2013年12月20日

かつての愛読作品が復刻

[ 漫画 ]

 10代半ばの頃に大好きだった県立地球防衛軍という漫画の単行本が復刻されました。
 当時買った単行本はいまでも大切に保管してありますが、描きおろしの新作が掲載される、という事なので、買って読みました。
 ある時期を境に、作者から往年の上手さやセンスを感じる事はなくなりました。そのため、ここ数年の新作は読んでいません。
 しかしながら、あの作品のキャラたちなのだから、また面白い話になるのだろう、と期待していました。

 しかしながら、読みだしてしばらくして「何だこれは?」という気分になり、読み終わった後は、強い寂しさを感じました。
 当時のキャラのうち、そこそこ出番があったのは一人だけで、しかも、当時のような面白みはありません。うち二人のメインキャラには台詞すらなく、モブキャラ扱いでした。
 もちろん、当時を彷彿するようなギャグもなく、特に印象に残る場面もなく、あっという間に読み終えてしまいました。
 かつての実力がもはやないという事は、あらかじめ分かってはいました。とはいえ、ここまで変わり果てるとは、と驚きました。
 あの頃好きだった作品はいろいろありました。しかしながら、もし今後、それらの作品で「○十年ぶりに新作描きおろし」というのがあっても絶対に読むまい、とまで思いました。

2013年12月20日 23:55