2009年08月31日

2009/8/31の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

相撲協会公式キャラ

 日本相撲協会が公式キャラクター「ハッキヨイ!せきトリくんを発表しました。なんでも、このヒヨコが東北から上京して横綱を目指す、という設定だそうで、他にもライバルの「トリ」たちもいるようです。
 イメージキャラクターを作るのはいいのですが、視覚的にどうかと思いました。基本的な目的は「子供たちに大相撲への親しみを持ってもらう」だそうですが、このキャラがきっかけで相撲ファンになる人、というのは出てくるのでしょうか。

 普段から格式だの伝統だのと言っているわけです。ならばもう少し「日本相撲協会の公式キャラクター」と言葉が持つ重みも考えても良かったのでは、と思いました。
 あと、やはり「相撲取り」だから「トリ」というのは安直すぎると思いました。ちなみに、二年ほど前に放映されたアニメで、1分ほど出てきたちょいキャラにスモウトリンというのがいました。視覚的には、こちらのほうがずっと「力士らしさ」があると思いました。
 あと、この「スモウトリン」をデザインした人も、同じ発想で「日本相撲協会公式キャラ」が誕生するとは、夢にも思わなかっただろうな、と思いました。

2009年08月30日

東京と千葉の距離

 今日は将棋大会があり、都内に出ていました。そして14時頃に、マリンスタジアムでの野球が中止というメールが入りました。試合開始は17時ですから、かなり早い決定です。
 そこで、よほどの雨が降っているのだろうと思い、外を見たところ、確かに今にも雨が降りそうな空模様ですが、地面は濡れておらず、傘をさしている人もいません。
 夕方帰宅するときは、逆に会場周辺では豪雨でしたが、帰宅したらかなり弱まっていました。
 さらに22時頃、別件で都内に出ていた相方から電話があったのですが、そちらは相変わらずの豪雨で、逆に家は相変らず小振りでした。
 10年以上、毎日のように、千葉の自宅と都内を往復しています。そして、電車一本でつくので、ついつい同じような所だと思っていました。しかし、このような雨の振りかたの違いであらためて、やはり何十キロも離れた別の都県である、ということを実感させられました。

国際的観光スポット

 幕張本郷駅で電車を待っていたら、変わった発音の会話が聞こえてきました。振り返ってみると旅行カートを持った若い女性が、別の若い女性二人相手に熱心に話していました。外見からして、韓国か中国からの旅行者という感じです。
 最初はグループで観光に来ているのだろうか、と思いました。しかし、他の二人は普通の日本語で会話しています。会話の内容からすると、三人は初対面に近い感じです。
 一体何故、幕張本郷駅で「国際交流」が行なわれているのか、と不思議に思いました。しかし、しばらくして、その謎は解けました。その外国人の方が、ジャニーズの人気アイドルグループの名前を言ったからです。

 我が家から走って30秒くらいのところに、そのアイドルグループ「A」のメンバーであるAさんの実家があり、中華料理店を経営しています。
 ここに越してきた頃に一度行ったことはありましたが、その時は、まだAさんはメジャーではありませんでした。したがって、その店も、何の変哲もない普通の住宅街にある中華料理屋でした。
 しかし、グループおよびAさんの人気向上とともに、状況が変わりました。休日はもちろん、平日でも開店前から、若い女性を主体とした行列ができるようになりました。
 その行列が気になり、一度ネットで調べたところ、店内のファン向けノートには全国各地のみならず、外国から来たAさんファンの記載もある、と書かれていました。幕張本郷駅で会話をしていた人は、まさしく「外国から来たAさんのファン」だったわけです。
 周囲は極めて平凡な住宅街です。そんな中に、「外国からわざわざ訪れる人がいるほどの観光スポット」が、できていた事に、改めて驚かされました。
 あと、それがきっかけで、見ず知らずの人たちが、国境を越えて楽しく会話する、という状況は、なかなか心温まるものでした、アイドルには興味がありませんが、そのような場を作ったグループ並びにAさんが持つ人気の高さには感心させられました。

2009年08月29日

失策で決勝点を献上し、最下位転落

 千葉で行なわれた、千葉-東北を観戦に行きました。夏休み週末という事で、かなりのお客さんが来ており、17時過ぎに幕張本郷駅のバス停に並んだところ、かなりの行列ができていました。
 ところが、なぜか京成バスは球場直行バスを運行しません。バス停にいる球場警備会社のスタッフも「いつ来るか分かりません」と答えています。結局、通常のマリンスタジアム行きに乗ったのですが、かなりの「積み残し」があったにも関わらず、車内は超満員でした。したがって、次のバス停で待っていた人がまた「積み残し」になっており、野球観戦者・通常の利用者の双方が不便をきたしました。
 球場内や千葉テレビで「マリンスタジアムへは京成バスで」と宣伝をする以上、臨時バスの運行および、その時刻の告知をきちんとしてもらいたいものだ、と強く思いました。

 というわけで、球場に着いた時点では、一塁側一階席は既に満員に。もっとも、我が家の定番である二階自由席バックネット裏は、かなり混んでいたものの、空席はあり、ほぼいつもの場所に座ることができました。
 試合の方は、小野投手と長谷部投手が先発。今日は里崎選手が復帰して六番でスタメンマスクに。今江選手も一日で復帰し、三番に入りました。また、大松選手が1ヶ月と25日間定着していた四番から外れて七番に下がり、代わって井口選手が四番に座りました。
 小野投手は初回に四球を出すものの、0点に抑えます。するとその裏、先頭の西岡選手が安打し、暴投で進塁します。早坂選手の犠打は失敗したものの、続く今江選手が左中間に適時二塁打を放ち、あっさり先制しました。
 小野投手は2回に先頭打者に安打されながら併殺で切り抜けます。しかし続く3回、簡単に二死を取りますが、そこからリンデン選手に安打されます。そして続く渡辺直選手の打球は右前に。これを大松選手がダイレクトで捕ろうとしますが、間に合わずに球が後ろにそれ、その間に一気にリンデン選手が生還して同点に。記録は三塁打でした。さらに、続く鉄平選手が一塁線を抜く適時二塁打を放ち、一気に逆転されます。
 その裏の1死1・2塁では得点できませんでしたが、続く4回、先頭の里崎選手が安打すると、続く大松選手が適時二塁打を放ち、追いつきます。
 ここで東北は早くも長谷部投手を諦め、二番手に小山投手を起用しますが、これが裏目に。1死から堀選手の代打で登場した福浦選手が右翼席に3号2ランを放ち、勝ち越しに成功します。
 勝ち投手の権利をかけて5回のマウンドに上がった小野投手ですが、1死後、リンデン選手に安打されます。そして続く渡辺直選手にヒットエンドランを決められて1・3塁とし、続く鉄平選手の左邪飛が犠飛となり、1点差に迫られます。さらに四球の後、憲史選手の適時打で追いつかれます。
 5回表の攻撃時点では小山投手がキャッチボールをしていたのですが、追いついた東北は、グウィン投手を起用し、勝ちパターンの継投を始めます。そして、5回はそのグウィン投手の前に三人で終わります。
 直後の6回表、5回を投げて8安打2四球4失点の小野投手をこちらも早くも諦めて、上野投手を起用します。しかし、いきなり安打され、さらに続く中谷選手の犠打を上野投手が二塁に送球するも悪送球となり、無死1・2塁になります。
 続く小坂選手の犠打で1死2・3塁となりましたが、続くリンデン選手の当たりは浅い左飛に。これなら犠飛にならない、と安心した直後、これを竹原選手が落とし、勝ち越し点を献上してしまいます。
 何とか反撃したい千葉打線ですが、6回も三者凡退に終わり、続く7回も四番手の川岸投手に三者凡退に打ち取られます。
 一方、投手陣も6回途中から救援した三番手の伊藤投手が好投し、追加点は与えません。
 そして8回裏、続投の川岸投手に対し、簡単に二死を取られますが、そこから里崎選手が四球を選びます。続く大松選手のところで有銘投手が登板んしますが、ここも四球で好機を広げます。続く八番は途中から入っていた両打ちの早川選手ですが、ここで代打にここ数試合欠場のサブロー選手を起用。対して東北も8回ながら福盛選手を起用します。
 サブロー選手の当たりは、やや詰まった遊ゴロに。足の速いサブロー選手なら内野安打か、と思ったのですが、体調は万全でなく、普段の走りはできません。結局ここでも追いつけませんでした。
 そして続く9回も続投の福盛投手の前に三人で抑えられて試合終了。合併球団が勝ったために、0.5ゲーム差でまたも最下位転落となりました。観客数は29,886人で、久々の満員御礼となっています。
 一方、東北は、早めに先発を諦めて継投したら、その投手が本塁打されて逆転、という展開ながら、その後の攻撃と守備で逆転しました。これで埼玉との差を3.5に広げるとともに、福岡との差も3.5に。3位でのCS進出はかなり現実味を帯びてきましたが、それ以上の成績を残すかもしれません。今日も随所で勢いの差を感じました。

 ところで今日、8回の反撃機に里崎選手が四球で出たら、代走に塀内選手が出ました。足の速さに加え、里崎選手が病み上がりであることを考えれば、当然の起用です。
 ところが、その時、少々離れた席に座っていた輩が大声で「塀内をひいきして使うな!アメリカに帰れ!」などとわめきました。
 この「塀内選手をひいき」というのはネット上でたまに見かけます。しかし、本当に「ひいき」しているなら、もっと起用は多いでしょう。それこそ、早坂選手がスタメンの試合で塀内選手を使う機会は何度も作れたはずです。
 実際、8月頭には同じ「左打ちで内野の控え」という立場である根元選手と併用されていた時期もありました。そこで結果を残したため、一軍に残れたわけです。大阪ドームでの連敗を止めたのも、9回2死無走者から放った塀内選手の二塁打がきっかけでした。ついでに言うと、二軍で一定以上出場して、塀内選手より打率が高いのは、外野のムニス選手しかいません。調べれば調べるほど「ひいき」など存在しない事が分かります。
 つまりこの輩は、極めて当然の起用であるにも関わらず、ネットでのデマを真に受けて、監督および塀内選手に失礼な発言を大声でしたわけです。その結果、周囲の観客を不愉快にしたわけです。
 おそらくは、自分が知ったかぶりの野球音痴であることを大声で宣伝したいという奇癖の持ち主なのでしょう。ある意味仕方ないのかもしれませんが、そんな事は不特定多数の前でやってはいけません。それが社会常識というものです。
 この輩に限らず、野球場の観客席では、非常識な言動をしてもいいと勘違いしている人が多数います。一昨日の福岡戦の時も、真後ろに大声で見当外れの事を叫びまくる輩がいました。彼は、戯言をさんざん言った挙げ句、早坂選手の打席で「はーやかわ!」と「応援」し続けていました。
 別にチームの状態が悪いから、というわけでもなさそうです。2005年にアジアシリーズで優勝した時も、すぐ近くの席に似たような輩がいました。ちょっと「会話」したのですが、冗談抜きで、次に何か言い出したら、警備員を呼ぼう、と思ったほどの異常さでした。
 仮に初めて野球観戦に行った人が、そんな輩の隣に座ったらどう感じるでしょう。下手すると、二度と球場に行かない、と思ってしまいかねません。
 なぜか、野球場では世間一般の常識に反した行動を取ってもかまわない、という風潮があります。球場側もそれを黙認し、マスコミもむしろそれを煽ります。その結果、非常識な輩が跋扈するわけです。
 野球場でも最低限の常識は守る、という事を徹底させ、違反者は退席させるべき、という事を改めて思った今日の観戦でした。

ブーム第二弾

 春先に続き、第二の「新型インフルエンザ流行」が到来しています。前回は知っている感染者はいなかったので、どことなく他人事のような感じでした。しかし今回は、同姓のプロ野球選手の感染もあり、より現実味が増しています。
 前回は、「とにかくマスク」という事で、品切れになるほど、マスクが流行しました。しかし今回は、「手洗いとうがい」との事。それもあって、通勤電車でもマスクをしている人はほとんどいません。
 ならば、あの「マスク大流行」は何だったんだ、と思いつつも、最近は、出勤と帰宅のたびに手洗とうがいをしています。そう言えば、前回も関西出張の時はマスクをしていました。

 基本的に、「流行するものには便乗しない」という主義なのですが、さすがに健康問題となると、報道や世評に影響されてしまいます。
 それにしても、インフルエンザなんて長い歴史を持つにも関わらず、未だに大流行時の予防策すらコロコロ変わるのですから、不思議なものです。
 有効性は高いのですから、もっと予算を投じて研究し、早く「抜本的な予防策」並びに「確実に防げる予防接種」を開発してほしいものだと思いました。
 ちなみに、自分は4年半ほど前に生涯で唯一のインフルエンザにかかった事があります。その時は、別の体調異常を検査するために病院に通った所、そこで院内感染しました。
 したがって、経験則に基づくインフルエンザ予防策は「よほどの事がない限り病院には行かない」です。とりあえず、これだけは守ろうと思っています。

2009年08月28日

連日の10安打11残塁で連勝止まる

 千葉で行なわれた、千葉-東北は渡辺俊介投手と藤原投手が先発。連日三番に入っていた今江選手が足を痛めて欠場し、また、昨日に続いてサブロー選手と里崎選手も欠場と、試合前から野手三人を欠く形になりました。
 したがって、対左にも関わらず、橋本将選手が九番でスタメンマスクをかぶり、三塁には田中雅彦選手が二番に、井口選手が三番に上がり、ベニー選手が久々の五番に入りました。
 初回、1死から田中雅選手の失策で走者が出ますが、2死後にその田中雅選手に好守備が出て、0点に抑えます。その裏、先頭の西岡選手が安打し、犠打などで2死1・3塁まで進みますが、ベニー選手が倒れて先制できません。

 渡辺俊投手は3回1死から小坂選手に二塁打されますが、1・2番を抑えます。さらに5回も先頭の草野選手に二塁打されますが、ここも後続を抑え、好投を続けます。
 その裏、1死から橋本将選手が左中間に二塁打を放ち、さらに西岡選手も安打で続いて1・3塁と先制機を作ります。しかし、田中雅選手は浅い外野フライでタッチアップできず、井口選手も倒れて、ここも0点に終わります。
 すると直後の6回表、1死から渡辺直選手が二年ぶりとなる今季1号ソロを放ち、先制を許しました。
 その裏の1死1塁も併殺でつぶした千葉打線ですが、続く7回裏、1死から早坂選手がプロ初となる本塁打を左翼席に放ち、同点に追いつきます。さらに2死から西岡選手が二塁打を放ち、代わった川岸投手から代打の福浦選手が四球で出ますが、逆転には至りません。
 やっと援護を貰った渡辺俊投手ですが、直後の8回表に先頭の小坂選手を歩かせてしまいます。続くリンデン選手の打席でエンドランを仕掛けますが、打球は二塁ベース方面へのゴロに。一瞬併殺かと思いましたが、西岡選手がわずかに及ばず、無死1・3塁となってしまいました。
 ここで二番手の内投手が登板しますが、渡辺直選手に犠飛を打たれ、再び勝ち越しを許します。
 しかしその裏、先頭の大松選手が四球を選ぶと、ベニー選手が安打で続きます。ここで途中から六番に入ってた早川選手の犠打が絶妙の場所に転がって内野安打となり、無死満塁となります。ここで、代打に神戸選手を起用しますがファウルフライに倒れます。さらに先ほど本塁打の早坂選手は外野にフライを打ち上げますが、やや浅く、犠飛になりません。さらに東北はここで橋本将選手に対し、有銘投手を起用。捕手がいないため、代打を出せず、そのまま打席に入りますが、三球三振に終わります。
 続く9回も福盛投手に抑えられて試合終了。2対1で敗れ、連勝が止まっています。東北は3連勝で4位埼玉に2.5ゲームと差を拡げ、逆に千葉は最下位とのゲーム差が0.5と縮まってしまいました。
 一昨日は1安打で勝ったわけですが、それからは二日連続10安打しながら11残塁で二日合わせて2得点と、元の残塁量産に戻ってしまいました。昨日も9回表までは相手より少ない安打数でリードしており、「このままいけば、三日連続相手を下回る安打数で三タテだ。急に効率が良くなったな」などと思っていましたが、一気に戻ってしまっています。また何かのきっかけで効率のいい攻撃に戻ってほしいものですが・・・。観客数は2万3千2百人ほどでした。

灯台もと暗し?

 仕事中、「取引先から貰ったCDの中身が見れないんだけど」と言われました。何だと思って空けてみたところ、PSD形式のファイルでした。我が社のPCにはフォトショップは標準装備されていないので、開けるわけがありません。
 そこで、ビューワを落としてそれで開こうとしました。Adobeの公式にはないので、フリーソフトを探すことにしました。
 そこで検索をかけたのですが、なかなか簡単に扱えそうなものがありません。そこで、何度か検索語句を変えて調べたところ、自宅のPCで使っている「ViX」というアプリが出てきました。

 これなら、5年以上使っているので、使い方と言い、信頼性と言い申し分がありません。とはいえ、まさかこれがPSD形式のファイルを読めるとは思っていませんでした。灯台もと暗しとはまさにこの事、と思いながら設定し、無事目的を達することができました。
 それはいいのですが、不思議なのはこのデータの送付元です。我が社の業態から考えると、フォトショップが普通のPCに入っているとは思えません。ちなみに、このデータの用途は「CDの中に入っている画像から、業務に使うものを選ぶ」というだけです。特に加工する必要もありません。
 ならばもう少しデータの作り方・送り方があるのでは、と思いました。ちなみに、自分の経験上からも、いきなりPSD形式のデータを送られた事などありません。
 ずいぶん変わった会社だと思いました。まあ、おかげで自分の使っているビューワでPSDが見れることが分かったわけで、それだけを考えれば、有難いという事になるのですが・・・。

2009年08月27日

サヨナラ機を逃して引分けに

 千葉で行なわれた、千葉-福岡戦を観に行きました。席についたらちょうど試合が始まるところでしたが、試合前には、子供が投球してバレンタイン監督がその球を受ける、というイベントをやっていました。
 先発は成瀬投手と大場投手で、今日もサブロー選手は欠場。里崎選手ともども、試合前の準備体操にも参加していなかったそうです。そのため、スタメン捕手は橋本将選手でした。外野は昨日に続いて早坂選手が中堅で二番に入り、神戸選手が九番右翼でした。
 成瀬投手は立ち上がり、1死から川崎選手に安打されて盗塁を決められますが、早坂選手の好守備もあって三・四番を抑えます。続く2回も先頭の多村選手に安打され、犠打で進まれますが、後続を連続三振に打ち取り、先制を許しません。

 その裏、この回先頭の大松選手が四球を選ぶと、続く井口選手の安打で無死1・2塁と先制機を作ります。しかし、続く橋本将選手がバントを空振りして大松選手が牽制死するなどで、結局0点に終わります。
 そのまま3回まで0対0と、昨日同様、投手戦の雰囲気となります。
 そして迎えた4回裏、先頭の大松選手が左中間に二塁打を放つと、続く井口選手が右翼線を抜き、連続二塁打で先制します。さらに橋本将選手の進塁打で1死3塁にして福浦選手の犠飛で2点目と、効率よくもう1点取りました。
 立ち上がりこそ安打されていた成瀬投手ですが、3回以降は投球が安定し、福岡打線を抑え込みます。
 しかし7回、1死から多村選手に左翼席に14号ソロを打たれて1点差に。4回に2点先制し、ソロ本塁打で1点を返されるという、昨日と同じような得点経過になりました。さらに内野安打と盗塁で2死2塁としますが、ここは抑えてリードは守ります。
 その裏、1死からベニー選手が四球を選び、早川選手を代走に出しますが、神戸選手がライナーゲッツーとなり、ここも追加点を奪えません。
 成瀬投手は8回まで5安打1四球1失点ながら120球以上を投げており、ここで降板かと思いました。しかし、9回のマウンドにも上がります。
 しかし、先頭の小久保選手に安打されてここで降板。すると、代わったシコースキー投手が1死から四球を出し、ここで代打に昨日プロ初本塁打の明石選手が登場。その打球は福浦選手のミットの先を通り過ぎ、同点の適時二塁打となりました。しかし、なお続く1死2・3塁はシコースキー投手が凌ぎました。
 その裏、1死から井口選手が久々の猛打賞となる投手強襲安打を放ちますが、得点はできず、延長に入ります。
 10回表はシコースキー投手が四球と盗塁で得点圏に進まれますが、無安打に抑えます。
 その裏、この回先頭の早川選手が安打すると、犠打と敬遠で1死1・2塁に。続く早坂選手の打球は詰まりながらも投手の頭を越え、内野安打で満塁となります。このサヨナラ機で昨日のヒーロー・今江選手が打席に入りますが、内野ゴロに打ち取られ、続く大松選手も倒れます。
 続く11回も2死から福浦選手と早川選手が連打しますが、ここも得点できません。
 11回表を内投手が三人で抑え、12回表は伊藤投手が登板。いきなり振り逃げで走者を出しますが、スリーバント失敗と併殺で0点に抑え、これで負けはなくなります。
 しかしその裏、前の回から登板の馬原投手に対し、2死から今江選手がギリギリセーフの内野安打で出塁し、さらに暴投で二塁と、三たび得点圏にサヨナラの走者を進めます。しかし、大松選手が倒れて試合終了。2対2で引分けに終わりました。
 9回を迎えた時は9時をちょっとまわったくらいで、このまま終われば、帰宅は22時前、という雰囲気でした。しかしそこから延長のうえ、残塁の山という事もあり、試合が終わったのは22時40分ころ。家に帰ったら23時半になっていました。観客数は1万5千8百人ほどでした。

2009年08月26日

1安打勝利で連勝

 千葉で行なわれた、千葉-福岡は小林宏之投手と神内投手が先発。今日はサブロー選手がスタメンを外れ、復帰2戦目で本日が誕生日の今江選手が今季初の三番に入りました。そして、対左という事で、堀選手が八番一塁に、早坂選手は今日も中堅で九番に入っています。
 初回、小林宏投手は2死からオーティズ選手に内野安打されますが、0点に抑えます。
 その裏、先頭の西岡選手がストレートの四球で出場しますが、そこから2死になり、さらに盗塁失敗で、結局三人で終わります。

 前の登板で3回6失点KOなど、不本意な投球が続く小林宏投手ですが、今日は球が低めに集まります。2回から3回にかけて四者連続三振を奪うなど、福岡打線を抑えます。
 一方、神内投手の前に、千葉打線はフライの山という感じで打ち上げ、最初の一巡で6フライで無安打に抑えられます。
 続く4回も先頭の西岡選手が二飛に打ち取られますが、続く竹原選手が四球を選び、この試合二人目の走者を出します。すると、続く今江選手のチーム初安打が左翼席に飛び込む8号2ランとなり、千葉が先制しました。
 援護を貰った直後の5回も小林宏投手の投球は低めに集まり、三者凡退に抑えます。
 ところが続く6回、先頭の明石選手の打球が右翼席に。これがファームでもここ2年本塁打がないという明石選手のプロ初本塁打となり、1点差に迫られます。
 さらに1死後、安打と四球で1・2塁と、長打が出れば逆転、という状況を作ります。しかしここでオーティズ選手、さらには小久保選手を抑え、リードを守ります。
 その裏、先頭の早坂選手が四球を選ぶと、福岡は1安打2失点の神内投手を降板させます。その継投陣に対し、千葉打線は走者を出せません。
 7回に10個目の三振を奪った小林宏投手は8回二死から本多選手に安打さらには盗塁を許します。しかし、続く川崎選手を三振に打ち取り、これがこの試合12個目で、かつ通算千奪三振となりました。結局、この回で降板しましたが、4安打1四球1失点という好投でした。
 その裏も打線は三者凡退に終わり、1安打のまま最終回を迎えます。
 そして9回はシコースキー投手が登板。いきなりオーティズ選手に安打されますが、盗塁失敗もあり、結局三人で終わらせて試合終了。珍しい1安打での勝利を達成しました。また、昨日に続き、安打数より多い得点となっています。
 試合終了後は、恒例の右翼席前での万歳後に今江選手に対し、スタンドから「ハッピーバースデー」の合唱が行なわれていました。観客数は1万8千3百人ほどでした。

2009年08月25日

進歩いろいろ

 派遣村がらみで厚生労働大臣が事実に基づかない暴言を吐いたそうです。そのニュースに関連づけられたmixiニュースを見ていたら、案の定「安易に派遣社員を選んだのだから、派遣村に行かざるを得ないのも自業自得だ」みたいな日記が多数ついていました。
 「派遣村」のニュースが出ると、必ずこの類の日記が大量につきます。まあ、「工作員」およびそれに煽られている人もいるのかもしれません。とはいえ、なぜそこまで誤解できるのか、と不思議でなりません。

 根本的に間違っているのは「好きで派遣社員になった」という部分です。まさか、派遣村にいた人が、年間休日130日で順調に勤めれば年収1千万になるような大企業の内定をもらいつつも、「より自由に働きたい」と言って派遣社員を選んだ、とでも思っているのでしょうか。
 さらに不可解なのは、派遣村の人は働かずに衣食住が保証されて楽をしている、みたいな感じで書いている事です。そんないいものだったら、少なからぬ会社員は、自ら進んで退職して派遣村に行っていたでしょう。その状態が幸せか不幸かを想像することすらできないのですから、呆れるよりありません。
 とはいえ、希望がないわけではありません。そのニュースと並んで、「公務員の給料を一律削減」みたいなニュースも出ていました。しばらく前までなら、情報産業の宣伝の影響で、「公務員は税金泥棒、減給大歓迎」みたいな反応が多数を占めていたでしょう。
 しかし、さすがに、公務員の給料が減ったところで、会社員が幸せになるわけではない。それどころか、私企業に勤めている人までとばっちりを受ける、という現実が理解されたのか、今回の減給には批判的な日記がほとんどでした。
 もちろん、批判の内容が、「それより先に議員の給料と人数を減らせ」であり、自公民および情報産業にとっての聖域である「政党助成金」には言及できないあたり、まだまだ、操られているという印象はぬぐえません。
 とはいえ、安易に公務員叩きに走っていた事を考えれば、少しはまともになったと思うべきでしょう。
 あまり楽観的に物事を考えない自分ですが、二つの反応を見て、「いつか『派遣叩き』をしていた人も、目が覚める時が来るかも」と希望的に考えることにしました。

大嶺投手、完投で本拠地初勝利

 千葉で行なわれた、千葉-福岡は大嶺投手と高橋秀投手が先発。清水直行投手が首痛で登録抹消となり、大嶺投手に久々の一軍登板が廻ってきました。また、肉離れで離脱していた今江選手が一軍復帰し、九番三塁でスタメンに。また、井口選手も五番二塁でスタメン復帰し、好調の早坂選手は二番中堅でした。
 大嶺投手は立ち上がり、いきなり先頭打者を歩かせ、盗塁と犠打で三塁に進まれて、オーティズ選手の適時打で先制されます。
 しかしその裏、西岡選手が初球を右翼席に叩き込み、すかさず追いつくと、2死1塁から井口選手の左中間を抜く適時二塁打で逆転に成功します。

 援護をもらった大嶺投手ですが、直後の2回表、先頭打者に二塁打されると、続く田上選手の適時打で、即座に追いつかれます。しかし、後続は断ち、逆転は許しません。
 するとその裏、この回先頭の里崎選手が右翼ポール際に9号ソロを放ち、またもや勝ち越しに成功します。
 立ち上がりの投球を見るとどうなるか分からなかった大嶺投手ですが、3回以降は立ち直り、2イニングを無走者に抑えます。
 一方、福岡は早々と高橋秀投手をあきらめ、3回からは陽投手を起用。しかしこれが失敗で、3回こそ三人で抑えたものの、4回は四球三つで二死満塁と好機を貰います。
 ここで西岡選手の打球は右翼線に上がります。三人の野手が追いますが、そのちょうど中間点かつ右翼線ギリギリに落ち、2点適時二塁打に。さらに続く早坂選手が2点適時打を放ち、一挙に4点を追加します。
 さらに続く5回も、失策と四球で2死1・2塁とすると、福浦選手の適時打、さらには今江選手の2点適時三塁打でさらに3点を追加。10対2と大差になりました。
 大量援護を貰った大嶺投手は、さらに安定した投球を続けます。安打こそは許しますが、その後を締め、2失点のまま、最終回のマウンドに上がります。
 そして簡単に2死を取りますが、そこから連打で2・3塁とすると、さらに連続適時打で3点を失います。
 しかし、大量援護が大きく、そのまま続投し、最後は右飛で試合終了。相手に二桁安打を許しながら、こちらは8安打で10点と効率のいい攻撃で勝ち、連敗を止めています。観客数は1万5千2百人ほどでした。

2009年08月24日

気温が変わる場所

 仕事が終わり、駅まで歩いていました。今日は朝から涼しかった上に、昼過ぎには「スコール」があった事もあり、まあ過ごしやすいですが、それでもそこそこの暑さは感じました。
 ところが、駅近くにある桜並木のあたりに来たら、急に空気が変わりました。風は全然吹いていないのに、急に秋が訪れたかのような涼しさを感じたのです。
 もしかしたら、並木の前に来たら気温が変わったのですから、樹に溜まっていた昼下がりの「スコール」が蒸発して、その気化熱で涼しくなったのだろうか、などと想像しました。
 というわけで、意外な形で「夏の終わりの始まり」を体感しました。

2009年08月23日

ゴーヤ

 来週の日曜に所用があるため、区役所まで不在者投票をしに行きました。選挙権を得て20年たちますが、不在者投票するのは初めてです。
 9時過ぎに家を出たところ、まだまだ日差しが弱かったので、幕張駅まで歩いてバスに乗ることにしました。涼しい季節にはよく歩くのですが、真夏に歩くのは初めてです。
 その途中に、小さな畑と、それに隣接した、藤棚みたいなものがあります。以前からあったのですが、そこには何もなく、不思議に思っていたのですが、今日はそこにゴーヤがなっていました。

 ゴーヤといえば沖縄料理ということもあり、南のほうでしか作れないものだと思っていました。それだけに、まさか町内で栽培されているとは思わず、驚きました。収穫して販売するには畑の面積は狭いので、家庭菜園なのかも、などと思いました。いずれにせよ、住宅街の中にある狭い土地に、そこだけゴーヤがなっているのは、ちょっと不思議な光景でもありました。
 なお、そこでなっている実の中には、オレンジ色のものもありました。それを見たときは、パブリカみたいに、様々な色のゴーヤがあるのか、などと思っていたのですが、後で調べてみたら、緑色のゴーヤが熟すと、オレンジ色になるとのことでした。
 ゴーヤにそのような習性があることを、しかも町内で知ることになるとは思いませんでした。10年以上この町に住んでいるわけですが、まだまだ知らない事がいろいろあるものだ、と思いました。

連日の1対0で連敗

 所沢で行なわれた、埼玉-千葉は唐川投手と野上投手が先発。今日は竹原選手が久々にスタメン復帰して七番左翼に入り、神戸選手が八番一塁に入りました。また、里崎選手が五番捕手で、橋本将選手が六番指名打者に入っています。
 初回、2死からサブロー選手が安打し、2回には1死から橋本将選手が安打するも、いずれも後続がありません。

 一方、唐川投手は立ち上がりから安定した投球を続け、内野ゴロの山を築き、走者を出しません。
 続く3回表、先頭の塀内選手がストレートの四球を選び、初めて無死の走者を出します。しかし、続く西岡選手の打席でフルカウントからスタートを切らなかったら、二塁ゴロで併殺に。そして、続く早坂選手が安打したところ、今度は盗塁失敗と、やることなすこと裏目に出る感じになり、1安打1四球ながら三人で終わってしまいます。
 そして続く4回も先頭のサブロー選手が安打するも、これまた後続がなく、二塁にすら進めません。結局、5回まで毎回安打しながら、先制できません。
 援護のない唐川投手ですが、調子を崩す事なく、埼玉打線を封じ込めます。6回まで投げて内野ゴロ9つに外野フライ4つに遊直一つ、三振4つという内容で、一人の走者も出しません。
 そして7回表、先頭の里崎選手が四球を選ぶと、続く橋本将選手が犠打を決め、初めて二塁に走者を進めます。しかしここも竹原選手さらには神戸選手が倒れ、好投の唐川投手を援護することができません。
 そしてその裏、先頭の片岡選手に中前に弾き返され、ついに走者を出してしまいます。そして犠打で進まれた後、栗山選手が左翼ポール際に落ちる適時二塁打を放ち、先制を許してしまいます。
 そして8回、2番手のベイリス投手に対し、先頭の塀内選手が安打するも、続く西岡選手の打球はボカチカ選手に好捕され、さらに三振ゲッツーで、ここも三人で終わります。
 唐川投手はその裏、先頭打者に安打されるも、盗塁を読んで外して刺すプレーもあり、0点に抑えます。8回を投げて4安打無四球1失点という好投ですが、いかんせん援護がありません。
 そして9回、大沼投手に対し、1死から大松選手が二塁打し、さらに里崎選手が四球で、初めて走者を二人出します。しかし橋本将選手が三振に、竹原選手が内野ゴロに倒れて試合終了。相手の倍以上となる10人の走者を出しながら一人も帰すことができず、好投の唐川投手を見殺しにする形になってしまいました。
 これで二日連続、1対0の完封負けとなっています。なんとか「同率最下位」に踏みとどまってはいますが、この投打のかみ合わせのわるさは心配です。

2009年08月22日

2009/8/22の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

撮影禁止

 汐留を歩いていたら、テレビ局のイベントが行なわれていました。簡易ステージの上で、10人グループのアイドルグループが何やらやっています。そして、客席の中には何人ものスタッフが立っていて、「撮影禁止」と書かれた札を掲げていました。
 携帯電話の進化で、ほとんどの人がカメラを日頃から持ち歩く時代になっています。そんななか、肖像権も重要な商売道具であるアイドルですから、当然の事でしょう。

 逆に言えば、「撮影防止」を行なう事に商品価値が出てくるわけです。目では普通に見れるが、携帯で撮影はできなくなるような物質をを開発し、それを売り込めばいい商売になるのでは、と思いました。
 そんな事を考えながら歩いているうちに、アイドルグループの顔も名前もすっかり忘れてしまいました。というわけで、「撮影禁止」の札ばかりが記憶に残ったアイドルイベントになってしまいました。

投手戦も、最後はサヨナラ負け

 所沢で行なわれた、埼玉-千葉は岸投手と小野投手が先発。今日は昨日長打三本の早坂選手が二番に上がり、代わって早川選手が八番と下位に。また、スタメン捕手は橋本将選手で、五番に入りました。
 初回、先頭の西岡選手が四球で出ると、犠打で進んだ後に三盗を決め、早くも先制機を作ります。さらに、サブロー選手も四球を選んで好機を広げますが、大松選手が浅い左飛に倒れ、続く橋本将選手の適時打かと思われた当たりを、ボカチカ選手がダイビングキャッチし、先制できません。

 一方、好投はするものの、この一ヶ月白星のない小野投手ですが、1・2回と三人ずつで抑えます。
 そして3回、先頭の西岡選手が内野安打で出塁し、この試合二つめの盗塁を決め、さらにサブロー選手が四球を選びますが、ここも4・5番に適時打が出ず、先制できません。
 その裏、小野投手も先頭打者に安打され、犠打の後に死球もあって2死1・2塁としますが、ここも抑えます。さらに続く4回も先頭打者に安打されるも、投直併殺もあって三人で抑え、試合は投手戦となっていきます。
 0対0のまま迎えた7回、先頭のベニー選手が四球を選びますが、そこから二死に。しかし、そこで塀内選手が安打を打ってつなげます。そして続く西岡選手が初球を打つと、打球は右翼フェンスへ飛びます。しかし、これをGG佐藤選手がジャンプして取り、ここも相手の美技で先制できません。
 その裏、2死2塁で先ほど好守備のGG佐藤選手をむかえますが、ここも小野投手が抑えます。そして8回もともに1・2塁としますが、いずれも得点に結びつかず、ついに最終回を迎えます。
 9回表、2死から塀内選手がこの試合7つめとなる四球を選びますが、ここも得点できません。
 その裏も小野投手がマウンドに。先頭の原選手を追い込みますが、そこから死球を与えてしまいます。そして、続く栗山選手がバントしますが、これがやや強い当たりに。それを取った小野投手は二塁封殺を狙いますが、送球がそれ、無死1・3塁。この試合初めて走者を三塁に進めてしまいます。
 そして敬遠で無死満塁とした後、シコースキー投手が登板します。しかし、上本選手の当たりは、バウンドの高い一塁ゴロとなり、福浦選手のバックホームも間に合わずサヨナラ内野安打に。1対0で敗れました。観客数は3万1千3百人ほどでした。

四百年の国交ならでは?

 仕事の関係でタダ券が手に入ったので、ホテルオークラ東京で開催されているオランダ絵画展に行きました。
 最初に展示されていたのはゴッホで、続いて19世紀から20世紀初頭にかけての風景画が並んでいました。このあたりを見ていた時は、普通の西洋画だな、と思っていました。
 ところが、次の部屋に行ったら雰囲気が変わりました。いきなり目に入ったのは、着物女性の大きな絵でした。さらに、普通のオランダ女性の肖像画なのですが、背景が相撲の浮世絵、という作品がありました。ご丁寧に漢字で「相撲」と書いてあります。あと、なぜかそこで取り組んでいる力士の廻しが、あきらかにずれており、「反則負け」直前、という状態だったのが気になりました。

 さらに続いて、北野武さんの肖像画がありました。非常によく似ているのですが、なぜか右目の下に漢字の刺青(?)が書かれていました。
 さらに絵画展といいながら、写真も展示されていました。その中にも、渋谷のドコモショップや京都の寺院などがありました。そして、長崎にあるハウステンボスの建物の写真までありました。オランダの写真家がわざわざ地球を半周して長崎まで行って、自国を模倣した建築物の写真を撮っているわけです。
 言うまでもなく、オランダといえば、徳川幕府時代に日本と交易していた唯一の西欧国家です。したがって、文化交流の歴史もあるわけで、入場時の案内でも「日本の影響を受けた作品が多い」と書かれていました。
 したがって、着物の女性あたりまではまだ予想範囲でしたが、北野武さんや、ハウステンボスの写真は想定の範囲外で、驚かされました。
 軽い気持ちで行った展示会ですが、まさかここまで驚かされるとは思いませんでした。世の中なんでも経験してみるものだ、と改めて思いました。

2009年08月21日

猛追を食らうも、序盤の大量点を活かして連勝

 所沢で行なわれた埼玉-千葉は帆足投手と渡辺俊介投手が先発。対左という事もあり、竹原選手が二番でスタメン復帰し、里崎選手が五番捕手に入りました。
 帆足投手は立ち上がり制球が悪く、いきなり連続四球を出し、続くサブロー選手の内野安打で無死満塁となります。ここで大松選手が先制の適時打を右前に放つと、里崎選手が押し出し、ベニー選手が犠飛と着実に得点を加え、さらには堀選手が中前に適時打を放ち、二死後に早坂選手が左翼線上に落ちる2点適時打と、4安打で6点を先制しました。

 いきなりの大量援護を貰った渡辺俊投手は、初回は三人で抑えますが、2回に先頭打者を歩かせた後の適時二塁打で1点を返されます。
 しかし、直後の3回表、先頭のベニー選手が安打すると、続く堀選手が左翼席に3号2ランを放ち、即座に突き放します。
 これで7点差となり、渡辺俊投手の3勝目は確定と思われました。ところが、3回は三人で抑えたものの、続く4回は三連打されて2点を返され、5回も先頭打者を打ち取ったものの、そこから4連打されて2失点と、ついに3点差まで迫られます。
 あと2死を取れば勝利投手でしたが、渡辺俊投手はここで降板。まあ、9安打1四球5失点では仕方ないところでしょう。
 2番手には勝ちゲームでは初の登板となる上野選手が登場。いきなり上本選手にいい当たりをされますが、右飛に打ち取り、さらにGG佐藤選手を三振に打ち取って流れを戻します。
 2番手の松永投手から追加点を奪えなかった打線でしたが、6回に先頭のサブロー選手が四球を選びます。そして大松選手が倒れたところで藤田投手が上がりますが、これがまた制球難で、いきなりの連続四球で満塁となります。ここで堀選手が得意の右打ちで適時打を放ち、貴重な追加点を挙げます。今日の堀選手は、左右中の各方向に安打の猛打賞で4打点という活躍でした。
 その裏、上野投手は1死後に連打され、2死後に右前打されますが、大松選手の好返球で二塁走者がアウトとなり、ここも0点に抑え、勝ち投手の権利を得て降板します。
 そして7回表は先頭の早坂選手が三塁打を放つと、竹原選手の犠飛で追加点と、着実に点差を広げます。
 しかし、中継ぎ陣が全般的に調子が上がらないため、まだ安心して見ていられません。7回から上がった死球と安打で2死1・3塁とすると、代わった荻野投手が暴投で1点を返されます。
 しかし直後の8回、2死1塁から塀内選手が安打でつなぐと、早坂選手が3打点目となる適時二塁打を放ってまたもや突き放します。今日の早坂選手は全てが長打での猛打賞。今月のJA賞は二塁打・三塁打の合計が一番多い選手が対象なのですが、今日で一気に6長打とし、首位である中村選手に3本差と迫りました。
 しかし、続いて登板の内投手もピリッとせず、1死から連打され、2死からの連続四球で1点を返され、なおも満塁とします。この一発出れば同点、という状況で埼玉は足を痛めている中村選手を代打に起用。しかしここはシコースキー投手が三振に打ち取り、リードを守ります。
 そして9回は途中出場の早川選手が四球を選んで盗塁を決め、内野ゴロで三塁に進んだ後に大松選手の犠飛と、無安打で追加点を挙げます。さすがにこれで決まった感じでした。
 その裏、シコースキー投手は、先頭打者を失策で出したものの無得点に抑えて試合終了。結果を見れば12対7の大差でしたが、内容的には9回まではハラハラする展開の試合でした。そして、上野投手がプロ初勝利を挙げ、初のお立ち台となりました。
 初回の貰った好機で着実に得点を重ねたり、追い上げられた直後に効率的な攻撃で加点するなど、久々にすっきりした攻撃が目立ちました。そして、合併球団が負けたため、何とか単独5位となっています。観客数は1万8千人ほどでした。

2009年08月20日

治す前に治る

 仕事で使っている、データ通信専用のFOMAに異常が発生しました。PCに挿して接続ソフトを立ち上げても、FOMAを認識しないのです。
 USBの挿し口を変えても、PCを再起動しても状況は変わりません。試しに、別のPCを使ってやってみても結果は同じです。そこで、FOMAの故障と思い、ドコモショップに持っていきました。
 まずは所有者確認という事で、通常の携帯同様、身分証と電話番号の提示を求められました。しかしデータ通信専用なので、番号が分かりません。そこで、店員さんはFOMAカードを抜き出して、番号を確認しました。

 これで事前手続きが終わり、いよいよ原因調査となりました。そこで、現象を見せようと、FOMAを挿して、接続ソフトを立ち上げます。ところが、次の瞬間、ソフトはFOMAを認識しました。
 かなり気まずくなりましたが、店員さんによると、FOMAカードの抜き差しで治るのはよくあること、との事でした。
 いずれにせよ、所有権調査を目的に行なわれた、カードの抜き差しで治ったわけです。拳の達人が、牽制で撃った軽い突きで相手をKOしてしまった、という逸話を何となく連想してしまいました。
 とりあえず今後は、通話用・データ通信専用を問わず、FOMAで異常が発生したらまずはカードの抜き差しだ、と強く思いました。

投手戦を制して同率最下位に「浮上」

 千葉で行なわれた、千葉-合併球団は成瀬投手と平野投手が先発。今日は昨日途中交代した井口選手が外れ、二塁には早坂選手が九番で入りました。また、スタメンマスクは橋本将選手で五番に、一昨日左翼手だった神戸選手が七番一塁でした。
 成瀬投手は初回、2死から走者を二人出しますが、ここは抑えます。しかし続く2回、1死から大引選手に二塁打されると、昨日5打点の坂口選手に適時打を喫して先制を許します。

 2回まで内野安打1本に抑えられていた打線ですが、3回1死から早坂選手が二塁打を放つと、西岡選手も安打で続いて1死1・3塁と同点機を作ります。しかし、続く早川選手が三振し、スタートを切っていた西岡選手が挟まれる間に早坂選手が本塁を狙うもアウトとなり、得点できません。
 しかし続く4回、先頭のサブロー選手が安打で出ると、大松選手が右翼フェンスに達する二塁打を放って無死2・3塁に。ここで橋本将選手が内角球をすくい上げて犠飛にして追いつくと、続くベニー選手が三遊間を抜く勝ち越し適時打と、久しぶりに見る、流れるような攻撃で逆転に成功します。
 逆転してもらった成瀬投手は、毎回のように走者を出しますが、得点は許しません。6回も先頭打者に安打されますが、後続を三人で斬ります。
 しかし、打線も平野投手の前になかなか追加点を挙げることができません。6回には先頭のサブロー選手が二塁打するも、内野ゴロで三塁アウトとなり、ここも0点に終わります。続く7回も1死から塀内選手が安打すると、早坂選手が犠打を決めますが、ここも得点できません。
 しかし、成瀬投手の好投が続き、この1点リードを守ります。7回にこの試合初の三者凡退で抑えると、続く8回も2番からの攻撃を三人で抑えます。
 そして9回も完投を目指してマウンドに上がりますが、先頭の北川選手に内野安打されます。するとここで交代となり、シコースキー投手が登板。盗塁と死球で1死1・2塁となりましたが、そこから連続三振で抑えました。
 これでチームは連敗を止め、合併球団に並んで同率最下位になりました。成瀬投手は3連勝でチームトップとなる7勝目を挙げています。観客数は1万4千1百人ほどで、今年の夏休みワーストを記録しています。

母校のありがたさ?

 竹橋のあたりで仕事があり、直帰になりました。そのまま東西線で西船橋に出ても帰れるのですが、なんとなく、他の経路もないか、と思って、周りを見回しました。
 すると、ちょっと向こうに、やけに大きなビルが見えました。よく見ると、上のほうに自分の出身大学の名前が書かれていました。
 自分が卒業してから10年以上経ってからできた新校舎なので、見覚えがあるわけでもありません。しかし、建っているところは同じなので、そちらの方角に進めば、御茶ノ水駅に着くことが分かりました。

 というわけで、しばらくそちらの方角に向けて歩いたら、駿河台下の見慣れた街並みの中に入り、そのまま坂を登って御茶ノ水駅に行って無事帰る事ができました。
 母校の新校舎については、在学中に建っていた味のある建物が、味気ない高層ビルになることおよび、その度に寄付を募る手紙が来たので、あまり好意的に感じていませんでした。
 それがまさか、このような形で、新校舎のお世話になるとは思いませんでした。それについては有難く思いました。とはいえ、今後、新校舎建設の寄付要請が来ても、金を払う気になるほどではありませんでした。

2009年08月19日

借金20で単独最下位に

 千葉で行なわれた、千葉-合併球団は清水直行投手と近藤投手が先発。今日は早川選手が二番中堅でスタメンに入り、三塁には塀内選手が、指名打者には橋本将選手が入りました。
 初回、先頭の西岡選手が歩き、内野ゴロで二塁に進みますが、先制はできません。2回も1死から橋本将と里崎選手が連打しますが、ここも後続がありません。
 清水直投手は2回まで1安打無失点でしたが、3回に先頭打者に安打されると、犠打と安打で1・3塁となり、阿部選手の適時打で先制されます。

 その裏、千葉も西岡選手と早川選手の連打で無死1・2塁と同点機をつくりますが、サブロー選手が倒れた後、大松選手が併殺で無得点。前のこのカードでは好調だった3・4番が今日は機能しません。
 4・5回を三人で抑えた清水直投手は6回、先頭打者の安打の後、犠打と安打で1死1・3塁という、先制された時と同じ状況を作ってしまいます。しかし、ローズ選手を2-3から歩かせて満塁にしたものの、続くフェルナンデス選手を併殺に打ち取り、追加点を許しません。
 危機を凌いだその裏、2死無走者から大松選手が歩くと、途中出場の早坂選手が右翼線を抜く二塁打を放ちます。さらに橋本将選手の四球で満塁としますが、里崎選手が倒れ、ここも得点できません。
 前の回は凌いだ清水直投手ですが、続く7回、1死から連打され、2死後に坂口選手に右翼フェンス直撃に2点適時三塁打を喫します。後続は抑えましたが、清水直投手はベンチに戻っても、悔しさでしばらくタオルをかぶって下を向いていました。
 しかしその裏、簡単に2死を取られますが、そこから西岡選手が四球を選ぶと、続く早川選手が遅ればせながらの今季1号2ランを右翼ポール際に放ち、再び1点差となります。
 その裏、清水直投手は先頭打者に安打され、ここで降板。ここで二番手の内投手が、ローズ選手以下三人を抑え、1点差を守ります。
 その裏、二番手の菊地原投手に代打攻勢をかけるも三者凡退に。そして9回、続投の内投手が坂口選手に本日5打点目となる3ランを喫し、4点差となってしまいます。
 そしてその裏は加藤投手に抑えられて試合終了。これで約半月ぶりの単独最下位となり、借金も20となりました。観客数は夏休みでは下から二番目の入りとなる1万6千3百人ほどでした。
 試合後には「怪談ナイト」なる企画が昨年に続いて行なわれたそうですが、どのくらいの人が残って聞いたのでしょうか。昨年末から見せている球団経営層の異常行動と、その結果導かれたこの結果だけで、十分に「怪談」になっているだけに、そのような事を思いました。

ビジネス書の検証

 書店のビジネス書欄に行くと、成功した経営者や企業を題材にした「なぜ儲かったか」という記事が多数見られます。
 しかしながら、結果的に成功すれば、どのような行動だって「成功の原因」になります。言い換えれば、それと同じ事をすれば成功できるかどうかを立証することはできません。
 したがって、そこに書かれている事が、本当に成功へ結びつくのかどうかなど、分かりません。

 たとえば、トヨタなどは、常に褒め称えられ、やることなすこと全てを「理想的な経営手法」と書いた本が何百冊と出ていました。
 それが現在では赤字に転落し、その中で経営陣の高給を維持するために「派遣切り」などという従業員をモノ扱いする事を行なったわけです。さらに、製品には大量にリコールが出て、社内では過労死者も少なからず出しています。
 さらに、「優れた企業体質」の象徴だった「QC活動」なるものは、単なるタダ働きの強制だった事も明らかになってきました。
 この現状を考えれば、かつて千何百円払ってトヨタ礼賛書籍を買って熟読した人は、カネと時間を無駄にしたと言えなくもありません。
 そうやって考えてみると、ビジネス書の場合、後の検証がかなり重要なのでは、と思えてきます。もちろん、失敗を取り扱ったり、失敗体験者が書いたビジネス書もありますが、それはそれで結果論になってしまいます。
 そこで思いついたのが、凋落した人が成功していた頃に出版されたビジネス書への「ツッコミ」です。当時書かれた褒め言葉と落ちぶれた後の状況を比較すれば、そこに書かれていた事が「一時的な効果しかなく、後で反動がくる方法」だったとか、「元々、たいして効果がないが、成功したためにその要因のように見えた」という事が確認できます。
 そのような検証を行なった本こそが、実際のビジネスに役立つのでは、と思いました。まあ、そんな本を出したら、現在出ている「成功者礼賛ビジネス書」の売上げに悪影響を及ぼす可能性があるので、出版される事はないとは思いますが・・・。

2009年08月18日

序盤から打ち込まれて大敗

 千葉で行なわれた、千葉-合併球団は小林宏之投手と岸田投手が先発。今日はバーナムJr選手に代わって神戸選手が今季初の一軍に上がり、早速八番左翼でスタメン出場しました。
 小林宏投手は立ち上がり、1死から連打されると、ローズ選手に3ランを喫します。さらに岡田選手にもソロを打たれ、いきなり4点を追う展開となってしまいました。
 その裏、サブロー選手の17号2ランで反撃しますが、2回にもローズ選手に適時二塁打を喫するなど即座に2点を突き放されます。小林宏投手は結局、3回途中で降板となりました。

 4点を追う5回、先頭の里崎選手が安打すると、神戸選手が今季初安打で続くなど、1死満塁となり、福浦選手の犠飛が出ますが、得点はその1点のみに終わります。
 そして直後の6回表、3回途中から登板し、何とか抑えていた上野投手が2点を追加されます。
 さらに終盤にも追加点を奪われ、終わってみれば12対3の大差に。これで合併球団と並んで最下位になっています。観客数は1万8千3百人ほどでした。

2009年08月17日

2009/8/17の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

Cドライブ今昔

 ここしばらく、Cドライブの空き容量が逼迫して、動きがおかしくなっていました。購入時に80GBのHDDのうち25GBをCドライブとしていました。そして、アプリケーションもデータも原則としてDドライブに入れていたのですが、三年も持たずにこの有様になったわけです。
 色々削除したのですが焼け石に水で、結局、パテーション操作ソフトを買って修正する羽目になりました。
 10年前に二台目となるPCを買った時は、総容量が13GBでした。それを丸ごとCドライブにして、アプリはもちろん、相方の描いた画像データなども保管して使っていたわけです。
 それが今では、倍近い容量がある、アプリもデータもあまり入っていないCドライブが、普通に使っているだけで一杯になるわけです。一体何をそんなに使っているのか、とも思いましたが、その一方で、10年前の不安定だったWindws98を思いだし、このHDD使用量も、その安定のためのコストなのだろう、とも思いました。

2009年08月16日

「日刺し」と対策

 今日は昼過ぎからビッグサイトに行き、一時間ほど歩き回りました。その後、IKEAで、懸案となっている本棚買い換えの候補を絞ったあと、ららぽーとを散策しました。
 というわけで、ほとんどは屋内にいたのですが、駅から建物や、建物から建物への移動というごく短い時間の間は、日陰の少ない埋め立て地ということもあり、午後の強い日光の強さは半端ではありません。肌に突き刺さる、という感じでした。

 事前に日焼け止めや帽子で対策をしていたので、特に問題はありませんでしたが、その日光の強さには改めて驚かされました。
 現在、日が降り注ぐさまを表す言葉は「日差し」です。しかし、このような刺すような日光が毎年夏に続くようだと、新たに「日刺し」という言葉も必要になるのでは、とまで思ったほどの強さでした。

6点差を追いつかれ、サヨナラ負け

 仙台で行なわれた東北-千葉は、長谷部投手と唐川投手が先発。二週間前にもこの顔合わせがあり、その時は投手戦となって1対1で譲らずに延長に入り、最後はサヨナラ勝ちしていました。
 今日は、昨日の試合で守備のミスが一度ならずあった西岡選手が今季初の下位打線となる九番にまわり、代わりに田中雅彦選手が一番に入りました。
 初回、その田中雅選手が失策で出塁し、さらに四球で1死1・2塁としますが、先制できません。
 その裏、唐川選手も先頭打者を歩かせ、犠打と内野ゴロで三塁まで進まれますが、山崎武選手を抑えます。

 続く2回、先頭のベニー選手が四球を選びますが、里崎選手が犠打を失敗します。しかしそこから堀選手と西岡選手の連打で満塁とすると、田中雅選手の犠飛で先制。さらに竹原選手の二塁ゴロが失策となって、もう1点追加します。
 唐川投手は3回に1死から連続四球を出しますが、ここも3・4番を抑えて得点を許しません。
 すると直後の4回表、1死から西岡選手が四球を選ぶと、田中雅選手が安打で続きます。そして2死後、サブロー選手が16号3ランを放ち、5対0と差を拡げます。
 唐川投手は5回まで東北打線を2安打に抑えます。6回に先頭の鉄平選手に内野安打され、1死後に四球を出しますが、続く高須選手の安打性の当たりを捕って投直併殺とし、ここも切り抜けます。そして続く7回も0点に抑えます。
 そして8回表、先頭の里崎選手が左翼席に8号ソロを放ち、これで6対0に。7回まで唐川投手が3安打4四球無失点という事もあり、これで3ヶ月ぶりの勝利はもちろん、二度目の完封もほぼ手中、と思いながら見ていました。
 ところがその裏、1死から渡辺直選手に安打されると、続く鉄平選手にも四球を出します。ここで四番の山崎武選手ですが、今日も3のゼロのうえ、通算でもかなり抑えています。しかし、ここは左翼席に通算350号となる3ランを打たれて3点差に。唐川投手はここで降板となりました。
 2番手には内投手が上がりましたが、いきなり安打されます。さらに内野ゴロで2死2塁となり、続くリック選手の適時打で2点差に。さらに安打で1・3塁となったところで、仕方なくシコースキー投手を投入します。
 今季対東北では被安打ゼロのシコースキー投手は、ここで代打のセギノール選手を抑え、9回も簡単に2死を取ります。しかし、そこから鉄平選手を追い込んで「あと一人」としながら安打されると、続く山崎武選手には打った瞬間に分かる27号2ランを打たれ、まさかの同点に追いつかれます。
 そして試合は延長戦に。シコースキー投手は10回を抑え、11回は伊藤投手が三人で抑えてサヨナラは許しませんが、打線も川岸投手と福盛投手に抑えられます。
 そして迎えた12回裏、前の回は好投していた伊藤投手が、先頭の鉄平選手、さらには山崎武選手に連続死球をぶつけてしまいます。ここでマウンドには久々の一軍登板となった高木投手が上がりますが、四球で満塁に。代わった荻野投手は、勝負強い高須選手は三振に打ち取った物の、続く小坂選手に右前に落とされ、7対6でサヨナラ負けとなりました。
 これで、東北に三タテをきっし、二週間前の借りを返されてしまいました。また、東北差三位埼玉との差を0.5としています。7回までは投打とも楽勝ペースだった試合を落とすのですから、勢いの差としか言いようがありません。観客数は1万7千1百人ほどでした。
 火曜からは千葉に合併球団を迎えての「最下位攻防戦」となりますが、何とか5位を維持してほしいものです。

2009/8/15の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

年に2回の行列整理

 コミケにサークル参加しました。前回同様、午前中は行列整理が仕事になります。
 何度やっても慣れないうえに、お隣のサークルのお客さんは増える一方なので今日も大変か、と思っていました。しかし、今回は、館外に行列を伸ばす事になり、しかも並ぶ場所は日影になっていたため、非常に楽でした。
 一応、最後尾についてはいましたが、ほとんどやることはなく、もっぱら、行列に並ぶ人を観察し、「行列に並ぶ人にもいろいろなタイプがいるものだな」などと思ったりしました。

 私が外でそんな事をしている間に、中のほうでは大変な事に。東館に大量の人が押し寄せたため、西館から東館へ移動するのに最長1時間かかるほどの混み具合になっていた、との事でした。
 その大量動員の原因となったのは、「東方Project」というゲームだそうで、1.5ホールがそのサークルで占められていました。一応、名前だけは聞いたことがありましたが、そこまで驚異的な人気を持っているとは知りませんでした。
 自分の「アンテナ」の衰えぶりを改めて認識させられました。
 というわけで、今日は東館には行かず、コスプレ広場を散歩した以外は、スペースの中でのんびりしていました。コスプレ広場では、灼熱の駐車場でコスプレする人、その写真を撮る人の体力と精神力の強さが最も印象に残りました。
 なお、肝心の自分が作った本ですが、おかげさまで本日も14時頃に完売。「壁サークルで即日完売」を2回連続で続けることができました。まあ、10部も刷ってはいなのですが・・・。いずれにせよ、買ってくださった方、有り難うございました。

 帰りは、弟に勧められて、「台場ガンダム」の見学へ。ガンダムそのものよりも、それを見たり写真に撮ったりする人の多さのほうにむしろ驚かされました。まあ、今日はコミケ帰りの人が大量に押し寄せたためなので、何度も行っている弟も驚くほどの多さだったようです。

2009年08月15日

東北に連敗

 ここ二日ほど、野球を見れなかったので、結果だけ簡単に。
 本日、仙台で行なわれた、東北-千葉は木谷投手と小野投手が先発。また、根元選手が登録抹消となり、変わって渡辺正人選手が一軍に上がりましたが、出番はありませんでした。
 小野投手は、初回に1死から安打と失策で走者をためると、山崎武選手の2点適時二塁打で先制されます。

 打線は3回に西岡選手の二塁打を足がかりに失策で1点を返しますが、その裏、無死から連打の後に内野ゴロの間に1点を取られ、すかさず突き放されます。
 さらに5回は無死満塁とし、そこから本塁併殺で切り抜けたと思いきや、そこから2点適時打を打たれ、5対1となり、小野投手は降板となります。
 そこから登板した上野投手が好投し、追加点は許しませんが、打線が4回以降1安打に封じられ、そのまま敗れました。木谷投手はプロ初勝利を挙げています。観客数は1万9千2百人ほどでした。

 一方、14日に行なわれた同カードは、田中投手と渡辺俊介投手が先発。初回、安打のあとの併殺で2死無走者となりますが、そこからサブロー選手と大松選手に連続本塁打が飛び出して2点を先制します。
 しかしその裏に失策で1点を返されると、4回に三連打で追いつかれ、6回には嶋選手の今季1号ソロで逆転されます。
 打線は2回から8回まで、田中投手の前に3安打しかできません。そして8回に走者を溜めた所で降板し、伊藤投手に代わりますが、「足技失敗」もあってもう1点追加されます。
 そして9回、福盛投手相手に連打と犠打で1死2・3塁とし、2死後に福浦選手が代打適時打を放ちますが1点止まり。そのまま3対4で敗れています。観客数は2万7百人ほどでした。

2009年08月14日

2009/8/14の更新

 漫画資料室第三世界の長井・第4話の感想を掲載しました。

コミケ今昔

[ 漫画 ]

 昨日、仕事帰りにキンコーズで「マリン見物記」の新刊を印刷して家で製本し、前日搬入する相方に託しました。
 その後、発売日に買ったまま開封していなかったカタログCD-ROMをやっとインストールし、サークルチェックを行ないました。目当てのサークルをいくつか検索し、後はジャンル検索です。興味のある分野のサークルを一つチェックして保存し、地図を印刷して、「サークルチェック完了」となりました。
 20代の頃は、新刊を出すときは、前日夜遅くに印刷し、当日の朝に会場でホチキス止めをしていたものでした。それに比べると、かなり余裕をもった工程です。まあ、このあたりは、社会人として成長したためと言えるかもしれません。

 一方、サークルチェックのほうも、かつてと比べて大幅に変わっています。かつては、カタログの冊子が出ると、それを出勤時に鞄へ入れ、二日くらい行き帰りの電車でずっと読んでいました。それが今ではインストール時間も含めて30分弱で「チェック完了」です。もちろん、電子化の効果、というのも大いにあるのでしょう。それ以上に、本を買う意欲の低下が原因とも言えます。
 我ながら、ヲタクとしてどんどん枯れているな、と思います。もっとも、二十代の頃やっていたように、数時間しか寝ないでサークル参加し、一般参加の日も、入場行列にこそ並ばないが、入った後は数時間歩き通す、などというのを今やったら、体が持ちません。
 そう考えると、体が精神を抑制し、無理させないようにしているのかも、などとも思いました。
 ただ本日は、10年来のファンである漫画家さんが、現在、自分が一番好きな作品で本を出す、という事なので、大いに期待していました。しかし、昼過ぎまで仕事をしてから会社を出て、14時半過ぎに行ったところすでに撤収済みでした。
 これにはさすがに悔しくなり、次回はもっと早く行かねば、と強く思いました。そのような自分を振り返り、かなり枯れてこそいるが、まだまだ現役ではあるな、などと思いました。

2009年08月13日

貰った好機を活かして連敗止める

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は成瀬投手とワズディン投手が先発。今日は早坂選手が二番二塁に入り、五番に井口選手が指名打者に。また、バーナムJr選手が七番一塁、という布陣でした。
 成瀬投手は立ち上がり、昨日・一昨日と決勝点を挙げている栗山選手に安打され、2死後に中村選手に左中間を抜かれる適時二塁打を打たれます。

 しかしその裏、先頭の西岡選手が四球を選ぶと、早坂選手の犠打のあと、内野安打と四球で一死満塁に。そして井口選手の内野ゴロが併殺崩れとなって追いつきます。さらに里崎選手が三遊間を破って勝ち越すと、バーナムJr選手が一二塁間を破って連続適時打となり、一挙に3点を奪いました。
 そのまま3対1で迎えた4回、成瀬投手は先頭の中村選手を歩かせます。続く後藤選手の当たりは緩い遊ゴロに。これを西岡選手が捕りきれず、記録は失策となって無死1・2塁となってしまいます。そこから犠打失敗もあって1死を取ったものの、続くGG佐藤選手が、低めの球をうまく拾ってフェンス直撃の適時二塁打となり、1点差に迫られます。
 千葉もその裏、1死から竹原選手と根元選手の連打で好機を作りますが、西岡選手、さらには早坂選手が倒れます。
 続く5回裏、埼玉は2回から4回までは2安打無失点だったワズディン投手を代え、山本淳投手を起用します。しかしこの早めの交代は失敗に。いきなりの連続四球で無死1・2塁とすると、井口選手に7月31日以来となる適時打が出ます。さらに四球で満塁とし、山本淳投手は1死も取れずに降板。さらにバーナムJr選手の併殺崩れの間にもう1点を入れ、この回、1安打で2点を追加しました。
 成瀬投手は2回を除いて毎回安打、という内容ながら、要所を抑えます。7回も1死から連打されて中軸に回りますが、中島選手を三振に打ち取ります。その後、重盗を許しましたが、中村選手の三邪飛を、途中出場の田中雅彦選手がフィールドシートに体を突っ込んで捕る好守備を見せ、ここも0点に凌ぎます。結局7回を投げて、107球8安打1四球2失点でした。二番の栗山選手に4安打されたものの、続く中島選手を4のゼロに抑えたのが大きかったと思われます。
 そして8回は内投手が三者連続三振で抑え、9回はシコースキー投手がわずか5球で締めて5対2で勝利。連敗を2で止めています。観客数は2万8千1百人ほどでした。

斬新そうだが使い古された発想

 イラストリンク集サイトを見ていたら、なぜか外国人にも理解し易いインターナショナルな将棋へのリンクが張ってありました。
 「漢字の代わりに動き方を駒に描くことにより、外国人でも分かりやすくする」という商品のようです。一見、斬新そうに見えますが、実は15年くらい前に将棋雑誌の表紙で全く同じ発想のものを見た記憶があります。しかも、その15年前にそれを見た感想は「確か子供の頃に似たような『新商品』を見たな・・・」でした。

 つまり、10数年周期で「開発」されているわけです。ということは、「前回開発された商品」が売れずに人々の記憶から消え去った頃に、同じ事を考えた人が「発明」をするのだと推察できます。
 消え去る理由はちょっと考えれば簡単です。発想の前提にある「外国人が将棋をやらないのは、駒が漢字で書かれているからだ」という考えに何ら根拠がないからです。ちょっと置換えれば分かると思います。漢字表記のチェスの駒ができたら、日本でもっとチェスが流行る、などと思う人はいないでしょう。
 この周期からすると、2024年頃にまた、「駒に動き方を描いた新将棋」が出るのだろうか、などと思いながら、掲載ページを見ていました。

2009年08月12日

9回裏に追いつくも、延長12回で力尽きる

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は清水直行投手と石井一久投手が先発。今日はいわゆる対左標準オーダーでした。また、竹原選手が五番に復帰し、井口選手が二番に戻りました。
 清水直投手は立ち上がり、先頭の片岡選手を歩かせるとすかさず盗塁を決められます。さらに二塁ゴロで進まれると、中島選手の適時打で先制されました。
 しかしその裏、千葉も先頭の西岡選手が二塁打して二塁ゴロで三塁に進みます。そして、続くサブロー選手が犠飛と、ほぼ同じ攻撃パターンで即座に追いつきます。

 さらに二回裏、先頭の竹原選手が二塁打を放ち、さらに失策で無死1・3塁と、勝ち越し機を迎えます。しかしここでベニー選手が三振すると、堀選手は併殺に倒れます。
 清水直投手は、2回から4回まで、毎回走者は出しますが、こちらも0点に抑えます。
 すると4回裏、2死無走者から里崎選手がバックスクリーン左側に久々となる7号ソロを放って勝ち越しに成功します。
 直後の5回、清水直投手はこの試合初の三者凡退に抑えて勝ち投手の権利を得ます。しかし続く6回、1死から栗山選手に二塁打され、中島選手の右飛で2死3塁に。ここで清水直投手は中村選手を追い込みますが、フルカウントから三遊間を破られ、同点に追いつかれてしまいます。
 打線は、里崎選手の本塁打の後は、安打が出ません。清水直投手は8回まで投げて115球6安打3四球2失点という内容で降板します。
 そして9回は内投手が登板。ここを抑えて裏でサヨナラ勝ちすれば今月4勝目となるところでしたが、1死から安打されると、犠打で進まれ、ボカチカ選手に適時二塁打を打たれて勝ち越しを許してしまいます。
 しかしその裏、ここまで3安打しか打てていない石井一投手から、先頭のサブロー選手が右翼ポール際に14号ソロを放って追いつきます。ここで石井一投手は降板となりましたが、そこから登板する継投陣を打つことができません。
 10回からはシコースキー投手が登板。11回に1死から佐藤選手に二塁打されましたが、続く左飛でタッチアップしたところ、竹原選手さらには中継の西岡選手の好返球でタッチアウトにします。
 その裏、1死から井口選手が四球を選び、走者を出して好調の三・四番に回りますが、ここも得点できません。
 続く12回は荻野投手が登板。しかし、1死からボカチカ選手を歩かせると、片岡選手にも安打されて1・2塁となります。そして続く栗山選手に一塁線を抜かれ、その間に二人が帰って勝ち越しを許します。
 その裏、藤田投手に対し、2死から代打で登場した橋本将選手がフェンス直撃の二塁打を放ちますが、最後はバーナムJr選手が倒れて試合終了。終わってみれば12回で5安打しかできませんでした。
 これでチームは今季初の対埼玉カード負け越しとなってしまっています。観客数は2万5千3百人ほどでした。

2009年08月11日

東北新幹線で屋久島に

[ 交通 ]

 イギリスのテレビ局が製作した日本紹介番組を見ていました。冒頭、出演者が新幹線に乗ります。車体は東北新幹線で、出演者も「ウツノミヤ」とか言っています。
 ところが、列車が動き出すと風景が一変。東海道新幹線の500系が富士山を背景に橋を渡っていました。
 そして、出演者は、駅弁を使って日本地図を描いて(?)います。そして、魚の切り身を本州に見立てて置き、その左下に蓮根の天ぷらを置いて「この謎の揚げ物が九州です。細長い日本では、新幹線が最も有効な交通手段です。そして、私の目的地は、さらにこの南にあります」などと言っていました。

 そして、次に画面に出てきたのは屋久島でした。確かに、地図の説明とはあっています。しかし、言うまでもないことですが、東京から新幹線を乗り継いで屋久島に行く人など0.1%もいないでしょう。実際、この取材者だって、飛行機で行ったに決まっています。
 日本の自然を紹介してくれるのは有難いですが、なぜ、このようなしょうもない嘘を描くのだろうか、と思いました。国の面積はたいして変わらないのですから、日本に国内線がないとと思っているイギリス人がいるとも思えません。
 おかげで、せっかくの屋久島の風景も、なんか「やらせ」が入っているのでは、などと思ってしまいました。
 あと、こんなとんでもない「新幹線」を、何の注釈もつけずにそのまま流した日本の放送局も凄いと思いました。

好投の小林宏投手を援護できず、涌井投手に連続完封負け

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は小林宏之投手と涌井投手が先発。今日は里崎選手が二試合ぶりにスタメンマスクを被って六番に。また、竹原選手が二番に入りました。
 小林宏投手は初回に2死から安打され、2回は1死から安打と失策で1・2塁としますが、いずれも0点に抑えます。
 一方、過去3戦3敗の涌井投手に対し、初回は三者連続三振に。そして2回に先頭の大松選手が安打するも、またもや三者連続三振と、2回で早くも6三振を喫してしまいます。

 そして3回、小林宏投手は、1死から栗山選手に9号ソロを打ち込まれ、先制を許してしまいます。
 1点を追う4回、先頭のサブロー選手が左翼線に二塁打を放ちます。そして続く大松選手も左翼方向にいい当たりを放ち、これはここ2試合の再現かと思ったのですが、これを赤田選手が好捕します。そして後続が内野ゴロに打ち取られ、この無死2塁も活かせません。援護のない小林宏投手ですが、4回の1死1・2塁さらには5回の1死1塁を凌ぎ、追加点は与えません。
 そして7回は先頭打者に二塁打されますが、次打者のバント空振りの際に里崎選手の好牽制で走者をアウトにし、ここも0点に凌ぎます。
 その裏、この回先頭の里崎選手が安打すると、代走に早坂選手を、そしてベニー選手の「ピンチバンター」に田中雅彦選手を起用と勝負をかけてきます。田中雅選手が犠打に成功し、続く福浦選手が三遊間を抜きますが、取られるかと判断した早坂選手のスタートが遅れ、1・3塁止まりに。さらにそこから2死満塁となりますが、竹原選手が打ち取られ、ここも得点できません。
 小林宏投手は、8回を三者連続三振に抑え、9回も三者凡退に抑え、121球7安打無四球1失点で完投し、味方の援護を待ちます。
 しかし9回裏も涌井投手の球威は衰えず、最後はバーナムJr選手が三振に打ち取られて試合終了。161球5安打3四死球と、出した走者は相手より多かったものの13三振して完封負けとなりました。
 これで涌井投手には2試合連続完封かつ3試合連続完投負けで4敗目。22イニング連続無得点となってしまっています。対埼玉は通算で8勝5敗ですから、まさしく涌井投手にだけやられている、と言えるでしょう。観客数は2万2百人ほどでした。

2009年08月10日

熱さと旨さ

 ある店でうどんを頼みました。すると、店員さんが「熱いので、火傷をしないように気をつけてください」と言いながら持ってきました。鍋焼きうどんなら分からなくもないですが、普通のきつねうどんです。
 少々驚きながらも食べたのですが、確かに熱いです。あまりの熱さに、他の味覚が働きません。うどんの歯ごたえや、油揚げの旨味などもほとんど感じませんでした。

 熱さに耐えながら、なんとか汁までたどりつきました。そして飲んだ汁は、やけに甘いだけの味がしました。
 もちろん、生ぬるくては美味くはありません。したがって、一定の熱さが必要なのは分かります。とはいえ、「熱さと甘さ」しか印象に残らない、というのはどうかと思いました。
 カレー屋だと、辛さを変更する事が可能な店もあります。それにならって、この店も、温度を変更できるようにすれば、より多くの客層に対応できるのでは、などと思いました。
 もっとも、あの汁の甘ったるさから考えると、それだとごまかしがきかないため、あえて火傷するくらいの熱さにしているのかも、とも思いましたが・・・。

2009年08月09日

事件の余波

[ 漫画 ]

 先週後半あたりから、アクセス数が増えていました。特に思い当たる事もないので、不思議に思って解析を見ていたら、8年ほど前に書いたのりピーちゃんという漫画評に大量アクセスがある事が分かりました。
 理由はもちろん、この作品の作者が覚醒剤取締法違反で逮捕された事でしょう。とはいえ、作者の芸能界での名前ではなく、漫画の題名で検索した人がこれだけ多い事には驚きました。もっとも、漫画に興味を持ったわけでなく、逮捕された人のニックネームとして検索しただけなのかもしれませんが・・・。

 芸能界での活動はほとんど興味がありませんが、その漫画の良さにはかなり感心させられたものでした。それだけに、今回の件は寂しいものがありました。もちろん、だからと言って、作品に対する評価は変わりませんが・・・。
 ニュースなどの影響で、特定のページのアクセス数が急増する、というのは何度かありました。どんな事であれ、自分の書いた文章が多くの人に読まれるというのは嬉しいことでした。
 しかしながら、今回は、かつて愛読していた漫画を描いた人にとっての不幸な話、というだけにあまり喜ぶことはできませんでした。

終盤の逆転で、今季初の対合併球団カード勝ち越し

 大阪ドームで行なわれた、合併球団-千葉は小松投手と唐川投手が先発。今日は竹原選手が久々にスタメン落ちし、七番にはベニー選手が指名打者で入り、左翼にはバーナムJr選手が入りました。また、九番三塁には昨日活躍した塀内選手が入りました。
 1回表、簡単に2死を取られましたが、そこからサブロー選手が二塁打を放ち、昨日とあわせて5打席連続安打となります。そして続く大松選手がこれまた4打数連続打点となる、適時打を中前に弾き返し、昨日の攻撃パターンをそのまま引き継いだ感じで、千葉が先制しました。

 しかしその裏、唐川投手は1死から左翼フェンス直撃の当たりを打たれ、これが三塁打となります。そして続くカブレラ選手は、外角低めのボール球を強引に打って左前に弾き返され、即座に追いつかれます。
 続く2回表、先頭のベニー選手が安打で出ると、続くバーナムJr選手が来日初となる犠打を決めます。しかし、続く三打席連続安打中の塀内選手、さらには昨日お立ち台の西岡選手が倒れ、勝ち越し点は奪えません。
 その裏、唐川投手は先頭の濱中選手にまたもや左翼フェンス直撃の二塁打を打たれます。そして、1死後に、大村選手に詰まりながら中前に落とされ、勝ち越しを許してしまいました。
 さらに続く3回も、先頭の大引選手に二塁打されます。しかしそこから、四球を一つ出したものの、中軸を抑え、追加点は許しません。
 そして、その後は安定した投球を見せ、合併球団打線を抑えます。
 しかし、同様に立ち直った小松投手はそれ以上の好投。3回は絶好調のサブロー選手と大松選手も打ち取られて三者凡退となり、その後も走者を出すことができません。
 唐川投手は4回から6回まで出した走者は失策の一人だけ。7回2死から安打されますが、これを牽制で刺し、課題だった走者を出した時の投球にも進歩の跡を見せます。結局、この回で降板でしたが、122球投げて6安打1四球2失点という内容でした。
 そして8回は昨日に続いて内投手が登板。当たっている大引選手から始まり、中軸に続く打順を三者凡退に抑えます。
 1点を追う9回、先頭の福浦選手が打ち取られ、18人連続凡退となります。しかし、続くサブロー選手が詰まりながらも中前に落とし、久々の走者を出します。
 そして続く大松選手が、右翼席に15号2ランを放ち、土壇場での逆転に成功します。
 そしてその裏はシコースキー投手が三人で抑えて試合終了となりました。大松選手は全打点となる3点を叩き出し、昨日と合わせて6打点となり、この今季初となる対合併球団カード勝ち越しに大いに貢献しました。また、内投手は連日の白星で3勝目。今月1日に初勝利を挙げてから、8試合で3勝と白星を稼いでいます。こういう勝ち運のある投手が出てくるのは、今後の巻き返しに向けて大きいでしょう。観客数は2万5千4百人ほどでした。

元祖の玉子焼き屋

 昨日出張し、そのまま自腹で神戸に泊まりました。主目的はプロ野球観戦で、副目的は久々の高校野球観戦なのですが、この暑い日差しのなか、朝から甲子園に行く気もおきません。そこでどこかに行こうかと考えているうちに、明石が思い浮かびました。
 実は、昨晩の夕食は、「明石焼き」を食べるつもりだったのですが、仕事が長引いて断念。結局、吉野屋で食べる羽目になりました。
 というわけで、朝食は「明石焼き」にしようと思ったのですが、ならば本場で、と思ったのです。あわせて、神戸-明石間の車窓に広がる瀬戸内海を久々に見たい、というのもありました。

 瀬戸内海を堪能したり、当時はなかった明石海峡大橋の大きさに驚いたりしているうちに、明石に着きました。しかし、まだ10時過ぎという事もあり、店はどこも開いていません。
 なお、明石市内では、「明石焼き」でなく「玉子焼き」と呼ばれている事が店頭に出ている表示から分かりました。
 ただ、10時半開店予定、という店もあったので、しばらく時間をつぶす事にしました。せっかくだから海を見ようとと思い、そちらの方に向けて歩きました。
 アーケード街を抜け、港が見えてきます。その時、交差点の向こう側に、のれんが出ているきむらやという店がありました。さらに、店の前にまで椅子が出ています。まだ朝だからそこには誰も座っていませんが、おそらく、食事時には店があふれるくらい客が来るのでしょう。
 これは歩いた甲斐があると思い、店に入りました。何度か取材を受けているようで、壁には雑誌の切り抜きも張られています。それによると、この店は、100年くらい前から屋台で営業を始め、1924年から店舗営業を始めたという、「玉子焼き」の元祖と言うべき店だという事が分かりました。
 そして、席に座ると、注文を取られる代わりに、「一人前でよろしいですか」と声をかけられました。おでんも売っているのですが、基本的に「玉子焼き一筋」なのでしょう。そのため、何を頼むかすら尋ねないわけです。
 そして、「玉子焼き」と「ダシ」が来たのですが、あわせて食べ方の説明がありました。ダシにつける他に、塩で食べるのもお勧めとの事でした。さらに、机の脇にあるソースについて、「これのほうがいい、という人もいるから置いています。よければどうぞ」との説明がありました。店としては「邪道」の食べ方ですが、「たこ焼きはソースでないと」という人の対策で仕方なく置いてある、という事なのでしょう。
 お勧め通り、ダシと塩の交互で食べたのですが、どちらも美味でした。また、作りもしっかりしていて、ダシに入れても、ほとんど崩れません。そこらへんの「明石焼き」だと、ダシに入れると、グズグズに崩れて、原型をとどめなくなったりするのですが、やはり元祖は違う、と思いました。気がついたら、20個を平らげていました。
 仮にもう少し遅く着いていたら、既に駅前の店が開いており、そちらに入っていたでしょう。したがって、この「元祖」にたどりつく事もなかったわけです。そういう点も含め、運が良かったと思いました。

大阪ドーム今季初勝利の試合を観戦

 大阪ドームで行なわれた、合併球団対千葉の試合を観戦しました。大阪ドームに行くのはこれが初めてです。また、甲子園で高校野球をちょっと見たあと、こちらに移動しました。一日に二つの野球場に入るのもまた初めての事でした。
 今年3月に開通した、阪神なんば線の「ドーム前」駅で降り、長いエスカレーターを登って外に出ると、大阪ドームが見えました。
 敷地に入ったのですが、どこで入場券を買えばいいかが今ひとつ分かりませんでした。まあ、千葉マリンスタジアムの場合も、バス停を降りた所では、チケット売場の案内がなく、初めて来た人にはかなり不親切な構造・案内になっているので、あまり人の事を言えませんが・・・。

 灼熱の日差しの中、チケット売場を探して歩くのはしんどいので、いったん、目の前にあるグッズ売場に入りました。そして相方に頼まれた土産を買ったあと、昼食を買い、改めてチケット売場を探しました。基本的に、各入口の脇に、そこから入れる券を売る窓口がある、という構造でした。
 というわけで、球場に沿って歩いていたのですが、一塁側外野4階席と内野自由席は既に満員との事。今回は「大阪夏の陣」なる企画を行なっており、その効果もあって、珍しく人がつめかけているのだろうか、などとその時は思いました。
 そして外野席の券を買いました。大阪ドームは外野席が4階と5階に別れています。少しでも下の方が見やすいだろう、と思って最初は4階席に行ったのですが、千葉ファンはちらほらしかおらず、一方で、今回の企画で配られた応援服を着た合併球団ファンが少なからずいます。
 雰囲気的にはマリンスタジアムの三塁側内野自由席を逆にした、といったところでしょうか。あまり居心地が良さそうではないので、5階席に移動。こちらはマリンスタジアムの右翼外野席と全く同じ雰囲気でした。
 ところで、この外野席ですが、中堅から左翼にかけてのフェンス際のあたりを見ることができません。外野席にいて外野に飛んだ球が見れない、という球場はなかなかないでしょう。設計に問題があるとしか言いようがありません。実際、試合では重要な得点につながる打球が見えなくなり、走者の動きを見て結果を想像する羽目になりました。
 さて、先述したように、この三連戦は「大阪夏の陣」と銘打っています。この戦は、大阪に城を構えていた豊臣家が、関東に本拠を置く徳川家に滅ぼされた、というものです。それを、関西に本拠地を置く球団がやるのはどうか、と思いました。まあ、かつて関西の鉄道会社が経営していた二つの球団が、関東にあるリース会社に滅ぼされた、とも言える過去の経緯があります。そう考えてみると豊臣家滅亡にと共通点があるな、と思いました。もちろん、球団側 がそう思って企画したわけではないでしょうが・・・。
 で、その「夏の陣」の中身ですが、最大の特徴は、外国人選手を漢字表記にすることにあるようです。ローズ選手は、近鉄バファローズ時代についたニックネームである「狼主」、カブレラ選手は台湾時代の表記である「亜力士」、フェルナンデス選手は、ミドルネームの当て字と思われる「摩夜」でした。なお、離脱中のラロッカ選手は「羅六華」となる予定だったようです。
 また、最初の一巡では、打席に入った時に表示された映像で、選手たちが鎧兜をまとっていました。試合中に流れた「メイキング」によると、春先に全選手撮影したとの事でした。
 他にも、守備位置を日本語で言うとか、普段は英語風に読まれる選手紹介が普通の日本語で行われる、大石監督の事を「将軍」と呼ぶなどの演出もありました。
 あと、ベンチ入り選手の紹介が電光掲示板に流れたとき、両チームを「猛牛軍」「鴎軍」と表記していました。確かに、旗やマスコットはカモメですが、球団名のどこにもカモメはありません。まあ、「マリーンズ」を直訳すると「海兵隊」になってしまうので、これは確かに変です。とはいえ、別にチーム名に漢字は含まれているのですから、それを使って「千葉」にすればいいだけなのでは、と思いました。
 話は変わりますが、試合前・試合中に公式携帯サイトで回答する形式のクイズをやっていました。問題は、「14年前に当時神戸にあった球団がマジック1で本拠地4連戦を迎えたが、千葉に4タテを喫した。その時の監督は?」というもので、選択肢は「バレンタイン監督・山本功児監督・金田正一監督」でした。
 相手チームを率いる、バレンタイン監督をリスペクトした問題と言えるでしょう。この問題を作った球団スタッフには感心させられました。ロッテ球団の経営陣は、その人の爪の垢をせんじて飲んでもらいたいものだ、と思いました。あと、発表された結果で、正答率が五割ちょっと、と知らされ、驚きました。もうあれは「歴史」になっているのだな、と思いました。

 とまあ、前置きが長くなりましたが、そろそろ試合のほうに。先発は金子投手と小野投手でした。今日は不振の川崎投手とランビン選手が抹消され、代わりに高木投手と根元選手が昇格。早速根元選手は九番三塁でスタメン入りしていました。また、井口選手が五番、福浦選手が二番、竹原選手が七番、という「三角トレード?」が行われていました。
 金子投手は立ち上がりから安定しており、千葉打線は3回まで走者を出せません。一方、小野投手も初回に安打されるも三振ゲッツーで切り抜け、3回まで2安打と、投手戦の雰囲気になりました。
 しかし4回、1死から福浦選手が三遊間を抜く安打を放って初の出塁を果たすと、サブロー選手も安打して1・3塁となります。ここで大松選手が一二塁間を抜き、三連打で千葉が先制します。そしてなおも2死満塁としますが、ここは竹原選手が三振に倒れ、1点に終わります。
 先制点をもらった小野投手は、4・5回と三人で抑え、調子を上げていきます。
 そして6回表、1死からサブロー選手が安打すると、大松選手が右中間を抜く二塁打を放ち、2打席連続の打点を挙げます。さらに井口選手が三塁ベースに当たる幸運な安打を放って、橋本将選手が四球を選び、再び満塁とします。しかし、竹原選手がまたも三振し、バーナムJr選手が凡退と、これまた三者残塁に終わってしまいます。
 その裏、小野投手は、先頭打者をこの試合初の四球で歩かせます。そして犠打で進まれた後、大村選手に左前打を打たれます。しかし、ここで竹原選手が本塁に「ストライク」を投げてタッチアウト。打つほうではいい所がありませんでしたが、守備で大いに貢献しました。
 続く7回表、1死から西岡選手が久々に一二塁間へのプッシュバントを決めて出塁しますが、併殺でここも得点できません。
 その裏、小野投手は先頭のカブレラ選手を2-3から歩かせてしまいます。そして続くローズ選手の打球は、左翼席方面に。先述した通り、途中から球が見えなくなりましたが、右翼席の盛り上がりとローズ選手のガッツポーズから、同点2ランであることがわかりました。
 小野投手は続くフェルナンデス選手に安打されたところで降板。5安打2四球2失点という好投でしたが、一発に泣く形になりました。二度の満塁機で追加点が入っていれば勝ち投手になっていただけに、惜しまれる降板となりました。
 ここで二番手は内投手が上がります。そして、この危機を併殺などで凌ぎ、同点にとどめます。
 直後の8回表、先頭のサブロー選手が猛打賞となる二塁打で出塁します。続く、2安打2打点の大松選手は、捕手は座っていたものの、実質的には敬遠といった感じで歩かされます。そして1死後に橋本将選手は、外角の球を巧く流し打ちします。しかし、これを大引選手が好捕し、ライナーゲッツーに。ただでさえ、今季大阪ドーム7戦7敗なので、嫌な雰囲気が漂います。
 しかしその裏、続投した内投手は下位打線とはいえ、三者凡退に打ち取ります。今日の起用を見ると、現時点の中継ぎで一番信頼度が高いのでしょう。そして、見事に期待に応えました。
 そして9回裏、合併球団は二番手の香月投手が登板します。先頭の竹原選手は金子投手に3三振だっただけに、この交代は有難いと思ったのですが、ここも倒れます。さらにバーナムJr選手も倒れ、二死無死走者に。しかし、ここで途中の守備から入っていた塀内選手が左翼線を抜く二塁打を放ちます。そして、暴投で三塁に進んだ後、西岡選手が2-3からのボール球(本人談)を中前にはじき返し、勝ち越しに成功します。
 ここで合併球団は香月投手をあきらめ、レスター投手を起用。なお、表記は「礼星」でした、「レ」を「礼」と当て字し、「スター」を意訳したと思われます。
 それはともかく、2-3から福浦選手が放ったファウルボールが前田選手の股間を直撃、結局担架で運ばれる、というアクシデントがありました。
 その福浦選手が四球を選んだ後、サブロー選手が本日4安打目となる2点適時二塁打を左中間に放ちます。さらに続く大松選手が三安打かつ三打点目となる適時二塁打を右翼線に放ち、一挙に4点を勝ち越しました。
 その裏は、セーブがつかないながらも、シコースキー投手が登板。2死からローズ選手に二塁打されるも、最後は前の大阪ドームでサヨナラ打を打たれたフェルナンデス選手を抑え、6対2で千葉が勝ちました。
 これで今季8戦目でやっと大阪ドーム初勝利となっています。自分が来た試合で連敗が止まったというのは嬉しいものでした。
 観客数は2万2千5百人ほど。春先から撮影までして準備した企画を行った土曜のデーゲームである事を考えれば寂しい入りです。実際、応援団が陣取ったそれぞれの外野席および、内野自由席を除けば、かなり空席が目立ちました。特に、左翼を除いた5階席はガラガラでした。
 今回の企画の凝りようもそうですが、さまざまな企画やビジターチームのファンも意識した場内表示など、ファンサービスはかなりいいと思いました。それだけに、この寂しい入りは残念なものがありました。まあ、この球団の場合は、「一番上」に問題がありすぎるので、これも仕方ないのかもしれませんが・・・。

 ところで、同じ関西にいながら、中継すら見れなかった昨日の結果を簡単に。先発は山本投手と渡辺俊介投手でしたが、初回に渡辺俊投手が二死無走者から連打と連続四球による押し出しで先制され、さらに3回にも2失点します。
 打線は4回まで無走者に抑えられ、5回に四球と失策で無死1・3塁とするも牽制死などもあって0点に。続く6回にサブロー選手の適時でやっと1点を返すも反撃はこれだけ。
 終盤には継投陣が追加点を奪われ、終わって見れば1対5の完敗、という試合だったようです。観客数は2万2千4百人ほどでした。

2009年08月08日

29年ぶりに高校全国大会を観戦

 1979年から80年にかけ、西宮市に住んでいました。そのうち80年夏には、甲子園にタダで入れる、という事もあり、何度も高校野球大会を観に行ったものでした。
 現在は、高校野球には関心がなかったのですが、金曜に関西出張に行く際に、相方が「土曜から甲子園では?」と言った事で、当時の事を思い出し、行くことにしました。
 というわけで、阪神電車に乗ったのですが、改札には「甲子園球場は満席です」という表示が出ていました。一方で、ホームでは「栄冠は君に輝く」が流れ、「是非ともお越し下さい」などとアナウンスされています。
 奇妙に思いましたが、どうせ次の目的地である大阪ドームまではまだ時間があるし、札止めで入れなくても、それはそれでいい記念だろう、と思い、甲子園で降りました。

 球場へ向かって歩くと、確かに尋常でない状態になっています。道には警備員がズラッと並んでいました。そして、「内野席は全て売り切れました。無料開放の外野席に行かれる方は・・・」と案内していました。もともと、外野席に行くつもりだったので、その案内にしたがって歩きました。
 ところが、入口近くの様子がちょっと変です。入口の近くで、いきなりビニール袋を渡されました。見てみると、ここに時計などの金属製品を入れてください、と書かれています。そこで前方を見たところ、空港にあるような金属探知機が設置されていました。野球場で金属探知機を見たのは初めてです。テロ予告でもあったのか、と思いました。
 そこで、空港でやるように、携帯などを袋に入れようとしたのですが、係員から「いいです」と声をかけられました。そして、そのまま金属探知機の下を通ったのですが、特に反応はなし。どうやら、もうスイッチが切られていたようです。
 そして、久々に甲子園球場に入りました。学生時代、夏休みにタイガース戦を観戦した時以来ですから、18年ぶりくらいです。
 外野席下段のほうは満席で、通路に立っている人もいました。しかし、上のほうには空席も見えたので、そちらに座ることにしました。途中、夏の甲子園名物である「かち割り」の売り子さんがいたので、29年ぶりに購入しました。ビニール袋に氷を入れてストローをつけただけ、というシンプルさは、当たり前ですが、当時と何ら変わっていませんでした。
 そして空いている席に座ったのですが、おりからの日差しでプラスチックの椅子は熱せられています。あまりの熱さに、先ほど買った「かち割り」を座布団代わりに敷いてみたのですが、それでも熱さは変わりません。一瞬、「熱が氷を伝わってきているのか」などと思ったほどでした。
 当然ながら、肌にも日が照りつけます。当初は1時間近くいるつもりでしたが、日焼け止めも塗らずにこんな所にいたら、大変な事になると思い、20分程度で退散しました。
 なお、札止めになった内野席ですが、かなり空席が目立ち、とくに一塁側アルプス席はガラガラでした。2試合目の以降の観戦者が券を買っているためだとは分かりますが、少々不思議な光景でした。
 試合のほうは、開幕戦の九州国際大付属対常総学院で、既に3点をリードしていた九州国際大付が、相手の犠打処理ミスなどで満塁とした後に適時打でダメ押しの8点目を入れた場面を見ることができました。あと、九州国際大付属の応援団が「アンパンマン」の主題歌を流していたのが印象に残りました。
 会場を出たら、ちょうど先ほどの金属探知機が撤収されていました。まだまだ2試合残っているのに、と不思議に思いました。あまりの混雑で苦情でも来たのだろうか、とも思いました。

2009年08月07日

「こだま」からの視点

[ 交通 ]

静岡と大阪を経由して最後は神戸で仕事、という出張をしました。
時間の関係で、東京ー静岡と静岡ー名古屋は、こだま号になりました。
これまで、東京ー新富士とか、米原ー名古屋などの短い距離で使った事はありましたが、このように合わせて3時間も乗るのは初めてです。
それだけの時間乗って、改めて、駅での通過待ちの多さに驚きました。
通過待ちがなかったのは一駅くらいで、まとめて 二本の「のぞみ」に抜かれたのも二回くらいありました。
普通列車を含めても、トップクラスの平均停車時間なのでは、と思ったほどでした。

名古屋からは「のぞみ」に乗り換えたのですが、つい先程までの事があり、これまで気にもとめなかった、「抜かれるこだま」の事が気になりました。
そこで、通過する二駅では、窓からその様子に注目しようと思いました。
しかし、時速約300キロで走る「のぞみ」にとって、それは一瞬の事でしかありません。
結局、二駅とも、車内の電光表示で初めて駅の通過に気付いた、という有り様でした。当然、「こだま」に気付く事などありませんでした。
立場が変われば視点も変わる、という事を改めて実感させられた、東海道新幹線での3時間半でした。

2009年08月06日

2009/8/6の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みならブログめもちょうと、絵ブログらくがきちょうを更新しました。

ほぼ1ヶ月ぶりの二桁得点で、ほぼ1ヶ月ぶりにビジター勝利

 福岡で行なわれた、福岡-千葉は大場投手と成瀬投手が先発。今日のスタメンは昨日と全く同じでした。橋本将選手の二試合連続スタメンは珍しいですが、里崎選手に怪我でもあるのでしょうか。
 初回、先頭の西岡選手が四球目を右翼席に運んで先制します。
 成瀬投手は、初回2死から、松中選手に通算300本目となる二塁打を打たれますが、続く小久保選手を抑えます。
 しかし続く2回、1死から連打され、2死を取ったものの、九番の森本選手に適時三塁打を打たれて逆転され、さらに続く本多選手にも適時三塁打を喫し、3点を失いました。

 直後の3回表は、2死から作った1・2塁を活かせず、今日も悪い流れになったかと思われました。
 しかし続く4回、2死1塁から福浦選手が安打でつなぐと、続くバーナムJr選手が2点適時二塁打を放ち、同点に追いつきます。
 さらに5回は、無死1・2塁からサブロー選手の適時打で勝ち越して大場投手をKOします。さらに代わった三瀬投手から、大松選手の2点適時打、竹原選手の適時二塁打と、中軸三人による三者連続適時打で一挙に4点を奪いました。
 2回こそ打ち込まれた成瀬投手ですが、3回からは立ち直り、福岡打線を完璧に抑え込みます。
 そして打線は6回、1死1塁から、大松選手が2試合連続となる13号2ランを放ち、これで本日4打点目。9対3と大差をつけました。
 成瀬投手は7回2死から久々の安打をされますが、ここも0点に抑えてここで降板。7回を投げて6安打3失点無四球という内容でした。
 そして8回、三番手で投げていた高橋秀投手から、死球二つと内野安打で1死満塁とすると、橋本将選手が走者一掃となる3点適時二塁打を放ち、ついに約1ヶ月ぶりとなる二桁得点となります。
 その裏に2点は返されましたが、9回はプロ初登板となった巽投手から、途中出場でこの回先頭の塀内選手が1号ソロを放ち13点目を放ちます。結局、13対5の大差で勝ち、ビジターの連敗を12で止めています。観客数は3万3千5百人ほどでした。

自分だけの場所

 昼休みに休憩室に行ったら、先にいた若い社員が、「10畳くらいのワンルームで同棲を始めた友人」の話で盛り上がっていました。いくら同棲するほどの仲とはいえ、一部屋だと住みにくいのでは、というのが共通の結論でした。
 聞いていてそんなもんだろうか、と疑問に思いました。現在の我が家は2DKですが、別に「誰の部屋」という区分けはありません。仕切りこそありますが、実質的には一部屋のようなものです。そういう話をしたら、「それでも一部屋とそうでないのとは違う」との事でした。一時的にでも「自分だけの場所」が作れるかどうかでは、かなり違う、という事です。

 言われてみて、我が家に「自分だけの場所」があるかと考えたところ、ともに一つだけありました、それは「パソコンの前」です。お互いのパソコンデスクと、その前に座る場所だけは、ともに「自分だけの場所」になります。
 我が家の面積は42平米くらいあります。その中で、パソコン周りはともに2~3平米です。残りの37平米くらいが共有部分、という生活なわけですが、この比率が多いのか少ないのかわかりません。
 まあ、それで長年問題なくやっているのですから、適切な配分なのかも、などと思いました。

2009年08月05日

清水直投手力投も、最後に力尽き連敗

 福岡で行なわれた、福岡-千葉は藤岡投手と清水直行投手が先発。今日は、西岡選手が三試合ぶりにスタメンに復帰しました。またスタメン捕手は橋本将選手で六番に入りました。
 初回、1死から井口選手が安打すると、2死後に大松選手が13号2ランを放ち、先制します。
 しかしその裏、清水直投手は1死から川崎選手に安打され、盗塁で進まれた後、2死から多村選手に適時打され、1点を返されます。

 続く2回も清水直投手は先頭打者に安打され、犠打などで2死3塁としますが、ここは抑えます。
 そして直後の3回表、西岡選手が安打を放つと、さらに失策で無死1・2塁に。ここで西岡選手が三盗に失敗してしまいますが、直後にサブロー選手が13号2ランを放ち、4対1と点差を広げます。ここで福岡は早くも藤岡投手を諦め、森福投手に交代しました。
 リードを広げて貰った清水直投手ですが、その裏、先頭の川崎選手にいきなり三塁打され、内野ゴロの間に1点を返されます。しかし、続く4回は先頭打者に安打されるも、今度は0点に抑えます。
 続く5回裏、一番から始まる攻撃ですが、清水直投手は簡単に2死を取ります。ところがそこから松中選手に安打されると、続く小久保選手に11号2ランを打たれ、ついに追いつかれてしまいます。
 再度突き放したい打線ですが、二番手の森福投手の前に抑え込まれます。4回から6回まで三者凡退で、7回1死から福浦選手が久々の安打を放ちますが、ここで登板の攝津投手に後続が抑えられます。
 同点に追いつかれた清水直投手ですが、6回に先頭打者に二塁打され、犠打で1死3塁となりますが、そこから後続を抑えます。そして7回も三者凡退に抑え、球数は100球を越えましたが、なおも続投します。
 そして8回表、先頭の西岡選手が安打し、1死後にサブロー選手が続いて1・3塁とします。しかし、ここで大松選手と竹原選手が倒れ、ここも勝ち越すことができません。
 その裏も清水直投手はマウンドに上がりますが、1死から安打されます。さらに2死を取りますが、そこから代走の城所選手の盗塁が悪送球を呼んで3塁まで進まれます。そして四球で1・3塁となり、村松選手を2-1と追い込んだものの、そこから勝ち越し打を打たれてしまいました。続く打者にも安打されて満塁となったところで清水直投手は降板。144球の熱投も報われませんでした。
 そして9回、馬原投手に対し、1死から途中出場の堀選手が安打で出て、続くベニー選手四球で1・2塁とします。しかし、田中雅彦選手と西岡選手が連続三振に打ち取られて試合終了。連続カード勝ち越しはなりませんでした。
 これでチームはビジター12連敗となってしまっています。観客数は3万2千4百人ほどでした。

2009年08月04日

痙攣?

 たまに寝ているとき、体がビクッと動いたような感覚になって目が覚める事があります。もちろん、寝ているわけですから、本当に動いたかどうか分かりませんが、体感的には、10数センチくらい動いた気分になります。
 今日、その現象が、電車の中で寝ているときに発生しました。当然、座っていたのですが、やはり体が跳ね上がったような気がしました。
 ここで、周囲にいた見知らぬ人に、今、自分の体がどう動いたかを尋ねれば、長年不思議に思っていたこの現象の原因が判明するところではあります。しかしながら、さすがにそれをやる度胸はありませんでした。
 もしあらかじめ発生する事が分かっていたら、相方に観察をお願いするところですが、そういう訳にはいきません。自分の体の事でもあり、いつか正体を知りたいのですが、なかなか難しそうです。

序盤の失点で連勝止まる

 福岡で行なわれた、福岡-千葉は大隣投手と小林宏之投手が先発。今日も対左という事で、里崎選手とベニー選手の順番が入れ替わった他は一昨日と同じオーダーになりました。
 初回は安打と死球で走者を出しながら0点で抑えた小林宏投手ですが、2回は先頭打者に安打されると、犠打などで2死3塁としてから九番の森本選手を歩かせてしまい、本多選手と川崎選手に連続適時打を喫して2点を先制されてしまいます。

 しかし直後の3回表、1死から前の試合でサヨナラ打を放った早坂選手が安打で出塁すると、続く田中雅彦選手が、左翼席中段にプロ1号となる2ランを放ち、たちまち同点に追いつきます。
 ところが、追いついてもらった後も、小林宏投手は調子が出ません。先頭の小久保選手に、前の打席に続いての死球を当てると、二塁打で2・3塁とした後、長谷川選手の適時打で再び勝ち越されます。さらに、続く田上選手に14号3ランを喫し、結局この回1死も取れずに降板。8安打3四死球6失点という散々な内容でした。
 一方、打線は大隣投手の前に三振の山を築いてしまいます。4回以降は、早坂選手の1安打以外、走者が出ません。
 千葉のほうも、2番手の上野投手が、4・5回と無安打に抑えますが、6回に走者を溜めて降板すると、伊藤投手が犠飛を打たれ、8回にも荻野投手が1点を失い、8対2と大差になってしまいます。
 大隣投手の前に8回まで2得点13三振の打線でしたが、完投を目指してマウンドに上がった9回、先頭の井口選手が二塁打すると、サブロー選手の安打のあと、大松選手に適時打が出て、1点返してなお無死1・3塁とします。
 しかしここで代わった攝津投手に、後続が三者連続三振を喫して試合終了。終わってみれば合わせて16三振でした。
 これでまたもや4連勝はなりませんでした。観客数は3万3千人ほどでした。

2009年08月02日

利用者の事を考えない案内

[ 交通 ]

 マリンスタジアムに行くため、幕張本郷駅からバスに乗ろうとしました。ちょうど直行の臨時バスが行った後で、その後に来た球場行きの一般バスが止まり、座席は塞がっていました。
 以前書いたように、一般バスで座れない場合は、次に来る直行バスを待つのが最善になります。ところが、球場警備会社から派遣しているスタッフは、拡声器で「次のマリンスタジアム行きは12分後です」と繰り返していました。

 これまで、案内スタッフが、次のバスの時刻を言うことはありませんでした。最初これを聞いた時は、ついに直行バスの時刻まで案内するようになったのか、と思いました。
 そして、直行バスが来るまで12分待つなら、一般バスのほうが先に着く。ならばこれに乗るか、と思いました。ところが、乗ろうとした瞬間、後ろのバスの行き先表示欄が「直行・マリンスタジアム」になったのです。
 つまり、案内スタッフは、一般バスの時刻表だけ見て、「次のマリンスタジアム行きは12分後」と言っていたわけです。それを真に受けて一般バスに乗っていれば、混雑にまきこまれた上に、直行バスより遅く着いていました。
 これでは、案内スタッフが黙っていたほうがまだマシでしょう。ただ単に、臨時直行バスの時間も入った時刻表を掲示しておけばすむのに、何故わざわざ人を雇って乗り間違いを促そうとするのだろうか、と不思議に思いました。

サヨナラで今季初の三タテ

 千葉で行なわれた千葉-東北戦の観戦に行きました。今日も日曜なので17時開始でした。今日はマスターカードとのタイアップ企画があり、女子プロゴルファーの原江里菜選手が来て、試合前に「一塁内野席へ、野球のサインボールをゴルフクラブで打ち込む」という企画をやっていました。なお、原選手は背番号21のユニフォームを着ていましたが、昨日の内投手初勝利を記念したわけではなく、単に自分の年齢にあわせただけのようでした。
 試合前には右翼席にビッグフラッグが上がりました。そこには、バレンタイン監督の似顔絵とともに、「Bobby Forever」および、「お金で買えない価値がある」と書かれていました。下に書かれた言葉は、マスターカードの宣伝文句です。今回の解任理由として、球団が発表し、かつ執拗に報道させていた「バレンタイン監督の年俸問題」を批判したものだと思いました。
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 試合のほうは、唐川投手と長谷部投手が先発。今日は対左という事で、田中雅彦選手が今季初の一番三塁に入りました。そして、八番一塁に堀選手が入り、昨日一番だった早坂選手が九番に。西岡選手は今日も欠場でした。
 唐川投手は立ち上がり、渡辺直選手にいきなり安打されます。さらに小坂選手の犠打の後、左の鉄平選手が打席で渡辺直選手が意表の三盗を決めます。改良されたとはいえ、まだまだ唐川投手のモーションに隙があったという事でしょうか。そして、草野選手は犠飛を放ち、単打一本で先制されてしまいます。
 その裏、田中雅選手が起用に応えて安打します。しかし、1死後にサブロー選手が併殺に打ち取られます。
 さらに2回も先頭の大松選手が安打し、竹原選手も四球を選びます。そして1死後に里崎選手の安打で満塁となりますが、続く堀選手がまたもや併殺に打ち取られ、ここも得点できません。
 直後の3回表、唐川投手も1死から小坂選手と鉄平選手に連打され、さらに四球で満塁とします。ここで続くリンデン選手との投球で、内角の体近くに投げると、リンデン選手は唐川投手を威嚇します。しかし、臆することなく、三振に打ち取ると、続く草野選手も打ち取ります。
 その裏、先頭の早坂選手が詰まりながら右前に落とします。続く田中雅選手はバントするのですが、これが、一塁線上のいい所に転がってしまいます。これを見た田中雅選手は、自分も生きようと全力疾走するのですが、その際に線の内側を走ってしまい、送球が当たって球はそれます。その間に早坂選手は一気に生還しますが、審判は東北の抗議を待つまでもなく、守備妨害を宣告。明確すぎるため、千葉ベンチからの抗議もなく、1死1塁に戻って再開となります。
 そして2死になりますが、そこから早坂選手が盗塁を決めます。そして、サブロー選手が三遊間を抜く適時打を放ち、同点に追いつきます。
 直後の4回、唐川投手は先頭打者に安打されますが、続く中村真選手の当たりが一塁正面のライナーとなって併殺になります。その裏、千葉も先頭の竹原選手が歩くも、ベニー選手が併殺と、両チーム似たような攻撃で、走者を出しながら勝ち越し点を奪えません。
 6回表、この回先頭のリンデン選手の初球がまたもや内角のボールとなります。これで再びリンデン選手が怒り、今度は両チームの選手が飛び出します。しかし、乱闘にはならず収まると、唐川投手は二球目も内角に投げ、スタンドから喝采を浴びます。そして最後は三振に打ち取り、再度の喝采を浴びました。
 その6回裏、先頭のサブロー選手が安打すると、続く四番の大松選手が犠打を決めます。さらに竹原選手が歩いて1・2塁となりますが、ベニー選手の当たりが投直となり、併殺でここも得点できません。
 6回まで毎回走者を出していた唐川投手は7・8回は無走者に抑えます。しかし、7回まで長谷部投手から1点しか取れなかった打線は、8回も二番手の福盛投手に1死から井口選手が「元メジャー対決」を制して安打するものの、ここも勝ち越せません。
 そして9回表も唐川投手は続投。いきなり安打され、犠打の後にまた安打で1死1・3塁となります。ここで一塁の中村真選手が盗塁を企てますが、里崎選手が刺します。その後、四球で走者は出ますが、最後は渡辺直選手を見逃し三振に打ち取り、9回を9安打3四球ながら1失点で投げきります。
 続く9回裏、続投の福盛投手に対し、竹原選手が四球を選びます。そして「ピンチバンター」の早川選手が犠打を決めますが、ここもサヨナラ勝ちできず、唐川投手に白星をつけることができません。

 そして試合は延長に入り、10回表はシコースキー投手が三人で抑えます。その裏、グウィン投手に対し、四球で走者は出しますが、ここも得点できません。
 そして11回裏、四番からの攻撃ですが、簡単に二死になります。しかし、代打から指名打者に入っていた早川選手が粘って四球を選び、さらに里崎選手の打席で盗塁を敢行。これが相手捕手の失策を呼んで、一気に三塁まで進みます。
 そして里崎選手敬遠の後、途中出場のバーナムJr選手の打席で、東北は有銘投手を起用します。右の代打が残っていない千葉は、ここで福浦選手を代打に。同じ左打者ですが、左の変則である有銘投手に対する対応力の違いを考慮したのでしょう。
 この起用に動揺したか、有銘投手は初球をいきなり福浦選手の頭部近くにぶつけ、危険球退場となります。緩い変化球という事もあり、福浦選手は何事もなく一塁に歩きました。
 これで二死満塁となり、東北は小山投手が緊急救援します。そして打席には本日2安打の早坂選手が。そして1-1からの三球目を引っ張ると、飛びつく一塁手のミットのわずか先を抜け、プロ初のサヨナラ打になりました。これで、今季初の「三タテ」を達成しました。
 これで早坂選手はプロ初のお立ち台に。ただ、聞き手のアナウンサーが下手なうえに、音響も悪かったため、喜びの声はほとんど聞き取れませんでした。
 この後は「勝利の儀式」となります。私としては7月19日以来でしたが、球場の雰囲気が異なっていました。
 まず、球団歌をロック調にアレンジした曲が流れ、ヒーローインタビュー終了後は、エンドレスで正調の球団歌が流れます。勝った後の球団歌といえばタイガースが有名ですが、それでも、このように流しっぱなしにすることはありません。
 おそらくは、今季から試合終了後に右翼席のファンが歌う「バレンタイン監督の歌」を唄わせたくないのでしょう。それは分かりますが、動機が幼稚すぎます。だいたい、音楽を流すのにも金がかかります。赤字だ赤字だと言いながら、そのように無駄な経費を増やしているわけです。社会人としてまともな能力を持っているとは思えません。
 もちろん、監督の応援歌をはじめ、いつもの「儀式」は問題なく行なわれましたが、やはり気持ちのいいものではありませんでした。
 観客数は2万4千3百人ほどで、これで今季の通算観客数が100万人を越えたとの事でした。それはめでたいことですが、あのような経営陣がのさばり続けるようでしたら、来年以降、「100万人突破日」は段々と遅くなっていくことは間違いない、と強く思いました。

2009年08月01日

「世の中はやっぱり金だ」・・・という会社へ

 電車の中に、11月半ばに上映される「クリスマスキャロル」の広告が出ていました。二種類のパターンがあり、それぞれが車内に張られています。そのうちの一つには、「世の中はやっぱり金だ」・・・というあなたへ、という宣伝文句が書かれていました。
 実際、原作の小説は、金儲けの事しか考えていない事の空しさを題材としています。これを、どんなに他人に迷惑をかけても、金さえ儲ければいい、という今のような時代に映画化するのは有意義な企画だな、などと最初は思いました。ところが、もう一度広告をよく見たところ、感想が180度変わりました。

 広告の下のほうに、製作会社名があったのですが、そこには筆記体で「Disney」と書かれていました。あまり目立たないように書かれており、最初は見落としていたのです。
 この文字を見ただけで、映画に対する印象は全く違ってきます。何しろ、著作権ビジネスによる自社の利益を守るため、著作権の期限が切れそうになるたびに、政府に働きかけて期限延長をしている会社です。
 さらにその一方で、「ライオンキング」などの、他人の著作権を軽視した作品で大儲けしている事もまた有名です。
 この会社が「世の中はやっぱり金だ」・・・というあなたへ、という言葉を使うのですからギャグにしかなりません。社員募集広告で使う予定の言葉を、間違えて映画の宣伝に書いてしまったのだろうか、などとまで思ってしまいました。

4点差を追いつかれるも直後に勝ち越し、内投手プロ初勝利

 千葉で行なわれた、千葉-東北は小野投手と永井投手が先発。昨日の走塁で脇腹を痛めた西岡選手に代わり、早坂選手が一番遊撃で久々のスタメンとなりました。それ以外は昨日と全く同じ打順・守備位置でした。
 小野投手が1回を三人で終えると、その裏、先頭の早坂選手がいきなり右中間を抜き、途中足がもつれたものの、三塁打にします。そして1死後にサブロー選手が右翼にやや浅い飛球を上げます。しかし、中村真選手が送球するさいに球を落とし、結果的には犠飛となって先制します。

 小野投手は、制球も良く、少ない球数で東北打線を抑えます。2回に先頭打者を歩かせるも、盗塁失敗などがあって三人で終え、3回2死から初安打を許すも、0点に抑えます。
 そして3回裏、この回先頭の塀内選手が安打で出ると、さらに安打と四球で二死満塁とします。ここで五番に定着しつつある竹原選手が走者一掃となる中越の適時二塁打を放ち、一挙に3点を追加しました。
 小野投手は4回も三人で終えますが、5回に先頭のリンデン選手に二塁打されると、1死後にセギノール選手にも二塁打され、1点を返されます。
 一方打線は、5回に1死二塁、6回に2死2・3塁、7回に無死1塁と走者は出すものの追加点は奪えない、というやや怪しい展開になります。
 7回まで5安打1四球1失点の小野投手は8回のマウンドにも上がります。しかし、1死からリック選手が放った三塁ゴロを塀内選手が失策し、さらに四球で1・2塁としたところで降板となりました。
 ところが、二番手で登板した川崎投手に対し、代打で登場した宮出選手が、左翼席にライナーで飛び込む3ランを放ち、一気に同点に。小野投手の勝星が消えてしまいました。さらに続く鉄平選手に二塁打を打たれ、川崎投手は1死も取れずに降板となります。
 さらに続く1死2塁で四番の山崎武選手を迎えたところで、マウンドには内投手が上がります。前回の対決では本塁打を喫していますが、今日は内野ゴロに。さらに草野選手も抑えて、同点で切り抜けます。
 直後の8回裏、前の回途中から続投の有銘投手に対し、1死から代打で登場したベニー選手がストレートの四球を選ぶと、続く里崎選手の安打で1・3塁とします。
 ここで代打に堀選手が告げられると、東北は小山投手に交代。それに対し、代打の代打で福浦選手が登場します。このあたりは駆け引きというよりも、定石通りといったところでしょう。
 そして福浦選手はファウルで2-0となりますが、そこから2-2とした後、右中間に適時二塁打を放ち、再び勝ち越しに成功しました。
 そして9回はシコースキー投手が登板。前回は二点差を逆転されていますが、今日は先頭打者を失策で出したものの、併殺もあって三人で終わらせ、試合終了となりました。8回に逆転の危機を凌いだ内投手がプロ初勝利を挙げています。
 ヒーローインタビューには勝ち越し適時打の福浦選手と、本拠地初のお立ち台となる内投手が登場。一通り話し終えた内投手は、アナウンサー氏に締めの一言を求められると、「その前に私情を一ついいですか?」と言い、観戦に来ている祖父母に勝利の報告をしていました。これでチームは約三週間ぶりの連勝となっています。観客数は2万7千7百人ほどでした。