2008年01月31日

2008/1/31の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

有毒物質

 中国産冷凍餃子の残留農薬量に問題があり、食べた人が体調を崩しているそうです。ちなみに、被害が発生した食品は、JTの系列会社が扱っていたとのことでした。
 餃子と言えば、中国発祥の料理です。その餃子を「本場」の中国が、日本で発達した「農薬」を大量にぶち込んで「より日本風」にして輸出したわけです。しかも、扱っているのが、肺ガンを誘発する嗜好品販売を「本業」にしている会社なわけです。
 ある意味、「JTが扱う日本向け食品」として最適化(?)されて輸出されたと言えるでしょう。そう考えると、「食の現状」を象徴した事件と言えるかもしれません。
 いずれにせよ、中国で餃子を発明した数千年前の人も、このような形で「中国産餃子」が取り上げられるとは夢にも思っていなかった事でしょう。とにかく、「それを口にしたらどうなるか」という事を一番に考えて、作ったり売ったりしてほしいものだ、とあらためて痛感させられた一件でした。

2008年01月30日

体操

 昨日、狭いフロアに全員が入るくらいの小さい会社へ行きました。午後からの仕事だったのですが、15時になったら、全社員が立ち上がりました。仕事で話していた人に尋ねると、体操が始まるとのこと。貴重な機会ですし、他の全員が体操している中で一人だけ座っているわけにも行かないので、参加しました。
 運動量・質とも、ラジオ体操の半分くらいでした。しかしながら、足以外の筋肉はまず使っていない生活が続いている身には、そこそこハードでした。分かってはいたとはいえ、ここまで運動不足だとは思いました。
 なかなかいい気分転換になったこともあり、折角だから、自分も仕事中に一息を兼ねて体操でもするか、とその時は思いました。しかし、すぐに忘れ、結局今日も、極めて運動不足な一日を過ごしていました。
 若い頃は、「皆で体操する職場」などと聞いて、「なんだそりゃ」みたいに思っていました。しかし、経験してみると、なるほど、こうやって習慣にでもしないと、体を動かす機会なんて作れないよな、と妙に納得できてしまいました。

修飾語の効果

 なんとなく、雪山にある温泉に行きたくなりました。そこで、ネットで色々調べていたのですが、余計な修飾語がついている温泉名が目立ちました。ちょっと興味を持っても、名前が「ふれあい温泉」や「ゆめ温泉」だったら、それだけで行く気がなくなります。
 普通に「地名+温泉」が一番いいと思うのですが、わざわざそのように名前をつけるのですから、そちらのほうが集客効果がある、というデータでもあるのでしょう。
 とはいえ、「○○ふれあい温泉」に行って、どのような旅情を感じることができるのか、自分的には見当すらつきません。

2008年01月29日

失敗した時間が長いほど

 約3ヶ月間、失敗し続けていた事がありました。ずっと失敗した理由すら分からなかったのですが、ある日、ついに原因と思われるものに到達しました。そして、それへの対策を行ったところ、ついに成功しました。
 結果が出てみれば、なんでこんな初歩的な、という失敗が原因でした。とはいえ、成功したときの嬉しさは格別でした。漫画版「デビルマン」の不動明が、「俺は、悪魔の体を手に入れたぞ」と合体成功を確信したときの気持ちはこんなだったのだろうな、と思ったほどでした。
 おそらくは、何十回にも及んだ失敗とその悔しさの蓄積が、これほどの喜びを生み出したのでしょう。凡ミスで失敗し続けた事は不本意な事でした。しかしながら、おかげで、このような成功感が味わえたと思うと、その失敗にも感謝したいような気分になりました。

2008年01月28日

コンセント

 公衆無線LANとのかねあいで、ファーストフードに、コンセント付きの席が出現しています。その席に座ってノートを取り出し、電源を接続したら、隣で食事をしていた見知らぬご夫人に、「これって自由に使っていいのですか?携帯の充電とかしてもいいのかしら?」と尋ねられました。
 真後ろが販売スペースなんだから、気になるならそこにいる店員さんに聞けばいいのに、と思いつつ「客席に一つずつコンセントがあるわけですから、客に使わせるために存在する、と考えていいんじゃないですか?」と答えました。会話はそこで終わりましたが、おそらく、この女性は私の「お墨付き」を得たことにより、ファーストフードを携帯の充電場所として大いに活用するのだろうな、と思いました。

 というわけで、無料で電源をサービスしてくれるのは有難いのですが、私の座ったカウンター席は、机の部分が切られていて、ちょうどトレイ一枚もしくはノート一台がぴったり置けるだけの面積しか確保されていませんでした。これでは、食べながらノートを使うのは大変です。とりあえず食事をして、食べ終わったら、トレイを片付けて、存分に公衆無線LANを使って欲しい、という意味なのだろうか、などと少々不思議にも思いました。
 ちなみに、その後に行った別のファーストフードにあったコンセントには、「パソコン用の電源です。ご自由にお使いください」と書き添えてありました。これを見たときは、「先ほどの女性は、ここのコンセントでも携帯の充電をするのだろうか、それとも、その時はまた、隣にいる人に「許可」を求めるのだろうか、などと思いました。

2008年01月26日

十周年に貰った物と渡した物

 昨晩、夢を見ていたら、大変お世話になった方に会いました。「あれ、一昨年秋に亡くなったと思っていたけど、とんでもない勘違いだったようだ。とりあえず、お元気で何より」などと思いながら、以前のように話をしたり、説教をされたりしているうちに、目が覚めました。そして、改めて、その方に会えるのは、今となっては夢の中だけだ、という事を再認識し、寂しさを感じました。
 長年にわたってお世話になったのですが、特に面倒を見てもらったのは、今から十年前後でした。ちょうどその頃、自分は結婚に向けて苦労したり、悩み事をかかえたりしていました。そのいずれも、その方にいろいろと助けてもらい、うまくいくことができました。
 その十年前に、結婚の記念品にいただいた時計は、当時も今も、毎朝家を出るときに見ています。
 神仏も霊魂も一切信じていないので、超自然的な力によってこのような夢を見れたとは思っていません。とはいえ、貴重な結婚十周年である今朝の夢で、その方に会えたのは嬉しいことでした。この十年をとりあえずは円満に過ごせた褒美みたいなものだと思うことにしました。

 さて、その十周年記念日ですが、なんでも「スイートテンダイヤモンド」とか言って、相手に金剛石を贈る慣習があるとか。そんな事はまったく知らなかった事もあり、宝石の代わり(?)にノートをプレゼント。今日はその付属品を買うついでに夕食、という形で二人して秋葉原に繰り出しました。
 そして、クレバリー2号店でキーボードを買い、さらにヨドバシで各種付属品を買いまくりました。
 「記念日」というのとは、少々ずれがあるようにも思えます。ただ、自分たちらしい十周年だよな、と思いながら、駅前ビルの居酒屋で記念ディナーを食べて帰宅しました。

誇りと歴史と文化

 読売新聞の「調査結果」として「「日本国民に誇り」93%で過去最高」なる記事が載っていました。なにをもって誇り、何をもって恥とするのか、また、それは他国のなにと比べてか、などと考えると、答えるのが極めて難しい質問のように思えます。
 たとえば、私なんかは、「不戦の憲法九条を持っている」事は誇れると思いますが、「アメリカの言いなりになって大量殺戮の片棒をかついでいる政府」は誇れません。また「世界大会で優勝するほどの実力を持つ野球選手達」は誇れますが、「自分達の利益だけを考えて、毎年のようにルールをいじくる球団が『盟主』としてのさばっている現状」は誇れません。

 このように多種多様な人々・団体・自然・人工物があるのに、一概に「誇れる/誇れない」と割り切ることができるのか、極めて不可解です。
 ちなみに、「誇れるものの具体的内容」の第一位は「歴史・伝統・文化」だそうです。このくくりもかなり漠然としすぎています。たとえば、私のように「70年前の侵略・虐殺の歴史」を日本の恥と思い、「高度に発展した漫画文化」を誇りに思う人間は、「歴史・伝統・文化」を誇っているのでしょうか、誇っていないのでしょうか。
 他にも、「国民の一人として、ぜひとも国の役に立ちたい」との考え方についてという、分かりにくい質問もありました。これについても、「70年前において、軍隊に志願して中国で人を殺すのと、反戦運動をして警察につかまるのと、どちらが『国の役に立った』のか」などを例示してくれないと、正確な回答はできないと思うのですが・・・。
 よくもまあ、こんな、答えようのない質問や選択肢ばかり作ったものだと、驚かされました、まあ、この「調査」の目的は「多くの国民が日本に誇りを持っている」という「結果」を宣伝するためのものです、そのため、最初から質問の内容など深く考えていないわけですから、当然と言えば当然なのかもしれませんが・・・。

2008年01月24日

淘汰

 病院に行って処方箋をもらいました。これまでは、家から歩いて2分のところにある薬屋を利用していたのですが、そこは昨年秋に閉店しています。そこで、今日は病院推奨の所を使おうと思っていたのですが、病院の人に聞いたら、そこも閉店したとのことでした。
 仕方なく、近隣で唯一のなった処方箋を受け付ける薬局に行きました。入ってみたところ、かなり混雑していました。まあ、近隣に病院は何軒もあるのに、薬局がここだけなのですから仕方ありません。結局、これまでの3倍くらい待って薬を買うことなりました。
 帰りがけに、かつてのいきつけの薬局をのぞいたら、店内はほぼ更地になっていました。ガラス張りの「調剤室」という表示が、唯一かつてここが薬局であった事を示していました。
 競争社会だから仕方ないとはいえ、使い勝手のいい店がこうやってなくなり、利用者が不便を強いられる、というのは何かおかしいよな、と思いながら、その「薬局跡」の前を通り過ぎました。

病院に行く行かないの見極め

 相変らず風邪が抜けません。悪化はしていないのですが、良くなる気配もありません。あと、仕事をしていて一番困るのが、記憶力と判断力が減退することです。これでは、会社にいる意味がありません。
 そこで、一日休んで病院に行くことにしました。こうなる事が分かっていれば、発症した日曜にすぐ病院に行っていたのでしょうが・・・まあ、結果論ですので仕方ありません。
 この「病院に行くべきかどうか」の見極めは何歳になっても分かりません。ただ、今後年を重ねるにつれ、だんだんと「我慢せず、早めに病院に行く」事が長生きのためには必要だろうな、とは思っています。
 そう考えると、改めてかつて老人医療を無料化した人は偉いと思いました。そして、それについて「病院が老人の集会所になっている」などと言って批判し、老人福祉を後退させた連中(含むマスコミ)はろくでもないな、と改めて思いました。

2008年01月22日

振替乗車券発行資格チェック

[ 交通 ]

 朝、電車に乗ったら、「車両故障のため、先の駅で電車が詰まっています。発車は未定です」という車内放送がありました。そこで、改札まで戻って、復旧見込みを確認のうえ、振替乗車票の発行を依頼しまいた。
 すると、駅員氏は「定期か切符をお持ちですか?」と質問してきました。そこで、モバイルSuica定期である旨を告げると、わざわざ機械にかけて確認し、その後に振替乗車票をやっと発行しました。
 急いで隣接する京成のホームに行ったのですが、着くと同時に扉が閉まり、列車は去っていきました。あの「検査」がなければ余裕で乗れたのに、思いつつ、次の列車まで7分ほど待ちました。

 JRの車両故障で振替輸送が行われるわけです。にも関わらず、なぜこちらが余計な検査をされなければならないのでしょうか。普通、こんな時間にスーツ・ネクタイの人間がいれば、普通は定期を持っているとしたものです。にもかかわらず、あたかも「不正に振替票を取得しようとしている人」であるかのように扱われたわけで、かなり失礼な話です。
 だいたい、これが振替票を欲しがる人で一杯になっても同じ検査をやるのでしょうか。そう考えると、必然性もないわけです。
 結局、自分のところの手落ちで客に迷惑をかけている、という認識はないのだな、と改めて認識させられた「振替票チェック」でした。

2008年01月21日

2008/1/21の更新

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「残虐」の基準

 スカパーのアニマルプラネットは、常に動物に関する番組を流しています。基本的には動物の生態を紹介するもので、愛らしい動物を見ることができます。そういう事もあり、他に特にみたい番組がない場合、BGM代わりにここをつけっぱなしにしたりします。
 しかしながら、たまに「動物虐待モノ」という番組が流れます。人間によるペットの虐待や密猟を取り締まる立場の視点で描いたものです。もちろん、趣旨は分かるのですが、どうしても、視覚的に見るのが辛く、流れるとチャンネルを変えてしまいます。
 そんなある日、BGM代わりにつけていたアニマルプラネットに目を向けたところ、外国の女性が出てきて、「遺伝性の病気でないことがわかって嬉しい」などと言っていました。一体どこが動物番組なんだ?と思って見ていたら、続いて実験室にいるマウスが出てきました。そのマウスにさまざまな実験を施して、遺伝子の研究をする、というのが番組の主題のようです。

 ところが、そこでまず出てきたマウスは、緑色に光っていました。なんでも、「クラゲの遺伝子を混入させた」との事です。さらに、続いてより人間が持つ器官の遺伝子を混ぜられた結果、異様な姿になったマウスが出てきました。さすがにそれを見たときは気分が悪くなり、即座にチャンネルを変えました。
 私だって、かつて住んでいた家でネズミ取りの罠を仕掛け、捕まえたネズミを圧殺した事はあります。だから、「ネズミの命も尊重せよ」などと言う気はありません。しかしながら、その「遺伝子合成マウス」は、かなり異様なものでした。犬猫虐待の悪を批判するのはいいのですが、
 あと、私は医学の事など全然分かりません。しかしながら、同じ人間でも効く薬と効かない薬があるわけです。にもかかわらず、「人間が持つ器官の遺伝子を埋め込まれたマウス」に効く薬が、「その遺伝子の元となった人間の器官」に効果があると言えるのだろうか、と素人ながら強い疑問を持ちました。

2008年01月19日

すりきれた「閉」ボタン

 成長中の企業が何社か入っているビルに行く用事がありました。エレベーターに乗ったところ、「閉」ボタンに印刷されている模様がすり切れていました。ちなみに、「開」ボタンの印刷は普通に表示されています。
 確かに、少々扉が閉まるまで時間がかかるようにも思えます。しかしながら、すり切れるほど「閉」ボタンを押すほどでは、と驚きました。
 やはり、成長中の企業が入っているだけあって、社員もみな、一分一秒を惜しんで仕事をしているのでしょうか。
 凄いと思った反面、そこまでせっかちにエレベーターに乗ることもないのでは、とも思いました。
 ついでに、十年ほど前に豪州に行ったとき、向こうのエレベーターには「閉」ボタンがなかったこと。さらに、同乗していた日本人観光客が、「閉」と勘違いして非常ボタンを押したことを思い出したりもしました。

2008/1/18の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

当初の目的が・・・

 ある時期から、駅の手洗い所に「きれいに使っていただき、有り難うございました」という張り紙が出るようになりました。なかなか面白い「マナー向上張り紙」だと感心していたのですが、この訴求力に目をつけたのか、一部の駅では「きれいに・・・」に広告をつけるようになりました。ところが、こうなると、肝心のメッセージの影が薄くなってしまいます。そして、そのような「広告付きメッセージ」のある手洗い所は、今ひとつ清潔感に欠けます。
 典型的な、「凝りすぎて本来の存在価値が薄れてしまった例」と言えるでしょう。加えて、個人的には、「用を足しながら広告を見て、その商品に興味を持つ人」って本当にいるのだろうか、とも思っています。

2008年01月18日

貴重な朝食

 昨日、家に帰れなくなり、大宮でカプセルホテルに泊りました。これまで、カプセルに泊った経験は少なからずありましたが、ここは、その中でも「究極」とも言える環境でした。
 ロッカーは古く、その外観はどう見ても、企業が使う社員用ロッカーのアウトレット品、という作りでした。そして、歩いていると、床が沈んでいる所がありました。
 そして翌朝、300円という値段に引かれ、ホテル内の食堂で朝食を取りました。向かいのテーブルに座っている人が目に入っているのですが、その人は、食事セットの脇にサワーのグラスがあります。驚いて、視線をずらしたら、瓶ビールを飲んでいる人がいました。しかも、おかわりまでしています。
 世の中には色々な朝食スタイル(?)があるものだ、と朝から感心させられた、貴重な一日でした。

2008年01月17日

初雪

群馬まで日帰り出張のはずが、長引いてしまい、家に帰れない時間になってしまいました。
仕方ないのでせめて翌日早起きせずにすまそうと、車で戻れる所まで送ってもらいました。
日付が変わる頃、遅すぎる夕食をとるためにSAに立ち寄ったところ、空から冷たいものが。自分にとって今冬初となる雪でした。
まさかこんなところで初雪を見るとは、数時間前までは夢にも思いませんでした。なかなかもの哀しいものがありましたが、まあこんな経験も二度とないから、そういう点では貴重とも言えるな、強引にいい方向に考えることにしました。

2008年01月16日

 電車に乗っていたら、後ろから二十台前半とおぼしき二人の青年による会話が聞こえてきました。片方が「嘘なんて、最後まで突き通せばいいんだよ。そうすれば絶対にばれることがないから」と言い、もう片方も同意していました。
 嘘でその場はごまかせても、後から出てくる矛盾した事実があれば、そのような事は通じない、という事をまだ経験していないのでしょう。さらに、そのような「嘘を自分の中での真実」にする行為が、自分を騙してしまう結果になる、という事も当然ながら知らないのでしょう。

 もっとも、別にこれは「若さゆえ」という事ではありません。人によっては、どんなに年を重ねても、見え見えの嘘を堂々とつく人がいます。先日も、ある老人が、嘘をついて10万程度の金を詐取しようとし、結果的に嘘がばれて金が取れなかったばかりか、他人の信頼も全て失った、という話を聞きました。また、老人という年ではないものの、嘘ばかりついているうちに、肝心の自分が嘘と現実の区別がつかなって判断を誤り、大失敗した人も知っています。
 彼らも若い頃に嘘をつき通してごまかせてしまい、その結果何歳になっても嘘をつく習性が抜けなくなったのかもしれません。その結果、嘘によって得た少々の益と引きかえに、重要なものを失ってしまったわけです。
 後ろで会話していた彼らが、その「嘘人生観」が虚構である事に気付くのはいつのことなのだろうか、などと思いました。願わくば、一日でも早く気付いてほしいものだ、とつい見ず知らずの人たちの将来を案じてしまいました。

2008年01月14日

2008/1/14の更新

 談話室「伝統」による思考停止を掲載しました。

自然に還りつつある家

 普段行かない方向へ散歩に行きました。畑作地帯を抜けてしばらく歩いたら、廃屋がありました。門や家の大きさを見る限り、かつてはそこそこ立派な家だったようです。
 しかし、人が去ってから久しく、庭木は繁り放題になっていました。さらに、家にもツタがからみつき、その上、土がたまったと思われる部分からは草木が生えています。
 すぐ裏手は、宅地開発されており、比較的新しい建て売り住宅が並んでいます。それだけに、より一層目立つ、「植物と一体化しつつある家」でした。
※クリックすると、同じ窓に大きな画像が表示されます。

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道義のレベル

 ここのところ不入りだった大相撲が、本日は早々と前売り券が完売したそうです。理由は、「人殺しに関わった力士よりも重い、大相撲史上最大の制裁」である「二場所連続出場停止処分」を受けた朝青龍関の再出場でした。そして、相撲で快勝した朝青龍関には大歓声が。数ヶ月前の「全国民の怒りを買った」みたいな報道は何だったのか、と改めて思いました。
 もっとも、いくつかのスポーツ紙のサイトを見ると、相変らず、偉そうに朝青龍関の事を批判している記事もありました。それはまあ、「言論の自由」だからいいのですが、その記事の下には、毎度の事ではありますが、「Ads by Google」による、胡散臭げな「副業紹介サイトへのリンク」が記載されていました。
 母国政府の要請により数十分間サッカーイベントに出るのと、このような胡散臭い商売の宣伝に荷担する事と、どちらが道義的に問題があるのでしょうか。「道義」にうるさいスポーツ紙および、その親会社である商業新聞の連中に、一度検証してほしいものだとつくづく思った、今日の相撲報道でした。

2008年01月12日

逆効果の技術

 業務用アプリケーションを調べるために、検索をかけてみました。最初にYahoo!を使い、一番上に来たサイトに行きました。とりあえず概要を確認し、では二番目のサイトを見るか、と思って「戻る」ボタンを押しました。しかし、画面はそのサイトのトップページのままです。
 JavaScriptか何かで「戻る」を使えなくしているのでしょう。しかし、これって何の意味があるのでしょうか。別に「戻る」が使えくても、再度検索サイトを開いて同じ語句で検索すれば済むことです。「戻る」を使えないから、他の検索結果を見るのをあきらめて、この会社の商品にする、などという人はいないでしょう。それどころか、このような不便なサイトで無駄な手間を取らせられた事により、その商品の評価を下げる人のほうが多いのではないのでしょうか。
 ほとんどの商品は、利用者に利便性をもたらすために買われるわけです。にも関わらず、調査の段階で利用者に不便を強いてどうするつもりなのだろう、と半ば呆れつつ、ブラウザ付属のツールバーで再び検索を行いました。

2008年01月11日

魔が差す

[ 交通 ]

 大宮に出かけました。夜に帰宅する事になり、駅に入りました。案内を見ると、次に来る電車は湘南新宿ラインとのこと。とりあえずそれに乗って赤羽で京浜東北線に乗換えようかと思いながらホームまで降りた後、念のため携帯版「駅すぱあと」で経路検索をしました。
 すると、秋葉原に出て総武線に乗っても、南浦和から武蔵野線に乗っても着く時間は同じ、という結果が出ました。ならば、帰宅ラッシュにひっかからない武蔵野線経由のほうが、どう考えても楽に帰れます。そこで、一度京浜東北線に乗換えようとしたのですが、目の前に湘南新宿ラインが来たら、なぜかフラフラと乗ってしまいました。
 次は赤羽ですから、最早やりなおしはききません。結局、秋葉原で乗り換え、ラッシュに押されながら立っていました。ようやく、席が空いたのは、皮肉にも武蔵野線との接続駅である西船橋に着いた時でした。
 いまだに、我ながらあそこでなぜ湘南新宿ラインに乗ってしまったか理解できません。「魔が差す」という事は本当にあるのだな、と思った次第です。

2008年01月10日

2008/1/9の更新

 漫画資料室読み込んだ作品魁!男塾を掲載しました。

2008年01月08日

「大使」の認定基準

 駅構内を歩いていたら、「讃岐うどん大使」と書かれた堂々たる看板を見かけました。かかっているのはJRがやっている讃岐うどん屋です。何でも、原料供給で本場の業者と提携しているとの事でした。別の駅の店舗でも看板を見ましたから、チェーン全体が「大使」の認定を受けているようです。
 しかしながら、少なくとも私が食べた限りでは、普通の「安価な讃岐うどん」でしかありませんでした。ちなみに、私が入った店はフードコートの一角にあるのですが、店内ではフードコート共通でバイト募集をしていました。いくら本場の材料を使っているとはいえ、隣接する異なる業態の飲食店とかけもちみたいな感じで、「大使クラス」のうどんを作れるのだろうか、とも思いました。
 その後、街中で同じ看板を掲げている別の店を見かけました。しかし、おかげで、その看板と店に権威を感じることはできませんでした。

2008年01月07日

2008/1/7の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みならブログらくがきちょうを更新しました。

仕事始め

 4日が休みになったので、今日が仕事始めでした。七連休などを取ったのは数年ぶりでしたが、土日あたりから、リハビリ(?)をかねて、ちょこちょこ仕事をしていたせいか、特に休みボケみたいな事はありませんでした。
 職場の状況も相変らずなうえに、数少ない「新年行事」である、偉い人による訓辞の時にちょうど自分宛に電話がかかってきたため、幸か不幸か訓辞の内容は何一つ聞こえませんでした。というわけで、新年らしさといえば、年賀状と年賀メールがちょっと来た事だけ、という感じでした。
 まあ、仕事に新年らしさを求めてもあまり意味はありません。そう考えると、このくらい自然な方が、「いい仕事始め」と言えるのかもしれませんが・・・。
 というわけで、七日ぶりに会社にきたとは思えないほど、平凡な「今年最初の出勤」でした。

2008年01月06日

歩いて1分のところにあった文具屋

 我が家から歩いて1分くらいの所に文房具店がありました。駅と反対方向なうえに、基本的に平日の日中しか営業していないため、10年住んでいるにも関わらず、使う機会は数回しかありませんでした。ただ、店の雰囲気は、昔通った「学校近くの文具屋」で、行くたびに、懐かしさを感じていました。
 ところが、先日、ネットの地域情報を見たら、そこが閉店した事を知りました。まあ、営業時間の点ではコンビニに勝てないし、品揃えの点では、一駅隣にいくつかある大型店に勝てないので、ある意味仕方なかったのかもしれません。実際、自分もほとんど使わなかったわけですが、なくなった事を知ると、やはり寂しいものがありました。
 それにしても、家から歩いて1分の所にある店の閉店をネットで知ったわけです。ネットの便利さ・近所の事が分からない、の双方において、現代らしい話だ、とも思いました。

2008年01月05日

マリンスタジアム「初投げ会」

 昨年に続き、マリンスタジアムで行われた「新春初投げ会」と「若手投手トークショー」に行きました。「初投げ会」は、球場を開放して、自由にキャッチボールができる、という企画です。キャッチボールは道具もないのでできませんが、とりあえず年に数回しかない球場に入れる日なので、中に入って球場を一周しました。そして、人工芝の踏み心地やフェンスの感触を体感。さらにはベンチ及び、フィールドシートの「試し座り」をやりました。
 今年初めて気付いたのは、ベンチの奥に「網棚」があった、という事でした。この上に選手が荷物を載せたりするのだろうか、と気になりました。フィールドシートは、一番ベンチに近いあたりに座ったのですが、その一塁ベースおよびベンチからの近さに改めて驚きました。このあたりは、年間シートなのでしょうが、ぜひ一度、ここに座って観戦したいものだと思いました。

 若手投手のトークショーは、今年は継投陣の要としての役割が期待される、川崎投手と荻野投手が登場。運営の下準備がうまくおこなわれておらず、「軽妙なトーク」とはいきませんでしたが、話自体は楽しめました。川崎投手が故郷で伝統的な正月を過ごしたのに対し、荻野投手はあまり「正月の伝統」を重視しない性格のようです。大晦日も普段通り23時には就寝し、初詣もおみくじを引いただけで、特に願い事はしなかった、との事でした。
 その後は、両選手の昨年成績や逸話などを題材にした、○×クイズが行われました。ここで相方が日頃の研究成果(?)を発揮。全て正解を出して荻野投手のサインボールを獲得しました。これまた新年早々ゲンがいいと、嬉しく思いました。
 他にも、福袋販売・両投手が鏡割りした升酒販売など、さまざまな企画が行われていました。今後も、新春の恒例行事として定着させてほしいものです。

2008年01月04日

2008/1/4の更新

 幕張本郷名所案内浜田川にかかる謎の橋を掲載しました。

紅白離れ?

 31日に放映された紅白歌合戦の視聴率が低かった、というニュースがありました。正月の定番ニュースですが、その視聴率低迷が、何か問題であるかのような記事には、毎年の事ながら、強い違和感をおぼえます。
 確かに、十何年か前までは、「大晦日の21時になったら、家族で紅白歌合戦を見る」というのが、年越しの定番でした。しかし、紅白どころか、「皆でTVを見るという風習」自体が、既に過去の物のように思えます。

 ちなみに、我が家の場合、「ゆく年くる年」だけは「年明け時報」代わりにつけます。そして、年を越した事を確認すると、BGM代わりにつけているスカパーに戻す、というのがここ数年の「年越し時のTV状況」です。ここ数年、歌番組自体に興味がないので、当然ながら紅白も見ません。
 記事には「紅白離れ対策」などという文言が出てきますが、我が家のような層の場合、歌番組をやる以上、その時間にNHKをつける事は絶対にないわけです。
 そのような中で、「紅白の視聴率」だけ語っても意味がないのではないでしょうか。どうせ論じるなら、そのような狭い範囲でなく、「年越しの方法の変化」という事を主にしないと、記事としての価値が生じないのでは、と毎年の事ながら気になっています。

2008年01月02日

壊れるのに最適な時期

 昼過ぎ、相方のモニタに異常が発生しました。画面がしばらく点滅したと思ったら、電源ランプが緑色であるにも関わらず、画面を表示しなくなりました。1999年購入のモニタですから、そろそろ寿命といったところでしょう。実際、私のモニタにつなぎかえたところ、問題なく画面が表示されました。
 私のマシンはノートなので、最悪モニタがなくてもなんとかなります。そこで入れ替えることにしたのですが、私のモニタが19インチなのに対し、相方のは17インチです。そして、PCデスクギリギリに収まっているため、まずPCデスクの横板のつけかえを、さらにそのとばっちりでこれまでの場所に置けなくなったPC本体の移動まで行う事になりました。

 結局、それらのつけかえや移動などをやっているうちに結構な時間がかかってしまいました。
 ただ、結果論として、今の時期に壊れたのは不幸中の幸いでした。何しろ、私の仕事も、相方の作業も休みというのはこの時期と5月の連休くらいしかありません。他の時期だったら、このように手早く、モニタのつけかえさらには、PCデスクの組み直しまで行うことはできなかったでしょう。
 そう考えると、9年近く働き続けた上に、壊れる時期まで選んでくれた、このモニタは本当に有益だったと言えるでしょう。物相手とはいえ、感謝の意を表したくなったものでした。

マスターズリーグを観戦

 マスターズリーグの東京対札幌戦を観戦に東京ドームへ行きました。場内アナウンスでは、「2008年に行われる、世界初のプロ野球」と言っており、「今年初観戦」にふさわしい試合と言えるでしょう。
 マスターズリーグは5チームが2回戦総当たりで、1チーム8試合ずつ行われます。ここまで両チームとも4勝2敗で同率首位です。順位決定方法は、勝率・勝数・直接対決・得失点差という順になっています。ここまで得失点差は札幌が他チームに30点以上の大差をつけています。しかしながら、東京は前の試合では札幌に勝っています。したがって、札幌が勝てば得失点差で、東京が勝てば直接対決の関係で、最終的に同率になっても相手の順位を上回ります。したがって、双方にとって、勝てば優勝へ大きく前進するが、負けると優勝がほぼ絶望になる、という大一番となりました。

 球場に入った時点で、内野自由席はかなり込んでいたので、外野席の前から二列目での観戦となりました。東京ドームの外野席で観戦するのは初めてでしたが、2階席よりもマウンドがよく見えるように思えました。
 先発は東京が河野投手(元ファイターズなど)で、札幌が佐藤義則投手(元ブレーブス)でした。マリーンズ関係では、初芝選手が東京の6番三塁で、今年から二軍コーチで就任の上川選手が札幌の9番二塁手でそれぞれスタメンでした。
 初回、東京は中野選手(元タイガース)死球で出塁しますが、盗塁失敗もあり、先制できません。一方の河野投手も初回を抑え、2回裏も1死を取ります。ところがここでどこか痛めたのか降板し、急遽、西崎投手(元ファイターズなど)が登板します。しかし、準備不足だったためか、いきなり代わりはなを石井雅博選手(元読売など)に左翼席に先制弾を喫し、さらに連続二塁打でもう1点を失う散々な内容となってしまいました。
 佐藤義投手に2回を無失点に抑えられた東京ですが、3回に二番手の松沼博久投手(元ライオンズ)相手に反撃します。まず駒田選手(元ベイスターズなど)の適時打で1点を返すと、続く伊東選手(前ライオンズ)が元同僚対決を制して犠飛を放ち、即座に追いつきます。
 東京は3回裏は増本投手(元ホエールズ)が抑えますが、続く4回に登板の五月女投手(元ホエールズほか)がつかまり、前の打席で本塁打を放っていた石井選手に適時三塁打を打たれて再び勝ち越され、さらに適時打で再び二点差とされます。
 4回からは30代の「サポートプレーヤー」と呼ばれる選手が登場可能に。東京は早速、鈴木健選手(前スワローズ)を起用します。そして、その裏から守備の兼ね合いで、初芝選手が遊撃に。慣れないポジションなので心配でしたが、二遊間を抜きそうな当たりを飛びついて好捕するという、名ショートぶりを披露していました。
 そして5回裏には、30代の川尻投手(元タイガースなど)が登板。しかし、調整不足なのか、いきなり無死満塁となり、一回り年上の石井選手にこの試合3打点目となる適時打を喫し、さらに犠飛で計2失点。札幌の継投陣がいいだけに、これで試合はかなり札幌に傾いた感じでした。
 その札幌継投陣は、4回は与田投手(元ドラゴンズなど)が抑え、5回からは岩本投手(元ファイターズ・登録名「ガンちゃん」)が登板します。6回には好機で長打性の当たりを打たれるも、中堅に入っていた高橋雅裕選手(元ホエールズほか)が現役選手ばりの好捕を見せ、反撃できません。
 7回からは、札幌は今季防御率ゼロの津野投手が登板。東京も代打で登場の垣内選手(元マリーンズなど)が安打を放ちますが、結局0点に。得点できなかったのは残念でしたが、垣内選手の安打を見れたのと、約2年ぶりに野球場で垣内選手の応援歌を歌えたのは嬉しいことでした。
 その裏、東京は村田兆治投手を起用。投げるたびに、スタンドの各所からストロボがたかれます。毎度の事なのでしょうが、邪魔にならないのかと気になりました。その村田投手ですが、期待の140km台は出なかったものの、130km台後半の速球と、120km台のフォークで好投。走者は出したものの、満塁でここまで3安打3打点の石井選手を打ち取り、0点に抑えました。
 しかし、東京打線は津野投手に8回も抑えられ、4点差のまま9回に。ここで札幌は守護神である橋本清投手(元読売など)を起用。初芝選手が四球を選び、二死から鈴木健選手が詰まりながらも安打し、1・2塁とします。ここで高打率の垣内選手が登場。右翼にいい当たりを放ちましたが、鮎川選手(元タイガースなど)に好捕され、試合終了となってしまいました。
 これで札幌は5勝2敗で単独首位に。一方の東京は、得失点差の関係で優勝がなくなりました。札幌は、現在3勝2敗の名古屋が、残る3試合で1敗した時点で優勝。仮に名古屋が3連勝しても、最終戦に勝てば優勝という、マジック1となっています。
 今日は内野2階席は開放していませんでしたが、1階席は9割近い入り、外野席も7割くらい入っていたように見えました。推定1万7千人といったところでしょうか。

2008年01月01日

2008/1/1の更新

 トップ絵を年賀バージョンにしました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうとブログめもちょうを更新しました。

春から縁起が?

[ 漫画 ]

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 年末に休日出勤だのビッグサイトだのでバタバタしていた事もあり、今日は寝正月でした。
 夕方くらいにやっと目が覚め、このまま何もせずに元旦を終えるのも嫌だと思い、津田沼まで散歩に行きました。そして何軒か本屋に入りました。南口のほうで普段行っている丸善が閉まっていたので、接客にやや難があるため、普段はあまり行かない、くまざわ書店に久々に行きました。
 すると、前々から本屋をまわるも、なかなか見つからず、アマゾンで頼もうかとまで思っていた、吉田秋生さんの「ラヴァーズ・キッス」という作品が置いてありました。この作品と同じ舞台設定で描かれた「海街diary」という作品が非常に面白く、そのため、こちらの作品も読もうと探していたのです。
 正月早々、たいして期待もしていない店で、探していた本が入手できる、というのはかなりの幸運を感じました。できれば、一年を通じて、このような幸運を感じることができる年であってほしいものです。