2011年05月31日

魚の骨

 昔から焼き魚の骨を食べるのが好きです。一見、味などなさそうに見えますが、歯ですり潰すと、独特の旨みが出てくるのです。
 特に、今日食べた魚の骨は、すり潰した後に、かなり濃厚な旨味が出てきました。そのため、魚肉の味→骨の歯ごたえ→最後の旨味、と三段階に味を楽しめ、かなり得した気分になりました。
 なお、言うまでもない事ですが、慣れないと、骨がのどに刺さったりします。したがって、自分的に好きな事ではありますが、他人にはお勧めできません。

2011年05月30日

本屋のない街

 腹部に違和感があったため、会社帰りに駅前の胃腸クリニックに寄ることにしました。当初は、その前に津田沼か西船橋で途中下車して、本日発売の漫画を買ってから病院に行くつもりでいました。
 ところが、帰り間際にちょっとしたトラブルがあり、会社を出るのが遅れました。そのため、診療受付終了時刻の15分前くらいに幕張本郷に着く事になってしまいました。これでは、本屋に寄れません。
 仕方ないので、診療が終わった後、津田沼に引き返して本屋に行きました。話題作なので、本屋では数列にわたって平積みで売られていました。しかしながら、コンビニには流通していないため、本屋のない幕張本郷では買うことができません。そのため、このような移動を強いられたわけです。
 改めて、自分が本屋のない街で暮らしている、という事を実感した一件でした。

2011年05月29日

5月の台風

 台風2号が西日本に来ました。現在は温帯適圧になったそうですが、かなりの暴風雨で、怪我人や大規模停電も発生したとのことです。かつて、台風といえば秋に来るもので、1号とか2号などは、赤道近くに発生し、日本とは全然異なる方向に進んで消えるものでした。
 それが日本に来るばかりか、かなりの被害を出した、というのですから、世の中変わったものです。
 その一方で、5月末だというにも関わらず、梅雨入りもしているそうです。台風と梅雨が一緒にくるなど、以前は考えられないことでした。
 気象の世界も年々変わっているようです。そのうち、自分が子供の頃に持っていた「天気の常識」は全て通じなくなるのでは、などと思いました。

2011年05月27日

点はいらない

 Yahoo!でサッカー速報を見ていました。画面右には、試合中に観戦者が「つぶやき」ができるスペースが設置されています。
 そこに、ある人が「点はいらない・・・」と書きこんでいました。前半20分くらいで、両チームとも得点が入らない、という事を伝えたわけです。
 すると、それに対して、「何で点はいらないんだ?勝手に決め付けるな」という返信がつきました。どうやら、前に書いた人が「点は要らない」と書いたと勘違いしたようです。
 この類の勘違いとしては、電報が主要な通信手段だった時代に考案された「金ヲクレタノム」が有名です。ただ、これは、誤読である「(親が)金をくれた、(だから)呑む」という言葉が日本語としておかしすぎ、かなりの違和感がありました。
 それに対し、この「点はいらない」は、どちらの解釈でも違和感がありません。実際に、勘違いした人もいるわけです。この「点はいらない」はそのまま国語の例文に使えるような「名文」では、と思いました。

愛媛FC、連勝で白星先行

 第14節となる愛媛FC対FC岐阜が、なぜか一試合だけ金曜日にホームで行われました。
 今日は前半は仕事帰りのため携帯メールで、後半は帰宅してYahoo!速報観戦でした。試合の方は前半に杉浦選手が先制し、後半には石井選手が追加点と、ともに今期初得点となる二人のゴールでリードを奪います。
 そして、ここまで最下位の岐阜相手に守備陣も活躍し、開幕戦以来となる完封となり、2対0で快勝しました。
 これでチームは連勝で、白星が先行しました。また、他のチームが休みだった事もあり、「暫定5位」となっています。
 次節は、ここまで不調ながら日本代表を何人も要するFC東京が相手です。愛媛側もマスコットが勢揃いで応援と気合が入っているようです。難敵相手ですが、何とか頑張ってほしいものです。

2011年05月26日

HTML5

 今更ながら、HTML5の解説書を読みました。概略をざっと読んだだけですが、「ブラウザだけで動画を再生する」とか「オフライン状態でも動作させる」「ブラウザで位置情報を取得」などという機能が紹介されていました。
 これまで以上に「WEB上のコンテンツを表現する」の範囲が拡大しているような感じです。この流れが進めば、Googleドキュメントなども、WEB上からデータとアプリを落とした後、オフラインで作業し、終わったらWEBに保存する、などという事になるのでしょうか。
 また、そのような進歩的な機能と同時に、「テーブルの背景色を奇数行と偶数行で変える」などという機能も追加されていました。
 冒頭に書いた画期的な機能に比べれば、かなり小ぢんまりとした「進化」です。しかしながら、かなり前から、この「行ごとに互い違いの色にする」という事では色々と苦労した身としては、かなり嬉しく思いました。
 ここ数年、公私ともどもあまりWEBに関する知識を得る事をしていませんでした。しかし、このような新機能を見ると、いろいろと心惹かれます。
 これを機に、久しぶりに勉強をしなおさねば、などと改めて思いました。

2011年05月24日

モスバーガークラシック

 仕事で出かけた先にあった、「モスバーガークラシック」という店で昼食を取りました。名前を見たときは、開業当初のモスバーガーを再現した店なのか、と思いました。ところが、中に入ってみると、そのような雰囲気はありませんでした。
 壁には洋楽のレコードジャケットが飾られており、カウンターには洋酒が並んでいます。出てきたハンバーガーも、通常のモスバーガーとはかなり違う、アメリカ風のものでした。
 どうやら、「クラシック」がかかっているのは「モスバーガー」ではなく「バーガー」のようです。つまり、昔のアメリカにあった、ハンバーガー店を意識して作られた店のようでした。
 普通のハンバーガーを頼んだのですが、値段は、普通のモスバーガーで売っている「ハンバーガー」の四倍しました。味のほうは、まあ値段相応かな、という感じでした。
 面白い発想だとは思いましたが、「昔のアメリカ風ハンバーガー」を売りにするなら、「モス」というブランドを冠するのはむしろ邪魔なのでは、という気もしました。
 やはり「モス」で「クラシック」にするなら、1972年に成増で開業した時の味および雰囲気を再現したほうが、話題になったのではなどと思った次第です。

2011年05月23日

もずく酢ブーム

 今月に入ってから晩酌のつまみとして、もずく酢にハマっています。以前から酢のものも海藻も好きでしたので、別に味覚が変わったわけではありません。
 きっかけは、納豆型パックで三個を一セットで売られるようになった事でした。従来の売られていた、大きめのパックですと、一人で一回に食べるのにはちょっと多く、買う気は起きませんでした。
 それが、あのサイズになり、食べやすさや値頃感が大幅に増した感じがし、ハマったというわけです。
 ちょっとパックを変える事で、ここまで印象が変わるとは思いませんでした。その発想に驚きつつ、毎晩、もずく酢で一杯やっています。

2011年05月22日

2011/5/22の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

誕生日とこの一年

 今日は誕生日でした。一年前の誕生日では、停滞しつつある状況を打破したい、などと思っていましたが、結局あまり変わることなく、一年を過ごしていました。
 ただ、その間に、いろいろと変化はありました。どちらかと言えば良くない事のほうが多かったという感じです。ただ、良くも悪くも、それは自分にとって大きい事でありました。
 少なくとも、来年の今も「また停滞した一年を過ごしてしまいました」と書くことはできません。それなりの覚悟を持って過ごす年にしたいと思っています。
 あと、誕生日にあたり、家族やお世話になっている方からお祝いのメールなどをいただきました。何歳になっても誕生日を祝ってもらえる事は嬉しいものです。あらためてお礼申し上げます。

愛媛FC、最悪の状況の中、逆転で約1ヶ月ぶりの勝利

 愛媛FCはアウェイで栃木SCとの対戦となりました。4月24日の勝利を最後に、ここ4試合で1分3敗という状況の愛媛に対し、栃木は前回初黒星を喫したものの、ここまでリーグ2位です。
 しかも愛媛は怪我人と不調者が多いため、ベンチ入りの選手は二人少ない五人で、福田選手もベンチから外れました。
 そして、慣れないアウェイでしかも雨、というあらゆる点で最悪の状況での試合となりました。

 今日も「ツイッター中継観戦」だったのですが、前半はミス連発という厳しい内容だったようです。そして前半13分に先制されます。
 このまままた連敗かと思われましたが、後半8分、齋藤選手の今期3つ目のゴールで追いつきます。追いついた後も厳しい展開が続きますが、何とか得点は許しません。
 そして後半45分、相手のゴールに波状攻撃を見せ、最後は今期札幌から加入した吉弘選手が、J初得点となるゴールを決め、逆転に成功します。
 そして、アディショナルタイムも守りぬき、最悪の状況の中から、貴重な白星を挙げました。
 監督の談話などを見ても、かなり問題のあった内容だったようです。しかしながら、素人目に見れば、ここでの白星は大きいと思いました。これを活かし、ぜひとも流れを変えてもらいたいものです。

2011年05月21日

講義の時間配分

 ある勉強会に行ってきました。最初、二人の大学名誉教授が1時間ずつ説明をする、という予定になっていました。最初の講義は事前に貰った資料によると、8頁中最初の3頁が理論編で、残りの5頁が実践編、という感じでした。
 となると、理論編は20分くらいで終わるはずです。ところが、講師の先生はその話に熱中してしまい、30分経っても続いていました。
 結局、本題であるはずの実践編に入ったのは、終了15分くらい前でした。少し延長があったものの、資料の半分近くは使われずに終わってしまいました。
 大学の名誉教授ですから、何度も講義や講演をしていると思います。それだけの経験があっても、このような事になってしまうのです。
 限られた時間の中で、言いたいことを適切に配分して話す、というのがいかに難しいか、改めて実感しました。
 ちなみに、その「理論編」は物理学の話でした。物理の勉強を最後にしたのは高校一年の時でした。そのため、約26年ぶりに「ジュール」だの「モル」だのといった単位を聞くことができました。
 本来の目的を達せられなかったのは残念でした。ただ、久しぶりに「物理の勉強」ができた、というのはある意味貴重な経験だったと思い、その点では満足できました。

ハイリスク・ノーリターン

 ロイターという通信社が「21日に地震、世界破滅へ」、米キリスト教徒が予言という記事を配信していました。
 なんでも21日に地震が発生し、信仰心の厚い人は天国に召されるが、そうでない人は取り残され、数カ月にわたって続く世界の破滅に巻き込まれるという。などという「予言」をしている「キリスト教徒」がいる、とのことです。
 まあ、この類の宗教家は腐るほど存在します。そして、過去、例外なくその「終末予言」を外しました。何千年もの人類史の中で、完膚なきまでに正解率0%なわけです。
 もちろん、個人の自由ですから、別に何を「予言」しようと知ったことではありません。とはいえ、この「終末予言」ほど無意味なものはないのでは、と毎度ながら思います。  仮に、予言が成就して人類が滅亡したところで、この「予言者」を褒めてくれる人はどこにもいません。何しろ、滅亡しているのです。
 一方、外れた時は、皆にボロクソにけなされるわけです。もちろん、この類の連中は「外れたときの言い訳」を語る技術は豊富に持っています。しかしながら、いくらハッタリをかましたところで、「嘘つき」のレッテルは外しようがありません。
 とはいえ、その「終末予言」に恐怖した信者からたんまり金が入る、というプラス要素が、「インチキ予言者」という蔑称を得るマイナス要素をはるかに上回る、というのが現実なのでしょう。それが続く限り、このような「ハイリスク・ノーリターン」な事を言う「予言者」は後を絶たないと思います。

2011年05月19日

交通系ICカード「全国」展開

 現時点では部分的しか「相互乗り入れ」をしていない交通系ICカードが、2013年よりJR系を軸にして広域的な相互利用を可能にする、というニュースがありました。
 これについて、少なからぬ報道機関が「全国で相互利用可能に」という見出しで報じています。
 しかし、これを「全国」というのはちょっと違うのでは、と思いました。実際に相互利用可能になるのは、首都圏・近畿・東海・福岡・札幌だけの話です。他の地方都市でも、ICカードが利用出来る交通機関は多数あります。
 そんな中、読売はICカード乗車券、13年春に共通化…四国以外という、やけに「除外地区」が目立つ見出しをつけていました。
 一応、他の三島では使えるのに、四国だけは仲間はずれ、という意味なのでしょうか。これを書いた記者は四国出身なのだろうか、などと思ってしまいました。
 ちなみに、我が家は相方の里帰りの関係で、毎年松山に行きます。そのため、伊予鉄道の「い~カード」がSuicaと「相互乗り入れ」してくれると非常に助かります。
 なお、「い~カード」は、日本で初めての携帯で電車に乗れるシステムでした。その歴史に恥じないような「乗り入れ拡大」を進めてほしいものです。

2011年05月18日

荷物路面電車

[ 交通 ]

 京都を走る京福電鉄がヤマト運輸と提携した、というニュースを見ました。
 渋滞を回避および二酸化炭素排出削減のために、市中心部で荷物を京福電車に積み、嵐山駅などで降ろして配送する、という仕組みとのことです。
 この京福電鉄は路面電車タイプの車両を使っており、一部に併用軌道もあります。したがってその部分では、道路の上を荷物を積んだ電車がトラックの代わりに走る、という事になります。
 かつては、国鉄の各線に荷物車が走っていました。通常の旅客列車に併結されたものもあれば、荷物専用として編成されていたものありました。一方、各都市には路面電車が走っていました。
 しかしいずれも、モータリゼーションの打撃を受け、荷物車はなくなり、路面電車も大半が廃止されました。
 そのモータリゼーションの結果、自動車が増えて渋滞を起こし、二酸化炭素の排出量が増えたわけです。
 その「対策」として、ささやかながら、路面も走る電車に荷物を運ばせる、という企画が生まれた、というのは興味深い事だと思いました。
 ぜひとも成功して、他の地区にも「路面荷物電車」が広がったら、などと思いました。

2011年05月17日

声も上がっている?

 新聞記事などで、よく「これについては国民の中には批判の声も上がっている」などという形で、報じる対象を批判している文章があります。
 確かに、そういう声が上がっているのは確かでしょう。なぜならば、ある事について、国民が一人残らず賛成もしくは反対する、などという事は現実的にはありえません。したがって、どんな事にでも「批判の声がも上がっている」のです。
 したがって確かに、嘘ではありません。しかし同時に、その「声も上がっている」という文言には何の意味もありません。なぜならば同じ記事のその部分を「これについて国民の中には賛成の声も上がっている」と書き換えても、それまた事実であるからです。
 つまり「上がっている声」というのは、書いている記者や、所属している新聞社の意見でしかないのです。しかし、建前上、記事は「客観的」であるという事になっています。そのため、「記者はこう考えている」というのは社説や主張記事でない限り書けません。そこで、「声」に本音を込めながら、「客観的記事」を装っているわけです。
 もちろん、どんな書き方をしようと完全に客観的な記事など存在しえません。ただ、その中でも特に「声も上がっている」という文言があるものは、特に著しく客観性に欠ける記事である、と思っています。

2011年05月16日

昔読んだ本

 書店で、若い頃に愛読していた人の本が出ていました。関心がある内容なので立ち読みしました。かつて出版した本に加筆して出した本なのですが、何十年前に書かれたとは思えないほど、非常に興味深い事が色々と書かれていました。
 一瞬、買おうと思ったのですが、確かこの人が同じ題材を描いた本を若い頃に買ったような記憶が、おぼろげながらありました。そこで、一度帰宅し、調べてみました。
 すると、本棚のかなり奥にその本がありました。奥付を見ると1988年となっています。まあ、23年前ですから、忘れているのも仕方がありません。しかしながら、一度読んだ本を改めて読んで、新鮮な驚きを得る、という自分の記憶力のなさには少々呆れました。
 もっとも、読まなかったにも関わらず、その後の二度の引越しでも捨てることなく保管していたわけです。それだけ、その本が重要である、という事だけは忘れていなかった、という事なのでしょう。
 というわけで、読んだ事および持っている事を忘れた自分は叱りたい気分になりましたが、それを捨てずに保管していた自分は褒めてやりたくなりました。

2011年05月14日

本厄

 ツイッターで自分と年が近い人が厄年について書いていました。そこで、調べてみたところ、昨年が自分の本厄だった事を知りました。
 振り返ってみましたが、特に昨年、ひどい病気をしたり事故にあったりはしていません。
 一番厳しかった事といえば、会社の人件費抑制方策の影響をかなり受けた事でしょうか。しかしながら、別に自分一人の話ではありません。
 というわけで、自分にとっての「本厄」は、終わって5ヶ月くらい経って「そういえばそうだったのか。でも特に何もなかったな」と振り返る程度のものでしかなかったようです。
 もともと、その類の縁起物は機にしていませんでした。そして、今回の件で、より一層その「不信心」が深まりました。

ホームでの四国ダービーに敗れる

 ホームで行われた愛媛FC-徳島ヴォルティス戦をネット速報観戦していました。前半は0対0でしたが、後半に失点し、さらに越智選手がレッドカードで退場という展開に。その後、反撃するも、やはり数の差は大きく、そのまま0対1で負けました。
 これで一昨年以来となる四国ダービー敗戦となりました。通算成績は7勝7敗3分となり、またもや五分に戻りました。
 チーム成績のほうも、これで4戦連続勝ちなしとなっています。先月末に北九州戦で敗れて以来、いい流れでなくなっているようです。
 次節は現在首位の栃木とアウェイで対戦です。厳しい試合が続きますが、何とか流れを変えてほしいものです。

2011年05月13日

中立?

 津田沼の駅ビルに入っている書店に行ったら、「推進派でも反対派でもない中立の立場でかかれた原発書」などというポップで宣伝されている本がありました。福島で発生した事件を受けての考え方において「こんな危険な事になったのだから原発はやめる」が反対派で、「事故があっても原発は続けるべきだ」というのが推進派です。
 そのどちらでもない「中立派」など存在するのか、と思いつつ、何ページかめくってみました。
 そして、無作為に開いたページの全ては「原発推進」の論調で埋め尽くされていました。ちなみに、風力発電については「醜い風力発電機が乱立している」みたいな事が書いてありました。中立どころか、筋金入りの「信者」です。
 考え方は人それぞれですから、別に現時点で熱心に原発推進をする本が出ることは理解できます。しかしながら、なぜそのような本に「中立」などという意味不明かつ本の内容とかけはなれているポップをつけたのだろうか、と不可解に思いました。
 こうすれば、「客観的な論調」を求める人が騙されて買うと出も思ったのでしょうか。
 そのあたりはよく分かりません。いずれにせよ、この店に掲示されているポップを真に受けて本を買う事はできないな、ということだけは、強く心に刻まれました。

2011年05月11日

高飛車

 富士急ハイランドが、「高飛車」という名前の絶叫系ジェットコースターを7月に運行開始する、と発表しました。
 この遊園地では、派手な演出の絶叫系ジェットコースターに奇抜な名前をつける、というのは定番のようで、今回のものはシリーズ第4弾になるとのことです。
 遊園地にも絶叫系ジェットコースターにもさほど関心はないのですが、今回の発表には奇妙な感慨がありました。
 名前の由来となった「高飛車」は、元々は将棋用語でした。端的に言うと、自分だけは歩を持ち駒にして、相手には同じことをさせない、という指し方です。これが転じて「高圧的な態度」という一般用語になったようです。
 逆に、その一般用語の印象が強くなったためか、将棋用語では代わりに「浮き飛車」という言葉が使われるようになり、「高飛車」は死語みたいな存在になりました。そして、「高圧的」という派生的な用法がついには絶叫系ジェットコースターの名前にまでなったわけです。
 ちなみに、大学時代、私は将棋研究会に所属していました。その合宿で何度か富士五湖周辺に行き、二回ほど息抜きで富士急ハイランドに行きました。若い男たちだけで富士急ハイランドに行ってジェットコースターに乗る、というのは傍からみればかなり奇妙な事だったでしょう。まあ、今にしては懐かしい思い出です。余談ですが、その時生まれて初めて一回転するジェットコースターに乗り、眼鏡が落ちた事はいまでも鮮明に覚えています。
 というわけで、自分にとっての富士急ハイランドは「将棋合宿の息抜きで行くところ」だったわけです。したがって、そこに、将棋用語を用いたジェットコースターが出来る、というのは個人的にはかなり印象に残る事でした。そして同時に、そんな形で印象に残ったのは、日本広しとはいえ、自分だけだろうな、などとも思いました。

2011年05月10日

携帯クリーニングと「もやしもん」

 津田沼のドコモショップの前を歩いていたら、「携帯無料クリーニングいたします」という掲示がありました。そういえば、買って1年10ヶ月経っており、いろいろガタがきているな、と思い、お願いすることにしました。
 カウンターに座って、目の前で部品交換や掃除をするのを見ている、という形になりました。その間の時間つぶし用なのか、ここのドコモショップでは、カウンターごとに、漫画が数冊置かれています。
 ちょうど私の座ったカウンターには、「もやしもん」の1・2巻がありました。話題になっている事は知っていましたが、なかなか読む機会のなかった作品です。渡りに船とばかりに読んでみました。
 結果として、自分の好みではなく、続きを読もうという気は起きませんでした。とはいえ、携帯を無料で部品交換や掃除をしてもらったうえに、興味のあった作品を読めた、というのはかなりお得感がありました。
 それにしても、カウンターごとに漫画を設置するというのには驚きました。儲けているだけの事はあり、発想力のある人材を擁しているのだな、と感心しました。

2011年05月08日

GW終了

 今年のゴールデンウイークも終了しました。4月29日から今日までの土日祝8日のうち、休んだのは4日でした。まあ、このへんは例年通り、といった感じです。今年は3日と4日を連休しましたが、あの三日間で連休を取れたのはかなり久しぶりでした。それだけに、例年より休めた気分にはなりました。
 ただ、その貴重な連休に連日出かけたところ、慣れないことをしたのが祟ったのか風邪をひいてしまいました。その影響もあり、今日は一日のほとんどを寝て過ごしました。
 ここ数年、いろいろあってなかなかまとまった休みが取れません。そのため、休み方(?)が下手になったのでしょうか。
 このご時世ですから、休みを増やすのは難しそうです。その分、休日の計画的かつ効率的な過ごし方を追求せねば、などと思った今年のGWでした。

愛媛FC、終了間際に追いつく

 愛媛FCは前節に続き、アウェイで湘南ベルマーレ戦を迎えました。怪我や出場停止などの関係で、スタメンは大幅に変動し、吉弘選手が移籍後初出場なりました。
 今日もネット中継観戦なので詳細は分かりませんが、前期J1の湘南に対し、前半は0対0と互角に闘います。

 後半13分に先制され、その後反撃するも届かない、という展開になります。しかし終了間際、途中出場の福田選手から受けたパスを、齋藤選手がドリブルでうまく抜き、同点ゴールを挙げます。
 これで齋藤選手は早くも今期2得点目となりました。他にも得点にからむ活躍を何度しており、既に攻撃陣の中心、といった感じです。
 その後アディショナルタイムに得た勝ち越しきは逃したものの、1対1で引き分け、アウェイで貴重な勝点1を挙げています。
 来週はホームでの四国ダービーとなる徳島戦です。昨年は1分1勝でした。その勢いを継続して、久々の勝点3を挙げてもらいたいものです。

2011年05月07日

メルアド集めの具材にされるソフト

 低価格ソフトで有名なS社のソフトを使っている部署があります。ユーザー登録は自分の部署でやっているため、たまにそこからの宣伝メールが送りつけられてきます。
 その中で最近増えているのが、タイアップしているサイトにメルアドを登録すると、当社のソフトを無料で進呈します、という宣伝です。無料で提供されるソフトは、他社製の型落ち品の販売権をS社が買取ったもののようです。ちなみに、メルアドが登録されるサイト、お節料理で有名な「共同購入クーポンサイト」です。

 型落ち品の販売権購入の際に幾許かのお金は発生するしょう。そう考えると、何年も前に作ったプログラムが、勝手にお金になるのですから、製作者にとっては割のいい話とはいえます。
 しかしながら、自分の作品が、悪名高いサイトのメルアド集めの具材にされていると知ったらどう思うのでしょうか。メールを見ていて、ふとそれが気になりました。

2011年05月06日

飛び込みで売れるわけがないもの

 飛び込みの営業が来ました。とりあえず、応対すると、「御社ネットワークのセキュリティ対策についてお話しさせていただけませんか?」との事でした。
 もちろん、どんな提案でも、飛び込みで来られたら断ります。とはいえ、これを飛び込みで売るのはありえないのでは、と思いました。
 ネットワークのみならず、あらゆる「安全」を守る事においての基本は「正体不明のものは中に入れない」だと思います。したがって、事前に連絡を入れずに会社に押しかけてきて提案される「セキュリティ対策」を相手にした時点で、安全に穴を開けるのと同様です。
 もちろん、そこまでは言わずに通り一遍の言葉で断りました。すると、相手も「やはりそうですよね」という雰囲気であっさり引き下がりました。
 それを見たときは、「この人もこんなやり方で売れるわけないのは分かっているが、上の命令で仕方なくやっているのだろうな」と思いました。

2011年05月05日

アイスランドとワリスフュチュナ

 日本の会社が作ったとあるCG系サイトを見ていました。そこはかなり多くのユーザーがおり、外国の方も多数参加しています。その中で、たまに、「この人、どこの国なのだろうか?」と思ってプロフィールを見ると、やけにアイスランドが多いことに気づきました。
 最初、「あんな離れた国の人が、日本のCGサイトに参加しているのか。そんな遠くまで日本の文化が浸透しているのか」とか「やはり冬は寒くて日照時間も短いから、パソコンに向かう人が多いのだろうか」などと思っていました。
 最初はそう納得(?)していたのですが、それにしてもあまりにもアイスランド人が多すぎます。そのうち、ふと登録画面の仕様に問題があるのでは、と思いました。
 調べたところ、そのサイトの住所登録で「海外」を選ぶと、あいうえお順でまずアイスランドが出てきます。カタカナですから、よほど日本語に堪能でないと、その意味は分からないわけです。そこで、少なからぬ人が「何が書いてあるか良く解らんけど、とりあえずプルダウンの一番上に出てくるから」と思って選択しているようだ、という事に気づきました。
 やはり、外国の人に登録させるなら、選択肢もローマ字などにするべきなのでは、と思いました。

 ちなみに、プルダウンの一番最後を見たら、「ワリスフュチュナ」という項目がありました。調べてみたところ、オセアニアにあるフランスが領有している諸島とのことでした。面積は200平方キロですから、千葉市より狭いという事になります。あまりにも無名なためか、ウィキペディアにすらページがありませんでした。
 仮に、そのCGサイトが海外の国・地域を50音の降順で掲載していたら、少なからぬ外国の人が、この諸島を居住地として登録していた事でしょう。もしそうなったら、このサイト内においてのみ「ワリスフュチュナ」の知名度が異様に高くなっていただろうな、などとしょうもない事を考えてしまいました。

2011年05月04日

開設13周年

 本日をもって、当「つれづれの館」も開設13周年となりました。これが子供だったら今年から中学校入学です。
 このくらい長い間やっていると、だんだんと「こだわり」が薄れてきます。一応、トップページには20世紀開設のサイトらしく「アクセスカウンター」がありますが、通算の数はあまり気になっていません。今日、久々に見て、「そうか、15万を越えていたのか」と思ったほどです。
 とはいえ、サイトをやっていこうという意欲については、13年前と変わっていません。ここに何か書けたか書けなかったで、一日の満足度はかなり違います。そして、何らかの反応があれば、かなり嬉しくなります。
 というわけで、読んでいただいている方々に感謝しながら、とりあえず来年の14周年を目指して頑張っていこうと思っています。

今期初観戦も、愛媛FC惜敗

 蘇我で行われた、ジェフ千葉-愛媛FC戦の観戦に行きました。昨年は開始ギリギリに行ったのですが、今日はかなり余裕を持って行きました。そのため、スタンドで昼食をとった後、マスコット撮影会や愛媛物産即売会に行くことができました。
 今日の新人コンビですが、小笠原選手は外れたものの、前野選手が3試合連続でスタメンに入りました。また、齋藤選手もスタメン復帰していました。
 試合のほうは、やや千葉が押し気味、という感じです。
 ただ、素人目に見ても、接触プレーなどにおいて、愛媛のほうばかりFKを取られている、という印象がありました。

 そして前半25分ほど、ゴール近くで3回連続してFKを取られます。そして最後は、ペナルティエリア近くでのFKとなり、伊藤選手が蹴ったボールに、川北選手は触ったもののそのままゴールを奪われてしまいました。
 その後も、愛媛側から見ると、しっくりしない展開が続きます。そしてついに前半42分、スローインを巡る判定で、前野選手が判定に抗議し、イエローカードを取られてしまいました。
 というわけで、得点のみならず、雰囲気においても良くない状態で後半戦となりました。しかし、開始直後に、右サイドから切りこんできた関根選手が、相手DFを振り切り、シュートを決めます。
 ゴール裏右サイド寄りに座っていたため、丁度シュートを打ったところから、ゴールに入るまで、かなり近い距離で見ることができました。ちなみに、観戦3戦目で、初めて見た愛媛のシュートとなりました。
 その後も攻めこむ場面はありますが、なかなか得点はできません。一方、千葉も後半になり、今期ここまで出場2試合で3得点を挙げている、長身FWのオーロイ選手を投入します。しかし、危ない場面は作られるものの、DF陣および川北選手の再三の好守備で、勝ち越しは許しません。
 ところが後半33分、前野選手がこの試合二度目のイエローカードで退場となり、11対10となってしまいました。前野選手は場外を出た後、にユニフォームを脱いで引き上げ、それを、控えの選手たちが気遣っていました。見ていて、その悔しさが伝わってきました。
 圧倒的に不利な状況となりましたが、愛媛もFWのジョジマール選手に代えてDFの三上選手を入れるなど、徹底的に防戦し、何とか耐え続けます。
 しかし後半45分、混戦の中から深井選手にシュートを決められ、再び勝ち越されます。その後、アディショナルタイムでシュートを放ったもののキーパー正面に行ってしまい、そのまま1対2で敗れてしまいました。
 試合終了直後、バルバリッチ監督が怒ってフィールドに入ってくる、という一幕もありました。やはり判定に対し、相当腹に据え変えていたのでしょう。
 判定の妥当性はよく分かりません。ただ、今日の主審の岡宏道さんをネット検索したところ、その判定をかなり酷評していた観戦記をいくつか見かけました。
 昨年は1点も取れずに連敗した千葉相手に、終盤まで接戦を続け、しかも目の前で関根選手のゴールを見ることができました。そう考えると、行った甲斐は十二分にありました。逆に、それゆえに判定に対する違和感がより強く残った試合になり、残念でした。

2011年05月03日

「急行05」バス

[ 交通 ]

 有明のビッグサイトに行きました。帰りはバスで錦糸町に出ることにし、土日祝のみ運転の「急行05」という系統番号の都バスに乗りました。
 急行と名乗るだけあり、ビッグサイトを出ると、しばらく停車しません。途中、りんかい線の東雲駅前を通りましたが、それも無視し、一気に新木場駅まで到着しました。
 しかし、新木場を出ると、「ここから錦糸町駅まで全ての停留所に止まります」という車内放送が流れました。その後も、主要停留所に着くたびに「全ての停留所に止まります」と「鈍行宣言」をし続けていました。
 路線図を見たところ、起点の「日本未来科学館」を出てからビッグサイトに着くまでの、台場・有明地区も各駅に止まっていました。つまり、「急行」なのはビッグサイトと新木場の間だけなのです。その間に通過する停留所は2つだけです。そして新木場から18の停留所を各駅に止まるのです。
 確かに、ビッグサイトと新木場の間の走りは「急行」の名にふさわしいとは思います。しかしながら、それ以外の部分を「急行」の看板をつけて走るのはあまりにも奇妙です。
 乗客に変に誤解させないためにも、新木場を出たら正面の表示を「急行05 錦糸町駅前」から「鈍行05 錦糸町駅前」に変更するべきでは、などと思いました。

2011年05月02日

「鳥」を出すなら

 久々に相撲協会のサイトを見ました。三月場所が中止で、五月場所も無料開催と、史上稀に見る状況が続くだけに、サイト全体にも重苦しさがあります。しかしながら、そんななか、日本相撲協会公式キャラクター「ハッキヨイ!せきトリくん」は3月も4月も定期的に更新され続けていました。
 せっかくだから読んでみました。内容は、四コマ漫画形式で「せきトリくん」が相撲を取り、その中から「腰を入れる」「がっぷり四つ」などを説明する、というものでした。
 しかしながら、その「説明」が分かりにくすぎます。理由の一つとして、「公式キャラクター」の体型があります。名前の通り、鳥を人間ふうにデフォルメしており、当然ながら、手足や筋肉なども実際の人体とは大幅に異なります。そのため、絵から実際の動きが連想できないのです。
 他に、彼らによる「技」の説明があるのですが、これが全て一コマ漫画で描かれています。したがって、動きの流れや技の特徴が全然分かりません。せっかくWEBを使っているのに、なぜこんな事をするのだろうか、と思いました。
 ただでさえ収入が減っているのに、原稿料払ってこんな漫画を載せ続ける意味がどこにあるのだろうか、と思いました。
 まあ、せっかく「鳥」でキャラクターを作ったわけです。それを活かして「八百チョウ」という新キャラでも出し、そのあたりの仕組みを解説するシリーズに変更したほうが、注目度も上がっていいのでは、などと思いました。

2011年05月01日

「グリーン車」の罠

 電車のロングシートの両端はいろいろとお得です。他人と接するのは片方だけですみますし、脇板を枕がわりにすればかなりいい睡眠環境になります。さらに、雨が降ると、手すりが「傘掛け」になります。
 というわけで、特に雨の日に端の席に座れると、かなり得した気分になります。心のなかで、「グリーン車に座れた」と思うほどです。
 天気予報が雨との事で、今日は傘を持っていったのですが、その「グリーン車」に座れました。そこで月の頭の朝からツイている、などと心の中で喜んでいました。
 そして、脇板を枕に心地良く寝ていたのですが、寝心地が良すぎたのか、降りる駅に着く直前くらいに目が覚めました。そこで慌てて降り、その後、傘を掛けっぱなしだった事に気づきました。
 かなりくたびれたビニール傘だったので、損害は大した事はありません。とはいえ、折角の幸運気分があっという間に消し飛んでしまいました。
 「幸運」も「損失」も客観的に見れば大した事ではありません。それは分かっているものの、かなり気分の浮き沈みが激しい朝になってしまいました。