今日も諸事情により昼から携帯観戦。神宮のスワローズ対マリーンズ戦は藤井投手と渡辺俊介投手が先発。負けると、交流戦単独首位がなくなる一戦です。この重大な試合の1回表、、初回に藤井投手の立ち上がりの悪さをついて連続四球から福浦選手の適時打と里崎選手の犠飛で2点を先制します。
しかし、渡辺俊投手は、初回・2回と走者を二人ずつ出すという調子の悪さ。2回までは何とかしのいだものの、3回に4連打などもあって一気に4点を奪われて逆転、さらに続く5回にも二塁打2本で1点を追加されます。
大阪ドームの合併球団対タイガースは本柳投手と江草投手が先発。3回に矢野選手のチーム初安打が8号ソロとなり先制しますが、5回に打者一巡で6安打して5点を取った合併球団が逆転。タイガース打線は結局3安打に抑えられ、5対1で合併球団が最終戦にて対タイガース初勝利を挙げています。観客数は3万5千9百人ほどでした。
札幌のファイターズ対カープはディアス投手とロマノ投手が先発。同点で迎えた6回表に森笠選手の適時三塁打などでカープが3点を勝ち越します。その後、9回に小笠原選手が永川投手から13号ソロを放って1点差としますが、最後は永川投手が踏ん張り、6対5でカープが逃げ切っています。観客数は2万5百人ほどでした。
名古屋のホークス対ドラゴンズは神内投手と小笠原投手が先発。初回に一昨日一軍復帰のカブレラ選手の3号ソロでホークスが先制。さらに3回にはズレータ選手、5回には松中選手の適時打と、クリーンアップが三人とも打点を挙げます。一方、神内投手は6回途中まで1失点。その後、4人の投手で抑え、最後は、馬原投手が締め、4対1でホークスが勝っています。観客数は3万7千8百人ほどでした。なお、この試合でドラゴンズは19三振のプロ野球タイ記録。一方のホークスも10三振で、両チーム計29三振は日本新記録だそうです。
東京ドームの読売対イーグルスは上原投手と川井投手が先発。久々の先発となった川井投手が、2回に李選手に一昨日に続く23号ソロを喫して先制されます。しかし、川井投手は5回まで、3安打無四球1失点に読売打線を抑えます。すると6回表、ここまで1安打に抑えられていたイーグルス打線が2死無走者から高須選手と鉄平選手の連続二塁打で同点に。さらにフェルナンデス選手の深い二飛を木村拓選手が取れず、イーグルスが勝ち越します。
しかし直後の6回裏、二番手の河本投手に対し、失策と四球で2死1・3塁の好機に、絶好
調の李選手が登場。すると李選手は、三塁のフェルナンデス選手選手の守備の深さを衝いて、絶妙の三塁前のバントを放ちます。三塁走者はリーグ盗塁3位の鈴木選手なだけに同点と思いきや、なぜかスタートを切っておらず、ただのバント安打に。これを逃しては読売に勝機はなく、以下イーグルスは一昨日先発の有銘投手を含めた4人の継投で読売打線を抑え、最後は福盛選手が三人で抑え、イーグルスが2対1で勝利。4カード連続勝ち越しを飾り、対読売の負け越しがなくなりました。観客数は4万1百人ほどでした。
ところで、6回の李選手のバントに対し、プロ野球ニュースの解説者である佐々木氏・土橋氏・谷沢氏がなぜか酷評。「四番打者がバントするくらいなら三振したほうがいい」とまで言った人がいました。素人の私がかつての名選手たちに言うのもなんですが、2死なのですから、三塁走者が本塁に突っ込んでいればいいだけの話だと思うのですが・・・。解説陣は、鈴木選手も驚いて、などと言っていましたが、そういう問題なのでしょうか。だいたい、昨年まで李選手が経験した「日本野球」は、「四番がつないだ打者を30本塁打の七番が返す、という事もある」というもので、その結果がアジア一だったわけです。そんな中、1点が必要な場面で、守備に不安のある三塁手の位置を見てバントをするのは高等戦術とはいえ、チームの勝利を第一に考える李選手にとっては当然のプレーであり、4番うんぬんは関係ないと思うのですが・・・。
単なる鈴木選手のミスなのに、なぜ李選手が批判されるのか、非常に不思議です。まあ、個人的にはおかげで読売が負けただけに、不満はないのですが・・・
所沢のライオンズ対ベイスターズは西口投手と三浦投手が先発。投手戦となり、ともに9回を投げて1失点で延長戦に。そのまま12回裏となり、1死1・2塁で、今季初のスタメン落ちをし、途中から9番に入っていた中島選手のサヨナラ打でライオンズが2対1で勝っています。観客数は2万2百人ほどでした。
2006年06月17日
「出会い」への道
久しぶりにMSNを見たら、画面右側に「さがそう」という項目があり、その中に「恋人・友達(18才以上)というリンクがありました。クリックしてみると、「MSNパーソナルズ」と出ていましたから、「直営」のようです。
そんないかがわしそうな感じではありません。ただ、やはり年齢制限をつけざるをえないものですし、変な使いかたはいくらでもできそうな感じです。もちろん、現在のインターネットで、そのような存在がなくなる事はないでしょう。
とはいえ、MSNは圧倒的な普及率を誇るOSと一体化したブラウザでデフォルトのページです。普通の人にとって、買ってきたパソコンを初めてインターネットに接続された時にまず表示されるページですし、設定を変えなければ、その後もブラウザを立ち上げるたびに表示されるページになります。そこからそのようなリンクがすぐに分かる所にあるのはどんなものなのか、と非常に気になりました。
終盤追い上げるも、スワローズに連敗
神宮のスワローズ対マリーンズは石川投手と清水直投手というエース対決でした。ところが1回裏、先頭の青木選手に安打され、1死後に岩村選手がゴロで左中間を抜く適時二塁打で先制され、ラミレス選手のポテン安打の後、ラロッカ選手、さらには四球をはさんで宮出選手に適時打が出て、いきなり4点を失います。
清水直投手は、2・3回は抑えましたが、4回に2死1・2塁からラミレス選手に左翼席に入る3ランを喫し、0対7と序盤で大差をつけられます。
一方、打線のほうは石川投手の前に4回まで無安打に抑えられます。しかし、7点差をつけられた直後の5回表、フランコ選手が相手のまずい守備に助けられた安打を放つと、続く里崎選手が左翼席に7号2ランを放ち、反撃を開始します。
さらに6回には堀選手とベニー選手の安打で1・2塁とし、5番に入った今江選手の適時打、さらには2死から二番手の館山投手に対し、里崎選手の中前に落とした当たりが適時二塁打となり、この回3点を返し、2点差まで詰め寄ります。
さらに投げては2番手の小宮山投手が好投。安打はされるものの、得意の打たせて取る投球で追加点を許しません。この展開は、最終的には負けたものの5点差を追いついて延長に持ち込んだ5月31日の千葉でのスワローズ戦を彷彿させました。
そして7回、代打攻勢をかけるマリーンズに対し、館山投手の制球が乱れ、四球と死球で無死1・2塁に。そして2死後に福浦選手の打席で高井投手が登板しますが、初球がヘルメットに当たる死球となり、危険球退場に。1球での降板となってしまい、無安打で2死満塁となります。ここで長打が出れば逆転の好機でしたが、ベニー選手が木田投手に抑えられ、凌がれます。
三番手の神田投手も7・8回を抑え、防御率0を今日も守ります。しかし打線が8・9回とも走者は出したものの、木田投手に抑えられ、スワローズが7対5で勝利。交流戦首位の座を奪われました。明日負けると、単独優勝がなくなります。観客数は2万8千2百人ほどでした。
ところで、清水直投手のブログによると、終了後に帰ろうとする清水直投手に、非常識な罵声を浴びせた輩がいたそうです。他にも、マリーンズの選手や関係者がいくら不快感を表明しても読売の李選手へのブーイングを執拗に続けた輩が沢山いました。他にもいろいろありますが、ここのところ、はっきり「マリーンズファン」の質は低下していると言わざるを得ません。
まあ、昨年の大活躍で「ファン」が増えたわけで、増えればロクでもないのも流入します。ある意味仕方ないと言えるかもしれません。いずれにせよ、かつて「十二球団一のファン」と言われたのも今は昔、という感じです。昨年秋あたりから球場やTVで見た感じでは、「十二球団一」どころか、「パリーグの中でBクラス」という質なのでは、と思っています。
大阪ドームの合併球団対タイガースはオバミュラー投手とオクスプリング投手が先発。2回に藤本選手の適時打で先制したタイガースが、4回にスタメン抜擢の林選手の1号3ランで追加点。さらに6回には2打席連続となる2号ソロを放ち、4打点を挙げます。一方、オクスプリング投手は5回まで1安打投球で、6回に北川選手に適時打を打たれるも、その1点に抑えます。以下は「いつもの三人」が3回を抑え、タイガースが5対1で勝っています。観客数は3万4千6百人ほどでした。
札幌のファイターズ対カープは武田勝投手と大竹投手が先発。初回にセギノール選手の適時打で先制し、3回には小笠原選手の12号3ランで追加点。5回にも2点を加えます。カープも反撃しますが、武田勝投手が7回途中まで4失点に抑え、最後はマイケル中村投手が締め、ファイターズが5対4で逃げ切っています。観客数は2万1百人ほどでした。
名古屋のドラゴンズ対ホークスは朝倉投手と田之上投手が先発。初回にアレックス選手の適時打で先制すると、その後も朝倉投手に適時打が出るなど、中盤に着実に追加点。一方、ドラゴンズは朝倉投手が6回途中で降板した後、4人の投手でホークス打線を1点に抑え、9回に走者が出てセーブのつく場面になると岩瀬投手が登板し、5対1でホークスに連勝しています。観客数は3万8千1百人ほどでした。
所沢のライオンズ対ベイスターズは帆足投手と秦投手が先発。初回にベイスターズが2点を先制しますが、3回にカブレラ選手の16号3ランで逆転。さらにカブレラ選手は17号・18号と3打席連発で5打点を挙げます。一方、帆足投手は5回途中で3点目を取られて降板したものの、そこから4人の投手で抑え、最後は小野寺投手が締めて6対3でライオンズが買っています。観客数は1万9千1百人ほどでした。
東京ドームの読売対イーグルスは工藤投手とグリン投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千6百人ほどでした。
2006年06月16日
2006/6/16の更新
翔みならブログめもちょう更新しました。
「エキナカ」ならでは
乗り換えで使っている西船橋駅には「駅ナカ」の書店があります。なかなか品揃えが多い上に、乗り換える総武線のホームに直通するエレベーターがすぐそばにあるので、乗り換え時間がある時は、よく寄っています。
普段は見るだけなのですが、今日はちょうど買いたい本があったので手にとってレジに向かいました。するとレジは大行列でした。乗り換え時間を有効に使うつもりが、並んでいるうちに電車が一本行ってしまいました。そしてやっとの思いで支払いをすませて振り返ると、自分の後ろにもまた行列ができました。本屋には何千回と行っていますが、ここまでの行列を見たのは初めての事でした。
3路線が交差するという交通の要衝の「駅ナカ」ゆえの繁盛なのでしょう。駅から歩いて1分の所の本屋が潰れ、それ以降いまだに本屋がない我が地元の幕張本郷とは偉い違いです。それだけ「改札内」には集客力がある、という事なのでしょうか。
よく、報道で「駅ナカ」が繁盛しているというのは聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。この勢いなら、そのうち、乗り換え駅の中に、2階建ての本屋が開業する日もくるかも、などとまで思いました。
首位決戦緒戦は完敗
今日も携帯観戦。神宮の「交流戦首位決戦」緒戦は石井一投手と小林宏之投手が先発。初回にベニー選手の7号2ランで幸先よく先制しますが、その裏に岩村選手の8号ソロ、さらに2回には宮出選手の3号2ランと、宇和島東高校コンビの本塁打2発で逆転されます。
さらにラミレス選手に3回に適時二塁打、4回に12号3ランと打ち込まれ、4回途中で7対2となって小林宏投手はKOされました。
石井一投手は3回に3番からの打順で三者三振に抑えるなど、尻上がりに調子を上げていき、7回を5安打5四球ながら初回の2ランのみの2失点に抑えます。さらに1点を加えられて8対2とされた9回表に西岡選手の適時打などで2点を返しますが、反撃もここまで、8対4で敗れ、スワローズとのゲーム差を0.5に縮められています。観客数は1万9千4百人ほどでした。
神戸の合併球団対タイガースは平野佳投手と下柳投手が先発。2回表、2死1・2塁からタイガース打線が5連打して一挙6点を先制します。その裏、即座に合併球団も2点を返し、3回にも1点を返しますが、反撃もここまで、6回からダーウィン投手が、そして8回は藤川投手・9回は久保田投手の継投でタイガースが合併球団打線を封じ、6対3で勝ちました。平野佳投手も3回以降はタイガース打線を無得点に抑えて完投しましたが、2回の連打が大きかったようです。観客数は3万3千5百人ほどでした。
札幌のファイターズ対カープは八木投手と佐々岡投手が先発。2回に新庄選手の通算200号となる11号ソロでファイターズが先制し、6回にも追加点を挙げます。しかし7回に走者を出した八木投手から武田久投手がに交代させるとこれが裏目に。失策がらみで1点を返され、続く8回には前田選手の犠飛でカープが逆転。カープが適時打なしながら3対2で逆転勝ちしています。観客数は1万3千9百人ほどでした。
所沢のライオンズ対ベイスターズは松坂投手と門倉投手が先発。1対1で迎えた5回に片岡選手の犠飛で勝ち越したライオンズが7回にも中島選手の適時打などで3点を追加します。一方、松坂投手は8回まで2安打1失点。9回に失策で走者を出した後に本塁打を打たれて2点を失いますが、結局3安打3失点で12奪三振で完投勝利を挙げています。
松坂投手はこれでリーグ首位の9勝目。さらにこれがドラフト以降では最速となる通算100勝目となっています。観客数は1万2千4百人ほどでした。
東京ドームの読売対イーグルスは有銘投手とパウエル投手が先発。同点で迎えた7回に藤井選手の二塁打を足がかりに、失策がらみでイーグルスが勝ち越し、さらに続く8回には山崎武選手の5号2ランなどで3点を追加。9回裏に川井投手対李選手の「前マリーンズ対決」で李選手が22号ソロを放ちましたが、大勢にはには影響がなく、7対3でイーグルスが勝っています。観客数は3万9千8百人ほどでした。
名古屋のドラゴンズ対ホークスは山本昌投手と杉内投手が先発。初回にアレックス選手の適時打で先制したドラゴンズが2回に井端選手と福留選手の連続適時打で追加点。一方、山本昌投手はホークス打線を3安打1四球と押さえ込んで完封勝利。4対0でドラゴンズが勝っています。観客数は2万9千1百人ほどでした。
2006/6/16の更新
別ブログこれでいいのか?更新しました。
2006年06月15日
需要にあわせて供給したが・・・
幕張本郷駅改札前にプロントがあります。夜は洋風居酒屋になるのですが、従来、ラストオーダーは21時頃でした。すぐ近くに家のある自分でも、快勝した後ここでビールを一杯だけ飲もうか、などという気になります。他にもマリンスタジアム帰りに軽く一杯、というお客さんがいるでしょう。にも関わらず、この時間に閉めてしまうとは、と他人事ながらもったいなく思っていました。
ところが数日前の21時頃に前を通ったところ、普段と違い、店じまいをしていません。不思議に思ってよく見たら、店頭に出している宣伝用の黒板に「ラストオーダー23時」と書かれていました。別にマリンスタジアム帰りの人ばかりを意識したのではないでしょう。しかしながら、前から勿体なく思っていた身としては、「やっと重い腰を上げたか・・・」という気分になりました。
ところが、のぞいて見ると、せっかく延長し、しかも店の前には球場帰りの人がちょうど歩いているのに、店に入る人は誰もいません。考えてみれば、長年の事で「この店はもう閉まる」と皆が思っているのでしょう。しかも、営業時間については、黒板の下のほうに書かれているだけ、私だって最初は気づかなかったほどです。これでは確かに皆、営業時間が延びたことに気づかないでしょう。
せっかく、延長したのですから、もっと目立つように「ラストオーダー23時」と書けば、などと、これまた他人事ながら勿体なく思ってしまいました。もっとも、今日も21時過ぎに通りかかったら、中に入っていく人がいました。少しずつ効果が出ている、という事でしょうか。
久保投手の好投による勝利を外から観戦(?)
しばらく前からマリーンズの主催試合で、19時26分以降に入場すると内野自由席が1,400円、という券が販売されるようになりました。FC会員の事前購入が1,600円だという事を考えると、ほとんど意味のない割引です。しかしながら、今日は出先で仕事で、そこからマリンスタジアムまでバスで40分ほどの所でした。終了予定時刻が18時50分頃だったので、ちょうどバスで行くと19時半くらいに着くと読み、その券を買って入場し、球場内で嫁さんと合流する計画を立てました。
ところが、予想外の事が生じて仕事がちょっと伸び、しかもこれまたとんでもない不愉快な理由で渋滞が発生し、さらに試合がテンポのいい投手戦になったため、マリンスタジアムの近くに着いたのは、8回表が終わっていました。しかも試合はマリーンズの勝利がほぼ確定で9回裏は9割がたありません。さすがにここから1,400円払って入場して1イニングだけ観戦する気持ちは起きませんでした。そこで、外からマリンスタジアムを見ただけで退散し、海浜幕張で嫁さんと合流して食事して帰りました。
かなり空しい話ですが、海浜幕張の駅前で携帯を見つつ駅前広場を見ていたら、試合中にも関わらずマリンからの直行バスが到着するのを見ました。試合中から運行しているとは意外でした。これは、このような機会でないと知る機会がありません。それを収穫だと思うことにしました。
というわけで結果的に携帯観戦となってしまいました。そのマリーンズ対ベイスターズ戦は久保投手と吉見投手が先発。昨年敗戦を喫した吉見投手相手に、今日はフランコ選手以外はみな右打者。福浦選手・今江選手・西岡選手も欠場し、福浦選手の定位置である3番には捕手登録の辻選手が一塁手で入りました。
試合のほうは、2回に鈴木選手の1号ソロで昨日に続いて先制されますが、その裏に1死1・2塁から昨日のヒーロー・青野選手の適時打ですぎさま追いつき、続くサブロー選手の適時打で勝ち越します。さらに5回にはその三番抜擢の辻選手の適時二塁打で中押しし、8回にはサブロー選手の5号ソロでダメ押しします。
久保投手は毎回のように安打をされますが、要所を締め、さらに二度の中継+里崎選手のブロックで本塁アウトがあるなど、守備のほうも好調。9回は小林雅英投手が2死無走者から今月初の走者を死球で出した後、安打と四球で満塁としますが、最後は抑えて23セーブ目。マリーンズが連勝しています。
なお、試合開始前から雨が降っていた事もあり、観客数は今季マリン初の1万人割れとなる9千108人でした。
仙台のイーグルス対タイガースは愛敬投手と杉山投手の先発で投手戦に。杉山投手は4回までイーグルス打線を1安打に抑えますが、5回に四球で出した走者を暴投二つで本塁に生還させ、無安打で先制されます。一方の愛敬投手は7回までタイガース打線を2安打4四球で無失点に抑えます。しかし8回に左が二人並ぶところで河本投手に代えたのが誤算で、連打で河本投手は降板。そして三番手の小倉投手から今岡選手が犠飛を放って追いつきます。しかしその裏、ここまで1安打投球の杉山投手が、関川選手に適時打を打たれるとこれが決勝点に。9回は福盛投手が勝ってイーグルスが3安打ながら2対1で勝利。イーグルスは球団創設初の3カード連続勝ち越しを達成しています。観客数は1万5千6百人ほどでした。
広島のカープ対ホークスはダグラス投手と斉藤和投手が先発。セの最多勝投手相手に、2回にホークスが一挙5得点。その後、カープも5回に森笠選手の代打3ランなどで追い上げ、6回途中で斉藤和投手を降板させますが、2回の5点が大きく、9対6でカープが勝っています。観客数は1万2千3百人ほどでした。
所沢のライオンズ対ドラゴンズは許投手と佐藤充投手が先発。初回に福留選手の14号ソロでドラゴンズが先制すると、中盤にもウッズ選手の2打席連続16号2ランなどでドラゴンズが着実に加点します。一方、ここまで3連続完投の4連勝中で、その間、2点以上取られた事のない佐藤充投手が今日も好投。4回まで走者を一人も出さず、5回に3安打で1点を返されますが、その後は走者を出しながら得点は与えません。終盤にドラゴンズが追加点を挙げたこともあり、7対1でドラゴンズが快勝。佐藤充投手は4連続完投で5勝目を挙げています。観客数は9千9百人ほどでした。
東京ドームの読売対合併球団は高橋尚投手と川越投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万2千5百人ほどでした。なお、神宮のスワローズ対ファイターズは雨で中止でした。
2006/6/15の更新
翔みならブログめもちょう更新しました。
2006年06月14日
2006/6/14の更新
翔みならブログめもちょう更新しました。
二つの「プロ初」で快勝
今日も携帯観戦でした。千葉のマリーンズ対ベイスターズは成瀬投手と那須野投手が先発。成瀬投手は初回に金城選手の4号ソロで先制されますが、2回に無死1・3塁から併殺の間に得点が入り、追いつきます。
那須野投手は最初の一巡は1安打に抑えていたのですが、4回に今江選手が失策で出塁すると急に制球を乱し、1死2塁から連続四球で満塁とします。そして2死後に大塚選手が2-3から四球を選んでこの回無安打で勝ち越します。
さらに続く青野選手の打席は左翼席に飛び込むプロ初となる満塁本塁打。一気に6対1と大差になりました。那須野投手は昨年に続いてマリンで満塁被弾です。さらに6回には里崎選手がこれまた対那須野投手2年連続となる6号2ランを放って8対2となります。
大量援護を貰った成瀬投手は続く5回表こそ1点を失ったもののそこから快投。6回から8回を無安打に抑えます。そして9回も1安打されたものの抑えて6安打2四死球2失点。プロ初完投および本拠地初勝利、さらには二試合連続二桁奪三振も達成し、3勝目を挙げています。ヒーローインタビューはその成瀬投手と青野選手という「プロ初」を達成した二人でした。観客数は1万5千1百人ほどでした。
今日も帰宅して唯一やっていたのは仙台のイーグルス対タイガース戦のみでした。この試合は一場投手と福原投手が先発で接戦に。3回に関川選手の適時打でイーグルスが先制します。一方の一場投手は毎回のように四球を出すという内容ですが、何とかタイガース打線を無失点に抑えます。
ところがイーグルス打線は5回の無死1・2塁を併殺でつぶし、さらに6回の無死1・2塁では昨日の殊勲者・沖原選手の犠打が小飛球となり、ワンバウンドで取った矢野捕手が三塁に投げ、2-5-4-3の三重殺に。さすがにこの攻撃では流れが変わるのか、8回に浜中選手の代打適時打でタイガースが追いつきます。イーグルスも細かい継投で勝ち越しを許さずに延長に持ち込みましたが、10回に1死満塁から今岡選手の内野ゴロで勝ち越し、さらに檜山選手にも適時打が出て3対1に。その裏は久保田投手でなく藤川投手が抑え、タイガースが3対1で勝っています。福原投手は9回を8安打3四球ながら1失点に抑えて3勝目を挙げています。観客数は1万8千8百人ほどでした。
神宮のスワローズ対ファイターズは2年目の丸山貴投手と鎌倉投手が先発。2回にスワローズが逆転すると、3回にファイターズが再逆転するという展開で迎えた4回裏に、今季初スタメン捕手の福川選手が昨日に続いての2号3ランで逆転。これが決勝点となり、6対3でスワローズが勝ちました。丸山貴投手はプロ初勝利を達成しています。観客数は1万6千人ほどでした。
広島のカープ対ホークスは黒田投手と高橋秀投手が先発。連敗中の黒田投手が4回に連打と内野ゴロで先制されます。高橋秀投手は4回まで無失点でしたが、5回に先頭の末永選手の今季1号で同点になると、続く倉選手にも2号ソロが出てカープが逆転します。黒田投手は7回を1失点に抑え、以下、高橋投手・永川投手とつないでカープが2対1で勝っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。
所沢のライオンズ対ドラゴンズはギッセル投手とマルティネス投手が先発。序盤で小刻みに点を取りあい、5回にライオンズが勝ち越します。しかし8回、3回に1千本安打を達成した福留選手がこの日三本目の二塁打を放ち、さらに暴投で三塁に進んだ後、内野ゴロで本塁に帰って同点に。その後はともに継投陣が頑張り、4対4で延長12回引き分けとなっています。観客数は1万2千1百人ほどでした。
東京ドームの読売対合併球団は吉井投手と西村投手が先発。初回に北川選手の5号2ランで合併球団が先制しますが、ソロ2本で読売が同点に追いつきます。しかしその直後の5回表、いまだに無安打ながらスタメンのグラボースキー選手が18打席目にして来日初安打を放ち、日高選手の適時打で勝ち越し。さらに7回にはそのグラボースキー選手が右翼席上の壁を直撃する来日初本塁打を放って4対2に。合併球団は7回から登板の加藤投手が3回を1安打に抑え、4対2で勝利。読売は8連敗で、交流戦最下位争いの両球団の差は1.5に縮まっています。観客数は4万2百人ほどでした。
2006年06月13日
花火の魔力(?)
帰りの地下鉄東西線で座ることができず、30分ほど立ちっぱなしで電車に揺られる羽目になりました。つり革につかまりながら雑誌を読んでいたのですが、江戸川を渡るあたりでふと顔を上げると、ちょうどディズニーランドの花火が打ち上がっていました。
もちろん、数キロ離れている上に窓越しなので、さほど臨場感はありません。しかも私は、日曜日にマリンスタジアムで「生花火」を見たばかりです。にも関わらず。やけに嬉しくなって「これが見れたなら、30分間立ちっぱなしの元が取れた」と思ったり「逆方向を向いていて気づかない他の乗客に教えてあげようか」などと思ったりまでしました。
花火の美しさそのものよりも、「花火を見る」という事自体にありがたみを感じているのですから、我ながら奇妙なものです。これまで、夏の隅田川や江戸川の花火に行く人たちの混雑を見るたびに、「なんであんな辛い思いをしてまで」と思っていたのですが、何となくその気持ちが分かりました。
小野投手、2試合連続の無援護で敗戦
今日は携帯観戦でした。その千葉のマリーンズ対ベイスターズは小野投手と三浦投手が先発。1回裏の2死1・2塁をマリーンズ打線が逃すと、直後の2回表に先頭の鈴木選手に安打された後、続く内川投手の犠打を二塁送球するもセーフで野選に。さらに続く古木選手に2点適時二塁打を打たれて先制されます。
一方、打線は三浦投手を打ちあぐね、3回から7回まで走者一人出せません。そして6回には古木選手の飛球を大松選手が取れず、球が転がる間に古木選手は本塁へ。ランニング本塁打で3点目を失います。
8回には2安打と失策で1死満塁としましたが、ここも三浦投手に踏ん張られ、結局3対0で4安打完封負け。ベイスターズに初敗戦を喫し、連勝も3で止まっています。逆にベイスターズは5連勝となりました。小野投手は9回を3失点で完投しましたが、前回に続き打線が完封され、敗戦投手となっています。観客数は1万2千7百人ほどでした。
帰宅したらまだやっていたのが仙台のイーグルス対タイガース戦でした。山村投手と井川投手の先発で、序盤から点の取り合い。2度の逆転の後、2点差で迎えた8回にイーグルスがウイリアムス投手から2点を奪って同点に。そして9回裏にイーグルスが2死1・3塁を逃しますが、直後の10回表にタイガースも無死1・2塁で藤本選手のバントが三塁封殺となるなど、ともに勝ち越し機を逃して10回裏に。
前の回から登板の久保田投手に対し、この回先頭のカツノリ選手が安打した後、森谷選手がバント失敗の後に高いバウンドの内野安打。さらにリック選手のバントも内野安打となって無死満塁に。ここでここまで5打数無安打だった沖原選手が中前にサヨナラ安打を放って8対7でイーグルスがサヨナラ勝ちを果たしました。イーグルスは前回のドラゴンズ戦の山崎武選手に続く、「元在籍選手によるサヨナラ勝ち」を達成。また、タイガースの必勝リレーに対して二度目の逆転を果たしています。タイガースはまた、1試合で首位転落となっています。観客数は1万8千3百人ほどでした。
神宮のスワローズ対ファイターズはゴンザレス投手とダルビッシュ投手の先発で打撃戦に。3回に1点を追うファイターズが小笠原選手の適時打で追いついた後、新庄選手の10号3ランで勝ち越し。その後も点の取り合いとなって、9対6で迎えた9回裏に福川選手がマイケル中村投手から1号ソロを放って2点差とし、さらに1死2・3塁→敬遠で満塁とサヨナラ機を作りますが、ここはマイケル投手が踏ん張って、4・5番を抑え、9対7でファイターズが逃げ切っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。
広島のカープ対ホークスはロマノ投手と和田投手が先発。カープが新井選手の11号ソロで先制しますが、4回に松中選手の2試合連続となる14号ソロで同点に。続く5回には和田選手の二塁打を足がかりに一挙5点を取って勝ち越し。その後も追加点を挙げ、10対2でホークスが大勝しています。観客数は1万4千人ほどでした。
所沢のライオンズ対ドラゴンズは涌井投手と川上投手が先発。初回に森野選手の先頭打者本塁打で先制したドラゴンズが3回にアレックス選手の適時打で追加点。一方、先週1安打完封の川上投手が今日も好投。アレックス選手のソロ1本に抑え、8回を5安打1失点。9回は岩瀬投手が抑え、川上投手は8勝目、岩瀬投手は17セーブ目でドラゴンズが再びリーグ首位に。涌井投手も8安打無四球で2失点完投ながら援護がなく敗戦投手となっています。観客数は1万1千5百人ほどでした。
福島の読売対合併球団は内海投手とデイビー投手が先発。2回に小坂選手の犠飛で読売が先制しますが、5回に合併球団が水口選手の適時打で追いつき、続く塩崎選手の5号2ランで勝ち越し、さらに9回にも2点を追加して合併球団が5対1で勝っています。合併球団は連敗ストップ、逆に読売は7連敗です。観客数は1万9千4百人ほどでした。
2006年06月12日
延期試合1試合の結果と読売の抗議文問題について
昨日の延期試合として唯一行われた横浜のベイスターズ対合併球団は秦投手と本柳投手が先発。1回表、いきなり先頭打者から三連打して無死満塁としますが、併殺もあって無得点。それがケチのつきはじめか、合併球団打線は塁上を賑わしますが、得点は4回に日高選手の適時打で挙げた1点のみに終わります。
対照的にベイスターズは初回に初回に金城選手、2回に古木選手とソロ2本で効率よく得点します。両先発投手とも5回前後で降板したのですが、ベイスターズの秦投手が5回を投げて7安打2四球1失点なのに対し、合併球団の本柳投手は5回2/3を3安打1四球で2失点でした。
さらに8回に鶴岡選手の代打本塁打も出て3対1。9回はクルーン投手が先頭の相川選手にフェンス直撃の二塁打を打たれたものの、後を三人で抑え、逃げ切っています。ところでこの9回表、その無死2塁で合併球団は本日2安打1打点の日高選手の代打に、来日後13打数で未だに無安打だったグラボースキー選手を起用し、打率通りの結果に終わりました。相変らず不思議な采配です。
昨日の中止で急遽決まった試合ということもあり、観客数は4967人と今季公式戦で最少でした。それもあってか、ヒーローインタビューで鶴岡選手は、ビジターにも関わらず、「明日の千葉にも足を運んでください」と言っていました。
さて、昨日の小関選手の「ベース踏み忘れ」について、読売球団が「ビデオを詳細に見た結果、小関選手は三塁を踏んでいた」と誤審として講義しました。原監督に至っては、審判本人をけなすのみならず、再試合を要求したい。バレンタイン監督なら私の気持ちも伝わると思うという談話まで残しています。
これを「誤審」と読売球団が判断したVTRは、テレビニュースの録画映像だったそうです。それがどの局の映像だかわかりません。ちなみに私は昨日・本日とのフジテレビ739のプロ野球ニュースでVTRを見ました。ただ、その映像はあくまでも「本塁打を打たれてうなだれる投手」にピントを当てて写したもので、肝心の小関選手が三塁ベースを通過した瞬間については、ちょうど投手の陰および土に隠れ、その時に足がどこについたかも分かりません。したがって、私個人が映像を見た感想は、「この映像では判断のしようがない」でした。
まさかこの映像で読売球団が判断したわけではないでしょう。となると、地上波中継していたテレビ東京のものなのか、日テレあたりのニュース用映像を見ての判断なのでしょう。しかし、いずれにせよ、その映像がどのようなアングルから誰にピントを当てて撮ったもので、さらにどのような形で「触塁」を写しているのかぜひ知りたいものです。
ところが、この映像を見た本日のプロ野球ニュース解説陣は、昨日球場で中継していた斉藤明夫氏をはじめ、谷沢氏・金村氏も「踏んでいるように見える」と言っていました。ただ、面白いのは金村氏で「踏んでいるように見えます。でもなぜ小関選手は激しく抗議をしなかったのでしょうか」というような複雑な事を言っていました。いずれにせよ、昨日は同じ映像を見て、佐々木氏・弘田氏は「踏んでいない」、大久保氏が「踏んでいる」と言っていたのと、えらい違いです。だいたい、仮にも今日になって三氏があの映像を見て「踏んでいる」という統一見解を出せるのならば、小関選手が三塁を踏んだと確信できる部分を拡大するなり、印をつけるなりして、「誤審の証拠」を示すべきでしょう。
失礼ながら、この一連の流れを見ると、「読売球団様が仰せだから」という理由で、何らかの指示のもとに行われた「解説者の判定」としか思えません。
また、審判の位置が不適切だった、みたいな事を解説者陣は言っていましたが、これも同様で、「審判が三塁ベースに見える位置にいなかった」という映像を出して説明してほしかったものです。
この件についての今江選手のブログを読むと、「子供の頃から教わった基本を実践した結果」として踏み忘れについて書いています。もし仮に今江選手に「踏んでいるのに踏み忘れをアピールした」という過去があるなら「嘘アピール」の疑惑が生じるかもしれません。しかし、少なくとも私は、そういう場面を見たこともないですし、聞いたこともありません。これらを併せて考えれば、今江選手は踏み忘れを目撃したからアピールした、と考えるのが普通でしょう。
あと、原監督の談話ですが、「バレンタイン監督なら分かってくれる」はあまりにも失礼すぎます。つまり、これは、今江選手が虚偽のアピールをしたと決めつけて、バレンタイン監督にそれを認めろと言っているのも同然だからです。昨日、この事件の直後に「チーム全体のミスだ」と小関選手をかばった発言をしたと聞いたときはちょっと好感を持ったのですが、やはり、所詮は読売の監督だったようです。
どんな理由であれ、誤審と思って抗議するのは当然の権利ですから、それ自体は批判はしません。しかし、そのような監督の談話および、評論家たちの態度(もしくは、評論家がそのように言わねばならない状況を作ったTV局)には、相変わらずの読売的傲慢さおよび、報道側の読売球団中心主義を感じ、非常に不快でした。
W杯経過を教えてくれた番組
夜の10時に、スカパーのチャンネルを適当にまわしていたら、「亀ちゃんのタイガースに檄!」という題名通りのタイガース応援番組があったので見ることにしました。すると冒頭にいきなり司会の亀山つとむ氏(元タイガース)が、「ワールドカップの日本戦が・・・」と言及しました。おかげで、「そういえば先ほど始まったんだな」と思い出しました。一応、知識として月曜の夜10時から試合をやることは知っていましたが、興味がないのでその時点ではすっかり忘れていたのです。
さらに番組終盤で亀山氏は、「今、日本が先制したそうです」とまで速報。まさか、野球番組で、しかも亀山氏の口からW杯の途中経過を知ることができるとは思えませんでした。
もっとも、普通に見ている身としては、「そんな事言っている暇があったら、先週のタイガース戦で、かつての相方(?)の新庄選手がやった天井パフォーマンスについて言及してほしかった。だいたい、サッカーのほうに興味のある人は最初からこの番組見ていないだろうし」というのが率直な感想でしたが・・・。
なお、私がW杯に興味がないのは、サッカーや日本代表が嫌いだからというわけではありません。単にW杯を楽しむための知識を持っていないからというだけの話です。念のため。
2006/6/11の更新
翔みならブログめもちょう更新しました。
2006年06月11日
今江選手の好判断と本塁打3発で読売を6タテ
マリンスタジアムのマリーンズ対読売の最終戦を観戦に行きました。朝から雨が降っていたので開催が危ぶまれたのですが、午後から雨量は落ち着きました。
昨年の読売戦は「特別料金」のおかげで外野席観戦でしたが、今年は比較的値上げ部分が少ないため、「定位置」の2階内野自由席バックネット裏にいつもと同じ料金で観ることができました。
そこから外野席を見ると、右翼席はもちろん全てマリーンズファンですが、左翼席も3分の1弱がマリーンズファンが占めていました。また、7回裏の風船とばしの時も、三塁側内野席からもかなりマリーンズファンが風船を飛ばしていました。同じ交流戦でも、日曜においてはカープやドラゴンズのほうが、左翼席・三塁側のファンが沢山いました。
試合のほうは渡辺俊介投手と上原投手が先発。今日は風速計の表示は3mなのですが、雨のせいか上空の気流はかなり乱れている模様。それもあって、初回先頭打者の清水選手を右翼フライに打ち取りますが、それが失策となり、いきなり無死2塁となってしまいます。
そこから渡辺俊投手は2死を取りますが、続く李選手に安打され、さらに斉藤選手も遊ゴロに打ち取ったように見えましたが、雨の人工芝で球が滑ったのか、西岡選手が捕りきれずに内野安打となり先制されてしまいます。
一方、初回は安打が出たものの無失点に抑えられたマリーンズ打線ですが、2回に先頭のフランコ選手が右翼席に6号ソロを叩き込んで同点とします。さらに今江選手が歩きますが、犠打失敗などもあり、1死1・2塁としますが、勝ち越すことができません。
直後の3回表、1死から渡辺俊投手が高校時代の同級生である小関選手に安打されます。そして2死後に李選手の打球は右中間スタンドに飛び込みます。当然ながら、二人の走者が生還し、スコアボードに「2」が入りました。
この時、私の目は球が飛び込んだ右翼席のほうを向いており、本塁打の球がスタンドから場内に投げ返され、それをボールボーイが拾っているのをぼんやり見ながら「FAみたいな感じで出て行った選手に打たれたからとはいえ、球を投げ込むのはどうなんだろうか・・・」などと思っていました。
すると、なぜかいきなり一部のマリーンズファンから歓声が上がりました。何事かと思ってグランドを見ていたら、三塁の審判がアウトのコールをし、マリーンズの野手がベンチに戻ります。一応、原監督も出てきますが、すぐに戻りました。そして審判から「一塁走者の小関選手が三塁を空過(くうか・踏み忘れの事)したため、アウト、李選手の本塁打も取り消されます」との事でした。小関選手が三塁を踏み忘れ、アピールによってそのアウトが成立した瞬間にチェンジになる、という形になったようです。とにもかくにも、勝ち越されてがっくりきている中、冷静に小関選手の踏み忘れを確認していた今江選手の大ファインプレイと言えるでしょう。ちなみに、本塁打を打った本人でなく、出ていた走者の踏み忘れによる本塁打取り消しは史上初だそうです。貴重なものを現場で目撃することができました。なお、記録上は李選手の右翼席に入った単打で、小関選手が走塁死、という形になるようです。
この世にも珍しい事件で勝ち越しは免れたものの、マリーンズ打線は、3・4回と三者凡退。一方、渡辺俊投手は4回も二死無走者から2安打と死球で満塁としますが、清水選手を打ち取って何とか凌ぎます。
しかし5回の渡辺俊投手は、前回に続いて2死無走者としますが、そこから李選手に早くも猛打賞となる安打を放たれると、続く斉藤選手にも安打されます。すると読売は5回ながら早くも亀井選手の代打に移籍してきたばかりの木村拓選手を起用。これが成功し、右前に適時打を放ち、読売が今度こそ本当に勝ち越します。
しかし直後の5回裏、先頭の里崎選手が初球を左翼席に叩き込んで即座に同点とします。このあたり、雨が激しく、いつ中止になってもおかしくない感じ。この一発で試合が何とか成立した、という感じでした。しかし、それほどの雨の中ですが、5回裏には花火が開催。最近の花火はすごいものだと驚かされました。
渡辺俊投手は6回は三者凡退で抑え、7回も2死を取ります。ここで雨の降りがさらに激しくなり、ついに一時中断となります。私はラッキーセブンの風船飛ばしはやらないのですが、7回2死という事もあり、周囲はみな風船をふくらませています。ここでの中断にはさぞかし困ったことでしょう。
このまま中断で引き分けかと思いましたが、意外にも雨がおさまり、15分くらいで再開となります。ここで打席は既に柵越えを含む3安打の李選手。中断の影響もあったのか、ここで藤田投手に交代。しかし、今日の李選手の勢いは止まらず、一昨日打ち取られた藤田投手からも安打します。しかし読売ベンチはなぜか続く左の斉藤選手をそのまま打席に立たせます。パでは相当ありえない采配ですが、おかげで三振に打ち取り、事なきをえました。
その裏、この回先頭の大松選手が2-1から右翼席の中堅寄りに8号ソロを放ちます。結果的にこの試合、マリーンズの得点は全て回の先頭打者のソロ本塁打による得点でした。
直後の8回表、先ほど代打適時打の木村拓選手に対し、藤田投手が安打され、犠打で2塁に進まれ、右の代打・矢野選手が出ます。ここで藪田投手不在のマリーンズは防御率0.00で2週間前の読売戦でも好投している神田投手が登板。すると、なぜか木村拓選手が三塁に盗塁し、塁前で余裕のアウト。その直後に暴投があったため、マリーンズとしては、非常に幸運な盗塁指令でした。
これで一気に楽になった神田投手は矢野選手を打ち取り、ここも無得点に抑えます。そして9回表には小林雅英投手が登板。今月に入って一人も走者を出していない小林雅投手が、今日も3人を完璧に抑え、22セーブ目を挙げました。マリーンズは再び交流戦単独首位に。観客数は2万5千1百人ほどでした。
というわけで、マリーンズは読売に6戦全勝で終えました。今日は幸運も味方しましたが、あれも今江選手の冷静な観察によるもの。また、故障欠場者の差も言われますが、それも調整・起用・代役の層の差と言えます。それらも含め、今日は文字通り読売を粉砕した日と言えるでしょう。その瞬間を直接球場で見ることができたのは、非常に嬉しい事でした。
甲子園のタイガース対ライオンズは江草投手と西口投手が先発。初回に金本選手と浜中選手の連続適時打で先制し、続く2回には江草投手自らの適時打で追加点を挙げます。しかし3回に3連打で、4回には自らの失策により無安打で1点差にされると、5回には平尾選手の「恩返し」となる4号2ランで逆転されます。
しかしタイガースは1点を追う6回から藤川投手を投入するという執念の継投。その甲斐あってか8回にシーツ選手に同点適時打が出て延長に。そして11回裏、小野寺投手が1死から連続四球で好機になると、スタメンを外れている今岡選手が代打で登場。期待に応え、サヨナラ打を放ち、タイガースが5対4で勝利し、再び首位に返り咲いています。観客数は4万8千4百人ほどでした。
名古屋のドラゴンズ対ファイターズは小笠原投手と金村投手が先発。2回に稲葉選手の10号ソロでファイターズが先制しますが、そこからは安打は出ますが得点に結びつきません。6回も3安打しますが、盗塁失敗もあり無得点に終わります。するとその裏、ここまで1安打に抑えてきた金村投手に対し、代打で昨年までのチームメイトの上田選手が二塁打で出塁し、さらに牽制悪送球で3塁に進みます。ここで井端選手のスクイズで同点に。しかしそのまま1対1で迎えた9回、先頭のセギノール選手が2試合連続となる10号ソロを放ってこれが決勝点に。その裏はマイケル中村投手が三人で抑え、2対1でファイターズが勝っています。観客数は3万7千5百人ほどでした。
福岡のホークス対スワローズは神内投手とガトームソン投手が先発。1対1で迎えた6回にスワローズが青木選手の適時打で勝ち越します。しかし、7回に松田選手の適時打でホークスが同点に。直後の8回表にスワローズは1死満塁としますが、そこから登板の藤岡投手が4・5番を打ち取ります。するとその裏、ここまで5安打2失点のガトームソン投手に対し、2死無走者から松中選手が右翼席に、続くズレータ選手が初球を左翼席に、ともに13号となる連続本塁打で勝ち越します。そして9回は馬原投手が登板。先頭の古田DH兼監督に安打されるも、後続を抑え13セーブ目を挙げています。これでホークスはリーグ2位浮上、スワローズは交流戦2位に後退となっています。観客数は3万4千3百人ほどでした。
広島のカープ対イーグルスは大竹投手とグリン投手が先発。前回、今回初勝利を果たした大竹投手ですが、初回にフェルナンデス選手の3戦連発となる17号2ラン、さらに続く山崎武選手に4号ソロと連続被弾でイーグルスが3点先制します。その後、カープも栗原選手の12号ソロで1点を返し、3対1のまま中盤に。そして6回表にイーグルスが連打で無死1・2塁とし、そこから連続内野ゴロで2死となった好機がついえたかと思いきや、グリン投手に適時二塁打が出て貴重な追加点を挙げます。
グリン投手は7回を8安打ながら無四球で、失点をソロ本塁打1本のみに抑える好投。以下は小倉投手・福盛投手の必勝リレーでカープ打線を抑え、4対1でイーグルスが勝利。グリン投手は2連勝。またイーグルスはカープに4勝2敗で勝ち越しました。観客数は1万2千8百人ほどでした。
どうせそのキャラを使うのなら
電車のサラ金広告に、ブログで話題の中川翔子さんが出ていました。私が見たものは「旅館での靴の正しい脱ぎ方」を講義するというようなもの。中川さんをどうこうと言う気はありませんが、サラ金会社については、そんな事を他人に説く暇があったら、利息制限法第1条を読み返して遵法しろ、と言いたくなります。
それにしても、せっかく中川さんを使って、そのような平凡な役割では面白くなさ過ぎます。中川さんは熱烈な楳図かずおさんのファンで、その模写もサイトに発表しています。ならば、その技量を活用して、「取り立てになるといきなり表情が変わる社員と、それを見て『ひいいい』とおののく客」を楳図調で描いてもらう、くらいの「らしさ」を出してほしかったものだ、と切に思いました。
2006年06月10日
脳の酸素
サントリーが「酸素入り清涼飲料」を新発売し、電車の中に広告を載せていました。その広告には、「会社を辞める決心をした男がタイの旧跡に旅行し。そこで『生きる』という事を再認識した」というような文章がダラダラ書いてあります。そのうち10行分くらいは、「寿限無」みたいな長さの固有名詞が4度に渡って出てきます。それでさえうんざりするのに、この文章、改行が一切ありません。そして最後に「この文章を読み飛ばしたあなたは脳の酸素が不足しているかもしれません」というオチになっています。
この「無改行」といい「長ったらしい固有名詞の無意味な繰り返し」といい、この文章は読む側の事を考えていない典型例みたいなものです。しかも書かれている事自体、新鮮さはありません。私はちょうど下車しようと立ったところでこの広告が目に付いたため、降りるまでの時間つぶしにその文章を全部読みましたが、そのような状況でなければ、「読み飛ばす」以前に読むのを辞めていたでしょう。
最初に商品だけを知った時は興味を持ったのですが、この「悪文広告」を見たため、興味が大幅に減退しました。客の心配する前に、そちらの脳の酸素不足を心配しろよ、という感じの広告です。
ワトソン選手のサヨナラで久々の連勝
今日は諸事情により携帯観戦。千葉のマリーンズ対読売は清水直行投手と工藤投手が先発。マリーンズは昨日に続いて福浦選手が欠場した事もあり、両打ちの西岡選手を含めて9人右打者を並べます。
2回表に失策がらみで1死2・3塁となると、小坂選手の内野ゴロの間に読売が先制します。しかし、その裏に昨日に一軍昇格してスタメンの青野選手の適時打で即座にマリーンズが追いつきます。
そのまま1対1でむかえた6回表、1死2・3塁から亀井選手が左中間に長打性の飛球を放ちます。これをベニー選手が好捕しますが、当然ながら犠飛となり、読売が勝ち越します。
工藤投手は6回を三者連続三振するなど、終盤に来ても調子は衰えませんでしたが、7回で降板。しかし二番手の久保投手に対して1死から三番に入っている今江選手が二塁打を放ち、続くベニー選手の適時打で追いつきます。
清水直投手は7回以降は完璧な投球。9回にも146kmの速球を投げるなど、3イニングを全て三者凡退に打ち取ってサヨナラを待つ形になります。
そして9回裏、簡単に二死になりますが、そこから西岡選手が安打で出塁します。ここで代打にワトソン選手が登場。西岡選手がスタートを切ったのにあわせて右翼フェンスまで達する長打を放ち、西岡選手はそのまま生還。3対2でマリーンズが今季5度目のサヨナラ勝ちを果たしました。清水直投手は4度目の完投で6勝目。ワトソン選手は2度の代打でいずれも決勝打を放つという勝負強さを見せています。また、マリーンズは今月初となる連勝となっています。観客数は今季主催試合最多の2万8千795人でした。
なお、本試合の球場観戦記は、明日あたりにめもちょうに載るかもしれません。
甲子園のタイガース対ライオンズは安藤投手と帆足投手が先発。初回にカブレラ選手の適時打でライオンズが先制し、4回には細川選手の適時打の後、帆足投手にもプロ初安打となる適時二塁打が出るなど一挙5点を挙げます。
帆足投手は4回まで無安打投球。5回に金本選手の初安打が7号ソロとなりますが、その後もタイガース打線を抑え、7回を4安打1失点。そのまま6対1でライオンズが連勝しています。観客数は4万8千4百人ほどでした。
名古屋のドラゴンズ対ファイターズは朝倉投手とディアス投手が先発。ここのところ好調の朝倉投手ですが、初回に小笠原選手の適時打などで2点を失い、1点差とした3回には新庄選手と鶴岡選手の連打で、4回にはセギノール選手の9号2ランで6点を失います。一方のディアス投手は初回に1点を失ったものの、3回の1死満塁を併殺で切り抜けるなど好投。7回に高橋光選手に3ランを喫したものの7回4失点。7対4でファイターズが勝ち、ディアス投手が来日初勝利を挙げています。観客数は3万7千4百人ほどでした。
福岡のホークス対スワローズは田之上投手と石川投手が先発。2回に昨日に続いて指名打者に入った古田兼任監督の適時打でスワローズが先制します。その後2対2で迎えた8回に岩村選手の適時打でスワローズが勝ち越し、続くラミレス選手に10号3ランが出て6対2とし、試合を決めています。観客数は3万3千4百人ほどでした。
広島のカープ対イーグルスは佐々岡投手と松崎投手が先発。初回に嶋選手の適時打などで2点を先制したカープが2対1で迎えた3回に栗原選手の11号2ランなどで3点を追加します。イーグルスもフェルナンデス選手の15・16号が出ますがいずれもソロ。8対4でカープが勝利。佐々岡投手は6勝目を挙げています。観客数は1万3千6百人ほどでした。
横浜のベイスターズ対合併球団は門倉投手とオバミュラー投手が先発。初回に合併球団が4安打ながら併殺の間の1点のみと効率の悪い先制をすると、その裏、失策もあって同じ4安打ながら4点を取ってベイスターズが逆転。その後も点の取り合いとなりますが、初回の4点が大きく、7対4でベイスターズが勝ちました。なお、最終回に登板したクルーン投手が自己タイとなる161kmを出しています。観客数は1万5千4百人ほどでした。
2006年06月09日
大松選手のマリン初本塁打で勝ち越す
千葉のマリーンズ対読売は小林宏之投手とパウエル投手が先発。マリーンズは試合前に、根元選手・竹原選手・ミラー投手を登録抹消し、代わりに黒木投手・塀内選手・青野選手が一軍復帰。塀内選手は早速9番セカンドでスタメン登場しました。また、今日はリーグ首位打者の福浦選手が休養で、ワトソン選手・ベニー選手・フランコ選手の「外国人クリーンアップ」を結成しました。
1回裏、1死から今江選手・ワトソン選手が連打して好機を作り、ベニー選手の適時打で先制します。一方、小林宏投手は2回の1死1・3塁を凌ぐなど、3回まで無失点に抑えますが、4回表に1死から李選手に、対マリーンズ3戦連発となる17号ソロを喫して追いつかれます。
しかし直後の4回裏、先頭のベニー選手が安打で出塁し、そこから2死になりますが、本日7番スタメンで前回の東京ドームでもパウエル投手から本塁打を放っている大松選手が、マリンでは初となる7号2ランを放って勝ち越します。
ところが6回に李選手の2打席連続となる18号ソロで1点差に迫られ、さらに8回に連打と小坂選手の犠打で1死2・3塁と一打逆転の危機を迎えます。しかし、小林宏投手はこの危機を凌ぎます。
すると7回裏、先ほど本塁だの大松選手が今度は安打で出塁。暴投などで1死3塁となると、一軍復帰即スタメンの塀内選手が、初球スクイズ失敗の後、続く2球目に再びスクイズ。これで大きな追加点を得ます。
そして8回表、小林宏投手は2死無走者で2打席連続本塁打中の李選手を迎えたところで降板します。二番手はもちろん藤田投手。選手会サイトでの「交流戦で対戦したい打者」に「すんちゃん」と平仮名表記で挙げた李選手と、WBC以来の対戦となりました。そして1ボールの後、得意の本塁をかすめて外角へ曲がる球で3球連続で空振りさせて三振を奪いました。
その裏、読売3番手の鴨志田投手に連打で無死1・2塁とし、さらに犠打失策で満塁とした後、犠飛2つと捕逸で3点を加え、ダメを押します。
そして9回表は、セーブのつかない局面という事もあり、本日一軍復帰の黒木投手が今季マリン初登板。しかし、先頭打者に右翼手のまずい守備もあって二塁打された後、連続二塁打で1点を返し、1死後に小坂選手に四球を与えて1・2塁としてしまいます。となると、セーブがつく局面になった事もあってここで小林雅英投手が登板。簡単に続く二人を打ち取って、21セーブ目を挙げています。小林宏投手は5勝目、観客数は2万1千4百人ほどでした。
甲子園のタイガース対ライオンズは下柳投手と松坂投手が先発。今季初の一番となった鳥谷選手の適時打でタイガースが3回に先制します。ところが、それで火が付いたのか、松坂投手は4回から完璧な投球を見せます。そして5回に追いついたライオンズが7回に赤田選手の適時二塁打で勝ち越すと、さらに二番手のダーウィン投手から中島選手が11号3ランを放って4点リードとします。そして8回には走者を置いて、松坂投手がプロ第1号となる2ランを放ち、さらに9回にも金沢投手が打ち込まれ、計10点となります。
松坂投手は4回から8回まで走者を一人も出しません。9回に鳥谷選手に久々の安打が出たものの、以下が抑えられ、4安打1四球14奪三振で1失点完投。タイガースは松坂投手に2試合続けて二桁奪三振で完投負けし、1日で首位から陥落しています。観客数は4万8千4百人ほどでした。
名古屋のドラゴンズ対ファイターズは山本昌投手と武田勝投手が先発。新人の武田勝投手は16試合目でのプロ初先発です。ドラゴンズは山本昌投手が踏ん張り、ファイターズは6回途中で武田勝投手が無失点で降板した後、鎌倉投手・岡島投手とつなぎ、0対0で7回を終えます。そして8回表に小笠原選手の10号2ランでファイターズが先制しますが、その裏、4番手の武田久投手が連打と死球で1死満塁として降板。そして5番手のトーマス投手が福留選手に走者一掃の適時三塁打を放って逆転。さらにアレックス選手の適時内野安打もあって4対2とします。こうなると9回は岩瀬投手が登板。3人で抑えてドラゴンズが勝って首位となりました。観客数は3万4千3百人ほどでした。
「首位同士」となった福岡のホークス対スワローズは杉内投手と石井一投手が先発。初回に2点ずつ取り合った後、2回に四球と犠飛でスワローズが無安打で勝ち越します。その後は両投手が抑えて1点差のままで迎えた8回裏、二番手の木田投手が1死から連打され、今日三番に入った好調・田上選手の適時打で同点となります。しかし9回表に、吉武投手からここ最近不振だった宮出選手の久々の安打が2号ソロが出てスワローズが再び勝ち越し。その裏は高津投手が二死から満塁とするものの、最後は何とか田上選手を抑えて4対3でスワローズが勝っています。観客数は2万9千2百人ほどでした。
倉敷のカープ対イーグルスはロマノ投手と一場投手が先発。初回にフェルナンデス選手の14号2ランでイーグルスが先制。さらに1点返された2回表に先頭の牧田選手が頭部に死球を受け、ロマノ投手は危険球退場。急遽登板のフェリシアーノ投手が鉄平選手に2点適時三塁打を打たれて追加点を挙げ、その後も着実に加点します。一方の一場投手は大量援護もあって6安打1四球2失点で完投。4月13日以来となる4勝目を挙げ、イーグルスが7対2で勝利しています。観客数は8千人ほどでした。
横浜のベイスターズ対合併球団は土肥投手と平野佳投手が先発。4回に2点を先制した合併球団が6回にも本塁打2本などで5対0とします。リーグ防御率1位の平野佳投手は7回まで4安打無失点と抑えますが、8回に3連打で1点を返された後、失策などもあって4点を失って降板。さらに村田選手の犠飛で同点となります。試合はそのまま延長に入って11回裏、1死から石井選手が安打で出塁すると、村田選手の当たりは右翼席に入る第20号サヨナラ2ランとなり、ベイスターズが7対5で勝っています。観客数は7千7百人ほどでした。
2006年06月08日
シリコンバレーの「パソコン」
シリコンバレーのある会社が、恐竜型愛玩ロボットを開発した、という記事を見ました。このロボットの特徴は、内蔵の基本ソフトを後からバージョンアップしたり、別のソフトをインストールすることができる事だそうです。そして、その基本概念は「持ち主との間に精神的な結びつきをが生まれるようにしたい」とのこと、すなわち、感情移入されるロボットを目指しているそうです。
このパソコンのような機能といい、感情移入を目指すことといい、数年前に大ヒットしたCLAMPさんの漫画「ちょびっツ」の「パソコン」に非常に似通っています。CLAMPさんの発想がシリコンバレーの最先端のさらに先を行っていたのでしょうか、それともこのロボットの開発者が「ちょびっツ」を読んでいたのでしょうか。いずれにせよ、アメリカを代表する技術と、日本を代表する文化が交わった、という事に面白さを感じました。
今季最大の大敗を喫する
名古屋のドラゴンズ対マリーンズは佐藤充投手と久保投手が先発。ここ3試合でわずか1失点で3連勝中・2連続完投と絶好調の佐藤充投手相手に、初回・2回と二死から安打が出ますが、いずれも得点には結びつきません。
一方の久保投手もここ3試合で3失点で3連勝中と好調で、今日も3回までは1安打に抑えます。ところが4回、2死3塁からアレックス選手の適時打で先制されると、さらに森野選手に1号3ランを喫して一挙4点を失います。
札幌のファイターズ対タイガースは八木投手と福原投手が先発。初回に金本選手の6号2ランでタイガースが先制し、1点差で迎えた6回には、昨日1点差の2死満塁で最後の打者となったスペンサー選手が、昨日の借りを返す4号満塁本塁打で追加点を挙げます。その裏にファイターズも小笠原選手の9号2ランで反撃して3点差と迫りますが、7回からタイガースは「いつもの三人」による必勝リレー。9回に久保田投手が併殺の間に1点を失ったものの、6対4で逃げ切り、セリーグ首位に返り咲きました。観客数は2万8千5百人ほどでした。
所沢のライオンズ対スワローズは許投手と藤井投手が先発。2回にライオンズが先制しますが、6回にリグス選手の18号2ランで逆転。さらに8回にも3点を追加して5対1で逆転勝ちし、交流戦同率首位に戻っています。観客数は1万8百人ほどでした。
福岡のホークス対読売は斉藤和投手と高橋尚投手が先発。ホークスが初回に松中選手の適時打で先制します。一方、斉藤和投手は素晴らしい投球。4回まで誰一人走者を出さず、5回に脇谷選手に当たり損ねのゴロが弾んで内野安打となりますが、牽制で刺し、この回も三者凡退に抑えます。一方、5回まで1点だった打線のほうは、6回に松中選手の12号ソロで中押し。さらに3回に好調の田上選手の代打適時打などで2点を追加してダメ押しを挙げます。
斉藤和投手は6回以降も完璧な投球で、読売打線に出塁を許しません。結局、9回を1安打完封という「準完全」。昨年開幕2戦目の渡辺俊介投手以来の「27人完封」を達成して7勝目。ホークスは読売を3タテにして、パリーグ同率首位となっています。観客数は3万2千7百人ほどでした。
仙台のイーグルス対ベイスターズは愛敬投手と那須野投手が先発。好投しながら援護がなく、今季未勝利の那須野投手ですが、今日は初回に種田選手が2点適時打を放って早々と援護が入ります。那須野投手は6回途中まで5安打無失点。ベイスターズは終盤に小池選手の1号満塁本塁打などで追加点を挙げたベイスターズが7対0で勝っています。観客数は9千5百人ほどでした。
雨の中行われた神戸の合併球団対カープは川越投手とダグラス投手が先発。川越投手は3回まで1安打でしたが、4回に嶋選手に打たれた2本目の安打が10号ソロとなりカープが先制します。一方、ダグラス投手は6回を4安打3四球で無失点。以下、林投手・広池投手とつなぎ、最後は永川投手が締め、1対0でカープが勝利。川越投手は9回5安打無四球1失点という内容ながら、援護がなく敗戦投手に。一方のダグラス投手はセリーグ単独首位となる8勝目を挙げています。観客数は1万1千2百人ほどでした。
というわけで今日は、6試合中4試合が無得点試合でした。
ところで、村上ファンドがらみの情報で、オリックスの100%子会社である「ブルーウェーブ」という会社が運営する研修施設で、村上ファンドの中核コンサルティング会社「M&Aコンサルティング」は生まれたというものがありました。
村上ファンドそのものにはさほど興味がないのですが、この100%子会社の名前が非常に気になったので調べてみました。すると設立は1991年の8月とのこと。すなわち、「故オリックスブルーウェーブ」が誕生したその年です。一応、球団名のほうが先に決まったものの、ほぼ同時にできたようなものです。つまり、「オリックス・ブルーウェーブ」というのは、ソフトバンク球団が下の名前を「テレコム」にしたり、西武球団が下の名前を「プリンス」にするのと同じ意味だったわけです。
ファンの意見を無視して「ブレーブス」という名前をつぶし、言いにくい「ブルーウェーブ」にした時は、「とにかく『オリックス』という企業名を使わせるつもりなのだな」とそれだけで非常に不愉快でした。しかし、実際はそれよりさらにひどいものだったわけです。
あの会社については、「ブレーブス」を潰した時から嫌いになり、さらに2年前には大嫌いになりました。しかし、これを知ったとき、さらにそれを輪をかけて嫌いになりました。
2006年06月07日
不思議な人種
「口ばかりよく回って立派そうな事を言うが、実際にやる事は人並み以下」という人がいます。先日、その典型例みたいなのがバイトに来ました。うるさい上に、すぐ遅刻して後から嘘くさい言い訳をしてきます。私は、そういう類の人は、関わることすら苦手なので、なるべく敬遠するようにしています。しかし、無断遅刻があまりにも多いと、周りにも迷惑がかかります。そこで仕方なく、ちょっときつめの注意をしました。すると、あきらかに不愉快そうな顔をしましたが、口では「ためになる言葉、大変参考になりました」などと言います。それからしばらく、確かに無断遅刻はありませんでした。その代わりに(?)無断欠勤をしたのですが・・・。
そうこうしているうちに、最後の日がきました。こちらはなるべく関わらないようにしていたのですが、向こうから話しかけてきました。仕方ないので相手をしたのですが、その物言いは「注意された事を根に持って、遠回しにけなしたい」という意思がよく伝わってきます。相手にしても時間の無駄なので、適当に聞いていました。とはいえ、「何でこいつは黙っていればまだいいのに、こうやって少しでも自分の印象を悪くするような喋りをするのだろうか」と内心では呆れ果てていました。
そう若くはない人間なのですが、これまでその自分の「口だけ」という属性の問題点を気づかせてくれる人はいなかったのか、とも思いました。もっとも、遅刻を注意しただけで逆ギレして変な嫌味を言ってくるわけです。これまでも仮に親身になって注意する人がいても、同様な態度を取って生きていたのでしょう。
自分だけが思っている「口のうまさ」が、実は災いとなってふりかかってきているわけです。こんな事で将来大丈夫かな、とも思いました。しかし、まあ自業自得だし、今後二度と会うことのない自分の知ったことではない、と割り切りました。
小林雅投手、6年連続20セーブの新記録達成
名古屋のドラゴンズ対マリーンズはマルティネス投手と成瀬投手が先発。左のマルティネス投手に対し、マリーンズは福浦選手と成瀬投手以外は右を並べます。そして、四番には昨日無安打無得点を阻止したサブロー選手が久々に座りました。
1回表、1死から連打と四球で満塁と先制機を作りますが、後続が倒れます。続く2回も安打が出るも無得点でしたが、3回は1死から福浦選手が安打すると、その四番・サブロー選手が適時二塁打を放ち、マリーンズが先制します。
一方、初登板初勝利の後、2試合連続でKOされていた成瀬投手ですが、今日は立ち上がりから三振を連取。1回から3回まで毎回2三振ずつ奪います。しかし4回、1死から内野安打で走者を出し、続くウッズ選手からは三振を奪ってこの回も2奪三振しますが、続くアレックス選手に適時二塁打を打たれて追いつかれてしまいます。
マリーンズ打線は4回を除いて毎回安打しますが、3回以外は得点に結びつきません。一方の成瀬投手は6回裏、いきなり連打され、無死1・2塁で中軸をむかえます。しかしここで交流戦首位打者の福留選手、さらにはウッズ選手と連続三振。これで何と11個目です。さらに、前の打席で適時打を打たれているアレックス選手を打ち取り、この危機を凌ぎます。
この好投に応えたい打線ですが、直後の7回表、1死から福浦選手が4安打目を放って出塁し、サブロー選手の四球とベニー選手の安打でこの試合3度目の満塁としますが、ここも後続が倒れ、成瀬投手を援護できません。しかし、その裏も成瀬投手は2三振を奪い、計13三振とします。
そして迎えた8回表、1死から成瀬投手に打席がまわり、さすがにここでは代打。登場したのは、昨日自打球を足に当てて打席中に交代したワトソン選手です。そしてここで平井投手から。来日5試合で2本目となるソロを放ち、貴重な勝ち越し点を挙げます。
そしてその裏は、右の1・2番に廻るところですが、藤田投手が登板。そして右打者三人を完璧に抑えます。
そして9回表には小林雅英投手が登板。三番からの強打者揃いでしたが、5月末から「きっちり三者凡退」にモデルチェンジした小林雅投手は、あっさり三人で抑えます。そしてこれで20セーブとし、プロ野球新記録の6年連続20セーブを達成しました。また、成瀬投手はプロ2勝目を挙げています。
試合後はこの両投手でヒーローインタビュー。成瀬投手は6回裏の無死1・2塁の時の事を聞かれて「ここで抑えればすごいだろうな、と思っていた」など大物ぶりを発揮していました。一方、記録達成の小林雅投手は、昨年の最速150セーブの時と同様、あくまでもチームの勝利が目的であり、また記録についてもチーム全体で作るものだと言っていました。
これで連敗を止め、交流戦単独首位に返り咲いてもいます。観客数は2万7千1百人ほどでした。
札幌のファイターズ対タイガースはリー投手と杉山投手が先発。初回にセギノール選手の適時打で先制したファイターズが、4回に金子選手の適時打と田中賢選手の犠飛で追加点を挙げ、3対0とします。一方、リー投手も決していい内容ではありませんでしたが、タイガース打線は初回・二回と満塁にしながら1点も取れなかったのをはじめ残塁の山を築きます。5回に3安打で1点を返しますが、6回以降もファイターズ継投陣に安打は放つものの点にはつながりません。
8回も武田久投手から2死から満塁にしますが、そこから登板のマイケル中村投手がシーツ選手を抑えます。そして9回表、2死1・3塁から矢野選手の適時打で1点差とし、藤本選手は振り逃げでこの試合4度目の満塁に。続くスペンサー選手は2-3とし、四球で同点、安打で逆転という場面になりますが、最後は浅いフライを打ち上げ、3対2でファイターズが勝利。マイケル中村投手がかなり気合いの入ったガッツポーズをしていました。タイガースは11安打7四死球ながら17残塁の大拙攻。5回以降は無走者に抑えて完投した杉山投手を援護できませんでした。観客数は2万7千8百人ほどでした。
所沢のライオンズ対スワローズはギッセル投手と館山投手が先発。初回にスワローズが先制しますが、3回に無死2・3塁から移籍後絶好調の福地選手が3号3ランを放って逆転。さらに2点を加え、この回一挙5点を奪います。その後、ともに点を取り合いましたが、結局8対4でライオンズが勝っています。福地選手は13年目で初のお立ち台だったそうです。観客数は1万2千3百人ほどでした。
神戸の合併球団対カープは吉井投手と黒田投手が先発。連敗中の黒田投手は、今日は北川選手の内野ゴロの間に先制されたものの、6回2失点。しかし、打線が5回まで吉井投手に抑えられ、その後も4人の継投陣の前に得点できません。最後は大久保投手に代わって後ろに回った加藤投手が抑え、合併球団が完封リレー。3対0で勝っています。観客数は1万7千5百人ほどでした。
仙台のイーグルス対ベイスターズは山村投手と三浦投手が先発。3回にベイスターズがDHでスタメンの鈴木選手の二塁打を足がかりに先制しますが、5回に鉄平選手の適時打で追いついたイーグルスが6回に牧田選手の適時打で勝ち越します。山村投手が6回を5安打1失点で抑えて降板すると、7回の吉田投手、8回の小倉投手、そして9回の福盛投手がいずれも完璧に抑え、イーグルスが2対1で接戦を制しました。観客数は8千6百人ほどでした。
福岡のホークス対読売は神内投手と西村投手が先発。神内投手は立ち上がり3安打2四球でいきなり3失点して1死も取れずに降板となります。しかし、緊急登板の佐藤投手が好投。三振と併殺で追加点を与えずに切り抜けます。そして3対1で迎えた3回裏に大村選手の4号2ランで追いついたホークスがズレータ選手の二塁打で勝ち越します。
佐藤投手は4回まで1安打に読売打線を抑え、その後も昨日に続いて継投陣が好投します。そして1点差で迎えた7回裏、2死から大村選手を歩かせたところで西村投手は降板。しかしこちらの継投は失敗で、連続四球で満塁とした後、松中選手に走者一掃の適時二塁打が出て、ホークスがダメ押しの3点を挙げます。そのまま8対3でホークスが勝利。佐藤投手は先月25日に続いての緊急登板をこなし、3勝目を挙げています。観客数は3万3千6百人ほどでした。なお、本日は全試合パリーグの勝利で終わっています。
2006年06月06日
統合効果
村上ファンドの騒動もあり、意外にあっけなく、阪急による阪神の株式公開買い付け(TOB)の成立がほぼ確定。「阪急阪神グループ」が誕生する事がかなり確実になりました。
というわけで、同じく大阪と神戸を結んでいる二つの私鉄が一つのグループになるわけです。これについては、「統合する意味が分からない」みたいな報道が見られます。まあ、普通はそう考えるところでしょう。
しかし、私にはこの二つの私鉄の統合にはちょっとした感慨があります。それは、今から26年前の11歳の夏の事でした。私は当時、兵庫県西宮市の阪急沿線にある苦楽園口という所に住んでいました。夏と言えば、同じ西宮市内で甲子園高校野球全国大会があります。ある時、この高校野球の外野席は無料で観戦できる、という情報を得ました。「TVでもやっているあの高校野球がタダで!」と驚き喜び、その夏は甲子園に通い詰めました。
しかし、入場料はタダですが、交通費はそうはいきません。苦楽園口から甲子園まではわずか7駅・6.5kmなのですが、途中で阪急から阪神に乗り換えねばならないため、運賃が割高になるのです。現在の運賃ですと片道子供160円。阪急だけで同じ距離を載るなら90円ですから、ほぼ倍かかります。しかも毎日のように行くのですから、当時の小学生の小遣いでは、この差額はかなりの「大金」でした。そのため、境界の今津駅で切符を買い直すたびに「この二つの鉄道が同じだったら」と思ったものでした。
そのうち、節約のためわざわざ3kmくらい歩いて阪神の駅まで行ったり、ついには「甲子園まで歩く」という荒技まで敢行しました。我ながら、暑い夏の盛りによくやったものだと思います。私にとってそれほど大きい「阪急と阪神の違い」でした。
というわけで、私にとって、「阪急と阪神の統合効果」というのは個人的にはかなり大きいものがあります。もっとも、同じグループになっても名前は変わらないわけですから、この統合を機に苦楽園口から甲子園までの運賃が子供90円に値下げする可能性は低そうですが・・・。
2年連続で川上投手に1安打に封じられる
今日は携帯観戦でした。名古屋のドラゴンズ対マリーンズは川上投手と小野投手が先発。小野投手は1回裏に先頭の英智選手に死球を与え、犠打で進んだ後に福留選手に適時打を喫して先制されます。さらに3回には川上投手の安打を足がかりに、井端選手・ウッズ選手に適時打を打たれ、3対0となります。
さて、昨年からドラゴンズに8連勝中のマリーンズですが、川上投手相手には、李選手(当時)のソロ1本のみの「準完全」をやられています。今日もその昨年の対戦を再現するかのように走者が出ません。6回に早くもここまで5安打3失点の小野投手をあきらめて代打を出しますが打ち取られ、18人を完璧に抑えられます。
これは李選手がもういないため、もしかしたら、と携帯で見ながら思っていたのですが、7回2死から福浦選手が四球で出塁。続くベニー選手も選んで2死1・2塁とします。しかし、続くワトソン選手が自打球を足に受けてそのまま退場。途中から代打の大松選手も抑えられ、走者こそ出したものの安打が出ません。
マリーンズも2番手の小宮山投手、3番手の高木投手、さらには一昨日打ち込まれたミラー投手がいずれも1イニングずつ無失点で抑えますが、安打が出ないので反撃のしようがありません。8回も3人で抑えられ、いよいよ無安打無得点まであと1イニング。ここでミラー投手の代打・サブロー選手が安打を放ち、大記録を防ぎます。しかし、続く1番からが全て外野フライに打ち取られて試合終了。3対0で敗れました。
というわけで、ドラゴンズ戦の連勝が止まったのと同時に、川上投手相手に「2試合とも完投されて計2安打」という事になっていました。まあ、昨年は完全試合を阻止した李選手がそこから6試合連続本塁打と活躍しました。同様にここまで不振のサブロー選手がこれを機に復調してくれれば、と考えることにします。観客数は2万9千1百人ほどでした。
新庄選手、ドームの天井から守備につく
札幌で行われたファイターズ対タイガースは、開幕戦に次ぐ「4万3千人プロジェクト」。事前から新庄選手が、派手な事をやると報道されていました。そして、ファン公募の結果行ったのは、「ドームの天井から守備位置につく」というもの。実際に球場で観戦された方のブログを見ると、TVや写真では分からない、「激しくとんでもない光景」だったそうです。私も、半年ほど前に札幌ドームに行って高さ53メートルくらいの展望台から球場内を見てその高さを実感したので、少しは見当はつきますが、やはり実際に見ないとその迫力は分からないのでしょう。まさに「球場に人を呼ぶための企画」と言えるかもしれません。
先発はダルビッシュ投手と井川投手。先週のダルビッシュ投手の完投勝ち以来、投手陣総崩れで5連敗のファイターズですが、そのダルビッシュ投手が好投。5回まで無走者で、6回に失策で走者を出し、7回にシーツ選手が初安打したものの、タイガース打線を封じ込めます。
一方、井川投手は先頭の森本選手に三塁打され、2死後に稲葉選手に先制打を打たれ、続く新庄選手にも内野安打が出て2点を先制されます。さらに6回にはセギノール選手に8号ソロを打たれて3失点となります。
ダルビッシュ投手は結局9回を2安打1四球に抑え、タイガース打線を完封。2試合連続完投勝ちで4勝目を挙げています。観客数は4万3千473人。開幕戦を上回る今季最多となり、またしても企画は成功しました。
所沢のライオンズ対スワローズは涌井投手とガトームソン投手が先発。前回無安打無得点のガトームソン投手は4回まで無走者。さらにスワローズが1点先制した後も5回2死まで無走者と、通算13と2/3イニング連続無安打としますが、続く平尾選手に四球を出すと、連続四球から、本日一軍復帰の炭谷選手に三塁ベース直撃の二塁打を打たれ、久々の安打・失点となってしまいます。直後にリグス選手の2試合連続の17号ソロでスワローズが勝ち越しますが、7回まで2安打1失点のガトームソン投手を交代させたのが裏目に。二番手の松井投手が片岡選手の適時三塁打で追いつかれ、続く中島選手に勝ち越し適時打を打たれます。そして9回も涌井投手が抑え、3対2でライオンズが逆転勝ち。涌井投手は7勝目を挙げています。観客数は9千4百人ほどでした。
福岡のホークス対読売は和田投手と内海投手が先発。4回に本間選手の2点適時打でホークスが先制し、直後に追いつかれますが、その裏に松中選手の適時打で勝ち越します。和田投手は6回1死から連打されて早い降板となりますが、そこから継投陣が好投。藤岡投手・篠原投手・吉武投手がいずれも走者を一人も出さず、9回も馬原投手が小坂選手に三塁打されたものの、続く2試合連続サヨナラの清水選手を三振に打ち取って試合終了。ヒーローインタビューは篠原投手と藤岡投手でした。観客数は3万3千9百人ほどでした。
仙台のイーグルス対ベイスターズはグリン投手と高宮投手が先発。3回裏、2死無走者から四球で高須選手が出た後、イーグルス打線が7連打で7得点を挙げます。さらにフェルナンデス選手の13号ソロなども出て計8点。余談ですが、村田選手もフェルナンデス選手も本塁打数リーグ首位なのですが、かなり差があります。しかも試合数はパリーグのほうが多いのですから、不思議なものです。グリン投手は直後に村田選手に19号ソロを打たれるなど反撃されますが、7回を8安打4失点。味方の大量援護もあり来日初勝利を挙げています。観客数は8千6百人ほどでした。
大阪ドームの合併球団対カープはデイビー投手と大竹投手が先発。ここまで、ラロッカ選手や福地選手に「恩返し」をされているカープですが、今日は2回に栗原選手の10号ソロで先制。さらに2対2で迎えた7回には松本選手の安打をきっかけに嶋選手の犠飛で勝ち越し、新井選手にも適時打が出るなど、デイビー投手から4点を取ります。松本選手は2試合連続猛打賞でした。開幕から6連敗中だった大竹投手は6回を5安打2失点に抑え、今季初勝利を挙げています。観客数は1万6千4百人ほどでした。
2006年06月05日
飼食兼用?
スーパーの鮮魚売り場に行ったら、「沢蟹一匹40円」という札が立っていました。山奥の温泉旅館などで沢蟹料理が出る、というのは聞いたことがありましたが、まさか、街中のスーパーで売っているとは思いませんでした。
驚きつつ、よく見てみると、箱の中の沢蟹はまだまだ元気で、普通に動いています。そこだけ見ていると、ペット売り場みたいです。思わず、「飼うとしたら、まず水のカルキ抜きをして、水槽に陸地を作って・・・」などと考えてしまいました。
一匹40円で食べてもよし、飼ってもよし、というならばかなりお得なのかも、とも思いました。もちろん、食べ方もわからないし、飼ってもすぐ死なせてしまう事は分かっているので、思っただけですぐに通り過ぎましたが・・・。
2006年06月04日
スパムによく似た生物
学生時代に所属していたサークルのOB会のサイトを別に運営し、そこには掲示板を置いています。ところが最近になってそこにスパム投稿が激増。特にここ一週間ほどは1日に20~30件くらいのスパムが来ていました。最初のうちは、たびごと消していたのですが、あまりに増えると、うんざりします。特にここ一週間ほどは、朝起きるたびに、携帯に届くスパム書き込み通知を見る、という状況になって辟易していました。
そこで「掲示板スパム対策」でネットを検索。すると掲示板改造支援サイトという、スパム対策プログラムを公開しているサイトがありました。早速使ってみると効果てきめん。完全にスパム投稿をはねるようになりました。
このプログラムは、スパムを跳ねた履歴を見ることができます。それを見ていると、「わざわざスパム投稿をしてきたようだけれど、一瞬たりとも載ることはなかったぞ、ざまをみろ」という気分になります(もっとも、投稿元のほうは、プログラムで機械的にやっているので、はねられた事に気づきもしていないでしょうが)。
そうやって、はねたスパム投稿の一覧を見ていると、ふとある生物を思い出しました。それは、家の中をチョチョロ走り、鬱陶しいことこの上ありません。そのため、専用の罠をしかけ、そいつらが捕らわれているのを確認していると、かなりの爽快感があります。これまでのスパム投稿を消去するわずらわしさおよび、はねたスパム一覧を見ている時の感情は、その生物に対処する時とかなり似ているのです。
まあ、その生物は人間に忌み嫌われながら彼らなりに生きているのに対し、スパム投稿を行う輩は、他人に迷惑をかけて自分たちの胡散臭い商売を宣伝して儲けようとする心の持ち主です。一緒にするのは、その生物に失礼と言えるかもしれませんが・・・。
終盤に競り負けてカード負け越し
広島のカープ対マリーンズは佐々岡投手と渡辺俊介投手が先発。初回、2番に打順を上げた今江選手が2試合連続でチーム首位タイとなる6号ソロを左中間に打ち込んで先制。さらに2回はフランコ選手・里崎選手の連打で無死2・3塁とし、ワトソン選手の内野ゴロの間に1点を追加します。
この時点では昨日に続いて快勝ペースかと思いきや、そこから佐々岡投手が立ち直り、追加点を挙げられません。そして3回裏、昨日一軍昇格したばかりでスタメンの松本選手が内野安打し、犠打で進んだ後、二死から梵選手が文字通り左翼線上に落ちる適時二塁打。線で使っている石灰が跳ね上がっていました。さらに嶋選手にも適時打が出て追いつかれます。
ここまでは点の取り合いの様相がありました。しかし、4回からはともに安打は少しずつ打たれますが、四球は出さず、打たせてとる投球で早打ちを誘い、互いに凡打の山を築きます。
そして試合が動いたのは7回裏、先頭の末永選手が二塁打を放ち、続く石原選手の犠打で進むと、本日内野安打2本の松本選手が中前に弾き返し、カープがついに勝ち越します。
しかし直後の8回表、カープ2番手の高橋投手相手に代打で登場の大塚選手が安打。今江選手の四球で1死1・2塁とした後、福浦選手に適時打が出て同点、そしてカープは8回ながら永川投手をつぎ込んで勝負に出ますが、ベニー選手の内野ゴロが併殺崩れになり、逆転します。
先週までなら、あとは8回を藪田投手、9回を小林雅英投手が抑えて逃げ切る所です。しかし、藪田投手はいないため、ミラー投手が登板。一昨日は負けている局面での最終回とはいえ、4番からを3人で抑えていましたが、今日はいきなり梵選手に安打されます。左の嶋選手相手にも続投でしたが、これも裏目。右前に弾き返されて1・3塁とされます。こうなるともう止まらず、新井選手の適時二塁打で同点に、そして栗原選手が右翼ポール際に9号3ランを放って一気に逆転され、3点差をつけられます。ミラー投手は結局1死も取れずに降板。3試合で早くも2度目の決勝本塁打を喫しました。次の登板に失敗すると、勝負のかかった局面での起用はなくなりそうです。分かっていたとはいえ、藪田投手の穴の大きさを改めて痛感させられました。
そして9回は永川投手が続投。1死後に四球と安打で1・2塁とし、大塚選手の適時打で1点を返して2点差に。続く西岡選手に長打が出れば同点、というところですが、併殺に打ち取られて試合終了となりました。観客数は2万1千2百人ほどでした。
甲子園のタイガース対ホークスは江草投手と田之上投手が先発。今季初登板の田之上投手に対し、タイガースは立ち上がりいきなり連打しますが、そこから抑えられます。一方、江草投手は最初の一巡を完璧に抑えますが、4回、先頭の大村選手に初安打された後、川崎選手が2号2ランを放ち、ホークスが先制します。さらに6回、失策で走者が出ると、松中選手が適時二塁打を放って追加点。さらに暴投で1点を加え、代打の田上(たのうえ)捕手が左翼席に2号2ランを放ち6点目。田上選手は昨年まで通算2安打でしたが、移籍してきた今年すでに2本塁打を放ったわけです。
田之上投手は5回まで3安打無失点。6回にシーツ選手の10号ソロと浜中選手の2点を失ってこの回途中で降板しましたが、先発の役割を十二分に果たしました。その後は、ホークス継投陣がタイガース打線を抑え、最後は4点差ながら馬原投手を投入して6対2でホークスが勝利。タイガースの連勝は3で止まっています。観客数は4万8千4百人ほどでした。
横浜のベイスターズ対ファイターズは秦投手と金村投手が先発。連敗阻止にエースを立てたファイターズですが、3回に先制するも、その裏に適時打3本で逆転され、4回には村田選手の18号3ランなどで計4点。ここで金村投手はKOとなりました。その後、継投陣は好投するも、打線は秦投手の前に7回5安打2得点に抑えられ、7対2でベイスターズが勝ってこのカード3タテ。一方のファイターズは5連敗となってしまいました。観客数は2万人ほどでした。
仙台のイーグルス対ドラゴンズは小笠原投手と藤崎投手が先発。リリーフではそこそこ抑える藤崎投手ですが、初回に先制され、2回に打ち込まれて今回も早々と2回途中で5失点KO。その後、継投陣が踏ん張り、打線もフェルナンデス選手の12号ソロなどで反撃しますが、8回にドラゴンズが4点をダメ押しし、9対2で勝っています。観客数は1万7千人ほどでした。
神宮のスワローズ対合併球団は石川投手とオバミュラー投手が先発。初回に合併球団が先制しますが、スワローズ打線は前回の対戦で初回KOしたオバミュラー投手相手に2回に宮本選手と古田選手の連続適時打などで4点を取って逆転します。しかし、その後はオバミュラー投手が立ち直り、スワローズ打線を抑えます。そしてその間に合併球団が小刻みに反撃、5・6回に1点ずつ返して1点差にした後、7回に北川選手の2点適時打でついに逆転します。
その裏は加藤投手が登板。昨年の合併球団なら、ここから加藤投手、さらには菊地原投手・大久保投手の必勝リレーがありました。しかし、大久保投手は不振で登録抹消。加藤投手・菊地原投手とも負け試合でも使うような酷使のため、昨年の投球はできません。そして今日もいきなり先頭のリグス選手・岩村選手が連打し、1死後に重盗をかけると、捕手が三塁に悪送球し、あっさり同点となります。さらに敬遠と死球で満塁となった後、宮本選手・古田選手・代打土橋選手とベテラン三人の連続適時打で勝ち越し。さらに青木選手の内野ゴロで1点加えると、この回4人目となる岸田投手に対し、リグス選手が16号3ランを放って一挙8点を挙げ大逆転。そのまま12対5でスワローズが勝ち、再び「交流戦同率首位」となっています。観客数は1万7千人ほどでした。
東京ドームの読売対ライオンズは上原投手と西口投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万2千3百人ほどでした。
2006年06月03日
永遠の人気作品
新聞に、ラベルに「めぞん一刻」の絵が入った日本酒という記事が出ていました。連載が終わって18年ほどたっての「新商品化」です。といっても、「なぜ今更」とは思いません。私自身は日本酒は純米酒以外だと悪酔いする事が多いのでこの商品の購入は考えませんでした。しかし、逆に言えばその問題さえなければ、買っていた可能性はあります。
先日も、ある雑誌の漫画に1頁だけ高橋留美子先生描きおろしの響子さんが載っているのを見たら、その漫画の単行本を買っているにも関わらず、550円出してその雑誌を買おうか、と一瞬思ってしまったほどでした。
私自身、そのくらい思い入れが強いですし、未だに商品化されるという事は、そういう思いを持ち続けている人が少なくない、という事なのでしょう。あの作品および作者の凄さは十二分に分かっているつもりではありますが、このような商品情報を見ると、あらためてその人気の深さ・根強さを実感させられます。
本塁打攻勢で大勝
広島のカープ対マリーンズは16時開始の「薄暮試合」。最近では、屋外球場でのこの開催時刻はかなり珍しいのではないでしょうか。
試合のほうは、ロマノ投手と清水直行投手が先発。始球式はロマノ投手の息子さんでした。そのロマノ投手に対し、2回に先頭のフランコ選手が右翼席に飛び込む4号ソロで先制すると、続く今江選手もバックスクリーン近くに入る5号ソロで続きます。さらに、続く3回には2死からワトソン選手が四球で出塁すると、福浦選手が左翼ポール際に3号2ランを放ち、本塁打3本で4対0とします。
清水直投手は、一巡目は2安打で抑えましたが、4回に先頭の梵選手に二塁打されると、1死後に新井選手に適時打を喫します。さらに1死1・2塁から栗原選手を遊ゴロに打ち取りますが、併殺を焦った西岡選手が一塁に悪送球して2点目、さらに安打の後、倉選手に左中間を抜かれる適時二塁打を打たれ、一気に同点に追いつかれます。
この時は、先制して追いつかれ、最後は逆転された昨日を思い出して嫌な感じだったのですが、1死から福浦選手が早くも猛打賞となる安打を放つと、続くベニー選手が、約1ヶ月半ぶりとなる5号2ランを放って、即座に勝ち越します。
さらに6回、二番手の広池投手から、先頭の西岡選手が二塁打。ワトソン選手が歩いた後、福浦選手が遊ゴロを打ちますが、一塁走者のワトソン選手のスライディングが上手く、一塁はセーフに。ここでカープは三番手の林投手に替えますが、初球をベニー選手の肘にぶつけると、一球だけで降板。さらに四番手の佐竹投手もフランコ選手に適時打を打たれるなど、継投が機能しません。そしてこの回4人目の佐竹投手から里崎選手・堀選手が連続適時打し、この回一挙4点を取って突き放します。
清水直投手は4回こそ失点ものの、5・6回は先頭打者に安打されたものの後は抑え、7回は三者凡退。大量点差もありこの回で降板しましたが、9安打無四球で自責点は3でした。
打線のほうは7回にベニー選手が6号3ラン、フランコ選手が9回に5号ソロといずれも本日2本目の本塁打を放ち、チームあわせて6本塁打。ベニー選手は5打点、フランコ選手は5安打とともに活躍。フランコ選手は一気に規定打席に到達し、打率リーグ6位となっています。また、4安打2打点の福浦選手も打率を上げ、2位に2分近い差をつけています。
8回は神田投手が失策がらみで1点取られたものの、防御率0は堅持。そして9回は小宮山投手が無失点に抑え、マリーンズが14対5と大勝。この一週間で3度目となる毎回の18安打は今季最多となっています。
ところで、今日は大差でリードという事もあり、バレンタイン監督の定跡とも言える、終盤での選手大量入れ替えがありました。というわけでスタメン9人中7人が交代したのですが、その中でフル出場したのが堀選手とフランコ選手というベテラン二人でした。ちょっと不思議に思っていたのですが、そのおかげで9回にフランコ選手が5安打・2本塁打を達成したのですから面白いものです。なお、観客数は1万9千8百人ほどでした。
甲子園のタイガース対ホークスは安藤投手と杉内投手が先発。同点で迎えた3回に三番に入っている柴原選手の適時三塁打とズレータ選手の適時打でホークスが3点勝ち越します。しかし4回、浜中選手の適時打で1点を返し、さらに二死満塁から矢野選手が右翼席に7号満塁本塁打を放ち、一挙5点を取って逆転します。
ところが直後の5回表に、二番手の能見投手に対し、ホークスが中軸の連打で1点返すと、大道選手の代打犠飛で同点に、さらに松田選手が勝ち越し適時打を放って7対6とします。
そのまま継投陣が好投して迎えた8回裏、この回から登板の篠原投手が安打と四球で1死1・2塁として降板。続いて新人ながら中継ぎで活躍している藤岡選手が登板しますが、檜山選手は打ち取ったものの、矢野選手を歩かせて満塁とし、続く代打・片岡選手が四球を選び、同点とします。
9回表は昨日出番のなかったウイリアムス投手が三人で抑え、その裏、続投の藤岡投手に対し、シーツ選手と金本選手が連打。さらに浜中選手が死球で再び満塁に。ここで打席は昨日1本塁打2打点の鳥谷選手。今日はここまで無安打でしたが、ここで一・二塁間を抜き、見事サヨナラ打。タイガースが8対7でホークスに連勝しました。鳥谷選手は今月に入って3日連続でのお立ち台となっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
横浜のベイスターズ対ファイターズは門倉投手とディアス投手が先発。3月末に先発して2失点ながら、外国人枠の関係で二軍に落ちていたディアス投手はそれ以来の登板となりました。しかし、初回、石井選手に安打された後、四球二つと暴投で自ら先制点を献上。さらに佐伯選手に2点適時打を打たれて計3失点。2回にも1点を追加されます。一方の門倉投手は2回に1点を返されたものの、そこからファイターズ打線を抑えます。ファイターズも5回から登板の両武田投手がベイスターズ打線を1安打に抑えますが、反撃のほうはやっと8回に小笠原選手の適時打で2点目を返すのみ。9回はクルーン投手が抑え、ベイスターズが4対2で勝利。ファイターズは4連敗となっています。観客数は1万8千8百人ほどでした。
仙台のイーグルス対ドラゴンズは松崎投手と朝倉投手が先発。久々の一軍復帰となった松崎投手は、5回までドラゴンズ打線を1点で抑えますが、6回にウッズ選手の14号2ランで勝ち越され、さらに失策の後に連続適時打でこの回4失点となります。その後1点ずつ取り合って6対2として迎えた9回裏、完投目前の朝倉投手にいきなり連打して無死1・2塁として反撃しますが、1死後岩瀬投手が登板し、二人を抑えて15セーブ目。ドラゴンズが逃げ切っています。観客数は1万6千6百人ほどでした。
神宮のスワローズ対合併球団は石井一投手と平野佳投手が先発。4回に合併球団が暴投で先制し、さらに1対0で迎えた8回2死2塁から3連続適時打で3点を追加。一方の平野佳投手は8安打3四死球と走者を出しますが、3回の1死満塁から4・5番を打ち取るなど好投し、早くも今季3度目となる完封勝利。11登板で6完投という驚異的な安定感を見せるとともに、防御率1位にもなっています。観客数は1万6千人ほどでした。
東京ドームの読売対ライオンズはグラマン投手と工藤投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千8百人ほどでした。
2006/6/3の更新
別ブログこれでいいのか?更新しました。
2006年06月02日
校名にしたい地名
用事があって表参道駅で降り、そこから目的地に向かいました。すると、道の右側に青山学院大学がありました。ところがその道をよく見ると、左側は確かに港区南青山なのですが、大学のある右側は渋谷区渋谷なのです。つまり、青山学院大学は青山にはないわけです。
それで思い出したのが、そこから数キロ離れた所にある都立青山高校でした。この学校、校内に区境があり、半分が港区北青山に、残りが渋谷区神宮前にあります。それで青山を名乗っているのですから、所在地も港区北青山かと思いきや、なぜか渋谷区神宮前を所在地にしています。
所在地を渋谷区にしているのだから、「渋谷大学」や「神宮前高校」とすればいいと思うのですが、なぜかともに、「青山」を名乗っているわけです。当時の青山がどういう所だったのか分かりませんが、やはり「本当は青山にないけれど名乗りたい」と創設者たちに思わせるほどの高級感のある地名だったのでしょうか。
なお、青山という地名の由来は、青い山があったわけではなく、徳川家家臣の「青山忠成」という武士の屋敷があったからなのだそうです。
新加入のワトソン選手が活躍するも、カープに惜敗
尾道のカープ対マリーンズはダグラス投手と小林宏之投手が先発。マリーンズは打撃不振の橋本選手とパスクチ選手を登録抹消し、代わりに新戦力のワトソン選手と二年目の竹原選手を登録。そしてそのワトソン選手を早速2番右翼でスタメン起用しました。
そして0対0で迎えた3回、先頭の西岡選手が歩くと、そのワトソン選手が、来日初安打となる1号2ランで先制します。しかし、その裏に東出選手の犠飛で1点返され、続く4回には新井選手の通算150号となる9号ソロで追いつかれます。
直後の5回表に、二死から西岡選手に2試合連続の三塁打出たあと、先ほど本塁打のワトソン選手の適時二塁打で再び勝ち越します。ところがその裏、二死3塁から嶋選手に9号2ランが出てついに逆転されます。
小林宏投手は6回にも犠飛で1点を追加され、8安打5失点でこの回で降板となりました。一方、ダグラス投手はワトソン選手には打たれたものの、7回まで投げて毎回の13奪三振。福浦選手・根元選手は三打席連続三振でした。
マリーンズは久々一軍復帰の高木投手が7回を、一昨日決勝本塁打を打たれたミラー投手が8回をともに三人で抑えます。しかし、打線のほうは8回は本日活躍のワトソン選手から始まる攻撃も高橋投手に抑えられ、9回は永川投手の前に三者三振。計16三振を奪われ、5対3で敗れました。
小林宏投手は今季および交流戦初敗戦。また、昨年から続けてきた交流戦連続安打も止まっています。一方のダグラス投手はセリーグ単独首位となる7勝目を挙げています。観客数は1万1百人ほどでした。
甲子園のタイガース対ホークスは下柳投手と斉藤和投手が先発。1回裏に先頭の赤星選手が三塁打を放ち、シーツ選手の適時打で生還。さらに鳥谷選手が4回には適時二塁打、6回には5号ソロを放ち、3点目を挙げます。一方、ここ2試合黒星がついている下柳投手が今日はホークス打線を7回3安打。そして8回は藤川投手、9回は久保田投手がともに三者凡退。4対0でタイガースが勝ち、小林宏投手に続き、斉藤和投手も交流戦初敗戦を喫しています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
横浜のベイスターズ対ファイターズは土肥投手と橋本投手が先発。森本選手の先頭打者本塁打から始まり、両チームとも本塁打が乱れ飛びます。そして5回に吉村選手のこの日2本目の9号3ランなどでベイスターズが一挙5点を取って逆転。その後も点を取り合いましたが、12対7でベイスターズが勝利。両方あわせて9本の本塁打が出ました。二番手で2イニング0点にを抑えた新人・三橋投手が二度目の登板でプロ初勝利を飾っています。ファイターズは3試合連続二桁失点と、急に投手陣が乱れています。観客数は2万6千4百人ほどでした。
仙台のイーグルス対ドラゴンズは一場投手と山本昌投手が先発。2回に鉄平選手が満塁から2点適時二塁打を放って逆転しますが、5回に福留選手の13号ソロが出て同点に。イーグルスは7回の勝ち越し機・9回のサヨナラ機をいずれも福留選手の強肩および小田捕手の好ブロックで本塁タッチアウトとなりますが、延長に入った10回裏に2死1・3塁で怪我が治って本日から一軍復帰の山崎選手がサヨナラ適時打。3対2でイーグルスが勝ちました。イーグルスの3点は鉄平選手・山崎選手といずれも元ドラゴンズの選手が挙げています。観客数は1万1千4百人ほどでした。
神宮のスワローズ対合併球団は藤井投手と川越投手が先発。初回に水口選手の2号2ランで先制した合併球団が有利に試合を進め、3対0から1点返された直後の7回に2点を追加、その裏に2点返されると即座にまた2点を取って突き放します。ところがその裏、2死1・2塁からスタメンマスクの古田選手が、監督就任後初の猛打賞となる2点適時二塁打を放って再び2点差に。そして9回裏には三番に復帰した岩村選手が大久保投手から7号2ランを放ち、ついに追いつき、延長戦に入ります。そして11回裏に2死1・3塁からリグス選手が15号サヨナラ3ランを放ち、10対7でスワローズが逆転勝利。リグス選手は一昨日に続いて、延長戦で決勝本塁打を放っています。これで再びスワローズがマリーンズと並んで交流戦同率首位となっています。観客数は1万3千2百にほどでした。
東京ドームの読売対ライオンズはパウエル投手と松坂投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万2千人ほどでした。
2006年06月01日
オゾン層と寓話
寓話に「北風と太陽」というのがあります。通りすがりの旅人の上着を脱がそうと北風と太陽が競う、という賭の対象となった人にとっては、急に寒くなったり暑くなるという、風邪をひきかねない迷惑な話です。
その賭は、「太陽の熱で旅人は上着を脱ぐ」という形で決着をみます。まあ、今でも実際にこのような状況になれば「太陽の勝ち」になるでしょう。
しかし、オゾン層の破壊により、降り注ぐ紫外線の強さは、年々厳しくなってきます。昔は、「日焼け」と言えば「黒くなる」でしたが、最近はすっかり「赤くなる」に。黒く焼くには相当の工夫が必要なようです。
こんな状況が続くと、そのうち、「日差しが強くなったから、一枚羽織ろう」などという時代が来て、あの寓話は「強い日差しが無害だった頃の昔話」になるのでは、などと思ったりもした、夏の初日の暑い一日でした。
接戦を制してカード勝ち越し・交流戦単独首位
千葉のマリーンズ対スワローズは久保投手とゴンザレス投手が先発。初回、久保投手は2つの四死球で自ら危機を作り、ラミレス選手に適時打を打たれて先制されます。しかし、直後に西岡選手が三塁打を放って内野ゴロの間に同点に。さらに2死1・2塁からのサイン違いで投球が米野捕手のプロテクターを直撃。大きく跳ねる間に二塁走者のベニー選手が一気に生還し、逆転します。
久保投手は2・3回と先頭打者に安打されますが、いずれも無失点に抑えます。しかし4回、またもや先頭の岩村選手に二塁打を打たれ、真中選手の適時打で追いつかれます。
ところがその裏、1死から里崎選手が先週に続いてバックスクリーンに4号ソロを放ち、追いつかれた直後に再度勝ち越しました。
さらに5回には西岡選手が二塁打を放ち、内野ゴロで三塁に進んだ後、ゴンザレス投手が敬遠球を暴投。本日二つめのバッテリーエラーでの得点となりました。その後、打線は6回の満塁、8回の1・2塁でいずれも追加点を奪えず、6試合連続二桁となる11安打を放ちながら、4点止まりでゴンザレス投手を8回までもたせてしまいます。
しかし、久保投手は6回まで毎回安打されるものの、2点に抑えます。そして7・8回は三者凡退と尻上がりに調子を上げ、スワローズ打線を抑えます。
そして2点差の9回からは小林雅英投手が登場。今日も簡単に三者凡退で抑え、これで3試合・4イニング連続三者凡退。開幕から2ヶ月間の「きっちり4人」が遠い昔の事に思えるような完璧な投球で19セーブ目、プロ野球記録の6年連続20セーブまであと1としました。
これでスワローズに勝ち越し、再び交流戦単独首位となっています。観客数は1万7千8百人ほどでした。
甲子園のタイガース対イーグルスは福原投手と愛敬投手が先発。初回に初の4番に入ったリック選手の適時打でイーグルスが先制します。しかし、4回には安打した高須選手が盗塁失敗した後に連打が出るなど、ややちぐはぐな攻撃で追加点を取れません。
愛敬投手は5回まで4安打無失点でしたが、6回に2死1塁から鳥谷選手が4号2ランを放って逆転します。こうなると、昨日同様、7回からウイリアムス投手・藤川投手とつなぐ、「昨年の必勝継投」に。昨日は久保田投手が失敗しましたが、今日は、2死から礒部選手に安打されたものの、最後は抑え、タイガースが2対1で逃げ切っています。福原投手は今季初勝利。逆に6回2失点と好投した愛敬投手は連続無敗記録が止まってから3連敗となってしまっています。観客数は4万1千人ほどでした。
横浜のベイスターズ対ホークスは三浦投手と西山投手が先発。育成選手出身で初先発となった西山投手ですが、初回に連続適時打で2点を失い、2回にも相川選手に6号ソロを打たれ、3回途中での降板となってしまいます。
しかし、ホークスも2回に今季初スタメンの田上選手のプロ初となる1号ソロで反撃し、3回にズレータ選手の適時打、4回には松田選手の三塁打の後に失策で追いつきます。そして一昨日に続いて序盤からの継投でベイスターズ打線を抑え、一方の三浦投手も8回を8安打ながら3失点に抑え、同点のまま9回に。ベイスターズ二番手の加藤投手に対し、ホークスは2死2塁で代打・大道選手。その起用に応えて右前に適時打を放ち、ついに勝ち越します。
その裏、馬原投手に対し、1死1塁で打席は多村選手。ここで三塁線にゴロを打つと三塁塁審はファウルの判定。それを見た多村選手は走るのをやめますが、球審はフェアの判定。併殺となって試合終了となりました。牛島監督は当然抗議をしますが、覆りません。なんともすっきりしない形ですが、ホークスが4対3で勝っています。ホークスは意外にも今季初の「三タテ」を達成しています。観客数は1万4千7百人ほどでした。
所沢のライオンズ対カープ戦は宮越投手と黒田投手が先発。前回、イーグルスにKOされた黒田投手ですが、今日も初回にカブレラ選手に12号2ランを打たれ、2回にも失点します。一方、カープ打線は宮越投手相手に4回まで無安打に抑えられ、その後も得点できません。一方、黒田投手も3回以降は立ち直りましたが、8回にダメ押し点を喫し、完投しながら4敗目。一方、ライオンズは8回途中から星野投手・小野寺投手の継投で完封リレー。4対0でライオンズが勝ち、カープを3タテ。連勝を4としています。観客数は1万1千4百人ほどでした。
大阪ドームの合併球団対ドラゴンズは吉井投手と佐藤充投手が先発。3回に合併球団が先制しますが、5回まで3安打無失点の吉井投手に、ドラゴンズが6回に三連打で同点に。さらに2死から代打立浪選手の勝ち越し適時二塁打。続く森野選手の適時打に失策もからんで、この回計5点で逆転します。佐藤充投手は4回以降は合併球団打線を2安打に抑え、2試合連続の完投で3勝目を挙げています。観客数は1万4千7百人ほどでした。
札幌のファイターズ対読売は八木投手とグローバー投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5百人ほどでした。
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