2007年06月30日

風邪の功名?

 水曜日に風呂に入った後、大量の汗をかきました。そこで思い切って冷やしたのですが、それが悪かったのか、夏風邪をひいてしまいました。というわけで色々大変なのですが、一つだけいいことが。
 実はこのところ、極度の不眠に悩まされ、2時に寝れればいいほう、という生活を送っていました。ところが、風邪で体力を消耗したのか、あるいは頭が回らなくなったために精神的ストレスが減少したのか、昨日は22時過ぎくらいに就寝。気づいたら翌朝になっていました。体は不健康でしたが、睡眠に関してはここしばらく経験しなかったほど「健康的」なものでした。
 風邪をひくのは不本意ですが、一つでもいい事が生じたのは喜ばしい事でした。もっとも、当然ながら健康で規則正しく寝るのが一番いいに決まっているのですが・・・。

救援陣の不調で追いつかれるも、何とか引分けに

[ 野球 ]

 パリーグ唯一のナイターとなった福岡のホークス対マリーンズはガトームソン投手と小林宏之投手が先発。今日は昨日復帰を果たしたTSUYOSHI選手が自打球の影響で欠場。さらに体調不良もあって福浦選手もスタメンから外れました。代わりの一番には田中雅彦選手が三塁手でプロ初スタメン出場。捕手登録の選手がプロ初スタメンで一番というのはかなり珍しいでしょう。また、三番には昨日二安打の竹原選手が指名打者で出場し、一塁には青野選手が、二塁には堀選手が入りました。右のガトームソン投手に対し、両打ちの早川選手以外は全て右打者というのは珍しいですが、データなどによるものでしょうか。
 初回、小林宏投手は簡単に二死を取りますが、続く川崎選手に右翼席に今季1号となるソロ本塁打を打たれます。しかし直後の2回表、先頭のサブロー選手が内野安打で出塁すると、里崎選手の安打とベニー選手の四球で無死満塁に。ここで青野選手が詰まった遊ゴロを放ち、一塁はアウトになったものの同点に。さらに続く堀選手の2点適時打で勝ち越すと、渡辺正選手も安打でつなぎます。そして続く田中雅選手がプロ初打点となるスクイズを決め、この回一挙4点を挙げました。

 さらに4回には先頭の青野選手が二塁打を放つと、堀選手が安打でつなぎ、渡辺正選手の適時打で5点目。なおも無死1・2塁と一気に試合を決める好機を得ますが、先ほど初打点の田中雅選手が犠打を失敗して1死1・2塁に。続く早川選手が右翼にライナー性の当たりを放つと、柴原選手はショートバンドで捕球すると、二塁へ送球。ダイレクトの可能性があると思ってスタートが遅れた田中雅選手が封殺され、「ライトゴロ」に。続く竹原選手も倒れ、踏ん張られてしまいます。
 小林宏投手は5回まで3安打1失点でしたが、6回に川崎選手の適時打で1点を返されます。さらに続く7回、足を痛めて一度ベンチで治療を受け、続投するものの、連打に失策もあって無死2・3塁としてしまいます。しかしここで登板した荻野投手が高谷選手・松田選手、さらにはリーグ首位打者で本日も2安打の大村選手を抑え、この危機を0点で凌ぎます。
 これでさすがに決まったかと思ったのですが、8回裏に登板した薮田投手が、いきなり本多選手に三塁打されると、川崎選手の適時打と松中選手の適時二塁打で1点差に。なおも無死2塁となりますが、ここは薮田投手が踏ん張って小久保選手と柴原選手を抑えます。そして続く多村選手が安打性の打球を放つも、中堅手の早川選手が飛びついて捕ってアウトに。落ちれば同点だけに、極めて大きな守備でした。
 続く9回はその早川選手から。ホークス三番手の二コースキー投手に対し、安打を放ちます。続くは前の打席で代打に入った大松選手はバントの構え。すると初球がボールになった時に突如、左の大松選手相手に左の二コースキー投手から右の水田投手に継投。しかし大松選手は予定通り犠打を決めると、サブロー選手の安打と里崎選手の死球で満塁に。ここで途中出場の代田選手の代打でワトソン選手が登場すると、ホークスは篠原投手に継投。しかしワトソン選手は、2回の青野選手のような詰まった内野ゴロでマリーンズが追加点を挙げて2点差に。しかし、なお続く2死2・3塁はこの回四人目となるスタンドリッジ投手に青野選手が抑えられ、ここも1点しか取れません。
 その裏、マリーンズは当然ながら小林雅英投手が登板。しかし、いきなりブキャナン選手に安打されると、続く松田選手にも適時二塁打を放たれます。さらに、本塁送球がそれて松田選手は三塁に。そして1死後に本多選手の適時打でついに同点に追いつかれます。続く川崎選手にも本日4本目の安打が出て1死1・3塁とサヨナラ機となりますが、ここは小林雅投手が踏ん張り、松中選手と小久保選手を打ち取り、延長戦に入ります。そして10回裏も続投の小林雅投手は2死後に二塁打を打たれますが、ここも何とか凌ぎます。
 そして11回は高木投手がいきなり死球と犠打で1死2塁としますが、本日絶好調の川崎選手を抑え、松中選手を歩かせた後、6番手の小宮山投手が小久保選手を打ち取り、ここも凌ぎます。今日の小久保選手は6のゼロでした。
 10回はスタンドリッジ投手に、11回は馬原投手に無安打に抑えられていたマリーンズ打線ですが、12回表2死から根元選手が安打。さらに盗塁に暴投が重なって三塁まで進みます。しかし本日2安打1打点の渡辺正選手がフルカウントから内野ゴロに倒れ、これで勝ちがなくなってしまいました。
 その裏、小宮山投手が柴原選手・多村選手、そして代打の吉本選手を打ち取り、試合終了。6対6の引分けで終わりました。試合前の王監督の談話では、「昨日の2時間37分より1時間はかかる」と言っていましたが、その予想を大幅に上回る4時間50分でした。また、この結果でファイターズが再び首位に立っています。観客数は3万4千5百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ファイターズは近藤投手と八木投手が先発。2回にファイターズは無死2・3塁から連続三振で2死になりますが、そこで下位に降格した小谷野選手の2点適時打で先制。その裏にアレン選手の2号ソロで1点差となりますが、3回には稲葉選手の適時打で、4回には昨日は無安打だったジョーンズ選手の来日初打点となる適時二塁打で4点目を挙げます。
 ところが八木投手がその裏、2死無走者から四球を出すと、的山選手の適時二塁打が出て、さらに安打で1・3塁に。2点リードながらここで降板となります。しかし、二番手で久々の一軍登板となったスウィニー投手が好投。この危機をしのぐと、6回まで無失点に抑えます。さらにファイターズは交流戦からの必勝継投となった江尻投手から武田久投手を投入。9回にマイケル中村投手がローズ選手に適時打されて1点差となるものの、最後は抑え、ファイターズが4対3で逃げ切っています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスは岸投手と朝井投手が先発。初回にライオンズが中島選手と和田選手の適時打で2点を先制。3回にイーグルスも山崎武選手の28号ソロで反撃しますが、その裏に即座にGG佐藤選手の三塁打を足がかりに石井義選手の犠飛で突き放します。
 さらに7回には上本選手のプロ初打点で突き放して3点差としますが、8回に鉄平選手の5号ソロで2点差に迫ったイーグルスは9回に小野寺投手から草野選手が4号2ランを放ち、が追いつきます。
 しかしその裏、前の回から投げていた小倉投手が1死から和田選手に安打されます。ここでイーグルスは先ほど適時打の上本選手に対して左の渡辺恒投手を投入すると、ライオンズは右の代打に高山選手を起用。すると、高山選手は初球を左翼席に運び、ライオンズが6対4でサヨナラ勝ち。渡辺恒投手は一球で敗戦投手となっています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは三浦投手と下柳投手が先発。下柳投手は昨日からのスライドです。初回は三人で抑えられたタイガース打線ですが、二回に金本選手の二塁ゴロが失策となると、連打で満塁とし、続く矢野選手に2点適時二塁打が出てタイガースが先制、さらに下柳投手の内野ゴロの間に1点追加します。
 下柳投手は3回の2死満塁を凌ぐなど、走者を出しながらも5回を無失点。しかし6回2死から吉村選手に8号ソロを打たれ、さらに安打されて降板。しかしここは二番手の久保田投手が凌ぎます。
 そして直後の7回表、林選手の二塁打を足がかりに2死2塁とすると、代打で登場の桜井選手が適時打を放ち、即座に1点を突き放します。さらに8回はシーツ選手の犠飛の後、金本選手に16号ソロ、林選手に11号2ランと本塁打攻勢で大差に。9回裏に渡辺投手が1点を失いますが、なお続く2死満塁から村田選手を三振に打ち取り、8対2で勝利。ベイスターズの連勝は6で止まっています。観客数は2万6千人ほどでした。

 広島のカープ対読売は黒田投手とGG投手が先発。初回に栗原選手と新井選手の連続適時二塁打で2点を先制したカープが、3回にも捕逸もあって追加点を挙げて3対0とします。
 黒田投手は5回まで3安打無失点でしたが、続く6回、三本の本塁打を浴びて4点を失って逆転されます。
 しかしその裏、安打と四球で1死1・2塁に。ここで読売は二番手の会田投手を投入しますが、代打の森笠選手が安打を放って満塁に。さらに前田智選手を代打に出したカープに対し、読売は林投手を投入しますが、これまた失敗で押し出しで同点に。続く梵選手に2点適時二塁打が出てカープが再びリードします。さらに2死後に西村投手が登板するもこれまた裏目に出て栗原選手の2点適時打でカープはこの回計5点を取りました。
 その後、カープも2点を失い、8対6で最終回に。9回は永川投手が登板しますが、制球が落ち着かず、1死から連続四死球の後に安打で満塁に。しかし、続く阿部選手を併殺に抑え、なんとかカープが8対6で逃げ切っています。観客数は2万1百人ほどでした。

 セリーグ唯一のナイターとなった秋田のスワローズ対ドラゴンズはグライシンガー投手と川上投手が先発。川上投手が立ち上がりから悪く、2死2塁から四球を出すと、宮出選手の2点適時二塁打と宮本選手の適時打でスワローズが3点を先制。続く2回にも青木選手の適時二塁打でスワローズが1点を追加、4回には福川選手の2号ソロで川上投手から計5点を奪います。
 一方、グライシンガー投手は5回まで1安打投球。6回には2死1塁から李選手の適時三塁打などで2点をドラゴンズが返しますが、その裏、二番手のデニー投手から福川選手の2打席連続となる3号ソロなどで即座に2点を取り返して突き放します。
 ドラゴンズも9回に1点を返しましたが、結局7対3でスワローズが快勝しています。観客数は1万8千6百人ほどでした。

二色の夕焼け

 昨晩19時ごろ、職場から外を見ていたら、夕焼けが出ていました。赤いのはまだ見慣れていますが、一部が輝くような黄色になっているのには驚きました。ちょうどビルの真上に出ていたので、一瞬、火事にでもなったのか、と思ったほどでした。
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息詰まる投手戦も、サヨナラ本塁打で敗れる

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは杉内投手と渡辺俊介投手が先発。今日から首を痛めていたTSUYOSHI選手が一軍復帰即スタメン、また新人の松本投手も初の一軍登録をされています。また、左の杉内投手相手という事で、七番には竹原選手が左翼手で、八番には堀選手が二塁手で入りました。
 防御率1位対4位の投げ合いとなった試合は投手戦に。ここ2試合ほど内容が悪かった渡辺俊投手も、今日は本来の投球でホークス打線を抑えます。2回まではともに無走者で、3回に四球と安打でともに走者を出すも、後続は抑えます。

 最初に好機を作ったのはマリーンズでした。5回に先頭の里崎選手がチーム初安打で出塁すると、1死後に竹原選手が二塁打を放ち、2・3塁とします。しかし続く堀選手が外野フライを放つも、浅くてタッチアップできず。青野選手も倒れ、この絶好の先制機を生かせません。
 渡辺俊投手も5回まで二塁を踏ませない投球。6回1死1塁から松中選手に内野ゴロを打たせますが、失策で併殺に取れず、松中選手に二塁まで進まれますが、ここも小久保選手を打ち取ります。
 続く7回は先頭の柴原選手が二塁打、続く移籍後初の七番となった多村選手に犠打を決められ、1死三塁となりますが、高谷選手と松田選手を抑え、ここも得点を許しません。
 直後の8回、マリーンズは先頭の竹原選手がチーム3本目、自身本日2本目の安打を放ちます。そして堀選手の犠打で代走の代田選手が二塁へ。青野選手が倒れた後、TSUYOSHI選手が三遊間を抜きますが、左翼手の多村選手が前進して捕球し、俊足の代田選手をしても本塁をつけません。続く早川選手が倒れ、またしても先制機を逸します。
 9回も2死から里崎選手が安打しますが得点につながりません。その裏、渡辺俊投手は四番から始まる攻撃で簡単に二死を取ります。ここでホークスは杉内投手がキャッチボールを始め、延長でも投げる意思を見せます。「マリーンズは継投するのだろうか」などと思って見ていたのですが、ここで前の打席で二塁打を放っていた柴原選手の打球は、フラフラと上がりながらも、右翼ポール際最前列(中継を見ていた時はそう見えたのですが、後から見たらポール直撃でした)という、まさにギリギリの所に入ってしまい、6号サヨナラ本塁打に。ホークスが1対0で勝利をおさめました。これでパリーグは上位3球団が0.5ゲーム差の中で争うという大接戦になっています。観客数は3万4千9百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ファイターズはデイビー投手とダルビッシュ投手が先発。こちらも投手戦となり、5回まで0対0に。そして6回に森本選手が安打して、田中賢選手が送り、稲葉選手が適時打、というファイターズらしい攻撃で先制します。
 一方。ダルビッシュ投手は7回まで内野安打と四死球が各一つという投球で合併球団打線を抑えます。しかし8回、1死から合併球団はファイターズから移籍してきたばかりの木元選手を代打に送ると、これが成功して安打。そして2死から平野恵選手が安打で続くと、村松選手の適時打で同点になります。さらにラロッカ選手が死球で満塁とすると、ローズ選手が走者一掃となる勝ち越し3点適時二塁打を放ち、一挙4点を取って逆転。9回は加藤大投手が抑え、4対1で合併球団が勝利。お立ち台には移籍後初打席初安打の木元選手が上がっていました。観客数は1万2千5百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対イーグルスは涌井投手と永井投手が先発。3回にリック選手の2点適時二塁打でイーグルスが先制します。しかし、4回にカブレラ選手の14号ソロで1点を返したライオンズが5回にはカブレラ選手の適時打で追いつきます。
 さらに6回、2死1・2塁としたところでイーグルスは永井投手をあきらめ、青山投手につなぎます。しかしこの継投は失敗。四球で満塁とすると、続く代打・栗山選手の当たりは難しい二塁ゴロに。高須選手が一塁送球するも、大きくそれて二人が生還し、内野安打と失策という形でライオンズが2点を勝ち越します。さらに続く中島選手にも2点適時打が出てこの回4点を挙げます。
 涌井投手は9安打5四死球という内容ながら8回途中まで2失点。以下、三井投手と小野寺投手で逃げ切り、ライオンズが6対2で勝ちました。イーグルスは6回も先頭打者を出し(うち3回は無死1・2塁)ながらも、得点に結びついたのは1回だけで残塁は計11という拙攻が響き、四位復帰を逃しています。観客数は1万1千人ほどでした。

 広島のカープ対読売はフェルナンデス投手と金刃投手の先発で、カープが負けたようです。観客数は1万2千9百人ほどでした。
 なお、横浜で予定されていたベイスターズ対タイガースは雨で中止となっています。

2007年06月28日

縮図?

 広島の無人島が、大量の虫に岩盤を食われ、波の浸食もあって消滅の危機にある、というニュースを見ました。
 もし本当に島が消滅したら、同時にこの大量の虫も一斉に水死するわけです。しかしながら、虫たちはそんな事は分かるわけないですし、仮に分かっていたとしても、生きるためには岩を食べ続けるでしょう。
 そう考えると、その消滅の危機をむかえる島が、地球そのものと重なって見えてしまいました。我々はその虫と違い、「消滅の危機」を考える事はできます。しかしながら、発達した文明を用いて、分かっていながらむしろ積極的に地球を破壊するような事を多々行っているわけです。それは、地球と人類の未来をどちらの方向に導いているのだろうか、などと柄にもなく考えてしまいました。

平下選手と吉井投手のトレードが発表

[ 野球 ]

 リーグ戦再開の前日となる今日、マリーンズの平下選手と合併球団の吉井選手のトレードが発表されました。平下選手は四度目のトレード。前回に続いてのシーズン中の移籍となりました。
 今季は一軍出場はほとんどありませんでしたが、マリーンズファンはもちろん、交流戦の甲子園で打席に立った時も移籍してから3年近くたっているにも関わらず、タイガースファンから拍手をもらったほど。派手さはないですが、ファンに好かれる選手でした。昨年の、一度落としかけた飛球を地上に落ちる前に取った、という守備とが特に印象に残っています。
 移籍は残念ですが、慣れ親しんだ関西で、新たなる活躍をしてもらいたいものです。あと、札幌でマリーンズ戦を観戦し、「札幌限定応援歌」を歌う、という私のささやかな夢の実現はほぼ不可能になってしまいました。その点でも残念に思っています。

 一方の吉井投手は大ベテラン。メッツ時代以来のバレンタイン監督でのプレーとなりました。今季は開幕当初は好投するも援護がなくて白星がつかないうちに、だんだんと調子を崩していった感がありました。先日、「先発をできるところにトレード志願」と聞いたときは、「まさか先発が揃っているマリーンズはないだろう」と思っていただけに、少々驚いています。
 しかし、月曜に打球を当てた久保投手が骨折で全治六週間との事なので、早くもその先発機会がまわってきそうな感じです。移籍後初登板は、7月3・4の古巣相手あたりになるのでしょうか。おそらくはこれが最後の所属球団になると思われますが、ぜひとも長いプロ野球人生の集大成をマリーンズで達成してほしいものです。
 あと、マリーンズは来期の一次キャンプを、大嶺投手の故郷でもある石垣島で行うことも発表しています。

2007/6/27の更新

 翔みならブログ、めもちょうを更新しました。ゲーム・同人野球の二本立てです。
 つれづれの乗換案内を更新しました。

2007年06月27日

気を遣われているのか、興味を失われたのか

 幼稚園の頃からの趣味の一つに将棋があります。しかしながら、今世紀に入ってからはすっかりご無沙汰しており、年に将棋の駒に触るのは多くて7日、という生活になっています。そんな中、日曜には今年二度目の将棋大会に参加しました。
 するとその日は当たりに恵まれました。特に最終戦で相手がおらず不戦勝できたのが大きく、二年半ぶりとなる、「一日フル出場して一回も負けない」という望外の結果に終わりました。

 というわけで、打ち上げでも調子こいて酒を飲みまくり、意気揚々と帰宅しました。しかし、相方は私の結果を尋ねてくれません。別に将棋に興味がないわけではなく、先日のプロ名人戦で大逆転があった時は、わざわざその事を私に教えてくれたくらいです(※ちなみに現在の私は、プロの将棋にはほとんど興味はありません)。にも関わらず、尋ねないのはおそらく、この2年半の間、「どうだった?」「勝てなかった」を繰り返していたため、傷をえぐるのはまずいと気を遣ってくれたからなのかもしれません。それとも、負けてばかりの私の成績に関する興味を失ってしまったからでしょうか。
 本来なら、ここで自分の成績をひけらかすのが筋としたものでしょうが、次回以降、また通常時に戻って、「いつものやりとり」が復活するのも情けないものです。というわけで、こちらからも結果について触れるのはやめました。
 今はともかく、若い頃は将棋の上達のために努力していた時期もありました。とはいえ、こんな考え方をするくらいですから、強くなれないのも無理はありません。まあ、自分が弱い代わりに、身内や後輩の将棋で幸せな思いをしているので、能力の割りには恵まれた将棋人生(?)を送れているとは思っているので、後悔はしていませんが。

2007年06月26日

交流戦終了。マリーンズ、試合をせずに首位復帰

[ 野球 ]

 今日で交流戦も最終戦。横浜のベイスターズ対ファイターズは吉見投手と武田勝投手が先発。ファイターズは今日もセギノール選手が欠場し、高橋選手が四番に入りました。
 初回、1死1・2塁とファイターズが好機を作ると、高橋選手が適時二塁打を放って先制。前の試合に続いて「四番の仕事」をします。さらに小谷野選手に犠飛も出て、初回に2点を取りました。
 一方、ここまで交流戦防御率1位だった武田勝投手ですが、いきなり仁志選手に7号となる先頭打者本塁打を喫します。さらに続く下窪選手に二塁打されますが、ここはその無死2塁を凌ぎます。

 その後、ともに安打は出ますが得点が入らない展開に。特にファイターズは7回まで毎回安打で、3度無死の走者を出しますが、いずれも追加点が入りません。
 そして7回裏、先頭の石井選手が右翼席に2号ソロを叩き込み、ついにベイスターズが追いつきます。
 そして8回はこの回から登板の加藤投手から、先頭の高橋選手が二塁打。小谷野選手も安打で1・3塁とすると、続く工藤選手は三塁前の詰まったゴロ。三塁走者の高橋選手は本塁に突っ込みませんでしたが、工藤選手は俊足を活かして内野安打とし、無死満塁と絶好のダメ押し機を作ります。しかしここで加藤投手が踏ん張り、連続三振の後、代打の小田選手を打ち取り、ここを凌ぎます。
 これで流れはベイスターズに。1死から佐伯選手が四球を選ぶと、代走の野中選手が盗塁。これが捕手の悪送球を誘い、一気に三塁へ。その間に村田選手は三振でしたが、続く金城選手が連日の決勝打となる適時打を放ち、これで3対2とベイスターズが勝ち越し。9回はクルーン投手が一番からの攻撃を三人で抑えました。
 これでベイスターズは6連勝。ファイターズは一日で首位から陥落し、マリーンズが首位に復帰しました。ベイスターズは二日連続で相手チームを首位から引きずり下ろしたことになります。観客数は7千3百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対読売は田中投手と木佐貫投手が先発。2回にイーグルスが2死満塁とすると、嶋選手に2点適時二塁打が出て先制。さらに渡辺直選手にも適時打と、新人二人の活躍で3点を取ります。
 田中投手は2回まで無安打も、先制してもらった直後の3回に高橋由選手に2ランを打たれて1点差に迫られます。
 そのまま1点差で迎えた5回裏、1死から渡辺直選手が安打すると、続く高須選手が右中間を抜く適時二塁打で追加点。さらに山崎武選手にも適時打でもう1点入ります。
 さらに6回に読売が内野ゴロで1点を返すと、その裏、無死1・3塁から代打・憲史選手の内野ゴロが野選となって追加点。そこから犠打失敗に牽制死とイーグルスがミスを重ねますが、そこから死球でつないだ後、高須選手に二打席連続適時打を放ち、さらに突き放します。
 7回には鉄平選手に4号2ランも出てダメ押し。さらに9対4で迎えた8回、先頭の鷹野選手が死球で出ると、代走の高波選手が移籍後初の盗塁を決めます。ここでイーグルスベンチは本日2安打の渡辺直選手に5点差ながら犠打を指示。そして1死3塁から高須選手の内野ゴロの間に高波選手が生還し、無安打で10点目を挙げます。
 その裏、福盛選手が2死無走者から四連打されて2点を返されますが、10対6で試合終了。最後は2死1・2塁でホリンズ選手だったわけですが、ここで「一発出てもまだリード」と「一発出ると同点」では投手の負担も違うでしょう。そう考えると、8回の犠打からのダメ押しが大きかったのかもしれません。田中投手は6安打3四球4失点でしたが、5勝目を挙げています。観客数は2万8百人ほどでした。

 これで交流戦は全試合終了。やはり二連戦セットは違和感がありますし、全体的にも短い感じがします。せっかくだから、やはり6試合ずつやったほうがいいのでは、とも思いました。別にこれはマリーンズの成績がどうこう、というわけではありません。なお、リーグごとの成績は、パリーグの74勝でセリーグの66勝、引分け4という結果になっています。
 また、ファイターズと合併球団の間でトレードが発表されました。ファイターズからは木元選手と清水投手が、合併球団からは萩原投手と歌藤投手が移籍となりました。木元選手はこの移籍発表まで一軍に登録されており、20日のカープ戦でも出場していました。その時は、まさかそれがファイターズ最後の試合とは本人を含め、ほとんどの人が思っていなかったのではないでしょうか。
 また、木元選手といえば、2004年プレーオフ第1ステージ第3戦で、2点負けている局面で当時ライオンズの豊田投手から同点2ランを打った場面が印象に残っています。その裏、横山投手が和田選手にサヨナラ本塁打を打たれてライオンズが勝ったわけですが、この9回表裏の「主役」の四人のうち、和田選手以外は全て球団を去ったわけです。そう考えると、改めて時の経過を感じさせられました。
 萩原投手は野手から投手に転向して主に中継ぎで活躍。また、一昨年は故仰木監督のもとで「2試合連続先発」をしたりもしました。いずれも新天地でどのように活躍するか、興味深いところです。

2007年06月25日

2007/6/25の更新

 漫画資料室読み込んだ作品ゴルゴ13を掲載しました。

工藤投手に抑えられ、交流戦最終試合を飾れず

[ 野球 ]

 交流戦最終戦となった千葉のマリーンズ対ベイスターズは久保投手と工藤投手が先発。今日はベニー選手が欠場し、左翼手には竹原選手が、そして指名打者には対左ながらワトソン選手が入りました。また、二遊間は堀選手と渡辺正選手でした。
 今日勝てば唯一の「交流戦通算12勝投手」となれる久保投手ですが、今日は2回に先頭の金城選手に6号ソロを打たれて先制されます。さらに続く3回は1死1・2塁からまたもや金城選手に右中間を破る適時三塁打を打たれて追加点。さらに犠飛も出て、4点差となってしまいます。
 一方、2回まで無走者に抑えられていたマリーンズ打線ですが、その裏2死から渡辺正選手がチーム初安打を放つと、続く早川選手の二塁打で2・3塁と反撃機を作ります。しかし続く堀選手は倒れ、得点できません。

 久保投手は4・5回は抑えましたが、そこで降板。無四球ながら9安打4失点で勝ち投手の権利を得ることができませんでした。その裏、マリーンズは先頭の竹原選手が初の四球を選びます。ところが続くワトソン選手の二遊間を抜くかと思えた当たりを仁志選手が好捕して併殺になり、結局三者凡退に終わります。
 2番手の川崎投手は6・7回を三人ずつで抑えます。すると、その裏にここまで通算2安打だった打線が1死からサブロー選手と里崎選手の連打で久々の好機を作ります。しかしここも竹原選手とワトソン選手が倒れ、得点できません。
 これは工藤投手の史上最年長完封かと思われた8回ですが、先頭の青野選手が安打すると、続く代打の田中雅彦選手が四球を選びます。そこから二死になりますが、続く福浦選手が適時打を放って遅ればせながら1点を返し、なお1・3塁に。ここで工藤投手は降板しました。
 二番手の木塚投手に対し、サブロー選手が三塁前に高いバウンドの内野安打を放ち、これが適時打となり、2点目を返しますが反撃はここまで。続く9回もクルーン投手から先頭の代打・橋本選手が安打し、暴投で2塁に進みますが、そこから三人が打ち取られ、結局無得点。4対2で敗れ、これでパリーグ首位陥落となりました。一方のベイスターズは5連勝となっています。観客数は1万2千1百人ほどでした。

 というわけで、今回の交流戦は13勝10敗1分で、現時点で4位(明日ベイスターズが負ければ同率3位)となりました。三連覇を逃したのは残念ですが、三人も主力が離脱しては仕方ない仕方ないかもしれません。後半戦になれば彼らも戻ってくるでしょうし、何とか最大の目標であるV奪回に向けて頑張ってほしいものです。
 戦力といえば、マリーンズが03・04年にブルーウェーブに所属していたオーティズ選手を獲得しました。この時期の獲得と聞くと、ズレータ選手の治りが予想以上に悪いかと心配になります。オーティズ選手は04年に解雇されたわけですが、解雇同期(?)には現時点で二冠王の山崎武選手もいます。同様とは言いませんが、それに準じる活躍を期待したいものです。

2007年06月24日

里崎選手の逆転満塁弾で連敗止める

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対マリーンズは石井一投手と清水直行投手が先発。今日は左の石井一投手という事もあり、打撃好調の根元選手を外し、堀選手と渡辺正選手で二遊間を組みました。
 3回に早川選手の適時打で先制するも、4回にガイエル選手の3試合連続となる16号ソロで追いつかれ、続く5回には2死無走者から青木選手の内野安打を足がかりに、田中浩選手とラミレス選手の連続適時二塁打で勝ち越されます。

 その後、7回まで石井一投手の前に3安打に抑えられていたマリーンズ打線ですが、8回に代打で登場した先頭の竹原選手が安打し、早川選手の二塁打で続くと、堀選手が四球を選び、無死満塁とします。しかし、続く福浦選手は三振に。ここでスワローズは日本復帰2試合目となるシコースキー投手を起用します。そしてサブロー選手は一邪飛に倒れますが、続くかつてシコースキー投手とバッテリーを組んだこともある里崎選手が左翼席前列に5号逆転満塁本塁打を放ちます。里崎選手は2年連続で、雨の神宮球場での逆転満塁本塁打を放った事になりました。
 そして9回にはワトソン選手が一軍復帰後初となる3号ソロでダメ押し。その裏、小林雅英投手が青木選手に11号ソロを喫するも、後は抑えて6対4で勝利。連敗を4で止めました。また、7回2死から登板した荻野投手が2球でプロ初勝利を挙げています。観客数は1万9千4百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ファイターズはジャン投手とグリン投手が先発。初回に稲葉選手の適時二塁打で先制したファイターズが、2回には稲田選手の犠飛で追加点を挙げます。
 タイガースも3回に野口選手の今季1号となるソロで反撃しますが、5回にファイターズがセギノール選手の故障で今季初の四番に入った高橋選手の犠飛で追加点を挙げます。
 その裏、タイガースも1死満塁と一発出れば逆転の好機を作ります。しかし、ここで今季初スタメンで2番に入った坂選手、さらには林選手も倒れ、反撃できません。
 そこからタイガースは2点負けていながらいつもの三人を投入してファイターズの封じます。しかし、グリン投手の前に8回を6安打3四球ながらソロのみの1得点。9回はマイケル中村投手に抑えられ、3対1でファイターズが勝利。タイガースは今季の対ファイターズを4連敗で終えてしまいました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 広島のカープ対イーグルスはフェルナンデス投手と朝井投手が先発。初回にカープが先制しますが、3回に追いついたイーグルスが4回に山崎武選手の2試合連続となる27号ソロで勝ち越します。さらに終盤に草野選手の2打席連続の打点などで6点を追加したイーグルスは8対1で勝っています。観客数は1万9百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対合併球団は三橋投手と川越投手が先発。初回に3点を先制したしたベイスターズが3回にソロ2本で追加点を挙げて5対0とします。その後、合併球団もローズ選手の23号2ランなどで反撃し、8回には1点差まで迫りますが、最後はクルーン投手が抑え、5対4でベイスターズが逃げ切っています。観客数は1万2千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ライオンズは内海投手と西口投手が先発。3回に中島選手の7号ソロで先制したライオンズが4回に江藤選手の適時二塁打で追加点を挙げます。
 そして2対1で迎えた9回表、ライオンズは高山選手の今季1号となる2ランでダメ押し。その裏に小野寺投手が2点を返されますが、最後は凌ぎきり、4対3でライオンズが勝っています。西口投手は11年ぶりに東京ドームで白星を挙げています。観客数は4万5千2百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ホークスは中田投手と和田投手が先発。2回に小久保選手の16号ソロで先制したホークスが3回には小久保選手の2打席連続となる17号3ランで追加点。その後も得点を重ねて9対2で大勝。中田投手の名古屋ドームでの連勝記録が止まっています。観客数は3万8千1百人ほどでした。

2007年06月23日

空見

 夏至の日は、可能な限り夕方に外を歩き、日没時刻の遅さを堪能する、という趣味があります。かつては、その時期に西の方に旅行して、関東よりさらに遅い日没を見たり、逆に道東に旅行して、朝4時前に日が出るのを見たりした事すらありました。
 夏至だった昨日は天気が悪かった事もあり、今日の夕方に散歩し、「遅い夕暮れ」を楽しみました。
 別に今日一日だけの事でもないのですが、「19時になっても空が青い」というのを見ると、何か感心してしまいます。「月見」「雪見」「花見」なども好きですが、夏至の「空見」もなかなか楽しいものです。折角なので、今日はその「19時の夕暮れ」を記念撮影しました。
 写真をクリックすると、同じ窓で大きい画像が開きます。
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ファイターズ、交流戦優勝

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対ファイターズは福原投手とダルビッシュ投手が先発。ところが福原投手は初回にセギノール選手の適時二塁打で先制され、さらに続く小谷野選手への球が鼻に当たり、危険球退場となります。そして緊急救援した江草投手が金子誠選手に2点適時打を打たれ、計3点を失います。
 しかしその裏、ここのところ立ち上がりの失点が多いダルビッシュ投手に対し、四球と赤星選手の二塁打で無死2・3塁としたタイガースは、林選手の適時打で1点を返すと、続く金本選手に15号3ランが出て逆転します。

 続く2回も1死2・3塁と追加点機を作りますが、ここはダルビッシュ投手が踏ん張ります。一方、緊急救援の江草投手も3回まで抑え、4回からはダーウィン投手が登板。しかし4回は抑えたものの、5回に金子誠選手に本日2本目の適時打が出てファイターズが追いつきます。
 ダルビッシュ投手は2回から9回までタイガース打線を2安打3四球に抑えます。しかしファイターズ打線も6回から始まったタイガースのいつもの継投の前に得点できず、同点のまま延長にはいります。ダルビッシュ投手は今季3度目の9回まで投げるも同点のため勝ち負けつかず、になりました。
 タイガースはウイリアムス投手は2回を投げましたが、久保田投手は8回の8番からの攻撃1イニングで降板。そして9回から藤川投手がマウンドに立ちます。投手の打順もあるのですから、それなら8回は久保田投手でなくてもいいような気もするのですが・・・。そして藤川投手は9・10回と先頭打者に安打されながらも抑えます。
 しかしタイガースも得点できず11回に。タイガースはここで橋本健投手を送り込みますが、先頭の田中賢選手が安打。そこから3・4番を抑えますが、続く5番の小谷野選手が左翼席に3号2ランを放ってついにファイターズが勝ち越します。
 その裏、前の回から続投の武田久投手に対して1死から鳥谷選手が二塁打を放ちますが、そこで登板のマイケル中村投手が抑え、ファイターズが6対4で勝利。これでファイターズの交流戦初優勝が決まりました。
 昨年は甲子園でマリーンズが負けたものの、神宮でファイターズがスワローズに勝ったためにマリーンズの優勝が決定。というわけで、2年連続の「甲子園での優勝決定」となりました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

今季最多失点で4連敗

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対マリーンズはグライシンガー投手と小林宏之投手が先発。今日はチーム連敗中の中打撃好調の根元選手が初の一番で遊撃に、二塁には早坂選手が入りました。
 1回裏、小林宏投手は1死から連打で2・3塁とされると、続くガイエル選手に15号3ランを打たれ、先制されます。これでガイエル選手は3打席連続の本塁打となっています。さらに再びそこから走者を出し、福川選手の適時打で4点目。小林宏投手は今季初の1イニング4失点となってしまいました。
 直後の2回表、前の試合で足を痛めたものの、大した事がなく今日もスタメンのベニー選手が2試合連続となる8号ソロを放って1点を返します。続く3回も1死から小林宏投手と根元選手の連打で好機を作りますが、後続が倒れます。

 一方、2・3回は立ち直って三人ずつで抑えた小林宏投手ですが、続く4回、2死2塁から青木選手の遊ゴロが俊足で内野安打となると、続く田中浩選手に適時二塁打が出て2点を追加され、今季最多の6自責点でこの回で降板となってしまいました。
 さらに続く5回に二番手の小宮山投手が登板しますが、いきなり失策で走者を出し、さらに死球で走者をためた後、福川選手に適時打を打たれ、さらに青木選手の内野ゴロがまた失策となった後に田中浩選手の適時三塁打と、この回2安打で4点を追加され、続く6回にも1点を取られてついに10点差となってしまいます。
 打線はグライシンガー投手の前に4回から7回まで無安打に抑えられます。やっと8回に先頭の青野選手のポテン安打をラミレス選手が大きく弾いて三塁打とし、2死後に根元選手と早川選手の連続二塁打でやっと2点を返します。
 しかしその裏、四番手の藤田投手が3連打で1点を追加されます。続く城石選手は打ち取って、土曜のタイガース戦から続いていた連続被安打を8で止めましたが、さらに3安打されてこの回計6点を失ってしまいました。
 9回はプロ初登板の高市投手から連打で無死2・3塁とするも、そこから三人が打ち取られ、結局17対3で試合終了。今季最多の失点で今季最多の4連敗となってしまいました。観客数は2万3千1百人ほどでした。
 ところでこの試合の中継はスカパーのフジテレビ739で見ていたのですが、前半は地上波でも中継していました。何でもこの試合は「東京オリンピック招致キャンペーン」とのこと。フジテレビも協力し、随所でそのネタを振っていました。フジテレビが石原都政に媚びるのは社風だから仕方ないとは思います。しかし、アナウンサー氏の「今日は、場内全てのファンも東京でのオリンピック開催を望んでいます」という発言はいくら何でも来場者に非常に失礼すぎると思いました。少なくとも現時点では、反対者が賛成者を上回っているのに、野球場では賛成派ばかり、というのはありえない話でしょう、
 途中からは地上波も終わり、オリンピックの話題も一切出なくなりました。聞いていて落ち着いたとともに、こんなしょうもないタイアップばっかりやっているから、地上波の中継はつまらないのだな、と改めて認識させられました。

 広島のカープ対イーグルスは黒田投手と有銘投手が先発。2回に山崎武選手の左翼ポール際に入る26号ソロでイーグルスが先制します。しかしその回の1死1・2塁、4回の1死満塁はいずれも黒田投手が踏ん張り、追加点は取れません。
 有銘投手は5回まで3安打でしたが、6回に安打と2四球で1死満塁としたところで降板。イーグルスは二番手に青山投手を投入しますがこれが誤算。代打の前田選手に押し出し死球で同点となった後、さらに代打の喜田選手に適時打が出て逆転。続く東出選手にも2点適時打が出て一挙にカープは4点を挙げます。
 逆転してもらった後の黒田投手は7回から9回までを1安打。今季4度目の完投で7勝目を挙げています。観客数は1万5千1百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対合併球団は三浦投手と平野佳投手が先発。仁志選手の6号となる先頭打者本塁打で先制したベイスターズが、3回には三浦投手の二塁打を足がかりに村田選手の11号2ランなどで3点を追加します。
 ベイスターズは8回に村田選手の12号ソロでダメ押し。一方の三浦投手は8回を4安打3四球で0点に抑え、9回も簡単に2死を取りますが、続く後藤選手に4号ソロを打たれて完封を逃します。しかし1失点完投で今季5勝目。ベイスターズは久々の貯金1となっています。観客数は1万5千1百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ホークスは川上投手と杉内投手が先発。2回に谷繁選手の適時二塁打で先制したドラゴンズが3回に2点を追加。さらに4回はプロ初出場初スタメンとなった柳田選手に本塁打が出て、ドラゴンズが4対0と点差を広げ、杉内投手をKOします。
 ところが続く5回裏に新外国人のスタンドリッジ投手が2四球を出しながら無失点に抑えると試合の流れが変わります。先頭の本多選手が幸運な内野安打で出塁すると、川崎選手・小久保選手が連続長打で2点を返し、1死後さらに柴原選手と吉本選手の連続二塁打で追いつきます。そして続く松田選手に今季1号となる2ランが出てついに逆転。川上投手はこの回6失点でKOとなりました。
 8回裏に2死1塁でホークスは馬原投手を投入。対するドラゴンズは代打の井上選手が二塁打を放ち、2・3塁と一打同点の好機を作ります。しかし、続く代打の立浪選手が倒れ、結局無得点。9回も安打は出ましたが、0点に終わり、6対4でホークスが逆転勝利。スタンドリッジ投手が来日初登板初勝利を挙げています。観客数は3万8千2百人ほどでした。
 ひたちなかで行われた読売対ライオンズは高橋尚投手とジョンソン投手の先発でライオンズが負けたようです。観客数は1万5千人ほどでした。

止まる場所を間違えると交通マヒ?

[ 交通 ]

 22日の朝、大宮近くの高崎線で架線切断が発生し、電車が止まりました。これだけで高崎線と湘南新宿ラインに影響が出るわけですが、さらに車両から出た人がいたりして、併走する京浜東北線まで止まってしまったとのことです。復旧したのは5時間後との事でした。
 この原因としてJR東日本が発表した原因は赤信号が急に出て、運転士が止めた場所が悪く、それで架線が切れたとの事でした。基本的には「運転士のミス」という扱いです。

 もしそれが日本の鉄道でも一つか二つしかない特別な場所だったらまあ仕方ないかもしれません。しかしその場所は首都圏では3~4キロごとにあるそうです。
 電気工学の事はまったくもって分かりませんが、いくらなんでもそんな危険な箇所がそんなにある、というのはどうなのでしょうか。特に昨今では、事故のみならず、「危険信号を受信したため」などといってしょっちゅう、電車が駅間で急停止します。
 その急停止に、ちょっと位置を間違えると、架線切断によって5時間止まる危険性がある、というのはいくら何でもありえない話です。
 いくら「止まるのに不適切な場所」があっても、そこに止まるだけで架線が切断されないような対策は施すのが当然だと思うのですが・・・。
 これは架線だけなのでしょうか。それとも他にも、「ちょっと止まる場所を間違えると大変な事になる」という類の危険が少なからず存在するのでしょうか。改めて、この鉄道会社グループの安全管理の杜撰さと、客に迷惑をかけた責任を社員に押しつける体質を再認識させられました。

2007年06月22日

局地的な雨で試合中止に

[ 野球 ]

 今日は千葉でマリーンズ対ベイスターズ戦が予定されていたものの、16時過ぎに雨で中止となりました。都内ではさほど降っておらず、夕方になってかなり天気が落ち着いていました。入場料も特別価格でしたので、仕事が早く片付いたら行くつもりだったのですが、まさかの中止に驚きました。ただ、最初から観戦予定だった相方によると、かなり強い雨で中止もやむなし、という感じだったそうです。ちなみに、その後雨は落ち着き、帰宅した時は、先週のカープ戦の時よりも弱い雨でした。
 なお、この試合は月曜に順延されます。ベイスターズは他にファイターズ戦も残しており、これは火曜日予定。このへんで雨が降ったら大変な事になりそうです。

2007年06月21日

2007/6/21の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。
 幕張本郷名所案内歩道のないバス停を掲載しました。

2007年06月20日

3連敗で交流戦連覇記録が止まる

[ 野球 ]

 東京ドームの読売対マリーンズはGG投手と渡辺俊介投手が先発。昨日プロ初本塁打の根元選手が4試合連続でスタメンに。また二塁は堀選手が入りました。
 試合のほうは同点で迎えた7回に藤田投手が連打で勝ち越され、さらに川崎投手と荻野投手も失点し、8対4で敗戦。これで引分けを挟んで3連敗となり、ファイターズが勝ったため、交流戦優勝が絶望に。連覇が止まりました。また、2回に7号ソロを放ったベニー選手が次の打席で二塁打を打った後に足を痛めて交代。こちらも心配です。観客数は4万4千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対イーグルスは上園投手と田中投手の新人対決。初回に金本選手の適時打で先制し、続く2回には今日もスタメン1番の庄田選手の適時打などで2点を追加します。上園投手は6回を投げて1安打2四球無失点で3点差も、その回で代打を送られて降板します。そこからはいつもの継投でイーグルス打線を抑え、終盤にも追加点を挙げたタイガースが5対0で勝って3連勝。上園投手はプロ初勝利を挙げています。またチームは、32イニング連続無失点となっています。観客数は4万7千7百人ほどでした。

 広島のカープ対ファイターズは青木高投手と吉川投手とこちらも新人対決。2回に坪井選手の適時打でファイターズが先制します。地元初登板となった吉川投手は4回に連打で無死2・3塁とされ、無失点ながら降板しますが、ここは二番手の押本投手が抑えます。
 さらにファイターズは5回には高橋選手の適時打で追加点を挙げます。8回にカープも広瀬選手の2号ソロで1点差に迫りますが、9回に稲葉選手の8号3ランと高橋選手の5号2ランで5点を追加したファイターズが終わってみれば7対1と大勝。これで交流戦残り3試合を引分け1以上でファイターズの交流戦優勝が決まることになりました。観客数は1万2千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ライオンズは館山投手と岸投手が先発。3回に併殺の間に先制したライオンズが6回にGG佐藤選手の適時二塁打で3対0とします。スワローズは6回の1死満塁、7回の2死2・3塁と反撃機を作るも得点できません。しかし8回裏に無死1・2塁からガイエル選手が13号2ランを放って追いつきます。
 9回はともに2死2塁としますが勝ち越せず延長戦に。そして10回表に4番手の吉川投手からカブレラ選手が13号2ランを右翼ポール際に放ってライオンズが再び勝ち越し。さらに栗山選手にも2号ソロが出て再び3点差となります。その裏、スワローズも小野寺投手から先頭のガイエル選手が2打席連続の14号ソロを放ち、さらに1死1・2塁と一発出れば逆転サヨナラの好機を津kるいますが、最後は併殺で試合終了。ライオンズが6連勝で単独4位に復帰しています。観客数は1万6千1百人ほどでした。
 金沢のドラゴンズ対合併球団は小笠原投手とデイビー投手先発。2対2で迎えた6回裏に立浪選手の代打適時打でドラゴンズが勝ち越し、さらに7回には福留選手の12号2ランで追加点。そのまま5対2でドラゴンズが勝っています。観客数は1万8百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ホークスは寺原投手とガトームソン投手が先発。3対3で迎えた9回裏に、3イニング目に入る水田投手から、途中出場の小池選手が今季1号となるサヨナラ本塁打を放ってベイスターズが4対3で勝ち、今季交流戦対ホークス4連勝となりました。観客数は1万9千8百人ほどでした。

一串10円

 最近行きつけになった店が「定価100円の串を本日に限り10円」という企画をやっていました。元々安いため、普段から入るのにも注文するのにも一苦労、という店です。そこがこのような企画をやるのでは、ちゃんと店に入れるのか?と不安になりつつ向かいました。
 そして店のほうは予想通り。遠くから見ても店の前に人垣ができているような感じでした。そしていつも以上に苦労して注文をすると、その「10円串」が出てきました。とはいえ、乗っているのが紙皿になっている以外は、見た目も味も普段と変わりません。
 職場の仲間と二人で行き、そこそこ飲んでいたのですが、お勘定を頼んだら「1,300円」との事。一瞬、何事かと思いました。それにしても、これまで何百回も飲みに行きましたが、逆はあっても、「請求金額が安すぎて驚いた」というのは初の経験でした。ちなみに本当の請求額は二人で3,000円弱。もちろん、飲み食いした量を考えれば、これでも十分破格です。
 なかなか貴重な物を食べることができました。あと、その繁盛ぶりをみて、これで固定客が増えるなら、今日の値引きも企画宣伝費として元が取れるのだろうな、と感心させられました。

根元選手にプロ初本塁打出るも敗戦。交流戦3連覇に黄信号

[ 野球 ]

 東京ドームの読売対マリーンズは木佐貫投手と小野投手が先発。マリーンズは二日前の試合で首を痛めたTSUYOSHI選手が登録抹消となり、代わりにワトソン選手が一軍復帰を果たしました。また、一昨日昇格した早坂選手が一番二塁でで今季初スタメンとなりました。
 試合のほうは東京ドームらしい本塁打の飛び交う展開となり、8回には根元選手が右翼席中段にプロ初となる2ランを放つも、得点はこれだけ。その後早坂選手に公式戦初安打(ただしプレーオフでの安打はあり)も出ましたが、最後は5対2で敗れ、対読売連勝が9で止まるとともに、交流戦残り4試合で首位のファイターズとのゲーム差が3に。明日ファイターズが勝って、マリーンズが引分け以下だと、三連覇がなくなってしまう形となってしまいました。観客数は4万4千人ほどでした。

 甲子園のタイガース対イーグルスは下柳投手と永井投手が先発。4回にタイガースが四球二つで好機を貰い、今岡選手の適時打で先制。両チームとも先発・リリーフともに好投したため、これが唯一の得点に。両チーム合わせて9安打4四球の投手戦を制したタイガースが1対0で勝っています。観客数は4万6千7百人ほどでした。
 広島のカープ対ファイターズは長谷川投手と木下投手が先発。早い回からの継投合戦になりますが、セギノール選手が二番手のフェルナンデス投手からまたも右打席で2本塁打。さらに三番手の横山投手からは左打席で16号を放ち、4安打3本塁打5打点の活躍。また、1試合左右打席本塁打は7試合目でこれは日本新記録となりました。試合はファイターズが10対6で勝利。観客数は1万2千8百人ほどでした。
 富山のドラゴンズ対合併球団は朝倉投手とカーター投手が先発。2回にカーター投手が顎に打球を受けて降板。急遽救援した高木投手が好投したものの、4回に谷繁選手が適時打を放つとこれが両チーム唯一の得点に。朝倉投手は8回を4安打無四球無失点。9回は岩瀬投手が2安打されるも抑え、ドラゴンズが1対0で勝っています。観客数は1万7百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ライオンズは藤井投手と涌井投手が先発。2回に細川選手の2試合連続となる6号2ランでライオンズが先制。その後接戦が続きましたが、2点リードで迎えた9回にライオンズが一挙5点を奪って試合を決め、9対2で勝って連勝を5としています。観客数は1万5千6百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ホークスは吉見投手と新垣投手が先発。2回に吉見投手の適時打で先制したベイスターズが3回には金城選手の3号3ランで追加点。吉見投手は投げては8安打3四球ながらホークスの拙攻に助けられて完封し、5対0でベイスターズが勝っています。観客数は1万8千9百人ほどでした。

2007年06月18日

時計とPC

 10年ほど使っている腕時計が遅れたり止まったりするようになりました。そこで、時計屋に持っていって分解掃除をしてもらいました。無事動くようになって戻ってきたのですが、その際、店員さんに「磁石で動いているため、あまりパソコンなどには近づけないで使ってください」と言われました。
 基本的に、寝るときと外にいる時を除けば、家でも職場でもほとんどパソコンの前にいます。したがって、安心して時計をつけていられるのは、外にいるときだけになります。まあ、現実論として、パソコンに向かっている時は画面右下に時刻が表示されているわけなので、腕時計を見る必要がありませんので、実害はありません。しかし、かつては寝ている時以外はずっと身につけていた腕時計が、「外にいる時のみ身につけるもの」になった、というのは、何とも言えないものがありました。
 まあ、最近は携帯で代用する人も増えているので、それでもまだ、腕時計を活用している部類に入るのかもしれませんが・・・。ちなみに、分解修理中の経験からすると、昼間の外の日差しでは携帯の液晶は見づらく、個人的見解としては、携帯は腕時計の代用品にはならない、と思いました。

マリーンズ、独立リーグ球団を傘下に?

[ 野球 ]

 各メディアの速報として、マリーンズが四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスを買収する、という記事が流れました。両球団のサイトを見ても公式的には何の発表もありません。また、詳しいことはよく分からないので、まだこれについて論じる段階ではなさそうです。
 ただ、現時点の報道を見ると、やけに批判的な文章が目立ちます。「ドラフト不正の温床になりうる」だの「社会人の人材難が予想される」などと言った声が上がっている、などと、今回のマリーンズの行動が、「選手の囲い込み」や「アマ破壊」であるかのようです。

 まず、「ドラフト不正の温床になりうる」ですが、これには二つの意味で大きな疑問があります。今回の談話と普段からの発言を見る限り、バレンタイン監督の構想は、別に「マリーンズだけが、浦和に続く二つめのファーム球団を保有したい」というものではなさそうです。理想的には12球団全てがファームを拡張しようと言っているわけです。
 ちなみに、この「ファームの拡張」が大きく言われたのはこれが初めてではありません。今から3年前、近鉄バファローズを潰すことに端を発して、パリーグを廃止しての一リーグ化が言われた時、当時の西武のオーナーは「球団を減らす代わりに三軍を充実させる」などと発言しました。しかし、それに対して、当時の一リーグ賛成派の商業マスコミは「ファームの充実を言うのは一理ある」みたいな論評をしていました。それがなぜ、12球団維持を前提としての発言だとこうなるか理解不能です。
 だいたい、これまで「ドラフト不正の温床」はどう処置されていたのでしょうか。この半年ほど、スカウト活動に関する問題が何度も報道されました。しかし、その結果は、「ライオンズだけが青田買いをやっていて、ベイスターズだけが上限を超える契約金と初年度年俸を那須野投手に支払っていた」という、誰一人納得できない「結論」で終わりました。
 厳しい批判にさらされ、渋々「希望枠」は撤回されたものの、一部球団・選手をスケープゴートにしただけで、抜本的な問題が何ら解決されていません。既存の「不正の温床」を放置しておいて、「今回の件が不正の温床になりうる」などと言っているわけです。ちなみに、以前から希望枠制度を厳しく批判し、今年の問題の時もいちはやく自球団の希望枠不使用を宣言したのはバレンタイン監督でした。
 また、仮に、今回、他の11球団が動かずにマリーンズのみがファイティングドッグスを買収したとします。しかしそれによってどのような「ドラフトの不正」が行われると言うのでしょうか。かつてのプリンスホテルは、西武ライオンズと同じグループですが、ある時期以降は、普通に各球団がプリンスホテルの選手を指名して入団していました。
 同様に、買収された球団に有力な選手がいると思ったら、マリーンズより先に他の球団が指名すればいいだけです。マリーンズへ行くための入団拒否多発が心配なら、ドラフトで指名拒否した選手が別の球団の指名を受ける権利を得るまでの年数を延ばせばいいだけの話です。

 もう一つの「社会人野球の衰退」もわけがわかりません。この四国アイランドリーグができたのが二年前で、今年からは北信越にも独立リーグができました。しかし、それと企業の社会人野球撤退との関連性を論じた話など聞いたことがありません。それが、なぜ既存の球団が既存の独立リーグ球団に資本参加すると急に「社会人野球の衰退」につながるのでしょうか。
 そんな、存在し得ない「社会人野球の衰退」を気にする暇があるなら、現在起き続けている、「高収益企業でも安易に野球チームを『リストラ』する」という企業の姿勢を問題視するほうが先でしょう。もちろん、それらの企業から大量の広告費を貰っている商業マスコミに、それに対する突っ込んだ報道などできるわけがないのですが。
 ちなみに、現時点で唯一、他球団関係者の発言は、読売の球団代表氏のみ。その内容は選手育成はプロが自前でやる方がいい。巨人は育成選手の指導者を雇っている。ロッテ球団の意見か、バレンタイン監督の意見か分からないが、野球協約では他の組織と活動できないことになっているので、慎重に見極めないといけないとのこと。最後まで「希望枠」撤廃に反対し続け、毎年のようにFA選手や他球団の外国人主砲を入団させている球団の代表なだけに、非常に「説得力に富んだ」発言となっており、大変笑えました。
 今に始まった事ではありませんが、各報道関係企業には、「現状の野球界の枠組みを最優先する」という立場に拘泥せずに、野球界全体の事も少しは考えて報道してほしいものです。

2007年06月17日

投手戦となり、今季5度目の引分に

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対タイガースは成瀬投手とジャン投手が先発。今日は半月ぶりに入れ替えがあり、塀内選手に代わって早坂選手が今季初の一軍昇格しました。また、昨日首を痛めて途中退場したTSUYOSHI選手は今日も欠場。代わりに早川選手が一番に。二遊間は堀選手と根元選手で、DHは昨日に続き、橋本選手でした。タイガースは指名打者に矢野選手でしたので、ともに捕手が指名打者、というなかなか見ないオーダーになりました。
 成瀬投手は初回に赤星選手に安打されますが、二塁に進めずに3・4番を打ち取る立ち上がり。一方のマリーンズは2死無走者から福浦選手が安打し、サブロー選手も二塁打で先制機を作りますが、里崎選手が倒れます。続く2回も先頭のベニー選手が安打。続く橋本選手の当たりは三塁線を抜くかという当たりを放ちますが、これを今岡選手が好捕。これが大きく、続く青野選手にも安打は出ますが、ここも先制できません。

 ジャン投手は中盤に入り、何か分かりませんが、かなりイライラしている感じでした。そのため、野口捕手が何度もマウンドに駆け寄る場面が見られました。その落ち着かないジャン投手に対し、5回に先頭の青野選手が安打し、犠打と四球で1死1・2塁としますが、堀選手と福浦選手が連続三振。6回も1死から里崎選手が安打しますが、ベニー選手が併殺に倒れます。結局この回で降板したのですが、6安打1四球ながら無失点という内容でした。
 一方、成瀬投手は2回以降も安定した投球を見せます。2回から5回まで無安打に抑え、6回に先頭の関本選手に安打され、犠打と内野ゴロでこの試合初めて三塁に走者を進めますが、林選手を打ち取ります。
 タイガースは7回からいつもの継投に。ウイリアムス投手の替わりばなに、代打の竹原選手が四球を選びますが、二塁に進めることもできません。続く8回も二番からの攻撃を三人で抑えられます。今日は成瀬投手の出来がいいこともあり、タイガースの継投陣のノルマはあらかじめ一人2イニングと決まっていた感じでした。
 成瀬投手の好投は続き、9回に先頭の桜井選手にこの試合やっと3本目の安打をされ、犠打で進められますが、林選手と金本選手を打ち取ります。しかし、その裏のマリーンズ打線は、この回から登板の久保田投手の前に3球で打ち取られ、延長戦に入ります。
 そして10回も成瀬投手が続投。これは交流戦の日程の関係で、ノーゲームでもない限り、次の登板まで12日あくという事もあるのでしょう。そして厳しい日差しの中疲れを見せず、ここも三者凡退に打ち取ります。10回129球を投げて3安打1死球で無失点という素晴らしい内容でした。
 ところが、タイガース継投陣の前に、打線がこの成瀬投手を援護できません。10回も1死から渡辺正選手の二塁打でサヨナラ機を作りますが、内野ゴロで三塁には進んだものの、続く今季初打席の早坂選手が打ち取られます。
 11回表は薮田投手が登板。昨日のような事はなく、三人で抑えます。その裏、タイガースは当然ながら藤川投手が登板。先頭の福浦選手が安打してサブロー選手が送り、またもやサヨナラ機を作りますが、ベニー選手・竹原選手が粘りながらも打ち取られます。
 12回表は小林雅英投手が登板。いきなり林選手に安打されますが、続く金本選手は内野フライに。三塁の青野選手と遊撃の渡辺正選手が交錯して青野選手が転びますが、渡辺正選手が何とか捕球します。しかもそこで、代走で出ていた秀太選手が、青野選手が捕球したと勘違いしたのか、タッチアップで二塁を狙ってしまい、結果的には併殺になります。そして続く今岡選手も打ち取り、結局三人で終わります。
 その裏は八番からの攻撃を、藤川投手の前に三人で打ち取られて試合終了。0対0の引分けに終わりました。これで今季5度目の引分け。それがいずれも本拠地なのが興味深いところです。成瀬投手の10回「完封」という好投がいきず、惜しい結果と言えそうです。ただ、成瀬投手はこの好投で防御率を1点台に戻し、リーグ2位となっています。観客数は昨日を9人上まわり、今季3番目となる3万と15人。連日の満員御礼も出ました。

 札幌のファイターズ対ドラゴンズはグリン投手と中田投手の先発。中田投手は先週同様に制球が悪く、8回まで3安打ながら6四死球。ファイターズは4度の無死1塁を生かせず、同じ8回を3安打1四球のグリン投手を援護できません。そして9回表2死から井上選手に安打されたところでグリン投手は降板。武田久投手が抑えて9回裏を迎えます。
 その裏、中田投手は先頭の高橋選手にこの試合6つめとなる四球を出します。すると坪井選手が送った後、稲田選手が中前に弾き返すとこれがサヨナラになって1対0でファイターズが勝利。好投のグリン投手に勝ちはつきませんでしたが、お立ち台には稲田選手とともに上がっていました。観客数は3万5千1百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ベイスターズは朝井投手と土肥投手が先発。初回にベイスターズが先制しますが、2回裏、イーグルスは四球と安打で2死1・2塁とします。ここで打席には元ブルーウェーブで、イーグルスでは移籍後三年目にして初の一軍をスタメンで迎えた中島選手。ここで起用に応え、逆転となる適時二塁打を放ちます。続く嶋選手の中前に抜けそうな当たりは、内野手より前の位置で審判に当たってしまい、中島選手は進塁できずに2死1・2塁となります。しかし続く渡辺直選手に適時打が出てさらに1点が入ります。
 朝井投手は直後の3回に犠飛で1点差にされますが、そこからは好投。8回まで5安打に抑え、9回のマウンドに上がります。しかし1死から四球を出してしまいここで降板。後は福盛投手が抑え、3対2でイーグルスが逃げ切り。ベイスターズの連勝は5で止まっています。観客数は2万人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対スワローズは川越投手と石井一投手が先発。2回に青木選手の10号満塁本塁打で先制したスワローズが、5回にラミレス選手の適時打で追加点。しかも石井一投手は5回まで2安打1四球と、序盤はスワローズの圧勝ペースで進みます。
 ところが6回、石井一投手はいきなり三連続四球。しかも続くラロッカ選手の遊ゴロを名手・宮本選手が失策して点が入り、さらに1死後に北川選手と下山選手の適時打で1点差となります。さらに8回は1死無走者から登板した木田投手が、2死を取ってから四球と安打で走者を出し、後藤選手に代打適時打が出て同点に。試合は延長に入ります。
 10回表にスワローズは無死から走者を出しますが得点できず。するとその裏、先頭のアレン選手が来日初のサヨナラとなる1号ソロを放ち、6対5で合併球団が逆転勝利をおさめました。観客数は1万9千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対カープはギッセル投手と高橋投手が先発。同点で迎えた6回裏にGG佐藤選手の15号2ランでライオンズが勝ち越しますが、直後の7回表に嶋選手の2点適時二塁打でカープが再度同点に追いつきます。
 そのまま同点で9回となり、表は小野寺投手が三番からを三者凡退に抑えます。しかしその裏、永川投手はいきなり栗山選手に二塁打され、さらに福地選手の犠打を三塁に送球するもセーフで、しかも福地選手は二塁に盗塁します。そして続く片岡選手が1・2塁間を抜いてライオンズが5対4でサヨナラ勝ち。これでライオンズは10連敗後の4連勝。対照的にカープは4連敗となっています。観客数は2万3千6百人ほどでした。
 福岡のホークス対読売は和田投手と内海投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万5千5百人ほどでした。

2007/6/17の更新

 電算室携帯電話水没顛末記を掲載しました。

2007年06月16日

9回の大逆転で敗れる

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対タイガースは清水直行投手と福原投手が先発。今日の指名打者は橋本選手が七番で、二塁は前の試合で代打適時打を放った根元選手が九番で入りました。
 立ち上がり、清水直投手は簡単に二死を取りますが、そこから12打席連続無安打だった林選手に10号ソロを打たれて先制されます。しかし、続く2・3回は安打されるも、直後の打者を併殺で打ち取り、追加点は許しません。
 一方、マリーンズは初回にTSUYOSHI選手が四球で出るも盗塁失敗。しかも首を痛めて次の回の守備で交代してしまいます。そして福原投手の前に2回まで無安打だったマリーンズ打線でしたが、3回に先頭の橋本選手が内野安打を放つと、青野選手も安打で続き2死2・3塁に。ここで早川選手に適時二塁打が出て逆転します。

 さらに続く4回も2死から橋本選手が得意の四球を選ぶと、再び青野選手が安打で続き、最近好調の根元選手が右前に適時打を放って1点を追加します。そして続く5回もこれまた2死無走者からサブロー選手が安打すると、里崎選手とベニー選手の連続二塁打が出て2点を追加し、福原投手をKOしました。
 清水直投手は5回まで毎回安打されながら、ソロの1点のみ。しかし6回、前のライオンズ戦に続いて1番に入り、この回先頭の庄田選手にプロ1号を打たれます。さらに赤星選手と林選手にも連打されますが、金本選手と今岡選手を抑えて2死に。そして続く鳥谷選手の所で高木投手に交代。まだ71球で四球もゼロでしたが、毎回の8安打というのが降板の理由でしょうか。そしてここは高木投手が抑え、反撃を封じます。
 タイガースも二番手の江草投手が6人を完璧に抑えます。ところが7回裏2死でサブロー選手の打席で橋本健投手に交代するとこれが失敗。サブロー選手が5号、里崎選手が4号と、ともに左翼席に打ち込み、7対2と点差を5点に広げます。
 継投陣も7回は荻野投手が、8回は藤田投手がいずれも三人で抑え、5点差のまま最終回を迎えます。
 ところが9回、左の金本選手からという事もあったのでしょうが、藤田投手が今季初となるイニングまたぎの登板。ところがこの続投が大失敗で、三連打で無死満塁となります。マリーンズは急遽、小林雅英投手を投入しますが、これまた大誤算。桜井選手に右翼フェンス直撃の適時二塁打が出ると、浅井選手の詰まった当たりを渡辺正選手が捕りきれず、記録は失策となりさらに1点。続く関本選手の犠打も失敗気味でしたが、一塁送球を選択して1死2・3塁に。やっと1死は取りましたが、狩野選手にも適時打が出て、1点差に。そして赤星選手にもあわや本塁打というファウルが出た後に、右翼フェンス直撃という適時二塁打が出てついに同点となります。
 ここでマリーンズは林選手を敬遠し、金本選手のところで薮田投手を投入、という作戦に出ますが、こうなると何もかも裏目に。金本選手に適時二塁打が出た後、2死後に鳥谷選手と桜井選手に連続適時打が出て、敬遠した林選手まで生還する最悪の形に。3連敗中は3試合で3点しか取れなかったタイガース打線がこの回だけで一挙9点を挙げ、11対7と大逆転しました。
 その裏は藤川投手の前に3番からが三人で抑えられて試合終了。8回までの快勝ペースがまさかの大逆転となりました。
 まあ、長いシーズンがあれば、こんな試合もあるでしょう。一方、タイガースは今季2度目の二桁得点で、借金10の危機を脱しています。観客数は厳しい日差しの中、今季三番目となる3万と9人でした。

 所沢のライオンズ対カープは西口投手と黒田投手が先発。3回にカープが先制しますが、4回に和田選手とGG佐藤選手の連続適時二塁打で逆転したライオンズがこの回4点。さらに5回にも3点を追加し、黒田投手をKO。その後も打線は止まらず、和田選手は2本塁打5打点、福地選手は古巣相手に5打数5安打でした。結局12対2でライオンズが大勝。チームは10連敗後の3連勝。また、西口投手も連敗を止めて6勝目を挙げています。観客数は2万1千8百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対スワローズはユウキ投手とグライシンガー投手が先発。3回にラミレス選手の2点適時打で先制したスワローズが5回には青木選手の9号ソロで追加点を挙げます。合併球団も7回に1点を返して2点差と迫りますが、終盤に継投陣を打込んだスワローズが計4点を追加。7対1でスワローズが快勝しています。観客数は2万5百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ベイスターズは三浦投手と松崎投手が先発。2回に1死1・2塁から下窪選手と相川選手の連続適時打でベイスターズが先制し、早くも松崎投手をKO。さらに代わった青山投手からも2点を追加します。
 一方、三浦投手は走者を出しながら得点は許さない、という先週と同じような感じの好投を続けます。そして終盤にベイスターズ打線が追加点。球数のいっていた三浦投手は8回で降板しますが、大差なだけに関係なく、9対0でベイスターズが快勝しています。観客数は2万1千人ほどでした。

 ナイターは2試合。札幌のファイターズ対ドラゴンズはダルビッシュ投手と川上投手のエース対決。ところが、ダルビッシュ投手は1死から振り逃げを許すと、急に調子を乱します。四球の後、四番に入った福留選手の適時二塁打でドラゴンズが先制。さらに四球二つで押し出し、2点目を献上してしまいます。さらに4回には2死から安打と死球で走者を出し、井端選手の適時打で3対0と差が開きます。
 一方、川上投手は6回まで3安打投球。ところが、7回に先頭の小谷野選手が安打すると、続く高橋選手が左翼席に3号2ランを放って1点差に迫ります。さらに続く坪井選手が四球を選びますが、続く金子誠選手が犠打失敗。次の森本選手が安打を放っただけにこの失敗は大きなプレーとなりました。結局この回、2死満塁までしますが、最後は二番手の平井選投手がセギノール選手から三振を奪い、同点には至りません。
 ダルビッシュ投手も5回以降はドラゴンズ打線を1安打に抑えますが、ドラゴンズは岡本投手・岩瀬投手の継投でファイターズ打線の反撃を封じます。結局そのまま3対2でドラゴンズが勝っています。観客数は3万3千4百人ほどでした。
 福岡のホークス対読売は杉内投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万5千7百人ほどでした。

「優勝者」を失う

 職場で一挙に二人の退職者が出ました。十数人しかいない職場ですが、「二人まとめて」という事については、誰も驚きませんでした。なぜならば、その二人は社内の誰もが知る「不倫カップル」だったからです。
 職場で堂々とそんな事をしているくらいです。当然ながら仕事の能力についてもその精神状態同様でした。したがって、「辞める前にやらかしていた事の処理」は皆が心配していますが、「いなくなった後の損失」について困る人は誰もいませんでした。
 とはいえ、私もその不倫カップルの存在に恩恵(?)を受けた事はあります。それは半年ほど前、とある飲み会で「職場にいる変な人コンテスト」みたいな話題が出た時でした。「大遅刻して仕事もせずにIMを堂々とやる」だの「相手にされないにも関わらず、一回り下の社員にちょっかいを出す」だの「同僚の事をボロクソに書いたメールを上司に出す」などと言った、それぞれ強烈な人々が「出場」しました。しかしながら、その中で優勝(?)したのは、我が職場の「不倫カップル」でした。
 その会の参加者が、いずれも私にとって尊敬に値する人柄並びに観察眼の持ち主だっただけに、それを制した喜び(?)はひとしおでした。
 1年数ヶ月の短い付き合いでしたが、そこで優勝(?)させていただいた事の一点だけは、感謝しています。

2007年06月15日

三位転落

 2年ほど前から、ページごとのアクセス数を集計しています。普通のサイトの場合、トップページが一番人気になるとしたものですが、ここは違います。圧倒的1位はJRの6ヶ月定期を、不正なしに定価より数千円安く買う方法のページです。アクセス数はトップページの倍以上です。
 まあ、たいした手間をかけずに、人によっては年間1万円以上節約できる方法が書いてあるわけです。それだけ「実用的」なのですから、自己満足的な文章が載るトップの倍以上人が来るのも当然かもしれません。

 そして、表題にもあるように、このトップページが今回めでたく(?)3位に転落しました。追い抜いたのは結婚式で歌うのに最もふさわしくないのは、「死ね死ね団のテーマ」であるという、全くもって実用性のない記事です。ところが、不思議と検索エンジン(特にYahoo!)と相性が良く、「結婚式 歌われる歌」などで検索してきた人がクリックしてきます。
 特に今月はジューンブライドの季節という事なのかアクセス数が多く、ついにトップページを抜き去ってしまいました。
 毎日のように何か書いている頁が、一度書いたきりの頁より人気がない、という事には敗北感のようなものをおぼえます。しかしながら、その一方で、そのような高いSEO効果(?)がある、というのは嬉しいことでもあり、複雑なものがあります。まあ、どちらも自分が書いたものなので、複雑な気分になるのは当然なのですが。
 これからも、もう少しトップページの地位を高めるような雑記を書きつつ、「定期」「結婚式で死ね死ね団」に続く人気ページを書ければ、という半ば矛盾した思いを持ちながらサイトを続けていきたいものです。

連日の打者一巡で連勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対カープは小林宏之投手と青木高投手が先発。今日は左の青木高投手という事もあり、竹原選手が7番左翼で約一週間ぶりにスタメンに入った以外は昨日とほぼ同じ顔ぶれでした。
 初回、1死1塁から早川選手が二塁打を放つと、2死後に今度はサブロー選手が二塁打を放ち、今日もマリーンズが先制します。一方の小林宏投手は初回、2回と抑え、3回も簡単に二死を取ります。しかしそこから梵選手に安打されると、四球の後に新井選手に適時打を打たれ、同点に追いつかれます。

 ところが追いつかれた直後の3回裏に昨日に続いて打線が爆発。1死からTSUYOSHI選手と早川選手の連打で好機を作り、福浦選手の適時打でまず勝ち越し。さらに二死後に里崎選手の適時三塁打とベニー選手の6号2ランが出ます。さらに攻撃は止まらず、四球と堀選手の安打で再び1・2塁として、この回先頭だった青野選手の適時打で計6点。昨日初回に続く打者一巡の大量点で青木高投手をKOし、試合の主導権を握りました。
 さらに続く4回には里崎選手の適時二塁打で8対1とさらに差を拡げます。一方の小林宏投手は試合開始から降り続ける雨で足場の悪い中、カープ打線を抑えます。5回に1死から連打されるも併殺で切り抜けて無得点。天候の事もあり6回5安打3四球1失点で降板しました。
 続く7回表を川崎投手が抑えた後、さらに雨が強くなり試合が中断します。大差という事もあり、このまま終了かと思いきや、20分弱で再開します。そして四番手のマルテ投手に対し、安打と四球で無死1・2塁とすると、途中から守備で入っていた渡辺正選手の2点適時二塁打とTSUYOSHI選手の適時打で3点を追加します。
 直後の8回表に小宮山投手が3点を失います。しかしその裏、先頭の代打・橋本選手が安打で出ると、続く代打・田中雅彦選手が右翼手前に落とすプロ初安打でつなぎます。そして死球で満塁にした後、代打の根元選手の2点適時二塁打とTSUYOSHI選手の犠飛で3点を取り、ついに今季最多タイの14点を挙げました。
 そして9回表は高木投手が抑えて14対4でマリーンズが連勝。今季の対カープは4連勝で終わりました。小林宏投手は8勝目で交流戦通算勝利も昨日の久保投手に並んで首位となる11勝としています。そして、その小林宏投手が自ら推薦し、プロ初安打の田中雅選手と二人でお立ち台に上がっていました。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースはジョンソン投手と上園投手が先発。怪我で帰国していたジョンソン投手は3月25日以来、今季2度目の登板です。タイガースは昨日プロ初出場初スタメンだった庄田選手を1番で起用。すると期待に応え、いきなり二塁打を放ち、金本選手の適時打でタイガースが先制します。
 しかし、その裏にカブレラ選手の適時打でライオンズがすかさず同点に。その後は両先発が頑張り、1対1のまま中盤となります。しかし6回にはカブレラ選手の12号、7回には江藤選手の1号とソロ2発でライオンズが勝ち越します。
 ジョンソン投手は7回で降板し、8回から三井投手が登板しますが、先頭の赤星選手が安打し、1死後に金本選手の適時三塁打が出ます。そして続く今岡選手の犠飛で同点に。さらに安打と四球で2死1・2塁としますが、野口選手が三番手の岩崎投手にフルカウントから三振に打ち取られ、勝ち越すことができません。
 その裏、タイガースは久保田投手を投入しますが、1死から連打で2・3塁に。そしてカブレラ選手を敬遠して満塁とした後、続く和田選手の打球は高く弾んだ三塁ゴロに。本塁送球はできずに、ライオンズが再び勝ち越します。
 タイガースも9回に小野寺投手相手に連打で1死1・2塁としますが、そこから林選手と金本選手が連続三振に打ち取られて試合終了。ライオンズが4対3で勝っています。岩崎投手は28登板目でプロ初勝利を挙げました。観客数は2万1千5百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは高卒新人の吉川投手と工藤投手という「25歳差対決」。3回表にベイスターズが先制しますが、その裏にファイターズが稲葉選手の適時打などで3点を取って逆転します。
 5回まで1点に抑えた吉川投手ですが、6回に連続四球と安打で満塁として降板。そして2番手の押本投手が適時打さらにはボークと押し出しで逆転されます。
 ところがその裏、ファイターズは1死から連打して1・2塁とし、代打に田中幸選手が登場。当たりは二塁ゴロでしたが、目の前の一塁走者の川島選手が走っており、仁志選手は捕れません。しかし、捕球体勢に入っていない、という事で守備妨害とならず、二塁走者が生還して同点に。さらに、抗議した大矢監督が、所定の時間をこえたため、「遅延行為」で退場になってしまいます。
 その後、7回表にベイスターズが勝ち越し、その裏にファイターズが逆転。しかし8回に登板した武田久投手が連打で無死1・3塁とし、犠飛でベイスターズが追いつきます。
 そして試合はそのまま延長戦に。ファイターズは11回裏に2死からセギノール選手が歩いた後、飯山選手の安打で1・2塁とサヨナラ機を作ります。この時点で残っている野手は捕手の鶴岡選手のみ。するとファイターズはセギノール選手の代走に、須永投手を起用します。そしてボークで2・3塁としますが、紺田選手は三振。DH制で投手がサヨナラのホームを踏む、という事にはなりませんでした。
 結局12回も両チーム無得点で6対6で引き分け。観客数は1万9千2百人ほど。試合時間は5時間53分でした。

 仙台のイーグルス対ドラゴンズは有銘投手と小笠原投手が先発。ドラゴンズは試合開始前の練習でウッズ選手が腰を痛め、急遽中村公選手が四番に入りました。すると、初回に1死2塁からその中村公選手に適時打が出てドラゴンズが先制します。
 イーグルスはその裏、先頭の渡辺直選手の二塁打を足がかりに1死3塁としますが、3・4番が倒れます。すると、そこから小笠原投手の前に6回まで安打が出ません。
 しかし7回裏、この回先頭のリック選手にチーム2本目の安打となる2号2ランが出てイーグルスが追いつきます。そしてそのまま得点が入らず、延長戦になります。
 ドラゴンズは今日も走者は出るも残塁の山、という拙攻。11回で11安打4四球と走者は出すものの、連日の二桁となる11残塁を記録します。
 そしてともに岩瀬投手・福盛投手を起用して迎えた11回裏、1死から山崎武選手が安打しますが、そこで雨が強くなり、そのまま試合終了。1対1の引き分けに終わりました。観客数は1万2千6百人ほどでした。

 福岡のホークス対スワローズはガトームソン投手と館山投手が先発。昨日同様、初回にガイエル選手が2ランを放ち、スワローズが先制します。
 一方、松中選手を欠くホークスは4回まで無得点。しかし5回に安打と失策で無死2・3塁とすると、川崎選手の適時打でまず1点を返し、さらに1死後に多村選手に2点適時打が出て、ホークスが一気に逆転します。
 ガトームソン投手は7回まで5安打2四死球で初回の2点のみ。以下、二コースキー投手と水田投手で8回を抑えると、9回は馬原投手が抑え、ホークスが3対2で勝利。ガトームソン投手は古巣相手に1ヶ月と9日ぶりとなる3勝目を挙げています。観客数は3万5百人ほどでした。
 神戸の合併球団対読売は平野佳投手とGG投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万5千3百人ほどでした。

2007年06月14日

2007/6/14の更新

 つれづれの乗換案内を更新しました。

2007年06月13日

初回の大量点で連敗止める

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対カープは久保投手とフェルナンデス投手の先発。フェルナンデス投手は一日空いたとはいえ、前の試合で交代完了しています。前回の試合で最後を投げた投手が次の試合で先発、というのはいつ以来なのでしょうか。対するマリーンズ打線は、今日は指名打者で橋本選手が七番に、二塁手は久々の堀選手で八番でした。
 初回、先頭のTSUYOSHI選手が安打すると、続く早川選手がストレートの四球。すると福浦選手が右翼席に3号3ランを放ち、早くもマリーンズが先制します。その後も攻撃が止まらず、続くサブロー選手が三塁打を放った後、1死後にベニー選手が適時打、そして橋本選手の二塁打で2・3塁とすると、堀選手の内野ゴロ、さらには失策もあって早くも打者一巡で一挙6点。失策で出塁した青野選手が牽制死したため、残塁なしの6得点という、連敗中の効率の悪さが嘘のような先制でした。

 一方、久保投手は初回を三人で抑え、2回も先頭打者に安打されたものの、すかさず併殺。続く3回も先頭打者に安打されますが、ここも後続を抑えます。
 カープも初回でフェルナンデス投手を諦め、2回から長谷川投手が登板。4イニングで6三振を奪うという好投で、締まった試合展開になります。
 久保投手は5回まで4安打無失点。そして6回も内野ゴロ二つで簡単に2死を取ります。しかし、そこから梵選手に内野安打をされると、続く喜田選手に二塁打を打たれて2・3塁に。続く新井選手にはバットを折ってどん詰まりの当たりとしますが、折れたバットがボールと一緒に三塁に飛ぶ、という不運があり、さすがに青野選手も処理できず、1点を返されます。すると続く前田選手にも2点適時二塁打が出て計3点。一気に差を詰められます。
 しかし久保投手は続く7回も2死から連打されますが、今度は抑えます。そして8回も薮田投手が無安打に抑え、カープにそれ以上の反撃を許しません。
 一方、打線は2回から7回まで、長谷川投手さらには横山投手に抑えられてきました。しかし8回裏は、四番手の青木勇投手に対し、無死から里崎選手とベニー選手が初回以来となる連打。橋本選手の犠打は失敗したものの、続く塀内選手の左飛をベニー選手の代走で出ていた代田選手が俊足を飛ばして三塁へ。すると次の青野選手の時に暴投が出て、代田選手が生還。初回以来となる得点で貴重なダメ押し点を挙げます。
 これでセーブはつかなくなりましたが、一週間以上登板がないこともあり、9回は小林雅英投手が登板。簡単に三人で抑え、7対3で勝って試合終了。連敗は3で止まりました。観客数は2万3千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースは岸投手と中村泰投手が先発。中村泰投手は今日も制球難が復活しており、いきなり2四球で走者をためると、カブレラ選手に先制適時打をされ、さらに内野ゴロで2点目。続く2回も3四球で満塁として早くも被安打1ながら5四球で早くも降板。さらに二番手のダーウィン投手が犠飛と中島選手の適時打で2点を失い、この2回は2安打で4点を失うという展開でした。
 タイガース打線は3回表に連打で無死1・2塁としますが、1番からの三人が倒れます。さらに続く4回の無死1塁も得点できません。
 二番手のダーウィン投手も小刻みに失点し、打線のほうも5回以降は好機らしい好機がありません。結局、岸投手の前に4安打1死球で2試合連続の完封負け。一方の岸投手は時間差で今季新人初の完封となりました。これでライオンズの連敗は10で止まっています。観客数は2万4千人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ドラゴンズは田中投手と朝倉投手が先発。初回のドラゴンズが2死から安打と2四球で満塁としますが、続く井上選手が倒れ、先制はなりません。そしてそこから田中投手は2回から5回まで無安打、6・7回も安打はされますが、後続を断ちます。一方の朝倉投手も4回には失策で1死1・3塁とされますが、続くリーグ二冠王の山崎武選手を併殺に抑えて、ここを凌ぎます。その結果、7回まで両チームあわせて5安打という投手戦となります。
 そして迎えた8回裏、先頭のリック選手が安打。そして1死後にここまで無四球だった朝倉投手が連続四球で満塁に。すると代打の草野選手の適時打でついにイーグルスが先制。さらに鉄平選手が適時打で続き、渡辺直選手の犠飛と礒部選手の適時打でイーグルスが一挙に4点を挙げます。
 そして9回、田中投手は1死から連打され、さらに四球でこの試合2度目の2死満塁となります。しかし、最後は井端選手を三振に打ち取り試合終了。6安打6四死球ながら9奪三振で、4勝目をプロ初完封で挙げました。高卒新人の完封は一昨年のダルビッシュ投手以来。ちなみにその前は松坂投手です。
 イーグルスの連敗とドラゴンズの連勝はともに4で止まっています。観客数は1万6千3百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ベイスターズは木下投手と寺原投手が先発。7回までともに3安打無失点の投手戦となります。しかし8回表、木下投手は2死を取った後に連打されて2・3塁に。ここで代打の種田選手が2点適時二塁打を放ち、ついにベイスターズが先制します。
 ファイターズも9回裏、クルーン投手から先頭の小谷野選手が二塁打を放つと、続く代打の高橋選手が適時打を放って1点差とします。その後稲田選手が送って1死2塁とするも、そこから金子誠選手と森本選手が倒れて試合終了。2対1で勝ったベイスターズが連勝を4としています。観客数は2万1千3百人ほどでした。
 福岡のホークス対スワローズは新垣投手と石川投手が先発。初回にガイエル選手の11号2ランでスワローズが先制するも、その裏、ホークスが打者一巡で4点を取って一気に逆転します。その後も点の取り合いとなりますが、7回に3点を追加してダメを押したホークスが9対5で勝利。ファイターズと入れ替わって2位に復帰しています。観客数は3万8百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対読売はデイビー投手と福田投手が先発。2回にローズ選手の20号ソロで合併球団が先制し、3対2で迎えた5回裏にはまたもやローズ選手に対読売4本目となる21号2ランが出て突き放します。その後、読売も反撃するも、最後は加藤大投手が抑え、6対3で合併球団が勝っています。観客数は2万7千5百人ほどでした。

多目的ビル

 職場近くの駅前にかなり大きな本屋があります。ちょくちょく利用していたのですが、普段は、正面入口から入って出てそのまま駅に向かう、という経路しか使わないので、その建物は本屋部分の正面からしか見る機会がありませんでした。
 ところが、ちょっと寄り道した関係でその建物を別の角度から見る機会がありました。すると、驚いた事に、そこにはプロテスタントの立派な教会がありました。しかも、1887年創立で、1929年に現在の地に移ってきたというのですから、かなり伝統があります。そして、20数年前に建て替えた際に、現在のビルとなったようです。教会による多角経営なのでしょうか。
 それにしても、同じ建物でも、教会正面から見るのと、本屋の正面から見るのでは全く印象が違うので驚かされました。
 あと余談ですが、こんな構造の本屋で、いかがわしい本などを買ったら、罰でもあたるのではないか、と無神論者の私ですら思いました。

2007年06月12日

予兆

 Excelの関数で定番の「vlookup」を使って表を作っていました。ところが、いざenterキーを押したところ、エラーが出ました。「おかしいな、参照間違えるはずはないんだが」と不思議に思いながら、念のために関数入力窓を再度見たところ、関数のあるべき所に、「vぉおくp」などという訳のわからない言葉が表示されていました。つまり、日本語入力モードを外さずに入力していたわけです。これでは関数が機能するわけがありません。
 こんなアホな事をやるくらいですから、仕事の調子がいいわけがありません。後で振り返ったら「何でこんな分かり切った事に気づかないんだ」というレベルの初歩的な勘違いをし、一歩間違えたら大変な事になる寸前までいってしまったほどでした。
 ダメな日は何をやってもダメと言う事でしょうか。もっとも、だからといって仕事をしないわけにもいきません。今更ながら、「不調時の再調整」の重要性について考えさせられた一日となりました。

2007年06月11日

序盤で打込まれ、今季初の3連敗

[ 野球 ]

 名古屋のドラゴンズ対マリーンズは浅尾投手と渡辺俊介投手が先発。今日は里崎選手と青野選手がスタメン復帰。二塁は昨日はスタメン三塁だった塀内選手でした。
 初回に1死1塁から福浦選手が安打して1・3塁に。ここ二日は、いずれも初回に好機を作りながらそれを生かせずに連敗していたのですが、今日はここでサブロー選手が適時打を放って先制します。さらに里崎選手の安打でつないだ後、ベニー選手の内野ゴロの間に1点を追加しました。
 その裏、渡辺俊投手はいきなりの連打で無死1・3塁とされます。しかし、ここから中軸三人を抑え、得点を許しません。

 ところが続く2回、二人続けて初球に連打され、無死1・2塁となります。そして続く谷繁選手には2-0からの三球目を二塁打されて同点に。さらに渡辺俊投手は続く浅尾投手の犠打を失策し、危機を広げます。そして井端選手の内野安打で勝ち越され、そこから二死までこぎつけたものの、ウッズ選手に2点適時打を打たれ、一挙5点を失ってしまいます。
 さらに3回は2死2塁から浅尾投手に適時打を喫して6点目を失い、結局この回でKOとなってしまいました。さらに4回には二番手の高木投手が福留選手に11号ソロを喫して7対2と序盤で5点差となってしまいます。
 打線のほうも浅尾投手に5回まで7安打2四球と走者は出ますが、得点は初回の2点のみ。さらに6回からはドラゴンズの「一人一回」の細かい継投にかわされます。マリーンズも三番手の川崎投手が6回から8回までを無安打に見せる好投を見せますが、結局そのまま7対2でドラゴンズが勝ちました。マリーンズは今季初の3連敗。また、交流戦で初めてドラゴンズに負け越しました。観客数は3万5千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ホークスは下柳投手と和田投手が先発。投手戦となり、0対0のまま終盤に。7回に久保田投手が抑えると、その裏、タイガースは2死1・2塁から代打の浅井選手が安打して満塁としますが、赤星選手が倒れ、先制できません。和田投手は結局8回を4安打3四球無失点でした。
 一方、タイガースは8回はウイリアムス投手が抑え、9回は藤川投手と、同点ながら必勝リレー。しかし藤川投手は先頭の田上選手に安打され、犠打と内野ゴロで三塁に進まれます。ここで1番の川崎選手が中前に弾き返し、ついに均衡が破れます。
 その裏、タイガースも馬原投手に対し、先頭の鳥谷選手が安打しますが、こちらは藤原選手が犠打失敗。2死後に藤本選手が安打して1・3塁としますが、再び赤星選手が倒れ、ホークスが1対0で勝ちました。和田投手は1ヶ月ぶりとなる5勝目を挙げています。観客数は4万8千4百人ほどでした。

 広島のカープ対合併球団は長谷川投手とカーター投手が先発。初回に栗原選手の12号3ラン、さらには嶋選手の5号ソロでカープがいきなり4点を先制します。しかし2回に2点を返した合併球団が5回に、1死から満塁とすると、ローズ選手の2点適時打で追いつくと、続くアレン選手の適時打で勝ち越すなど、一挙4点を挙げて試合をひっくり返します。
 しかしその裏、カープは失策に乗じて無安打で1点差に迫ると、続く6回には前田選手の代打適時打で追いつきます。
 そのまま6対6で迎えた9回、前の回から登板のマルテ投手が先頭の村松選手に安打されますが、続く阿部真選手が犠打を失敗して走者が進まず、1死1塁で昨日決勝本塁打の北川選手を迎えるます。するとカープは五日前に先発して8回を投げたフェルナンデス投手を五番手に送り込みます。俊足の村松選手に対し、フェルナンデス投手は執拗に牽制。そして2-2からの五球目で村松選手がスタートを切ると、これを見切ってウエストし、2塁でアウトに。そして北川選手も内野ゴロに打ち取って意表の継投が成功します。
 その裏、カープは先頭の中東選手が安打し、犠打と外野フライなどで2死1・3塁となります。ここで5番に入りながら本日無安打だった喜田選手が、2球目を左翼線に弾き返し、カープが7対6でサヨナラ勝ち。喜田選手はプロ初のお立ち台となりました。観客数は1万1千4百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対イーグルスは石井一投手と永井投手が先発。5回にスワローズが3点を先制するも、直後にイーグルスが3点取り返して追いつき、続く7回に高須選手の適時打で勝ち越します。しかし、その裏スワローズがラミレス選手の適時三塁打で追いつき、ガイエル選手の犠飛で再逆転します。
 直後の8回、イーグルスは1死1・2塁から代打の草野選手が適時二塁打で同点に。しかし、一塁から一挙に本塁をついた憲史選手がアウトになり、逆転には至りません。
 その裏、7番手の松本投手が登板しますが、先頭打者に安打された後、続く城石選手が犠打を狙うと、投球がかがんだ城石選手の頭部に。一度バットに当たった後にヘルメットに当たったようにも見えましたが、判定は死球で松本投手は危険球退場。そして急遽登板した福盛選手は、犠打で進まれた後、代打宮本選手の安打性の当たりは好捕します。しかし、2死満塁から田中浩選手に2点適時打を打たれ、スワローズが7対5と勝ち越し。9回は高津投手が抑え、スワローズがシーソーゲームを制しました。イーグルスは4連敗となっています。観客数は1万6千1百人ほどでした。

 甲府初のナイターとなったベイスターズ対ライオンズは吉見投手と涌井投手が先発。2回に和田選手の6号ソロでライオンズが先制するも、その裏、2死満塁から仁志選手の2点適時打などで3点を取って逆転。さらに3回には吉村選手の7号2ランで今日も序盤でベイスターズが差をつけます。ライオンズも5回に細川選手の4号ソロで1点を返しましたが、あとはベイスターズの継投陣に抑えられ、5対2で勝利。ライオンズはこれで10連敗となっています。観客数は8千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ファイターズは金刃投手と武田勝投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万1千5百人ほどでした。

2007年06月10日

6月定番の組み合わせ

 散歩をしていました。道ばたの紫陽花をふと見たら、午前中の雨の影響もあってか、花の上に小さいカタツムリが乗っていました。「6月の紫陽花にカタツムリ」というのはある意味定番です。しかしながら、小学4年くらいに当時の家の近所で見て以来、30年近くごぶさたしていました。懐かしさをおぼえると同時に、なぜ約30年前の事を覚えていたのか、我ながら不思議になりました。
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連日の二桁残塁で1ヶ月ぶりの連敗

[ 野球 ]

 名古屋のドラゴンズ対マリーンズは中田投手と小野投手が先発。今日は里崎選手と青野選手がはずれ、その場所にそのまま橋本選手と塀内選手が入りました。橋本選手は今季初のクリーンアップです。
 初回、1死から早川選手が安打すると、2死後に中田投手が制球を乱します。サブロー選手に死球を当てた後、橋本選手に得意の四球を選ばれて満塁に。しかし続くベニー選手が中飛に倒れ、昨日に続き、初回の先制機を逃します。
 その裏、小野投手は1・2番を内野ゴロに打ち取りますが、そこから福留選手・ウッズ選手・森野選手にいずれも中前に三連打され先制されます。さらに続く井上選手には左翼線を抜かれ、2死無走者からの4連打で計3点をいきなり失ってしまいました。

 続く2回表、1死から根元選手が安打するも、続く打席の小野投手は犠打を二つファウルします。ところがその後に中田投手の暴投で走者が進むと、またもや好機を貰いますが、ここも続くTSUYOSHI選手が倒れます。
 一方、小野投手はその裏に先頭の谷繁選手にまたもや中前打を打たれ、犠打で進まれますが、1・2番を抑えます。すると、そこからは好投を見せ、内野ゴロの山を築きます。
 しかし、今日も打線が好機を生かせません。3回の1死1・2塁も連続三振で終わります。5回にやっとサブロー選手の適時打で1点を返しますが、続く6回、連続四球で無死1・2塁とし、続く塀内選手はバントするも、投手のほぼ真正面。ところが、これを中田投手がつかみきれず、結果的に犠打成功とまたもや好機を貰います。しかしここも根元選手、さらには代打の堀選手が倒れ、2回1死から5回まで完璧に抑えた小野投手は黒星の権利がついたまま降板となってしまいました。
 続く7回、二番手の岡本投手に対し、1死から早川選手が安打すると、盗塁も決めます。ここで福浦選手の適時打が出て1点差に迫りますが、ここも後続はありません。
 するとその裏、前の回は三人で抑えた2番手の高木投手が1死から英智選手に左前打を打たれます。そして英智選手の好走塁でこれが二塁打になります。ここでマリーンズは三番手の小宮山投手を投入。しかしかつてベイスターズでバッテリーを組んでいた谷繁選手に適時二塁打を打たれ、再び突き放されます。
 直後の8回、先頭のベニー選手が安打し、内野ゴロで走者が根元選手に入れ替わった後、二死から代打の竹原選手が四球を選び、1・2塁と、長打が出れば同点の場面を貰います。平井投手は制球が良くなく、続くTSUYOSHI選手への初球もボールになります。ここで落合監督がマウンドへ。変なタイミングで来るものだ、と思っていたのですが、何かを話してベンチに戻ります。その直後に、平井投手は二塁に牽制球。根元選手が戻れず、チェンジになります。もしかして、落合監督はベンチから根元選手のリードに気づいたのでしょうか。
 その裏、2死1・2塁からの左前打をベニー選手の好返球で刺す、という好守備でダメ押し点は防ぎます。
 しかし9回表には、ここ2試合、あまり良くなかった岩瀬投手に1番からの攻撃を三人で抑えられて試合終了。4対2でドラゴンズに敗れ、5月の3・4日以来となる連敗を喫しました。好機を貰いながら、二日連続で二桁となる10残塁が響きました。観客数は3万7千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ホークスはジャン投手と杉内投手が先発。雨で30分遅れて始まった試合は、ホークスが先制して1対0で迎えた5回裏に再び豪雨で中断しますが、1時間11分後に再開します。このあたり、代替試合が難しい交流戦ならでは、という感じです。
 今日のタイガースはウイリアムス投手・久保田投手の後に橋本健投手、という継投で追加点を許しません。しかし、杉内投手は3安打5四死球ながら8回まで0点に抑えます。
 しかし9回裏、先頭の鳥谷選手が二塁打で出塁すると、不振のシーツ選手に代わって7番右翼でスタメンに入っていた浅井選手が犠打を決めた後、野口選手の犠飛で同点に追いつきます。そして10回裏、1死から関本選手が二塁打を放つと、続く林選手が右翼席にサヨナラ2ランを放ち、タイガースが3対1で勝ちました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 広島のカープ対合併球団は高橋投手と川越投手が先発。2回に新井選手の15号ソロでカープが先制しますが、6回に1死満塁から代打で登場したラロッカ選手の押し出し死球で合併球団が追いつきます。
 そのまま1対1で迎えた9回裏、先頭の栗原選手が四球で出るも、代走の松本選手が盗塁失敗。そこから新井選手と喜田選手の安打で1死1・3塁としますが、後続がなく、サヨナラ機を逸します。
 すると延長に入った10回表、永川投手の替わりはなを北川選手が6号ソロを放って勝ち越し。その裏、カープも1死3塁の同点機を作りますが、加藤大投手に抑えられ、合併球団が2対1で勝っています。観客数は1万4千5百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ライオンズは土肥投手とギッセル投手が先発。初回にライオンズが先制しますが、2回にベイスターズが一気に4点を取って逆転。さらに5回には失策などにつけこんで1安打で3点を追加します。
 土肥投手は8回を3失点で6勝目。ライオンズはこれで9連敗となり、何と最下位に転落しています。観客数は1万2千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対イーグルスは16時開始。名古屋ではたまにある開催時間ですが、屋外球場による「本当の薄暮試合」はかなり久しぶりかと思われます。先発はグライシンガー投手と朝井投手。2点リードされていたイーグルスが7回に追いつきますが、その裏に宮出選手に3号3ランが出てスワローズが即座に勝ち越し。9回に高津投手から鉄平選手の3号と山崎武選手の25号とソロ2本でイーグルスも1点差に迫りますが、最後は抑えられ、スワローズが5対4で逃げ切っています。観客数は2万人ほどでした。
 唯一のナイターとなった東京ドームの読売対ファイターズは木佐貫投手とグリン投手が先発。2回に坪井選手の適時打で先制し、7回にはセギノール選手の13号2ランで追加点。読売も7回に1点を返し、9回にも1点差とした後さらに2死満塁としますが、最後は何かの事情で出場できなかったマイケル中村投手の替わりを務めた江尻投手が逃げ切って今季初セーブ。ファイターズが3対2で逃げ切っています。観客数は4万4千人ほどでした。

2007年06月09日

完封リレーを喫し、連勝止まる

[ 野球 ]

 横浜のベイスターズ対マリーンズは三浦投手と成瀬投手が先発。今日は早川選手が二番でスタメン復帰。また、根元選手が八番二塁で連日のスタメンとなっていました。
 初回、いきなりTSUYOSHI選手が安打を放ち、続く早川選手も内野安打を放ち、無死1・2塁とします。ここで打席は前回の三浦投手との対戦で先制となる適時二塁打を放った福浦選手。しかし、ここは外野フライに打ち取られます。その間にTSUYOSHI選手が三塁に進んで好機は続きますが、4・5番が打ち取られ、先制できません。
 さらに3回も再び先頭のTSUYOSHI選手が安打し、今度は犠打で二塁に進めますが、ここも3・4番が倒れ、再び好機を逃します。

 一方、成瀬投手は3回まで無失点に抑えます。しかし4回、先頭の金城選手に二塁打を喫して無死2塁に。しかしそこから三振と内野ゴロで走者を進めずに2死にします。さらに、続く吉村選手は初球・二球と高めのボール球を空振り。これは大丈夫かと思ったのですが、1ボール挟んでの4球目が高めのストライクゾーンに入ると、その球を右翼席に弾き返れ、2点を先制されてしまいました。
 マリーンズは毎回走者を出しますが、昨日と打って変わって要所で安打が出ず、得点につながりません。
 そして迎えた6回、簡単に2死を取られたのですが、続く根元選手の打席で三浦投手がいったんベンチへ。しばらくして戻ってきましたが、その根元選手、さらには代打の橋本選手に連続四球を出したところえ降板します。なんでも、手の筋肉がつったとの事でした。
 この貰った好機に打席は、交流戦で打率を一気に上げ、今日も2安打のTSUYOSHI選手。しかし、急遽救援の那須野投手に抑えられ、ここも得点できません。
 7回以降、マリーンズは荻野投手・川崎投手・小宮山投手が好投。特に小宮山投手は1番からの攻撃を6球で終わらせます。しかし、その好投に打線が応えられません。ベイスターズの継投陣を打てず、そして9回はクルーン投手に三人で抑えられ試合終了。完封リレーを喫してしまい、連勝は4で止まりました。5安打6四死球ながら、その出た走者が全て残塁するという拙攻が響きました。成瀬投手は今季初敗戦。観客数は2万1千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対合併球団は福原投手とユウキ投手が先発。初回に先制されるも 、2回に無死1塁から鳥谷選手の適時二塁打でタイガースが追いつきます。しかし、なお続く無死2塁の勝ち越し機を生かせず、同点止まりになります。
 すると直後の3回表、先頭の村松選手に安打され、犠打で進まれた後に北川選手に適時打が出て、すぐさま勝ち越されます。
 福原投手は5回を7安打されながら、何とか2失点に抑えます。しかし続く6回、二番手のダーウィン投手が代わりばないきなりアレン選手に三塁打され、その後、内野ゴロで追加点を奪われます。
 その裏、タイガースは2死からの三連打で満塁とするも、ここも得点できません。さらに直後の7回、ダーウィン投手の制球が悪く、1死から安打と連続四球で満塁に。ここでタイガースは本日一軍復帰したばかりのウイリアムス投手を投入しますが、ここも内野ゴロで追加点を奪われます。
 8回に先頭の関本選手が安打するも、3・4・5番が岸田投手の前に抑えられ、林選手の連続試合安打も止まります。そして9回は昨日は打った加藤大投手に三人で抑えられて試合終了。対合併球団の甲子園での連勝も止まりました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 松山のスワローズ対ファイターズは藤井投手とダルビッシュ投手が先発。1回裏、先頭の青木選手が二塁打を放ちます。そこからダルビッシュ投手は2死を取り、さらに四番のガイエル選手も二塁ゴロに打ち取りますが、これを田中賢選手が失策し、スワローズが先制します。
 5回まで藤井投手の前に3安打無失点だったファイターズがですが、6回に先頭の田中賢選手が死球で出ると、稲葉選手の二塁打で無死2・3塁に。ここでセギノール選手の犠飛で追いつくと、2死後に坪井選手が1・2塁間を抜いて逆転します。
 これで勝ち投手の権利を得たダルビッシュ投手ですが、その裏、2死を取った後、ラミレス選手に6号ソロを打たれ、即座に追いつかれてしまいます。
 直後の7回表にファイターズも1死1・3塁と勝ち越し機を作りますが、田中賢選手の右飛びは浅くて犠飛にならず、稲葉選手も打ち取られます。
 ダルビッシュ投手はそこから安打を許さず、9回を3安打2四球2失点に抑えます。しかし、打線が走者は出すものの、得点はできません。
 そして延長に入った10回、5番手の高井投手から2死1・2塁とし、飯山選手が中前打を放ちます。しかし、青木選手の返球で本塁をついた田中賢選手を刺し、ファイターズは勝ち越せません。
 その裏、ファイターズは武田久投手を投入。1死から四球を出すと、スワローズは犠打で2死2塁とし、代打に一軍昇格後10打数無安打鈴木健選手を投入。この作戦が成功し、鈴木健選手が右翼にサヨナラ打を放ち、スワローズが3対2で勝利。ファイターズの連勝は14で止まりました。観客数は1万3千1百人ほどでした。

 広島のカープ対ホークスは黒田投手と大隣投手が先発。大隣投手はプロ初登板です。
 初回に松中選手の適時打でホークスが先制しますが、その裏、大隣投手のプロ二球目を梵選手が先頭打者本塁打で同点に。さらに四球二つで走者がたまると、前田智選手の適時打で、カープがすぐさま逆転します。
 大隣投手は初回こそ失点したものの、2回から5回を全て三者凡退。さらに2回にはプロ初打席初安打を記録します。しかし6回1死から栗原選手に11号ソロが出て、カープが点差を広げます。
 黒田投手は7回を4安打1失点。しかし8回、1死から代打のブキャナン選手に安打されると、続く川崎選手を追い込みながら粘られて四球に。そして捕逸と犠飛で1点差となります。さらに内野安打で2死1・3塁から松中選手に11号3ランが出てホークスが逆転します。
 その後は昨日同様、水田投手と馬原投手の継投でカープ打線を抑えたホークスが、9回にも1点を追加して6対3で逆転勝利。7回4安打3失点の大隣投手が、降板直後の逆転でプロ初登板初勝利を挙げています。観客数は2万6千5百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ライオンズは川上投手と西口投手が先発。初回、ドラゴンズは昨日同様に満塁の好機をもらいますが、先制できません。一方の川上投手は初回を三者連続三振など好調な立ち上がりを見せましたが、3回に2死満塁から中島選手に適時二塁打を打たれ、2点を失います。
 一方、最近4連敗中の西口投手は4回まで毎回走者を出しながら無失点。そして1番から始まる5回の攻撃も簡単に二死を取り、久々の勝ち投手の権利まであと一死とします。しかし、そこから福留選手に安打され、ウッズ選手を歩かせて1・2塁に。そして続く森野選手ににもフルカウントに。そして解説者が「こういう所でエアポケットに入るんですよ」と言った後に投げられた8球目を森野選手が右翼席に打込み、逆転の第9号3ランに。森野選手は9本中6本が3ランです。
 逆転してもらった川上投手は以降8回まで無安打に抑えます。そして9回、昨日に続いて岩瀬投手が登場。昨日本塁打された中島選手、さらにはカブレラ選手を抑えて2死を取りますが、そこから四球さらには安打で1・3塁に。これは連続して失敗か、とも思いましたが、最後は後藤選手を三振に打ち取り、ドラゴンズが3対2で逃げ切りました。ライオンズの連敗は8となっています。観客数は3万8千人ほどでした。
 東京ドームの読売対イーグルスは内海投手と松崎投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5千5百人ほどでした。

新聞の読み方を指導(?)する暇があるなら

 以前から、JTが喫煙マナーの向上をうながす広告を電車内などに出しています。あくまでも対象は「歩きたばこ」や「ポイ捨て」など論外にあたるものばかりが対象で、本質的な問題である「どんなに正しく吸っても隣の非喫煙者には迷惑でしかない」事並びに、「吸う人にとっての健康への悪影響」については何らふれていません。しかし、喫煙マナーを少しでもまともにするこの広告には、まあ好感は持っていました。
 ところが、最近に見たものは、意匠はそのままでしたが、内容がちょっと変化していました。広告の半分は従来通りの「喫煙マナー」です。ところが、残り半分は「電車内で新聞を広げて読むと迷惑だ」みたいな、喫煙と関係のない「マナー向上」をうながすものになっていたのです。
 しかしながら、今の通勤電車で、新聞を広げて読むような人はいません。今更JTなんぞに言われなくても、皆、可能な限りたたんでいます。
 そのようなほとんど存在せず、かつ自社の製品と何ら関係ない事についての「マナー向上」をうながす必要がどこにあるのでしょうか。そんな金と広告紙面があるならば、最初に書いたような本質的な問題について掲載すべきだと強く思いました。

猛打と清水直投手の完投で圧勝

[ 野球 ]

 横浜のベイスターズ対マリーンズは加藤投手と清水直行投手が先発。今日は早川選手が外れて代わりに代田選手が今季初のスタメン8番に。また、二塁は一昨日代打適時打を放った根元選手が2番で入りました。
 初回、いきなりTSUYOSHI選手が二塁打を放ち、根元選手の犠打で進むと、福浦選手が右翼席に2号2ランを放って先制。これで4試合連続、交流戦に入って12試合中9試合で初回得点となりました。そして2回には先頭のベニー選手が5号ソロ。ベイスターズはこの回で早くも加藤投手を降板させました。

 一方、清水直投手は初回を三者凡退。3回には先頭打者に安打され、四球も出して1死1・2塁としますが、後続を断ちます。そしてその後も、走者は出しますが、三塁は踏ませません。
 一方、ベイスターズは3回から高宮投手を投入しますが、効果がありません。TSUYOSHI選手が安打し、根元選手が再び送り、福浦選手は倒れたものの、2死2塁で打席には4番のサブロー選手。前の打席では「公約」通り連続打数安打記録を止めましたが、ここは適時打を放って4点目を挙げます。
 さらに4回は先頭のベニー選手が死球で出るものの二人倒れて2死1塁の。ところが打席がまわった清水直投手がプロ初安打でつなぎます。すると、続くTSUYOSHI選手が早くも猛打賞となる適時二塁打を放ち、またまた得点を重ねます。
 さらに5回には暴投と青野選手の適時打で2点。6回こそ三者凡退になりますが、7回にはベニー選手の適時二塁打と代田選手の今季初打点となる内野ゴロで2点。8回には福浦選手のあわや本塁打という適時二塁打などで3点を追加し、遂に二桁12点となります。なお、この8回、2死から代打で登場の竹原選手が二塁ライナーで倒れ、中継のほうも広告に入ります。ところが、実はこれが打撃妨害で試合は続行。スカパーでは珍しい、「広告が中継にかぶる」という現象が発生しました。なお、竹原選手の打撃妨害は5月8日以来で2度目です。1ヶ月に2回というのかなり珍しいのではないでしょうか。
 一方、清水直投手は終盤になっても得点は許しません。7回は先頭打者に安打されますが、ここも後続を断ち、8回は2死から初めて長打となる二塁打を打たれますが、ここも次打者を抑えます。
 一方、打線は9回に代田選手が二塁打を放ち、ついに先発全員安打を達成します。その裏、今季初完封のかかった清水直投手は簡単に2死を取ります。しかしそこから二塁打を打たれると、続く吉村選手に左翼線を抜かれ、「あと一人」から完封を逃します。もっとも、大勢には影響がなく、続く相川選手を打ち取って12対1で試合終了。完投で今季2勝目を挙げました。
 攻防ともに快勝でこれで連勝は4に伸びています。観客数は1万6千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対合併球団は上園投手と平野佳投手が先発。新人の上園投手はプロ初登板です。その上園投手、いきなり先頭の村松選手に安打されると盗塁を許し、さらに内野ゴロで三塁に進まれた後、北川選手の犠飛でいきなり先制されます。
 しかしそこからは好投。2回を三者凡退に抑えると、三回は先頭打者に安打されるも、犠打を捕球して併殺と自らの守備で危機を凌ぎ、4回の1死1・2塁も抑えるなど、5回を4安打2四球1失点に抑えます。
 しかし、打線は前回得点できなかった平野佳投手に今日も抑えられます。3回まで走者が出せず、4回に赤星選手が初安打を放つも併殺で潰れるなど、7回まで2安打0点に抑えられます。
 タイガースは6回を橋本健投手、そして7・8回はすっかり僅差での負け試合の登板が普通になった久保田投手が0点に抑えます。
 そして8回、先頭の今岡選手がチーム3本目の安打を放つと、続く鳥谷選手が犠打を狙いますが、これが小飛球に。しかも打った直後に球を見て立ち止まってしまい、取りに行った日高選手にぶつかって守備妨害になってしまいます。そしてこの判定に対して怒った岡田監督が退場に。その後、シーツ選手の内野安打などで2死1・3塁としますが、結局得点できません。
 9回表は藤川投手が投げ抑えるとその裏、合併球団はここまで4安打無四球無失点で球数も101球の平野佳を降板し、加藤大投手を投入します。しかし、先頭の赤星選手が四球で出塁します。続く関本選手の犠打は失敗するも、今日ここまで3三振の林選手が二塁打を放って1死2・3塁に。続く金本選手は敬遠の後、先ほどの代走から出場の藤本選手がフルカウントから押し出しの四球を選んで追いつきます。ここで合併球団は高木投手に交代しますが、流れは止まらず、3球目が鳥谷選手の背中に当たり、連続押し出しで逆転サヨナラとなり、タイガースが2対1で勝ちました。観客数は4万5千6百人ほどでした。

 松山のスワローズ対ファイターズは館山投手と吉川投手が先発。初回にスワローズが2死1・2塁とし、宮本選手が安打を放ちますが、森本選手の好返球で本塁アウトとなり、先制できません。スワローズは2回も無死2塁から二死満塁にしますが、ここも得点できず、4回の無死1塁も併殺で潰します。
 一方のファイターズも初回と5回の無死1塁を生かせず、0対0で6回を迎えます。この回先頭の森本選手が安打しますが、田中賢選手が犠打を失敗、稲葉選手も倒れ、走者が進みません。しかしここでセギノール選手が右翼席に2試合連続となる12号2ランを放ち、ファイターズがついに先制しました。
 吉川投手はその裏も先頭打者に安打され、2死1・2塁に。ここで代打の小野選手が告げられると、押本投手に交代。対するスワローズも代打の代打で鈴木健選手を起用しますが、ここは押本選手が投げ勝ちます。
 そのまま2対0で迎えた7回裏、2死からラミレス選手が安打するとファイターズは三番手の金森投手をマウンドに。ところがここで豪雨が降り、そのまま降雨コールドになりました。ファイターズはこれで14連勝。吉川投手は今年の高卒新人で二人目となるプロ初勝利を挙げています。観客数は1万5千7百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ライオンズは山本昌投手とグラマン投手が先発。山本昌投手は立ち上がり制球が定まらず、3四球で満塁とした後、江藤選手と平尾選手の連続適時打で3点を失います。しかしその裏、グラマン投手も制球が悪く2四死球さらには失策でこちらも無安打で満塁に。そこで森野選手の適時打の後、井上選手に走者一掃の適時三塁打が出て、ドラゴンズが逆転します。
 その後、ライオンズが5回に追いつきますが、7回に福留選手の10号ソロでドラゴンズが再び勝ち越し、1点差で9回を迎えます。
 マウンドは当然ながら岩瀬投手。しかし、1死から内野安打で走者を出すと、続く中島選手が初球を左翼席に運び、ライオンズが逆転します。
 ところがその裏、連敗の影響で中十日での登板となった小野寺投手が、これまた1死から福留選手を歩かせ、ウッズ選手は三振に打ち取りますが、続く森野選手が内野安打で2死1・2塁とします。ここでスタメン6番に入っていた英智選手が初球を弾き返すと球は一塁線を抜け、2塁走者さらには1塁の森野選手も一気に生還。逆転サヨナラ三塁打となりました。ドラゴンズの連敗は3で止まり、逆にライオンズは7連敗となっています。観客数は3万4千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ホークスは青木高投手とガトームソン投手が先発。カープが栗原選手の10号3ランで先制しますが、7回に多村選手の9号ソロと柴原選手の適時打でホークスが追いつきます。
 その裏、嶋選手の4号ソロでカープが即座に勝ち越しますが、直後の8回、2死1・2塁から多村選手の適時打でホークスが追いつきます。ここでカープは永川投手を投入しますが、松中選手を歩かせて満塁とした後、小久保選手に勝ち越しの2点適時打が出て、ホークスが遂に勝ち越します。そして8回は水田投手が抑えると、9回は馬原投手が抑え、ホークスが6対4で勝ちました。観客数は2万2千1百人ほどでした。
 東京ドームの読売対イーグルスは高橋尚投手と有銘投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千8百人ほどでした。

2007年06月08日

立ち飲み屋

 仕事帰りにちょっと一杯、という時に、会社近くの立ち飲み屋を愛用しています。待たずに必要な時間だけ飲めるため、短時間ですみ、そして何より値段が圧倒的に安くすみます。同じ事を考える人は少なくないようで、いきつけにしている店は、19時ちょっと過ぎに来ても既に満員で入れない、という事も少なくありません。
 そして仕方なく駅まで歩くと、途中でチェーン系の居酒屋の店員さんが路上でチラシを配っていたりします。それを見ると、立ち飲み屋の人気ならびに、会社員が帰宅前の一杯に費やせる予算が減っている事をあらためて実感させられます。まあ、人のことは言える立場ではないのですが・・・。

2007年06月07日

「6月6日」のコックさん

 「6月6日」を代表する歌(?)と言えば「かわいいコックさん」でしょう。落ち着いて考えてみれば、蛙が家鴨になり、さらにコックになるというのは奇妙な話ではあります。だいたい、彼(?)をコックさんたらしめている、フライパンとコック帽については、「絵描き歌」の歌詞には含まれていません。その部分は「あっという間に」で片付けられています。
 子供の頃から何も考えずに歌っていましたが、考えてみれば、かなり奇妙な歌だなと思いました。

 あと余談ですが、中学の時に読んだ「うる星やつら」で、高橋留美子先生がこの絵描き歌を実践していました。もちろん、超一流の漫画家が描いても、ほとんど変わらない「コックさん」ではあります。ただ、この絵描き歌にはオチ(?)があり、最後にこの「コックさん」が一礼します。この「礼をするコックさん」は読んでから24年近く経った今でも、非常によく覚えています。

2007年06月06日

サブロー選手、連日の大活躍

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対読売は小林宏之投手と福田投手が先発。スタメンの顔ぶれは3試合連続で同じでしたが、ベニー選手が五番、里崎選手が六番と入れ替わっていました。
 小林宏投手は、初回に高橋由選手に先頭打者本塁打を喫し、今日も先制されます。しかし、その裏、1死から早川選手の安打と福浦選手の四球で好機を作ると、打席には昨日のヒーロー・サブロー選手。今日もその勢いを持続し、中堅手の頭を越す適時二塁打で、昨日に続き、初回に逆転します。
 さらに3回、先頭のTSUYOSHI選手が安打で出ると、犠打と外野フライで三塁に進み、ここでまたサブロー選手が適時打を放って3点目を挙げます。

 一方、小林宏投手はあまり調子が良くなく、2回以降も毎回走者を出します。しかし、走者を出した後はきっちり抑え、0点に抑えます。
 さらに打線は4回に13打数連続無安打中だった先頭の里崎選手が左翼線を抜く二塁打を放ちます。そして1死後に青野選手が安打でつなぎます。ここで渡辺正人選手の打席で、読売はコーチがマウンドに行きますが続投。一方のマリーンズは代打に根元選手を送ります。そして、前回に続いて福田投手との同級生対決を制し、適時打で追加点。さらにTSUYOSHI選手にも適時二塁打が出ます。
 続く早川選手が敬遠気味に歩いたところで、読売は二番手の野口投手を投入。福浦選手は内野ゴロに打ち取られますが、その間に1点入ります。さらに読売は三番手の会田投手を投入しますが、今のサブロー選手の勢いは止められません。右前に2点適時打を放ち、この試合5打点目。これでマリーンズはこの回合計5得点で8対1としました。また、サブロー選手は、堀選手を抜いて球団新記録となる9打席連続安打を達成しました。この時、カメラがベンチの堀選手を写していたのですが、非常に嬉しそうな顔をしていたのが印象に残りました。
 小林宏投手は6回の失策による無死1塁は凌ぎますが、続く7回、1死から二塁打を打たれると、四球、さらには2-0から死球を出して満塁にすると、犠飛で1点を返されます。結局7回を6安打3四死球2失点という内容でした。
 8回からはここまで防御率1点台の川崎投手が登板しますが、李選手の安打の後、小坂選手の二塁打と、元マリーンズ二人に連打された後、犠飛と適時打で2点を返され、4点差に。さらに走者を一人残した所で打席に清水選手というところで藤田投手が登板します。
 実は一昨年、この対戦で藤田投手は逆転2ランを打たれ、敗戦投手になっています。しかしここはきっちり三振に抑え、かつての借りを返すと同時に反撃を絶ちました。
 9回も薮田投手が一発を浴びてさらに安打されたものの、そこから3番を抑えた後、ライナー併殺で試合終了。マリーンズが8対5で勝って連勝を3に伸ばしています。
 ヒーローインタビューは当然ながら二日連続のサブロー選手。連続打数安打の球団記録を達成した事については、尊敬する堀選手を抜いた事を喜んでいました。ただ、日本記録にあと二つ、という事言われると、二度にわたって「絶対無理です」と断言していました。
 小林宏投手はこれで7勝目。昨日の久保投手に続いて交流戦通算10勝目を達成しています。観客数は2万8千4百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対タイガースは田中投手と中村泰投手が先発。初回、イーグルスは簡単に2死となり、続く礒部選手も遊ゴロを打ちますが、これを鳥谷選手が失策。すると続く山崎武選手が約10日ぶりとなる22号2ランを放ち、イーグルスが先制します。
 さらに3回、中村泰投手が昨年までを彷彿させるような制球難を見せ、連続四球で無死1・2塁。ここで山崎武選手がフェンス直撃の適時二塁打を放って追加点を挙げ、中村泰投手をKO。しかし二番手の渡辺投手も制球が定まらず、四球二つと暴投二つでさらに3点を追加。続く4回もリック選手の2点適時二塁打が出て、序盤で8対0と大量リードします。
 大量援護を貰った田中投手は、2回の無死1塁を併殺で切り抜けると、3・4回といずれも先頭打者に二塁打されますが、ここも0点に抑えるなど、5回まで7安打されながら無失点に抑えます。結局。7回を投げて8安打3四球ながら1失点でした。
 一方、イーグルス打線は8回に3点を挙げてダメ押し。8・9回は吉田投手が古巣相手に0点で抑え、イーグルスが11対1と大勝しています。観客数は2万4百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対カープは木下投手とフェルナンデス投手が先発。2回、右のフェルナンデス投手相手ながら、ナックルボール対策で右打席に入ったセギノール選手の作戦が成功し、11号ソロを放ってファイターズが先制します。
 カープも5回に喜田選手に2号ソロが出て追いつきます。しかし6回、1死から稲葉選手がチーム二本目の安打となる二塁打を放つと、セギノール選手が歩いた後、小谷野選手の併殺性の当たりを松本選手が悪送球し、ファイターズが勝ち越します。そして8回には稲葉選手に6号2ランが出て4対1に。フェルナンデス投手は8回途中まで4安打ながら、その安打が全て得点に結びついてしまいました。
 一方、木下投手は7回を4安打2四球ながらソロの1点のみ。8・9回は武田久投手とマイケル中村投手の継投で抑えて逃げ切り、ファイターズが連勝を13に伸ばしています。観客数は1万9千人ほどでした。

 福岡のホークス対ベイスターズは新垣投手と工藤投手が先発。2対2で迎えた9回表、続投の新垣投手が1死から二塁打を打たれて降板。続く篠原投手が四球で走者をためた後、三番手の藤岡投手が2死満塁から下窪選手に走者一掃の適時二塁打を打たれ、ベイスターズが5対2と勝ち越し。その裏はクルーン投手が抑え、ベイスターズが連勝しています。観客数は3万3千人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ドラゴンズはデイビー投手と小笠原投手が先発。5月の月間MVPを獲得した小笠原投手ですが、今日は2回まで3失点。その後、ドラゴンズも森野選手の8号2ランで1点差に迫り、継投陣も好投しますが、7回の無死1・2塁をライナーゲッツーで潰すなど、あと1点が届かず、3対2で合併球団が勝っています。観客数は1万6千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対スワローズは岸投手と石井一投手が先発。初回に宮本選手のエンタイトル二塁打で先制すると、2回にはソロ2本でスワローズが今日もリードします。石井一投手は7回を5安打2四死球で2失点。そこから木田投手・高津投手という「元メジャー継投」でスワローズが5対2で連勝。一方のライオンズは6連敗となっています。観客数は1万2千人ほどでした。

和風エアロビクス

 通勤経路の曲がり角に、「かっぽれ教室」のポスターが貼ってありました。妙齢の女性が「かっぽれ」のポーズを取っており、宣伝文句として「江戸芸・かっぽれ」とともに「和風エアロビクス」と書かれていました。毎朝見る度に「和風エアロビクス」とはすごい宣伝文句だな、心惹かれるが、さすがに「かっぽれ」教室に通う気も時間もないしな・・・と思っていました。
 ところが今日、いつもの角を曲がろうとしたら、そのポスターがありません。教室が終わってしまったのでしょうか。気になって調べてみたら、ポスターに出ていた女性は先代の家元で、4年前に70歳になったのを機に跡を譲った、などと書いてありました。
 もちろん好きだからとはいえ、自ら「和風エアロビクス」と言うほどの激しい動きを人に教えていたわけです。もしかしたら、限界を悟って教室をやめたのだろうか、などと思いました。
 そうなってみると、入門は無理とはいえ、一度「和風エアロビクス」を見学くらいしておけば、と少しばかりですが残念に思いました。

2007年06月05日

サブロー選手、攻守に大活躍

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対読売は久保投手と金刃投手が先発。今日のスタメンは一昨日と全く同じでした。セ主催試合で、9番の投手以外は全く同じ、というのはありましたが、DH制では初めてです。
 初回、久保投手は1死1塁から2ランを喫して先制されます。しかしその裏、TSUYOSHI選手が、リーグ12人目となる、2試合連続となる先頭打者本塁打を、左翼席にあるマリーンズファンと読売ファンの間にある緩衝地帯(?)に打込んで放って1点を返すと、1死1塁からサブロー選手が4号2ランを放ってマリーンズが即座に逆転します。
 2回は三人で抑えた久保投手ですが、3回は先頭の鈴木尚選手に死球を当ててしまいます。そして続く高橋由選手に右翼フェンスを直撃されます。しかし、これを取ったサブロー選手が好返球し、中継した渡辺正選手の送球も「ストライク」に。本塁を狙った鈴木尚選手をアウトにし、同点を許しません。

 するとその裏、先頭の早川選手が内野安打と失策で2塁に進み、内野ゴロで三塁に進んだ後、サブロー選手がが右中間を抜く適時二塁打を放って追加点を挙げ、金刃投手を早々とKOします。さらに内野ゴロで三塁に進んだ後、二番手の姜投手に暴投が出て、5点目を挙げました。
 久保投手は5回に先頭の脇谷選手に三塁打されたものの、そこから三人を全て内野ゴロに。そして6・7回も外野手の好捕もあり、三者凡退に抑えます。しかしながら打線のほうは、走者は出るものの、6回1死1塁でエンドラン失敗の後に安打が出るなど拙攻もあり、追加点を挙げられません。
 そして8回、久保投手は先頭打者に内野安打された後、高橋由選手に12号2ランを打たれ、ここで降板となります。さらに二番手の薮田投手が安打され、無死1・2塁となりますが、そこから3・4・5番を打ち取り、リードを守ります。
 そして9回は小林雅英投手が登板。簡単に2死を取りますが、そこから脇谷選手に安打され、さらに盗塁、しかも捕手からの送球がそれ、2死3塁となってしまいます。しかし、最後は代打の木村拓選手を抑えて試合終了。5対4でマリーンズが勝っています。久保投手は5勝目、小林雅投手は14セーブ目を挙げています。観客数は2万8千2百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対タイガースは永井投手と下柳投手が先発。2回にイーグルスが先制しますが、直後の3回に金本選手の14号で逆転します。そこから4回にイーグルスが再逆転しますが、6回に三番手の青山投手、さらには渡辺恒投手が打たれ、金本選手の2点適時打でタイガースが再々逆転をします。
 そこからタイガースは橋本健投手と久保田投手が、イーグルスは朝井投手がともに1安打しか許さない好投を見せ、タイガース1点リードのまま9回裏を迎えます。
 タイガースは当然ながら藤川投手を投入。簡単に二死を取り、これで終わりと思いきや、渡辺直投手が四球を選びさらに盗塁。ここで高須選手が安打でつないだ後、礒部選手に適時打が出て、イーグルスが追いつきます。さらに山崎武選手も安打して2死満塁としますが、そこで仕掛けた奇襲が失敗し、サヨナラにはなりません。
 10回はともに得点圏に走者を出しますが、いずれも得点できません。そして迎えた11回表、イーグルスは福盛投手を投入しますがこれが大失敗。1死から四球と安打で走者をためると、金本選手に適時二塁打が出てタイガースが勝ち越し。さらに9回裏の守備固めから出場していた藤本選手に2点適時三塁打が出るなど、一挙に5点を挙げ10対5に。そのままタイガースが勝っています。試合時間は5時間26分。観客数は2万1千2百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対カープは武田勝投手と大竹投手が先発。3回に2死からカープが3連打で満塁としますが先制できません。するとその裏、先頭の坪井選手が内野安打で出た後盗塁、すると続く金子誠選手の一塁ゴロを栗原選手が後逸してファイターズが先制。さらに田中賢選手に適時二塁打が出て2点を取ります。
 武田勝投手は7回を4安打1四球で無失点。8回は武田久投手が先頭の倉選手に二塁打されるものの後続を抑え、9回はマイケル中村投手が三人で抑え、2対0で完封リレーを達成。試合時間は2時間19分でした。
 ファイターズはこれで球団新記録の12連勝で2位に。また、交流戦新記録の10連勝も達成しています。観客数は1万9千2百人ほどでした。

 福岡のホークス対ベイスターズは和田投手と寺原投手が先発。同点で迎えた7回に2死1・2塁から小久保選手の失策でベイスターズが勝ち越します。さらに8回は和田投手から三連打で2点を追加して突き放します。
 寺原投手は古巣相手に7回途中まで9安打2四球ながら2点に抑え5勝目。最後は「中12日」となったクルーン投手が締め、ベイスターズが5対2で勝って連敗を止めています。観客数は3万1千3百人ほどでした。
 大阪の合併球団対ドラゴンズは朝倉投手とカーター投手が先発。初回に合併球団が押し出しで先制。直後に井上選手の1号ソロで同点になるも、その裏に2点を取った合併球団が再び突き放します。
 しかし8回、ドラゴンズはこの回から登板の吉田投手を攻めて1死1・2塁に。ここで中村紀選手の適時打と李選手の犠飛が出てドラゴンズが追いつきます。
 しかし9回裏、小林投手が先頭の大西選手に安打され、犠打と敬遠で1死1・2塁に。ここでドラゴンズは岡本投手を投入しますが、北川選手がサヨナラ適時二塁打を放ち、合併球団が4対3で勝っています。観客数は1万5千2百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対スワローズは涌井投手と石川投手が先発。4回2死まで無走者に抑えていた涌井投手ですが、そこからラミレス選手の二塁打をきっかけに4連打で2点を失います。さらに5回は失策と野選で無安打で1点追加した後、ラミレス選手の適時二塁打でまた2点。6回にも3安打で追加点を挙げ、涌井投手をKO。継投陣も打って計8点を挙げました。
 今季未勝利の石川投手ですが、今日は8回までライオンズ打線を3安打2四球で無失点。9回も2死を取り、プロ初完封まであと一人とします。しかしここでカブレラ選手に11号ソロを打たれてしまいます。もっとも大勢には影響がなく、完投で今季初勝利を挙げ、スワローズが8対1で快勝しました。ライオンズは5連敗となっています。観客数は1万1千人ほどでした。

2007年06月04日

2007/6/4の更新

 翔みならブログめもちょうに夏コミ案内を掲載しました。

いくら何でも煽りすぎ

[ 野球 ]

 今年の春の六大学野球は異様なマスコミレベルでは異様なまでの盛り上がりでした。斉藤投手が優れた選手だとは思います。しかしながら、実質5大学が入れ替えもなしに優勝を争う定期戦をなぜあそこまで煽るか、理解できません。しかも、肝心の斉藤投手は優勝を決めた試合に先発したものの、好投できなかったわけです。それでも斉藤投手ばかり取り上げるのは、むしろ失礼なのでは、とも思うのですが。
 ところで、この斉藤投手ブーム(?)を見る度に思い出すのが、昨夏甲子園決勝の引き分けとなった試合です。7回だか8回だかに駒大苫小牧の左翼手が失策をして二塁走者が三塁に進まれ、続く犠飛で同点になったわけです。あそこで、左翼手が失策していなかったら今頃どうなっていただろうか、と報道を見る度に思います。

 あと、アマチュアの報道でさらに不可解なのが、大阪桐蔭高校の中田選手の本塁打記録です。今日も3本積み重ねた、という記事を見たので、クリックしたところ、「練習試合」でした。普通、そういうのは記録に加えないのではないのでしょうか。
 だいたい、この記録の一位がヤンキースの松井秀選手や、カープの新井選手だというならまだ価値があるかと思います。しかしながら、歴代一位の選手はプロ入り後8年で19本塁打という数字です。もちろん、中田選手が取り上げられるのは、その素材が桁違いだからだとは思います。とはいえ、この数字は盛り上げるのに適しているのか疑問です。
 アマチュアの注目選手を取り上げること自体はいいとは思います。ただ、どうせ取り上げるなら、もっと的確な視点で、また、特定の選手に隔たらず記事にしてほしいものです。

2007年06月03日

2007/6/3の更新

 漫画資料室早売り購入に情熱を燃やしていた頃を掲載しました。

紫陽花

 外を歩くと、至る所で紫陽花が咲いています。色・咲き方もさまざまで、違いを見ているだけでも飽きません。それにしても、この季節になるたびに不思議なのですが、普段は同じ所を歩いていても、紫陽花の存在にすら気づきません。もちろん、花が咲いていないから目立たないのは当然です。しかし、同じ「季節モノ」でも、桜だと、その幹を見れば一年中存在は分かります。そして、「これだけの並木なら、季節になればさぞ壮観なのだろう」などと想像することもできます。
 しかし、これが紫陽花だとそうはいきません。よく散歩するところに「あじさい通り」と名付けられたほど植わっている場所があるのですが、そこでも今の季節以外は「紫陽花」という存在を認識する事はありません。
 花以外にこれといった特徴がないからなのでしょうか。我ながらちょっと不思議です。

渡辺俊投手の好投と終盤の集中打で勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対スワローズは渡辺俊介投手と藤井投手が先発。今日は3試合ぶりに早川選手が2番でスタメン復帰しました。また、昨日盗塁の際に足を痛めたベニー選手もスタメン出場していました。また、DHは竹原選手、二塁は渡辺正人選手でした。
 1回裏、TSUYOSHI選手に今季2本目となる先頭打者本塁打が出て、マリーンズが先制します。一方、渡辺俊投手は、初回、2回と先頭打者に安打され、犠打で進まれます。しかし、そこから後続を抑え、得点は許しません。3回は先頭の福川選手を歩かせ、またまた無死1塁としますが、ここも青木選手を併殺に打ち取り、三人で終えます。

 一方、先頭打者本塁打こそ出たものの、藤井投手はそこからマリーンズ打線を抑え、5回1死まで、13人連続で凡退します。そこからベニー選手が安打し、久々の走者が出ます。さらに2死後に失策で1・2塁となりますが、ここでも追加点を挙げることができません。
 すると直後の6回表、前の回を三人で抑えた渡辺俊投手は、この回も1・2番を相手に簡単に二死を取ります。しかしそこからラミレス選手に安打されると、続くガイエル選手にも詰まりながら右前に運ばれ、さらに宮出選手にも2-3から中前に落とされ、同点に追いつかれてしまいます。
 その裏、マリーンズもTSUYOSHI選手が四球を選び、犠打で二塁に進みます。そして二死後にサブロー選手が二遊間を抜きますが、当たりが強かった上に、強肩の青木選手が前進守備をしていたため、俊足のTSUYOSHI選手も本塁突入できません。続く里崎選手が倒れ、結局勝ち越せませんでした。
 渡辺俊投手は7回にも2死から二塁打を打たれますが凌ぎ、続く8回は三者凡退に抑えます。するとその裏、先頭の渡辺正選手に代打で堀選手を起用すると、これが成功。あわや本塁打という当たりを左翼に放ち、これがチーム4安打目の二塁打となります。さらにTSUYOSHI選手が安打でつなぎ、内野ゴロで1死2・3塁となった後、福浦選手が右中間を抜く2点適時打を放ち、ついに勝ち越します。さらに、サブロー選手とベニー選手にも適時打が出て、この回あわせて4点。一気に試合を決めました。
 援護を貰った渡辺俊投手は9回も続投。先頭打者に安打されたものの、そこから三人で抑えて試合終了。今季三度目の完投で、早くも昨年の勝星を上回る6勝目を挙げています。観客数は2万8千8百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対タイガースはグリン投手とダーウィン投手が先発。タイガースは最初の一巡で走者を出せませんが、4回に「調子が良すぎてフォームがぶれた」と言うグリン投手が制球を乱し、四球三つで二死満塁と好機をもらいます。しかし、桧山選手が倒れ、先制できません。
 するとその裏、ここまで1安打投球のダーウィン投手が、1死からセギノール選手と小谷野選手に連続二塁打を喫して先制を許し、さらに高橋選手の犠飛で2点目を失います。
 グリン投手は6回2死まで無安打投球。しかし、そこで林選手に初安打されると、続く7回は無死から連続四球。すると、ファイターズベンチは1安打無失点のグリン投手を降板させます。この継投が成功し、二番手の武田久投手にタイガース打線は抑えられ、得点できません。
 タイガースは7回から2点負けていながら久保田投手を投入しますが、いかんせん打てません。結局、安打は林選手の2本のみ。武田久投手・マイケル中村投手の継投の前に完封リレーを喫しました。一方のファイターズは球団タイの11連勝、さらには交流戦新となる9連勝を飾っています。観客数は昨日と同じ満員の42,222人でした。

 仙台のイーグルス対カープは松崎投手と黒田投手が先発。カープは4回の無死満塁の好機をつぶしますが、続く5回に先頭の喜田選手が安打し、犠打と失策で1死1・3塁となった後、梵選手の内野ゴロの間に先制します。さらに8回には連続KOのために今季初のリリーフ登板となった青山投手から新井選手が適時打を放ち、追加点を挙げます。
 一方、黒田投手は4安打2四球ながら、走者を二人ためる事も三塁を踏ませる事もなく、今季初完封で6勝目。カープが2対0で勝ち、またもやイーグルスは貯金ができませんでした。観客数は1万7千1百人ほどでした。
 福岡のホークス対ドラゴンズは杉内投手と中田投手が先発。6回にドラゴンズが立浪選手の適時打で先制します。しかしその裏、先頭の大村選手が安打すると、続く本多選手の犠打は二塁封殺で失敗させたものの、そこから安打と四球で満塁に。ここで小久保選手が15号満塁本塁打を放ってホークスが逆転に成功します。
 杉内投手は8回を5安打1四球1失点に抑え、リーグ単独首位となる9勝目。防御率一位も維持しました。また、9回を抑えた馬原投手は17セーブ目を挙げています。観客数は3万4千人ほどでした。
 神戸の合併球団対ベイスターズはユウキ投手と吉見投手が先発。怪我でラロッカ選手を欠いた合併球団ですが、4回に北川選手の5号ソロで勝ち越すと、中終盤に着実に追加点を挙げます。投げてはユウキ投手が6回を1失点に抑え、9回に加藤大投手が失点するも、大勢に影響はなく、6対2で合併球団が勝利。ベイスターズは8連敗から1勝を挟んで6連敗となっています。観客数は1万7千8百人ほどでした。
 所沢で行われたライオンズ対読売は木佐貫投手とグラマン投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万4百人ほどでした。

2007年06月02日

小野投手完投も、援護なく連勝止まる

[ 野球 ]

 マリンスタジアムにマリーンズ対スワローズの観戦に行きました。交流戦が始まって3年目ですが、対スワローズの主催試合は初めて。これでマリンスタジアムで対12球団(含・近鉄バファローズ)全カードを観戦した事になります。
 試合前、かつての「東京オリオンズ」が東京音頭を応援歌に使っていた事から、その当時の本拠地である「東京球場」の映像が流れていました。今日は隣に初老の夫婦が座っていたのですが、旦那さんがその映像を見ながら、「あのパンは大きかった」などと話していました。また、見なかったのですが、球場内では荒川区の物産展も行われていたそうです。
 試合のほうは、小野投手と館山投手が先発。打線は本日登録されたばかりの根元選手を即2番スタメンで起用。また、左翼手は今日も竹原選手で、早川選手は3試合連続でスタメン落ち、どこか怪我でもしたのでしょうか。
 小野投手は初回に安打されるも、盗塁失敗があって三人で終え、二回も三者凡退と順調な立ち上がりを見せます。一方、打線は2回裏、先頭のサブロー選手が安打して盗塁すると、続く里崎選手が四球を選んで無死1・2塁に。しかし、続くベニー選手が併殺に倒れ、先制機を逸します。

 すると直後の3回表、2死無走者から9番の福川選手の当たりは左翼に。フラフラと上がったような当たりで、バックスクリーンが表示する風も向かい風なのですが、その風がバックネット裏の観客席に跳ね返ってこの当たりでは「順風」になっているようで、そのままスタンドに入り、スワローズが先制します。
 3回まで1安打だったマリーンズ打線ですが、4回1死から福浦選手が安打すると、続くサブロー選手が右越えの二塁打を放って同点に追いつきます。さらに里崎選手の進塁打の後、ベニー選手が二遊間を抜き、逆転に成功します。しかし、次の竹原選手の打席でベニー選手が盗塁に成功した際、二塁ベースに足をぶつけ、そのまま負傷退場となってしまいました。ズレータ選手・今江選手に続く主力の離脱になりそうで、少々心配です。
 ところが直後の5回表、先頭の真中選手が安打すると、続く宮本選手がバントの構えからバスターエンドランをかけると、これが左中間を抜く三塁打となり、すかさず追いつかれます。さらに1死後に8番の飯原選手が一塁線近くにスクイズを決めます。福浦選手が見送りますが、球は切れず、スワローズが再逆転してしまいます。
 そこからマリーンズは毎回得点圏に走者を進めます。しかし5回の1死2塁、さらには6回の無死2塁から1死3塁をいずれも逃します。さらに7回は竹原選手に代田選手を代打に出すという奇策が成功し、四球と犠打で1死2塁とします。ここで館山投手は降板し、高井投手がマウンドに上がります。しかしここで代田選手が三盗を試みるも惜しくも失敗し、ここでも追いつけません。
 8回も木田投手相手に2死から福浦選手が猛打賞となる二塁打を放ちますが、サブロー選手が三振。9回も高津投手に対し、1死からベニー選手に代わって入った塀内選手が二塁打を放ち、代打・早川選手の内野ゴロで三塁に進みますが、最後は青野選手が倒れて試合終了。小野投手は10安打2四球ながら3失点完投しましたが、援護がなく4敗目。チームの連勝も5で止まっています。観客数は2万7千5百人ほどでした。

 もう一つのデーゲームだった仙台のイーグルス対カープは有銘投手とフェルナンデス投手が先発。4回にイーグルスが1死満塁から藤井選手の犠飛で先制しますが、6回にカープも新井選手に犠飛が出て同点に追いつきます。7回まで8安打しながら1点しか取れなかったイーグルス打線ですが、8回に1死2・3塁から憲史選手の遊ゴロを梵選手が失策してイーグルスが2点を勝ち越し。これが決勝点となり、9回は福盛投手が三者凡退に抑え、イーグルスが3対1で勝利。再び勝率を5割に戻しています。観客数は1万7千6百人ほどでした。

 ナイターは4試合。札幌のファイターズ対タイガースはダルビッシュ投手と杉山投手が先発。3回にファイターズが森本選手と田中賢選手の連続二塁打で先制し、さらに稲葉選手に5号2ランが出ます。直後の4回にタイガースも鳥谷選手の初安打が4号ソロとなって1手を返しますが、その裏に森本選手の適時打などで杉山投手をKO。さらに二番手の吉野投手も連続適時打を打たれ、序盤で7点を奪います。
 一方のダルビッシュ投手は8回を2安打1失点。8対1と大差がついた事もあり、ここでマウンドを降ります。
 しかし9回に「勝戦処理」として久々の一軍登板となった須永投手が大誤算。1死後に2安打と四球で満塁とすると、金本選手に13号本塁打が出て一気に3点差に。さらに三番手の江尻投手も連打で1死も取れずに降板します。さらにマイケル中村投手も先頭のシーツ選手を歩かせて満塁とし、一発出れば逆転の場面を作りますが、浜中選手・関本選手が倒れ、結局8対5でファイターズが勝利。ついに連勝は10にまで伸び、2位ホークスとのゲーム差も0.5となっています。観客数は4万2千2百人ほどでした。

 福岡のホークス対ドラゴンズはガトームソン投手と川上投手が先発。4回にホークスが先制しますが、5回にここまで無走者に抑えていたガトームソン投手がいきなり三連打で満塁とし、1死後に井上選手の適時打で同点に、さらに井端選手が押し出しの四球を選んでドラゴンズが逆転。続く6回には森野選手に7号2ランが出て突き放します。
 ホークスも7回に柴原選手と大村選手の適時打で1点差とし、9回も2死1・2塁で打席に松中選手という好機を迎えますが、ここは岩瀬投手が踏ん張って遊飛に抑えて試合終了。4対3でドラゴンズが逃げ切りました。一方のホークスは3連敗です。観客数は3万3千8百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ベイスターズは平野佳投手と三浦投手が先発。6回までともに3安打無失点の投手戦でしたが、7回に1死から後藤選手が安打して盗塁すると、怪我が治って久々の出場となった阿部真選手に適時打が出て合併球団が先制。さらに村松選手に2点適時打が出ます。平野佳投手は8回まで4安打1四球と完封ペース。ところが9回1死から安打されると加藤大投手に交代。その加藤大投手は暴投などで1点を返されますが、結局合併球団が3対1で勝っています。ベイスターズはこれで5連敗となっています。観客数は2万2千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対読売は西口投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万2千5百人ほどでした。

残業代がわりの珍経験

 仕事が一通り終わり、後は連絡を一通だけ出す、という状態になりました。ところが、その連絡文書をチェックした人が「修正」を入れたのですが、その部分がとんでもない内容になっていました。再修正を依頼したいところですが、その人は重大な打ち合わせに。おかげで、それが終わるまで待たされる羽目になりました。
 余計な事しなければ、この文章を出してもうとっくのとうに帰っているのに・・・などと思いながら空しく待っていました。ところが、その打ち合わせでシャレにならない大変な事があったようで、その担当者は精神状態の平衡を失っていました。おかげで、普通に働いていたら聞く機会がまずなさそうな、貴重な奇言・珍言を沢山耳にする事ができました。これだけ聞ければ、延々と待った甲斐もあったか、と思えたほどでした。
 今日も含め、普段から他人の尻ぬぐいで遅くまで残らざるをえない事が多々あります。そのたびに空しい思いをしたものですから、たまにはこんな役得(?)があってもバチはあたらないだろう、などと思いました。

ファイターズ、9連勝

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 今日は雨天中止の振替試合が二つありました。
 横浜のベイスターズ対ファイターズは加藤投手と吉川投手が先発。初回にベイスターズが先制し、一方のファイターズは2回から4回まで二人以上走者を出しながら得点できません。しかし5回に稲葉選手の犠飛で1点を返すと、セギノール選手が歩いた後、小谷野選手が2号2ランを放って逆転します。
 4回まで1安打に抑え、ここを抑えればプロ初勝利の権利を得る吉川投手でしたが、2死1塁にまでしたものの、そこから野中選手に安打された後、佐伯選手に同点適時打を打たれ、ここで降板となってしまいます。

 そのまま同点で迎えた8回、この回から登板した那須野投手相手に連打でファイターズが好機を作ると、さらに木塚投手相手に金子誠選手が適時打を放ち、ファイターズが再び勝ち越します。さらに9回にも暴投で追加点。一方投げては5回途中から救援した押本投手が7回まで1安打で抑え、8回は両武田投手が、そして9回はマイケル中村投手で締め、ファイターズが5対3で勝利。連勝を9に伸ばし、2位ホークスとの差を1.5としています。観客数は7千人ほどでした。

 神宮のスワローズ対合併球団は石井一投手と吉井投手という「元メジャー対決」。2回にローズ選手の4試合連続となる18号ソロで合併球団が先制します。しかしその裏、米野選手の適時打で逆転したスワローズが、さらに満塁からラミレス選手の走者一掃となる3点適時打でこの回一挙5点を挙げます。
 その後、合併球団もラロッカ選手の18号ソロなどで反撃しますが、7回以降はスワローズの継投陣に抑えられ、こちらも5対3でスワローズが勝っています。観客数は1万4百人ほどでした。

 ところで、合併球団は早くも「オーナー主導」で派手な人事異動をやっています。特にトレードで出した選手が活躍したために編成部門はかなりの粛正の嵐のようです。そして、かつての球団代表の井箟氏に続き、元GMで前監督の中村勝弘シニアアドバイザーが、GM復帰に近い形でフロント入りするそうです。
 ちなみに、オーナー氏は、マリーンズでレギュラーを獲得した早川選手の放出を特に強く批判していました。しかしながら、昨年の早川選手は、怪我をしたわけでもないのに出場試合数はわずか21でした。ちなみに今年はここまでで既に43試合です。という事は、使わなかった監督が悪いわけです。にもかかわらず、その前監督をフロントに入れて大丈夫なのでしょうか。まあ、昨年秋頃、マリンの対合併球団戦の左翼席に「中村GM復帰熱望」という掲示がされていたように、ファンは監督とGMの手腕は別物と認識しているので、さほど反対は出ないのかもしれませんが・・・。
 まあ、それ以前の問題で「球団低迷の最大の元凶」が、一番上に居座り続けている間は、誰をどこに持っていってもさほど変化はないでしょうけれど・・・。

2007年06月01日

残塁の山も完封リレーで5連勝

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 尾道でのカープ対マリーンズは高橋投手と成瀬投手が先発。今日も左投手相手とのことでスタメンは早川選手でなく竹原選手。投手を除いた顔ぶれは昨日と全く同じですが、昨日八番の堀選手が二番に入り、二番の青野選手が七番と、一部入れ替えはありました。
 初回、マリーンズは高橋投手の立ち上がりを攻め、TSUYOSHI選手と堀選手の連打で好機を作ると、外野フライで1死1・3塁とすると、続くサブロー選手の打席で重盗を決め、マリーンズが先制します。

 その後マリーンズは3・4回に先頭打者が出塁。特に4回は2死満塁としますが、追加点を挙げることはできません。しかし続く5回に1死から福浦選手が二塁打を放つと、2死後に里崎選手に適時打が出て、中盤に追加点を挙げます。
 一方、成瀬投手は6回までカープ打線を2安打1四球に抑えます。7回に先頭打者に安打され、2死後に安打されて初めて二塁に走者を進められますが、ここも得点は許さず、結局4安打1四球無失点で7回を抑えました。
 しかし、打線のほうは、昨日の効率のいい攻撃がうそのような展開に。6・7回と先頭打者が安打するものの後続がなく、8回の1死1・2塁でも追加点を挙げられず、10安打4四球ながら12残塁で結局2点しか取れません。
 そして8回は薮田投手が1安打に抑えると、9回は昨日に続いて小林雅英投手が登板。しかし1死から安打されると2死から四球を出し、三試合連続の2死1・2塁となります。そして森笠選手にもあわや適時打というファウルを打たれ、さらに安打性の当たりを右前に打たれますが、これをサブロー選手がダイレクトで取り、試合終了となりました。
 マリーンズは拙攻ながら月曜に続く完封リレーで5連勝となっています。成瀬投手は6勝負けなし。観客数は8千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ライオンズはボーグルソン投手とグラマン投手が先発。2回に栗山選手の1号2ランでライオンズが先制。しかも3回を投げ終えたところでボーグルソン投手が肩を痛めて降板してしまいます。しかし4回、林選手の8号ソロで1点を返すと、七番に降格となった鳥谷選手が3ランを放って逆転します。
 一方、急遽救援の中村泰投手は4・5回を三者凡退に。6回に1点を返されますが、リードを守ります。そして7回は久保田投手が登板。2死2塁から安打を打たれますが、金本選手が本塁で刺し、同点にはさせません。
 そして直後の7回裏、1死から連打で好機を作ると、内野ゴロとシーツ選手の適時打で2点を追加。あとは久保田投手と藤川投手で抑え、タイガースが連勝しています。観客数は3万8千3百人ほどでした。

 豊橋のドラゴンズ対イーグルスは小笠原投手と青山投手が先発。2回にウッズ選手の20号と中村紀選手の10号とソロ2本でドラゴンズが先制しますが、直後の3回に高須選手と礒部選手の連続適時打でイーグルスが追いつきます。しかし4回に谷繁選手の3号2ランでドラゴンズが勝ち越し。その後、イーグルスも二番手の朝井投手が5・6回と抑えて粘りましたが、7回にドラゴンズが打者一巡の猛攻で6点を追加。そのまま10対2で大勝しています。観客数は1万2千1百人ほどでした。
 雨の中行われた神宮のスワローズ対合併球団はグライシンガー投手とデイビー投手が先発。同点で迎えた2回裏に、グライシンガー投手の適時打でスワローズが勝ち越し。さらに3回にもガイエル選手の10号ソロなどでスワローズが2点を追加します。そして5回裏終了時に雨が強くなり、そのまま4対1でスワローズが降雨コールド勝ちとなっています。観客数は9千1百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ホークスは内海投手と新垣投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ファイターズは工藤投手とダルビッシュ投手が先発。初回にファイターズが先制しましたが、1回終了時で雨が強くなり、ノーゲームとなっています。