2007年03月10日

時を感じさせない面白さ

[ 漫画 ]

 「鉄子の旅」という漫画の最新刊を買いました。編集者つながりがあって、高橋留美子先生がゲスト寄稿しています。しかも、その内容は、主人公である「日本鉄道全駅下車達成」の記録を持つ横見浩彦氏が、「めぞん一刻」の響子さんとお茶を飲む、という、「ヲタの夢」を具現化したようなものでした。
 しかも上手いのが、そこでの響子さんの話っぷりが、「めぞん一刻」の作中で描かれた「五代さんの妄想の中での響子さん」そのままなのです。ちょうど今月で終了後20年たったわけですが、キャラの絵のみならず、エプロンの模様から「妄想設定」に至るまでかつてのまま。今でも「めぞん一刻」は生き続けているものだな、と思い、嬉しくなりました。
 それにしても、1頁とはいえ、そのような役回りができるわけです。「日本鉄道全駅下車達成」という行為の「価値」を別の視点から認識させられました。

2007年03月10日 23:31