2010年05月31日

無意味かつ有害な風習

 大リーグでサヨナラ本塁打を放った主力選手が、「本塁ベースでの手荒い祝福」で骨折し、長期離脱を余儀なくされた、という記事を見ました。
 この「手荒い祝福」というのは日米共通の風習みたいです。ただ、以前から思っていたのですが、なぜこんな事をするのか、どうも理解できませんでした。
 別にサヨナラ打を放ったからと言って、殴ったり清涼飲料をかけなければいけない、などという事はありません。また、それによって「勝った喜びを表現している」というのが見るほうに伝わるわけではありません。

 当然ながら、若いファンにとっていい影響を与えるものでもありません。
 今回の事件をきっかけに、日米両球界とも、この品も意味もない風習を見直して、もっと見ている人が楽しめ、かつセンスを感じるものに改めたほうがいいのでは、と強く思いました。
 あと、これは大リーグ限定ですが、新人選手に変な服を着せるという風習もあります。これまた趣味が悪い上に、青少年に与える影響といえば、学校におけるイジメの方法伝授くらいしかありません。
 これについてもあわせて見直すべきでは、とついでに思いました。

2010年05月30日

丸善災難

 昨日の午後、津田沼の丸善で、警察官が盗撮で、自衛官が女子トイレ侵入でそれぞれ現行犯逮捕されるという事件が相次ぎました。
 津田沼には様々な本屋があるのですが、その中でも丸善は最大規模を誇ります。それだけに、客数も多く、それを狙った変質者も多い、という事なのでしょうか。
 とはいえ、同じ日の午後に、似たような職業の人が変質行為で逮捕される、というのは珍しいことです。
 もちろん偶然なのでしょうが、オカルト的な考えをしない自分でも、「昨日午後の丸善には、お堅い職業の人を狂わせる『気』でも発生していたのでは」などと思ってしまいました。

2010年05月29日

今更ながら

 ずさんな調査に基づいて、大型開発計画や新空港建設が実行され、調査と全く異なる結果になった、というニュースをよく見ます。それを見るたびに、「目先の事しか考えず、将来の事を真剣に考えずに計画や実行をするからだ」と思っていました。
 ところが、最近になって、自分のこれまでやこれからの事を考えるたびに、これまでの自分がどのくらい将来の事を真剣に考えていたか、疑問に思えるようになりました。
 ヘタすれば、開発計画や空港の事前調査とたいして変わらないレベルだったのでは、とまで思えてきました。
 気付くのが少々遅かったような気がしなくもありませんが、気付かないよりはマシでしょう。
 というわけで、色々な意味で見直しと再計画をせねば、と思っています。

2010年05月28日

功労者が相次いで・・・

 今月になって、大リーグ・ロイヤルズのヒルマン監督が解任され、月末には東京の高田監督が辞任しました。
 この二人は、北海道でGM・監督としてコンビを組み、万年Bクラスだったチームを強豪チームに変えました。
 その実績を認められての転進だったと思われますが、ともに2年と2ヶ月で新天地を去ることになりました。
 かつての活躍が強く印象に残っているだけに、、今回のこの結果は考えさせるものがありました。
 成功すること自体、難しいものです。しかしながら、成功を元に次なる成功を続ける、という事は、最初に成功するのと同じくらい、いやそれ以上に難しい、という事を改めて認識させられました。

2010年05月26日

ラッシャー木村さんと伝説

 元プロレスラーのラッシャー木村さんが亡くなった、という報道を見ました。私がプロレスを見始めた頃、すでに木村さんは第一線を退いており、試合後のコミカルなマイクパフォーマンスを売りにする人でした。また、その独特のセンスから、歌番組の審査員をやっていたのも良く覚えています。
 そういう事もあり、追悼の意味を込めて、木村さんを讃える歌を聴いたり、動画サイトで往年の木村さんの映像を見たりしていました。

 それらを見ているうちに、伝説の名場面にたどり着きました。
 これは、かつて「金網デスマッチの鬼」と言われていた木村さんが、アントニオ猪木氏にリング上で挑戦を表明した時のものです。
 エース選手を倒そうとする「敵」として現れてマイクアピールをするわけです。ところが、そこで木村さんは「こんばんは、ラッシャー木村です」と言い、場内を笑わせてしまった其れが、という伝説があります。
 ところが、上記の動画を見ると、木村さんは確かに「こんばんは」とは言っています。しかし、続いて名前を名乗ったりはしていませんでした。
 よくある話ではありますが、実際には言っていない部分も含め、「伝説」になってしまったわけです。
 まあ、木村さんにとっては、自己紹介があろうとなかろうとどうでも良かった、というのもあるのでしょう。とにもかくにも、色々と楽しませていただき、有り難うございました。ご冥福をお祈りいたします。

2010年05月25日

伝統と現実

 出羽海部屋が、114年ぶりに関取ゼロになりそう、というニュースを見ました。かつては、幕内の西方力士のほとんどを占めた事もある超名門部屋でした(まあ、これはこれでちょっと異常ですが・・・)。
 そこで興味を持ち、サイトから力士一覧を確認したのですが、外国人力士は一人もいませんでした。伝統のある部屋らしく「国産主義」なのかもしれませんが、やはり現在の相撲界において、それではやっていけない、という事なのでしょう。

 ところで、名門没落といえば、出羽海部屋ほどの歴史こそないものの、横綱四人・大関三人を輩出した二子山部屋を継承したところ、あっという間に関取ゼロになった、現貴乃花部屋もかなり有名です。
 こちらもやはり当初は「国産主義」だったものの、現実の厳しさにモンゴル人力士・貴ノ岩を採用しました。すると、その貴ノ岩があっという間に部屋頭となっています。
 国産主義の人には残念なことなのでしょうが、これが相撲界の現実という事なのでしょう。伝統への拘泥というものの怖さを感じさせられたニュースでした。

2010年05月24日

声をかけがたい状態

 昨日の結婚式は横浜港近くのホテルでありました。その帰り、みなとみらい線で横浜に出て、横須賀線に乗換えようとホームに出ました。
 すると偶然、取引先の人と出くわしました。どうやら休日出勤だったようで、やっと退勤できたようです。しかしながら、歩きながら携帯電話で何やら仕事の話をしています。もちろん、私には気付きません。
 その人とは最寄り駅も同じで、プライベートで飲みに行った事もあるのですが、さすがに声をかけづらく、逆方向に歩いて、違う車両に乗りました。

 その人の会社は、野球場のフェンスに広告が載るほどの有名企業です。ただし、先日雑談したときは、「社員の給料を下げて増配した」と愚痴っていました。
 そして、日曜もおちおち休めず、しかも駅でもまだ仕事をさせられているわけです。
 ならば、それに報いて、増配などせずに給料を上げるなり、人員を増やして楽にしてあげるのが普通の人間だと私などは思います。しかしながら、その会社の偉い人には、そのような発想は存在しないようです。
 ちなみに、今日の日経一面には、「上場企業の手元資金が史上最高額」と出ていました。しかしながら、その「手元資金」とやらが社員に還元される事はなさそうです。
 家も近いですし、どうせ日曜に会うなら、近所で散歩している時に会えれば、などと思いました。しかしながら、今のままでは、それが実現するのはかなり難しそうです。

2010年05月23日

「想い出の場所」を共有

 大学同期の結婚式に行きました。二次会で、なれそめやデートの話などをしたのですが、その時、大学時代の合宿で、皆でよく通った店に二人で行った、という話を聞きました。
 自分としても、この店には強い思い入れがあり、結婚直後、相方を連れて行ったものでした。そういう事もあり、この同期の人が同じ事をした、という話を聞いたときは、共感と嬉しさを感じました。
 もしこの店が、二人にとっても「想い出の場所」になったら嬉しい、などと思いながら、二人が末永く幸せで暮らすことを願いました。ついでに、久々にあの店に行って、また「磯ラーメン」を食べようか、とも思いました。

2010年05月22日

意外な「同じ誕生日の有名人(?)」

 今日のGoogleはトップがパックマンになっていました。ロゴが変わるのはいつもの事ですが、なんと実際にゲームまでできるようになっています。何でも、今日はパックマンの生誕30周年で、それを記念しての事でした。
 日本のみならず、アメリカでもかなりヒットし、国民的ゲームになっているようです。確か、ヤンキース時代の松井秀喜選手も、その打点を挙げる様から「パックマン」と呼ばれていたと聞きます。名付けた人が、「パックマン」が松井選手と「同郷」であることを知っていたかは謎ですが・・・。

 自分も遊んだ事はありましたが、まさか同じ5月22日生まれだったとは思いませんでした。おそらく、Googleのロゴにならなければ一生知ることはなかったでしょう。
 あの「記念日ロゴ」には色々と楽しんだり驚いたりしたものですが、まさかこのような事まで教わるとは思いませんでした。というわけで、意外な形で「パックマン」に親近感を持つことができました。

 それはともかく、ここ一年ほど、少なからぬ停滞を感じて過ごしていました。この誕生日を、その停滞を打破するきっかけとしたいものだと思っています。

快勝で今月初勝利

 アウェイで行なわれた、大分トリニータ対愛媛FC戦。今日は終了間際だけTV観戦できました。
 愛媛は開始5分でゴール近くのフリーキックを得ます。そして、クロスを受けたアライール選手のゴールで先制します。そして、今日も堅守と山本選手の好セーブで大分の反撃を許しません。そして後半、福田選手が角度のあるヘディングシュートを決め、貴重な追加点を挙げます。
 その後も、豊富な運動量と固い守備で、愛媛ペースで試合を進め、そのまま2対0で4月末以来となる勝利を、前J1チーム相手にアウェイで挙げました。
 ヒーローインタビューは福田選手で、何度もサポーターへの礼を述べていました。チームは5試合ぶりの勝利で、福田選手も5試合ぶりの得点でした。今後も福田選手の得点とチームの成績が比例しそうなので、より頑張って貰いたいものです。

2010年05月21日

区切り

 この一年、自分はどれだけ成長できたのか、などとふと思いました。一応、ちょっとした資格の勉強をして合格はしましたが、それ以外に特に思いつきません。
 もう若いとは言えない年ですが、まだまだ成長できるし、しなければならないわけです。ここ数年、それに対する自覚が少々薄かったのでは、と我が身を振り返って思いました。
 今日から明日にかけてはいい区切りがありますので、それを良い機会にして、いろいろと見直していきたいと思いました。

2010年05月20日

人気の測り方

 電車で、ディズニーが製作したアリスの映画の広告を見かけました。そこには、「アバター」を越えた空前のヒット、という宣伝文が書かれていました。
 「アバター」も「アリス」も見てもいないし、さほど情報はありません。ただ、「アバター」については、あまり映画を見ない弟が感想を述べたり、普段全然映画の話をしない職場の人が絶賛したりしていました。
 しかしながら、「アリス」に関しては、そのような事は一切ありません。対象としている層が違うという事なのでしょうか。それとも、偶然、「アバター」が私の身近な人に好評だった、という事なのでしょうか。
 というわけで、映画に興味のない私ですら不思議に思った、「アバター越え」でした。

2010年05月19日

3年前の自分に教わる

 職場で、「Excelで、姓名が入っているセルの姓と名をそれぞれ別のセルに分ける方法があるか?」という質問を受けました。
 3年ほど前、この作業をよくやる機会がありました。それをマニュアル化(?)して、このサイトにExcelでのセル分割-姓名編としてアップしたほどでした。

 ところが、ここ数年はこの作業をしていません。そのため、どの関数を使えばいいかまでは覚えていたのですが、その引数の設定方法を忘れ、エラーが帰ってしまいました。
 仕方なく、ネットで自分が書いたサイトを検索し、そこに書かれている関数を丸写ししてことなきを得ました。
 ある意味、3年前の自分に教わったようなものです。考えてみれば、最近はあまり新知識を得ることもなく、当サイトのPC関連のコーナーも更新が止まっています。
 少しは勉強して、また、未来の自分に教えてあげることができるような記事を書かねば、などと思いました。

2010年05月18日

貴重な一駅間の会話

 今朝は総武線が事故で遅れたため、振替乗車ルートである、京成線→八幡で都営新宿線に乗換えで出勤しました。そして市ヶ谷で中央・総武線に乗ったところ、いきなり肩を叩かれました。
 誰か会社の人でもいたのか、と思って振り返ったところ、4年前まで勤めていた所に所属する人でした。ちょっと特殊な仕事をしている人で、この後、かなり精神集中が必要が事を行なう必要があるはずです。

 にも関わらず、嬉しそうに色々と話しかけてくれました。自分の事どころか、アメリカにいる妹の事まで気遣ってくれていました。向こうにとって、今自分と話すことによって何か得することがあるとは思えません。それが分かっているだけに、よけい嬉しく思いました。
 自分は四ッ谷で降りるため、会話したのは短い時間でした。しかしながら、色々な意味でいい思いができた、一駅間の会話でした。

2010年05月17日

新宿さざなみ

[ 交通 ]

 昨日のことですが、夕方に新宿へ出る用事がありました。駅すぱあとで検索したところ、内房線から総武線と中央線を経由して新宿に出る、「新宿さざなみ」で行くのが一番早いとの事でしたので、500円を奮発して乗ることにしました。
 この列車には5年前に一度乗った事がありました。ところが、ちょうどその日にダイヤの乱れがあり、行き先が急遽東京に変更され、新宿に行かない『新宿さざなみ』になってしまいました。

 というわけで、二度目にして初となる、「新宿行き『新宿さざなみ』に乗ることができました。
 内房線はアクアラインの影響で客が減っていると聞いていたのですが、意外にも自由席は混んでおり、私の乗った車両は満席になっていました。アクアライン値下げが渋滞を呼び、鉄道に流れた人が出たのでしょうか。
 それはともかく、車窓風景はそれこそ何百回も見ています。しかしながら、リクライニングされた特急列車に座って見ると、なぜか普段と違う印象を持つことができました。ちょっとだけ視点が違うだけなのに、不思議な者です。もちろん、「特急に乗っているから」という気分による影響もあるのでしょうが・・・。
 というわけで、40分ほどながら、いろいろ気付いたり楽しんだり出来ました。500円を奮発した甲斐があったと思いました。

2010年05月16日

2010/5/16の更新

 幕張本郷名所案内幕張町弁天町線を掲載しました。

不入りの原因

 大相撲夏場所が不入りとのことです。先日は、売れ残りが4,000枚に達したとの事でした。それに関して、その日来ていた、横綱審議委員会委員長氏が「白鵬が強すぎるのが問題」などと発言したそうです。
 今ひとつ理解に苦しむ発言です。ならば白鵬関がもっと弱かったり、引退したりすれば観客数が増えるともいうのでしょうか。

 というわけで、説得力のない仮説ではあります。ただ、本当にそう考えているならば、簡単かつ常識的な「予防策」がありました。今現在においても、事実であるかどうかが正式に判明していない「暴行事件」などを理由に元朝青龍関に引退を強要させなければ良かっただけの話です。
 そうすれば、ここまで「始まる前から白鵬関の優勝確率は八割」という状況は生じず、「強すぎるのが問題」という発言もなかったでしょう。
 となると、この不入りの元凶として、不確実な情報を元に「引退勧告決議」などを行った横綱審議委員会が存在するわけです。そう考えると、この発言は「横綱審議委員会の存在が問題」と言い換えることもできるかと思いました。
 ついでに言うと、別に観客数が減っているのは相撲に限った事ではありません。経済情勢も不入りの一因なわけです。一応、この委員長氏も日経の前社長なのですから、そのあたりにも言及すべきなのでは、とも思いました。

2010年05月15日

通過反対集会

[ 交通 ]

 明日から、京急蒲田駅周辺の上り線が高架となり、それに伴ってダイヤ改正が行なわれます。
 その特徴の一つに「品川から羽田までノンストップの『エアポート快特』があるのですが、それにより、通過駅になるという事で、蒲田の人達が反対集会を行なった、というニュースを見ました。

 従来通り、蒲田停車の快特も残ります。また、蒲田から空港に行く列車が激減する、などという事もありません。したがって、さほど蒲田の人が不便になるとは思えません。だいたい、品川方面発と横浜方面発の双方に乗れるのですから、沿線の他駅に比べれば、引き続き圧倒的に便利なわけです。
 という事は、実害よりも、一度「全列車停車駅(※ウイング号を除く)」になったのに、再び通過する列車が出来てしまった、という事にプライドが傷つけられた事が大きいのでしょうか。
 いずれにせよ、快速すら止まらないうえに、大半の列車が一つ手前で折り返してしまう、という駅の近くに住んでいる身としては、かなり理解に苦しんだ「反対集会」でした。

先制するも、追いつかれ、勝利出来ず

 ホームで行われた、愛媛FC-ギラヴァンツ北九州戦は、前半はTV観戦、後半はネット速報観戦でした。
 前半20分にコーナーキックを得た愛媛は、クリアされたボールを奪い返します。そして、まだ敵陣に残っていたアライール選手がゴール前にパスを出すと、高杉選手が体ごとゴールに押し込み、3試合連続無得点を止めると同時に、先制しました。
 今期ここまで、先制した試合は全て勝っています。しかも、相手の北九州は先制された試合は全て負けています。これで、勝利はかなり近づいたかと思いました。

 ところが、それから5分後、相手の佐野選手に中盤からドリブルで突破されます。守備陣も追いすがりますが、そのままシュートを決められ、追いつかれてしまいました。
 中継を見ていたのは前半だけでしたが、今日は全体的にボールがうまく足についていない、という感じでした。そして、後半も攻めたものの、結局そのまま1対1で引き分けとなりました。
 18位のチームにホームで先制して勝てなかったというのはかなり痛いと思います。5月に入って完全に流れが変わってしまった感じです。また、主将でチーム得点王の福田選手の交代が早くなっているのも気になるところです。
 何とか、今月中に流れを取り戻してもらいたいものですが・・・。

2010年05月14日

2010/5/14の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

誤訳?

 ネットでたまに「密林で買う」という言葉を見ます。最初は意味が分からなかったのですが、話の流れから、「アマゾンで通販する」という事だと分かりました。
 確かに、アマゾン川の流域にはジャングルが広がっています。とはいえ、「アマゾン」の本来の意味は川なわけです。そう考えると、あだ名をつけるなら、「密林」でなくて「大河」とするほうが普通です。
 どのような経緯で広まったのか分かりませんが、使い出した時に誰かが突っ込まなかったのでしょうか。かなり違和感をおぼえた「ネット用語」でした。

2010年05月12日

キセルとプライド

[ 交通 ]

 ここのところ、鉄道会社に勤める人が、その職権を利用して行った不正乗車に関する報道をよく見ます。
 手法はいろいろありますが、その中に、「磁気定期券に設定されている、入場記録がないと出場できない」という設定を解除して、キセルを行う、というのがありました。
 実は、この「設定解除」は鉄道会社に勤めていなくても行えます。分割定期券を買えば、こちらから頼まなくても、駅員さんが「処理しますね」と言ってくれるのです。

 したがって、分割定期券を使えば、実は不正乗車し放題なのです。実際、この話は広く知られており、会社の飲み会で、遠距離通勤している人に分割定期券の話をしたら、「キセルがし放題になるんですよね。でもSuica使えないのが面倒なので、やってないんですよ」と即座に返された事がありました。
 ならば自分が不正乗車をやっているかと言うと、そんな事はありません。たとえば、御徒町から乗るときも、別に普通に130円切符を買っても、一応不正でないのですが、わざわざ磁気定期券を券売機に入れて買っています。
 それにこだわる理由の一つとして、子供の頃、不正乗車をやって親に迷惑をかけた、という事があります。そしてもう一つ、世間に広く分割定期券を伝えている身として、その制度を悪用するのはいかがなものか、というプライドのようなものがあります。
 不正乗車を行った駅員さんにも、鉄道員としてのプライドがあれば、思いとどまることができたのでは、などと思いました。

2010年05月11日

違和感のありすぎる名称決定

[ 交通 ]

 今年青森まで開業する、東北新幹線で走る最速列車の愛称が「はやぶさ」になったそうです。投票では7位ながら、「スピード感があり、親しみもある」という理由で決まったとのことです。
 これほど、あらゆる点で違和感がある決め方もそうはないでしょう。投票を行い、そこで一位を取ったのは、かつて上野と青森を結んでいた特急である「はつかり」でした。投票結果を尊重する意味でも、歴史的な観点からも、この名前にするのが普通でしょう。

 しかも、代わりに選ばれた「はやぶさ」は、長年、東京と九州を結んでいた夜行寝台列車の名称です。それを、180度異なる方向に走る新幹線の名称に転用する、というのはかなり変です。
 さらに言うと、この「はやぶさ」は、新幹線の三倍くらいの時間をかけて九州まで走っていました。そして、新幹線はもちろん、在来線の特急にも追い抜かれていました。したがって、発表した社長氏の「スピード感があり」というのはかなり違うと言わざるをえません。
 列車の愛称名のつけ方を間違えた見本、とまで思ってしまいました。今からでも遅くないから、見直しを行うべきではないでしょうか。

2010年05月10日

三つどもえ?

 参院選に出てくるタレント候補が、ちょくちょく報道されています。それによると、読売の元監督が自民党で、元コーチが新党で、現役選手の奥さんである柔道家が民主党でそれぞれ出馬するとのことでした。
 球団内にも様々な人間関係があることでしょうし、これだけ色々出てくると、関係者の間でも誰を応援するか分かれそうだな、と思いました。複数の陣営から応援を依頼されて困ったいる人もいそうです。
 まあ、この球団も、三人の関係者を担いでいる政党のいずれも大嫌いなので、自分的にはどうでもいい事ではあるのですが・・・。
 あと、スポーツ選手としてはともかく、政治において、彼らは何の実績もありません。にも関わらず、普通の出馬予定者より大きく扱うのは、公正な報道という建前を掲げているのと大きく矛盾しているのでは、と毎度ながら思いました。

2010年05月09日

天然の藤

 大回り乗車を利用して、東金線に乗ってきました。総武本線で成東に出たのですが、千葉を出て10分もすると、沿線風景が田園地帯になりました。
 その後、田んぼと林が交互に出てくる車窓風景になりました。そして、林のなかには、紫の花を咲かせている樹がありました。
 藤棚でその花を見たことはよくありました。しかし、自然の樹に咲いているのを見たのは初めてでした。
 というより、藤があのような感じで普通に林で咲いている事自体、これまで知りませんでした。

 ちなみに、戻るときに乗った外房線沿線でも、藤の樹はいくつか見られました。どこでも普通に生えているものなのでしょうか。
 人工的に管理された藤棚に並んで咲く姿もかなり印象に残る物があります。しかしながら、この林の中で思う存分といった形で咲き乱れる藤には、それとは異なる強い印象がありました。
 また来年のこの季節も、「天然ものの藤」を見に、総武本線-東金線-外房線の小旅行をしたいものだ、などと思いました。

2010年05月08日

朝の散歩

 珍しく、休みで用事もないのに朝早く目が覚めました。すると、相方から散歩を提案されました。経路と行き先は、普段と同じ津田沼です。しかし、これまでの昼ごろに出かけるのとは、かなり雰囲気が違いました。
 ここ何年か、朝に歩くといえば、通勤時における、家と駅および、駅と職場の間だけでした。そのこともあり、朝に住宅街や畑の脇を数十分歩く、というのはなかなか新鮮でした。
 これも一種の「早起きは三文の得」なのでしょうか。これからの季節は、昼の散歩が難しくなるので、今後もこの朝の散歩を続けていければ、と思いました。

3試合連続無得点で熊本に敗戦

 アウェイで行われた、ロアッソ熊本-愛媛FC戦を、PC速報観戦しました。序盤は前の試合同様に愛媛ペースで進み、シュートも何本か放ちましたが、先制できません。
 前回はそのまま引き分けましたが、今日は後半に相手に先制点を奪われます。今期逆転勝ちのない愛媛は、その後も攻めはしたものの、前の試合で6失点だった熊本の守備を破れず、そのまま0対1で敗れました。
 4月末に上がっていたチームの勢いが、ここにきて一気に下がったような感じです。大型連休中の過密日程も終わり、次節は本拠地なので、ここでぜひ勢いを取り戻してほしいものです。

2010年05月07日

姑息な煽り

 数日前の日経新聞に農協の批判記事が載っていました。その中で、職員の多さを叩く記事があり、「専業農家の戸数の3分の2くらいいる」と書かれていました。
 単純にこれを見れば、「農民3人につき農協職員2人なんて多すぎる」と普通に思うでしょう。
 ところが、よく読んでみると、この比率はあくまでも「専業農家」が基準となっています。そして、日本の農家の半分以上は兼業農家です。
 もちろん、兼業農家だからといって、農協と関わらないなどという事はないでしょう。ちなみに、収入の100%が農業でない農家は全て兼業農家になります。
 そう考えると、この記事は、あえて農家の戸数を少なく表現することにより、「農協の肥大ぶり」を実際以上に印象づけようとしていると言わざるを得ません。
 主張したい事が本当に筋が通っているなら、このような姑息な表現をせず、全農家の戸数を出せばいいわけです。短いながらも、記者及び新聞社の品質がよくわかる記事でした。

2010年05月05日

シビれる

 「シビれる」という言葉があります。基本的な意味は、長時間正座をしたあとの足などを表現する「麻痺する」で、そこから派生して「陶酔する」という意味でも使われます。
 後者の用例として有名なのが、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第1巻で、主人公の宿敵・ディオが、主人公の恋人「ズキュウウウン」という擬音とともにキスをしたのを見た取り巻きが言った「さすがディオ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」 でしょう。

 それはともかく、この「シビれる」には、「相手にうまくやられて、困ってしまった」という意味があります。といっても、これは極めて狭い特定の趣味の世界での専門用語です。
 大学時代にその趣味のサークルに入り、そのままその業界に就職した自分は、この意味での「しびれる」を、ごく自然に使っていました。その業界を辞めて4年たったのですがたまに口から出てしまいます。
 今日も雑談で、ついつい使ってしまいました。おかげで、「○○になったら困る」というつもりで言ったのが、「○○になったら陶酔する」と解釈されてしまい、とんでもないボケをかました形になってしまいました。
 結果的にウケたから良かったものの、やはり「狭い世界でしか使われない用語」を一般社会で使ってはいけないな、と改めて思った次第でした。

序盤の好機を逸し、0対0の引き分けに

 本拠地で行われた、愛媛FC-栃木SC戦をTV観戦しました。今日は怪我で離脱していたアライール選手が2試合ぶりに復帰しました。
 前半10分、相手のミスもあり、福田選手がキーパーとほぼ1対1の場面を作ります。ここで、横に飛んだキーパーの逆をついたシュートを放ちますが、これがゴールポスト内側に当たってしまい、絶好の先制機を逸してしまいます。
 その後も、前半は愛媛が押し気味に進めますが、得点には至らず、0対0で折り返します。

 前半はほとんど攻め込まれる場面はありませんでしたが、後半は栃木ペースになります。かなり危ない場面もありましたが、キーパーの山本選手の好守備などもあり、なんとか0点に抑えます。
 愛媛もカウンターで攻めますが、なかなかつながらず、結局そのまま0対0の引き分けで終わりました。
 中二日続きで、疲れが溜まっているということもあるのでしょうか。次回も中二日で、順位が一つ上の熊本とアウェイでの対戦となります。厳しい状況が続きますが、何とか頑張ってもらいたいものです。

2010年05月04日

一回り

 本日付けで、当サイトは開設12周年となりました。ここまで続いたのも、ひとえに読んで下さった皆様のおかげです。御礼申し上げます。
 開設時は20代だった製作者が今ではともに40代になっています。時が経つのは早いものです。
 当時と比べると、サイトのほうも色々と変わっています。自分自身、サッカーの見物記を載せる事になるとは、12年前には思いもしませんでした。
 ただ、書きたいもの(相方の場合は「描きたいもの」も)を書いて楽しむ、という基本姿勢については、12年間変わっていないかな、とも思っています。
 これからも、その基本を維持しつつ、24周年を目指して頑張っていきたいものです。よろしければ、引き続き、当サイトにいらしていただければ幸いです。

2010年05月03日

どの時代にも通じる定理

[ 漫画 ]

 「ナニワ金融道」の中にあった台詞で「自分が間違っていると知っているヤツのほうがようゴネるもんなんやで」というものがあります。
 なんとなく経験則で納得していましたが、今日、思い切りその典型例を振り回す人間と会話させられました。前提とする知識もろくに持たずに、破綻している論理(?)を振り回すため、こちらは言う端から潰していきます。
 すると、別の所からこちらの粗を探してくるのですが、とにかく前提とする知識がありません。そのため、なぜかイチャモンをつけられているこちらが、「なぜそうなのか」まで説明してやる羽目にまでなるのです。

 すると、また別の所から粗を探そうとし、こちらがそれを説明してやる、の繰り返しをさせられました。
 かなりの時間を無駄にさせられ、不快な思いもしました。ただ、おかげで「ナニワ金融道」のあの一言がいかに正しかったか、というのを理解できました。
 この話が初めてモーニングに掲載されたのは18年前です。そう考えると、時代をこえた定理と言えるでしょう。
 さすがは、没後も著書の新装版が出続けたり、監修した作品やその派生作品がヒットし続ける事はあります。その凄さを再認識出来た、という一点に限って言えば、意味のある時間でした。

2010年05月02日

初のサッカー観戦。首位に善戦するも惜敗

 柏で行われた、柏レイソル-愛媛FC戦を観戦に行きました。サッカーを観戦に行くのは人生で初めてです。
 船橋から東武野田線に乗り換えて柏で降りました。ここで降りるのは4度目くらいです。そこからバスに乗って試合場に着きました。
 事前にローソンで券を買っていたのですが、入り口にあった当日券売り場の料金表を見ると、そちらのほうが500円ほど安くなっていました。

 ゴール裏のビジター自由席に座ったのですが、席からグランドの近さに驚きました。ちょっとそれたボールはどんどん飛び込んできます。さらに、試合中、観戦者がそのボールをグランドに投げ返すと、それを使ってそのままプレーしていたのにも驚きました。
 前半は、席に近い方が愛媛のゴールでした。開始直後は、愛媛がボールを持つ時間が長く、コーナーキックなどもありましたが、得点には至りません。
 そして、15分過ぎくらいから、徐々に相手がボールを持つ時間が長くなりました。そして前半30分、左サイドからのセンタリングを、田中選手に決められ、先制を許してしまいました。
 近くで見ていたのですが、向こう側からボールが来たと思った次の瞬間にゴールが決まっていた、という感じでした。
 今期ここまで、先制された試合はすべて負けています。しかも相手は今期ここまで無敗で、本拠地では全勝ですから、この時点で既に圧倒的な不利になったと言えるでしょう。
 その後も、相手がボールを持っている時間が長く、何度も攻め込まれます。しかし、堅守を誇る愛媛守備陣は、その攻撃をしのぎ、追加点は与えません。

 後半になっても、向こうペースは変わりません。今度は目の前が相手側ゴールとなったわけですが、なかなかこちらにボールは来ません。
 途中、何度か好機はありましたが、なかなか最後までつながりません。シュート数は前後半あわせて4本しか打てませんでした。
 結局、そのまま1対0で試合終了。引き分けを挟んだ連勝は3で止まってしまいました。結果的には順位の差がそのまま結果となった、という感じでした。残念ではありましたが、いい試合だったと思いました。また、サッカー初観戦としても十分に楽しめました。
 帰りは歩いて柏駅まで向かいました。新聞販売店の前を通ったら、先程終わった試合結果を早速号外にして配っていました。他にもレイソル色の自販機があったり、看板に「麻レイソル雀」と書かれた雀荘があるなど、様々なところで、ホームタウンぶりを感じることができました。
 現在の状態のまま進めば、来季柏が昇格し、愛媛は残留しそうなので、来年はここでの観戦はなさそうです。しかしながら、またいつかこのカードがあったときは、是非とも柏まで行きたいものだと思いました。

2010年05月01日

橋の上での揺れ

[ 交通 ]

 珍しく、空いた電車で帰りました。すると、江戸川を渡るとき、車体がかなり揺れました。
 しかし、幕張本郷で降りた時は、さほど強い風は吹いていませんでした。少々距離が離れてはいますが、普通、江戸川で強い風が吹いていれば、ここでもかなり風が強いはずです。
 この現象の理由は二つ考えられます。一つは、単に江戸川で局地的な強風が吹いていただけ、というものです。

 これなら別に問題がないのですが、もうひとつの原因を想像すると、少々怖くなりました。それは、たいして強い風ではなくても、JRの車両はかなり揺れる、という可能性です。
 ある時期から、JRは風での運休がかなり増えました。京葉線などはしょっちゅうですし、総武線も運休はほとんどないものの、徐行でかなり遅れが出ます。特に、橋の上では時速10キロを切るような速度になります。その一方で、並行している京成電鉄は、普通に運転しています。
 特に今回は、空いていたために、客という「重し」がなくなって、さらに揺れたのでは、と思いました。
 まあ、科学的根拠も何もありません。とはいえ、JRおよび総武線に対しての不安は増加してしまいました。もっとも、他の経路が不便すぎるので、結局は総武線での通勤を続けるのですが・・・。