2011年08月29日

方向幕

[ 交通 ]

 都バスに乗るために錦糸町で降りました。ターミナルに止まっているバスの一台を見た時、不思議な懐かしさを感じました。
 といっても、別にレトロなデザインを施されたわけではありません。普通の塗色で、これまで何千回も見た事のある車体です。
 そのため、自分でもなぜそんな気分になったのか、一瞬不思議に思いました。
 しかし、数秒後に、その理由が「方向幕」にある事が分かりました。
 バスの行先表示の電子化は飛躍的に進んでいます。特に、地元のあたりでは、ほぼ100%に達しており、アナログの方向幕を見る機会はまずありません。
 そのため、久々に見た方向幕に懐かしさを感じたわけです。
 見慣れていたものが、気がついたら「懐かしいもの」になっていた、というのは、不思議な気分でした。もう何年かしたら、この「方向幕」には希少価値が出てくるのだろうな、などとも思いました。

2011年08月28日

愛媛FC、ATで追いつき、3試合連続引き分け

 ホームで行われた、愛媛FC-栃木SC戦を、開始25分くらいからTV観戦しました。見始めた直後、愛媛が中盤でFKを得ます。ところが、それを奪われてカウンターを喫し、フリーになった相手エースのリカルド=ロボ選手に決められ、先制されてしまいました。
 その後も、前半は栃木ペースで進みます。愛媛はなかなかボールを奪えません。しかし、今月より新潟から期限付きで移籍し、ホーム初出場となった大野選手による再三の好守備もあり、追加点は与えませんでした、
 途中、杉浦選手が抜け出し、ペナルティエリア内で、相手選手に後ろから足を蹴られて倒れる場面もありましたが、ファウルにはなりません。これには解説者氏も疑念を呈していました。
 他にも、後半で相手のレッドカードと思われた行為がイエローになるという事もあり、解説・アナウンサー氏とも今日の審判にはかなり不満があったようです。
 試合の方は、結局、0対1のまま前半を終えました。

 栃木は先制すると強く、今期ここまで先制して逆転負けした試合は一つしかありません。ただ、その唯一の相手は愛媛FCでした。その時と同じ0対1で、天気も同じく雨です。という事で、前回と同じ結果になることを期待しながら、後半戦を見ていました。
 その後半、愛媛がボールを持つ時間が長くなります。そして、何度かゴール前にいいボールが上がり、決定機を作ります。しかし、相手キーパーの好守もあり、なかなか追いつけません。
 そのまま0対1で迎えた後半32分、愛媛は6試合ぶりの出場となる福田選手を投入します。すると、交代直後、サイドから相手選手の股間を抜く、ベテランらしいパスを出し、それを斎藤選手が決め、愛媛が追いつきました。これで斎藤選手は10得点となり、リーグ首位タイとなりました。
 ところがその直後、大山選手がバックパスを出しますが、その先には味方が誰もおらず、「相手へのパス」となってしまいました。
 そして、守備陣が戻りきれないなか、リカルド=ロボ選手にこの試合2点目の得点を決められます。
 勝ち越された愛媛は、ひたすら攻めつづけ、至近距離でのシュートも何発か放ちます。しかし、いずれも相手キーパーの武田選手に阻まれ、ついに45分が終了。5分のアディショナルタイムに入りました。
 そして終了間際の50分、愛媛の放ったクロスがキーパー正面に飛んでしまいます。ところが、ここまで好守を続けていた武田選手が手を滑らせ、これをこぼします。そして、その脇に走りこんでいた高杉選手が押し込み、ギリギリのところで追いつきました。
 そして、あとワンプレイで終了、というところで、相手にコーナーキックを与えられます。そして、キーパーの逆をつくシュートを放たれますが、これは福田選手がクリア。そのまま試合終了となりました。
 まさかと言うようなミスで勝ち越されたものの、逆に相手の珍しいミスに助けられて追いついた、というちょっと不思議な終盤でした。いずれにせよ、終了間際に追いついて勝ち点を得たことには価値があるでしょう。
 というわけで、8月は1勝3分と、何とか負けなしで終わりました。9月はいきなりアウェイ2試合から始まりますが、何とか乗り切って、再び順位を上げてほしいものです。

2011年08月27日

選択肢が大幅拡大

 前の携帯を買ってからそろそろ2年経つからスマートフォンにしよう、と春先くらいから考え、ちょくちょく情報収集をしていました。
 当初は、普通に今の携帯をスマートフォンに機種変更しようと考えていました。ところが、調べているうちに、それによって不便になる事が少なからずある、という事が分かりました。そこで、「二台持ち」が選択肢に加わりました。
 ところが、それを前提にすると、可能性が膨大になってしまいました。機種変更の場合は、今のキャリアを使うのが前提なわけですが、二台持ちなら、その制約もありません。
 そこでiPhoneが選択肢に加わりました。するとそれに派生して、無線LAN+iPodTouchというのまで候補に上がってしまいました。
 なんか当初の予定からはかなりずれてしまった感じです。しかしながら、こうやって選択肢が広がり、商品の候補が広がるのは面白いものです。
 これまで「iナントカ」シリーズに関する知識はほとんど持っていませんでした。しかし、これを機に知識を得て、最善の結果を導き出したいと思っています。
 もっとも、そういう事をやればやるほど、当初の目的である、「買い替えもしくは買い増し」が実現する日が遠ざかる一方になってしまうのですが・・・。

2011年08月26日

大量売れ残りが前提?

 今日は直行の用事があったため、普段より1時間遅れての出勤となりました。行きがけに、駅の売店をのぞいたら、日経新聞が何十部も残っていました。
 普通の会社員は、もう仕事を始めている時間です。したがって、これより遅い時間に駅売店で日経を買う人などほとんどいないでしょう。
 別に、今日だけの事ではありません。普段は今日より1時間早く駅にいますが、だいたい同じくらい残っています。つまり、毎日毎日これだけ売れ残っていると考えるのが自然です。
 確かに、5年くらい前までは、毎朝会社員の何割かはこの売店で日経を買っていました。そして、電車に座っている人の多くは熱心に呼んでいました。
 しかし、それはすっかり過去の風景です。今では、電車の中を見回しても、日経のみならず、新聞を読んでいる人を見る事すらほとんどいません。
 幕張本郷だけでこれだけ売れ残るのですから、首都圏の駅をあわせれば、かなりの売れ残りになるはずです。これは、新聞社にとっても売店にとっても無駄なはずです。にも関わらず、新聞社は大量に刷り、売店は大量に仕入れて返品しているわけです。そんな無駄をやっても、お互い儲かる仕組みが存在しているのでしょうか、
 よく新聞販売店においては、売れない事が分かっているのに押し付けられる「押し紙」なるものがある、という話を聞きます。
 この「あらかじめ売れ残る事が分かっているにも関わらず、大量に駅に置かれる新聞」もその類型なのだろうか、などと思いました。

2011年08月24日

強冷房車

[ 交通 ]

 夏に入る頃、総武線の「節電対策」として、「全ての車両の冷房温度を弱冷房車の基準にあわせる」というのがありました。毎年、弱冷房車を愛用している身としては、節電は色々と面倒だが、これは大歓迎、と喜んだものでした。
 ところが、しばらく前から、「弱冷房車」の表示がない車両がやけに寒くなりました。「冷房温度を戻す」という告知を見た記憶はありません。もしかして、自分の冷房への耐性がさらに弱くなったのだろうか、などと思っていました。
 ところが、今日の帰りに改札を出たら、「節電ダイヤ終了のお知らせ」という案内が出ていました。電車の間引きを辞めたのなら、冷房の抑制も辞めたと判断するのが妥当でしょう。
 というわけで、いつの間にか「全車両弱冷房」という、自分にとって理想的な企画は終わってしまっていたようです。
 不要な節電はすべきではないと思いますが、この「節電」だけは未来永劫続いてほしかっただけに、残念でなりませんでした。

2011年08月23日

速読術アップ?

 帰りの電車では形態でツイッターを読むのが日課になっていす。以前は、最寄り駅に着くまで、何とか未読分を確認できる、という感じでした。しかし、慣れたせいか、最近は、かなり手前の駅で全て読むことができるようになりました。
 特にフォローしている人を減らしたわけではありません。毎日読んでいるだけあって、「速読力」がアップしたのでしょうか。それとも、あまり読む価値の低いツイートを見切る能力がついたからでしょうか。
 となると、その余った時間をどう有効活用するかが問題となります。一つはフォローする人を増やすこと、もう一つはその時間を利用して本などを読むこと、といったところでしょうか。
 速読力が原因ならフォロー数を増やすべきでしょう。また、不要ツイートの見切りが原因だとしたら、これ以上増やしても意味がないので読書などに切り替えるべきなのでしょう。
 そのへんを検討しながら、今後の方針を決めようか、などと思っています。

2011年08月21日

2011/8/21の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

貸切ランチバイキング

 ちょうど12時に津田沼に着き、昼食を取ろうとしました。いくつか候補を考えていたのですが、歩いていたらパルコ6階にある、インド人だけでやっているカレーバイキング店の割引チラシを貰ったので、そこに行くことにしました。
 ところが、お昼時であるにも関わらず、客が誰一人いません。隣にあるパン食べ放題を売りにしているチェーン店は、入店待ちの行列ができています。一方でこちらはガラガラなのです。
 不思議に思いながらも窓際の一番いい席に座りました。そしてカレー・ナン・サラダを食べましたが、特に不味いわけではありません。少々不思議に思いながらも、「貸切ランチバイキング」を楽しんでいました。
 そのうち、家族連れが来て、ランチバイキングを食べ始めました。こちらも、普通に楽しんでいます。そのため、さらにこのガラガラぶりが不思議に思えました。しかし、続いて老人の二人連れと、一人客が来た時、その原因が分かりました。
 いずれも、この店の仕組がよくわかっていません。しかし、店員は基本的な説明ができていないのです。結局、二人連れはランチバイキングの仕組みがわからず、かなり困惑した結果、通常メニューに変更していました。一人客のほうは、しばらく座っており、しばらくして店員に確認して、やっと「自分で取りに行く仕組み」である事を理解し、憮然とした表情で取り行っていました。
 この店の形態は、どこにでもある「カレーランチバイキング」形式です。したがって、我々や次に来た若い家族連れは、特に説明など聞かずにも店の仕組みを理解し、食べ物を取ります。しかし、それを知らない人に対しては、簡単でいいから説明をする必要があります。それすら出来ていなければ、客は戸惑うでしょう。
 値段も味も問題ないのですが、これではやはり一度は来た客もなかなかリピーターにはなってくれないでしょう。店員を全てインド人にするのも色々利点があるとは思うのですが、一番肝心な所が抜けてしまっています。せめて一人くらい日本語がきちんと話せる人がいれば、全然変わってくると思うのですが・・・。
 一番いい席で最初の半分は「貸切」だったのですから、自分たちにとってはかなりお得なランチになりました。ただ同時に、この状況が続くようでは、この店の存続はかなり危ないだろうな、とも思いました。

2011年08月20日

超音波検査

 先日の健康診断の結果で肝臓が要再検査になったため、病院に行きました。待合室にいる間、受付に来た人の中に「健康診断で・・・」と言っていた人が二人くらいおり、「お仲間がいる」と思いました。もちろん、だからと言って嬉しくもありませんでしたが・・・。
 というわけで、超音波検査というのを受けました。医師が腹部に読み取り機(?)を当てると、その部分の映像がディスプレイに映されます。それを見せられながら、「胆のうに小さいポリーブもしくは石があります」とか「脂肪肝は大したことないですね」とか説明を受けます。
 レントゲンなどで骨や内臓を撮られた事はありますが、リアルタイムで内臓の状況を説明されたのは初めてでした。不思議に思うと同時に、「こんな事をやる歳になったんだな」とも思いました。
 とりあえず、目立った異常はないようで、念のため三ヶ月後に血液検査をしましょう、という事になりました。
 一安心すると同時に、その頃はもう秋から冬になる頃だな、これからは、こんな感じで、「数カ月後の予定」が立つことが増えるのだろうな、などと思いました。

2011年08月18日

もえさんから招待状が届いております

 先月あたりから、「もえさんから招待状が届いております」という題名のスパムメールが大量に届くようになりました。1日に5~6通くらい届くこともあります。
 それだけ大量に送るということは、「効果」を期待しての事なのでしょう。しかし、いくらこの類のメールに騙され続けているような人でも、これだけ同じ題名のメールが続けてきたら、いくら何でも胡散臭いと思うのではないでしょうか。
 むしろ、見る人に興味を持たせるためには「権田原太郎左衛門さんから招待状が届いております」みたいな題名のほうが、「効果」があるのでは、などと思いました。
 そんなしょうもない事を考えながら、ゴミ箱に自動振り分けされた何通もの「もえさんから招待状が届いております」を、即座に完全削除する、という日課を今日も行いました。

2011年08月16日

わかりやすい「配慮」

 Yahoo!トップの「経済」タブに実態はヤミ金…カード現金化商法、規制は困難という読売新聞記事へのリンクがありました。
 用は、「客」にクレジットカードで買物させ、その商品を定価の8割くらいで「業者」が購入するというものです。「業者」は、「客」から買った価格と転売して売った価格の差が利益となります。一方、「客」は、「業者」の買取金で一時的に現金を得るものの、後からクレジットカード業者から定価の請求が来るため、その分が「利子がわり」になる、という構造です。
 記事には、クレジットカードの業界団体が「改正貸金業法が施行されて以来急増した」という「分析」を掲載しています。そして、リンク先であるYahoo!のページは「改正貸金業法」の特集ページとなっていました。
 しかし、本当に「カード化商法」と改正貸金業法に関連性があるのでしょうか。ちなみに、この「カード化」については、20年近く前に描かれた「ナニワ金融道」でも取り上げられています。別に、改正貸金業法施行に合わせて発生したものではありません。

 また、「この商法は改正貸金業法施行の影響で増加した」と主張するなら、法施行前と施行後の摘発件数の差異のような具体的なデータを提示する必要があるでしょう。そうでないと信用性はゼロになります。
 ちなみに、リンク先ページの下には、その「改正貸金業法」に関するリンク集があります。そして、そのほとんどは、「改正貸金業法施行によりヤミ金が増える」という「憶測記事」ばかりです。
 今年6月に金融庁は貸金業法改正で“ヤミ金利用者”減少 金融庁「制度見直し不要」という発表をしています。しかし、該当ページにはそれに関するリンクは一切存在しません。
 つまり、金融庁の発表を無視して、施行前の憶測記事や、クレジットカード会社協会の発表をそのまま載せた記事を掲載し、「改正貸金業法のせいで別の被害者が増えた」という世論誘導をしているわけです。

 なぜそのような事をするのか、という理由はそのページを見れば一目瞭然です。記事の下、さらには横にも、「ローン」の広告が載っています。詳細ページには全部で9つものリンクがありました。
 つまり、サラ金業者はYahoo!にとって重要なスポンサーなのです。したがって、彼らの利益にならない改正貸金業法を叩くようなページ構成になるのわけです。
 なお、記事には「カード現金化商法」の対策がないと書かれていましたが、これもかなりの疑問です。例えば、私が加入しているクレジットカードの一つは、有効期限が5年となっており、しかも5年後には一切審査などなく、新たなカードが送付されました。この期間を短くし、さらに更新時の審査を厳しくすれば、被害の件数は減るはずです。
 しかし、これを行えば、クレジットカード会社の利益も減ります。当然ながらそこから広告を貰っている新聞社やポータルサイトが、そのような「対策案」を提示するわけがありません。
 記事の信頼性は、本文だけでなく、周辺に記載する広告も含めて判断する必要がある事がよく分かりました。その観点において、この改正貸金業法批判の特集ページに貸金業者の広告が大量に載っている、というのは非常に分かりやすい「ページ構成」だと思いました。

2011年08月14日

2011/8/14の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

サマーソニック

 昼下がりに、海のほうから、轟音みたいなものが聞こえてきました。それを聞いて、そういえば、朝、津田沼に出た帰りの幕張本郷駅に、サマーソニックの案内看板が出ていた事を思い出しました。
 調べてみたところ、毎年8月の今頃に、幕張の海岸で行われているイベントだという事が分かりました。「東京会場」が幕張になってからもう10年以上経っています。
 ある意味、幕張の風物詩とも言えるものです。しかしながら、自分にとって興味のない分野の話です。そのため、案内などを見た事はあるはずですが、それが情報として頭の中に残ることはありませんでした。
 おそらく、これまでも音が響いていたのでしょう。しかしながら、これまでこの時間は、出かけているかTVをつけているかのいずれかなので、音が聞こえた事がありませんでした。
 それが、たまたま今日はTVもつけずにのんびりしていたため、音が聞こえ、その存在を意識できたわけです。
 おかげで10年目にして初めて、そのスケールの大きさを理解することができました。長年住んでいても、知らないことは色々あるものだな、などと思いました。

2011年08月12日

定期をなくす

 昨日の仕事を終え、新橋から総武快速に乗ろうとしました。諸事情によりsuicaでなく、磁気定期券を使っているため、区間外から乗る場合は、一度券売機に定期を入れて切符を買う必要があります。
 それをやっていた時、皆が改札からホームに向かって走るのが目に入りました。どうやら、発車時間が迫っているようです。もう遅い時間なので、電車のかなり空いています。
 ただでさえ翌日は6時起きなので、ここで一本逃すとかなり帰宅時刻や睡眠時間が変わっていきます。
 というわけで、券売機から切符がでるやいなや、それを持ってホームに急ぎました。しかし結局、ギリギリ間に合わず、ホームで15分以上待つ羽目になりました。しかも、下車する際に、券売機から切符は取ったものの、定期を取るのを忘れたのに気づきました。
 JR東日本の逸失物受付は朝6時からやっています。ちょうどその時間に起きる必要があったので、翌朝、すぐに電話しました。すると、無事定期は新橋駅の事務室に保管されている、とのことでした。
 ちょうど今日はビッグサイトに行く日だったので、重要な業務が一段落した11時過ぎに、ゆりかもめで新橋に行きました。考えてみたら、この時期に国際展示場正門-新橋間でゆりかもめを使ったのは初めてです。
 行き帰りの車内は、「ラッシュ時」を避けた事もあり、比較的空いていました。なかなか面白い時間でした。
 とはいえ、やはり定期をなくした不安感および、取りに行くのに使った時間の無駄は痛手でした。改めて、「駆け込み乗車」のリスクを痛感させられた一件となりました。

2011年08月11日

デスクトップとフォルダとExcel

 夕方、レストランで夜勤明けだった人から、「デスクトップが開かなくなった」という連絡がありました。仕事が終わって帰宅し、眠った後、自宅から電話してきたとの事です。その仕事熱心さには感心しましたが、目の前にパソコンがない以上、何が起きたか分かりません。
 そこで、現地にいる人に電話で確認しましたが、普通にログインしてデスクトップは開いた、とのことでした。
 不思議に思いながら、夜まで仕事をし、そろそろ帰ろうかと思ったら、今度はその日の夜勤担当の人から電話がありました。今度は、「フォルダが開かない」との事です。
 先程の電話およびその後の確認とあわせると、ログインしてデスクトップまでは開くのは確かです。そこまで行ってフォルダが開かないなど普通に考えてありえません。
 ただ、二人の人がそれぞれ異常を訴えているのですから、何かが起きているのは確かです。しかたないので、現場に寄ることにしました。
 行ってみたところ、電話をかけた人が、ブラウザでWEBシステムを操作しながら、デスクトップにあるExcelファイルのアイコンを指さして、これもあれも開かない、と言いました。

 つまり、開かなかったのはデスクトップでもフォルダでもなく、「デスクトップに置いてあるExcelファイル」だったわけです。おそらく、その人はアイコンおよびショートカット=フォルダ、という認識だったのでしょう。まあ、いずれの人も、体系的に学んだわけでもないので、仕方ないところです。
 ブラウザが開くのにExcelだけが開かないとなると、原因は一つしかありません。案の定、ツールのオプションから全般タブを開いたら、「他のアプリケーションを無視する」にチェックが入っていました。
 何故か知りませんが、ここにチェックが入ると、デスクトップなどのデータをダブルクリックしてもExcelのアプリは開くもののデータは開かなくなります。そして、何故か分かりませんが、何かの拍子でここにチェックが入ってしまうことが過去にもありました。
 というわけで、原因究明および解決に要した時間は5分もかかりませんでした。しかしながら、現実問題として、この現象を言葉で説明するのは普通の人には難しいでしょう。
 もちろん、今回のトラブルの「犯人」は、操作をした人たちでなく、そのような不可解な機能をExcelに搭載したMicrosoftです。特別な使い方をする人にとっては、この「他のアプリケーションを無視する」が必要なのかもしれませんが、ユーザーの99%にとっては一生使わない機能でしょう。
 そんなものを簡単に設定できてしまう設定にしやがって、アメリカにいるであろう開発者を恨みながら、22時半すぎに、家へ向かう電車に乗りました。

2011年08月09日

2011/8/9の更新

 トップ絵を更新しました。

ロールキャベツ男子

 肉食系とか草食系などという「分類」に派生した「ロールキャベツ男子」なる言葉を見かけました。見た目は「草食」だが中身は「肉食」という事のようです。
 こういう言葉を考案する人も生活がかかっているわけです。したがって、真新しいものを考え続ける必要がある、という事は分かります。とはいえ、肉食・草食ときて、いきなり「ロールキャベツ」というのはいくらなんでも無理すぎるのではないでしょうか。
 この調子でいけば、次は外見が「肉食」で中身が「草食」の「野菜の肉巻き男子」でも登場するのでしょうか。なんか、工夫すればするほど、現実との乖離が広がるのでは、とも思いました。

2011年08月08日

2011/8/8の更新

 翔みならブログめもちょうらくがきちょうを更新しました。

2011年08月07日

批判すべき所を褒める中継

 相方が見ていた高校野球中継を隣の部屋で聞いていました。すると、体調不良で交代した選手の状態に関する情報が入りました。なんでも、熱中症で両腕と片足の筋肉が痙攣した、とのことでした。
 それを聞いたアナウンサー氏と解説者氏は、その熱中症を起こした選手について、「攻守とも全力で頑張っていましたからね」と讃えていました。その話し方は「一所懸命頑張ったのだから、熱中症は名誉の負傷(?)だ」という感じでした。
 しかし、これは褒める所なのでしょうか。事実として、高校運動部の活動中に、病人が出たのです。しかも、その病気とは、一歩間違えれば死に至るものなのです。
 そう考えれば、ここはその高校の健康管理体制を問題視するところなのではないでしょうか。少なくとも、選手の体調の異常を管理する体制および、水分を適切に補給できる環境があれば、その選手が倒れることはなかったはずです。
 高校野球では、いまだに暴力事件など、時代錯誤的「体育会」な思想による問題が発生しています。このような「熱中症賛美」が全国放送で流れ続けている間は、そのような時代錯誤ぶりが改善される日は遠いのだろうな、などと思いました。

2011年08月06日

愛媛FC、先制点を守り切る

 連敗を止めたものの、先週、またしても3失点で敗れたうえに、主力の一人である関根選手が怪我で長期離脱となってしまった愛媛は、ホームにカターレ富山を迎えての試合となりました。
 今日は久々に川北選手がスタメンGKに復帰しました。また、甲府から期限付きで加入した金選手が初のベンチ入りとなりました。
 仕事帰りにツイッター観戦していたのですが、開始32分に、斎藤選手がゴール前に出したパスを杉浦選手が決め、愛媛が先制しました。

 斎藤選手は先日、U-22日本代表に選ばれました。しかし、その直後、昨年まで同じチームの先輩だった松田選手を失う、という辛い目にあっています。それだけに、このアシストは感慨深いものがあったでしょう。
 先月の愛媛は、前半に先制した後、逆転負け、というのを何度も食らっています。それだけに、下位相手とはいえ、あまり楽観はできませんでした。
 そして、後半はかなり相手に攻められます。しかし、関根選手を欠いているものの、守備陣がよく抑えます。そして終了間際に相手に抜けだされますが、川北選手の好守備でこの危機を防ぎ、1対0で勝利をおさめました。
 先月は散々でしたが、月が変わった最初の試合での勝利は大きかったと思います。ぜひとも、これをきかけに巻き返してほしいものです。

2011年08月05日

劣化?

 ある大学の先生がネット上の発言の劣化についてというブログを書いていました。その、書き出しは個人的印象だが、ネット上での匿名発言の劣化がさらに進んでいるように見える。となっています。
 匿名掲示板は、10年以上前に初めて見た時に、あまりの異常さに辟易し、その後もほとんど見ていません。したがって、「劣化」しているかどうかは自分には判断できません。
 したがって、この文の主張が正しいかどうかは判断できません。ただ、読んでいて、非常に気になったことがありました。
 その主張によると、紅白歌合戦の視聴率が80%で読売と朝日の部数合計が2,000万部を越えていた時代は、「情報のデモクラシー」の時代だった。 これはリアルタイムでその場に身を置いたものとしては、「たいへん楽しいもの」として回想される。だったとのことです。
 まあ、確かにその頃はネットはありませんした。したがって、著者が憂うるような「ネット上の発言の劣化」も起きるわけがありませんでした。
 しかし、その時代に人々が与えられる情報および、人々が発信する情報が今よりも良かったとは到底思えません。
 たとえば、「ロス疑惑」の時など、あらゆるマスコミが一斉に、結果的には無罪になった「疑惑の人」を殺人犯扱と断定するような論調で、連日あることないこと書いていました。他にも、今にして思えば明らかな間違いを、唯一の真理であるかのように流していた事例はいくらでもあります。
 一方、その受け手のほうも、今と比べて質が高かったとは思えません。たとえば、匿名掲示板の特徴の一つとして、「東アジアの他国民蔑視発言」があります。しかし、これはネットの時代になって出てきたものでもありません。
 当時、普通に暮らしていた人々の少なからぬ人も、当然のように彼らを差別する発言をしていました。その典型例としては、自動焦点カメラが普通に「バカチョンカメラ」などと呼ばれていた事があげられるでしょう。
 いずれにせよ、商業マスコミが情報発信を独占していた時代のほうが、やりとりされる情報の質が高かった、というのは無理がありすぎます。
 匿名掲示板の発言を批判する事自体はいいと思います。しかし、これでは下手すると逆効果になりかねない、とまで思った「批判」でした。

2011年08月04日

肝臓と心臓

 健康診断の結果が帰ってきました。肝機能が要再検査で、心電図が経過観察、という結果が出ました。今までも何度か「要再検査」が出たことはあります。いずれも異常はなかったのですが、さすがに今回は色々と考えさせられました。
 肝機能異常が飲み過ぎである事は明白です。とみにここ数年は、飲みに行って記憶が飛ぶことも少なくありません。飲酒は自分にとって重要かつ貴重な趣味ですが、さすがにこの結果がでるとある程度の見直しは必要だな、と思いました。
 一方の心臓ですが、昨日まで3日連続で10時間勤務をした事もあり、起き抜けに少々胸の痛みを感じました。そこに、この結果をもらい、さらにはサッカーの松田選手が急性心不全で急逝というニュースを見てしまいました。
 それだけに、より自分の心臓への不安感が増してしまいました。
 肝臓と違ってこちらの対策はよくわかりません。いずれにせよ、まだまだ生きてやりたい事が色々とあります。それゆえに、今まで以上に健康に気を付けねば、と改めて思いました。

2011年08月02日

別な意味での「勇者」

 3月の原発災害の直後に、ブログやツイッターで鋭い発言をして話題になった10代アイドルの方がいます。10代のアイドルにはさほど興味はありませんが、その人の書くこと自体が勉強になるので、ファローしたりしています。
 もちろん、本人の発言そのものが有益なのですが、その人に絡む連中の発言はまた別の意味で楽しめます。
 その連中は、「たかが10代の子供の分際で生意気な。こっちは知識と経験があるんだぞ」みたいな感じで、偉そうな口調で絡んできます。ところが、偉そうな事を言う割には、振りかざす知識は、「安全神話」レベルのものでしかありません。その結果、あっさり論破されます。
 ちょっと考えれば、3月10日まで持っていた「原発は安全かつ効率的で、日本経済を支えている」などという事を前提とした知識は、現時点ではすでに「天動説」みたいな物に成り下がっている事など、容易にわかるはずです。にも関わらず、その「知識量と経験の差」を武器にして、大上段から振りかぶっているのです。これでは最初から負けるのは当然です。
 だいたい、仮に論戦で勝ったところで、相手の肩書きは「10代のアイドル」です。別に褒めてくれる人もいないでしょう。そうやってちょっと考えれば、自分が行っているのが「簡単に勝てるわけない上に、仮に勝っても得るものはない」という、「ハイリスクローリターン」な闘いである事は分かるはずです。
 まあ、それが分かるほどの思考力がないからこそ、傍から見れば無謀すぎる闘いを挑んでしまうのでしょうが・・・。典型的な「別な意味での勇者」だと思いました。

2011年08月01日

姑息な「退会防止策」

 長年使っていた、TV局が運営している有料携帯サイトを退会することにしました。目立たない所に配置されている退会へのリンクをクリックしたら、退会者へのアンケートが表示されました。
 これ自体は定番と言えます。そこで、適当に回答を入力し、送信ボタンを押しました。ところが、次に表示された画面は、退会手続きが済んだような済んでいないような微妙なものでした。そこで、マイメニューリストを確認したところ、そのサイトが登録されたままになっていました。
 仕方がないので再度、そこに入り直し、アンケートのさらに奥に隠されていた「本当の退会手続き画面」を発見し、やっと手続きが完了しました。
 確かに、「退会=アンケート」というのに慣れている人をごまかして退会させない、という目的を考えると、このページ構成は「優秀」と言えるでしょう。しかし、そのからくりが分かった人にとって、そのサイト並びに運営しているTV局の印象がどうなるのか、を考えると、この方法が賢明とは思えませんでした。
 なにしろ、このような形で客をあざむこうとするTV局なのです。その「罠」に気付いた人は、そのTV局が発信する情報を信頼しなくなるでしょう。携帯サイトでの収入を維持するために、この会社が失ったものを考えると、これにおける「損得」はかなりの赤字になるのでは、と思いました。