2014年02月05日

15年前のタペストリー

[ 漫画 ]

 千葉のパルコに本屋があります。  パルコというと、お洒落な印象が強くあります。実際、津田沼パルコ内にある本屋は、他の店と変わらない雰囲気の内装となっています。
 ところが、この千葉のパルコに入っている本屋は、お洒落とは縁遠い内装になっています。
 全体的に薄暗く、床もかなり古びたPタイルです。本の積み方なども、現代風ではありません。自分が子どもの頃によく行っていた、商店街の小さい本屋さんに通じる、古さがあります。
 普段はあまり行かないのですが、今日は久々に入りました。そして、奥のほうまでいろいろ見ていたら、漫画の宣伝タペストリーを見つけました。

 小学館の販促品のようで、ひとつは「名探偵コナン」でした。これはまあ普通です。しかし、もうひとつは、あだち充著の「H2」という漫画でした。
 自分が少年サンデーを読んでいたのは20世紀まででした。その時、この漫画が連載されていた記憶があります。
 気になって調べてみたところ、1999年終了と書いてありました。
 普通、このような宣伝物は、連載中に作成されます。したがって、このタペストリーは、15年以上、この店に飾られているわけです。
 ということは、隣の「名探偵コナン」も、同じ頃から飾られていたと考えるのが普通でしょう。幸い、こちらは20年経っても続いている大人気作品なので、現在でも違和感はないわけですが…。
 ちなみに、今日の店頭では、「YAWARA!」の復刻版の1~4巻が平積みになっていました。それを見た時、確か、前に行った時は「ああ、女神さま!」の復刻版が同じように積まれていたな、と思いました。このあたりも、20世紀テイストがよく出ています。
 あらためて、この店の「レトロぶり」に驚かされました。この調子で、何十年経っても、この雰囲気を守り続けてほしいものだ、と思いました。

2014年02月05日 23:17