2011年12月17日

愛媛FC、浦和に敗れて今年終了

 熊谷で行われた、全日本選手権4回線の愛媛FC対浦和レッズ戦を、相方と見に行きました。もし勝っても、準々決勝以降の観戦はできないので、今年最後のサッカー観戦となります。
 今回は、応援ツアーバスを利用することにしました。電車より高いのですが、長距離移動なので確実に座れる事および、参加者には「一平くんぬいぐるみ」の優待販売があります。

 これは、愛媛FCの「準マスコット」として独特の人気を誇るカエルのキャラクター一平くんを、ぬいぐるみにしたものです。
 先日、ネット通販専用で発売されたのですが、即日完売となり、入手できなかった相方はかなり残念がっていました。それだけに、より確実に入手できる事もあり、このツアーを利用しました。
 東京駅八重洲口からバスに乗りました。首都高速に入ったバスは、まずは隅田川に沿って北上し、千住のあたりで、今度は荒川放水路に沿う形で川口線に入ります。小菅のあたりでは、複々線の東武伊勢崎線および、千代田線・常磐線・つくばエキスプレスのあわせて10本の線路をほぼまとめて渡る箇所がありました。これはかなり壮観でした。
 そして、東北道に入ります。浦和の料金所を過ぎると、車窓右手に埼玉スタジアムが見えました。今日の相手である浦和レッズの本拠地です。一瞬、ここで試合だったら行くのも楽なのに・・・とも思いました。
 ただし、今日の試合は埼玉の熊谷で行われますが、愛媛FCが「ホーム」という設定になっています。
 そして発車してから1時間ちょっとで、蓮田SAに着き、休憩となりました。先述の「一平くんぬいぐるみ」を既に買っている人もいて、それを休憩中のバスに飾っている人がいました。
 その中で、面白かったのを相方が撮ったので、載せておきます。
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※クリックすると同じ窓で大きな画像が開きます。
 その後、羽生で高速を降り、一般道を通って試合会場である熊谷スポーツ文化公園陸上競技場に着きました。

 会場に入り、席を確保した後、愛媛FCのグッズ売り場で「一平くんぬいぐるみ」を引き取りに行きます。しかし、引取りの窓口と指定された所に、一平くんの本人(本蛙?)がいました。その周囲には撮影する人でいっぱいになっており、指定された場所に近づくことができません。
 なお、一平くんの相棒的存在である、伊予柑太も来ていたのですが、浦和のサポーターが彼を見て「何か、凶悪なのがいるぞ」などと言っていました。まだまだJ1のファンには浸透していない、という事なのでしょうか。
 というわけで、少々手間がかかりましたが、念願の「一平くんぬいぐるみ」を手に入れました。続いて、スタジアム内で販売されていた「牛タン丼」などで昼食を取りました。これもなかなかの美味でした。

 そうこうしているうちに、試合開始時刻が近づいて来ました。愛媛からもバス2台で応援ツアーが組まれており、かなりのサポーターが来ています。そして、試合開始前には、ビッグフラッグの掲出もありました。
 そして試合開始となりました。当初は、愛媛が攻勢になる場面もありました。しかし、前半9分、FKを決められて先制を許します。
 その後も、愛媛がボールを持つ時間も多く、惜しいシュートを放った場面もありました。これなら前半中に追いつけるかとも期待していたのですが、前半終了間近の38分にコーナーキックから追加点を奪われ、2対0となってしまいました。
 後半は、一転して、浦和にボールを持たれ続けてしまう、より苦しい展開になりました。愛媛が攻める場面はほとんどありません。
 後半29分には福田選手を投入しますが、その直後の32分に守備の隙をつかれてゴール前に攻めこまれ、3点目を失ってしまいます。これで、試合はほとんど決まってしまいました。
 そして、アディショナルタイムに入ると、愛媛は今期限りでの引退を発表している三上選手を投入します。数分ですが、これがプロとしての最後のプレーとなるわけです。
 その三上選手がゴール前に上げたボールを福田選手がヘディングで押し込み、愛媛が1点を返しました。しかし、その直後に笛が鳴り、3対1で試合は終わりました。
 終了後、浦和のサポーターから「三上コール」が流れました。三上選手が浦和出身という事もあったのでしょうが、有難い事だと思いました。
 これで、今年の愛媛FCの全試合が終わりました。昨年に比べるとかなり後退してしまった一年でしたが、最後にこのような場所で観戦できたのは嬉しいことでした。
 監督の談話を聞いていると、守備力を中心とした来季の補強はある程度いい方向で進んでいるようです。ぜひとも成功させ、さらいは現戦力を底上げして、ここ数年の目標である8位以上を実現させてほしいものだ、と思いました。

2011年12月03日

愛媛FC、最終戦で久々の白星

 日中に用事が入ってしまい、J2最終戦の中継に間に合いませんでした。そこで携帯で見ていたのですが、先制されたものの大山選手のゴールで追いつきます。さらに、ゴール前での華麗なパス回しを見せ、最後は斎藤選手が決めて逆転しました。
 さらに、後半には斎藤選手がもう1点入れた後、今季限りでの退団が昨日発表された池田選手が愛媛での初ゴールを決め、4対1と大差にします。

 その後、1点を返されたものの、4対2で勝ち、J2では9月以来となる勝利でシーズンを締めました。最終順位は15位でした。
 今季初の快勝という展開でしたが、試合後のバルバリッチ監督は4対1になってからの消極的な動きをかなり厳しく批判していました。確かに、今季の成績を見れば、最終戦で勝ったからとはいえ、喜んではいられないでしょう。
 とはいえ、勝てた事は大きいと思います。ぜひともこの勝利を2週間後の全日本選手権につなげてほしいものです。

 帰宅後は、J1の浦和-柏戦の中継を見ました。序盤から柏が攻勢で、コーナーキックを起点に前半で2得点します。一方、前半戦完全に動きを封じられた浦和は、シュートすら打たせてもらえません。
 これは圧勝で柏が優勝か、と思っていたのですが、後半になって流れが変わります。柏木選手のゴールで浦和が1点差に迫ると、一転して浦和の攻める時間が長くなります。
 柏はこの試合勝てば優勝ですが、引き分けた場合、名古屋もしくはG大阪が勝つと優勝を逃します。それだけに、2対0で快勝ムードだったのが1点返され、「追いつかれれば優勝できなくなるかも」という心理になってしまったのかもしれません。
 その後も浦和ペースで試合が続きますが、後半31分、久々に攻勢に出られた柏がコーナーキックを得ます。そして、クリアされたかと思ったボールを茨田選手がシュートしました。一見、キーパーの真正面だったのですが、回転がかかっていたのか、キーパーの前でバウンドすると方向が変わり、そのまま胸を弾いてゴールに入りました。
 これで完全に試合の流れは決まりました。まあ、優勝する時はこんなものなのでしょう。そのまま試合が終了し、柏が史上初となるJ2・J1連続優勝を達成しました。
 ちなみに今日の仕事は柏であったのですが、帰る時、駅前の広場では、早くもイベントの準備が始まっていました。地元の人はさぞかし盛り上がっていたと思います。
 ただ、TV中継ではその様子が流れる事はありませんでした。野球においてビジターで優勝が決まる試合においては、よく地元の応援風景が流れ、その様子を見るのを楽しみにしていました。それだけにそれを流さない中継には違和感かつ勿体なさがありました。

 なお、J2の昇格争いですが、札幌がFC東京に勝って3位になりました。札幌ドームでの試合には3万9千人もの人が応援に来たとのことでした。目の前で昇格が決まっただけに、その大観衆の喜びもひとしおだったのだろうな、などと思いました。

2011年11月27日

愛媛FC、ホーム最終戦も黒星で終了

 松山で行われた愛媛FC-ザスパ草津戦をテレビ観戦しました。キーパーは兼田選手で、Jリーグ初出場を先発で飾る形になりました。
 開始直後、いきなり速攻を決められ、いきなりその兼田選手の出番となります。そのシュートを見事に防ぎ、Jリーグ初プレーを無難にこなしました。

 その後も、全体的に草津ばかりが攻める展開になります。草津はこの試合にJリーグで初となる勝ち越しがかかっています。一方、愛媛は目標となる8位はとうの昔に絶望となっています。その目標の有無が試合展開に出た、という感じでした。
 さらに、前半の接触プレーで内田選手が負傷退場となり、早くも交代要員を使わざるを得なくなったなどと、弱り目にたたり目、といった感じになります。
 そして前半14分、相手のクロスがフリーになっていた杉本選手に渡り、J初ゴールを許してしまいました。
 その後も、草津ペースは続きます。攻めこまれて何とかクリアするも、そのボールを再び奪われて攻め込まれる、というくり返しがかなり続きました。見ていて、草津のほうが選手が一人多いのでは、と思えてしまうほどでした。
 しかしながら、兼田選手の奮闘もあり、何とか1点差で前半を終えます。後半に入り、選手交代はありましたが、流れは変わらず、同じような展開が続きます。
 そして後半41分、カウンターから総攻撃を食らい、そのまま追加点を奪われます。これでほぼ試合は決まりました。
 その後、アディショナルタイムで石井選手がゴールを決めましたが、その直後に笛が鳴り、1対2で敗戦となりました。
 試合終了後は、バルバリッチ監督、川北選手が挨拶。ファンと握手しながらゴール裏に行き、今期での引退を発表した三上選手、さらには公式発表はないものの退団が決まっていたらしい金守選手の挨拶がありました。

 今季の総括として、元愛媛FC監督である解説者の大西さんは、フロントの補強姿勢をかなり強く批判していました。特に、昨年、固い守りで勝率5割になったにも関わらず、その要であった、小原選手とアライール選手を引き止められなかった事を問題視していました。
 といわけで、来年はそのあたりを中心に的確な補強をしてもらいませんです。しかしながら、もともと、資金力がないうえに、今年、ユニフォームの胸スポンサーがとんでもない事になったので、来年はさらに厳しい状況になるとは思われます。
 とはいえ、このままズルズル行っていいわけがはありません。苦しいなりに方法を見つけ、何とか挽回してもらいたいものだと思いました。

2011年11月19日

愛媛FC、ATの2失点で逆転負け

 富山で行われたカターレ富山対愛媛FCを前半の終わりごろからTV観戦しました。後半に入ってすぐ、愛媛が好機を得ます。そして、波状攻撃の末、高杉選手がシュートを決め、愛媛が先制します。
 しかし、その後はなかなか愛媛に好機は訪れず、富山がボールを持つ時間が長くなります。追加点機はありましたが、決めきれません。

 終了近くになり、CKで時間稼ぎをするなど、愛媛は逃げ切り体制に入ります。しかし、アディショナルタイムに入った直後、富山の苔口選手のゴールで追いつかれます。
 その後、愛媛はゴール近くでFKを得て、いい形でシュート放ちます。しかし、相手キーパーの好守に阻まれ、勝ち越せません。
 そして、その直後、ミスで相手に渡ったボールを決められ、終了直前で勝ち越されてしまいます。そのまま、試合終了となりまさかの逆転負けとなりました。
 もっとも、富山は今季35得点中、7得点がアディショナルタイムで決めているというチームです。相手の得意パターンにはまってしまった、とも言えるでしょう。
 これで今季負け越しが決まり、順位も富山に抜かれて16位まで落ちてしまいました。
 残りは2試合ですが、何とか来季および、12月16日に行われる全日本選手権につながる闘いを見せてほしいものです。

 一方、鳥取ではFC東京が5対1で大勝し、2試合を残して昇格を決めました。その鳥取に、わざわざ東京から2,000人近くのサポーターが訪れたとのことです。飛行機は満席になり、市内のホテルも全て満室、と鳥取ではかなりのニュースになっていました。「経済効果」もかなりのものだったのではないでしょうか。
 改めて、熱心なファンというのは凄いものだと思いました。来季はぜひとも、今季の柏のような活躍をして、そのようなファンをさらに喜ばせてほしいものだと思いました。

2011年11月16日

ヅラかります?

 職場で40代後半の人が、帰る時に冗談めかして「ずらかります」と挨拶をして事務所を出ました。それを聞いていた、新卒の社員が、「今の言葉ってどんな意味ですか?まさかカツラを借りに行くわけではないですよね?」と驚いた表情で言っていました。ちなみに、帰った人の頭はフサフサしています。
 もちろん、「ずらかります」という表現は日常使われる言葉ではありません。しかし、私を含め、周囲にいた30代以上の人は、普通に「ずらかる」の丁寧語だと解釈していました。
 しかしながら、その人にとっては、「解釈不能な言葉」だったわけです。つまるところ、「ずらかる」という言葉を聞いたことがなかったのでしょう。
 これがその新卒社員に限った事だとは思えません。同世代の少なからぬ人は「ずらかる」という言葉を知らない可能性があるのでは、と思いました。
 その推測が正しければ、もう40年もすれば、「ずらかる」は死語になっているかもしれません。
 言葉の移り変わり、というものを目の当たりにできた貴重な経験をしました。

愛媛FC、2ヶ月ぶりの勝利をJ1相手に挙げる

 全日本選手権3回戦のサンフレッチェ広島対愛媛FC戦が行われました。帰宅して結果を見たところ、愛媛FCが勝利とのことでした。0対0で迎えた後半41分に石井選手がシュートを決め、それが決勝点となったそうです。
 9月11日の勝利を最後に、まる二ヶ月白星がなかった愛媛ですが、代表選手の離脱があったとはいえ、J1で現在8位の広島相手に久々の勝利を挙げるのですから、サッカーとは面白いものです。

 なお、今日は波乱続きで、J1のチームが下位リーグのチームに負けた試合が6試合もありました。特に現在J1で優勝争いしているガンバ大阪がJ2で16位の水戸に敗れたのと、JFLの松本山雅がJ1の新潟に勝ったのは話題になりそうです。
 愛媛は4回戦で浦和レッズと対戦しています。過去、全日本選手権では2回対戦しており、1勝1敗という成績です。初めて勝った2007年、相手の浦和がその年の「アジア一」だった事もあり、大いに話題になりました。
 翌2008年にも再び当たりましたが、その時は接戦だったものの最後は雪辱されています。
 それ以来となるJリーグを代表する人気チームとの対戦となったわけです。もし関東で行われるのならば、ぜひとも観戦に行きたいものだと思いました。

2011年11月13日

自社球団の内紛>>>>野球日本一

 床屋に行きました。待合所にスポーツ報知があったのですが、その一面には驚かされました。昨日から日本シリーズが始まっているにも関わらず、そこで大々的に取り上げられていたのは、数日前から始まった、球団代表と親会社会長の罵倒合戦だったのです。
 そして、日本シリーズの結果は、一面の隅に一行で書かれていただけでした。
 確かに、球団代表の告発は衝撃的な事ではあります。しかしながら、あくまでも一球団の内紛でしかありません。プロ野球の頂点を争うシリーズの開幕より大きく扱うなど、異常極まりないことです。
 昔から、読売系列メディアの野球報道には呆れる事が多々ありました。しかし、今回ほど非常識なものは初めてだと思いました。
 同時に、サッカー観戦を趣味としている者して、このような有害企業を早い時期に駆除してくれた当時のJリーグ運営陣に感謝の念をいだきました。

2011年11月07日

子供の頃のヒーローが逝く

 元横綱隆の里・鳴戸親方が急死した、というニュースを見ました。この人を知ったのは、小学校の頃、新聞で相撲の星取表を見た時でした。自分の名前である「隆」の字がついている力士がいる事に驚き、それだけの理由でファンになりました。
 かなり安直なきっかけでしたが、それからはかなり相撲にハマりました。その間に、隆の里関は、大関、横綱と出世していき、ファンとしては嬉しい限りでした。
 場所中は必ずラジオの相撲中継を聞き、隆の里関の勝敗に一喜一憂していました。特に、当時のライバルであった千代の富士関(現・九重親方)に勝った時は大喜びしたものでした。その活躍を見に、当時の蔵前国技館に観戦に行った事も何度かありました。

 しかしながら、隆の里関が引退してからは、自分の「相撲ファン人生」はあまり恵まれませんでした。
 他に応援する力士ができたのですが、なぜかその力士たちは、いずれも不遇な形で相撲協会を去る結果になったのです。北尾改め双羽黒関は、親方との対立が元となった濡れ衣により、板井関は八百長疑惑により(?)年寄襲名を協会に拒否されて、いずれも廃業させられました。
 さらに、最近になって久々に応援していた力士であった朝青龍関も、未だに真相が明らかになっていない「疑惑」により引退を余儀なくされています。

 そんな中、鳴戸親方だけは、角界で部屋を経営し、弟子を育てていました。そんな事もあり、自分が応援していた力士の中では唯一、幸せな相撲人生を送っているな、などと思っていました。
 ところが最近になって、週刊誌に弟子虐待疑惑が報じられたりしました。そして、昨日までは稽古を見ていたにも関わらず、今朝になって急死した、とのことでした。
 報道との因果関係は分かりません。いずれにせよ、色々な意味で憶測を持たれそうな感じです。
 かつての事を思い出して寂しさを感じました。そして同時に、結局、自分の応援していた力士は一人残らず、不幸な形で相撲協会を去ってしまったな、などとも思いました。

2011年10月23日

愛媛FC、後半に追いついて引き分けに

 アウェイで行われたファジアーノ岡山対愛媛FCをテレビ観戦しました。最初から最後まで見るのは、かなり久しぶりです。
 開始直後は、愛媛が押していたような感じでした。そして、前野選手がシュートを放ち、キーパーが弾いた球を大山選手が押し込みます。しかしながら、直後にオフサイドの判定が下りました。アナウンサー氏によると、ベンチで見ていたバルバリッチ監督は、シュート時点でオフサイドに気づき、ボールがゴールネットを揺らしても座ったままだったそうです。

 その後、何度か相手ゴール近くでFKを得たりしますが、内田選手が直接狙うものの、いずれも決まりません。昨年、何度か同じようなFKを決めた場面を見ていただけに、残念に思いました。
 そして前半38分に、岡山がコーナーキックを得ます。ストヤノフ選手がゴール前に上げると、中央にいたにも関わらずなぜかノーマークだった後藤選手が頭であわせ、岡山が先制しました。
 後藤選手は入場時に、生後8ヶ月のお子さんを抱いていました。その試合で今期初ゴールですから、かなりいい想い出になったでしょう。
 後半に入り、愛媛が攻める場面も増えます。ただ、お互いミスが多く、今ひとつしっくりしない展開になります。
 そして後半32分、岡山が自陣でサイドにいたDFにパスをまわします。ところが、そのトラップが甘く、接近していた東選手がそのボールを奪い、そのままシュートを決め、愛媛が追いつきました。
 その後も、お互いに好機は得ますが、なかなか得点には結びつかず、アディショナルタイムに入ります。そこで愛媛が攻めこむのですが、サイドでドリブルしていた選手が中央を走っていた選手にパスをしたところ、パスを受けた選手が自分に来ることを予想していないような反応を見せてボールをこぼし、相手に奪われていました。ある意味、この試合を象徴するプレー、という感じでした。
 そのまま1対1で試合終了となりました。先述したプレーをはじめ、全体的に雑な場面が目立ちました。愛媛としては、先週怪我をし、現在もベンチ入りできていない、斎藤選手の穴が大きいのでしょうか。
 というわけで、岡山にはホームに負けてアウェイで引き分け、という結果に終わりました。何とか来年は巻き返してもらいたいものです。

2011年10月17日

愛媛FC、福田選手の今季初ゴールで引き分ける

 昨日の話になりますが、ホームで行われた愛媛FC-ロアッソ熊本戦を、後半途中から中継で見ました。愛媛は前半終了間際に、今季不動のエースである斎藤選手が負傷退場する、という厳しい展開でした。
 そして、後半開始直後にFKを決められ、先制を許します。その後も攻め立てられますが、何とかしのぎ、0対1のまま試合は進みます。
 そして後半31分に福田選手が入ると、直後の35分、内田選手がゴール前に落としたロングパスをスライディングで押し込み、今季初得点となるゴールを挙げて追いつきました。

 その後も、惜しい得点機はありましたが、そこは決めきれず、結局、1対1の引き分けとなりました。
 勝ち点は得たものの、順位は13位に後退しました。残り9試合で、目標としている8位との勝ち点差は5となっています。
 目標到達が厳しい上に、エースの怪我と厳しい状況が続きますが、何とか頑張ってもらいたいものです。

誰一人納得できないでっち上げ

 大学の野球部員が、あるプロ球団のコーチからトレーニングのメニューを貰っている、というような内容の記述をブログにした、という事を数日前のニュースで見ました。
 野球界には50年くらい前に発生した「アマチュア引きぬき事件」の名残がいまだに残っており、プロ球界関係者が高校生以上のアマチュアを指導してはいけない、という「プロアマ規定」があります。したがって、このブログは、その「規定違反」を本人が告白した、という事になります。

 その「調査結果」が発表になったのですが、その内容には呆れました。学生野球連盟は、
 首都大学連盟を通じて東海大野球部に注意する措置を取ると決めた。南原晃審議委員長は「大学からの報告書を受け、そういう事実はなかったと判断した。記述した内容が違っていた、ということ」と語った。ただ、事実であれば日本学生野球憲章に抵触することを理解していない部員がいたため、「指導を徹底してもらうために」注意とした。
 と発表したのです。
 単純に解釈すると、「プロのコーチがメニューを与えたというのは事実でない。だからプロ側には問題ないが、そのような『規定違反』を理解していない事を明言してしまったした学生には問題がある」となります。
 どういう神経だとこのような「発表」ができるのだろうか、と思いました。もし、「プロのコーチにメニューを貰った」というのが事実でないのなら、実在する人物の名前と所属球団を挙げて、でっち上げをブログに書く事自体が問題です。プロアマ規定などが出てくる余地などありません。
 ちなみに、所属大学の監督氏によると、
 「9月30日に『巨人のトレーナーの内藤さんからリハビリメニューで朝晩1時間走るんだよって言われているのに(ヒジが)痛くて走れません』と書き込んだようです。『内藤さんから』の後に、『励まして頂いた。』などの言葉が省かれています。『1時間走る』と指導しているのは病院です。句読点が一切ないため、まるで内藤さんからリハビリの指導をされているように読めてしまいます
 原文は既に見れませんが、監督氏の言う事が事実で、学生さんの文書力が稚拙なゆえに、そのような「誤解を招く記述」をしてしまった、と理解するのは普通の国語力がある人ならば無理でしょう。
 よくもここまで、誰もが納得できない「つくり話」をでっち上げたものだ、と呆れてしまいました。
 大学の部活動は教育の一環のはずです。果たして、この学生さんは、一連の騒動で、どのような「教育」を受けたのだろうか、と思うと、暗澹たる気分になってしまいました。

2011年09月23日

勝利至上主義でファン離れ?

 プロ野球・中日ドラゴンズの落合監督が今期限りで退団となりました。その理由として、いくつかのマスコミが「好成績を残したものの、観客動員は減少していた。これは、勝利至上主義の采配が原因」みたいな書き方をしていました。
 昨年から野球を見るのをやめたため、この評価が正しいのかを判断する材料は持っていません。とはいえ、この書き方にはかなりの違和感がありました。
 これまで、スポーツをはじめ、勝敗を争う競技を色々と見ていたり関わったりしてきました。その経験から得たものは、客を引きつける最大の要因は「強さ」だ、という事です。そして、「強さ」の尺度として一番分かりやすいのは「勝つこと」です。
 最近では女性サッカーがそのいい例です。それまで、入場料無料でも数百人の動員だったのが、世界一になったら、万単位の客が集まるようになりました。
 これだけ人気が急上昇した理由には、選手の言動などもあるでしょう。しかしながら、最大の理由はやはり「世界一の強さ」だと思います。
 それらの事から考えると、「球団史上最高の実績を残した監督だが、その試合内容がつまらないため、観客動員を減らしてしまった」という考え方には強い違和感がありました。

 ちなみに、この「勝利至上主義で観客減が原因」は各新聞社が横並びで書いていました。したがって、球団側が流した情報が「ソース」かと思われます。
 確かに、球団史上最高の実績を残した監督を解任する以上、球団側としては、そのような理由付けが必要なわけです。
 球団側の事情は理解できます。しかしながら、仮にも報道する側が、それに何ら解釈を加えずにそのまま報じるというのはどうなのだろうか、と思いました。

2011年09月11日

愛媛FC、斎藤選手の得点で久々の勝利

 横浜FC-愛媛FC戦が都内の西ヶ丘で行われました。当初は行こうとも考えていたのですが、今日がやっと今月二度目の休み、というくらい仕事が忙しく、疲れが抜けていない事もあり、ツイッター観戦に切り替えました。
 試合のほうは前半は0対0で終わり、後半もなかなか得点できそうな雰囲気でなかったようです。「これはこのまま、5試合連続引き分けで、通算8勝8敗8分と、昨年の年間成績みたいな結果になるのだろうか、などと思っていました。

 しかし、後半28分、斎藤選手がドリブルで突破し、愛媛が先制します。これで斎藤選手は11得点となり、リーグ単独2位となっています。
 そのリードを守りきり、愛媛が1対0で5試合ぶりの勝利となりました。
 来週はホームで、首位のFC東京との対戦となります。前回は何とか引き分けた強敵ですが、なんとか前回以上の結果を残せるよう、頑張ってほしいものです。

2011年08月28日

愛媛FC、ATで追いつき、3試合連続引き分け

 ホームで行われた、愛媛FC-栃木SC戦を、開始25分くらいからTV観戦しました。見始めた直後、愛媛が中盤でFKを得ます。ところが、それを奪われてカウンターを喫し、フリーになった相手エースのリカルド=ロボ選手に決められ、先制されてしまいました。
 その後も、前半は栃木ペースで進みます。愛媛はなかなかボールを奪えません。しかし、今月より新潟から期限付きで移籍し、ホーム初出場となった大野選手による再三の好守備もあり、追加点は与えませんでした、
 途中、杉浦選手が抜け出し、ペナルティエリア内で、相手選手に後ろから足を蹴られて倒れる場面もありましたが、ファウルにはなりません。これには解説者氏も疑念を呈していました。
 他にも、後半で相手のレッドカードと思われた行為がイエローになるという事もあり、解説・アナウンサー氏とも今日の審判にはかなり不満があったようです。
 試合の方は、結局、0対1のまま前半を終えました。

 栃木は先制すると強く、今期ここまで先制して逆転負けした試合は一つしかありません。ただ、その唯一の相手は愛媛FCでした。その時と同じ0対1で、天気も同じく雨です。という事で、前回と同じ結果になることを期待しながら、後半戦を見ていました。
 その後半、愛媛がボールを持つ時間が長くなります。そして、何度かゴール前にいいボールが上がり、決定機を作ります。しかし、相手キーパーの好守もあり、なかなか追いつけません。
 そのまま0対1で迎えた後半32分、愛媛は6試合ぶりの出場となる福田選手を投入します。すると、交代直後、サイドから相手選手の股間を抜く、ベテランらしいパスを出し、それを斎藤選手が決め、愛媛が追いつきました。これで斎藤選手は10得点となり、リーグ首位タイとなりました。
 ところがその直後、大山選手がバックパスを出しますが、その先には味方が誰もおらず、「相手へのパス」となってしまいました。
 そして、守備陣が戻りきれないなか、リカルド=ロボ選手にこの試合2点目の得点を決められます。
 勝ち越された愛媛は、ひたすら攻めつづけ、至近距離でのシュートも何発か放ちます。しかし、いずれも相手キーパーの武田選手に阻まれ、ついに45分が終了。5分のアディショナルタイムに入りました。
 そして終了間際の50分、愛媛の放ったクロスがキーパー正面に飛んでしまいます。ところが、ここまで好守を続けていた武田選手が手を滑らせ、これをこぼします。そして、その脇に走りこんでいた高杉選手が押し込み、ギリギリのところで追いつきました。
 そして、あとワンプレイで終了、というところで、相手にコーナーキックを与えられます。そして、キーパーの逆をつくシュートを放たれますが、これは福田選手がクリア。そのまま試合終了となりました。
 まさかと言うようなミスで勝ち越されたものの、逆に相手の珍しいミスに助けられて追いついた、というちょっと不思議な終盤でした。いずれにせよ、終了間際に追いついて勝ち点を得たことには価値があるでしょう。
 というわけで、8月は1勝3分と、何とか負けなしで終わりました。9月はいきなりアウェイ2試合から始まりますが、何とか乗り切って、再び順位を上げてほしいものです。

2011年08月07日

批判すべき所を褒める中継

 相方が見ていた高校野球中継を隣の部屋で聞いていました。すると、体調不良で交代した選手の状態に関する情報が入りました。なんでも、熱中症で両腕と片足の筋肉が痙攣した、とのことでした。
 それを聞いたアナウンサー氏と解説者氏は、その熱中症を起こした選手について、「攻守とも全力で頑張っていましたからね」と讃えていました。その話し方は「一所懸命頑張ったのだから、熱中症は名誉の負傷(?)だ」という感じでした。
 しかし、これは褒める所なのでしょうか。事実として、高校運動部の活動中に、病人が出たのです。しかも、その病気とは、一歩間違えれば死に至るものなのです。
 そう考えれば、ここはその高校の健康管理体制を問題視するところなのではないでしょうか。少なくとも、選手の体調の異常を管理する体制および、水分を適切に補給できる環境があれば、その選手が倒れることはなかったはずです。
 高校野球では、いまだに暴力事件など、時代錯誤的「体育会」な思想による問題が発生しています。このような「熱中症賛美」が全国放送で流れ続けている間は、そのような時代錯誤ぶりが改善される日は遠いのだろうな、などと思いました。

2011年08月06日

愛媛FC、先制点を守り切る

 連敗を止めたものの、先週、またしても3失点で敗れたうえに、主力の一人である関根選手が怪我で長期離脱となってしまった愛媛は、ホームにカターレ富山を迎えての試合となりました。
 今日は久々に川北選手がスタメンGKに復帰しました。また、甲府から期限付きで加入した金選手が初のベンチ入りとなりました。
 仕事帰りにツイッター観戦していたのですが、開始32分に、斎藤選手がゴール前に出したパスを杉浦選手が決め、愛媛が先制しました。

 斎藤選手は先日、U-22日本代表に選ばれました。しかし、その直後、昨年まで同じチームの先輩だった松田選手を失う、という辛い目にあっています。それだけに、このアシストは感慨深いものがあったでしょう。
 先月の愛媛は、前半に先制した後、逆転負け、というのを何度も食らっています。それだけに、下位相手とはいえ、あまり楽観はできませんでした。
 そして、後半はかなり相手に攻められます。しかし、関根選手を欠いているものの、守備陣がよく抑えます。そして終了間際に相手に抜けだされますが、川北選手の好守備でこの危機を防ぎ、1対0で勝利をおさめました。
 先月は散々でしたが、月が変わった最初の試合での勝利は大きかったと思います。ぜひとも、これをきかけに巻き返してほしいものです。

2011年07月28日

日本代表候補合宿

 サッカー日本代表候補合宿に選ばれた選手が発表されました。目玉は甲府のハーフナー=マイク選手のようです。その言語センスの高さから、氏のブログ(※残念ながらここ4ヶ月ほど更新停止中)を愛読していた身としては、嬉しく思います。
 それはともかく、選ばれた選手の所属チームを見ると、普通にFC東京の選手が何人もいました。一方、福岡や山形など、J1下位のチームからは誰も選ばれていません。改めて、昨年の降格は「何かの間違い」としか言いようのないものだ、と思いました。
 そのFC東京と先日引き分けた愛媛FCからは、残念ながら誰一人選ばれませんでした。当然の結果とは思いますが、一覧を見た時は、日本代表にマスコット枠があれば、愛媛からも一匹くらいは選ばれたのに・・・などと悔しさを感じてしまいました。

2011年07月24日

愛媛FC、7,634人の観客の前で連敗止める

 3連敗中の愛媛は、ホームにここ6試合で負けなしの東京Vを迎えての対戦となりました。また、この試合は動員がかかっており、入場料は一般500円、高校生以下と65歳以上は無料、という料金設定となっていました。しかしながら、愛媛には動員をかけると負ける、というジンクスがあるそうです。
 というわけで、あらゆる点において愛媛劣勢と思われる試合を、久々にTV観戦しました。愛媛のGKは前試合に続いて萩原選手となりました。また、大卒2年目の東選手がスタメンでJ初出場となりました。

 開始早々、相手のキーパーがポカをし、いきなり得点機を迎えます。しかし、東選手が惜しくも外し、J初出場初得点を挙げることができませんでした。
 その後も、好調の東京V相手に愛媛が押す展開になりますが、なかなか得点にはつながりません。その後、攻められる展開になるも何とか守り、今月初めて前半を無失点で終えました。
 そして後半開始早々、愛媛が攻めこみ、最後は斎藤選手が決め、愛媛が先制します。
その後も、キーパーと1対1になるなど好機を何度か得ますが、追加点は挙げられません。
 しかし、後半32分、FKでゴール前に上がったボールを阿部選手に頭で合わせられ、追いつかれてしまいました。
 ここ数試合の両チームの調子からすると、これで悪い流れになったかと思われました。しかし後半37分、相手ゴール近くで石井選手が、相手の森選手に防御された際に、顔を蹴られてしまいます。石井選手は負傷退場となってしまいましたが、愛媛はPKを得ます。
 そして、これを斎藤選手が落ち着いて決め、再びリードを奪いました。
 そして90分を終えますが、アディショナルタイムは異例の7分となりました。そして途中から愛媛が攻勢となりますが、得点は狙わず、時間稼ぎに出ます。それに伴い、斎藤選手が遅延行為でイエローカードを取られる、という一幕もありました。
 結局そのまま2対1で愛媛が勝ち、6試合目ぶりの白星を挙げました。ただ、この終わり際が尾を引き、東京Vの選手が怒ったり、サポーターの間でもみ合いが発生するなど、やや後味の悪い事も発生しました。なお、観客数は7,634人でした。動員はそこそこ成功したと言えるでしょう。
 すっきり快勝とは言えませんでしたが、長いトンネルを抜けたのは大きかったと思います。これを機に、再び上昇気流に乗ってもらいたいものです。

2011年07月18日

愛媛FC、3連敗で黒星先行

 ホームで愛媛FC対京都FCサンガ戦が行われました。相手の京都は前期J1ですが、今期ここまで振るわず、下位に低迷しています。
 ここ2試合連続3失点中の愛媛は、GKの川北選手を外し、萩原選手を投入するなど、守備陣を入れ替えました。

 しかし、その効果もなく、開始直後に失点します。そして得意だった後半にも得点出来ず、代わりに失点してしまいました。
 後半33分に相手選手にレッドカードが出て数的優位に立ちましたが、それも活かせません。そのまま0対2で破れました。
 これで、ついに3連敗となり、通算成績も6勝3分7敗と黒星が先行してしまいました。何かトンネルに入ってしまったような感じです。
 次回は連続となるホームで、しかも動員をかけた試合となります。なんとか大観衆の声援で、調子を取り戻してほしいものです。

 話はかわりますが、女性サッカーの世界大会で日本代表が優勝したとのことでした。女性サッカーの事は主将の澤選手と、偶然中継を見ていた試合で得点していた大野選手しか名前は知りません。しかも、その二人すら普段どこに所属しているかも知りません。
 というわけで、優勝と言ってもピンときません。ただ、世界大会前の最後の練習試合が行われたのが愛媛の本拠地だった事は覚えています。
 かなりこじつけに近いですが、それにあやかって、愛媛FCも巻き返してほしいものだと思いました。

2011年07月10日

愛媛FC、連続の3失点で10位に後退

 土曜日に厚別で行われたコンサドーレ札幌対愛媛FC戦をネット観戦していました。過去3試合で2勝1分という相性のいい相手に、開始早々、昨年札幌から移籍した石井選手のゴールで先制します。しかし、昨年愛媛から移籍した内村選手に同点ゴールを許して前半を終えました。

 そして、後半に勝ち越され、さらに終了間際に3点目と、前回の再放送みたいな形で失点し、1対3で破れました。これで2試合連続の3失点です。守備陣に深刻な問題が発生しているのでしょうか。
 これで札幌に抜かれ、さらに日曜に北九州が勝ったため、順位は10位まで落ちてしまいました。半月前3位だったのが夢だったかのようです。
 このままズルズルいかず、何とか立てなおしてもらいたいものです。

2011年07月03日

愛媛FC、今期2度目の3失点で敗れる

 愛媛FCは3試合ぶりとなったホームでファジアーノ岡山との対戦となりました。昨年の開幕戦において、同じホームで敗れた相手です。しかしながら、今期はここまでの成績には差があり、愛媛優位かと思われました。
 今日もネット観戦だったのですが、開始直後に、前野選手のプロ2ゴール目であっさり先制します。この時点では、最近は後半に得点する愛媛としては珍しいな、まあ後半はさらに追加点を挙げるのだろう、などと楽観していました。

 そのまま1対0で進みますが、前半30分過ぎにPKを取られてしまい、これをリーグ得点王争いをしているチアゴ選手にあっさり決められ、追いつかれます。
 そして得意の後半になりますが、どうも愛媛は走り負けているとのことでした。バルバリッチ監督は後半開始時に二人を入れ替え、さらに後半18分で交代枠を使い切るという、早めの動きを見せますが、それも効果がありません。
 対照的に、岡山の選手起用は冴えていました。後半20分に「初の東大卒Jリーガー」として話題になった久木田選手が入ると、後半38分にJ初ゴールとなる勝ち越し点を挙げます。
 さらにそのタイミングで白谷選手を投入すると、後半45分に大きな三点目を挙げられてしまいました。
 愛媛も後半48分にジョジマール選手のゴールでやっと反撃を見せますが、点差が大きく、そのまま2対3で破れました。
 これで愛媛は今期2度目の3失点での敗戦となりました。前回の3失点はホームの北九州戦でした。いずれも、下位チーム(現時点で北九州は愛媛と勝点が同じになりましたが)相手の大量失点であり、素人目に見ても、緩みがあるのでは、と思えてしまいます。
 もっとも、それらの相手に確実に勝てるようになれば、愛媛も昇格争いの常連になれるのでしょうが・・・。
 まあ、前回は北九州に惨敗した後に持ち直し、一時は3位になったわけです。今回も、この敗戦を糧にして、新規まき直ししてもらいたいものです。

2011年06月29日

愛媛FC、アウェイ3連戦を1勝1敗1分で終える

 3月12日に行われる予定だった、第2節のザスパ草津-愛媛FC戦が行われました。愛媛FCにとっては、勝点が近い相手とのアウェイ3連戦最終戦となります。
 前回、熊本に敗れて3位から7位に後退し、「昇格圏」を維持する事ができませんでした。さらにこの試合で草津に敗れると、順位が入れ替わり、目標の一つである「8位圏」からも落ちてしまいます。また、先月からの勢いも止まってしまいかねません。

 そういう点ではかなり重要となる試合を、携帯中継観戦していました。グランドコンディションはかなり悪く、雷雨のために開始が30分ほど遅れました。前の試合でも、雨の影響で意外な形でPKになってしまい、それを決勝点とされてしまいました。
 それだけに不安感もあったのですが、前半は0点で抑えました。こうなると、ここ6試合連続で後半に得点している愛媛ペース化と思ったのですが、草津を攻めきれません。
 結局、そのまま0対0のまま引き分けとなりました。順位は7位のままですが、上位チームが軒並み買ったため、昇格圏との勝点差は広がってしまいました。
 とはいえ、このアウェイ3連戦を負け越さずに凌げたのは大きかったと思います。次回はホームでの岡山戦です。昨年の開幕戦では同じホームで破れましたが、その雪辱を果たすと同時に、再び上昇気流に乗ってほしいものです。

2011年06月19日

愛媛FC、連勝で3位浮上

 アウェイで行われたサガン鳥栖-愛媛FC戦をネット中継観戦していました。前半は0対0で終わりましたが、後半24分、ジョジマール選手のミドルシュートで愛媛が先制します。
 このまま逃げきるかと思いましたが、後半43分に追いつかれます。ところがその1分後、齋藤選手が切りこんでいき、パスを受けたジョジマール選手が本日2点目となるゴールを挙げ、即座に勝ち越しました。

 そのリードを守りきり、愛媛が2対1で勝ちました。今日は、愛媛より上位にいた、徳島・京都・草津が相次いで負けました。そして、試合開始時点で3位だった鳥栖に直接対決で勝った結果、愛媛が「昇格圏内」の3位に浮上しました。
 次節は熊本、その次は草津と順位が近いチームとアウェイでの試合が組まれています。厳しい戦いが続きますが、何とかこの勢いを続けて昇格圏内を維持してもらいたいものです。

2011年06月12日

愛媛FC、チーム史上初の2点差逆転勝利

 ホームで行われた愛媛FC-ガイナーレ鳥取を携帯中継観戦していました。相手は今期昇格してきたチームですが、前回、前J1の京都に勝っています。また、昨年の愛媛は、ホームで昇格組の北九州に勝てませんでした。というわけで、チーム状態がいいにも関わらず、楽観はできませんでした。
 激しい雨の中で行われた試合は、その嫌な予感が的中したわけではありませんが、早々と2点を失ってしまいます。さらに、攻めてはPKを外してしまうなど、最悪の展開で前半を終えました。

 しかし、今期の愛媛は後半になると得点力が増します。そしてこの試合でも、足元の悪さに合わせて戦術を変え、後半21分、齋藤選手が今期4点目となるゴールを決め、1点を返します。
 そのまま1点を追いながら、終了時刻が迫ります。しかし、後半43分、途中から投入された内田選手が同点ゴールを放ちます。そして、アディショナルタイムとなった46分、ジョジマール選手のパスを前野選手が決め、Jリーグ初ゴール。そしてそのままこれが決勝点となりました。
 何でも、2点差をつけられてからの逆転は、愛媛がJリーグに入ってから初めてとの事です。序盤の2失点はいただけませんですが、それをひっくり返した、というのはチーム力が増したためなのでは、と思いました。
 これで勝点は17となりました。3位の鳥栖とは勝点1差ですので、「昇格圏内」に入っている事になります。
 次節からは3戦連続アウェイとなり、相手も鳥栖・熊本・草津と勝点がほぼ同じチームが続きます。厳しい試合が続きますが、ぜひともこの位置を維持できるよう、頑張ってもらいたいものです。

2011年06月06日

4度目の観戦でついに勝点獲得シーンを見る

 予定していた仕事が流れたため、急遽、駒沢で行われるFC東京-愛媛FC戦に行くことにしました。
 試合開始の2時間ちょっと前に渋谷駅に着いたら、何人かFC東京のユニを着た人が歩いていました。そして、バスに乗ったら、やはりFC東京のユニを着た親子連れがいました。
 最寄りの駒沢大学駅ならともかく、渋谷でこれだけ遭遇するとは驚きました。やはり、Jリーグトップクラスの人気を誇るチームは違います。

 試合場に着いて、相方への土産を買ってからスタンドに入りました。渋谷で食事したりしていたため、着いたときにはマスコット達の担架芸は既に終わっていました。
 それでも試合開始まで30分以上ありましたが、既に相手ゴール裏は満席です。その後もだんだんと埋まっていき、最後にはホーム自由席は満席で、立ち見もぎっしり、となっていました。
 一方、愛媛側のほうも、過去に観戦した蘇我や柏に比べるとかなりの入りでした。満席ではないものの、相手に対抗してか、立ち見をしている人もいました。やはり東京と千葉では人口が違うな、と当たり前の事を再認識しました。
 また、陸上トラックに並んでいるスポンサーの看板を見ても、有名企業ばかりでした。ニンスタの放送で見るスポンサーとはえらい違いです。このあたりを見ても、あらためて、FC東京のメジャーぶりを感じさせられました。
 ちなみに、今日は他にJ1チームによるJリーグ杯の1回戦が行われましたが、この駒沢より動員が多かったのは、浦和の試合だけでした。
 さて、試合のほうですが、序盤から相手がボールを持っている時間が長いように思えました。そんな中、前半17分に守備を突破され、絶好の位置にいた田辺選手にシュートを決められ、先制されます。
 その後、愛媛が好機を作る場面もありましたが、全体的にはボールを持たれていた、という印象を持っていた前半戦でした。
 しかし愛媛は、ここのところ、後半に得点する場面が多々あります。今日も後半になると、ボールを持つ時間が増えました。そして63分、相手守備を突破してゴールに攻めこみ、最後は石井選手のループシュートが決まって同点に追いつきました。石井選手は2試合連続の得点です。
 その後も一進一退の展開が続きます。途中、かなりいいシュートを放った場面もありましたが、相手キーパーの好守に阻まれ、勝ち越しはなりませんでした。
 結局、そのまま1対1で引き分けとなりました。前評判1位で、現役の日本代表選手を何人も擁しているチームに対し、アウェイで勝点1を取れた、というのはかなり大きかったと思います。
 実際、試合終了後のスタンドも挨拶に来た選手達も、勝ったような雰囲気でした。個人的にも、生観戦4試合目で初めて勝点を挙げた試合を見ることができたので、かなり嬉しい事でした。
 逆に、FC東京側としては負けたような気分だった事でしょう。確かに、ここまでの成績は誰もが予想していなかったでしょう。
 他人事ながら、一つ「打開策」として思ったことがありました。それは、ゴール裏に大きく掲げている「1年間お世話になります。J2なめていました(当初は「なめていません」だった)」という横断幕をはずす、という事です。話には聞いていましたが、実際に目にしたら、想像以上に不愉快でした。これを掲げて現在の成績では、ギャグでしかありません。一日も早く改善すべきでしょう。
 次回は、新規参入ながら、今節で前期J1の京都に勝った鳥取をホームに迎えます。勢いのある相手ですが、こちらもいい流れで来ていますので、何とか勝ってほしいものです。

2011年05月27日

愛媛FC、連勝で白星先行

 第14節となる愛媛FC対FC岐阜が、なぜか一試合だけ金曜日にホームで行われました。
 今日は前半は仕事帰りのため携帯メールで、後半は帰宅してYahoo!速報観戦でした。試合の方は前半に杉浦選手が先制し、後半には石井選手が追加点と、ともに今期初得点となる二人のゴールでリードを奪います。
 そして、ここまで最下位の岐阜相手に守備陣も活躍し、開幕戦以来となる完封となり、2対0で快勝しました。
 これでチームは連勝で、白星が先行しました。また、他のチームが休みだった事もあり、「暫定5位」となっています。
 次節は、ここまで不調ながら日本代表を何人も要するFC東京が相手です。愛媛側もマスコットが勢揃いで応援と気合が入っているようです。難敵相手ですが、何とか頑張ってほしいものです。

2011年05月22日

愛媛FC、最悪の状況の中、逆転で約1ヶ月ぶりの勝利

 愛媛FCはアウェイで栃木SCとの対戦となりました。4月24日の勝利を最後に、ここ4試合で1分3敗という状況の愛媛に対し、栃木は前回初黒星を喫したものの、ここまでリーグ2位です。
 しかも愛媛は怪我人と不調者が多いため、ベンチ入りの選手は二人少ない五人で、福田選手もベンチから外れました。
 そして、慣れないアウェイでしかも雨、というあらゆる点で最悪の状況での試合となりました。

 今日も「ツイッター中継観戦」だったのですが、前半はミス連発という厳しい内容だったようです。そして前半13分に先制されます。
 このまままた連敗かと思われましたが、後半8分、齋藤選手の今期3つ目のゴールで追いつきます。追いついた後も厳しい展開が続きますが、何とか得点は許しません。
 そして後半45分、相手のゴールに波状攻撃を見せ、最後は今期札幌から加入した吉弘選手が、J初得点となるゴールを決め、逆転に成功します。
 そして、アディショナルタイムも守りぬき、最悪の状況の中から、貴重な白星を挙げました。
 監督の談話などを見ても、かなり問題のあった内容だったようです。しかしながら、素人目に見れば、ここでの白星は大きいと思いました。これを活かし、ぜひとも流れを変えてもらいたいものです。

2011年05月14日

ホームでの四国ダービーに敗れる

 ホームで行われた愛媛FC-徳島ヴォルティス戦をネット速報観戦していました。前半は0対0でしたが、後半に失点し、さらに越智選手がレッドカードで退場という展開に。その後、反撃するも、やはり数の差は大きく、そのまま0対1で負けました。
 これで一昨年以来となる四国ダービー敗戦となりました。通算成績は7勝7敗3分となり、またもや五分に戻りました。
 チーム成績のほうも、これで4戦連続勝ちなしとなっています。先月末に北九州戦で敗れて以来、いい流れでなくなっているようです。
 次節は現在首位の栃木とアウェイで対戦です。厳しい試合が続きますが、何とか流れを変えてほしいものです。

2011年05月08日

愛媛FC、終了間際に追いつく

 愛媛FCは前節に続き、アウェイで湘南ベルマーレ戦を迎えました。怪我や出場停止などの関係で、スタメンは大幅に変動し、吉弘選手が移籍後初出場なりました。
 今日もネット中継観戦なので詳細は分かりませんが、前期J1の湘南に対し、前半は0対0と互角に闘います。

 後半13分に先制され、その後反撃するも届かない、という展開になります。しかし終了間際、途中出場の福田選手から受けたパスを、齋藤選手がドリブルでうまく抜き、同点ゴールを挙げます。
 これで齋藤選手は早くも今期2得点目となりました。他にも得点にからむ活躍を何度しており、既に攻撃陣の中心、といった感じです。
 その後アディショナルタイムに得た勝ち越しきは逃したものの、1対1で引き分け、アウェイで貴重な勝点1を挙げています。
 来週はホームでの四国ダービーとなる徳島戦です。昨年は1分1勝でした。その勢いを継続して、久々の勝点3を挙げてもらいたいものです。

2011年05月04日

今期初観戦も、愛媛FC惜敗

 蘇我で行われた、ジェフ千葉-愛媛FC戦の観戦に行きました。昨年は開始ギリギリに行ったのですが、今日はかなり余裕を持って行きました。そのため、スタンドで昼食をとった後、マスコット撮影会や愛媛物産即売会に行くことができました。
 今日の新人コンビですが、小笠原選手は外れたものの、前野選手が3試合連続でスタメンに入りました。また、齋藤選手もスタメン復帰していました。
 試合のほうは、やや千葉が押し気味、という感じです。
 ただ、素人目に見ても、接触プレーなどにおいて、愛媛のほうばかりFKを取られている、という印象がありました。

 そして前半25分ほど、ゴール近くで3回連続してFKを取られます。そして最後は、ペナルティエリア近くでのFKとなり、伊藤選手が蹴ったボールに、川北選手は触ったもののそのままゴールを奪われてしまいました。
 その後も、愛媛側から見ると、しっくりしない展開が続きます。そしてついに前半42分、スローインを巡る判定で、前野選手が判定に抗議し、イエローカードを取られてしまいました。
 というわけで、得点のみならず、雰囲気においても良くない状態で後半戦となりました。しかし、開始直後に、右サイドから切りこんできた関根選手が、相手DFを振り切り、シュートを決めます。
 ゴール裏右サイド寄りに座っていたため、丁度シュートを打ったところから、ゴールに入るまで、かなり近い距離で見ることができました。ちなみに、観戦3戦目で、初めて見た愛媛のシュートとなりました。
 その後も攻めこむ場面はありますが、なかなか得点はできません。一方、千葉も後半になり、今期ここまで出場2試合で3得点を挙げている、長身FWのオーロイ選手を投入します。しかし、危ない場面は作られるものの、DF陣および川北選手の再三の好守備で、勝ち越しは許しません。
 ところが後半33分、前野選手がこの試合二度目のイエローカードで退場となり、11対10となってしまいました。前野選手は場外を出た後、にユニフォームを脱いで引き上げ、それを、控えの選手たちが気遣っていました。見ていて、その悔しさが伝わってきました。
 圧倒的に不利な状況となりましたが、愛媛もFWのジョジマール選手に代えてDFの三上選手を入れるなど、徹底的に防戦し、何とか耐え続けます。
 しかし後半45分、混戦の中から深井選手にシュートを決められ、再び勝ち越されます。その後、アディショナルタイムでシュートを放ったもののキーパー正面に行ってしまい、そのまま1対2で敗れてしまいました。
 試合終了直後、バルバリッチ監督が怒ってフィールドに入ってくる、という一幕もありました。やはり判定に対し、相当腹に据え変えていたのでしょう。
 判定の妥当性はよく分かりません。ただ、今日の主審の岡宏道さんをネット検索したところ、その判定をかなり酷評していた観戦記をいくつか見かけました。
 昨年は1点も取れずに連敗した千葉相手に、終盤まで接戦を続け、しかも目の前で関根選手のゴールを見ることができました。そう考えると、行った甲斐は十二分にありました。逆に、それゆえに判定に対する違和感がより強く残った試合になり、残念でした。

2011年04月30日

愛媛FC、ホームで大敗し今期初黒星

 ホームで愛媛FC対ギラヴァンツ北九州戦が行われました。2連勝中の愛媛に対し、北九州は2連敗中。前節ではJFLから昇格してきた鳥取にJリーグ初勝利を献上しています。
 昨年もリーグで1勝しかできずに最下位でした。ただし、松山での試合は、愛媛が先制したものの追いつかれ、引き分けに終わっています。
 スタメンには川北選手が復帰しました。また、齋藤選手がはずれ、代わりに大木選手が今季初登場となりました。
 仕事があったので、携帯メール観戦となりましたが、前半は好機を作りながら、先制できなかったようです。そして、後半21分に失点してしまうと、4分後にもう1点奪われました。
 そのままズルズルと行ってしまい、アディショナルタイムに追加点を奪われ、0-3とまさかの惨敗で、北九州にJ2での通算2勝目を献上してしまいました。
 試合後の監督の談話を見たところ、「動いていない選手が5人もいた。もっと点差が離れていてもおかしくなかった」との事でした。よほど散々な内容だったのでしょう。
 他の試合も、FC東京が引き分け、千葉と湘南が共に敗れるなど、意外な結果が多々ありました。その結果、唯一3連勝となった栃木が単独首位となっています。

2011年04月24日

愛媛FC、1ヶ月半ぶりの公式戦に勝って連勝

 震災で中断されていたJリーグが今週より再開されました。土曜日には被災した水戸が、まだメインスタンドが壊れたままの本拠地で逆転勝利をしています。また、同じく被災した仙台はアウェイで勝ちましたが、鹿島は国立競技場で負けました。
 さて、愛媛FCですが、駒沢でヴェルディ東京との対戦となりました。昨年は、ホームで勝ってアウェイで負けています。
 愛媛のスタメンですが、昨年後半から不動のキーパーとなっていた川北選手がベンチ入りもしていませんでした。以前も怪我で長期離脱していましたが、また再発したのでしょうか。心配です。

 代わりに、移籍してきた萩原選手が初出場となりました。また、MFには、ともに1988年松山生まれでで愛媛FCユースに在籍し、大学を経て今年から加入した小笠原選手と前野選手が初出場初スタメンで入りました。
 出かけていたので携帯速報でしか観ていないのですが、開始19分に開幕戦で大活躍した、齋藤選手のJリーグ初ゴールで愛媛が先制します。そして、小笠原選手が得たPKを、ジョジマール選手が決めて追加店と、新戦力の活躍が目立ちました。
 一方、愛媛初出場となった萩原選手は、前半に1点を失います。しかし、後半には何度も危ない場面を作られるものの、愛媛ゴールを死守し、そのまま2対1で愛媛が勝ちました。
 これで、前期昇級争いをしていた相手に勝ち、開幕2連勝となりました。新戦力が活躍したのは大きかったと思います。
 なお、千葉では圧倒的な優勝候補と思われたFC東京が0-3と大敗しています。まだまだ2試合終わっただけですが、優勝争いがどうなるのでしょうか。混戦になり、愛媛が絡んでくる展開になることを願っています。

2011年04月03日

チャリティ試合

 土曜日に、中四国にあるJ2の4チームが集まってのチャリティ試合が松山で行われました。今期、この4チームは、「Pride Of 中四国」と題して共同企画を行っていました。その「揃い踏み」がこのような形で実現するとは、結成当初は誰も思わなかったでしょう。
 愛媛は岡山との対戦でした。仕事があったので、携帯メール中継観戦となりました。開幕戦で大活躍した齋藤選手がベンチ入りもしていなかった事が気になりました。
 とりあえず、愛媛のほうが攻めていたようですが、結果は0-0で引き分けでした。

 チャリティ試合とはいえ、順位が下のチームにホームで引き分け、というのはあまりいいものではありません。もっとも、開幕した直後の長期中断という事で、調整的な意味合いもあったのでしょう。
 再開までまだ20日近くありますが、うまく調子を上げていってほしいものだと思いました。

2011年03月21日

中断と再開と延期

 Jリーグの再開が4月29日になる、という発表がありました(※22日追記・正式な再開日は4月23日になったとのことです)。現時点で鹿島・仙台・水戸などが地域ごと重大な被害を受けており、一部のチームは活動停止状態にあります。その状況がいつ解決されるかは現時点では何とも言えないでしょう。
 とはいえ、とりあえず再開日を設定し、それを元に復旧のスケジュールを立てる、というのは適切だと思います。ほぼ2ヶ月公式戦ができないのは、選手にもチームにとっても痛手たとは思いますが、ぜひとも何とか4月末には多くの観衆を集めて試合が出来る事を願っています。
 再開の次節に、蘇我で千葉-愛媛戦が予定されています。私もこれには何としてでも行こうと思っています。

 一方、プロ野球ではセ・リーグの開幕日が問題になっています。東北に本拠地を持つチームがあるなど、被害の大きいパ・リーグはいち早く半月の開幕延期を決めました。それに対し、セ・リーグは当初、予定通り開幕すると発表していました。
 当然ながら、選手・ファンはもちろん、所轄の文部科学省にまで批判され、急遽、「開幕の四日延期と、省エネ開催」を発表しました。
 一見、配慮したように見えますが、もともと、「予定通り開幕・関東でナイターを行う」事自体が異常過ぎる事です。これだと、あらかじめ「29日・節電」を決めておいて、それを通すべく、わざと「予定通り開幕」を最初に発表したと勘ぐりたくもなってしまいます。
 そして、一連の動きを進めているのは、またしても読売新聞の会長氏との事です。相変わらず、自分の意見が全て正しく、反対するのは「俗説」だなどと言っていました。
 数年前の一リーグ化騒動の際、いかに自分の言っている事が誤っており、かつファンにも選手にも嫌われれているかが証明されたはずですが、本人にはその自覚がないようです。
 この輩が権力を持ち続けている以上、今後もこのように野球界(特にセ・リーグ)が評判を落とす事は少なからず発生するだろうな、と改めて思いました。

2011年03月05日

Jリーグ開幕。愛媛FCは白星スタート

 今日からJリーグが開幕しました。愛媛FCは今年もホームでの試合となりました。
 当初、相方の里帰りにあわせて松山に行き、ニンスタ初観戦をもくろんでいました。しかしながら、結婚式が入ってしまったため、観戦は断念。式と試合が丸かぶりなため、携帯中継観戦すらできませんでした。

 というわけで、式中に携帯メールをこっそり見ていただけの「観戦」となりました。
 それによると、前半にジョジマール選手のゴールで先制し、後半は赤井選手のシュートで追加点を挙げたとのことです。いずれも、横浜Fマリノスからレンタル移籍したFW・斎藤選手が好アシストを見せたとのことです。
 また、主力DF二人の離脱があって心配された守備のほうも、昨年同様の堅守で札幌の攻撃を抑えこみ、2対0で開幕戦を飾ったとのことでした。
 まだまだ始まったばかりですが、やはり幸先よい快勝は嬉しい限りです。また、観客数も6千人を超えていました。成績・動員とも、昨年を上回る結果を残すべく、頑張ってもらいたいものです。

 他の試合では、柏が清水に3-0と快勝したのが目立ちました。あと、降格したFC東京が鳥栖相手にホームで辛勝した事、その観客数がJ2ではケタ違いの2万1千人だった事が印象に残りました。

2011年02月06日

春場所中止

 「八百長メール」を当事者が認めたことから、相撲協会が春場所の開催中止を決定したそうです。
 まあ、この状態で開催しても、興行収入が激減し、かなりの赤字が出るでしょう。そういう試算もあっての中止だと思っています。
 それはいいと思うのですが、相変わらず「過去には一切なかった」と主張するのはいかがなものかと思いました。

 過去に八百長の告白などがあり、専門用語として「注射」だの「こんちわ相撲」だの「中盆」だのという言葉があったわけです。それらは全部でっち上げだが、今世紀に入って、現竹縄親方達がいきなり八百長を始めた、とでも言いたいのでしょうか。
 さすがにそれを信じる人は、日本広しとはいえ、数人いるかいないかだと思います。
 この流れだと、「実は自分も八百長をやっていた」などと、元力士が週刊誌などに告発する可能性は十二分にあるわけです。そのリスクを考えれば、先んじて「過去に八百長があった可能性もある」くらいに言ったほうが賢明だったのでは、とも思いました。

2011年02月02日

八百長メール報道雑感

 力士の「八百長メール」がニュースになっています。八百長と言えば、10年ほど前に、前日に大怪我した人気横綱相手に、相手の横綱が何もせずに敗れたという優勝決定戦の中継を見た事がありました。そして、その表彰式は「政治ショー」に利用されました。ちなみに、優勝した横綱はそれから一年以上連続休場しています。
 それを見て以来、「まあ、興業の都合上そういう事もあるよな」と思うようになりました。したがって、「そのようなメールの存在が判明した」と聞いても、特に驚きもしなければ、不快感もおぼえません。

 ただ、この報道で非常に気になった事が二つほどありました。一つは、「野球賭博事件の捜査で携帯を押収していた警察により、メールの中身が明かされた」という事です。
 野球賭博と八百長が連動していたとか、別に相撲賭博も存在し、報じられたメールがその捜査の資料にもなっている、という事ならば、確かに捜査上必要な情報で、公開も当然でしょう。
 しかしながら、単に力士同士が星の貸し借りをしていただけなら、それは犯罪になりえまえん。そんなことは警察も重々承知しているでしょう。
 ならば、野球賭博という犯罪を捜査する目的で押収したメールから得た、犯罪と関係のない八百長の情報を公開するのは適切なのだろうか、と気になりました。

 もう一つは、力士に対する「敬称」でした。社によって、力士を呼び捨てにする所と敬称をつける所がありました。十両以上の力士に対しては「関」という敬称があり、「敬称派」の社は当然ながらそれを使っていました。
 一方、幕下以下の力士に対しては、特に敬称は定義されていません。そのため、「敬称派」の社は、四股名の後に「力士」とつけていました。
 もちろん、力士であるのは事実ですから、間違ってはいません。しかしながら、かなりの違和感がありました。
 もっとも、代わる「敬称」も難しいところです。「さん」や「氏」というわけにもいきませんし、プロスポーツマンによく使われる「選手」も違和感があります。
 どうせなら、幕下以下の力士に対する異名である「取的」とか「褌担ぎ」でも使えば面白かったのでは、などとしょうもない事を思ったりもしました。

2011年01月30日

アジア杯、日本が優勝

 昨晩のアジア杯ですが、開始時は見ていましたが、翌朝8時半までに必ず起きる必要があったので、途中で寝ました。ただ、相方は見続けており、「李選手が得点」というのと「日本優勝」というアナウンスを聞いた記憶はおぼろげにありました。
 FIFAのランキングで見ると、26位で参加チーム中一番のオーストラリアと、29位で二番の日本が決勝進出したわけですから、比較的順当な流れだったと言えるでしょう。あと、日本としては、昨年のJ1で得点王を取ったケネディ選手が怪我で出れなかったのが大きかったのでは、などとも思いました。
 もちろん、オーストラリアの選手など他には知らないので、単なる思いつきレベルの感想でしかありませんが・・・。
 いずれにせよ、勝つことはいいことです。この流れを活かし、3月から始まるJリーグの観客動員にいい影響が出れば・・・、などと思いました。

2011年01月26日

サッカーアジア杯準決勝

 昨晩行われた、アジア杯の準決勝の中継を見ました。月並みですが、最後のPK戦における川島選手の連続セーブには驚かされました。サッカーを見始めた頃、川崎の中継を見ていたら、川島選手が好セーブを連発し、凄いキーパーがいるものだと感心した記憶があります。
 最近は「ベルギーの試合で何点取られた」というニュースで名前を見る機会が多く、少々残念にも思っていました。それだけに、久々に「川島選手らしい好セーブ」を見ることができ、嬉しく思いました。

 ところで、試合の前日に注目の日韓激突で最大の注目はザッケローニ監督が鬼になり「川島外し」を決断できるかどうかにかかっている。などという「記事」を書いた人がいました。
 ネットなどを見ると、これを書いた久保武司さんという人は、5年以上前から、サッカーをネタにトンデモ記事を書き続けている記者なのだそうです。往年の東スポ一面をサッカーに特化したような存在なのでしょうか。
 世の中には面白い芸風の人もいるものだ、と川島選手の守備とは180度異なる意味で感心させられました。

2011年01月22日

白鵬関六連覇

 横綱の白鵬関が優勝を決めた一番をTVで見ました。一時期は、相手の把瑠都関がいい体勢を作ったように見えました。そして、把瑠都関が技を出しますが、その巨体の圧力をはねのけます。そして、膠着したかと思ったときに投げ技が一閃しました。
 これで史上三人目の六連覇を達成したわけです。今日の相撲は、それが当然と思えるほど、大関相手に力の差を見せていました。
 この調子でしたら、新記録の八連覇をおろか、十二連覇くらいしてしまいそうです。もっとも、昨年の連勝中も同じことを思ってましたが、結果的には69連勝を超えることができませんでした。
 連覇記録も同じように誰かが止めるのでしょうか。その力士が連勝記録と同様に稀勢の里関になれば面白かろう、などといろいろ考えを巡らせました。

 ところで、誰がどう見ても、現在の相撲界は「白鵬時代」なわけです。しかしながら、同じ読みである「柏鵬時代」というものが1960年代に存在しました。これは、当時の横綱だった大鵬関と柏戸関の名前から来ています。
 しかしながら、この「柏鵬時代」は、大鵬関が六連覇を二度達成した事や、両者の優勝回数に27もの差がある事からも分かるように、実質的には「大鵬時代」でした。
 故・柏戸関には悪いとは思いますが、これを機に、遡って1960年代を「大鵬時代」と改称し、現在の「白鵬時代」との紛らわしさを避けたほうがいいのでは、などと思っています。

2011年01月15日

愛媛FC新体制発表

 14日に愛媛FCの新体制発表のイベントがありました。新加入は大学生2人で移籍が4人とのことです。大学生の二人は、いずれもユース出身の地元選手とのこと。いわば生え抜きと言ったところでしょうか。末永くチームで頑張ってもらいたいものです。
 一方、去る選手ですが、小原選手の福岡移籍が決まりました。また、アライール選手については「交渉中」とのことで、新メンバーに名前はありません。

 昨年の愛媛は、リーグ2位の失点の低さを誇る守備の固いチームでした。それを支えた主力ディフェンダーの二人が抜ける、というのはかなり大きいかと思います。
 特に、小原選手が出場した試合と出場できなかった試合では勝率が大きく異なりました。また、アライール選手も、守備はもちろん攻撃でも重要な活躍をしていました。
 その穴を埋めるのは大きいと思います。ただ、そこさえ何とかなれば、攻撃力については主力がそのまま残り、さらに新戦力も加わっているだけに、昨年以上の飛躍が望めると思っています。
 というわけで、少なからぬ不安はあるものの、それ以上に期待も持てた、新戦力の発表でした。

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