2008年08月31日

「プレミアム」に含まれた意味

 以前から、コンビニで150円弱で売られている、プラスチックのカップに入った「ノンシュガーカフェラテ」を愛飲していました。ところがある日、それを買いに行ったところ、隣の棚に同じメーカーから「プレミアムノンシュガーカフェラテ」が30円ほど高い値段で売られていました。
 その時は、「コンビニのコーヒーにも高級志向か」程度に思い、買ってみました。しかしながら、従来版との違いはわかりませんでした。そこで、「どこがプレミアムか分からないな。まあ、自分は前からのを飲み続けるからいいや」とその時は呑気に考えていました。
 しかしながら、しばらくしてその売場に行ったところ、「プレミアム」はありましたが、従来の商品はなくなっていました。売り切れではなく、かつての置き場には、別のコーヒーが並んでいました。
 その時はじめて、「プレミアム」というのは名前と包装をちょっと変えた値上げ版である、という事に気づきました。色々な所で諸物価が上がっている事は実感していましたが、まさか、このような「値上げ」が存在するとは思いませんでした。
 世の流れで仕方ないとはいえ、少々悔しいので、味の違いがない「プレミアム」を飲むのはやめ、別の愛飲コーヒーを模索しています。

2008年08月30日

9回裏に追いつかれるも、延長で勝ち越す

 仙台で行なわれた、東北-千葉は田中投手と成瀬投手という、五輪帰りの対決となりました。今日は二番に橋本選手が指名打者で入り、三番に今江選手、四番が里崎選手、という布陣でした。
 初回に東北が先制しますが、直後の2回表に、大松選手が久々となる20号ソロを放って追いつきます。しかし、3回にリック選手とセギノール選手の連続適時打で勝ち越されると、4回に1点を返しますが、5回にはセギノール選手の3号ソロで突き放されます。
 成瀬投手とセギノール選手の対決は、プレーオフ最終戦以来で、その時も本塁打されています。したがって、「2試合連続被弾」となってしまいました。

 しかし、2点を追う6回表、先頭の橋本選手が二塁打すると、今江選手が四球を選び、四番の里崎選手が送って1死2・3塁と一打同点の好機を作ります。ここで打席に本日2安打2打点の大松選手が入ると、東北は敬遠策を選びます。ここで、勝負を選ばれた形になったサブロー選手が左翼席に3号満塁本塁打を放ち、一気に逆転に成功します。
 勝利投手の権利を得た成瀬投手ですが、1死から二塁打され、2死後に連続四球と制球を乱し、満塁としてしまいます。
 ここで二番手に小宮山投手が登場。得点圏打率の高い高須選手を打ち取り、この危機を凌ぎます。先週の千葉や、先月の札幌など、最近、満塁での危機に救援し、きっちりと抑えており、逆の意味で「満塁男」と言えそうな活躍を見せています。
 さらに、シコースキー投手、川崎投手とつないで、2点リードで最終回を迎えます。ところが、ここで登板の荻野投手が先頭打者を歩かせると、1死後にセギノール選手に、本日二本目となる4号2ランを喫し、土壇場で追いつかれてしまいます。これでセギノール選手は、一試合左右打席での本塁打を通算8回とし、自らの持つ記録を更新しました。
 しかし、直後の10回表、先頭の里崎選手が四球を選ぶと、犠打の後、サブロー選手の安打で1死1・3塁とします。続くズレータ選手の打席でサブロー選手が盗塁をはかると、捕手の送球がそれて三塁走者の里崎選手が生還し、勝ち越しに成功します。さらに続く早川選手に適時三塁打が出て、再び2点リードとしました。
 前の回に救援失敗した荻野投手ですが、10回裏はバント安打を許したものの、後は抑え、千葉が8対6で勝っています。観客数は1万9千9百人ほどでした。

2008年08月29日

ミッドタウンで謎の現象

 東京ミッドタウンにある事務所から、PCネットにつながらなくなった、との連絡がありました。同じネットワークに入っているネット端末はちゃんとつながっているので、少々不可解でした。しかしながら、原因が分からない以上、直接見ないと始まりません。そこで現場に行きました。ミッドタウンに行くのは初めてです。
 早速、IEを立ち上げたところ、確かに、404エラーのページが出ています。しかし、pingはちゃんと通っており、繋がっていないとは思えません。
 そこで、プロキシの設定を確認しようかと思い、インターネットオプションを開きました。すると、「ホームページ」の欄にIEの404エラーのページが指定されていました。確かにこれならネットに繋がっていてもエラーが出るわけです。

 通常なら、メールの送受信で確認できるわけです。しかしながら、該当するPCはメールが設定されておらず、そのため、唯一のネット接続手段であるIEのエラー表示に騙された、というオチでした。
 帰宅してから調べてみたのですが、IEには「表示されているページをホームページにする」というシュートカットキーはないようです。したがって、手が滑って、というわけではないので、誰かのいたずらである可能性が高そうです。
 というわけで、思いもかけない形で「初ミッドタウン」になりました。それにしても、「PCの異常」には色々なものがあるものだ、改めて思いました。

2008年08月28日

清水直投手、大記録は逃すも、6度目の二桁勝利

 千葉で行なわれた千葉-北海道戦は清水直行投手と藤井投手が先発。先週も同じ顔合わせがあり、その時は清水直投手が投げ勝っています。今日の布陣は、田中雅彦選手が一番に入り、今日から一軍復帰のオーティズ選手が二番に入るなど、全員右打者で臨みました。
 千葉は初回、その一・二番の連打で好機を作ると、1死後に久々四番に入ったズレータ選手の適時打で先制します。さらに2回には、連日の四番から七番に下がった里崎選手が13号ソロを放って追加点を挙げます。

 清水直投手は2回まで無走者投球。3回には先頭打者を歩かせて犠打で進まれ、さらにもう一つ四球を出しますが、ここも0点に抑えます。
 打っては5回に三番に入った今江選手が11号ソロを放って追加点と、千葉ペースで進みます。
 清水直投手は4回から6回までいずれも三者凡退に抑え、ここまで無安打。そして7回も簡単に二死をとります。しかし、そこから小谷野選手に中前に落とされ、初安打を喫してしまいます。
 しかし、後続は抑え8回も三者凡退に。そして9回に安打と四球で走者を二人出し、一発出れば同点としますが、稲葉選手と小谷野選手を抑えて試合終了。2安打3四球で今季2度目の完封を飾って10勝目を挙げました。六度目の二桁勝利は、村田兆治氏に並ぶ、球団タイとの事です。観客数は1万6千5百人ほどでした。

新幹線新大阪駅の落とし穴

[ 交通 ]

 夕方まで大阪で仕事をし、地下鉄で新大阪駅に出て、そこから新幹線に乗換えました。指定券の都合で、待ち時間が30分ちかくあったので、とりあえず改札に入り、今回食べていなかった、うどんを食べようと思いました。
 ところが、広い新幹線構内には色々な店があるのですが、コンコースにもホームにも、うどん屋がありません。
 最近、大阪出張の際は早朝の新幹線に乗って、新大阪駅の在来線構内にある、うどん屋で朝食を取る、というのを習慣にしていました。当然、新幹線の構内にもあると思っていたのですが、「驛麺通り」などという様々なご当地物を出すラーメン屋はあっても、うどん屋はないのです。
 大阪なんだから、うどん屋があるだろう、という発想が甘かったようです。とりあえず、次から夜に大阪から帰るときは、新幹線の改札に入る前に、うどんを食べておこう、と強く心に誓いました。

久保投手好投も、2試合連続の無援護で3連敗

 千葉で行なわれた千葉-北海道戦は久保投手とグリン投手が先発。今日は里崎選手が4番指名打者で、橋本選手が2番捕手、という布陣でした。
 前回、グリン投手相手に、序盤に先頭打者が安打しながら、結局1点も取れなかった千葉打線ですが、今日も2回の大松選手の安打、3回のベニー選手の二塁打といった無死の走者を活かせず、先制できません。

 一方、前回の先発では2失点ながら打線が完封負けを喫して黒星がついた久保投手ですが、こちらも序盤は毎回走者を出しながら、0点に抑えます。
 しかし5回に2死を取った後に四球で走者を出すと、田中選手の安打の後、稲葉選手に適時打を喫し、先制点を許してしまいます。
 4回から6回まで無安打に抑えられていた打線ですが、7回に先頭のサブロー選手が安打し、1死後にベニー選手の安打で1・2塁としますが、代打の早川選手、さらには根元選手が倒れ、ここも得点できません。
 久保投手は7回途中まで7安打3四球1失点に抑え、その後は、高木投手・小宮山投手の40台二人で北海道打線を抑えます。
 しかし8回は宮西投手と武田久投手に抑えられ、9回も昨日に続いてマイケル中村投手から2死1・2塁の好機を作りましたが、最後は田中雅選手が倒れて試合終了となりました。
 久保投手は2試合連続無援護で6敗目、チームも3連敗となっています。観客数は2万2千人ほどでした。

2008年08月27日

夕涼み

 今日は京都に出張しました。日中は暑くて汗だくになりましたが、夜はそこそこ気温が下がりました。そんななか、宿に戻る途中、三条大橋を渡りました。折角なので、川辺に降りて夕涼みをしました。暗くて川面はほとんど分からず、流れの音も聞こえませんでしたが、そこそこ楽しめました。
 一応、写真も撮っておいたので載せておきます。
(クリックすると同じ窓で大きい画像が開きます)
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2008年08月26日

逆転負けで渡辺俊投手の連勝止まる

 千葉で行なわれた千葉-北海道戦は渡辺俊介投手とスウィーニー投手が先発。五輪から戻ってきた里崎選手が早速四番捕手で復帰しましたが、西岡選手は怪我のために登録は見送られました。
 2回、その里崎選手が安打を放つと、大松選手が二塁打を放ち、そこから二死になりますが、本日誕生日の今江選手が2点適時打を放って千葉が先制します。しかし、その後はスウィーニー投手に無安打に抑えられます。

 一方、6連勝中の渡辺俊投手は、5回まで3安打無四球無失点に北海道打線を抑えます。ところが、6回に先頭打者に初の四球を出すと、1死後に田中選手と稲葉選手に連続二塁打を喫して追いつかれ、続く小谷野選手に逆転適時打を喫してしまいます。渡辺俊投手はここで降板となりました。6回途中で108球でしたから、本調子ではなかったのでしょうか。
 その後、継投陣が好投して追加点は許しません。しかし、7回には2死から2・3塁とするも代打のベニー選手が倒れ、8回も二番手の建山投手から1安打するものの、いずれも得点には結びつきません。
 そして1点差のまま迎えた9回裏、先頭の大松選手が二塁打を放ち、サブロー選手にも内野安打が出て、昨日同様、無死1・2塁となります。そこから二死を取られますが、代打の堀選手が安打して満塁と、一打逆転サヨナラの好機に。しかし、続く根元選手が倒れ、3対2で敗れました。観客数は2万7百人ほどでした。

降ったりやんだり

 今日は雨が降ったりやんだり、という天気でした。そして、運が悪いことに、傘は持参して折らず、外出が二件ほどありました。
 行き先はいずれも、駅からさほど離れていないところです。そこで、駅を出た時点でさほど降りが強くなければ、ついつい「強行突破」したくなってしまいます。ところが、それを二回やったところ、歩いているうちに降りが強くなりました。
 そこで懲りて、ビニール傘を買ったのですが、それからついに一度も雨が降ることはありませんでした。ある意味、ベタなオチとも言えるかもしれません。
 というわけで、日中は雨に濡れ、夜は買った傘を一度もささずに持って帰る、という極めて間抜けな一日を過ごしてしまいました。

序盤の失点を挽回できず、5位に戻る

 千葉で行なわれた千葉-合併球団戦は小野投手と金子投手が先発。今日は、福浦選手が二番で、橋本選手が三番、という布陣でした。
 小野投手は初回にカブレラ選手の適時二塁打で先制されると、3回にはカブレラ選手とローズ選手の連続本塁打で追加点を奪われます。
 打線は、その裏に1点返し、7回に塀内選手の2号ソロで2点差に迫ります。しかし、迫った直後の8回に2点を追加されて6対2に。9回にもこの球場での成績が悪い加藤大投手から無死1・2塁としますが、結局1点も返せず、そのまま敗れています。観客数は1万8千6百人ほどでした。

2008年08月25日

近所づきあい

 野球観戦を終えて帰宅したら、家の前で、隣家の家族とすれ違いました。野球帽などを被っているところを見ると、同じ所から帰ってきたようです。とりあえず、勝って良かった、というような事を言いながら挨拶して、お互い家に入りました。
 考えてみれば、11年近く前にここに着て以来、ずっと「お隣さん」になっています。しかしながら、最初に菓子折を持ってきて以来、会話するのは、見かけた時の挨拶だけです。そう考えると、ほんの一言とはいえ、今回、初めて、互いの為人(?)を伝えあったと言えるかも知れません。
 11年近く、このような「近所づきあい」が続いている中、今更、関係を構築するのも変な話ではあります。とはいえ、折角の偶然ですし、何か活かせないものか、などと思いました。

2008年08月24日

小宮山投手の好投と集中打で4位復帰

 千葉で行なわれた千葉-合併球団戦を見に行きました。今日は、溜まった来場ポイントを使って「バーマジック」という席に行きました。この席は、木造の席に自由に座り、ワンドリンクとポップコーンが入場料に含まれています。また、歩いている店員さんに飲物やつまみを注文することも可能です。
 ただ、場所が1階内野自由席の奥で屋根の下にあるので、高く上がったフライなどは見えません。また、靴を脱いだり楽な姿勢ができるのはいいのですが、下が堅いため、尻が痛くなります。そのため、ここで見るときは、クッションを持参したほうがいいと思いました。
 なお、飲物はビールの他に、ズレータ選手の芋焼酎とグレープフルーツジュースのカクテルと、バレンタイン監督の葡萄ジュースのカクテルを飲みました。前者は、芋焼酎とグレープフルーツの味が交互に来るような不思議な味で、後者はただ甘いだけでした。

 試合のほうですが、先発は唐川投手と山本投手でした。前回完封された山本投手に対し、一番には4試合連続となる田中雅彦選手が入り、二番には橋本選手が入りました。一・二番が捕手登録の選手、というのはかなり珍しいでしょう。また、今日から一軍復帰したズレータ選手が五番一塁で入っています。
 対合併球団初登板となる唐川投手は、初回2死を取った後、死球二つと四球で満塁としますが、次打者を抑えます。そして2回は三人で抑え、3回も簡単に二死を取ります。
 ところが、そこからカブレラ選手に安打されると、続くローズ選手に、左翼席に30号本塁打を打ち込まれてしまいます。40台での30号本塁打は史上三人目との事でした。
 2回まで3安打しながら、0点に抑えられていた千葉打線ですが、3回に先頭の田中雅選手が安打し、1死後に今江選手とサブロー選手の連打でつなぎます。ここで、久々出場となったズレータ選手が、左翼線を抜く二塁打を放って同点に追いつきます。さらに四球で再び満塁とし、ベニー選手が勝ち越し2点適時二塁打を放ちます。そして続く大塚選手が初球スクイズを決め、この回一挙5点を挙げました。
 逆転してもらった直後の唐川投手ですが、いきなり連打されて1・3塁となり、さらに適時打で1点を取られた後に安打されて4連打に。無死満塁で降板となってしまいました。
 ここで登板した二番手は、唐川投手より23歳年上の小宮山投手。最近、このような場面での登板が増えていますが、最初の塩崎選手を投ゴロに打ち取るも、降りしきる雨で手が滑ったか、失策してしまい、1点差に迫られます。
 しかし、小宮山投手は動ずることなく、続くカブレラ選手を再び投ゴロに打ち取り、今度は正真正銘の併殺に。さらにローズ選手を一塁ゴロに打ち取り、リードを守ります。
 一方、4・5回と三人で抑えられていた打線ですが、6回に四球二つで1・2塁とし、田中雅選手が中越2点適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げます。
 そして、4回途中から登板した小宮山投手は、7回まで続投し、5回以降は走者を一人も出しません。結局、自らの失策はあったものの、12人を無安打無四球に抑えました。
 そして、8回表を川崎投手が抑え、その裏には橋本選手の6号2ランでダメ押しして9対4に。そして9回はセーブがつかない局面ながら荻野投手が抑え、そのまま千葉が勝ちました。中盤に好投した小宮山投手が2勝目を挙げています。今日は山本昌投手も勝ったため、1965年産まれの投手が二人勝った形になりました。観客数は2万7千6百人ほどでした。
 ところで、この「バーマジック」で観戦中、4回表に、手品ショーが始まりました。「バーマジック」なだけに手品、という事のようです。ただ、試合中、しかもよりによって相手が猛反撃中の時なので、率直に言って邪魔でした。
 いろいろ工夫した観戦方法を作るのは評価できますが、基本である「球場で野球を観る」を軽視しないよう、考えて欲しいものだ、と改めて思いました。

 デーゲームで行なわれた旭川の北海道-埼玉は多田野投手と帆足投手が先発。防御率3位の帆足投手でしたが、今日は2回に小谷野選手に先制本塁打を喫すると、1死後に3連打でもう1点取り、さらに2死後に三者連続適時打が出て、この回一挙6点を挙げます。
 援護をもらった多田野投手は、直後に犠飛で1点を返されたりするも、6回を6安打3四球2失点に抑えます。
 その後、点を取り合いますが、2回の大量点がそのまま点差となり、9対3で北海道が勝ち、対埼玉の連敗を止めています。
 観客数は2万2千5百人ほど。気温は15度程度との事で、スタンドには厚着した観客が目立っていました。

 東京ドームで行なわれた、読売-ドラゴンズはグライシンガー投手と山本昌投手が先発。初回にウッズ選手の24号2ランでドラゴンズが先制し、その後も着実に得点を重ねます。
 一方、山本昌投手は初回にソロ本塁打を打たれるも、読売打線を2安打に抑えます。そしてそのまま9回まで投げきり、2安打無四球1失点で完投して10勝目。43歳で最年長二桁勝利と最年長完投の記録を更新しています。観客数は4万5千1百人ほどでした。

 ところで、帰国した五輪野球監督である星野氏が、会見で「敗因」について、「打者がストライクゾーンに不信感、怖さを感じたことがポイントだった」と言ったそうです。
 並み居る日本の一流打者達に対し、かなり失礼な言いようだと思います。さらに言えば、仮にそんな事があったら、打撃コーチがその問題点を解決すればいいだけの話です。そうやって考えると、チブタ、わりゃ全日本つぶす気かが実現した、と言えるでしょう。もちろん、その責任の根幹は、そのようなコーチを選んだ監督にあるわけですが・・・。
 まあ、繰り返しになりますが、これで「星野WBC監督」はまずないでしょう。その点では一安心しています。

2008年08月23日

五輪三位決定戦、「星野JAPAN」大敗

 北京で行なわれた五輪三位決定戦の日本-アメリカ戦の中継を見ました。先発は和田投手で、初回に日本が荒木選手のソロで先制するも、2回裏にソロ本塁打を喫して同点になります。
 直後の3回に四球二つで走者を溜めて青木選手の3ランで勝ち越すも、その裏こちらも失策と四球で溜めた走者を3ランで帰され、ともに1安打で3点ずつとりあうという、同じような攻撃で4対4となります。

 この3回途中から二番手に川上投手が上がりますが、これが誤算。5回に2死1・2塁から七番打者に2点適時二塁打を打たれて勝ち越されると、続く八番打者が2ランを放って、8対4となってしまいます。
 その後は、成瀬投手とダルビッシュ投手の継投で追加点は許しません。しかし、4点を追う打線は、走者は出すものの後続がありません。9回にも2死1・2塁としましたが、最後は倒れて試合終了。これで最後の五輪は四位に終わりました。結局、メダルを獲得した3チームには1勝もできませんでした。

 開催前に書いたように、来春のWBCを星野監督で臨めば連覇は難しいので、この大会で金メダルを取らない方がむしろいい、とは思っていました。とはいえ、さすがに「マイナーリーグ選抜」のアメリカに連敗するほどとは思っていませんでした。
 特に、本職が右翼手のGG佐藤選手を左翼手で起用した結果、失策を重ねた、などというのは明らかな采配ミスです。また、全試合をに詳しく見たわけではないのであまり論評はできませんが、成瀬投手の起用法などにも大いに疑問が残りました。
 とりあえず、これで「星野WBC監督」がなくなりそうなので一安心しています。選手の皆さんは、早く気分転換してペナントレースに戻ってきてもらいたいものです。

 さて、夜に行われた決勝の韓国-キューバは、初回に李スンヨプ選手が、前日から二打席連続となる2ランを放って韓国が先制しますが、その裏、キューバも1点を返します。
 その後、7点ずつ取り合って、1点差で最終回に。韓国は、先発の柳投手がそのままマウンドに上がります。ところが、先頭打者に安打され、犠打と四球で1死1・2塁に。さらに、続くベル選手の打席で際どい球がボールと判定されて四球となり、1死満塁と一打逆転サヨナラの危機を迎えます。さらに、この時、捕手が判定に抗議して退場となってしまいます。
 流れはキューバかとも思いましたが、ここで登板した鄭投手が、グリエル選手を遊ゴロ併殺に打ち取って試合終了。韓国が最後の五輪野球で初の金メダルを獲得しました。
 予選から全勝での金メダルなだけに価値が高いと言えます。春のWBCでは、日本も新監督のもとで「挑戦者の気持ち」となり、ぜひとも雪辱を果たしてほしいものです。

フットレスト

 久々に新宿からホームライナーに乗りました。新宿からの場合、グリーン車に座ることができます。入ったらとりあえず前から二列目が空席だったので、即座にそこにしたのですが、座った後、妙な事に気づきました。
 グリーン車の座席は二席並びなのですが、一列目だけは一席しかありません。一方、グリーン車にはフットレストが前の席についています。したがって、二列目の場合、椅子は二つあるのですが、フットレストは一つしか使えないのです。

 隣に誰も来なければいいのですが、さすがにそのような事はありませんでした。一応、自分が先に座っていただけに優先権はあるとは思いますが、何となく気まずく、フットレストを使うのを控えました。
 私の場合は五百円払って40分ほど乗るだけだからいいですが、本来の特急料金とグリーン料金を払い、長時間乗った場合はかなりきまずいのでは、と思いました。
 もちろん、フットレストの有無に関わらず、安価で特急グリーン車に乗れるので得はしています。とはいえ、妙に損失感をおぼえた「二人で一つのフットレスト」でした。

2008年08月22日

酒の勢いで・・・

 痴漢などの犯罪で捕まった人がよく、「酒の勢いで魔が差した」みたいな事を言います。
 私も、たまに酒の勢いに乗ることはあります。しかしながら、その「勢い」で痴漢行為を働いた事はもちろん、やろうと思ったこともありません。ちなみに、先日あった飲み会では、職場の人と筋肉少女帯の話で盛り上がり、酒の勢いで、「マタンゴ」を赤ペラで熱唱しました。
 もちろん、普段から顕在的に「人前で『マタンゴ』を歌いたい」と思っていたわけではありません。ただ、最近ではほとんどファン活動をしていないとはいえ、かつてはライブにも行っていたほど愛聴していました。ファン同士でカラオケに行って、大盛り上がりした事もあります。そういうわけで、久々に筋肉少女帯の話ができた事に、酒の勢いが加わって、そのような行動に及んだのでしょう。

 他にも、これまで「酒の勢い」でやった事を振り返っても、普段や過去の自分の蓄積に基づいた行動ばかりです。つまるところ、「酒の勢い」は、本来の自分がやらない事をさせるわけでなく、自分の中で普段は目立たないものを顕在化させたわけです。
 これを一般化すると、酒の勢いで痴漢をする人も、顕在化されない部分で「痴漢行為をしたい」という願望を、普段から持っているゆえに実行してしまった、と考えられます。
 したがって、そのような願望を少しでも持っている人は、普段から「酒を飲んでも絶対に痴漢行為の衝動だけは抑える」と自己暗示をかけておけば、犯罪者にならずにすむのでは、などと、自分の「酒の勢い」を振り返りながら思ったりしました。

2008年08月21日

二度の1イニング2本塁打で勝利

 今更ながら昨日の東京ドームでの北海道-千葉戦の話を。先発は藤井投手と清水直行投手で、スタメンは二試合前と全く同じでした。
 初回、3試合連続で一番に入った田中雅選手の安打を足がかりに、今江選手の安打で1・3塁とした後に失策で千葉が先制します。
 一方、初回は三人で終わらせた清水直投手ですが、2回に安打と四球で走者を溜めた後、金子誠選手の2点適時打で逆転されます。

 しかし、直後の3回表、この回先頭の今江選手の9号ソロで追いつくと、さらにサブロー選手が安打し、5番に入った竹原選手の3号2ランで逆転に成功します。
 援護を貰った清水直投手は、3回から7回までの間、1安打に北海道打線を抑えます。しかし、8回に失策で走者を出した後、安打されたところで降板。代わった川崎投手が適時打され、1点差に迫られます。
 しかし、4回から救援陣に抑えられていた千葉打線が、直後の9回表、この回から登板した武田久投手から、代打で登場した塀内選手が1号ソロを放つと、1死後に今江選手がこの試合2本目の10号ソロでダメ押しし、6対3に。その裏は荻野投手が抑えて、そのまま勝ちました。
 清水直投手は9勝目、荻野投手は20セーブ目を挙げています。観客数は2万1千人ほどでした。

2008年08月20日

行動から見る信頼性

 朝、仕事をしていたら、いきなり社長が来て、システムの売り込みが来たから、応対してくれ、と言われました。社長直々の話なので、何か取引のある会社なのかと思って確認したところ、全くの飛び込みだ、との事でした。
 応接に行ってみたら、既にノートパソコンを取り出すなど、やる気満々です。しかも、名刺交換したところ、うち一人は代表取締役社長でした。
 朝っぱらから面倒な事になりそうだと思ったのですが、こちらの社長がそのまま退席したところ、向こうは急にノートを片付け、資料だけ渡してあっさり帰ってしまいました。

 貰った資料を元に社名を検索したところ、大手メディアにも扱われ、有名企業とも取引があるようです。それはいいのですが、ならばなぜ、そのような会社が、朝っぱらから社長自ら飛び込み営業をするのか、と非常に不思議に思いました。
 また、最初に社長が応対したときは、プレゼンする気が満々だったのが、現場レベルの担当者に交代した瞬間に、撤収を始めた、というのも奇妙な話です。その行動を見る限り、技術的な理解が浅いと思われる役員を丸め込もうとしているとしか考えられません。
 もちろん、営業の手法にもいろいろあるとは思います。しかしながら、いろいろな意味で腑に落ちない話でした。
 ネットで調べた限りでは悪い情報はありませんでした。しかしながあ、仮に技術力が本当にあったとしても、このような営業をする会社とはつきあいたくないものだと、つくづく思いました。

2008年08月19日

東京ドームで観戦も完敗

 東京ドームで行なわれた北海道-千葉戦を観戦に行きました。今日は内野指定の奥にある「乾杯シート」で観戦。ここは、ビール小カップ一杯とつまみがついて、一枚2,200円という値段です。球場内価格だと、ビールが600円でつまみが200円ですから、入場料1,400円という計算になります。千葉で同じくらいの席だとFC割引事前購入で1,600円です。こちらは、当日券ですから、かなり割安と言えるでしょう。
 試合のほうですが、先発は、グリン投手と小林宏之投手という、現時点でパリーグに二人しかいない、二桁敗戦同士の対決となりました。
 今日の千葉打線は、右のグリン投手相手にも関わらず、昨日3出塁の田中雅選手がまたもや一番に入り、根元選手はスタメンから外れました。遊撃には今季初の二番となる塀内選手が入っています。

 初回、田中雅選手がいきなり安打し、続く塀内選手が着実に犠打と、両選手が起用に応えます。しかし、3・4番が倒れ、先制することができません。
 するとその裏、先頭の森本選手が内野安打して犠打で進むと、表と同じ展開になります。しかし、小林宏投手はここで3・4番に連続四球を出してしまい、続くボッツ選手に犠飛を打たれ、先制を許してしまいます。
 千葉打線は、2・3回も先頭打者が安打しますが、強攻策が失敗し、いずれも併殺で好機をつぶしてしまいます。一方の小林宏投手も、2・3回は安打されながらも0点に抑えますが、ボールが先行し、落ちる球が見極められる場面が多いなど、明らかに本調子ではありません。
 そして迎えた4回裏、1死1塁から北海道は犠打で進めて1番にまわします。すると、四球の後に暴投が出て、2・3塁となり、続く工藤選手の内野安打で追加点を喫してしまいます。
 さらに5回には、調子を上げてきたボッツ選手が、左打席では初となる3号ソロを右翼席上段に叩き込まれて3点目。小林宏投手は6安打4四球3失点という内容で、この回で降板となりました。
 流れが悪い千葉は、6回に早くも代打攻勢をかけます。しかし、一番手の早川選手は安打したものの、二番手の根元選手が倒れます。続く7回も先頭の福浦選手が四球を選び、さらに失策で1死2塁となりますが、ここも無得点。結局5回あった無死1塁をことごとく活かせませんでした。
 二番手の伊藤投手は6回は抑えますが、7回には糸井選手に適時打を打たれ、追加点を献上します。ところで、この回の北海道の応援団は、「チャンステーマ」として、関東限定版の「チキチキバンバン」、北海道限定(?)の「ジンギスカン」、元祖の「北の国から」をそれぞれ使っていました。聞いている限りは、やはり「チキチキバンバン」が一番いいと思いました。
 そして8回からは4点差ながら武田久投手が登板。捕手も中嶋兼任コーチに変わり、打線は三人で抑えられます。
 その裏が始まるときには、恒例の「スイングスイング」が開催。今日は千葉のマスコットが三人来ており、北海道の「B.B.」と「マーくん」「リーンちゃん」で、東京ドームでのこのカードの名物(?)である、誰もいない二階席での流しソーメンをやっていました。「リーンちゃん」は、わざわざこのために、エプロンと三角巾を新調してソーメンを流すというほどの気合いの入りようでした。
 試合のほうは、9回もマイケル中村投手の前に三人で抑えられて試合終了。4対0で完封リレーを喫しました。小林宏投手はこれで11敗目。東京ドームだけで3敗目となってしまっています。観客数は2万人ほどでした。

2008年08月18日

変わらない風景とよみがえる記憶

 ちょくちょく書いているように、今の仕事は、学生時代のバイトと密接に関係しています。そんな中、今日はついに、念願であるかつてのバイト先に行くことができました。訪れるのは14年半ぶりくらいでしたが、当時と入口も事務所も同じ場所にあり、特に頭を使うことなく、たどりつくことができました。体のほうが、道を覚えていたようです。
 そして、施設のほうも、やや古びてはいたものの、ほとんど変わりませんでした。さらに、当時よく働いた場所にも寄ってみたのですが、そこも棚の位置も含め、ほぼ当時のままでした。
 そんな中、棚に一枚の名札が張られていました。それは、私がバイトしていた時にその場所の責任者だった人で、私がいた間に退職した人でした。
 実は、今日まで、その人の事は記憶に残っていませんでした。しかしながら、その名札を見た瞬間に、その人の風貌などを思い出しました。
 毎度の事ながら、記憶というものの不思議さを感じました。同時に、なぜその20年近く前にやめた人の名札がその棚に貼られているのかと、非常に不思議に思いました。

渡辺俊投手、完封は逸するも6連勝で11勝目

 千葉で行なわれた千葉-東北は渡辺俊介投手と片山投手が先発。前回の初対戦で完封された片山投手に対し、今日は橋本選手以外は全て右打者を並べる布陣に。一番には田中雅選手が入り、中軸は今江選手・サブロー選手・竹原選手という布陣でした。
 初回、渡辺俊投手は先頭の渡辺直選手に安打の後に盗塁されますが、後続を抑えます。なお、渡辺直選手は盗塁の際に足を痛め、途中交代となってしまいました。
 続く2回も先頭打者に安打されたものの、併殺で凌ぎます。

 一方、初回を三人で終わり、対片山投手10イニング連続無得点となった打線ですが、2回に先頭のサブロー選手が安打します。すると、続く竹原選手が左翼線に二塁打を放って無死2・3塁に。さらに続くベニー選手も左翼線二塁打を放ち、2点を先制します。
 さらに1死後に8番に入った大塚選手の三塁ゴロが悪送球となって1死2・3塁となると、続く渡辺正選手は2-1からスクイズを敢行。これを外されて空振り三振となるも、捕手の井野選手が球を捕れず、三塁走者のベニー選手はそのまま生還し、記録は本盗となり、もう1点を追加します。
 援護をもらった渡辺俊投手は、その後も走者は出しますが、東北打線を抑えます。一方の片山投手も、3回以降は再び千葉打線を抑え、3対0のまま終盤戦を迎えます。
 そして迎えた7回裏、ここも簡単に2死を取られます。しかし、ここで田中雅選手が安打を放ち出塁。今日の田中雅選手は2安打1四球と一番打者の役割を十分に果たしました。ここで続く堀選手が中前安打を放ちます。スタートを切っていた田中雅選手が三塁に進むのを見た鉄平選手が、送球を焦ったか、球を弾き、その間に田中雅選手は一気に生還。片山投手はここで降板となりました。
 さらに続く8回も、三番手の佐竹投手に対し、2死無走者からベニー選手が打席に入ります。水曜から始まった旧ユニフォーム企画では、8回に応援団がかつてのロッテオリオンズの応援歌を流しており、ベニー選手の時は、これまでディアズ選手に使われていた曲でした。しかし、今日はここで、マドロック選手の応援歌が流れます。
 その「お魚くわえたドラネコ」の曲に乗って(?)ベニー選手がこの試合二本目の二塁打を放つと、続く橋本選手が適時二塁打を放ち、5対0として試合をほぼ決めます。
 渡辺俊投手は8回まで5安打2四死球で三塁を踏ませない投球を見せます。しかし完封のかかった9回、先頭の内村選手に安打されると、1死からセギノール選手に、この試合二つめの死球を出してしまい、さらに続くフェルナンデス選手に適時打され、ここで降板となってしまいます。
 しかし、ここで登板の荻野投手が内野ゴロの間に1点は取られたものの、無安打に抑え、5対2で千葉が逃げ切っています。渡辺俊投手はこれで6連勝となって11勝目を挙げています。観客数は2万3千7百人ほどでした。

 福岡で行なわれた福岡-北海道は星野投手とスウィーニー投手が先発。3回に四球二つと安打で1死満塁とした北海道が田中選手の適時打で先制すると、続く4回には糸井選手の3号ソロで追加点を挙げます。
 3回まで無安打に抑えられていた福岡は4回に先頭の本多選手が初安打し、さらに四球で1死1・2塁としますが、小久保選手が併殺で倒れます。
 その後もスウィーニー投手は福岡打線を抑えます。そして8回に北海道が4点を追加した後もスウィーニー投手の好投は続き、9回151球を投げて5安打4四球ながら得点は許さず、来日初の10勝を初完投初完封で飾っています。観客数は3万6百人ほどでした。

 所沢で行なわれた埼玉-合併球団はキニー投手と金子投手が先発。2回に合併球団が先制し、5回・6回に両チームが1点ずつを取り合って1点差で終盤を迎えます。
 そして迎えた7回裏、1死2塁から片岡選手の適時三塁打で追いついた埼玉が、栗山選手の犠飛で逆転に成功します。
 しかし、直後の8回表に登板した岡本真投手が二塁打と四球で1死も取れずに降板すると、内野ゴロの間に追いついた合併球団が暴投で勝ち越しに成功します。
 そして9回にはカブレラ選手の26号2ランでダメ押しし、その裏は加藤投手がいきなり二塁打され、死球で走者を溜めるも、最後は抑え、合併球団が7対4で勝っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。

小秋日和?

 ここ数週間の猛暑が嘘のように朝から涼しい一日でした。昼に出かけたところ、その風の涼しさに、長袖が必要かと思ったほどでした。一晩越しただけで、ここまで気温が変るのですから、気候というのは不思議なものです。
 暑い盛りにこのような日というのは、何度か経験しています。特に忘れられないのは17年前の8月1日で、涼しい上に、厚い黒雲が立ちこめていて、16時くらいには暗くなり、雷雨になりました。その時も、前日との気温差に驚いた記憶があります。
 先月札幌に行ったとき以来となる「天然の涼しさ」を堪能しながら、このような気候の事は何と言うのだろうか、などと考えました。冬の入口で前日よりも暖かい日については、「小春日和」という言葉が昔からあります。
 しかしながら、ちょっとネットで調べた限りでは、それに該当する言葉は見つかりませんでした。その時は、数年に一度の事とはいえ、このような日についても何か定義する言葉があれば便利なのでは、などと思いました。

2008年08月17日

諸積コーチ、引退試合以来となるヘッドスライディング披露

 千葉での千葉-東北戦は小林宏之投手と木谷投手が先発。木谷投手はプロ初先発です。今日のオーダーは根元選手が一番で早川選手が二番と入れ替え、また三番には今江選手が入り、一塁には八番で堀選手が入りました。
 雨のため、6分ほど遅れて始まった試合は、初回、小林宏投手が走者を二人出したものの、セギノール選手とフェルナンデス選手を抑えて先制を防ぎます。一方、初先発の木谷投手ですが、いきなり根元選手を歩かせたものの、後続を抑えてこちらも0点で終わります。

 ところが、その1回裏が終わったところで、再び雨が強くなり、中断となります。そして30分経っても雨が上がる気配はなく、そのままノーゲームとなりました。木谷投手にとっては「幻のプロ初先発」となってしまいました。
 しかしながら、右翼席を初め、多くのファンは席に残っています。実は、この夏休みの間、「マリスタ大冒険」という企画があり、その中の一つに、

万が一開場後試合が雨天中止になってしまった場合・・・ご希望のお客様には雨のヘッドスライディングを体験していただけます。
元祖「雨のヘッドスライディング男」諸積コーチも特別参加!!
雨のヘッドスライディングの醍醐味を伝授してくれます!

 というものがあるのです。
 そのため、希望者が左翼席下に集まる一方で、グランドでは諸積コーチが登場。ベルトを外し、足にはスパイクでなくサンダル、さらに開始の際はそれをも脱ぐ、という「雨中ヘッドスライディングのスペシャリスト」ならではの入念な準備を行ないます。
 そして、右翼席から現役時代の応援歌が流れるなか、2006年9月の現役引退セレモニー以来となるヘッドスライディングを開始します。
 まず、右翼席に「予告ホームラン」のポーズをした後、打つ真似をして、一塁にヘッドスライディングします。そして、一度リードして牽制に対して頭から戻った後、今度は二塁に足から滑り込み、「盗塁成功」。そして次は一気に三塁を回り、最後には本塁へヘッドスライディングを決めました。
 映像では、滑り終わった諸積コーチの頭の位置に、ちょうど先ほど脱ぎ捨てたサンダルが映っていました。滑り終わる位置も計算ずくだったという事なのでしょうか。
 その後は、一般ファンが三塁脇で「雨中ヘッドスライディング」を楽しんでいました。

 唯一のデーゲームとなって福岡の福岡-北海道は大隣投手と武田勝投手が先発。5回にボッツ選手の2号ソロで北海道が追いつきましたが、6回に1死2・3塁から松中選手が犠飛を放って福岡が勝ち越します。
 大隣投手は8回を5安打1四球1失点で11勝目。9回は馬原投手が抑えて早くも5セーブ目を挙げています。観客数は3万3千5百人ほどでした。

 所沢で行なわれた埼玉-合併球団は岸投手と山本投手が先発。2回に先頭の後藤武選手が四球を選びますが、本人は3ボールと勘違い。日高捕手にうながされて一塁に行き、塁上ではカブレラ選手に突っ込まれていました。
 そして、1死後に埼玉の下位打線が山本投手をとらえ、平尾選手の安打の後、細川選手の2点適時打で先制し、さらに9番の佐藤選手も適時打で続きます。
 その後、埼玉が1点を加え、岸投手は2安打無失点で最終回のマウンドに上がりますが、濱中選手の犠飛で、完封を逸します。しかし、その後は抑え、4対1で埼玉が勝ち、対合併球団の勝ち越しを決めています。観客数は1万9千人ほどでした。

 大阪ドームで行なわれたタイガース-横浜は杉山投手と吉見投手が先発。杉山投手は2回までは無難な立ち上がりでしたが、3回1死から安打されると、続く吉見投手に先制適時打を喫します。さらに4回には佐伯選手の2号2ランなどで追加点を挙げ、今日も横浜ペースの展開になります。
 吉見投手は6回には猛打賞となる安打を放ち、適時打で5点目のホームを踏みます。一方、投げてはタイガース打線を2安打無失点に抑えます。8回に連続二塁打で1点を失いましたが、4安打1四球1失点で今季初勝利を挙げています。
 タイガースはこれで横浜に3タテを喫しています。観客数は3万3千8百人ほどでした。

 東京ドームで行なわれた読売-広島はグライシンガー投手と前田健投手が先発。初回に栗原選手の16号2ランで先制した広島が、3回には栗原選手の2点適時打で追加点を挙げます。
 その後、読売も反撃して1点差にまで迫りますが、8回に暴投で広島が貴重なダメ押し点を挙げます。
 そして、シュルツ投手とブラウワー投手の継投の後、9回には永川投手が2死から安打と振り逃げで走者を出したものの、最後は抑え、5対3で広島が勝っています。観客数は4万2千6百人ほどでした。

 名古屋ドームで行なわれたドラゴンズ-東京は山本昌投手とゴンザレス投手が先発。ゴンザレス投手は2年ぶりの先発で、おそらく同一球団に在籍し続けた外国人投手では記録ではないでしょうか。
 3試合連続完封負け中のドラゴンズでしたが、1点を追う4回に李選手の適時打で38イニングぶりの得点を挙げて先制。さらに続く5回にはウッズ選手の23号3ランで勝ち越しに成功します。
 火曜日に8回105球を投げた後、中4日での登板となった山本昌投手は、7回114球を投げて5安打2四球1失点に抑えます。そして7回に中村紀選手の22号ソロでダメを押したドラゴンズが5対1で勝ち、連敗を3で止めています。観客数は3万7千2百人ほどでした。

2008年08月16日

2008/8/16の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

行列

[ 漫画 ]

 今日はコミケに参加しました。開始して最初にやったのは、前回に続き、相方と合体で参加している漫画家さんがやっているサークルの行列整理でした。
 前回は長さも時間も大した事はなかったのですが、この半年でさらに人気が出たこともあり、今回は、40人くらいの行列が1時間くらい続きました。
 その最後尾で列整理をしていました。しかしながら、私自身は、23年ほどコミケに行っていますが、この「最後尾」の経験がありません。コミケに限らず、長時間行列に並ぶのは苦手なので、買おうと思っていた所でも、10人以上並んでいたら、その時点で買うのをやめます。かつて、一般参加しようと行ったところ、もの凄い入場行列になっていたので、一旦別の場所で時間つぶしをして、列がはける頃に戻った事すらありました。

 したがって、この「最後尾」につく人たちの様子を見るのは、なかなか新鮮なものがありました。あまり経験のないと思われる人がいる一方で、手慣れた感じで最後尾の札を受け取る人もいます。さらに「手慣れすぎている人」がいて、彼らは、一回の販売で二部限定となっている新刊を二冊手に持って、再び最後尾に入っていました。
 なんでも、冬に出した本は、定価二千円がヤフオクで一万八千円で売られていた事があったとか・・・。それを考えれば、20分くらい行列に並んでも、かなり割りのいい「転売事業」になるわけです。
 そのような「転売人」がいる一方で、行列を見て、お目当ての新刊が買えるかを心配そうに尋ねてくる純粋なファンの人もいました。そういうのを見ていると、改めて「コミケに来る人は千差万別だな」などと思いました。
 もっとも、私が関わった行列などは短いもので、ゴミを捨てようと外に出たところ、灼熱の日差しが降りそそぐ中、ほとんど動かない行列に並び続けている人々がいました。この人たちの中にも「転売人」から「純粋なファン」まで様々な人がいたのでしょうか。
 いずれにせよ、行列が苦手な自分にとって、その灼熱の下で並ぶ人たちは、過酷な苦行を行なう修行者に近いものを感じました。
 ちなみに、自分自身については、本が5冊ほど売れて、3冊ほど購入した、という程度でした。そういうわけで、本よりも行列のほうが印象に残った一日になりました。

岩隈投手の前に三安打しかできず連敗

 千葉で行なわれた千葉-東北は久保投手と岩隈投手が先発。久保投手は約2ヶ月半ぶりの先発となりました。今日はサブロー選手が指名打者に入り、竹原選手と渡辺正人選手が対右での連続スタメンとなりました。
 現時点で勝数・勝率・防御率の投手三冠である岩隈投手の前に、2回に大松選手が二塁打を放つものの、それ以外に走者を出すことはできません。
 しかし、久々の先発となった久保投手も、その岩隈投手と真っ向から渡り合い、4回まで安打を許しません。というわけで、4回まで両チーム合わせて1安打という投手戦となりました。

 しかし5回表、久保投手は先頭のフェルナンデス選手に四球を出し、さらに暴投で二塁に進まれてしまいます。そして続く山崎武選手に喫した本日の初安打が適時打となり、先制を許してしまいました。
 その裏、千葉も1死から今江選手がチーム2安打目となる二塁打を放ちます。しかしそこから二死後に失策で2死1・3塁にはなったものの、昨日本塁打の渡辺正選手が倒れ、ここも得点できません。
 さらに7回、久保投手は1死から8番・9番に連続四球を出し、ここで降板となります。二番手には本日一軍復帰したばかりのシコースキー投手が登板します。しかし、いきなり重盗を決められた後に犠飛を打たれ、この回無安打で追加点を与えてしまいました。
 7回まで2安打に抑えられた岩隈投手に対し、8回、竹原選手がチーム初の四球を選びます。ここで渡辺正選手に代わって、火曜日に折れたバットを頭に受けて退場して以来の出場となる弊内選手が代打で登場し、三塁線を抜く二塁打を放ち、1死2・3塁と一打同点の好機を作ります。しかし、代打のベニー選手、さらには根元選手が倒れ、ここも得点できません。
 そして迎えた9回裏、東北はグウィン投手が登板。簡単に二死を取られた後に大松選手が死球で出塁しますが、最後は今江選手が抑えられて試合終了。グウィン投手は来日初セーブ、この試合で通算千投球回数も達成した岩隈投手は16勝目を挙げるとともに、防御率を1点台に戻しています。観客数は2万7千3百人ほどでした。

2008/8/15の更新

 翔みならブログめもちょうに夏コミ情報を掲載しました。

ワードアート

 あるところでWordで作られたポスターを見ました。危険防止の類で、写真をふんだんに使っており、「何をせねばならないか」がよく分かる作りになっています。
 ところが、一番上の見出しの左に関われている文字だけが読めません。横書きなので、当然ながらそこに一番重要な「何の危険を防止すべきかの」「何」について書かれているわけです。
 なぜ、そこだけが読めないかというと、「ワードアート」という、見出し文字を変形させるWordの機能を使っていたためです。その文字の歪みのため、肝心の「何が書いてあるか」が分からなくなってしまっています。

 街中の看板や、商業印刷物の見出しなどで、「ワードアート」的に文字を変形させた文字はありません。つまり、少なくとも日本語においては、あのような文字装飾は見出しとして効果がないわけです。
 にもかかわらず、Wordの標準機能として簡単に使えるためか、色々なところで見かけます。ある意味、「確かにすごいが何の役にも立っていない、普通にやれ」の典型例と言えるかも知れません。
 というわけで、かなりポスターに目を近づけ、数秒間「解読作業」を行なうまで、そこの「主題」に何が書かれているかが分かりませんでした。

救援陣が打たれて逆転負け

 千葉で行なわれた千葉-福岡は唐川投手とパウエル投手が先発。今日は右のパウエル投手相手にも関わらず、竹原選手が八番左翼で、渡辺正人選手が九番遊撃で入り、大松選手が指名打者に回るというスタメンでした。
 初回、唐川投手はいきなり連打され、さらに松中選手に適時打を喫して、あっさり先制されます。さらに、なお無死1・3塁で小久保選手を迎えますが、併殺に打ち取り、その間に得点されたものの、その2点で凌ぎます。

 その裏、千葉は先頭の早川選手が二塁打し、外野フライで三塁に進んだ後、内野ゴロの間に1点を返します。さらに2回には今江選手の二塁打と四球で無死1・2塁とすると、竹原選手がバント失敗しますが、その後に適時打を放って同点とし、起用に応えます。
 唐川投手は2回と4回にも得点圏に走者を出しながらも、0点に抑えます。しかし5回、1死から本多選手に安打され、四球で1・2塁とし、初回に適時打された松中選手に22号3ランを喫して勝ち越しを許してしまいます。結局、唐川投手はこの回で降板し、8安打1四球5失点という内容でした。
 5回までパウエル投手相手に6安打4四球ながら2点しか取れなかった千葉打線ですが、7回に先頭の橋本選手が安打します。続く竹原選手の当たりは中前に抜けそうなライナーでしたが、パウエル投手は素手ではたき落とし、一塁走者が封殺されます。
 しかし、続く渡辺正選手が、向かい風10mという天候の中、2003年以来となる本塁打を左翼席に放って、1点差と迫ります。
 そして、昨日1死も取れなかった松本投手が、今日は6・7回を無安打に抑えます。そして1点を追う7回裏、前の回から登板の篠原投手から先頭の福浦選手が安打すると、2死後に今江選手が二塁打を放って2・3塁とすると、続く橋本選手が1・2塁間を抜く2点適時打を放ち、逆転に成功します。
 こうなると8回は当然ながら川崎投手ですが、先頭の小久保選手に、詰まりながらも三遊間に返され、内野安打で出塁されます。さらに三塁強襲安打で無死1・2塁となり、続く大村選手はやや強めのバントになります。これを、川崎投手が三塁送球を焦ったか、ボールを掴みきれず失策となり、無死満塁となってしまいます。そして続く荒金選手に対し、1-3から内角に投じた球がボールと判定。バレンタイン監督もかなり抗議しましたが、当然覆らず、押し出しで同点となってしまいます。
 ここで千葉は荻野投手を起用しますが、1死後に高谷選手に勝ち越し適時打を喫すると、続く本多選手には右翼線を抜かれる2点適時二塁打が出て、さらに明石選手の犠飛で、この回5点を失い、一気に逆転されてしまいました。
 千葉打線も8・9回に走者を二人ずつ出しますが、いずれも得点には結びつかず、そのまま10対6で敗れてしまい、再び五位に転落してしまいました。観客数は2万9千4百人ほどでした。

2008年08月15日

青虫

 昼休みから戻ろうと道を歩いていたら、ふと緑色の物体が目に入りました。よく見てみると、そこそこ大きい青虫でした。
 なぜ炎天下の歩道の真ん中に青虫が現れたかは分かりません。しかしながら、このまま放置しておけば、人に踏まれるか、熱波で干からびるかの二択になることは間違いありません。
 そこで、落ちていた葉っぱに乗せて、道ばたの植え込みに強制避難(?)させました。そこまではいいのですが、途中、会社の人に遭遇してしまいました。
 冷静に考えれば、道のど真ん中で会社員がしゃがみこんで、何かしている、というのは非常に奇妙な風景です。その人も、最初は何者かと思ったと言っていました。
 とりあえず、今後は会社の近くの道ばたで何かをするときは、周囲に気をつけようと心に決めました。

本塁打攻勢で大勝

 千葉で行なわれた千葉-福岡は小野投手と新垣投手という、ともに久々に一軍復帰した投手同士の対戦となりました。また、福岡の王監督が体調不良で休養し、秋山代理監督が指揮を取る形になりました。明日は復帰するとの事ですが、少々心配です。
 さて、小野投手ですが、初回は三者凡退でしたが、二回に二塁打と四球で2死1・2塁となります。ここで荒金選手が中堅前に落ちそうな当たりを放ちますが、早川選手が飛びついて、顔面を強打しながらも好捕します。
 しかし、続く3回に1死から本多選手に安打されると、盗塁の後、明石選手に適時打され、先制を許してしまいます。

 一方、打線は新垣投手の前に3回まで完璧に抑えられます。ところが4回、先頭の早川選手の投ゴロを新垣投手が捕りきれず、さらに一塁に悪送球してしまい、一気に無死3塁となります。すると、続く根元選手の放ったチーム初安打が右翼席に飛び込む3号2ランとなって逆転に成功。根元選手は本拠地初本塁打となりました。
 さらに久々スタメン復帰となった福浦選手の安打を足がかりに満塁とすると、橋本選手の適時打、さらにはベニー選手の押し出しで得点を重ねます。そして、2死満塁からこの回二度目の打席となった早川選手がプロ初となる満塁本塁打を放ち、一挙8点を挙げました。
 なお、大量失点した新垣投手ですが、6回まで続投し、以後は走者を出しませんでした。そのため、6回を投げて5回が三者凡退で、1回が大量失点という、極端な結果に終わっています。
 大量援護を受けた小野投手ですが、6回1死から3連打されて1点を失って降板。さらに代わった伊藤投手が2点適時打を喫し、4点差まで詰め寄られます。
 しかし千葉打線は7回、二番手の二コースキー投手に対し、1死から早川選手の詰まった当たりを、二塁手と遊撃手が「お見合い」するような形となり、その間に俊足を飛ばして「中前二塁打」にします。さらに四球と内野ゴロで2・3塁とすると、代わった甲藤投手からサブロー選手の適時打で1点を追加します。
 続く打席には20打席連続凡退中の大松選手が打席に入りますが、右翼席に久々の安打となる19号3ランを放ち、12点目を挙げて試合を決めました。今日の千葉打線は10安打12得点で3本塁打という効率のいい攻撃でした。
 投手陣は、7・8回を高木投手と小宮山投手の40代継投で0点に抑えます。なお、8回から金澤選手が久々にマスクをかぶったのですが、途中、小宮山投手とサインがあわず、延々と首を振り、終了後にベンチで小宮山投手が金澤選手を説教する、という場面がありました。
 また、8回裏は、昨日から始まっている「ロッテオリオンズ」ユニフォームにちなみ、ベニー選手の打席でディアズ選手の応援歌が流れるなど、「オールド応援歌企画」を応援団が行なっていました。
 そして9回から一軍に復帰したばかりの松本投手が登板しますが、2安打2四球で1死も取れずに降板します。そのため、大差の展開ながら最後は川崎投手が登板。犠飛で1点は取られたものの無難に抑え、12対6で勝利しました。,br />  小野投手は6月9日以来の勝利となっています。観客数は2万8千8百人ほどでした。

2008年08月14日

盆の逆ラッシュ

[ 交通 ]

 二日間の出張を終え、今週初の普通出勤となりました。で、朝電車に乗ったところ、かなりの空席があり、余裕で座ることができました。その時、そういえば「お盆シーズン」だった、という事に気づきました。
 さらに、帰りが遅くなり、ホームライナーに乗ったところ、これまたかなりの空き具合でした。そのため、3月に土日休のホームライナーが廃止になってからできなかった、「前の椅子を回転させて、ワンボックス独占」を久々にやることができました。
 これらの経験は毎年の事で、今に始まったわけではありません。そこで例年なら、「お盆休みがないゆえの現象」となるところで、たいして嬉しくもありません。
 しかしながら、今年は転職に伴う有給消化があったため、長い休みを先行して取っています。そのため、素直にこの「お盆の逆ラッシュ」を楽しむ事ができました。

ホールトン投手にまたも抑えられ、対福岡4連敗

 千葉で行なわれた千葉-福岡は清水直行投手とホールトン投手が先発。今日からの6連戦は1991年まで着用していた「ロッテオリオンズ」のユニフォームでの対戦となります。今日も福浦選手はスタメンから外れ、一塁には神戸選手が入りました。
 前回抑えられたホールトン投手に対し、初回、1死から根元選手が4試合ぶりの安打を放ち、さらに続く三番に入った橋本選手が四球を選び、先制機を作ります。しかし、そこから4・5番が倒れ、先制なりません。

 すると打線はそこからホールトン投手の前に完璧に抑えられ、2回以降走者が出なくなります。
 一方、前の登板で序盤KOされた清水直投手ですが、今日は2回から5回までいずれも2死から安打はされますが、それだけに抑え、こちらも無失点投球を続けます。
 そして0対0で迎えた6回表、清水直投手は先頭の明石選手に三塁打され、続く松中選手の適時打でついに先制点を奪われます。さらに7回にも四球と安打で1・3塁とし、内野ゴロの間に1点を追加され、この回で降板となりました。
 さらに8回には三番手の久保投手が2死無走者の連打で追加点を奪われ、3対0となってしまいます。
 2回から7回まで三者凡退だった千葉打線は、8回も簡単に2死を奪われ、1回1死から数えて22者連続凡退となります。しかしそこから神戸選手がチーム2本目の安打を放つと、久々一軍復帰となった金澤選手も安打で続きます。
 ここで福浦選手が代打適時打を放ち、やっと1点を返します。そして、二番手の篠原投手が出てきたところで、8月に入って当たりが出てきた竹原選手が代打で登場。一発出れば逆転の好機でしたが、打ち取られてしまいます。
 そして9回は馬原投手に三人で打ち取られて試合終了。3対1で敗れ、対福岡4連敗となってしまいました。観客数は2万7千3百人ほどでした。

 帰宅が遅かったにも関わらず、時差の関係でTV中継が見れた五輪野球予選はダルビッシュ投手が先発。同点で迎えた5回にダルビッシュ投手が連打されて無死2・3塁となったところで成瀬投手が救援するも、これが裏目に出て、勝ち越し2点適時打を喫します。
 その後は打線がキューバ投手陣に抑えられ、そのまま4対2でキューバが勝利しています。
 ところで、パリーグ首位を走る埼玉で主軸を張っているGG佐藤選手は代打での出番すらありませんでした。怪我でもしたかと思って検索をかけてみたら、こんな記事を見かけました。一応、冗談という事にはなっていますが、結果としては「有言実行」の起用となったわけです。毎度の事ですが、「チブター、わりゃ全日本つぶす気か!?」と思ってしまいました。
 まあ、前から書いているように、今回の五輪ではヘタに金メダルを取られると、三月の「本番」に悪影響をおよぼす危険性があるので、このような「采配」でも別にかまいはしないのですが・・・。

2008年08月12日

取り残された看板とコンテナ

[ 交通 ]

 仕事で、名古屋港近くにある施設に行きました。案内してくれた社員について歩いていくと、正面入口の前を通り過ぎ、敷地脇にある駐車場に入りました。
 舗装された広い敷地に車が止まっています。しかし、その入口の所には、「JR貨物・名古屋港駅」という看板が出ていました。とはいえ、貨物列車はもちろん、線路すら見あたりません。ただ、駐車場があるだけです。
 その「貨物駅」を通って施設の通用口に行きました。その周辺には、JR貨物のコンテナが5つほど置かれていました。それが唯一、「JR貨物・名古屋港駅」の看板に見合った施設でした。

 調べてみたところ、かつてはこの部分一帯が貨物駅でしたが、規模縮小にともない、数キロ手前までは現存するものの、そこから南側は廃止になり、線路も取り外されたとの事でした。そして、様々な施設に転用されているのですが、なぜか、看板とコンテナだけが残存しているのです。
 施設の増築工事なども行なわれており、今後、この一帯はさらに、貨物駅とかけ離れた場所に変貌していくと思われます。
 そんな中、かつてここが貨物駅であった事の証である看板とコンテナは今後もここに残り続けるのでしょうか、それとも撤去されるのでしょうか。機会があったら5年後くらいにそれを確認するために再訪したいものだ、などと思いました。

中盤までのリードを活かし、カード勝ち越し

 大阪ドームで行なわれた合併球団-千葉はコロンカ投手と大嶺投手が先発。今日は昨日死球で交代した今江選手、また8月に入ってから当たりが出ていない大松選手と根元選手がスタメンから外れました。一方、対左投手ながら、橋本選手が五番に入りました。
 初回、1死から2番一塁で出場となった堀選手が安打すると、昨日に続いて三番に入ったベニー選手の二塁打で2・3塁とし、サブロー選手の犠飛と橋本選手の適時打で2点を先制します。

 さらに1点を返された直後の3回には、ベニー選手とサブロー選手の連打で好機を作り、橋本選手が四球を選んで満塁に。ここで、竹原選手が押し出しの四球を選んで追加点を挙げ、コロンカ投手はここで降板となりました。さらに、二番手の川越投手が出ると、福浦選手が代打で登場し、内野ゴロの間に1点を加えます。ただ、福浦選手は守備につかず、代打のみでの出場でした。
 援護を貰った大嶺投手ですが、直後の3回裏、カブレラ選手に21号ソロを打たれます。これで、昨年のデビュー戦、先月の千葉と、カブレラ選手には3戦3被弾となってしまいました。
 しかし5回には途中出場の今江選手が2死2塁から左翼席に8号2ランを放って再び突き放します。今江選手は昨日死球を受けた手が腫れており、その部分がグリップに当たらぬようにバットを短く持ったそうですが、それが功を奏するという、まさしく「怪我の功名」の一発となりました。
 さらに続く6回には途中から遊撃に入った塀内選手が安打し、大塚選手の四球と堀選手の犠打で2・3塁とします。続くベニー選手は倒れたものの、サブロー選手がバットを折りながら左中間を抜き、2点適時二塁打となります。ただ、その際に折れたバットが三塁走者の塀内選手を直撃し、本塁を踏みはしたものの、そこから担架で退場となってしまいました。
 これで6点差となり、2勝目をほぼ確定とした大嶺投手ですが、その裏、先頭のローズ選手に二塁打されると、続く北川選手に頭部死球を当て、危険球退場となってしまいました。
 しかし、ここで緊急救援した高木投手が失策と併殺崩れで1点は返されますが最少失点に抑え、さらに小宮山投手が濱中選手を抑えるという40代継投でここを凌ぎます。
 小宮山投手は次の回にカブレラ選手に22号2ランを喫して3点差となります。しかしそこから伊藤投手、川崎投手の継投でそれ以上の得点は許しません。
 そして9回も、荻野投手がいきなり二塁打されたものの、そこから坂口選手、さらには主砲二人を抑えて試合終了。8対5で逃げ切り、このカードの勝ち越しを決めています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2008年08月11日

金髪の案山子

 出張の関係で、浜松-豊橋間を在来線で移動しました。沿線には田んぼがあり、案山子が何本も立っていました。
 案山子というと、頭に笠をかぶっているか、もしくは手ぬぐいを巻いている、というのが、小さい頃から持っている「標準髪型」です。しかし、今日見た案山子は、いずれも違う頭の型をしていました。
 だいたいの案山子は金髪で、たまに茶髪も混ざっています。不思議に思ってよく見たところ、顔はいずれもマネキン人形のものでした。そのお古(?)を案山子として再利用しているのです。
 かなり多くの人が髪を染めるようになった結果、笠や手ぬぐいをかぶった頭よりも、金髪や茶髪のほうが、鳥が人間と誤認してくれるようになった、という事なのでしょうか。
 案山子というと、歌にもあるように、「じっと、存在し続ける存在」な訳です。にもかかわらず、時代の流れに影響される、という事に面白さを感じました。

渡辺俊投手、3年ぶりの二桁勝利

 大阪ドームで行なわれた合併球団-千葉は金子投手と渡辺俊介投手が先発。昨日、足を痛めて途中で退いた福浦選手に代わって、本日昇格した神戸選手が八番一塁に入りました。また、金子投手との相性を買われて、ベニー選手が三番で久々のスタメンとなりました。
 初回、先頭の早川選手が安打で出ると、犠打と盗塁で1死3塁とします。そして、ベニー選手の内野ゴロで本塁突入をはかりますが、惜しくもタッチアウトで先制できません。
 しかし続く2回、1死から今江選手が内野安打で出塁すると、続く橋本選手の左翼への当たりをローズ選手が取れずに適時三塁打となり、千葉が先制します。しかし、なお続く1死3塁の追加点機は活かせません。

 するとその裏、渡辺俊投手は2死を取った後に安打され、続く前田選手に一塁線を抜かれ、すかさず追いつかれてしまいます。
 3・4回を三者凡退で打ち取られた千葉打線ですが、5回に先頭の橋本選手が四球を選び、1死後に塀内選手が安打でつなぐと、早川選手の死球で1死満塁の追加点機を得ます。ここで、根本選手が倒れたものの、続くベニー選手の右中間への当たりを放ちます。
 右翼手が取れそうに見えましたが、中堅手が飛び込んできて、打球はその間を抜け、走者一掃の適時三塁打をなり、千葉が3点を勝ち越しました。相手守備の乱れもありましたが、ベニー選手の三番起用が成功した形になりました。
 渡辺俊投手は、3回以降も毎回安打されますが、得点は与えません。6回も二死から日高選手に二塁打され、続く後藤選手に安打されますが、サブロー選手の強肩で本塁には突入させません。さらにその間に二塁を狙った後藤選手を挟み、それを見て仕方なく本塁突入した日高選手を刺してここも凌ぎます。
 そして7回の時点で10安打無四球1失点となり、8回のマウンドに上がりますが、先頭のカブレラ選手に22号ソロを喫し、ここで降板となりました。
 8回の後続は川崎投手が抑え、4対2で9回裏となります。千葉のマウンドは当然ながら荻野投手が上がりますが、1死から四球を出してしまい、そこから連打されて満塁と、長打で逆転サヨナラの危機を作ってしまいます。
 しかし、そこから森山選手さらにはカブレラ選手をいずれも初球で仕留め、逃げ切りに成功しました。相手の11安打2得点に対し、こちらは6安打4得点と、かなり効率のいい攻撃での勝利でした。また、順位も一日で4位に戻しています。。
 これで渡辺俊投手は2005年以来となる二桁勝利を挙げています。観客数は1万6千7百人ほどでした。

2008年08月10日

業務の根幹を見失った広告

 TVを見たら、ヤマト運輸が奇妙な広告を出していました。黒猫の尻尾がついた、小型の運搬用自動車が、街中で犬に追われます。どうやら、猫が犬に追われる姿を現しているようです。
 そして、最後には、犬の攻撃をかいくぐった「クロネコ車」が、川を飛んで渡り、足を四本出して護岸にへばりついて、何とか逃げ切る、という映像で終わっていました。
 この映像を見たとき、真っ先に思ったのは、「車が縦になった時、中の荷物はどうなったのだろうか」という事でした。90度傾けば、少なからぬ荷物に衝撃が加わるでしょう。場合によっては、中身に被害が出るかも知れません。
 何を意図してこのような広告を作ったのかは分かりません。しかしながら、その広告を作った際に、「荷物を安全確実に運ぶ」という本来の業務の根幹が欠落していたのでは、とかなり気になりました。

投打共に冴えず完敗

 五輪壮行休暇(?)明けの試合となった、神戸の合併球団-千葉戦は山本投手と小林宏之投手が先発。対左ということで、一番には大塚選手が、六番には竹原選手が、九番には渡辺正人選手が入りました。
 しかし、その右打者を入れた効果はなく、最初の一巡を無走者に抑えられます。
 一方、小林宏投手は、初回1死からストレートの四球を出すという立ち上がりですが、ここを併殺で切り抜けると、2回の1死1塁も併殺で凌ぎます。そして3回には2死から安打と盗塁で得点圏に進まれますが、ここも抑え、こちらも3回まで何とか0点に抑えます。

 直後の4回表、先頭の大塚選手がチーム初安打となる二塁打を放つと、続く根元選手の犠打で1死3塁と先制機を作ります。しかし、続く福浦選手の投ゴロで大塚選手が飛び出してしまってアウトとなり、サブロー選手も倒れて先制機を逸します。
 するとその裏、先頭の塩崎選手の遊ゴロが失策となって出塁されると、1死からの四球で1・2塁に。そこから二死を取りましたが、続く日高選手の当たりは一塁ゴロに見えましたが、福浦選手がほとんど追えずに先制適時打になります。なお、福浦選手は足の違和感で次の回から交代となりました。
 さらに5回に小林宏投手は、先頭打者を歩かせた後、暴投と内野ゴロで2死3塁とし、そこからの連打で2点を追加されます。
 直後の6回表に、千葉も連打で無死1・2塁と反撃機を築きます。しかし、前の打席で二塁打した大塚選手が併殺に打ち取られるなど、ここでも1点も取れません。
 するとその裏、小林宏投手は四球と安打でこちらも無死1・2塁に。そこから二死を取りますが、小瀬選手にこの試合5つめの四球を与えて満塁としたところで降板となります。
 今日の小林宏投手は四球の多さもさることながら、低めの変化球が決まらない事も多く、得意の8月に入ってもまだ不振から抜け出せない感じでした。
 ここで、二番手に高木投手が登板しますが、左翼線に2点適時打を喫して5点目を失います。続く6回も中郷投手の出した走者を根本投手が帰され、6対0と大差になりました。
 一方の打線は山本投手を攻略する糸口がつかめません。7回1死からサブロー選手が二塁打したものの、結局これが最後の走者に。8・9回は三人ずつで抑えられ、4安打無四球完封を喫してしまい、6対0で敗れました。
 これでチームは再び五位転落、小林宏投手が続けていた8月の連勝も14で止りました。観客数は3万4百人ほどでした。

 所沢で行なわれた埼玉-北海道は帆足投手と多田野投手が先発。2回に2死からの連打で先制した埼玉は、3回に栗山選手の7号ソロで追加点を挙げます。
 多田野投手はなお続く1死2塁から、ブラゼル選手に超スローボールの後の速球で三振に打ち取るなど持ち味は出します。しかし、5回に黒瀬選手のプロ1号で追加点を奪われると、満塁から中村選手にリーグ単独首位となる27号満塁本塁打を喫し、7失点となってしまいました。
 一方、北海道打線は帆足投手の前に6回まで1安打に抑えられます。終盤に反撃したものの、継投陣がそれ以上に打ち込まれ、11対2で埼玉が大勝。2位北海道との差を5ゲームに拡げています。観客数は3万24人ほどでした。

 福岡で行なわれた福岡-東北は大隣投手と岩隈投手が先発。0対0で迎えた4回表、東北が連打で無死1・2塁とすると、山崎武選手が16号3ランを放ち、東北が先制します。
 福岡も6回に失策を足がかりに1点を返しますが、8回に東北が内野ゴロと藤井選手の適時打で2点を追加し、5対1と差を拡げます。
 4点差という事もあり、8回から東北は継投へ。有銘投手と川岸投手で抑えます。
 そして、9回には新加入のグウィン投手が来日初登板し、簡単に2死を取ります。これであっさりと終わると思いきや、長谷川選手が安打すると、死球で1・2塁に。さらにここから三連続適時打で一気に1点差となり、グウィン投手は降板となりました。
 さらに佐竹投手が松中選手を歩かせて満塁とし、一打サヨナラの場面となります。しかし、ここで登板した木谷投手が小久保選手を打ち取って試合終了。東北が何とか5対4で逃げ切りました。
 木谷投手はプロ初セーブ、また、7回を4安打1四球1失点で自責ゼロの岩隈投手は15勝目を挙げています。あと7回の登板が予想されるので、20勝の可能性も十分にあると言えるでしょう。観客数は3万1千5百人ほどでした。
 ちなみに今日の福岡は「声で応援しようデー」とのことで、鳴り物応援がありませんでした。そのため、9回裏もかなり静かで、「もしあの小久保選手の打席で、大音量の応援があったら、結果はどうなっていたのだろうか」などとも思いました。

 なお、その情報を確認するために、福岡の公式サイトを見たら、「史上最強のホークスメンバーを選ぶ」という投票企画が行なわれていました。見たところ、まず最初に「捕手」を選ぶ仕組みになっていました。そこで選択肢を見たのですが、大阪球場跡地にあった南海ホークス資料館にならったのか、野村現東北監督の名前はありませんでした。

体操団体

 五輪中継を見ていたら、男子体操団体という種目が始まりました。国ごとに複数の体操選手がそれぞれ演技をし、その総合点で成績が決まる、というものです。
 しかしながら、その「体操団体」という言葉をみたとき、頭に浮かんだのは、六人くらいの男が、揃ってラジオ体操をしている、という映像でした。これは、学生時代から続けている趣味の関係があり、「団体戦」というと、七人もしくは五人が同時に競技を行なう、というのが頭に焼き付いているためかと思われます。
 とはいえ、それがなぜラジオ体操なのかは自分でも良くわかりません。また、相方にその話をしたら呆れられました。
 いずれにせよ、今後の自分において、「体操団体」という言葉を見るたびに、「集団でのラジオ体操」が頭に浮かぶようになることだけは間違いありません。

2008年08月09日

熱膨張

 晩酌をしようと焼酎のペットボトルの蓋を開けたら、中から空気が勢いよく出てきました。常に、台所の下にある調味料入れに置いているのですが、しばらく前から、室温で置いておいてもペットボトルの内側に水滴がついており、かなり温度が高いとは思っていました。しかしながら、中の空気が膨脹したのは初めてでした。
 それだけ温度が上がっているという事でしょう。飲みながら、この「天然再蒸留」によって焼酎の質は変っているのだろうか、などと思いました。それにしても、置いておくだけでこれですから、今年の夏も従来に増して暑いということがよく分かりました。

2008年08月07日

越乃寒梅

 先々週に続いて新潟へ日帰り出張しました。帰りに、駅前で30分ほど時間があまったので、駅前にある飲み屋に入りました。メニューを見たところ、越乃寒梅が「並の地酒の一つ」という値段・位置づけ売られていました。
 越乃寒梅といえば、日本酒はほとんど飲まない私でも名前を聞いたことがあるほどの「銘酒」です。それが、平凡な酒という位置づけで売られていることはにはかなりの違和感がありました。

 とういうわけで、結局は回避して、越乃寒梅よりは値が張る、別の地酒を頼みました。そこそこの美味さはあったものの、「新潟に来たかいがあった」というほどではありません。やはり、「越乃寒梅」にすべきだったか、とも思いましたが、その時には予約していた新幹線の時刻が迫っており、飲み比べる時間はありませんでした。
 次に新潟に行くことがあれば、ぜひとも越乃寒梅と他の酒を飲み比べたいものだ、と思いつつ、時間に追われたため、新幹線で足早に新潟を後にしました。

2008年08月05日

加える権利のない「罰」

 ニュースを見たら、小学校の教師が、女児に暴力を加えた挙げ句、1時間以上も罵倒した、という事件がありました。被害を受けた女児は、心身に変調をきたし、最終的に転校したとのことです。
 いい年こいた大人が、10歳前後の子供に暴力をふるうだけでも十分異常です。さらに「言葉の暴力」を延々と加えたわけです。はっきり言って、変質者としか言いようがありません。
 ところが、このような行為に対する報道では、常に「体罰」という言葉が使われます。しかし、これに「罰」という言葉を用いる事は適切なのでしょうか。

 「罰」という言葉は、「正しい」とされる立場にいる者が、悪事を行なった者に加える行為です。しかしながら、この「体罰」というのは教育基本法でも禁止されている「違法行為」です。
 したがって、行なった時点で違法になるわけです。そのような行為を「罰」と定義するのは不適切です。
 以前にも書きましたが、暴力をふるう連中は、自分たちが違法行為でなく、「教育」をしていると勘違いしています。その要因として、この「体罰」という言葉もあるのでは、と思えています。
 そのような誤解を招かないためにも、「体罰」などという言葉を使うのをやめて、普通に「児童に暴力をふるった」という表現にしたほうがいいのでは、と思いました。

「私鉄の車両」

[ 交通 ]

 津田沼の丸善に行ったら、「私鉄の車両・京成電鉄」という本が平積みになっていました。このシリーズは私が高校時代、一番熱心に鉄道にハマっていた頃に出版されたシリーズでした。
 本当は全冊揃えたかったのですが、一冊千円をこえているため当時の小遣いでは無理でした。そこで、いろいろ考えて、数冊を絞り込んで購入。特に当時一番好きだった「阪急電鉄」を買った日は、かなり嬉しかったものでした。

 それだけ思い入れのあったシリーズなので、20数年ぶりに見た時は、懐かしさと嬉しさを感じました。そこで早速立ち読みしたのですが、掲載されている車両は当時のままでした。つまり、復刻版だったわけです。
 しかも、帰宅後に調べたところ、復刻版が出たのも2002年ですから、もう6年前の話です。
 掲載されている写真は、沿線の風景の中を走る電車ですが、記載されている内容はほとんど、「この車両は界磁チョッパを取り入れ、ボルスタレス台車を使用している」などといったもので、文字通り「20年前の技術」です。そのような本が復刻され、さらに平積みにまでなっているわけです。
 最近の鉄道ファン界の事は全然分からないのですが、もしかして1980年代ブームみたいなものがあるのだろうか、などと思いました。
 いずれにせよ、かつて強い思い入れを持ったものに「再会」できたのは嬉しいことでした。

大敗で連勝が止まる

 長野で行なわれた埼玉-千葉は岸投手と清水直投手が先発。今日はベニー選手に代わって堀選手が指名打者で入りました。
 立ち上がり、先頭の早川選手がいきなり四球で出塁します。しかし、続く根元選手は三球三振し、その後盗塁失敗もあって結局三人で終わります。
 その裏、清水直投手は、先頭の片岡選手に詰まりながら右前に落とされると、次打者に四球を出します。そして、昨日から三番に入ったボカチカ選手に3ランを喫します。さらに1死後に安打され、石井義選手の適時三塁打でいきなり4点を失いました。

 さらに2回、清水直投手はいきなり連打されると、四球で無死満塁に。ここで前の打席で本塁打されたボカチカ選手に、ボール先行の後、2打席連続で本塁打され、早くも8対0と大差に。清水直投手はここで降板となりました。
 その回は、高木投手が抑えたものの、続く3回に登板した小宮山投手も石井義選手の本塁打などで2失点。さらに4回から登板の根本投手も、中村選手に本塁打を喫します。
 さらに5回、続投の根本投手に対し、1死から既に三安打している片岡選手に代わって平尾選手が登場。すると、右翼席に2006年以来となる本塁打を放ちます。さらにこの回もう1点加えられ、5回の時点で14対0となります。
 この時点では、「毎回得点」どころか「毎回本塁打」を達成されるのでは、などと思っていました。しかし、今季初登板で6回からマウンドに上がった中郷投手が2イニングを無安打に抑えます。
 一方、打線のほうは、岸投手の前に6回まで1安打に抑えられます。そして、中盤からは選手を大幅に入れ替え、最後は指名打者を解除して堀選手が一塁を守っていました。
 そんな中、途中出場の一人である竹原選手が7回に放った当たりが、右翼手のグラブに当たりながらも落ちて、記録は二塁打となり、やっと2安打目となります。
 8回に久保投手が2ランを喫して16点差となり、迎えた9回表も簡単に2死を取られます。ここで打席は今季まだ1安打の新里選手なだけに、このまま2安打完封かと思いきや、四球で出塁します。
 ここで打席には先ほど幸運な二塁打を放った竹原選手。0-3から追い込まれたものの、バックスクリーン近くに今季初の柵越えとなる2号2ランを放ち、何とか完封を免れました。
 しかし続く月間MVPを獲得した大松選手が倒れ、試合終了。またもや対埼玉カード勝ち越しはできず、ゲーム差は再び8.5となっています。観客数は1万1千3百人ほどでした。

 仙台で行なわれた東北-北海道は長谷部投手と武田勝投手が先発。2回まで0点に抑えた長谷部投手ですが、3回に先頭打者に安打された後、森本選手の打球が足を直撃して降板し、緊急救援の青山投手が打たれて北海道が2点を先制。
 その後、東北が5回に追いつくも、直後に東北が3失策と乱れて北海道が2点を勝ち越し。終盤にも追加点を挙げ、6対2で勝っています。観客数は1万8千7百人ほどでした。

 大阪ドームで行なわれた合併球団-福岡は山本投手とホールトン投手が先発。序盤で福岡が2点をリードし、ホールトン投手は1本塁打されたものの、6回を2安打に抑えます。
 しかし、7回に三瀬投手に継投したところ、これが大誤算。2安打で走者をためてしまい、さらに代わった高橋秀投手が、適時打で追いつかれた後、スクイズを決められて逆転されます。
 ところが直後の8回に福岡が小久保投手の適時二塁打で追いつくと、9回は辻選手の三塁打を足がかりに勝ち越しに成功。その裏は馬原投手が抑えて4対3で連勝。南海ホークスのユニフォームでのぞんだ大阪での連戦を連勝で飾りました。観客数は1万6千2百人ほどでした。

 横浜で行なわれた横浜-タイガースは三浦投手と金村暁投手が先発。初回、関本選手の5号3ランでタイガースが先制しますが、横浜も反撃して3対2で5回を迎えます。
 金村投手は5回に先頭打者に安打されたものの、犠打のあと金城選手を打ち取り、2死を取り、移籍後初勝利まであと1死とします。
 ところがそこから5連打されて4点を失い、ここで降板。またもや初勝利はなりませんでした。
 三浦投手は2回以降はタイガース打線を3安打に抑え、9回は寺原投手が抑え、横浜が6対3で勝利。横浜はこれで対タイガース3勝目ですが、勝ち投手はいずれも三浦投手です。観客数は2万2千4百人ほどでした。

 呉で行なわれた広島-東京は大竹投手と伊藤投手が先発。5回に追いついた東京が6回に3点を勝ち越すと、7回にも2点を追加して10対5とします。
 そして5点差ながら8回に中継ぎエースの押本投手を起用しますが、これが大失敗。5安打と死球で1死も取れず、4点を失って降板します。
 ここで東京は林投手を投入するも勢いは止められず、小窪選手の適時打で追いついた後、前田智選手のエンタイトル二塁打で勝ち越し。さらに、この回9人目の打者となった東出選手がスクイズを決めて12対10となります。
 東京も9回2死から1点を返して1点差としましたが、反撃はそこまで12対11で広島が大逆転勝ちをしています。観客数は1万2千6百人ほどでした。

山本昌投手、200勝を達成

 名古屋で行なわれたドラゴンズ-読売は山本昌投手と木佐貫投手が先発。200勝のかかった山本昌投手ですが、いきなり先頭打者に二塁打され、さらに三塁に進まれた後、犠飛で先制されてしまいます。
 さらに2回も先頭打者に安打され、盗塁と犠打で1死3塁とされます。しかし、続く鶴岡選手のスリーバントスクイズが空振りとなり、三振ゲッツーとなります。

 その裏、ドラゴンズはデラロサ選手の3号ソロで同点に。さらに3回には中村紀選手の適時打に勝ち越しに成功します。さらに、5回には井端選手の4号ソロなどで3点を追加し、4点差とします。
 勝ち投手の権利を得た後も、山本昌投手は読売打線を抑え込みます。また、8回裏に2死1・2塁で打席が回ってきた所では、立っているだけでいい所であるにも関わらず、アウトにはなったものの、積極的な打撃を見せていました。
 そして迎えた9回表、2死1塁からラミレス選手を右飛に抑えて試合終了。4安打1四球1失点完投という内容で200勝を達成しました。

 さて、次の200勝ですが、一番近いのは155勝の西口投手、さらには日米通算145勝の石井一久投手ですが、いずれも年齢から考えると達成は微妙なところです。
 続くは日米通算134勝の松坂投手で、こちらは大けがでもしない限り達成は出来そうです。ただし、場所は大リーグになるでしょう。
 そうなると、次に日本で200勝達成を見るのはいつになるのか分かりません。ヘタすれば最後かもしれない、などとも思いました。

2008年08月04日

終盤の逆転で接戦を逃げ切る

 今更ながら昨日の試合について。
 長野で行なわれた埼玉-千葉はキニー投手と渡辺俊介投手が先発。今日から五輪メンバーが抜け、千葉は里崎選手と西岡選手が、埼玉はGG佐藤選手と中島選手が登録抹消となりました。当然とはいえ、ともに主力です。2004年の時は、「各チーム2選手」という規定があったため、まだ分からなくもなかったですが、今回はそのような規定もなく、異常さが目立っています。まあ、これが最後だと思えば、少しは我慢できますが・・・。
 千葉のスタメンは、塀内選手が九番遊撃で入り、四番にはサブロー選手が入りました。こちらは、普段から、里崎選手や西岡選手が外れることはあるので、特に珍しくは感じませんでした。しかし、抜けた両選手を固定していた埼玉打線は、かなり違和感がありました。

 前の対戦では埼玉打線をほぼ完璧に抑えた渡辺俊投手ですが、2回にブラゼル選手に25号ソロで先制されると、続く3回には栗山選手の適時打で追加点を奪われます。
 一方、初対戦のキニー投手に対し、2回から4回までいずれも先頭打者が歩くも後続がなく、4四球とはいえ、4回まで無安打無得点に抑えられます。
 しかし5回、先頭の橋本選手がチーム初安打となる二塁打を放つと、さらに四球二つで1死満塁に。ここで根元選手が2点適時打を放ち、同点に追いつきます。
 しかし、その裏、渡辺俊投手は先頭の細川選手に三塁打されると、続く黒瀬選手の初打点となる適時打で勝ち越されます。
 埼玉は6回から継投に入り、平野投手を起用します。その代わりばなを攻めて無死1・2塁の好機を作りますが、ここは後続が倒れます。
 しかし続く7回、先頭の塀内選手が今季初安打を放つと、続く早川選手も安打で続き、代わった星野投手から根元選手が四球を選んで無死満塁とします。ここで福浦選手が倒れますが、続くサブロー選手が、代わった正津投手から2点適時打を放って逆転します。
 渡辺俊投手は8回に先頭の黒瀬選手に二塁打され、犠打で進まれた所で交代します。しかしこの1死3塁の場面で川崎投手が連続三振に切り抜け、リードを守ります。
 そして9回は荻野投手が先頭打者を歩かせたものの、最後は併殺で切り抜けて試合終了。4対3で何とか逃げ切りました。観客数は1万4千1百人ほどでした。

2008年08月03日

2008/8/3の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。
 翔みならブログめもちょうを更新しました。

謎の「特製」アイスコーヒー

 あるファミレスでドリンクバーを注文しました。ドリンクバーに行くと、まずチェーン店名を冠した「特製アイスコーヒー」が同じく「特製アイスティー」と並んで置いてあるのが目に入りました。
 そこで、とりあえず飲みましたが、作り置きなので、当然とはいえ、缶コーヒーに毛が生えたような味でした。
 まあ、ファミレスのドリンクバーだしこんなもんだろう、と思いつつ、二杯目を物色しようとして歩いていると、奥の方にコーヒーマシンがありました。ボタンを押すと豆をひくもので、アイスコーヒーのボタンもありました。

 飲んでみると、一応、豆からひいている事だけはあり、紙コップ入り120円コーヒー並みの味がしました。
 そうすると、最初に飲んだ「特製アイスコーヒー」はどのへんが「特製」なのだろうか、と気になってきます。それ以前の問題で、なぜ置かれているのすら分かりません。
 いずれにせよ、何も考えずに「特製アイスコーヒー」を飲んだことはかなり後悔しました。ドリンクバーでここまで損失感をおぼえたのは初めてでした。

2008年08月02日

球宴と五輪野球雑感

 オールスター初戦は、セリーグが1点リードで迎えた8回に藤川投手を出し、9回に久保田投手を出すという、普段と逆の起用をしたところ、見事(?)失敗し、パリーグが松中選手の代打適時打で追いつくと、続く山崎武選手が代打サヨナラ打を放って久々のオールスター勝利を果たしました。
 なお、その前にセリーグが逆転した場面では、二塁に入った西岡選手と、三塁に入った中島選手にそれぞれ、らしからぬ守備が出て安打を許す、という場面がありました。
 久保田投手の抑えにしろ、西岡選手の二塁にしろ、確かに数年前は普通に行なわれていました。しかし、それぞれ、中継ぎ・遊撃に固定して二年くらい経ちます。「昔とった杵柄」とはいえ、やはりしばらくやっていない場所での仕事は大変だろうと思いました。

 第2戦は、代役出場の大松選手が3回に同点本塁打、5回にも二打席連続となる本塁打を放ちます。しかし、4回から登板して2点を取られていた成瀬投手が、5回に打ち込まれて6失点と打ち込まれ、それで試合は決まりました。合計被安打11はオールスターワースト記録とのこと。
 春先は点は取られていないものの、白星がつかなかった、という感じでしたが、最近は防御率も上がり、不振が本格的(?)になりつつあるようで、かなり不安です。
 なお、セリーグは2試合目も久保田投手と藤川投手が登板。この日は投げる順番は本来通りでした。ちなみに、両リーグあわせて22投手が出た中、連投したのはこの二人のみでした。

 さて、五輪が近い事もあり、放送の随所に五輪の話題が挿入されていました。特に、第2試合では解説に五輪打撃コーチの田淵氏が来ており、その類の話ばかりをしていました。なお、ゲスト解説として、東北の野村監督も来ていたのですが、野村監督から田淵氏に話をふる事はほとんどありませんでした。
 特に、東北の田中投手が放送席に来た時は、野村監督が「五輪から帰ってたら頑張ってくれ」と言うと、その場で田淵氏が「五輪でも」と反撃(?)する場面もありました。
 その五輪ですが、第2戦で打ち込まれた成瀬投手を初め、選ばれた選手の中に本調子でない人が少なからずいます。また、第1戦での西岡選手の二塁や、中島選手の三塁などは、いずれも五輪でも実現する可能性があるとのこと。これについてもかなり不安です。
 もっとも、日本一の経験がない星野監督に、監督・コーチのいずれでもロクな実績がない田淵氏が首脳陣なわけです。人選やコンバート(?)が不可解なのも当然かもしれません。
 さらに言うと、もし五輪で金メダルを取った場合、来年春に行なわれるWBCもこの体制で、などとなりかねません。もしそうなると、連覇がかなり難しくなります。そう考えると、このくらいの陣容・采配で銀か銅メダルくらいに止まっておいてくれたほうが、「本番」であるWBCのためにはむしろいいのかも、などとも思いました。

2008年08月01日

意外な休憩場所

 昼休みの休憩場所が相変らず定まりません。いくつか喫茶店があるのですが、いずれも混雑や空調や煙草の関係で、落ち着ける店がありません。
 そうやって悩んでいるうちに、ふと「電車の中」という選択肢が頭に浮かびました。昼時ですから空いているので必ず座れるうえに、椅子の柔らかさもそこそこあります。空調もまあ適温、そして完全禁煙です。
 唯一の欠点としては、間違って寝てしまうと大変な事になるくらいですが、まあ、これも目をつぶらなければすみます。
 さっそく試したのですが、途中駅で折り返すために歩く手間はあるものの、期待どおり、そこそこ快適でした。
 まだまだ他の過ごし方も模索はしますが、とりあえず、一つの有力な過ごし方にはなりそうだと思いました。