30年以上前の普遍的な表現と今
1980年代から漫画を読み続けています。
様々な分野の作品を読みましたが、かつて普通に読んでいた描写の中には、現在の社会通念ではありえないものが色々とあります。
自分的な「三大表現」は、「女性の尻を触る」「気に入らない女性にビンタをする」「ハゲた壮年男性をからかう」です。
80年代から90年代にかけ、これらのネタは合わせれば百回以上も読んだ気がします。
ただ、当時も率直に言って面白いとか共感することはありませんでした。もちろん、真似することもありませんでした。
ついでに言うと、これらの表現が使えないからといって、漫画の表現範囲が狭まる、という事もまったくもってありません。
そして、今、上記3つを含めた人権侵害的な描写のない漫画を楽しく読んでいます。
人権感覚も、漫画の表現技術も、ともに進歩しているわけです。
これからも、ともに進歩し、より漫画を楽しみたいものだと思っています。
2020年01月23日 22:34