2012年07月04日

Go To 小沢一郎氏?

[ 漫画 ]

 小沢一郎さんが自身四つ目となる新党を立ち上げるようです。ぜひともこの勢いで新党を作り続け、いつかは「世界で最も多くの新党を立ち上げた人」としてギネスブックにでも載ってほしいものです。これについては、大いに期待しています。
 ただ、それ以外の事については、この新党には何一つ期待していません。それは、これまで小沢氏がどのような「政治」を行なってきたかを見ているからです。

 その自分のような人間がいる一方、この小沢氏を強く信じている人がいます。その信仰心は極めて強く、消費税を初めとする現在発生している政治的な問題の殆どたいていは、小沢氏が全て解決してくれる、というような事を言う人すらいます。
 それだけの信仰心があるため、「信仰の敵」に対しては容赦がありません。以前、ある大学の先生が、氏の政治資金に関する疑惑を告発した所、その人のブログには信者が押し寄せ、罵詈雑言を書き込んでいました。
 その信者の方々が、いま一番怒っているのは「世論調査で新党の支持率が低く発表されている」という事です。
 自分もマスコミの「世論調査」にはかなりの疑問を持っています。しかしながら、信者の方々は、その怒りをマスコミだけには向けません。今朝流れてきたRTでは、信者の一人が、増税反対なのに小沢氏を支持しない人々に対しじゃあ、誰だと期待できるのかい?答えてみろよ。などと、「天から目線」で怒りを爆発させていました。その批判対象に属する身としては、朝っぱらから恫喝されたような気分になると同時に、その信心の深さに驚き呆れました。

 信者の方々のそれらの発言を見ているうちに、漫画「デトロイト・メタル・シティ」に出てくる「DMC信者」を思い出しました。この人達は、主人公が属するバンド「DMC」並びに、主人公が扮する「クラウザーさん」に対し、絶対的な忠誠心を持っています。そのため、敵視する人はもちろん、ちょっとでも軽んじる発言を聞くと、それだけで怒り心頭になります。
 同時に、「クラウザーさん」に対する信心は驚異的なものがあります。しまいには、「この世界も全てクラウザーさんが作ったんだ」などと言っていました。
 その信仰心の深さと、忠誠の対象に対する絶対的な畏敬は非常に似通っていると思いました。そのため、そのうち「小沢信者」も、「今の日本は全て小沢さんが作ったんだ」などと言い出すのではないだろうか、と思ってしまったほどでした。

2012年07月04日 22:13