2007年02月27日

措置と雰囲気

[ 交通 ]

 しばらく前から、総武線にも女性専用車が導入されました。ただ、事故などで大幅な遅れが生じると、「本日は女性専用車は中止します」という案内が流れます。
 ある日、その放送を聞いて、駅で電車を待っている男性の何人かが、女性専用車の乗り場のほうに歩いて行きました。しかし、当然ながら、そこに並んでいる人は他は全て女性です。どうするかと思ってちょっと興味を持って見ていたのですが、やはり、数十秒後にこちらのほうに戻ってきました。いくら案内があったとはいえ、あの環境に男性が混ざっていると、それだけで何かよからぬ事を考えているのでは、という空気になるのでしょう。まあ、JRの臨時措置よりも、場の雰囲気のほうが強かった、という事でしょうか。
 ところで、遅延のたびに中止になる女性専用車ですが、「会社の不手際で遅延になったら、利用者の女性に不便を強いる」というのは筋として変なのでは、と思っています。
 もちろん、男性の身としてはどちらがいいのかなどは分かりません。しかしながら、「本日は、遅延でより一層の混雑が予想されます。前方の車両に乗車されている女性の方は、なるべく一番前の女性専用車をご利用下さい」という案内にしてはだめなのだろうか、と電車が遅れる度に気にしています。

2007年02月26日

意地と妥協の結果

[ 交通 ]

 京成バスが今年から、海浜幕張駅から京成幕張駅行のバスを新設したので乗ってみました。乗る前に経路表を見たら、途中に「イトーヨーカドー」というバス停がありました。
 以前書いたように、の千葉シーサイドバスと平和交通が「イトーヨーカドー」バス停は、京成バスの「幕張町4丁目」と全く同じところにあります。ならば、同じ京成なのだから、こちらも「幕張町4丁目」とするのが自然なように思われます。「京成も『同一箇所に二つのバス停名』は変だと思い、ついに新設を機に改名したのか」と思ってバスに乗りました。

 そしてイトーヨーカドーバス停についたのですが、何と、同じ所に「幕張町4丁目」バス停もそのまま残っていました。つまり、同じ場所に同じバス会社が二つの名前のバス停を設置しているわけです。
 元々は、ここには「幕張町4丁目」しかなかったから、「先達」としてバス停名を変えたくない、しかし、新設路線については、千葉シーサイドバスの路線とほぼ同じところにあるから、それにあわせた、といったところでしょうか。
 ちなみに、二つのバスポールは並んで設置されていました。間隔は10数センチといったところでしょうか。そのうち、バスマニア向けクイズで、「京成バスの幕張町4丁目とイトーヨーカドーはどれだけ離れているでしょうか」などという問題が出たりするのだろうか、などと思いながら、その奇妙な二本のバスポールを見ました。

2007年02月25日

洗濯と確定申告

 先週の松山帰省からそのまま、嫁さんが年に一度の長期帰省中です。しかも、飛行機の割引の関係などもあり、例年より少々滞在期間が長くなっています。そのため、洗濯をやる必要が生じました。これは、結婚直前に数ヶ月一人暮らしをしていた時以来、約10年ぶりです。
 その時は確か、衣類に洗剤をかけた後、スイッチを入れただけで何とかなりました。しかしながら、同じ「全自動」でも時代とともに機能が進化しており、今は洗剤や柔軟剤そそれぞれ定められた場所から注がねばならなくなっていました。その場所を探すだけでなぜか一苦労していました。それにしても、洗濯機が進化すると手間が増える、というのも奇妙な話です。
 なんとか干すところまで終えた後、午後は確定申告に。昨年4月に転職したため、「二箇所から給与の支給を受けた」という事で対象になりました。こちらは生まれて初めての経験です。

 便利なもので、国税庁のサイトでリンクをたどって源泉票の記載事項を入力していくだけで、自動的にPDFで確定申告書が作成されました。とはいえ、なにぶん初めてなので、それをすぐ出すのも不安です。幸い、税務署が特別に幕張メッセで特別相談窓口を開いているので、そこに行きました。そして確認してもらったところ、問題ないとの事。そこで隣に設置してある提出所にて無事、初の確定申告が完了しました。余談ですが、源泉票の控えを取り忘れたので現地でコピーしたのですが、幕張メッセでのコピー代はA4を一枚で20円でした。
 ただ、打ち出した紙に源泉票を張って渡しただけですが、何か大儀を果たしたような気分になりました。もっとも、このような気分を感じるのは今回限りでしょうが・・・。
 というわけで、10年ぶりの洗濯に、人生初の確定申告と、午前も午後もやりなれない事をした、貴重な一日でした。

15年たって初めて気になった事

 15年ほど前、ある日パソコンを見たら、画面上で奇妙な模様が動いていました。そばにいた人に尋ねたところ、「パソコンは、同じ画面をずっと表示させているとモニタに画面が焼き付いてしまう。これはそれを防ぐために同じ画面をずっと表示させないスクリーンセーバーというものなんだ」と説明されました。
 それから、時が経つにつれてパソコンと接する時間は増えました。当然ながらその間に、スクリーンセーバーは何千回となく見た「日常どこでも見るもの」となっていました。

 ところが、今日になってふと「スクリーンセーバーを使わなかったために、画面が焼き付いたモニタなど、本当に存在するのだろうか?」という疑問が沸きました。そこで検索をかけて見たところ、中古モニタ販売サイトなどで「焼き付きあり」という表示がある商品がありました。拡大画像を見たら、確かに一部が変色していました。「なるほど、これが『焼き付き』というものか。やはりスクリーンセーバーの効果ってあなどれないのだな」とちょっと感心(?)してしまいました。
 ちなみに、私自身はスクリーンセーバーには何のこだわりはありません。昔は一応、デフォルトの中から「時計」などを選んでいましたが、ある時期からそれすら面倒になって、今では全てPCのデフォルト設定のまま使うようになっています。

2007年02月24日

足を踏み入れられない場所

 仕事で、前の職場のすぐ近くを歩いて客先に行く事になりました。約11ヶ月ぶりにかつての最寄り駅を降り、目的地に向かいます。実は、そこまでの最短の道のりは、前の職場がある建物の真ん前を通る経路です。そこにいる人でも親しかった人とは今でも交流があります。また、後ろめたい形でやめたわけではありません。しかしながら、ほんの少しとはいえ、わざわざ遠回りをして、その前を歩くのは避けました。
 まあ、現実問題として、偶然知っている人に会って話しかけられたら、同行している現在の同僚に迷惑がかかる、という意味もあるのですが・・・。とはいえ、やはりそこに行きたくないという心理は、自分でも奇妙なものでした。それが、単なる気まずさなのか、それとも、そこはもはや現在の自分の行く場所ではない、という意識によるものなのか、興味深いところです。

2007年02月23日

記憶から消去していた具

 私の大好物の一つに水炊きがあります。20歳の時に博多に旅行した際には、「本場」という事で、一人で店に入って水炊きを食べた、などという事もありました。しかし、今の生活では諸事情により、家で食べる機会はありません。また、食事や飲みに行っても、鍋物を用意する店はありますが、それ中に水炊きはありません。というわけですっかり「好きなのに幻の味」となっていました。
 ところが本日、他に入ろうとした店が5店ほど満員で、やっと入った飲み屋の壁を見たら、大きく「水炊き」と書いてありました。カウンター席だったのですが、あえて注文。10年ぶりになるかもしれない再会を楽しみにしていました。ところが、出てきた鍋には、鶏肉や白菜と同じくらいの量のキノコが多種入っていました。キノコを見るだけで食欲が減退する身としては、「これではキノコ炊きだ・・・」一気にげんなりしてしまいました。そして、きのこをよけながら、ちまちまと鶏肉と白菜をつついていました。
 家に帰って、水炊きは違うだろう、と思ってネットで検索してみたら、意外にも大半のレシピにはキノコが複数種類入っていました。10年近く食べていない間に、水炊きの良かった部分だけが美化されて記憶に残ってしまったのでしょうか。
 次に水炊きを食べる機会があったら、迷わず「キノコ抜きで」と注釈つきで注文しよう、と心底思ったほど残念な「キノコ炊き」でした。

2007年02月21日

会話に役立つ漫画

[ 漫画 ]

 仕事をしていたら、近くの席のやや年配の人が、誰にともなく「今年って昭和何年だったっけ」と尋ねました。ちょうど数日前に読んだ「さよなら絶望先生」の最新刊に「昭和81年」という表記があり、それを西暦に換算すると2006年になることを確認したばかりだったので、「82年ですね」と即答。尋ねた人にも驚かれました。
 それが何の役に立つわけでもないのですが、仕入れたばかりの雑学がすぐに役立つ、という事は妙な嬉しさがあります。それにしても、「絶望先生」で仕事中に驚かれるような日が来るとは思いませんでした。世の中面白いものです。

合併球団、来年から球団名変更?

[ 野球 ]

 今年で、近鉄との三年契約が切れる合併球団が、来年から『バファローズ』の名前を変えるという報道がありました。まあ、予定通りといったところでしょうか。
 実現すれば、オリックス社は「ブレーブス」と「バファローズ」という伝統ある球団名を二つ消滅させる事になります。一企業でそこまでやったのは、日本プロ野球史上初でしょう。

 代わりの球団名は「B's」というロゴにあわせたものになるとか。まあ、どうせ16年前のように、ファンの声など無視して、そのような条件にあった子会社の名前でもつけるのでしょう。どうせそうするなら、ぜひとも「オリックス」の企業イメージにふさわしい、金貸し系の子会社の名前にしてほしいものです。

2007年02月19日

山門の守護者?

 とある寺の門を見たら、看板のすぐ脇に、奇妙な石像がありました。私も仏教にはさほど詳しくなく、臨済宗というと、鎌倉時代に栄西が日本に伝えた事しか知らないのですが、まさか、こんな仏様(?)をまつっていたとは思いませんでした。
 おそらくは、寺で経営している幼稚園の客寄せのためなのでしょうが、なかなか面白い事をするものです。
 この石像がずっとこの形を保ち、何百年かたって、「重要文化財・○○寺の山門と石像」みたいになったら面白かろう、などと思ってしまいました。
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(クリックすると同じ窓で大きい画像が開きます)

2007年02月18日

携帯で路面電車に

[ 交通 ]

昨年、いろいろあって、二度に渡って番号変更を伴う携帯の買い換えをしましたが、会社はドコモにすると決めていました。その際、他社への乗り換えは一瞬たりとも考えませんでした。
そこまでドコモにこだわる理由は、ただ一つ、「伊予鉄道のモバイルいーカードがドコモにしか対応していない」ゆえでした。それほどまで「路面電車に携帯を使って乗る」というのは私にとって興味をひかれる事でした。

そして今日、念願かなって伊予鉄に乗りました。来た電車は床が木製という築40年は越えていそうな車両。その運賃を携帯で決済するというのは何とも言えない感慨がありました。それだけのためにドコモを選択した甲斐があったと思いました。
それにしても、一台の機械で総武線にも伊予鉄道にも乗れる日が来るとは数年前には想像すらしていませんでした。ついでに言うと、出先にいるため、この文を作成しているのも、伊予鉄乗車に使った携帯です。
文明の進歩というものには本当に驚かされます。

2007年02月17日

寿命の縮んだデータ交換

 嫁さんの一次帰省にあわせ、私のノートと嫁さんのデスクトップを交換しました。必要なデータを切り取って嫁さんのPCに設定した共有フォルダにうつしました。ところが、そのフォルダを開けてみるとそこには何もありません。
 まさか、データ破損?メールやマイドキュメンツを始め、必要なデータを全部切り貼りしたのに・・・。と一瞬、真っ青になりました。
 しかし、元のPCから見ると、ちゃんとデータが見えます。ただ単に、似たような名前の別の共有フォルダを間違えて見ていただけでした。
 というわけで、無事に移動はすみました。しかしながら、一瞬とはいえ、真っ青になった事をかんがみるに、極めて重要なデータについては、切り取りでいいところでも、コピーで移動したほうが、精神的に安全だとしみじみ悟りました。

2007/2/16の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

ないほうがいい能力

 知人に、嘘をつく能力がずば抜けている人がいます。ちょっと困ったり、都合が悪くなったら、即座にその場をごまかす嘘が出てきます。その頭の回転の速さと口のうまさには、脱帽させられます。決して見習いたくはないですが。
 ただ、この優れた能力を使っていくらその場をごまかせても、時間がたてばそれはバレます。そうすると、残るのは「嘘をついた」という事実、さらには「あの人間は信用できない」という評判です。そうなると、せっかくの(?)嘘をつく技術も無意味です。どんなにうまい事を言っても、「あいつの言うことだから信用できない」で終わってしまいます。
 結果として、その頭の回転の速さが自らに災いしているわけです。その、信頼を失いながらも嘘をつき続ける姿を見ていると、「人間、少々不器用でも正直に生きた方が、結局は得するものだよな・・・」と思いました。

2007年02月15日

2007/2/15の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

2007年02月14日

目的と手段

 出勤時の電車では原則として寝ています。そして、ついつい深く眠って寝過ごしてしまうことがあります。その対策のために、下車駅の到着予定時刻で携帯のアラームを鳴らす事を始めました。
 電車がダイヤ通り走れば何時に着くかは携帯で検索すればわかります。ただ、通勤時には定刻通りに電車が動くことはまずありません。そこで、ある程度の遅れを見越して何時に鳴らすかを決めます。加味する要素は、他線の事故情報から天候まで様々です。それらを元に推測した到着予定時刻が的中した時は、かなりの爽快感があります。
 先日、予想が完全に的中し、下車駅にさしかかった瞬間にアラームが鳴りました。ただ、その日は、前日によく寝たせいか、電車内では眠っていませんでした。その時、ふと「ここまでぴったり的中したのに起きていたとは勿体ない。寝ていれば喜びも倍増だろうに・・・。などと思っていました。
 というわけで、本来の目的である「寝過ごし防止」とは大幅にズレてしまいましたが、この「到着予定時刻あて」は、毎朝のささやかな楽しみとして続いています。

2007/2/13の更新

 トップ絵を更新しました。
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ないものは痛まない

[ 野球 ]

 合併球団に屈辱的な扱いを受けて解雇された中村紀洋選手が、ドラゴンズのキャンプでテストを受けることが決まったようです。育成選手候補としてのテストとの事ですが、ここまで宣伝するのですから、入団を前提としている可能性は高そうです。
 まあ、いろいろ裏であったのでしょう。それはどうでもいいのですが、それを報じた記事の一つで非常に気になる表現がありました。それは、日刊スポーツのサイトに載った、合併球団が中村選手の新しい所属先が決まらない状況に心を痛めという一文です。

 本当に合併球団が、中村選手の自負心をズタズタにするような年俸を提示して、もし退団するなら再就職先も気遣う、という意図が最初からあるならば、選手会が言うように、トライアウトに間に合う形で「1億2千万の減俸提示」を秋のうちにしていたでしょう。それをせずに、あの時期に、中村選手の印象を落とすような報道工作をしまくった上に解雇しておいて、「心を痛める」も何もないものです。
 だいたい、本当に「痛める心」なるものをあの会社が一片でも持っているならば、2004年のバファローズファンの心を少しでも思って行動したはずです。
 野球マスコミと球団の癒着など、今に始まった事ではありませんが、ここまでわざとらしいのはなかなかありません。書いた記者はどんな顔をして「心を痛めた」という文字をPCに打込んだのだろう、とまで思ってしまいました。

2007年02月12日

菜の花と梅と空

 梅林公園に散歩に行ったら、梅はもちろんですが、菜の花も満開になっていました。その菜の花と梅と晴れた空の色の対比が鮮やかだったので、写真を撮ってみました。
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※クリックすると大きい写真が同じ窓で開きます。

2007年02月11日

20数年後の出世

 最近、携帯の増加数で首位を維持しているauが、新たな広告キャラとしてペンギンのカップルを採用しました。このペンギン、20数年前には、サントリービールの広告キャラとして採用されていました。長い時をあけての復活という事になります。
 ちなみにその当時、当時のビール業界でのサントリーは、ブランド的に他の三社とはっきり差をつけられていました。
 何度か書いたように、私は1985年に後楽園球場(当時)でサントリービールを売っていました。当時は、タンクもなく、缶と紙コップを持って売っていました。その頃の缶にはペンギンが印刷されていましたが、いくらペンギンが人気でも、お客さんの反応は厳しく、「何だ、サントリーか、いいや」と言われた事も何度となくありました。
 というわけで、個人的経験もあって、あのペンギンにはキャラそのものとは別に「負け組」という印象が強くありました。それを20数年たった今、絶好調の携帯ブランドの広告キャラとして復活をとげたわけです。
 というわけで、あの広告を見た時は、当時の事を思い出し、その「出世」ぶりにちょっとした感慨までおぼえてしまいました。

2007年02月10日

記憶にないページ

 アクセスログを見ていたら、奇妙な履歴がありました。アドレスは確かにこのサイトのものなのですが、自分としてはそんな名前のファイルを作った記憶がないのです。確かに、サイト開設から8年半以上たち、その間に作ったHTMLファイルは、ブログ・日記のような自動生成されたり機械的に名前がつくものを除いても360をこえます。したがって一つや二つ忘れても当然とはいえます。とはいえ、ファイルの名付け方からして、自分ではありえないものです。

 気になってそのURLをクリックしたところ、404エラーが出ていました。やはり、自分で自分の作ったページを完全に忘れている事はないと思い、一安心しました。
 ちなみに、そのファイル名は「futahaguro.htm」でした。確かに自分は元横綱・双羽黒で現在立浪部屋のアドバイザーである北尾光司氏について書いています。
 という事は、そのURLを叩いた人は、「このサイトに北尾氏に関する記述があるのは知っている。しかしどうリンクをたどっていいか分からないから、決め打ちでURLを手入力しよう、と思われたのでしょうか。長い間アクセスログを見ていましたが、このような事例は初めてでした。
 ちなみに、その後、この人は403エラーも出していました。当サイトは404と403でそれぞれ嫁さんの描いたメイドさんを使った独自ページを作っています。まさかその人も、北尾氏の情報を見たくて、萌え絵(?)を見る事になるとは、夢にも思わなかった事でしょう。

「本業」を生かした手法

[ 野球 ]

 今後のドラフト制をどうするか、という事で読売球団が、アマ団体の反対を無視して、勝手に各学校・社会人チームにアンケート調査を行いました。その「結果」が「58%が現行制度を支持」という事で、選手会もバレンタイン監督も厳しく批判している「希望枠制度」を維持しようと主張しました。その結果、アマ団体からは猛反発を受けています。

 このあたりのやりかた、まさに「読売流」という感じです。たとえば、読売新聞社が教育基本法「改正」についてアンケートをすると、質問内容には「タウンミーティング」も「強行採決」も「推進した議員は戦前体制賛美」などはなくなります。また、どのような人々を対象にしたかも明かさずに、「過半数が教育基本法に賛成」という記事ができあがります。
 個人的な経験でもそれに通じる事がありました。「球団合併問題」があった頃、マリンスタジアムで読売の記者を名乗る人に「取材」を受けた事があります。その際、野球ファンの9割9分が思っていると思われる事を率直に答えたら、「それは置いておいて」と無視(?)されました。
 これらの「本業」での豊富な経験から、「自説を通すのにはアンケート調査が一番だろう」と思って、あのような事をやったのでしょうか。いろいろな意味であの球団らしいと思ったのと同時に、現行のドラフト制度がいかにおかしいものであるか、という事を再認識させられた一件でした。

2007年02月09日

時代を選ばぬ商売

 職場の近くには大学が多く、今は時節柄、駅前には入試会場への案内看板がいろいろと出ています。その看板の中に一つ、「電報屋にご注意下さい。本学とは何の関係もありません。合否結果はインターネットで見ることができます」というような注釈がついているものがありました。
 それを見ていたら、19年前、自分が大学受験をした時も、似たような注意があった事を思い出しました。ちなみに、その当時は、大学からの正規の合格通知は、「レタックス」というFAXしたものを郵送する、というサービスによって行われていました。
 それから19年たち、ネットなど情報伝達の手段は大きく進歩したわけです。にも関わらず、そのテの商売はずっと存在し続けているわけです。このような胡散臭い商売に好感を持つことはできませんが、その息の長さには感心させられました。
 それにしても、この「電報屋」の人々、普段は何で商売しているのでしょうか。そして、どうやってこの季節だけその本業を休んで、大学構内に出没できるのでしょうか。いろいろな意味で興味がつきません。

2007年02月08日

作ったようなタイミング

[ 漫画 ]

 本日発売のモーニングに載った「OL進化論」で、「ちゃぶ台返し」がネタになっていました。あの星一徹が広めた(?)伝統の「激怒を示す表現」です。その「ちゃぶ台をひっくり返したいような怒り」を20~30代の女性がどのような事を言われた時に感じるか、というお題なのですが、その最初の「嫌な言葉」として挙げられていたのが、今話題の(?)「子供は二人」でした。
 もちろん、描かれたのは例の発言がなされる前なわけです。政治業者がやらかした問題発言を風刺する漫画は昔からいくらでもありますが、発言に先立って描かれたというのは希有な例でしょう。しかも、それに対する「ちゃぶ台をひっくり返したくなるような怒り」という表現も絶妙です。
 単なる偶然とはいえ、その四コマは、その閣僚のおかげでさらに輝きを増したわけです。そう考えるとあの輩にも少しは「功績」があったと言えるかもしれません。どんな救いようのない人間でも何かしら役に立つ(?)ことがあるものだな、などとも思いました。

2007/2/7の更新

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2007年02月07日

「仲間」のいる心強さ

 横浜の出先から都内の客先への移動で、昼食を取る時間が取れなくなりました。ただ、移動に使うのは京浜急行の快速特急なので、5割以上の確率でクロスシートのある車両が来ます。そこで、「クロスシートでなら様になるだろう」と、横浜駅で崎陽軒のシウマイを買って車内で食べようと思いました。
 ところが、運悪く、来たのはロングシート車でした。しかも、混雑こそしてはいないものの、そこそこの乗車率です。一瞬、「この車内でシウマイを食べるのもアレだよな、しかしここを逃すと他に時間はないし・・・」と躊躇しました。すると偶然、向かいに座った人が袋から飲み物とサンドイッチを取り出して食事を始めました。その自然なふるまいを見る限り、その人にとっては日常よくあることなのでしょう。
 おかげさまで、こちらも堂々と、シウマイを味わうことができました。別に、周りにいる全ての人が赤の他人であるにもかかわらず、「仲間」がいるかいないかでここまで気分に違いがあるとは思いませんでした。心理というのは面白いものです。

2007年02月05日

元・日本最長名の駅

[ 交通 ]

 電車の窓にATOKの広告が貼ってありました。そこには「津から西線9条旭山公園通まで」というような事が書いていました。「2007」になって新たに追加された「駅名変換機能」についての宣伝です。しかしながら、はっきり言って、一定年齢以上の鉄道ヲタ以外には何が何だかわからない文章です。
 ちなみに、ここでの「津」は三重県にある「日本一短い名前の駅」を意味します。では、「西線9条旭山公園通」ですが、これは札幌市電の電停で、「1980年代まで、日本で一番長かった名前の駅」を意味します。その後、第三セクターや地方私鉄が、「最長駅名」という事で話題になることを目的とした新駅開業や駅名改称を行い、現在は第4位となっています。
 とはいえ、「最長になるための駅名」には何ら興味が持てません。私にとっては、「日本一」でなくなってから17年たった今でも、より長い名前の3駅以上の価値を感じる駅です。
 おそらくは、この広告を作った人も私と同じ思い入れを持つ人だったのでしょう。それゆえに、「最長駅名」としてその電停を選んだのだろう、と見ず知らずの広告担当者に仲間意識みたいなものを持ちました。

2007年02月04日

キャンプ

[ 野球 ]

 2月1日から各球団がキャンプに入りました。元カープ投手の大野豊氏は、著書でキャンプの重要性を一度ならず書いていました。それから考えると、この時期の練習内容は、今年の優勝の行方を大きく左右すると言えそうです。
 そういう意味もあって、マリーンズのサイトおよび選手のブログや、毎晩スカパーでやっているタイガースのキャンプ中継録画は毎日楽しみに見ています。
 ただ一つ残念なのは、TV中継では投球練習と打撃練習の映像しか見る機会がありません。それらが重要なのはもちろんですが、それと同様に、基礎体力作りである「走る」系の練習も興味があります。たとえば、清水直投手のブログにある「12分間どのくらい走れるか」とか「4分ジョギングして1分ダッシュ」などは、どのような感じでやるのか、ぜひ見てみたいものです。
 あと、ブログなどを見る限り、今年で二年目となるマリーンズのキャンプ地・ジーロングはあまり適切な土地ではなさそうな感じです。鹿児島も寒いので微妙ですが、来年はぜひ、暑すぎず寒すぎずないい場所を見つけてそちらでキャンプを行ってほしいものです。

2007年02月03日

オンとオフ

 不本意ながら、休んでいる日に仕事をするという状況は生じます。これには、「突発的な事が生じて、休みの日に仕事せざるをえない」という予定外のものと、「残業するのも面倒だから、休みを一時間くらい割いて仕事を入れよう」という予定内のものの二種類があります。
 前者は迷惑といえば迷惑ですが、ある意味仕方ない部分があります。むしろ問題は後者です。つい「休みなのにわざわざ仕事しているんだ」という感覚になってしまいます。それゆえ、気が抜けて、予想外の失敗をしてしまったりしてしまいます。ついついオフ感覚で働いてしまうのでしょう。
 むしろこういう予定内の「休日仕事」の時のほうが、オンとオフのスイッチをきっちり切り替えに注意を払う必要がある、と言えそうです。まあ、それ以前の問題として、休みの日に仕事を入れないよう努力する必要があるのでしょうが・・・・。

2007年02月02日

携帯コミック

[ 漫画 ]

 2月からパケホーダイにして携帯コミックサイトに会員登録をしました。別に何か携帯で読みたい漫画が出てきたわけではありません。最近流行しているという「携帯で漫画を読む」という行為そのものに興味を持ったのです。
 というわけで、とりあえず加入したのはいいけれど、何を読もうかと迷ってしまいました。1話50円するわけですし、そうそう安易に「外れ」は選べません。結局、10年ほど前にアニメがヒットして話題になり、興味もあったものの読む機会を得られなかった漫画を購入しました。第1話だけ読んだのですが、とりあえず「主役キャラの紹介」というところで終わっていました。これだけで50円と考えると割高にも思えます。ただ、結論を出すには続きも読まないと何とも言えないのでしょうが・・・。
 ちなみに、加入サイトですが、先週ネタにした「現在進行中のBL行為バナー」のところはさすがに敬遠しました。もっとも、いくつかのサイトを見比べたのですが、どこも「BL」はヒット商品という位置づけのようでした。それだけ携帯コミックを読む層に人気があるという事なのでしょう。

千葉目的地宣伝

 2月1日より「千葉ディスティネーションキャンペーン」なるものが始まりました。県の公式サイトによると、これはDestination(目的地・行き先)とCampaign(宣伝)という意味の合成語とのことです。
 要は、「千葉を目的地・行き先にしてもらえるように宣伝しよう」という事なのでしょう。それはいいのですが、「ディスティネーション」などという聞き慣れない英語をなぜ使うのか不思議です。そういう意味で使うなら「みんなで千葉に行こう!」とでもしておいたほうが、よほど分かりやすいと思うのですが・・・。なんでわざわざ二つの英単語を合成してほとんどの人に意味が分からないような言葉を作るのか、理解しがたいものがあります。
 まあ、言葉はともかく、せっかく観光宣伝をするのですから、千葉県民の端くれとして何かやりたくなります。というわけで、4月までの間、当サイトでも地元観光(?)ネタにちょっと力を入れていこうかと思っています。