2005年08月31日

中盤の逆転負けで首位通過マジック点灯を許す

[ 野球 ]

 福岡ドームのホークス対マリーンズは斉藤投手と清水直行投手が先発。14連勝中の斉藤投手に対し、2回に今江選手の適時二塁打でマリーンズが先制し、4回には1死1・3塁から2死満塁になる好機を逸するも、続く5回に四死球で得た好機から、五番に入った橋本選手の適時打で追加点を挙げます。
 一方の清水直投手は3回まで無安打投球。4回裏には2死満塁とされますが、城島選手を打ち取って無失点で切り抜けます。ところが、2点差とした直後の5回裏、先頭の宮地選手に内野安打を打たれ、続くカブレラ選手に左翼席に同点2ランを叩き込まれます。さらに1死後、大村選手に安打されますが、盗塁を読んでボールを外し、1・2塁間に挟みかけます。ところが、橋本捕手が二塁に悪送球をして大村選手は一塁セーフ。続く川崎選手がエンドランを決めて1・3塁とし、バティスタ選手の犠飛で勝ち越されます。

 続く6回にも2死1・2塁から清水直投手との相性の良さを買われてスタメン出場の鳥越選手が左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放って追加点。清水直投手はここでKOとなりました。
 逆転された後6・7回と斉藤投手に3人ずつで抑えられたマリーンズ打線ですが、8回に先頭のサブロー選手が四球で出塁します。続く橋本選手の打球は中前に抜けそうな当たりでしたが、斉藤投手の体に当たり、1塁アウトになります。ここで一旦治療のために斉藤投手はベンチに戻りますが続投。しかし、六番指名打者で入っていた里崎選手が適時二塁打を打って2点差とし、結局ここで斉藤投手は降板しました。
 ここで昨日に続き、2番手に三瀬投手が登板。昨日はこの継投が逆転のきっかけとなったので期待できたのですが、代打のベニー選手、さらには昨日三瀬投手から適時打を放っている今江選手も倒れ、昨日の再現はなりませんでした。
 そしてその裏、三番手の神田投手が先頭の城島選手に三塁打を打たれ、藤田投手をはさんで1死1・3塁とした後、五番手の薮田投手が鳥越選手に先ほどに続く適時打を打たれ、再び3点差にされてしまいました。
 9回表は馬原投手が登板。1死後、四球と堀選手のこの日三本目の安打で1死1・3塁と一発出れば同点という場面を作りますが、フランコ選手・サブロー選手が打ち取られ、6対3で敗れました。
 斉藤投手はこれでプロ野球タイ記録の開幕から15連勝を達成しました。そして、ホークスに「1位通過マジック」15が点灯しています。観客数は3万3千6百人ほどでした。
 今日は福浦選手と西岡選手がフル欠場。特に西岡選手はスタメンを外れた日も、普段なら9回に堀選手が出場した時に代走で登場します。それがなかったという事は昨日、足に受けた死球の影響でもあったのでしょうか。福浦選手とあわせ、ちょっと心配です。
 「マジック」は点灯されましたが、まだ約1ヶ月あります。特に9月はマリーンズにとってかなり相性のいい月なので、まだまだ逆転の「1位通過」の目は十分あるので頑張ってほしいものです。

 神戸の合併球団対ライオンズは川越投手と松坂投手が先発。初回に二死無走者からの三連打で合併球団が先制しますが、直後の2回表に、カブレラ選手の34号ソロで同点となります。その後は投手戦となりますが、7回にカブレラ選手の振り逃げをきっかけに満塁とし、中島選手の2点適時二塁打などで3点を勝ち越します。さらに9回にも2本塁打で追加点を挙げ、8対1で勝利。松坂投手は完投で11勝目を挙げています。観客数は1万7千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは朝井投手と金村投手が先発。既に4年連続二桁を決めている金村投手対、5月に1勝したきりの朝井投手でしたが、序盤から得点を重ねたのはイーグルスで、金村投手を6回途中13安打6失点でKOします。一方、朝井投手は8回まで5安打無失点。9回二死1塁と初完封まであと1アウトとしますが、そこで1点を返されます。しかし、後続は抑え、プロ初完投で2勝目を挙げています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは井川投手と川上投手のエース対決。2回にタイガースが今岡選手と矢野選手の本塁打で3点を先制しますが、直後の3回表にウッズ選手が逆転満塁本塁打。さらに続く福留選手も本塁打を放ちます。続く4回も連打で井川投手がKOされ、二番手の橋本が打たれて2点を追加されます。その後、タイガースも檜山選手の通算150号となる本塁打などで2点差と迫りますが、ドラゴンズ内野陣の好守にも阻まれ、最後は岩瀬投手に抑えられ、7対5でドラゴンズが勝ちました。これでゲーム差は0.5に縮まっています。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは秦投手と大島投手の先発でしたが、2回途中で大島投手をKOしたベイスターズが4回までに11得点。カープも2ラン2本を放つも、反撃はそれだけで11対4でベイスターズが圧勝しています。観客数は9千8百人ほどでした。
 大阪ドームの読売対スワローズはマレン投手とゴンザレス投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万3千人ほどでした。

2005年08月30日

Xとくライン

 いつもうざい勧誘電話をかけてくる「おとくライン」からまた電話がきました。通常は「日本テレコムの代理店の○○(←会社名)の誰々ですが」と名乗るのですが、「日本テレコム××部の誰々ですが」と名乗るので、「本隊からの直接の営業とは珍しい」と思い、ちょっと聞いてみました。
 「うちはよそより安いんです」などと言っているうちは、「いつものパターンだよな。まあ、『うちはよそより高い』と言う奴もいないだろうし」となどと聞いていたのですが、いきなり「どのくらい安いかは今度届いた請求書をご覧いただければわかります」などと言い出しました。もしや、適当に返事すると「請求書の送付に同意をしたのだから契約に同意したのも同じだ」などと言い出すつもりなのか、と思い、「契約もしていないのに、請求書を送るつもりなのですか?」と言ったら、一応、謝罪みたいな事を言って切りました。
 ここまで非常識だと、本当に日本テレコムの本隊だったのかすら分かりません。ただ、これまでかかってきた電話も含め、あまりにも異常すぎます。
 ググってみたら、一般家庭でも被害に遭いかけた人がいたとのこと。ここまで来ると、「おとくライン」というより「悪徳ライン」です。
 とりあえず、「防衛策」としては、「おとくライン」と聞いた瞬間に「お断りします」と切るのが最善なのかもしれません。それにしても、こんなせこい契約取りを考える頭があるのなら、もっと有意義な事に使えないのでしょうか。

終盤に一度は逆転するもサヨナラ負け

[ 野球 ]

 福岡ドームのホークス対マリーンズは和田投手と久保投手が先発。久保投手は2回2死まで走者を出しませんでしたが、そこから城島選手に安打され、さらに宮地選手の適時二塁打が出て先制されます。一方、マリーンズ打線は和田投手から毎回走者を出しながら得点できません。特に5回は無死1・3塁としますが、そこから内野フライ二つと外野フライで1点も取れません。
 続く6回、先頭のサブロー選手が右翼席に12号ソロを打ち込み、追いつきます。しかしその裏、4・5回と三者凡退に打ち取ってきた久保投手が三連打で勝ち越され、さらに連続犠飛で2点を追加されてしまいます。
 さらに7回裏、先頭のカブレラ選手に安打されて久保投手が降板。ここでマリーンズは3日前に完投勝利をしたばかりのセラフィニ投手を二番手で出します。しかし、2死はとったものの、この日ここまで2安打の川崎選手に適時三塁打を打たれてしまいます。さらにマリーンズは三番手としてこれまたここまで先発を続けてきた小野投手を投入するという意表のリレー。しかし、その小野投手もバティスタ選手に適時打を打たれ、続く松中選手は抑えたものの、6対1と差がついてしまいました。

 ところが8回、先頭の堀選手が倒れたものの、福浦選手・サブロー選手が連続安打で1死1・2塁に。ここでなんとバレンタイン監督はベニー選手に代打・初芝選手を送ります。この起用にこたえ、20日ぶりの打席に立った初芝選手は右翼前に落ちる安打で満塁にします。さらに里崎選手が2点適時打で3点差にし、和田投手は降板。二番手の三瀬投手に対し、李選手は三振したものの、2死後に今江選手が適時打で2点差とします。さらに三番手の吉武投手に対し、代打のフランコ選手が四球を選んで再び満塁に、さらに西岡選手が押し出し死球を受けて1点差。これで打者一巡となり、この回先頭だった堀選手が、右前に逆転適時打を放ちます。しかし、城島捕手は二塁走者の生還が確実と見るや、前進して返球をカットし、二塁を狙った堀選手をアウトにします。結果的にはこのプレイが大きかったようです。

 その裏、マリーンズは当然ながら薮田投手を起用。ところが、ズレータ選手は打ち取ったものの、城島選手・宮地選手が連打して1死1・3塁に。ここでホークスは先ほどカブレラ選手に代走を出していたこともあり、ここで大道選手を代打に。今季ここまで無安打だった大道選手ですが、この大事なところで右前に「ソフトバンクとしての初安打」を放って同点とされてしまいました。しかし、続く本間選手の安打性の当たりが代走の城所選手の足に当たるという幸運もあり、最後は大村選手を藤田投手が抑えてなんとか同点で凌ぎました。
 続く9回表、この回から登板のフェリシアーノ投手に対し、1死からサブロー選手が三塁ベースに当たる幸運な安打で出塁します。そして2死から里崎選手も安打でつなぎますが、李選手が倒れ、勝ち越せません。
 そして9回裏、引き続き登板の藤田投手に対し、ここまで3安打の川崎選手が二打席連続の三塁打を放ち、いきなりサヨナラの絶好機とされます。続くバティスタ選手は捕邪飛に打ち取りますが、松中選手に一・二塁間にバウンドの高いゴロを打たれます。打った時点では川崎選手はスタートを切っていなかったのですが、福浦選手と西岡選手が交錯するような感じになってしまい、その隙に川崎選手が生還し、8対7でホークスがサヨナラ勝ちしました。ところで、記録は松中選手のサヨナラ安打となっていますが、ゴロを取った福浦選手は松中選手より先に一塁ベースを踏んでいるように見えました。既に川崎選手が生還して試合が決まっているため、福浦選手の「一塁封殺」は無効、というルールなのでしょうか。松中選手に首位打者の目はなさそうなので別に安打であろうとなかろうと関係ないのですが、ちょっと気になりました。
 一度逆転しただけに、極めて惜しまれる試合になってしまいました。まあ、先述したように、城島選手の送球が逆転した流れを止めてしまったのが大きかったのでしょうか。明日は先週1失点完投負けを喫した14連勝中の斉藤投手対、ここ2試合ほど投球内容が悪いものの大量援護で連勝中の清水直行投手の対戦。分が悪そうですが、逆にこれを取れば非常に大きいので、ぜひとも頑張ってほしいものです。なお、観客数は3万4千2百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ファイターズは岩隈投手と鎌倉投手が先発。3回に小笠原選手のソロでファイターズが先制し、さらに走者を置いて稲葉選手が2ランを放って3点を先制。その裏、イーグルスも1点を返しますが、反撃はここまで。8回にファイターズが1点を追加し、9回裏に2死満塁と一発出ればサヨナラの好機を作りますが、トーマス投手が抑えて、ファイターズが4対1で勝ちました。トーマス選手は3日前の初勝利に続き、初セーブを挙げています。また、合併球団対ライオンズ戦が雨で流れた事もあり、ファイターズが3位とのゲーム差を2.5としています。観客数は1万3千4百人ほどでした。

 平塚のベイスターズ対カープは土肥投手と大竹投手が先発。初回に前田選手に3ランが出て、7回にも緒方選手がソロで追加点。ベイスターズも2点を返して9回裏も1死1・2塁と反撃しますが、ベイル投手が内川選手を併殺に打ち取り、4対2でカープが逃げ切りました。観客数は5千6百人ほどでした。
 大阪ドームの読売対スワローズは高橋尚投手とガトームソン投手が先発。初回にスワローズが3点を取り、中盤に読売が2点返して1点差とするものの、7回から4人の投手でつないだスワローズが1点差を守りきって勝っています。観客数は3万4千人ほどでした。
 なお、甲子園の首位攻防戦のタイガース対ドラゴンズは雨で中止となっています。

2005年08月29日

熱心で行き過ぎ?

 先週の続きになりますが、「体罰」などと称する教育現場での一方的な暴力についてまた書きます。大きく話題になった北海道の高校でも、先日発覚した岡山の高校でも、暴力が発覚した学校の関係者が「熱心さゆえに」とか「指導に行き過ぎがあった」などという談話を残します。つまるところこれは、問題となった暴力行為を「方法に誤りはあったが、教育の一環」だという認識している、と公言しているわけです。
 もちろん、大前提として、学校教育法に違反している行為を「教育の一環」とする事だけで十分これらの発言は論外です。しかし、それ以上に気になるのは、いったい、どのような論拠のもとに、彼らの暴力行為を「地位および体力的優位を利用しての、個人的な好き嫌いによる加虐行為」ではないと認定したか、という事です。少なくとも、北海道の高校の件での被害者の言い分を聞く限り、加害者の行動には「好き嫌いによる加虐行為」としか思えないのですが・・・。
 いずれにせよ、このような「教育者」の発言を読む限り、今後も同じような事件が発生した時に彼らがどうするかが分かります。もちろん彼らの目指すのは「暴力の根絶」ではなく、「より巧妙な隠蔽」になるでしょう。

イーグルス、惜敗で最下位決定

[ 野球 ]

 今日は仙台のイーグルス対ファイターズ戦のみ。先発はラス投手とリー投手の両外国人左腕でした。2回表に先頭のセギノール選手のソロでファイターズが先制します。ラス投手はその後も好投したのですが、5回にこれまた先頭の田中幸雄選手にソロを打たれ、2点目を奪われます。
 一方、リー投手は6回を5安打無失点の好投。しかし、7回に二番手の立石投手が沖原選手に適時打を打たれ、イーグルスが1点差に迫ります。そして9回裏、建山投手に2死無走者から四球と安打で1・2塁とし、代打にサヨナラ打や延長での勝ち越し本塁打など勝負強さを誇る大島選手が登場。しかし、当たりは良かったものの左翼手の正面へのフライとなり、試合終了。2対1でファイターズが逃げ切りました。観客数は1万6百人ほどでした。

 これでファイターズは3位の合併球団との差を3に縮めました。ライオンズとあわせ、3チームがその中にひしめきあうわけで、3位争いは昨年よりさらに激しくなりそうな感じです。
 一方、イーグルスは早くも最下位決定。あわせてパ全球団負け越しが決まりました。しかし、これは、発足時の選手分配方法がおかしかっただけで、球団や選手の責任を問うわけにはいかないでしょう。この事は、昨年にぶっちぎりの最下位だった「オリックス」が旧バファローズのJP投手や北川選手を始めとする主力・中堅を大量に「補強」して現在三位にいる事からも明らかです。
 つまるところ、昨年の「分配ドラフト」がいかに異常なやりかただったか、という事が実証されたわけです。最下位の責任を問うならば、この非常識な方策を制定した人間が負うべきでしょう。

2005年08月28日

意外な最寄駅

[ 交通 ]

 田町から京葉線に乗り換える必要が生じました。第一感はJRで東京駅まで出て、延々と歩いて京葉線ホームに乗り換える経路です。実際、「駅すぱあと」などで検索してもそれが最短と出ます。しかし、以前「三田線の日比谷駅と京葉線の東京駅は意外に近い」という話を聞いた事があったので、その経路を使う事にしました。
 そして三田線の一番前の車両に乗って日比谷駅で降り、改札を出ると「374m」という表示が。案内看板の通りに歩き、一旦地上に出てしばらく歩くと、ビルに小さく「京葉線東京駅」の表示が。そして階段を下りるとすぐに改札がありました。三田線のホームに着いた時に時計を見ていたのですが、ホームからホームまでの所要時間は6分でした。
 JR東京駅の他のホームから京葉線のホームまでの所要時間を計った事はありませんが、少なくとも5分以内に着くとは思えません。そう考えると、JR京葉線東京駅にとっての「最寄駅」は他の東京駅よりも三田線日比谷駅なのでは、と思えてきました。
 しかしながら、三田線日比谷駅には京葉線東京駅の案内が書いてあるものの、京葉線東京駅には逆の案内はありませんでした。ちょっと不親切なように思えました。
 なお、千代田線二重橋前駅からも、ほぼ同じくらいの距離で京葉線東京駅に行けそうな感じです。京葉線から千代田線に乗り換える機会はまずないのですが、できれば一度試してみたいものです。

黒木投手の復活勝利でプレーオフ進出を決める

[ 野球 ]

 水曜日の試合後にバレンタイン監督が黒木投手の先発を予告したため、今日のマリンスタジアムのマリーンズ対合併球団戦はかなり前から特異な雰囲気で、二日前の金曜日に主だった指定席は完売するほどでした。当日の朝10時に、ファンクラブ割引の窓口に「場所取り」をしに行ったところ、すでに500枚ほどの新聞紙が貼られていました。その後、日中に都内で用事があり、16時半ころに海浜幕張駅に着いたところ、駅売りの入場券は既に完売していました。
 試合のほうはその黒木投手と本柳投手が先発。右翼側はもちろんですが、左翼側の外野席も向かって右半分はマリーンズファンで真っ白。さらに左翼ポール際も白くなっていました。また、普段、内野自由席の観客は試合中はずっと座って観戦するのですが、黒木投手がマウンドに上がった時は総立ちになっていました。
 しかし初回、1死から連打と暴投で2・3塁といきなりピンチを作ります。ところが続くガルシア選手が二塁へハーフライナーを放つと、2塁走者が戻れず、併殺で無得点に抑えました。
 その裏、先頭の西岡選手が安打で出塁し、続く堀選手は3球目を一塁後方にファウルフライ。二塁の平野選手が捕球体制に入りかけていたのですが、右翼のガルシア選手がぶつかり、落球。続く4球目を今度は三塁方向にファウルフライを上げると、今度は三塁の後藤選手が取れず、再び打ち直しに。このあたり、場内の普段と違う雰囲気に合併球団の野手陣がのまれているような感じです。そして5球目を堀選手は三遊間を抜いて無死1・2塁に。さらに福浦選手が右翼フェンスに達する二塁打を放って先制します。
 この時点ではあと何点入るかと思ったのですが、本柳投手も踏ん張り、後続をいずれも浅い外野フライに打ち取って最少失点に抑えました。

 黒木投手は2回以降も毎回のように得点圏に走者を出します。しかし、連打はされず、合併球団に得点を許しません。一方、先制した後、本柳投手に一回り抑えられてきたマリーンズ打線ですが、4回に先頭のサブロー選手が四番の貫禄で左翼席に11号ソロを放ち、貴重な追加点を挙げます。
 合併球団は4回で本柳投手を降板させ、加藤投手・菊地原投手と勝ちパターンの投手を投入し、マリーンズ打線を抑えます。対する黒木投手も5回の1死2塁、6回の無死2塁をいずれも凌ぎ、無失点に抑えます。しかし7回、2死一塁から平野選手にストレートの四球を出します。ここでベンチは限界と見て、藤田投手に交替しました。黒木投手は6回2/3を7安打3四死球ながら無失点でマウンドを降りました。
 交替した藤田投手が代打の水口選手を抑え、この回も無失点。その裏、合併球団は昨日、李選手に本塁打を打たれた萩原投手を再び李選手にぶつけますが、これが裏目に。李選手は25号ソロをマリーンズファンの待つ左翼ポール際に打ち込みます。さらに、里崎選手にも10号ソロが出て、大きな2点を追加しました。
 8回は藤田投手と薮田投手で抑え、9回にはセーブがつかない場面ながら小林雅英投手が登板。1死から8・9番に連打されましたが、後は抑え、4対0でマリーンズがこの大きな試合を勝ちました。
 黒木投手は今季初登板で、昨年6月以来の勝利。マリンスタジアムでは2001年以来となる勝星を挙げました。そして、マリーンズはこの勝利でプレーオフ進出を決めています。また、昼にホークスが負けたため、ゲーム差も3に縮まりました。また、個人的には今季対合併球団観戦3戦目にして初勝利。これでパ全球団に対する勝利を直接見た事になりました。観客数は今季最多の2万8千9百十3人でした。
 なお、試合終了後には球場前のステージで恒例(?)の里崎選手のライブがありました。ただし、球場内での予告はなし。確かに、この観客数でライブを予告したら事故の危険すらあったかもしれないから、この措置は妥当と言えるでしょう。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスは入来投手と新垣投手が先発。ここのところ好投の続いていた新垣投手ですが、今日は序盤でKO。5回で入来投手が違和感で降板した後、ホークスも反撃しましたが、失点が大きく、10対6でファイターズが勝っています。観客数は2万3千6百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対イーグルスは帆足投手とホッジス投手が先発。初回にホッジス投手をKOしたライオンズが中盤に追加点を挙げ、8対2で勝ちました。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は杉山投手と上原投手が先発。昨日同様、読売が初回に先制しますが、その裏に金本選手の32号2ランで逆転。さらに4回に檜山選手の適時打、6回に矢野選手の2点適時打、7回には鳥谷選手にソロが出て、6対2でタイガースが快勝しています。上原投手は6連敗となっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対カープは中田投手とレイボーン投手が先発。3回表に栗原選手のソロでカープがまた先制しますが、その裏、森野選手が逆転3ラン。結局これが決勝点となり、ドラゴンズが3対1で勝っています。観客数は3万1百人でした。
 神宮のスワローズ対ベイスターズは藤井投手と三浦投手が先発。8回にベイスターズが追いつきましたが、その裏、岩村選手に勝ち越し適時打が出てこれが決勝点となり、3対2でスワローズが勝っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。

2005年08月27日

害虫退治?

 昨日あたりから、別ブログのほうに、外国の賭博だか風俗だかのサイトからひっきりなしにスパムコメントとスパムトラックバックが来ます。コメントのほうは許可制にしているので、表示すらされませんし、トラックバックも含めて、削除するのは簡単な作業ですみますので、実害はほとんどありません。
 とはいえ、なんか、ひっきりなしに害虫が来るような感じで、鬱陶しくはあります。そして、このような見ず知らずの異国の人たちに不快な思いをさせてまで商売をしようとする神経にかなりの不快感を覚えます。まあ、向こうとしては一度プログラムを組めばあとは自動的にスパムを撒き散らすので、「他人に迷惑をかける」という意識すらないのかもしれませんが。
 消す以外に何の対策もできず、反撃のしようがないのがまた悔しくかつ不快なところです。そこで、このサイトをやっている輩がこの商売で大失敗して借金を抱えて破産して路頭に迷え、と念じる事にしました。まあ、ただ何もしないよりは気が晴れるという自己満足(?)でしかないのですが・・・。

西口投手、援護のなさで完全試合を逃す

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団はセラフィニ投手とケビン投手が先発。1回表、先頭の小坂選手が内野安打から盗塁し、さらに四死球で2死満塁としますが、ベニー選手が抑えられ、先制できません。その直後の2回表、2死から水口選手が安打し、続く登録即スタメンの相川選手が適時二塁打を打ち、先制を許します。
 しかしその裏、先頭の李選手が安打で出塁し、続く今江選手がフェンスに達する二塁打であっさり同点に。さらに、橋本選手も得意の四球を選びます。ところが、続く小坂選手が24日に続くバント失敗で併殺に。これで好機がついえたかと思われましたが、内野安打と四球で満塁とし、続いて登場のすっかり四番が板についたサブロー選手が2点適時打を放って勝ち越します。

 セラフィニ投手は走者は出すものの、3回以降は合併球団を抑えます。一方、打線は立ち直ったケビン投手、さらに6回は二番手の歌藤投手に抑えられます。そして、2点差のままむかえた7回も先頭打者が出るものの三振ゲッツーで2死無走者となります。しかし続く福浦選手に今日二度目の死球を与え、歌藤投手が降板。さらに三番手の萩原投手からベニー選手が安打で再度好機を作り、李選手がバックスクリーンに24号3ランを打ち込み、貴重な追加点を挙げました。2回・7回とも併殺の後に得点、というのはかなり大きいと思います。
 セラフィニ投手は9回に連打で1死満塁としたあとに犠飛を打たれ、2点目を失いますが、後続を絶ち、11安打1四球で今月2度目の完投勝利。8月に入ってから4勝目を挙げています。昼に敗れたホークスとの差は4になりました。観客数は2万6千9百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスは西口投手と一場投手が先発。久々の先発となった一場投手ですが、毎回のように走者を出しますが、要所を抑え、得点を与えません。一方、西口投手はイーグルス打線を完璧に抑えます。8回まで三振9・内野ゴロ9・外野フライ6で走者を出しません。そして、9回も先頭の酒井選手を右飛に、続く代打のロペス選手を三塁ゴロに打ち取って「あと一人」にします。西口投手は過去2回、9回2死から「初安打」を打たれた実績があります。対する打者は藤井選手。先月のファイターズ戦で8回に「チーム初安打」を放った実績があります。しかしここも西口投手が抑え、ついに9回27人を完璧に抑えました。これは1994年の読売・槙原投手以来、パでは1978年のブレーブス・今井投手以来です。
 しかし、打線のほうは依然、一場投手の前に無得点。9回裏に2死から1・2塁とし、一打出たら「サヨナラ=完全試合達成」の好機を作りますが、ここも一場投手が抑えます。
 そして10回表、先頭の沖原選手が安打を放ち、夢は途絶えました。その裏、ライオンズは二番手の福盛投手を攻めて1死1・2塁とし、石井義選手が中越のサヨナラ打を放って勝利。あと1イニング早ければ・・・と悔やまれます。まあ、一場投手も9回を0点に抑えながら、プロ初勝利がならなかったわけで、お互い様とも言えるのかもしれませんが。というわけで1対0でライオンズが勝っち、西口投手は今日勝てなかった杉内投手に並んで16勝目を挙げています。また、トーマス投手は遅ればせながら来日初勝利を挙げています。観客数は1万9千8百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスはダルビッシュ投手と杉内投手が先発。初回に松中選手の適時打でホークスが先制しますが、その裏すぐに小笠原選手の31号ソロでファイターズが追いつきます。しかしその後は、ともに毎回のように安打は出ますが、いずれも得点には結びつかず、1対1のまま6回を迎えます。
 そして6回表に1死から松中選手が遊撃手の後ろに落ちる安打で出塁し、ズレータ選手が四球を選びます。ここで宮地選手が1・2塁間を抜く適時打を放ってホークスが勝ち越し、さらに8番の本間選手に右中間を抜く2点適時二塁打が出てホークスが3点を勝ち越し、ダルビッシュ投手をKOします。
 その裏、ホークスは5回を5安打無四球1失点の杉内投手を早くも替えて継投に入ります。そして6回は三瀬投手、7回は吉武投手が抑えたのですが、8回、続投の吉武投手に対し、ファイターズは3連続左の代打攻勢をかけ、1死1・2塁にして先ほど本塁打の小笠原選手に。どこかでフェリシアーノ投手を出すかと思ったのですが、吉武投手が続投。しかしこれが裏目に出て、小笠原選手が同点3ランを放ちます。5回で降板した杉内投手の談話を見ても、まだいけそうな感じでしたし、どうも今日のホークスの継投は奇妙な感じでした。
 そして9回は双方無得点で、10回表もトーマス投手が中軸を3三振で抑え、むかえた10回裏、ホークスは馬原投手を投入しますが、1死から実松選手と小笠原選手の安打で1・3塁とし、セギノール選手は敬遠となります。余談ですが、セギノール選手の敬遠第1球はあわや暴投という球。これについてアナウンサー氏が「そういえば、新庄選手はかつて敬遠球を本塁打していますね」といったら、解説者の光山氏は渋い声で「その時の捕手は私でした」と返事していました。閑話休題、続く稲葉選手は三振して2死満塁となりましたが、ここでスタメン登場も無安打だった田中幸雄選手が中堅フェンス直撃のサヨナラ打を放ち、試合を決めました。田中幸選手はこれが通算千打点目。記念すべき打点を最高の形で挙げたと言えるでしょう。観客数は2万4千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は安藤投手と桑田投手が先発。初回に読売が1点先制しますが、その裏、シーツ選手の2ランであっさり逆転。さらに金本選手も連続本塁打を放ちます。さらに3回には今岡選手の適時二塁打で1点追加し、桑田投手をKOします。その後、6回に1点を返されますが、7回に金本選手に本日2本目のソロが出てダメを押します。
 今日は藤川投手が体調不良のためベンチを外れましたが、7回からウイリアムス投手、8回途中から久保田投手が抑え、5対2でタイガースが勝ち、連敗を3で止めています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対カープは野口投手と小島投手が先発。新人の小島投手はプロ初登板初先発です。2回にカープが2点を先制し、一方、小島投手は5回を2安打無失点で抑えます。ところが、6回に森投手に継投したのですがこれが裏目、福留投手が同点2ラン。さらに、四番手で登板の天野投手が井端選手に満塁本塁打を打たれ、逆転します。その後、カープも昨日に続いて8・9回に点を取って2点差に迫りますが、昨日同様に反撃はここまで。結局7対5でドラゴンズが逃げ切りました。観客数は3万4千3百人でした。
 神宮のスワローズ対ベイスターズは館山投手と門倉投手が先発。初回に金城選手の2ランでベイスターズが先制しますが、7回にスワローズが1点を返します。さらに8回には青木選手の24打席連続安打と引き換えとなり犠打で好機を広げて、ラミレス選手の適時打で追いつきます。そして同点ながら9回表に石井投手を投入し、その裏、ユウイチ選手のプロ初となるサヨナラ打が出てスワローズが勝ちました。観客数は1万8千4百人ほどでした。

2005年08月26日

借金札

 最近、契約しているクレジットカード会社からの「特別のお知らせ」というような文字が印刷されているDMが来る頻度が増えています。一応、表題から「契約に関する事かもしれない」と思って開封しますが、中身は借金かリボ払いのお知らせばかりです。
 私のクレジットカードによる支払いはプロバイダ料など、決まったものだけですので、わざわざ利息を払って「リボ」にするまでもなく、月々の支払額は一定しています。もちろん、借金をする必要もありません。というわけで、その類のものだと判明し次第、ゴミ箱に直行させています。
 いずれにせよ、クレジットカード会社にとっては、この二つの分野の新規開拓が収益向上に役立つようです。以前、故青木雄二氏が「クレジットカードなどは借金札と同じ」と書いているのを読んだ時は、「確かにそういう機能もあるけど、支払いには便利だからそこまで言う事もないのでは?」と批判的に感じていました。しかし、このDM攻勢を受けているうちに、「会社にとっては、やはりあれは『借金札』なんだな」と認識を改めました。

小林宏之投手、初完封

[ 野球 ]

 今日は残業で、「携帯速報メール観戦(?)」でした。その千葉のマリーンズ対合併球団は小林宏之投手と吉井投手が先発。初回にいきなり1死1・3塁の危機となった小林宏投手ですが、ここを切り抜けると、2回以降も合併球団打線を抑えます。
 一方、マリーンズは2回にサブロー選手の幸運な二塁打をきっかけに併殺崩れで先制し、4回には今日から一軍復帰のベニー選手の2点適時二塁打などで3点を追加します。
 小林宏投手は7回まで5安打。8・9回とともに無死2塁となりますが、いずれも後続をおさえ、先週9回で逃したプロ初完封を無四球で達成し、12勝目を挙げました。観客数は1万3千8百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスは宮越投手と有銘投手が先発。ここのところ好投が続いた有銘投手ですが、今日は4回に失策もあって一挙5失点。5回にも1点追加され、計6失点でKOされました。イーグルスも山崎選手の21号2ランなどで反撃しましたが、結局6対3でラオイオンズが勝っています。観客数は観客数は1万3千4百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ベイスターズは石川投手と斉藤投手が先発。8回にベイスターズが3点差を追いつきましたが、9回裏に先頭の青木選手がプロ初となるサヨナラ本塁打を放ち、8対7でスワローズが勝っています。観客数は1万5千8百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対カープはマルティネス投手と黒田投手が先発。2回に前田選手の2ランなどでカープが3点を先制しますが、6回に突如黒田投手が崩れ、ドラゴンズが4点を取って逆転。続く7回も継投陣を打ち込んでさらに4点を追加。終盤、カープも反撃して岩瀬投手からも1点を取って2点差としますが、ドラゴンズが逃げ切り、8対6で勝っています。観客数は2万5千7百人でした。
 甲子園のタイガース対読売はダーウィン投手と工藤投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。タイガースとドラゴンズのゲーム差は1.5となっています。

2005年08月25日

タイガース、ロード最後に連敗

[ 野球 ]

 台風のため4試合中3試合が中止になりました。唯一行われた広島のカープ対タイガースはロマノ投手と下柳投手が先発。1回裏、嶋選手が2ランを打ってカープが先制。さらに3回には緒方選手、4回には前田選手と倉選手と本塁打が出て、下柳投手は4本塁打6失点で前回に続いて序盤にKOされました。
 一方、ロマノ投手に5回まで1安打に抑えられたタイガース打線ですが、6回に1死満塁から今岡選手に満塁本塁打が出て、一気に2点差と迫ります。しかし、その裏に前田選手に本日2本目のソロが出て、7回からはカープの細かい継投で1点しか返せず、9回はベイル投手に3人で抑えられ、7対5でカープが勝ちました。
 久々に長期ロードで勝ち越したタイガースですが、最後に連敗。ドラゴンズとのゲーム差は2.5となっています。観客数は1万9千7百人ほどでした。

 スカパーでは試合中止の「穴埋め」で懐かしの試合の放映がありました。今日の試合は1998年7月9日に神戸で行われたブルーウェーブ対マリーンズ戦。マリーンズが連敗を18で止めた試合です。序中盤で大量9点を挙げ、小宮山投手は5回まで1失点と楽勝ペース。しかし、6回裏に、連打を食らって打者一巡で5点を挙げられて3点差。そして打席には三番のイチロー選手。打率は3割8分を越えています。長打で同点、一発で逆転というところでしたが、小宮山投手はフォークを連投して内野フライに打ち取り、続くニール選手も打ち取って、この危機を脱します。終盤も抑えて、結局6失点ながら完投し、連敗を止めました。
 実は当時既に千葉に住んでいて、一応、パではマリーンズを応援してはいたのですが、この試合の記憶はありませんでした。まあ、この頃は野球全般に対する関心も、今の10分の1以下くらいでしたが・・・。一般的にも、18連敗目の試合で同点本塁打を打たれた黒木投手ばかりが報じられ、脱出を決めた試合はほとんど報じられていませんが。
 余談ですが、その6回あたりでのマリーンズの選手を見たら、小宮山投手の他に、堀選手・諸積選手・小坂選手・福浦選手と、半分が現在でも一軍で活躍している選手でした。

2005年08月24日

2005/8/24の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

投手戦に敗れ、再び5.5差つけられる

[ 野球 ]

 昨日に続き、マリンスタジアムのマリーンズ対ホークス戦を観戦に行きました。今日も雲行きは怪しかったのですが、最後まで雨は降りませんでした。
 先発は渡辺俊介投手と斉藤投手という「13勝対決」。初回、渡辺俊投手は5球で終わらせます。一方、その裏、1死から四球で歩いた堀選手が盗塁し、2死から今日も四番のサブロー選手が三塁線を抜く適時二塁打で先制しました。
 渡辺俊投手は、普段以上に遅い球を多用し、ホークス打線を抑えます。しかし3回表、先頭の本間選手が右翼線を抜く二塁打を打ち、続く的場選手が犠打を決め、さらに大村選手の犠飛と、首位らしい着実な攻撃で追いつかれます。
 斉藤投手は、2回以降は、安定した投球。左打者の内角に食い込むスライダーが素晴らしく、分かっていても打てないような感じです。4回に先頭の福浦選手が遊撃内野安打と悪送球で無死2塁と勝ち越しの好機を作りますが、先ほど適時打のサブロー選手をはじめ、3人で抑えられます。

 追いつかれた後の渡辺俊投手は相変わらず緩い球を生かした投球。4回には先頭のバティスタ選手をポテン安打で出しますが、今季4本塁打されている「天敵」松中選手を緩い球で三球三振にし、続くズレータ選手の三遊間の当たりを、小坂選手が超美技で併殺にし、結局3人で終わらせます。
 ところが6回、この回も3番からの攻撃で、簡単に2死を取りましたが、続くズレータ選手にバックスクリーンに第37号ソロを打たれてしまいます。
 一方、7回まで斉藤投手に3安打に抑えられてきたマリーンズ打線ですが、8回に先頭のパスクチ選手が四球を選び、代走の西岡選手が盗塁と、初回に点を取った時と同じ攻撃パターンで得点圏に走者を進めます。さらに続く橋本選手が得意の四球を選んで無死1・2塁と逆転の走者が出ます。ところが続く小坂選手がまさかのバント失敗で併殺となり2死2塁に。続く堀選手も倒れ、絶好の同点機を逸します。
 渡辺俊投手は9回も3人で片付け、5安打無四球2失点で完投し、打線の反撃を待ちます。そして9回裏、先頭の福浦選手が安打で出塁し、サブロー選手が送り、フランコ選手が歩いて1死1・2塁と、長打が出ればサヨナラの好機を作ります。しかし、続く今江選手が外野フライに、李選手が三邪飛に倒れ、2対1で敗れました。
 斉藤投手は4安打4四球1失点で完投勝利し、これで14連勝。一昨年も16連勝しており、2度の14連勝はプロ野球初とのことです。結果的には3回表と8回裏の犠打の成否がそのまま試合の結果を決めたような感じでした。一流同士の投手戦なだけに、ほんの僅かなミスが大きく試合を決めるという事なのでしょう。渡辺俊投手は今季3度目の完投負けです。
 これでゲーム差を5.5と、再び「アドバンテージ」がつく差となりました。また、対戦成績も7勝7敗の五分となっています。まだ直接対決は多いのですが、渡辺俊投手で負けた事を含め、大きな敗戦と言えそうです。観客数は2万7千人ほど。今季平日のマリンで2万7千人越えは初めてでした。

 仙台のイーグルス対合併球団は岩隈投手と川越投手が先発。1ヶ月以上勝星のない岩隈投手ですが、今日は好投。一方、打線も3回に連打と押し出しで2点を先制し、7回にも追加点を挙げ、4対1で勝ち、連敗を11で止めました。岩隈投手は8勝目を完投で飾っています。観客数は1万4千2百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ファイターズは松坂投手と金村投手のエース対決。しかし、ライオンズ打線が初回から小刻みに得点し、6回以外毎回の8得点。一方、松坂投手は8回を小笠原選手のソロのみに抑え、8対1でライオンズが勝利。松坂投手は10勝目を挙げています。観客数は1万5千8百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは大島投手と福原投手が先発。2回に前田選手の2ランで先制したカープが中盤にも大量の追加点。一方、プロ2試合目の登板の大島投手は7回途中までタイガース打線を今岡選手のソロのみに抑え、初勝利を挙げています。観客数は2万1千9百人ほどでした。
 ひたちなかのスワローズ対ドラゴンズはゴンザレス投手と朝井投手が先発。3回に先制したドラゴンズが8回に2点を追加、その裏、失策がらみでスワローズが1点を返すものの、9回は岩瀬投手が抑え、3対1でドラゴンズが勝ちました。観客数は1万1千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は土肥投手とマレン投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万5千1百人ほどでした。

2005年08月23日

暴力が「教育」になりうるか

 甲子園で優勝した高校の暴力事件が発覚したそうです。被害者の側によると、練習中の態度が悪いといって40発近く殴ったそうですから呆れます。
 結局、「体罰」というのは、「腕力の優越」もしくは「教職」などといった権力によって、自分より弱い人間を痛めつける行為に過ぎません。私が1年ほどいた小学校では「体罰」という名でいい年こいた大人が小学生に暴力をふるうという異常行為が横行していました。私も被害にあいましたが、その教師連中は普段の言動も低劣で、いまでも私は奴らを心の底から軽蔑しています。もちろん、その「体罰」の「教育効果」などは全然なく、その学校では問題行動や陰湿ないじめが横行していました。
 長年、「体罰」というのは、「法律では禁じられているが、やはり真の教育には必要なもの」と一部の人間に誤認されつづけています。それがこのような事件が起きる温床となっているわけです。いい加減、これが「いい大人が抵抗できない子供に一方的に暴力をふるう」という異常極まりない行為である事を、きちんと知らしめる必要があるのではないでしょうか。

首位決戦は雨で中止

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対ホークス戦を観戦に行きました。雲行きは怪しかったのですが、とりあえずスタメン発表までは無事行われました。ところが、「ハワイアンナイト」という事で130名のフラダンサーによる踊りが行われる頃から雨が落ち始めます。最後に、武蔵丸親方の始球式が予定されていたのですが、豪雨のために、ベニー選手とのキャッチボールが行われたのみでした。
 一応、30分ほど待ちましたが、雨が引く気配はなく、試合中止が発表されます。それとほぼ同時に、場内では「諸積コール」が発生。それに応えて、諸積選手が恒例のダイヤモンド一周をやってくれました。最後は本塁にヘッドスライディングをした後、泳ぐマネまでやってくれました。
 すると今度は外野スタンドから「西岡コール」が。西岡選手は一塁に滑り込んだ後、スタンドの「リーリー」の声に応えてリードし、「牽制されて戻る」という「いつものやつ」までやってくれました。さらに、二塁に滑り込んだ際には、わざわざレフト近くまで行って、一緒に声援してくれているホークス応援団にも挨拶していました。
 続いて「今江コール」もありましたが、すでに今江選手は引き上げた後。最後までベンチに残っていたのが監督だったため、「ボビーコール」もありましたが、さすがに実現はしませんでした。
 なお、ホークスは先発予定の斉藤投手を明日にスライド、一方、マリーンズは明日の先発予定だった渡辺俊介投手を先発。この二人は今季初対決です。楽しみではありますが、天候が天候なだけに、実現するかどうかは微妙なところです。また、あわせて28日のマリンでの合併球団戦に黒木投手が先発する事も発表されました。

 仙台のイーグルス対合併球団は朝井投手とJP投手が先発。4回にイーグルスが山崎選手の20号ソロで先制しますが、直後の5回表に北川選手の適時打で追いついた合併球団が阿部真選手の2ランで勝ち越します。その後、ともに点を取り合い、2点差のまま9回裏に。合併球団は当然ながら大久保投手を投入しますが、安打と四球で無死1・2塁に。続く関川選手の犠打はうまく処理して三塁封殺しましたが、その際に足を痛めて降板します。急遽登板した本柳投手は沖原選手に安打されます。さらに吉岡選手のショートゴロで遊撃手と走者が交錯するような感じになり、内野安打で1点差としなお1死満塁。しかしここで四番の山崎選手が併殺打を打ってしまい、合併球団が6対5で逃げ切りました。イーグルスは11連敗です。観客数は1万3千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ファイターズは三井投手と鎌倉投手が先発。初回、セギノール選手の3ランで先制したファイターズが2回には小笠原選手の3ランなどで4点を追加するという一方的な展開に。久々の一軍登板となった鎌倉投手は5回を7安打2四球ながらライオンズの拙攻に助けられて2失点で抑え、5勝目を挙げています。最終スコアは19対3。安打数はファイターズ17に対し、ライオンズ12でした。観客数は1万4千人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは大竹投手と井川投手が先発。井川投手は初回に嶋選手にソロを打たれますが、その後は素晴らしい投球。一方、打線は2回に赤星選手の適時打で追いつき、3回に失策がらみで逆転し、その後も追加点を挙げて7点を取ります。井川投手は9回を5安打1四球で1失点。投球数はわずか97球で久々の完投をし、ハーラートップタイの11勝目を挙げています。観客数は1万9千6百人ほどでした。また、タイガースは11年ぶりに「長期ロード」の勝ち越しを決めています。
 福島いわきグリーンスタジアムのスワローズ対ドラゴンズはガトームソン投手と山本昌投手が先発。6回までともに無得点の投手戦でしたが、7回に森野選手の3ランでドラゴンズが先制。その裏、スワローズもラミレス選手のソロで1点を返しますが、その後は継投陣に反撃を抑えられ、最後は岩瀬投手が締めました。観客数は1万2千8百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は三浦投手と高橋尚投手が先発。雨の中行われた試合は、初回に読売が先制しましたが、2回裏に種田選手のソロで追いついたベイスターズは相川選手の二塁打で勝ち越します。その後は両投手好投しましたが、7回表の読売の攻撃中に雨が激しくなってコールドゲームとなり、ベイスターズが勝ちました。これでベイスターは今季の対読売戦勝ち越しも決めています。観客数は1万6千3百人ほどでした。

 ところで、スカパーではサッカー中止の代替番組として、1999年4月のマリーンズ対ライオンズ戦を放映していました。先発は黒木投手とプロ1年目だった松坂投手。投手戦となり、特にマリーンズは5回まで無安打に抑えられます。しかし、7回には四番の初芝選手のソロで先制。さらに8回には小坂選手を二塁に置いて、三番の堀選手が適時打を放って2点目。黒木投手は8回を無失点に抑え、9回はウォーレン投手が締め、マリーンズが2対0で勝っています。観客数は3万5千人との発表。今年だったら2万8千人といったところでしょうか。おそらく多くの人は松坂投手目当てだったのでしょう。

2005年08月22日

南西480kmと西南西440km

 非常に強い台風11号が本州に接近しつつあるようです。その位置情報として、小笠原諸島の父島が基準になっています。なんでも、今日は父島の南西約480kmで、明日は父島の西南西約440kmに行く見込みだそうです。
 これだけでは、この台風がどちらに向かおうとしているのかすら分かりません。「大阪から名古屋に行く」を「東京の西約550kmの地点から、東京の西約350kmの地点に移動する」と書くと、わけがわからなくなるのと同様です。
 ちなみに続いて発生した台風12号は父島の東北東約470km地点にあるとか。こう表現すると、約1000km離れている二つの台風が、ともに父島の近くにいるように感じてしまいます。
 まあ、自分としては本州に上陸するかどうかが分かればいいので、現在いる位置が父島の西と表現されようと、名古屋の南と表現されようと、必要な情報があればいいわけですが・・・。

2005年08月21日

2005/8/21の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

序盤の大量点で連勝

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは山村投手と清水直行投手が先発。1回表、内野安打で出た西岡選手が盗塁し、サブロー選手の適時打であっさりマリーンズが先制します。さらに2死1・2塁から里崎選手が長打性の当たりを放ちますが、これは益田選手がフェンスにぶつかりながら好捕し、1点に終わりました。余談ですが、この時、外野の人工芝がアップで映されたのですが、あまりの暑さで空気が揺れて見えるほどでした。やはりこの時期に屋外でのデーゲームは無理があると思うのですが・・・。
 前回、今季最悪の内容ながら大量援護で久々の勝利を挙げた清水直投手ですが、今日も立ち上がりから良くありません。連打と四球で2死満塁にしたあと、ロペス選手に右翼前に落とされ、あっさり逆転されます。
 しかし、2回表、李選手の止めたバットに当たった安打にパスクチ選手も安打で続き、無死1・2塁に。続く今季2度目のスタメンの塀内選手は送りバントに失敗し、小坂選手も倒れて好機はついえたかと思われましたが、西岡選手が一塁線を抜く二塁打を放って同点に、さらに福浦選手が勝ち越しの2点適時打を放ち、続くサブロー選手がバックスクリーンに10号2ラン叩き込み、一挙に5点を挙げて逆転。山村投手をKOしました。サブロー選手は四番に入ってから7試合目ですが、その間に4本塁打。チーム日本人で最初に二桁本塁打に達するなど、すっかり四番の風格が身についています。

 連日の大量援護を貰った清水直投手ですが、今日も本調子ではありません。2回裏の無死1・2塁は抑えましたが、3回裏には二塁打2本で1点返され、さらに満塁に。ここも1点止まりでしたが、絶不調のイーグルス打線だからこそ抑えられた、という感じでした。
 しかし、打線の援護は止まらず、イーグルスの継投陣を着実に打ち込みます。4回は福浦選手の2打席連続となる2点適時打が、5回は死球と暴投という貰った好機に李選手の適時打が出ます。そして6回にはサブロー選手の三塁打を足がかりに里崎選手の適時打が出て10点目。清水直投手には、前回の13日とあわせて23点の援護となります。これは5月から前々回の6日までの10試合の援護点の合計と同じ点数です。
 その援護に応えたか、清水直投手は四球こそ出しましたが、4回から6回までは無安打に抑え、イーグルスの反撃を封じます。二番手の小宮山投手が7・8回に計3点を取られますが、8回途中からは藤田投手が締め、結局10対6で逃げ切りました。清水直投手は9勝9敗と勝率を5割に戻し、4年連続二桁まであと1勝としています。一方、イーグルスは10連敗となってしまいました。観客数は1万6千3百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対ライオンズは新垣投手と帆足投手が先発。今季既に11勝を挙げていた帆足投手ですが、今日は2回にズレータ選手の2ラン、3回にバティスタ選手とカブレラ選手の適時打で5点を失い、5回に走者を残して降板。その走者をカブレラ選手の2打席連続の適時打で返され、6対0と大差になります。
 一方、新垣投手は4回まで無安打に抑えますが、6回に四死球で1・2塁として、中軸の適時打3本で3点を返されます。さらに7回から登板の三瀬投手が誤算で、1死から安打と死球で1・2塁として降板。続く吉武投手から代打の中村選手とフェルナンデス選手の連続適時打で1点差とし、なお1死満塁とします。しかし、この絶好機に和田選手が1-2からの好球を見逃し、結局三塁ゴロ。さらに貝塚選手も倒れ、逆転機を逸します。ライオンズは8回に1死2塁の好機を吉武投手に抑えられ、9回にも馬原投手に対して2死1・3塁としますが、反撃もここまで。結局6対5でホークスが逃げ切りました。これで、ホークスは3位以内を確定。また、4.5ゲーム差で明後日からのマリン3連戦となりました。観客数は3万5千1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ファイターズはケビン投手とリー投手が先発。2回に高橋信選手の適時打でファイターズが先制し、さらに失策もからんで2点を挙げます。さらに3回にはセギノール選手の24号ソロなどで3点を追加します。一方、2回まで無安打に抑えたリー投手ですが、3回にガルシア選手の3ランで2点差に。さらに2死2塁から牧田選手が左前打を放ち、二塁走者のブランボー選手が本塁に突入します。しかし、これは高橋信選手の好ブロックに本塁アウト。ただ、この時の体当たりを受けた高橋信選手は、起き上がれずに担架で運ばれて退場となりました。
 その後、リー投手は4回から8回まで合併球団を2安打に抑えます。さらに7回には満塁で小田選手が走者一掃の二塁打を放つなど5点を追加して試合を決め、9回はナイト投手が抑えて10対3でファイターズが大勝しました。観客数は2万8千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは藤井投手と安藤投手が先発。安藤投手は前回3回KOされた試合から中2日での先発です。初回に2死満塁の好機をつぶしたタイガースですが、3回に今岡選手の適時打で先制し、6回には代打・スペンサー選手の藤井投手から今季3本目となる8号2ランが出て突き放します。その裏からは、1イニング早いながらも藤川投手が登板。8回にウイリアムス投手が1点を失いますが、最後は久保田投手が抑え、3対1でタイガースが勝っています。観客数は3万9百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と龍太郎投手が先発。序盤でドラゴンズが7点を取り、中田投手は7回を5安打無失点。終盤、ベイスターズが反撃するも、7対2でドラゴンズが勝っています。中田投手は5月1日以来となる2勝目を挙げています。観客数は3万3百人でした。
 東京ドームの読売対カープは上原投手とレイボーン投手が先発。新井選手が2回と6回にソロ2発を放ってカープがリードします。レイボーン投手は8回まで6安打6四死球という内容でしたが、拙攻にも助けられて1失点のみ。9回はベイル投手が抑え、連日の接戦を制したカープが2対1で勝っています。観客数は4万2千4百人ほど。確かに、現在、両リーグで最もゲーム差の接近しているチーム同士の対戦とはいえ、「最下位攻防戦」によくもここまで入るものだ、と不思議に思います。

2005年08月20日

それは事実ではあるが

 相変わらず、あのテこのテでスパムメールがわんさか来ます。その中で、先日、目に止まったのがアナボリック・ステロイドの通販広告でした。ステロイドといえば、劇的な効果がある反面、ドーピング副作用という言葉が常につきまといます。
 もちろん、スパムメールで宣伝するわけですから、インチキ商売だという事は分かっているのですが、いったいその薬をどのように売ろうとするのかと思い、本文をちょっと見てみました。するといきなり、「オリンピック選手も使っているアナボリック・ステロイド」という一文がありました。
 まあ、確かに、ベン=ジョンソン元選手に代表されるように、アナボリック・ステロイドを使って話題になったオリンピック選手は少なからず存在します。しかし、それは誇らしげに宣伝するものではないと思うのですが・・・。
 これを見て、「オリンピック選手も使っているのだし、自分もこのメールに返信して薬を買おう」という人は果たして存在するのでしょうか。まあ、とんでもない嘘を堂々と宣伝するのは、今の日本では政・財・マスコミの各界でよくある事なので、このスパム業者が特に異常なわけではないのでしょうが・・・。

接戦を制して勝利

[ 野球 ]

 今日は仕事でデーゲームは見れませんでした。というわけで、仙台のイーグルス対マリーンズ戦のTV観戦もできず、「速報メール観戦(?)」でした。仙台は北に位置するとはいえ、この季節に屋外でデーゲームというのは驚かされます。
 その試合は有銘投手とセラフィニ投手が先発。「エース」有銘投手に対し、4回に里崎選手の2ランで先制します。セラフィニ投手は5回まで1安打でしたが、6回に失策もからんで同点に。しかし、続く1死2・3塁の勝ち越し機は凌ぎます。そして直後の7回に大塚選手に左翼線を抜く2点適時打が出て4対2と勝ち越し。8回は薮田投手、9回は小林雅英投手が抑え、そのまま勝ちきりました。マリーンズは対イーグルスの勝ち越しを決めました。観客数は1万6千7百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対ライオンズは杉内投手と西口投手という15勝3敗同士の対決。期待にたがわず投手戦となりましたが、6回に松中選手の中前に落ちる適時打でホークスが先制。8回にはバティスタ選手の適時打で追加点を挙げます。9回にライオンズは和田選手のソロが出ますが、後続を絶たれ、2対1でホークスが勝ちました。観客数は3万4千4百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ファイターズは高木投手と入来投手が先発。初回にあっさりファイターズが先制しますが、その後は投手戦に。ファイターズは4回の1死2・3塁で稲葉選手が止めたバットにボールが当たって内野ゴロになり、5回の無死1・3塁の好機も、2番手で本日誕生日の萩原投手に抑えられます。そして5回まで入来投手は3安打無失点でしたが、6回にガルシア選手とブランボー選手の連打で同点になります。
 そのまま7・8回とも無安打で9回に。ファイターズは先頭の稲葉選手が萩原投手から初となる安打を放ちますが、得点できず。その裏、2番手の建山投手が先頭の北川選手に安打され、続く迎選手の犠打はタイミング的には二塁アウトでしたが、送球がそれて無死1・2塁に。そこから犠打と敬遠で1死満塁として、途中出場の村松選手が初球を1・2塁間を抜くサヨナラ打を放ち、合併球団がサヨナラ勝ちしました。これでファイターズと合併球団のゲーム差は7に。プレーオフ進出の望みを絶つサヨナラ打になったようです。観客数は3万4百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは館山投手と杉山投手が先発。1対1で迎えた5回表に、8番の藤本選手が失策で出塁。続く杉山投手が送ろうとしたところ、館山投手の球が顔面近くを直撃。大事にはいたりませんでしたが、動揺した館山投手は続く赤星選手の安打で満塁にした後、鳥谷選手にストレートの四球を与えてタイガースが勝ち越し。さらにシーツ選手の幸運な適時打の後、金本選手に満塁本塁打が出てこの回一挙6点を挙げ、一気に大差に。その後、点をとりあいますが、9対3でタイガースが勝ちました。観客数は3万4千1百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対ベイスターズは野口投手と門倉投手が先発。ドラゴンズ2点リードで迎えた6回表に連打で1点返してなお満塁に。ここでドラゴンズは二番手の遠藤投手を投入しますが、功を奏さず、種田選手の適時打で追いつき、続く代打・古木選手の適時打で勝ち越し。さらに、この回二打席目の小池選手の満塁本塁打なども出てこの回一挙8点を取り、大逆転。結局11対5でベイスターズが勝ちました。8回を4失点に抑えた門倉投手はドラゴンズ戦初勝利で、史上4人目の12球団勝利を達成しています。観客数は3万5千4百人でした。
 東京ドームの読売対カープは桑田投手と黒田投手が先発。前回初回降板の桑田投手は好投しますが、5回にフランコ選手の適時打でカープが先制。一方、黒田投手は8回6安打3四球ながら無失点に抑え、9回はベイル投手が三人で抑えて完封リレー。黒田投手はリーグ首位となる11勝目を挙げています。観客数は4万2千8百人ほどでした。

2005年08月19日

タイガース、序盤で打たれて大敗

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対タイガースは川島投手と下柳投手が先発。ここまで10勝1敗の下柳投手ですが、今日は初回にラミレス選手の通算150号となる26号2ランで先制されます。2回表に今岡選手のソロで1点差となりますが、その裏、負傷で登録抹消された古田選手の代役の小野選手に適時二塁打を打たれるなど、6連打されて5失点。この回でKOされてしまいました。その後もスワローズ打線は着実に追加点を挙げ、12対2で圧勝となりました。小野選手は2打席連続本塁打もあり、計5打点でした。また、川島投手は9勝目。また、4月末からずっとローテーションを守りながら、いまだに打率が3割を越えているというのもかなりのものだと思います。観客数は3万8百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対ベイスターズはマルティネス投手と斉藤隆投手の先発で投手戦に。ともに8回まで4安打無失点と好投します。8回表にベイスターズは2死1・3塁と先制機を作りますが、ここで斉藤投手をそのまま打席に送り、凡退します。ここで代打にかけるより、次の上位打線に期待して斉藤投手に勝ちをつけたいという配慮でしょうか。その期待にこたえ、斉藤投手はその裏を抑えます。そして9回表に2死三塁から佐伯選手が1・2塁間へゴロ。投手との競走となりますが、佐伯選手の足が勝り、これが先制の内野安打となります。その裏は、クルーン投手が安打されるものの、盗塁刺があって結局3人で終了。斉藤投手は今季初勝利を挙げています。観客数は2万8千9百人でした。
 東京ドームの読売対カープは工藤投手とロマノ投手の先発で、読売が勝ったようです。観客数は4万2千4百人ほどでした。

 唯一のパリーグとなった神戸の合併球団対ファイターズは吉井投手とダルビッシュ投手という、今季2度目の「21歳差対決」となりました。3回に合併球団が先制しますが、4回まで無走者だった吉井投手が、5回にセギノール選手欠場にともない、今季初の4番に入った稲葉選手のソロを打たれて同点になります。しかし、その裏、ガルシア選手の左翼線ギリギリに落ちる適時打で合併球団がすぐさま勝ち越します。
 勝利投手の権利を得た吉井投手ですが、直後の6回に1死から坪井選手が二塁打、さらに石本選手も続いて1・3塁に。ここで左が続く事もあり、菊地原投手に交替しましたがこれが裏目に。小笠原選手と木元選手に適時打が出て、ファイターズが逆転します。さらに8回には小笠原選手と稲葉選手の連続本塁打で追加点を挙げ、5対3でファイターズが逆転勝ちしました。ダルビッシュ投手は6月末以来となる3勝目を挙げています。観客数は2万5千2百人ほどでした。

2005年08月18日

分冷

 相変わらず暑い日が続きます。それ自体も困るのですが、それ以上に困るのが冷房対策です。人によって冷房の耐性というのは異なるようで、冷房の強いところには常に寒さに震えている人がいます。電車などでも、「車内用のカーディガン」を持参している人をよく見かけますし、私も「冷房対策」で背広の上着は手放せません。職場でも、異常なまでに室温を下げようとしている人がいる一方で、ひざ掛けを装備している人がいます。
 暑さの感じ方が人によって違うのは仕方ないですでしょう。しかしやはり、夏だというのに寒さに悩む人がいる、というのも奇妙な話です。電車の場合、「弱冷房車」という形で冷房に弱い人に一応の配慮はしていますが、総武線の各駅ですと10両に1両しかありません。
 ここ数年、「分煙」はかなり徹底されてきて、煙が苦手な身としては大変ありがたいですが、同様に冷房に関しても、もう少し苦手な人に配慮してほしいものです。  自分の都合だけ考えて言わせてもらうと、「喫煙室」みたいに、「強冷房室」や「強冷房車」を作って、暑い人は冷蔵庫みたいに冷やしたその部屋で一時的に涼むようにし、全体の温度は冷房に弱い人を基準にしてほしいものです。省エネの観点からも、そちらのほうが合理的だと思うのですが・・・。

今季初のサヨナラ負けで連勝止まる

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは宮越投手と久保投手が先発。ともに立ち上がりから好投し、宮越投手が最初の一巡で四球1つのみ。一方の久保投手も一安打なのですが、その安打が中島選手のソロだったため、ライオンズがリードします。
 4回に3安打しながら併殺もあって得点できなかったマリーンズですが、5回に本日が誕生日の李選手の約1ヶ月ぶりとなる23号ソロが出て、追いつきます。
 しかし、6回裏に石井義選手の連夜のソロが出てライオンズが再び勝ち越します。ところが7回、この回から登板の小野寺投手の制球が悪く、2四球で満塁に。ここで替わった正津投手に対し、堀選手に同点適時打が出て、なお1死満塁に。続くフランコ選手は二塁ゴロに打ち取られますが、併殺を焦った遊撃手が暴投し、二塁走者まで還って、4対2と勝ち越しました。

 ついに勝ち投手の権利を得た久保投手は、ここまでソロ2本以外は全て打ち取っています。そして7回裏もカブレラ選手を三振に打ち取るなど、二死を取りますが、そこから和田選手に安打され、続く中島選手に本日2本目となる同点2ランを打たれます。中島選手は今季8本塁打ですが、うち3本塁打が久保投手相手と、かなり相性がいいようです。
 8回からはマリーンズは薮田投手が2回を抑えます。しかし、マリーンズ打線も星野投手に右の代打二人が抑えられるなど点が入りません。
 そして今年このカード初となる延長戦に。10回表に豊田投手から2死三塁、11回表にはよく打ち込んでいる大沼投手から1死1・2塁と得点機を作りますが、いずれも点には結びつきません。
 マリーンズ継投陣も、10回裏の1死三塁のサヨナラ機で藤田投手が3球で後続を絶つなど好投し、ついに延長12回に。しかし、いい当たりは出るものの、得点はできません。その裏、マリーンズは小林雅英投手が登板。ライオンズは今日スタメン落ちしていたフェルナンデス選手が代打に。そして0-2からの3球目を右翼席に打ちまれました。
 マリーンズは今季初のサヨナラ負けで連勝は5で止まりました。サヨナラ本塁打が痛いのはもちろんですが、8安打6四死球1失策で4点しか取れない拙攻も大きかったと思われます。今江選手の連続試合安打も22で止まっています。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団は星野投手と川越投手が先発。序盤は投手戦で、特に星野投手は5回まで走者を一人も出しません。ところが6回、北川選手の二塁打で初の走者を出すと、犠打野選と四球で無死満塁となり、ここで村松選手の適時打で合併球団が先制します。ここで星野投手は降板となりました。さらに二番手のフェリシアーノ投手が押し出し死球を出し、ガルシア選手にも2点適時打。続く7回にも3点を挙げ、大差になります。川越投手は失策がらみで1点取られたものの7回を3安打に抑え、8対1で合併球団が大勝。今季福岡初白星を挙げています。観客数は3万2千人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは安藤投手と岸本投手が先発。ベイスターズ1点リードの7回裏に代打の片岡選手が同点ソロを放ち、代打連続打席安打を6に伸ばします。さらに鳥谷選手に適時打が出て逆転しますが、直後の8回表に「必勝リレー」一番手のウイリアムス投手が犠飛で追いつかれます。しかし後は「いつものリレー」で抑え、延長10回裏に1死1・2塁から途中出場の矢野選手が右翼前にサヨナラ打を放ち、タイガースが6対5で勝ちました。観客数は3万4千4百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは石川投手と大島投手が先発。大島投手はプロ初登板初先発です。その大島投手を打ち込んだスワローズが序盤でリードしますが、中盤でカープが追うという昨日みたいな展開に。昨日と違い、8回裏にカープが追いつきますが、直後の9回表に、ここのところ好投が続いていた永川投手から2死無走者から四球を足がかりに3連打で2点を勝ち越し。その裏は石井投手が抑え、スワローズが8対6で勝ちました。観客数は1万5百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は川上投手と西村投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万6千6百人でした。

2005年08月17日

レジの行列

 レジに並んでいて一番萎えるのは、3つくらいできている列の一つを選んで並んだら、その前の人の買い物がえらく長引き、他の列に自分より後に並んだ人が先に清算するのを眺める時です。
 スーパーで空きレジが一つで残る5つのレジに行列ができている、などという時は仕方ないでしょう。しかし、コンビニなどで三つのレジにそれぞれ行列ができている、などといった時はもっと効率的に管理できないものだろうか、と思います。待っている時間はたいした事がないですが、やけに損失感があります。
 コンビニの経営者の自慢話を読んだりすると、効率的な売れ筋の調査や、商品の配送体制などにはかなり力を入れている事がわかります。それだけの能力があるのなら、それを少しはレジの行列管理にも使って欲しいものです。

松坂投手を打ち込んで今季勝ち越しを決める

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは松坂投手と小林宏之投手が先発。マリーンズは2回表の無死1・3塁を生かせず0点で終わるなど、3回まで無得点に抑えられます。一方の小林宏投手も3回まで1安打無失点と好投します。
 そして4回表、この回先頭の4試合連続で四番のサブロー選手が今日2本目の二塁打を放ち、フランコ選手の内野ゴロで1死三塁とすると、昨日まで21試合連続安打中の今江選手が一塁後方に落ちる適時打を放ち、先制します。続く5回はこの回先頭の里崎選手が四球で歩き、小坂選手が送った後、西岡選手に今季10本目の三塁打が出て1点を追加、さらに福浦選手の内野ゴロで西岡選手も生還して3点目。今季2戦2敗の松坂投手相手に着実に得点を重ねます。
 さらに7回にはこの回先頭のパスクチ選手が2試合連続・この一週間で5本目となる7号ソロを左翼席に叩き込み、さらに安打の里崎選手を三塁に置いて、西岡選手がエンタイトル二塁打を放ち5点目。松坂投手をKOしました。さらに2番手の星野投手も攻めて、満塁から今江選手が2点適時二塁打を放ち、トドメを刺しました。

 さらに8回には里崎選手の適時二塁打、そして9回にはサブロー選手が四番に入って4試合で3本目となる9号ソロを放ち、9点目を挙げます。
 小林宏投手は、低めに球が集まり、ライオンズ打線に好機らしい好機を与えず、8回まで3安打1死球と完封ペースに進めます。ところが9回裏、先頭の石井義選手に本塁打をされ、プロ初完封はなりませんでした。計4安打でその内訳が単打・二塁打・三塁打・本塁打というのはかなり珍しいのでは、と思います。小林宏投手はここで降板しましたが、後はライオンズと相性のいい山崎投手が三人全て内野ゴロに抑え、9対1で快勝しました。
 これでマリーンズは6度目となる5連勝で今季68勝目。引き分けが二つあるため、これで早くも今季の勝ち越しが決定しました。これは1995年に69勝58敗3分で2位になって以来10年ぶり。過去20年で5割以上はその1995年と5割ちょうどの昨年のみ。その3回がいずれもバレンタイン監督なわけですから、その手腕のほどがよく分かります。なお、観客数は1万7千8百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団は和田投手とスチュワート投手が先発。合併球団が3番に抜擢された牧田選手の犠飛で初回に先制しますが、5回にホークスが追いつき、6回にカブレラ選手に勝ち越し2ランが出ます。しかし8回にブランボー選手の2点適時二塁打が出て合併球団が追いつき、以下は両チームの救援投手がともに踏ん張り、結局延長12回を4対4で引き分け。試合時間は4時間43分、観客数は3万3千3百人ほどでした。これでマリーンズとのゲーム差は4.5と再び「アドバンテージライン」を割っています。
 東京ドームのファイターズ対イーグルスは金村投手と岩隈投手のエース対決。2回に高橋信選手の適時二塁打で2点をファイターズが先制。一方、金村投手はイーグルス打線を7回3安打無失点に抑えます。岩隈投手も好投しましたが、終盤にセギノール選手のソロなどで追加点を挙げられ、4対1でファイターズが勝利。イーグルスは8連敗で今月の成績が1勝13敗となっています。観客数は1万6千人ほど。また、ファイターズの東京時代のマスコットで、北海道移転後も東京ドームに限って登場していた「ファイティー」が、この試合を最後に引退しています。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは福原投手と土肥投手が先発。とにかく援護に恵まれない福原投手ですが、今日は1回裏にいきなり3連打で先制し、さらに金本選手の犠飛で2点目を挙げます。福原投手は7回途中まで4安打無失点。その後は「いつもの三人」が抑え、8回裏にはダメ押し点が入り、3対0で完封リレーを達成しています。観客数は3万4千1百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは小山田投手とゴンザレス投手が先発。序盤でスワローズが3者連続本塁打などで7対1とリードしますが、その後カープが反撃して7回裏には1点差に。しかし直後の8回表に、振り逃げをきっかけにスワローズが猛攻して一挙6点を取って試合を決め、最後は15対8の大差で勝ちました。観客数は1万1千3百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は朝倉投手と内海投手が先発。ここのところ、2試合続けて初回に失点していた朝倉投手ですが、今日は立ち上がりから好投。一方、打線は3回までに5点と援護します。結局朝倉投手は1点こそ許したものの、7安打で完投勝利を挙げています。観客数は3万7千2百人でした。

2005年08月16日

2005/8/16の更新

 トップ絵を更新しました。
翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

漫画喫茶の防災体制

 代休を利用して、午前中に漫画喫茶に行きました。すると昼前にいきなり振動が生じました。そこそこ強い地震だという事は分かりましたが、仮に逃げ出す必要のある地震だとしたら、通路に出た時に、本棚や中の本が崩れてきそうでかえって危険です。そこで、むしろ動かないほうが安全だろうと思い、ブースの中にそのままいました。
 揺れはしばらくして収まりました。その間、この非常に狭い通路の上に壁を埋め尽くす大量の本棚だと、大きな災害が発生した時に逃げるのはかなり困難だろうな、などと考えていました。一応、非常口はあるようですが、今日の地震の際にも店員による案内放送の類はありませんでした。軽度の地震だから良かったですが、これが火事だったら、助かるのはかなり難しそうです。
 これまで、漫画喫茶で座る場所を決めるときは特に何も考えていませんでした。しかし、今後は、可能な限り出入口に近いところに座ろうと決めた次第です。

投打がかみあって4連勝

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは河原投手と渡辺俊介投手が先発。初回、先頭の小坂選手が三塁打を打ち、福浦選手の犠飛でマリーンズがあっさり先制します。さらに3回には先週火曜日の再登録から打率が5割を越えているパスクチ選手の6号ソロで追加点。パスクチ選手は今日も猛打賞でした。
 一方、渡辺俊投手は1回から2回にかけて中軸を三者連続三振という立ち上がりを見せますが、3回に犠飛で1点を返されます。しかし直後の4回、先頭で3試合連続4番に座っているサブロー選手の四球をあしがかりに、フランコ選手の安打と暴投で作った無死2・3塁から今江選手の適時打で1点を追加し、河原投手をKO。二番手で登板した三井投手に対し、これまで相性の悪かった李選手は外角低めの球を巧くあわせて右中間を抜く2点適時二塁打を放ちます。さらに7回にも1死1・3塁からエンドランのサインを出し、これに対してかなり外れた球を堀選手が倒れながらバットに当てると、その打球が1・2塁間を抜け、6点目が入りました。

 渡辺俊投手は、安打こそ打たれますが、1失点のまま終盤をむかえます。しかし8回、1死1塁から高校時代のチームメイトの小関選手(ちなみに当時は小関選手がエースで4番で渡辺俊投手は控え)を内野ゴロに打ち取りますが、小関選手の足が間一髪早く、併殺にできません。続くカブレラ選手に左中間に打ち込まれ、計3失点となり、またまた防御率を上げてしまいました。
 しかし、直後の9回表に橋本選手の適時二塁打などで2点を取ってダメ押し。その裏、1点を返されますが、最後は薮田投手が締めて、8対4で勝ちました。
 渡辺俊投手は自己最多の13勝目で、奪三振2桁も自己初。しかし、本人もヒーローインタビューで言っていましたが、三振が多いと失点も多いとの事。やはり本来の投球は「打たせて取る」なのでしょう。実際、9回中5回も先頭打者を安打で出し、他にも1死からの三塁打と二塁打も1本ずつ。本調子という感じではありませんが、要所で三振が取れた事と、ライオンズの攻撃が淡白だったのが大きかったのでしょうか。
 いずれにせよ、これで今月2度目の4連勝としました。観客数は2万1千9百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団は斉藤投手とJP投手が先発。12連勝中の斉藤投手に対し、JP投手も5連勝中で、前回のホークス戦では完封していますが、初回に松中選手に2ランを打たれます。さらにホークスは中盤にも着実に追加点。一方、斉藤投手は失策で2点を失いますが、8回を自責点0で抑え、7対2でホークスが快勝。斉藤投手の連勝は13に伸びました。観客数は3万4千2百人ほどでした。
 東京ドームのファイターズ対イーグルスは立石投手と朝井投手が先発。初回に山崎選手の2ランでイーグルスが先制しますが、朝井投手は連続四球からセギノール選手の3ランを打たれ、1安打で3失点。その後もファイターズは中押し・ダメ押しと着実に追加点を挙げます。一方、イーグルス打線はファイターズ継投陣の前に初回の2ランだけに抑えられ、6対2でファイターズが勝利。2番手の武田投手が今季初勝利を挙げてます。観客数は1万9千1百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは井川投手と三浦投手が先発。4回の表裏に金城選手のソロと藤本選手の適時打で1点を取り合いますが、それ以外はともに安打こそ許しながら8回1失点に抑えます。そして、前回の甲子園での両投手の投げあい同様に延長戦に。ここでも両チームの継投陣が抑え、前回同様、1対1の引き分けになりました。なお、代打で5打数連続安打中の片岡選手は今日は四球でした。観客数は3万4千1百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは大竹投手とガトームソン投手が先発。カープが2点リードした6回表に、大竹投手が暴投とボークを連発し、スワローズが追いつきます。しかし、その裏、二番手の河端投手を打ち込んだカープが3点を勝ち越し、その後は永川投手・ベイル投手のリレーで抑えたカープが6対3で勝っています。観客数は1万3千6百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は山本昌投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万8千3百人でした。また、試合中に照明が故障するという事故があったそうです。

2005年08月15日

2005/8/15の更新

 漫画資料室ながい閣下新作短評を更新しました。

混雑と渋滞

 昔も今も「お盆に帰省」という慣習はありません。職場にも「お盆休み」はないので、いつもと同じく出勤しています。当然ながら、他の通勤者はお盆休みを取っている人が多いので、この時期の通勤は非常に楽です。混雑がないうえに、乗って1駅くらいすればたいてい座れます。
 そのような快適な気分を味わった後に、ニュースなんかで「帰省ラッシュで高速道路渋滞○km」などというのを見ると、「通勤ラッシュがこちらに移動した」というように思えてきます。こっちが楽して通勤する反動(?)で渋滞で苦労するわけです。しかも、この人たちは渋滞に苦しんで帰った翌日からは混んだ電車で通勤するわけです。
 そう考えると、帰省というのは本当に大変なんだな、と見ず知らずの人たちに同情してしまいます。それと同時に、お盆に帰省の習慣がない家に生まれた事が実はかなりの幸運だったのでは、などとも思えてきます。

2005年08月14日

後悔先に立たず

 はなまるうどんに、「釜上げうどん」と「湯だめうどん」というメニューがありました。写真を見る限りでは、うどんの盛りかたがちょっと違うだけで、「湯に入ったうどんをつけだれで食べる」という同じ食べ物です。なんでも、「釜上げ」は「温めたうどんをそのまま出す」で、「湯だめ」は「一度冷やした後に再度温める」という違いがあるそうです。
 一度、食べ比べてみようかと思っていたのですが、季節限定メニューなどを食べているうちに、ついつい後回しになっていました。そして今日、店の前に行ってなんとなくメニューを見ていたら、いつの間にやら「湯だめうどん」がなくなっていました。こうなると分かっていたら、季節限定を無視してでも、二つを一緒に頼んでの「食べ比べ」をしていたのですが・・・。やはり思い立った事はすぐやるのが最善だったようです。

終盤の逆転で3タテ

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズは小野投手と萩原投手が先発。昨日同様、先週と同じ組み合わせです。
 初回に1死無走者から堀選手が右中間スタンドに3試合連続となる4号ソロを打ち込むという、昨日のVTRみたいな展開でマリーンズが先制します。しかし、昨日のように4・5番の連続本塁打はなく、この回1点のみ。そしてその裏、谷選手に先頭打者本塁打が出て、即座に追いつかれます。
 2回は3人で抑えた小野投手ですが、3回に2死を取った後から安打と盗塁で2死2塁とし、そこから連続適時打を打たれ、2点を勝ち越されます。このあたり、先週とかなり似た展開ですが、この2点と萩原投手が2回の平野選手の超美技もあって3回を1失点に抑えた事が今日に限っては裏目に出ます。
 萩原投手は今季何度か先発していますが、先週の日曜も含め「初回から登板の中継ぎ」という位置付けで3回程度で降板します。実際、この試合でもブルペンで二番手候補が肩を使っていたのですが、好投と勝ち越しがあり続投に。ところがこれが裏目に出て、先頭のフランコ選手にこれまた3試合連続となる17号ソロが出て、さらに2死1塁から里崎選手が右中間に適時二塁打を放って同点としました。

 小野投手は4・5回は抑えましたが、6回に先頭の絶好調のガルシア選手に安打され、続くブランボー選手に左翼線を抜く適時二塁打を打たれて勝ち越されます。そして続く塩崎選手を歩かせたところで降板となりました。二番手は高木投手。このリレーは先週の金曜日に危険球で小野投手が急遽降板した時と同じです。その時は好投してお立ち台に上がった高木投手ですが、今日も1死満塁としたものの、阿部真選手を併殺に打ち取り、追加点を許しません。さらに7回も1番からの好打順を3人で抑えます。
 一方、合併球団二番手の加藤投手は9人を完璧に抑え、7回途中から菊地原投手が登板と、「必勝リレー」に入ります。しかし8回表、無死から出た走者を盗塁失敗で2死無走者としたところで、連日の4番に入ったサブロー選手が貴重な2試合連続の8号同点ソロを放ちました。
 その裏は藤田投手・薮田投手で抑えて9回表に。同点ですが、合併球団は大久保投手を投入します。ここまで、大久保投手にほぼ完璧に抑えられてきたマリーンズ打線ですが、先頭の李選手が詰まりながらも中前に落とし、1死後、里崎選手が打席に。2球目のところでバレンタイン監督が大久保投手の投球動作に大声で抗議します。それが投球に影響したのか、里崎選手は三遊間を抜きます。さらに西岡選手が俊足を生かした内野安打を放って1死満塁に。続く堀選手は一塁ゴロを打ち、三塁走者が封殺されますが、併殺を焦った捕手が一塁に悪送球で二塁走者が生還。意外な形で勝ち越し点が入ります。
 その裏、マリーンズは小林雅英投手を投入。2試合連続で2点を取られている小林雅投手ですが、今日は1安打こそされたものの、後は抑え、24セーブ目を挙げています。
 これで合併球団を三タテし、今季5球団を全て三タテとなりました。交流戦を含めると8球団を三タテにした事になります。うち、ライオンズとファイターズ以外の6球団はいずれもビジターでやっているところが面白いところです。また、合併球団との対戦成績を8勝7敗とし、5球団全て白星先行となりました。観客数は2万9百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスはリー投手と新垣投手が先発。前回、ホークス打線を無得点に抑えたリー投手ですが、初回に松中選手に犠飛を打たれ、さらに4回にはズレータ選手の2ランで追加点を挙げられます。ファイターズも7回に今日から再登録の新庄選手の適時二塁打で2点差とし、さらに8回も1死1・2塁と一発逆転の好機を作ります。しかし、ここでセギノール選手・稲葉選手といった好調の中軸が吉武投手に打ち取られ、反撃できず。9回表には建山投手を投入するも、再びズレータ選手に2ランを打たれ、その裏は馬原投手が抑え、5対1でホークスが勝ちました。観客数は2万5千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズは有銘投手と帆足投手という、社会人時代に同じチームにいた二人が先発。いまやイーグルスで唯一の安定した先発投手ともいえる有銘投手は今日も5回まで1安打無失点と好投しますが、6回2死2塁から外野手がフライを見失って先制されます。一方、帆足投手は序盤は3安打されたものの、5回以降は無安打投球。有銘投手も頑張りましたが、9回に3点を追加されました。結局帆足投手は3安打1四球で今季2度目の完封を達成しています。観客数は1万6千8百人ほどでした。

 東京ドームの読売対タイガースは桑田投手と能見投手が先発。初回に桑田投手が大炎上し、連続四球の押し出しで先制点。さらに今岡選手の2点適時打と檜山選手の犠飛で2点を追加します。そして続く矢野選手に頭部死球を与えた桑田投手は危険球退場。さらに藤本選手にも適時打が出て一挙5点を取ります。その後も点を取り合いますが、最後はウイリアムス投手・藤川投手で抑えたタイガースが7対3で勝ちきっています。観客数は4万6千1百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズはフェリシアーノ投手と山井投手が先発。同点でむかえた5回に失策でもらった好機から3連打でドラゴンズが3点勝ち越します。7回に1点差に迫られますが、9回にドラゴンズが大量6点を追加し、終わってみれば12対7の圧勝でした。観客数は1万4千8百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対スワローズは門倉投手と藤井投手が先発。門倉投手が初回の先頭打者に安打された後、6回まで完璧に抑える好投。一方の藤井投手も7回を5安打1失点と抑えますが、援護がありません。8回には多村選手の2ランでベイスターズが追加点を挙げ、門倉投手は9回に失点して完封は逃したものの、完投で8勝目を挙げました。観客数は1万7千7百人ほどでした。

2005年08月13日

素直に言ったほうが

 たまに、駅前などに手相の勉強をしているのですがと声をかけてくる輩が集団で現れます。無視しても、また別の奴が寄ってくるあたり、なんか蚊の集団を連想させられます。
 私の見る限り、全ての人が、この連中を無視しています。だいたい、手相の「勉強中」などという「セミプロ」ごときに運命をゆだねようなどと、普通の人は思わないでしょう。それでなくても、胡散臭げな雰囲気が漂っているわけですし。そう考えると、かなり効率の悪いインチキ商売と言えます。
 ただ、それにひっかかる被害者もいるそうで、そういう人たちは高価な商品を買わされた上、最終的には彼らと同じ犯罪集団に加わる事が多いそうです。ならばいっその事、最初から正直に「インチキ商売の勉強をしているのですが」と声をかけたほうがいいのではないでしょうか。それならば、最初から「見込み客」のみが反応するので、無駄がなくなり、効率的に犯罪行為を行えると思うのですが。

清水直投手、大量援護で連敗止める

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズは吉井投手と清水直投手が先発。ここまで2連敗(実質3連敗)中の吉井投手に対し、マリーンズは相性を最優先した打順を組みました。そのため、サブロー選手がプロ初の4番に入りました。
 さて1回表、2番の堀選手が2試合連続の3号ソロを放って先制。そして2死からその4番のサブロー選手が起用に応えて7号ソロ。続くフランコ選手も2試合連続となる本塁打を放ち、3点を先制。今季これまで3点しか取っていない吉井投手に初回で3本塁打と借りを返します。
 一方、ここ5試合で援護が3点、とくに最近3試合はいずれも完封負けと驚異的な援護のなさで5連敗中の清水直投手。初回だけで過去5試合分相当の援護が入ったのに驚いて調子が狂ったのか、その裏、満塁から絶好調のガルシア選手に適時打を打たれるなどで、2点を返されます。
 しかし、直後の2回表、橋本選手に6号2ランが出て突き放し、ここで吉井投手をKO。さらに3回裏に1点返されると、直後の4回表にパスクチ選手の2試合連続の4号2ランで突き放すなど、取られたらそれ以上取り返すという、清水直投手が登板している試合とは思えないような打線爆発を見せます。

 極めつけは5回表、失策と四球で貰った好機から今江選手の適時打、続いて昨日お子さんが生まれた李選手の2点適時二塁打、そしてパスクチ選手の2打席連続2ラン、とどめに西岡選手の2ヶ月半ぶりの4号ソロが出てこの回計6点を挙げ、計13点となりました。
 というわけで過去7試合分に相当するような超大量援護を貰った清水直投手ですが、今日は今季最悪の出来。2回の1死満塁こそは相手のボール打ちもあって凌ぎますが、ガルシア選手に2打席連続本塁打を喫し、大西選手にも本塁打されるなど、5回6失点で降板。自責点6は今季最多です。しかしながら、援護のおかげで6月17日以来、約2ヶ月ぶりとなる8勝目を挙げました。これで今月4度目の二桁得点。3月以来となる対合併球団3連戦勝ち越しを決めました。対戦成績も5割に戻しています。観客数は2万6千人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスは入来投手と杉内投手が先発。3回に連続二塁打で先制したファイターズが、8回にも小谷野選手のソロで追加点。一方、入来投手は森本選手の美技などもあり、ホークス打線を3安打に抑えて3年ぶりの完封。杉内投手も4安打完投でしたが、好投報われず、今季パリーグ相手の初黒星を喫しています。観客数は2万5千人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズはホッジス投手と西口投手が先発。2回までに8点を取ったライオンズが連日の大量点で11対4と圧勝。西口投手は15勝目で杉内投手に並びました。観客数は1万4千人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは斉藤隆投手と館山投手が先発。2対1でむかえた9回表にクルーン投手が登板しますが、打球が左手に当たった影響か岩村選手が逆転適時打。しかし、その裏、石井投手から村田選手が逆転サヨナラ適時打を放ち、4対3でベイスターズが勝ちました。観客数は1万7千2百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズは黒田投手と野口投手が先発。投手戦となりますが、8回に高橋光選手の連夜の殊勲打でドラゴンズが追いつきます。しかし9回、緒方選手にサヨナラ本塁打が出てカープが勝ちました。観客数は1万6千4百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースは上原投手と杉山投手が先発。連夜の延長となり、久保田投手が連夜のサヨナラ打を打たれたようです。これで今日のセリーグは3試合全てサヨナラ試合。これは2003年4月以来の事とかで、その時もタイガースはサヨナラ負けしています。そう考えると、むしろ縁起がいいのかもしれません。観客数は4万5千3百人ほどでした。

2005年08月12日

舌が肥えた?

 夏になると、職場での一服用にアイスコーヒーを買いおきして飲みます。昨年までは、コンビニのペットボトルのブラックに牛乳を入れて飲んでいたのですが、今年になって近くのコーヒー専門店が1リットルパックを売るようになったので、コンビニのと比べると150円ほど高いのですが、そちらを飲むことにしました。
 実は最初に専門店のを飲んだ時は、「もっと感激的な美味さだと期待していたのに、意外に平凡だ」という感想でした。ところが、そのコーヒー屋がお盆休みに入ったために、久々にコンビニのペットボトルを使ったところ、その不味さに愕然としました。
 昨年まで、普通に飲んでいたわけですから、明らかに専門店のコーヒーに舌が慣れた結果だと思います。意外な形で「専門店の美味さ」を認識する結果となりました。味覚というのは不思議なものです。

初回に打ち込んで圧勝

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズはスチュワート投手とセラフィニ投手という外国人左腕同士の先発でした。初回、2死1塁から里崎選手が四球を選んだ後、初の五番に入った今江選手、さらにはサブロー選手・フランコ選手と3連続適時打。とどめにパスクチ選手の4ヶ月半ぶりの3号3ランが出て、この回一挙6点を取ります。パスクチ選手は4安打で今週2度目の猛打賞となっています。続く2回にも堀選手の第2号ソロで追加点を挙げています。
 セラフィニ投手は2回に4安打で2点、5回には2死からの四球から1点を取られますが、あとは安定した投球で連続二桁得点中の合併球団を抑えます。2試合連続3本塁打中のガルシア選手の長打性の当たりをパスクチ選手が好捕する場面もありました。
 一方、打線のほうは5回にはフランコ選手の15号2ランで追加点。さらに6回には西岡選手を一塁において、20打数連続連続無安打と絶不調の福浦選手が久々の安打を放ちます。すると、西岡選手が俊足で三塁に。その送球の隙に福浦選手が暴走気味に二塁に向かいますが、それに気を取られた隙をついた西岡選手が一気に生還。さらに今江選手に適時二塁打が出て計11点となります。

 セラフィニ投手は7回7安打2四球3失点。8・9回は山崎投手が抑え、11対3と圧勝。合併球団の連勝を5で止めました。これでマリーンズは8月に入ってからいずれも三連戦の頭を取りました。ただ、前回・前々回とその後は連敗してカード負け越し。特に明日は6連勝中の吉井投手対、援護がなく3試合連続で完封負けで計5連敗の清水直行投手が先発。あらゆる点でマリーンズに不利な条件が揃っているだけに、重要な試合となりそうです。
 なお、観客数は1万5千人ほど。なんでも、合併球団は観客動員100万人とのことで、それを祝して、特製の白い帽子をかぶっていました。ただ、ヘルメットは元のままなので、捕手や打者がちょっと浮いて見えました。あと、あの大阪ドームの発表数と見た目の入り具合の差を見る限り、「本当に100万人?」という気がしなくもありません。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスはダルビッシュ投手と田之上投手が先発。1対1でむかえた3回に、ズレータ選手が勝ち越し3ランを放ちます。ダルビッシュ投手は3回までで100球を投げ、押し出しを含む6四球でこの回で降板しました。一方、ホークスの田之上投手も4回途中で降板しましたが、そこから5人の投手をつぎ込み、最後は馬原投手が抑えて5対2でホークスが勝っています。観客数は2万8千2百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズは山村投手と宮越投手が先発。初回に2点ずつ取り合った後、3回にカブレラ選手が勝ち越し2ラン。さらに4回にもまたカブレラ選手に2打席連続2ランが出て突き放し、終盤にも追加点を挙げたライオンズが8対2で勝ちました。今季初先発の宮越投手が2勝目を挙げています。観客数は1万4千7百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズはセドリック投手と川島投手が先発。2回に失策がらみで無安打でスワローズが先制し、さらに青木選手に適時打が出てこの回3点。中盤には岩村選手とラミレス選手に本塁打が出て、6対1となります。川島投手は8回1失点と前回に続く好投で8勝目。9回裏に吉川投手が2ランを打たれましたが、最後は石井投手が締めて6対3でスワローズが逃げ切りました。観客数は1万6百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズはロマノ投手とマルティネス投手が先発。2回に3点を先制したカープが2点リードで終盤をむかえますが、7回に高橋光選手に逆転3ランが出て、ドラゴンズが7対5で勝っています。観客数は1万4千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースは工藤投手と下柳投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5千人ほどでした。

2005年08月11日

動作確認

 トップページに「このページはIE6.0とネスケ7.0で動作確認をしています」と書いているサイトがあります。今日、その表示を見た時、「そういえば、このサイトはIEで動作確認をしていなかった」という事に気づきました。
 別にIEを敵視しているからではなく、単に、普段から家では全然IEを使っていないからです。いずれにせよ、「圧倒的なシェアを誇るブラウザでの動作確認をしていなかった」という事に全く気づいていませんでした。というわけで、約1年ぶりにIEでこのサイトを見てみたのですが、特に問題はないとはいえ、微妙なところが違って表示されていました。やはり、たまには普段と違う環境で見ておかないといけないようです。明日は、MACで動作確認しようかと考えています。

タイガース、逆転勝ち

[ 野球 ]

 ナゴヤドームのドラゴンズ対タイガースは川上投手と安藤投手が先発。2回にドラゴンズが2点を先制し、3対1で5回表に。1死1・2塁から、前の打席で本塁打を打っている金本選手の適時二塁打で1点差とし、続く今岡選手が高めのボール球を強引に振ると、三塁手の頭を越える2点適時打となって逆転。さらに藤本選手にも適時打が出て、この回一挙4点を挙げます。規模は違いますが、一昨日の「5回にエースを打ち込んで逆転」のお返しをした感じです。さらに、7回には金本選手が特大本塁打を放ち、6点目。川上投手は前回に続いて打ち込まれる形になりました。
 その裏からは「いつもの三人」が登板。藤川投手が1点を失いますが、大勢には影響がなく、8対4でタイガースが勝ち、「首位攻防戦」を勝ち越しました。観客数は3万8千2百人でした。

 神宮のスワローズ対カープは石川投手と小山田投手が先発。1対1でむかえた5回裏にラミレス選手に勝ち越し2ランが出てこれが決勝点となり、3対1でスワローズが勝ちました。石川投手は7回を4安打1失点に抑えて8勝目です。観客数は1万4千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは西村投手と土肥投手が先発。初回に金城選手の適時打で先制したベイスターズが5回に2点追加。1点差に迫られた直後の7回に2点を追加して突き放し、最後はクルーン投手が抑えて5対3で勝っています。観客数は4万2千5百人ほどでした。

 唯一のパリーグとなった神戸の合併球団対イーグルスは川越投手と紀藤投手が先発。ガルシア選手が2試合連続3発などがあって合併球団が2試合連続2桁得点。一方、川越投手は4安打で今季初完封となり、13対0で連日の大差となりました。観客数は1万2千4百人ほどでした。

2005年08月10日

意外な好物

 駅の立ち食いそば店の夏のメニューの垂れ幕がかかっていました。その中の一つの「冷やし豚しゃぶうどん」がやけに気になりました。その原因は豚しゃぶでなく、添えられている半熟卵。この写真がやけに美味そうなのです。
 そういえば、10年ほど前、職場の近くの弁当屋が夏季限定メニューで錦糸卵の代わりに半熟卵を乗せた冷やし中華を出した時は、ほとんど毎日そればかり食べたものでした。これまで自覚症状(?)はあまりなかったのですが、どうやら私は冷やし麺と半熟卵という取り合わせが大好きなようです。
 食事をした直後にも関わらず、遠くから見たメニューの垂れ幕に反応するのですから、かなりのものなのでしょう。妙なところで、自分でも意識していなかった「大好物」の存在を知ることができました。

拙攻で連敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは久保投手と金村投手が先発。マリーンズ打線は初回・2回と先頭打者を安打で出しながら得点できず、さらに3回も1死1・2塁で昨日3安打のパスクチ選手が併殺に倒れます。
 一方の久保投手は2塁打2本を打たれながら3回まで無失点だったのですが、4回に先頭の小笠原選手を安打で出し、続くセギノール選手に先制2ランを打たれます。さらに、この3連戦好調の稲葉選手の三塁打を足がかりにもう1点取られます。
 その裏、今江選手と李選手の連続二塁打で1点を帰しましたが、続く5回も先頭の森本選手が三塁打。そして四球の後にセギノール選手の適時打で1点追加され、さらに安打で満塁。久保投手はここで降板しました。
 この無死満塁で連投となる高木投手が登板。しかし、稲葉選手にうまく合わせられて左前に適時打。さらに連続犠飛が出て7対1となります。なお、続く2死1塁で打席には中嶋捕手が。現在、2人しかいない元阪急ブレーブス選手同士の対決です。今日の解説の本西さんはこの二人と同期入団という事もあり、この対戦は感慨深そうでした。結果は、4月に続き、高木投手が抑えました。

 高木投手は6回は無安打に抑え、続く小宮山投手も9回途中まで2安打無失点と、ベテラン投手二人が活躍して追加点を与えません。しかし、金村投手も尻上がりに調子を上げ、結局7回を7安打1四球ながら1失点で抑えられます。8回はトーマス投手、9回はナイト投手からいずれも安打は打ちますが、得点にはつながらず、結局10安打しながら1得点という拙攻で、7対1で敗れ、連敗してしまいました。結局、このマリン9連戦は最初連勝しながら、5勝4敗に終わりました。観客数は2万3千2百人ほど。マリンの水曜日の観客数としては、交流戦でのタイガース戦・読売戦を越え、6月末の「全席一律1,500円試合」に次ぐ動員となりましたが、白星で飾れませんでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは松坂投手と和田投手が先発。初回に松中選手の適時打でホークスが先制し、ズレータ選手の32号ソロも出て4対0となります。ところが、5回に1点を返したライオンズが、6回にカブレラ選手と和田選手の連続本塁打などで一挙4点を取り、試合をひっくり返します。しかし直後の7回、怪我で登録抹消中の城島選手の代役の的場選手が二塁打で出て、犠打と暴投で同点に。さらにバティスタ選手の本塁打で再逆転します。松坂投手はここで6失点KOとなりました。さらに8回には的場選手の本塁打も飛び出し、最後は馬原投手が3人で抑え、8対6でホークスが勝ちました。これでマリーンズとのゲーム差は6となっています。観客数は2万4百人ほどでした。
 神戸の合併球団対イーグルスはケビン投手と岩隈投手が先発。ガルシア選手が3本塁打を放って4打点。さらに終盤に追加点を挙げた合併球団が最後は10対2と圧勝しました。観客数は2万人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対タイガースは朝倉投手と福原投手が先発。援護が少ない福原投手ですが、初回に金本選手に3ランが出て先制。3回にも追加点を挙げます。福原投手は5回を2失点。後は間隔があいた事もあり、「必勝リレー」をちょっと長めに起用。3人で4回をウッズ選手のこの日2本目のソロのみに抑え、5対3でタイガースが勝ち、首位を守りました。観客数は3万8千1百人でした。
 神宮のスワローズ対カープはゴンザレス投手とレイボーン投手が先発。初回に前田選手の満塁本塁打が出て、2回にはラロッカ選手に満塁本塁打が出ます。さらに9回にも2点を加えて計10点。一方、レイボーン投手はスワローズ打線を5安打2四死球に抑え、来日初勝利を完封で飾っています。観客数は1万4千2百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは内海投手と三浦投手が先発。3対0から6回に読売が追いつきますが、直後に佐伯選手に勝ち越しソロが出てこれが決勝点に。最後はクルーン投手が抑え、4対3でベイスターズが勝ちました。観客数は4万2千2百人ほどでした。

2005年08月09日

ランドマーク?

 Google マップの、マウスでつかむと地図が動くという機能はかなり面白くできています。そこで、場所を調べる必要がないのに、適当な地名で検索して地図を動かして遊んでしまいます。
 そして先日、自分の家の近くを検索しました。比較的最近造成された地域のため、我が家は隣はもちろん、その隣も全てアパートやマンションという集合住宅密集地域です。
 そのうち、「Google マップ」に固有名詞が載る集合住宅は僅かなのですが、その数少ない中に我がアパートが入っていました。周囲には鉄筋製の中層マンションも少なくないのに、その中になぜ木造2階の我がアパートがあるのか、非常に不思議です。
 もちろん、そこの賃借人である自分とは全く関係ないのですが、なんかちょっと偉くなったような気分になりました。とりあえず、これから初めて我が家に行く人に、「Google マップで調べれば載っているよ」と言えるので、案内が楽になる事だけは確かです。

今季初の延長戦敗戦

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは小林宏之投手と立石投手が先発。ベニー選手が再び足を痛め、パスクチ選手が一軍復帰。そのパスクチ選手が四番に入りましたが、2回に安打を放ち、4回にも内野安打。失策がからんで、2塁に進み、続くフランコ選手の適時打で先制します。
 一方、小林宏投手は4回まで無安打投球。5回に二塁打を打たれますが、6回までその1安打のみにファイターズ打線を抑えます。
 そして6回裏、先頭の福浦選手が失策で出塁し、さらにパスクチ選手がこの日3度目の安打を放ち、無死1・2塁とします。そして2死から、李選手があわや本塁打という三塁打を放って2点追加。続くサブロー選手も適時打を放って4対0とします。
 ところが直後の7回表、先頭のセギノール選手のソロで1点を返され、さらに連続二塁打でもう1点返され、2点差となります。しかし、8回は薮田投手が抑え、4対2で9回表を迎えます。
 ここでマリーンズは小林雅英投手を投入しますが、先頭のセギノール選手に二塁打され、内野ゴロで進んだ後、稲葉選手の適時打で1点差に。稲葉選手は昨日、さらには7月の札幌に続き、3試合連続で小林雅投手から打点を挙げました。さらに小田選手に適時二塁打が出て、同点に追いつかれます。小林雅投手はファイターズ戦で4試合連続失点となってしまいました。

 その後、マリーンズは9回裏に1死満塁、10回に2死3塁、11回に2死1・2塁と毎回サヨナラの好機を作りますが、いずれも建山投手に抑えられます。一方、10・11回と藤田投手が抑えたのですが、12回表、山崎投手が2安打と四球で1死満塁に。ここで高木投手を投入しますが、坪井選手がうまく左前にあわせて勝ち越し。さらに小笠原選手の併殺崩れの間にもう1点取られました。
 その裏、マリーンズもフランコ選手に二塁打が出ますが、横山投手に抑えられ、結局6対4で逆転負け。痛い試合を落としました。特に小林雅投手の同一チーム4連続失点(うちセーブ失敗3回)は気になります。観客数は2万2千人ほどで、早くも100万人を突破したのですが、その記念すべき試合を飾れませんでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは河原投手と斉藤投手が先発。初回に松中選手の3ランなどでホークスが一気に6点を取り、6回にもズレータ選手の3ランで3点追加。5回まで1安打の斉藤投手は6回に4安打で3点を取られたものの、大量点差もあって、12連勝を達成しています。観客数は1万8千1百人ほどでした。
 神戸の合併球団対イーグルスはJP投手とラス投手が先発。2回に山崎選手のソロでJP投手の連続無失点を止め、さらに3回にはまたまた山﨑選手の適時打で勝ち越したイーグルスですが、3回にラス投手が前回に続いて大炎上、一気に6点を奪われ、試合が決まりました。その後、イーグルスも1点を返しましたが、7対3で合併球団が勝っています。観客数は1万2千5百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対タイガースは山本昌投手と井川投手が先発。シーツ選手の2打席本塁打などもあり、5回表の時点で、7対1とタイガースが大量リードします。ところが5回裏、1死2塁から井川投手が自らの野選と失策で1点返され、さらにアレックス選手に3ランを喫して1点差に。さらに打者一巡してこの回先頭だった大西選手の適時打で同点になり井川投手はKO。続く橋本投手の暴投で勝ち越され、さらに失策もあって一挙9点を取ったドラゴンズが大逆転。8回にはウッズ選手のソロも出て11対7でドラゴンズが勝利。これでゲーム差は0.5にまで迫っています。観客数は3万8千1百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対カープはガトームソン投手と大竹投手が先発。同点で迎えた6回に野選でスワローズが勝ち越し、リグス選手の好走塁で1点追加、これに失策も重なり、この回3点を取ってこれが決勝点となり、5対3で勝っています。観客数は1万4千4百人ほどでした。
 仙台の読売対ベイスターズは高橋尚投手と秦投手が先発。ところが、1回無失点の秦投手が安打をされると、怪我したわけでもないのに秦投手は降板。これでリズムが狂ったか、ベイスターズ打線は初回の1安打のみで抑えられ、0対1で負けました。Aクラス争い中のベイスターズは痛い試合を落とし、3位のスワローズとの差を3.5にしてしまいました。観客数は1万8千5百人ほどでした。

2005年08月08日

意外な交通の難所

[ 交通 ]

 西船橋で京葉線に乗り換える用事がありました。駅が近づいて席を立とうとすると、ドアの前で初老の男性が小学生くらいの女の子数人に案内をしています。しかし、「南行徳はこの地図の・・・あれ、これには東西線は載っていないのか」という感じで、かなり頼りなさげです。
 降りた後、乗り換え通路に行ったのですが、案の定、先ほどの女の子たちが何がなんだか分からず、立ちすくんでいました。見ず知らずの女の子にいきなり声をかける、というのは変質者みたいで嫌だったのですが、放っておくわけにもいきませんし、自分の乗り換えにはまだ時間があったので、東西線の各駅停車が来るホームまで、直接連れて行きました。
 案内し終わってから、7方向に路線が延びていて、しかも鉄道会社が3つあるにもかかわらず、改札は一つだけ、という西船橋駅の構造はかなり珍しいのでは、と気づきました。
 そのような駅で、土地感のない子供に口頭で南行徳への行き方を教えるのはかなり大変です。おそらくは「中野行きか三鷹行きに乗って」などと言ったのでしょうが、西船橋駅発の「中野行きか三鷹行き」は、総武線・東西線各駅・東西線快速の3種類があり、うち南行徳に行くのは東西線各駅のみです。
 したがって、よほど詳しく案内しなければ、迷うのも当然でしょう。慣れている身としては普通に使っていた駅が、実は「交通の難所」である、という事を今更ながら知りました。

渡辺俊・里崎・今江の三選手でライブ

[ 野球 ]

 今日はマリンスタジアムのマリーンズ対ファイターズのみ。その試合を観戦に行きました。先発は渡辺俊介投手とリー投手。渡辺俊投手はファイターズ戦7連勝中。一方のリー投手は前回、ホークスを無失点に抑える好投をしています。
 それだけに両投手とも立ち上がりから良く、1回の表裏は併殺もあり、ともに三者凡退で終わります。そして2回裏、先頭のベニー選手がボテボテの三塁ゴロを打つと、三塁手が悪送球。続く里崎選手が送ると、打撃好調の今江選手が初球を左中間スタンドに7号2ランを叩き込んでマリーンズが先制しました。
 渡辺俊投手は4回まで内野安打のみ。5・6回には外野に安打されますが、後続は絶ちます。ところが7回、急につかまり、3連打で1死満塁とされ、高橋信選手の犠飛で1点返されます。

 一方、6回までリー投手に今江選手の2ランのみの1安打に抑えられたマリーンズ打線ですが、1点返された直後の7回裏、先頭の里崎選手が8号ソロを打って突き放します。さらに8回には2番手の横山投手から、先頭の西岡選手が久々の三塁打。続く堀選手がきっちり犠飛を上げて、4対1とします。
 これで渡辺俊投手の完投勝利かと思ったのですが、9回に先頭の小笠原選手に二塁打を打たれ、さらに木元選手の安打で1死1・3塁に。ここで小林雅英投手が登板しますが、先頭の稲葉選手に2点適時打を打たれ、1点差になります。しかし、後続は何とか抑え、ファイターズ戦の連続セーブ失敗を2で止めて22セーブ目を挙げました。渡辺俊投手は12勝目です。観客数は1万9千2百人ほどでした。

 ヒーローインタビューは渡辺俊投手と今江選手。インタビュー中に渡辺俊投手は、「好投は捕手との共同作業」などと里崎選手を持ち上げます。実はこれが伏線で、インタビューの最後に、「この後、里崎が歌います」と前回のお返し(?)。最初はベンチ内で手を交差させて「×」を作っていた里崎選手も、最後はお立ち台に上がって宣言していました。
 というわけでその後は、球場玄関前ステージで今江選手も含めた三人で「ライブ」。我々もかなり早めに席を立ったのですが、着いた時はかなりの人でした。そして、三人が登場。前回と同じく、「We Love Marines」と「夢への翼」の二曲を披露してくれました。「初ステージ」の今江選手も、かなりノリノリで歌っていました。

 ところで、昨日の読売戦で、記者の質問に答える堀内監督めがけて飲物が投げつけられ、近くにいた報道関係者にかかったそうです。それを報道では「ファンの怒りも頂点に」などと書いています。それは確かにひいき球団が負ければ不快になるのは当然です。しかし、だからといって、そのような行為が容認されるわけではありません。「ファンの怒り」と「常識のない輩」はきちんと区別して報道して欲しいものです。
 その影響かどうかしりませんが、今日のマリンスタジアムは職員が観客席をまわって、ゴミを集めたり、缶を持ち込んだ人に紙コップを渡して缶を回収していました。まあ、これ自体はいろいろとありがたい事などで、異常行為の有無に関わらず、続けてほしいものです。

2005年08月07日

スパム発生システム

 ドコモのサイトを見ていたら、留守電が入るとショートメッセージがそれを伝えてくれるというFOMA専用サービスがある、と書いてありました。さほど電話が来るわけではありませんが、まあ、あると便利かと思い、早速手続きを取りました。
 そして今日、その「1通目」が届きました。メールには先方の電話番号が記載されているのですが、当然ながら携帯の中の電話帳と連動しているわけではないので、誰から来たのか分かりません。これでは知り合いなのか「ワン切り」なのかわかりません。
 まあ、それは普通に考えれば当然の仕様ですから文句を言う筋合いはありません。しかし問題はそこから、なぜかわかりませんが、その一回の留守電に対し、通知メールが6時間の間に20通も来ました。こんな短期間に大量のメールが来たのは、ここ数年ありませんでした。まさかそのような「スパム」がドコモから来るとは思いませんでした。元々そういう作りなのか、一時的なシステムの異常なのかわかりません。いずれにせよ、役立たない割には迷惑極まりない事は確かなので、早速解約しました。

継投にかわされて連敗

[ 野球 ]

 今日は試合は見れませんでした。千葉のマリーンズ対合併球団は小野投手と萩原投手が先発。小野投手は一昨日に危険球退場した関係で「中一日」です。しかし2回に連打と失策で満塁にして、押し出し死球で先制され、さらに内野ゴロで1点。続く3回にも4連打で2点を取られ、KOされます。
 打線はその裏に堀選手の適時打で1点を返しますが、すると合併球団はすかさず継投に。まあ、萩原投手は「1回から登板の中継ぎ」なだけに自然な展開と言えるでしょう。
 二番手の小宮山投手はソロを打たれたものの、3回途中から8回までを3安打1失点。勝ちにつながらないまでも、一昨日の高木投手同様、好投してくれたようです。しかし打線が合併球団の継投陣相手に5安打しか打てず、最後はまたまた大久保投手に抑えられ、4対1で連敗となりました。観客数は2万1千1百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ホークスは有銘投手と新垣投手が先発。有銘投手は城島選手に続いて病気でズレータ選手を欠いたホークス打線を8回まで2点に抑えます。一方の新垣投手も序盤は2失点でしたが5回に山崎選手に勝ち越し3ランを打たれ、それが決勝点に。9回にホークスが1点を返したものの、最後は盗塁失敗となり、イーグルスが勝ちました。有銘投手は2試合連続の完投勝利です。観客数は1万6千2百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対ライオンズは入来投手と帆足投手が先発。ともに先発が早々とKOされ、5回にライオンズが5点を取って8対4とします。しかしそこから本塁打3本などでファイターズが追いつき、9回裏に小笠原選手が豊田投手からサヨナラ本塁打を放って9対8でファイターズが勝ちました。観客数は2万8千4百人ほどでした。

 松山のタイガース対カープは杉山投手とデイビー投手が先発。3回に金本選手の適時打でタイガースが先制するも、直後に前田選手の2点適時打で逆転。一方、打線はその後6回抑えられ、カープはソロ2本で追加点。9回にベイル投手から2安打しますが、反撃はそこまでで4対1で敗れました。観客数は1万6千7百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは龍太郎投手と野口投手が先発。3点リードで9回裏をむかえ、岩瀬投手が登板しますが、2死満塁から連続適時打で同点に。しかし11回にドラゴンズが勝ち越してその裏はチェン投手が抑えて勝ちました。チェン投手は初セーブ。最大8だったドラゴンズとタイガースの差は1.5まで接近しています。観客数は1万4千5百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は藤井投手と桑田投手が先発。2回にスワローズが2点先制し、6回にも2点を追加。藤井投手は6回を1失点に抑え、後は吉川投手・五十嵐投手・石井投手の「帰ってきた必勝リレー」が無安打に抑え、4対1でスワローズが勝ちました。読売とカープのゲーム差は0.5にまで接近しています。観客数は2万5千5百人ほどでした。相変わらず同じカードの東京ドームでの「観客数」の差が気になるところです。あと、同じ5位ならば、東京の読売戦より札幌のファイターズ戦のほうが、集客力がある事もわかりました。
 ところで、ベイスターズの佐々木投手が引退を発表しました。日米での実績を考えるとやはりすごい投手だったと思います。それだけに、9日の仙台での試合を勝手に「引退試合」にして、3位争いしているチームの足を引っ張るような晩節を汚すようなマネは、絶対にしてほしくないものです。

2005年08月06日

「魂」の表現の難しさ

[ 交通 ]

 TVを適当につけていたら、旅行番組の再放送が始まりました。若い女性アイドルが旅をする、という設定で、さいしょは「スーパーあずさ」に乗って安曇野のほうに行きます。その辺りでは、「この後、こじゃれたペンションにでも行くのかな」などと思っていたのですが、そのアイドルは終点からローカル線の気動車に乗り換えました。さらにそこから只見線を経由して東北に抜け、南部縦貫鉄道の廃線跡を尋ねるという、常人なら想像すらしないようなマニアックな経路で北日本を縦断し、最後は仙台からわざわざ常磐線で東京に戻っていました。
 その間、路線に対する紹介を彼女のモノローグという感じで語られるのですが、その内容が鉄道ファン的すぎて、彼女の表情が合っていません。しゃべり方自体は下手ではないのですが、自分の言っている内容を理解できていない事がわかってしまいます。脚本を書いた鉄道ファンの人の魂を彼女が語りきれない、といったところでしょうか。
 もっとも、逆に言葉の端々から鉄道ファン魂が伝わってくる女性アイドル、というのもそれはそれでちょっと怖いものがありますが・・・。

吉井投手に抑えられて完敗

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対合併球団戦を観戦。先発は清水直行投手と吉井投手でした。
 1回表、いきなり清水直投手はボール先行。しかし、2者連続三振もあり、3人で抑えます。その裏、マリーンズ打線は、ここまで2回ともやられている吉井投手の術中にはまったのか、3人とも凡打で9球で終わります。
 ところが2回表、先頭のブランボー選手に左中間に二塁打を打たれ、続く後藤選手には右中間に二塁打、あっさり先制されます。さらに内野ゴロの間に三塁に進まれ、連続四死球で満塁に。ここで昨日猛打賞の日高選手は中堅方向に大きな当たり。サブロー選手が好捕してアウトにはしたものの、犠飛になって2点目を奪われます。
 これまでも吉井投手を苦手にしていたマリーンズ打線ですが、今日はこれまで以上に抑えられます。120km台のフォークが面白いように決まってカウントを稼がれ、凡打の山を築きます。なんと、5回まで誰一人出塁できません。6回に先頭の李選手が幸運な内野安打で、川上投手の時に続いて「完全阻止」をしますが、続く里崎選手が併殺に打ち取られ、7回まで21人で抑えられます。

 清水直投手は相変わらずボールが先行する本調子ではない投球ですが、7回まで6安打2四死球ながら、2点で抑えます。今日は6~7mの向かい風ですから、得意(?)の被本塁打もないと思ったのですが、8回にブランボー選手・後藤選手と、2回に連続二塁打を打たれた二人に今度は連続本塁打を喫します。
 その裏、先頭のベニー選手が、この試合マリーンズ初となるクリーンヒットを中前に。すると合併球団は次がフランコ選手という事もあり、2安打の吉井投手から菊地原投手に交替します。菊地原投手は左の二人は抑えるも、右の二人には安打と四球を出し、2死満塁としてサブロー選手をむかえたところで降板します。一発出れば同点という好機でしたが、ここは加藤投手に抑えられ、この試合唯一の得点機を逸しました。
 9回はセーブがつかない場面ながら大久保投手が登板。あっさり3人で抑えられ、完封リレーを達成されました。清水直投手は2試合連続で打線が完封され、今季4度目の完投負けで4連敗となりました。相変わらず援護がありません。まあ、今日は10安打4失点ですから、「好投したけれど援護がなかった」とは言えませんが。
 これで連勝は5で止まり、再び合併球団との対戦成績が黒星先行となってしまいました。観客数は2万1千人ほどでした。
 ところで今日は海浜幕張からバスで球場へ。交流戦の優勝賞金で塗り替えたという「マリーンズバス」に初めて乗りました。運転手さんもユニを着ている上に、運転席にマスコットの「マーくん」の人形を置くなど、中身もマリーンズになっていました。

 仙台のイーグルス対ホークスはホッジス投手と杉内投手が先発。前回同様、イーグルスが杉内投手から先制しますが、中盤で逆転。最後は馬原投手からも得点し、2点差の9回裏に1死満塁としますが、大島選手・礒部選手が抑えられ、10対8でホークスが逃げ切っています。杉内投手は5失点ながら15勝目を挙げています。観客数は1万5千9百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対ライオンズはダルビッシュ投手と西口投手が先発。4回に連打と犠飛でライオンズが3点を取ります。西口投手は9安打を打たれながら、8回途中まで無失点。その後、星野投手・森投手・豊田投手とつなぎ、完封リレーを完成させました。ダルビッシュは3失点でプロ初完投しましたが、打線が拙攻で援護できませんでした。観客数は3万1千2百人ほどでした。

 松山のタイガース対カープは下柳投手と黒田投手が先発。怪我から復帰後、なかなか本来の投球ができない黒田投手を序盤でKOし、その後も着実に追加点。本塁打は1本ながら、13対2と圧勝しました。下柳投手は10勝目です。観客数は2万人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは斉藤投手とマルティネス投手が先発。7回にベイスターズが2点を勝ち越しますが、直後の8回に連続本塁打で追いつかれ、9回にドラゴンズが3点を勝ち越しました。ベイスターズは救援陣が3試合連続で被弾して3試合連続の逆転負けとなりました。ウッズ選手が1試合3本塁打を放っています。観客数は1万9千3百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は館山投手とマレン投手が先発。東京ドーム以外では勝てないマレン投手が立ち上がりから炎上し、3回までに8対0と大差に。その後はともに点を取り合い、13対8でスワローズが勝っています。観客数は2万9千人ほどでした。

2005年08月05日

さりげない技

 以前、仕事で大変お世話になった方が入院したと聞いたので、お見舞いに行きました。治療時以外は普段と同じとの事で、病院内の喫茶店に行きました。
 年齢的にも人間的にも私のほうがずっと格下なのですが、かつての仕事での位置関係だと、私のいる職場のほうが「元請」という立場になります。したがって、一応は支払いの時に財布を出す形を作らないと失礼だろうな、などと余計な事を考えていました。
 そして飲物が来て、店員さんが伝票を持ってきて、筒に入れました。するとその方は、さりげない動きでその伝票を掴んで手元に収めました。私の余計な気遣いを見透かしていたかどうかは分かりませんが、その動きは非常に自然でした。
 かつて無数の事を教わりましたが、今日は久々に教えを受けたような気がしました。これからも、また色々と教えてほしいものです。

高木投手、緊急登板で今季初勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は小野投手とケビン投手が先発。小野投手は初回は3人で抑え、2回も先頭打者を打ち取ります。しかし解説の本西氏は「今日はよくない、相手が打ち損じているだけ」とのこと。それが聞こえたわけではないでしょうが、後藤選手に安打され、さらに塩崎選手に頭部死球を与えて、危険球退場になってしまいます。
 当然ながらブルペンでは誰も準備はしていません。「こんな時、セラフィニ投手が使えれば便利だけど、昨日完投してるしな」などと思いながら固唾を飲んで見ていたら高木投手が登板しました。確かに、今季は中継ぎのみですが、昨年までは年に何回か先発をしているというこういう状態に向いている投手と言えます。個人的にも特に応援している投手の一人なので、見ていて気合が入りました。
 しかしこの緊急登板は荷が重かったのか、ブランボー選手に詰まりながら左前に落とされ、さらに日高選手にも三遊間を抜かれる連続適時打で2点を先制されます。しかしこのへんから肩が温まったのか、続く左に強い大西選手、さらには早くも代打で登場の下山選手を外野フライに打ち取りました。

 ケビン投手は中18日の登板。その19日前もここで投げていて、その時は勝ち投手になっています。今日も2回までは無安打でしたが、3回に1死からサブロー選手を歩かせ、続く西岡選手にチーム初安打が出て1・2塁に。続く堀選手に適時打が出て1点返し、なお1・3塁とします。続く福浦選手の打席で、ケビン投手は1塁に牽制。完全に逆をつかれており、審判の手も上がります。しかし、その判定はアウトでなくてボーク。解説によると肩が入っていたとかの事ですが、あのルールは複雑でよく分かりません。あと、ここで合併球団のベンチが映されたのですが、なぜか仰木監督はズボンのベルトを外しており、慌ててベルトを締めなおしてから確認に出てきました。
 この棚ボタで同点となり、なお1死2塁。ここ3試合はいずれも先制されながら一気の逆転をしているので、今日もかと思ったのですが、福浦選手が四球の後、ベニー選手・フランコ選手が打ち取られ、同点どまりでした。
 高木投手は代わりはなに適時打を打たれた後は素晴らしい投球。安打らしい安打は1本だけで、4回にはボテボテの内野安打で1死1・2塁とされますが、再び大西選手・下山選手を打ち取ります。5回も2番からの好打順を3人で抑えました。
 その裏、マリーンズは先頭の西岡選手が二打席連続安打し、続く堀選手も二打席連続の安打を中前に。エンドランはかかっていませんでしたが、西岡選手は持ち前の思い切りのいい走塁(≒暴走)で三塁を狙います。タイミング的にはアウトかにも思えましたが、返球がそれ、西岡選手は一気に生還。貴重な追加点を挙げました。
 高木投手は6回の先頭打者を打ち取ったところで降板。結局4回を4安打に抑え、急な出番ながら試合を作りました。続く山崎投手もいきなり二塁打を打たれたものの、後は抑えます。
 7回1死1塁からは薮田投手が登板。打席は左の平野選手なだけに、これまでだったら藤田投手だったところです。一昨日2点取られた事もあったのでしょうか。ちょっと心配です。しかし、薮田投手はここを3人で片付けました。
 一方、勝ち越した後のマリーンズ打線は6回の2死満塁、7回の1死1・3塁、8回の無死1塁がいずれも点になりません。このあたり、「1点差だと高木投手の勝星が・・・」と気が気でなりませんでした。
 そして9回は小林雅英投手が登板。間隔が1週間空いている上に、ここ3試合の登板では、札幌ドームで2試合連続被弾し、金沢では打ち取りながらも不運が続いて1点取られるなど、3試合連続失点中です。そして今日も先頭のブランボー選手を三塁ゴロながら痛烈な当たり、続く日高選手に右前に安打されます。ちなみに日高選手は今季初猛打賞でした。しかし、続く村松選手には粘られながらも左飛に打ち取り、続くは北川選手。初球を打つと、非常にいい角度でレフト方向に上がります。一瞬いったかと思ったのですが、小林雅投手の球威が勝ったのか、フェンス前で失速、これで試合終了となりました。
 高木投手は昨年6月29日以来の勝利を挙げました。これでチームは6月半ば以来、約2ヶ月ぶりとなる、今季5度目の5連勝となっています。観客数は1万7千人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ホークスは星野投手と山村投手が先発。城島選手を欠いたホークス相手に、中盤でイーグルスが4点を取ってリードします。山村投手は3失点で6回途中で降板。ここは吉田投手が抑えますが、続く7回に大村選手に逆転打を打たれてしまいます。イーグルスは負けている展開ながら福盛投手を投入しますが、これも裏目に出て、結局8対5でホークスが勝ちました。イーグルスは今季の負け越しが決まっています。観客数は1万4千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対ドラゴンズはセドリック投手と川上投手が先発。今日は川上投手が珍しく不調で、3回に2本塁打をされるなど4失点。さらに打ってはライトゴロを喫します。6回に追いついたものの、その裏に勝ち越され、計5失点でした。
 ベイスターズは加藤投手・川村投手が抑え、9回にはクルーン投手の「必勝リレー」。ところが今日は160kmは出すものの、1安打2四球で満塁とし、立浪選手に同点犠飛を打たれます。さらにウッズ選手を敬遠して福留選手と勝負しますが、2-0からの3球目を左翼席に勝ち越し満塁本塁打。その裏、ベイスターズも2ランを放つものの、最後は岩瀬投手が抑え、9対7でドラゴンズが逆転勝ちしました。観客数は1万2千5百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は川島投手と工藤投手が先発。スワローズが初回に宮本選手のソロで先制、2回にも1点を追加します。川島投手は8回を2安打2四球無失点と好投。打線は先発全員の14安打ながら4得点という拙攻でしたが、9回は石井投手が抑え、4対0で勝っています。観客数は2万4千1百人ほどでした。

2005年08月04日

3連続逆転勝ちで4連勝

[ 野球 ]

 仕事などで帰りが遅くなり、駅に着いたら、ちょうどマリンスタジアム帰りの人たちと会うほどでした。その千葉のマリーンズ対イーグルスはセラフィニ投手と紀藤投手が先発。そこそこ好投しながら援護に勝ちがつかない紀藤投手相手に、4回まで1安打と苦戦します。
 そして、4回に失策がらみで1点を先制されますが、5回に先ほどその失策をしたこの回先頭の今江選手のソロで同点に。さらに1死1・3塁として小坂選手のスクイズで勝ち越し、堀選手の犠飛、さらには右投手先発にもかかわらず四番に入った里崎選手の適時打で、この回一挙4点を取って逆転します。さらに、二番手の一場投手からサブロー選手が二打席連続本塁打を放つなど3点を追加します。
 セラフィニ投手は7安打2四死球3失点で来日初完投。6勝目を挙げています。観客数は1万4千3百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは土肥投手と安藤投手が先発。ここ3試合で2失点の安藤投手ですが、5回に佐伯選手に逆転2ランを打たれます。しかし8回、今岡選手が川村投手から逆転満塁本塁打を放ち、さらに1点追加。久々の「必勝リレー」でベイスターズ打線を抑え、6対2で勝って連敗を4で止めています。観客数は1万9千7百人ほどでした。
 浜松のドラゴンズ対スワローズはチェン投手と石川投手が先発。今日もスワローズが初回に2点を先制しますが、5回にドラゴンズが追いつき、7回にウッズ選手の勝ち越し適時打が出て、ドラゴンズが逆転勝ちし、連敗を2で止めました。観客数は1万1千8百人でした。
 広島のカープ対読売は小山田投手と内海投手が先発。読売がリードしますが、1点差でむかえた6回に1死1塁から4連打で3点を取ったカープが逆転勝利。小山田投手は約2ヶ月ぶりの勝利を挙げています。また、4試合連続失点中だったベイル投手も9回を3人で抑え、セーブを挙げています。観客数は1万7千6百人ほどでした。

2005/8/4の更新

 翔みならブログめもちょうを更新。

2005年08月03日

地下の迷宮

[ 交通 ]

 都営地下鉄の春日駅の近くに用事がありました。行きは普通に水道橋から三田線を使ったのですが、帰りは予定外に時間が空いた事もあり、都営大江戸線を使って飯田橋に出てJRに乗り換える事にしました。
 大江戸線の駅を出ると、やけに立派な装飾をなされていた地下道がありました。それをしばらく時間をかけて抜け、さらにエスカレーターに乗ったりしてかなり歩き、たどりついたのは、有楽町線・南北線の改札でした。この改札はかつて東西線沿線に住んでいた時に、よく使っていました。そして、ここから東西線ならびにその近くにあるJRの東口改札まで行くのにえらく歩く、という事はいまでもよく覚えています。(※JRから有楽町線に乗り換えるだけでしたら、JRの西口改札から出れば、有楽町線のもう一つの改札を使って比較的簡単に乗り換える事ができます)。

 その時、ふと、「飯田橋行きのバスはJRの駅前に折り返し設備がないので、数百メートル離れた『飯田橋終点』というバス停で折り返していた。そこまで乗った時、飯田橋駅からかなり離れていた。そしてそのバス停は大江戸線開通時に『都営飯田橋駅前』と改称された」という事を思い出しました。
 記憶にあるのなら、春日駅で思い出せばよかったのですが、後のまつりです。そこからさらに延々と歩いてJRの改札についた時は、冷房のきいている地下道を歩いたはずなのに、かなりの汗をかいていました。
 不幸中の幸いは、時間に余裕があった事です。これが急いでいる時だったら、心身ともにかなりの打撃を受けていたでしょう。いい教訓を得る事ができました。ちなみに大江戸線で乗り換えて教訓を得たのは、麻布十番で南北線に乗り換えた時に続いて二度目です。この路線、次はどのような教訓をもたらしてくれるのでしょうか。楽しみ(?)です。

3試合連続二桁得点で3連勝

[ 野球 ]

 今日はマリンスタジアムでマリーンズ対イーグルス戦を観戦しました。先発は久保投手と岩隈投手。岩隈投手は開幕戦以来のマリンスタジアムの登板で、その時も観戦してマリーンズが負けています。
 一方の久保投手もこれまでイーグルス2戦2勝で無失点です。しかし今日は立ち上がり、簡単に二死を取るものの、そこから四球と二塁打でピンチを作り、鷹野選手の2点適時打で先制されます。その裏、マリーンズは1死から昨日久々の安打が出た西岡選手が内野安打で出塁してすかさず盗塁します。そして2死からフランコ選手が一塁ゴロを打ちますが、これを一塁手がトンネルして意外な形で1点を返します。これに岩隈投手は気落ちしたか、今季初の五番の橋本選手、さらには昨日大当たりの今江選手が連続適時打を放ち、一気に逆転しました。
 ところが久保投手はまだ安定しません。2回は先頭の益田選手に左翼線に落とされる二塁打を打たれ、2死1・3塁から高須選手に逆転適時打二塁打を打たれてしまいます。

 岩隈投手は2回・3回と制球は良くないのですが、マリーンズ打線を抑えます。ところが4回、先頭の今江選手に初球をぶつけます。続く李選手が左翼線に落とす二塁打で無死2・3塁とし、ここで1週間ぶりスタメンの井上選手が逆転適時打を放ちます。さらに大塚選手の犠打が失策となり、小坂選手が送った後、西岡選手が適時打。この回の安打はいい当たりはありませんでしたが、いずれもいい所に飛びました。ここで岩隈投手は降板となりました。
 二番手は元マリーンズの河本投手。昨年、ファイターズにいた時はいい所で抑えられた記憶がありますが、今日はいきなり福浦選手が犠飛。さらに橋本選手がまたもや適時打を打ち、この回一挙5点。3試合連続の打者一巡を達成しました。
 一方の久保投手は3回以降は見違えるような投球。イーグルス打線を押さえ込みます。7回まで投げて降板しましたが、3回から7回までは1安打1四球でした。一方、打線は6回にも打者9人を送って5得点。これで3試合連続の二桁得点となりました。何でも球団では26年ぶりとのことです。
 その後、7回にも1点追加。一方、継投陣は8回は山崎投手が中軸を簡単に抑えましたが、9回は藤田投手が下位や代打陣相手に2失点。これはちょっと心配です。
 結局、14対6で圧勝で3連勝。3試合とも安打数と得点数があまり変わりのない効率のいい得点で、相手のミスを着実に得点にしています。このあたり、6月前半までの絶好調時に戻ってきている感じです。30日のホークス戦で惨敗後の監督の檄が効果があったのでしょうか。あと、個人的な話ですが、6月7日の勝ち試合を見て以来、マリンでは観戦3連敗中でしたので、約2ヶ月ぶりのマリンでの勝利を観戦する事ができました。なお、観客数は1万7千4百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは和田投手と金村投手が先発。大村選手が先頭打者本塁打を含む2本塁打。松中選手にも36号2ランが出て、5対1でホークスが快勝しました。ただ、今日は指名打者だった城島選手は怪我が治らず、出場選手登録を抹消されるとの事です。観客数は3万2千7百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ライオンズは川越投手と松坂投手が先発。初回にカブレラ選手の2ランでライオンズが先制し、6対2で最終回に。ところが、この回から登板の豊田投手がブランボー選手に2ランを打たれて2点差となります。残りは3人で抑えたものの、まだ完全復調ではないのでしょうか。観客数は2万5千6百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは三浦投手と福原投手が先発。初回に小池選手の2ランで先制したベイスターズが3回にも小池選手の犠飛で追加点。さらに7回には橋本投手を打ち込んで6対0とします。タイガースも終盤に反撃して9回に金本選手がクルーン投手から適時打を放つなど3点差まで迫りますが、反撃もここまで。これで4連敗となっています。観客数は1万9千5百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対スワローズは朝倉投手とゴンザレス投手が先発。立ち上がりを捕らえて集中打で2点先制したスワローズが7回にも2点を追加します。一方、久々の先発となったゴンザレス投手は6回まで1安打投球。7回に2ランを打たれますが、その後は五十嵐投手・石井投手が抑え、4対2でスワローズが勝ちました。ドラゴンズは11連勝後の連敗です。観客数は3万3千9百人でした。
 広島のカープ対読売はレイボーン投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万9千3百人ほどでした。

2005/8/2の更新

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2005年08月02日

2試合連続の大量点+完投勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対イーグルスは7連勝後3連敗中の小林宏之投手と6連敗後3連勝中のラス投手という対照的な二人の先発となりました。この二人の投げあいは、マリーンズが11連勝を達成した5月3日以来となります。また、マリーンズは福浦選手がスタメンを外れました。
 初回はともに安打は出たものの0点でしたが、2回表、トレーシー選手に2試合連続となるソロが出てイーグルスが先制します。
 ところが、その裏、今季初の6番となった先頭の今江選手の安打をきっかけに、四球と内野安打で無死満塁とし、大塚選手の2点適時打であっさり逆転します。さらに27打席(オールスターを含めると32打席)連続無安打中だった西岡選手が半月ぶりとなる安打でつなぐと、堀選手の内野ゴロの間に1点。ここからフランコ選手が適時打。さらに代わった谷中投手からもベニー選手が安打し、里崎選手、さらにこの回2度目の打席となった今江選手にも適時打が出て。2試合連続となる打者一巡で、一挙8点を奪います。

 小林宏投手は、一発こそ打たれたものの、それ以外は安定した投球。前の試合の渡辺俊投手同様、ソロ本塁打以外は、三塁を踏ませません。一方、イーグルスも3番手の金田投手が2回から5回までマリーンズ打線を抑えます。それにしても金田投手は不振で1ヶ月ほど二軍落ちしていたとはいえ、5月5日には完投でマリーンズの連勝を12で止めた投手。こんな大差の試合の「敗戦処理」で延々と投げさせるのはちょっと不可解です。
 その金田投手に抑えられていたマリーンズ打線ですが、6回にフランコ選手の二塁打でついにとらえ、里崎選手・李選手・大塚選手の適時打で4点を追加。さらに7回には愛敬投手から里崎選手が3ランを打って計15点を挙げました。フランコ選手と今江選手は4安打です。
 小林宏投手は、点差がいくら開いても変わらない投球でイーグルス打線を抑え、9回を6安打2四球1失点12奪三振。1ヶ月ぶりとなる10勝目を完投で飾っています。観客数は1万5千4百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対ファイターズは斉藤投手と立石投手が先発。10連勝中の斉藤投手相手に、ファイターズが昨日同様に初回に2点を先制します。さらに立石投手も5回を無失点に抑えます。そして6回にも1点を追加します。
 その裏、ファイターズは二番手の井場投手が登板。無死1塁から併殺で2死無走者としますが、そこからバティスタ選手が二塁打。さらに松中選手が歩いたところで、抑えから降格となっている横山投手が登板。しかし、2-1から歩かせて満塁に。そしてズレータ選手を迎えます。横山投手が2-1と追い込んだところで、高橋捕手は高めのボールを要求。ここで解説の若菜氏は「これで次にフォークを投げるなら、このボールは無意味。もしもう一球この高めの直球を要求できるならこの捕手は凄いが」と発言。しかし、高橋捕手の次の要求はフォークボール。それを狙い打ったズレータ選手は、左翼席に打った瞬間に分かる逆転満塁本塁打。ヒーローインタビューでも「高めが来たから次はフォークだと思っていた」と言っていました。
 その後は吉武投手・馬原投手とつないだホークスが反撃を封じて4対3で逆転勝ちしました。斉藤投手は11連勝です。観客数は3万3百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ライオンズはJP投手と河原投手が先発。初回に2死から失策で好機を作った合併球団が北川選手の適時二塁打で先制します。一方、6連敗した後、1点も取られずに連勝中のJP投手は今日も好投。8回途中までライオンズ打線を抑え、連続無失点を30回1/3としました。その後、大久保投手が和田選手にソロを打たれ、今季2度目の失点をしますが、最後は代打の石井義選手を抑え、2対1で合併球団が勝ち、勝率を5割にしています。観客数は1万4千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは門倉投手と井川投手が先発。一軍復帰後は5連勝中だった井川投手ですが、今日は制球が悪く、4回に1安打2四球で満塁とし、門倉投手に押し出しの四球を与えて先制されます。さらに、続く石井選手に2点適時打を打たれ、この回、3点を失います。タイガースは6回に今岡選手とスペンサー選手の連続適時打で2点を返しますが、後はホルツ投手・川村投手、そして最後はクルーン投手に抑えられ、3対2でベイスターズが逃げ切りました。タイガースは3連敗で「長期ロード」の初戦を落としています。観客数は1万8千9百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対スワローズは山本昌投手とガトームソン投手が先発。11連勝中のドラゴンズでしたが、山本昌投手の調子が悪く、初回に3連打で2失点。さらに2回にはガトームソン投手に死球を与え、7回にはその報復(?)で本塁打を打たれるなど5点を取られます。ドラゴンズも2点を返しますが、スワローズの吉川投手・五十嵐投手という4月から5月にかけて活躍した二人が久々に揃って好投し、最後は石井投手が抑えて逃げ切り、連勝を止めました。観客数は3万4千8百人でした。
 広島のカープ対読売は大竹投手と上原投手が先発。序盤で上原投手を打ち込んだカープが3回で8対2とリードしますが、そこから読売が反撃して同点に。8回にカープが2点勝ち越しますが、9回に再び追いつき、延長戦となります。そして11回表に読売が堀田選手の犠飛で1回表以来のリードを奪いますが、その裏、1死2塁からここまで5打数無安打の石原選手が逆転サヨナラ2ランを打ち、カープが13対12で勝ちました。試合時間は5時間4分、観客数は1万5千3百人ほどでした。

2005年08月01日

2005/8/1の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新。

リー投手、ホークス打線を抑える

[ 野球 ]

 今日は福岡ドームのホークス対ファイターズのみ。ファイターズは昨日の帯広からの当日移動です。先発は田之上投手とリー投手。1回表、ファイターズは先頭の森本選手の安打に犠打で1死2塁とし、小笠原選手の適時二塁打で先制。さらに五番に昇格した稲葉選手にも適時打が出ます。さらに3回にも先頭の森本選手が歩き、内野ゴロで進んだ後、小笠原選手に二打席連続適時打が出ます。
 一方のリー投手は強力・ホークス打線を4回まで完璧に抑えます。5回に松中選手に安打されるも、城島選手を併殺に打ち取り、三者凡退。6回には2死から打球を足に受けますが、次の打者を抑えます。そしてファイターズ打線は7回表に、二番手の神内投手から奈良原選手の代打二塁打を足がかりに好機を広げ、坪井選手の適時打で大きなダメ押し点を挙げました。

 その裏、リー投手は2安打で初めて二塁に走者をやり、さらに0-2となったところで交替。しかし、ここも建山投手が抑え、9回はトーマス投手が抑え、完封リレーを完成。ホークスは三塁を踏めませんでした。
 リー選手は来日初勝利。初登板のマリーンズ戦で5回2失点、2戦目のイーグルス戦で3回5失点KOでしたが、今日はホークス相手に8回途中まで4安打無四球無失点。相手の勝率と投球内容が反比例するタイプなのでしょうか。なお、ヒーローインタビューは3安打2四球で出塁率10割で2得点だった森本選手。ただ、札幌ドームと違って、比較的普通のしゃべりでした。
 これでマリーンズとホークスの差は4.0となっています。観客数は2万9千8百人ほどでした。