2009年06月30日

最高裁の松

 久しぶりに内堀通りを通るバスに乗っていたら、最高裁が見えました。入口の所に「最高裁判所」という石造りの看板があり、その周りに背の低い松がぎっしり植わっていました。
 なかなか珍しい造園(?)だと思うのと同時に、この松たちの今後が気になりました。まさか、このまま最高裁の前庭を松林にするとは思えませんから、この松は、成長する度に、先端を切られるのでしょう。場合によってはまとめて引っこ抜かれるのかもしれません。
 もちろん、造園なのですから、そのようにして、植物の美を表現するのは当然の事です。とはいえ、普通に成長する可能性を奪われた松を見ていると、なぜか物哀しさみたいなものを感じてしまいました。

サブロー選手の8号3ランで延長戦を制する

 所沢で行なわれた埼玉-千葉は帆足投手と清水直行投手が先発。対左という事で、二番に堀選手が一塁で入り、大松選手以外は皆右打席、というスタメンでした。
 2回に先頭のサブロー選手が四球を選ぶと盗塁を決めます。そして1死後に竹原選手が適時二塁打を放って先制し、2死後には今江選手に適時二塁打が出てもう1点追加します。

 さらに4回、先頭の竹原選手が四球を選ぶと、埼玉は早々と帆足投手をあきらめ、二番手に大沼投手を投入します。しかし、安打と四球で満塁とし、堀選手の代打で登場した福浦選手が犠飛を放って3点差とします。
 清水直投手は、5回まで二塁打を三本打たれながら、後は安打を許さず、0点に抑えます。しかし6回、先頭の中島選手に四本目の二塁打を打たれると、続く中村選手の五本目となる二塁打が適時打となり1点を失います。さらにGG佐藤選手の適時打で1点差に迫られますが、リードを守り、この回で降板しました。続く7回は川崎投手が抑えます。
 5回から7回まで、中継ぎ陣の前に走者を出せなかった千葉打線ですが、8回にこの回先頭の井口選手が12号ソロを放ち、これで突き放したかと思われました。
 しかしその裏から登板の伊藤投手が、中村選手に24号ソロを喫すると、石井義選手に二塁打され、大崎選手の適時打に石井義選手の好走塁も加わり、ついに同点に追いつかれます。
 しかし9回表、1死から西岡選手が安打し、内野ゴロで二塁に進むと、大松選手に適時二塁打が出て、即座に千葉が勝ち越し。今度こそ決まったと思われました。
 その裏、千葉は交流戦途中から抑えに回っているシコースキー投手が登板。しかし、1死後に片岡選手に右翼席ギリギリに入る6号ソロを喫し、またもや追いつかれます。さらに二死から中島選手を歩かせますが、ここは中村選手を抑え、延長に入りました。
 延長10回表、前の回から続投の小野寺投手に対し、1死からバーナムJr選手が安打し、さらに2死後に里崎選手が安打の後、今江選手死球で満塁となります。ここで前の打席で安打を放った西岡選手が打席に入りますが、今江選手のリードが大きく、捕手からの牽制でタッチアウトとなり、この好機を活かせません。
 こういう時は得てしてその裏サヨナラ負けしたりするものですが、ここはシコースキー投手が三人で抑えます。
 続く11回表、埼玉は左腕の星野投手が登板。1死後、福浦選手の打席で、今季一軍で4打数3安打、タイガース戦では大きな四球を選んでいる田中雅彦選手が打席に入ります。その起用に応え、田中雅選手は二塁打を放ち、大松選手の内野ゴロで三塁に進みます。
 続く井口選手が0-2となったところで埼玉は四球を選択し、サブロー選手勝負に。ここでサブロー選手の打球は左中間をライナーで抜き、そのままスタンドに入る8号3ランに。ここに来て8対5となりました。
 その裏は荻野投手が登板。あっさり二死をとり、これで終わりかと思いきや、片岡選手に二塁打され、四球の後、中島選手に適時二塁打を打たれます。
 これで8対6となって打席には本日1本塁打2打点の中村選手が。一打同点、一発逆転の場面なだけに歩かせる選択肢もあったところですが、千葉は勝負を選択。これが成功し、最後は荻野投手が三振に打ち取って試合終了。千葉が連勝しました。
 これで埼玉とのゲーム差は1となっています。観客数は1万1千3百人ほどでした。

2009年06月29日

ほうじ茶

 ある店で飲み放題の宴会がありました。ドリンクのメニューを見たところ、「ほうじ茶」という文字がありました。少々アルコールがまわってきた所でしたので、「ちょうどいい。温かいお茶で一服しよう」と思って頼んだところ、氷とともにグラスに入って出てきました。
 ほうじ茶をこのような形で飲むのは初めてでしたが、これが意外にあい、美味しく飲めました。
 ではもう一度アルコールを、と思って再度メニューを見たところ、サワーの中にも「ほうじ茶」とありました。ついでだからと頼んだところ、純粋なほうじ茶同様、口当たりがよく、ついつい飲み過ぎてしまいました。
 結局、最初にメニューで見たときの目的であった「温かいお茶で一服」とは似ても似つかない結果になってしまいました。それ自体は不本意でしたが、ほうじ茶の新たな飲み方を二種類も知ることができたのは収穫でした。
 次にこの店に行く機会があったら、アルコール入りとそうでないものを適宜に飲み分けて、ほうじ茶を楽しもうと思っています。

2009年06月28日

夏風邪

 木曜の朝から喉に違和感があり、金曜に悪化したので医者に行きました。風邪薬を処方してもらったのですが、これが眠くなる種類のやつで、ぼーっとしたまま、週末を過ごしました。薬と休養の効果で何とか、文章が書ける程度に回復しています。
 サイト内検索をかけてみると、二年に一回の割合で夏風邪をひいています。原因は、一度は電車の冷房でしたが、それ以外はいつも「暑くなったので冷やしたら夏風邪」でした。今回も、夜が暑くなったので、布団を薄くしたら一発でひいてしまったわけで、我ながら、進歩の無さに呆れます。
 どうやら、夏風邪をひいた翌年は、「昨年こんな事があったから気をつけよう」と思って「予防」するのですが、もう一年経つと忘れてしまうようです。
 というわけで、二年後に夏風邪をひかないために、今から何らかの対策を練らねば、と考えています。

降雨コールドで三タテを逃れる

 千葉で行なわれた千葉-北海道は小野投手とスウィーニー投手が先発。今日は、昨日本塁打を放ったバーナムJr選手が久々のスタメンで八番・左翼に入りました。また、スタメン捕手は橋本将選手でした。
 初回は0点に終わりますが、続く2回、先頭のサブロー選手が、あわや本塁打という左翼フェンス直撃の二塁打を放ちます。続く橋本将選手の進塁打を意識した右打ちは、一塁正面のゴロかと思われましたが、イレギュラーしてそのまま右前に転がり、千葉が先制します。
 さらにベニー選手が歩いて無死1・2塁としますが、そこから2死となり、好機が潰えたかと思われました。しかし、そこで西岡選手が左翼線を抜く二塁打を放ち、2点目が入ります。

 小野投手は3回まで1安打投球の好投を見せます。しかし4回、先頭の森本選手に内野安打されると、続く稲葉選手に右翼席に運ばれ、追いつかれてしまいます。
 試合開始前から降っていた雨は、収まる気配がなく、3回終了以降は、何度もグランド整備が行なわれ、いつ中断になるか分からない展開に。
 そんな中、5回に1死1・2塁と好機を作り、ここで得点できれば、試合成立かつ場合によってはそのまま勝利、となるところでしたが、先制に貢献したサブロー選手と橋本将選手が倒れ、同点のまま試合が成立しました。
 小野投手は6回の一番から始まる攻撃を三人で抑えます。そしてその裏、先頭のベニー選手が二塁打を放つと、バーナムJr選手の二塁ゴロで三塁へ。ここで今江選手がスクイズを決め、勝ち越しに成功します。
 そして、6回終了後に雨が強くなり、そのまま試合中断に。直前のスクイズが大きく、千葉が3対2で勝ち、三タテを免れました。観客数は雨模様という事もあり、1万8千1百人ほどでした。

 あわせて金曜と土曜の試合も。金曜は小林宏之投手とダルビッシュ投手の先発で、初回に森本選手の今季1号となるソロで北海道が先制されます。
 その裏、四球から得た1死3塁を活かせなかった千葉打線は、その後、ダルビッシュ投手に抑え込まれ、7回まで無安打に抑えられます。
 一方、初回のソロのみで踏ん張ってきた小林宏投手は7回に金子誠選手の適時打で追加点を奪われます。さらに8回には救援陣が打ち込まれ、5対0に。その裏、サブロー選手と橋本将選手の連打で無安打無得点は免れたものの、結局完封リレーを喫し、5対0で敗戦。観客数は全席入場料1,500円(FC会員は1,000円)の「ビアスタジアム」だった事もあり、2万8千3百人ほどでした。

 土曜は唐川投手と八木投手が先発。2回に先制されると、4回には糸井選手と二岡選手の連続本塁打が出て4対0に。その裏に大松選手のソロで1点を返すも、5回に唐川投手は走者を溜めて降板し、代わった高木投手が適時打を喫して再び4点差になります。
 その裏、堀選手が2年ぶりとなる1号2ランを放ち、7回にはバーナムJr選手の代打本塁打で1点差に迫るも、反撃はここまで。5対4で敗れています。観客数は2万3千5百人ほどでした。

2009年06月24日

杉内投手がMVP獲得、ドーマン投手は解雇ほか

 交流戦のMVPは杉内投手が獲得しました。千葉ファンの身びいきとして、オーティズ選手に取ってほしいと思っていたので、少々残念です。ただ、負けなしの3勝でうち2勝が完投となれば、順当なところなのでしょう。
 昨年、初めて川崎選手が野手でMVPを穫りましたが、それを除く4回は全て投手が穫っています。交流戦のような短期間で優勝するチームの場合、打撃好調の選手が何人もいるのが普通なので、やはり野手だとなかなか目立たないのだろうか、などとも思いました。

 一方、昨日、広島がドーマン投手の解雇を発表しました。11日に一軍で投げて23日に解雇ですから、二週間も経っていないわけです。かなり異例の事とはいえます。
 もっとも、その最後の登板で一死も取れずに、プロ野球記録である「1イニング15点」に絶大な貢献をしてしまったのですから、仕方ないとも言えます。あの試合を観戦していた事もあり、自分にとって、彼が「記録にも記憶にも残る選手」になることは間違いないでしょう。
 まあ、数年前に千葉にいたミラー投手のように、日本では失敗したもののアメリカに帰ってから大リーグに定着した、という選手もいます。縁がなかった日本の事は忘れ、再び故郷で頑張ってほしいものです。

 あと、東京が「ジェット風船禁止」を決定した、というニュースがありました。元々新型インフルエンザ対策という事で一時中止していたのを、恒久的な措置に変えた、という事のようです。中止してみて、色々といいことが分かったのでしょう。
 私もこの決定には賛成です。元々、「グランドに物を投げ込む」という事は好ましいとは思えません。また、7回表に風船を膨らまされると、視界を遮られ、グランドが見づらくなります。それに加え、近くで割れてしまうと、聴覚的にも不快になります。
 風船を売っている業者の方には悪いのですが、これを機にこの「7回表の攻防も見ずに風船を膨らまさせ、それでグランドを汚した上に、回収で余計な時間を取らせる」というこの行事は、他球団も全面的に見直せばいいと思います。
 そして、各球団がそれぞれ独自性を出した「ラッキーセブンの盛り上げ方」を新たに考えれば、応援の発展にも繋がるのではないでしょうか。

 というわけで、これから後半戦に向けて盛り上がるとこですが、スポニチの記事を見ると、千葉は相変らず長い長いストーブリーグから抜け出せていないようです。
 3A落ちしている小林雅投手と薮田投手を穫るだの、来季のコーチに誰を穫るだのという記事ばかりです。よくもまあ、そんな情報が出てくるものです。
 メジャー復帰を目指して頑張っている両投手にとっても失礼な話です。また、「コーチ候補」の一人は、現在前期リーグが行なわれているBCリーグの監督です。そんな記事を見たら、そのチームの選手やファンだっていい思いはしないでしょう。
 そういう事も配慮せずに、情報を垂れ流す経営陣も経営陣ですし、その記事をそのまま書くスポニチもスポニチです。一応、「新聞」なのですから、そんな垂れ流し記事を書く暇と紙面があるのなら、「本社が調査」と発表したまま放置されている怪文書問題についての独自取材でもしてもらいたいものだ、と強く思いました。

2009年06月23日

ゆとり

 「ゆとり教育」を受けた世代に対する蔑称として「ゆとり」という言葉があります。「厨房」みたいなネット用語かと思っていたのですが、日経などで普通に使われている一般用語だった事を知り、少々驚きました。
 「ゆとり教育」が良かったのか悪かったのかなどは知りません。ただ、その時用いられた学習指導要領によって、世代の特徴が決まる、というのは考えにくいものがあります。

 例えば、同世代の人と会話をしていて「やはり同じ学習指導要領で学校教育を受けただけの事はあるな」などという共感を覚えた事は一度もありません。
 まあ、結局のところ、20年くらい前にマスコミで流れた「新人類」などと同様、「最近の若者は・・・」という意味合いの言葉なのでしょう。
 ただでさえ、に自分たちより下の世代を「若いから」という理由で否定する発想は賛同できません。ましてや、上の世代が優位性を主張する根拠が「学習指導要領の違い」などという、文部省(当時)が定めたものでしたらなおさらです。
 ネット上の俗語ならまだ仕方ないところですが、それをマスコミが煽る、という感覚には、少なからず呆れました。

2009年06月21日

清水直投手の好投と竹原選手の連続打点で連敗止める

 東京ドームで行なわれた読売-千葉は内海投手と清水直行投手が先発。今日は15試合ぶりに西岡選手がスタメン復帰し、1番遊撃で入りました。また、左投手が予想されたため、竹原選手が二番左翼で入り、一塁には堀選手が七番で入りました。ただ、大松選手は三番右翼の定位置を維持していました。
 初回、スタメン復帰した西岡選手のフラフラと上がった当たりが、この球場独特の放物線を描いて右翼席に入り、今シーズン初の先頭打者本塁打で先制します。

 しかしその裏、清水直投手は1死から二塁打され、続く打者には一塁ゴロが微妙な判定でファウルとなり、その後の「打ち直し」で安打に。そして次打者に犠飛を打たれて即座に追いつかれます。
 そこからは投手戦になり、そのまま1対1で中盤を終えます。そして迎えた6回表、1死から竹原選手が左翼席に2号ソロを放って勝ち越しに成功します。
 続く7回、先頭のサブロー選手が安打するも、盗塁失敗もあって2死無走者になります。しかしそこから今江選手が安打すると、そのまま打席に入った清水直投手も安打で続き、ここで内海投手をKOします。
 さらに西岡選手が四球を選んで満塁とすると、前の打席で本塁打した竹原選手が2点適時二塁打を放ち、4対1とリードを広げます。
 さらに続く8回、井口選手の約三週間ぶりとなる本塁打および、今江選手の2ランで3点を追加します。
 その裏、伊藤投手が本塁打二発で3点は返されるものの、9回に井口選手の2点適時二塁打でダメ押しし、その裏はシコースキー投手が抑え、9対4で勝ちました。
 これでチームは連敗を3で止めるとともに、対読売の連敗を7で止め、東京ドームでは2006年以来の読売戦勝利となりました。この数年、悪夢みたいな状況が続きましたが、やっとトンネルを抜けたといったところでしょうか。来年以降は逆に連勝記録を作ってもらいたいものです。
 観客数は4万4千3百人ほどだったそうです。その割りには、初回に西岡選手が本塁打を放った時に映った二階席は空席が目立ちました。どのような基準で「実数」を把握したのだろうか、と気になりました。

2009年06月20日

リニアの経路

[ 交通 ]

 2025年の開業を予定しているリニア新幹線の経路候補が発表されました。赤石山脈を突っ切る「南アルプスルート」が最短で、それだと品川-名古屋が40分になるそうです。
 我が家から品川まで1時間弱かかりますから、開業の暁には、名古屋に行く際、リニア新幹線に乗ってからより、乗る前までのほうが時間がかかる事になります。そう考えると、改めてその速度に驚かされます。
 鉄道好きの端くれとして、時速500kmで走る列車から車窓を眺めてみたいとは思うので、16年後の事とはいえ、開業に関する情報を見ると期待感を覚えます。
 ただその一方で、赤石山脈を縦貫するようなトンネルを掘って環境に悪影響は与えないのか、という不安感もぬぐえません。
 そのような、半ば矛盾した心境で、この「南アルプスルートが有力」という記事を読みました。

渡辺俊投手が立ち上がりに崩れ、三連敗

 東京ドームで行なわれた読売-千葉はグライシンガー投手と渡辺俊介投手が先発。渡辺俊投手の立ち上がりが悪く、初回にいきなり4点を失い、3回にも本塁打で1点失います。
 打線は拙攻続きで、終盤に2点は返しただけ。相手より多い安打数ながら5対2で敗れています。観客数は4万4千1百人ほどでした。

2009年06月19日

未舗装道路を散歩

 パサール幕張まで散歩に行きました。すでに書いたように、ここに歩いて行くには少々複雑な経路を通る必要があります。
 ただ、地図で見る限りはより近い経路があります。それを開拓すべく、従来と違う経路を歩きました。
 幕張本郷の町外れにある階段を降り、荒れ野原に入ります。

 道ばたのにはガマの群生があり、大国主命の話などをしながら歩いて橋を渡ると、未舗装道路になりました。水はけがわるく、一昨日の雨による水たまりが道の半分を占めています。
 その水たまりをよけながら歩き続けると、やがて舗装道路に戻り、パサール幕張下り線入口に着きました。
 道ばたにゴミの不法投棄があるなど、あまり雰囲気がいいわけではありません。とはいえ、久々に歩いた未舗装道路はなかなか趣がありました。
 そして、そのような道を経由して入ったパサール幕張下りは「デパ地下風」と言われる小じゃれた店が並んでいるわけです。そのギャップもなかなか楽しめました。

2009年06月18日

サヨナラ弾を喫して連敗

 神宮で行なわれた東京-千葉は館山投手と大嶺投手が先発。今日は今江選手がスタメンを外れ、ランビン選手が八番遊撃で入りました。また、橋本将選手が五番でスタメンマスクとなりました。
 初回、2死から大松選手が四球を選ぶと、井口選手が二塁打を放って先制機を得ます。しかし、ここは橋本将選手が打ち取られます。
 その裏、大嶺投手は1死から四球を出すと、青木選手に内野安打され、続くデントナ選手には詰まりながらも左前に落とされ、先制されます。

 2回にも連打で無死1・2塁としますが、そこから走者も進められずに0点と、昨日の続きみたいな効率の悪い攻撃になります。
 しかし3回、1死から大松選手が二塁打すると、続く井口選手も右翼手の頭を越える二塁打を放ちます。しかし、右翼手が取るかと思ったか大松選手のスタートが遅れ、2・3塁に止まります。
 これまた悪い流れかと思われましたが、続く橋本選手が右翼に二塁打を放ち、今度は二者が生還し、逆転に成功します。
 しかしその裏、大嶺投手は先頭の青木選手に二塁打され、内野ゴロなどで2死三塁になります。ここで宮本選手が意表を突く三塁へのセーフティバントを決め、同点となります。
 直後の4回表、先頭のランビン選手が二塁打します。続く打席には大嶺投手入り、うまく打球を殺したバントをします。しかし、ランビン選手のスタートが遅れて三塁アウトに。その後に併殺で、結局三人で終わってしまいます。
 しかし続く5回、1死から大松選手が右翼席に打った瞬間にわかる本塁打を叩き込んで、再び勝ち越しに成功します。さらに四球ふたつで走者を溜めると、ベニー選手が右中間を抜く2点二塁打を放ち、この回3点。これで、この試合まで14連勝中の館山投手を止めたかと思いました。
 ところがその裏、大嶺投手はまたしても先頭の青木選手に二塁打されます。そして1死からガイエル選手に適時打されて1点を返されると、さらに宮本選手に安打され、相川選手にはセーフティバントを決められて満塁。この回を抑えれば勝利投手の権利を得るところですが、ここで降板となりました。まあ、5回途中で107球11安打3四球では仕方ないところでしょう。
 二番手には中郷投手が登板し、川島慶選手は打ち取ります。しかし、代打の森岡選手に2点適時打されて同点に。これで館山投手の連勝は継続となりました。
 以下は継投合戦に。中郷投手は6回に先頭の田中選手に二塁打されて降板しますが、そこから川崎投手が抑えます。その川崎投手が7回に内野安打と犠打で1死2塁とすると、今度は伊藤投手が抑え、勝ち越しを許しません。しかし、打線も東京の継投陣の前に好機を作ることすらできません。
 9回は三番からの好打順でしたが、林投手の前に三人で抑えられます。その裏は荻野投手が登板。昨日、2発で4点を失っていますが、今日は本来の投球を見せ、失策で先頭打者を出しながら、後続を抑えます。
 10回も続投した林投手に、簡単に二死を奪われます。しかし、続くランビン選手が四球を選ぶと、途中の守備から入っていた竹原選手が三塁線を抜く二塁打を放ちます。続く打席には塀内選手が入りますが、林選手の速球が膝に直撃。そのまま塀内選手は交代となってしまいました。
 こうして二死満塁となりますが、ここで福浦選手が抑えられ、ここでも勝ち越す事ができません。
 11回も二死から代打の堀選手が二塁打しますが、ここも0点に。
 そしてその裏、この回から登板のシコースキー投手が先頭のガイエル選手に右中間スタンド中段に叩き込まれてサヨナラ負け。東京に連敗し、通算成績は1勝3敗となりました。観客数は1万5千5百人ほどでした。

2009年06月17日

JAVAでATMをはきだす?

 WEBシステムの文字表記に不具合が発生したので、業者に原因を尋ねました。すると、「この部分はJAVAで作られているために、一部の漢字を表示できない」などという珍解答をしてきました。
 別にこちらは、古代中国で使われていた漢字を表示させろと言っているのではありません。少々特殊ですが、日常生活でいくらでも使われている字です。
 だいたい、私は前々職で10年近く前にJAVAで顧客データベース作成を委託した事はありましたが、同じ漢字は表示されていました。まさか、この10年でJAVAが退化したわけでもないでしょう。
 別の担当者が呆れて、「どのような形でHTMLに出力しているのですか?」と尋ねました。すると、業者は「え?ATM?」と聞き返してきました。

 会話ですから、聞き間違いがあるのは仕方ありません。しかし、WEBシステムを使ってブラウザに漢字を表示させる話をしているわけです。少々聞き取れなくても、HTMLだという事くらい分かるでしょう。だいたい、金融とは全然関係ないのですから、ATMが出てくるわけがありません。
 まあ、この取引先はどんどん人が辞めていくので有名で、導入当初の担当者は初代はもちろん二代目の人も既に退職済みです。それゆえの人手不足もあるのでしょうが、いくらなんでも、HTMLとATMの区別くらいはつく人間を雇ってもらいたいものです。
 もっとも、それは業者の策略で、わざとそのような人を使うことにより、相手を呆れ果てさせて怒る気力をなくさせる「高等戦術」なのかもしれませんが・・・。
 「IT業界」もピンキリとよく言いますが、その「キリ」の典型例を見せられてしまいました。

投打に冴えず連勝止まる

 神宮で行なわれた東京-千葉は由規投手と成瀬投手が先発。今日は日曜に代打で決勝打を放った竹原選手がスタメンに復帰しました。
 初回、1死から福浦選手が安打を放つも、続く大松選手が併殺に打ち取られ、三人で終わります。
 するとその裏、成瀬投手は先頭で中学の先輩である飯原選手にいきなり二塁打され、さらに犠打野選で無死1・3塁となり、続く青木選手の内野ゴロで先制されます。

 2回表は先頭の井口選手が歩くも、2イニング連続の併殺で三人で終わります。3回も先頭の竹原選手が安打するも後続が三連続三振でここも活かせません。
 するとその裏、成瀬投手は2死から安打されると、続く青木選手に2ランを喫し、点差を広げられます。
 打線は4回・5回と先頭打者を出し、5回には早くも成瀬投手に代打を起用しますが、いずれも得点できません。6回も先頭の早坂選手が安打で出ますが、盗塁失敗もあって0点。結局2回から6回まで毎回先頭打者を出しながら1点も取れません。
 そして6回裏、二番手の中郷投手がデントナ選手に2ランを喫し、5対0と一方的な展開になります。
 7回に今江選手の適時打でやっと1点を返しますが、その裏即座に突き放されます。
 そして8回裏、調整で荻野投手がでるものの、2ラン二本を浴びて4失点でついに二桁失点に。そのまま10対1で敗れました。
 ここのところ、投打がかみあって三連勝だったのですが、負けるときはこんなものでしょう。連敗はしないよう、気持ちを切り替えてほしいものです。観客数は1万7千1百人ほどでした。

2009年06月16日

2009/6/15の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

金融教育

 ネットのニュースを斜め読みしていたら、「学校での金融教育を提言」という記事を見かけました。
 「借金をしたことによって生じる責任」「連帯保証人」「手形」など、「金融」というものの怖さを若い頃から教育する事の重要性を日頃から感じていた身としては「至極真っ当な考えだ」と思いました。
 その一方で、マスコミで報じられる「教育への提言」というのはこれまで100%の確率でろくでもない物ばかりだったのに、なぜこのような真っ当な「提言」が?と不思議にも思いました。

 そこで読んでみたのですが、「提言」をしたのは証券業界で、内容は「貯蓄から投資」の流れを促す必要があると指摘。(中略)学校授業に金融教育を取り入れ、リスクに関する認識を浸透させることなどを求めている。というものでした。
 「リスクに関する認識を浸透」などと言うと、一見、「リスク」の怖さを教えているようです。しかし、前段を見れば分かるように、本音は「リスク」はあるけどそれを恐れず投資させよう、というのが主旨です。
 「『貯蓄から投資』の流れを促す必要がある」との事ですが、もちろんこれは貯蓄をしている人のためではありません。その貯蓄を「投資」させる事により、自分たちが儲けるためだけの事です。
 子供の頃から「洗脳」してまで、その金をむしり取ろうとする神経には分かってはいましたが呆れました。ただ同時に、マスコミに載るような「教育に関する提言」は100%ろくでもない、という認識に誤りがないことを確認できた事には意義がありました。

交流戦、福岡が連覇

 名古屋で行なわれたドラゴンズ-福岡は、1点リードで迎えた9回裏に馬原投手が二塁打の後に連続暴投で追いつかれるも、延長10回に森本選手が岩瀬投手から代打適時打を放って勝ち越し、その裏はファルケンボーグ投手が抑えて4対3で勝ちました。そして交流戦2位の埼玉が負けたので、3試合を残して交流戦連覇が決まりました。
 中継を見ていないので分かりませんが、普段なら7回表に勝ち越せば、その裏は攝津投手、8回ファルケンボーグ投手、9回馬原投手という継投になるはずです。それを攝津投手を引っ張ってファルケンボーグ投手を温存し、その結果、10回裏に「抑え」が確保できていたわけです。
 何か秋山監督に9回に追いつかれる予感でもあったのでしょうか。もしそうでしたら、恐るべき勘と言わざるをえません。

 これで福岡はパリーグ首位にも並びました。ちょっと前までは、千葉や埼玉と「Aクラス争い」をしていたはずなのですが、驚くよりありません。昨年は交流戦優勝後に最下位まで落ちたわけですが、ここ5年で見ると、奇数年は交流戦優勝チームがリーグ優勝、偶数年はBクラス、となっています。そう考えると、福岡の優勝確率はかなり上がったとも言えます。
 ただ、まだまだ千葉にも好機は十分残されていると思います。投打とも調子は上がっているので、何とか交流戦残り4試合を好成績で締めて、後半の浮上に向けて勢いをつけてもらいたいものです。

2009年06月15日

追悼

 朝になって、ニュース番組で流れた映像などを見て、改めて三沢選手が亡くなった事を実感しました。もちろん、昨晩の時点で事実であることは理性のほうは分かってはいましたが、それを信じたくない気持ちが強かったのです。
 そして今日は一日の大半を、ネットに書かれている三沢選手関連の記事を読んで過ごしました。
 読んでいて、改めて多くの人が三沢選手の試合を見て勇気づけられていたのか、という事が分かりました。
 自分も、プロレスにはまっていた頃、三沢選手の試合はもちろん、リング外での発言にも力を貰ったものでした。感謝しています。
 昨晩の時点では信じ切れなかったので書けませんでしたが、謹んでご冥福を祈ります。

2009年06月14日

小林宏投手、遅ればせながら今季初勝利

 千葉で行なわれた千葉-タイガースは小林宏之投手と安藤投手が先発。ここのところ、リリーフでの登板が続いていた小林宏投手ですが、当初予定されていた唐川投手が抹消されたために、急遽先発だったとのことです。水曜日に2イニング投げているため、「中三日」となりました。打順については、昨日と同じ顔ぶれでした。
 両投手とも立ち上がりから調子よく、2回までともに無安打で抑えます。そして迎えた3回表、小林宏投手は簡単に二死を取るも、続く平野選手に三塁の頭を越す絶妙のプッシュバントで出塁されます。さらに四球で初めて得点圏に走者を進めますが、新井選手を抑え、先制は許しません。

 しかし続く4回、1死からブラゼル選手に内角低めのボール気味の球を右翼席に運ばれ、先制されます。ブラゼル選手はまだ昨日二度当てた自打球の痛みが残っている中の3試合連発となりました。さらに二塁打と安打で2死1・3塁となりますが、ここは小林宏投手が踏ん張り、最少失点にとどめます。
 その裏、2死から大松選手が四球を選び、やっと初の走者が出ますが、ここも得点できません。
 しかし続く5回裏、1死から里崎選手が右翼席ギリギリに入る4号ソロを放ちます。この「チーム初安打」で千葉が追いつきました。
 5回を三人で抑えた小林宏投手ですが、6回に先頭の金本選手に四球を出したところで爪を痛め、一度ベンチに戻ります。しかし、治療して出てきたあと、三振と併殺でここを凌ぎ、7回も三人で抑えます。
 6回の2死1・3塁を逃した打線ですが、7回に1死からサブロー選手が安打し、さらに2死から今江選手も続きます。ここで早坂選手に打席が回ると、右の安藤投手ながら、一軍復帰後勝負強さを発揮している堀選手を代打に。この起用が当たり、堀選手は三遊間を抜きます。しかし、やや浅かった事もあり、金本選手の好返球でサブロー選手が本塁でアウトになり、勝ち越すことはできません。
 直後の8回、続投する小林宏投手は先頭の平野選手に投手強襲安打で出塁を許します。しかし、続く赤星選手のバントが小飛球になって併殺に。続く新井選手も抑えました。
 その裏、タイガースはウイリアムス投手が登板。すると、左の福浦選手に代えて田中雅彦選手が代打に出ます。そして田中雅選手が四球を選び、大松選手は倒れたものの、井口選手も四球を選びます。
 ここで、橋本将選手の代打で竹原選手が出ると、タイガースは右のアッチソン投手を起用。しかし、最近は右相手でもスタメンに入る事が増えた竹原選手は、右中間を抜く2点適時三塁打を放ちます。ちなみに、これはプロ初の三塁打でした。
 ここで続く里崎選手が初球スクイズを決めます。前の前の打席で本塁打を放っているだけに、完全に無警戒なところをつき、貴重な追加点を挙げました。
 そして9回は荻野投手でなく、シコースキー投手が登板。先週もセーブがつかないとはいえ、9回を投げていたので、今後は抑えになるようです。そして、1安打を許すも、後は抑え、今季初セーブ。千葉が4対1で勝ち、今季交流戦初のカード勝ち越し並びに、対タイガース通算勝ち越しを達成。また、連勝も3に伸ばしています。観客数は連日の大入り満員となる3万18人でした。

 今日は久々に他カードの話も。まず、大阪ドームで行なわれた合併球団-東京ですが、2対2で迎えた5回に、東京が九者連続で安打、しかもいずれも単打という猛攻を見せます。そして、四球のあと、ガイエル選手の満塁本塁打で、木曜に千葉が達成した10打数連続安打に並び、続く飯原選手の二塁打で、プロ野球記録となる11打数連続安打を達成します。
 木曜にあの猛攻を見ていたときは、「こんなにアウトにならないなんて、二度とないだろうな」などと思っていたのですが、まさか三日後に同じような事が起きるとは思いませんでした。
 なお、この時点で12対2となった試合ですが、そこから合併球団が反撃し、9回裏に4点差に迫ってなお満塁と、一発同点の場面を作ります。しかし、ここで登板した林投手が抑え、そのまま東京が勝利。とはいえ、まさか5回の猛攻を見たときは、この試合にセーブがつくとは誰もが思わなかったでしょう。

 所沢で行なわれた埼玉-広島は埼玉が2点リードで終盤に入りますが、8回に広島が追いつき、そのまま延長に入ります。
 そして10回表に広島が勝ち越すも、その裏に永川投手が打たれて同点となります。
 そのまま4対4で迎えた12回裏、埼玉は先頭の栗山選手が二塁打を放ちます。続く中島選手を敬遠した後、中村選手が三遊間を抜きますが、当たりが強すぎて二塁走者は帰れません。しかし、これで無死満塁と絶好のサヨナラ機を迎えます。
 するとブラウン監督は、青木高投手に交代するとともに、左翼を小窪選手に代えます。そして、本職が内野の小窪選手は、外野でなく、二塁前に構え、ブラウン監督得意の「内野五人制」になります。
 そして、続く黒瀬選手の当たりは、投手を抜きます。本来ならそのまま二遊間を抜けてサヨナラになるところですが、これが二塁前にいた小窪左翼手の真っ正面。そのまま本塁封殺して一塁もアウトとなり、おそらくは史上初であろう「7-2-3のダブルプレー」が完成しました。そして、GG佐藤選手を敬遠した後、江藤選手を打ち取って4対4の引分けで試合終了。貴重なものをTVで見ることができました。

三沢選手が・・・

 プロレスラーの三沢光晴選手が、試合中にバックドロップを受けて頭を強打し、そのまま死亡した、というニュースがありました。
 各報道機関のサイトにも載っていたし、テレビニュースでも確認しました。しかしながら、「実は誤報なのでは?」と思いたい気持ちがあります。
 色々な意味で信じられません。1990年代はプロレスにかなりハマっており、深夜の全日本を欠かさず見て、プロレス雑誌も買っていました。その時から、一番好きなレスラーでした。

 結婚してからはほとんど会場には行っていませんでしたが、G+の放送は可能な限り見ていました。
 当時から、雑誌などで「あの闘いは危険だ。彼らがいついなくなるか分からない」と書かれた事もありました。また、中継でアナウンサーが「死んでしまう!」と絶叫した事もありました。
 実際に見ていて、それらの技の激しさにはいつも驚いていました。ただ同時に、「自分が食らったら絶対に死ぬけれど、彼らは日頃から厳しい鍛錬を積んでいるのだから大丈夫なのだろう」みたいな感じで見ていました。
 選手としてでなく、経営者としても優れた手腕を発揮していました。リングの外でも色々と苦労していたのでしょう。今回の件で改めて、文字通り命を張って闘っていたのだな、と思いました。
 ただ、そのような事を思うと同時に、未だにこれが事実だと信じられない自分がいます・・・。

2009年06月13日

連日の猛打で交流戦初の連勝

 千葉で行なわれた千葉-タイガースは小野投手と福原投手が先発。一昨日の大勝の影響もあり、今日は竹原選手がベニー選手に代わった以外は同じ顔ぶれでした。なお、試合前には明日の先発が予想されていた唐川投手の登録抹消が発表されました。肩の張りのため、大事を取って先発を一回飛ばすためとの事でした。
 小野投手は立ち上がり、いきなり平野選手に二塁打され、犠打で進まれます。しかしそこから三・四番を抑えます。
 さらに2回は1死からブラゼル選手に、3回は先頭の狩野選手にいずれも二塁打と、3イニング連続二塁打されますが、これまた0点に抑えます。

 初回・2回と走者を一人ずつ出しながら0点だった打線ですが、3回に先頭の今江選手が安打します。続く早坂選手が犠打をすると、これを福原投手が悪送球してオールセーフになります。
 続く福浦選手が犠打を決め、大松選手が倒れて二死になりますが、井口選手が詰まりながらも中前に落とし、千葉が2点を先制。さらに橋本将選手四球の後、里崎選手に適時打が出て、もう1点入ります。
 続く3回も先頭のベニー選手が二塁打し、さらに早坂選手の安打などで2死1・3塁になった後、大松選手が2点適時二塁打を放ちます。さらに井口選手四球の後に橋本将選手が適時打でこの回も3点を挙げます。続く5回も今江選手の犠飛で追加点を挙げ、中盤で7対0と大差になりました。
 小野投手は6回まで5安打されるものの、走者を溜めることはなく、タイガース打線を0点に抑えます。
 ところが続く7回、先頭のブラゼル選手は2-0から三球連続で足に自打球を当てます。特に最後のは痛がっており、このまま交代かとも思われました。しかし、打席に立つと、続く球を右翼席に運びます。打ち終えた瞬間、足の痛みに崩れかけ、そのまま足を引きずるような感じでダイヤモンドを一周しました。
 その裏、タイガースは新人で一軍2試合目となる西村投手が登板。対して1死から今江選手が安打を放つと、連続四球で満塁となります。ここで大松選手が本日4打点目となる2点適時打を放ち、取られた直後に突き放しての9対1となります。
 小野投手は完投の意思がありましたが、大差で完封もないということで8回で降板。114球で8安打1四球1失点という内容でした。そして、9回は川崎投手が抑えてそのまま9対1で勝っています。
 13安打8四死球で9得点13残塁という内容ですから、効率がいいとは言えません。とはいえ、得点が入るのですから、打線がつながり出したと言えるのでしょう。
 これで、チームは約1ヶ月ぶりの連勝。交流戦でセリーグ相手だと初の連勝です。観客数は試合前に完売となるほどの大入りで3万24人でした。

 ところで、以前から集まっていたバレンタイン監督の残留要請署名が10万を越え、来週に球団に提出される事になったそうです。
 それに対する、石川球団副代表の発言は「こちらも真摯(しんし)に受け止めないといけないが、これで何かが変わるとも思えない」と話した。そうです。要は「丁重に無視する」と言っているわけです。
 これでは、10万人のファン相手に「お前らの意見など、はなから相手にしない」と喧嘩を売っているようなものです。少なくとも、ファンが入場券やグッズを購入することによって成り立っている商売をやっている人間の発言とは思えません。
 私はバレンタイン監督の残留かつ、瀬戸山・石川体制の終了を望んでいる立場です。そういう意味では、石川氏が失言するには、敵失のようなものですので、有難いことではあります。
 とはいえ、今回の発言はあまりにも異常すぎます。たとえば、この署名を受けて再検討したふりをし、条件があわなかったからと結局解任、とでもすれば、まだ署名した人たちの感情をそらすことができるでしょう。ファン離れを防ぎつつ、目的を達成する方法はいくらでも考えられます。にも関わらず、このような「喧嘩を売る」みたいな発言をするわけです。
 そういえば、「千葉のくだらないファン」発言で話題になった怪文書騒動について、「球団が調査する」と発表していました。その後一ヶ月半経ちましたが、結果は発表されていません。これでは、「議事録」が偽物だと証明できなかった、と解釈せざるをえません。
 あまりの異常さと、本日6月13日が近鉄バファローズ合併報道の「五周年」という事もあり、「水面下で球界再編の動きがあり、ロッテ球団がその対象になっている。5年前のように、ファンの反対運動でこの計画を頓挫させたくない。そのため、来るべき反対運動を盛り下げるため、わざとファンが球団へ愛想を尽かすように地ならしをしている。そのため、意図的にあのような発言を繰り広げているのでは?」とまで思ってしまったほどでした。

2009年06月12日

2009/6/12の更新

 「第三世界の長井」第二話の感想を掲載しました。

投げ売り

 仕事の帰りに秋葉原を歩いていたら、中央通り沿いの店で、森田健作千葉県知事の似顔絵が描かれた「健ちゃんまんじゅう」なるものが店頭で売られていました。以前、千葉県内でも見たことがありましたが、何で秋葉原で、しかも店頭山積み、と不思議に思いながら見ていたら、店員さんに「半額だよ、一つどう」と声をかけられました。
 どうやら、売れまくっているので店頭に積んである、というわけではなさそうです。
 その後、ラジオ会館に行ったら、同じく店頭に積んである店がありました。そこの表示は分かりやすく、「賞味期限が6月13日なので半額」と書かれていました。

 どうやら、売れ残りが安値で秋葉原に出回ったようです。とはいえ、足が止まっただけで店員が声をかけるところを見ると、それでもまだ売れていないようです。
 まあ、知事当選後に発覚した嘘八百もあって、「キャラクター」の評判は最悪です。最初に千葉県内で見たときも、「企画した人は何を考えているんだ」と思ったものでした。そう考えれば、「予想通りの売れ行き」です。
 というわけで、明日には大量の「健ちゃんまんじゅう」が消費期限を迎えるわけです。普通でしたらゴミ箱行きですが、この商品に限っては、14日以降も「消費期限2010年6月(実は2009年6月13日)」みたいな紙でも張って売るのもありかと思いました。
 なにしろ最大の特徴が「嘘つき」である人のキャラクター商品です。実現すれば話題性は消費期限前より大幅に増しそうです。

身近だが縁のない存在

[ 交通 ]

 成田エクスプレスの新型車両が完成し、試運転が行なわれています。それが普段は我が家のすぐ近くにある車庫に留置されています。
 というわけで、朝晩その新車を見ており、私にとって、一番身近な鉄道車両と言えます。
 しかし、今の場所に住む限り、将来この車両に私が乗る可能性はゼロです。使う可能性があるとしたら、都内で仕事をした後、午後に成田で仕事もしくは空港に用事、というくらいです。しかし、仮にそんな事があっても、近日開業予定の京成新線を使うでしょう。
 その、乗る予定のない車両を朝晩見ていますが、そして見る度に「先頭部は異なるけれど、横から見ると従来のとほとんど同じだな。さほどいい形・色合いでもないのだから変えれば良かったのに」と思っています。

2009年06月11日

日本新記録の1イニング15得点を目撃

 千葉マリンスタジアムに、19時26分以降に内野自由席に入ると、1,900円でビール一杯分の券がつく「726ビール付チケット」という企画があります。それが木曜日限定で値段が変わらずにビール二杯という「726Wビール付チケット」にバージョンアップされました。
 一連の騒動および不況の影響か、観客数は減っています。特に木曜日は減っているのだろうか、などと思いました。
 いずれにせよ、これを使えば会社帰りに球場に寄って実質700円で試合を見れます。というわけで、千葉-広島戦を観戦に行きました。

 試合開始から1時間経った19時15分くらいに海浜幕張駅に着いたのですが、この券の効果か、球場直行バスはすし詰めの満員でした。
 その時点で試合のほうは2対2。先発は清水直行投手と大竹投手で、2回に末永選手の2点二塁打で先制されるも、その裏、里崎選手の四球と今江選手の安打で1・2塁とし、早坂選手の2点適時三塁打で同点、という展開でした。
 球場に着いて券を買ったのが19時22分だったのですが、この時、ちょうど3回裏で千葉打線が攻撃中。大松選手の四球を足がかりに、橋本将選手とサブロー選手の連打で満塁とし、暴投で勝ち越し。さらに再び満塁から今江選手が3号満塁本塁打を放ち、7対2と差をつけたところでした。
 席についた時はちょうど4回表の攻撃が始まるときでした。もし普通に入っていれば満塁本塁打は見れたわけで、その時は、「普通に内野自由席をFC割引で買えば1,600円。900円をケチって満塁本塁打を見そびれた。損得的にどうなのか?」などと思っていました。
 援護をもらった清水直投手は4回から6回までを無走者で抑えます。しかし、二番手の小松投手に対し、打線は4回の2死1・2塁、5回の無死1塁を活かせず、追加点が入りません。
 あと、5回裏には試合前に募集していた「サラリーマン川柳」の優秀作が発表されていました。いずれも、「仕事帰りに野球を楽しむ」ではなく、「不況のため、減収だが球場に来ている」という悲壮感あふれるものばかりでした。

 そして迎えた6回裏、先頭の福浦選手が流し打ちで安打を放ちますが、続く大松選手は三塁フライでアウトになります。続く井口選手も打ち上げますが、打球は左翼と中堅と内野のちょうど中間地点に。福浦選手は安打になることを見越しており、1・3塁となります。
 ここで五番指名打者で入っていた橋本将選手が一・二塁間を抜き、久々の猛打賞となる打点を挙げます。さらに、サブロー選手が四球を選んで満塁としたところで小松投手は降板。三番手にはドーマン投手が上がりました。
 このちょっと前に、4年前に偶然にも三日連続で一緒に観戦した人と「再会」しました。その人は広島の状況に詳しく、「ドーマン投手は制球が悪いから、満塁で出すのは危険だ」と言っていました。
 その「予言」通り、ドーマン投手はボールが先行。押し出しを恐れて置きにいったところを里崎選手、さらには前の回から守備で入っていたランビン選手が連続適時打し、この時点で二桁得点となりました。
 さらに今江選手が押し出しを選ぶと、早坂選手は死球で連続押し出しに。さらに福浦選手が適時打を放ち、ドーマン投手は1死も取れずに降板となりました。
 四番手には森投手が上がりますが、勢いを止めることはできません。まず、この回ここまで唯一のアウトを取られている大松選手が2点適時二塁打を放ちます。結果的には、これがこの回唯一の長打でした。
 これで15対2と大差になった事もあり、井口選手はお役ご免で代打に塀内選手が。福浦選手にも堀選手が代走で出ます。その塀内選手が2点適時打を放つと、続く橋本将選手がこの回2本目、この試合4本目の安打で続きます。そしてサブロー選手と里崎選手が連続で二遊間を抜く適時打を放ちます。いずれも、内野手が取れるか、という当たりでしたが、もう完全に勢いが止まりません。これで10打数連続安打となり、日本タイ記録となりました。
 そしてランビン選手が死球で出て満塁とし、打席には今江選手が。併殺さえなければ「打者二巡」という場面で遊ゴロを放ちます。一瞬、「ダメだったか」と思ったのですが、二塁への送球がそれてオールセーフになります。
 ここで打者二巡となり、代打で田中雅彦選手が打席に入ると、右翼席からは「あと1点」コールが。試合中によく調べるものです。そして、田中雅選手は犠飛を放ち、1イニング14得点の日本記録を達成。同時に、井口選手から続いていた連続出塁が15でやっと止まりました。
 そして打席には先ほど代走で出た堀選手が。代走の選手が打席に入ったのを生で見たのは初めてです。何と呼ばれるかと楽しみにしていたのですが、「二番、堀」と肩書きはありませんでした。
 その堀選手が「代走適時打」を放ってついに1イニング15得点に。続く大松選手が倒れてやっと攻撃が終わりました。大松選手はこの回だけで三度打席に立ち、2回アウトになると同時に2点適時打を放った事になります。

(15点が入ったスコアボード)
 清水直投手は球数が少ないこともあり、9回のマウンドに上がります。結局、106球を投げて6安打2四球2失点完投でした。席の近くにスコアボードがあるので「記念撮影」をしたのですが、同じ事を考えている人が多く、なかなかいい写真は撮れませんでした。まあ、私も誰かの邪魔をしていた可能性が高いのでお互い様ですが・・・。

 これでチームは今季対広島初勝利。通算戦績は1勝3敗で、得失点差はプラス15という結果になりました。観客数は1万8千7百人ほどでした。
 試合終了後は球場前でマスコットが勢揃い。珍しく遠征に来ていた、広島のマスコット「スラィリー」の前に、記念写真を求める長蛇の列ができていました。

2009年06月10日

2009/6/10の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

11残塁で完封リレーを喫する

 千葉で行なわれた千葉-広島は渡辺俊介投手とルイス投手が先発。今日はサブロー選手がスタメンに復帰し、二番に入りました。また、福浦選手が六番に入っています。
 渡辺俊投手は、立ち上がり、簡単に2死を取ります。しかし、そこから連打と四球で満塁にしてしまい、喜田選手に2点適時打を喫してしまいます。
 その裏、こちらも2死無走者から2安打と四球で満塁と、全く同じ展開になります。しかしこちらは福浦選手が倒れ、得点できません。

 続く2回裏は先頭の竹原選手が安打し、1死後には今江選手も安打で続きます。しかし、そこから早坂選手とサブロー選手が連続三振を喫します。
 さらに3回は先頭の大松選手が死球で出るも、井口選手が三振ゲッツー。4回もまた先頭の竹原選手が死球で出て、1死後にエンドランが決まり、2死満塁にするも大松選手が倒れ、これで早くも9残塁となってしまいます。
 渡辺俊投手は2回以降は安定した投球を見せます。4回に先頭打者を内野安打で出しますが後続を抑え、続く5回は2死からセーフティバントに失策がからんで二塁に進まれますが、ここも抑えます。
 そして6回は先頭打者を歩かせ、さらに安打で1死1・2塁としますが、ここも後続を抑えます。
 打線は5・6回と三者凡退に打ち取られ、7回からは二番手で横山投手が登板。先頭の早坂選手が四球で出ますが、牽制タッチアウトで結局三人で終わります。
 渡辺俊投手は7回を6安打2四球で降板。うち3安打1四球が初回に集中する形になってしまいました。
 そして、8回からは小林宏投手が登板。2イニングを無安打に抑えます。
 9回裏の広島は当然ながら永川投手が登板。対して先頭の竹原選手がまず安打すると、ベニー選手も続いて無死1・2塁と、同点の走者を出します。しかし、今江選手が犠打失敗で三塁アウトになると、代打の橋本将選手、さらにはサブロー選手も倒れて2対0で試合終了。8安打5四死球ながら11残塁という拙攻で完封負けとなってしまいました。
 渡辺俊投手は前回に続いての援護ゼロ。その前の試合も、8回途中1失点で降板した後に打線が逆転で、さらにその前の試合も完封負けですから、実質4試合連続の援護なしとなっています。
 これで対広島は3連敗で負け越し決定となっています。観客数は2万2千人ほどでした。

2009年06月09日

売家

 たまに散歩する所にある家に万国旗がかざられていました。玄関を見ると、「築7年、夜景がきれいで、三人家族向き」などという看板が貼ってありました。
 最寄り駅から歩いて15分くらいのうえに、線路に面していて、上は高圧線、というかなり不便な環境です。また、「三人家族向き」の名に恥じず、窮屈な造りです。とはいえ、一戸建てですから、それなりの値段はします。換算してみたら、我がアパートの家賃30年分くらいの値段でした。

 中古での売値がそのくらいですから、建てたときにかかった額はそれを上回ることは間違いありません。ローンが残っている可能性もあります。
 好意的に考えれば、金が貯まってより立派な家を建てれるようになった、もしくは長期海外赴任の可能性もあります。しかし、この不況の中ですし、即座に頭に浮かんだのは手放さざるを得なくなったでした。
 この7年の間に、この小さい家でいくつかの物語があったのでしょう。そんな事を思いながら、見も知らぬ、この家の元オーナーの心境を色々考えてしまいました。

2009年06月08日

2009/6/8の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

情報と認識と記憶

 職場で弁当を食べていたら、「W杯、決まりましたね」と声をかけられました。言われて初めて、昨日のmixiニュースにそんな記事が載っていて、何千ものコメントがついていた事を思い出しました。
 他にも、Googleニュースも目は通しているので、昨日の間に、「W杯出場」のニュースは何度となく目にしているはずです。しかしながら、自分の頭に情報として認識はされていませんでした。
 などと言うと、単にサッカーに興味がないだけだろう、と思うかもしれません。しかし、今年からJ2の愛媛FCをささやかながら応援するようにしており、試合中はネット速報をのぞいていますし、速報携帯メールも登録しています。

 また、「アンチ日本代表」でW杯がらみのニュースを本能的に遮断しているわけでもありません。世間一般の平均から比べれば、かなり関心が低い部類に属すると思います。しかしながら、16年前の「ドーハの悲劇」や、12年前の「野人・岡野選手の活躍」は記憶に残っています。にも関わらず、一昨晩の結果が記憶に残らなかったのですから不思議なものです。
 まあ、日本サッカーが強くなるにつれ、「W杯に出ること」の価値が下がり、それに伴ってニュースの取り上げ方も小さくなっています。そのため、「ベタ記事の一つ」と認識してしまったのかもしれません。
 なお、話しかけた人に対し、ある程度話を合わせたり愛媛FCの話をしたら、そこそこサッカーを知っていると思われたのか、「好きな海外チーム」を尋ねられました。咄嗟に知ったかぶって「バルセロナ」と答えて納得されましたが、誰か選手を知っているわけではありません。
 ではなぜその名前が出たかというと、先日、何かの大会で勝ち上がったニュースを見たとき、「ストIIのバルログの故郷か。ゴールに登ってバルセロナアタックやる選手とかいないのかな」などとしょうもない事を考えたため、記憶に止まっただけでした。さすがに理由を尋ねられた時、それを言うことはできませんでしたが・・・。

逆転満塁弾を喫し、またもや連勝できず

 横浜で行なわれた、横浜-千葉は三浦投手と大嶺投手が先発。今日もサブロー選手が欠場し、右投手予想にも関わらず、竹原選手が6番左翼に。また、橋本将選手が五番でスタメンマスクをかぶりました。
 大嶺投手は立ち上がり、先頭の金城選手に安打されるも、続く北川選手の犠打失敗を併殺に打ち取るなど、0点に抑えます。

 打線は最初の一巡を無走者に抑えられ、0対0のまま4回表を迎えます。そしてこの回、先頭の早坂選手がチーム初安打。早坂選手はこれで5試合連続安打になりました。そして、福浦選手が送った後、大松選手が二試合連続となる7号2ランを放って先制します。
 その裏、大嶺投手が無死2塁を0点で凌ぐと、直後の5回表、1死からランビン選手が二塁打を放ち、続く今江選手の適時打で1点を追加します。
 これで千葉ペースになったかと思われましたが、その裏、先頭の石川選手がセーフティーバントを仕掛けると、処理しようとした大嶺投手と今江選手が衝突し、内野安打になります。
 さらに安打と犠打で1死2・3塁とすると、大嶺投手は続く金城選手に初球をぶつけ、1死満塁となります。
 そして続く北川選手に1-2とボール先行した4球目を弾き返されると、打球はそのまま右翼席に。プロ初打点が逆転満塁本塁打となってしまいます。
 直後の6回表、2死から井口選手の放った打球は三浦投手の足を直撃し、そのまま左前まで跳ね返ります。しかし、三浦投手は一度ベンチで治療したものの続投し、続く橋本将選手が抑えられます。
 続く7回、二番手の木塚投手に対し、先頭の竹原選手が安打しますが、後続がありません。さらに8回、代打で登場した田中雅彦選手が安打すると、わざわざ「ピンチバンター」に堀選手を起用して1死2塁に。しかし、前の打席本塁打の大松選手が倒れ、井口選手に対しては、8回ながら抑えの山口投手が登板し、三振に打ち取られます。
 そして9回も山口投手の前に三人で抑えられて試合終了。6回以降は無走者に抑えただけに、まさしく一発に泣いた試合となってしまいました。
 これでまたもや、カード勝ち越しができず。横浜との通算成績も2勝2敗で終わりました。観客数は1万3千人ほどでした。

千葉モノレール

[ 交通 ]

 千葉駅モノレールの終点まで乗ってきました。千葉に越してきてから、いつかは乗ろうと思い、先送りし続けて11年半にしてやっと乗った事になります。
 主に道路の上の高い所を走るだけに、眺望はなかなかのものでした。また、市街を走っていたと思ったら、一瞬で森の上に景色が変わる、などというのも楽しめました。
 なぜか分かりませんが、同じ道路の上を走っていたも、高度が変わります。高さが変わる度に、周囲の風景に対する視点が変わり、それも印象に残りました。

 車体はやや閉鎖的な作りで、折角の高い所からの車窓なのに、前面展望が良くなく勿体ない、などと思いました。しかし帰宅後に調べたところ、今年から展望の良い新車を導入し、随時置換えるとのこと。その新車が出来たら、またじっくり乗ろうかと思いました。
 ところで、乗る前は、これで残る千葉の未乗鉄道は、北総鉄道の千葉ニュータウン-印旛日本医大前と銚子電鉄の犬吠-外川間だけになったと思っていました。
 ところが、いざ千葉の鉄道路線図を見てみると、木更津から出ている久留里線に乗った記憶がないことに気付きました。房総半島には中学の夏休みに青春18きっぷを使って「乗りうぶし」をしてはいます。25年前の事とはいえ、乗った各線については記憶があります。ところが、久留里線についてはまったくもって欠落しています。
 当時の目的を考えると、乗っていないわけはないはずです。とはいえ、記憶が何一つない、という事は乗っていないのと同じです。
 別に県内の鉄道を完乗しようとしまいと、何ら損得があるわけではありません。しかしながら、考え出したら非常に気になり出しました。そういうわけで、懸案を達成したと思ったら、新たに久留里線に乗る、という目標が新たに出来てしまいました。

2009年06月07日

初回に大量点も、終わってみれば辛勝

 横浜で行なわれた、横浜-千葉はグリン投手と成瀬投手が先発。今日はサブロー選手がスタメンから外れ、三番には大松選手が、中堅には七番でランビン選手が入りました。
 初回、1死から福浦選手が安打を放つと、大松選手も続いて1・2塁とします。すると、グリン投手がここで制球を乱します。井口選手相手に初球を背中にぶつけて満塁にすると、里崎選手がストレートの四球でまず1点。さらにベニー選手も0-3となり、4球目に久々のストライクが入ったものの、結局連続押し出しとなります。
 続く打席には本日誕生日のランビン選手が。そして、2-3からの球を右翼ポール近くに運ぶ満塁本塁打を放ち、いきなり6点を挙げました。

 いきなり大量援護をもらってのマウンドとなった成瀬投手ですが、その裏、いきなり金城選手に先頭打者本塁打を喫します。さらに、続く2回も連打で無死1・2塁に。しかし、そこからバント失敗と併殺で凌ぎ、続く3回も併殺で0点に抑えます。
 しかし4回、この回先頭の内川選手に本塁打されると、1死後に佐伯選手にソロ。前の対戦で本塁打された二人に、またもや一発を喫します。さらにそこから四球と二塁打で1死2・3塁に。ここで一打出れば1点差になるところですが、ここは何とか凌ぎます。
 直後の5回表、この回から登板の高崎投手相手に先頭の大松選手が5号ソロ。迫られた直後に突き放しただけに、これでさすがに流れは決まったかと思いました。
 しかしその裏、成瀬投手は、先頭の金城選手に内野安打を許し、そこから二死を取るものの、村田選手に適時二塁打を喫してこの回で降板。大量援護のおかげで勝ち投手の権利は得た物の、9安打1四球4失点という不本意な内容でした。
 続く6回は二番手の川崎投手が登板しますが、先頭打者に安打され、犠打の後に適時打され、ついに2点差にまで迫られます。
 すると7回には、昨日抑えに失敗した荻野投手が登板。いきなり安打されますが、後続を何とか抑えて0点に抑えます。
 そして8回は伊藤投手が抑えて9回に。横浜はこの回から工藤投手が上がりましたが、2死2塁で大松選手がこの試合2本目の本塁打を放ち、9対5とします。
 その裏の抑えにはシコースキー投手が登板します。ところが、いきなり二塁打を打たれると、続く村田選手に9号2ランを喫し、再び2点差になります。
 さらに2死から安打され、一発同点の場面まで作りましたが、最後は何とか抑えて9対7で試合終了。初回の大量得点がかすむような接戦で幕を閉じました。
 これで何とか6月初勝利を達成しています。観客数は2万3千7百人ほどでした。

海と湖沼

 雨がちの天気なので、ずっと家の中にこもっていました。適当に漫画を読んだり、ネットを見たりしていたのですが、急に「海の近くにある湖沼」が気になりました。
 たとえば、北海道の十勝川河口近辺には、湧洞沼をはじめ、極めて細い砂嘴で太平洋と別れている湖沼があります。その狭い砂嘴に立って、右手に太平洋、左手に湖沼、という風景を見たら、どうなるのだろうか、などと想像してしまいました。
 さらに北上して国後島の航空写真を見ると、島の一番細い部分に湖があります。その写真を見ながら、かつてはここは海峡だっのが、両端が繋がって、切り離された海の部分が湖になったのだろうか、などと考えたりしました。
 国後島はもちろんですが、湧洞沼も行く機会はないと思います。そのような所を、写真などを見ながら想像するのは、なかなかいい気分転換になりました。

2009年06月06日

「あと一球」から追いつかれて、今週三度目の引分け

 名古屋で行なわれたドラゴンズ-千葉は山本昌投手と唐川投手という、「24歳差対決」になりました。左腕対策で、堀選手が八番一塁に、今江選手が久々となる二番に入りました。また、今日も西岡選手は欠場で、早坂選手が一番遊撃でした。
 2回、1死から里崎選手が二塁打で出塁し、竹原選手の安打で1・3塁となります。しかし、続くベニー選手の打球はいい当たりながら井端選手の真正面となり、堀選手敬遠の後、唐川投手が打ち取られ、先制できません。

 するとその裏、唐川投手は安打と四球で無死1・2塁とし、犠打で進まれた後、小山選手に2点適時打を打たれ、先制を許してしまいます。
 そして4回裏、再び先頭の和田選手に安打され、今度は犠打で進まれます。すると、ベンチはここで七番の藤井選手を敬遠し、先ほど2点適時打の小山選手との勝負を指示。これが成功し、追加点は許しません。
 3回以降、山本昌投手の投球の前に6回まで1安打に抑えられます。
 しかし7回、1死から里崎選手・竹原選手・ベニー選手の三連打で1死満塁に。続く堀選手は倒れましたが、ここで唐川投手に代わって田中雅彦選手が代打で登場。今季初打席でしたが、見事2点適時打を放って追いつきます。さらに、昨日猛打賞と打撃上向きの早坂選手が2点適時二塁打を放ち、一気に4点を挙げて逆転しました。
 その裏から登板の伊藤投手はいきなり安打され、さらにバントの構えをしている打者相手に、ストレートの四球を出してしまいます。しかし、次打者にバントを決められた後、井端選手と荒木選手を打ち取り、自ら作った危機を自ら凌ぎました。
 そして8回はシコースキー投手が抑え、9回は荻野投手がマウンドに。ところが藤井選手に安打され、1死後に代打の平田選手にも安打されます。続く井端選手は抑えて「あと一人」とし、荒木選手も2-1まで追い込みます。しかしそこから安打されて満塁にすると、森野選手に2点適時打を喫し、土壇場で追いつかれました。
 しかし、なお続くサヨナラの危機は、3連投(代走も含めると4試合連続出場)となる小林宏之投手が登板し、ブランコ選手を抑えます。
 そして試合は千葉にとって今週三度目となる延長に。11回裏、続投の小林宏投手は、先頭の代打・立浪選手に安打され、犠打と安打で1死1・3塁のサヨナラ機を作ってしまいます。
 しかし、続く荒木選手の打球は投手ライナーに。井端選手が戻れず、併殺となりこの危機を凌ぎます。
 続く12回は高木投手が一軍復帰後初の登板に。しかし、先頭の森野選手に安打され、そこで川崎投手と交代します。ここでサヨナラ負けしますと、高木投手が継続中のプロ野球記録「連続試合無敗」が161試合(ちなみに2位は清川栄治現合併球団コーチの114)で止まってしまいます。しかし、川崎投手は1死から和田選手に安打されるも、そこから後続を抑え、高木投手の記録を「162」に伸ばすと同時に、今週三度目の引分けが決まりました。
 今日の12回裏は、チームの勝敗はもちろんですが、高木選手の記録ストップの危機が気になり、非常にハラハラ感がありました。負けている場面での登板が多いとはいえ、2004年7月18日に負けたのを最後に、162試合投げて一度も負け投手になっていない、というのは凄いと思います。ぜひとも200まで記録を伸ばしてもらいたいものだと思いました。

 ところで、「議事録問題」以降、しばらくおとなしかった球団社長側と一部マスコミですが、今月になって報知が「江川氏新監督」を大々的に報じるなど、また不快な記事を出し始めてきました。
 一例を挙げると、スポニチの采配批判ネタです。火曜の対読売で9回裏、無死1・2塁で井口選手が打席に入り、1-0からバント失敗し、ヒッティングに切り替えた後に併殺に倒れたという場面がありました。そのまま引き分けたわけですから、試合後の井口選手は不機嫌です。
 そして無言で帰ったのですが、勝手に記者氏は想像で「バントのサインを出されたからだ」という論調の記事を書き、「新チームリーダーとの信頼関係が崩れないかの不安を残した」などと結んでいます。
 WBCでイチロー選手が送りバントするご時世です。「1点取ればサヨナラの無死1・2塁で犠打のサイン」くらい普通だと思うのですが・・・。だいたい、井口選手は無言なのですから、怒りの理由が「犠打のサインに対する屈辱感」なのか「犠打失敗の上に併殺という結果に対する悔しさ」なのか分かりようがありません。
 それを妄想で采配批判記事を一本作る当たり、さすがは「監督が経営するレストランの赤字補填が契約にあった」などというデッチ上げ記事を書いた新聞社なだけの事はあります。

2009年06月05日

冤罪事件の謎

 17年間刑務所に入れられていた人が冤罪であった事が釈明し、釈放された、という事件がありました。
 当時、有罪判決を導き出した理由の一つに「容疑者の自白」がありました。その後、一転してこの冤罪被害者の方は「自白」内容を否定したにも関わらず、最終的に無期懲役の判決が下り、17年間も不当な扱いを受けていたわけです。
 そして、その「自白」は、密室における取調官の強要によって「創作」された事も明らかになっています。

 このような事件は後を絶ちません、筆者が子供の頃、「免田事件」「財田川事件」など、同様の方法で強要された「自白」によって、無罪の人が死刑判決を受ける、という事がありました。
 そのような歴史があるにも関わらず、相も変わらぬ「密室での脅迫的取調」により、冤罪を作り続けているわけです。
 裏金問題もそうですが、なぜ、異常であることが明白であるのに、このような事が続けられているのか、不思議でなりません。

またも打てず、二引分けを挟んで連敗

 名古屋で行なわれたドラゴンズ-千葉は吉見投手と小野投手が先発。今日も西岡選手は外れて、早坂選手が一番遊撃で入りました。
 初回、その早坂選手が安打すると、福浦選手も続いて無死1・3塁となります。しかしそこから中軸三人が内野フライと三振に打ち取られ、先制することができません。
 一方、小野投手は初回は三者凡退で、2回に先頭打者に安打されるも、併殺で三人で終わらせる、という立ち上がりを見せます。

 しかし、直後の3回表にこちらも無死1塁を併殺でつぶすという「お返し」をしてしまい、今日も得点できません。
 しかし、小野投手は4回に2死から二塁打され、さらに安打されますが、ベニー選手の好返球で本塁タッチアウトに。続く5回も先頭打者に二塁打されますが、0点に抑えます。
 すると直後の6回表、1死からサブロー選手が二塁打すると、井口選手の適時打で先制に成功します。しかし、さらに大松選手の二塁打で1死2・3塁と得点機を作りますが、後続が倒れて1点しか取れません。
 するとその裏、小野投手は先頭の森野選手に安打され、続くブランコ選手に15号逆転2ランを喫してしまいます。
 さらに小野投手は二死1・2塁から吉見投手に安打されて降板。ここでマウンドには一昨日に続いての中継ぎとなった小林宏之投手があがります。
 小林宏投手はこの危機を抑えると、そのまま8回裏まで投げ、ドラゴンズ打線に追加点を許しません。
 しかし打線は7回に早坂選手がプロ初の猛打賞を達成するも盗塁失敗。そして8回は浅尾投手に、9回は岩瀬投手にともに三人で抑えられ、1対2で敗れ、2分けを挟んでの連敗となりました。
 ここ4試合42イニングで3点しか取れないと、打線が深刻な状態になっています。観客数は3万1千人ほどでした。

2009年06月04日

天安門とダブルスタンダード

 中国政府が民主化デモを行なっていた国民を戦車で虐殺してから20年たちました。その「二十周年」に対し、事件を風化させようとしている中国政府の動きを批判している論調を見ました。
 その批判自体は間違っていないと思います。ただ、産経新聞にそのような記事が載ったのには笑ってしまいました。何しろ、普段は日本がかつて行なった、自国民・外国人に対する残虐行為については、風化させようとする記事を懸命に書いているのです。もしかして、中国政府が天安門を隠蔽するのは悪だが、日本政府が南京虐殺や沖縄強制自殺を隠蔽するのは善だ、とでも言いたいのでしょうか。

 ちなみに、その記事からのリンクをたどったら、「日中国旗を背景にした水着写真を披露した中国人アイドルに、中国のネットで非難囂々」という記事を批判していました。これについても、そのような非難活動がおかしい、という事自体は賛成します。
 しかしながら、その一方で国内では、「日の丸」「君が代」を強制する自治体や教育委員会を賞賛した記事を書いているわけです。さらに言えば、イラク侵略戦争の時は、人質になった人々を批判する「ネット世論」を積極的に煽っていたりしました。
 もっとも、グループ全体で見れば、「エンタテイメント」を「本業」としている情報産業なわけです。そう考えれば、これらの記事も、その「対象によって態度を変える」ぶりを笑わせるのが真の目的なのかも、などとまで思ったほどの「ダブルスタンダード記事」でした。

2009年06月03日

24イニングぶり得点も、2試合連続引分け

 千葉で行なわれた千葉-読売は清水直行投手とグライシンガー投手が先発。足を痛めていた橋本将選手が一軍復帰し、五番指名打者でスタメンに入りました。代わりにバーナムJr選手が登録抹消されています。また、今日も西岡選手はベンチスタートでした。
 初回、清水直投手は2死から安打されるも0点に抑えます。その裏、先頭の早坂選手が安打で出ますが牽制死に。続く福浦選手が安打と盗塁で2死2塁となりますが、結局先制できません。

 清水直投手は2回の1死1・2塁を凌ぐと、その後も走者は出しますが、0点に抑えます。
 しかし、打線のほうが、4・5回と1死から安打は出るものの、後続はなく、昨日の再現のような「ゼロ行進」になります。
 そして迎えた6回表、清水直投手は三番からの攻撃で簡単に二死を取ります。しかし、ここまで2安打されていた亀井選手に、0-3からの球を狙われ、右翼席に打ち込まれて先制されてしまいます。
 その裏も三者凡退に終わり、日曜からの連続無得点が23に伸びてしまいます。そして続く7回、先頭の井口選手は平凡な飛球を打ち上げますが、風に煽られたのか、鶴岡捕手がフェアグランドで落として無死1塁に。すると、井口選手は移籍後初となる盗塁を決めます。
 続く橋本選手の進塁打で井口選手は三塁に進み、そこから飛球と四球で2死1・3塁となります。すると、八番に下がっていた里崎選手が右前に適時打を放ち、久々の得点を挙げると同時に、同点に追いつきます。
 直後の8回、清水直投手は先頭打者に安打され、続く小笠原選手にもヒット性の当たりを打たれますが、これを井口選手が好捕します。ここで二番手のシコースキー投手が登板し、後続を抑えました。シコースキー投手は続く9回も三者連続三振に抑えますが、打線も読売の継投陣に抑えられ、8・9回と抑えられ、二日連続の延長戦に入ります。
 10回は伊藤投手が登板し、いきなり二塁打されますが、そこから連続三振など好投し、ここも0点に抑えます。
 その裏、1死から今江選手が安打すると、代打に西岡選手が登場。ファウルで粘りますが、最後は打ち取られ、続く福浦選手も倒れます。
 すると11回のマウンドには、2003年以来のリリーフとなる小林宏之投手が登板。昨日は代走で出ており、変わったかたちでの二試合連続出場となりました。しかし、先頭打者を歩かせ、次打者にも0-2に。しかし、ここで井上コーチがマウンドに来たのが好判断となり、補飛と三直併殺で0点に抑えます。
 そして12回表は荻野投手が三人で抑え、12回裏を迎えます。前の回から登板しているクルーン投手に対し、2死から里崎選手が四球を選び、今江選手の安打で1・3塁とサヨナラ機を迎えます。しかし、途中の守備から出場し、今季初打席となった塀内選手が三振に倒れて試合終了。二日連続の引分けとなってしまい、またもや交流戦カード勝ち越しはなりませんでした。観客数は2万6千1百人ほどでした。

2009年06月02日

ダウナー状態と過去の蓄積

 特に何かあったわけではありませんが、最近、えらく気分が沈みます。長年生きているのですから、別に初めての事ではないとは思います。したがって、過去の経験を元に解決する、というのが普通でしょう。
 しかしながら、自分の記憶では、「過去にあった嫌なこと」の一覧が、「その時に関わった嫌な人間」をインデックスにして整理されています。
 したがって、「その嫌な人間と関わりがなくなった事により、問題は解決した」という記憶はあっても、「その間、どうやって気を紛らわせていたのか」という記憶はありません。
 まあ、根源的な問題はそちらにあるわけですから、記憶がそのように整理されるのは仕方ないともいえます。とはいえ、とりあえず現状のダウナー状態を解消する方法が見えてこないのは困ったものです。
 まあ、暗い方向で考えるとスパイラルに陥ってしまう危険性があるので、よりまずいでしょう。したがって、「今まで何とかなったから、今度も何とかなるだろう」みたいに考えて、とにかく気分を上向きにすることから始めねばなりません。とりあえず、今度の週末は普段やらないことをやって気分転換しようかと思っています。

投手陣好投も、あと一打が出ず0対0で引分け

 千葉で行なわれた千葉-読売は渡辺俊介投手と高橋尚投手が先発。今日も西岡選手はスタメンを外れ、早坂選手が一番遊撃に。二番・一塁に堀選手が入り、竹原選手が七番左翼と、右打者七人、両打ち二人という布陣でした。
 初回、渡辺俊投手はいきなり先頭打者を歩かせますが、次打者を併殺に打ち取り、三人で終わらせます。
 その裏、千葉は1死から堀選手が安打し、二死後に井口選手も続きますが、里崎選手が倒れ、先制できません。

 渡辺俊投手は、3回まで無安打に抑えますが、続く4回に先頭打者を歩かせてしまいます。続く小笠原選手は二塁ベース左にゴロを放ちますが、あらかじめ二塁がに寄っていた早坂選手が捕球します。二塁手の井口選手も一塁側に寄っていたため、三塁手の今江選手が二塁ベースカバーに入って封殺という珍しい事になりました。
 ラミレス選手に初安打を打たれ、さらに一塁ゴロで2死2・3塁となります。しかし、続く李選手を抑え、得点は許しません。
 その裏、千葉は先頭のベニー選手が二塁打を放ち、犠打で1死三塁と先制機を作ります。しかし、続くランビン選手が粘ったものの三振に倒れ、今江選手四球の後、早坂選手が内野ゴロに打ち取られ、先制機を生かせません。
 その後も両投手が好投し、7回を終わって0対0が続きます。
 そして8回表、渡辺俊投手は先頭打者を歩かせ、犠打の後、古城選手に安打されます。しかし、サブロー選手の好返球もあり、二塁走者は本塁突入できず1・3塁に。そして2死後に四球で満塁となりますが、続く小笠原選手を遊ゴロに打ち取り、ここも0点に抑えます。
 渡辺俊投手は8回を2安打5四球無失点で降板。続く9回表、二番手のシコースキー投手が1死から二塁打され、さらに四球も出しましたが、後続を抑え、ここも得点を許しません。
 その裏、続投する高橋尚投手に対し、先頭の堀選手が二塁打します。すると読売は続くサブロー選手を敬遠し、塁を詰めます。打席には今季サヨナラ本塁打2本の井口選手が登場しますが、1ストライクの後に西村コーチが打席まで行って耳打ちし、井口選手はバントします。
 しかしこれは失敗し、さらにヒッティングに切り替えたものの補ゴロ併殺に。続く里崎選手も抑えられ、0対0で延長に入ります。
 10回表もシコースキー投手が抑え、その裏、1死から二番手の越智投手相手に竹原選手が四球を選びます。さらに、代打で登場した大松選手が詰まりながらも左前に落として1・2塁と、再びサヨナラ機を作ります。しかし、今江選手さらには代打で登場の西岡選手が倒れ、ここも0点に終わってしまいます。
 11回から登板の伊藤投手はいきなり先頭の小笠原選手を三球三振に打ち取るなど、中軸を三人で抑えます。しかしその裏、四球で走者が出たものの、こちらも0点に終わり、12回に入ります。
 12回表も伊藤投手は1安打されたものの0点に抑え、これで千葉の負けはなくなりました。
 そしてその裏、クルーン投手相手に先頭のベニー選手が四球を選びます。しかし続く竹原選手は初球をバント失敗した後、内野フライに倒れ、大松選手は緩い二塁ゴロで併殺は免れるも、走者が入れ替わります。
 ここで千葉は打席に最後の野手であるバーナムJr選手を起用し、さらに大松選手の代走に、小林宏之投手を起用します。しかし、小林宏投手の足をみることはなく、バーナムJr選手は凡退。0対0で引分けに終わりました。
 投手陣は好投し、守備でも随所にいいプレーがありましたが、二度のサヨナラ機を活かせなかった攻撃が悔やまれる試合となりました。観客数は2万5千2百人ほどでした。

2009年06月01日

2009/6/1の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。