2009年08月14日

コミケ今昔

[ 漫画 ]

 昨日、仕事帰りにキンコーズで「マリン見物記」の新刊を印刷して家で製本し、前日搬入する相方に託しました。
 その後、発売日に買ったまま開封していなかったカタログCD-ROMをやっとインストールし、サークルチェックを行ないました。目当てのサークルをいくつか検索し、後はジャンル検索です。興味のある分野のサークルを一つチェックして保存し、地図を印刷して、「サークルチェック完了」となりました。
 20代の頃は、新刊を出すときは、前日夜遅くに印刷し、当日の朝に会場でホチキス止めをしていたものでした。それに比べると、かなり余裕をもった工程です。まあ、このあたりは、社会人として成長したためと言えるかもしれません。

 一方、サークルチェックのほうも、かつてと比べて大幅に変わっています。かつては、カタログの冊子が出ると、それを出勤時に鞄へ入れ、二日くらい行き帰りの電車でずっと読んでいました。それが今ではインストール時間も含めて30分弱で「チェック完了」です。もちろん、電子化の効果、というのも大いにあるのでしょう。それ以上に、本を買う意欲の低下が原因とも言えます。
 我ながら、ヲタクとしてどんどん枯れているな、と思います。もっとも、二十代の頃やっていたように、数時間しか寝ないでサークル参加し、一般参加の日も、入場行列にこそ並ばないが、入った後は数時間歩き通す、などというのを今やったら、体が持ちません。
 そう考えると、体が精神を抑制し、無理させないようにしているのかも、などとも思いました。
 ただ本日は、10年来のファンである漫画家さんが、現在、自分が一番好きな作品で本を出す、という事なので、大いに期待していました。しかし、昼過ぎまで仕事をしてから会社を出て、14時半過ぎに行ったところすでに撤収済みでした。
 これにはさすがに悔しくなり、次回はもっと早く行かねば、と強く思いました。そのような自分を振り返り、かなり枯れてこそいるが、まだまだ現役ではあるな、などと思いました。

2009年08月14日 18:00