犯を収監していたロベン島の刑務所に、ゴルゴが犯罪者を装って収監され、監獄内で暗殺を行う、というものです。

 ただ、読み進めていくうちに、基本設定は同じだが、内容は異なる、という事に気づきました。どうやら、かつての話の「再利用」だったようです。やはり、81巻は未読だった事が確認でき、一安心しました。
 それはいいのですが、ゴルゴが最初にその島へ行った時は、所長を殺して逃げています。黒人の収容を目的とした刑務所で、アジア人が要人殺害と脱獄を行ったわけです。いくら担当者が変わっても、「監獄島最大の屈辱」という事で、上層部の間では引継ぎくらいされているでしょう。
 にも関わらず、再び同じパターンで入ってきたわけです。いくら使っている偽名などが違っても、もう少し怪しむべきなのでは、と強く思いました。

2011年02月19日 20:29