2010年12月04日
Jリーグ終了。愛媛FC、「完全五割」を達成
今日はJリーグ最終戦でした。まず、12時半からJ2が一斉に行われました。愛媛FCはアウェイでカターレ富山との対戦でした。
相手の富山は既に「ブービー」が確定していますが、7月にホームで行われた試合では、先制しながら愛媛が逆転負けしていました。
その最終戦をネット中継観戦しました。開始16分でCKから石井選手のヘディングで先制し、直後の20分にまたもCKから今度はアライール選手が決め、あっさり2対0となります。
これは快勝ペースかと思いきや、前半終了直後に1点を返されると、さらに後半に立て続けに2点を失い、逆転されました。愛媛の3失点は今期3度目の事です。
しかし、終了間際に、後半から入った福田選手が、実に7月以来となる得点を決め、追いつきます。そしてそのまま終了し、3対3の引き分けとなりました。
これで、愛媛は12勝12分12敗、得点・失点ともに34で得失点差ゼロと「完全五割」を達成しました。これで順位が10位だったら「完全にど真ん中」でしたが、残念ながら11位に終わりました。
失点34は、昇格した甲府より少なく、福岡と並んで2位タイでした。しかしながら、34得点は、リーグワースト4位でした。その得点力のなさがこの結果となったのでしょう。
ただ、年間5割も得失点差がマイナスでなかったのも、J2参入してから初めてでした。そう考えると、チーム力は大幅に向上したと言えるでしょう。
来季はぜひとも守備力を維持しつつ攻撃力をあげ、より上を目指せるような一年を送ってほしいものです。
続いて、15時半からJ1が一斉に行われました。優勝と降格2チームは既に決まっており、焦点はACL出場権である3位以上争いと、残る一つの降格がどこになるか、でした。
その降格争いですが、仙台にも可能性はありますが、実質的には東京と神戸の争いとなっていました。東京は自分が勝つか、神戸が負ければ残留です。
そう考えると東京が有利なようです。しかしながら、神戸はここ6試合負けなしなうえ、東京は前節で先制し、このまま勝てば残留、となりながら、同点に追いつかれるなど、流れはむしろ神戸か、という状況でもありました。
NHKで中継された浦和-神戸を見ていたのですが、前半で先制します。一方、東京は降格の決まっている京都に先制され、前半終了時点で、「このまま終われば神戸残留」となりました。
さらに神戸は後半開始直後にPKで追加点を挙げ、さらに追加点を挙げ3対0と、勝利をほぼ確定させます。
こうなると逆転勝ちするよりない東京ですが、相手のレッドカードで数的優位にたったものの、逆にPKを決められ、0対2となってしまいました。
神戸はさらに追加点を挙げ、終わってみれば4対0と大勝し、残留を決めました。逆に、昨年ナビスコ杯優勝の東京がまさかの降格となってしまいました。
J1でも3位の観客数を誇る人気チームでも降格するのですから、厳しいものだと思いました。来季のJ2はどのような闘いになるのでしょうか。
なお、ACL出場権のほうは、G大阪とC大阪が勝って鹿島が負け、大阪2チームが出場権を得ています。
2010年11月28日
愛媛FC、本拠地最終戦を飾れず
愛媛FC-ジェフ千葉戦をTV観戦しました。愛媛にとっては、今期本拠地最終戦となります。
前回の試合では、開始直後に先制され、そのままズルズルと前半で3点を失い、完敗しました。今日も開始直後にゴール前に迫られますが、ここは防ぎます。
しかし、開始6分に、ゴール前に上げたクロスをネット選手に押し込まれ、またもや先制を許してしまいました。
その後、愛媛も攻め、相手より多くシュートは放ちますが、なかなか枠には飛びません。また、ボールを持つ時間も、明らかに千葉のほうが長く、昇格争いをしていたチームとの差を見せつけられます。
とはいえ、前半は1点で抑え、最少得点差で後半を迎えます。
前半よりは攻めこむ時間は増えましたが、やはり、こぼれたボールが相手に渡る事が多く、なかなか愛媛の時間になりません。
終盤に入り、コーナーキックからキーパーの裏に抜けた球を小原選手がシュートしますが、惜しくもバーに当たってしまいます。
その後、愛媛は福田選手を投入し、さらにDFの三上選手を下げて、代わりにFWの石井選手を入れるなど、さらに攻撃陣を厚くします。
そして最後は、DFのアライール選手も攻撃に加え、そのアライール選手がシュートを放ちますが、惜しくも枠にいかずそのまま試合終了となりました。
これで愛媛は順位を一つ下げて12位に。鳥栖が引き分けた事もあり、シーズン前から目標としていた8位はなくなりました。
試合終了後は、各選手がスタンドを一周し、最後はゴール裏のサポーターの前に集まりました。そこで、先日解雇が発表された江後選手・持留選手・山本選手が、最後の挨拶をしていました。
また、結果は敗戦だったものの、秋以降の好成績もあり、サポーターも温かく応援していました。これは、見ていて心温まるものがありました。同時に、来年以降は、よりいい結果を出して、選手とスタンドが一体になって喜ぶ場面を見たいものだと思いました。
2010年11月23日
愛媛FC、終了間際にPKで失点し、連勝止まる
調布で行われた東京ヴェルディ対愛媛FC戦をTV観戦しました。今日は仕事だったので、当初はスタジアムでの観戦も検討したのですが、19時半開始という、晩秋とは思えない時間設定ゆえに断念しました。
今日は守備の要の一人である小原選手がイエローカードで出場停止でした。この試合開始前まで11勝11分11敗と「完全五割」の愛媛FCですが、夏に小原選手が怪我で離脱していた時期は1勝3分5敗という結果なだけに、開始前から不安材料がありました。
一方、現在8位を目指している愛媛FCですが、昼の試合で同じ勝点で並んでいた、栃木と徳島が相次いで下位チームに敗れるました。そのため、今日勝てば一気に8位に上がる、という好条件での試合でもありました。
3連勝中の愛媛は、今日もやや押し気味に試合を進め、相手より多くのシュートを放ちます。しかしながら、ボールを持っている時間は相手のほうが長く、なかなか主導権を握れません。
結局そのまま、0対0で前半戦を終えます。
後半も一進一退の攻防が続き、惜しい場面は作りますが、どうしても得点が奪えません。終盤には、4試合ぶりに福田選手が登場し、積極的な攻撃を見せますが、ゴールには届きません。
ただ、ここ10試合で5失点という守備陣は小原選手抜きでも堅く、失点する気配を感じませんでした。
ところが終了間際の89分に、高木善選手の放ったシュートがペナルティエリア内で関根選手の肘に当たったとして、PKを取られてしまいます。関根選手は抗議します。VTRも流れましたが、ブレており、どこに当たったかはよく分かりませんでした。しかし、判定は判定です。
そして、高木善選手の放ったシュートに川北選手は反応しますが、惜しくもボールはその手の先を通り過ぎ、ついに先制点を奪われてしまいました。
残り僅かの時間の中、愛媛も必死の反撃を見せ、いい位置でのFKを得ます。ジョジマール選手はゴールを狙い、枠内に飛びましたが、相手キーパーに弾かれ、その直後に試合終了となりました。
これで連勝は3で止まり、チーム史上初の4連勝は来季に持ち越される事になりました。
なお、この試合の観客数は2,539人でした。一緒にTVを見ていた相方が「無観客試合?」と言ったほどのガラガラぶりでした。
愛媛はこの試合にあわせ、J2でトップクラスの人気を誇るマスコットである「一平くん」およびチームマスコットの「伊予柑太」を送り込んでいました。さらに、「愛媛みかん大使」および「愛媛みかん王子」なる人々までやってきて、愛媛の物産展をやったそうです。
それだけアウェイ側が力を入れてこの集客、というのはいかがなものかと思いました。
私が観戦を断念した理由である開始時刻については、スカパー放映の都合などもあり、主催チームの一存で決められないものなのかもしれません。とはいえ、一千万都市の東京に本拠を置く、伝統あるチームなわけです。そのうえ、相手がそこまで手伝ってくれているのですから、もう少し集客をする術があったのではなかろうか、と思いました。
まあ、それができないからこそ、このような現状があるわけなのでしょうが・・・。
2010年11月21日
愛媛FC、1点差を守りきって今期2度目の三連勝
ホームの愛媛FC-大分トリニータ戦をTV観戦しました。久々に福田選手がベンチ入りし、代わって大木選手が外れていました。
相手のほうが攻めこむ場面が多いように見えましたが、前半14分、三上選手の上げた球を、2試合連続アシスト中と好調なジョジマール選手が頭で合わせ、愛媛が先制します。
さらに、35分には、アライール選手がサイドから出したパスを、関根選手がつなぎ、それを内田選手が決め、2点目を挙げました。
しかし、前半終了間近、大分の井上選手がシュートを放ちます。GKの川北選手は反応していたのですが、不運にも愛媛DFに当たってコースが変わり、3試合ぶりとなる失点となってしまいました。
後半も、全体的に大分が攻める展開になります。しかし、ゴール前でヘディングシュートを川北選手が好セーブで防いだり、あわやキーパーとの1対1という所で関根選手がスライディングタックルでボールを奪うなど、今日も愛媛の守備陣は安定した堅さを見せます。
そして、80分を過ぎると、FWまで自陣に上げ、ほぼ完全な「専守防衛体制」を作ります。そのなかで、何度か危ない場面は作りましたが、そのまま凌ぎ切り、2対1で勝ちきりました。
これでチームは3連勝。順位も一つ上げて10位となっています。次節・次々節と上位相手の試合が続きますが、なんとかここで勝点を上げ、目標の8位を達成してもらいたいものです。
2010年11月14日
愛媛FC、今期初の3得点で連勝
アウェイで行われた、ギラヴァンツ北九州-愛媛FC戦をテレビ観戦しました。TVで知ったのですが、北九州の与那城監督は、先々週に解任が発表されていたとのことでした。昨年、チームを昇格に導いたにも関わらず、上のリーグで惨敗すると一年で解任とは厳しいものだと思いました。
まあ、FC東京のように、前年にナビスコ杯優勝したにも関わらず、今期残留争いをしているという理由で監督を解任したチームもあります。Jリーグとはそういうものなのでしょう、
監督解任となるだけあって、北九州は絶不調です。秋の全日本選手権で草津に勝ったものの、J2での勝利は3月21日以来ありません。最近は引き分けることすらなく、4連敗中です。
一方、愛媛連勝中で、10月以降負けがありません。したがって、アウェイながら愛媛有利なはずです。ただ、5月にホームで行った試合では、先制直後に追いつかれ、そのまま引き分けとなった、という良くないデータもありました。
その前試合を引きずっているのか、試合開始から優位に進めるものの、なかなか得点できません。結局、0対0で前半戦を終えてしまいました。
しかし、後半開始後16分、前の試合でも好アシストを決めているジョジマール選手がゴール前にボールを上げます。それを、北九州の佐野選手がクリアしようとし、オウンゴールで愛媛の先制となりました。もっとも、佐野選手の向こうには愛媛の選手が詰めており、佐野選手が触らなくても、愛媛が得点していた、という状況でした。
さらに、その直後、またもやジョジマール選手が上げた球を内田選手が決め、瞬く間に2点目を奪います。
さらに後半32分には、関根選手が奪ったゴールを、赤井選手が2試合連続となるゴールを決め、今季初となる1試合3得点となり、試合の流れも決めました。
その後、杉浦選手がこの試合二枚目のイエローカードで退場となり、10対11となってしまいます。しかし、既に勢いに大差があるため、一人少ないながらも、愛媛が主導権を握り続け、そのまま3対0で勝ちました。
これで連勝となり、順位は11位のままですが、目標の8位に向けてさらに一歩前進しました。今月は後半にV東京・千葉と昇格争いをしているチームと当たりますが、何とか勝点を重ね、目標に到達してもらいたいものです。
2010年11月06日
愛媛FC、序盤の得点を守りきって約1ヶ月ぶりの勝利
ホームで行われた、愛媛FC-ザスパ草津戦を、久々に試合開始からテレビ観戦しました。今日の愛媛は、福田選手がベンチから外れていました。ここのところ、だんだんと出場時間が長くなっており、スタメン復帰も近いのかと思っていたのですが、またどこか怪我をしたのでしょうか。
今日は16時試合開始で、ちょうど西日がさしている時間帯です。前半戦、愛媛は太陽の方向に向かって攻める形になり、攻守とも大変そうな感じでした。
愛媛は、前回の甲府戦で、開始43秒で失点しています。それを意識して、今日は開始からかなり集中して試合にのぞんでいる、という感じでした。
そのため、ボールを保持している時間も長く、シュートも積極的に打っていきます。一方、相手にボールが渡っても即座に守備に戻っていました。
そして前半13分、ゴールライン際からジョジマール選手のあげたクロスが、絶妙のタイミングで赤井選手の前に上がります。それをきっちり決める、という素人目に見ても非常に美しい形で先制のゴールが決まります。
その後も、愛媛はボールを支配し、積極的に攻めていきます。その様子を見ていた時は、この調子ですぐ2点目も入るのでは、と思っていましたが、なかなかそう都合良くはいきません。
草津はワントップのラフィーニャ選手の動きが良く、だんだんと彼の所にいいボールが集まってくるようになっていきます。そして、DFのクリアミスのよって危ない場面を作られた場面もありましたが、川北選手の好セーブもあり、0点に抑えます。
そして後半になると、逆に草津がボールを持つ時間が長くなります。一方、愛媛がボールを持っても、開始直後のような厚い攻めはなく、淡白な攻撃になっていきます。
このあたり、開始直後から頑張ってきた影響が出ていたような感じでした。
しかしながら、そのような押され気味の中、要所では頑張り、リードを守ります。
終盤、残り10分を切ったあたりで、かなりゴールに近い場所でのFKを与えてしまい、相手主将の松下選手がシュートを放ちます。かなり危ないコースに来ましたが、ギリギリでバーに当たり、これも失点にはなりませんでした。
そのまま、草津の反撃を封じきり、1対0で勝利となりました。10月は3戦3分でしたので、9月末以来の勝利ということになりました。そして、通算成績も10勝10敗11分と久々に5割に戻しました。
これで、暫定順位は10位になっています。残り5試合、何とか頑張って、シーズン前の目標である8位に到達してもらいたいものです。
2010年10月17日
愛媛FC、スコアレスドローでホーム4連勝ならず
ホームで行われた、愛媛FC-FC岐阜戦を後半だけTV観戦しました。前半は0対0で終わり、後半もなかなか大きい好機が作れません攻めあぐねます。
相手の岐阜は、後半途中からは引き分け狙いみたいな感じで、守備に専念するような感じでした。それに対し、愛媛MFの杉浦選手に代えてFWの福田選手を投入し、3トップで攻めていきますが、その守りを崩せません。
何本かシュートを放つも、キーパーの正面に飛んでしまいます。上がってきた関根選手のクロスがゴール前に出るという最大の好機を作りましたが、石井選手がトラップを失敗したような中途半端なシュートとなってしまい、枠に入りませんでした。
アディショナルタイムで関根選手が足をつって10人になってしまった事もあり、最後まで決定的な好機は作れません。結局そのまま0対0で引き分け、チーム初のホーム4連勝を逸してしまいました。
勝てば順位が9位に上がっていた事もあり、かなり残念な引き分けと言えるでしょう。次節はアウェイで2位の甲府という厳しい闘いが待っていますが、何とか頑張ってほしいものです。
2010年10月03日
愛媛FC、終了間際に追いつく
茨城の笠松で行われた、水戸ホーリーホック対愛媛FC戦を、後半だけ中継で観戦しました。
前半は一進一退の攻防でしたが、30分くらいに、PKを取られてしまいます。しかし、これを川北選手が見事に反応して止め、前半は0対0で終わりました。
後半、愛媛はなかなか攻めこむ機会は得られません。しかし、水戸の攻撃を早めに止めるため、危ない場面はあまり作られませんでした。
そんな中、この試合初めてのコーナーキックで、うまくゴール前に球が上がります。これを、石井選手がヘディングで押し込もうとしますが、キーパーの脇を抜いたものの、クリアされて得点できません。
そして後半36分、疲れが見えた守備陣の動きが落ちた一瞬の隙をつかれ、先制ゴールを許してしまいます。
そして水戸はMFを下げてDFを入れ、逃げ切りをはかります。
しかし愛媛は、終了が見えてきた後半42分、左サイドから三上選手が出したボールを、ジョジマール選手が冷静にシュートを決め、追いつきました。
その後、アディショナルタイムとなり、ゴール近くでフリーキックを得られますが、これを防ぎます。そして反撃し、途中から入った福田選手がシュートを放ちますが、惜しくも相手キーパーの好セーブにあい、ここで試合終了。1対1の引き分けとなりました。
勝てなかったのは残念ですが、終了間際に追いついての引き分けは大きいと思います。昇格はかなり厳しいですが、当初の目標である8位は十分に射程圏内にあるだけに、これからも頑張ってほしいものです。
野球のほうですが、セ・リーグはドラゴンズが優勝しました。これで落合監督は就任7年目で三度目の優勝となりました。さらに、2007年はリーグは2位だったものの、CSさらには日本シリーズを制しており、「優勝以上」の成績を残しております。それを含めれば、7年で4回となり、既に名監督の域に達していると言えるでしょう。
ましてや、競争相手に、他球団の主力を次々と金でかき集める、読売のような球団がいる事を考えると、その手腕の凄さに改めて感心させられます。
現役引退後、コーチもやらずに監督となってこの結果ですから、打撃と同様、監督としても天才と言えるのでは、と思いました。ドラゴンズは、当分監督の人選に頭を悩ませる必要はなさそうです。
ところで、昨日の六大学リーグでは、東大が早稲田に勝ち、斉藤投手に黒星がついたとの事でした。田中将大投手に甲子園で投げ勝った人が、東大に二年ぶりの白星を献上するのですから、野球というものは分からないものだ、と改めて思いました。
2010年09月26日
愛媛FC、ホーム3連勝など
中継は見れませんでしたが、ネット速報とアフターゲームショーの映像を見れたので簡単に書きます。
23日に悪天候のアウェイで栃木に負け、3連勝で止まった愛媛は、ホームに苦手の熊本を迎えての対戦となりました。2008年の開幕戦で勝って以来、愛媛は白星を挙げていません。
直近では三週間前に行われた全日本選手権で負けています。また、5月にあったJ2の試合では、敗れた上に、試合前のイベントで、マスコット「オ~レくん」が「打首」になるという屈辱まで受けていました。
しかし今日は、前半を0対0で抑えると、後半開始直後に、相手のボール回しの隙をジョジマール選手がついてゴール近くでボールを奪います。そして、そこから出たパスを、大木選手が決め、先制しました。大木選手は今季初ゴールです。
さらに、後半22分に杉浦選手がこぼれ球をゴールに押し込んで2点目を挙げ、大きな追加点を奪いました。
そして守備陣は今日も堅守を見せ、熊本を完封し、2対0で勝ちました。
この、連勝が止まった直後の白星は大きいと思いました。これでホームでの連勝を3と伸ばしています。
一方、野球のほうではパ・リーグで、昨日ダルビッシュ投手に勝ってマジックを1としていた福岡が優勝を決めました。
対象チームの埼玉が昼の試合で敗れたため、福岡は試合開始直後に優勝が決まった形になりました。で、自身は東北に負けるという、やや締まらない形での胴上げとなっています。
福岡は、親会社が現在のソフトバンクになってから初めての優勝です。2004年に勝率は1位ながら、この年から導入されたプレーオフ制度により、優勝できずに「ダイエー」の幕をおろしました。
そして現体制となった翌年も勝率1位となるものの、バレンタイン監督率いる千葉とのプレーオフの末に敗れています。あの年は、一番熱心に野球を見ていました。当時は千葉を応援していたわけですが、福岡の強さには何度も感心させらえていました。セ・リーグではタイガースを応援しているにも関わらず、「今年の日本シリーズだけは、千葉と福岡でやってもいいのでは」とまで思ったほどでした。
その後も1回の最下位を除けば毎回Aクラスを維持していましたが、なかなか優勝に届きませんでした。
それだけに、地元ファンをはじめ、関係者の喜びもひとしおだと思います。ツイッターでの孫オーナーの喜びぶりも印象に残りました。
もっともこの後に、「鬼門」とも言える、「日本シリーズ出場決定戦」があります。これまで3連敗中ですが、今年はどうなるのでしょうか。気になるところです。
また、相撲では白鵬関が4場所連続全勝優勝を達成しました。連勝も62と伸ばし、いよいよ来場所には双葉山関の69連勝を目指す事になります。
今の勢いと実力なら、軽々と突破するのでは、と思いますが、果たしてどうなるのでしょうか。70連勝などといわず、一気に100連勝くらい達成してもらいたいものだと思っています。
2010年09月25日
永久追放者の戯言
大リーグでイチロー選手が、日米通算3,500本安打と10年連続200本安打を立て続けに達成しました。それに伴い、大リーグでの安打記録保持者である、ピート=ローズ氏の談話が紹介されます。
ところが、その談話の内容があまりにも品がなさすぎます。安打数を日米で通算することについては「日本の野球は3Aレベル」などと、30年くらい前の価値観で「論評」していました。さらに、イチロー選手の安打に内野安打が多いことを揶揄(?)し、「世界で最も幸運」などと言ったそうです。
日本人の野球記録と言うと、王貞治現福岡会長による本塁打記録が有名です。それに対し、「追いぬかれた」ハンク=アーロン氏をはじめ、多くの大リーガーは、率直に賞賛していました。それだけに、このローズ氏の反応には驚くと同時に、その発言の程度が低いことにかなり呆れました。
そこでで、ちょっと調べたところ、氏は引退後に監督をしていた際に野球賭博にのめりこんで永久追放されていることが分かりました。なんでも、自ら監督をしているチームすら賭けの対象としていたそうです。
もちろん、どのような行状があろうと、選手としての能力および達成された記録に変わりはありません。しかしながら、スポーツ界に生きる人間としては最低としか言いようがありません。
それを前提として読めば、冒頭の「論評」や「揶揄」は、自分が過去に築いた栄光に固執せざるをない、スポーツマン失格となった輩が、それを追い越す可能性を持つ選手を不当に中傷しているだけでしかない、という事が分かります。
にも関わらず、なぜか日本の報道では、「彼は野球賭博に手を染めて球界追放状態になっている」という事が書かれていませんでした。そのローズ氏の経歴をつけずに発言をそのまま報じては、これがあたかも「大リーグで実績を残した人の一般的見解」であるかのように誤解されかねません。誤解を生じさせないためにも、氏が行った野球賭博の「前科」も記載した上で発言を紹介すべきなのでは、と思いました。
2010年09月20日
愛媛FC、2年ぶりの四国ダービー勝利
先週に続き、愛媛FCの試合をTV観戦しました。相手は徳島で、現在、Jリーグに所属する四国のチームはこの二つだけです。そのため、「四国ダービー」と呼ばれ、大いに盛り上がります。
そのため、前回徳島で行われた試合では、引き分けたにも関わらず、徳島の応援席でトラブルが発生し、首謀者に入場停止処分が課せられた、などという事件も発生しています。
この対戦、かつては愛媛が勝ち越していました。しかし、2008年7月に勝ったのを最後に、愛媛は連敗中。特に昨年は3戦3敗で、最後には0対6などという惨敗を喫しています。
そして、通算成績は6勝6敗3分と全くのタイになって、16試合目の四国ダービーとなりました。
愛媛は久々の連勝と好調ですが、徳島はそれ以上に好調で、引き分けを挟んで3連勝中です。しかもここ3試合はいずれも4得点と、攻撃陣が絶好調でした。
ところが、試合が始まると、その徳島の攻撃陣を愛媛が封じます。早めの守備で、なかなかシュートまで持って行かせません。一方で、枠には入りませんが、愛媛攻撃陣は積極的に中距離からのシュートを放っていきます。
そんな中、ゴール近くでのフリーキックという危機が生じます。しかし、ここで前回に続いてスタメンの川北選手が好セーブを見せます。そのこぼれ球を押し込まれますが、これはオフサイドだったため、失点にはなりませんでした。
一方、ロングシュート主体の攻撃を見せていた愛媛ですが、杉浦選手がうまくゴール前にパスを出す場面がありました。そこにちょうどジョジマール選手が飛び込んできたのですが、このシュートが大きくそれ、惜しい好機を逸します。というわけで、前半は0対0に終わりました。
後半11分に、愛媛は選手交代を行い、ベテランの大木選手に代わって内田選手が入ります。すると、その内田選手がゴール近くで反則を受け、フリーキックとなりました。
アナウンサー氏によると、前々回の試合で、内田選手がフリーキックでゴールを決めたのとほぼ同じ位置、との事でした。そのアナウンサー氏の「前回の再現」という予言が当たり、内田選手の放ったシュートは、壁の間を抜け、キーパーが飛びついたその先を、カーブを描きながらゴールに吸い込まれました。
最近の四国ダービーでは、先制したチームが全て勝っています。この試合も同様に、その後も何度か攻めこまれたものの、守備陣が好調・徳島攻撃陣を最後まで抑え続け、そのまま1対0で勝利しました。
これでチームは3連勝とするとともに、四国ダービーの連敗を止め、通算でも勝ち越しとなりました。試合後は、四国ダービーの勝利記念である旗が主将である福田選手に送られ、その旗をスタンドのサポーターに渡してともに喜ぶなど、選手・観客とも大いに盛り上がっていました。
この勢いで、当初の目的である8位以内を達成してほしいものです。
2010年09月12日
愛媛FC、4月以来となる連勝
久々に愛媛FCの中継をTV観戦しました。アウェイでのファジアーノ岡山戦で、開幕戦ではホームで敗れた相手です。
スタメンで、今期ここまで開幕戦からフル出場していたGKの山本選手が外れ、代わって二年ぶりスタメンとなる川北選手が入りました。また、福田選手も全日本選手権を含め、3戦連続での欠場となっています。
立ち上がり、やや岡山のほうがボールを持つ時間が長い展開となりました。しかしながら、愛媛の守備は固く、シュートは持って行かせません。
そして前半18分、好機を得た愛媛は、越智選手がシュートを放ちます。これはキーパーが弾いたものの、走りこんでいた赤井選手がその球を押しこみ、先制します。
さらに前半終了間際に、相手守備陣のミスをついてボールを奪ったジョジマール選手が、そのままロングシュートを決め、2対0とリードを広げました。
というわけで前半は完全に愛媛ペースでした。しかし後半開始直後、妹尾選手にシュートを決められ、1点を返されてしまいます。
さらに後半20分には、渡邊選手が本日二枚目のイエローカードとなってしまい、ここで退場に。残り30分近くを11対10で戦う展開になってしまいました。
しかし、残った10人の懸命な守備で、この危機を凌ぎます。特に、川北選手は、近い距離でのフリーキックを防いだのをはじめ、ファインセーブと的確な飛び出しを連発し、ゴールを守ります。
結局そのまま2対1で愛媛が勝ち、開幕の借りを返すとともに、4月以来となる連勝を達成しました。
次節はホームに徳島を迎えての四国ダービーとなります。前回の試合では引き分けており、この勢いでぜひとも、この大一番も制してもらいたいものです。
2010年08月23日
愛媛FC、首都圏で初勝ち点
昨日の話ですが、アウェイで横浜FCとの対戦がありました。日程発表時には観戦に行こうと思っていたのですが、この土日二日間での睡眠時間が24時間を超えるという夏バテもあり、断念しました。
試合のほうは、5月以来の復帰となる小原選手が出場しました。その働きが大きかったのか、ここ2試合で6点を挙げるなど好調な横浜から得点を許しません。
しかしながら、攻撃陣も好機を得ることができず、得点できません。というわけで、試合はスコアレスドローに終わりました。とはいえ、首都圏での今期初勝ち点です。結果を見ると、改めて行っておけば良かったか、と思いました。(※ここでの首都圏は、東京都およびその周囲の3県を意味しています)
今年の観戦予定は、11月のV東京戦だけですが、その時はぜひ、生で勝ち点獲得を見たいものだと思いました。
なお、せっかく復帰した小原選手ですが、鼻骨骨折で全治三週間の怪我とのこと。また、主将の福田選手が累積警告で次節出場停止になりました。相変わらず、苦しい戦いが続きそうです。
ところで、愛媛とは関係ないのですが、J2首位攻防戦の柏-甲府の録画中継を見ていました。柏が2対0とリードしたところで、甲府のエース・ハーフナー=マイク選手が至近距離からシュートを放ったのですが、これを、柏のGK・菅野選手が顔面でセーブしました。
菅野選手は髪型といい、頭の形といい、「キャプテン翼」の石崎くんに似ているので、まさに「リアル顔面ブロック」といった感じでした。それもあって、貴重な場面を見れたと思いました。
なお、試合のほうは、一度は顔面ブロックに阻止されたマイク選手が、その後2ゴールを決め、2対2の引き分けとなっています。
2010年08月21日
甲子園の異世界
甲子園の決勝を見ていました。序盤は0対0でしたが、4回に興南高校の打線が爆発し、一挙7点を挙げました。
いわゆる「先発投手がKOされた」という状態です。しかも、先発投手は昨日・一昨日と完投しています。ところが、東海大相模高校は投手を代えません。
そして6回には3ランなども出て、6回で13対0という大差になってしまいました。さながら、興南高校の打撃練習という感じです。
地方予選だったらこれでコールドゲームです。それでも、先発投手は投げ続けます。
昔のプロ野球中継では、このように打ち込まれた展開でも投手を代えない状況になると、「○○投手が晒しものになっている」という放送されていました。この試合展開は、典型的な「晒しもの」と言えるでしょう。
6回終了時点で交代となり、この、炎天下でエース投手が晒しものになる、異常な状況はやっと終了しました。
高校野球ではこのような異常な状況が多々あります。今夏の地方予選では、炎天下の人工芝球場で、延長15回で215球投げた投手が、熱中症で病院直行になったという記事がありました。
そこでの監督の談話、さらにはそれを報じる記事のどこにも、これが「異常な酷使」であることを意識していません。これまた毎度の事ですが、より一層、異常さが浮き彫りになります。
ちなみに、決勝の中継中、「ファンからのメッセージ」が紹介されていました。しかしながら、この異常な投手起用を批判するようなものは紹介されませんでした。
一種の「裸の王様」状態なのでしょうか。試合終了の時は、やっとこの異常な時間が終わった、という感じで安堵感をおぼえました。
2010年08月01日
愛媛、終盤に追いつくも、またもや勝てず
相変わらず、ネットもしくは携帯の速報での観戦しか出来ていませんが、今日は久々にアフターゲームショーで映像を見れたので、久々に愛媛FCの結果を書きます。
ホームでの鳥栖戦でしたが、過去の成績は1勝7敗と、どちらがホームだか分からない数字が残っていました。また、今期のアウェイでも2対1で敗れています。
というわけで、不利が予想されましたが、前半は0対0で終わります。
そして後半に失点し、「またか」と思われましたが、終了4分前に、上がってきたアライール選手のこぼれ球をジョジマール選手が決める、というブラジル人コンビの活躍で、追いつきました。
前半では出場機会が少なかったジョジマール選手ですが、これで今期初ゴールを達成しています。ツイッターを開設しているのですが、フォローした人に対し、全てお礼のコメントを入れてフォローし返すという、真面目な人柄なだけに、このゴールは嬉しく思いました。
その後も、決定機はあったものの、決めることはできず、前節に続いて1対1の引き分けとなりました。最後の勝利から2ヶ月と10日が経過しています。
とはいえ、「2試合続けて負けなし」は、その前回の勝利以来です。また、一時期悪化していた守備も、ここ2試合は1失点です。少しはチーム状態が戻りつつあるのでしょう。
ぜひとも、次節はその流れで久々の白星を見たいものです。
2010年07月04日
ルール雑感
先日行われたW杯のウルグアイ-ガーナ戦において、終了ギリギリでガーナの選手が決定的なシュートを放ちました。すると、ウルグアイの選手がそれを故意に手で止めました。そしてPKになったものの、ガーナの選手が外して同点のままPK戦となり、ウルグアイが勝ち進みました。
サッカーのルールにおいて、反則に対するペナルティが「フリーキックもしくはペナルティキック」である以上、この選手の行為は合理的と言えます。実際、この反則がなければ、ウルグアイは負けていたわけです。
とはいえ、サッカー観戦歴半年の私でも、これはルールに問題があるのでは、と思いました。サッカーのルールの前提として、「ペナルティエリア内のGKを除き、手を使ってプレーをしない」というものがあります。それを覆したプレーによって勝利がもたらされる、というのは変な話です。
やはり、このようなケースにおいてあ、PKにせずゴールを認める、という形でのルール改正を検討してもいいのでは、と思いました。
あと、現行のルールのもとで、確実に入るシュートを放とうとした選手に対し、相手チームの選手もしくは関係者が、石を投げるなどで妨害して得点を防いだ場合はどうなるのだろうか、と思いました。
やはり、この場合もPKにしかならないのでしょうか。それとも、さすがにそこまで悪質だと、得点承認もしくは没収試合になるのでしょうか。さすがに実現はしないとは思いますが、気になりました。
2010年06月30日
W杯、PK戦で日本が惜敗
日本時間で29日深夜に行なわれた、W杯の日本-パラグアイ戦は延長を終えても0対0で終わり、PK戦になりましたた。そして、日本の3人目の選手が外し、パラグアイは全員が決めたため、日本の敗戦となりました。
負けたのは残念ですが、最後まで互角に闘ったわけです。前回も書いたように、実質的には歴代最高の結果だったわけですし。したがって、選手並びに監督は大いに讃えられるべきでしょう。
八年前に続いて二度目のベスト16になったことですし、さらにその上を目指したいものです。さほどサッカーに詳しくない自分ですが、今年から観戦を始めた事もあり、そのためには、Jリーグおよびその下に位置するリーグの底上げが必要なのでは、と思います。
そのあたりがしっかり根付いたら、自然とベスト16の壁より上が見えてくるのでは、などと思っています。
本当は、そのような情報提供を商業マスコミに求めたい物ですが、これは現実問題としては難しそうです。最初からそれには期待せず、なんとかそのような形を作ることができないのだろうかなどとと、さほど日本代表の試合を見ていたわけでないにも関わらず、いろいろと考えてしまいました。
2010年06月25日
W杯予選リーグ突破雑感
W杯の予選リーグ最終戦で日本がデンマークに勝ってベスト16進出を決めました。2002年以来二度目の快挙ですが、前回のベスト16は日韓大会でした。それを考えれば、今回の結果は現時点で既に史上最高と言える、というのはW杯にさほど興味のない私ですら分かります。
しかしながら、事前の報道では、日本代表チームをそのように伝えたものはありませんでした。
特に、岡田監督に関しては、偏執的としか言いようのないバッシング報道が大量に流されていました。たびごとに「ブレ」「迷走」などといった、失礼な言葉が見出しとなっていました。
じっくり読んだわけではありませんが、それらの記事では、岡田監督は采配能力の低さはもちろん、人間的にも問題のある監督と報じられていました。
その「ダメ監督」が率いた日本代表チームが、このような結果を残したわけです。それにより、あの「迷走」「ブレ」にはじまる一連の中傷報道は全てヨタ記事でしかなかった、という事が明らかになったわけです。
昨年あたりから、野球や相撲に関する記事で、スポーツ紙記者の知識の低さ・常識のなさには何度も呆れさせられることが多々ありました。どうやら、サッカーにおいてもレベルは同じだったようです。
20世紀末、出始めた頃のインターネットは、よく「便所の落書き」と揶揄されました。現在のスポーツ紙には、その「称号」がぴったりなのでは、と強く思った「中傷報道とその結果」でした。
2010年06月20日
部屋に群がるマスコミを見物しに散歩
相撲関係者の野球賭博関与事件が連日報道されています。確かに暴力団との関わりなどに問題があるとは思います。とはいえ、あそこまで毎日のように「○○関が関わっていたことがわかった」などと報じる意味がどこにあるかは今ひとつ理解できません。
その中で、「疑惑の核心」と報じられている部屋があります。実は、その部屋は我が家の近くにあり、駅や店でそこに所属する力士を何度も見ています。そうい事もあり、そこに群がるマスコミの見物をしようと思い、散歩がてら出かけました。
この部屋の周囲は完全な住宅街です。そんな中、部屋の前では10人以上のマスコミがたむろしていました。皆、暇そうで、中にはスポーツ紙を読んでいる人もいました。近くにはハイヤーも止まっており、中では運転手さんが新聞を読んでいました。これも、どこかの社と契約している車なのでしょうか。
昼のニュースでは、この部屋の関係者が任意で警察の事情聴取を受けている、と報じられていました。その人が帰ってくる時に談話を取ろうと待っているのでしょう。
ただ、どうせ「取材」できたところで、99%以上の確率で「記者たちの質問に対し、『お答えできません』と繰り返すばかりで、足早に部屋に入った」という記事しか作れないでしょう。
そんな事のために、「報道者」たちが住宅街の中をたむろしている、というのは変な話だな、と思いました。その時間を有効に使えば、もっと世の中に役立つ情報を調べて記事にできるのではないでしょうか。
そんな事を思いながら、部屋の前を去りました。しばらくすると、後ろから三台の自転車が走ってきました。乗っているのはいずれも若い力士です。追い抜かれる時に彼らの表情が見えましたが、普段どおりといった感じでした。
2010年06月13日
「恩返し弾」の応酬で引分け
函館で行なわれた、コンサドーレ札幌-愛媛FC戦を携帯速報観戦しました。序盤に攻め込まれながらも凌ぐと、赤井選手の今季初ゴールで愛媛が先制します。
しかしながら、前半終了直前に、前期まで愛媛に在籍し、チーム最多得点を挙げた内村選手のシュートで追いつかれます。なお、記録上は、試合後に訂正が入り、西嶋選手のゴールとなりました。
しかし、後半開始直後、前期まで札幌に在籍していた石井選手が、移籍後初となるゴールを古巣から挙げ、再び勝ち越します。
ところが、後半28分、今度は内村選手に正真正銘の「恩返しゴール」を決められ、再び同点に。そのまま引分けとなりました。
というわけで、ともに、昨季まで在籍していた選手が大きいゴールを挙げた試合となりました。愛媛としては、開幕13試合で7失点だった守備陣が、14試合以降の3試合で7失点と、急激に調子を落としたのが気になるところです。
というわけで、「借金生活」でW杯休みを迎えることになりました。考えようによっては、この状況で休みに入れたのは幸運とも言えます。ぜひとも、休みの間に再調整し、再び堅守を見せてほしいものです。
2010年06月06日
蘇我初観戦も、今季初の3失点で完敗
蘇我球技場(フクアリ)で行なわれた、ジェフ千葉・市原対愛媛FC戦を見に行きました。千葉駅で外房線に乗換えたのですが、駅にはすでにジェフのユニフォームを着た人がかなりいました。
そして、二駅で蘇我駅に。初めて行ったのは27年前で、それからも何度かこの駅で乗換えたことがありましたが、降りるのは今日が初めてでした。
駅からも人の流れにあわせて歩きます。駅前通り、さらに製鉄所跡地に建てられた大型店舗群を通り、球技場に着きました。
正面入口はホーム側ゴール裏だったようで、球技場を半周して、アウェイ側の入場券売場に着きました。途中、ホームのファン向けに、マスコットによるイベントが行なわれている場所がありました。
そこではジェフのマスコットに加え、愛媛からは、公式マスコットの「オ~レくん」「たま媛ちゃん」、さらには、「愛媛FC非公認マスコット」であるカエルの「一平くん」が来ていました。
そしてやっと球技場に入場しました。前回行った柏に比べると、観客席がスタンドになっている分、ピッチからの距離はあります。しかし、それでも練習ボールが何度か飛び込んできました。
試合前のイベントがいろいろ行なわれているのですが、その中の一つに、ジェフのチアガールによるダンスがありました。ただ、ジェフのサポーターは球技場の8割以上の席にいるにも関わらず、ダンスはずっと一箇所で行なわれており、ちょっと不思議でした。
その後、選手入場を経て、マスコット達も入場してきます。そして、パフォーマンスを行ない、引き上げとなりました。ところが、「一平くん」だけはやや動きが遅れています。そして、慌てて帰ろうとして転倒し、即担架で運ばれました(一連の写真)。生で見たのは今日が初めてでしたが、その存在感には驚かされました。
その余韻がさめやらぬまま試合開始となります。そしていきなり、相手に攻め込まれ、シュートを放たれます。これを、捕球体制に入っていたように見えた山本選手が抜かれ、開始1分での先制を許してしまいました。
その後も、試合の主導権を相手に握られ続けます。ここまで堅守を誇ってきたディフェンス陣ですが、今日は何度も突破を許してしまいます。そして、18分には追加点を許してしまいました。
さらに、前半終了ちかい38分にも、山本選手が裏をかかれたようなシュートを決められ、今季初の1試合3失点となり、そのまま前半を終えました。今日の山本選手は、サイドラインの向こうにゴールキックを打ってしまうなど、普段と動きが違いました。体調を崩していたのでしょうか。
そしてハーフタイムとなりますが、試合前に転んで担架で運ばれた「一平くん」が足に包帯を巻き、車椅子に乗って再登場しました。そして、「オ~レくん」「たま媛ちゃん」とともに、スタジアムを一周していました。
後半に入り、愛媛もボールを得る時間が増えます。そして、何度か攻め込みますが、なかなか得点に結びつきません。守備陣も後半は本来の姿を取り戻して追加点を許しませんが、結局そのまま0対3で敗れました。
前半での守備の乱れがそのまま結果に結びついた感じでした。前回、退場処分となったバルバリッチ監督がベンチ入り停止処分を受けた影響もあったのでしょう。
これでチームは連敗となり、5勝6敗4分と、開幕戦以来となる黒星先行となってしまいました。次節もアウェイですが、何とか勝って、5割でW杯休みを迎えてほしいものです。
これで今年の千葉県での愛媛戦は終了となりました。現時点で柏の昇格はほぼ決まりで、ジェフ千葉も今日の勝利で4位に勝点差4をつけています。このままですと、来年は千葉に愛媛FCが来ることはなさそうです。
ともにいい球技場なので、また行きたいものです。できれば、J1の舞台で見たいものですが、それはいつの日になるのでしょうか・・・。
2010年05月31日
無意味かつ有害な風習
大リーグでサヨナラ本塁打を放った主力選手が、「本塁ベースでの手荒い祝福」で骨折し、長期離脱を余儀なくされた、という記事を見ました。
この「手荒い祝福」というのは日米共通の風習みたいです。ただ、以前から思っていたのですが、なぜこんな事をするのか、どうも理解できませんでした。
別にサヨナラ打を放ったからと言って、殴ったり清涼飲料をかけなければいけない、などという事はありません。また、それによって「勝った喜びを表現している」というのが見るほうに伝わるわけではありません。
当然ながら、若いファンにとっていい影響を与えるものでもありません。
今回の事件をきっかけに、日米両球界とも、この品も意味もない風習を見直して、もっと見ている人が楽しめ、かつセンスを感じるものに改めたほうがいいのでは、と強く思いました。
あと、これは大リーグ限定ですが、新人選手に変な服を着せるという風習もあります。これまた趣味が悪い上に、青少年に与える影響といえば、学校におけるイジメの方法伝授くらいしかありません。
これについてもあわせて見直すべきでは、とついでに思いました。
2010年05月29日
今更ながら
ずさんな調査に基づいて、大型開発計画や新空港建設が実行され、調査と全く異なる結果になった、というニュースをよく見ます。それを見るたびに、「目先の事しか考えず、将来の事を真剣に考えずに計画や実行をするからだ」と思っていました。
ところが、最近になって、自分のこれまでやこれからの事を考えるたびに、これまでの自分がどのくらい将来の事を真剣に考えていたか、疑問に思えるようになりました。
ヘタすれば、開発計画や空港の事前調査とたいして変わらないレベルだったのでは、とまで思えてきました。
気付くのが少々遅かったような気がしなくもありませんが、気付かないよりはマシでしょう。
というわけで、色々な意味で見直しと再計画をせねば、と思っています。
2010年05月28日
功労者が相次いで・・・
今月になって、大リーグ・ロイヤルズのヒルマン監督が解任され、月末には東京の高田監督が辞任しました。
この二人は、北海道でGM・監督としてコンビを組み、万年Bクラスだったチームを強豪チームに変えました。
その実績を認められての転進だったと思われますが、ともに2年と2ヶ月で新天地を去ることになりました。
かつての活躍が強く印象に残っているだけに、、今回のこの結果は考えさせるものがありました。
成功すること自体、難しいものです。しかしながら、成功を元に次なる成功を続ける、という事は、最初に成功するのと同じくらい、いやそれ以上に難しい、という事を改めて認識させられました。
2010年05月25日
伝統と現実
出羽海部屋が、114年ぶりに関取ゼロになりそう、というニュースを見ました。かつては、幕内の西方力士のほとんどを占めた事もある超名門部屋でした(まあ、これはこれでちょっと異常ですが・・・)。
そこで興味を持ち、サイトから力士一覧を確認したのですが、外国人力士は一人もいませんでした。伝統のある部屋らしく「国産主義」なのかもしれませんが、やはり現在の相撲界において、それではやっていけない、という事なのでしょう。
ところで、名門没落といえば、出羽海部屋ほどの歴史こそないものの、横綱四人・大関三人を輩出した二子山部屋を継承したところ、あっという間に関取ゼロになった、現貴乃花部屋もかなり有名です。
こちらもやはり当初は「国産主義」だったものの、現実の厳しさにモンゴル人力士・貴ノ岩を採用しました。すると、その貴ノ岩があっという間に部屋頭となっています。
国産主義の人には残念なことなのでしょうが、これが相撲界の現実という事なのでしょう。伝統への拘泥というものの怖さを感じさせられたニュースでした。
2010年05月22日
快勝で今月初勝利
アウェイで行なわれた、大分トリニータ対愛媛FC戦。今日は終了間際だけTV観戦できました。
愛媛は開始5分でゴール近くのフリーキックを得ます。そして、クロスを受けたアライール選手のゴールで先制します。そして、今日も堅守と山本選手の好セーブで大分の反撃を許しません。そして後半、福田選手が角度のあるヘディングシュートを決め、貴重な追加点を挙げます。
その後も、豊富な運動量と固い守備で、愛媛ペースで試合を進め、そのまま2対0で4月末以来となる勝利を、前J1チーム相手にアウェイで挙げました。
ヒーローインタビューは福田選手で、何度もサポーターへの礼を述べていました。チームは5試合ぶりの勝利で、福田選手も5試合ぶりの得点でした。今後も福田選手の得点とチームの成績が比例しそうなので、より頑張って貰いたいものです。
2010年05月16日
不入りの原因
大相撲夏場所が不入りとのことです。先日は、売れ残りが4,000枚に達したとの事でした。それに関して、その日来ていた、横綱審議委員会委員長氏が「白鵬が強すぎるのが問題」などと発言したそうです。
今ひとつ理解に苦しむ発言です。ならば白鵬関がもっと弱かったり、引退したりすれば観客数が増えるともいうのでしょうか。
というわけで、説得力のない仮説ではあります。ただ、本当にそう考えているならば、簡単かつ常識的な「予防策」がありました。今現在においても、事実であるかどうかが正式に判明していない「暴行事件」などを理由に元朝青龍関に引退を強要させなければ良かっただけの話です。
そうすれば、ここまで「始まる前から白鵬関の優勝確率は八割」という状況は生じず、「強すぎるのが問題」という発言もなかったでしょう。
となると、この不入りの元凶として、不確実な情報を元に「引退勧告決議」などを行った横綱審議委員会が存在するわけです。そう考えると、この発言は「横綱審議委員会の存在が問題」と言い換えることもできるかと思いました。
ついでに言うと、別に観客数が減っているのは相撲に限った事ではありません。経済情勢も不入りの一因なわけです。一応、この委員長氏も日経の前社長なのですから、そのあたりにも言及すべきなのでは、とも思いました。
2010年05月15日
先制するも、追いつかれ、勝利出来ず
ホームで行われた、愛媛FC-ギラヴァンツ北九州戦は、前半はTV観戦、後半はネット速報観戦でした。
前半20分にコーナーキックを得た愛媛は、クリアされたボールを奪い返します。そして、まだ敵陣に残っていたアライール選手がゴール前にパスを出すと、高杉選手が体ごとゴールに押し込み、3試合連続無得点を止めると同時に、先制しました。
今期ここまで、先制した試合は全て勝っています。しかも、相手の北九州は先制された試合は全て負けています。これで、勝利はかなり近づいたかと思いました。
ところが、それから5分後、相手の佐野選手に中盤からドリブルで突破されます。守備陣も追いすがりますが、そのままシュートを決められ、追いつかれてしまいました。
中継を見ていたのは前半だけでしたが、今日は全体的にボールがうまく足についていない、という感じでした。そして、後半も攻めたものの、結局そのまま1対1で引き分けとなりました。
18位のチームにホームで先制して勝てなかったというのはかなり痛いと思います。5月に入って完全に流れが変わってしまった感じです。また、主将でチーム得点王の福田選手の交代が早くなっているのも気になるところです。
何とか、今月中に流れを取り戻してもらいたいものですが・・・。
2010年05月10日
三つどもえ?
参院選に出てくるタレント候補が、ちょくちょく報道されています。それによると、読売の元監督が自民党で、元コーチが新党で、現役選手の奥さんである柔道家が民主党でそれぞれ出馬するとのことでした。
球団内にも様々な人間関係があることでしょうし、これだけ色々出てくると、関係者の間でも誰を応援するか分かれそうだな、と思いました。複数の陣営から応援を依頼されて困ったいる人もいそうです。
まあ、この球団も、三人の関係者を担いでいる政党のいずれも大嫌いなので、自分的にはどうでもいい事ではあるのですが・・・。
あと、スポーツ選手としてはともかく、政治において、彼らは何の実績もありません。にも関わらず、普通の出馬予定者より大きく扱うのは、公正な報道という建前を掲げているのと大きく矛盾しているのでは、と毎度ながら思いました。
2010年05月08日
3試合連続無得点で熊本に敗戦
アウェイで行われた、ロアッソ熊本-愛媛FC戦を、PC速報観戦しました。序盤は前の試合同様に愛媛ペースで進み、シュートも何本か放ちましたが、先制できません。
前回はそのまま引き分けましたが、今日は後半に相手に先制点を奪われます。今期逆転勝ちのない愛媛は、その後も攻めはしたものの、前の試合で6失点だった熊本の守備を破れず、そのまま0対1で敗れました。
4月末に上がっていたチームの勢いが、ここにきて一気に下がったような感じです。大型連休中の過密日程も終わり、次節は本拠地なので、ここでぜひ勢いを取り戻してほしいものです。
2010年05月05日
序盤の好機を逸し、0対0の引き分けに
本拠地で行われた、愛媛FC-栃木SC戦をTV観戦しました。今日は怪我で離脱していたアライール選手が2試合ぶりに復帰しました。
前半10分、相手のミスもあり、福田選手がキーパーとほぼ1対1の場面を作ります。ここで、横に飛んだキーパーの逆をついたシュートを放ちますが、これがゴールポスト内側に当たってしまい、絶好の先制機を逸してしまいます。
その後も、前半は愛媛が押し気味に進めますが、得点には至らず、0対0で折り返します。
前半はほとんど攻め込まれる場面はありませんでしたが、後半は栃木ペースになります。かなり危ない場面もありましたが、キーパーの山本選手の好守備などもあり、なんとか0点に抑えます。
愛媛もカウンターで攻めますが、なかなかつながらず、結局そのまま0対0の引き分けで終わりました。
中二日続きで、疲れが溜まっているということもあるのでしょうか。次回も中二日で、順位が一つ上の熊本とアウェイでの対戦となります。厳しい状況が続きますが、何とか頑張ってもらいたいものです。
2010年05月02日
初のサッカー観戦。首位に善戦するも惜敗
柏で行われた、柏レイソル-愛媛FC戦を観戦に行きました。サッカーを観戦に行くのは人生で初めてです。
船橋から東武野田線に乗り換えて柏で降りました。ここで降りるのは4度目くらいです。そこからバスに乗って試合場に着きました。
事前にローソンで券を買っていたのですが、入り口にあった当日券売り場の料金表を見ると、そちらのほうが500円ほど安くなっていました。
ゴール裏のビジター自由席に座ったのですが、席からグランドの近さに驚きました。ちょっとそれたボールはどんどん飛び込んできます。さらに、試合中、観戦者がそのボールをグランドに投げ返すと、それを使ってそのままプレーしていたのにも驚きました。
前半は、席に近い方が愛媛のゴールでした。開始直後は、愛媛がボールを持つ時間が長く、コーナーキックなどもありましたが、得点には至りません。
そして、15分過ぎくらいから、徐々に相手がボールを持つ時間が長くなりました。そして前半30分、左サイドからのセンタリングを、田中選手に決められ、先制を許してしまいました。
近くで見ていたのですが、向こう側からボールが来たと思った次の瞬間にゴールが決まっていた、という感じでした。
今期ここまで、先制された試合はすべて負けています。しかも相手は今期ここまで無敗で、本拠地では全勝ですから、この時点で既に圧倒的な不利になったと言えるでしょう。
その後も、相手がボールを持っている時間が長く、何度も攻め込まれます。しかし、堅守を誇る愛媛守備陣は、その攻撃をしのぎ、追加点は与えません。
後半になっても、向こうペースは変わりません。今度は目の前が相手側ゴールとなったわけですが、なかなかこちらにボールは来ません。
途中、何度か好機はありましたが、なかなか最後までつながりません。シュート数は前後半あわせて4本しか打てませんでした。
結局、そのまま1対0で試合終了。引き分けを挟んだ連勝は3で止まってしまいました。結果的には順位の差がそのまま結果となった、という感じでした。残念ではありましたが、いい試合だったと思いました。また、サッカー初観戦としても十分に楽しめました。
帰りは歩いて柏駅まで向かいました。新聞販売店の前を通ったら、先程終わった試合結果を早速号外にして配っていました。他にもレイソル色の自販機があったり、看板に「麻レイソル雀」と書かれた雀荘があるなど、様々なところで、ホームタウンぶりを感じることができました。
現在の状態のまま進めば、来季柏が昇格し、愛媛は残留しそうなので、来年はここでの観戦はなさそうです。しかしながら、またいつかこのカードがあったときは、是非とも柏まで行きたいものだと思いました。
2010年04月29日
久々の失点も3連勝で7位浮上
今日もサッカーは携帯観戦でした。4日前に続いてホームで行なわれた、愛媛-福岡ですが、ここまでフル出場で、前の試合で今季初ゴールを決めたDFのアライール選手を怪我で欠くというスタメンとなりました。
しかし、ここ3試合連続無失点の守備陣は、要の一人が抜けても好調で、福岡に攻め込まれますが、得点は許しません。
そして前半終了近くに、ゴール前からいったんペナルティエリア外に戻したボールを、杉浦選手が移籍後初となるゴールを決め、今日も先制ししました。
さらに後半に、PKを得て福田選手が蹴ります。キーパーに阻まれたかに見えましたが、キックの前に相手選手がペナルティエリアに入ったという事で、やりなおしとなります。そして二度目は、キーパーが飛ぶのを見切った福田選手が、ワンテンポ遅らせてシュートを決め、2点目を挙げました。
このまま行くかと思われましたが、後半40分、アライール選手に代って今季初スタメンとなった金守選手が累積警告で退場となってしまいます。
そして一人減った守備陣は、アディショナルタイムに1点を取られ、連続無失点は止まりましたが、そのまま2対1で勝ちました。
これでチームは1分を挟んで3連勝となり、順位も7位に上げています。
次回の相手は、今季無敗で、現在2位に勝点3差をつけて首位という柏です。一方、愛媛はアウェイかつ、自慢の守備陣から欠場者と出場停止者を出しているわけで、客観的に見てもかなり不利だと思われます。
とはいえ、チームに勢いがついてきたと思っています。それを活かして、何とか一泡吹かせてもらいたいものです。
2010年04月24日
今季初連勝とゆるキャラレース
今日もサッカーは携帯観戦でした。ホームで行われた愛媛FC対横浜FCは、前半にコーナーキックから小原選手のゴールで先制すると、さらにフリーキックからアライール選手のゴールとで追加点を挙げます。
これで今季初の2得点となりました。いずれも、セットプレーからDFが決めた、というのが興味深いところです。
横浜FCは開幕から3連勝したものの、そこから4連敗中と調子は下降線です。その相手に対し、開幕から好調の愛媛守備陣は3試合連続で得点を許しません。というわけでそのまま2対0で愛媛FCが勝ちました。
これで、引き分けを挟んでとはいえ、今季初連勝となり、通算成績も3勝2敗2分と白星先行となっています。この調子を維持してほしいものです。
ところで、試合前には愛媛FCのキャラをはじめ、愛媛県内の各マスコットキャラクターを集めてのイベントが行われました。
その中で、選抜されたキャラによる100m走がありました。注目は「一平くん」という飲食店のマスコットである、カエルのキャラでした。昨年、途中まで圧倒的首位でありながら、途中で転び、担架で運ばれています。(昨年の動画)
その画像が人気を呼び、一躍、愛媛FCの準公式マスコットみたいな存在になっています。
今年も前半で首位に立ちましたが、何と愛媛FC公式キャラの「伊予柑太」の暴行を受け、またもや担架で運ばれてしまいました。その結果、優勝したのは公式キャラの一人「オ~レくん」でした。(今年の動画)
仲間を優勝させるためにライバルに暴力をふるう、などというチンピラ的設定を公式キャラがやるというのは凄いと思いました。またそのようなドラマ(?)が繰り広げられているなか、動いているのか止まっているのか分からないような速度で走って(?)いた、地元名産菓子キャラクターのタルトも独特の個性を発揮していました。
このイベント、いつか生で見たいものだと強く思いました。
2010年04月17日
四国ダービーほか
ここのところ、サッカーのテレビ中継を見る時間が取れません。今日もネット速報を見ながらの「四国ダービー」見物となりました。
四国に本拠地があるJリーグチームは徳島と愛媛だけです。したがって、かなり距離が離れてはいますが、両チームの試合は「ダービー」となり、普段の倍近い観客が入ります。
最初の頃は愛媛が勝ち越していたのですが、昨年は三連敗を喫するなど、ここしばらく愛媛は勝っておらず、通算成績は6勝6敗2分となっています。
その最近の対戦成績に加え、徳島は現在、J2で4位と昇格圏にいると好調なうえ、アウェイなわけですから、試合前は相当厳しいと思っていました。
しかし、今季ここまで5試合で3失点という守備陣が今日も頑張り、0点に抑えます。しかしながら、攻撃陣も得点できず、0対0に引き分けとなりました。
勝てはしませんでしたが、試合前の状況から考えれば、勝ち点を取れただけよしとすべきなのでしょう。
というわけで、通算の対戦成績は6勝6敗3分と五分のままとなりました。9月19日に松山で行われる試合で雌雄を決する形になるわけです。その試合が盛り上がる事を願っています。
話は変わりますが、日本代表のほうは、相変わらず監督のパッシング報道が続いています。サッカーの監督の采配・チーム構成能力の判断基準はいまだにわかりません。したがいまして、岡田監督が報道される通り能力が低いのか、歴代の代表監督並みのもしくはそれ以上の力量があるかどうかについて、私は何も言えません。
ただ、その報道の仕方が異常であることは、サッカーの知識以前の問題なのでよく分かります。
たとえば、先日、ヨーロッパの日本選手を見に行く際に、「今回の2、3人はボーダーラインということはないと思っています。よほどコンディションを崩しているようだと難しくなるだろうけど」と言ったそうです。これに対し、一部のスポーツ紙は「フライング発言」だの「ポロリ」だの揶揄しています。
尋ねられもせずに岡田監督がいきなり上記の発言を切り出す、などという事はありえないでしょう。その直前の質問は「今回見に行く選手はボーダーラインなのですか?」という感じの、「フライング発言」をさせようとする内容だった可能性が極めて高いと思っています。
スポーツ新聞でよくある「一度バッシングすると決めた対象は、あらゆる手段を使って悪印象を持たせようとする」の典型例と言えるでしょう。
自分はもともとW杯にさほど興味はありません。とはいえ、やはりこのような悪質な記事を見ると、少なからぬ不快感をおぼえました。
2010年04月03日
千葉公園で花見
久々に、千葉公園まで花見に行きました。咲き具合・天気とも絶好の花見日和という事もあり、かなりの人で賑わっていました。
ござを敷いて、樹の下で宴会している人々も少なからずいました。中には、一通り飲み食いし終えた後、ござに並んで寝そべりながら桜をみている人たちもいました。傍から見ていても、すごく気分がよさそうに見え、自分も真似したくなりました。
桜の樹も多く、種類も染井吉野の他に、山桜や枝垂桜もあるなど、色々な花を楽しめました。
そんななか、枝ぶりのいい桜があったので、そこから池越しに走るモノレールを撮ってみました。
(※画像をクリックすると、同じ画面で大きな画像が開きます)
花見を終えた後は、近くにある中央図書館に行きました。一時期はよく通っていましたが、最近はご無沙汰しています。
あまり長い時間いることができなかったので、本をちょっと読んだだけでしたが、そこそこ充実した時間でした。ここのところ、あまり読書ができていないので、これを機に図書館通いも再開するか、などとも思いました。
2010年03月31日
捏造報道の常習犯ほか
スポーツニッポンとかいう「新聞社」が、北海道のダルビッシュ投手にインタビューをしました。そして、本人が何一つ、そのような発言をしていないにも関わらず、衝撃告白!ダル(中略)メジャー前向きなどという、本人の言った事と正反対の捏造記事を発表しました。
まあ、この会社が捏造記事を作成するのは日常茶飯事です。昨年も、当時現役のプロ野球監督だった人に対して、何度も捏造記事を作成して中傷していました。
ちなみに、ダルビッシュ投手が捏造に対する批判をしたのは30日ですが、それから丸一日たっても、該当記事は訂正もされずにネットに公開され続けています。
まあ、これも予想された事で、昨年、同様に捏造部分を本人がブログで具体的に批判した際も、その記事を載せ続けていました。典型的な「厚顔無恥」というやつです。
これらの事をまとめると、この会社にとって、「事実が何か」などという事はどうでもいい事である、という事がよくわかります。
まあ、読むほうとしては、無用な事実誤認を避けるためにも、「この会社が発表した記事は基本的に信頼する価値はない」という事を大前提として読むよりないでしょう。
話は変わりますが、本日の試合で、横浜のスレッジ選手がサヨナラ3ランを打って読売に勝ちました。それ自体は大変めでたい事です。ただ、その後のヒーローインタビューには少々驚きました。
スレッジ選手にとって、横浜に移籍後初めの本拠地でのお立ち台です。当然、ファンに色々伝えたい事があるでしょう。
そんな中、アナウンサー氏は「昨年のCS第1戦のサヨナラ満塁本塁打を思い出しました」などと言いました。
確かに、あの本塁打はCSの流れを決定づけた一発であり、自分も強く印象に残っています。質問者がそれを思い出す事自体は別におかしくありません。
しかし、スレッジ選手は今では横浜の選手です。当然ながら、横浜ファンにとって、その本塁打と、今日のサヨナラ本塁打では全く意味が異なるものです。この場で発する必要は全くありません。
当然、本人も回答に詰まり、結果的にその質問は完全に無視していました。当然かつ適切な対応と言えるでしょう。
捏造記事の異常さに比べれば有害度はありません。とはいえ、報道者の質の低下ぶり、というものをより一層感じさせる一言ではありました。
2010年03月21日
J2第3節、愛媛FCは引き分ける
今日は本拠地で、水戸ホーリーホックとの対戦でした。後半だけTV観戦したのですが、愛媛は攻め込む場面は多かったものの、なかなか相手の守備陣を突破出来ません。そして、中距離のシュートは何本も放ちましたが、枠にも入らず、そこで攻撃が止まる、という展開でした。
慎重に球を進めながら、多人数で攻撃するのですが、その間に、相手の守備陣も構築されて、それに阻まれる、という感じでした。
一方、水戸は好機が来ると、少ない人数で一気に攻めます。そのため、シュート本数は愛媛の半分以下ながら、ヒヤリとさせられる場面はむしろ多くありました。
しかし、結局決め手となる一本は出ず、結局0対0の引き分けに。本拠地初勝利はまたもおあずけとなっています。
他の試合では、ギラヴァンツ北九州が東京ヴェルディ相手にJリーグ初勝利。序盤で先制しますが、その後レッドカードで一人減って後半を迎える展開に。そのため、東京ヴェルディが攻め続ける展開となりましたが、それを何とか凌ぎ切り、記念すべき白星を挙げています。
昨日開幕したパ・リーグですが、昨日は見れなかったので、自分的には今日が初見物となりました。
札幌で行われた北海道-福岡は、1対1のまま延長に入り、10回裏に北海道が1死2塁で打席に稲葉選手というサヨナラ機を迎えます。しかし、ここでファルケンボーグ投手は、稲葉選手さらには高橋選手と中軸を抑えます。
するとその裏、北海道は抑えの武田久投手を出しますが、松田選手が勝ち越しのソロ本塁打を放ちます。その裏は馬原投手が抑え、福岡が連勝しました。
大阪ドームの合併球団-東北は、東北が1点リードで最終回を迎えます。しかし、抑えに起用した福盛投手が誤算で、本塁打で追いつかれた後、さらに二塁打と四球で2死1・2塁に。
たまらず小山投手に交代しますが、この継投も失敗。ストレートの四球で満塁とした後、暴投と、全く制球が定まらず、サヨナラ負けで東北は連敗となってしまいました。
所沢の埼玉-千葉は大松選手の適時打と本塁打で2対1と、昨日と逆のスコアで千葉が勝ち、開幕3カードで唯一1勝1敗となっています。
2010年03月19日
パ・リーグ明日から開幕など
明日からパ・リーグが開幕します。今年は、昨年までとはかなり違う感覚で野球を見ることになると思いますが、それなりに楽しんでいければと思っています。
とりあえず、今年の初観戦は月末に東京ドームで行われる北海道の試合を予定しています。鎌ヶ谷も含め、今年は北海道中心の観戦を考えています。昨年は野球場に行っても楽しめない事が多々ありました。今年は気楽に野球を楽しめればと思っています。
ところで、合併球団が来年からの球団名を変更する、という報道がありました。ただ、書いているのが、昨年さんざんガセやヨタ記事を読まされた日刊スポーツだけという事もあり、今ひとつ信ぴょう性がありません。
ただ、もし本当なら、球団を潰されたうえに、完全にチームカラーが違う球団に名前を使われてしまった、近鉄バファローズのファンの方の不快感が少しは晴れるのでは、と思っています。
また、ここ数年、合併球団が他球団の真似をして、阪急ブレーブスや近鉄バファローズの復刻ユニフォーム企画を考えている、という噂がよく流れます。阪急ブレーブスファンとして、この噂を聞くたびに不愉快な気分になっていました。
もし本当に過去の名前を捨てる方向で動いている、という事でしたら、「復刻ユニフォーム」をやる可能性も下がりそうです。そういう意味でも、この報道が事実であることを願っています。
2010年03月13日
Jリーグ第2節、愛媛FC初勝利
Jリーグ第2節、愛媛FCはアウェイでザスパ草津との対戦となりました。
前回出場できなかった福田選手ですが、相変わらず前所属であったギリシャのチームとの問題が解決せず、この試合も出場できないと、当初伝えられていました。この問題は、ヤフーのトップに掲載されたほどでした。
ところが試合二日前に、FIFAが暫定的に登録する権限を与えると通達し、急遽出場が可能となりました。
というわけで、福田選手が移籍後初出場となりました。そして序盤でPKを得ると、その福田選手がゴールを決め、今季チーム初得点を挙げました。ただ、今日は諸事情により中継はほとんど見れなかったので、その場面を見ることはできませんでしたが・・・。
その後も前半は押し気味に進めていましたが、追加点は奪えません。そして後半になり、草津が選手を入れ替えると、その効果か、草津が攻める展開に。しかし、何とか守りきり、1対0で勝って今季初勝利を挙げました。
試合後の監督や選手の談話を見ると、福田選手が攻撃の軸になったのが大きかったとのことです。そう考えると、FIFAの判断が二日前にくだった事が非常に大きかったと言えるでしょう。
とりあえず、開幕戦の悪い雰囲気はこれで払拭できたと思います。来週はぜひとも本拠地初勝利を達成してほしいものです。
2010年03月07日
Jリーグ開幕戦、愛媛FCは敗れる
Jリーグ開幕戦二日目、今日はスカパーが第一日曜日なので、無料で中継を見ることができました。といわけで、愛媛FCの試合を、初めて生中継で見ることができました。
松山で行われた、愛媛FC対ファジアーノ岡山は、開幕戦ということもあり、試合開始前には、愛媛FCのマスコットである、オ~レくん・たま媛ちゃん・伊予柑太が勢揃いしていました。
さらに、対戦相手であるファジアーノ岡山のマスコット「ファジ丸」、さらには秋季キャンプを松山で行う関係で提携関係にある、東京ヤクルトスワローズの「つば九郎」まで来ていました。「つば九郎」は、4月に行われる東京の試合の宣伝も兼ねて来ていたとのことです。
これまで、本拠地開幕戦では無敗だった愛媛は、序盤は攻め込みます。ただし、岡山もうまく反撃し、コーナーキックから好機をつかみ、ゴール前でヘディングシュートを放ちますが、これはキーパーの山本選手の好セーブがあり、得点は許しません。
その後も愛媛の攻撃が多く、シュートも多く放ちますが、なかなか枠に行かず、結局前半は0対0でした。
そして後半開始早々、岡山がゴール近くに攻めこむと、追いすがる赤井選手が反則を取られてしまってペナルティキックに。これを決められて、先制されてしまいました。
その後も、愛媛はシュートは放ちますが、相手キーパーの好セーブや、わずかに外れるなどあって、得点できません。
終了間近にもフリーキックからシュートを放ちますが、これも入らず、結局そのまま1対0で敗れました。全体的に攻めている時間は長く、シュート数は、愛媛が11で岡山が5と倍以上放ちましたが、それを活かせなかった試合でした。
開幕戦を飾れなかったのは残念でしたが、次回はぜひとも初勝利を挙げてもらいたいものです。
2010年03月06日
Jリーグ開幕
今日からJリーグが開幕しました。昨年から、ヤフーなどで結果を確認し、応援している愛媛FCのメールマガジンを購読していした。今年はより一層、中継などを見ようと思っています。もっとも、選手の名前やサッカーの戦術などは、相変わらず良く分かっていないのですが・・・。
で、開幕戦ですが、今日と明日に分かれています。J1は10試合中8試合が今日で2試合が明日、J2は9試合中3試合が今日で6試合が明日でした。どうせなら、J1はまとめて今日やって、J2はまとめて明日やれば、とも思うのですが、何か事情があるのでしょう。
J1のほうは、4連覇を目指す鹿島と、前回準優勝の川崎がともにホームで勝ちましたが、前回三位で全日本選手権でも優勝したG大阪はホームで名古屋に負けていました。名古屋といえば、田中マルクス闘莉王選手を補強したことが大きくニュースになりましたが、報道によると他にも大型補強をしていたとのこと。戦力がアップしているのでしょうか。
他に、J2から昇格した仙台がアウェイで磐田に勝っていました。昇格さらには全日本選手権ベスト4の勢いが続いているのでしょうか。
J2のほうは、ホームの福岡・水戸・徳島がいずれも勝っていました。
明日はいよいよ愛媛FCの開幕戦です。地元出身で海外で活躍しており、今季から加入した福田選手が、前所属のギリシアチームとの契約問題で出場できない、という問題がいきなり発生していしまいましたが、何とかその穴を埋めて頑張ってほしいものです。
2010年02月11日
サッカー東アジア選手権・香港戦
サッカー東アジア選手権の日本対香港をTVで見ました。出場する日本代表選手のうち、所属チームが分かるのは三分の一程度でした。まあ、昨年の秋頃は、闘莉王選手と香川選手しか分からなかった事を考えれば、そこそこ知識が増えたと言えるでしょう。
そのくらいの知識しかないため、試合の流れや、日本代表チームが好調か不調かなども分かりません。ただ、ほとんど日本代表が攻撃していたので、かなり実力差のある相手だったという事くらいは分かりました。試合のほうも、3対0と快勝していました。
そういう試合展開という事もあり、試合そのものよりもその寒さが気になりました。
21時現在で4度という気温に加え、雨が降っています。フィールドを走っている選手は大丈夫なのでしょうが、あまり動かないキーパーなどはかなり寒いのでは、と思いました。また、スタンドのサポーターも、見ていてこちらが寒くなるほどでした。
地元の私がそう感じるのですから、南国である香港から来た選手やサポーターの人はさらに大変だった事でしょう。
まあ、国内リーグやW杯などの兼ね合いで、今くらいしか開催できる時期はなかったのでしょう。とはいえ、いくらなんでもこれは、と強く思った「寒冷地試合」でした。
2010年02月04日
朝青龍関、引退
朝青龍関が引退届を提出し、記者会見が行われました。暴力事件を起こした事が原因と言うことです。もちろん、暴力事件を起こすのはいけないことです。
ただ、かつては、新興宗教にのめりこんで警官と立ち回りして公務執行妨害で逮捕された横綱や、ソ連巡業で拳銃を購入して持ち帰った横綱や、稽古場でのリンチ事件が報じられた横綱もいたわけです。それを考えると、暴力事件をおこしたから引退、というのも変なものだとも思います。
いずれにせよ、もう引退は決まってしまいました。ここ数年、相撲の楽しみといえば、朝青龍関が優勝する瞬間および、その後のインタビューだった身としては、寂しいものがあります。
ただ、同時にホッとしたような気分にもなっています。
すでに優勝も歴代3位の25回しました。もちろん33回目の優勝まで見たかったとは思います。ただ、現時点でもその実績は相撲史に残るものとなっています。会見で言った、「相撲に悔いはない」というのは本心でしょう。
6年ほど前にも書いた事がありますが、朝青龍関が相撲を引退しても、それは一つのターニングポイントに過ぎません。この年齢ですから、別の世界で格闘技を続けると思います。そこで、相撲とはまた違った強さを見ることができれば、ファンとして嬉しいものです。
さらに、商業マスコミやアンチの「文化人」による、「品格」の欠片もない中傷や罵詈雑言を眼にすることもなくなる、というのも嬉しいことです。
というわけで、自分でも意外なほど、あっさりと引退情報を読んでいました。
なお、引退会見でも話していましたが、あの琴ノ若関との驚異的な相撲は今でも心に焼き付いています。あの中継を見れた事は本当に幸運でした。
繰り返しになりますが、今後の朝青龍関の活躍が楽しみです。また同時に、これまで朝青龍関という「風よけ」があったため、朝青龍関がやったらバッシングされるような事をしてもマスコミに叩かれなかった白鵬関が、今後、不当な中傷を受けないか心配しています。
2010年01月23日
朝青龍関、25回目の優勝
大相撲初場所14日目で、朝青龍関が日馬富士関に勝って優勝しました。
今場所は、昨年一年間において本割りで4敗しかしなかった白鵬関が、13日目までに3敗するというまさかの展開に。一方、序盤で金星を献上した朝青龍関は、ここ数場所苦手だった終盤でも大技を連発して勝つなど絶好調で、一気に優勝を決めた感じでした。
これで優勝は通算25回目で、北の湖関を抜いて史上単独三位となりました。あと6回で千代の富士関に追いつきます。白鵬関がいるだけに、簡単にはいかないとは思いますが、是非ともその数字を目指してほしいものです。
その白鵬関のまさかの連敗は意外でした。まあ、考えてみれば昨年の86勝4敗というのが尋常でないわけです。まあ、こういう場所もあるのでしょう。
自分は朝青龍関を応援していますが、白鵬関もその次くらいに応援しているので、今後も両横綱による優勝争いを楽しみたいと思っています。その一方で、それに割って入る若手の台頭にも期待したいところです。
優勝を決めた相撲は、見ていてかなり盛り上がりました。両者とも動きながら技をかける機会をうかがう、という展開になり、攻防が何度も入れ替わります。そして最後は、日馬富士関の動きを逆用するような感じで、投げが決まりました。
結果のみならず、内容でも楽しめた、いい相撲でした。
そして、優勝を決めた朝青龍関は、いつものように花道でファンの声援にこたえて手を振りました。
そこまでは良かったのですが、その直後、NHKのアナウンサー氏が、「できれば、これは花道を通り過ぎてからやって欲しかったです」などと言いました。
そのような決まりが相撲界にあるなどと聞いたことはありません。実際、隣で解説していた九重親方は何も言いませんでした。ちなみに、九重親方も、現役時代、ギリギリ残って勝った後、土俵上で「セーフ」のポーズをとったりしていました。
そのような大横綱の隣で、これまた優勝25回の大横綱が行なった事に、自分の好みで文句をつけるのですから、呆れるよりありません。アナウンサーの仕事は状況を伝える事であり、自分の好き嫌いを披露する事ではありません。
視聴者として彼の言葉を借りれば、「できれば、その発言は中継が終わってからやってほしかったです」とでもなるのでしょうか。毎度の事ですが、報道の質が低下している事を感じさせられました。
2010年01月11日
相変らず品格がなさすぎる横綱審議委員
昨日の横綱土俵入りで、白鵬関が土俵入りの所作を間違えたそうです。それについて、品格が著しく欠落している事で有名な横綱審議委員氏が「両陛下がいらっしゃるからあがっていたのかな。それだけ、日本人になったということでしょう」と好意的にみていた。と言ったそうです。
言うまでもなく、これが朝青龍関だったら、例のごとく、品格の欠片もない言い回しで批判していたでしょう。実際、この日も朝青龍関が左手で懸賞金を受け取った事については、壊れたテープレコーダーのように批判しています。
その「二重基準」ぶりも問題ですが、それ以上にこの「それだけ、日本人になった」というという発言は異常だと思いました。
確かに、白鵬関は年寄株取得のために日本への帰化を考えていると言われています。しかしながら、現時点では純然たるモンゴル人です。それを、ミスによって「日本人になった」などと言われて、いい気持ちになるのでしょうか。ついでに言えば、日本人横綱が、天覧相撲の土俵入りでミスが多い、などという事もありません。二重三重でおかしい発言です。
こんな発言をするほうもするほうですが、それを「識者の意見」であるかのごとく報じる方も報じる方です。やっとこの審議委員氏も退任してくれるそうです。その時は、これによって少しは相撲報道もマシになるとは思ったのですが、この状況では厳しそうだな、と思いました。
2010年01月05日
「千葉の恥」
千葉マリンスタジアムの人工芝問題で、ロッテ球団の瀬戸山球団代表とサブロー選手会長が千葉市長に張り替えを訴えたそうです。
その際、サブロー選手は「千葉の恥、球団の恥であるので要望した」と市長に言い、その過激な表現のおかげで、ニュースサイトなどに取り上げられています。
人工芝の張り替え周期は5年だそうで、前回張り替えたのは2002年だそうですから、既に2年放置されている事になります。
つまりは、ずっと前に問題になっていなければいけない話です。それが今頃になって球団が選手に「直訴」させるという状況が生じる事自体、遅すぎかつおかしい話です。
ちなみに、千葉市には千葉マリンスタジアム設置管理条例というものがあります。それによると、スタジアムの維持管理業務は指定管理業者が行なうとなっています。そして、ご存じの通り、指定管理業者はロッテ球団です。
「スタジアムの維持管理」の範囲は明記されていません。しかしながら、面積の大半を覆っている人工芝も、指定管理業者が管理すると考えるのが普通でしょう。
要は、耐用年数を過ぎた設備を使い続けたビル管理会社が、、それで怪我人が出たというクレームを受けて初めてオーナーに設備更新を要望した、というようなものです。
一方的に市のせいにするのでなく、まずは自らの杜撰な管理を詫びてから話を始めるべきでしょう。
しかも、春先に「千葉のくだらないファンなら(本拠地を)変えようか」と社内会議で発言した瀬戸山球団代表がそれを言いに来るのですから、呆れてしまいます。
要は、地元の市民・県民を「くだらない」と侮蔑した輩が、その市民の払った税金で人工芝を張り替えろ、と陳情しに来たわけです。
いくらサブロー選手でも、そのような「千葉の恥」と一緒に来て、税金を投入しないと「千葉の恥」になると市長に言っても説得力はないでしょう。率直に言って、身をもって人工芝の劣化ぶりを体験した事のある私ですら、この記事を見たときは「税金使うのはちょっと待ってくれ」と思ってしまったほどでした。
とにかく、市側が主張するように、球団側ある程度負担する形を作らないことには解決のしようはないでしょう。とりあえず、今年の張り替えが無理なのが明らかである以上、「指定管理者」として全力を尽くして選手の健康を守るべく努力して貰いたいものです。