2013年12月28日

横綱昇進基準に日本人特例?

 昨日のスポニチに、横審委員長明言 稀勢の綱獲り「14勝ならOK」という記事が載っていました。
 先場所、稀勢の里関は13勝で準優勝でした。大関の横綱昇進基準は「2場所連続優勝。もしくはそれに準じる成績」です。普通に解釈すれば、連続優勝するか、「準優勝した翌場所に優勝、優勝した翌場所に準優勝」となります。
 しかしながら、スポニチには「14勝して優勝決定戦で負けても、その場合は昇進OKとなる」「国産横綱の誕生は大方の相撲ファンの願望だ。稀勢の里には何としても綱を張ってほしい」と書かれていました。
 これが事実なら、横綱審議委員会委員長氏は、日本人を横綱にするためなら、ルールを曲げてもいい、と宣言した事になります。

 話は飛びますが、先日、将棋で里見さんという女性の奨励会員(プロを目指している人。相撲界では幕下や三段目に相当)が、プロの一歩手前である「三段」になった、というニュースを見ました。
 彼女は、奨励会入会後、男性と全く同じ環境・同じ昇進基準で将棋に勝ち、そこまで到達しました。

 しかし、40年ほど前は違いました。とある将棋の強い女性が、同様に奨励会員になりました。
 その際、彼女の話題性を高めるため、「女性専用の昇進基準」が作られました。
 同じ成績でも男性なら上がれない所、彼女は「女性だから」という理由で昇進できてしまったわけです。
 当時は「女性は将棋に向いてない」という考えが幅をきかせており、このような「特別ルール」が設定されたわけです。

 冒頭の横審委員長の話を聞いた時、この逸話を思い出しました。そして、40年前の将棋界における「女性」が、現在の相撲界における「日本人」になっているのだな、とも思いました。
 確かに、最後の「日本人横綱」た誕生してから15年以上経ちます。それ以降の新横綱は、全て外国人です。
 だからといって、昔の「女性奨励会員」みたいな「特例」を作ってまで、「日本人横綱」を誕生させようとする発言は、稀勢の里関を始め、多くの人に対して失礼だと思いました。
 同時に、なんで横綱審議委員というのは、いつまで経っても、ろくでもない人間ばかりがなるのだろうか、と毎度の事ながら呆れました。

2013年12月08日

Jリーグ終了、四国勢、アベック昇級

 土曜日にJ1最終戦が、日曜日にJ2プレーオフ決勝並びに、J2-J3の入替え戦が行われました。
 J1は、前々節で「マジック1」としていた横浜Mが、まさかの2連敗。一方、2位の広島は、逆転で二連覇を達成しました。
 何でも、広島市長が試合の数日前に「三連覇すると新スタジアム建設をしなければならないので、2位でいい」という暴言を吐いたとか。
 結果的には、それが選手たちのモチベーションを上げた可能性もあるのでしょうか。
 自分としては、1期だけ愛媛にレンタル移籍し、今でも何かあるたびに愛媛の名前を出してくれる日本代表MFの齋藤学選手がいる横浜Mを応援していたので残念でした。
 なお、その斎藤選手には来年からドイツ移籍、という報道も流れています。どうなるか分かりませんが、さらなる活躍を期待したいものです。

 そして日曜日には、J2の昇格決定戦である京都対徳島と、J2とJ3の入替え戦である鳥取対讃岐が同時に行われました。
 そして、徳島と讃岐がそれぞれ勝ち、徳島はJ1へ、讃岐はJ2へと「四国勢アベック昇級」を決めました。
 愛媛を応援しているだけに、この四国勢の活躍は嬉しいものでした。同時に、愛媛もいつか、このような歓喜の場を迎えてほしいものだと思いました。
 というわけで、来年の四国ダービーは、新たに愛媛対讃岐となるわけです。
 昔から相方には、松山の高松に対する対抗意識は、徳島・高知の比でない、という話を聞いていました。そういうわけで、来年のダービーは、これまでの対徳島と違った盛り上がりを見せるのでは、と思っています。今から大変楽しみです。

2013年11月04日

投手酷使と報道

 昨日の日本シリーズ最終戦で、東北が読売に勝っていました。
 中継を見ていたのですが、8回を終わって3-0でした。普通ならリリーフエースが出てくるところです。
 普段、プロ野球はほとんど見ないので東北の戦力はよく分かりませんが、優勝したのですから、信頼出来る救援投手が何人かいるはずでしょう。
 ところが、そこで登板したのは、前の日に160球完投して敗戦投手になっていた田中投手でした。

 今期、東北は、優勝した試合も、CS通過を決めた試合も最後に田中投手に「抑え」をやらせています。しかしながら、いずれのケースも、ある程度登板間隔が空いていました。
 しかし、今回は完投した翌日なのです。1960年代までならともかく、分業制が確立した現在ではありえない投手起用です。
 もちろん、勝ったほうが日本一になる試合です。たとえば延長戦が進み、投手を使い切った、という展開ならこの起用も仕方ないでしょう。しかしながら、ベンチにはこの一年間を支えた救援投手が何人も控えていたのです。
 どんな素人が考えても、これはチーム勝利のために最善の継投ではありません。さらに、田中投手の将来の事も全然考えていない「酷使」としか言いようがありません。
 単に、自意識過剰な監督が、自分を目立たすために派手な演出をしただけです。

 この「異常な継投」を見て思い出したのが、2006年の日本シリーズ第5戦でした。
 この試合は、ドラゴンズの山井投手と北海道のダルビッシュ投手の投げ合いとなり、山井投手が8回まで走者を一人も出していませんでした。一方、ダルビッシュ投手も当然ながら好投し、1対0のまま最終回を迎えました。
 ここで、当時の落合監督は完全試合のかかった山井投手を降板させ、岩瀬投手を起用しました。なんでも、山井投手はマメを潰していたそうです。そして、三者凡退に抑え、ドラゴンズは52年ぶりの日本一となりました。
 ところが、翌日のスポーツマスコミは、この日本一を決めた采配に対し、非難轟々でした。なぜ、完全試合のかかった山井投手を続投させなかったのか、という論調です。
 別に8回まで完全投球をしていたからといって、9回を三者凡退に抑えられる保証など何もありません。試合に勝って日本一になるには、最も信頼出来るリリーフエースを投入するのは当然です。
 ましてや、その継投で、ここまで勝ち続けていたのです。極めて普通の事をやったにすぎません。そして最善の結果を出したわけです。
 にも関わらず、その采配は誤っており、達成できるかどうか分からない個人記録を優先すべきだ、などと書いた記者や評論家・「識者」の談話には心底呆れたものでした。

 そして、今朝のスポーツ新聞のサイトを見て、ある程度予想はついていましたが、呆れた気分になりました。
 7年前、あれだけ日本一を決めた采配を批判していたしていたわけです。しかし、自分の見た限り、あの「酷使采配」を批判した論調はひとつも見ることがありませんでした。
 少なくとも、試合中にツイッターを見た限りでは、ダルビッシュ投手をはじめ、かなりの人が、あの起用に疑問を示していました。しかしながら、スポーツマスコミも評論家・識者も何一つ批判をしていないのです。
 記事には「田中投手に感動を貰った」みたいな事が多々書かれていました。ならば、その感動を与えてくれた田中投手の投手生命を心配しようと思わないのでしょうか。

 まあ、昔から、スポーツマスコミには「酷使は素晴らしい」という風潮が根強くあります。夏の甲子園大会など、あんな猛暑の中、投手に連投させるという、熱中症にさせるためにやっているとしか思えない行為すら、まともに批判しません。
 確かに、酷使された投手の「頑張り」を題材にすると、比較的簡単に「感動的な記事」が作れます。そう考えれば、昨日の酷使は、彼らにとって「美味しいネタ元」なのかもしれません。
 そんな事を思いつつ、スポーツマスコミ(まあ、スポーツに限ったことではありませんですが)の質の低さにあらためて呆れました。

2013年10月13日

PK戦を生中継で見る

 全日本選手権のジェフ千葉対FC東京の試合を中継で見ました。
 序盤で東京が先制したものの、後半ギリギリで千葉が追いつき、延長戦に入ります。
 しかし、そこでも決着がつかず、遂にPK戦となりました。
 サッカーの試合は何度も見ていますが、ほとんどがJリーグという事もあり、PK戦を中継で観るのは初めてです。

 まずは、各チーム5人ずつで蹴ります。先行はホームの千葉3人まではともに決めましたが、4人目でFC東京のキーパーが止めました。
 これで東京有利になったのですが、直後に今度は千葉のキーパーが止め、再びタイになります。そして5人目はともに決め、「PK戦の延長戦」となりました。
 延長になると、ともに一人ずつ出して、片方が成功、もう片方が失敗、となった時点で終了します。
 ここで東京のキーパーは再びシュートを止めますが、直後にこれまた千葉のキーパーも成功し、ともに失敗で6人目は終了。続く7人目はともに成功となりました。
 そして8人目ですが、千葉の選手がバーに当ててしまいます。これまでの展開だと、続く東京の選手もバーに当てるとしたものですが、そのような事はなく、正確に決め、東京がついに勝利しました。
 特にどちらかに強い想い入れがあったわけではないのですが、かなりハラハラしながら中継を見ていました。となると、どちらかのチームを応援している人は、より緊張しながらこのPK戦を見ていたのでしょう。
 ネットや新聞などに載る結果を見ただけだと、「1-1(PK6-5)」という極めて散文的な印象しか得ることができません。
 その「6-5」と表示されている数字には、合わせて16回分の、選手同士の読み・成功した時の喜び・失敗した時の悔しさ」などが織り込まれているわけです。
 それを生中継で知ることができた、というのはなかなか有意義でした。

2013年08月17日

酷暑で酷使

 相方の母校が甲子園に出ました。
 相方の在学中は女子校だったのですが、その後共学になり、一気にスポーツ名門校になりました。9年ほど前に春の甲子園で優勝し、続く夏でも準優勝しています。
 それだけ優秀な選手が集まったわけです。当然ながら主力選手の何人かはプロに進みました。
 しかし、主砲だった選手は未だに一軍と二軍をいったりきたり、という感じです。また、一緒にプロに入った選手は一軍にほとんど上がれず解雇されました。
 そして、エースだった投手は大学を経てドラフト1位でプロに入りましたが、これまた目立った活躍はできていません。
 ちなみに、その時にダルビッシュ投手がいた東北高校にも勝っています。その試合は本塁打で決着がつきましたが、ダルビッシュ投手は球数の関係もあって左翼を守っていました。

 その後はパッとしませんでしたが、今年の春に甲子園の決勝まで進みました。
 四番打者も兼ねるエースが、全ての試合に登板しました。しかしながら、決勝で打ち込まれて負けました。その際に、エースの球数が問題になりました。
 今回の大会でもその話が出ましたが、それに対して監督は「高校野球に球数制限はおかしい」と言ったそうです(ソースが夕刊フジなので、本当に言っていない可能性も十二分にありますが…)
 発言はともかく、エースを酷使していた事は確かです。そして、夏の甲子園にも出場しましたが、2回戦で延長戦を完投したエースが打たれて敗れました。
 高校野球で特定の高校の負けを願った事はありません。しかも、ここは相方の母校です。しかしながら、今日の結果を知った時は、エースのこれからの野球人生を考えると、この結果でよかったのでは、と思いました。

 何度も書いているように、これだけ平均気温が上がったなか、真夏の屋外で高校生に野球大会をやらせる事自体が異常です。
 そんな中、エースを酷使した上に「球数制限をするほうがおかしい」などと言った(とされる)人が何年も監督をやり続ける、というのはこの異常さの象徴みたいなものだな、などと思いました。

2013年07月24日

「矛盾」のわかりやすい例

 先日終わった大相撲名古屋場所に関して、「横綱審議委員会」の委員長が、また奇妙な事を言い出しています。
 大関の稀勢の里関は11勝4敗でした。優勝した白鵬関が13勝で、12勝した力士はいませんから、数字の上では「準優勝」にはなります。
 とはいえ、この成績は、昇進基準の「2場所続けて優勝もしくはそれに準ずる成績」ではありません。
 しかしながら、委員長氏が「全勝優勝したなら内容次第では。日本国民の願いじゃないかというのもありますし」などと、来場所での横綱昇進の可能性をほのめかす発言をしました。

 要は、10年以上、日本人の横綱はいないから、日本人大関には下駄を履かせてでも昇進させたい、と言っているわけです。
 これほど露骨かつ、稀勢の里関に失礼な話もないのでは、と思いました。
 その一方で日馬富士関に対しては、「横綱たるもの2敗までが限度。3敗くらいなら容認されると思うが」などと言っています。
 ならば、名古屋場所11勝4敗と「容認外」の成績だった稀勢の里関に横綱昇進の話をするなど、ありえない話です。
 「矛盾」の具体例として使うのには最適な発言かも、などとまで思いました。
 そして、毎度の事ながら、横綱審議委員会はどうしてこうもろくでもない人間ばかり要職につけるのだろうか、と改めて思いました。

2013年07月15日

齋藤学選手、東アジア杯の代表に

 横浜FMの斎藤学選手が、東アジア杯の代表に選出されました。五輪に続いての代表となります。。
 その斎藤選手の談話が、チームの公式サイトに載りました。そこには、いつも変わらず応援してくれるF・マリノスのサポーターだけではなく、私に勇気と自信をくれた愛媛の皆さんへ感謝の気持ちでいっぱいです。と書かれていました。

 斎藤選手は小学生の時から横浜FMの下部組織に所属し、順調にキャリアを積んで、高校時代の2008年に横浜FMでプロになりました。
 しかし、横浜FMでは3年間ゴールを挙げる事ができず、自らの意思でJ2の愛媛FCにレンタル移籍しました。
 そこで頭角を表し、対戦相手の監督に「愛媛のメッシ」とまで呼ばれるほどの活躍をしました。そして1年後に横浜FMに復帰し、レギュラーを掴み、五輪の代表にもなったわけです。

 つまり、23歳ながら、10年以上と人生の半分近くを横浜FMで過ごしているわけです。にも関わらず、わずか1年しかいなかった愛媛FCおよびそのファンに対し、このような談話を残しているわけです。なかなか出来る事ではないと思いました。
 このまま順調に、A代表まで駆け上がってほしいものです。
 代表戦にはあまり興味はないのですが、斎藤選手が出場する試合は可能な限り懸命に応援しようと思っています。

2013年05月27日

改めて不要ぶりを感じさせられた「審議委員会」

 大相撲夏場所で稀勢の里関が13勝を挙げて準優勝しました。13日目までは連勝していたものの、14日目に白鵬関との全勝決戦に敗れ、千秋楽も負けています。準優勝は準優勝でも、終わってみれば2勝差だったわけです。
 ところが、その翌日、横綱審議委員会の委員長氏が「優勝ができなくて14勝ということになっても(話が)上がってくると思う」。「名古屋場所で14勝」を綱とりの条件に示した。と言ったという報道が流れました。

 確かに、横綱の昇進基準は「2場所連続優勝かそれに準じる成績」です。したがって、言葉の上では2場所連続準優勝でも上がれます。
 しかし、かつてその「連続準優勝」で横綱になった双羽黒関(当時)は、その本人に何ら責任のない「優勝しないで横綱になった」という事で、昇進後にバッシングを受けました。
 さらに、親方の非常識な言動もあり、若くして相撲界を去らざるを得なくなった、という悲運の力士になってしまいました。
 それを機に、この基準の厳格化が行われ、貴ノ花関(当時)のように、14勝1敗で優勝した翌場所に13勝2敗で決定戦に出た末の準優勝でも横綱昇進を見送られた、という事例もあったほどでした。

 確かに、ここ15年ほど、日本人の新横綱が出ていません。したがって、感情論として「少々成績が良くなくても早く日本人に横綱になってほしい」という思いを持つ人が出るのは解ります。
 しかしながら、それを「横綱審議委員会の委員長」が言うのは、明らかにおかしい話です。
 かつて自分が相撲を熱心に見ていた頃、常に横綱審議委員会の偉い人は、質の低い話ばかりしていました。今回、久々に「横審委員長」の談話を見たわけですが、相も変わらずの「横審クオリティ」に改めて呆れ果てました。

2013年05月03日

二年ぶりにサッカー観戦

 蘇我で行われた、ジェフ千葉-愛媛FC戦に行きました。このカードはなぜかいつも、ゴールデンウイークに行われるので、よく行っています。しかしながら、昨年は行く予定を立てていたものの、当日に風邪をひいてしまいました。というわけで、二年ぶりのサッカー観戦となりました。

 前半戦、愛媛は試合を優位に進めます。七割近くは愛媛が攻めている、という感じでした。一方、千葉に攻めこまれても、秋元選手に好守備などもあり、得点を許しません。
 しかしながら、シュートは放つものの、肝心の得点を決めることはできず、0対0のまま前半を終えました。
 この時は、先日TV観戦した、対群馬戦の事を思い出しました。その試合は、前半、群馬に攻められながらも失点せず、後半は逆に愛媛が攻めまくって快勝しました。
 その嫌な予感が的中するような感じで、後半20分に、絶妙のクロスをゴール前に挙げられ、相手FWに頭で決められます。
 さらに、秋元選手が反則を取られてPKとなり、これを決められ、0対2となりました。
 その後も反撃はするものの、得点機は作れず、そのまま敗れました。
 前半を見ていた時は、対千葉戦初の勝ち点、いや勝利も・・・などと期待していたのですが、終わってみたら、いつも通りの結果となってしまいました。
 来年こそは、せめて初勝ち点をみたいものですが・・・。

2013年04月17日

非常識な暴力行為を持ち上げる「報道」

 昨日の野球で、判定に不服を持った監督が審判に体当たりをして退場となり、その後、チームが逆転勝ちした、という試合があったそうです。
 それに対し、各スポーツ紙は皆、監督の体当たりを「チームを勝利に導いた行動」としてもてはやしていました。
 もちろん、これは昨日の試合にはじまった事ではありません。監督が審判に暴力を奮って退場し、その結果その監督が率いるチームが勝った場合、たいてい、このような形の報道がなされます。

 しかしながら、これは称賛すべき事なのでしょうか。
 野球に限らず、審判のいるスポーツは、その判定によって勝敗が決まります。その判定が不満だから暴力をふるう、という事は、「自分のチームにとって不利な判定をすると痛い目に遭うぞ」という脅迫でしかありません。
 審判がいるスポーツが成立する大前提は、「審判が不当な圧力に屈することなく、公平に判定を行える」という事です。今回の件も含め、暴力行為というのはその前提を破壊する行為です。
 だいたい、こんな事は一般社会で通用しません。暴力団と同レベルの行動です。
 しかしながら、スポーツ紙はこれを「熱血行為」として称賛するわけです。
 確かに、野球に限らず、一部のスポーツでは、伝統的にこのような暴力が容認・称賛され続けていました。
 しかしながら、現在、その歪み・ひずみが色々な形で出ています。昨年はその体質のせいで、若い有望な少年が自ら命を絶つ、という悲惨な事件までおきました。
 にも関わらず、このような旧態依然の「暴力称賛報道」が続けられているわけです。
 改めて、商業マスコミというものの能力の低さ、有害無益さを痛感させられた一連の「報道」でした。

2013年04月14日

久々の愛媛FC中継観戦

 今日は様々な要因が重なり、久々に愛媛FCのサッカー中継を見る機会を得ました。
 相手はザスパ草津から今年になって改名したザスパクサツ群馬です。かつては草津が本拠地でしたが、現在は前橋が本拠地で、その現状に合わせた改名との事でした。
 ただ、応援席を見たところ、以前同様、草津温泉の応援グッズを使っていました。また、「温泉ダービー」という異名も残っているようです。

 さて、定刻になったのですが、なぜか試合が始まりません。
 なんと、ゴールネットがなぜか外れてしまい、その修復作業が行われていました。
 やはり、そのようなハードウェアの整備に使われる予算が限られている、という事があるのでしょう。
 そしてやっと試合開始となったのですが、試合前から振り続けていた雨がさらに強くなり、雷まで鳴り出しました。
 そのため、開始4分ほどで一度中断となり、実質的な試合開始は19時50分となってしまいました。

 さて、愛媛FCは開幕戦こそ3点を取って快勝したものの、2回戦から前節のまで、6試合で2点しか取れていません。
 その調子を引きずっているのか、前半は攻撃する時間があまりありませんでした。一度攻め入り、三原選手がうまいループシュートを放ちましたが、おしくもポストに当たり、先制なりません。
 しかし後半になって流れが変わります。後半開始早々、相手のミスもあって赤井選手がゴール前まで攻めこみ、そこからクロスを受けた河原選手が先制のゴールを放ちました。河原選手は移籍初ゴールとのことです。
 さらに後半16分にも同じようなミスでまたもや赤井選手がゴール近くでボールを得て、今度はそれを石井選手が決め、2対0となりました。
 1時間で、過去6試合分と同じだけ点を取った事になったわけです。
 その後も、群馬の選手の動きは悪く、愛媛ペースで試合が進みます。
 そしてそのまま、2対0で愛媛が勝利しました。

 ここのところ、全然サッカーを見る余裕もなく、新加入の選手もよくわからない状況でした。しかしながら、やはり愛媛が点を取ったり勝ったりすると嬉しくなります。
 というわけで、かなり久しぶりに愛媛の勝利をTV中継で見ることができました。
 今年もサッカー見物に費やせる時間はあまりないのですが、その貴重な時間でいい物を見れました。
 次の機会がいつになるか分かりませんが、その時も、同様の嬉しさを感じたいものだと思いました。

2013年03月27日

W杯予選を見ながら寝落ち

 昨晩、ヨルダンでサッカーW杯の予選が行われました。日本は勝つか引き分ければ本戦出場が決まります。
 中継を見ていたのですが、ヨルダンが先制し、さらに追加点と2点差をつけられます。
 その後、日本が1点を返し、直後にPKを得たのですが、これを相手のキーパーが防ぎ、そのまま負けたようです。
 布団の中で見ていたのですが、遠藤選手がPKを防がれたところまでは記憶がありますが、そのまま寝てしまい、試合が終わった頃は熟睡していました。
 まあ、自分的に一番注目していたのは、スタンドに来た、愛媛FC準マスコットの「一平くん」がTVに映るかどうかでした。それを見れたのに満足してしまい、試合終了まで緊張感が持続しなかったのかもしれません。
 そのような不まじめな観戦者の分際で言うのもなんですが、毎度ながら、TV中継での「日本頑張れ」はうっとうしいと思いました。
 かなり長い時間をかけて、試合前の選手や状況の紹介を流したのですが、そのなかで、相手選手の紹介はほとんどありませんでした。せっかく中継を見るのですから、相手の情報もきちんと伝えたほうが、見る人は試合を楽しめると思うのですが・・・。
 いずれにせよ、W杯は次に行われる6月の試合まで持ち越しとなりました。次回はぜひ頑張ってほしいものです。

2013年03月25日

営業効果か面子か

 二年前、大相撲の蒼国来関が、八百長に関わったとして引退勧告をされたものの、潔白を主張して勧告を拒否し、「解雇処分」となった、という事件がありました。
 それに対し、蒼国来関は解雇を向こうとして提訴し、本日、東京地裁が「解雇無効」という判決を出しました。
 傍から見れば、相撲協会にとっての最善の対策は、判決を受け入れる事でしょう。
 もちろん、控訴すれば逆転勝訴する可能性もあるかもしれません。しかしながら、最後まで負ければ目も当てられません。また、仮に勝ったとしても、相撲協会のイメージが上がるわけではありません。
 だいたい、二年前の「八百長力士大量解雇」において、「あそこで処分された力士・年寄は八百長をやっていて、対象外だった力士・年寄は潔白だった」とか「相撲協会が自浄能力を発揮した」などと思っている人など一人もいないでしょう。
 そして、蒼国来関が潔白だった事を相撲協会が認めた所で、内部の人間はともかく、外部の人間は「ああ、そうだったんだ」としか思いません。
 ならば、ここは蒼国来関を判決通りに復帰させ、それで土俵を盛り上げたほうが、興行的には得策です。
 一部の面子が潰れる人間数人を除けば、そちらのほうが蒼国来関にとっても相撲協会にとってもよっぽど得策だと思うのですが・・・。今後、どうなるか気になります。

2013年03月03日

Jリーグ開幕

 昨日からJリーグが開幕しました。今年も、原則的に土曜がJ1で日曜がJ2のようです。
 新監督を迎えた愛媛は、前期昇格争いをしていた元J1の山形と対戦。前半に先制し、追いつかれた直後に勝ち越し、後半35分にダメ押しと、快勝で石丸監督の初陣を飾りました。
 色々と多忙で、新キャプテンが吉村選手になったと聞いて、「誰だろう?」と思ったくらい、サッカーに疎くなっています。
 とはいえ、やはり開幕戦で快勝したというニュースを見ると嬉しい気分になります。
 ライセンスの関係で、今季の昇格はないわけですが、残留はもちろん、将来の昇格を見据えるような闘いができる一年になってほしいものです。

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