2005年09月30日

2005/9/30の更新

 翔みならブログめもちょうを更新。

酒で思い出す

 買い置きの酒が切れました。そこで何を買おうかといろいろ考えていました。その中の選択肢の一つとして、甲類焼酎が浮かびました。「数ヶ月前に貰い物のすだちがきっかけで、甲類焼酎を買ってみたら美味しかった」などと考えているうちに、数日前、職場ですだちを貰ったのですが、持ち帰ろうと鞄に入れたまま、すっかり忘れていた事を思い出しました。
 慌てて鞄を探したのですが、幸い、さほど日にちが経っていなかったため、すだちは無事でした。しかし、もし酒を買う気がなかったら、半月くらい経って鞄の中が大変な状態になって初めてすだちの事を思い出したでしょう。
 というわけで、感謝の意味をこめて(?)、甲類焼酎を再び買う事にしました。それにしても、幸い悲劇はおきなかったものの、なま物を鞄に入れっぱなしにした自分には呆れてしまいました。

レイボーン投手、1安打投球も・・・

[ 野球 ]

 昨日優勝が決まったため、今日から約一週間はセリーグの消化試合期間。その後、パリーグのプレーオフ→日本シリーズという日程です。神宮のスワローズ対タイガースは石川投手と福原投手が先発。タイガースは大阪でのビール掛けから移動日なしでの東京入りです。
 同点で迎えた5回に下位の四連打でタイガースが3点を追加しましたが、6回に2点を返されて1点差。ここで昨日までだったら当然「いつもの三人」が出るところですが、今日はお休み。代わりに登板した江草投手も今季50試合登板で防御率2点ほど、という実績のある投手です。しかし、先頭の青木選手に安打され、続く宮本選手のバントは2塁で封殺したものの、そこから連打で同点となり、さらにリグス選手に本日2本目となる14号3ランが出るなど、この回一挙5点を取ってスワローズが逆転。皮肉な形で「いつもの三人」の存在の大きさが確認されてしまいました。試合はそのまま8対4でスワローズが勝っています。観客数は3万4百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対カープはマルティネス投手とレイボーン投手が先発。1回表、カープ先頭の広瀬選手が幸運な内野安打を放ちますが、そこから両チームとも安打が出なくなります。そして、4回裏、ここまで四球一つだけに抑えてきたレイボーン投手ですが、突如制球を見出し、内野ゴロ二つをはさんで5四球。押し出し二つでドラゴンズは無安打で2点を先制します。
 6回表にカープが倉選手のソロで1点を返しますが、その裏、1死からレイボーン投手はこの試合7つめの四球を出します。そして、続く森野選手がついにチーム初安打となる適時三塁打。レイボーン投手の「無安打有得点試合」達成はなりませんでした。結局レイボーン投手は6回を1安打7四球3失点でした。一方のマルティネス投手は7回を5安打2失点。8回は平井投手が、そして9回は岩瀬投手が3人で抑え、ドラゴンズが3対2で逃げ切りました。岩瀬投手は日本タイとなる45セーブを挙げています。観客数は2万8千8百人との事。中継を見る限りはとてもそのようには見えませんでしたが・・・。

2005年09月29日

知らないうちに

 久しぶりに津田沼のイトーヨーカドーを見たら、メインの看板が、セブンイレブンの「7」を基調にしたものに変わっていました。サイトを見たところ、「セブン&ワイホールディンス」という持ち株会社が出来ていて、それにともなうロゴの変更のようでした。持株会社のサイトを見ても、グループ会社一覧では常にセブンイレブンが最初に来ています。
 昔は確か「イトーヨーカドー>セブンイレブン」だったと思います。さらに数年前にセブンイレブンにATMを置く銀行を作ったときも、「アイイワイバンク」とイトーヨーカドーの頭文字を使っていたので、力関係はそのままかと思っていました。しかし、いつの間にやら逆転したようです。その事に新看板を見るまで気づかなかったわけですから、我ながら疎いものだと呆れました。

タイガース、2年ぶり5度目のリーグ優勝

[ 野球 ]

 マジック1でむかえた甲子園のタイガース対読売戦は下柳投手と内海投手が先発。タイガースが勝てば優勝、という状況で読売戦をむかえたのは1973年以来です。その時は、今回と違い、「勝ったほうが優勝」という状況でのぞみ、タイガースは惨敗し、目の前で「V9」を達成されています。当時は私は物心がついていなかったので見てはいないのですが、観客がなだれこんだりして大変な事になっていたそうです。
 今回はその時と違い、残り6試合でマジック1という余裕の状況。しかも、先発投手はタイガースが最多勝争いをしている下柳投手に対し、読売はここまで4勝8敗で防御率5点台の内海投手ですから、おそらくファンが一番気にしたのは、「ドラゴンズ戦が終わるより先に勝てるかどうか」に絞られていたでしょう。実際、試合のほうも初回に失策で出た赤星選手を金本選手が適時打で帰してあっさり先制。さらに2回にも6・7・8の下位打線三連打で2点を追加します。
 一方、下柳投手は最初の一巡を完璧に抑えるなど、6回を4安打無四球で無失点に抑え、後は毎度おなじみの「いつもの三人」につなぎます。

 7回からは菊地原投手の中継ぎ登板記録を上回る79試合目となる藤川投手が3人で片付けます。その裏、3回以降抑えられていた打線が、満塁の好機から檜山選手と矢野選手の連続適時打で2点をダメ押しします。そして8回はウイリアムス投手が三者連続三振に抑え、いよいよあと1回となります。
 しかし、9回からの登板の久保田投手は、「胴上げ投手」という重圧のためか、いきなり連打され。続く小久保選手を打ちとって「あと一人」にしたものの、続く打者の時に暴投で1点を献上し、さらに安打されます。しかし続く阿部選手をレフトフライに打ちとって試合終了。金本選手がウイニングボールをつかむ形になりました。下柳投手はリーグ首位に並ぶ14勝目。観客数は4万8千5百人ほどでした。ちなみに、2003年は昼に勝った後、夜のスワローズの敗戦で優勝、1985年は引き分けての優勝ですから、タイガースの「勝って胴上げ」を見たのは日本シリーズを除けば初めてでした。
 これでタイガースは2年ぶり5度目のリーグ優勝を達成しました。率直に言って、今季開始前の「鳥谷選手を軸にしたコンバート」「檜山選手とスペンサー選手の併用」「ウイリアムス投手を中継ぎにして久保田投手を抑えに」という新機軸のいずれも疑問視していました。それがことごとく成功したのですから、自分の見る目のなさを恥じるよりありません。
 それにしても、井川投手は13勝したものの内容が良くなく、福原投手は内容は悪くないものの、援護がないこともあって14敗、下柳投手は安定した成績で勝星を重ねるものの6回限定と、絶対的な「エース」不在の中、最後は大差をつけての優勝ですから、やはり打線と継投陣が良かったのでしょう。一度8ゲーム差をつけたドラゴンズに0.5差まで迫られながら、再度突き放しての優勝というのは、ある意味、勢いに乗って突っ走った2003年や1985年以上の「堂々たる優勝」と言えるのかもしれません。

 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは斉藤投手と佐藤投手が先発。序盤にベイスターズが3点をリードしますが、6回に追いついたドラゴンズが7回に勝ち越します。しかし、その裏にすかさずベイスターズが追いついて延長に。そして10回表、前の回から登板のクルーン投手から先頭の森野選手が二塁打し、続く「ピンチバンター」川相選手が犠打で進めた後、谷繁選手が意表のスクイズ。バント2つで勝ち越し、その裏は岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが5対4で勝ちました。観客数は8千8百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズはデイビー投手と松岡投手が先発。カープ1点リードでむかえた9回表に、ベイル投手からリグス選手が同点本塁打を放ち、延長に。ともに11回に勝ち越し機を作りましたが生かせず、結局延長12回、3対3で引き分けました。観客数は1万7百人ほどでした。

2005年09月28日

合っていない語呂合わせ・その2

 電車の中吊り広告に、長野新幹線の安中榛名駅前の不動産の広告が出ていました。新幹線の駅前の住宅地というと凄そうですが、この駅は開業時に「新幹線史上、最も寂しい駅前」とまで言われたほどの辺鄙な駅。宅地開発する場所も有り余っているわけです。宣伝文を見ても東京まで新幹線で59分だの、買い物に行くにも新幹線で軽井沢に行かねばならないなど、不便さが伝わってきます。さらに言うと、山の中に並ぶ宅地の写真を見ていると、冬の風の冷たさを想像して、見るだけで寒気を感じてきます。
 そのあたりも気になったのですが、より気になったのは申し込みの電話番号。最初の3数字が「179」でこれに「あんなか」とルビが振ってあるのです。「な」が「7」なのは分かりますが、1のどこが「あん」で9が「か」というのは、どうやったら読めるのでしょうか。以前ネタにしたラーメン屋の変な数字の語呂合わせも変でしたが、こちらはかなりの宣伝費を投じて作った中吊り広告なだけに、余計驚かされました。まあ、宅地の環境の宣伝そのものに無理があるだけに、電話番号の語呂合わせにも無理があるのは仕方のないところでしょうか。

サヨナラ負けでレギュラーシーズンを終える

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズは入来投手と渡辺俊介投手が先発。1回裏、先頭打者の新庄選手が、いきなり、左翼ポール際に大飛球。一瞬、審判の手が回りかけましたが、結局ファウルで、新庄選手は次の球をセーフティーバント失敗の後、三振します。しかし、2死から小笠原選手が先制本塁打。この時点で、渡辺俊投手の逆転防御率1位はほぼ絶望となりました。
 初回は入来投手に3人で抑えられたマリーンズ打線ですが、2回1死からフランコ選手が右翼席に同点となる21号ソロを放ちました。
 その後は投手戦に。昨日よりは走者が出ますが、ともに好機を生かしきれません。福浦選手が3安打を放って、ギリギリで5年連続3割を決めましたが、他に安打を放ったのはフランコ選手・小坂選手と途中から二番に入った小坂選手だけ。それ以外の選手に安打が出ないため、得点には結びつきません。

 渡辺俊投手は6回1失点で降板。2番手にセラフィニ投手が上がり、8人を完璧に抑えます。9人目の木元選手を歩かせてしまいましたが、得意の牽制で刺します。一方、8回から入来投手の後を受けた建山投手・トーマス投手の前に得点できず、2日連続で延長に入ります。
 10回表は藤田投手が抑えましたが、11回裏に小笠原選手に安打が出て降板し、薮田投手が登板します。しかし、田中幸選手は抑えたものの、続く代打の田中賢選手に2球目を右翼席に叩き込まれ、サヨナラとなってしまいました。田中賢選手は今季最後の打席での初本塁打が大きな一発となっています。また、ファイターズの島田選手は安打こそ出なかったものの、最終試合を勝利で飾る事ができました。観客数は3万4百人ほどでした。
 マリーンズとしては、ここ4試合で薮田投手が3回打たれた、というのはプレーオフに対する不安要因と言えるでしょう。
 これでレギュラーシーズンは全て終了。マリーンズは84勝49敗3引分で、勝率6割3分2厘。首位ホークスと4.5ゲーム差離れての2位でした。周知の通り、2位は1995年の第一次バレンタイン政権以来です。しかし、その時の成績が69勝58敗3引分、勝率5割4分3厘で首位とのさは12ゲームだったわけですから、内容的には大いに上回ったと言えるでしょう。
 というわけで、約10日後の10月8日からライオンズとのプレーオフが始まります。ぜひとも、その時までにチーム状態を万全にし、ホークスとの最終決戦に挑んでほしいものです。
 なお、マジック2としていたマリーンズ2軍は、自らが勝ち、2位のライオンズ2軍が敗れたため、1996年以来のイースタンリーグ優勝を飾っています。

 福岡のホークス対イーグルスは高橋秀投手と有銘投手が先発。初回に松中選手の46号2ランでホークスが先制、直後にイーグルスが追いつきますが、4回にはズレータ選手の43号ソロで勝ち越します。ホークスは5回から新垣投手が登板しましたが、1死から山崎選手と礒部選手の連続本塁打で逆転します。しかし6回、下位打線の3連打などでホークスが3点を取って再逆転。イーグルスも1点を返したものの、最後は馬原投手が抑え、6対5でホークスが最終戦を飾りました。試合終了後には、この試合が最後となる田尾監督の胴上げが行われました。観客数は3万1千8百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は大沼投手とJP投手が先発。初回にフェルナンデス選手と中村選手の連続本塁打でライオンズが先制。一方、今季不本意な結果が多かった大沼投手が合併球団を6回2安打無失点に抑え、継投陣も好投し、7対0でライオンズが勝っています。観客数は2万2千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は井川投手と高橋尚投手が先発。初回に、いきなりの5連打に、井川投手にまで適時打が出て、タイガースが一挙6点を先制。しかし、井川投手は相変わらずピリッとせず、2回には2ランで、4回には適時打で4点を返されます。しかし、直後に今岡選手の適時打で1点を追加し、その後は橋本投手を挟んで「いつもの三人」が登板。最後に久保田投手がソロを打たれたもの、3人あわせて出塁はそれだけ。7対5でタイガースが勝っています。井川投手は内容はともかく、13勝目を挙げています。また、藤川投手が78登板を達成し、1984年に達成した福間投手の記録を抜いて球団史上単独1位、また、2001年にカープ(当時)の菊地原投手に並ぶ、中継ぎ登板のタイ記録となりました。なお、この「登板記録」ですが、1961年の稲尾投手も78試合という記録を持っています。しかしこれはうち先発30試合で勝数は42勝と次元が違いすぎます。藤川投手や菊地原投手の記録と比較する意味はないでしょう。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは門倉投手と川上投手が先発。今日も川上投手は調子が出ず、3回に小池選手のソロでベイスターズが先制し、6回には5連打で2点を追加した後、門倉投手に3点適時打が出て一挙5点で試合を決めました。門倉投手は6回を1安打。7回に1点を返されたものの、自己最多の11勝を挙げています。これで、タイガースのマジックは1となっています。観客数は8千4百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは黒田投手と館山投手が先発。4回にカープが栗原選手の適時打で先制し、7回には前田選手の31号ソロで追加点。一方、黒田投手は4安打完封で単独首位となる14勝目を挙げています。観客数は9千人ほどでした。

2005年09月27日

伝説がTVに?

 有名人の奇行(?)を箇条書きにした「○○伝説」というサイトをよく見かけます。とりあえず玉石混交でなんでもかんでも「伝説」にしてしまうため、タイガースの井川投手の「伝説」のはずなのに、ソースのURLを見ると今岡選手が出てくる、などといった意味不明の項目も少なくありません。
 ただ、このテのサイトは、業界関係者も見ているようで、TV番組のスタッフが、とある人の「伝説ページ」を見て、それをネタにして、本人に取材の打診をしようとしたという話を聞きました。しかも、その番組は地上波をほとんど見ない私でも名前を知っているほどの有名番組だったそうです。
 インターネットからネタ漁りをするのは今の時代だから仕方ないとしても、ちょっと安直すぎるのでは、と思いました。まあ、この前の選挙報道なんかを見る限り、基本的にTV番組はその程度の感覚で作られている、と考えたほうがいいのかもしれませんが。

無得点で引き分けも、4.5ゲーム差以内が決まる

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズは須永投手と小林宏之投手が先発。須永投手は今季一軍初登板。しかも、二軍では1勝9敗で防御率6点台でイースタンの失点王兼与四球王という、昨年、高卒一年目でイースタン最多勝に輝いたとは思えない成績を挙げています。
 しかも、昨年のマリーンズ戦では2回投げていずれも敗戦投手になっています。というわけで、予告先発が発表された時は楽観していました。ところが、この須永投手が好投。マリーンズは三塁を踏めません。
 対する小林宏投手もそれを上回る投球。初回に安打されたものの、そこから16人連続でアウトにするなど、ファイターズ打線をほぼ完璧に抑えます。今日のファイターズは野手も若手を起用していたのですが、その若手相手に、6回には余裕の2者連続三球三振などをやります。

 須永投手は中盤はやや乱れが見えたのですが、7回、先頭のサブロー選手が左中間に二塁打性の当たりを放つと、それを森本選手がダイビングキャッチしてアウト。続く里崎選手が安打を放っただけに、この守備は大きいと言えるでしょう。
 結局小林宏投手は9回を2安打1四球、一方の須永投手も4安打2四球でともに得点を与えず、降板します。その後、10・11回はともに薮田投手と武田投手が安打を許しながら抑えます。そして12回表もトーマス投手に抑えられ、マリーンズの勝ちはなくなります。
 しかし、今日のマリーンズにとっては、勝ちと引き分けは同じ意味。なぜなら、引き分け以上ですと、ホークスとの差が4.5以内となり、プレーオフのアドバンテージなしが決定するからです。というわけで、重責を担って登板したのは小林雅英投手。先頭の小笠原選手に安打されます。さらに1死から6打数3安打3打点と相性の悪い稲葉選手を歩かせ、この試合両チーム初めて走者が二人出ます。しかし、続く奈良原選手を併殺に打ちとって試合終了。両チームとも三塁を踏む事のない投手戦でした。
 これで先述したように、プレーオフのアドバンテージはなくなりました。また、あわせてファイターズの5位も決まり、パリーグの全順位が決定しました。なお、首位打者の可能性のあった今江選手と堀選手はともに無安打。ともに首位打者の目はなくなっています。観客数は1万9千人ほどでした。

 福岡のホークス対イーグルスは和田投手と朝井投手が先発。初回にバティスタ選手の適時二塁打とズレータ選手の41号3ランで先制したホークスが2回にも本間選手の2号ソロなどで朝井投手を早々とKO。その後、イーグルス継投陣が好投し、打線も佐竹選手のランニング本塁打などで反撃しますが、序盤のリードが大きく、6対3でホークスが勝ちました。観客数は3万1千人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は帆足投手と川越投手が先発。6回に3点取って逆転した合併球団が7回にも2点を追加し、5対2で勝っています。ライオンズはシーズン負け越しが決まっています。観客数は1万1千百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは三浦投手と中田投手が先発。好調同士の対戦となりましたが、3回にユニフォームを忘れて背番号98をつけて出場した井端選手が1死から四球を選び、福留選手の適時二塁打で生還して先制。さらにアレックス選手に2ランが出て3点を先制します。一方、中田投手は4回まで無安打に抑えるなど、8回途中まで1失点。9回に岩瀬投手が1点を取られたものの、5対2でドラゴンズが勝っています。そのため、タイガースのマジックは3のままです。観客数は7千6百人ほどでした。

2005年09月26日

バスの定期

[ 交通 ]

 京成バスの車内に貼られている広告に「あなたのお持ちの定期券は切れていませんか?」というのがあります。「熊ったな、ボクの定期、切れている」などという標語の下に、「熊 太郎」なる白い腹掛けをしたクマが期限が切れている定期を見て呆然としている、というなかなか記憶に残る広告です。ちなみに、現住所に越してきた7年前から貼られつづけており、定期の券面だけ、たまに貼り替えられています。しかし、それでも券面にある有効期間には「13-1-1」などと書かれており、このクマは、4年以上、無賃乗車を続けてきた計算になります。これだと、極めて悪質な不正乗車犯か、よほど頭のネジが緩いのかのいずれかだと思うのですが・・・。
 ところで、私はバスの定期はここ15年ほど使っていないのですが、あれって今でも紙製なのでしょうか。「バス共通カード」の読み取り機が使える路線の場合、鉄道同様に磁気式の定期にすれば、上記のような問題は発生しないと思うのですが・・・。
 まあ、2006年からは、「SUICA」と「パスネット」と「バス共通カード」の統合が行われるそうなので、その時にあわせて定期券も近代化するのかもしれませんが。

2005年09月25日

小野投手、6人目の10勝投手に

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは岩隈投手と加藤投手が先発。初回、昨日の猛打賞の勢いが続く小坂選手が安打し、2死からサブロー選手の14号2ランであっさり先制します。しかし、加藤投手の調子も今ひとつで、ソロ2本で追いつかれ、4回に四球とヒットエンドランで無死1・3塁となったところで降板しました。さらに、続く小宮山投手が内野ゴロの間に勝ち越された上に、適時打を打たれ、2点のリードを奪われます。
 マリーンズ打線は安打は出ますが、なかなか効率的に得点できません。5回も無死1・2塁からフランコ選手の早くも猛打賞となる適時打が出ますが、中堅手の飯田選手の返球で二塁をまわったサブロー選手が刺され、結局ここも1点止まり。しかも、その裏に三番手の神田投手が山崎選手にソロを打たれ、再び2点差とされてしまいます。

 しかし、4回途中から投げた神田投手は何とかその1失点だけで6回まで抑えます。そして7回表、イーグルスはここまで3失点の岩隈投手をあきらめて吉田投手に交替します。しかし、いきなり連打で無死1・3塁となり、フランコ選手は遊ゴロに倒れたものの、エンドランが掛かっていて併殺にならず1点差となり、さらに里崎選手の適時二塁打で追いつきます。
 その裏、四番手の小野投手が3人で抑え、続く8回表、この回から登板の渡辺投手に対し、先頭の井上選手に代わる大塚選手が安打で出塁。小坂選手は3バントを失敗したものの、堀選手が安打でつなぎます。そして2死1・2塁から福盛投手が登板しますが、サブロー選手が四球を選び、続くフランコ選手の今日4本目となる安打が勝ち越しの2点二塁打に。さらに里崎選手が歩いた後、李選手にも2点適時打が出て、一挙に4点を勝ち越します。
 ところがその裏、藤田投手・薮田投手といった「必勝リレー」が機能せず、藤田投手が三塁打と犠飛で1点を返され、さらに1死1塁で登板した薮田投手がロペス選手に代打2ランを打たれ、1点差に迫られます。しかし直後の9回表に、再び大塚選手の安打を足がかりに、暴投と犠飛で2点を追加し、即座に突き放します。
 そして9回裏は小林雅英投手が登板。今日も四球と安打で2死1・3塁と一発同点の状況を作りますが、最後は終盤の勝負強さに定評がある大島選手を抑え、何とか無失点で切り抜け、11対8で逃げ切りました。勝利投手は7回を3人で抑えた小野投手で今季10勝目。これでマリーンズでは6人目の10勝投手となりました。何でもこの「1チームで6人の二桁勝利投手」はプロ野球タイ記録だそうです。観客数は1万7千4百人ほどでした。
 なお、試合中にネットなどで「田尾監督解任」という情報が流れました。言うまでもなく、今季のイーグルスの大幅負け越しは、田尾監督の技量以前の問題で、戦力不足によるものです。これは、昨年、ダントツで最下位だったブルーウェーブを引き継いだ合併球団が、豊富な戦力をとっかえひっかえ使って、プレーオフ進出まであと一歩まで迫った事からも分かります。にも関わらず、監督に責任を取らせる、というのはどうなのでしょうか。また、それが試合中に流れる、というのも大いに問題があります。試合終了後は、右翼席のマリーンズ応援団からも「田尾コール」が上がっていました。

 所沢のライオンズ対ホークスは松坂投手と斉藤投手が先発。ライオンズは「負けるとプレーオフ進出が確定する」という極めて微妙な立場での試合です。というわけで、ライオンズは和田選手をスタメンから外し、松坂投手も5回を4安打2失点で降板させました。その後、継投陣が2点を失い、終盤にライオンズが反撃するも、4対2でホークスが逃げ切りました。そしてその瞬間にホークスの単独首位とマリーンズの2位が決まり、あわせてライオンズはプレーオフ進出も決まっています。斉藤投手は16勝目。松中選手が45号を放っています。観客数は2万4千3百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ファイターズはスチュワート投手と立石投手が先発。初回に今季初の4番に座った田中幸選手の適時打でファイターズが先制し、4回には森本選手の3ランなどで5点を追加します。立石投手は6回を2失点に抑え、以下は継投で無失点。6対2でファイターズが勝ち、このカード4タテを達成しました。観客数は2万1千6百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは大島投手と杉山投手が先発。序盤は投手戦となりますが、6回裏にカープが2点を先制。しかし、直後の7回表に失策もあってタイガースが3点を取って逆転します。こうなると「いつものリレー」ですが、8回に藤川投手が自らの失策などで2点を取られ、カープが逆転します。しかし、9回表、2死1・3塁から今岡選手が逆転3ランを左翼席に叩き込みます。その裏は久保田投手が抑え、結局6対4でタイガースが勝ち、マジックを3に減らしました。観客数は2万8千4百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ベイスターズは藤井投手と吉見投手が先発。3回に4安打でベイスターズが4点を先制。一方、吉見投手は7回を1失点に抑え、後は川村投手とクルーン投手のリレーでベイスターズが4対1で勝利。3位に浮上するとともに、最下位脱出を決定しました。観客数は1万2千6百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は山井投手と上原投手が先発。6回に福留選手の2ランでドラゴンズが先制し、8回にもウッズ選手の適時打で追加点。山井投手は8回を3安打無失点。特に4回以降は走者を出さず、9回も岩瀬投手が3人で抑えて、ドラゴンズが3対0で勝っています。観客数は3万5千3百人でした。

2005年09月24日

赤い糸?

 数日前の話ですが、「野球」の所で書いたように、日曜から木曜にかけて、5試合連続でマリンに行きました。基本的に我々はバックネット裏の2階内野自由席に座ります。そして3戦目の火曜日、すぐ近くに座った20代後半くらいの男性の方と、観戦しながら話がはずみました。すると翌日、特に約束したわけでもないのに、その方とまたすぐ近くになりました。
 まあ、ここまでは自由席ですし、好きな観戦ポイントが同じというだけでさほど珍しいわけでもありません。ところが、その翌日の木曜日は、初芝選手の引退セレモニーがあるという事もあり、我々は「ボビーシート」という三塁側指定席を取っていました。昨年から誕生した席ですが、利用するのは今回が初めてです。すると、その方も何と木曜は同じ指定を取っているとの事でした。
 そして翌日、指定席に座りながら、「試合前に昨日の方を探して挨拶くらいはしよう」と嫁さんと話していました。するとしばらくして、その方は、我々から3mくらいしか離れていない所に座りました。指定席を取る際に、ある程度場所の指定ができます。したがって、基本的に観戦ポイントの似ている同士ですから、ある程度近くなるのは分かりますが、いくらなんでも近すぎます。3日連続の偶然にはお互い驚くよりありませんでした。
 もしかしたら、この方と我々は、何かの縁に結ばれているのかもしれません。もっとも、先方としては、こんな中年夫婦と何かの縁があっても、あまり嬉しくはないかもしれませんが・・・。

ツキもなく完敗、単独1位が消滅

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは一場投手と久保投手の「新人対決」となりました。0対0でむかえた3回表、先頭の李選手は一塁線に痛烈な当たりを放ちます。普通なら二塁打という感じですが、これがベースに当たり、しかも一塁手の近くに跳ね返り、アウトになります。その裏、1死から安打と四球で1・2塁とされ、続く山崎選手の打球が久保投手の足を直撃し、内野安打となります。久保投手は続投しましたが、続く礒部選手の犠飛で先制され、さらに川口選手に適時二塁打が出てこの回3点。同じ「打球が当たる」でもえらい違い出ました。さらに4回にも二塁打2本で追加点を取られ、久保投手はここで降板となりました。
 一方、前回序盤でKOされた一場投手ですが、今回は最初の一巡を完璧に抑え、その後も好投を続けます。小坂選手だけは3安打しますが、他の打者は抑えられます。マリーンズは中盤、4点差ながら小野投手を投入しますが、失策もからんで1点を追加されます。さらに井上選手の代打本塁打でやっと1点を返した直後の8回には薮田投手まで投入しましたが、2死からイーグルス打線に連打され、ダメ押しの3点を奪われました。結局、8対1で敗れ、一場投手に4安打2四球で1失点完投で2勝目を挙げられてしまいました。この瞬間、ホークスのリーグ1位が決まっています。観客数は1万8千3百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ファイターズはケビン投手とダルビッシュ投手が先発。同点でむかえた4回に木元選手の2ランが出てファイターズが勝ち越します。ダルビッシュ投手は7回を投げてほぼ毎回の8安打を打たれますが、失点は2回の1点に抑えます。ここで負けるとプレーオフ進出がほぼ絶望となる合併球団は2点差ながら勝ちパターンの継投をし、ファイターズ打線を無安打に抑えますが、打線が拙攻を繰り返します。結局9安打3四球で9回中7回も先頭打者を出塁させながら得点は1点のみ。3対1でファイターズが勝ちました。観客数は2万2百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは西口投手と新垣投手が先発。初回に内野ゴロの間に先制したホークスが6回に2点を追加して西口投手をKO。この時点で杉内投手の単独最多勝が決定しました。その裏、ここまで1安打投球の新垣投手が打ち込まれ、一気にライオンズが追いつきます。しかし同点で迎えた8回、この回から登板の森投手が変調で、1死から3連続四球で満塁とし、ここで代打・大道選手が2点適時打と、昨日に続いて仕事をします。
 ところが9回、昨日の9回裏を意識してか7回途中から登板の吉武投手を引っ張りますがこれが裏目。連打で無死1・2塁となります。ここで三瀬投手を投入しますが、四球で満塁とした後、野田選手の適時打で1点差となり、続く代打・後藤選手が左翼フェンス近くまで達する逆転サヨナラ2点二塁打を放ち、6対5でライオンズが勝ちました。後藤選手といえば、4月のマリンに観戦に行った時、三塁を守っていて失策を連発してそれで試合が決まった事がありました。今日はその時と違い、眼鏡をかけて登場。なんでも乱視だったそうで、たしかにそれを放置しては、攻守とも活躍はできないでしょう。今更ながら、あの時は眼鏡をかけていなくて助かったな、などとも思いました。観客数は2万2千人ほどでした。
 合併球団が負けた事により、この勝利でライオンズの3位が決定。24年連続Aクラスとなりました。しかし、残りマリーンズが3連勝し、ホークスが3連敗した時は、同率1位となり、ライオンズはプレーオフに出れません。そのため、明日のホークス戦でライオンズが負けた時点でプレーオフ進出が決定する事になってしまいました。ホークスの最後の2連戦の相手はイーグルスですから、ここで2連敗する可能性は相当低いでしょう。したがって明日のライオンズは普通に戦うと思います。しかしもし最後がマリーンズ対ホークスだったら、明日のライオンズはどのように戦っていたでしょうか。現在のプレーオフ制度の問題点が意外な所で出た形となりました。

 広島のカープ対タイガースは大竹投手と能見投手が先発。4回に新井選手の43号ソロでカープが先制しますが、その直後に矢野選手と藤本選手の連続本塁打でタイガースが逆転。さらに6回には大竹投手が4四死球と自滅し、2安打で4点を追加します。8回に能見投手が2点を失いますが、藤川投手・久保田投手のリレーで抑え、6対3でタイガースが勝ちました。これでマジックは4となっています。観客数は2万9千人ほど。確認していませんが、おそらく広島での今季最高ではないでしょうか。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は石井投手と西村投手が先発。初回に立浪選手の適時打で先制したドラゴンズが、4回に石井投手自らの2点適時打で追加点。さらに5・6・7回に8点を追加し、二日連続の二桁得点を挙げました。石井投手は5回を無失点で抑えたところで降板。昨日同様、終盤に読売も反撃しますが、序盤の点差が大きく、11対5でドラゴンズが勝っています。観客数は3万8千2百人との事。ただ、中盤で大差がついた事もあり、終盤は翌日休みにも関わらず、かなり空席が目立ちました。

2005年09月23日

元は取れた

 3年半ほど前に、ブラウザ・Operaに出会いました。マウスジェスチャーを始めとするOperaの使い勝手の良さに惚れ込み、既にブラウザ=無料ソフト、という時代になっているにも関わらず、3,800円を払って購入。さらに嫁さんの分のライセンスも購入した上に、家族に勧めたりもしました。
 その後、セキュリティ対策の対応がまずかったり、日本の代理店を評判の悪い会社に替え、バージョンアップやサポートが大幅に悪くなるなど、色々問題もありました。しかし、とにかく使い勝手がよく、ずっとメインブラウザとして使い続けてきました。
 そのOperaが先日、無料化を発表しました。普通、金を出して買ったものが無料化されると、損したような気になるものです。しかし、Operaの場合、嫁さんの分も含めて7,600円を払ったわけですが、買ってから約3年半でその分の元は取れてお釣りが出たと思っています。したがって、損した気分は全くありません。
 とはいえ、上記の件以外にも不満点はあります。今後も、「無料化したら質が・・・」という事がないよう、より良いブラウザになるよう、改良を重ねてほしいものです。

初芝選手、好捕で盛りたてる

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは有銘投手と黒木投手が先発。左の有銘投手相手ということで、マリーンズはスタメンからフランコ選手を外します。ここまではまあ普通なのですが、さらに今江選手を休ませ、スタメン三塁に初芝選手を起用。前の日に「引退セレモニー」をした選手を、翌日、純粋に戦力としてスタメン起用する、という例は非常に珍しいのではないのでしょうか。
 さて初回、いきなり連続三振を喫しますが、続く福浦選手が6号ソロを放ち、先制します。その裏、黒木投手に対し、先頭の佐竹選手がいきなり安打で出塁します。ところが続く高須選手の三塁前の犠打を、初芝選手が躊躇なく二塁に送って封殺します。さらに、盗塁があって2死二塁から、山崎選手の抜ければ同点という痛烈な当たりをまたまた初芝選手が好捕。好守二つで同点を阻止しました。
 打線はその後、一巡は有銘選手に抑えられましたが、二巡目に入った4回表、堀選手・福浦選手が連続安打で無死1・2塁とし、サブロー選手の適時打で1点を追加、さらにパスクチ選手の8号3ランがバックスクリーンに飛び込んで、5点目を挙げます。その裏、1死から山崎選手が再び安打性の当たりを三塁に放ちますが、初芝選手がジャンプ一番で好捕。再三の好守で黒木投手を盛りたてます。

 4回まで2安打で三塁を踏ませなかった黒木投手ですが、5回に1死1・3塁から犠飛で1点を返されます。しかし、直後の6回表、二番手の戸叶投手から、里崎選手の適時二塁打と大塚選手の8号2ランで3点を追加します。そして8回には李選手の30号3ランでダメを押し、さらに1死1塁から初芝選手が引退発表後初の安打を放って先発全員安打を達成。続く西岡選手に適時打が出て12点目を挙げました。
 黒木投手は中盤に犠飛二つなどで計3点を失いましたが、8回を9安打ながら無四球で119球を投げ、今季2勝目を挙げています。初芝選手は結局フル出場でした。観客数は1万8千6百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは河原投手と杉内投手が先発。河原投手は2回に松中選手に44号ソロで先制され、さらに3回途中で挟殺プレイの際に足を捻ってで降板します。二番手は日曜に続いての緊急登板となった山岸選手。しかし前回のようにはいかず、川崎選手とズレータ選手にソロを打たれ、3対0となります。6回にライオンズは1点を返し、なお連続四球などで2死満塁として杉内投手は降板しますが、二番手の吉武投手がここを凌ぎます。
 そして9回には1死1塁から大道選手が今季1号となる代打2ランを放ちます。その裏、ライオンズが馬原投手を攻めて3点を返したものの、この大道選手の2ランが大きく、5対4でホークスが逃げ切りました。ホークスの単独1位通過マジックは2に。杉内投手は単独首位となる18勝目を挙げています。観客数は2万5千3百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ファイターズは吉井投手と鎌倉投手が先発。初回に小笠原選手の2ランで先制したファイターズが、中盤にもセギノール選手の2ランなどで追加点。投げては1安打無失点の鎌倉投手を3回で降板させるという仰木監督ばりの継投で合併球団を1点に抑え、5対1でファイターズが勝利。岩本投手が2勝目を挙げています。観客数は2万8千8百人ほどでした。

 倉敷のカープ対タイガースはレイボーン投手と福原投手が先発。タイガースが3回までに6点を取ってレイボーン投手をKOしますが、カープも中盤に反撃して1点差まで迫ります。タイガースは6回の桟原投手を挟んで「いつもの三人」を出しますが、ウイリアムス投手が7回を3人で抑えた後、次が前田選手からという事で8回も続投。これが裏目に出て安打され、ここで登板の藤川投手が2死1・2塁から森笠選手に適時打を打たれ、同点となります。
 しかし直後の9回表にこの回から登板の佐々岡投手から鳥谷選手と片岡選手が連打し、2死後に檜山選手の2点適時二塁打が出て再度リード。その裏は久保田投手が抑え、8対6でタイガースが勝ち、マジックを5に減らしました。観客数は3万人ほど。カープ主催試合にも関わらず、地理的条件もあり、場内の9割以上はタイガースファンでした。
 神宮のスワローズ対ベイスターズはゴンザレス投手と土肥投手の先発で投手戦に。ゴンザレス投手は8回4安打、土肥投手は7回5安打でともに無失点に抑えます。しかし、8回裏にゴンザレス投手に代打を出し、9回から花田投手を投入したのが裏目に出て、ベイスターズが佐伯選手の本塁打で勝ち越し、さらに本塁打3連発で計5点を挙げ、5対0で勝ちました。これで両チームのゲーム差は0となっています。観客数は1万8千3百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売はマルティネス投手と酒井投手が先発。今季初先発の酒井投手を初回から打ち込んだドラゴンズが2回で8点。さらに3回にも2点を追加します。終盤、読売も反撃しますが、序盤の大量点が大きく、10対6でドラゴンズが勝っています。観客数は3万7千9百人でした。

 あと、イースタンの読売対マリーンズが長岡で行われました。試合開始時点でイースタン優勝までのマジックは3。G+で中継があったので見ていたのですが、先発の手嶌投手、さらには二番手の戸部投手が打ち込まれ、3回までで11失点。一方、ベニー選手を入れた打線は佐藤宏投手に中盤まで無失点に抑えられ、途中反撃したものの、三番手の内投手も3ランを喫するなど、15対4で惨敗しました。また、2位のライオンズも勝っており、マジックは3のまま。明日も中継があるそうなので、一軍と二軍を交互にチャンネルを替えながら見るつもりです。

2005年09月22日

本塁打攻勢を喫し、4タテできず

[ 野球 ]

 レギュラーシーズンでのマリンスタジアム最終戦となるマリーンズ対ホークスの4連戦最終戦。ライオンズ戦から数えて5日連続で観戦に行きました。今日は初芝選手の引退セレモニーもあるので、初芝選手の守備位置に近い、三塁側の「ボビーシート」で観戦しました。
 試合前、初芝選手はいつものように里崎選手と三塁ベンチ前でキャッチボールをします。その姿が現れただけで、周囲は盛り上がるほどでした。
 試合のほうは清水直行投手と高橋秀投手が先発。「エース」に対し、ホークスの新人の高橋秀投手は4月に2回投げて以来、5ヶ月ぶりの一軍登板です。しかし初回、先頭の川崎選手が安打で出場し、大村選手に代わってスタメンに入った柴原選手がヒットエンドランで無死1・3塁とされ、松中選手の内野ゴロの間に先制されます。
 その裏、制球の定まらない高橋秀投手に対し、1死から西岡選手が死球で出塁してすかさず盗塁。内野ゴロで三塁に進み、さらにサブロー選手も歩いて2死1・3塁の同点機を築きますが、フランコ選手が打ち取られます。

 初回は何とか1点で切り抜けた清水直投手ですが、2回は先頭のズレータ選手を歩かせ、続く宮地選手に今季3号となる2ランを右翼席に叩き込まれます。
 その裏、指名打者で入っている橋本選手がホークス戦打率4割の相性を生かして適時打を放って1点を返しましたが、直後の3回表、先頭のバティスタ選手が、さらには2死からズレータ選手がそれぞれソロ本塁打を放ち、3回で早くも5点を失います。清水直投手は、月曜の4連戦直前のTV取材で「4連勝できるわけがないからせめて3勝1敗」と言っていましたが、「有言実行」の投球ぶり。さらに、今季の「被本塁打王」を確定させてしまいました。という事もあり、右翼席からは清水直投手に大ブーイングが流れていました。結局、清水直投手は5回途中で松中選手に適時二塁打を打たれたところで9安打1四球6失点でKOされました。今日の投球を見る限り、プレーオフでのローテーション入りは難しいのではないでしょうか。
 一方の高橋秀投手は制球が悪く、四死球が6つあったのですが、要所で打球が野手の正面に行ったりする幸運もあり、マリーンズ打線を封じます。特に5回は、先頭の西岡選手をストレートの四球で歩かせますが、続く福浦選手のいい当たりのライナーが遊撃正面に行ってしまい、西岡選手もアウト。その直後にサブロー選手に三塁打が出る、などという不運かつチグハグな攻撃になってしまいました。
 結局6回2死まで投げて4安打1失点、2死1塁のところで降板しました。二番手は打席が橋本選手という事もあり、左の三瀬投手。ここでマリーンズは初芝選手が代打で登場します。しかし、ここは死球という意外な結果に。さらに続く堀選手も歩いて満塁としますが、西岡選手が打ち取られ、ここも1点も取れません。
 マリーンズも5回途中からの小宮山投手、8回からの高木投手が昨日に続いて好投したのですが、反撃はありません。7回には松中選手の2打席連続となる適時二塁打で7点目を奪われます。ところが続く城島選手は自打球を足に当ててしまいます。あまりの痛がりぶりに担架が運ばれたほどでした。結局城島選手は両肩を支えられて何とか歩いて退場しましたが、試合後の診断によると骨折でポストシーズンも含めて今季絶望とのこと。意外な場面で、今季の優勝を大きく左右しそうな事件が発生してしまいました。
 打線のほうは三瀬投手に7・8回も抑えられます。8回に初芝選手に二度目の打席がまわってきましたが、右飛に倒れてしまいました。9回に調整登板の馬原投手に対し、堀選手とサブロー選手に安打が出たものの、今日は絶不調だったフランコ選手が倒れ、試合終了。7対1と完敗でした。
 これでホークス戦4連勝はならず、ゲーム差は再び3に。残りはともに5試合ですから、同率1位もかなり難しくなってしまいました。また、対戦成績も10勝10敗で終わり、パ全球団勝ち越しはなりませんでした。

 終了後は初芝選手の引退セレモニー。今日のユニフォームは「誠(俗にいうハッピ)」でしたが、初芝選手は現役生活の大半で着ていた「戦」に着替えて登場しました。マウンド近くで花束を受け取った後、いよいよ初芝選手の一言。そこでまず、マイクの位置を調整したのが、初芝選手らしい笑いの取り方だったのでしょう。そこでの一言は、引退について述べるとともに、「バットを置くのはプレーオフと日本シリーズを制してから」という力強い一言が。ぜひ、実現させて、10月29日か30日に、日本一を花道に「真の引退セレモニー」をやってほしいものです。
 なお、引退セレモニーらしく、初芝選手のご家族もグランド内に来られていました。その中で、幼稚園児くらいの次男は、マウンドで投球の真似をしたり、トンボ返りをしたり、球場内に投げ込まれた紙テープを「回収」したりと、大活躍(?)。トークショーなどで見せる初芝選手のギャグセンスを幼いながらも継承している感じでした。
 最後は初芝選手が場内を一周。レフトスタンドの前を通った時は、ホークス応援団も初芝選手のHMを演奏してくれるなど、まさしくスタンド全体で初芝選手を惜しんでいました。
 観客数は今季3番目となる28,249人でした。

 神戸の合併球団対ファイターズはJP投手と金村投手が先発。今季対合併球団4戦全勝で防御率1点台の金村投手が今日も好投。一方、JP投手も好投して投手戦となりましたが、7回にセギノール選手が30号ソロ。これが決勝点となり、1対0でファイターズが勝利。合併球団は3位ライオンズとの差を2に広げられました。観客数は1万1千7百人ほどでした。

2005年09月21日

古池に何が飛び込もうと

 どこかの学力試験で、俳句の「古池や蛙飛び込む水の音」の「蛙」を何と読むか、という問題があったそうです。そして35%ほどの学生が正解の「かはず(かわず?)」と正解を出せなかった、という記事がありました。それをもって毎度の事ながら「大学生の活字離れ」などと論じています。私はこの問題の「正解」は知っていました。さらに、作者が松尾芭蕉である事も知っています。しかし、その事を誇るつもりは毛頭ありません。
 この俳句の価値は「池に蛙が飛び込む」という平凡な事象を十七文字で見事に表現した事にあるはずです。私はそれについては全然わかっていません。それを理解していなければ、「蛙」を読めようと読めまいと大差はないのではないでしょうか。
 「蛙」を読めない大学生が35%である、という事より、それを読めるかどうかが「学力」であるかのように結論付ける風潮のほうがより深刻な問題なのでは、と思った次第です。

中盤の集中打で逆転し、2ゲーム差に

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対ホークスの4連戦の3戦目。今日は夕方まで仕事をした後に球場に行きました。4日連続で球場に行くなど、高校時代に後楽園でビール売りのバイトをしていた時もなかったように思います。
 海浜幕張駅に19時半くらいに着いたのですが、ホームから階段を駆け下りると、同じように急いでいる会社帰りの人が少なからずいました。そして球場行きの直通バスもこの時間なのにほぼ満員でした。
 先発はセラフィニ投手と田之上投手。セラフィニ投手は2回に安打と連続四球で無死満塁として、カブレラ選手に先制打を喫しますが、後続は抑えます。一方、マリーンズ打線は4回まで田之上投手に完璧に抑えられます。もっとも、昨日・一昨日とも序盤は似たようなものだったので、あまり心配していませんでした。
 球場に着くとちょうど5回表の攻撃中。先に観戦している嫁さんとの待ち合わせがうまくいかず、しばらくは球場の入口でのモニタ観戦でした。すると、ちょうど大塚選手が長打性の当たりを好捕し、場内からの大歓声が響いてきました。
 そして5回裏、昨日・一昨日と得点のきっかけとなっているサブロー選手が安打で出塁。そして続くフランコ選手が初球を右翼席に叩き込み、20号2ランで逆転します。この時もまだ入口にいたのですが、切符係の人もモニターを見ながら歓声をあげていました。

 さらに今江選手が安打で出塁。このへんでやっと席につけたのですが、続く李選手も安打でつなぎます。1死から橋本選手が久々に得意の四球を選んで満塁に。そして西岡選手が中前に適時打を放って3点目を挙げ、田之上投手をKOしました。2番手は佐藤誠投手でしたが、この継投は裏目に。堀選手が左中間にマリンでの今季1号となる7号満塁本塁打を放ちます。その後も打者一巡してから再びサブロー選手からの3連打で1点を追加。この回一挙に8点を挙げました。
 いきなり大量援護を貰ったセラフィニ投手ですが、直後の6回表に先頭の松中選手をストレートの四球で歩かせるなど、どうも冴えません。結局、この回、内野ゴロの間に1点を返され、6回を5安打6四死球での2失点でお役御免となりました。
 7回からは高木投手が登板。8回に打ち取った当たりが「お見合い」で二塁打になったのをきっかけに1点を返されますが、7・8回をそれだけに抑えます。一方、打線のほうは7回裏には今江選手の8号3ランで、8回裏には西岡選手の2本目の適時打などで2点を追加し、ダメを押します。なお、8回裏に1死1・3塁で初芝選手が代打で登場。ネクストバッターズサークルに入っただけで場内は大歓声でした。なお、その大声援に相手が動揺したのか、初芝選手は失策で出塁しました。さらに9回表には三塁の守備にもついています。
 9回は小宮山投手が登板。最後は昨日・一昨日と9回に安打を打っている本間選手を打ち取り、3人で締めました。というわけで13対3と大勝して3連勝。ゲーム差を2に縮めました。観客数は1万6千5百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは下柳投手と川上投手が先発。8月以降すっかり冴えを失った川上投手に対し、2回に金本選手の38号ソロでタイガースが先制。さらに4回には暴投と檜山選手の適時打で2点を追加します。一方、下柳投手は6回を6安打ながら無失点に抑え、後は「いつもの三人」が登場。三人でドラゴンズ打線を1安打に抑え、4対0で勝ちました。下柳投手が先発での完封リレーは今季4度目、また、下柳投手はリーグ首位タイとなる13勝目を挙げています。これでマジックは6になりました。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは門倉投手と黒田投手が先発。2対2でむかえた7回表に前田選手の適時打で勝ち越したカープが3対2で勝っています。なお、試合後にはビジターながら野村選手に花束贈呈がありました。観客数は6千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは内海投手と館山投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万4千2百人ほどでした。

2005年09月20日

何度見ても読み間違える

 増える事はあっても減ることを知らないスパムメール。その中で最近よく目立つのが表題に「mail→秋菜さん(至急)」などと書いてあるやつです。パソコンや漫画だのを趣味にしている業なのか、どうしてもこの「秋菜さん」を「秋葉さん」と読み間違えてしまいます。「秋菜」である事は分かっているのですが、何度目にしてもつい「秋葉」と読んでしまうのです。
 もちろん、スパムメールで使われる架空の美人局の名前など、秋葉だろうが日本橋だろうが何の意味もありません。当然ながら表題を誤読した後は、即座に削除します。したがってメール本文に何が書いてあるかは、いまだに分かりません。

連日の逆転勝利で3ゲーム差に

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対ホークスの第2戦に行きました。先発は渡辺俊介投手と和田投手でした。渡辺俊投手は立ち上がりから調子が良くなく、初回、1死から連打されて1・2塁となります。しかしここでここまで被本塁打11のうち4本を打たれている「天敵」松中選手を見逃しの三振に抑え、続く城島選手も抑えます。さらに2回の1死1塁はエンドランがライトフライになって併殺、3回の無死1・3塁は盗塁失敗があってこれまた無失点と、相手の作戦失敗に助けられた形でなんとか抑えます。しかし4回表、先頭の松中選手に今季5本目となる42号ソロを喫し、先制されてしまいました。
 一方、和田投手に対し、今江選手の内野安打のみで最初の一巡を抑えられたマリーンズ打線は、1点を追う4回も簡単に2死を取られます。しかしここでサブロー選手が内野安打で出塁。さらに今日5番に入った里崎選手が、右中間にあわや本塁打という二塁打を放って同点に。さらに今江選手も中前に弾き返し、2死からの三連打で逆転します。

 逆転してもらった渡辺俊投手は5回をこの試合初の三者凡退で抑え、勝利投手の権利を得ました。しかし、続く6回、またまた先頭の松中選手に43号ソロを打たれ、同点になります。これで今季被本塁打13のうち6本が松中選手となってしまいました。ただ、本日も含め、全てソロ。初回のように走者がいる場面では抑えています。
 そして追いつかれた直後の6回裏、再び2死無走者でサブロー選手が右中間を破る三塁打を放ちます。そして続く里崎選手が三塁線を抜く適時二塁打を放ち、再び勝ち越しました。
 再度勝ち投手の権利を得た渡辺俊投手ですが、7回1死から内野安打を打たれたところで降板となり、二番手に藤田投手が登板。続く川崎選手は1死ながら犠打を放ち、2死2塁で大村選手に代打・大道選手を出してきます。ここでマリーンズが昨日に続いて小野投手を投入。今日もこの危機を凌ぎました。
 その裏、マリーンズは1死から昨日4安打のフランコ選手の代打・大塚選手が起用に応えて二塁打を放ちます。続く西岡選手は打ち取られて2死2塁となったところで、なんとホークスは今日ここまで無安打の堀選手を敬遠し、福浦選手と勝負します。6回には2死2塁で今江選手を敬遠して李選手と勝負して抑えたホークスでしたが、ここではこの作戦は大失敗。福浦選手が中堅フェンスに達する2点二塁打を放ち、敬遠した堀選手の代走・小坂選手まで生還。大きな追加点が入ります。
 小野投手は8回に先頭のバティスタ選手の打球が直撃しますが続投し、松中選手・城島選手とクリーンアップを三者凡退に封じます。
 ところが9回表、昨日は併殺もあって三人で抑えた小林雅英投手が、1死から宮地選手に二塁打を打たれます。さらに代打の柴原選手がつないで1・3塁となり、ここで昨日も打たれた本間選手に適時打を打たれます。ちなみに本間選手は猛打賞。通算打率は2割6分台なのにマリーンズ戦は4割4分4厘です。小林雅投手は2ストライクまでは比較的簡単に取れるのですが、追い込んだ後の決め球を狙い撃ちされた感じでした。
 ここでマリーンズは小林雅投手をあきらめ、温存していた薮田投手を投入。夜のプロ野球ニュースでは解説者たちが驚いていましたが、スタンドでは監督がベンチを出た瞬間に拍手が起きていました。そして薮田投手は川崎選手を投ゴロに、さらに代打の的場選手をレフトライナーに抑え、5対3で逃げ切りました。
 なんでも小林雅投手は体調が万全ではなかったらしいとのこと。それもあっての薮田投手温存だったのかもしれません。いずれにせよ、不具合があるのなら、ベニー選手同様、プレーオフに間に合うよう、じっくり再調整をしたほうがいいではないでしょうか。
 というわけで、最終回に寿命が縮んだものの、4連戦の頭二つを取り、とりあえずマリンスタジアムでの1位通過決定を阻止しました。相手の4本柱の二人の試合を取っただけに、かなり大きいと言えるでしょう。なお、ヒーローインタビューは勝ち越し打の里崎選手。その後は恒例の「ライブ」もありました。時期が時期なだけに「We Love Marines」だけでしたが、プレーオフを制した際には、30分ライブを行うという宣言がありました。なお、試合の観客数は2万1千人ほどでした。ライブの観客も、一番後ろがどこにあるか見えないほどの集まり具合でした。

 札幌ドームのファイターズ対ライオンズは入来投手と帆足投手が先発。初回に押し出しで先制したライオンズが中盤にも追加点。ファイターズも7回に2点を取るなど反撃しましたが、時すでに遅く、5対3でライオンズが勝ちました。これでファイターズのプレーオフ進出の可能性はなくなっています。観客数は1万9千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは井川投手と中田投手が先発。同点で迎えた6回に福留選手の2ランでドラゴンズが勝ち越し、さらに7回には藤川投手が被弾し、5対2でドラゴンズが直接対決を連勝。しかしゲーム差はまだ6.5です。観客数は4万7千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手とデイビー投手が先発。4回に種田選手の2ランで先制したベイスターズがその後も加点。三浦投手は7安打1四球ながらカープ打線を完封し、10勝目を挙げています。これでベイスターズとスワローズのゲーム差は1となっています。観客数は5千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは高橋尚投手と石川投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万3千3百人ほどでした。

2005年09月19日

髪型にみる「力士度」

 食事をしに松屋に行きました。すると、近所の相撲部屋の若手力士が三人座っていました。一人はちょん髷を結っていて、もう一人はまだ髷を結えるほど髪が伸びておらずロン毛(?)に。残る一人は入門したてなのかスポーツ刈りです。「場所中だと合同のちゃんこがなく、こうやって昼食を取るのか、初めて知った」などと思いながら、向かい合わせた所に座りました。
 しばらくすると、三人の所に食べ物が来ました。ちょん髷の人はステーキ定食と牛丼、長髪の人は焼き魚定食と牛丼、スポーツ刈りの人は牛丼だけでした。髪型で分かる相撲界の経歴と食べ物の量が、そのまま比例しているあたりに面白さを感じました。その一方、スポーツ刈りの新弟子(?)には「牛丼一杯で大丈夫かな」などと余計な心配をしてしまいました。
 それにしても、牛丼屋で牛丼一杯だけ食べたら、見ず知らずの人間に「食が細い」などと心配されるなんて、力士以外には存在しないでしょうね。

0-5からの大逆転で4連戦初戦を制す

[ 野球 ]

 今日からマリンスタジアムではマリーンズとホークスの4連戦。5ゲーム差がついているので、マリーンズが4連勝すれば一気に1ゲーム差に縮まります。しかし、もしホークスの2勝1敗1分以上なら、目の前でホークスの1位通過が決まってしまうという、今季のパリーグレギュラーシーズン最大のヤマ場となりました。
 その4連戦の初戦を観戦。前日のうちに前売り指定券は完売。当日、11時半頃に幕張本郷駅からバスに乗ろうとすると、球場の係員が「ライトスタンド自由席は完売」と言っていました。連接バスのマリンスタジアム行きに乗ったのですが、発車直後にバス停を見ると、乗り切れなかった人々の長い行列がバス1台分くらい残っていました。
 試合のほうは小林宏之投手と斉藤投手が先発。小林宏投手は、初回の無死2塁は凌ぎましたが、2回に先頭の城島選手に打った瞬間に分かる23号ソロを左翼席に叩き込まれ、先制されます。続く3回も先頭の本間選手に二塁打され、犠打と死球で1死1・3塁とした後、バティスタ選手の内野ゴロの間に2点目。さらに松中選手を歩かせた後、城島選手に2打席連続の24号3ランを打たれ、序盤で早くも0対5と差をつけられてしまいます。
 斉藤投手は2回まで1安打でしたが、3回に今日からベニー選手に代わって一軍復帰のパスクチ選手が歩き、続く斉藤投手と相性のいい橋本選手が二塁打を放ち、無死2・3塁と反撃機を作ります。しかし、ここから1・2・3番が抑えられ、この絶好機を生かせません。

 これで完全にホークスペースとなったかと思ったのですが、続く4回裏、先頭のサブロー選手が二塁打を放ち、フランコ選手の適時打で1点を返します。そして1死から李選手がファウルで粘った後、10球目を右翼席に29号2ランを放ちます。さらに続くパスクチ選手が内野安打で出塁し、橋本選手が2打席連続となる適時二塁打を放って、一気に1点差に迫りました。3回以降の斉藤投手は明らかなボールも多く、15連勝していた頃の調子ではない感じでした。
 小林宏投手は4回を0点に抑えますが、続く5回、1死からバティスタ選手の投手右への当たりを特技の「足技」で取ろうとしますが、内野安打にしてしまいます。さらに松中選手も詰まった当たりが内野安打となって1死1・2塁とし、2打席連続本塁打中の城島選手を迎えます。ここでベンチは小野投手を投入。この危機で城島選手さらにはズレータ選手を打ち取り、流れをマリーンズに持ってきます。
 そして5回裏、1死からサブロー選手が安打で出塁し、暴投で進塁。ここでフランコ選手が3打席連続となる安打を放ってサブロー選手が返り、5点差を追いつきました。
 さらに6回、前の回から登板のフェリシアーノ投手相手に、1死から橋本選手が左対左ながらこの日3本目の安打で出塁。さらに小坂選手が歩き、堀選手も安打でつないで満塁とします。この好機に、ここまで斉藤投手に抑えられてきた福浦選手が1・2塁間を抜く勝ち越し2点適時打を放ちます。さらにサブロー選手が犠飛を放ち、この回計3点。5点差をつけられてから4イニング後に逆転するという、この4連戦全体に期待を持てるような試合を見せてくれます。
 一方、小野投手は5回に続き6回も完璧に抑えます。さらに7回に藤田投手が左打者に2安打されるものの、2死1・2塁から登板の薮田投手が城島選手を抑え、さらに8回も三人で抑えます。
 その裏、1死から堀選手がこの日2本目の安打で出塁し、西岡選手が代走で出場します。場内の「リー、リー」コールに応えた西岡選手は二塁に盗塁、これが投手の暴投を誘い、速度を緩めずに西岡選手は三塁に進みます。さらに2死からサブロー選手が歩いて1・3塁とし、続くフランコ選手の打席でサブロー選手が二塁にスタート。城島選手が送球しますが、その間に西岡選手が本塁に返り、重盗が成功。大きなダメ押し点を挙げます。今日の城島選手は一塁と二塁に一度ずつ牽制をするなど強肩を披露していましたが、その強肩を逆用するような技ありの1点でした。
 そして9回は小林雅英投手が登板。先頭の本間選手に2-0から安打されますが、続く川崎選手を併殺に打ち取り、最後の大村選手も一塁ゴロで試合終了となりました。
 こうして、5点差を逆転し、ゲーム差を再び4に戻しました。小野投手は9勝目を挙げています。観客数は8月末の黒木投手復帰登板を上回り、今季主催試合最多となる2万8千9百5十人でした。
 なお、この試合の開始前に、初芝選手が現役引退を発表しています。昨年のファン感謝デーで軽妙な会話を聞いた時は、「解説者になったら面白いだろうな。でもまだそれはずっと先の事でいい」と思っていました。それが一年後に引退が決まるとは、寂しいものがあります。とはいえ、まだ今季さらにはポストシーズンで初芝選手の力を必要とする場面はあるはず。そこで活躍し、最後の花道を最高の結果で飾ってほしいものです。

 札幌ドームのファイターズ対ライオンズはリー投手と松坂投手が先発。松坂投手が3安打1四球という内容でファイターズを完封し、14勝目を挙げています。リー投手も6回3失点と試合を作ったのですが、いかんせん相手が悪すぎました。観客数は3万人ほどでした。
 神戸の合併球団対イーグルスは川越投手と岩隈投手が先発。初回に合併球団が3点を先制。一方、川越投手は4回に失策がらみで1点を返されますが、5回を1失点。しかし、前回同様、ここで代えられます。そして継投に入りますが、どの投手もピリッとせず、7回にイーグルスが追いつき、さらに9回にはついに勝ち越します。しかし、2回以降は2安打に抑えてきた岩隈投手が9回に2死満塁とされます。続く村松選手を2-1と追い込みますが、139球目となる球を右翼に放つと、礒部選手のダイビングキャッチが僅かに及ばず、逆転サヨナラ二塁打となり、5対4で合併球団が勝ちました。観客数は2万8千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは杉山投手と佐藤投手が先発。2年目の佐藤投手は今季初登板初先発です。2回に大量6点を挙げて杉山投手をKOしたドラゴンズが12対2と圧勝。佐藤投手は5回を2失点で抑え、プロ初勝利を挙げています。観客数は4万7千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは斉藤投手と大竹投手が先発。大竹投手が大乱調で初回に四球4つでベイスターズが先制し、さらにこの回計3点。続く2回にも9安打で7点を取り、序盤で大量点。その後、カープも反撃しましたが、6回に5点を追加したベイスターズが15対9で勝っています。なお、この試合でカープの比嘉選手がプロ初打席初本塁打を放っています。観客数は1万4千人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは桑田投手と松岡投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万7千6百人ほどでした。

2005年09月18日

名月

 夕方、バスに乗っていたら、子供の歓声が上がりました。なんでも窓の外の月がとても美しいとか。しかし、私の席からは見れません。乗っている間、どんな月なのだろう、と気にしていました。そして、降りて東の空を見た所、低い空に、大きな月が鈍い光を放っていました。歓声が上がるのもわかるような美しさです。「仲秋の名月」は今度の土曜のようですが、それを先取りしたような名月でした。ただ、ちょっと疲れていた事もあり、月の鑑賞もほどほどにすぐに家に帰りました。
 一服した後、もう一度見ようと、22時過ぎに外に出たのですが、すでに空高くあがっていた月には、先ほどの美しさはありませんでした。分かっていれば、夕方のうちにもっと月を見ておくべきでしたが、後の祭りです。やはり、「機」というのは一度逸するとなかなか取り返しがきかない、という事なのでしょうか。週末の「仲秋の名月」の日あたりに雪辱を果たしたいものですが・・・。

打線が封じられ、再び5ゲーム差に

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対ライオンズ最終戦を観戦に行きました。先発は加藤投手と宮越投手。ともに先週のこのカードでリリーフとして好投しています。また、加藤投手は7月末のライオンズ戦以来の先発となりました。
 今季ここまでライオンズ戦2勝1敗の加藤投手ですが、初回に前の先発で本塁打を打たれている片岡選手に安打され、2死後にカブレラ選手に外角低めのボール球を左中間フェンス近くまで運ばれ、先制されます。
 一方、マリーンズは今江選手が今季初の二番に入る打順を組みます。しかし、1回裏、先頭の小坂選手が安打で出塁すると、その今江選手が併殺打を放ってしまいます。続く2回、2死無走者から里崎選手が痛烈な当たりを飛ばします。するとその打球が宮越選手の腕を直撃。そのまま降板になってしまいます。ここで急遽登板したのが昨日も1回を投げている新人の山岸投手。場合によっては一気に、というところでしたが、フランコ選手は二球目を打ち上げ、得点はなりませんでした。
 一方の加藤投手は2回は三者凡退に抑えたものの、3回、2死無走者から片岡選手に今度は二塁打を打たれ、さらにフェルナンデス選手に三遊間を抜かれて2点目を奪われます。そしてライオンズはこの緊急登板の山岸投手が素晴らしい投球。最初の頃はボール先行で打ち損じに助けられたような感じもあったのですが、だんだんと良くなり、なんと2回2死から7回まで、16人を完璧に抑えます。マリーンズ打線は外野フライ7に三振が5つという内容。とにかく外野に打ち上げるのが目立ちました。

 加藤投手も苦しみながら5回を2失点に抑えました。しかし、6回から登板の2番手の小宮山投手が代わりはなに安打とヒットエンドランで無死1・3塁として犠飛で追加点を取られ、さらに8回には新球「シェイク」を中村選手に左翼ポール直撃の本塁打されます。そして9回には久々の一軍登板となった川井投手がライオンズ打線につかまり、4点を追加され、8対0と一方的な展開となってしまいました。
 8回も森投手に無安打に抑えられたマリーンズ打線ですが、9回に調整登板みたいな感じの星野投手から代打の大塚選手が7号ソロ。さらにサブロー選手も13号2ランを放ちますが、時すでに遅し。8対3で敗れ、連勝は3で止まりました。また、ホークスが勝ったため、ゲーム差は5となり、再びホークスに「1位通過マジック」が点灯しました。緊急登板で素晴らしい好投をした山岸投手はプロ初勝利を挙げています。観客数は2万3千5百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対合併球団は新垣投手とケビン投手が先発。ともに好投し、投手戦となります。そして合併球団は5回途中でここまで2安打のケビン投手が謎の降板。二番手の歌藤投手は無失点に抑えましたが。7回に三番手の香月投手から代打で登場の大道選手が犠飛を放ち、ホークスが先制します。結局これが両チーム唯一の得点となりました。新垣投手は3安打1四球で完封勝利。観客数は3万5千人ほどでした。
 札幌ドームのファイターズ対イーグルスはダルビッシュ投手と一場投手の新人対決。しかし内容は大差で一場投手は2回途中で5失点KO。一方のダルビッシュ投手は2安打2四球とイーグルス打線を封じ込めてプロ初完封を達成しました。観客数は2万9千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは能見投手と藤井投手が先発。スワローズが2点を先制しますが、3回に今岡選手のソロで追いついたタイガースが矢野選手の2ランで勝ち越し。さらに4回にも金本選手の3ランと矢野選手の二打席連続本塁打などで大量点。11対5で大勝しました。能見投手は久々となる3勝目を挙げています。観客数は4万7千3百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズは長谷川投手と小笠原投手が先発。打撃戦となりましたが、ドラゴンズ1点リードの7回裏に守備の乱れでカープが追いつき、さらに嶋選手の3ランなどでカープが一挙5点を取って逆転。その後、永川投手・ベイル投手が1点ずつ取られますが、何とか抑えて10対8でカープが勝利。佐々岡投手が遅まきながら今季初勝利を挙げています。これでタイガースのマジックは8となっています。観客数は1万3千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は那須野投手と上原投手が先発。序盤で読売が3点をリードしますが、中盤にベイスターズが追いつき、同点で迎えた9回裏に相川選手のサヨナラ打でベイスターズが勝ちました。観客数は2万1千2百人ほどでした。

2005年09月17日

久保投手、久々の勝利を完封で飾り、10勝目

[ 野球 ]

 今日は遅くまで仕事で、唯一見れた「中継」は福岡ドームの北川選手のヒーローインタビューのみでした。
 というわけで、恒例の「携帯速報メール観戦」となった千葉のマリーンズ対ライオンズ戦は久保投手と西口投手が先発。久保投手は1ヶ月半ほど勝星がありません。そして今日も初回にいきなり1死満塁とします。しかし、この危機で和田選手を併殺に打ち取り、無失点で切り抜けました。
 その裏、マリーンズは先頭の小坂選手がいきなり三塁打を放ち、続く堀選手の犠飛であっさり先制。さらに2死2・3塁から今江選手の2点適時打が出て一挙3点を先制します。さらに2回には小坂選手の適時打、4回には李選手の28号ソロなどで着実に加点し、5回までに6点を取りました。
 一方、久保投手は初回の危機を切り抜けた後は素晴らしい投球。2回以降、ライオンズ打線を3安打1四球に抑え、久々となる10勝目を今季3度目の完封で飾りました。この完封3は渡辺俊介投手と並び、リーグ首位です。また、マリーンズの新人投手の10勝目は55年前の「毎日オリオンズ」の荒巻投手と榎原投手以来とのこと。また、チームで二桁勝利投手5人は球団史上初との事です。観客数は1万8千8百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団は杉内投手と山本省投手が先発。この予告先発を見た時は、「今日はだめでも、明日はなんとか合併球団は勝たないものか」と思ったほどでしたが、意外にも初回に合併球団が2点を先制します。3回にホークスが追いつきますが、そこで早くも山本省投手を諦めて、おなじみとなった「序盤からの継投」に入ります。これが効を奏し、ホークスに追加点を与えません。一方、杉内投手も2回から9回までを2安打に抑えて2対2で延長に入ります。そして10回表、二番手の吉武投手に対し、内野安打をきっかえに満塁とし、北川選手が勝ち越しとなる適時打を放ち、さらに村松選手が押し出しを選んで2点を勝ち越します。その裏、ホークスも1点を返しますが、最後は大久保投手が松中選手を三振に打ちとって合併球団が4対3で勝ちました。これでマリーンズとホークスの差は4に縮まり、合併球団とライオンズはゲーム差0となっています。観客数は3万4千7百人ほどでした。
 札幌ドームのファイターズ対イーグルスは鎌倉投手と有銘投手が先発。先制された直後に小笠原選手の3ランで逆転したファイターズが6対2で勝っています。観客数は1万9千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは福原投手とゴンザレス投手が先発。4回まではともに2安打無失点の投手戦でしたが、5回に岩村選手の2ランでスワローズが先制。さらに6回にも2点を追加します。8回にタイガースも2点を返しますが、9回にスワローズがダメ押しの3点を取り、7対2でスワローズが勝ちました。観客数は4万7千3百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズ戦はレイボーン投手とマルティネス投手が先発。6回に4点を取って逆転したカープが、永川投手・ベイル投手とつないで4対2で勝ちました。これでタイガースのマジックは10に減りました。観客数は1万1千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は吉見投手とマレン投手が先発。同点に追いつかれた直後の2回裏に、一挙5点を勝ち越したベイスターズが、中終盤に着実に追加点を挙げ、11対5で勝っています。観客数は1万6千6百人ほどでした。

2005年09月16日

2005/9/15の更新

 漫画資料室ながい閣下新作短評を更新しました。自分で書いてなんですが、このコーナー、書くこと自体が目的化しつつあります・・・。

分け隔てない胡散臭さ

 最近、「JWord」という、「アドレスバーの言葉を打ち込む検索システム」の代理店というところからの宣伝電話がちょくちょくくるようになりました。内容はどの代理店も同じで、「金を払うと、御社のサイトが『JWord』の上位に入る。検索に使われるキーワードの枠は限られているから、今を逃すと上位に登録されなくなる」というものです。
 「JWord」なるものは良く知らないのですが、多数の代理店がかけてくる事といい、「今しかない」という言い方といい、かなり胡散臭いものを感じました。そこで、検索してみたところ、案の定、正当とはいい難い方法で利用者のパソコンにインストールして「普及」しているアプリのようでした。ある意味、対個人でも対法人でも胡散臭い商売をやっているのですから、バランスの取れた企業と言えるのかもしれません。いずれにせよ、公私とも関わらないのが最善のようです。

土肥投手、対読売6勝目

[ 野球 ]

 唯一の試合となった横浜のベイスターズ対読売の「4位攻防戦」は土肥投手と工藤投手という「元ライオンズ対決」になりました。初回にベイスターズが3点を先制。さらに1点差に迫られた直後の3回裏には再び3点を取り、突き放します。
 土肥投手はソロ2本などで3点を失ったものの、読売打線を6安打に抑えて完投勝利。今季8勝中6勝が読売です。観客数は7千4百人ほどでした。両チームのゲーム差は4に開いています。

 ところで、来年3月に開催される世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック」への参加が決まりました。まだまだ解決されない問題点はいろいろあると思います。しかしながら、「全日本最強チーム」が戦うのはぜひ見たい、というのが率直な本音です。監督も五輪と違い、ちゃんとした人がやってくれるので、応援のし甲斐もあります。ぜひとも頑張っていい大会にし、かつ沸かせる試合を見せて欲しいものです。
 また、イースタンリーグではマリーンズがファイターズに勝ち、マジックを7にしています。

2005年09月15日

2005/9/15の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょう更新しました。

見ず知らずの人に同情

 目の前でいきなりきつい口調での糾弾が始まりました。なんでも、ある人が嫌いで、食事で同席するのも嫌なのだそうです。その人間関係が実際にどうなのか分かりません。しかし、そこで糾弾されているに対しては、ちょっとした同情みたいなものを覚えました。
 なぜなら、その糾弾は、電車の中で携帯に向けて行われているからです。普通は、電車の中で携帯が鳴ったら、声量を下げて「電車の中」である旨を伝えてなるべく早く切ろうとするのですが、目の前の人にはそのような素振りもありません。このような神経の持ち主と人間関係で対立した場合、相手が一方的に悪い、という事はありえないでしょう。
 というわけで、電話口で糾弾されている見ず知らずの人に同情を覚えたわけです。それにしても、ここまで無神経な人は久々に見ました。

タイガース、マジックを11に

[ 野球 ]

 今日はセリーグのみ。長崎からの移動で中一日を置いての2戦目となった東京ドームの読売対タイガースは西村投手と下柳投手が先発。初回、いきなり今岡選手の26号満塁本塁打などでタイガースが5点を先制します。さらに2回にも2死から満塁にして西村投手を早々とKOした時は、4試合連続二桁得点は確実かと思われましたが、そこから読売の継投陣相手が好投。矢野選手の通算一千本安打となる16号ソロなどが出たものの、2点しか追加できません。
 しかし、下柳投手は4回までを完璧に抑え、5回に1点を失ったものの、6回途中まで4安打1失点。その後は、大差ながら、「いつもの三人」を投入する余裕の継投で読売打線を封じ、7対1で快勝しました。下柳投手はリーグ首位に並ぶ12勝目を挙げています。観客数は4万4千9百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対ベイスターズは山井投手と門倉投手が先発。初回にドラゴンズが2点を先制しますが、6回にベイスターズが逆転。しかし、その裏に福留選手のソロで追いつき、同点のまま9回になります。その9回にドラゴンズは岩瀬投手を登板させますが、2死満塁から種田選手が勝ち越し三塁打を放って、一気に3点を追加。その裏はクルーン投手が抑え、6対3でベイスターズが勝ちました。観客数は2万5千8百人でした。タイガースのマジックは2つ減って11となっています。
 神宮のスワローズ対カープは石川投手と黒田投手が先発。投手戦となりましたが、5回に連打で無死1・3塁の好機を作ったスワローズが城石選手のスクイズで先制します。石川投手は8回を5安打無失点に抑え。9回は石井投手が登板して完封リレー。黒田投手も8回を4安打1失点完投でしたが、援護に恵まれませんでした。石川投手はプロ入りから4年連続の二桁勝利を達成しています。両チーム通じて四死球がなく、試合時間は2時間22分でした。観客数は1万2千5百人ほどでした。
 ところで、昨日の試合後、カープの野村選手が引退表明をしました。また、イーグルスはベテラン6投手への戦力外通告を発表しています。

2005年09月14日

2005/9/14の更新

 トップ絵を更新しました。

安全で便利な機能?

 2年前に、eLIO(クレジットカード情報をブラウザに入力しなくてもネットでの買い物ができる機能)のついたクレジットカードに入りました。しかし、加入したのはいいのですが、よく使うモールやネット書店が対応していない事もあり、使う機会がありませんでした。
 ところが、そのカードの期限が切れる今月になって、ついにeLIO対応の決済システムがあるサイトを使う機会を得ました。ページ下に掲載されているeLIOの説明を読んだ後、早速カードをパソリ(eLIOなどを使う際に必要なカード情報読み取り機・カードに加入したら無料でついてきた)に置きます。
 ところが、いざ決済しようとしたところ、プルダウンメニューのカード選択欄のところにeLIOが表示されません。注意書きを見ると「JavaScriptを有効に」などと書いてあります。そのとき、2年前にこのカードでEdyの設定をした時に、IEでなければダメだった事を思い出しました。そこでブラウザを変えましたが、それでもできません。念のため、セキュリティ設定のところも調整しましたが、やはりダメです。もしかしたら、セキュリティソフトのためかとも思いましたが、「より安心かつ便利に買い物ができる」はずの機能を使うために、これ以上手間をかけるのは気分的にもセキュリティ的にもよろしくないので、eLIOを使うのを断念しました。
 原因がどこにあるのかは分かりません。しかしながら、これでは、仮に次にeLIO対応のサイトに巡りあえても使う気はおきないでしょう。設定的にはそこそこ便利であるにも関わらず、登場して3年たってもなかなか普及しない理由がわかったような気がしました。

序盤の大量点が効いて連勝

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズ戦はセラフィニ投手とユウキ投手が先発。初回、4月以来の登板となるユウキ投手は、初回に2死無走者から連続四球を出します。続く5番指名打者の橋本選手が右翼席に叩き込み、マリーンズが1安打で3点を先制しました。さらに2回は先頭の李選手が二塁打を放ち、続く8番捕手の里崎選手がバント。するとこれが内野安打になり、さらに送球がそれて李選手が一気に生還して追加点。夏ごろから何度か採用している「スタメン捕手二人制」はこれまで勝率が悪かったのですが、今日はうまく機能した感じです。さらにこの回、もう1点を加え、序盤で5対0とします。
 セラフィニ投手は2回まで完璧に抑えますが、3回に先頭の下山選手にソロを打たれて1点返されます。しかし、その後も合併球団を抑え、5回を2安打1四球1失点に封じます。

 3回以降、立ち直ったユウキ投手に抑えられていたマリーンズ打線ですが、6回に先頭のサブロー選手の右翼へのライナーを相川選手が取れずに二塁打。今日の合併球団はセラフィニ投手対策にガルシア選手を外してまで右を並べたのですが、その弊害が守備で出たとも言えるかもしれません。ここで合併球団は継投に入りますが、橋本選手の外野フライで三進したサブロー選手が、続く今江選手の犠飛で生還し、貴重な追加点を挙げます。
 これで楽になったはずのセラフィニ投手ですが、その裏、突如崩れます。9番の日高選手から始まって5連打3失点と打ち込まれ、この回、1死も取れず降板します。しかし、この無死1・2塁で登板の小野投手が先週に続いて好投。代打3人を打ちとってこの危機を凌ぎ、7回も四球こそ出しますが、無安打に抑えました。
 合併球団の継投陣は7回以降、マリーンズを1安打に抑えます。しかしマリーンズも8回の薮田投手・9回の小林雅英投手がいずれも一人の走者も許さず、2点差を守りきって6対4で勝ちました。セラフィニ投手は10勝目を挙げています。観客数は1万7千3百人ほどでした。
 これで今季の対合併球団戦は終了。7月末に3タテされるなど一時期は5勝7敗と負けがこんでいましたが、そこから一気に8連勝し、終わってみたら13勝7敗と大幅に勝ち越していました。

 福岡のホークス対ファイターズは和田投手と入来投手が先発。2回にズレータ選手の38号ソロでホークスが先制。一方の和田投手は6回までファイターズを無安打に抑えます。ファイターズも7回に初安打し、さらに二死満塁としますが、得点は挙げられず、続く8回の二死満塁としますが、継投にかわされます。最後は馬原投手が抑え、ホークスが完封リレー。入来投手も7安打1失点完投と好投したのですが、援護がありませんでした。観客数は3万9百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対ベイスターズは川上投手と三浦投手のエース対決。8月以降、調子の出ない川上投手に対し、2回に4連打などでベイスターズが4点を先制。一方、三浦投手は8回を6安打2失点に抑え、5対2でベイスターズが勝っています。これで、タイガースに優勝マジック13が点灯しています。また、三浦投手は防御率首位に立っています。観客数は2万7千7百人でした。
 神宮のスワローズ対カープは館山投手とデイビー投手が先発。初回にカープが先制しますが、その裏、すぐ逆転したスワローズが着実に追加点を挙げます。9回に新井選手の40号ソロが出ましたが、大勢に影響はなく、8対2でスワローズが勝っています。観客数は1万3千人ほどでした。

2005年09月13日

故郷

 生まれてから8歳まで、東京都中野区の野方に住んでいました。その後、何度か引っ越しましたが、子供の頃に食べた中華もりそばが忘れられず、大学に入った頃から、年に何回かは野方に行き、もりそばを食べた後、ついでに生まれ育った街を歩いたりしていました。
 この習慣は遠く千葉に越した後も続いていました。しかし今日、約半年ぶりに尋ねたところ、その店が閉店していました。ネットで調べたところ、5月29日に閉店していたとのことです。分かっていれば、閉店する前に、もう4・5回は行っていたのですが・・・。
 これで、野方に行く理由もなくなってしまいました。というわけで、今日は、生まれ育った団地の中も散歩しました。当たり前ですが、長い間歩いていなくても、団地の中の裏道まで、ちゃんと覚えていました。ただ、空部屋が増え、公園なども荒れている感じで、団地全体がくたびれているように見えました。築年数もかなりのものですし、もしかしたら先が長くないのかも、などとも思いました。
 こうやって、段々と「故郷」はなくなっていくものなのでしょうね。何とも言えない寂しさがありました。

延長戦で勝ち越し、接戦を制す

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズ戦は川越投手と渡辺俊介投手が先発。川越投手は、直球がいい所に決まり、1回から2回にかけて四者連続三振を奪うなど素晴らしい立ち上がり。特に1回にフランコ選手から奪った見逃し三振は、「ストライクだと分かったけれど手が出ない」という感じの球でした。
 対する渡辺俊介投手も、2回まで1安打。ところが3回裏、2死から早川選手にボテボテの内野安打を打たれ、続く村松選手のフライは左翼前に落ちるポテン安打。2死という事もあり、俊足の早川選手が一気に生還して先制されます。
 しかし4回表、ここまで内野安打1本のみに抑えていた川越投手から、堀選手が2試合連続となる6号ソロを放って同点に。堀選手は神戸では4試合連続本塁打です。さらに、連打で無死2・3塁と勝ち越しの好機をつくりますが、ここは川越投手に抑えられます。

 そして直後の4回裏に、またまた二死から渡辺俊投手が谷選手に7月17日以来となる四球を出してしまい、さらにブランボー選手に右前に落とされて1・2塁とし、前回の登板で急所で打たれた阿部真選手に勝ち越し適時打を打たれてしまいます。
 直後の5回表も川越投手は3人で抑え、この時点で4安打無四球1失点で球数も72。ところが、ベンチは怪我をしたわけでもないのに、ここで川越投手を降板させてしまいます。
 2番手の加藤投手は、6回を三人で抑え、7回も簡単に二死を取りましたが、ここで李選手が右翼席にライナーで飛び込む27号ソロを放ち、同点に追いつきます。
 一方、渡辺俊投手は8回途中まで投げて2失点。9安打こそされましたが、半分以上はボテボテの内野安打や外野前にポトリと落ちる安打で打ち取った当たりでした。とはいえ、約2ヶ月ぶりの四球を二つも出したわけですから、本調子ではなかったのかもしれません。そして、8回2死二塁から登板した藤田投手が9回まで抑えます。
 一方、合併球団も細かくつないで9回まで抑え、2対2のまま延長へ。しかし、この時点でマリーンズが投手二人なのに対し、合併球団は四人使っています。そのため、同点の10回から下位打線にも関わらず大久保投手が登板。ここは盗塁死もあって0点に抑えましたが、続く11回に先頭の堀選手に安打されて降板します。そして1死後、サブロー選手が7人目の萩原投手から安打し、代走の西岡選手が俊足を飛ばして三進して1死1・3塁に。ここで途中から入っていた里崎選手があわや本塁打かという犠飛を放って、ついにマリーンズが勝ち越します。
 その裏は小林雅英投手が登板。いつも通りピリっとせず、先頭打者に安打され、犠打で進んだ後に四球を出します。さらに2死1・3塁となり、この試合3安打の村松選手が登場。右翼ポール近くのスタンドに大飛球を放ちますが、10mほど外れてファウルに。結局、その後は三振に抑え、何とか27セーブ目を挙げました。勝ち投手は10回裏に二人を抑えた薮田投手でした。
 率直に行って、さほど調子の良くないマリーンズ打線に対し、早めの継投でいい投手を使い切ってくれた合併球団の采配に助けられたような感じでした。観客数は1万7千3百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは斉藤投手とリー投手が先発。ファイターズが稲葉選手のソロで先制して、ホークスが久々に復帰したズレータ選手とカブレラ選手の適時打で逆転しますが、5回に中嶋選手の今季第1号が出てファイターズが追いつきます。ファイターズは9回表に無死1・2塁から新庄選手が犠打で2・3塁とし、さらに満塁としますが、ここは吉武投手が踏ん張って同点のまま延長に。そして10回裏に、バティスタ選手のサヨナラ本塁打が出てホークスが3対2で勝ちました。観客数は3万4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズは岩隈投手と松坂投手が先発。昨年は息詰まる投手戦を見せた「黄金カード」でしたが、今日は岩隈投手が序盤で崩れ、4回で6失点。一方の松坂投手は7回を1安打無失点。次回以降の登板に備えたのかそこで降板し、二番手の山岸投手がロペス選手にソロを打たれましたが、10対1でライオンズが大勝し、3位に浮上しています。松坂投手は13勝目。観客数は1万9千9百人は、今季の仙台の最高記録でしょうか。

 長崎の読売対タイガースは高橋尚投手と井川投手が先発。打線が止まらないタイガースは2回までに7得点で高橋尚投手をKO。さらに5回には早くも13点目を挙げ、3試合連続2桁得点を達成、9回にも3点を追加して16点。3試合合計で47点となりました。井川投手は7回のうち6回先頭打者を安打で出しますが、読売の5併殺に助けられて1失点。リーグ首位に並ぶ12勝目を挙げています。観客数は2万8百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と斉藤投手が先発。同点で迎えた8回に谷繁選手のソロで勝ち越したドラゴンズがさらに追加点を挙げて5対2で勝っています。観客数は2万7千4百人でした。
 神宮のスワローズ対カープはプロ初登板の松岡投手と大竹投手が先発。3回まで0対0でしたが、4・5回に5点をカープが取り、9回に1点を返されたものの5対1で勝っています。観客数は1万2千8百人ほどでした。なお、試合前にカープの山本監督が辞意を表明しています。

2005年09月12日

2005/9/12の更新

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1日遅れで黒木投手敗戦など

[ 野球 ]

 昨日は一日中出かけており、そのうえ途中で携帯の電源も切れて「速報メール観戦」も途中からできなくなりでした。さらに日付が変わる頃に帰宅したら、ネットの調子が悪く、情報を得る事ができませんでした。というわけで、今更ながら、昨日の野球結果を書いておきます。
 所沢のライオンズ対マリーンズは帆足投手と黒木投手が先発。マリーンズが3点を先制するも、2回裏に中村選手の満塁弾で逆転。直後に堀選手の5号ソロで追いついたのもつかの間、3回裏にカブレラ選手と和田選手の連続ソロで6対4に。その後は、ライオンズの継投の前に1安打に封じられます。マリーンズも二番手の加藤投手が4回以降を1安打に抑える好投しましたが実らず、そのまま6対4で敗れました。観客数は2万1千1百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ホークスは一場投手と新垣投手が先発。6回にイーグルスが追いつきますが、直後の7回表に城島選手の久々となる22号3ランが出てホークスが勝っています。観客数は1万7千4百人ほどでした。
 札幌ドームのファイターズ対合併球団はダルビッシュ投手と本柳投手が先発。初回に連続ソロでファイターズが先制しますが、3回に逆転をした合併球団が6回にも追加点。投げては先発の本柳投手がアクシデントで2回で降板した後、6人の投手をつないだ合併球団が5対2で勝っています。観客数は2万3千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープは杉山投手とレイボーン投手が先発。昨日の勢いが止まらないタイガース打線が初回に5点をとるなど、連日の二桁となる10得点。投げては杉山投手が8安打されながらもプロ初完封で8勝目を挙げています。ドラゴンズとのゲーム差は6になりました。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対スワローズは吉見投手と藤井投手が先発。7回に5点を取って一昨日に続いての大逆転をしたベイスターズが5対4で勝っています。観客数は1万人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズ戦は上原投手と小笠原投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3百人ほどでした。

2005年09月11日

2005/9/11の更新

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2005年09月10日

接戦を制して勝利

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは西口投手と清水直行投手が先発。初回にライオンズが2死から先制しますが、3回にフランコ選手の19号3ランで逆転します。しかし、その裏、フェルナンデス選手の2ランですかさず同点にされます。さらに4回には併殺の間に1点を取られて勝ち越されますが、直後の5回表に小坂選手と西岡選手の長打2本で追いつくという、まさしく「取ったら取り返す」展開に。最近3試合で計2失点の西口投手から5点を奪います。

 4回までで8安打されていた清水直投手ですが、この同点から立ち直り、2番から始まった5回、さらに6回をいずれも三者凡退に打ち取ります。そして7回、ライオンズは17勝目の可能性がなくなるにもかかわらず、同点のまま西口投手を降板させます。しかしこれが裏目に出て、二番手の正津投手が1死1・2塁とし、前の打席で同点適時打に西岡選手が勝ち越し打を放ちます。ここでライオンズは左の三井投手を投入しますが、フランコ選手の安打で満塁にした後、今日ここまで無安打だった四番のサブロー選手が2点適時打を放ち、計3点を勝ち越しました。
 清水直投手は7回1死で安打を打たれたところで降板しますが、以下、藤田投手・薮田投手・小林雅英投手が久々となる無安打リレーでライオンズ打線を抑えます。8回には大塚選手の久々となる5号ソロも出て、8対4でマリーンズが勝ちました。
 これで今季のライオンズ戦の勝ち越しが決定しています。また、清水直投手は4年連続となる二桁勝利を挙げています。観客数は1万9千8百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ホークスは有銘投手と杉内投手が先発。初回に松中選手の41号3ランで先制したホークスが4回・6回に追加点。イーグルス打線も杉内投手から3点を返しましたが、佐藤投手・三瀬投手という、中継ぎ・抑えの両エースを温存したリレーにかわされ、ホークスが6対3で勝っています。観客数は1万8千人ほどでした。
 札幌のファイターズ対合併球団は金村投手と高木投手の先発。2回にファイターズがセギノール選手の28号、さらには新庄選手の2ヶ月ぶりとなる20号のソロ2本で先制します。金村投手は3回に3安打で1点を返されますが、4回以降は2安打に抑えます。合併球団も加藤投手・菊地原投手、さらには一軍に復帰した大久保投手と、勝ちパターンの投手をつぎ込みますが、金村投手を攻略できず、2対1でファイターズが勝ちました。3位との差は3.5となっています。観客数は1万8千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープは安藤投手と大島投手が先発。2回にカープが先制しますが、その裏、前回の対戦でプロ初勝利を献上した大島投手相手に、8番の関本選手が同点適時打を放った後、続く9番の安藤投手に勝ち越し適時打が出ます。これで逆転した後はタイガースの一方的な展開に。4回には矢野選手、5回には金本選手に本塁打が出るなど、タイガース打線が打ちまくり、終わってみれば球団新記録となる21得点を挙げ、圧勝しました。なお、5回に矢野選手が頭部死球を受けて退場。直後にスペンサー選手が本塁突入の際に倉捕手に体当たりを食らわせてこちらも担架で退場と、後味の悪い試合となりました。また、ドラゴンズが負けたため、タイガースに勝率1位マジック(※勝率1位とシーズン最多勝利の球団が異なった場合には両球団でプレーオフが行われるため、優勝マジックと異なる)15が点灯しています。観客数は4万7千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対スワローズは土肥投手とガトームソン投手が先発。同点で迎えた6回に、2死満塁からガトームソン投手が適時二塁打を放って勝ち越し。さらに2点を追加し、6対2でスワローズが勝ちました。観客数は9千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは桑田投手とマルティネス投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千8百人ほどでした。

2005年09月09日

片言英語の和訳を勉強?

[ 漫画 ]

 ある四コマ雑誌の増刊に、「以前に連載されていた漫画の日英対訳」が載っていました。「主人公一家がハワイに行く」というシリーズから何本か抜き出して対訳しているのですが、そのうちの一本は「四コマのうちの二コマは、招待してくれたハワイ在住の人が、冗談で『外国人風日本語』をしゃべる」というもの。したがって、原作の「マッテマシター」だの「ハワイヨイトコ」などという言葉をそのままローマ字に「対訳」しています。
 これでは翻訳者の「楽をしたい」という意図を露骨に感じてしまいます。私自身、高校時代、対訳で英文読解の勉強をしたものでした。そういう事もあり、こういう手抜きは非常に気になってしまいました。作り手にも色々な事情があるのでしょうが、読者および元の漫画を描いた人に失礼のない仕事をしてもらいたいものです。

タイガース、4ゲーム差をつける

[ 野球 ]

 今日もセリーグのみで3試合が行われました。甲子園のタイガース対カープは福原投手と黒田投手が先発。最初の3回表裏まで、両チームあわせて1安打という投手戦に。しかし、4回の表裏に1点ずつ取り合ったあと、6回に金本選手が通算1,000打点となる34号ソロで勝ち越します。さらに8回にもまたまた金本選手の適時三塁打が出ました。
 福原投手は7回途中まで投げ、以下、ウイリアムス投手・藤川投手という継投。一昨日に3回を投げた久保田投手は温存し、藤川投手が今季69登板目で、プロ初となるセーブを挙げています。なお、タイガースの残りは19試合。あと10試合の登板で、藤川投手は年間登板数の新記録を作る計算になります。また、ドラゴンズが負けたため、2位とのゲーム差は4に広がっています。観客数は4万7千2百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは門倉投手と石川投手が先発。序盤にスワローズが先制しますが、5回まで2安打無失点だった石川投手が6回に突如乱れて打者11人で一挙6点を取って逆転します。スワローズは9回にクルーン投手から二塁打2本で1点差に迫りますが、最後はラミレス選手が三振して、6対5でベイスターズが逃げ切りました。クルーン投手は青木選手の打席で、160kmを連発していました。観客数は8千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは工藤投手と山本昌投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万にんほど。昨日・一昨日と電車で10分の距離にある神宮で行われたスワローズ対読売が2試合あわせて3万人ちょっとだった事を考えると、驚異的な「集客増」です。

2005/9/8の更新

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2005年09月08日

ベタなボケ

 出勤して、パソコンを立ち上げようとしたら、Windowsが起動せず、画面に「CDから起動しようとしたが、起動できるファイルがない」みたいな英文が出てきました。何度かやりなおしても、同様の表示が出ます。
 家のパソコンだと、たまにHDDを認識せずに起動がうまくいかない事があります。そのため、まさかこのマシンも、と思い、蓋を開けて、HDDの電源とIDEケーブルの抜き差しをしました。しかし、やはり同様の表示が出ます。
 悩んでいるうちに、ふと、昨日、フロッピーで貰ったデータを処理しようとした際に、急遽別の用事が入って、その仕事を後回しにしていた事を思い出しました。そして、フロッピードライブを見てみると、案の状、入れっぱなしになっていました。
 起動しない時はフロッピーの入れっぱなしを疑え、というのはある意味、常識以前でしょう。しかし、普段からフロッピーを使わない事もあって、完全に失念してしまいました。ボケのレベルとしては、「メガネを額にひっかけたのを忘れて、メガネを探す」というのと同じでしょうか。我ながら、えらいボケをかましたものだと呆れました。

プレーオフ制度と消化試合

[ 野球 ]

 今日はセリーグの3位対5位と4位対6位の2試合のみでした。3位のスワローズで首位タイガースの差は開始前で9.5ゲームですから、この4球団には優勝の可能性はほとんどありません。いわゆる「消化試合」というやつです。
 このような状態を見ると、パリーグのプレーオフ制度は「優勝争いと全く関係のない試合を減らす」という点において、有益だと思います。もっとも、現制度の、ゲーム差が5未満の時は、首位チームの利点が「本拠地開催」と「2勝2敗1分でも優勝」しかないというのは、変だとは思いますが・・・。やはり、「ゲーム差0.5以上なら首位球団に1勝」「10ゲーム差以上なら首位球団に2勝」くらいの差はつけてもいいのではないでしょうか。

 さて、広島のカープ対ベイスターズはデイビー投手と三浦投手が先発。初回に押し出しで先制したベイスターズが3回に本塁打2本で追加点。一方、三浦投手はカープ打線を4安打1四球1失点に抑えて完投。5対1でベイスターズが勝ちました。観客数は8千4百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は川島投手と西村投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万7千1百人ほどでした。

2005年09月07日

継投陣の好投で競り勝つ

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対イーグルス戦を観戦に行きました。今日は台風の影響か、非常に風が強く、常時11mから13mくらいの風が吹いていました。風向表示は外野から本塁方向なのですが、球場の構造もあって風は反射(?)します。そのため、ベンチ裏あたりで飛んだビニール袋が、外野フェンスまで飛んでくるほどでした。
 試合のほうは久保投手と朝井投手が先発。初回、先頭の沖原選手が失策で出塁。犠打で進んだ後、三番の吉岡選手に適時打が出てイーグルスが先制します。
 マリーンズは、何と一番にベニー選手を起用。昨年、来日したときに「一番に起用する可能性」が噂されましたが、その構想が一年半を経てついに実現したといったところでしょうか。最初の一巡はその効果もなく、朝井投手の前に無安打に抑えられます。しかし、丁度二巡目となった3回表1死からベニー選手と堀選手が連続四球で出塁。続く福浦選手がチーム初安打を放って満塁とします。ここからサブロー選手が同点適時打、フランコ選手が勝ち越しの2点適時二塁打、さらに今江選手の犠飛に李選手の適時打とたたみかけ、一気に5点を奪って逆転しました。

 援護を貰って楽になったはずの久保投手ですが、4回にこの回先頭の関川選手のフライが風の影響で二塁打となり、それを足がかりに1点を返されます。さらに5回はクリーンヒットの連発で無死1・3塁。続く山崎選手の内野ゴロで三塁走者がアウトになって1死1・2塁に戻しますが、鷹野選手の適時二塁打で1点を返され、さらに2死満塁から藤井選手に同点適時二塁打が出て、久保投手は10勝目にあと1死まで迫りながら降板となってしまいました。
 しかし、この2死2・3塁の逆転機は、二番手の小野投手が凌ぎます。さらに、6回の一番からの好打順も、小野選手は三人で抑えました。
 3・4回と三番手の渡辺投手に抑えられていたマリーンズ打線ですが、6回裏、先頭の今江選手が打率1位を維持する安打で出塁し、続く李選手の右前打で1・3塁とします。そして1死後に小坂選手が二塁ゴロを打ち、その間に今江選手が生還して、貴重な勝ち越し点を挙げます。
 小野投手は7回も1四球のみで計2回を無安打に抑えました。さらに2死から藤田投手が登板し、さらに8回もあわせて4人を完璧に抑えます。そして9回は小林雅英投手が登板。簡単に2死を取った後、2-0から安打されますが、続く鷹野選手を抑え、26セーブ目を挙げています。観客数は1万1千8百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ホークスはJP投手と斉藤投手が先発。3回までにホークスが5対0としたときは、斉藤投手のプロ野球新の開幕から16連勝は確実かと思われたのですが、5回に6安打で同点に。さらに6回に下山選手の適時打で勝ち越し、1死1・2塁で斉藤投手が降板。さらに、二番手のフェリシアーノ選手に水口選手が代打3ランを放って9対5とします。その後も、8回に4点を追加した合併球団が13対6と大勝し、斉藤投手の連勝を止めました。ホークスとマリーンズの差は再び4となっています。観客数は1万9千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ファイターズは松坂投手と鎌倉投手が先発。3回まではともに1安打でしたが、4回に鎌倉投手がつかまり、中島選手の3ランなどで4失点。さらにライオンズは5・6回に3点ずつを追加し、10対0と大差にします。一方、松坂投手は8回に坪井選手にソロを打たれますが、ファイターズ打線をそれだけに抑え、12勝目を挙げています。観客数は1万7百人ほどでした。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対タイガースは川上投手と下柳投手が先発。投手戦となりますが、金本選手のソロでタイガースが先制します。下柳投手は5回を2安打無失点と好投しますが、1回早い6回からタイガースは藤川投手を投入。しかし、それが裏目に出たのか、7回に谷繁選手の適時二塁打でドラゴンズが追いつきます。しかし、8回のに鳥谷選手の適時二塁打でタイガースが勝ち越し、9回にも1死満塁の追加点機。ここでドラゴンズは負けている展開ながら岩瀬投手を出しますが、関本選手の適時打で2点差にします。
 その裏は当然ながら久保田投手が登板。しかし、いきなり連打で無死2・3塁とされ、内野ゴロ野選と犠飛で同点となり、延長戦に入ります。
 そして10回裏、ドラゴンズが1死1・2塁のサヨナラ機。この時にマリンから帰ってTVをつけたのですが、二塁走者の福留選手が盗塁。映像を見る限りは足が先のように見えましたが、判定はアウトで、サヨナラ機を逸します。直後の10回表、代走から入っていた先頭の中村豊選手が、3年ぶりとなる移籍第1号を左翼ポール際に放ちます。結局これが決勝点となり、4対3でタイガースが勝ちました。これでゲーム差は再び3に。藤川投手・久保田投手が打たれながら勝ったわけで、タイガースとしてはかなり大きい1勝と言えるでしょう。観客数は3万8千2百人でした。

 広島のカープ対ベイスターズは大竹投手と斉藤投手が先発。初回にベイスターズが2点を先制しますが、7回にカープが5点を取って逆転し、6対2で勝っています。観客数は8千人でした。
 神宮のスワローズ対読売戦はガトームソン投手と高橋尚投手が先発。3回を除く全ての回で得点したスワローズが14対3と圧勝しています。観客数は1万3千3百人ほどでした。

2005年09月06日

2005/9/6の更新

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完封リレーで連敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対イーグルスはセラフィニ投手と岩隈投手が先発。両投手とも調子がよく、3回の表裏までともに走者を出しません。4回以降は安打も出だしましたが、いずれも単発で、相変わらずゼロ行進が続きます。
 そして6回裏、マリーンズは先頭の橋本選手が得意の四球で出塁。続く西岡選手のセーフティー気味のバントは、岩隈投手が好捕して二塁封殺となりますが、岩隈投手のクセを見切っている感のある西岡選手は、今季2度目となる二塁・三塁連続盗塁を決め、1死3塁と両チーム通じて初の得点機を作ります。しかし、堀選手が2-3から三振、福浦選手も左飛に打ち取られ、先制できません。さらに続く7回もフランコ選手の二塁打から2死3塁としますが、ここも李選手が打ち取られ、先制できません。

 一方、セラフィニ投手は、7回表に四球二つなどで作った2死満塁は凌ぎました。しかし続く8回、1死から沖原選手と高須選手に連打されて1・2塁に。ここで、薮田投手に継投しましたが、これが失敗。吉岡選手に安打されて満塁となった後、四番の山崎選手に2点適時打を打たれ、ついに均衡が破れました。
 その裏、マリーンズも1死1・2塁と反撃しますが、堀選手が岩隈投手に打ち取られ、さらに二番手の吉田投手に福浦選手が打ち取られます。そして9回も吉田投手から福盛投手のリレーに三者凡退となり、試合終了となりました。
 岩隈投手が良かったとも思いますが、やはり今月に入ってからの打線のつながりの悪さもあったと思われます。早く、良いときの状態に戻ってほしいものですが・・・。なお、観客数は今季の主催試合で下から二番目となる9千2百人ほどでした。まあ、天気予報で「降水確率90%。18時頃は強雨」などと出ていたのですから、仕方ないのかもしれません。

 大阪ドームの合併球団対ホークスは川越投手と和田投手の先発でこちらも投手戦。4回に合併球団が今季二度目くらいの三番に抜擢された牧田選手の適時打で先制しますが、7回に松中選手の40号ソロでホークスが追いつきます。その後、和田投手は9回1失点の好投。一方、合併球団も細かい継投でホークス打線を抑えます。そして11回裏、前の回に三者連続三振をしていた三瀬投手に対し、村松選手の安打を足がかりに1死二塁に。ここで、牧田選手に代走が出た関係で途中から三番に入っていた北川選手がサヨナラ適時二塁打を放って、2対1で合併球団が勝ちました。観客数は1万6千人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ファイターズは涌井投手と入来投手が先発。ファイターズが序盤に4点を取って涌井投手を早々とKO。一方、入来投手は3回まで無安打に抑えます。しかし、4回にフェルナンデス選手にソロを打たれ、6回には栗山選手の2ランで1点差。そして7回に貝塚選手の代打2点適時打が出てライオンズが逆転。投げては、5回から宮越投手・三井投手・豊田投手がファイターズ打線を完璧に抑え、5対4でライオンズが逆転勝ちしました。観客数は8千7百人ほどでした。

 セリーグ首位攻防戦となったナゴヤドームのドラゴンズ対タイガースは中田投手と井川投手が先発。今季、ドラゴンズを苦手にしている井川投手ですが、今日も立ち上がりから悪く、初回に押し出しで先制点を献上。3回には立浪選手のソロ、4回には井端選手の適時打と着実に加点されます。さらに二番手の桟原投手もソロを連発されて5対0となります。一方、一軍復帰してから好調の中田投手は8回まで4安打1四球でタイガース打線を0点に抑えます。9回に矢野選手が適時打を打ってプロ初完封は阻んだものの、最後は岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが5対2で勝ちました。これでゲーム差は再び2に、また対戦成績も9勝9敗の5分に戻っています。観客数は3万8千2百人でした。
 なお、広島のカープ対ベイスターズは雨のために中止でした。

2005年09月05日

二つの川

 昨晩から都内で局地的な集中豪雨があって、川が氾濫したというニュースを見ました。昨晩、20時頃に新宿にいたのですが、その時は「雨がポツポツ降りそうだな」という感じの天気でしたし、約1時間かけて千葉まで帰宅した時も雨は降っていなかったのですから、その局地性には驚かされます。
 また、氾濫したのは中野区の妙正寺川と杉並区の善福寺川でした。私は、生まれてから8年ほど妙正寺川まで歩いて1分の団地に住み、続く2年間は、門を出たところに善福寺川が流れている団地に住んでいました。したがって、今回の氾濫の記事でも、自分の住んでいた町の写真が掲載されたりしていました。もう、四半世紀近く前の事とはいえ、やはり他人事とは思えませんでした。
 それにしても、そのような局地性の強い雨というのは、昔はほとんど聞いた事がありませんでした。もしかしたら、日本の気候はかなり急激に変わりつつあるのかもしれません。

2005年09月04日

歩きなれた道でも

 諸事情により、職場の最寄駅の前にある施設と職場を何度か往復する事になりました。駅から職場までの所要時間は6分ほど、毎日朝夕歩くときは何とも思わない道のりです。ところが、2往復目から、その道のりがやけに長く感じるようになりました。
 もちろん、朝夕と暑い日中の違いというのもあるのでしょう。しかし、歩き通しというわけではなく、拠点につけば、冷房の効いた室内で1時間くらい滞在できるのです。にも関わらず、歩き出すと、普段とは全然違う遠距離感がありました。
 3往復した時点で休憩をはさみながら計40分弱歩いたわけですが、普通に40分通して歩くよりも明らかに疲労感がありました。普段歩いている道を歩く割には、普段以上に既に体力を消耗しており、そのために精神的な距離感と体力的な距離感にずれが生じてしまったためなのかも、などと思いました。もっとも、ただ単に体力が衰えただけなのかもしれませんが・・・。

昨日以上の拙攻で敗れる

[ 野球 ]

 今日は日中に用事があって全試合見れませんでした。というわけで「携帯速報メール観戦」となった千葉のマリーンズ対ファイターズは小林宏之投手と立石投手が先発。初回にサブロー選手の適時二塁打であっさり先制したマリーンズですが、その後は拙攻の連発。毎回安打を放ちますが、3度の併殺などで1点も取れません。
 一方、小林宏投手は3回まで無失点でしたが、4回に先頭のセギノール選手にソロを打たれて追いつかれ、さらに金子選手の適時打で勝ち越されるなどこの回4失点、続く5回にも稲葉選手にソロを打たれ、7回にも1点を取られ計6失点でKOされます。
 そして5点差で迎えた9回裏、先頭のフランコ選手が19号ソロを放ってやっと2点目を取りますが、続く今江選手が安打したものの、結局これも得点に結びつかず、6対2で敗れました。
 マリーンズは毎回の13安打で、9回も含めると無死の走者が4回。しかし、3併殺もあって結局2点止まり。昨日の11安打2得点以上の大拙攻で敗れ、ホークスとのゲーム差を再び5としてしまいました。観客数は1万9千7百人ほどでした。

 福岡のホークス対ライオンズは新垣投手と帆足投手が先発。新垣投手がライオンズ打線を4安打無失点に抑えます。帆足投手も好投したものの、2点を取られ、ホークスが勝っています。観客数は3万4千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団はラス投手と本柳投手が先発。ともに7回無失点という投手戦でしたが、8回に合併球団が先制。その裏、イーグルスが追いつきますが、9回にブランボー選手が決勝本塁打を打って、2対1で合併球団が勝ち、またまた1日で3位に復帰しました。観客数は1万4百人ほどでした。

 札幌のベイスターズ対タイガースは土肥投手と杉山投手が先発。ともに7回を投げて、1失点と好投。そのまま継投陣も好投して延長に入りましたが、10回表に藤本選手の勝ち越し適時打が出て、タイガースが2対1で勝っています。観客数は1万8千人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対スワローズは野口投手と藤井投手が先発。2回裏に谷繁選手のソロでドラゴンズが先制しますが、直後の3回表に岩村選手の3ランで逆転。さらに9回にも2点を追加します。その裏、ドラゴンズは2本塁打で1点差に迫り、さらに走者を出しますが、反撃はここまでで5対4でスワローズが勝ちました。タイガースとドラゴンズのゲーム差は3に開いています。観客数は3万4千3百人でした。
 広島のカープ対読売はレイボーン投手と上原投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万5千5百人ほどでした。

2005年09月03日

渡辺俊介投手、今季3度目の完封

[ 野球 ]

 日中は仕事だったので、デーゲームのマリーンズ戦は「携帯メール+夜の録画放送観戦」となりました。その千葉のマリーンズ対ファイターズは渡辺俊介投手とダルビッシュ投手が先発。渡辺俊投手は、先頭打者に安打され次の打者に犠打を決められるも後続を抑える、というよくある立ち上がりでで0点に抑えます。一方、マリーンズ打線は初回・2回と2死満塁とダルビッシュ投手を攻めますが、いずれもあと一本が出ず、2回で早くも6残塁という拙攻になります。
 しかし4回、先頭の李選手が26号ソロを放ち、待望の先制点を挙げます。一方、渡辺俊投手は5回まで4安打を打たれますが、いずれも単発で、得点を与えません。

 しかし、打線は相変わらずダルビッシュ投手をとららえきれません。5回の無死2・3塁、6回の無死1・2塁、7回の無死1塁がいずれも得点に結びつきません。しかし、渡辺俊投手は拙攻にもめげず好投、6回以降はファイターズ打線に安打すら許しません。
 そしてマリーンズは8回裏、先頭の今江選手が安打し、ここでダルビッシュ投手が降板。続く李選手もトーマス投手から今日3本目の安打を放って無死1・3塁と4回連続で好機を作ります。ところが、今季初の8番に入ったベニー選手、さらに橋本選手の代打・里崎選手も凡退し、2死1・3塁に。しかし、続く西岡選手がボテボテのゴロを打ち、一塁に足から滑り込んで内野安打にし、やっと追加点を挙げました。
 そして9回表、渡辺俊投手は1死からこの日2つめの死球を出しますが、続く稲葉選手・木元選手を抑えて試合終了。4安打2死球で、両リーグ唯一となる今季3度目の完封を達成しました。観客数は2万4千人ほどでした。

 仙台のイーグルス対合併球団は一場投手と高木投手が先発。2回裏に山崎選手の連日の23号ソロで先制し、さらに2点を追加。中盤に追加点を挙げ、9対0と昨日に続き、大差になります。一方、前回9回無失点だった一場投手は7回まで無失点。8・9回に1点ずつ奪われたものの、10安打ながら2失点でプロ初勝利を完投で挙げています。観客数は1万2千9百人ほどでした。
 唯一のナイターとなった福岡のホークス対ライオンズは杉内投手と西口投手という16勝対決。2週間前の「15勝対決」の時は杉内投手が勝ちましたが、2回無死1塁から中村選手に19号2ランが出てライオンズが先制します。一方、西口投手は安打こそされますが、ホークス打線を無得点に抑えます。そして8回、カブレラ選手があわや本塁打という二塁打を放ち、中島選手に適時打が出てダメ押しの4点目。杉内投手はここで降板となりました。西口投手は8回を無失点。9回は豊田投手が抑え、4対0でライオンズが勝ち、再び3位復帰。また、ホークスとマリーンズの差も再び4に戻りました。観客数は3万4千1百人ほどでした。

 札幌ドームのベイスターズ対タイガースは門倉投手と安藤投手が先発。初回にベイスターズが先制しますが、門倉投手は制球が悪く、3回に3四球を出し、タイガースが1安打で3点を取って逆転します。さらに6回にも1点を追加し、7回途中からは「いつもの三人」が登板。しかし、最初の二人は抑えたものの、9回から登板の久保田投手が乱れて2失点で1点差に。さらに2死満塁とし、多村選手の遊ゴロに対し、鳥谷選手の送球がそれますが、シーツ選手が好捕して試合終了。4対3でタイガースが苦手の札幌で勝利をおさめています。観客数は1万9千1百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対スワローズはマルティネス投手と館山投手が先発。2回にドラゴンズが大量5点を先制し、さらに5回に中押し、7回にダメ押しで計9点。一方、マルティネス投手は7回1失点で6勝目を挙げています。観客数は3万4千9百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は小島投手と桑田投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万2百人ほどでした。

2005年09月02日

2005/9/2の更新

 翔みならブログらくがきちょうを更新しました。

25年目の真実

[ 漫画 ]

 ある事情により、「一寸は何cmか」を調べる必要が生じました。すると、同じ「一寸」でも建築用の「曲尺」だと3.03cmで、和裁用の「鯨尺」では3.78cmだという事を知りました。同じ単位名で実際に長さが違うとかなり不便だと思うのですが、当時の人にはそれが自然だったのでしょうか。
 そんな事を考えているうちに、子供の頃になぜか1冊だけ家にあった「サザエさん」4巻を思い出しました。時代は敗戦後間もない頃で、サザエさんはモンペをはき、隣の人が「奥さん、配給」と言いながらやってくるような生活です。ある日、サザエさんが縫い物の内職をしようとするのですが、そこでその「くじら」という言葉が出てきます。最後にサザエさんが「1米(メートル)は○尺よね」と言い、それが見当外れな数字だったらしく、お客さんが逃げていく、というオチでした。この意味がよくわからず、「くじら」とはメートル法の事か?などと想像していました。
 今日、「鯨尺」という言葉を見た時、その事を思い出し、そして初めてその4コマの意味が分かりました。意外なきっかけで思わぬ謎が解けるものだと我ながら感心してしまいました。

イーグルス山崎選手、惜しくもサイクルを逃す

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対合併球団は有銘投手と吉井投手が先発。吉井投手は2回まで無安打でしたが、3回1死から一気に7連打を喫するなど6失点。さらに4回にも山崎選手に2ランを打たれ、8失点でKOされました。さらに6回には二番手の吉川投手を打ち込んで、この試合二度目の打者一巡で一挙10点を挙げ、18点を取ります。特に山崎選手は3回に二塁打、4回に本塁打で、この回はプロ19年目で8本目となる三塁打を放ち、単打が出ればサイクル、としました。そして8回裏、2死無走者で打席がまわり、久々一軍復帰の山口投手の足元を抜く当たりを放ちます。しかしこれがプレートに当たった感じで勢いが削がれて二塁ゴロに。惜しくも記録達成はなりませんでした。
 一方、前回、先発転向後7試合目で初の中盤KOを喫した有銘投手ですが、今日は5回まで2安打無失点。6・7回に1点ずつ取られますが、超大量援護もあって、今季3勝目を挙げています。観客数は1万4千2百人ほどでした。
 今日はマリーンズのみならず、タイガースとベイスターズも試合がなかったので、ここを主に見ていました。このカードをじっくり見るのは初めてだったのですが、今更ながら「昨年までのチームメイト同士」の対決の多さに奇妙な感じがしました。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対スワローズは朝倉投手と石川投手が先発。ここのところ好投の続いていた朝倉投手ですが、今日は2回まで無失点だったものの、3回2死無走者から四球を一つ挟んでの6連打で6点を失い、あっさりKOされます。一方、ドラゴンズは4回の1死満塁でアレックス選手が併殺。さらに6回には無死1・3塁から立浪選手の一塁線を抜けようかという痛烈なライナーをリグス選手が好捕してこれまた併殺と好機を生かせません。7回にはアレックス選手の2ランで3点差としたものの、8回の無死1塁でまた併殺に倒れ、9回は石井投手が三者連続三振に抑え、6対3でスワローズが勝ちました。タイガースとドラゴンズのゲーム差は2に開いています。観客数は2万3千2百人でした。
 広島のカープ対読売は黒田投手と工藤投手が先発。初回に2点を先制したカープが4回1死2塁から嶋選手・新井選手・前田選手の三連発で一気に4点を追加し、工藤投手をKOしますます。一方、黒田投手は6回に本塁打2本で3点を失うものの、8回を7安打無四球。9回、ベイル投手がいきなり死球を与えた後、連打され、2点差となってなお1死1・3塁とされますが、そこから二者連続三振に抑え、6対4でカープが勝ちました。黒田投手はリーグ勝数単独首位の12勝目を挙げています。観客数は1万9千8百人ほどでした。なお、この試合、グランド整備の時に「ミッキースペシャル TSS謝恩ナイター」と称して外野の芝生を101匹の犬が歩くという企画がありました。

2005/9/1の更新

 トップ絵を更新しました。

2005年09月01日

楽なのはいいけれど

 トップページ兼日記を「ブログ風」にして1年経ちました。過去の記事を複数の基準で自動的に分類してくれるのが非常に便利です。さらに、間違えて記事を上書きしてしまう事もありません。その上、RSSにも対応しているわけですから、我ながら便利になったものだと思います。
 ただ、楽すぎるためか、ついサイトの手入れを怠りがち。昨年までは背景色なども季節ごとに変えていたのですが、ついにこの一年、一度も変える事はありませんでした。また、ブログツールの「Movable Type」も、ちょくちょくバージョンアップしているのも関わらず、この一年間、ずっと同じバージョンのものを使っていました。まあ、もともとコメントもトラックバックも受け付けていない「ブログ風」なので、あまり気をつかう必要がないせいでもありますが。
 どうも、便利さにかまけて、ちょっと堕落しているようです。話はずれますが、この夏は生活のほうもビールを飲みすぎるなどで堕落気味で、体重が増えてしまいました。
 せっかくこれから涼しくなる事ですし、この「一周年」を機に、サイトも自分の体も、少し手入れをしようかと考えています。

タイガース、今岡選手の連発で首位守る

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは下柳投手と山本昌投手というベテラン左腕対決となりました。ここ2試合ほど序盤で崩れていた下柳投手ですが、今日は初回に1点を先制されたものの、2・3回を無安打に抑えます。そして3回裏、シーツ選手の適時打でタイガースが追いつき、さらに今岡選手の2ランで勝ち越します。さらに5回には1死1・3塁として再び今岡選手に打順が。ここでドラゴンズは山本昌投手をあきらめて鈴木投手に交替しましたが、これが裏目に出て、今岡選手は2打席連続の24号3ランを放ちます。今岡選手は7回にも適時三塁打を放ち、この日6打点の大活躍でした。
 下柳投手は5回を3安打1失点。登板間隔に余裕があることもあり、点差があるにも関わらず、昨日に続いて福原投手を中継ぎに使い、ウイリアムス投手・藤川投手・久保田投手を投入するという豪華リレー。結局、8対1でタイガースが大勝し、首位陥落の危機を脱しました。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 ところで、7回からドラゴンズはプロ初登板の小林投手を出したのですが、制球が定まらず頭付近の球を連発。8回無死1塁から檜山選手の頭にかする死球を出し、危険球退場となります。ところが、退場になった後に、怒りのおさまらぬ岡田監督が出てきて、それをきっかけに両チームの選手が本塁周辺に集まります。ただ、直撃したわけでもなく、タイミングもずれていたので、乱闘とはほど遠い雰囲気。両チームの外国人選手たちは談笑しているような感じでした。

 横浜のベイスターズ対カープは斉藤投手とデイビー投手が先発。カープは、ロマノ投手がハリケーンで実家が全壊して急遽帰国したために、急遽デイビー投手を上げています。そのデイビー投手が8回を5安打2四死球1失点の好投。一方、カープは3回に4連打などで3点を先制し、9回にも2ラン2本でダメ押しをし、7対1で快勝しました。観客数は9千5百人ほどでした。
 松山の読売対スワローズは西村投手と川島投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万3千1百人ほどでした。

 今日唯一のパリーグである神戸の合併球団対ライオンズはJP投手と宮越投手が先発。ライオンズは、初回にカブレラ選手が自打球を足に当てて退場する不運もあり、8回まで5安打無失点に抑えられます。一方、合併球団は4回に水口選手の今季1号で先制し、5回にはブランボー選手の16号ソロで追加点を挙げます。ライオンズは9回にJP投手の2四球もあった満塁とし、代わった菊地原投手から押し出し四球を選んで1点差としますが、加藤投手が後続を絶って2対1で逃げ切り、1日で3位に返り咲いています。観客数は9千6百人ほど。予備日の試合とはいえ、ゲーム差ゼロの3位争いにしては寂しい限りです。

言われた通りに書くと?

 衆院選の自民党候補のポスターを見ていたら、脇に小さく「比例は自民・公明へ」などと書いてありました。選挙協力だかなんだか分かりませんが、かなり無責任な「投票依頼」です。自分は支持する気は毛頭ないからいいのですが、これだと支持者はどちらに入れればいいかで悩んだりしないのでしょうか。仮に、ポスターにある通りに投票用紙に「自民・公明」と書いた場合、無効票になるのか、それとも両党で折半するのか、などとしょうもない事まで気になりました。
 それにしても、249議席の最大政党が、34議席の政党にそこまで気兼ねをしなければならない、というのも奇妙な話ではあります。とりあえず、少ない議席でそこまでの「権力」を持てた、その政党の「真の支配者」に取っては笑いの止まらない話でしょうね。