2012年12月14日
mixiの凋落
数日前、どこかの新聞のアンケート調査で、大学生がよく使うSNSとして、二年前に97%だったmixiが2%までに減少していた、という記事がありました。
新聞の「世論調査」のたぐいは、恣意的な「調査結果」を導くために、質問内容に様々な細工が施されています。というわけで、これを元にmixi利用者が激減した、とは断言できません。
とはいえ、mixiの利用頻度がここ数年で大幅に下がったのは確かです。先日も、mixiがきっかけで始まった中学の同期会に出たのですが、皆、mixiは見なくなった、と言っていました、自分も同様です。
原因は色々あるのですが、何よりもまず、改革(?)すればするほど使い勝手が悪くなる、という事でしょう。
たとえば、現在のmixiは「つぶやき」を看板にしているようで、PC版でもスマホ版でも、開くとまず「つぶやき」が表示されるようになっています。
しかし、それでは、「つぶやき」に特化したツイッターに勝てるわけがありません。
しかも、mixiの場合、サイト内の一部ゲームに参加すると、その一挙一動が自動的に「つぶやき」として発信させられてしまう、という仕組みになっています。その結果、画面を開くと、マイミクさんがやっているゲームの進捗情報ばかりが目に入る、という仕組みになってしまっています。
自分が一番活用していたのは「コミュニティ」なのですが、これまた、PC・スマホの双方において、極めて見づらい場所に移されてしまいました。それを苦労して探すくらいなら、必要な情報が見易い位置にある別のSNSを見たほうがいいわけです。かくして、自分もmixiと縁遠くなりました。
他にも色々なことで、かつての「招待制」「原則実名制」などの利点をどんどん失ってしまい、現在の姿があると思います。
かつての全盛期にはかなりお世話になっただけに残念ですが、凋落するというのはそういうものなのでしょう。自分も、反面教師にさせてもらえれば、と思っています。
2012年12月11日
パチンコガンダム効果?
オーストラリアで、街に行こうと車を運転していた人が、iOS6付属の地図ソフトの誤りにより、摂氏46度にもなる国立公園のどまんなかに迷い込んでしまう、という問題が多発しているというニュースを見ました。
「パチンコガンダム」「羽田空港が大王製紙に」など、日本でもその豪快な間違いっぷりが話題になったアプリです。それを考えれば、海外でも間違いだらけであるのも、当然とは言えるでしょう。
まあ、日本の場合、いくら間違っても、街に行こうとして摂氏46度の国立公園に連れてこられる事はないとは思います。とはいえ、それを使ったために道に迷ったり間違えたりする危険性は当然ながらあります。
それらの事を考えると、あの「パチンコガンダム駅」は偉大(?)だと改めて思いました。
自分は、iOS5のiPod touchを使っています。そして、iOS6がリリースされたという情報を得た直後くらいに、ネット上で「パチンコガンダム駅」という謎の言葉を見かけました。
何だろうかと不思議に思って検索し、その結果、iOS6の地図アプリのひどさを知ってバージョンアップを見送り、そのまま現在に至っています。
逆に言えば、もし「パチンコガンダム駅」の話題がなければ、何も考えずにバージョンアップしてしまい、地図アプリのひどさに落胆していた可能性があるわけです。
というわけで、その「駅」の存在に改めて感謝しました。あと、そんな地図を未だに使わせているAppleの神経にも呆れました。一日も早くその地図が搭載されてないバージョンのOSを配布すべきだと思いました。
2012年12月10日
サーバ負担軽減策?
仕事柄、ツイッターのアカウント開設のお手伝いをすることが少なからずあります。そのたびごとに不思議に思うのは、ログイン直後に出てくる「まずは五人フォローしなさい」という「命令」です。しかも、スキップできるリンクはありません。
そして、フォロワー数が多い人が「候補」として出てきます。
ツイッターを始めた人が皆、「有名人」をフォローしたいわけではないでしょう。しかしながら、ここでは半ば強制的に彼らをフォローさせるのです。
そして興味もない人をなんとか五人フォローしても、まだまだツイッターを始められません。さらに続いて「あと五人フォローしてみましょう」などと出てくるわけです。
なんか、これだけで初心者の何%かは、嫌気がさしてしまうのでは、と思えてきます。
さらに言うと、その「フォロー強制画面」に出てくる「候補者」の一人は、下品な罵倒ツイートで有名な政治業者です。
そんな人をフォローしてしまい、次にツイッターを開いた時に、その恫喝のような言葉の羅列を読めば、さらにまた何%の人が、ツイッターが嫌になるのでは、などと思いました。
まあ、ツイッターは常に負荷ギリギリの所で運用しているようです。そのため、もしかしたら、これらの「儀式」は、サーバー負荷軽減のため、「一見さんお断り」を行うために仕組まれた、周到なシステムなのかもしれない、などとまで思いました。
2012年12月04日
デマ拡散と怖さ
Facebookで、「超高額の宝くじが当たった。ついては、この写真をシェアした人の一人に100万ドルをプレゼントする」と言って、自分が宝くじの外れ券を持っている写真を公開した人がいたそうです。
その結果、それを200万人もの人がシェアして広めた、とのことでした。
シェアした人としては、「万が一本当で、自分が『当たり』だったら大儲けだし、仮にガセだったとしても、誰も損しない」と思って、そのような事をしたのでしょう。
確かに、この件においては、そのシェアによって、誰かが被害を被った、などという事はありませんでした。
しかしながら、これがもし有害なデマだったら、どんな事になっていたでしょうか。Facebookを見たところ、何人もの「友達」がシェアしていた記事があったら、少なからぬ人はそれを事実だと思うことでしょう。
それを使えば、かなり大規模な「誤情報拡散」も可能になるわけです。
SNSは年々発展しています。その便利さを、自分もいろいろな形で享受しています。しかしながら、その便利さは、そのような「デマ拡散リスク」と表裏一体のものなわけです。
この手法で、社会によって極めて有害なデマ情報を多くの人が広めてしまう、などという事態が起きたらどうなるのだろうか、と恐怖感をおぼえました。
2012年11月14日
地図アプリ
初めて行く所にでかけました。わかりにくい場所にあるので、PCでGoogle Mapsに住所を登録し、それをAndroid携帯のマップで確認しながら歩く、という方策をとりました。
それを使って、なんなく目的地近辺にたどりついたのですが、そこからなかなか肝心の場所に行けません。「マップ」を見ても、「現在位置」がどう見ても、自分が今いる場所と違うのです。
仕方がないので、iPod touchのマップを開きました。こちらも確かGoogle製のはずですが、連携していないので、PCで登録した目的地を表示させる事はできません。しかしながら、資料を開いて住所を入力したところ、あっさりと正しい現在位置並びに、目的地への経路が表示されました。
それに従って歩いた所、1分弱で目的地に着きました。つまり、ほとんど到達していたにも関わらず、Androidのマップが機能しないおかげで、到達できていなかったわけです。
改めて、iOS5に付属していたマップが優秀である事が分かりました。しかしながら、現在リリースされているiOS6付属のものは、流行語になった「パチンコガンダム駅」に象徴されるように、データの間違いが半端ではないそうです。
それもあって、iPod touchのOSはバージョンアップしていません。しかしながら、いつかは上げざるを得ない日も来るでしょう。
したがって、この優秀なマップアプリの余命はさほど残っていないわけです。そう考えると、何か理不尽に近いものを感じました。
2012年11月13日
不具合ビジネス?
ちょくちょく、AdobeReaderとFlashから「最新バージョンにアップデートしてください」と、パソコン起動時に表示されます。別に画期的な性能が追加されるわけではありません。単なる不具合の修正です。
ところが、これを見た時、即座に更新ボタンを押すと面倒な事になります。更新画面にはさりげなく、「Google Toolbarをインストールします」とか「Chromeをインストールしてメインブラウザにします」とか「マカフィーの無料版をダウンロードします」などと書かれており、デフォルトでチェックが入っています。
そして、そのままダウンロードすると、それらのプログラムがインストールされてしまうのです。
特に、 Toolbarなどは、もはや完全に時代遅れの遺物です。かつての売りだった「検索窓」も「ポップアップ制御」もいまやブラウザの標準機能となっています。よほどマニアックな検索をする人でなければ、こんなものの機能を使う機会などありません。
にも関わらず、相変わらずこの類いの「騙しでダウンロード」は後を絶ちません。それを全部受け入れた結果、ブラウザのツールバー部分が異様に肥大し、肝心の表示画面が狭くなってしまったIEを見たこともありました。
だいたい、この「アップデート」の原因は、プログラムのバグによってウイルスに感染するリスクが生じた、というものです。つまりは、自社の不具合なわけです。
それを解消するために修正プログラムを流すのは当然ですが、なぜそのついでに、無関係なものをダウンロードさせようとするのでしょうか。
わざと不具合を出してウイルスを蔓延させ、修正プログラムを入れさせるついでに、提携企業のプログラムをダウンロードさせているのだろうか、とまで思ってしまいました。
この両製品は、いずれも圧倒的なシェアを誇るデファクトスタンダード的なものです。しかしながら、このような不具合と修正する際の「罠」をやり続ければ、いつかその地位から去る日がくるのではないだろうか、とまで思いました。
2012年11月12日
ぶっつけ本番と蓄積
先週末に初めて触ったWindows8をいきなり仕事で設定する必要が生じました。出来が悪いことは分かっていたので、いかにその不便さを回避するか、という、運用設定に四苦八苦しました。
我ながらどんな事になるのだろうか、と思っていたのですが、意外にあっさりと懸案を片付ける事ができました。
「8」に触れたことはほとんどないわけですが、それ以前に「7」並びに「XP」を用いた、長年の経験で何だか乗りきれた、という感じでした。
最初に触った時は、「8」はかなり従来のWindowsと根本的な所が違うと思ったのですが、この結果を見ると、基本的な所はやはり同じだった、という事なのでしょうか。
なお、だからと言って、「Windows8」の出来は悪い、という考えを改める気は毛頭起きませんでした。むしろ、今日の経験でさらに、「8」のユーザーインターフェースの悪さを痛感させられたくらいでした。
2012年11月09日
遅ればせながらWindows8を使う
これまで、最新OSは出てからしばらく経ってから購入する主義でした。しかしながら、仕事の都合上、Windows8については、出た日にアップグレード版を購入しました。
当初はすぐインストールする予定だったのですが、ちょっとしたトラブルがあって失敗しました。それ以来、先延ばしにして、購入から約半月で、やっとのインストールとなりました。
インストールが終わり、早速立ち上げたのですが、画面を見ただけで驚きました。
いろいろ噂では聞いていたのですが、まさか本当に、「スタートボタンを表示させるには、マウスを画面の外(!)まで移動させなければならない」という仕様になっていたとは思いませんでした。
他に、電源を落とすメニューも、えらくわかりにくい所に隠されていました。
そのような基本的なボタンを隠した一方で、新たなスタートメニューである「モダンUIデザイン」には、「ニュース」だの「地図」だの「世界の観光案内」などがデフォルトで表示されているのです。
特に「ニュース」は、なんかえらい人相の悪い人の写真が大きく写っており、あまりの鬱陶しさに速攻で削除してしまうほどでした。
長年、パソコンに慣れている人なら、このくらいの変更でもすぐに対応できるとは思います。
しかしながら、普段パソコンは使わず、仕事で必要な時だけに使う人や、最近になってパソコンを使い出した高齢の方にとって、この変更はいかがなものか、と思いました。
それこそ、今からでも「8」はなかった事にして、従来通りの操作ができるバージョンを、「帰ってきたウインドウズ」とでも名付けて出したほうがいいのでは、などと思いました。
2012年11月08日
デマとリツイート
ツイッターを見ていたら、「来月は土・日・月がすべて5回ある。これは824年に一度の事だ」というリツイートが回って来ました。
元ネタを見たところ、4,000以上のリツイートがされていました。
そのような事は、31日ある月で1日が土曜日であれば、必ず発生します。そして、一ヶ月の日数が7の倍数である月が2月しかない事を考えれば、土曜日だけが1日にならない、などという事はありえません。
したがって、ちょっと考えれば、「824年に一度」などというのがデマであることくらい、すぐ分かるはずです。
にも関わらず、4,000人以上もの人が、それを真に受けて、自分のフォロワーに向けて再送信したわけです。
ちなみに、数カ月前には、「ご飯やカップ麺に乗せる『かやく』は、『乾燥野菜くず』の略称だ」というRTがまわってきました。ならば、「かやくごはん」は「乾燥野菜くずごはん」なのか、と思い切り突っ込みたくなるほどのあからさまな嘘です。念のため、「かやく」で検索しましたが、もちろんそのような事はありませんでした。
しかし、このデマも、確か何千人もの人がリツイートしていました。
日本第一の発行部数の新聞がありもしない手術を一面に載せ、何の関係もない一般人の写真が殺人容疑者としてTVに流れるほど、デマが飛び交っているご時世です。もちろん、ネット上にも様々なデマが日々流れています。
それだけデマが氾濫している世の中で、なぜ、ネットで流れてきた見ず知らずの人が書いた情報を、安易に広めてしまうのでしょうか。
現在は、「情報化社会」という言葉が死語になるくらい、新鮮な情報が大量に飛び交うのが当たり前になっています。
しかしながら、それを受けかつ発信する人の水準は、下手すると関東大震災の頃とたいして変わっていないのでは、と思える事がしばしばあります。
この情報量と情報リテラシーの不均衡は、一歩間違えると大変な事を引き起こしかねないのでは、とかなり不安になりました。
2012年10月30日
七年前のすれ違い
夏にFacebookを活用した高校の同窓会が行われたのがきっかけで、何人かの同窓生と「友達」になりました。そのため、ちょくちょく彼らの近況を知る機会を得ています。
その中の一人、先日、プロフィール写真を更新しました。それは、千葉ロッテマリーンズが2005年10月に福岡でリーグ優勝を決めた試合において、本拠地で開催されたパブリックビューイングで撮影した写真でした。
自分もその日は、同じ球場にいました。驚いてその旨をコメントしたところ、前日から通っていた、との返事をもらいました。
こちらも後半三試合は全て球場に行っていました。したがって、この旧友とは、二日連続で同じ場所で同じ事をしていたわけです。
いろいろあって、野球観戦という趣味は廃業状態です。とはいえ、このような事を知ると、当時の熱気や歓喜を思い出し、懐かしくかつ嬉しい気分になることができました。
もしこれが現在だったら、ツイッターかFacebookを用いて、同じ場所にいた事がリアルタイムで分かっていた事でしょう。もしそうだったら、一緒に応援していたかもしれません。
それができなかったのは残念ですが、もしこのようなツールがなければ、永遠にそれを知ることはできなかったでしょう。7年後とはいえ、それが分かったのは非常に興味深く、嬉しいことでした。
他にも、色々な形で、ネットを介した「再会」を経験しています。今後も、SNSが進化するにつれ、さらに意外な形での「出会い」「再会」は増えると思われます。
次はどのような形でそのような経験ができるのか、楽しみに思っています。
2012年10月12日
圧倒的大差が確定
以前から何度か書いていましたが、Yahoo!の路線検索は、幕張近辺において、千葉シーサイドバスなどのダイヤは掲載しても、肝心の京成バスのダイヤは掲載されていませんでした。
そのため、幕張本郷から海浜幕張の経路を検索すると、鉄道利用か、幕張まで行ってバスか、という結果しか出ません。
そのあまりの使えなさに呆れていたところで、Googleの路線検索「ルート・乗り換え案内」に出会いました。こちらも、当時は京成バスは掲載されていませんでした。しかしながら、地図との連動などの便利さがあったため、こちらに乗り換えました。
そして今日も、京成大久保から検見川までの時間を、Googleで検索していました。すると、候補の中に、大久保から津田沼に行く京成バスが含まれていました。
驚いて、色々と検索をしてみました。すると、何と幕張本郷から海浜幕張に行く路線の時刻表も完全網羅していました。朝の「1時間60本ダイヤ」まで全部収録されていました。
こうなると、もうこの地域では、Yahoo!路線検索は使い物にはならない、と断言できてしまいます。
これまでも、色々な所で、「Googleルート・乗り換え案内」がYahoo!路線検索を凌駕しているのを見てきましたが、自分的にはこれは決定的でした。
この大差が縮まる日がいつか訪れるのか、気になるところです。
2012年09月30日
台風直撃と情報伝達の変遷
朝から昼過ぎにかけてはいい天気でしたが、予報通り、夕方になると台風が直撃しました。その影響で、津田沼駅のエキナカ店は、16時には店じまいしていました。
千葉には竜巻注意報まで出ていました。そのため、これまでの台風でも使ったことのない雨戸を閉めました。自分でも前回いつ閉めたか覚えていないほど久しぶりです。相方は、「雨戸動くの?」とまで言っていました。
家にいるわけですが、ついつい気になってYahoo!の路線情報や各鉄道会社のサイトを見ていたのですが、以前ほど、熱心に運行情報を書かなくなったように思いました。確かに、サイト更新担当者が運行管理部門からの情報を得て掲載、という作業をしている間に、ツイッターではとっくにその情報を何人の人が書き込むわけです。それを考えると、わざわざ苦労して更新しても、という事になるのでしょうか。
特に、Yahoo!などは、ツイッターの中から該当線名の入った情報を抽出して掲載していました、完全にそちらをメインにしている感じです。
かつては、Yahoo!のようなポータルサイトが、最新情報の提供の最前線を担っていたわけです。もちろん、取材したのは自社でなく、他メディアの情報を紹介していたわけです。とはいえ、その情報の取捨選択はYahoo!がやっていました。
それが今では、ツイッターへの投稿を、機械的に掲載しているわけです。そのため、見当違いの情報も少なからず入っていました。
「速報」の主役が交代したということを改めて感じさせられました。
2012年09月25日
地図騒動
アップルが出した携帯デバイス用OS「iOS6」と同時にリリースした地図が間違いだらけである、という事がニュースになっています。
もともと、iOS附属の地図ソフトはGoogle製のものを使っていました。しかしながらiOSの最大のライバルであるAndroidを作っている、Googleに対抗するためにオリジナルの地図アプリを開発し、それがこの結果となったようです。
パソコンでは最大のライバルであるMicrosoftに対抗せず、MAC版Excelが普及しているわけです。ならば地図についても、すでに圧倒的な便利性と情報量を持つGoogleの地図をそのまま使えばよかったのでは、と思うのですが・・・。
やはり、トップの逝去が色々と影響しているのでしょうか。
いずれにせよ、今のiPod touchの地図機能を重宝している身として、そのような改悪を甘受するわけにはいきません。というわけで、当分の間、自分のiPod touchは「5」のまま使い続けることになりそうです。
2012年08月25日
通信障害解決
今朝、職場のメールにマカフィーから障害連絡が届いていました。何でも、一週間前の18日に配布した更新プログラムに不備があり、それが当たったPCはネットにつながらなくなる、とのことでした。
時期といい、症状といい、自分のPCにぴったり当てはまります。
そして、帰宅後にそのメールに書かれた対策を行った所、障害は復旧しました。
障害発生時、セキュリティソフトの誤動作も一応は疑い、無効化してみました。しかしながら、変化がなかったのでその時点で切り分けしていました。しかしながら、無効化では意味がなかったようです。今後は、同様な事があったら、アンインストールまでして確認する必要があるな、と思いました。
発生時点で、ネットワークボードの故障だと思い込んだため、不必要な代替機器を買ってお金を無駄にしてしまいました。早とちりした自分が悪いと言えばそれまでですが、かなりの損失感がありました。
ちなみに、18日のバッチだと判明したのは22日の水曜日で、翌日の専門誌サイトには掲載されていました。それがなぜ、ユーザーにメールしたのが25日になったのか、理解に苦しみます。
自分は偶然、職場にもマカフィーを入れており、しかもそこでは障害が起きなかったため、メールを見れました。しかし、普通の家庭では、そのような形で情報を得ることはできません。いまだに「なぜインターネットに繋がらないんだ?」と悩んでいる人も沢山いるでしょう。
利用者の事を考えれば、新聞・TVなどの媒体で大きく伝えたり、登録された住所に郵便を送るなど、オフラインでの対処をすべきではないでしょうか。しかしながら、この会社はそのような事をして自社のイメージを落とすよりも、金を払って購入した利用者を困らせたままにする事を選んだようです。
ちなみに、サイトを見たところ、問合せ電話はフリーダイヤルになっていませんでした。ということは、北海道や沖縄の人が被害にあい、復旧に手間取ったら、何も悪い事をしていないにも関わらず、高い電話代を払って説明を受けねばならないわけです。
また、トップページのメイン画像には、この障害が記載されていました。しかしながら、数秒後には画面が切り替わり「マカフィーならパソコンもスマホもワンパッケージで守る」などという宣伝になっていました。あれだけ迷惑かけておいて、何が「守る」だ、と呆れ果てました。
まだ契約が残っているのでしばらくは使います。しかし、切れ次第自宅も職場も全部他のウイルス対策ソフトに変えることを即座に決定しました。また、今後他人にウイルス対策ソフトについて尋ねられたら、「マカフィーだけは絶対に使わない方がいい」と答えるようにすることも決めました。
2012年08月23日
接続障害重症
数日前から自分のPCだけネットに繋がらなくなっています。
当初は、ネットワークアダプタの故障かと思っていたのですが、外付けのアダプタを買ってつないでも解決しませんでした。
そして、同じ外付けアダプタ・LANケーブルを別のPCに挿したところ、問題なくつながりました。
長年、いろいろな接続障害に関わってきました。特に、前の会社にいた4年間は、さまざまな接続障害の対処をしていました。
にも関わらず、一番身近なPCの接続障害において、いまだに原因の特定すらできていません。
おそらくは、システムの根本的な部分で異常が生じているのでしょう。もう少し調べてみて、治らないようだったら、OSの再インストールという最終手段に頼ることになるかと思っています。
2012年08月21日
ネットワークアダプタ故障
昨日から自分のPCがネットに繋がらなくなりました。背面を見ると、ネットワークアダプタのランプが黄色で点滅しています。
今のPCはもともと数年後に買い替えるつもりで低価格のものを購入しました。したがって、そろそろ異常が発生する、というのは想定の範囲内でした。とはいえ、いきなりネットに繋げなくなる、というのは予想外ですし、困りました。
というわけで、相方のPCからこれを更新しています。とりあえず、明日にでもUSBポートからLANに変換する機器を購入して復旧させる予定です。
ところで、障害が発生した際に、コントロールパネルからネットワーク管理画面を開きました。すると、そこでは、ルータとインターネットの間に異常がある、と表示されていました。しかしながら、同じネットワークに入っている相方のPCは問題なくネットにつながっていました。しかも、自分のPCからルータにpingを飛ばすとエラーになります。
というわけで、原因がネットワークアダプタである事を確認したわけです。同時に、Windows7のネットワーク管理画面の障害診断機能は眉唾物だという事も分りました。
故障のおかげで昨日からえらい目にあいました。しかしながら、この知識を得られたので、収穫もあった、と思うことにしました。
2012年08月16日
mixiの黄昏
mixiの全盛期に、そこのコミュニティがきっかけになって、とあるイベントが立ち上がりました。それは今でも続いており、その相談のために、mixiでメッセージを送った所、返信が届きました。
その時、iPod touchを使っており、インストールしているmixiアプリに着信が表示されました。そこで、メッセージを見ようと思ったのですが、いくつか画面を遷移してもたどりつきません。
面倒になったので、PCの前に移動して、そちらから開いて読みました。
先日も、似たような事がありました。出先で近くにいるかと思われるマイミクの動向を確認しようと日記を読もうとしたのですが、これまたiPod touch用のアプリだと日記が開けなかったのです。
このアプリ、開くとまず「つぶやき」が表示されます。しかし、「つぶやき」を見たければ、専用サイトであるツイッターで見ればいいわけです。「つぶやき」を見るためにmixiにログインする人などどれくらいいるのでしょうか。
その一方、もともとmixiの強みだったはずの「日記」などが見づらくなっているわけです。ついでに言うと、かつてもう一つの「看板」だった、コミュニティも、iPod touchのアプリでは非常に見づらくなっています。
一時期の勢いが止まった後、いろいろと方針転換しているようですが、それが全て裏目にでているような気がします。
日記はともかく、コミュニティという機能は現在でもかなり便利なものだと思っています。Facebookにも似たような機能はありますが、mixiのほうが使い勝手はいいです。
にも関わらず、その機能を見づらくするのですから、ますますこちらもmixiにアクセスする気が減少してしまいます。
この流れで、このまま縮小し続けるのでしょうか。いろいろと世話になっただけに、何とか改善してほしいものだ、とは思うのですが・・・。
2012年08月04日
公式サイトをやめてFBにすると・・・
千葉市が関わっているある施設を調べる必要が生じました。ところが、検索しても公式サイトが出てきません。市のサイトを見たらサイトへのリンクが張ってありましたが、デッドリンクになっていました。
そして検索の二番目にはその施設によるFacebookページが表示されていました。そこに、新着情報はもちろん、料金表や営業時間などが書いてあります。
どうやら、公式サイトの運営を放棄して、Facebookを「公式ページ」にしたようです。
運営側は「サイト運営経費を節減したうえに時代の最先端にあわせた」とでも思っているのでしょう。しかしながら、WEBサイトとFacebookページは根本的に異なるものです。
よく、Facebookをうまく活用している企業が取り上げられます。しかしながら、それらの企業は公式サイトも同様に運営しています。
実際問題として、営業時間という極めて基本的な情報を調べるだけで、えらくスクロールさせられる破目になりました。また、使用するにあたって極めて重要な情報である、「どの団体が責任をもって運営しているか」などもどこにも書かれていませんでした。
その施設は、不入りに悩んでいるとのことです。まあ、このようなサイト運営方針を見れば、当然と言えるでしょう。
この責任が市役所にあるのか、協賛企業にあるのかは分かりません。いずれにせよ、分かりやすい失敗例だ、ということだけは確かだな、と思いました。
2012年07月26日
自動掲載システムの悲劇?
ある地域情報サイトを見る機会がありました。トップページにはツイッターの窓があるので、さっそく見てみました。すると、いきなり、「いかがわしい店」の宣伝ツイートが目に入りました。
どうやら、「地域情報サイト」らしく、その地域名の入ったツイートを無差別に拾って窓の中に表示するシステムになっているようです。その結果、宣伝のため、営業している地域を織り込んだツイートが表示されてしまったわけです。
もちろん、どんな業態であれ、その地域で営業している以上、地元の産業ではあります。とはいえ、そのサイトの位置づけからして、そのような店のツイートが載ることは本来あるべき形ではないでしょう。
システムである以上、自動化は必要な事です。とはいえ、あまり安易に行うと、このような事が生じるわけです。
まあ、それ以前に、自分のサイトのトップページに「特定の単語が含まれていたら、どんなツイートでも表示する」という窓を設けた事自体が問題なのでしょう。
というわけで、色々な点で勉強になった「地域情報サイトのトップページ」でした。
2012年07月21日
よけいなお世話
Facebookを開いたら、「○○さんにはまだ友達が×人しかいません」と書いてあり、その下に「友達を紹介する」というリンクが貼ってありました。
別に、Facebookで「友達」が何人いようとその人の勝手です。それに多ければいい、というものでもありません。
ましてや、「現在の友達が少ないから」という理由で、見ず知らずの他人を「友達」として紹介されるなどというのは迷惑以外の何者でもありません。
確か、Facebook開始時の理念は、「実名で実際の友人とつながる」ことだったはずです。この機能はその理念に反するものでは、と思いました。
まあ、会社が大きくなるにつれ、当初の目的からずれが生じるのは、この類いの企業にはよくある話です。この会社も、それらの企業と同じ道をたどるのだろうか、などと思いました。
2012年07月18日
カルピス情報流出事件雑感
カルピスが行ったネット懸賞の応募者の個人情報が、ウェブサーバで閲覧可能となっていた、という事件が発生しました。
概要をまとめると、カルピスが博報堂に企画や管理を依頼し、それを博報堂が下請けに出し、その下請け会社の社員が、それをウェブサーバに閲覧可能の状態で置いていた、というとなるようです。
確かに、下請け会社の担当者の行動が不適切だったのは確かだと思います。ただ、これを一個人の問題行動と片付ける事はできないのでは、と思いました。
発表を見る限り、その担当社員が、会社などへの報復のためにわざと個人情報を公開サーバに置いた、という感じではなさそうです。
ならば、その社員が個人情報をサーバに置いたのは、勤務時間中にそれに関する業務を処理しきれず、風呂敷残業を行う目的で行ったとしか考えられません。
本人はその情報を他人が見れないと思い込んでいたのが、実は閲覧可能であり、大問題となったわけです。
これらはあくまでも自分の想像です。しかしながら、似たような業界で働いていた経験を考えると、このような仮説を立てざるをえません。
もしこの想像が正しければ、問題は社員個人や会社の管理体制ではなく、そのような事をしなければならないほど、過大な量の業務を押し付けた事になります。
ちなみに下請けの会社のサイトを見たところ、プライバシーマークが掲載されていました。これらの資格付与の際に「会社の情報管理体制」は問われますが、「その会社の労働環境」が問われることはありません。
いくら立派な管理体制を定めても、働く人に過大な業務を押し付ければ、それを破る人が出るのは必然です。なぜならば、ルールを守っていたら、家に帰る事すらできなくなるからです。
そのあたりに着目しない限り、このような事件は後を絶たないでしょう。
まあ、日本を代表する飲料会社が主催し、日本を代表する広告代理店が運営しても、そのような事が起きるわけです。
我々が個人情報を守るための対策としては、「ネット懸賞などには応募しない」しかない、と改めて思いました。
2012年07月14日
悪質なトラップ
お中元を送る必要が生じたため、久々に楽天市場で買い物をしました。楽天で買い物をする時の、一番注意しなければならないのは、注文画面でのメールマガジン配信手続きです。何も考えずに「注文確定」ボタンを押してしまうと、その店のはもちろん、楽天市場から、さまざまなメールマガジンが配信されてしまう、という迷惑な仕様になっているのです。
以前は、それについて特に注意書きはありませんでした。しかし、久々に見た注文画面では、メール配信に関する注意書きが追加されていました。おそらくは、利用者から大量のクレームが来たゆえの対処なのでしょう。
そして、メールマガジン配信のチェックを外す画面では、「一括でチェックを外す」というリンクが追加されていました。最初、これを見た時は、楽天も大量のクレームを見て反省し、「迷惑メール」配信システムを見直しているのか、と思いました。
ところが、そのリンクをクリックした時は、驚きました。クリックすると、ほとんどのメールのチェックは外れるのですが、肝心の「楽天市場からのメール」に関しては、チェックが外れない仕組みになっていたのです。
普通に考えれば、「チェックを外す」というリンクをクリックする人は、その類のメールを一切読みたくない人なわけです。にも関わらず、リンクをクリックしてもチェックのはずれない項目があるというのは、利用者を騙して一通だけでもメルマガを購読させる策略、と考えざるを得ません。
よくもこんな姑息な事ができるものだ、と思いました。ちなみに、今年のお中元は、新規に会員登録をする手間が省けたので楽天を使いました。しかし、この仕組みを見た時は、来年は、新たな会員登録の手間をかけてでも、別のサイトを使うべきだな、と思いました。
2012年07月10日
SNSと同窓会
来月、高校の同窓会が行われる事になりました。卒業して24年ほど経ちますが、これまで一度もそのような会は一度も開催されませんでした。高校時代の友人に最後に会ったのは、15年前、仲が良かった当時の級友の結婚式に招かれて以来です。
それだけ空いていたのにも関わらず、なぜ今頃行うことになったかというと、フェイスブックがきっかけとのことでした。
ちなみに、中学の同窓会については、4年前から毎年行なっています。こちらのきっかけはmixiでした。
4年前にはmixiで中学の同窓会が、今年はフェイスブックで高校の同窓会が行われるわけです。SNSの影響力に驚くと同時に、その主流が移っている事を感じさせられた一件でした。
この流れですと、4年後くらいにはその時に主流となっているSNSが契機となって、大学の語学クラスの同窓会でも行われるのだろうか、と思いました。
2012年07月07日
iGoogle終了
Googleが、儲かっていないサービスの終了発表をしました。これ自体は定期的に行われており、たいていの場合は、「へえ、そんなサービスあったんだ。まあ、自分は一度も使ったことないものだし関係ないや」と思うのが常でした。
しかし、先日の発表には少々驚きました。いわゆるポータルサービスである「iGoogle」が終了する、と発表されていたからです。
このページをブラウザのホームページにしておくと、立ち上げるだけでgmailの新着・Googleカレンダーの最新スケジュール、さらにはGoogleニュースの最新ヘッドライン、さらには近所の天気予報まで一画面で確認できたので大変重宝していました。
それだけに惜しまれますが、一方で、確かにGoogleの基本ビジネスモデルである広告収入にはほとんど貢献しないサービスではあるな、とも思いました。
もう10年ぐらいたちますが、Yahoo!を初めとする各社が「ポータルサイト争い」をしていた時期がありました。MyYahoo!など、「開くだけで様々な情報を表示できるページ」を作成し、ユーザーにそこを「ホームページ」として登録させて「囲い込み」を狙う、というものです。
そのため、各社が「My○○」を競って作りあっていました。もちろん、全ては「MyYahoo!」の亜流で、ヒットしたものはほとんどありませんでしたが・・・。
その中で、圧倒的な便利さを誇ったのが「iGoogle」だったと思っています。しかしながら、もはやそれはGoogle社にとっては「お荷物」でしかなくなってしまったわけです。
かつての「ポータルサイト競争」を知るだけに、より一層、時代の流れというものを感じてしまいました。
ただ、iGoogleは、あと1年4ヶ月は提供されるとのことです。その間に、Googleがより便利な後継サービをを開発することを願っています。
2012年07月01日
エコモード
今日はほぼ一日外出でした。出ている間も、携帯の着信は受けられるようにしておく必要があります。しかし、スマートフォンにしてから、ちょっと外出すると、いつも急激に電池が減り、帰る頃には電源が切れていました。
何か対策はないかといろいろ考えているうちに、「エコモード」なるものの事を思い出しました。出先で、電池の残りが30%になると、自動的に無線LANなどの機能を停止して節電し、電池をもたせる、という機能です。
外出中は電話さえ受けられればよく、極端な話、通信機能は一切必要ありません。そこで、設定画面からそのエコモードを立ち上げ、電話待受以外の機能を全て切りました。
そして、昼頃携帯を見たところ、電池がほとんど減っていませんでした。先日都内にでかけた時は、15時くらいまで充電し、ほとんど使わなかったにも関わらず、22時には電源が切れていました。それと比べると、劇的なまでの電力消費量です。
結局、22時過ぎに帰宅したのですが、電池メーターの色は緑のままでした。
この「エコモード」にしていなければ、特に携帯を使わなくても、確実に22時には電源が落ちていたでしょう。改めて、スマートフォンには多くの常駐ソフトがあり、それが立ち上がっているだけでかなりの電気を食っている、という事がよく分かりました。
2012年06月25日
ファーストサーバ事件
ファーストサーバというホスティング会社が、一部ユーザーのデータを全部喪失してしまった、というニュースを見ました。企業のサイトやWEBシステムなどが全て消えてしまったわけです。
さらに、この会社はサイボウズを用いたASPサービスもやっていたとのことです。そこに登録した、社内メッセージ・各自の予定・掲示板なども同様に全て消えてしまいました。
自分も前職で、グループウェアを使っていたのですが、それが落ちるとグループ会社全ての仕事が止まります。
その時にいた会社では、サーバは自社運用していましたが、ちょっとでも止まるとすぐ大騒ぎになりました。あの3月11日の時も、サーバの電源ケーブルが抜けて、落ちてしまいました。それに気づいた時は、余震の恐怖を感じながらも、整理されていないサーバ室に潜り込んで、復旧作業を行ったものでした。
それだけに、サイボウズを使っていて被害に遭った企業が受けた損害はかなりのものだと想像できます。
先方のアナウンスでは、「ユーザーが自分でバックアップしたデータがあれば復旧できる」との事でした。
しかし、これは現実的に難しいでしょう。業務にとって極めて重要なグループウェアサーバの運用を他社に依頼する、という事は、それだけシステム管理要員が不足している、という事です。
したがって、外出ししたサーバから細かくバックアップを取り、別途ローカルに保管する、という事は現実的に難しいでしょう。そんな要員がいるなら、最初から外部サーバでグループウェアを運用しないと思います。
というわけで、被害にあった企業のこれからを思うと、他人事ながら愕然としました。
報道によると、事故の原因は、ミドルウェアの修正パッチを当てた際の不具合とのことです。したがって、ファーストサーバという会社もある意味被害者とはいえます。
しかしながら、もし熟練した技術者が、余裕をもって作業をしていたら、このような事故は回避できたのでは、とも思いました。
もちろんその会社の内情は分かりません。とはいえ、今の「人を減らして利益を出す」という企業全般における傾向が影響していないとは思えません。
原因は全て解明されていないので断言はできませんが、そのような日本全般に蔓延している「人件費削減で営業利益向上」体制が生み出した悲劇なのでは、と思っています。
そして、この傾向が変わらない限り、同様の事故はより一層悲惨な形で発生しそうだ、とも思いました。
2012年06月19日
スパムまがいと真性のスパム
以前務めていた会社の都合で、某ネット銀行に口座を作ったことがあります。それ以来、そこから毎日のように宣伝メールが届くようになりました。
もちろん、そんなもの読んでいる暇はありません。とはいえ、件名はどうしても目に入ります。特に、その銀行は、宣伝メール件名の頭に【JNB】と自社の頭文字をつけるので、見るだけで発信元がわかります。同時に、それを見た瞬間、自動的に「見る必要のないメール」と判断するのが、もはや脊髄反射となっています。
ところが最近、その銀行に登録していないメルアドにも、【JNB】という文字が件名につくメールが届くようになりました。
不思議に思ってよく見てみたら、差出人がなぜか「Googleマップ」などとなっていました。
つまり、スパムメールの配信者が「本物のメール」であるように見せかけようと、それらしい件名や配信元を騙っているわけです。
もちろん、そんなメールに騙される事はありません。とはいえ、この「件名【JNB】」にはちょっと笑いました。ほとんどスパムと化している銀行からのメールが、真性のスパムに使われたからです。
同じように認識している銀行ユーザーは自分以外にも多いでしょう。したがって、多くの人はその「件名【JNB】」を本物だと誤解しても、「またあそこからうざいメールが来ている」くらいにしか思わなかったのでは、と思いました。
今後も、このようなスパムメールは増えるのでしょう。特に、買い物ページに大量の「トラップ」をしかけて、大量のメールを送りつけようとする、R社やG社を騙るスパムは増えるのでは、などと思いました。
2012年06月02日
トラックバック
ブログというシステムが出始めた時、読んだ人の感想を表示する機能として、コメントとトラックバックがありました。この、トラックバックとは、「貴方の書いた記事と関連性のあるものを、自分も書きましたよ」という形で、自分のブログ記事のURLを掲載する、という機能です。
ブログが普及し始めた頃にはよく使われていましたが、最近、とんと見なくなりました。確かに、今にして思えば、あまり効率のいい機能だとは思えません。まあ、当時は「ブログにはコメントとトラックバックがある」という事が「常識」になっていたため、皆が使っていた、という事もあるのでしょう。
ちなみに、スパムの世界でもこの機能は見捨てられたようです。かつては自分の所にも「スパムトラックバック」が「スパムコメント」と同じくらいに来ていたのですが、最近は全くもって見なくなりました。
まあ、一種の淘汰と言えるのでしょう。自分としては、その一方で生き残っている「コメント機能」にも少なからぬ疑問を持っています。そのため、この機能についても、今後どのようになっていくのか、と思っています。
2012年05月25日
モニタ故障
買い物に出かけました。短時間なので、PCの電源は入れっぱなしにしていたのですが、戻ってくると様子がおかしくなっていました。
画面が歪みだし、やがて真っ暗になってしまったのです。電源を入れ直すと、2秒くらい画面が表示されるのですが、すぐに消えてしまいます。
コードを交換したり、別のPCにつなぎなおしても、結果は同じでした。そのため、モニタの故障だと判明しました。
これまで使ってきたCRTモニタは、8~9年は持っていました。それに比べると、4年弱で壊れたわけですから、かなり短い寿命といえます。画面の面積当たりの値段は年々飛躍的に安くなっていますが、耐久性も値段相応になっている、ということなのでしょうか。まあ一応、PC類の減価償却は4年ですので、きっちり働いてくれた、とは言えます。
また、故障直前に、ちょっとした「会心の出来」とも言える文章を書くことができました。その完成までもってくれた事にも感謝しています。
というわけで、明日は代替のモニタを買うことになりました。なんとか安くて大きくてかつ丈夫なものと巡り合いたいものです。
2012年05月17日
Googleドキュメント
最近、外で作ったデータを家で操作、もしくはその逆を行う必要が頻発しています。一つや二つなら、USBメモリで持ち運べばいいのですが、ファイルが多岐にわたると、そうはいきません。
何かいい方法がないか、と悩んでいたのですが、調べてみたところ、Googleドキュメントというサービスが出てきました。
アプリをダウンロードすると、指定したフォルダが自動的に同期されます。したがって、二つのPCに設定をして、HDDにあるフォルダを編集すると、自動的にGoogleを介して、もう一つのPC内にあるファイルも更新されます。同期の操作すら必要がありません。
Googleがストレージサービスをやっている事は知っていましたが、ここまで凄いとは思いませんでした。というわけで、メール・スケジュールに続き、データ保管までGoogleのサービスを使うことになりました。
データ自体はそれぞれのPCにあるので、仮にGoogleがどうにかなっても、飛んだりすることはありません。とはいえ、無料提供サービスにここまで依存すると、逆にちょっと不安になります。
とはいえ、ここまで便利だと使わざるをえないでしょう。とりあえず、常に万が一の時の対策を考えながら、使えるサービスは享受しようと考えています。
2012年05月16日
Facebook顔写真騒動
先週あたりから、Facebookが上場に備え、匿名および顔写真を使っていないアカウントを削除する、という噂が流れています。
実際、その話を聞いて、それまでイラストだった画像を、実際の顔写真に変更した、という人もいるようです。
ただ、ちょっと考えればこれはかなりありえない話です。たとえば私の場合、画像として好きな海の写真を使っています。上記の話が本当なら、しかるべき時に、アカウントが削除されてしまいます。
しかしながら、もし私が、知人の顔写真に差し替えたらどうなるでしょう。いくら今回の上場で莫大な資金を集めたFacebookでも、利用者の名前と顔写真をつけあわせる事はできません。仮にできるとしたら、個人情報を不正に取得している事になってしまいます。
これは、名前についても同様の事が言えます。当然の事ですが、Facebookに登録する際に、身分証明書の提示は必要ありません。したがって、名乗ろうと思えば誰の名前でも名乗れるわけです。
したがって、もし噂されているような「アカウント狩り」が実現すると、「他人の名前や顔写真を使っている悪質なユーザーはセーフなのに、ちょっと名前を変えたり似顔絵やお気に入りの写真を載せている人は削除される」という異常な自体が発生してしまいます。
まあ、よくある都市伝説の一種なのでしょう。それにしても、これだけ情報技術が発達しても、そのようなちょっと考えれば嘘だと分かる噂は広まり続ける、という事はかなり興味深いと思いました。
2012年05月14日
HPマシンのファンクションキー
仕事用に日本HPのパソコンを買いました。最大の理由は求めているスペックを満たしている中で一番安かった事です。そして、次の理由は、前にいた会社が標準で日本HPのマシンを入れており、使用並びにメンテナンスに慣れていた、というのがあります。
というわけで、使い始めたのですが、いきなり、不可解な事が発生しました。カタカナ変換をしようとしてF7キーを押すとボリューム調整画面が出てきます。また、名前をつけて保存しようとF12キーを押したら、保存画面が出ず、代わりにネット接続が切れてしまいました。
一瞬、初期不良かと思ったのですが、調べてみたところ、これは仕様でした。他社のノートPCもファンクションキーに特別機能を持たせています。たとえば、Fnキーを押しながら「F6」キーを押すと、出力モニタの切替ができる、といった感じです。
ところが何故か、HPのマシンは、そのFnキーを押しながら使う機能をデフォルトにしてしまったのです。たとえば、F12キーを押すと無線LANのオン/オフを切り替える、といった具合です。
製作者としては、自慢の機能を使ってもらいたいがために、あえてそのような特殊な仕様にしたのでしょう。しかしながら、使っている側としてはこれほど困った事はありません。
Windwsを使っている以上、本来、どの会社が作ったPCであろうと、同じキーを押せば同じ反応をするのが筋としたものでしょう。その大原則を崩してしまっているのです。
幸い、BIOSの設定を変更する事により、本来の設定に戻すことができました。とはいえ、操作ミスのリスクを考えると、普通の人に「HPのパソコンはファンクションキーが変ですが、BIOSで設定すれば戻るので心配いりません」などとは絶対に言えません。
というわけで、今後、誰かにパソコン購入の相談を受けた際には、「日本HPは避けたほうがいいですね」と言わざるを得なくなりました。ちなみに、同様の例として、社のポリシーだか何だか分かりませんが、本来「ctrl」キーがある場所に「Fn」キーを配置している某社のPCも同様に「他人に勧められないリスト」に入っています。
他社と競争するために独自色を出すのは当然とは言えます。とはいえ、それを出すのは、利用者に迷惑をかけない形でやってもらいたいものだ、と強く思いました。
2012年04月29日
名刺管理ソフト
今度の仕事では、原則として、保存できるものは可能な限り、電子データとして保存していく方針でいます。そこで早速、貰った名刺をスキャンして管理することにしました。
そこで、評判のいい名刺管理ソフトを探そうと検索したら、意外な結果が出ました。それは、フリーで使える情報管理ソフトのEvernoteが一番いい、との事でした。
確かにこのソフトは、パソコン・スマートフォン・iPod touchのどこからでもデータを入力でき、どこからでも閲覧・修正ができます。しかも、整理ならびにデータの引き出しが簡単なために、以前から重宝していました。
しかし、名刺管理ソフトとして使う、という発想はありませんでした。
言われてみれば、名前を始め、必要な情報を登録しておけば、必要となったときにEvernoteの検索能力で引っ張り出すことができます。アナログ管理していたこれまでのように、「あの会社とは名刺交換したはずだが・・・」などと思いながら名刺フォルダを探す必要もなくなります。
しかも、その時初めて知ったのですが、名刺をPDF形式で保存すると、Evernoteが自動的にテキストデータをOCRしてくれる、との事でした。したがって、スキャンした名刺をEvernoteで開き、そこのに書かれている名前などをコピーする事もできるわけです。
(ただ、メールアドレス等は、一部のフォント以外は文字化けしてしまいました)
いずれにせよ、確かにこれなら名刺管理ソフトを買う必要はありません。
便利だとは思っていましたが、まさかここまでEvernoteが高性能だとは思っていませんでした。これからも、機能が追加される度に、このアプリを使う機会が増えるのだろうな、などと思いました。
2012年04月16日
ニュース提供元調整機能
久しぶりに、Googleニュースの設定画面を開いた所、「ニュース提供元を調整」という機能が追加されていました。Googleニュースには、多種多様の情報機関のニュースが掲載されているのですが、その提供元を選別する、という機能です。
情報を提供する会社は多々あり、その品質も千差万別です。その中には、読んだ人を騙すつもりで見出しをつけているとしか思えない、という会社も存在します。
有名なのは東京スポーツの一面です。ただ、あれは、もはや様式美みたいなものです。また、Googleニュースにも掲載されないので、気にもなりません。
ところが、フジサンケイグループの記事は、掲載されていました。メインの産経新聞も、子会社の夕刊フジも、とにかく記事の質が低すぎます。ろくに取材しない記者の思い込みを、事実であるがごとく「報道」する事も多々あります。
最近一番呆れたのは、ある選挙で、支持者の一人が言った事が、見出しでは当選者が言った事のようになっていた、という記事でした。この時以来、この新聞社の構成員の国語力は小学生レベルなのでは、と本気で思っています。
以前は、Yahoo!やmixiのニュースも目を通していたのですが、両社とも、このグループが発するヨタ記事の掲載比率が非常に高く、見ていて不快感を覚える事が多々ありました、それゆえ、現在ではそれらのニュースも見なくなりました。
Googleニュースについては、さほど産経系を偏重している事はないので、気にならず読んでいました。とはいえ、そこのヨタ記事の見出しが目に入るのは楽しいことではありませんでした。
その懸案が、この「ニュース提供元を調整」機能で解決されました。画面を開くと、提供社ごとに設定できるようになっており、スライダーを調整して「表示しない」とすることができるのです。
というわけで、早速、産経新聞と夕刊フジブログをその対象にしました。これで、ニュース収集の効率が上がるうえに、低劣な文章を目にする事が減るわけです。極めて有難い機能だとつくづく思いました。
2012年04月11日
逆「いいね」機能
ほとんど閲覧しているだけですが、一応、フェイスブックのアカウントを持っています。定期的に見ているのですが、見る度に気になる広告があります。
それは、画面右にある広告の一つで、赤くて太い字で「働かずにお金を増やす方法」とかいてあります。
当たり前ですが、そんな事を実現させる方法があるとすれば、大企業の創業者一族になって、大量の株を相続し、その配当益を受けるくらいなものでしょう。
いずれにせよ、ネット上に出ている広告を見て、それをクリックすることにより、その「夢」を達成する事は不可能です。にも関わらず、そのような広告を出している、という事は、見た人を騙してお金をむしりとるため、と考えるのが普通でしょう。
それだけに、この広告は目に付くだけ不愉快です。
フェイスブックには、気に入った記事にある「いいね」というボタンを押すと、その良さを共有できる、という仕組みがあります。ならば同様に広告に対しては「良くないね」ボタンをつけ、表示させなくなる機能もつけてほしいものだと思います。
あれだけ金を儲けているのですから、それやって広告主が減っても、経営に影響はないでしょう。さらに、それによって、「フェイスブックに乗る広告は良質だ」という評判が出れば、出稿効果も高まるわけです。
悪質業者以外は、誰にもプラスになる機能です。実装されることを強く望みます。
2012年04月10日
老舗の衰退?
千葉の向こうに出かけました。帰りの経路を、iPod touchに入れている「Yahoo!ロコ」で調べたのですが、どう考えても最速と思えない経路・時間が「最速」として表示されました。
何度か検索方法を変えても、結果は変わりません。不思議に思いながら、駅から時刻表サイトで時刻表を確認したら、やはり自分が想定していた経路が最速になっていました。
どうやら、千葉駅での乗り換え時間を過大に見積もっているようです。確かに広い駅ですが、ホームは五本しかなく、端から端まで歩いても2分くらいです。ところが、にも関わらず、乗り換え時間4分を「不可」としており、そのため、最速経路を表示できなかったようです。
実際に乗り換えた所、やはり歩いた時間は2分程度でした。
「Yahoo!ロコ」の検索エンジンは、検索システム老舗の駅すぱあとを使っています。調べた所、そちらでもiPhone用無料アプリが出ていました。もしかして自社との差別化でもしているのか、と思ってそちらもインストールしたのですが、やはり結果は同じでした。
それどころか、この自社製無料アプリはかなり広告表示がウザいのです。しかも、「二人で混浴温泉」などというのが頻繁に表示されます。実際、ダウンロードサイトを見ても、それに対する苦情が多々記載されていました。
また、一年ほど前に気になったバス路線に対応しているものの、同じ地域でも対応している会社とそうでない会社があり、頓珍漢な経路が表示されるという問題も相変わらずでした。
なお、後発のシステムを使っているGoogleマップの検索機能では、一発で最善経路を表示していました。
20年ほど前、初めて見た時は、その機能に衝撃に近いものを感じたソフトでした。しかし、この状況を見ると、ちょっと黄昏ているのでは、と思いました。
どの業界も苦しいので、開発費があまり使えないのかもしれません。とはいえ、折角の老舗なのですから、ぜひとも頑張ってもらいたいものだ、と思いました。
2012年04月01日
エイプリルフールとネット
今日はエイプリルフールのとことです。インターネットが普及し始めた頃、有名サイトは4月1日になると、競ってジョークサイトを作っていたものでした。
最初の頃は、それを色々と追いかけていましたが、何年か経つとすっかり飽きてしまいました。今年も、Googleマップの「ファミコン風地図」だけは見ましたが、他の所は特に見ませんでした。
一方、ツイッターでは、NHK関係者がやっている人気アカウントが、不適切な冗談を書いて批判を受け、該当ツイートを削除する、という事があったそうです。
ジョークサイトは企画物としてかなり構想を練って作られるのでしょうが、ツイッターではそうはいかないでしょう。そして、調子に乗った結果、不評だけが残ってしまった、というオチになってしまいました。
この件があったから、というわけではないですが、ツイッターはエイプリルフールには向かないように思います。4月1日の間は、冗談で通用するのかもしれませんが、その後に引用などがあると、嘘だか本当だかわからなくなります。
仮に、該当の呟きを削除したところで、非公式RTされていれば、その後にいくらでも広まってしまいます。
実際、今日もいくつか、エイプリルフールだか本気なのか分からないような呟きを何件か見ました。
確かに、ジョークサイトはエイプリルフールの新たな「文化」を作ったとは思います。しかしながら、それが全てのインターネットメディアに通じるものとは思えません。
そのあたりを考えないで安易にエイプリルフールに乗っかると、予想外の副作用が生じるのでは、などと思った一日でした。
2012年03月26日
iPad初使用
10日ほど前に相方が勝ったiPadを使ってみました。ハードもソフトもiPod touchを大きくしただけで、違いといえばキーボードの形くらいなものでした。
とはいえ、その大きさの違いというのは、予想していたよりも重要な差でした。iPod touchやスマートフォンで見るPC用サイトの画面は、思った以上に大きく見えました。
似たようなサイズのWindowsタブレットPCでWEBを見た事もあったのですが、操作性がかなり違うため、やはりかなり異なるように感じました。
最初に出てきたのを見た時は、ちょっとコンパクトになったタッチパネルのノートPC・もしくは、巨大化したスマートフォンくらいにしか思っていませんでした。
しかし、実際に使ってみれば、確かにこれだけ話題になるだけの事はある、と思いました。
今度出るWindows8は、タブレット対応ということで、これまでと大幅に画面が変わるそうです。それも含め、数年前までの「パソコンか携帯」を前提とした情報機器の位置づけが大きく変化している真っ最中である、という事にかなり遅ればせながら気付かされました。
2012年03月19日
自らへの注意を喚起するメール
メールのスパムフォルダを掃除していたら、「【警告】悪質業者にご注意ください」という題名のメールが入っていました。当然の事ですが、知り合いでもない人に「悪い奴(もしくはウイルス)に気をつけろ」などという名目で送られるメールは、100%の確率で悪意を持った人が発信するものです。
毎度の事ですが、こんなのに引っかかる人がいるのだろうか、と最初は思いました。しかしながら、世の中には色々な方法でだます人がおり、それに引っかかる人も後を絶ちません。
あれほど警告が流れていても、振り込め詐欺に引っかかる人は相変わらずいます。また、2000年代前半の「改革」に騙されたにも関わらず、その類似品の「改革」に期待している人も大量にいるくらいです。
そのような状況があるからこそ、このギャグみたいなメールをばらまく人もいるのでしょう。
というわけで、題名にちょっと笑ったものの、いつもどおり削除しました。メールの題名に書かれた【警告】に従ったわけですので、もしこの処理を知れば、送信者もさぞかし喜ぶに違いない、などとしょうもない事を思ったりもしました。
2012年03月16日
同じ社のwi-fiを解約して契約
相方のipadなどを買いにヨドバシに行きました。もう品切れかと思っていたのですが、16GBだけはまだ残っているようでした。
その展示を見ていたら、ドコモの服を着た販売員さんが声をかけてきました。なんでも、乗り換えて契約すると、定価の9割近くを引いてくれる、とのことでした。
現在使っているワイヤレスゲートの解約金を考慮しても、えらく美味しそうな話のように思えます。しかし、乗り換えた場合、月のランニングは600円上がるとのことでした。それを考えれば、2年半くらい使えば割引分を使い果たしてしまいます。さらに、先日、MNPをした際に、予想外の費用が生じた事も気になり、とりあえず保留することにしました。
そして、もし乗り換えるとしたら解約金がどれくらいかかるのだろうか、と思い、ワイヤレスゲートのブースに行きました。すると、即座に販売員に声をかけられました。
そこで、率直に何を調べに来たかを話したところ、「新規契約するとipadが1万円引きになる上に、2ヶ月間無料になるキャンペーンをやっている」と言われました。これなら、解約金と割引がチャラになり、実質1か月分の接続料がタダになります。そのうえ、ルータが新しくなり、駆動時間が伸びます。
とりあえず、これなら損する事はありません。最初の話がハイリスク・ハイリターンだとしたら、この話は、ノーリスク・ローリターンになります。というわけで、後者を選ぶことにしました。
というわけで、その場でワイヤレスゲートと契約し、帰宅後に解約する、という事になりました。こっちばかり得しているような感じもしますが、それで運用できるという事は、向こうもそれで利益が出る仕組みになっているのでしょう。
ちなみに新ルータは、それまでの機種の後継機なのですが、操作性などが大幅に改善されていました。本当にこの世界は日進月歩なのだな、と今さらながら再認識させられました。
2012年03月12日
止まった時間
今度辞めた会社も、その前にいた会社も、使っていたシステムはかなり古いままで固定されていました。
そのため、OSはXPで、Officeは2003、ブラウザはIE6で、メーラーはOEという10年くらい前のものをそのまま使い続けていました。また、スケジュール管理などに使うグループウェアも、基本機能しか使っていませんでした。
もちろん、自宅ではOSやブラウザなどは最新版を使ってはいましたが、使用頻度は職場より少ないわけです。また、Officeも2003からバージョンアップしていませんでした。
しかし、次の仕事で必要性が生じたため、Officeをバージョンアップしました。また、スケジュール管理にも、Googleカレンダーを使うようになりました。
Officeについては、今のところさほど目立った新機能がある、という感じではありません。ただ、2007から変更されたメニュー変更にはかなり戸惑いました。ここ数日、やっとあのメニューに慣れてきた、という感じです。
そして、Googleカレンダーですが、予想以上に高性能でした。特に、メールをはじめ、他のシステムからスケジュールを取り込む機能の便利さには驚いています。
ある意味、ちょっとした浦島太郎気分でした。これまで、仕事の忙しさを理由に、新たな情報を得たり使ったりしなかった事を悔やみました。
今後も忙しいのには変わりはありませんが、同じ轍は踏まないよう、アンテナを張らねば、と強く思いました。
2012年02月22日
最悪の組み合わせ
PCを買い換えた家族から、e-taxが操作できない、という電話がありました。昨年までのWindwsXPでは問題なく操作できていたのに、Windws7にしたところ、画面が開かないとのことです。
聞いてみたところ、ポップアップブロック機能が働いている感じでした。そこで、実際に行って操作をし、「信頼済みサイト」に登録したりしたのですが、やはり画面が出てきません。
不思議に思いながら、いろいろいじっていたところ、画面下にポップアップの警告と解除のダイアログが表示されている事に気づきました。別画面が立ち上がり、その裏に隠れていたので、気づくのにかなり時間がかかったのです。
なぜか分かりませんが、IE9では、状況によって別窓がタブになる事もあれば、新たなウインドウが立ち上がる事もあるようです。
そのため、普通に操作しているだけで、4つものウインドウが立ち上がり、その中にそれぞれタブがある、という構造になってしまっていました。それだけでも分かりにくいのに、別ウインドウが警告ダイアログを隠すわけです。
e-tax自体もかなり分かりにくいサイト設計になっています。それに、IEの「新機能」が加わった結果、このような訳の分からない事になってしまったようです。悪い意味での相乗効果が発揮されたと言えるでしょう。
納税者の事を考えれば、e-taxの推奨ブラウザからIEは外したほうがいいのでは、とまで思いました。来年は改善されるのでしょうか。
2012年02月09日
SNS疲れ?
最近、「SNS疲れ」なる言葉をよく見かけます。ツイッターやフェイスブックなどにハマった人が、そこでのトラブルや人間関係に疲れて辞めてしまう、という言葉のようです。
その言葉を表紙にしたビジネス雑誌のサイトを見てみました。そこでは、店舗の情報をSNSで発信していた人が、ある事で批判を受けて「炎上」し、運用を停止ししたというものでした。
しかし、これを「SNS疲れ」と言うのは明らかに変でしょう。このような問題は20世紀末の「ホームページ+掲示板」の時代から存在しました。それを最近発生し始めた現象みたいに書くのですから、無理がありすぎます。
また、「IT用語辞典」なるサイトには、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の主要な機能である「ユーザー同士のコミュニケーション」に気疲れし、SNS上での活動をやめたり、利用頻度が極端に下がったりすることである。と定義されていました。
これに至っては、さらにずれています。趣味における人間関係に疲れて、そこから遠ざかる、などという現象は、SNSところか、インターネットが普及する前からいくらでもある事です。
一部には、「ツイッターのフォロワー数にこだわり過ぎて疲れる」など、「SNS」ならではの特徴を取り上げた「疲れ」もいくつかはありました。しかしながら、ほとんどが上に例示したような、様々なものに当てはまる現象を、強引に「SNS疲れ」と定義したものでした。
なんか、「SNS疲れ」という言葉が先行して、後付でその「具体例」を挙げているような感じでした。あまりの不自然さに、何か、強引にこの言葉を流布させたい人々でも存在するのだろうか、などと勘ぐってしまったほどでした。
2012年01月26日
ドコモ障害雑感
昨日の帰りがけに、午前から昼にかけ、ドコモで大規模な通信障害が発生した、というニュースを見ました。
その時点では原因が特定できていなかったようですが、今朝見たところ、設備が故障した所に、電車事故で遅延が生じ、それを会社に連絡する人が多発して回線がパンクした、という複合的な原因、という発表がされていました。
ちょうど自分もその事故に巻き込まれて乗っていた電車が止まりました。しかし、代替手段があり、始業時間までに着けたため、会社に連絡はしませんでした。
さらに、10月にiPod touchを買って以来、iモードなどの通信機能のほうも、メールをたまに打つくらいになっています。
そういう事もあり、通信障害が発生した千代田区におり、電車事故の被害も受けたドコモユーザーであるにも関わらず、夕方まで障害に気づかなかったわけです。
というわけで自分は問題なかったわけです。とはいえ、似たような障害が頻発しているのは利用者としては不安です。やはりスマートフォンの増加に、既存の通信システムの能力が追いついていない、という事なのでしょうか。
既に色々な回避策は提示されているようです。それらが功を奏し、回線に余裕ができる事により、スマートフォンの能力さが最大限に活かせるようになれば、より便利になるのだろうな、などと思いました。
2012年01月19日
メルマガ解除いろいろ
メールボックス整理のため、読んでいないメルマガをまとめて解除することにしました。配信元の会社によって解除方法がそれぞれ異なります。その「社風」はかなり興味ふかいものがありました。
最も良心的なのは、メール本文中に記載されている解除アドレスをクリックするだけ、というものです。こちらの手間を最小限に抑えているわけで好感が持てました。メールの縁は切れますが、今後も頑張ってほしいものだと思いました。
一番多かったのは、解除用のリンクをクリックすると、個人情報画面に入る、というパターンです。大体はそこにメールアドレスを入れてログインするわけですが、一部には氏名さらには社名まで必須になっている所がありました。
別に、メルマガ解除において厳密な本人認証などする必要はないと思うのですが・・・。おそらくは、少しでも手間を増やすことによって解除を面倒と思わせるという「作戦」なのでしょう。
さらに、ログインしてから解除するまでがわかりにくい、という会社もいくつかありました。これも同様の理由で少しでもメルマガ発行部数を維持したいゆえなのでしょう。ただ、解除するほうとしては、その会社への印象が悪くなるだけです。
今回、特にひどかったのは、ポータルサイトのgooでした。えらくわかりにくく、解除に時間がかかるうえに、手続きをした翌日にもメールが来ました。
ちなみに、メルマガが来るようになったのは、ここが提供していた、通常のサイトからRSSを生成するというサービスを利用する際にメルアド登録が必須だったからでした。そして、そのサービスは打ち切られたのですが、その後もメルマガは来続けていました。そういう経緯もあり、今回の件でこのサイトに対する印象は大幅に下落しましA。
なお、「配信停止メールには、担当営業の名前も書いて下さい」という記載があったメルマガもありました。配信停止数も集計して、それを理由に担当者の給料を下げたりするのでしょうか。世の中には嫌な会社もあるものだな、と思いました。
2012年01月15日
ネット環境の年次変化
相方の帰省につきあって松山にいます。これは結婚してから毎年の恒例行事となっています。そして、行動についても、道後温泉に行く・市内中心部を見物する・ちょっと遠出してみるなど、毎年ほぼ同じ事をしています。
ただ、その間のネット接続環境は随時変化しています。結婚当初はまだアナログ接続が主流といった時代でした。したがって、松山にいる間は、ネット接続は諦めていました。必然的に、サイトの更新などもできませんでした。
しかしその後、ネット環境の進歩と共に、状況は変化していきました。最初は漫画喫茶での接続でした。その後も携帯サイトの進化や・公衆無線LANの発展・相方の実家のブロードバンド導入などにより、だんだんと便利になっていきました。
ただ、やはり少なからぬ制限はありました。ブロードバンド導入後も、ネットに接続できる場所は限られており、自分がつなぐときは、相方に席を譲ってもらう必要がありました。
しかし、昨年加入したワイマックスのおかげで、今年になってさらに環境が進化しました。これにより、場所も問わず、かつ相方の邪魔もせずにネットに繋げるようになったのです。それにより、ついに帰省中でも普段とほぼ変わらないネット環境を享受できるようになりました。
こうなると次は、自宅のメインマシンの遠隔操作でもしたいところです。技術的には十分可能なはずなので、何とか来年までには実現したいものです。
2012年01月08日
テレビ電話
相方の新ノートにはカメラが内蔵されています。そこで、スカイプを使って、自分のiPod touchと無料テレビ電話を試してみました。
お互い、仕事などではちょくちょくスカイプは使っています。しかも、互いのパソコンデスクは1mも離れていません。しかしながら、画面にそれぞれの顔が写った時は、新鮮な面白さがありました。
テレビ電話をするだけなら、以前から携帯でできました。しかしながら、料金がかかるため、これまで使った事はありませんでした。
それが、電話機能がないパソコンおよびiPod touchでテレビ電話が実現したわけです。
また、15年ほど前、松山と東京に住んでいた時は、お互い、固定電話で料金を気にしながら通話していたものでした。その事を思い出し、当時とは隔世の感があると思いました。
2012年01月06日
モニタケーブル今昔
何度か書いていますが、相方がノートPCを新調しました。我が家でノートPCを買うのは3台目です。これまで、いずれもアナログケーブルでモニタにつなぎ、デュアルモニタにして使っていました。
今回もそのように使おうと思っていたのですが、新たなノートPCにはアナログケーブルの挿し口であるd-subがありません。代わりに、HDMIとmini DisplayPortなる挿し口があるとのことでした。
15年ほど前に初めてWindowsパソコンを買った時から、本体とモニタの接続はd-subの口を使ってのアナログでした。
一応、デジタル接続として、挿し口の色が白いDVIという規格があるのは、かなり前から知ってはいました。しかし、自宅のノートにはその口がなく、また職場のPCも一番新しくて四年前に買ったもの、という状況で。全てアナログでつないでいます。そのため、デジタルの最古参であるDVIすら実際に使った事はありませんでした。
そこにいきなり、HDMIとmini DisplayPortしかないPCを買ったわけです。そして、相方が使っているモニタにはアナログ接続しかできません。そこで、接続するために、まずは「HDMIとmini DisplayPortとはなんぞや?」というところから調べ始めました。
その結果、「HDMIはデジタルの規格で、アナログには変換できない」「mini DisplayPortはアナログ変換ケーブルも市販されているが、いずれも高価なうえにMAC用であり、Windowsでちゃんと使えるかはわからない」という事が分かりました。あらかじめ分かっていれば、もっと違う選択方法もあったかもしれません。しかし、もはや「後悔先に立たず」状態でした。
なお、せっかく知識を得たので、ついでにモニタ・PC双方にDVIの口がありながら、アナログでつないでいた自分のメインマシンの接続をデジタル化しました。すると、描画の速度がかなり改善されました。
家でも職場でも毎日パソコンを触っているわけですが、モニタケーブルの規格に関する知識においては、前世紀レベルで止まってしまっていたわけです。
改めて、ここ数年の勉強不足ぶりを自覚してしまいました。そして、今更ですが今年の目標の一つに「ICT関係の最新情報を収集し続ける」を追加しました。
2012年01月03日
パーテーション分割
相方が新しいPCを買いました。以前は、数千円出せばドライブのパーテーションを分割して納品してもらえたのですが、今回はそのサービスがありませんでした。
なぜなくなったのだろうか、と不思議に思いながら、ネットで「Windws7 64bit パーテーション分割」で検索をかけてみました。
すると、Windws7にある標準機能で、簡単にパーテーション分割ができる、と書いてありました。
かつてWindws98の頃、わざわざ起動設定までして、コマンド画面でキーボードを打ちながらパーテーション分割をしていた身としては、隔世の感がありました。というわけで、半ば疑いながら作業をしたのですが、拍子抜けするくらいあっさりと、分割作業が完了しました。
改めて、Windwsの進化に感心させられました。また、普段あれだけがめついMicrosoftが、ほとんどのユーザーが手動で行わないと思われるパーテーション分割を、一円も取らずにここまで改善した、という事に驚かされました。
ここのところ、Microsoftには不快な目にあわされる事が多かったのですが、この改善に関しては素直に感心させられました。同時に、これがOfficeを初め、他のOS・アプリにも同様に改善してもらいたいものだ、とも思いました。