2007年09月30日

忘れ物のおかげ?

 昨日、会社に忘れ物をしました。当初は残っていた仕事は風呂敷残業する予定でした。しかし、それならばついでにと思い、土曜出勤することにしました。
 その行きがけに、突如携帯が鳴りました。内容は、仕事関係で、緊急出勤せざるをえないような予定外の事件が発生した、というものでした。
 もちろん、最初から行くつもりでしたので、特に問題なく、そのまま出勤しました。当然ながら予定より時間は取られましたが、問題もなんとか片付き、何とかナイターにも行くことができました。
 結果的には、昨日の忘れ物のおかげで、精神的な損失感もなく、土曜出勤できたわけです。昨日、忘れ物をしたことに気付いた時は、かなり凹んでいましたが、結果的には、それに感謝する事になった一日でした。

ファイターズのリーグ連覇を生観戦

[ 野球 ]

 昨日の時点でファイターズはマジックが2に。対象チームはマリーンズのため、今日の直接対決の結果によっては、リーグ優勝が決まる事となりました。
 そのマリンスタジアムで行われたマリーンズ対ファイターズ戦の観戦に行きました。実はこの試合の入場券を入手したのは8月頭でした。FC会員のチケット引き替えポイントがたまったため、とりあえずレギュラーシーズンで行ける最後の試合、という事でこの日にしていました。もちろん、当時はこの試合にファイターズの胴上げがかかる、などとは思ってもいませんでした。
 もっとも、球場に入って外野席を見てみれば、左翼席の三分の一はマリーンズファン。また、三塁側内野席もマリーンズの旗を持っている人が目立ちました。これだけ見ると、「普通のマリーンズ戦」という感じです。まあ、仮に札幌でマリーンズが優勝をかけた試合を行っても、同様に「普通のファイターズ戦」というような客層になるでしょうが・・・。
 先発は久保投手とスウィーニー投手。今日はオーティズ選手が三番に入り、、2試合ぶりにスタメン復帰した福浦選手が八番に入りました。
 久保投手は初回に1死から二塁打され、さらに2死1・3塁としますが、高橋選手を抑え、先制は許しません。さらに3・5回は先頭打者の安打と犠打、4回は1死からの二塁打と、毎回のように得点圏に走者は出しますが、いずれも0点に抑えます。

 一方、マリーンズ打線はスウィーニー投手の前に3回まで無安打。4回に2死からサブロー選手が初安打し、里崎選手も続きますが、大松選手が倒れ、先制できません。また、続く5回は先頭のズレータ選手が四球を選びますが、牽制でタッチアウトに。結局ここも0点に終わります。
 というわけで、5回まで0対0で終わります。しかし6回表、ファイターズは先頭の稲葉選手が安打します。続くセギノール選手の当たりは、遊ゴロ併殺打かにも見えましたが、内野の連携がおかしく、外野に抜けた上に、一塁走者の稲葉選手に三塁まで進まれます。続く高橋選手を久保投手は併殺に打ち取りますが、その間に稲葉選手が生還し、ついにファイターズが先制します。
 さらに続く7回、久保投手はこの試合4度目となる先頭打者に安打を許し、さらに犠打でこの試合6度目の得点圏へ走者を進められます。続く金子誠選手の当たりは、高く弾むゴロ。これを久保選手が取りに行くも、グラブに当たって方向が変わってしまい、内野安打となってまたもや1・3塁となります。
 ここで続く森本選手が犠飛を打って2点目。ここでマリーンズは二番手に昨日セーブを挙げた藤田投手を起用しますが、いきなり田中賢選手に右翼フェンス直撃の適時三塁打を喫し、3点目を失ってしまいます。
 その裏、マリーンズは先頭のサブロー選手が自身2本目、チーム合わせて3本目の安打で出塁します。さらに里崎選手も四球を選んで無死1・2塁と一発同点の場面となります。しかし、大松選手の内野ゴロで1死2・3塁としたものの、続くズレータ選手の内野ゴロで1点を返すにとどまります。
 8回、三番手の小宮山投手がいきなり二塁打を打たれ、内野ゴロと四球で1死1・3塁として降板します。すると四番手になんと本日一軍復帰したばかりの小林雅英投手が登板。いい当たりはされますが、二人を抑え、追加点を与えません。
 その裏、二番手の武田久投手に対し、先頭の今江選手が安打で出塁します。しかし、続くTSUYOSHI選手が併殺に打ち取られ、結局三人で終了。反撃の糸口がつかめません。
 9回も小林雅投手が続投。しかし、安打の後にヒットエンドランを決められ、無死1・3塁となってしまいます。ここで五番手に高木投手が登板するものの、田中賢選手にこの日二本目の適時打を打たれると、続く稲葉選手にも詰まらせながら右前に運ばれます。高木投手はあと二人投げると、途中出場の中嶋選手との今季初の「元ブレーブス対決」が実現するところでしたが、残念ながらここで降板となってしまいました。
 マリーンズは4点差ながら、ここで六番手に荻野投手を投入します。しかし、途中から代走で入っていた陽選手に適時二塁打を打たれるなど、得点を加えられ、結局この回6失点。これで試合は完全に決まってしまいました。
 その裏、ファイターズはセーブのつかない局面ながら、「優勝投手」としてマイケル中村投手を投入。1死からサブロー選手と里崎選手が連打しますが、反撃はここまで。大松選手、さらにはズレータ選手が打ち取られ、9対1でファイターズが大勝。そして昨年に続くパリーグ優勝を決めました。観客数は3万14人でした。
 その後は、胴上げ・優勝監督インタビュー・選手による左翼席ファンへの挨拶が行われました。生で胴上げを見たのは、1985年にタイガースが神宮で優勝した時以来でした。前回は外野席でしたので、何がなんだか分かりませんでしたが、今回は内野席なので、比較的よく見えました。

 これでファイターズは二年連続優勝。連覇は両リーグあわせて1999年・2000年のホークス以来です。それだけに余計強さが際だつと言えるでしょう。さらに、昨年の優勝メンバーから、新庄選手が引退し、岡島選手がメジャー入り。さらにリーグ二冠でMVPを取った人までFAで出て行くなど、戦力低下が顕著でした。率直に言って、私も連覇はかなり難しいと思っていました。そのうえ、昨年12勝で新人王だった八木投手まで、故障もあってほとんど働けませんでした。
 一方、目立ったトレードもなければ、即戦力新人の入団もなく、目立つ補強と言えば、昨年、イーグルスで活躍したグリン投手の加入くらいでした。そのような中、工藤選手をはじめ、昨年ファームにいた若手が着実に力をつけて、それらの穴を埋めていったわけです。そのようなチーム作りも含め、大いに賞賛できる連覇と言えるでしょう。
 一方のマリーンズは成瀬投手の大飛躍、移籍で加入した早川選手の活躍などの底上げはありました。しかし、福浦選手とズレータ選手が入れ替わりのような形で長期離脱するなどの主力の怪我がありました。さらには小林雅英投手・清水直投手といった、昨年までの中心選手が、大きく成績を落とすといった事もありました。
 それらの穴を埋めきるだけの若手の台頭がなかった事が、ファイターズと結果を分けた原因かもしれません。
 しかし、今年は、制度の関係で、優勝が決まった後もまだ雪辱ができます。一昨年も、一位のホークスと同じくらいの差がありながら、ポストシーズンで逆転しました。今年も、対ファイターズの成績は現時点で一つ負け越し。明日勝てば五分となり、これも一昨年の対ホークスと同じです。
 ぜひとも10月8日からのクライマックスシリーズではまずホークスに勝ち、さらに頂点をかけてファイターズと戦い、この日の雪辱を果たして欲しいものです。

 福岡のホークス対イーグルスは大隣投手と朝井投手が先発。3回までともに1安打無失点でしたが、4回に大隣投手が突如崩れます。安打と四球で走者をためて帰されるという、前回の登板と同じような展開となり、前回と同じく、この回、7点が入ります。
 その後、ホークスも反撃しますが、走者は出るも得点はなかなか入りません。イーグルスが7安打7点なのに対し、ホークスは14安打3点。勝ったイーグルスは対ホークス勝ち越しを決めています。観客数は3万2千6百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ライオンズは岸田投手と松永投手が先発。初回にライオンズが犠飛で先制し、さらに相手守備の乱れで2点目も挙げます。
 さらに1点差に迫られた6回には江藤選手の代打適時打で追加点。さらに8回には一軍初出場初スタメンの松坂選手にプロ1号が出るなど、6対1でライオンズが快勝しました。観客数は1万1千3百人ほどでした。
 これで合併球団は、合併後3年目で初の最下位となりました。2004年の球団合併の話が出たときに、宮内オーナー等は「合併して強豪球団を作り、タイガースに対抗する人気を得る」などと言っていましたが、この結果には笑うよりありません。
 かつて、オリックスは強豪球団ブレーブスを買収し、さらに日本野球史上に残る天才であるイチロー選手を偶然のような形で獲得し、一時期は連覇もしました。しかし、そこからは、坂を転がるような弱小球団になりました。そして、「球団合併」という究極の補強方法を使ったにも関わらず、Aクラスに一度も入れず、三年目で「定位置」を獲得したわけです。ある意味、天才的なまでの球団経営力と言えるでしょう。

 甲子園のタイガース対カープは福原投手と宮崎投手が先発。2回に先制された福原投手は、一気に4点を失い、この回途中で降板となってしまいます。
 一方、打線は宮崎投手を打てず、その間に1点を追加され、5対0となります。
 8回に桧山選手と今岡選手の適時打、9回には桜井選手の9号ソロで反撃をしますが、時すでに遅し。カープが5対3で逃げ切っています。
 タイガースは甲子園最終戦を白星で飾ることができませんでした。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは三浦投手と石井一投手が先発。ともに7回を3安打1失点で抑え、同点でむかえた8回、四球と失策でむかえた2死1・3塁の好機に田中浩選手が適時打を打ってスワローズが勝ち越し。これが決勝点となり、3対1でスワローズが勝っています。また、これにより、ドラゴンズのクライマックスシリーズ出場も決定しています。観客数は7千2百人ほどでした。

 なお、山形ではファーム日本選手権のドラゴンズ対読売が開催。深田投手と川井投手の先発で始まり、読売が序盤に2点を先制します。しかし、堂上剛選手のソロで1点差としたドラゴンズが、森岡選手の2ランで逆転。さらに終盤に点を重ね、7対2で勝っています。観客数は9千1百人ほどでした。

2007年09月29日

早川選手の2打点と10回1失点の継投で2位浮上

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは杉内投手と小野投手が先発。今日も左相手ということで、福浦選手が外れて竹原選手が連日の三番。また、堀選手に代わってオーティズ選手がスタメンに復帰しました。
 初回、マリーンズは1死から早川選手が左翼席に5号ソロを放って先制します。
 一方、小野投手は初回の1死1塁を併殺で切り抜けると、2回も1死3塁と同点機を作られますが、そこから後続を抑えます。
 一方、杉内投手も本塁打を喫した後は立ち直り、マリーンズ打線を抑えていきます。4回に1死1・2塁と得点圏に走者を出しますが、ここでも追加点は奪えません。

 小野投手は5回にも先頭打者に安打されますが、盗塁刺もあって凌ぎます。しかし続く6回、先頭の的場選手に二塁打あれ、犠打の後に川崎選手に適時打を喫して同点に。この回途中で降板となりました。
 マリーンズ打線は杉内投手に7回まで3安打3四球の1点に抑えられ、続く8・9回も水田投手の前に勝ち越すことができません。
 しかし、マリーンズも川崎投手が一昨日に続くロングリリーフで6回途中から9回までを0点に抑え、試合は延長戦に入ります。
 そして迎えた10回表、ホークス3番手の馬原投手に対し、先頭のオーティズ選手が二塁打を放ちます。そして、今江選手が送り、TSUYOSHI選手が倒れるも、早川選手が中前打を放ってマリーンズが初回以来の得点を挙げ、勝ち越しに成功します。
 その裏、マリーンズのマウンドには三番手の薮田投手が登板。そして2死を取った後に安打されると、今度は藤田投手を起用。すると、本日3安打1打点の川崎選手を抑え、マリーンズが2対1で競り勝ちました。
 これでマリーンズは久々の2位となっています。観客数は3万1千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズは大沼投手と山本投手が先発。同点で迎えた2回に、ライオンズが2死無走者から安打と四球で走者を出し、さらに片岡選手の適時打で勝ち越すと、二番手の萩原投手からカブレラ選手が25号満塁補塁打を放ち、一挙5点で逆転します。
 しかし直後の3回表、ファイターズが1死からの5連打で追いつき、小谷野選手の犠飛で勝ち越すと、森本選手も2点適時打を放ち、一挙7点を挙げます。
 その後もファイターズは追加点を挙げ、11対7で勝利。萩原投手が移籍後初勝利を挙げています。また、これでファイターズのマジックは2に。29日のマリーンズ戦に勝つと優勝となります。観客数は2万2千人ほどでした。

2007年09月28日

今更になって大きく報道しても・・・

 今更になって7月に発生した「稽古場で序の口力士が不審死」が、警察が立件した事により、大きく報道されています。この事件は、発表当時から「しごき」が原因かと思われていましたが、各マスコミは、事故死程度の扱いでしか取り上げていませんでした。
 その一方で、場所後のモンゴルで三日前まで本場所で相撲を取っていた朝青龍関が国の要請でサッカーイベントに出演したら、何かとんでもない大事件であるかのように大々的に報道。本人の行動はもちろん、朝青龍関の診察をした医師の情報、などというどうでもいい事まで大事件のごとく報じていました。
 同じ相撲界で、かたや人の死ぬ事件が発生しているにも関わらず、どう考えても「人命」よりは重要度のない「イベント出演」を大きく扱っていたわけです。
 そして、警察発表が出たとたん、あたかも「衝撃の真実が発覚した」かのような大報道をしているわけです。

 数年前、当時ライブドア社長の堀江現被告が、フジテレビの経営権を得ようとした事件がありました。その時、堀江氏が「マスコミなどはただ発表した事を流すだけ」みたいな事を言ってバカにしたところ、各メディアは一斉に「自分たちの調査報道に価値がある」みたいな反論をした事がありました。
 しかし、今回の一連の流れを見る限り、堀江氏の発言は、あながち間違っていなかったのでは、と思えてきます。
 各紙は今更ながら、「相撲界の体質が」などと書いています。しかし、そんな事は発生直後に調べて書くべきものです。そんな二ヶ月遅れの記事を書く暇があったら、もう少し自分たちの体質を見つめ直してほしいものです。

成瀬投手の快投と竹原選手の2発で快勝

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは和田投手と成瀬投手が先発。今日は左先発という事で、昨日同点適時打の福浦選手が外れ、三番には竹原選手がはいりました。また、オーティズ選手の代わりに堀選手が8番二塁に入っています。
 マリーンズは初回2死から、その三番抜擢の竹原選手が左翼席に7号ソロを放ち、先制します。
 前回のホークス戦では1失点ながら11安打された成瀬投手ですが、今日は2回まで無走者投球。3回に先頭打者にバント安打されますが、次打者を併殺に打ち取るなど、ここも0点に抑えます。

 打線は2回の無死2塁の好機を逃し、3回も安打は出るも盗塁失敗もあって三人で終わります。
 しかし4回、この回先頭の竹原選手が今度は左翼席に8号ソロ。この8本中4本が和田投手相手となりました。実はオープン戦でも竹原選手が本塁打を打った事があり、その時、和田投手は「もう打たれない」というような談話を残していたのですが、正反対の結果となってしまいました。
 さらに続くサブロー選手が安打すると、二盗、さらには三盗を決めます。そしてベニー選手の犠飛で生還すると、さらに失策もあって走者をためたあと、今江選手の2点適時二塁打が出て和田投手は降板。さらにTSUYOSHI選手の適時打でこの回、4安打で大量5点を挙げて6点差にします。
 援護を貰った後も、成瀬投手の好投は続きます。ホークスに5安打されますが、うち3本は内野安打。5回も先頭打者に安打されますが、ここも併殺に抑えます。
 9回も1死から安打されますが、続く多村選手をこの日3つめの併殺に打ち取って試合終了。2塁を踏ませない好投で今季4度目の完封を達成しました。これで成瀬投手は16勝目。防御率・勝率に続き、最多勝の可能性も見えてきました。また、2位ホークスとのゲーム差も0.5に。明日勝てば2位に浮上します。観客数は3万1千1百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズは岸投手とグリン投手が先発。2回に振り逃げと四球でためた走者を金子誠選手が2点適時二塁打で帰してファイターズが先制します。しかし、ライオンズも昨日4安打の和田選手が今日も好調。2回裏に17号ソロで1点差にすると、4回裏には2打席連続の18号ソロを放ち、ライオンズが追いつきます。
 さらに7回には銀仁朗選手の今季1号ソロでライオンズが勝ち越します。しかし直後の8回表、四死球と内野ゴロでファイターズが1死2・3塁とすると、セギノール選手に2点適時打が出て、即座に逆転。後は武田久投手とマイケル中村投手の継投で逃げ切り、ファイターズが勝利。優勝マジックを3としています。観客数は1万1千2百人ほどでした。

 神戸の合併球団対イーグルスは近藤投手とバス投手が先発。2回の日高選手の5号2ランで勝ち越した合併球団が3点リードで中盤を迎えます。しかし、イーグルスは5回に1点差とすると、7回に草野選手の適時打で追いつき、2死2・3塁から礒部選手の2点適時二塁打で勝ち越しに成功。さらに8回にも1点を加え、7対4で勝利。再びライオンズと並んで同率4位となっています。観客数は今季の神戸最終戦という事もあり、2万2千7百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは安藤投手と川上投手が先発。0対0で迎えた5回、川上投手自らの二塁打を足がかりにドラゴンズが無死1・2塁とし、荒木選手の1号3ランで先制します。,br />  タイガースも6回裏に連打で無死2・3塁としますが、内野ゴロの1点止まり。しかも直後の7回にウッズ選手の適時打で突き放されます。
 その裏も、久々一軍復帰の今岡選手の二塁打などでまたもや無死2・3塁としますが、ここはドラゴンズ継投陣に抑えられて0点止まり。そのまま4対1でドラゴンズが勝っています。
 ドラゴンズはこれで残り6試合でマジック6に。一方のタイガースは8連敗。これにより、ベイスターズにも自力CS進出が復活してしまっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは黒田投手とグライシンガー投手のエース対決。しかし、グライシンガー投手は4回で6失点し、早々とKOされます。
 黒田投手は7回まで6安打ながら1失点。しかし8回、先頭で代打に出た古田兼任監督の安打を足がかりに、ユウイチ松元選手の2点適時打が出ます。さらに古田兼任監督はマスクをかぶり、9回にも二塁打を放ちます。しかし、試合は7対3でカープが勝利。黒田投手は完投で12勝目を挙げています。観客数は7千6百人ほどでした。

2007年09月26日

スカイライナー

 午前中に都内で仕事をした後に、午後に成田で仕事、というスケジュールになりました。京成を使うことになったのですが、これまでスカイライナーに乗った事はありません。しかも、幕張本郷に住んでいると、まず乗る機会がありません。そこで、折角の貴重な機会という事で、通常特急でも間に合うにも関わらず、ライナー料金自腹で乗ることにしました。
 上野ではガラガラでしたが、日暮里で大量の海外旅行客が乗ってきました。皆、大きなスーツケースを持っています。空港特急なだけに、大荷物置き場も設置されているのですが、そこに置ききれない人もいるくらいの繁盛ぶりでした。連休が明けたばかりではあるのですが、海外旅行する人にはそんな事はあまり関係ないのでしょうか。

 同じ車両に乗っていても、自分はこれから仕事で、明日からも同様の日常。対して、この人たちは、明日には何千キロも離れた国外で過ごすのだ、などと思うと、ちょっと不思議な気分になりました。
 一瞬、そんなことを思いつつも、あとは車窓を見ていました。京成には年に数回乗りますが、同じ車窓でも、ロングシートに乗って見るのと、リクライニングシートで足を伸ばして見るのでは、何となく違うように見えました。また、家の近くを通り、散歩する時に使う跨線橋の下を通った時は、これまた何とも言えない面白さみたいなものを感じました。
 短いながらも、「これが最初で最後のスカイライナーかもしれない」という事もあり、貴重な時間を楽しく過ごすことができました。

終盤で競り勝ち、CS進出決定

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは涌井投手と小林宏之投手が先発。今日は福浦選手が2試合ぶりにスタメンに復帰。ズレータ選手が6番に入り、ベニー選手がスタメンから外れました。
 小林宏投手は立ち上がり、1死から安打され、さらに2死からカブレラ選手を歩かせると、続く和田選手に2点適時三塁打を喫します。
 しかし直後の2回表、先頭のサブロー選手が安打で出塁すると、続く里崎選手はエンドランのかかったところで遊ゴロを打ちます。ところが、二塁手がスタートを切っていた一塁走者をあきらめていたにも関わらず、遊撃手が二塁手に送球してしまい、球が転がっている間に1・3塁となります。
 そしてさらに暴投で2・3塁となった後、ズレータ選手がバックスクリーンに15号3ランを放ち、マリーンズが一気に逆転に成功しました。

 小林宏投手は2・3回は無安打に抑えます。しかし4回、先頭の和田選手を歩かせると、1死から中島選手に右前にポテン安打を打たれます。そして、微妙な当たりながら、和田選手はスタート良く三塁まで達しました。すると、小林宏投手が暴投し、その走塁が生きた形でライオンズが追いつきます。
 直後の5回表、先頭の今江選手が二塁打を放ち、TSUYOSHI選手が送って1死3塁に。しかし、この好機を生かせず、勝ち越せません。
 すると6回裏、1死から和田選手が安打すると、2死から中島選手がまたしても詰まった当たり。しかし、これが左翼線ギリギリに落ち、和田選手が一気に生還。逆転を許してしまいます。
 直後の7回にも1死1・2塁としますが、ここも相手の好守もあって得点に結びつきません。さらに8回は二番手の三井投手に対し、先頭のサブロー選手が安打し、さらに1死1・2塁となりますが、続くベニー選手の当たりがまたも好補されて併殺に。どうしても追いつけません。
 その裏、前の回から登板の荻野投手が、1死から四球と安打で走者をため、リーファー選手の所で、川崎投手が登板します。対するライオンズも右の江藤選手を起用しますが、ここは川崎投手が抑えます。さらに満塁までしますが、最後は凌ぎ、追加点は許しません。
 そして1点差で迎えた9回表、ライオンズはグラマン投手が登板。対して先頭のオーティズ選手が四球を選ぶと、続く今江選手が犠打で1死2塁に。続くグラマン投手と相性のいいTSUYOSHI選手は倒れますが、早川選手が三遊間を抜き、2死1・3塁とします。
 ここで打席は三番の福浦選手。今季は対左の打率が低く、グラマン投手相手には無安打です。しかし、ここでは左前打を放ち、土壇場でマリーンズが追いつきます。
 さらに続くサブロー選手も中前打を放ちます。二塁走者の早川選手は一気に本塁をつき、細川捕手相手に激しい体当たりをします。しかし、ブロックした細川選手は起き上がれずに担架で運ばれるほどの状態ながら、ボールは放さず、タッチアウトに。勝ち越しはできません。
 捕手の代わりがいないライオンズは、その細川選手がしばらくの治療の後、そのまま打席に立ちます。対する前の回から続投の川崎投手は、その細川選手を含め、9回裏を三人で抑えます。
 そして10回表、四番手の山岸投手に対し、先頭の里崎選手が四球で出塁し、1死からベニー選手が安打すると、ここで登場の代打の橋本選手も四球で満塁とします。ここで今江選手が中前に弾き返し、勝ち越しに成功。続くTSUYOSHI選手がまた中前打を放ち、6対4とします。
 その裏も川崎投手が続投します。この時点では、薮田投手をどこか先発で使うのか、などと思っていました。しかし、2死から川崎投手が和田選手に本日四本目の安打を打たれると、ここで薮田投手が登板。江藤選手を中飛に打ち取り、3セーブ目を挙げています。
 これでマリーンズは、クライマックスシリーズ出場を決めました。一方のライオンズはこれで27年ぶりのBクラスが決定しています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは先週に続いてのダルビッシュ投手対田中投手。田中投手は2回に1死1・2塁、3回に1死3塁と先制機を作られますが、いずれも抑えます。
 一方、ダルビッシュ投手も3回まで1安打投球。しかし4回、内野安打と野選で無死1・3塁とすると、礒部選手に適時打が出て、イーグルスが先制します。
 その後は再び投手戦に。ダルビッシュ投手は5回から8回まで2安打に抑えます。一方、田中投手は4回から8回まで無安打にファイターズ打線を抑えます。
 9回表は武田久投手が抑えて迎えた9回裏、田中投手は1死から田中賢選手に四球を出し、さらに盗塁を許します。すると、続く稲葉選手が右越の二塁打を放ち、イーグルスが同点に。さらにセギノール選手を歩かせて2死1・2塁とすると、ファイターズは今日5番の工藤選手に代えて坪井選手を代打で起用。これが成功し、坪井選手は右前打を放ちます。ギリギリのタイミングでしたが、一昨日サヨナラの走者になり損ねた代走の紺田選手が、今日は本塁セーフ。逆転サヨナラで投手戦を制したファイターズがマジックを5としています。観客数は本拠地最終戦ということもあり、土曜に続いて満員となる4万2,222人でした。

 福岡のホークス対合併球団はスタンドリッジ投手と加藤康投手が先発。今季一軍初登板の加藤康投手は3回までホークス打線を1安打に抑えます。そして4回に合併球団が失策で先制しますが、その裏、その失策をした小久保選手に適時打が出てホークスが追いつきます。
 さらに続く5回には川崎選手の2点適時打が出てホークスが勝ち越し。スタンドリッジ投手は7回を6安打2四球で1失点。その後は三瀬投手に柳瀬投手と、二枚看板を休ませる継投でホークスが勝っています。観客数は2万8千3百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは工藤投手とボーグルソン投手が先発。3回まで1安打に抑えていたボーグルソン投手ですが、4回に1死満塁からこの三連戦好調の佐伯選手に16号満塁本塁打を喫します。
 さらに6回には橋本健選手が2点を追加され、試合は大差となります。
 6回まで工藤投手に3安打に抑えられていたタイガース打線は、7回に金本選手が31号ソロを放ちます。しかし反撃はそれだけ。結局工藤投手は8回を5安打2四球1失点に抑え、7勝目を挙げています。タイガースはこれで7連敗。首位との差が4.5となり、4位ベイスターズとの差は5となっています。観客数は1万7千5百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは高橋投手と増渕投手が先発。4回に嶋選手の13号2ランで逆転したカープが7回に梵選手の18号ソロで追加点。しかし、増渕投手は2本塁打されたものの、7回を3安打3失点に抑えます。
 2点を追うスワローズは8回に青木選手の20号ソロとラミレス選手の適時二塁打で同点に。さらに9回に2死満塁から田中浩選手の3点適時三塁打で勝ち越すと、続くラミレス選手に27号2ランが出て、一挙に5点を奪い、そのまま8対3で勝利。シコースキー投手が移籍後初勝利を挙げています。観客数は8千3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは高橋尚投手と朝倉投手の先発でドラゴンズが負けたようです。観客数は4万6千人ほどでした。

タイガース、藤川投手が2試合連続で敗戦投手に

[ 野球 ]

 今日はセリーグのみ3試合が行われました。
 横浜のベイスターズ対タイガースは吉見投手と下柳投手が先発。タイガースが初回に先制するも、下柳投手は3回に相川選手に逆転2ランを喫すると、続く4回には佐伯選手の15号ソロで2点差にされます。
 2回以降は得点できなかったタイガースですが、8回に腰を痛めた赤星選手の代役のような形で一軍復帰した赤松選手の内野安打を足がかりに、シーツ選手の適時打で1点差に。さらに9回、制球の定まらないクルーン投手から1安打2四球で満塁とし、鳥谷選手の犠飛で追いつきます。
 しかし延長に入った10回裏、前の回から登板の藤川投手が1死から安打されます。そこから昨日逆転打を喫した佐伯選手は抑えたものの、続く吉村選手にサヨナラ打を喫し、5対4でベイスターズが勝利。藤川投手は2試合連続で敗戦投手となり、タイガースは6連敗となってしまいました。観客数は1万6千2百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは青木高投手と石川投手が先発。カープは5回までに3回先頭打者が安打しますが、先制できず、好投の青木高投手を援護できません。
 そのまま0対0で迎えた7回にガイエル選手の32号ソロでスワローズが先制。続く8回にもラミレス選手に26号ソロが出ます。
 石川投手は6回以降はカープ打線を完璧に抑え、4安打無四球で今季2度目の完封勝利を挙げています。観客数は1万1百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは内海投手と山本昌投手の先発でドラゴンズが負けたようです。観客数は4万2千2百人ほどでした。

2007年09月24日

準黄金週間?

 先週、今週と三連休が続きました。期間限定の週休三日制とでもいったところでしょうか。もちろん、四月から五月にかけての連休に比べれば休める日数は少ないです。しかしながら、「四勤三休」が二週間続く、というのは、一週間近い休みが続くのとはまた異なるお得感があります。
 また、今日で終了しますが、黄金週間と違って、「終わってしまうのか・・・」という気分にもあまりなりません。そう考えると、色々な意味でなかなかお得な休日だと思いました。いっそのこと、秋分の日も「9月第四月曜」にして、この「準黄金週間」を毎年の恒例にしてもらえないだろうか、などとまで思ったほどでした。

中盤に打ち込まれて大敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は清水直行投手と金子投手が先発。今日は9番三塁を堀選手から今江選手に入れ替えた以外は昨日と同じ顔ぶれ。というわけで、福浦選手は対右で2試合連続欠場となりました。
 初回、昨日と同様にTSUYOSHI選手が安打で出塁しますが、今日は犠打を決められず、結局0点で終わります。
 しかし続く2回、先頭のベニー選手が四球を選ぶと、1死から大松選手が内野安打。続くオーティズ選手は三塁ゴロを放ち、併殺かと思われましたが、大松選手のスライディングを受けた後藤選手が一塁に悪送球し、その間に里崎選手が生還して先制、さらに続く今江選手が右翼席に7号2ランを放ち、一気に3点を奪います。

 清水直投手は、初回・2回と安打されながら、併殺で切り抜けます。しかし3回、1死から2安打と四球で満塁に。続く北川選手の当たりは今江選手が好捕しますが、併殺は取れずに1点を返され、さらにラロッカ選手の適時打で1点差にされます。
 さらに続く4回、この回先頭の後藤選手が9号ソロを放って同点に。後藤選手はこれが今季対清水直投手4本目の本塁打となりました。さらにこの回、2死1・3塁としたところで清水直投手は降板。三試合連続での序盤降板となってしまいました。
 この4回は二番手の高木投手が凌ぎましたが、続く5回にこの10連戦で7度目の登板となった小宮山投手が誤算。いきなり3連打で1点を勝ち越されると、後藤選手に二打席連続となる10号3ランを打たれ、一気に4点を奪われます。そこからは三人を抑えた小宮山投手ですが、続く6回も連打されて降板。さらに中郷投手・藤田投手が適時打を打たれ、さらに3点を加えられ、7月末以来の二桁失点となってしまいました。
 3回以降は金子投手に抑えられていたマリーンズ打線は、6回裏に四球と失策で好機を得て、二番手の山本投手に対し、竹原選手の代打適時打で1点を返します。
 その後も点差がつきながらも、荻野投手・川崎投手を投入してそれ以降の失点は防ぎます。しかし、合併球団も大久保投手・加藤大投手と勝ちパターンの継投を見せ。9回裏には19日に先発したばかりの平野佳投手を起用。来期の抑え転向の試験なのでしょうか。そして、この継投陣に抑えられ、そのまま10対4で大敗しました。首位ファイターズとのゲーム差は4に開いています。観客数は2万5千3百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ホークスは武田勝投手と新垣投手が先発。ホークスが3回に復帰2試合目となったアダム選手の7号ソロで先制しますが、4回にファイターズが逆転します。
 しかし6回、ホークスは小久保選手の適時二塁打で追いつくと、昨日決勝本塁打の井手選手に2点適時打が出て、再びリードを奪います。
 しかしファイターズは7回に1点差に迫ると、8回表からは昨日に続き、負けている展開ながら武田久投手を投入。するとその裏、水田投手に対し、1死1塁から小谷野選手が適時二塁打を放ち、同点に追いつきます。
 ファイターズは9回途中からマイケル中村投手。ホークスも9回頭から馬原投手と、ともに抑えの切り札を投入。ともに走者は出しますが、得点は許しません。
 そして12回表にファイターズは萩原投手を投入。四球を二つ出したものの、小久保選手を三振に打ち取るなど、0点に抑えます。
 その裏のホークスは、馬原投手が4イニング目ながら続投。1死から代打の坪井選手が安打を放ち、2死1塁で田中幸選手が代打で登場します。そして田中幸選手は左翼フェンス直撃の当たりを放ちます。代走で出ていた一塁走者の紺田選手は一気に本塁をつきますが、やや余裕のタッチアウト。4対4の引分けに終わりました。やや無理かとも思いましたが、田中幸選手にサヨナラ打をつけたい、という気持ちがあったので、三塁コーチも腕を回したのでしょう。
 これでファイターズのマジックは6となっています。一方のホークスもクライマックスシリーズ進出が決まりました。観客数は4万1千4百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは岩隈投手と西口投手が先発。2回に1死1・3塁から内野ゴロの間にイーグルスが先制。さらに4回には礒部選手の5号ソロ、6回には礒部選手の適時打、7回には草野選手の適時打と、着実にイーグルスが加点します。
 岩隈投手は8回まで4安打3四球で無失点。9回も3番からの攻撃で簡単に二死を取り、今季初完投初完封まであと一人とします。しかし、続く和田選手に16号ソロを打たれると、3連打でさらに1点を失い、一発出れば逆転の状況となり、降板と鳴ってしまいます。しかし、二番手の小山投手が抑え、イーグルスが4対2で連勝。ライオンズとの差を1にまで縮めています。観客数は2万1千1百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは秦投手と能見投手が先発。4回に三番に入った桜井選手の8号3ランでタイガースが先制しますが、その裏に種田選手の代打適時三塁打と内野ゴロでベイスターズが即座に追いつきます。
 そのまま3対3で迎えた6回、4番手の横山投手相手に、タイガースは2死無走者から2安打と四球で満塁に。ここで代打の桧山選手が押し出し四球を選び、タイガースが再びリードを奪います。
 するとその裏、タイガースは6回にも関わらず久保田投手を投入。6回を三人で抑えた後、7回に2死満塁としますが、ここはウイリアムス投手が抑えます。
 続く8回、タイガースは一人しか投げていないウイリアムス投手に代えて藤川投手を投入。ところが2死を取った後に四球と内野安打で走者をためると、佐伯選手に逆転となる2点適時二塁打を喫してしまいました。
 そして9回はクルーン投手が三人で抑え、ベイスターズが5対4で逆転勝ち。タイガースは5連敗と同時に、「三人そろい踏み」での連勝も23で止まっています。観客数は2万8千2百人ほどでした。

 東京ドームの読売対ドラゴンズは木佐貫投手と山井投手が先発。初回にドラゴンズが満塁から森野選手の適時打で2点を先制します。
 その後、2回に1点を返されますが、4回に1死1塁から英智選手が三塁ゴロを打つも、俊足で間一髪併殺を逃れます。すると、谷繁選手の安打、さらには山井投手の投ゴロが失策となり、貰った好機で満塁に。ここで井端選手が2点適時打を放って突き放します。
 その後、読売も「取られた分だけ取り返す」という感じで反撃し、1点差で迎えた7回、2死1塁から途中出場の上田選手が三塁打を放って貴重な追加点。さらに続く井端選手が一塁ヘッドスライディングの気迫を見せる内野安打で、3点差とします。
 ドラゴンズは6・7回を石井投手が、8回を岡本投手が無安打救援。そして9回、2死無走者から岩瀬投手が本塁打を喫しますが、反撃もそれまで。7対5でドラゴンズが勝ち、首位復帰するとともに、優勝マジック7を点灯させています。観客数は4万5千6百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは雨で、史上最長となる約1時間29分遅れての試合開始となりました。その待たされた藤井投手の立ち上がりをとらえたカープ打線が、いきなりの連続二塁打で先制した後、さらに1点を加え、とどめに梵選手と嶋選手の連続本塁打で初回に一気に5点を挙げます。
 長谷川投手は7回を8安打されながら1失点。結局、初回の大量点がそのまま点差となり、7対2でカープが勝利。スワローズとのゲーム差を1に縮めています。観客数は8千6百人ほどでした。

2007年09月23日

2007/9/23の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

蜘蛛の糸

 なんか知りませんが、ここ数日、虫が家の中に入ってきます。昨日は午後の間、ハエが室内を飛び回り、うっとうしくてなりませんでした。あまりのうるささに、網戸に張り付いたところを潰そうとしたら、勢い余って網戸を外してしまったほどでした。
 そして、今日はふと脇を見ると、蜘蛛が歩いていました。しかし、ジョロウグモみたいな巨大で不気味なものではなく、数センチの小蜘蛛です。それがノロノロと歩いていても、別にうっとうしくはありません。むしろ、安全に外に出してやりたい気分になり、何とか紙切れに乗せて、ベランダに出しました。

 その蜘蛛を見ていたら、ふと芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出しました。話のきっかけは、極悪人のカンダカが、道ばたで見た蜘蛛を救った事から始まります。結論だけ言うと、彼は一瞬の希望を見ながらも、結果的に再び地獄に落とされるという、より悲惨な結果になりました。
 もしあの時、彼が見かけたのが蜘蛛でなく、ハエやゴキブリだったら、蜘蛛と同じようには扱わず、殺していたのでは、と思いました。そうすれば、結果的にはより深い絶望を味わわずにすんでいたでしょう。
 小説上の人物ながら、その不運さ(?)に同情したくなりました。あと、あの話ですが、冷静に考えて、彼でなくても、細い蜘蛛の糸に何十人もぶらさがっていれば、不安になって怒鳴りたくなるでしょう。あの話に出てくる「お釈迦様」はかなり性格が悪いな、と改めて思ったりもしました。

渡辺俊投手の好投と多彩な攻撃で圧勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は渡辺俊介投手と川越投手が先発。水曜日に三人相手とはいえ、中継ぎ登板した渡辺俊投手にとっては、「中三日」となりました。打線は、福浦選手と今江選手が外れ、堀選手とベニー選手がスタメン入り。昨日サイクル安打のズレータ選手が三番で、六番がベニー選手・七番が大松選手・八番がオーティズ選手・九番が堀選手という並びでした。
 1回表、渡辺俊投手はわずか7球で三者凡退に打ち取ります。するとその裏、マリーンズは先頭のTSUYOSHI選手の打球が川越投手の足に当たり、打球を見失っている間に安打となって出塁。続く早川選手が送った後、ズレータ選手を迎えます。川越投手は調子が上がっている事もあり、低めを慎重に攻めて0-3に。そして勝負を諦め、明らかなボールを投げます。すると、その時にTSUYOSHI選手が三盗し、1死1・3塁となります。
 さらに二死後、何とズレータ選手が二盗。さらに捕手の送球と同時にTSUYOSHI選手がスタートを切り、送球がそれた事があって重盗が成功。マリーンズが足で先制します。

 続く2回は先頭のベニー選手が二塁打。ところが続く大松選手が犠打を失敗し、1死1塁となってしまいます。しかし、続くオーティズ選手が、その失敗を消す7号2ランを放ち、マリーンズが追加点を挙げます。
 渡辺俊投手は序盤から快調な投球。4回に先頭の村松選手にこの試合初の安打を喫しますが、3番から5番を抑え、ここも反撃を許しません。
 3・4回は0点だったマリーンズ打線ですが、5回1死からTSUYOSHI選手が安打を放つと、続く早川選手が左中間に適時二塁打を放ってさらに1点追加。ズレータ選手が四球の後、 サブロー選手が右中間を抜いてさらに1点追加。川越投手はここでKOとなりました。
 さらに二番手香月投手から、里崎選手の犠飛に始まり、ベニー選手が適時打を放つと、大松選手もバットを折りながら右前に落とし、この回計5点。これで早くも試合はほぼ決まりました。
 大量援護を貰っても、渡辺俊投手の調子は変わりません。打たせて取る投球で凡打の山を重ね、着実に抑えていきます。
 そして9回、2死1塁から内野安打され、この試合初めて複数の走者を出すも、後続を抑え、4安打1四球で今季二度目の完封。三塁を踏ませる事がありませんでした。
 攻めては、足技・一発・集中打と、多彩な攻撃で大量8点、投げては完封と、まさに完勝という試合でした。
 これで首位ファイターズとのゲーム差を3.5まで縮めています。観客数は2万7千6百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ホークスは斉藤和投手と山本投手が先発。3回裏、2死2塁から森本選手が安打しますが、本塁に突入した稲田選手が井手選手の好返球でタッチアウトとなり、ファイターズは先制できません。
 一方、大卒新人でプロ初先発の山本投手の前に3回まで無安打だったホークスでしたが、4回に先頭の多村選手が初安打すると、続く小久保選手が25号2ランを放ち、ホークスが先制します。
 一方の斉藤和投手は4回も1死1・2塁となりますが、ライナーゲッツーで凌ぎます。さらに6回は2死無走者から安打されると、四死球で満塁に。しかし、ここも連続本塁打中の高橋選手を三振に打ち取ります。
 すると、直後の7回表に、山本投手から井手選手が2号ソロを放って3点差に。さらに四死球で走者をためます。するとここでファイターズは3点差をつけられながら、二番手に武田久投手を投入するという執念を見せます。
 するとその投手起用に応えた打線が、斉藤和投手から連打して無死1・2塁に。ホークスはここで二番手の二コースキー投手を投入しますが、犠打と死球で1死満塁とした後、森本選手の2点適時打で1点差に迫ります。すると続く田中賢選手の打席で二コースキー投手がボークを取られ、1死2・3塁に。これは完全にファイターズが逆転する流れと思われましたが、二コースキー投手は田中賢選手・稲葉選手を打ち取り、リードを守ります。
 ファイターズは8回を武田久投手が抑えた後、さらに9回にはマイケル中村投手を投入します。しかしホークスも水田投手と馬原投手が8・9回を完璧に抑え、3対2で勝利。ファイターズとのゲーム差を2.5に戻しています。観客数は今季二度目の満員となる4万2,222人でした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは林恩宇投手と帆足投手が先発。3回に2死1塁から、高須選手の適時二塁打でイーグルスが先制します。
 久々先発の林恩宇投手は4回まで無安打投球でしたが、5回に初安打されると、さらに2死2・3塁とし、銀仁朗選手に逆転の2点適時三塁打を喫します。さらにライオンズがカブレラ選手の25号ソロなどで追加点を挙げ、7回までに4対1とリードを広げます。
 ところがその裏、嶋選手と高須選手の安打で1死1・2塁とすると、草野選手の適時打でまず1点を返し、さらに満塁に。ここでライオンズが二番手に岩崎投手を送りますが、いきなり押し出しの四球を出し、さらにフェルナンデス選手の内野ゴロが併殺崩れとなり、イーグルスが追いつきます。
 そして8回、三番手の山崎投手に対し、嶋選手と渡辺直選手の安打で2死1・2塁とすると、草野選手に適時二塁打が出てついにイーグルスが勝ち越します。そして9回は小山投手が抑えてイーグルスが5対4で勝利。ライオンズの連勝を止めると同時に、ゲーム差を2に戻しています。観客数は1万9千9百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは石井一投手と上園投手が先発。上園投手は初回に四球二つで1死1・2塁とすると、四番に入ったユウイチ松元選手に適時二塁打を打たれ、先制を許します。
 石井一投手は5回まで無安打投球。しかし、6回に先頭の藤本選手がチーム初安打を放つと、続く代打・藤原選手の犠打が失策となり無死1・2塁に。さらに鳥谷選手が送って1死2・3塁と逆転機を作りますが、代打の浜中選手、さらには三番に抜擢された野口選手がともにフルカウントから三振を喫し、反撃できません。
 タイガースは1点を追う展開ながら、6回から久保田投手を、8回からはウイリアムス投手を投入します。ところがそのウイリアムス投手が8回につかまって2失点。これで試合が決まってしまいました。,br />  石井一投手は結局2安打1死球とほぼ完璧な内容で今季初完封を飾っています。観客数は3万2千人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対カープは小笠原投手と大竹投手が先発。ドラゴンズは初回・2回と走者を二人ずつ出しますが、先制できません。すると3回、嶋選手の11号ソロでカープが先制。続く4回には前田智選手に14号2ランが出て突き放します。
 ドラゴンズは6回には無死1・2塁、7回には無死満塁としますが、いずれも生かせません。一方、カープは終盤に前田智選手のこの日2本目の15号ソロなどが出て5対0に。大竹投手は8安打3四球の内容ながらドラゴンズの拙攻にも助けられ、プロ初完封を果たしています。
 逆に小笠原投手は5連敗。その黒星がついた5試合中、4試合までが味方が完封という、援護のなさです。観客数は3万7千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは久保投手と三浦投手の先発でベイスターズが負けたようです。観客数は4万5千9百人ほどでした。

実在から想い出へ

 中学の頃だったか、家から歩いて5分くらいの所にセブンイレブンができました。当時は近くに24時間営業のコンビニはなく、昼夜問わず重宝していました。
 その後、時がたち、近くに地下鉄の駅ができたこともあり、その店の周辺も変わっていきました。通りの向こうは、かつては花屋やラーメン屋などが並んでいましたが、そこには巨大なビルが建ち、有名出版社や最近人気のデパート系スーパーなどが入り、かつての面影はなくなっていました。
 そして昨日、実家に行ったところ、その店が閉店した事を家族から聞かされました。最後に行ったのは一年以上前ですし、愛用していたとはいえ、店そのものに特に思い入れがあったわけでもありません。とはいえ、その日の帰りはわざわざ大回りをして、閉店したことを確認しました。跡地をのぞいてみたら、次の準備のためなのか、連休中の夜だというのに、工事が行われていました。
 何が入るのか分かりませんが、いずれにせよ、新たな街における風景の一つになるのでしょう。
 これでまた一つ、自分が子供の頃から慣れ親しんでいた風景の一つが、実在するものから、想い出の中にのみ存在するものとなりました。もちろん、40年近く生きているのですから、そんなことはいくらでもあるわけです。とはいえ、何度経験してもやはりこういう移り変わりを見ると、何とも言えない物寂しさを感じてしまいます。

ズレータ選手のサイクル兼7打点で快勝

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは久保投手と朝井投手が先発。今日は対右投手の極めてオーソドックスな打線でした。下位の並びは、六番がズレータ選手で七番が大松選手、八番がオーティズ選手でした。
 初回、久保投手は1死から死球を当てると、さらに連打で満塁に。ここでリック選手に二遊間を抜かれて先制されます。しかし、本塁に突入した二塁走者は早川選手の好返球と里崎選手の好ブロックでアウトにし、最少失点に抑えます。
 打線は、2回まで走者が出ず、3回に先頭の大松選手が安打するも無得点。しかしその裏、久保投手も二塁満塁を凌ぎます。

 そして4回表、先頭の福浦選手が歩くと、1死後に里崎選手が歩いて1・2塁に。ここで、朝井投手と相性のいいズレータ選手が左中間を抜く2点適時二塁打を放ち、逆転に成功します。
 リードを貰った久保投手は、4・5・6回と先頭打者に安打されますが、いずれも後続を断ちます。
 一方、攻撃のほうは6回、先頭のサブロー選手が安打すると、二盗、さらには三盗成功します。そして1死後にズレータ選手が今度は右翼フェンス直撃の適時三塁打を打って追加点。さらに大松選手にも適時二塁打が出て4点目が入り、ここで朝井投手は降板となりました。
 さらに7回は先頭のTSUYOSHI選手が二塁打を放つと、犠打と犠飛で着実に追加点を挙げます。さらに四球と内野安打で再び走者をためると、ズレータ選手が右中間スタンドに14号3ランを放ち、試合をほぼ決めました。
 その裏、久保投手が1死から連打されると、急にスコールのような雨が降り、試合が一時中断します。そして再開にあわせて荻野投手に交代。2死から適時打を喫しますが、その1点に抑えます。
 8回はともに連投となる高木投手と小宮山投手が登板。今日はともに持ち味を出して、0点に抑えます。ちなみに小宮山投手は15日に42歳の誕生日を迎えた後、この8連戦で7登板。少ない回数とはいえ、ここまで登板頻度の多い42歳も日本の野球の歴史でそうはいないでしょう。
 そして9回、1死から途中出場の大塚選手が安打します。そして続く里崎選手の打席で盗塁成功。2死2塁でズレータ選手に打席がまわります。そしてズレータ選手は、左中間に適時打を放ち、これでサイクル安打を達成。球団では31年ぶりとの事でした。しかもその四安打は全て適時打で、本日7打点となりました。
 その裏は一軍に復帰したばかりの中郷投手が抑え、9対2でマリーンズが快勝しています。観客数は1万8千6百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団は八木投手とデイビー投手が先発。1対1で迎えた6回にアレン選手の適時打で勝ち越した合併球団が、前田選手の2点適時打で計3点を挙げます。ファイターズも8回に相手守備の乱れて1点を返して2点差に迫りますが、9回に合併球団が3点をダメ押しし、7対2で勝利しています。観客数は3万6千人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ホークスは大沼投手とガトームソン投手が先発。3回に二塁打3本でライオンズが3点を先制。4回にも1点を奪ってガトームソン投手をKOします。
 一方の大沼投手は4回まで無走者投球。援護もあって2勝目確定と思いきや、5回に3安打2四球で2点を返され、まさかの降板となります。しかし、その後は継投時が抑え、打線も着実に点を重ねて7対3とライオンズが快勝で6連勝となっています。また、ホークスが負けたため、ファイターズの優勝マジックは7と減っています。観客数は2万6百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは川島投手と杉山投手が先発。タイガースは初回に2点を先制しますが、その裏に杉山投手が3四球と二塁打2本で3点を失い、即座に逆転されます。
 4回にタイガースが関本選手と鳥谷選手の本塁打で4点を取って逆転しますが、またしてもその裏、早くも三番手となった渡辺投手が打込まれて再び逆転。5回にも2点を追加されます。
 タイガースは6回に無死1・2塁、7回には無死1塁としますが、いずれも反撃できず。9回も1死から連打しますが、ここも得点には結びつかず、そのまま9対6で敗れています。観客数は3万2千4百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対カープは中田投手と宮崎投手が先発。同点で迎えた6回裏に、ドラゴンズが1死満塁から谷繁選手と井上選手の適時打で一気に4点を勝ち越し。続く7回にも5点を挙げ、一気に試合を決めます。終わってみれば12対3の大勝で首位を守っています。観客数は3万7千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは野間口投手と三橋投手の先発でベイスターズが負けたようです。観客数は4万3千7百人ほどでした。

2007年09月22日

平均39歳継投で敗れる

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは一場投手と吉井投手が先発。今日は里崎選手・ズレータ選手・早川選手がスタメンから外れ、二番にはオーティズ選手が入り、大松選手が五番。下位は橋本選手・大塚選手・塀内選手という並びでした。
 マリーンズは初回に2安打、2・3回は先頭打者が安打し、特に3回は2死満塁とまでしますが、いずれも得点できません。
 一方、久々の一軍登板となった吉井投手は1・2回は安打されながら0点に抑えます。しかし続く3回、2死1塁から草野選手に8号2ランを喫し、先制を許します。連続完封負け中だったイーグルスにとっては、これが37イニングぶりの得点でした。

 吉井投手は続く4回にも失策で出した走者を適時打で帰してしまい、続く5回にも追加点を失い、この回途中で降板。またしても、移籍初勝利はなりませんでした。
 マリーンズは42歳の吉井投手の後は、39歳の高木投手、42歳の小宮山投手と、今季二度目となるベテラン継投を見せますが、いずれも本来の調子でなく、追加点を許してしまいます。
 打線も遅まきながら6・7回と点を取り、一時期は3点差まで迫ります。しかし、8回、犠飛で追加点を奪われると、34歳と今日の投手リレーでは「若手」となる藤田投手が登板。しかし、山崎武選手に42号2ランを打たれ、ダメ押しを喫してしまいます。なお、山崎武選手はこの本塁打で、本塁打と打点の二冠をほぼ確定させています。
 試合はそのまま9対3でイーグルスが勝利。首位ファイターズとのゲーム差は5.5となってしまいました。観客数は1万5千8百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団はスウィーニー投手と岸田投手が先発。4回にファイターズが高橋選手の9号満塁本塁打で逆転しますが、合併球団も6回に追いつきます。
 そして5対5で迎えた8回裏、ファイターズが無死1・3塁と好機を作ると、続く高橋選手の内野ゴロが失策となってファイターズが勝ち越し。さらにこの回打者一巡で8点を挙げ、一気に試合を決めました。これでファイターズに、リーグ優勝マジック8が点灯しています。観客数は2万5千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ホークスは岸投手と杉内投手が先発。3回までは両チームあわせて1安打の投手戦でしたが、4回に杉内投手が突如制球を見出し、三連続を含む4四球で先制点を献上します。
 岸投手は9回途中まで5安打3四球ながら無失点の好投。打っては7回に2点を追加したライオンズが3対0で勝利。岸投手は10勝目を挙げています。観客数は1万1千5百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースはグライシンガー投手と安藤投手が先発。2回2死1・2塁からグライシンガー投手に2点適時二塁打が出てスワローズが先制。3回にタイガースも関本選手の6号ソロで1点を返しますが、4回に安藤投手がつかまって5失点。打線はグライシンガー投手相手に8回までに8安打しながらソロのみの1点に抑えられ、8対1と大敗。タイガースは首位陥落となっています。観客数は2万6千6百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対カープは川上投手と黒田投手のエース対決。ドラゴンズが森野選手の15号3ランで逆転しますが、カープも7回に追いつき、そのまま延長戦に入ります。そして迎えた11回裏、2死2塁で打席に入った中村紀選手が左翼席に19号サヨナラ2ランを放ち、5対3でドラゴンズが勝利。首位に返り咲いています。観客数は3万4千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは高橋尚投手と寺原投手の先発でベイスターズが負けたようです。観客数は3万8千1百人ほどでした。

2007年09月21日

「取材商法」の活用法?

 社長が問題を起こして消息不明になった、とある企業を調べる必要が生じました。とりあえずググってみたところ、一番上に、その社長が失踪する前に行われたインタビューが掲載されている雑誌のサイトが載っていました。
 最初は、「こんな輩を取材するなんて、見る目のない雑誌だな」と笑いました。せっかくだから記事も読んでみたのですが、その記事の程度の低さにまた苦笑させられてしまいました。そしてページの脇にはライター紹介欄があったので、どんな奴が書いているのか、と思って読んでみました。すると、そこにいたのは物書きのプロでなく、一流とは言えないタレントでした。

 一瞬、なんで文章の下手なタレントが、冴えない社長のインタビューをする雑誌なんか、どうやって採算を取っているんだ?と不思議に思いました。しかし数秒後に「取材商法」という話を思い出しました。
 これは中小企業の社長や自営業者に「記事にするから取材させてくれ」と言い、いざ「取材」をすると掲載料を請求する、という商売です。念のため、その掲載誌で再度ググったところ、やはり「取材商法」に関する記事が大量に出てきました。
 最初にこの「商法」を知ったときは、やるほうもセコいし、カモになるほうも間が抜けている。規模も小さいし意味がないな、などと思っていました。しかし、今回の「失踪社長」の件で少々感覚が変わりました。
 こんなしょうもない商売にひっかかるような人が経営しているわけです。今回のように、冴えない結末になるのもある意味必然でしょう。そう考えると、「この雑誌に載る人々」というのは、「つきあいや取引は考えたほうがいい人」である可能性が高いと言えるでしょう。つまり、この雑誌は「ダメ紳士録」として考えると、意外に役立つ事に気づかされたのです。世の中、どんなしょうもないものでも、使い方というのはあるものだな、などと、失踪社長の間の抜けたインタビュー記事を読みながら、別の意味で感心しました。

効率のいい攻撃で大勝

[ 野球 ]

 今日は千葉のマリーンズ対ホークスのみ。小野投手と大隣投手が先発でした。打線は福浦選手・サブロー選手・大松選手が外れ、ベニー選手とズレータ選手で3・4番で竹原選手が6番に入るという、最近すっかり「対左標準オーダー」となった並びでした。一方、ホークスは松中選手が肉離れで登録抹消となっています。。
 初回、小野投手は1死から川崎選手に安打されますが、牽制で刺し、三人で終わらせます。続く2回も、多村選手にあわや本塁打という三塁打を打たれますが、ここも0点に終わらせます。

 前回の初対戦で無失点に抑えられた大隣投手に対し、マリーンズ打線は初回は三者凡退に抑えられます。しかし続く2回、先頭のズレータ選手が四球を選ぶと、続く里崎選手が安打。そこから犠打と四球で1死満塁となり、八番に入ったオーティズ選手が適時打を放ち、マリーンズが先制します。さらに2死後にTSUYOSHI選手が押し出し四球を選ぶと、続く早川選手が2点適時打と得点を重ねると、止めはベニー選手の12号3ラン。この回、打者10人で4安打3四球7得点と、極めて効率のいい攻撃で大量点を挙げました。
 一方、小野投手は援護を貰った直後の3回も2死から連打されますが、ここも0点に抑えます。結局、5回まで毎回の6安打をされながら、前半を無失点で凌ぎます。
 一方、大隣投手は3回以降は立ち直り、マリーンズ打線は5回までの一巡を完全に抑えられます。結局、5回までで三者凡退4回に打者一巡の大量点1回という、極端な攻撃となりました。
 小野投手は6回は初の三者凡退に抑えます。しかし7回1死から安打されると、この試合初の四球を出し、2死後に本多選手に適時打されて、1点を返されます。するとベンチは二番手の藤田投手を即座に投入。大差ながら細かい継投を見せます。,br />  その裏、ベニー選手のこの試合2本目となる13号ソロが出て即座に突き放します。そして8回途中から小宮山投手が、9回は神田投手が抑え、7対1で勝利。安打数は得点より少ない6本でした。
 これで2位ホークスとのゲーム差は2まで戻しています。観客数は1万6千1百人ほどでした。

2007年09月20日

「台形の面積」の重要性

 「小学生の算数で台形の面積計算を復活させる」とかいうニュースを見ました。確か数年前、これが外れると決まったときも、妙に騒がれた記憶があります。
 やけに大きく騒がれますが、これってどのへんが重要なのでしょうか。私も、かつて習った「(上底+下底)×高さ÷2」は、一応覚えています。もっとも、覚えてはいるものの、習って以来、学生時代も社会人になってからも、一度も使った記憶がありません。
 まあ、土地でも扱う仕事についたり、台形の土地を買う機会でもあれば、使う機会もあるのでしょう。しかし、前者は極めて限られた職業ですし、後者など、一般人にとっては一生に一度あるかないかです。ちなみに、私が日常生活で「台形」と関わる機会があるのは、プロジェクタの設定をする時だけです。もちろん、その際に面積を求める公式は何ら役に立ちません。
 「何を教えるか教えないか」を論ずるのはまあ結構です。しかし、「それを教えることの意味」についての視点が大きく欠如しているように思えます。「円周率を3で教えるか3.14で教えるか」もそうですが、それを教えない事もしくは教える事が、子供にとってどんな意味があるか、という観点をもう少し持ってほしいものです。私としては、そんな事より、利息計算あたりを教えたほうが、よほど有意義だと思っています。

成瀬投手の粘投とまさかの継投で逃げ切る

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは成瀬投手とスタンドリッジ投手が先発。今日は福浦選手とサブロー選手が3・4番に、オーティズ選手も7番に復帰し、ズレータ選手が8番、9番には昨日4安打の堀選手が三塁で入りました。一方のホークスは松中選手が筋肉の張りでスタメンから外れています。
 初回、成瀬投手は簡単に二死を取りますが、そこから連打されて2・3塁とされますが、何とか抑えます。
 その裏、マリーンズは1死から早川選手が安打すると、その打球を中堅手が後逸して二塁に。続く福浦選手が適時打を放ち、マリーンズが先制します。

 援護点を貰った成瀬投手ですが、初対戦のホークス相手に安打を打ちまくられます。2回も先頭打者に安打された後、2死2塁から安打されます。しかし、ここは何とか凌ぎます。
 しかし続く3回表、先頭の川崎選手に内野安打されると、田上選手にも続かれて無死1・3塁に。ここで小久保選手に適時打を喫してついに追いつかれます。さらに続く多村選手にも安打されて無死満塁とされますが、そこから後続を抑えます。結局、無死から4連打されながら最少失点で凌ぎ、逆転を許しません。
 さらに続く4回も2死から連打され、早くも二桁安打となってしまいます。さらに、四球を出して満塁としますが、ここも凌いでしまいます。
 するとその裏、マリーンズは無死から里崎選手と大松選手が連打して1・2塁に。ここでオーティズ選手が適時二塁打を放って勝ち越しに成功します。さらに、2死からTSUYOSHI選手が2点適時打を放つと、福浦選手にこの日二本目の適時打が出て、この回計4点を挙げ、5対1とします。
 勝ち越してもらった後の成瀬投手は本来の投球に戻り、5・6回を三人で抑えます。そして7回、1死から小久保選手にこの試合11本目の安打を喫します。するとマリーンズは何と二番手に三日前に先発した渡辺俊介投手を起用。試合前から話はあったそうですが、試合後、本人も「冗談かと思った」と言ったほどの衝撃的な継投でした。そして4年ぶりのリリーフとなった渡辺俊投手は、四球こそ出しますが、ここも0点に抑えます。
 そして8回から川崎投手が登板。2安打で2死1・3塁とすると、四番手には荻野投手が登板。そして続いて9回も投げた荻野投手は三者凡退に抑え、プロ初セーブを挙げました。成瀬投手はこれで15勝1敗。ホークスとの差は3に戻しています。観客数は2万2千8百人ほどでした。

 東京ドームのファイターズ対イーグルスはダルビッシュ投手と田中投手が先発。初回に田中賢選手が三塁打を放つと、続く稲葉選手の適時打でファイターズが先制。さらに2回には金子誠選手に4号ソロが出ます。
 序盤から援護をもらったダルビッシュ投手は5回を1安打投球。6回に連打で無死1・3塁としますが、山崎武選手を打ち取った後、ライナーゲッツーでここも無失点に抑えます。
 田中投手も3回以降は好投。6回には無死1・2塁から中軸三人を三者連続三振に打ち取ります。しかし7回、1死1・3塁とすると、ファイターズは本日引退の挨拶が予定されている田中幸雄選手を代打で起用。それに応えて田中幸選手は適時打を放ち、大きな追加点を奪います。さらに森本選手の犠飛が出たところで田中投手は降板。すると二番手で遅ればせながら移籍後初登板となった佐藤投手に対し、田中賢選手が右翼方面に飛球を放ちます。これを礒部選手が追いついたもののグラブに当てて大きく弾きます。その間に田中賢選手は一気に生還。ランニング2ランとなりました。
 ダルビッシュ投手は8回を5安打3四球無失点ながら完封を狙わずに降板。そのままファイターズが6対0で勝ち、両リーグ通じて初のクライマックスシリーズ進出を決めています。観客数は2万7千9百人と、両先発の人気もあり、昨日の倍近い動員。札幌だったら4万人入っていたのではないでしょうか。

 大阪ドームの合併球団対ライオンズは平野佳投手と涌井投手が先発。初回にカブレラ選手の昨日に続く24号2ランでライオンズが先制しますが、その裏、涌井投手が二死から連続四球を出すと、連打で合併球団が逆転します。,br />  そのまま両投手が頑張って2対3のまま迎えた7回、ライオンズが1死から連打で2・3塁とすると、栗山選手が2点適時打を放ち、今日も終盤で逆転。9回にも1点を加えて5対3で勝利。涌井投手は17勝目を挙げています。観客数は9千1百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石川投手と朝倉投手が先発。初回にガイエル選手の31号2ランなどでスワローズが3点を先制し、その後も有利に進めます。しかし7回にドラゴンズが追いつき、5対5で迎えた9回表、この回先頭の中村紀選手が18号ソロを放ち、ドラゴンズがついに勝ち越し。その裏は岩瀬投手が3年連続となる40セーブを挙げ、ドラゴンズが6対5で勝っています。なお、試合前には古田兼任監督の現役引退兼監督退任会見が行われています。観客数は1万5千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは山口投手と高橋投手が先発。2対2で迎えた7回表にカープが一気に5点を勝ち越しますが、その裏にベイスターズも5点を取り、即座に追いつきます。
 そして9回にカープが勝ち越し、その裏は永川投手が登板。2死3塁から種田選手を三振に打ち取りますが、その球がそれ、種田選手は一塁セーフとなり、振り逃げでベイスターズが追いつきます。そして続く相川選手が右中間を抜いて逆転サヨナラに。ベイスターズが11対10と打撃戦を制しました。観客数は9千5百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売はボーグルソン投手と内海投手の先発で、タイガースが勝たなかったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。

2007年09月19日

2007/9/18の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

連日の延長敗戦で再び自力優勝消える

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは小林宏之投手と和田投手が先発。今日はTSUYOSHI選手と早川選手が復帰して1・2番に。連日の対左とあって3番から6番は昨日と同じで、7番には堀選手が、9番には大塚選手が入りました。また、昨日7敗目を喫した小林雅英投手が登録抹消となっています。
 ホークスは2回に小久保選手が安打を放った後、大村選手が二塁打を放ち、無死2・3塁に。ここで小林宏投手に暴投が出て先制されますが、何とかその1点に抑えます。
 その裏、マリーンズは1死から竹原選手が左翼席に6号ソロを放ち、追いつきます。

 小林宏投手は今日も本来の調子ではありあません。4回も1死から連打され、四球で2死満塁としますが、ここは凌ぎます。しかし続く5回は連打で1・3塁とされ、松中選手の犠飛で勝ち越しを許します。さらに2死1・2塁から右前に安打されますが、ここはベニー選手の好返球で川崎選手を本塁で刺します。
 そして勝ち越された直後の5回裏、この回先頭の堀選手が、連日のスタメン起用に応え、左翼席に2号ソロ。即座に追いつきます。
 小林宏投手は6回に失策で1死3塁となりますが、ここはスリーバントスクイズを外し、三振ゲッツーで勝ち越しを許しません。しかし、続く7回は1死から二塁打を打たれ、9安打4四球2失点で、ここで交代となりました。しかし、ここは二番手の川崎投手が松中選手と大村選手を抑え、ここも0点に抑えます。
 打線は和田投手に対し、8回まで5安打2四球で、ソロ2本のみの2得点でした。
 8回は荻野投手が2死から二塁打されますが、ここで小林雅投手と代わって久々一軍復帰の藤田投手が登板。この危機を凌いだ後、9回も三人で抑えます。
 その裏、マリーンズは二番手の水田投手から、1死から代打の福浦選手が安打すると、続く堀選手が本日3本目となる安打でエンドランを決め、1死1・3塁に。ここでマリーンズが大松選手を代打に出すと、ホークスは敬遠して満塁策をとります。ここで途中出場のサブロー選手は右飛を打ち上げます。やや浅いながらも、代走のオーティズが本塁突入するも、柴原選手の好返球で本塁タッチアウトとなり、3試合連続の延長戦となります。
 10回からマリーンズは、抑えに繰り上がった薮田投手に代わり、荻野投手とともに右のセットアッパーとなった小宮山投手が登板。四番から始まったホークスの10・11回を無安打に抑えます。
 対するホークスは馬原投手が登板。10回はいきなりTSUYOSHI選手が死球で出て、早川選手が送りますが、3・4番が倒れます。そして11回も2死から堀選手が4本目の安打を放つと、代打の橋本選手が得意の四球を選んで1・2塁と再びサヨナラ機を作ります。しかし、ここもサブロー選手が倒れ、連日の延長12回となります。
 その12回は薮田投手が登板。しかし、いきなり川崎選手に安打されます。続く松中選手はバントの構えをして0-2になった後、三球目をバントしてファウルになります。なんでもこのバントは本人の意思とのこと。しかし、ここでベンチの王監督が「振れ」の身振りを見せると、強攻に切り替え、三遊間を抜き、無死1・2塁となります。ここで続く小久保選手が犠打を決め、大村選手敬遠で満塁に。そして続く田上選手を追い込みますが、2-2から犠飛を打たれ、三度目の勝ち越しを許してしまいます。
 その裏、四番手の柳瀬投手に対し、二死からベニー選手が四球を選ぶも、最後はズレータ選手が三振に倒れて試合終了。3対2で敗れ、首位ファイターズとのゲーム差は5となり、再び自力優勝がなくなりました。また、2位ホークスとの差も4と開いています。観客数は2万4百人ほどでした。

 東京ドームのファイターズ対イーグルスは武田勝投手と岩隈投手が先発。0対0で迎えた5回裏に、高橋選手の二塁打を足がかりに、金子誠選手の適時二塁打でファイターズが先制します。さらに、7回には森本選手の3号ソロで追加点が入ります。
 武田勝投手は7回を2安打2死球で無失点。8回に武田久投手をはさみ、9回はマイケル中村投手が無死1・2塁とするもそこから抑えて完封リレー完成。2対0で勝ったファイターズがクライマックスシリーズ進出マジックを1としています。観客数は1万4千1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ライオンズは金子投手と西口投手が先発。3回にラロッカ選手の27号3ランなどで4点を先制した合併球団が、1点差に迫られた6回には、ローズ選手のリーグ単独首位となる42号ソロで突き放します。
 ライオンズも8回に1点を返し、1点差で迎えた9回表、合併球団は連続して救援失敗した加藤大投手でなく、大久保投手と投入。しかし、2死1塁からカブレラ選手が左翼最上階に特大の23号逆転2ランを放ちます。その裏はギッセル投手が抑え、6対5でライオンズが逆転勝ちし、単独四位になっています。観客数は9千5百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は能見投手と久保投手が先発。初回に1点ずつ取りあって迎えた4回、先頭の金本選手が30号ソロを放ってタイガースが勝ち越します。
 そのまま1点差で迎えた7回、タイガースは当然ながらウイリアムス投手を投入します。しかし、2安打で1死1・3塁とされ、適時打で今季2点目の自責点を与え、追いつかれます。
 その裏、タイガースはシーツ選手の適時打で勝ち越し、さらに葛城選手にも適時打が出て2点を勝ち越します。今度こそ決まったかと思いきや、8回から登板の久保田投手が2死無走者から内野安打されると、続く投ゴロを失策して2・3塁に。さらに適時打を喫してまたもや追いつかれます。
 しかし、その裏、今日スタメンの野口選手が二塁打を放ち、犠打で三塁に進みます。続く代打・桧山選手の打席で、読売の門倉投手が暴投し、タイガースがまたもや勝ち越します。
 そして9回は藤川投手が登板。1死から安打と盗塁で2塁まで走者を進めますが、最後は連続三振で抑え、タイガースが5対4で連勝。2位以下のゲーム差を再び1.5としています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズは藤井投手と山本昌投手が先発。初回に2死1塁から三連打でスワローズが2点を先制。直後の2回表にドラゴンズも李選手のソロで反撃しますが、その裏、田中浩選手の適時打で再びスワローズが突き放します。
 山本昌投手も3回以降は0点に抑えますが、援護はソロ2本のみ。結局スワローズが3対2で逃げ切っています。観客数は1万3千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは工藤投手と青木高投手が先発。ベイスターズが先制するも、5回にアレックス選手の適時二塁打などで3点を取ったカープが逆転し、7回にも追加点を挙げます。9回にベイスターズも反撃して2点差まで迫ってなお二死1・2塁まで迫りますが、最後は永川投手が踏ん張り、カープが6対4で勝っています。観客数は9千1百人ほどでした。

2007年09月17日

31種類の配分

 昔から、朝に野菜ジュースを飲む習慣があります。その中で最近愛飲しているのは、キリンの製品なのですが、何と31種類の野菜が入っているとの事です。子供の頃、「V8」というのを飲んで、「八種類とは沢山入っているものだ」と驚いた事がありますが、その4倍近くの種類が入っているのだからすごいものです。
 といっても、その味は、トマトジュースを渋く重厚にした、という他社と同じ「野菜ジュース」です。そう考えると、31種類も8種類も大して関係ありません。

 そんなことを思っているうちに、各野菜の配合比率が気になり出しました。目の前のコップ一杯の中に、どの野菜がどれだけ含まれているか、という事です。
 目の前のコップの中に入っているジュースが240gとすると、おそらくは半分はトマトでしょう。となると、残り120gの中に30種類の野菜がひしめいて(?)いるわけです。単純計算すれば4gずつ入っている計算になります。
 そのように考えると、なんか31種類といっても印象が変わってきます。カボチャ4gにセロリ4gとか言われても、あるのかないのか分からないくらいです。これなら、むしろ8種類くらいのほうが、有難味(?)があるのでは、などとも思いました。まあ、別にどんな野菜がどのくらい入っていても、美味しければ別にいいのですが。

終盤で追いつくも最後にサヨナラ負け

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズは中山投手と清水直投手が先発。今日のマリーンズは早川選手・福浦選手・サブロー選手・大松選手と、四人がスタメンから外れ、変わりに大塚選手と堀選手で1・2番、ベニー選手・ズレータ選手・里崎選手というクリーンアップで7番には竹原選手が入る、という布陣でした。
 初回、マリーンズは簡単に二死になりますが、そこからベニー選手とズレータ選手が連打し、里崎選手に適時打と、中軸の三連打で先制します。
 さらに2回、2死から、今日が地元関西最後の試合と張り切る今江選手が左翼席に6号ソロを放ち、追加点を挙げます。

 一方の清水直投手は3回まで四球1のみの無安打に抑えます。しかし4回1死からラロッカ選手に死球。これが日本新となるシーズン25個目ということで、当たった瞬間、ラロッカ選手はヘルメットを脱ぎ、両手を挙げて歓声に応えていました。続くローズ選手の当たりは、シフトを敷いていた遊撃手が二塁ベース近くで捕球するも内野安打に。そして北川選手も安打して満塁になった後、アレン選手の適時打でまず1点を返されます。
 ここで打席は清水直投手の「天敵」後藤選手。ここも相性通り、右中間を抜かれる2点適時二塁打となって逆転。さらに前田選手にも適時打が出て、一挙4点を失い、清水直投手は前回に続いて序盤KOとなりました。
 マリーンズは5回に先頭の今江選手が安打して犠打で進むも、1・2番が倒れて0点。続く6回も2死から連打しますが、ここも二番手の小松投手に抑えられます。
 一方、マリーンズも二番手以降が好投。4回1死満塁から登板した高木投手は、1・2番を抑えると、続く回も中軸三人を三者凡退にするなど無安打投球。そして三番手の小宮山投手も6回途中から登板し、7回も0点に抑えます。
 一方、二番手の小松投手に7回を三人で抑えられたマリーンズ打線ですが、8回1死から、ベニー選手が久々の中軸起用に応えて11号ソロを放って1点差とします。さらに二番手の大久保投手から内野安打と四球で1死1・2塁に。ここでマリーンズが代打に大松選手を起用すると、合併球団は左の菊地原投手を投入。するとマリーンズは代打の代打でサブロー選手を起用しますが、併殺に打ち取られてしまいます。
 続く9回、合併球団は昨日打たれた加藤大投手を起用。すると先頭のオーティズ選手が安打し、今江選手の犠打で進みます。ここで途中出場の福浦選手が右前に弾き返して1・3塁に。そして2死後、早くも最後の野手となる橋本選手が代打で登場。1-3から右越の適時二塁打を放ち、昨日に続いて最終回で追いつき、延長に入ります。
 続く10回、6番手の本柳投手から先頭のTSUYOSHI選手がバント安打し、盗塁で二塁に進みます。しかしここも得点できません。
 投げては小宮山投手の後、荻野投手をはさんで、追いついた9回からは川崎投手が登板。いずれも得点圏までサヨナラの走者を出しますが、0点に抑えます。そして11回も昨日失点した薮田投手が二番からの攻撃を三人で抑えます。
 12回のマリーンズは二番からの攻撃ですが三人で終わります。その裏、マリーンズは小林雅英投手が登板。しかし、先頭の北川選手に安打され、犠打と敬遠で1死1・2塁とした後、大引選手にも安打され、満塁となります。続く日高選手は三球三振に打ち取って2死満塁としますが、途中出場の木元選手に二遊間を抜かれてサヨナラ負け。小林雅投手はこれで7敗目となっています。観客数は2万人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは新垣投手とスウィーニー投手が先発。ファイターズは昨日9回に死球を受けた稲葉選手が欠場となりました。初回に内野ゴロて適時打で2点を先制したホークスが、2回に川崎選手の2点適時三塁打と、序盤で差をつけます。
 一方、新垣投手は稲葉選手を欠くファイターズ打線を抑え込みます。そして中盤にも着実に追加点を挙げ、あわせて10得点。一方、新垣投手は4安打3四球で今季初完封。10対0と大勝したホークスが首位ファイターズとの差を1としています。観客数は3万4千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対イーグルスは帆足投手とドミンゴ投手が先発。2回にライオンズが先制した後、片岡選手の今季1号3ランも出て一挙5点を挙げ、早々とドミンゴ投手をKO。その後も追加点を挙げます。一方、帆足投手はイーグルス打線を2安打2四死球に封じ、こちらも今季初完封。9対0とライオンズが大勝し、再び同率4位となっています。観客数は1万6千人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は下柳投手と木佐貫投手が先発。0対0で迎えた4回、2死無走者から葛城選手が四球を選ぶと、矢野選手が安打でつなぎます。そして、続く関本選手のフラフラと上がった打球が右翼線に落ち、タイガースが先制します。
 下柳投手は4回まで2安打無失点。5回も簡単に2死を取りますが、そこから安打されます。すると直後にスコールのような強雨が降り出し、試合が中断します。このまま終わると、「あと一人」でノーゲームとなるところでしたが、何とか雨が上がり、試合再開。下柳投手はここも0点に抑えます。
 しかし続く6回、下柳投手は1死から本塁打を喫し同点となり、4安打無四球1失点ながら、この回で降板となりました。
 7回表は、一昨日登板数日本記録を更新した久保田投手が登板し、0点で抑えます。そしてその裏、2死無走者から赤星選手が投手強襲宇安打で出塁します。そして、続くシーツ選手の打球は右翼線に。スタートを切っていた赤星選手が一気に生還し、タイガースが再び勝ち越します。
 8回表をウイリアムス投手が抑えると、その裏、1死から葛城選手がフェンス上の網を直撃する、あと数十センチで本塁打となる二塁打を放ちます。すると、続く矢野選手も二塁打を放って追加点。さらに関本選手が安打で1・3塁とした後、代打で登場の桧山選手に犠飛が出て、4対1となります。
 そして9回は藤川投手が登板。四番からの攻撃でしたが三人で抑えて試合終了。タイガースが勝って再び首位に。一方、読売は首位から一気に三位となっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石井一投手と山井投手が先発。石井一投手は立ち上がり、1死1塁から連続安打で満塁とし、森野選手の走者一掃の適時二塁打でドラゴンズが先制。さらに英智選手に3号2ランが出て、いきなり5点を奪います。
 その裏、スワローズも連続本塁打で即座に2点を反撃。また、4回にはラミレス選手の失策でドラゴンズが2点を追加しますが、5回裏にはそのラミレス選手の2点適時打で再度点差を縮めます。
 6回にもドラゴンズが突き放しますが、その裏、川本選手の6号2ランが出ると、続く7回には青木選手の19号ソロでついにスワローズが1点差に迫ります。
 そして迎えた9回裏、ドラゴンズは当然ながら岩瀬投手が登板します。しかし、いきなり失策と安打で無死1・2塁と、長打が出れば逆転サヨナラの場面となります。しかし、岩瀬投手は続く青木選手を三振に打ち取ると、田中浩選手を併殺に打ち取って試合終了。ドラゴンズが何とか反撃をかわし、8対7でドラゴンズが逃げ切っています。これでドラゴンズは二位に復帰しています。観客数は1万9千4百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手と長谷川投手が先発。6回まで両チーム合わせて5安打で0対0という投手戦でした。しかし7回裏、佐伯選手が二塁打で出塁すると、失策と暴投でベイスターズが2点を先制します。さらに三浦投手に適時二塁打が出た後、仁志選手と金城選手の本塁打で一挙6点をベイスターズが奪います。
 終盤、カープも反撃しますが、この大量点が大きく、6対3でベイスターズが勝っています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2007年09月16日

2007/9/16の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。
 つれづれの乗換案内を更新しました。

終盤で競り勝ち、自力優勝戻る

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズは川越投手と渡辺俊介投手が先発。今日はTSUYOSHI選手がスタメンから外れ、早川選手が一番に。二番にはマリーンズでは初となるオーティズ選手が入りました。また、遊撃には塀内選手が九番で入り、今江選手が八番に上がっています。
 2回に先頭の里崎選手が二塁打すると、ズレータ選手が安打でつなぎ、大松選手の適時打でマリーンズが先制し、なお無死1・2塁とします。しかし続く今江選手が犠打を失敗し、後続も倒れ、1点にとどまります。
 するとその裏、渡辺俊投手は連打で無死1・2塁に。そして移籍後対マリーンズ戦初出場の平下選手に犠打を決められ、続く木元選手の犠飛で追いつかれます。

 3回からは両先発が調子を上げ、ともに5回までの一巡を三者凡退に。試合は投手戦の様相を呈してきます。
 しかし6回、先頭のオーティズ選手が安打し、内野ゴロで二塁に。そして二死後に里崎選手に適時打が出てマリーンズが勝ち越し。さらに続くズレータ選手が左翼席に13号2ランを放ち、マリーンズが3点をリードします。
 渡辺俊投手はその裏も三者凡退に抑え、続く7回も2死から二塁打されますが、ここも0点と、7回まで4安打1失点に抑えます。
 ところが8回、渡辺俊投手は、先頭の先頭の木元選手に安打されます。続く日高選手の一塁ゴロは併殺かと思いきや、一塁カバーの渡辺俊投手が取り切れずに一塁はセーフに。続く村松選手の一塁ゴロも福浦選手が二塁に悪送球し、1死1・2塁となります。ここで昨日お立ち台の坂口選手が適時二塁打をを放って2点差となり、なお1死2・3塁に。ここでマリーンズは薮田投手を投入しますが、ラロッカ選手に死球を出した後、ローズ選手に2点適時打が出て同点に、さらに続く北川選手の犠飛で一挙4点を奪われて逆転されます。
 そして9回には当然ながら加藤大投手が登板。しかし先頭の大松選手が二塁打を放ち、今江選手の犠打で代走の大塚選手が三塁に。ここで代打にベニー選手が登場、ツーナッシングから外の変化球を合わせると、フラフラと上がった打球が遊撃後ろに落ち、マリーンズが追いつきます。
 その裏は川崎投手が三人で抑えて、試合は延長に。続投する加藤大投手に対し、1死からサブロー選手がツーナッシングから粘って7球目を選んで歩きます。すると続く里崎選手が左翼席に13号2ランを放ち、マリーンズが勝ち越しに成功しました。
 その裏は小林雅英投手が登板。しかし、1死から安打されると、2死1塁からローズ選手を歩かせます。ここで北川選手が詰まりながらも左前に落として1点差となりなお2死1・2塁と長打が出れば逆転サヨナラの局面を迎えます。打席にはマリーンズに強い後藤選手が登場。そして右前に安打を放ちますが、サブロー選手の強肩が勝り、二塁代走の前田選手が本塁寸前でタッチアウト。マリーンズが辛うじて逃げ切り、連敗を止めました。また、昼にファイターズが負けたため、ゲーム差は4に。自力優勝も復活しています。観客数は1万9千7百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズはガトームソン投手と八木投手が先発。今日は三番・松中選手、四番・小久保選手で臨んだホークス打線が、初回に三連打で無死満塁とし、小久保選手の犠飛で先制します。
 3回にファイターズが追いつきますが、4回に五番に上がった田上選手の二塁打を足がかりに、松田選手の適時二塁打で勝ち越すと、井手選手に幸運な適時内野安打が出て、ホークスが再びリードを奪います。
 その後、4対3とホークス1点リードで迎えた8回表、前の回から登板の水田投手に対し、先頭の坪井選手が安打し、犠打で代走の川島選手が二塁に進みます。しかし、その川島選手が牽制タッチアウトに。その直後に小谷野選手に二塁打が出る、というちぐはぐさもあり、結局ファイターズはこの回3安打で1点も取れません。
 そして8回2死1・3塁から登板の馬原投手が9回も抑え、ホークスが逃げ切り、ゲーム差を再び2に戻しています。観客数は3万5千6百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスは大沼投手と朝井投手が先発。2回にイーグルスが礒部選手と嶋選手の適時打で2点を先制しますが、その裏にライオンズも中島選手の適時打で1点を返します。
 その後、イーグルスは走者が出ずに追加点を挙げられません。一方のライオンズは5・6回にいずれも満塁の好機を作りますが、いずれも朝井投手に抑えられます。
 そのまま1点差で迎えた8回裏、朝井投手は2死を取った後に和田選手に内野安打を打たれます。ここで続く左のリーファー選手に対しイーグルスは渡辺恒投手を投入すると、ライオンズも江藤選手を代打に起用し、安打でつなぎます。ここでイーグルスはリリーフエースの小山投手を投入するもこれが失敗。中島選手の2点適時二塁打で逆転され、さらに中村選手にも適時打が出ます。
 そして9回はグラマン投手の前に先頭のフェルナンデス選手が安打するも、最後は併殺で試合終了。ライオンズが逆転勝ちで、再びイーグルスとのゲーム差を1ゲーム差に戻しています。観客数は2万人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは福原投手と中田投手が先発。2回に1死1塁からの三塁ゴロをシーツ選手が悪送球して1・3塁となり、谷繁選手の犠飛でドラゴンズが先制します。さらに4回、2死無走者から谷繁選手が二塁打を放つと、続く中田投手の打球は左翼前に上がります。金本選手が飛び込むも、わずかに及ばず、適時打となって2対0となります。
 中田投手は3回まで1安打1四球投球ですが、自ら援護点をつけた直後の4回裏に突如制球を乱します。先頭のシーツ選手を歩かせた後に、1死から連続でストレートの四球を出し、自ら満塁としてしまいます。しかし、続く矢野選手が初球を打つと二塁ゴロとなって併殺に。タイガースは貰った好機を生かせません。
 続く5回も先頭の藤本選手が安打するも、「ピンチバンター」の藤原選手が犠打失敗するなど、結局そのまま走者を進められずに終わります。7回も先頭打者が安打するも併殺、8回も四球と連打で1死満塁とするも、ここも5・6番が倒れるなど、どうしても中田投手から点を取れません。
 タイガース継投陣も6回から8回までドラゴンズ打線を無安打に抑え、追加点は許しません。しかし9回、橋本健選手が四死球で満塁とした後、連続適時打を喫するなど一挙に5失点。その裏もタイガース打線は三人で終わり、7対0と完封リレーを喫しました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは三橋投手と松岡投手が先発。同点で迎えた4回にベイスターズは鶴岡選手の2点適時打で勝ち越し、さらに1点差に迫られた5回には、佐伯選手の2点適時打で突き放します。さらに8回にも2点をダメ押ししたベイスターズが8対4で連勝しています。観客数は1万6千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは野間口投手と大竹投手の先発でカープが負けたようです。観客数は4万5千4百人ほどでした。

二桁安打も拙攻で敗れ、自力優勝消滅

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズはデイビー投手と久保投手が先発。今日はズレータ選手と福浦選手の打順が入れ替わった以外は前の試合と同じでした。三番と八番の入れ替え、というのもマリーンズらしいと言えるでしょう。
 2回にマリーンズは先頭の里崎選手が四球で歩くと、オーティズ選手と福浦選手の安打で1死満塁とします。ここで今季デイビー投手相手に5打数4安打の今江選手が打席に。しかし、三振に打ち取られます。ちなみに、今江選手はこの後の打席では二安打し、対デイビー投手8打数6安打としています。さらに、TSUYOSHI選手が初球を打ち上げ、絶好の先制機を逸します。
 しかし続く3回、先頭の早川選手が内野安打を放ち、内野ゴロで2死3塁になった後、里崎選手が右前に適時打を放ち、マリーンズが先制します。

 1・2回は安打された久保投手ですが、3・4回を三者凡退と調子を上げてきたように見えました。
 ところが5回裏、先頭の後藤選手に二塁打を打たれると、続くアレン選手を三塁ゴロに打ち取るも、失策で無死1・2塁に。そして1死後に日高選手が1・2塁間への当たりを放つと、オーティズ選手が飛びつくも強襲安打となり、二塁走者が還って同点に。皮肉にも、グラブが触っていなければ、浅い右前打で生還できなかったかも、という当たりでした。
 久保投手は2死までこぎつけますが、続く坂口選手の一塁線への当たりを福浦選手が飛びつくも、これまたグラブをはじき、2点適時三塁打となり、逆転されてしまいます。さらにラロッカ選手にも適時二塁打が出て久保投手は降板。続く高木選手もローズ選手に適時打され、この回一挙に5点を失ってしまいました。
 逆点された直後の6回、マリーンズは先頭の里崎選手が安打するも、併殺で三人で終わります。さらに、続く7回は連打で無死1・2塁に。ここで続くTSUYOSHI選手は、投手と三塁の間にバント。前回対戦時に大量点のきっかけとなった「デイビー投手が投げた後に一塁に傾くクセ」を狙ったと思われましたが、ここは巧く処理され、三塁封殺に。その後も2死2・3塁としますが、結局得点できません。
 一方、5回途中から登板した、本日42歳の誕生日をむかえた小宮山投手は、走者は出すものの、得意の打たせて取る投球が冴え、合併球団打線に追加点を許しません。
 しかし打線は拙攻続き。8回も2死無走者から連打してついに二桁の11安打となります。しかし、ここも得点には結びつきません。
 そして9回にはセーブのつかない場面ながら登板した加藤大投手に三人で抑えられて試合終了。5対1で敗れました。
 これで首位ファイターズとの差は再び5に。残りマリーンズが全勝しても、ファイターズが13勝すれば残り15試合で13勝すれば上回れないという「逆マジック13」が点灯してしまいました。
 観客数は1万8千3百人ほど。なお、この試合で合併球団はプロ野球では初となる「電子マネー機能つきICカードで支払い・入場」を行ったとの事です。ぜひともマリーンズを初めとする各球団も続いてほしいものです。

 福岡の首位攻防戦・ホークス対ファイターズは杉内投手と吉川投手が先発。3回にファイターズが失策で先制します。ところがその裏2死無走者から、ここまで無安打投球だった吉川投手の手に打球が直撃。ここで吉川投手が降板してしまいます。
 そして緊急救援した押本投手は、この回は抑えたものの、続く4回に失策もからんで追いつかれます。しかし、なお続く逆転機は、一昨日に続いての登板となった金森投手が併殺に抑えます。
 そして、続く5回も金森投手が三人で抑えると、直後の6回に稲葉選手に適時打が出て、ファイターズが再び勝ち越します。さらに7回には久々の一軍復帰で6番DHとなった金子洋選手に3号2ランが出て3点差に。この回で杉内投手は降板となりました。
 その裏からは、武田久投手が登板。捕手も中嶋選手に代わる「抑え体制」を早くも組みます。すると8回、その中嶋選手が2死1・2塁から左翼席に今季初安打となる1号3ランを左翼席に打込んでダメ押し。そのままファイターズが逃げ切り、7対1で大勝しています。
 これでファイターズは、2試合続いて先発投手が序盤でアクシデント降板しながら、上位球団相手に連勝。2位ホークスとのゲーム差も3としています。昨年の9月に通じる勢いが出てきたようにも思えてきました。観客数は3万4千9百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスは岸投手と一場投手が先発。2対2で迎えた4回に2死1・3塁から草野選手とリック選手の連続適時打でイーグルスが2点を勝ち越します。
 その裏にライオンズも1点を返し、そのまま1点差で終盤に入ります。そして迎えた8回、失策もからんでイーグルスが貴重な追加点。さらに9回には継投陣を打込んで3点を加え、試合を決めました。その裏ライオンズも1点は返しましたが、8対4でイーグルスが勝ち、ライオンズとのゲーム差を2としています。観客数は1万6千人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは寺原投手と川島投手が先発。川島投手の立ち上がりを攻めたベイスターズ打線が、村田選手の適時二塁打で先制した後、佐伯選手に14号3ランが出て一挙4点を挙げます。
 序盤から大量援護に守られた寺原投手は8回を5安打無四球2失点。9回にクルーン投手がガイエル選手に28号を打たれたものの後は抑え、ベイスターズが5対3で勝利。寺原投手は初の二桁勝利を挙げています。観客数は1万4千人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは高橋尚投手と宮崎投手の先発でカープが負けたようです。観客数は4万2千8百人ほどでした。

久保田投手、登板数日本記録を達成

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは安藤投手と小笠原投手が先発。安藤投手は初回の1死1・2塁、2回の無死2・3塁、4回の無死1塁と、毎回のように安打されますが、好守もあって、何とか0点に抑えます。
 一方、小笠原投手は3回まで無安打投球。4回にシーツ選手に初安打が出ますが、5回までその1安打に抑えられ、投手戦となります。

 そして迎えた6回、ドラゴンズは先頭の荒木選手が二塁打し、進塁打で1死3塁とまたもや先制機を作ります。しかし、ここも昨日のヒーローであるウッズ選手以下が倒れ、得点になりません。
 するとその裏、ここまで1安打1死球のみのタイガースでしたが、安藤投手の代打で登場した野口選手が二塁打を放ち、犠打で1死3塁とします。ここで打順は2番に入っている浜中選手。大きいファウルを二つ放ち、フルカウントまで粘った後の7球目を左中間スタンドに打ち込み、タイガースが2点を先制します。
 直後の7回は久保田投手が登板。これが今季81試合目で、一昨年に藤川投手が作った記録を抜き、日本新記録となりました。そして、1死から安打と四球を出しますが、併殺で凌いで、記録に花を添えます。さらに8回はウイリアムス投手が久々の登板。安打はされるも、ウッズ選手を併殺に打ち取り、三人で抑えます。そして9回は2試合連続失点中の藤川投手が登板。しかし今日は三振こそなかったものの、三人で抑えて完封リレー完成。タイガースが2対0で勝ち、首位を守っています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 さて、表題にあるように、久保田投手が記録を達成しました。二年前の時と比べると、所属チームも監督も同じです。また、首位争いをしているというチーム状況も同じです。
 ところが、なぜか同じ記録達成でも当時とは報道の雰囲気が違います。あの時は、各メディアが「稲尾越え」という言葉を乱発しました。2004年までの登板記録は、元西鉄ライオンズの稲尾和久投手が1961年に、現合併球団の菊地原投手がカープ在籍中の2001年に達成した78登板でした。にも関わらず、「稲尾・菊地原越え」でなく、「稲尾越え」でした。
 ところが、今日の久保田投手の記録に対し、「藤川越え」という言葉を使う報道はまず見ません。
 では、一昨年の藤川投手の記録は「稲尾投手を越えた」にふさわしく、逆に今年の久保田投手の記録は「藤川投手を越えた」に値しない記録なのでしょうか。そんなことがないどころか、むしろ正反対です。それは、以下の表を見れば明確です(引用元・ウィキペディアほか。久保田投手は9月15日現在の成績)。

氏名 年度 登板 勝率 安打 四球 死球 三振 失点 自責 防率 完投 完封
稲尾和久 1961 78 42 14 .750 404.0 308 22 72 6 353 93 76 1.69 25 7
藤川球児 2005 80 7 1 .875 92 1/3 57 5 20 1 139 20 14 1.36
久保田智之 2007 81 7 3 .700 96.2/3 90 6 29 0 91 24 21 1.96
菊地原毅 2001 78 2 2 .500 51 1/3 51 29 4.91

 投球回数はいずれも300回以上、勝数は35もの差があります。ちなみに、昨年の両リーグあわせての最多投球回数はドラゴンズの川上投手の215回。つまり、現在の最多投球回数を1.5倍したくらいの差があるのです。
 もちろん、46年前とは時代が続きます。久保田投手や藤川投手に400投球回を求める必要などどこにもないですし、81登板が日本新記録である事は明確な事実です。
 しかしながら、なぜ一昨年は「稲尾越え」で今年が「藤川越え」ではないのか、どうしても理解できません。もちろん、逆なら分かります。一昨年の藤川投手の記録は稲尾投手の1961年の記録とは全く内容が異なります。一方、今年の久保田投手の記録は、一昨年の藤川投手と同じような内容でありながら、上回っています。
 今回、「藤川越え」という言葉がほとんど見られなかった事により、改めて二年前の最多登板に関する報道の品質が極めて低かった事を再認識させられました。
 なお、繰り返しになりますが、そのような事とは関係なく、この度、久保田投手が達成した記録も、一昨年に藤川投手が達成した記録も素晴らしいことには、何ら変わりはありません。

2007年09月15日

21世紀の御輿

 夕方、出先から会社に戻ろうとしたら、道路の端で交通規制が行われていました。何事かと思って見てみたら、御輿が見えました。どうやら地元の秋祭りのようです。当然ながら、一番最初に来るのは警官です。そしてその後には、半被を着た人が現れました。ところが、この人、半被の上に道路工事の人が身につける反射板をつけています。確かに事故の警官に続いて公道を歩くわけで、事故の危険性があります。便利なものが開発された以上、身につけるのは当然ではあります。
 さらにその「反射板半被」の人に続いて御輿の方向を見ながら後ろ向きに歩いている人がいました。しかし、その人達は先導しているわけではありません。それぞれ手にデジカメだかデジタルビデオカメラだかを持ち、我が子とおぼしき人を熱心に撮影していました。
 この「半被の上に反射板」が現れ、続いてデジカメ、というのはかなり「祭り」というものから異なっているように感じました。もっとも、私の持つ「祭り」というものに対する概念も、あくまでも20世紀後半以降のものです。それだって、江戸時代の祭りを知っている人にとっては、「似ても似つかないもの」だったでしょう。
 そう考えると、これも世の中の流れの一つなのだな、などという気分になりました。

タイガース、看板の継投陣がウッズ選手に打たれ逆転負け

[ 野球 ]

 今日のパリーグは試合の予定がありませんでした。
 甲子園のタイガース対ドラゴンズの首位攻防戦はボーグルソン投手と朝倉投手が先発。タイガースは最初の一巡を無安打に抑えられ、その間に中村紀選手の適時打で先制されます。
 しかし4回、安定した投球を続けていた朝倉投手が突然の乱調。2死1塁から四者連続の四球で逆転となり、さらに藤本選手に2点適時打が出ます。
 これで3点差をつけたタイガースですが、直後の5回表に森野選手の適時三塁打などで1点差に迫られます。

 そして迎えた7回、タイガースは久保田投手が一昨年の藤川投手と並ぶ80試合目の登板を果たします。しかし、1死から安打されると、続くウッズ選手に34号2ランを喫して逆転を許してしまいます。
 しかしタイガースも8回に金本選手の適時打で追いつき、5対5として最終回を迎えます。タイガースのマウンドには、同点ながら藤川投手が登板。しかし、先頭の代打・立浪選手に安打されると、犠打と安打などで2死2・3塁に。そして2死で打席にはウッズ選手が再び登場。そして、中前に弾き返され、2点を勝ち越されます。
 その裏は岩瀬投手に三人で抑えられて試合終了。これでセリーグは首位から三位までが0.5ゲーム差となりました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは山口投手とグライシンガー投手が先発。2回に押し出しで先制したスワローズが3回までに6対0と大差に。これは決まりかと思いきや、グライシンガー投手は前回に続いて乱調。4・5回で5点を失い、あっという間に1点差となります。
 しかし6回にガイエル選手の27号ソロでスワローズが突き放します。その後も、シコースキー投手・館山投手が失点はしながらも何とか抑え、9対7でスワローズが逃げ切っています。観客数は1万3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対カープは内海投手と黒田投手の先発でカープが負けたようです。観客数は3万9千1百人ほどでした。

2007年09月13日

25年ぶりの外房鈍行旅行(?)

[ 交通 ]

 所用で房総半島の端のほうまで行きました。行きは時間にあわせて特急に乗り、一寝入りしたら目的地の駅に着いていた、という感じでした。
 しかし、帰りは大変でした。当初乗るつもりだった特急に乗ることができずに、各駅停車を1時間以上乗り継いでやっと快速に乗れる、という行程。せめて外でも見れればいいのですが、日も暮れており、ただ闇の中を電車が進むだけです。
 結局、家に着いたのは、電車に乗ってから2時間以上経っていました。房総半島の広さと、交通の便の悪さを実感させられました。
 ちなみに、「房総半島鈍行旅行」は、25年ほど前にも一度やったことがあります。その時の自分は中学生で、季節は夏の日中でした。その時は、内房線から外房線へ一周しました。乗っていた時間は今回の倍以上でしたが、好きこのんで行ったわけですし、外からは輝く海を見ることもでき、楽しい思い出しかありませんでした。
 まさかその時は、25年後に、同じ経路をこのような気分で「鈍行旅行」する羽目になるとは、夢にも思いませんでした。人生、何があるか本当にわからないものです。

わずか3安打に抑えられ、4連戦負け越し

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは小野投手とグリン投手が先発。今日は昨日逆転3ランの里崎選手が五番に戻り、オーティズ選手が七番でズレータ選手が八番に。九番三塁は今江選手に戻りました。
 2回までともに無安打で迎えた3回表、小野投手は金子誠選手に初安打されると、犠打と安打で1・3塁とし、田中賢選手に先制の適時二塁打を喫します。さらに稲葉選手を敬遠して満塁策を取るも、小谷野選手に押し出し死球を与えてしまい、さらにセギノール選手の適時打で一気に4点を失っていました。

 その裏、前の回から様子がおかしかったグリン投手に対し、先頭の今江選手が二塁打を放つと、ここでグリン投手は肩の張りを訴えて降板してしまいます。そして緊急救援の金森投手に対し、内野ゴロ二つで今江選手を迎え入れて1点を返し、さらに福浦選手も安打しますが、後が続きません。
 小野投手は4回にも先頭打者に安打されて犠打で進まれますが、ここは無得点に抑えます。続く5回には2死から連打されて降板しますが、ここは二番手の小宮山投手が抑えます。
 しかし、打線がファイターズ継投陣に押さえ込まれます。5・6回は金森投手に抑えられ、7回に前の回から登板の江尻投手から久々の安打を放ち、さらに四球で2死1・2塁としますが、ここも抑えられます。
 7回以下も継投陣は川崎投手と荻野投手が追加点を許しません。しかし、打線が終盤になっても打てず、8回は武田久投手、9回はマイケル中村投手に抑えられ、終わってみたらチームあわせて3安打1点に抑えられ、4対1で敗れました。
 これでファイターズとのゲーム差は4に。残り試合を考えると、逆転優勝へはかなりギリギリのところまで行ってしまったと言えるかもしれません。観客数は1万8千2百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは涌井投手とスタンドリッジ投手が先発。涌井投手は4回までホークス打線を無安打に抑えますが、5回に小久保選手が初安打をなる二塁打を放つと、2死後に多村選手が適時二塁打を放ち、ホークスが先制します。
 スタンドリッジ投手は6回途中まで4安打4四球ながら無失点。その後は篠原投手をはさんで、水田投手と馬原投手の継投で、いずれも無安打に抑え、1対0でホークスが勝っています。涌井投手は1失点完投の好投ながら援護なく、16勝してから3連敗となっています。観客数は9千2百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対合併球団は田中投手と岸田投手が先発。4回にアレン選手の4号2ランで先制した合併球団が5回にも追加点を挙げて3対0とします。
 しかし6回、下位の連打で1死1・2塁とすると、高須選手の適時打の後に失策で同点に。さらにリック選手に適時打が出て、一気にイーグルスが逆転します。
 5回以降は立ち直った田中投手は8安打2四球3失点で9回を投げ抜きますが、援護なくここで降板となります。
 そして延長に入った10回表、イーグルス二番手の小山投手は2死満塁の危機を凌ぎます。するとその裏、先頭の嶋選手が二塁打を放つと、合併球団はリリーフエースの加藤大投手を投入。しかし、犠打と敬遠で1死1・3塁に。ここで代打で登場の礒部選手が初球を1・2塁間に弾き返して、イーグルスが4対3でサヨナラ勝ち。単独四位にもなっています。観客数は1万6千1百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは高橋投手と杉山投手が先発。1対1で迎えた5回裏にカープは2死からの連打で2・3塁として高橋投手に代打を出しますも、勝ち越しはなりません。
 すると6回から出てきた継投陣が大誤算。皆制球が定まらず、三人登板して1死も取れずに2安打4四死球。タイガースは連続押し出しで勝ち越した後、矢野選手の2点適時打でこの回計4点を勝ち越します。
 逆転した後のタイガースは渡辺投手が2回を抑え、8回には今日で救援投手登板数二位の79試合登板で、一昨年の藤川投手に続いて「菊地原越え」を達成した久保田投手が抑えます。そして9回、セーブのつかない局面で藤川投手を投入しますが、安打の後に2死から栗原選手に24号2ランを喫して2点差に。しかし続く森笠選手を抑えて何とか逃げ切り、5対3でタイガースが勝っています。観客数は1万3千4百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは川上投手と秦投手が先発。初回にベイスターズが先制しますが、3回に失策と四球二つで二死満塁の好機を貰ったドラゴンズが李選手の2点適時二塁打で逆転。さらに連続適時打で一挙4点を挙げます。
 川上投手は7回を5安打1四球で1失点。以下は岡本投手と岩瀬投手の継投で抑え、ドラゴンズが4対1で連敗を止め、再び二位に上がっています。観客数は3万3百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は石川投手と久保投手が先発。2回に1死1・2塁から石川投手の安打でつないだスワローズが青木選手の適時打などで2点を先制。さらに4回には石川投手の本日二つめの安打が適時打になるなどで、2点を追加します。
 石川投手は4回まで無安打に抑え、5回の1死1・2塁も併殺で凌ぎます。その後も読売打線を抑えた石川投手が4安打無四球でプロ初完封。スワローズが5対0で勝っています。観客数は1万6千2百人ほど。そのため、昨日に続き、関東で行われた3試合で一番お客さんが来たのはマリンスタジアムだった、という結果となっています。

ないときに感じる有り難み

 今日の午前中は、何回かに渡り、数十分間豪雨が降る、という奇妙な天候でした。不運にも、出勤時間にその時間帯が重なり、靴の中まで浸水しました。そこで、とりあえず乾かすために、古新聞を詰めようと思いました。
 ところが、数日前に古新聞はまとめて処分したとのこと。勤め先は、宅配で新聞をとっていないため、それだと社内に新聞は一枚もない、という事になります。
 ちなみに、我が家は明日が資源ゴミの回収日なので、古新聞は大量にあります。それを思うと、需要と供給のバランスの悪さに、損したような気分にまでなりました。
 困りましたが、ないものは仕方ありません。一瞬、「雨が弱まったら、コンビニまで行って新聞を買ってそれを詰めようか」などと本末転倒極まる事まで考えてしまったほどでした。
 もちろん、それを実行に移すことはなく、そのまま放置していました。その結果、10数時間たってもまだ湿気が抜けない靴で帰宅する羽目になりました。意外なところで、「新聞の重要性」を認識させられた一日でした。

防御率1点台対決を制し、連敗止める

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは成瀬投手とダルビッシュ投手という、開始時点でともに防御率1点台対決。また、7月と8月の月間MVP対決でもありました。さらに、成瀬投手は今期ファイターズ戦3戦全勝で7連勝中に対し、ダルビッシュ投手は対マリーンズ2試合連続完封中で8連勝中。昨年までの斎藤和投手対松坂投手を彷彿させるような「最強投手対決」と言う雰囲気でした。
 今日の打線は三番に福浦選手が復帰、また、オーティズ選手が五番に上がってズレータ選手は七番。九番三塁には久々に堀選手が入る、といった布陣でした。
 初回、成瀬投手は四球と盗塁で1死2塁となりますが、先制は許しません。対するマリーンズも1死から早川選手が内野安打し、2死後に盗塁を決めますが、こちらも得点には至りません。

 続く2回、成瀬投手は安打と死球で1死1・2塁とすると、金子誠選手に適時三塁打を打たれ、2点を先制されます。
 しかしその裏、マリーンズも先頭のオーティズ選手が安打すると、1死後にズレータ選手も安打して表の攻撃と同じく1死1・2塁に。ここで最近、八番が多い里崎選手に12号3ランが出てマリーンズが逆転。同じ1・2塁からチームリーダーの八番打者が長打で打点、となりましたが、三塁打と本塁打の違いでマリーンズがリードした形になりました。そして、結果的に、この差が試合を決める事になりました。
 2回までの攻防だと打撃戦かと思われました。しかし、3回からは防御率1点台同士にふさわしい投手戦となります。成瀬投手は5回に1死から安打されたものの、盗塁失敗もあってここも三人に。それを除けば、3回から6回までともに走者が一人も出ません。
 そして迎えた7回表、1死から安打が出ると、失策があって2・3塁となり、さらに四球で満塁に。ここでファイターズは代打の田中幸雄選手を起用し、意表のスクイズを見せます。しかし、田中幸選手の一塁への走塁が守備妨害を取られ、得点は認められません。
 マリーンズは8回から薮田投手が登板。しかし、1死から二塁打されると、続く小谷野選手が右前打を放ちます。走者の稲葉選手は本塁に突入しますが、サブロー選手の好返球と里崎選手のブロックでタッチアウト。好守でリードを守ります。
 そして9回、昨日の小林雅投手の被弾もあってか、薮田投手が続投。期待に応えて三人で抑え、今季2セーブ目を挙げました。
 成瀬投手はこれで14勝1敗。防御率1位も守っています。一方ダルビッシュ投手は3回から7回までを完璧に抑えての3失点14奪三振での完投ながら敗戦投手となり、連勝が止まっています。これでファイターズとのゲーム差は3に。勝ったときと負けたときの違いを考えると、極めて大きな勝負を制したと言えるでしょう。観客数は1万9千6百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは西口投手と和田投手が先発。3回にホークスがスクイズなどで2点を先制しますが、4回に和田投手が制球を乱し、押し出しで同点になった後、暴投でライオンズが勝ち越します。さらに終盤に継投陣を打込んでダメを押したライオンズが8対3で快勝しています。観客数は9千6百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団は岩隈投手と平野佳投手が先発。合併球団は2回に1死2塁から移籍後初登場初スタメンの平下選手が二塁打を放つも、先制できません。
 3回まではともに1安打でしたが、4回にイーグルスが2点を先制。しかし、直後の5回表に、岩隈投手が打込まれ、合併球団が一挙に5点を挙げて逆転します。
 しかしイーグルスは7回にフェルナンデス選手の21号ソロなどで1点差とすると、8回には2死無走者からの三連打で追いつきます。
 そして迎えた9回裏、先頭の嶋選手が安打すると、犠打失策などもあり1死満塁に。ここで山崎武選手の当たりは遊ゴロとなり、合併球団守備陣は併殺を狙いますが、一塁は辛うじてセーフ。その間に三塁走者が生還し、イーグルスが6対5でサヨナラ勝ちしています。観客数は1万2千2百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは青木高投手と上園投手の新人対決。4回にカープが前田智選手の適時打で先制し、森笠選手にも適時打が出て2対0に。6回にタイガースが金本選手の28号ソロで1点差としますが、その裏に栗原選手の23号2ランが出て突き放されます。そして8回にも2点を失い、カープが6対2で勝利。対タイガース勝ち越しを決めています。タイガースは10連勝後の連敗ながら、辛うじて首位は守っています。観客数は1万3千8百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは山本昌投手と三浦投手が先発。0対0で迎えた6回に、村田選手の26号2ランでベイスターズが先制。ドラゴンズもその裏に1点を返しますが、得点はこれだけ。6回を5安打1四球2失点の山本昌投手を援護できません。
 そして終盤にドラゴンズ継投陣を打込んだベイスターズが7対1で大勝しています。観客数は2万9千3百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は藤井投手と内海投手が先発。3回に先頭の青木選手の頭部死球で内海投手は危険球退場に。そして緊急救援となった福田投手をスワローズ打線が打込んで、3・4回あわせて7点を取ります。
 その後、読売も反撃しますが、この大量点が大きく、スワローズが9対4で逃げ切っています。観客数は1万6千7百人ほどでした。

2007年09月12日

大ベテラン記者を追放処分にする末期的団体

 相撲アナウンサー歴50年を越える、杉山邦博さんという方がいます。中学生時代は私も相撲が大好きでした。そして、場所中の中継を楽しみにしていた人間にとって、杉山さんは、向坂(さきさか)さんとともに、相撲中継の頂点とも言うべき人で、今でもよく覚えています。
 その杉山さんに対し、日本相撲協会は、相撲記者クラブの取材証を返上させたそうです。理由は、朝青龍関が一部報道機関の中傷により迷惑を被った一連の件に関わる事だそうです。何でも氏は、TV番組出演した際に相撲協会の行いを批判する発言にうなずいたから(※自身が相撲協会を批判する発言をしたわけではない)とのこと。ところがそれが、理事長氏の逆鱗にふれたらしく、返上を迫られたとのことです。

 私は、「記者クラブ」なるものが、いかに日本の報道の品質を落としているかも承知はしており、その存在価値を肯定する気のない人間です。また、かつては、相撲協会に似た、社会人として最低限の常識すら持ち合わせていない輩が頂点になっている組織と関わった経験もあります。したがって、あのような運営形態の組織は、最低限の社会常識すらもちあわせていないおそれがあることも、十二分に承知しています。とはいえ、さすがに今回の「措置」にはかなり呆れました。
 そこで驚いて、杉山さんをネットで調べたました。すると、かつて熱烈な初代貴ノ花関(先代二子山親方・故人)のファンだったという事を知りました。当時は現理事長の北の湖氏の最強時代でした。しかしながら、端麗な顔で、小柄な初代貴ノ花関のほうが人気は上。その彼を倒す北の湖関(当時)は勝てば勝つほどブーイングを浴びるような存在だったそうです。
 今回のようなしょうもない件で、「出入り禁止」になるのは、いくらなんでも非常識すぎます。そう考えると、もしかしたら北の湖氏は、当時のひいき(?)中継の恨みが忘れられず、何かの機会で杉山氏に復讐(?)する機会を探していたのだろうか、などとまで思ってしまいました。
 いずれにせよ、8月に入って以来、やればやるほど、悲惨さをあらわにする相撲協会には笑うよりありません。ぜひともこの勢いでさらに衰退し、「力士経験者のみによる運営」という、19世紀の遺物みたいな経営形態が一日でも早く改善されることを、かつての相撲ファンとしては切望しています。

終盤の大逆転で3連敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは小林宏之投手と武田勝投手が先発。マリーンズは左の武田勝投手が先発という事もあるのか、福浦選手が3試合連続のスタメン落ち。三番には久々の中軸となるズレータ選手が入り、5番には竹原選手がDHで入りました。

 試合のほうはマリーンズ快勝と思いきや、9回表に小林雅英投手が逆転3ランを喫するという展開となり、ファイターズに連敗。ゲーム差は4となりました。明日は成瀬投手対ダルビッシュ投手。ここに敗れるとリーグ優勝はかなりきつくなります。というわけで、マリーンズにとっては正念場が訪れたと言えるでしょう。
 今日は他の試合も、セリーグはほぼ最悪、パリーグもライオンズが負けてマリーンズのCS進出マジックがちょっと減った(かもしれない?)以外は何もいいことがありませんでした。他にも色々疲れる事がありましたので、結果掲載は手抜きます。

2007年09月11日

序盤の大量失点で大敗

[ 野球 ]

 今日からマリーンズは本拠地で対ファイターズ四連戦。4タテすれば首位ですが、逆に全部負けると、リーグ優勝が非常に厳しくなる、という重要な連戦です。先発は清水直行投手とスゥイーニー投手。今日のマリーンズ打線は福浦選手がスタメン落ちし、三番には里崎選手が入りました。また、ベニー選手が八番で久々にスタメン入りしました。
 初回はともに2死からの四死球のみ、2回はともに三者凡退と、ともに無安打で2回を終えます。ところが続く3回、1死から連打で1・3塁とされると、田中賢選手の適時打でファイターズが先制。さらに、さらに四球を挟んで計4打数連続適時打で一気に5点を奪われ、清水直投手はKO。これで6年二桁勝利は完全になくなりました。 ここで二番手の高木投手が登板し、早川選手の美技もあってここは5点にとどめます。

 しかしその裏、先頭のベニー選手にチーム初安打が出るも、併殺で結局三人で終わります。そして続く4・5回にも追加点を奪われ、序盤で8対0と大差になってしまいます。
 その後、5回途中から登板の小宮山投手が4回1/3を1点に抑え、打線も早川選手の適時三塁打などで計3点を返しましたが、序盤の失点が大きく、9対3で大敗。ファイターズとのゲーム差は再び3と開いてしまっています。観客数は1万4千8百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団は新垣投手と中山投手が先発。2回に下位打線の適時打2本で先制した合併球団が中盤にも着実に加点します。一方、今季初登板初先発の中山投手の前にホークス打線は5回まで1安打。6回に二塁打と四球二つで無死満塁としますが、ここで松中選手の併殺崩れの間に1点を返すのみ。そのまま合併球団が4対1で勝っています。観客数は2万8千4百人ほどでした。

2007年09月09日

2007/9/9の更新

 漫画資料室心に残るヘンな作品スプリンターを掲載しました。

失策から失点し、連勝止まる

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは朝井投手と渡辺俊介投手が先発。今日は、守備位置も含め、昨日と全く同じ打順でした。
 初回はともに1安打しながら無得点でした。続く2回に至っては、ともに先頭打者を出した後に併殺で二死となり、再び安打が出ると、全く同じパターンで得点出来ません。
 しかし3回、マリーンズが2死からの早川選手の二塁打をまたも生かせなかったその裏、先頭の鉄平選手の当たりは内野で大きく弾んで安打に。さらに続く嶋選手の犠打を二塁に送球したものの、これをTSUYOSHI選手が失策。さらに渡辺直選手の犠打がいいところに転がって内野安打と、外野に球が飛ばずに無死満塁に。ここで得点圏打率の高い高須選手が先制適時打を放つと、続く草野選手の当たりはオーティズ選手が好捕するも、三塁走者が生還して2点目が入ります。

 続く4回はともに三者凡退で終わった後に迎えた5回、1死から里崎選手の三塁ゴロが失策となり二塁に進塁。今江選手が朝井投手との同期対決を制した安打で1・3塁とすると、マリーンズはTSUYOSHI選手の打順で塀内選手を代打に。試合中にTSUYOSHI選手が手のひらを痛めたための起用ですが、これに塀内選手が応え、適時打を放って1点を返します。なおも早川選手の死球で満塁としますが、ここは福浦選手が倒れます。
 さらに続く6回、先頭のサブロー選手の安打の後、オーティズ選手が二塁打を放って無死2・3塁に。ここで大松選手に犠飛が出て追いついた後、ズレータ選手が安打でつないで1・3塁とし、里崎選手の内野ゴロが併殺崩れとなって、マリーンズが逆転に成功します。
 4・5回と三者凡退で抑えた渡辺俊投手は、勝ち投手の権利を得た6回裏も簡単に2死を取ります。しかし、そこから山崎武選手に安打されると、憲史選手・フェルナンデス選手と連打され、同点に追いつかれてしまい、ここで降板となってしまいます。
 直後の7回、先頭の早川選手が安打するも、エンドラン空振りのような感じでアウトとなり、その後福浦選手が四球で出る、というややちぐはぐな攻撃で勝ち越せません。続く8回も先頭の大松選手が歩くも、ここも無死の走者を生かせません。
 7回は荻野投手と川崎投手の継投で抑えたマリーンズ投手陣ですが、8回裏、先頭の山崎武選手の三塁ゴロを、今江選手が悪送球して無死2塁に。ここで四番手の薮田投手が登板するも、犠打で三塁に進まれた後にフェルナンデス選手の犠飛が出て、無安打で勝ち越しを許してしまいます。
 そして9回は小山投手の前に三者凡退。自責2ながら失点4と、失策がそのまま敗戦につながる形で連勝は3で止まってしまいました。観客数は1万7千9百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは八木投手と小野寺投手が先発。2ラン2本ずつの2対2で迎えた4回表、1死2塁から和田選手に12号2ランが出てライオンズが勝ち越します。
 さらに5回、先頭の銀仁朗選手が安打で出塁すると、牽制悪送球で一気に三塁に。ここで赤田選手に適時二塁打が出て追加点となり、ここで八木投手はKO。さらにGG佐藤選手に25号2ランが出て、ライオンズが差を拡げます。
 その裏、ファイターズも2点を返し、それ以降も安打は出ますが得点はできず。結局、ライオンズより多い12安打を放ちながら4点にとどまり、12安打8点のライオンズが勝っています。観客数は3万2千7百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団はガトームソン投手と川越投手が先発。初回に川崎選手の三塁打と松中選手の適時打でホークスが先制するも、5回に日高選手の適時打で合併球団が追いつき、村松選手の犠飛で逆転に成功します。
 しかしその裏、本多選手の適時打で追いつくと、続く川崎選手の適時二塁打が出てホークスが再逆転。さらに多村選手にも適時打が出ます。
 そしてホークス2点リードで迎えた7回に先頭の大引選手が安打。ここで二番手の篠原投手が登板するも、安打と犠打で走者を進めた後、村松選手の適時打で1点を返されます。そこから、「一人一殺継投」で2死満塁までこぎつけますが、この回五人目となった水田投手が北川選手に逆転2点適時打が出て、この試合3度目の逆転で合併球団がリードを奪います。
 その裏、ホークスは先頭の本多選手が安打すると、ここで本塁打が出ればサイクルという川崎選手に犠打をさせます。しかし、この作戦は実らず、多村選手と松中選手が倒れ、追いつくことができません。そして最後は加藤大投手が締めて合併球団が5対4で勝利。6回を抑えた小松投手がプロ初勝利を飾っています。観客数は3万2千人ほどでした。
 これで今日のパリーグは上位三球団が全て負けるという展開。というわけで、順位争いには何ら変動はありませんでした。

 東京ドームの読売対タイガースは高橋尚投手と下柳投手が先発。高橋尚投手は火曜に5回KOされて以来の中四日です。
 その高橋尚投手に対し、タイガースは先頭の鳥谷選手が二塁打を放つと、プロ初の二番となった浜中選手の安打でつなぎ、シーツ選手の適時打で先制します。しかし、なお続く無死1・3塁から四番以下が倒れ、1点に終わります。
 するとその裏、下柳投手はそれ以上に立ち上がりが悪く、四球の後に適時二塁打を打たれて即座に追いつかれると、さらに適時打と犠飛で一気に3点を失い、逆転されます。
 しかしタイガースは3回に浜中選手の4号ソロで1点差に迫ります。さらに続く4回に二死無走者から八番の関本選手が四球を選ぶと、早くも下柳投手をあきらめ、狩野選手を代打に起用。これが成功し、同点適時三塁打を放ちます。
 さらに続く5回、先頭の浜中選手が早くも猛打賞となる内野安打を放つと、シーツ選手が二塁打で無死2・3塁と勝ち越し機を作り、続く金本選手が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、ついにタイガースが2点を勝ち越します。
 しかしその裏、前の回は三人で抑えた二番手のダーウィン投手が、四死球で出した走者を適時二塁打と内野ゴロで帰されて、即座に追いつかれます。
 さらに7回、2死無走者から葛城選手が四球を選ぶと、途中出場の赤星選手の二塁打でつないだ後、矢野選手に2点適時二塁打が出て再び2点を勝ち越します。さらに二死満塁まで迫りますが、ここは鳥谷選手が倒れ、さらなる追加点は挙げられません。
 その裏、普段ならウイリアムス投手が登板するところですが、今日はベンチ入りこそしているものの、腹痛が治らずに登板回避。代わりに江草投手が登板しますが、1死から四球を出すと、同点2ランを喫してしまいます。
 タイガースは8回は橋本健投手が、9回は久保田投手が抑えて、延長に入ります。
 そして10回、読売は上原投手を投入。しかし、先頭の関本選手が安打すると、続く藤本選手が犠打を決めます。ここで鳥谷選手が右中間を抜く三塁打を放ち、タイガースがこの試合四度目の勝ち越し。さらに途中出場の藤原選手も追い込まれながら右翼線に落とし、リードを2点とします。
 その裏は当然、藤川投手が登板。しかし、いきなり先頭打者に安打され、次打者は三振に取ったものの、その間に暴投で二塁へ。そして2死後に適時打で1点差とされます。さらに、2死1・2塁と長打でサヨナラ、という場面を迎えますが、最後は本日3打点の二岡選手を三球三振に。9対8で勝ったタイガースが連勝を10に伸ばして首位を守りました。逆に読売は三位に落ちています。観客数は4万5千7百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対スワローズは中田投手とグライシンガー投手が先発。1回裏、勝数・防御率とも一位のグライシンガー投手に対し、先頭の井端選手が二塁打を放つと、荒木選手も続き、そこから四者連続適時打で、一挙に4点を先制します。
 そこからグライシンガー投手は立ち直りますが、中田投手が好投。スワローズは5回に失策がらみで1点を返すにとどまります。
 そして9回は岩瀬投手が三人で抑え、これで史上六人目となる通算150セーブを達成しています。観客数は3万7千9百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは大竹投手と寺原投手が先発。2回に村田選手の25号ソロでベイスターズが先制すると、続く3回には金城選手の2点適時二塁打で追加点を挙げます。
 寺原投手は6回2失点で10勝目の資格を得て降板し、後は中継ぎ三人で抑え、1点リードのまま9回裏を迎えます。そして9回はクルーン投手が登板。簡単に2死を取りますが、そこから梵選手に安打されると、盗塁と四球で1・2塁に。ここでアレックス選手が詰まりながら右前に落とし、土壇場でカープが追いつきます。
 ところが、直後の10回表、1死から失策で走者が出て、2死後に仁志選手に適時二塁打が出てベイスターズが再び勝ち越し。そしてその裏は、吉見投手と加藤投手の二人で抑え、ベイスターズが4対3で勝っています。観客数は1万7千5百人ほどでした。

携帯料金

 ドコモが、「申し込むと基本料金半額」という広告を出していたので、ドコモショップに手続きに行きました。申込をしたところ、「2年間の契約すれば半額になるが、中途解約の場合は、1万円弱の支払い。しかも2年後の10月に解約しなかった場合は、自動継続で同様の条件になる」との事でした。
 かなり厚かましい内容だとは思いました。しかしながら、色々あって、携帯会社はドコモ以外使う予定はありません。というわけで、予定通り契約しました。とりあえず、これで月額1,800円ほど節約できるようです。

 というわけで、節約記念(?)に久々に携帯の料金明細を見てみました。すると、無料通話料金となっている部分はほとんど使っていない事が判明しました。まあ、固定電話を含め、仕事上の必要性を除けば自分から電話をかける事はないので、当然と言えば当然でしょう。逆にパケ・ホーダイのほうは大活躍。帰りの電車などで野球の動画中継を見ている事もあり、1パケット0.2円で計算したところ45万円になるパケット料金が3,900円で抑えられている事が分かり、これは得した気分になりました。
 そう考えると、割引制度の恩恵はかなり受けているわけです。とはいえ、無料通話分での損失感(?)は否めませんでした。とりあえず、これからは固定電話から発信している簡単な用件は、携帯からかけようと思った次第です。まあ、それで節約できる固定電話の料金は微々たるものでしかないのですが・・・。

2007年09月08日

一ヶ月ぶりの二桁得点で3連勝

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは一場投手と久保投手が先発。今日は前の試合で五番だった里崎選手と八番だったオーティズ選手を入れ替えただけで、後は同じ並びでした。もっとも、五番と八番を入れ替える、というのはマリーンズならでは、といったところですが・・・。
 マリーンズは初回にサブロー選手の適時打で先制。さらに3回には2死1塁からオーティズ選手がつないだ後、大松選手とズレータ選手の連続適時打で追加点を挙げ、早くも一場投手をKOします。
 さらに4回には今江選手の二塁打とTSUYOSHI選手の適時打で4点目。続く早川選手が安打した時点で、早くも先発全員安打を達成します。

 その裏、ここまで1安打だった久保投手ですが、連打と内野ゴロで2死2・3塁に。ここでリック選手の当たりは詰まった飛球でしたが、大松選手が飛び込んだものの取り切れず、2点適時打になってしまいます。
 しかし直後の5回表、1死1塁からその大松選手に打席がまわると、右翼席に5号2ランを放ち、再び4点差とします。
 さらに7・8回にも2点ずつ追加し、8月4日以来となる二桁得点に。投げては久保投手が8安打1四球2失点。9回にも2死2・3塁となったものの、ここも抑え、今季2度目の完投で8勝目を挙げています。
 これでマリーンズは3連勝で貯金11。首位ファイターズとのゲーム差は2と迫っています。観客数は1万7千7百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは吉川投手と大沼投手が先発。ソロ1本ずつの1対1で迎えた6回表、吉川投手が制球を乱して連続四死球で無死1・2塁として降板。ここで二番手の押本投手が中村選手に適時打を打たれてライオンズが勝ち越し、さらに栗山選手の代打2点適時打などで。ライオンズが一気に4点を奪います。
 大沼投手は6回を2安打2四球1失点。その後、継投陣が抑えて9回にはグラマン投手が登板。ところが、先頭打者に安打され、次打者に投げている最中にアクシデントで降板します。しかし、緊急救援の山岸投手が抑え、ライオンズが5対1で勝利。イーグルスと並んで同率4位となっています。観客数は3万3千3百人ほどでした。
 なお、ファイターズは試合前には田中幸雄選手に来期の選手契約を結ばない旨を発表、さらに試合終了後にはヒルマン監督が家庭の事情を理由に退団発表をしています。昨年は新庄選手の引退発表からアジア一への道が始まったような感じでしたが、今年のこの二つの「発表」は、優勝争いにどのような影響を及ぼすのでしょうか。

 福岡のホークス対合併球団は杉内投手とデイビー投手が先発。3回に多村選手の適時内野安打でホークスが先制します。ホークスはその後、1死満塁からライナーゲッツーを喫するなど、6回まで9安打ながら1点に終わります。
 一方、杉内投手は7回まで3安打3四球で無失点。そして、7回裏には内野ゴロと松中選手の適時打で2点を追加します。
 そして8・9回は水田投手と馬原投手が完璧に抑え、ホークスが3対0で勝っています。観客数は3万2千2百人ほどでした。

 東京ドームの読売対タイガースは久保投手と安藤投手が先発。1回表にタイガースが鳥谷選手の先頭打者初球本塁打で先制します。続く2回も死球と安打と犠打で1死2・3塁としますが、ここは追加点が取れません。
 今季二度目の先発となった安藤投手ですが、読売打線相手に走者を出しません。一方、タイガースも3回以降は走者を出せず、投手戦の様相を呈してきます。
 安藤投手は5回まで無走者投球を続けます。しかし6回、この回先頭の李選手に本塁打を喫し、同点に追いつかれてしまいます。
 しかし直後の7回、1死から葛城選手に3号ソロが出てタイガースが再び勝ち越し。さらにここまで1安打1失点の安藤投手に代打を出すなどして2死満塁までしますが、ここは赤星選手が倒れ、追加点は挙げられません。
 その裏は普通ならウイリアムス投手ですが、今日は体調不良で欠場。しかし、江草投手と渡辺投手の二人で無失点に抑えます。
 そして8回は、これが77試合目と1984年の福間投手に並ぶチーム史上2位タイの登板数に達した久保田投手が登場。2死から四球と安打で走者を出しますが、ここも0点に抑えます。
 そして9回は藤川投手が登板。いきなり二塁打を打たれますが、続く三番からの三人を抑え、タイガースが2対1で連日の1点差勝利。連勝を10に伸ばすと同時に、首位に立っています。観客数は4万6千1百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対スワローズは小笠原投手と川島投手が先発。4回にガイエル選手の25号ソロで先制したスワローズが6回にラミレス選手の犠飛で追加点を挙げます。
 川島投手は6回まで内野安打のみの1安打で無失点。しかし7回に連打で無死1・3塁とし、立浪選手の犠飛で1点を返します。
 直後の8回表、スワローズは先頭の川本選手が三塁打を放ちますが、後続が倒れて得点ができません。
 するとその裏、二番手の花田投手から連打で好機を作ります。そして2死1・2塁から館山投手が登板しますがこれが失敗。欠場したウッズ選手に代わって四番に入った中村紀選手が逆転の適時二塁打を放つと、さらに英智選手にも2点適時打が出て、ドラゴンズが4点を取って5対2とします。
 そして9回はこれで9年連続50試合となる岩瀬投手が登板。三番からを三人で抑え、ドラゴンズが勝利。これでセリーグは首位から3位まで1.5差となっています。観客数は3万7千8百人ほどでした。

 広島のカープ対ベイスターズは高橋投手と山口投手が先発。2回にベイスターズが無死満塁とし、続く相川選手が投手直撃の適時内野安打を放って先制。高橋投手はこの回は抑えたものの、ここで降板となりました。
 一方の山口投手は4回まで無安打投球。しかし5回に先頭の前田選手に初安打されると、続く栗原選手が21号2ランを放って逆転。さらに尾形選手に2号ソロが出ます。
 カープは3回から登板の宮崎投手が6回まで抑え、7回には梵選手の適時打で追加点。さらに6回以降を四投手が0点に抑え、4対1で勝利。ベイスターズは6連敗となっています。観客数は1万6千6百人ほどでした。

2007/9/7の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

深夜に聞く空虚な謝罪

[ 交通 ]

 台風は去っていきましたが、総武線各駅停車は三鷹で事故があったとかの事で、えらく遅れていました。そしてホームで待っていたら津田沼行きが来たので、とりあえず乗りました。終点近くなると、車掌さんがやけに謝り始めました。事故の影響で、続く列車はかなり遅れるとの事です。何でも、津田沼到着後、その先に行くには、15分くらい待たねばならないとの事です。
 というわけで車掌さんは丁重に謝っています。しかしながら、その電車に乗った我々は0時45分頃に津田沼駅のホームに降ろされました。
 午前中の遅れは天災だから仕方ありません。しかし、この夜の遅れは、事故という鉄道会社の過失です。ならば、深夜の駅で15分待たせるような迷惑をかけずに、この電車を千葉行きに臨時延長すればいいでしょう。
 しかし、ホームでも謝りの言葉は何度も聞きましたが、結局、電車はそのまま車庫への去っていきました。いつもながら、この鉄道会社の「謝罪の言葉」には何の中身もないよな、と思いながら、深夜の津田沼駅ホームで時間を過ごしました。

桧山選手の決勝弾でタイガースが競り勝つ

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは台風で中止でした。
 東京ドームの読売対タイガースはパウエル投手とボーグルソン投手が先発。初回にタイガースが先制するも、読売がソロ4発で4回までも3点リード。しかし5回に、タイガースは赤星選手の適時打の後に連続押し出しで追いつき、さらに内野ゴロの間に勝ち越し点を挙げます。

 その直後に2ランで逆転されますが、1点を追う7回、四球二つでもらった好機に桜井選手が適時打を放って追いつくと、代打の高橋光選手が安打でつなぎ、矢野選手の適時打で、この試合二度目の逆転をします。
 その裏はウイリアムス投手が登板し、必勝継投を開始。そして8回に1点を追加し、これで決まりかと思いきや、その裏に、久保田投手が二死無走者から連続本塁打を喫し、追いつかれてしまいます。何と今日のタイガース投手陣は被本塁打7。おそるべし東京ドームと言えそうです。
 そして9回、読売は上原投手が登板。すると先頭の桧山選手が、右翼席に3号ソロで再度タイガースが勝ち越します。そしてその裏は藤川投手が三人で抑えて試合終了。9対8で勝ったタイガースが8連勝で首位との差を0.5としています。観客数は4万4千8百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対スワローズは朝倉投手と伊藤投手が先発。初回にウッズ選手と李選手の適時打で先制したドラゴンズが、2回には中村紀選手の17号3ランなどで4点を追加し、序盤で6点を奪って伊藤投手をKOします。朝倉投手は10安打2四死球ながらスワローズの拙攻にも助けられて1失点完投。6対1でドラゴンズが勝っています。観客数は3万9百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは黒田投手とホセロ投手が先発。初回にベイスターズが2点を先制します。しかしホセロ投手は立ち上がりから制球が悪く、その裏、四球二つに内野ゴロと無安打でカープが1点を返すと、続く2回は三者連続四球で満塁とした後、梵選手が14号満塁本塁打を放ってカープが逆転。何と1安打で5点を取ってしまいました。
 その後、ともに点を取りますが、結局この満塁本塁打が決勝点となり、カープが7対4で勝っています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズはグリン投手と涌井投手が先発。2回にカブレラ選手の22号ソロでライオンズが先制します。一方、5回まで5安打しながら0点に抑えられてきたファイターズ打線ですが、6回に稲葉選手の17号ソロで追いつくと、7回にセギノール選手の適時打で勝ち越し、8回に森本選手の適時打で追加点。投げてはグリン投手・武田久投手・マイケル中村投手の継投でライオンズ打線を3安打に抑え、3対1でファイターズが勝っています。観客数は2万1千4百人ほどでした。
 福岡のホークス対合併球団は大隣投手と岸田投手が先発。前田選手の適時打二本で合併球団が3点をリードします。しかし7回裏、ホークスが1死から5連打して追いつくと、さらに満塁から川崎選手に走者一掃の適時三塁打が出て逆転。さらに1点を加え、連日の「ラッキーセブンでの逆転」を果たします。以下は水田投手と篠原投手の継投で抑え、7対3でホークスが勝っています。観客数は3万1百人ほどでした。

2007年09月06日

2007/9/6の更新

 トップ絵を更新しました。

強風時限定で浮かぶ台詞

 台風接近の中を帰宅しました。幕張本郷の駅を出ると、強風の日の「名物」とも言える、「風でバラバラになった傘の残骸」が落ちていました。
 そこから、橋の上を渡りますが、正面から強風雨が吹き付けます。あっという間に傘の骨が歪みました。すると、頭の中に「か、傘も全く役に立たない・・・!」という言葉が浮かんできました。これは、二十数年前の漫画「聖闘士星矢」で、フェニックス一輝の初登場時にやっつけられた雑魚キャラの台詞「ク・・・聖衣も全く役に立たない」のパロディ(?)です。それがなぜか、このような強風でその橋の上に立つと必ず、頭に浮かんでくるのです。
 結局、傘をさしていても、ただ風を受けるだけで「防水効果」はありません。そこで、暴雨雨の中、傘を閉じて走りました。おかげで、駅から徒歩五分にも関わらず、帰宅したらスーツはもちろんの事、下着まで雨が浸水していました。
 それにしても、なぜ橋の上で強風にさらされる度に、この台詞が頭に浮かぶのか不思議です。
 ちなみに、「名物」の傘の残骸は、橋を降りたところでもう一つあっただけ。この強風にしては、少ないほうでした。

タイガース、サヨナラで7連勝

[ 野球 ]

 今日はマリーンズは仙台への移動日でした。
 甲子園のタイガース対ベイスターズは杉山投手と三浦投手が先発。ベイスターズは初回に二死から連打するも無得点。その裏のタイガースも安打と犠打で1死2塁とするも3・4番が倒れると、ともに初回から好機を逸します。
 2回はベイスターズが先頭打者の安打、タイガースは1死からの三塁打を生かせません。さらに3回もともに先頭打者の安打を生かせずと、拙攻合戦の様相を呈してきます。

 タイガースは杉山投手が6回まで無失点で降板すると、延長を見越してか、久保田投手が7・8回を投げます。
 一方、三浦投手は7回を8安打1四球ながら無失点。そして8回、タイガースは二番手のマットホワイト投手から先頭の金本選手が安打し、さらに失策もあって2死1・3塁としますが、代打の浜中選手が倒れてここも無得点。何と毎回安打で毎回残塁となってしまいます。
 9回表は藤川投手が三人で抑えて迎えた9回裏、先頭で途中出場の藤本選手が安打します。そして続く鳥谷選手の犠打を相川選手は二塁に送りますが、これが野選となって無死1・2塁に。ここで続く赤星選手はバントかと思われましたが、そのような素振りを見せません。そして1-3からついに一球もバットも振らずに四球で満塁に。もしかしてタイガースの狙いは最初から四球だったのでしょうか。
 ここで打席にはシーツ選手。ここまで四打席はいずれも走者を置いて凡退でしたが、ここは2-0からファウルを打った後の四球目を左前に弾き返し、サヨナラ打に。タイガースが1対0で勝って連勝を7に伸ばしました。。また、これでタイガースにもクライマックスシリーズ進出マジックが点灯しています。観客数は3万9千人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対読売は川上投手と内海投手の先発でドラゴンズが負けたようです。観客数は3万6千4百人ほどでした。
 なお、神宮のスワローズ対カープは雨で中止。既にダブルヘッダーが決まっているスワローズですが、さらに日程が厳しくなりそうです。

 福岡のホークス対イーグルスは、スタンドリッジ投手と田中投手が先発。初回にイーグルスが先制しますが、その裏に多村選手の11号2ランが出て逆転。さらに2回には松田選手の5号ソロが出て、ホークスが序盤で3対1とします。
 しかし4回にイーグルスが追いつくと、5回には山崎武選手の再びリーグ単独首位となる41号3ランが出て、イーグルスが一気に3点をリードします。
 田中投手は6回までに8安打されながら、本塁打による3点に抑えます。ところが7回、1死から四球と安打、さらに盗塁で2・3塁に。続く多村選手は2ストライクから落ちる球を空振りしますが、これを捕手が取れずに三塁走者が生還。多村選手も振り逃げで出塁します。
 ここでイーグルスは二番手に有銘投手を投入しますが、松中選手の適時打で1点差となると、続く大村選手の一塁ゴロをフェルナンデス選手がバックホームするもセーフになって同点となってしまいます。
 ここでイーグルスは三番手に永井投手を送り込みますが、代打の井手選手が2点適時打を放ち、ホークスがこの回一挙5点を奪い、逆転に成功します。
 そして8回は水田投手が抑えると、9回はここのところ不振だった馬原投手が三人で抑えて試合終了。ホークスが逆転で勝ち、試合のなかったマリーンズを上回り、2位に浮上しています。観客数は3万1千5百人ほどでした。

2007/9/5の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

接戦を制して逆転勝ち

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは小野投手と西口投手が先発。今日は福浦選手・早川選手・オーティズ選手がスタメン復帰。また、右の西口投手相手という事で、昨日決勝3ランを放った竹原選手が外れ、大松選手が六番に。そして七番ズレータ選手・八番オーティズ選手という打順でした。
 雨の中での試合開始となった1回表、小野投手はいきなり福地選手に安打されますが、牽制で刺します。その後も2安打されますが、最後は抑え、計3安打を許しながら、先制を許しません。しかしその裏のマリーンズも、TSUYOSHI選手が四球で出るも、早川選手が送れずにさらに盗塁失敗と、こちらも走者を出しながらも先制できません。
 続く2回も1死から大松選手が二塁打を放ちますが、ここも後続がありません。

 一方、小野投手は4回まで毎回被安打。特に4回表は連打で無死1・2塁とされますが、そこから内野ゴロ三つで無失点に抑えます。
 しかし打線は5回まで1安打。6回に先頭のTSUYOSHI選手が安打し、続く早川選手が送りますが、ここも得点には結びつきません。
 そして0対0で迎えた7回、先頭の栗山選手が内野安打で出塁すると、犠打と内野ゴロで2死三塁に。続く福地選手の遊撃へのゴロを、TSUYOSHI選手が一塁送球するも握り直しがあってセーフに。この間に栗山選手は生還。ボールが外野に飛ばずに失点、という展開に、思わず小野投手も座り込んでしまいました。
 すると次の打者の時に福地選手は二塁へ盗塁。さらに小野投手の暴投が転がる間に、俊足の福地選手は二塁から一気に本塁をつきますが、これは里崎選手の返球を本塁で受けた小野投手がタッチアウト。何とか1点に抑えます。
 するとその裏、1死から大松選手が安打すると、和田選手失策して一気に二塁に。そしてズレータ選手が敬遠気味に歩いた後、八番に下がったオーティズ選手が適時二塁打を放ち、マリーンズが追いつきます。さらに二死からTSUYOSHI選手が歩くと、続く早川選手が右前に適時打を放ち、マリーンズが逆転に成功します。
 そして8回は薮田投手が途中で雨での中断がありながら三者凡退に。続く小林雅英投手も三者凡退に抑え、マリーンズが2対1で勝ち、久々の二桁貯金となっています。観客数は雨ということもあり、8千8百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ファイターズは平野佳投手とダルビッシュ投手が先発。ファイターズは5回まで4安打、うち3回は無死の走者を出しながら、得点には至りません。しかし、8月の月間MVPを獲得したダルビッシュ投手が先月の勢いのままに5回まで無走者に抑えます。
 6回も1死から連打したものの得点できなかったファイターズですが、7回に高橋選手が8号ソロを放ち、ついに先制します。さらには8回にはセギノール選手の犠飛で追加点を挙げました。
 ダルビッシュ投手は8回を2安打2四球無失点。9回はマイケル中村投手が抑え、完封リレーとなりました。ダルビッシュ投手は8連勝で14勝目。防御率も1点台となっています。観客数は1万1百人ほどでした。

 福岡のホークス対イーグルスは和田投手と岩隈投手が先発。2回にイーグルスが鉄平選手の適時打で先制するも、その裏、松田選手の犠飛でホークスがすかさず同点に。さらに4回には二死から松田選手が三塁打を放つと、久々一軍復帰の大村選手に適時打が出てホークスが勝ち越します。
 さらに5回には多村選手と松中選手の連続適時打で追加点。投げては和田投手が8回途中に背筋痛で降板したものの、水田投手と馬原投手以下は抑え、ホークスが5対1で勝っています。観客数は2万8千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは上園投手と三橋投手が先発。3回にベイスターズが先制するも、4回に鳥谷選手の8号ソロでタイガースが追いつきます。
 さらに5回には高橋光選手の代打適時打で勝ち越すと、6回にも追加点を挙げ、3対1とします。
 上園投手は5回を7安打2四死球ながら1失点。すると今日は6回に久保田投手を投入し、ダーウィン投手を挟んで、ウイリアムス投手・藤川投手とつなぐという、新パターンの継投を見せます。9回に藤川投手は1死から三塁打を打たれるも、後は抑え、タイガースが勝利。6連勝で2位に浮上しています。観客数は4万3百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープは石井一投手と青木高投手が先発。初回にカープがアレックス選手の7号ソロで先制しますが、3回に田中浩選手の適時打で追いついたスワローズが、さらに内野ゴロの間に勝ち越し。さらに中盤に宮出選手と川本選手の本塁打で突き放します。
 その後、カープも反撃して2点差まで迫りますが、スワローズ継投陣が何とか抑え、5対3でスワローズが勝っています。観客数は9千6百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対読売は山本昌投手と木佐貫投手の先発でドラゴンズが負けたようです。観客数は3万6千1百人ほどでした。

2007年09月05日

宝くじの「大安吉日」

 職場近くの宝くじ売り場に「本日、大安吉日」という札が出ていました。今日はお日柄がいいから、宝くじを買えば当たる確率が上がりますよ、という宣伝文句かと思われます。
 その訴求心はわからなくもありません。しかしながら、この表示を見たときに極めて不可解に思いました。まだこれが、「○○座の人に限っての幸運日」とでもいうなら理解できない事もありません。しかしながら、「万人にとっての大安吉日」というのでしたら、全くもって意味がありません。この日に宝くじを購入した人全てが「大安吉日」である以上、もし、本当にその「お日柄」に御利益があったとしても、同じ日に購入した他の人と「幸運度」は同じわけです。
 「大安吉日」が自分だけに御利益があるもの、とでもいうわけでもない限り、まったくもって意味がない宣伝だと思いました。しかしながら、そのような宣伝が続いている、という事は「そのような日に宝くじを買うと当たる確率が上がると思っている人がいる」という事なのでしょう。今ひとつ理解しがたいのですが、世の中には色々な「宣伝効果」が存在するものだな、と驚かされました。

竹原選手の3ランで勝利。成瀬投手は13勝目

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは成瀬投手と帆足投手が先発。福浦選手は今日もスタメンから外れ、また早川選手もスタメン落ち。二番中堅には大塚選手が入りました。また、オーティズ選手もスタメンから外れ、堀選手が六番二塁で入っています。
 マリーンズ打線は、初回から三回までいずれも先頭打者が出塁するも、得点には結びつかない、というやや悪い流れで序盤を終えます。そして四回は先頭のサブロー選手と五番の里崎選手の連打で無死1・3塁としますが、ここから連続凡退で2死となってしまいます。しかしここで左相手という事で8番DHでスタメンの竹原選手が左翼席に第5号3ランを放ち、マリーンズが一気に三点を先制します。

 成瀬投手は2回に安打と四球で走者を二人だしたものの、そこを抑えると、6回までその1安打1四球で無失点と、ライオンズ打線を抑えます。しかし7回、三番からの攻撃でいきなり三連打されて1点を返され、さらに犠飛で1点差までに迫られます。しかし、そこから後続を抑え、防御率は少々下げたものの、リードを守ってこの回で降板となりました。
 その裏、竹原選手の打席の間に雨が強くなり、試合が中断。再開後にライオンズは二番手の岩崎投手を投入します。この継投の前に5回以降安打が出なかったマリーンズ打線ですが、今日は継投陣も安定。8回は薮田投手が先頭打者を出すも後は抑え、9回は小林雅英投手が三者凡退に。3対2と1点差をマリーンズが守って勝利し、試合のなかったホークスを抜いて二位に浮上しています。観客数は1万8千5百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ファイターズは金子投手と武田勝投手が先発。武田勝投手の立ち上がりをとらえた合併球団打線が、初回にローズ選手の適時打で先制すると、さらに北川選手の9号3ランで初回に4得点を挙げます。
 4回にファイターズも1点を返しますが、その裏、合併球団がすかさず得点して武田勝投手をKOします。その回から登板の二番手。スウィーニー投手が合併球団を無走者に抑え、打っては6回に高橋選手の2点適時打で2点差まで迫りますが反撃はそこまで。初回の得点が大きく、合併球団が5対3で勝っています。観客数は1万4百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは能見投手と寺原投手が先発。初回に犠打失策で好機を貰ったタイガースがシーツ選手の適時打で先制。さらに暴投もあって一挙3点を挙げます。そしてともに1点ずつ取り合って3点差で迎えた6回にはまたもや暴投などがあってタイガースが2点を追加。投げてはウイリアムス投手と久保田投手を温存する継投でタイガースが6対2で勝っています。観客数は3万6千5百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対読売は山井投手と高橋尚投手が先発。3回にウッズ選手が押し出し四球を選んでドラゴンズが先制します。さらに5回には李選手の7号満塁本塁打などで一気に6点を取って試合を決め、7対3と快勝しています。観客数は3万5千4百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対カープはグライシンガー投手と長谷川投手が先発。2回に宮出選手の8号ソロが両チーム唯一の得点に。一方、グライシンガー投手はカープ打線を3安打無四球に抑え、1対0で完封勝利しています。観客数は1万3千人ほどでした。

2007年09月04日

「絶景」ではない名風景

 TVの温泉旅行番組を見ていたら、中国山地の山あいにある昔ながらの温泉が出てきました。何でも、源泉のある場所に建っているということで、湯船に直接温泉がわき出ています。
 その温泉宿の部屋に通されたリポーターさんが、窓の外を見るや、「絶景です」と言っていました。しかしながら、そこに出てきた映像は、低い山あいに流れる川と田んぼがあるだけで、電線なんかも見えています。だからと言って、つまらない景色、というわけではありません。特に目立った物はないながらも、何とも言えない落ち着きを醸し出しています。特に仕事に疲れた身としては、こんな所に行って、温泉につかりながら、こののんびりした景色を見て一日を過ごしたいものだ、と思ったほどでした。
 とはいえ、その風景は「絶景」という言葉とは縁遠いものです。このような情景をうまく表現できる言葉があれば、この番組はより面白くなっただろうに、などと、少々もったいなく思いました。

2007年09月03日

流しの餃子

 ちょうど小腹が空いたと思ったとき、外から拡声器を通した音声が流れてきました。このあたりに来るのは、たいていは電気製品の回収です。そこで、今日もそれかと思ったところ、そのうち、「餃子~」という音が判別できました。どうやら、流しの餃子販売のようです。
 外を見たら、ちょうど車が我がアパートに沿って曲がるところでした。これなら捕まえられる、と思い、財布を持って進行方向へ先回りすることができました。
 声をかけたところ、車の中から、小柄で人の良さそうな老人が出てきました。注文したところ「焼きますか」と尋ねられたのでお願いしたところ、車の中で餃子を焼き始めました。なんとものんびりした商売です。しかし、しばらくすると、別の人が現れて注文をしました。そう考えると、この「車を止めて焼く」というのも商売技術のうちなのか、などとも思いました。
 メニューには、肉・野菜・キムチ・カレー・ゴボウとありました。その中で、野菜を頼んだのですが、まあ12個500円には見合った味でした。ただ、せっかく多種揃えて12個単位で売るなら、各種を混ぜたセットを売ってもいいのでは、と思いました。せめて、基本と思われる、「肉」と「野菜」のハーフ&ハーフは用意してほしかったものです。
 まあ、購入時の雰囲気も含め、いろいろ楽しむことができました。次にもし来る機会があれば、また頼んでみたいものです。

2007年09月02日

追いついた直後に勝ち越され、惜敗

[ 野球 ]

 マリンスタジアムにマリーンズ対合併球団戦を観に行きました。今日は、船橋に新築するマンションの宣伝もかねて、穴吹工務店が試合の協賛スポンサーとなり、保持しているバスケットボールチームの選手並びにマスコットが来ていました。
 それはいいのですが、穴吹工務店のマンションと言えば「サーパス」です。そしてかつての資本提携の名残もあり、この名前は合併球団の二軍チーム名でもあります。そしてバスケットボールチームのマスコットは、そちらの「サーパス」のマスコットでもあります。というわけで、合併球団一軍のマスコットも来ていたため、今日は相手球団系のマスコットが四人も来る、という事態になりました。
 試合のほうは小林宏之投手と川越投手が先発。今日も福浦選手は欠場。里崎選手はスタメンに復帰して五番に。その関係で、オーティズ選手が七番、ベニー選手が八番という並びになりました。
 マリーンズは初回、早川選手が安打するも、ズレータ選手が併殺打を打ってしまい、三人で終わります。直後の2回表、小林宏投手は、1死から北川選手に詰まらせながら右前に落とされ、さらに四球と内野安打で二死満塁に。しかし、何とか日高選手を打ち取り、0点に抑えます。

 その裏も先頭のサブロー選手が歩くも、結局三振ゲッツーで三人で終わります。
 しかし続く3回裏、先頭のオーティズ選手が安打すると、続くベニー選手の打球は中堅フェンスに直撃する二塁打となり、無死2・3塁とします。そして今江選手が犠飛を放って先制してなお1死3塁。しかし、続くTSUYOSHI選手のスクイズは外されてベニー選手はアウトに。結局1点しか取れません。
 しかし直後の4回表、小林宏投手は先頭のローズ選手を歩かせると、1死からいい当たりとは言えない安打が続いて満塁に。そして自らの暴投で追いつかれます。続く大引選手の遊ゴロは、マリーンズ得意の前進守備で本塁タッチアウトとしますが、続く日高選手にこれまた詰まりながら中前に安打されて逆転されます。
 さらに6回には1死からこの試合4つめの四球を出すと、犠打で進まれ、坂口選手にこれまた詰まりながら中前に落とされ、2点差をつけられます。
 結局、小林宏投手はこの回で降板しましたが、不運な当たりが多かったとはいえ、四球が多く、しかもその歩かせた打者に二度生還されるなど、本来の調子ではなかったようです。
 一方、打線は川越投手に4回から6回まで無走者に抑えられます。しかし、まだ球数的にも余裕があるにも関わらず、ここでカーター投手に継投。これはマリーンズに幸いし、この回先頭のズレータ選手が安打を放ちます。サブロー選手は倒れるものの、打席には里崎選手が。ここでコリンズ監督がマウンドまで走ってアドバイスを送りますが、効果なく、里崎選手は左中間スタンドに10号2ランを放ち、マリーンズが追いつきます。
 しかし直後の8回表、前の回から登板の川崎投手が先頭の後藤選手に安打されます。ここで三番手の薮田投手が登板。犠打などで2死2塁となり、打席には4回に勝ち越し適時打を放った日高選手。そして打球は、フワッという感じでそのまま右翼フェンス直撃の適時二塁打に。これで再び勝ち越されます。
 そして9回にはローズ選手に外国人選手初となる通算400号で、かつ本塁打数で首位に並ぶ40号ソロをバックスクリーンに打たれてダメ押し。打線も大久保投手と加藤大投手の継投に抑えられ、5対3で敗れ、約半月ぶりのカード負け越しとなってしまいました。観客数は2万4千1百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ホークスは八木投手とガトームソン投手が先発。序盤から投手戦となり、5回まで八木投手は3安打、ガトームソン投手は1安打とともに抑えます。しかし6回、1死から金子誠選手がチーム2本目の安打を放つと、四球で2死1・2塁となった後、稲葉選手の適時打でファイターズが先制します。
 しかし直後の7回表、2死無走者から田上選手が内野安打すると、井手選手も続き、さらにスタメン抜擢の荒金選手が四球を選んで満塁に。ここで辻選手の打球は内野と左翼の中間へ。工藤選手がダイビングキャッチを試みますが、ボールがグラブからこぼれ、2点適時二塁打となり、ホークスが逆転します。
 ガトームソン投手がその裏を抑え、8回は篠原投手と柳瀬投手でつなぎ、ホークス1点リードで9回裏に。ここでホークスはここ2試合連続で救援に失敗している馬原投手でなく、三瀬投手を起用します。しかし、先頭の田中賢選手が安打し、稲葉選手の内野ゴロで1死塁に。ここで遅ればせながら馬原投手が登板しますが、セギノール選手を歩かせた後、高橋選手の内野ゴロで2死2・3塁となります。ここで打席は先ほど逆転される守備をしてしまった工藤選手。そしてその打球が渋く二遊間を抜き、二塁の代走・紺田選手も一気に生還。逆転サヨナラでファイターズが3対2と勝利しています。観客数は2万9千5百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは朝井投手と小野寺投手が先発。初回に、1死からエンドランを決めて1・3塁としたイーグルスが、山崎武選手の内野ゴロ野選で先制します。
 朝井投手はほぼ毎回安打を打たれながら、7回まで無失点。しかし打線も、4回の1死2・3塁などの好機を生かせず、1対0のまま終盤となります。
 そして7回、イーグルスは1死1・3塁とし、ここで山崎武選手は倒れますが、続く憲史選手が2点適時三塁打を放ち、大きな追加点を挙げます。
 ライオンズは直後の8回に和田選手の2ランで1点差まで迫り、さらに2死満塁とまでしますが、逆転には至らず。9回は小山投手が三人で抑え、3対2でイーグルスが勝利。これで、イーグルスはライオンズを三タテし、入れ替わって四位に浮上しています。観客数は1万6千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは安藤投手と川島投手が先発。初回にラミレス選手に22号2ランを打たれた安藤投手ですが、2回から5回までは走者を出しながら何とか抑えます。
 一方、5回まで川島投手に2安打に抑えられていたタイガース打線ですが、6回に2死1塁から安打と四球で満塁とすると、葛城選手の適時打で1点を返します。
 そして1点を追う展開ながら7・8回を久保田投手とウイリアムス投手で抑えると、その継投が実り、8回裏に無死1・2塁から葛城選手が再び適時打を放って追いつきます。
 こうなると勢いはタイガースで、9回表を藤川投手が抑えると、その裏、失策を足がかりに無死満塁とし、桜井選手が中前に弾き返して3対2とサヨナラ勝ちしています。観客数は4万8千4百人ほどでした。

 広島のカープ対ドラゴンズは大竹投手と中田投手が先発。初回に1死1・2塁から前田智選手の通算2001本目の安打でカープが先制すると、4回には前田智選手が13号3ランを放って追加点。その後、2点差となった7回に梵選手の13号ソロで突き放すと、さらに前田智選手に適時打が出てダメ押し。カープが6対2で勝ちましたが、前田智選手はそのうち5打点を叩き出しています。観客数は1万5千人ほどでしたが、この数字を見ると、昨日、前田智選手が安打しなかったほうが、営業上良かったのでは、などとも思ってしまいました。
 横浜のベイスターズ対読売は土肥投手と西村投手の先発で、ベイスターズが負けたようです。観客数は2万4千6百人ほどでした。

2007年09月01日

伝統と新文化の融合体

 客先に行くため、秋葉原の中央通りの一間向こうの通り(総武線鉄橋下から湯島駅へ向かう通り)を歩いていました。ちょうど御茶ノ水と秋葉原の中間あたりに位置するだけあって、この通りの左側が「一般社会」であるのに対し、右側にはアキバ系の店と、昔ながらの店が混在していました。
 メイド喫茶と歴史のありそうな寿司屋が交互に並ぶさまを見ながら歩いていたら、交差点の手前に面白い店がありました。店そのものは、古めかしい寿司屋です。ところが、店の前のメニューには大きいアニメ絵が描かれており、そこには「秋葉原名物オタク丼」と書かれていました。

 WEBで検索したところ、具が米の上ばかりか中にまで入っているほどの海鮮丼だとか。そして「おいしい・たくさん・くえる」という事で「オタク丼」だそうです。
 古くからの飲食店とアキバ系の店が混在している中、最後に出てきたのが、その双方を兼ね備えた店、というのはなかなか面白いオチでした。
 今回は時間の都合もあって店頭で見ただけでしたが、機会があったらこの「オタク丼」を食べて見たいものです。

集中打に運も味方して逆転勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は清水直投手とデイビー投手が先発。今日は右相手にも関わらず、昨日適時打の福浦選手が欠場しました。また、里崎選手が外れて、代わりに橋本選手が八番で久々のスタメンマスクをかぶっています。
 マリーンズは初回、先頭のTSUYOSHI選手が四球で出るものの盗塁失敗。さらに2死からズレータ選手が安打して暴投で進塁しますが、結局先制できません。
 一方、清水直投手は2回、1死から苦手の後藤選手に7号ソロを喫して先制を許します。後藤選手はこれで今季7本中3本が清水直投手相手となりました。

 一方、初回の好機を生かせなかったマリーンズ打線は、やや荒れ気味のデイビー投手に抑えられます。落ちる球を振らされ、5回まで1安打に抑えられ、三塁も踏めません。
 一方、4・5回と先頭打者に安打されながら、何とかソロの1点のみに抑えてきた清水直投手ですが、6回1死から坂口選手に二塁打されると、2死後にラロッカ選手に右翼フェンス直撃に適時二塁打を喫し、追加点を奪われてしまいます。
 ところがその裏、この回先頭の今江選手が安打で出塁。するとここまで唯一デイビー投手の落ちる球を見切っているTSUYOSHI選手が、この試合三つ目の四球で出塁し、好機を広げます。ここで早川選手がのバントが内野安打となり、無死満塁となります。
 ここでズレータ選手は中堅への飛球。犠飛には十分かと思いきや、坂口選手の好返球で本塁クロスプレーとなります。ところが、体当たりした今江選手の勢いが勝り、ボールは一塁ベンチへ転がります。その間に二塁走者のTSUYOSHI選手も生還して同点となります。ちなみに、このTSUYOSHI選手の生還は、記録では坂口選手の失策扱い。好返球して失策なのですから、悲運です。
 さらにサブロー選手に適時打が出てマリーンズが逆転。そして続くオーティズ選手の打球は左翼線ギリギリに入る適時二塁打に。この返球が今度は滑り込んだサブロー選手に当たって大きくはね、その間に打者走者のオーティズ選手まで生還してしまいます。
 ここで合併球団は二番手に菊地原投手を投入しますが、勢いは止まりません。大松選手が安打すると、ベニー選手が死球で再び走者をため、暴投で2・3塁に。そして2死後に今江選手がこの回2本目の安打が適時打に。さらにここまで3四球のTSUYOSHI選手にも「本日初安打」となる適時打が出て、この回、一挙に7点を奪い、大逆転となりました。
 一転して大量援護を貰った清水直投手は7・8回を0点に。そして完投をかけて9回のマウンドに上がります。
 ところが、1死から連打され、続く下山選手の安打性の当たりはオーティズ選手の好捕で2死1・3塁となりますが、続く大引選手が適時二塁打を放って3点差に。残念ながら「あと一人」で降板となってしまいました。しかし、小林雅英投手が水口選手を二球で打ち取って試合終了。7対4でマリーンズが勝っています。マリーンズ打線はチーム全体で8安打ながら、そのうち7安打を6回裏に集中させるという、極めて効率的な攻撃でした。清水直投手は5勝目。あと5回は登板機会がありそうですから、辛うじて6年連続二桁に望みをつないでいます。観客数は2万9千9百人ほどでした。

 旭川のファイターズ対ホークスの首位決戦は吉川投手と杉内投手が先発。2回に失策でファイターズが先制しますが、4回に打撃好調で五番に上がった松田選手の2点適時二塁打で逆転したホークスが続く田上選手の8号2ランで一挙4点を奪います。
 6回にもホークスが1点を追加しますが、その裏にファイターズに田中賢選手の2点適時二塁打が出て1点差に。しかし、以下はホークス継投陣が抑え、2点差のまま最終回を迎えます。
 そして9回裏は当然馬原投手。ところが、先頭の代打・坪井選手が二塁打を放つと、さらに四球で1死1・2塁に。ここで森本選手が適時打を放ち、1点差としてなお1・3塁に。続く工藤選手の内野ゴロで田中賢選手が本塁突入しますが、微妙なタイミングながら判定はアウト。これで2死1・2塁となり、ここまでかと思われましたが、稲葉選手の適時打が出てついにファイターズが追いつきます。
 そして試合は延長に。10回から登板のマイケル中村投手に対し、10・11回と先頭打者が安打しながら勝ち越せなかったホークスですが、12回に続投のマイケル中村投手に対し、この回先頭の川崎選手が右中間席に4号ソロを放ってついに勝ち越し。その裏は篠原投手が抑え、ホークスが6対5で勝っています。観客数は2万4千人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズはドミンゴ投手と涌井投手が先発。初回に栗山選手の5号ソロでライオンズが先制します。ところがその裏、2死1塁から涌井投手が制球を乱して連続四球で満塁に。ここでフェルナンデス選手に19号満塁本塁打が出てイーグルスが逆転します。
 さらに続く2回には塩川選手のスクイズで追加点を挙げた後、草野選手に適時打が出て、ここまで16勝の涌井投手から、序盤で6点を奪います。
 この大量援護で楽になったかと思われたドミンゴ投手ですが、3回に2死2塁からボークで進まれた後に適時打で1点を返されます。続く4回も1死1塁からボーク二つで3塁に進まれて内野ゴロの間に1点。二度のボークの時は、野村監督も審判にかなりきつい口調で確認していました。さらに続く野田選手を歩かせると、プロ野球記録となる1試合4度目のボークを取られ、ここで降板。さらに審判に暴言を吐いたとのことで退場、までついてしまいました。
 しかしここから緊急救援の永井投手が好投し、ライオンズ打線を抑えます。そして7回にはフェルナンデス選手のこの日2本目となる20号ソロでダメ押しします。
 イーグルスは9回裏2死1塁から小山投手が頭部死球で危険球退場となりましたが、これまた緊急登板の山村投手が抑えて、まさかのプロ初セーブ。イーグルスが7対3で勝ってライオンズとのゲーム差はついに0.5。頼みの涌井投手で敗れたライオンズと、明日、4位をかけて対戦することになりました。観客数は1万7千人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは下柳投手と松岡投手が先発。3回にスワローズが2点を先制しますが、その裏、無死1・2塁からシーツ選手が同点適時二塁打を放つと、続く金本選手も適時二塁打を放ち、タイガースが一気に逆転します。
 さらに続く4回にはシーツ選手の犠飛、6回には桜井選手の適時打と、中軸の打点で追加点。投げては下柳投手が5回を2失点。ダーウィン投手が2回を抑えた後にウイリアムス投手・藤川投手と、珍しく久保田投手を温存する継投でスワローズ打線を抑え、5対2でタイガースが勝っています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対読売は秦投手とパウエル投手が先発。初回の2死満塁は凌いだ秦投手ですが、2回に打込まれ、一挙6点を奪われてKOされます。
 しかしその裏、ベイスターズはこの回先頭の村田選手の24号で反撃開始。余談ですが、今日のTBS地上波中継は何とここまで。村田選手がホームを踏んだ場面で「野球中継終了」のテロップを流していました。さらに内川選手の2ランなど、この回6安打で4点を返し、2点差にまで迫ります。
 その後はパウエル投手が立ち直り、ベイスターズも中継ぎ陣が頑張って2点差のまま終盤に。そして7回、この回から登板の横山投手が本塁打を喫し、3点差とされてしまいます。
 しかしその裏のベイスターズは、内川選手と相川選手がともに猛打賞となる安打を放って好機を作り、仁志選手の適時打の後、金城選手の2点適時二塁打でついに追いつきます。
 ところが直後の8回から登板のホセロ投手は安打2本と四球で無死満塁に。しかし、ここで5・6番を浅い飛球に打ち取るなど、1点も与えません。
 そして同点で迎えた9回裏、1死から吉村選手が左翼席に18号ソロを放ち、ベイスターズがサヨナラ勝ち。一時は6対0とされながら、相手の13残塁の拙攻にも助けられた大逆転勝ちでした。観客数は2万5千1百人ほどでした。

 本日の結果で、パ・セとも首位から3位までが2.5ゲーム差と優勝争いは混戦模様。ただ、クライマックスシリーズ出場争いは、セはベイスターズにまだ望みがあるものの、パはかなり確定しつつあります。残り約1ヶ月も、両リーグともかなり盛り上がりそうな感じです。

前田智徳選手、二千本安打を達成

[ 野球 ]

 広島のカープ対ドラゴンズは高橋投手と小笠原投手が先発。初回にドラゴンズが先制しますが、その裏、梵選手の先頭打者本塁打で追いついたカープが新井選手の24号2ランで逆転。続くは二千本安打まであと1と迫っている前田智選手ですが、二遊間を抜きそうな当たりを、荒木選手に好捕されてしまいます。
 試合のほうは、カープ1点リードで迎えた5回に井上選手の適時打で追いついたドラゴンズが、ウッズ選手の32号2ランで勝ち越し。さらに6回には立浪選手の通算3,500塁打となる2号2ランで追加点と、1969年8月19日生まれの二人の本塁打で4点のリードを奪います。

 しかしカープもその裏に栗原選手の19号ソロで1点を返し、7回には無死2・3塁からアレックス選手の適時打に失策がからんでついに1点差に。しかし、ここで新井選手が倒れ、前田智選手も併殺に。この時点では、二千本安打は明日に持ち越しかと思われました。
 ところが、8回に、前の回から投げていた岡本投手が大乱調。1死1・3塁から代打の嶋選手が10号3ランを放ってカープが再び逆転します。さらに安打と四球二つで2死満塁とし、この回九人目となる前田智選手が打席に。そして右前に2点適時打を放ってついに二千本安打を地元で達成しました。
 さらに栗原選手にこの試合2本目となる20号3ランが出てこの回何と8点。一挙に逆転したカープが終わってみれば14対7と大勝。青木勇投手が移籍後初勝利を挙げています。
 試合後には「2000」を型どった台に立った前田智選手へインタビュー。最初に少々、二千本安打直前の数試合の心境を語っていました。しかし、途中からは低迷するチームに対する責任を感じた発言がほとんど。このあたりも前田智選手らしいと言えるでしょう。観客数は2万9千5百人ほどでした。

三連続延長戦で連敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は渡辺俊介投手と岸田投手が先発。今日はTSUYOSHI選手が欠場したのですが、打順はそのまま繰り上げて、一番早川選手で二番福浦選手という、普段通りの並びに。連続本塁打のズレータ選手が三番に上がり、七番には昨日本塁打の大松選手が、そしてTSUYOSHI選手の代わりとなる遊撃には根本選手が九番で入りました。
 初回、渡辺俊投手は1死から連打と四球で満塁とすると、北川選手に犠飛を打たれて先制され、さらに3回にはローズ選手の39号2ランを喫して追加点を挙げられます。
 しかしマリーンズもその裏に下位の今江選手と根元選手の連打で好機を作り、福浦選手とズレータ選手の連続適時打で1点差に迫ります。

 さらに続く4回は里崎選手の安打と大松選手の二塁打で1死2・3塁とし、今江選手に犠飛が出て同点に追いつきます。
 渡辺俊投手は4回以降も走者は出しますが7回までを抑えます。しかし、打線は7・8回と先頭打者が安打するも、勝ち越しはできません。
 そして8回からは、すっかり左の中継ぎエースとなった川崎投手が登板。8・9回を完璧に抑えます。しかし、その裏も走者は出るも、サヨナラ勝ちは出来ず、3試合連続の延長戦に入ります。
 そして迎えた10回表、川崎投手が左二人を抑えて二死無走者となったところで荻野投手が登板。ところが今日の荻野投手は制球が定まらず、連続四球を出した後、北川選手に勝ち越し打を喫します。
 その裏は加藤大投手が登板。7月にはかなり打っていた相手ですが、今日は2死からズレータ選手が安打するも、最後はサブロー選手が倒れて試合終了。3対4で連敗し、順位を3位に落としています。観客数は2万3千8百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは田中投手と河原投手が先発。初回に2死満塁から礒部選手の2点適時二塁打とフェルナンデス選手の18号3ランでイーグルスがいきなり5点を先制。さらに3・4回にも集中打で3点ずつを挙げ、序盤で二桁得点を達成します。
 大量援護をもらった田中投手は2回にGG佐藤選手に23号ソロを喫したものの、後はほぼ完璧。7回を投げて2安打無四球1失点で、球団三年目で初となる二桁勝利を達成。14対2と大勝したイーグルスはライオンズとの差を1.5としています。観客数は1万3千3百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズはボーグルソン投手と石川投手が先発。初回にシーツ選手と、高橋光選手の適時打でタイガースが先制。3回にラミレス選手の21号2ランで追いつかれるも、直後に金本選手の27号ソロで勝ち越し。さらに高橋光選手にも移籍後初の本塁打が出て2点差に、続く4回にも関本選手の5号ソロが出ます。
 ボーグルソン投手は6回を2失点に抑え、7回も続投しますが、1死1塁で真中選手に代打が出た時にウイリアムス投手が登板。しかし、安打でつながれ、犠打の後に失策。さらにラミレス選手には詰まらせながらも適時内野安打となり、2点を失い1点差に、ウイリアムス投手にとっては18試合ぶりの失点(自責は0)となります。
 しかしその裏、先頭の代打・桧山選手の安打を足がかりに、赤星選手とシーツ選手の適時打で即座に突き放し、あとは久保田投手と藤川投手の継投でタイガースが6対4で勝っています。観客数は4万6千7百人ほどでした。

 広島のカープ対ドラゴンズは宮崎投手と朝倉投手が先発。2回にカープが先制しますが、4回にドラゴンズが同点に。そして7回2死2塁から荒木選手が適時打を放ってドラゴンズが勝ち越します。
 朝倉投手は9安打2四球ながら1失点完投で11勝目を挙げています。観客数は1万7千5百人ほどでした。なお、前田智選手は2安打で通算1,999本となっています。
 横浜のベイスターズ対読売は工藤投手と内海投手が先発。同点で迎えた6回に下窪選手の適時打で勝ち越し。さらに内川選手の犠飛の後、相川選手に2号2ランが出て、一挙に4点をベイスターズが勝ち越します。
 ベイスターズは継投陣が本塁打を喫して1点差まで迫られますが、最後は何とか逃げ切り、7対6で勝っています。観客数は2万1千9百人ほどでした。