2007年12月29日

ハレの日が・・・

[ 漫画 ]

 今日のビッグサイトは、近隣に行列のできるサークルが複数あったため、貴重な経験を沢山しました。
 特に、目の前にある長大な列と、聞かされていたそこの客単価で試算をした結果、そこの数時間での売り上げが自分の年収を上回る事がわかったときは、情報として知ってはいたにも関わらず、少なからぬ驚きがありました。
 午後になり、おかげさまで相方と二人で作った新刊も完売し(ちなみにそちらの売り上げ合計は食事代程度です)、さてそろそろ他所の本でも見に行くか、と会場を歩き出しました。すると、携帯に仕事関係の電話が入りました。「これは休みの人間にわざわざかける内容ではないだろう」などと思いながら何とか片付けました。するとしばらくして、別な人から携帯に電話が入りました。こちらは、まあある意味仕方のない電話でした。そこで対処したのですが、我ながら「同人誌売ったり、コスプレした人が歩いているのを見ながら、顧客対応するというのは奇妙な風景だよな」などと思ったりもしました。(もっとも、世の中にはこの三日間がビジネス的に重要となる業種・業態もあるわけですが・・・)
 主催者は、この盆暮れの三日間を「ハレの日」と言います。実際、自分としても、冒頭に書いたような「初めての経験」をするなど、過去にない「ハレの日」でした。それが電話二本であっというまに日常に戻されたわけです。
 携帯というのはいろいろと便利で、なくてはならない物となっています。しかし、今日に限っては、その便利さがあだになった「ハレの日」でした。

2007年12月29日 23:14