2013年02月27日

マスクと眼鏡

 数年前から軽度の花粉症が出てきており、外出時はマスクが必須となっています。そのため、寒い季節、特に今日のような湿気の高い日は、眼鏡が曇って難儀します。
 ネットで対策を調べた所、高いマスクを買うか、眼鏡に曇り止めを塗るなど、それなりの費用が必要とのことでした。
 そんな年がら年中発生するわけではないのですが、今の仕事になってから、夕方に1時間程度外を歩く事が増えています。
 いったん曇りはじめると、大変な事になります。何しろ、前が見えません。裸眼の視力は0.1を切っている事もあり、特に暗い時間だと周りを見るすべがなくなってしまいます。
 このままだと、何らかの費用をかけて対策を取らざるをえなさそうです。花粉症だけでもやっかいなのに、面倒な「二次被害」が発生した、という困った状況になってしまっています。

2012年12月31日

2012年を振り返って

 本日で2012年も終わりです。
 今年は、自分にとっては、人生最大とも言うべき転換の年でした。
 おかげさまで、色々な経験ができました。様々な事において、これまで想像もつかなかった事を知ることができました。
 同時に、いろいろな形で新たな人と知り合うことができました。
 というわけで、忘れられない年になりました。
 新たな年ではどのような事が起きるのでしょうか。もちろん、どうなるか分かりませんが、今年やったこと、経験したことを活かすことができるよう、頑張って行きたいものです。

2012年12月29日

ノロウイルス騒動

 今月に入って、ノロウイルスの大量感染情報をよく見ます。なんでも、新型のウイルスが誕生し、それが原因になっている、との事です。
 そのような「被害情報」はよく流れますが、「ではどうやったらノロウイルス感染を防げるか」についての情報はほとんど流れません。
 自分は3月まで、グループに食堂を運営する会社を持つ所にいました。そのため、この季節になると、社内通知でノロウイルス対策が何度もまわってきました。
 そこでは、手洗いの励行・二枚貝の喫食禁止・身近に感染した人が出た場合の対処などが書かれていました。(参考サイト
 これを知っているのと知らないのでは、感染する確率はかなり変わってきます。
 ノロウイルスの感染情報を報じる場合、そのような対応策も一緒に繰り返し報じれば、かなり被害軽減につながるのでは、と思いました。
 あと、「元業界人」としては、ここまで広まっている原因として、食べ物を作る業界が、人件費・教育費を削減している、という事もあるのでは、と気になっています。

2012年12月26日

感性の鈍化

 久しぶりに本屋でゆっくりと過ごすことができました。
 普段なら、適当に歩いていれば、興味を引くような本が目に入り、試し読み用の小冊子を手にとったりします。ところが、今日はそのような事がありませんでした。漫画コーナーに行っても、絵の羅列を見ているような気分でした。
 今月は色々と忙しく、職場に行かなかった日は一日しかありません。それだけ働きづめていたために、感性が固まってしまったためのだろうな、と思いました。
 とりあえず、今年の仕事はあと二日で終わりです。そして、年末年始は、数年ぶりに長めの連休が取れます。
 この期間を利用して、なんとか感性のリハビリを行わねば、と思いました。

2012年12月24日

クリスマス タコ

 所用で実家に行きました。用事を済ませると、親が刺身用のタコをお土産にくれました。
 子供の頃、タコを酢につけたのが大好物でした。しかしながら、ここ10数年、食べる機会はありません。たまに居酒屋の刺身盛り合わせで出ても、わさび醤油で食べる形になります。これは、自分の好物とはかけ離れていたものでした。
 というわけで、自分でも、生のタコを酢につけたものが好物だ、という事を忘れかけていたほどでした。
 それを覚えてくれていた親には、本当に感謝しました。
 せっかくなので、帰宅後にスーパーに行き、クリスマスチキンが大量に並んでいるなか、刺身を買いました。そして、酢ダコをメインとした夕食を食べました。
 タコの美味しさと同時に、懐かしさも味わう事ができました。  というわけで、世間一般とはかなり異なった「クリスマスディナー」となりました。とはいえ、色々な意味で、心に残る、美味しくかつ嬉しい時間を過ごすことができました。

2012年12月22日

サービスの優先順位

 しばらく前に、近所に開業した居酒屋に行きました。夫婦ふたりで切り盛りしている店のようです。
 酒も食べ物もなかなか美味しかったのですが、出てくる時間にはかなりイライラさせられました。突き出しのつもりで頼んだ、「キャベツを切ってタレをかける料理」が出てくるまで、大ジョッキが一杯空になってしまったほどでした。
 その調子で食べ終わり、これまた時間のかかる会計を終えて、店を出ようとしました。すると、店主と奥さんの二人が、扉の外まで見送りに来てくれました。
 普通に見れば、真心のこもったサービスです。しかしながら、それまでがそれまでだったので、嬉しさは何も感じませんでした。率直に言って、「他のお客さんが帰るときもこんな事やっているから、酒も料理も出てくるのが遅かったんだな」という感想しか浮かびませんでした。
 やはり、一番の基本であるサービスもできずに、帰るときに二人が総出で見送るような凝った「サービス」をしても逆効果にしかならないわけです。
 日頃、サービス業をやっている自分にとって、ある意味「優秀な反面教師」とも言えました。早速、明日から、自分がこの店と同じ事をやっていないか、見なおそうと思いました。

2012年12月21日

トウモロコシの粒

 職場の自販機に缶コーンポタージュスープが入りました。小腹が空いた時などに便利なため、かなりの割合で飲んでいます。
 そんなとき、ひょんな事から、缶入りコーンポタージュスープの粒を残さず飲む方法を、流体力学を用いて解析したページを見つけました。
 わざわざ、3Dでシミュレーションして、その理論を実証しています。確かに、そこに書いてある通りにやったら、粒が缶に残ることはなくなりました。流体力学おそるべしです。
 それにしても、たかだかトウモロコシの粒を一つか二つ食べそこねないためだけに、理論を考え、3Dを用いてシミュレーションまでしているわけです。効率や利益を最優先で考える現在の風潮からすると、非常に無駄と言えなくもありません。
 しかしながら、自分は、このような事をした人たちにかなりの敬意を感じています。このような「遊び心」があればあるほど、世の中は豊かになると思っているからです。
 今後も、このような人たちが、一見技術の無駄遣いのような事をやり続けることができれば、少しは経済も上向きになるのでは、と思っています。

2012年12月20日

ネットで居酒屋予約

 土地勘のない場所で飲み会の幹事をやることになりました。
 当然ながら、店を探す手段は、ネットを使うよりありません。
 実は昨年まで、船橋で定期的に行う飲み会の幹事をやっていました。やはり、こちらもネットを使っていました。こちらは、生活圏内なので、地図を見れば、その店がどのあたりに位置しているかが解りました。それによって、店の基本的な印象もなんとなく想像できます。
 しかしながら、全然土地勘がないところだと、そうはいきません。とりあえず、いくつかの条件にあったところを予約しましたが、そこが柄の悪い場所だったら・・・など、様々な不安が頭をよぎります。
 同じネット予約でも、土地勘のある場所とそうでない場所では、全然感覚が違うのだな、と意外な発見をしました。

2012年12月19日

「信者」の矜持

 数日前の選挙で、小沢一郎氏が率いる政党が惨敗しました。
 当ブログで何度かネタにはしていますが、氏には多数の信者がついています。その信心は深く、Yahoo!が実施した「世論調査」において、「組織投票」を行い、氏の政党の「支持率」を40%にしたほどでした。
 それだけ深い信仰心を持つだけに、多くの「信者」はここ数日、怒り狂っているようです。

 一番題材にされているのは「不正選挙疑惑」です。Yahoo!であれだけの高支持率を誇った教祖様が率いる政党が負けるのはおかしい。したがって、開票時に不正が行われたに違いない、という論法です。
 それを聞いたときはちょっとがっかりしました。彼らはこれまで小沢氏の無謬性を信仰していたわけです。にも関わらず、氏の敗北を認める、というのは、信者としていかがなものか、と思いました。
 ここはやはり、本当の勝利者は小沢氏だ、と胸を張ってほしいものでした。
 何しろ、今回の勝者である自民党ですが、前回の選挙より票を減らしています。また、前回の下野において、収入も減ったはずです。
 にも関わらず、大量議席を獲得したのは、小沢氏が最高幹部だった内閣が作った小選挙区制のおかげです。また、金に困らなかったのも、同様の経緯で発足した政党助成金制度のおかげです。
 そのような事例を挙げて、「今回自民党が勝てたのも、小沢氏が設計した制度のおかげだ。そして、自民党は氏の悲願である憲法改悪を目指している。つまりは、我々の勝利だ」と胸を張るのが、真の「信者道」なのでは、と思いました。
 もっとも、仮にそのような信者が身近にいたとしても、現在「不正選挙だ」と荒れ狂っている信者同様、絶対にお近づきになりたくはありませんが・・・。

2012年12月18日

先が読めない人の「遺言」

 昼休みにツイッターを見ていたら、今日死んだ文化人に関する言及を見かけました。なんでも、死ぬ半月前までブログを更新していたそうです。そして、最後の頃は、自分の死亡を前提に記事を書いていた、とのことでした。
 このように書くと、自らの最期を悟り、残された力で、想いをブログに残しただろう、と普通の人は思うところでしょう。ところが、その「文化人」は想像の斜め上を行っており、ツイッターで言及した人はそれに呆れていた感じでした。
 とりあえず、直接読もうと思い、そのブログにある「最後の日記」を見ました。すると、その結びは、その言及の通りのものでした。

 その最後に更新されたブログは、葬式に来てもらいたくないという人間がいます。これをインターネットで公表していいものかどうか(ま、そんなことはしませんけどね)。この感情も含めて、感謝なのでしょうか。という言葉で結ばれていました。
 要は、自分には嫌いな人間がいる。そいつには葬式に来てもらいたくない、と言っているわけです。それが、この「文化人」がこの世に残した「最期の言葉」なわのです。
 自分だって嫌いな人間はいます。そして、その輩をけなす事はしょっちゅうあります。(一例を挙げるとこの記事になります)
 とはいえ、死期を悟った時に、このような事を書く事はありません。そんな事をする余力があるのならば、お世話になった人への感謝の言葉を先に書きます。
 ブログを読む限りでは、書いた人はこの記事が「最終回」になるとは思っていなかったようです。しかしながら、それは「この死んだ人には、先を読む能力が欠落していたからだ」の一言で片付いてしまう話です。
 死んだ人は、非常に強い将棋のプロでした。ただ、そこで鍛えた「先を読む力」は、実生活、特に人生の締めにおいては、何一つ役に立たなかった、と言わざるをえません。
 とりあえず、「最も情けない死に様の一つ」だよな、と思い、反面教師的な意味で参考になりました。
 自分もいつか死期を悟る日は来るでしょう。その時は、間違ってもこんなみっともない真似だけはしないように、と思いつつ、苦笑しました。

2012年12月16日

一週間遅れの小春日和?

 朝9時に、選挙に行こうと外に出たら、昨日までと空気の感触が違っていました。穏やかな日差しで、空気も柔らかい感じです。家を出るときは手袋をつけていたのですが、すぐに脱いでしまったほどでした。
 その日差しを感じながら、「小春日和」というのは、この時期にある暖かい日のことだったっけ、とふと気になりました。
 そこで検索した所、11月から12月上旬にかけての暖かい日をいう、と書いてありました。
 となると、12月中旬である今日は、小春日和ではありません。では、この12月中旬に暖かい日が来ることは何と言うのだろうか、と思いました。まあ、過ごしやすければ小春日和だろうと小秋日和だろうと何でもかまいませんが・・・。
 世間の情勢を見ると、これまでと同様、過ごしにくそうな日が続きそうな感じです。そんな中、ほんの短時間ですが、ホッとさせられた、冬のひとときでした。

2012年12月13日

同期の友との別れ

 大学の将棋研究会の同期にN君という人がいました。将棋の実力は彼のほうが、大駒一枚分強かったのですが、お互い部室によく来た事と、特撮という共通の趣味があったため、かなり親しくなりました。
 したがって、将棋のほうもかなり指しました。最初の一年間だけで、200局から300局は指していたと思います。
 そして一年の冬、彼は同期並びに先輩に、「クリスマスですし、パーティーをやりませんか?」と声をかけました。当時、将棋研究会には男性しかいませんでした。つまり、男だけでクリスマスパーティーをやろうと言ってきたわけです。

 当時は、クリスマスとコミケが重ねっていました。そのため、飲み会どころではないので、あっさり断ったと記憶しています。
 しかし、彼はそのクリスマス会を続けていました。その後、コミケが年末になった事もあり、社会人になってからは自分も参加するようになりました。
 彼は居酒屋探訪が好きで、独特の感覚で店を選んでいました。特に好きなのが、高田馬場・明治通り沿いにあった岡山料理の店と、沼袋にあった魚を売りにしていた店でした。
 確かに美味しいのですが、いずれも店が狭すぎます。そういう事もあり、私はよく彼にクレームを言ったものでした。
 彼は法学部出身で、そのまま法律の道に進みました。そして、ある有名な塾の裏方として活躍していました。そしてよく、私には解り用のない、法律の例題を持って来ました。そして、嬉しそうに、「ここに出てくる『高野大』 という原告は、キミの名前をモデルにしたんだよ」などと言っていました。
 そうこうしている内に、私は相方と結婚することになりました。当然、彼も披露パーティに呼び、その後、大学時代の仲間たちでカラオケに行きました。
 すると彼はその席で、死ね死ね団のテーマを歌ってくれました。誰がどう考えても、結婚パーティで歌うのに最もふさわしくない曲です。それをサイトのネタにしたら、Yahoo!で「結婚式 歌」で検索すると上位に来るようになりました。おかげさまで、当サイトでもトップクラスになる、1ページだけで5万6千ものアクセスを達成しました。
 その後も、毎年暮れには、彼が主催する忘年会には参加していました。「死ね死ね団」の話を、肴代わりにするのも恒例になっていました。そして、去年も同じように飲み、また次の年もこの面子で飲むのだろうな、と思いつつ、例年通り別れました。

 ところが、今年はなぜか連絡がきません。業を煮やした同期の一人から自分に、「彼と連絡が取れないが、何か分からないか?」というメールが来ました。
 それを読んで自分も、おかしい事に気づきました。数ヶ月前、一度携帯に連絡を入れたのですが「使われていない番号です」と言われたのを思い出したのです。
 しかしながら、その時点では、「何かの事情で、携帯番号を変えたのだろうな。まあ、どうせ暮れには連絡がくるから、その時登録変更すればいいな」程度にしか思っていませんでした。
 いずれにせよ、彼がそこそこ有名な所に務めているのは知っています。そこで、彼の名前と会社で検索すれば、所属部署くらいは分かるだろう、最悪、そこに電話しよう、と思い、ググってみました。
 その結果出てきたものは、彼の上司の方が書かれた「Nさんを偲ぶ」というブログでした。なんでも、不慮の事故で、7月に亡くなっていたとのことでした。

 当然の事ではありますが、いまだに、現実感がありません。明日当たりひょっこりと、彼から、忘年会の案内メールが届き、一連の話は勘違いだった、というハッピーエンドになるのでは、と今でも心の片隅では思っています。
 3年前の忘年会で彼は、「あと30年は続けたい」と言っていました。その約束は、何とか守り抜きたいものです。
 自分があとどれだけ生きていられるか分かりません。しかしながら、命ある間は、彼の名前を冠した忘年会を続けたいと思います。そして、2039年の暮れには、約束を守れた事を、泉下の彼に自慢したいと思っています。
 とにかく、早すぎる別れでした。かなう事なら、もう一局、彼と将棋を指したいです。

2012年12月12日

ロケットと称するミサイル

 床屋に行きました。ラジオのニュースが流れており、北朝鮮がロケットと称するミサイルを発射した、と言っていました。他の放送局・新聞もみな、この「ロケットと称するミサイル」もしくは直截的に「ミサイル」という表現をしていました。
 ロケットだろうとミサイルだろうと人工衛星であろうと、北朝鮮が宇宙に向けてそのような物を打ち上げるのは国連安保理の決議違反だとのことです。したがって、北朝鮮が非難に値することをした、という事に違いはありません。
 とはいえ、物事は正しく伝える必要があります。ミサイルという物は、爆弾を積んでいますから、それが飛べば、どこかで爆発が発生しないとおかしい事になります。しかしながら、そのような情報は一切伝わって来ません。
 さらに、北朝鮮が打ち上げたものは、衛星軌道上に乗った、という事でした。
 そう考えると、北朝鮮が打ち上げたものは人工衛星ならびに、それを宇宙に飛ばすためのロケットだった、となりそうです。
 これらの情報をまとめると、「ロケットと称するミサイル」などという表現は間違いだった、と言わざるを得ません。にもかかわらず、それを訂正している商業マスコミはないようです。
 まあ、このような事は本件に限った事ではありません。いずれにせよ、散髪の間、「報道と称するデマ宣伝」を聞かされた事は、かなりの不快感になりました。

2012年12月07日

二重の意味で初めての眼鏡

 眼鏡を新調しました。10代半ばで初めて眼鏡を作っていらい、何度も眼鏡を新調していました。しかしながら、今回の新調は、二つの意味で、これまでにはないものでした。
 一つは、自分にとって人生初の「茶色眼鏡」である、という事です。これまで、長い間かけていた眼鏡は、全て銀縁か黒縁でした。それ以外の色を使うのは初めてなのです。
 もう一つは、「前に作っていた眼鏡より度が弱い」という事です。これまでは、近視が進み続けているという事もあり、眼鏡を新調するたびに度が強くなっていました。
 しかしながら、今度の眼鏡は、その逆なのです。そのため、既存の眼鏡では見れていたテレビ画面が、よく見えなくなっています。

 なぜそのような眼鏡を作ったかというと、新たな目の障害が発生したためです。
 昨年辺りから、雑誌の小さい字や、無線ルーターに書かれているIDやパスワードを読むのが辛くなりました。つまり、近い所でも小さい字が読めなくなったわけです。世間でいうところの老眼です。
 実際、これは自分だけの話ではありません。先月あった中学の同窓会では、皆が同じ症状を訴えていました。
 つまり、自分に限らない、歳相応な現象なわけです。
 生きていればいつか来るものだとは思っていました。しかしながら、実際に発生すると、少なからぬショックを受けました。
 まあ、仕方ないので、今後はこの二つの眼鏡を使い分けながら、頑張っていこうと思っています。

2012年12月03日

今年二度目のセブンイレブン開業

 飲み会があったので、職場の近くながら、普段は縁のない地域に行きました。すると、この前は駐車場だったところに、セブンイレブンができていました。最近できたばかりのようで、「オープン」と書かれた幟が何本も立っています。
 半年ちょっと前、今の職場がある街に来たときは、営業しているセブンイレブンは一つもありませんでした。周辺で唯一のセブンイレブンは改装工事をしていました。
 ところが、その改装が終わってしばらくすると、そこから100メートルも離れていない薬屋の跡地にセブンイレブンが開業しました。
 それだけでも驚いたのですが、さらにもう一店開業したわけです。ちなみにその場所は、線路こそ挟んではいるものの、改装が終わったばかりの「元祖セブンイレブン」とは100メートルも離れていません。
 いったい、セブンイレブン本部がなぜここまで唐突に、職場近くに出店を続ける事にしたのかは今ひとつ理解できません。
 ただ、その戦略において、半年前に改装工事をやっていた「元祖セブンイレブン」がどうなろうと知ったことではない、と考えている事だけはよくわかりました。

2012年12月02日

老朽化

 中央高速でいきなりトンネルが崩落し、中を通っていた何人もの方が亡くなりました。
 正確な原因調査結果が出るのは相当先になるとは思います。しかしながら、一番可能性が高いのは、経年劣化でしょう。
 ここ何十年間、色々なものをコンクリートで造り続けていました。そして今も需要が萎んでいるにも関わらず、作られ続けています。
 しばらく前には新幹線が青森まで延伸しました。また、東京周辺でも大金を投じて、新たな高速道路を造り続けています。
 これからも、どんどんとこれまで造られたものは老朽化していくでしょう。一方で、保守点検に関する経費は削減される一方です。
 今回の事故は、その結果が招いたものだという気がしてなりません。
 どこかで「新たに造るより、今あるものの安全性を守る」という形に方向転換しないと、これからも、このような悲劇が起こり続けるのでは、と思いました。

2012年11月30日

メモ書きでの提案書兼見積書

 数日前、とある機械設備のセールスを受けました。売り文句は、「我社の製品は、お客様の要望に合わせてのカスタマイズをいたします」というものでした。
 その話を聞いた後、その営業さんは、機械設備の設置を見込む場所を見たいと要望してきました。そして、10分ほど何やら見たあと、おもむろの戻ると、紙に設置予定図を書き始めました。
 そして、その脇に「定価」さらには「割引後の価格」を書いて、私に見せました。
 どうやら、その設置予定図が「お客様ごとにカスタマイズした提案書」で、隣に書かれた数字のメモが「見積り書」を意味しているようです。
 そして、それを見せながら、「ぜひとも月内に契約していただきたい。幸い、今月は営業ノルマを達成できているので、本日限りでこの割引価格で提供できるのです」などと言い出しました。
 聞いていて、この世のどこに、そんな話を信じる人がいるのだろうか、と思いました。
 私も営業経験はありません。しかしながら、ノルマに到達しているのならば、そんな「割引価格」を設定する必要などない事くらいは分かります。
 まあ、それ以前の問題で、目の前でささっと書いた「提案書」と「見積書」を見て、他人に契約させようとする神経に呆れました。
 もっとも、その営業マンは、それで給料もらっているわけです。と言うことは、そのようなものに引っかかる人もいるのでしょう。
 もちろん断りましたが、世の中には色々な「商法」があるものだ、と感心はさせられました。  ちなみに、その営業マンの名刺にあった会社で検索をかけてみたら、予想通り、「よく検索される語句」として、「○○社 ブラック企業」というキーワードが表示されました。

2012年11月27日

「国民の生活が第一」半年もたずに解党

 7月に結成された、小沢一郎氏が立ち上げた通算四つ目の政党「国民の生活が第一」が本日、解党を宣言しました。なんでも、滋賀県知事が突如立ち上げた政党との合流を決めたというのが理由とのことです。
 まあ、この冗談みたいな政党名を見た時点から、一年も持たずにどこかと合併するだろうとは思っていました。しかしながら、まさか半年ももたないとは思っていませんでした。
 さしずめ、「さすが小沢氏、俺達が想像できないことを平然とやってのける」とでも言うべきなのでしょうか。もちろん、そこにシビれも、憧れもしませんが。
 新政党のトップは滋賀県知事がなるそうです。しかしながら、もっとも国会議員が多いのは、旧「国民の生活が第一」なわけです。そして、結党宣言と同時に合流を発表したのですから、実質的には小沢氏の五つ目の政党と言えるでしょう。
 ぜひとも、六つ目、さらには七つ目の政党を立ち上げ、いつの日かギネスブックに掲載されるよう、頑張ってほしいものです。そのあたりの気持ちは、故「国民の生活が第一」結党時に感じた事と、何一つ変わっていません。
 ちなみに、数日前から一部の小沢信者がネットで、「国民の生活が第一」の比例代表制投票時における略称は「生活」だが、マスコミは「生活党」と報道している。比例代表で「生活党」と書くと無効票になる可能性があることを考えると、これはマスコミの陰謀だ、などと触れ回っていました。
 今にして思えば、その時点で解党することをトップは決めていたわけです。そう考えると、この支持者はとんだピエロと言わざるをえません。
 もっとも、小沢氏のやることなすこと神の仕業と考えている、信者の事です。その件についても、「マスコミの陰謀を見ぬいた小沢氏が、いちはやく解党してマスコミの妨害を未然に防いだ」などと賞賛するのかもしれません。
 彼らのこれまでやってきた事を見れば、彼らの訴える政策などに何一つ期待できることなどありません。とはいえ、今後も繰り広げられる、彼らの新党創設ごっこには、別の意味で期待し続けています。

2012年11月23日

レーダーが錆びつく?

 都内に用事があって行きました。夏から秋にかけ、月に1回から2回のペースで都内に行ってはいます。しかしながら、いずれの用事も、朝早起きして目的地に向かい、そこで夜まで過ごして一杯飲んで家に直帰、という流れでした。
 しかし今日は、夕方にやるべきことが終わりました。そこで、調べ物をしに、有楽町のビックカメラに寄り道をしようと思いました。
 用事のあったところは、南北線の南側でした。そこから有楽町線に乗り換えて行く事にしました。南北線と有楽町線は、三つの乗換駅があります。
 まず最初に思い浮かんだのは飯田橋での乗り換えでした。しかし、そうすると、飯田橋と市ヶ谷の間を無駄に往復することになると気づき、市ヶ谷で乗り換える事に方針転換しました。
 そして、永田町駅に着きました。すると、そこには「乗り換え・有楽町線」と書いてありました。有楽町方面に乗り換えるなら、実はここが唯一にして最善です。しかしながら、駅に着くまで、その事を忘れていたのです。

 ちなみに、永田町は、6年前、半年ほど職場の最寄り駅だった事がありました。当然ながら、そこから何度も有楽町線や南北線に乗って出かけていたわけです。
 加えて言うと、8ヶ月前まで働いていた職場は、有楽町線が準最寄り駅でした。そのため、そこから何十回も有楽町線に乗っていました。
 にも関わらず、南北線と有楽町線が永田町で乗り換えられる事を完全に失念していたわけです。
 今の所に引っ越してから今年の3月まで、寝る時間を除けば千葉にいる時間より都内にいる時間のほうが長い「千葉都民」を約14年半ほどやっていました。にも関わらず、都内に出るのが月に1日あるかないか」という「純正千葉県民」に転向してから半年ちょっとで、東京の地下鉄路線をそこまで忘れてしまったわけです。
 つい半年ちょっと前まで、都内の地下鉄の路線図はほぼ諳んじていた事を考えると、我ながら呆れるほどの劣化ぶりだと思いました。
 まあ、どんな知識でも、使わなければ錆びつくのだから仕方ない、と思うことにしました。

2012年11月21日

「自然食品」蜜柑を食べる

 例年、この時期になると、相方の実家である愛媛から蜜柑が届きます。ある意味、年中行事ですが、今年は珍しく、相方からの解説がありました。
 袋の中にある蜜柑は、明らかに大きさが二種類あります。大きめのものは、普通に栽培して収穫した蜜柑との事でした。一方、小さいものは、製作者が手入れをやめた樹になったとのことでした。
 人手や年齢の関係から、全ての樹の面倒を見ることができなくなったのでしょう。そのため、見捨てられた樹は、水もまいてもらえず、実の管理もされないわけです。にも関わらず、ちゃんと実を結んだわけです。
 ある意味、「野生化した蜜柑」と言ってもいいでしょう、農薬も化学肥料も一切使われていないわけです。そう考えれば、この蜜柑は、完全なる「自然食品」といえるわけです。
 確かに身は小さいですが、食べた所、普通に甘みのある美味しい蜜柑でした。改めて、自然の力というものを感じさせられました。
 同時に、日本を代表する蜜柑の生産県において、そのような「耕作放棄」が発生している、というのは、将来の事を考えれば極めて深刻な問題なのでは、とも思いました。

2012年11月20日

数十年に渡る継続

 TVのゲーム番組で、「ゼビウス」が題材になっていました。このゲームは、10代前半の頃、そこそこハマった時期があります。その後、シューティングゲームはほとんどやらなかったこともあり、自分としては一番プレイ時間の長かったシューティングゲームと言えるかもしれません。
 ということもあって、懐かしさを覚えながら見始めました。しかし、開始早々、唖然となりました。
 ゲームをしている人は、自分と同世代とおぼしき中年男性です。腹の出具合がかなり目立ちますが、それを除けば、どこにでもいそうな普通の人、という感じです。
 しかし、TVに写ったその人のプレイ画面は、想像を絶するものでした。ゲーム画面には、「残機」が表示されています。つまり、何回までなら倒されてゲームを続けられるかを示す表示です。
 ゲーム開始時は確か3機くらいあり、倒されると減りますが、規定の得点をあげたりすると、逆に増えます。  その「残機」をこの人は20くらい保有していました。すなわち、それだけ長い時間やり続け、得点を重ねています。番組では、その人が、このゲームで設定されている最高限度の得点を獲得するのが目的だ、と言っていました。
 画面でプレイを見ましたが、その状況に納得できる腕前でした。稀に死ぬこともありますが、それまでに規定得点に達して残機が増えているので、画面下にある「残機の山」は結果的に減ることがありません。

 ゲームに限った事ではありませんが、かつてどんなに熟達していても、続けていないと腕は落ちます。
 となると、発売後30年経ってもこれだけの技量を誇るこの人は、その間、ずっとゼビウスの練習をし続けていたのだろうな、と思いました。
 漫画「鋼の錬金術」には、「60年間ずっと武闘訓練だけを続けてきた男たち」というのが登場します。話の中ではさほど重要性のない存在なのですが、その訓練のたまもので、主人公たちを相手に、一歩も引かない闘いを見せます。
 その設定並びに活躍を見たときは、彼らの過ごした60年の事を想像したものでした。
 そして、今回出演した人には、その「60年間武闘訓練だけを続けてきた男たち」に通じる何かを感じ、感服と驚きが入り混じったような気分になりました。
 何事でも、一途に続けるというのは、かなりの忍耐力と努力が必要になります。自分もそのような域に達することができれば、と思いました。

2012年11月19日

メール便初使用

 日曜日に、非定型サイズの郵便を送る事になりました。手元に秤がないので、それが何グラムなのか分かりません。平日でしたら郵便局に行って重さを測ってもらって料金を支払えばいいわけです。しかし、当然ながら日曜なので閉まっています。
 ちょっと困りましたが、しばらくするとメール便の事を思い出しました。かつて勤めていた職場ではどこでも愛用していましたし、自宅にも普通にメール便は届きます。
 しかしながら、基本的に書類を送るのと縁遠い仕事を続けていたので、自分で送ったことは一度もありませんでした。
 ネットで調べた所、コンビニに持っていけばサイズを測ってくれ、料金を支払いました。そして、その料金は普通郵便と同じでした。
 しかも、ちょうと手続きをしている時に、宅配会社の人が荷物を回収に来ました。というわけで、そのまま、配送ルートに乗ったわけです。
 最後のは単なる偶然です。しかしながら、その手続き・値段から、何と便利なサービスなのだ、と驚きました。
 とはいえ、喜んでばかりもいられません。このサービスにおいて、あまりの配送ノルマのきつさに、送付物を廃棄したという問題が、何度か報じられています。それ以外にも、様々ものを切り詰めた結果として、このサービスが成立しているわけです。
 そのような事を含め、色々と印象に残った、メール便初使用でした。

2012年11月18日

半年の空白

 半年前、行きつけの床屋を変えました。別に前の床屋に不満があったわけではありません。単に、仕事が変わったことにともなう、生活圏の変化によるだけの話です。
 その、以前使っていた床屋に、久しぶりに行く事になりました。
 半年ぶりでしたが、店の雰囲気などは何ら変わっていません。しかしながら、いざ散髪が始まると、半年前とは全然違っていました。
 最初に交わす、どのように髪を切るか、という会話からして、えらく苦労しました。かつては、一言二言のやりとりで、すぐに散髪が始まったのですが、今回は、髪型を決めるだけでえらく苦労しました。
 別に、凝った髪型にしたかったわけではありません。10年位上続けている、シンプルな髪型です。パーマだの染色だのも一切ありません。
 さらに言えば、その床屋は、典型的な大衆系の店で、理容師さんと客がなじみになる、というわけでもありません。
 したがって、半年ぶりに来ようと、一ヶ月ぶりに来ようと、本来は変わらないはずです。にも関わらず、かなりのぎこちなさがありました。
 通った期間の長さは、その床屋のほうが長いのですが、短い間に、すっかり新しい床屋に馴染んでしまったようです。「慣れ」というものの不思議さを感じさせられて出来事でした。

2012年11月16日

「お通し」新概念

 居酒屋には不思議な制度があります。それは、「お通し」と呼ばれるものです。
 注文する人に選ぶ権利がありません。場合によっては、自分の大嫌いなものが出てきます。しかし、拒否権はありません。たとえ、箸を一切付けなくても、その頼んでもいない料理に、200円を越える料金、すなわち松屋の牛めし一食分の料金を徴収されるのです。こちらには、メニーを選ぶことすらでません。
 というわけで、この「お通し」は、自分にとって憎むべき存在でした。
 ところが、本日行った店は、その概念を覆すものでした。
 メニューを見ると、「お通し」が具体的に掲載されています。内容はキャベツのサラダで、150円と書かれていました。しかも、おかわり自由となっています。
 ホテルのディナービュッフェでも、気がついたらサラダバーに並ぶくらい、「生野菜大好き」人間です。その身としては、この「150円で生キャベツ食べ放題」は非常に有難い特典でした。
 というわけで、人生初となる「お通しを二度おかわり」などという事をしてしまいました。しかも、他のメニューもボリューム満点で食べきるのに苦労したほどでした。結局、二人で満腹になるほど飲み食いしながら、会計は5,000円に達しませんでした。
 味・値段の双方に満足できたうえに、「お通し」に対する考え方まで180度変わる、という凄い店でした。「この値段で経営し続けるのだろうか?」と余計な心配をしてしまったほどでした。
 それが杞憂に終わるように、頑張り続けてほしいものだと思いました。

2012年11月11日

5回目の中学同期会

 4年前から、毎年秋に中学の同期会が行われています。昨日、その会が行われました。
 最初にやった時は、かなりの人数が来たのですが、昨年はついに10人を切り、今年はさらにそれを下回ってしまいました。
 幹事をやっているのは自分なので、その力のなさに忸怩たる思いがあります。とはいえ、今年になって初めて参加した人が二人もいたなど、明るい兆しもありました。
 そして、会が始まったら、参加人数の少なさなど忘れられるほど、色々な話で盛り上がりました。
 5回もやっていて話題のネタが尽きないのか、という不安も実は少しありました。しかし、考えてみたら、「話のネタ」は中学時代に三年間積み重ね続けていたものです。5回や10回の会合で語り尽くせるものではありません。
 ここのところ、いろいろ忙しく、かなり疲れていたのですが、お陰様で元気をもらうこともできました。
 来年こそは、前年比プラスを目指し、もう少し幹事業を頑張っていきたいものだ、と思いました。

2012年11月07日

不注意連発

 朝、電車で職場に向かいました。乗換駅で、ホームを移動したら、電車が既に止まっていました。自分が乗り換える電車は、先に着いて長時間停車している、という設定になっています。そこで、行先も見ずに、それに乗りました。
 そして携帯でツイッターを読み始めました。その時、「遅れていた電車が只今参りました」という放送とともに、向かいのホームに電車が入ってきたのですが、特に気にしませんでした。
 そして次の駅に止まって降りようとしたら唖然としました。そこは、先程自分が電車に乗った幕張本郷駅だったのです。
 その時、先程聞き流していた放送を思い出しました。ホームで待っていると思い込んでいた自分が乗る電車が遅れた事に気づかず、逆方向の電車に乗ってしまったわけです。
 乗り換えに使った京成津田沼駅の構造に問題が多々あるのは確かです。しかしながら、電車の脇に表示されている行先をちょっと見ておけば起きなかった問題です。やや寝ぼけていたとはいえ、みっともない凡ミスでした。
 さらに帰宅すると、あるサービスから「更新しなかったので解約したよ」というメールが届いていました。
 そのサービスに登録したメールアドレスは、非常に多くのスパムメールがきます。そこで、フィルタを設定しているのですが、どうやら契約更新の案内がスパムに分類され、それに気づかず消去してしまったようでした。
 そのため、更新を忘れていた、というわけです。
 これも、スパムが多くなった時点で登録メールアドレスを変更しておけば済むだけの話でした。
 特に先月末から今週まで忙しく、かなり集中力などがおそろかになっていたようです。いずれも、ひどい実害こそありませんでしたが、かなりの精神的ダメージがありました。
 疲労時における集中力の欠如というものの怖さを再認識させられました。そして、それを未然に防ぐ方法を習得せねば、と痛感させられました。

2012年11月06日

所在不明株主

 とある企業のサイトを見たら、「所在不明株主の株式売却に関する異議申述の公告」という記事へのリンクがありました。
 不思議に思ってクリックした所、「会社が株式を売却する。それを株主に通知せねばならないが、5年間連絡が取れない人がいる。そのため、株式取得時の住所氏名の一覧を掲載するので、意見のある人は会社まで連絡がほしい」という事が書かれていました。
 そして続いて、その株主の住所氏名一覧表が載っていました。
 なんでもこれは会社法の規定に伴う公告との事です。
 法律なのだから仕方ないとは想います。しかし、実際に5年間もその会社と音信不通の人が、その会社のサイトに載った公告を見て、自分がいることを確認し、連絡を取る人などいるのでしょうか。。
 もし統計データがあるならば、これまでそのような公告に住所氏名が載った人のうち、何%が連絡を返したか、という数値を見たいものだと思いました。
 まあ、株とか株主とかの世界は全くわかりませんので、実態については想像できませんが。
 いずれにせよ、世の中には色々な規則があるものだ、と思いました。そして、この個人情報保護の時代に、個人の住所氏名一覧を有名企業が自社サイトに載せている、というのを見たときは、対象者が音信不通とはいえ、少なからぬ驚きがありました。

2012年11月04日

千葉県最高峰

 ちょっとした雑談で、各都道府県の最高峰で一番低いのは千葉県だ、という話になりました。それ自体はどこかで聞いており、たしか500mくらいだろう、と思っていました。
 ところが、調べてみたところ、予想を下回り、最高峰は標高408mの愛宕山とのことでした。ウィキペディアの解説記事には、わざわざ東京スカイツリーの第2展望台「天望回廊」(450m)よりも低く、したがって千葉県内の全ての地点は第2展望台よりも低いところに位置する。と書かれています。
 ということは、もしもスカイツリーの建設地が千葉県になっていたら、「最高峰」は「スカイツリーのてっぺん」になっていたののでしょうか。
 ちなみに、現在の計画では、新宿に東京タワーよりちょっと高いビルを建てる予定があるとのことです。となると、さらに70mくらい頑張れば、千葉県最高峰を超えるわけです。
 もしかしたら、100年後くらいには「千葉県最高峰は○○ビル」という事になるのだろうか、などと思いました。

2012年11月02日

数十年ぶりに「当たり」を引く

 職場のすぐ前に自販機が設置されたので、飲み物を買いました。すると、商品が出た後、自販機から「ピピピピ」という音が鳴り始めました。どうやら、「当たりつき」の自販機だったようです。
 そして、鳴り終わったら、ボタンに緑色のランプがついていました。一瞬、なんだろうかと思いましたが、数秒後に「あたり」を引いたことに気づきました。
 ここ10年以上、飲み物は店頭で買うのが普通で、自販機を使う機会は激減していました。ましてや、「当たりつき自販機」など、子供の頃以来ご無沙汰、という感じでした。そのため、抽選(?)が回り始めた時も、「当たり」が出た時も、今ひとつピンときませんでした。
 それだけ久しぶりの当たりだから縁起がいいと喜ぶべきなのかもしれません。しかしながら、実はその自販機、敷地と電気代を提供する代わりに、1本売れたらいくら、という契約で設置したものなのです。
 もちろん、無料の当たりが出たからといって、こちらが損するわけではありません。とはいえ、一瞬、得したか損したか分からないような気分になりました。
 たかだか缶飲料一本分得しただけの話です。とはいえ、それまでの経緯及び、その自販機の設置背景などが絡まり、ちょっと奇妙な気分になってしまいました。

2012年11月01日

「ポイ捨て」教育

 朝、道を歩いていたら、小さい子どもと、祖母と思しき女性の二人連れを見かけました。子供は何かトレーディングカードを買ってもらったようです。そして、歩きながらその袋を開け、カードを見て喜びました。続いて、ごく自然な動作で袋を道に捨てました。
 それを見た祖母と思しき女性は、それを当然のように見ていました。
 何度か書いていますが、世の中には、自分の歩く周囲の地面全てがゴミ箱や灰皿だと思っている「異常者」が多々います。
 道を歩きながら足元を見れば、吸殻を初めとする無数のゴミが落ちています。中には、コンビニで買った飲食物から生じたゴミを、他人の家の軒先にご丁寧に置くような輩もいます。
 前々から、なんでそのような非常識な輩がこんなにも多いのだろうか、と思っていました。しかし、この光景を見て納得しました。
 何十年も生きている人が、目の前で孫がそのような行動をしても黙認しているわけです。幼少時からそのような「教育」を受ければ、「道=ゴミ箱」という普通に考えれば異常極まりない行為を「常識」にしても仕方ないのでしょう。
 そして、おそらくはそのまま育ち、将来は子供に同じ「教育」をするに違いありません。
 改めて、この「ポイ捨て」などと軽い言葉で呼ばれる非常識な風習の根深さを感じさせられました。同時に、「ポイ捨て防止ポスター」は、根本的な所から発想を変えるべきだ、という自説に対する確信がより強くなりました。 

2012年10月31日

謎の新聞投函

 職場のポストを開けたら、取ってもいない新聞が二部も入っていました。日付は同じです。
 発行元は、悪名高い宗教団体です。自分も、個人的な事から、生活に関する事まで、この宗教団体ならびにその信者には、さまざまな迷惑を被っています。
 その新聞についても、何度か、電車で近くに読んでいる人がおり、偶然記事に目が入った事があります。そこでは「宗教の敵」に対して、どぎつい言葉で罵倒していました。ちょと見ただけで不快になるようなどぎつさでした。
 というわけで、ポストにゴミを投げ込まれたのと同じ気分になりました。もちろん読むことなどせず、即座にゴミ袋に直行させました。
 不快感を及ぼしたのと同時に、なぜこのような行為が行われたのだろうか、と不思議に思いました。
 布教目的と考えるのが普通ですが、事業所のポストに入れても効果があるとは思えません。ましてや、二部入れるなど、完全に無意味です。
 もしかしたら、その宗教に嫌気をさしながら、新聞配りを命じられた信者が、途中で嫌気が指して、配布を放棄し、ついつい目に入った我が職場のポストに残りをまとめて入れたのだろうか、と思いました。それならまあ、筋は通っています。
 とはいえ、よりによって、我が職場を選ぶ事はないのに・・・。と思いました。いずれにせよ、えらく損をした気分になりました。

2012年10月29日

肉体労働で筋肉痛

 昨日は年に5回ほどある、朝から夕方まで肉体労働をする日でした。
 しかも、昨日は普段の半分くらいの人員で、2平方メートルもある展示台を台車に積んだり、荷物が詰まった高さ二メートルくらいのワゴンをエレベーターで荷捌き場に降ろした上でトラックに積む、という作業をやる破目になりました。
 おかげで、作業の終わった直後から筋肉に違和感が生じ、今朝起きたら完全な筋肉痛になっていました。
 年に5回のこの作業を長い間続けていますが、ここまで体に影響を及ぼしたのは初めてです。
 まあ、仕事の大変さに加え、作業する自分が年をとっているのだから、仕方ないとは言えるでしょう。
 その事を振り返っても仕方ないので、とりあえず、「筋肉痛が翌々日でなく翌日に出るくらいだから、自分はまだまだ若い」と満足することにしました。

2012年10月28日

幼女子会?

 居酒屋で飲んでいました。ちょっと席を立ったついでに真後ろにいるグループが目に入りました。
 それを見た時、一瞬固まりました。なんと、そのテーブルには小学生から幼稚園くらいの女の子だけしかいなかったのです。そこだけ見れば、子供だけで飲み会をやっているようにしか見えません。
 しかし、改めてよく見たところ、すぐ隣のテーブルはいかにも、「お母さん」という感じの女性のグループでした。
 つまり、何組かの親子で居酒屋に行き、「大人組」「子供組」でテーブルを分けていた、というわけです。
 子供連れで居酒屋に行く、という家族は何度も見たことがあります。したがって、居酒屋に子供がいても驚きはしません。とはいえ、「子供だけしかいないテーブル」というのは、20数年の居酒屋経験の中で、初めて見た光景でした。
 世の中の変化というものを実感させられました。もう何年かしたら、乳児ばかりいるテーブル、などというものを居酒屋で見ることになるのだろうか、などと酔った頭で思ったりもしました。

2012年10月27日

ハーバーシティ蘇我に行く

 かつての川崎製鉄工場跡地を「再開発」したハーバーシティ蘇我に映画を見に行って来ました。隣接するサッカー場には二回ほど行ったことがありますが、そこはあくまでもハーバーシティの入口という感じです。というわけで初めての「ハーバーシティ蘇我見物」となりました。
 蘇我駅につくと、ちょうど発車する無料シャトルバスに乗ることができました。これならすぐ着くな、と思ったのですが、予想以上に時間がかかりました。バスはまず、ハーバーシティと反対側にある家電量販店の前で止まり、そこからサッカー場の敷地をかすめてからハーバーシティに入って行きました。
 メインの施設として、ホームセンターとヤマダ電気などが入っている「ホームズ」、イトーヨーカドーなどが入っている「アリオ蘇我」、目的地の映画館などがある「フェスティバルウォーク蘇我」の三つがあるのですが、これがそれぞれかなり離れています。
 特に、アリオ蘇我を出てからフェスティバルウォークに行く間、バスはいったん、敷地に隣接しているJFEスチール(元川崎製鉄)の入口前でUターンしてからフェスティバルウォークの敷地に入りました。それゆえ、より一層「まだ着かないのか」という気分が強くなりました。
 しかも、「フェスティバルウォーク」のバス停から、目的地の映画館まで、そこそこの距離を歩かされます。それだけに、映画館に着いた時は「やっとたどり着いた」という、満足感と疲労感が入り混じったような気分になりました。

 土曜の夜という時間帯のせいもあるのでしょうが、全体的にかなり閑散とした雰囲気が漂っていました。バス停から映画館の間も他に人が歩いていない上に、店もかなり閉まっており、寂寥感がありました。ちなみに、サイトを見たら、半月前にも一店舗の撤退があったと書かれていました。
 千葉市もかなりの資金を投じて「再開発」したと聞いていますが、今日見た限りでは、その投資がどのくらい活きているのかは疑問に思わざるを得ませんでした。
 もちろん、一度見ただけでは何ともいえないので、また機会があったら明るい時間に行ってみようかと思っています。

2012年10月24日

厚かましすぎる「商談」

 とある所から紹介を受け、ある団体の事務所に出向いて商談をしました。社会人になって20年目になりますが、これまで行った商談には一度を除いて全て共通点がありました。それは、「打ち合わせをする双方に利益が見込める」というものです。
 一番多いパターンは、片方が金銭を支払い、それに見合った物品・サービスをもう片方が提供する、というものです。
 ただ、10数年前に一度だけ奇妙な売り込みがありました。それは、「とにかく自分に得させろ」というものでした。もちろん、そんな無意味なものを相手する必要はありませんので、丁重にお断りしました。
 そして今回の話ですが、一応、その「金銭を支払えば、サービスを提供する」という「公式」は満たしていました。しかしながら、その「提供されるサービス」は、どう考えても価値が見いだせないのです。
 対象となる「物」は見させてもらいましたが、金を払う価値は一切感じませんでした。
 普通なら、こちらの芳しくない反応を見れば、自分が売ろうとしているサービスの価値について宣伝するものです。ところが、そのような事はありません。「興味ないんですか。じゃあいいですよ」という態度に終始していました。
 約10年ぶりの経験でした。しかしながら、前回のは相手が当時自分が勤めていた所に出向いての売り込みでした。しかしながら、今回はこちらが出向いているのです。
 こちらも、紹介した人の義理もあって出向いたのですが、まさかこんな「提案」をされるとは思わず、びっくりしました。
 当然ながら、話は流れました。こちらとしては時間と交通費をドブに捨てたようなものです。まあ、時間は数十分で、交通費は数百円でしたから、その部分の「被害」は微小ではありましたが・・・。
 ちなみに、その商談先は、官民協力でやっている団体でした。自分の窓口になった人は、かなり有名な会社の名刺を出していました。にも関わらず、こんなふざけた話をしてくるわけです。
 まあ、世の中にはこんな事を堂々できる団体・人もあるのだな、という事を知ることができました。それで、無駄にした時間・交通費の元くらいは取ったと思うことにしました。

2012年10月23日

宇宙の果てと丸大ハンバーグ

 なぜか分かりませんが、「宇宙は有限か無限か」という事がいきなり相方との話題になりました。
 ともに全然分からない事なのですが、その中でふと「最大の素数は存在しない、というのは背理法で証明されていたように、これも証明されていたような気がする」と言いました。
 すると途端に、相方が笑い出しました。別に自分の説が面白かったとか、あまりにもひどくて呆れた、というわけではありません。ただ単に、「背理法」という言葉から、かつて丸大ハンバーグの広告で流れていた、「ハイリハイリフレハイリホー」を思い出した、という理由によるものでした。
 そこから急に話が飛び、「丸大ハンバーグは今でも売られているのか」という話題になってしまいました。つい数秒前まで、宇宙の深淵について話していた事を考えると、とんでもないスケールダウンです。
 あまりにも気になったので、ネットで調べてみました。その結果、宇宙が有限か無限かは結論が出ていないようでした。また丸大ハンバーグは現在も販売中のようでした。
 疑問が解決したことに満足しつつ、今後我が家では、宇宙の果てに思いを馳せるたびに、丸大ハンバーグが連想される事は間違い無いだろうな、と思いました。

2012年10月20日

逮捕と解雇と起訴

 8月23日に、現役プロ野球選手が強制わいせつの容疑で逮捕される、という事件がありました。そして、翌日、所属球団はその選手を解雇処分にしました。
 その元選手に関する記事が、久々にニュースに流れました。それによると、「強制わいせつ1件は不起訴に」という見出しのもと、「不起訴処分としたのは8月に逮捕された事件で、残る1件は捜査中。」と書かれていました。
 逮捕された後に起訴され、裁判で有罪が確定してはじめて、「犯罪者」という事になるわけです。逆に言えば、起訴されなかった時点で、この元選手は、その逮捕された事件において、「犯罪者になりえない」わけです。
 他にも別件で再逮捕され、うち一件については起訴されたとも書いてありました。しかしながら、これはまだ「犯罪者になる可能性が残されている」だけの話です。裁判の結果によっては、無罪になる可能性も十分にあります。
 いずれにせよ、この元選手が解雇された「8月23日の逮捕」の結果が、「犯罪の疑いがあって逮捕されたが、犯罪をしたわけではなかった」という事だけは確かです。ならば、球団の解雇という処分は、不当なのではなかろうか、と思いました。
 ここしばらく話題になっているように、警察とは、「踏み台」という典型的なウイルスの事も考慮せず、発信元のIPアドレスだけで無実の人を平気で逮捕するようなレベルの捜査能力しかもっていません。
 にも関わらず、「逮捕されたら解雇」というのが当然のごとく行われるのは、かなり異常なのでは、とこの「不起訴決定」という報道を見て、改めて思いました。

2012年10月18日

予想外の業務

 ひょんな事から、とある業務を行うことになりました。正直言って、これまで働いてきた仕事と全く関係のない事です。強いて共通点を挙げるとしたら、「コンピュータを使って行う仕事である」くらいしかありません。
 というわけで、悪戦苦闘の連続でしたが、何とか目鼻が立ちました。今日などは追い込みもあり、何と「昼食」にありつけたのは18時でした。これまでも、忙しくて昼が遅くなった事はありましたが、ここまで遅くなったのは初めてでした。そのように、かなり苦労しましたが、貴重な経験にはなりました。
 改めて、世の中にはいろいろな「仕事」があるものだ、と驚かされました。今後も、このような意外な経験を積んでみたいものではあります。もっとも、できれば次回以降はもう少し苦労をせずにしたいものですが・・・。

2012年10月17日

多彩なわりに得ではない「割引」

 呑みにいきました。店を探していたら、ある店員さんに、「1,260円で飲み放題」という案内に一割引の券がついたチラシを渡されました。
 興味を持ったので、その店の前に行った所、「40代グループの方は総額から二割引き」という案内が出ていました。
 ならば、飲み放題と二割引きを合わせれば、かなりお得だと思い、その店に入ることに決めました。
 ところが、入ってみると、飲み放題と割引の組み合わせはできない、と言われました。ならば、入口で貰った、「飲み放題と10%割引」にしようとしたら、それもできない、と言われました。
 確かに、総額二割引きかつ飲み放題、というのはあつかましいかもしれません。とはいえ、配布している紙に「一割引き」と「飲み放題」が書いてある以上、それすらできないのはどうなのか、と思いました。
 結局、一番お得かと思われる、総額二割引を選びました。ただ、飲み放題との差額がついつい気になったため、酒の注文はあまり進みませんでした。
 最終的には、かなりリーズナブルな勘定になったため、特に不満は持ちませんでしたが、今ひとつしっくりしない気分で店を後にせざるを得ませんでした。

2012年10月16日

時の人?

 ここ数日、やってもいない手術をやったと称して、それを読売新聞が一面で報じた事がきっかけで、一躍「時の人」となった人が、マスコミを賑わせています。
 報道だと、その人が「極悪人」であるかのように扱われています。しかしながら、別に世の中には嘘をつく人など腐るほどいます。
 たとえば、自分の住む千葉県の知事は、選挙中、「完全無所属」という肩書きを最大の売りとしていました。しかしながら、その間ずっと、自民党の支部長という役職を持っていました。しかしながら、氏の大嘘である「完全無所属」をそのまま報じたマスコミは、その虚言については、いつの間にやら有耶無耶にしてしまいました。
 また、西のほうには、府の借金を増やし、財政を悪化させたにも関わらず、粉飾決算を行なって「自分は府の財政を改善した」と大嘘をついた前知事がいました。今となってはそれが粉飾である事は明らかですが、それを追求するマスコミはありません。
 このように、嘘つきの戯言をそのまま「報道」したくせに、その嘘を追求しないのがマスコミです。しかしながら、その「手術」に関しては、あたかも「巨悪を暴いた」みたいなノリで「嘘」を責めているわけです。
 だいたい、この件における最大の問題点は、嘘をついた人でなく、その戯言を真に受けて一面で大々的に報じたという、新聞社の程度の低さです。にも関わらず、それを追求するマスコミはほとんど存在しません。
 というわけで、この「嘘つき手術追求報道」に対する最大の感想は、マスコミの低レベルぶりを今以上に実感させられた、という事しかありませんでした。

2012年10月14日

ハイドライドな一日

 子供の頃、「ハイドライド」というRPGをちょっとだけやった事があります。自分は本質的にRPGゲームは苦手で、他のゲーム同様、途中で投げ出してしまいました。したがって、ゲームの全容はほとんどわかりませんが、一つだけ今でも覚えている事があります。
 それは、ゲームのキャラが疲れると、回復のために草原の上に寝っ転がる、という設定でした。もともと、自分が草原の上に寝っ転がるのが好きだったのに加え、魔法の力を使う主人公が、そのような平凡な方法で体力を回復するという設定が面白く、強く印象に残りました。
 そして今日ですが、朝からえらく疲労感がありました。最初は、回復のためにマッサージか風呂にでも行こうかと思ったのですが、天候不良もあり、外に出る気すら起きません。そこで、結局、ほぼ一日中、布団の上で昼寝したりぼーっとしたりしながら過ごしていました。
 それこそ、「ハイドライド」と同じ体力回復方法を使ったわけです。
 ゲームの主人公は、この「疲労回復」を行った後は、かなりパワーアップしていました。同じように、明日以降の自分も、疲労回復してパワーアップしたいものだと思っています。

2012年10月13日

担当者が不在で取材ができない?

 会社の不祥事が色々と問題になっています。それに対し、マスコミが取材しようとると、問題を起こした会社の九割が「今、担当者が不在で回答できない」とコメントし、それをそのままマスコミが掲載します。
 今、不在なら、何時間かすれば帰ってくるわけです。少なくとも、24時間以上不在という事はないでしょう。仮にそれほど長期不在ならば、代理となる「担当者」が存在するはぞです。
 したがって、遅くとも翌日再取材すれば「担当者」を通じで、その会社のコメントが取れるはずです。しかしながら、そのような事をするマスコミはまずありません。
 そして、そのままその問題はうやむやになります。ひどい話だと、そこで不祥事を起こした会社のトップが、「立派な経営者」ヅラして、新聞社主催のトークイベントに出演し、それを新聞社が大々的に宣伝する、などという事例すらあります。
 つまるところ、この「担当者不在でコメントできない」というのは、悪質企業とマスコミの間における「阿吽の呼吸」みたいなものなのでしょう。
 言い換えれば、マスコミと不祥事企業が八百長をやっているわけです。こんな状況がまかり通り、かつ多くの人が商業マスコミの「報道」が事実であると信じ続けている限り、そのような犯罪企業は反映を続けるだろうな、と思いました。

2012年10月11日

グルジアとジョージアとサカルトヴェロ

 何の気なしにグルジアのことを調べていたら、興味深い情報が目に入りました。なんでも、この「グルジア」というのはロシア語ベースの読み方なのですが、現在、グルジアはロシアと対立しています。そこで、ロシア語読みでなく、英語読みである「ジョージア」を呼び名にしてほしい、と日本に申し入れている、とのことでした。
 日本がどこかの国に対して、「ジャパン」と呼ばず、「ハポン」と呼ぶようにしてくれ、と要請している、という感じなのでしょうか。それだけ、ロシアおよびそこの言語であるロシア語が嫌いなのでしょう。
 ただ、グルジア語では、この国名は「サカルトヴェロ」というそうです。ならば、そのままそれを呼び名にしてくれ、と要請したほうがいいのでは、とも思いました。
 国際社会のさまざまなルールにより、それは要請できないのでしょうか。いずれにせよ、「ジョージア」だと、アメリカの州や、それに由来した缶コーヒーブランドと紛らわしいよな、とも思いました。

2012年10月10日

携帯電話の置き忘れと対策

 スマートフォンにしてから、携帯電話は可能な限り常に充電するようにしています。自宅ではコンセントに繋げて、職場ではノートパソコンに繋げています。
 おかげで、たまに遠出をする時を除けば、電池切れに悩まされることはありません。しかしながら、「携帯の定位置がポケットでなく電源コードのある場所」になってしまったため、よく「携帯を置きっぱなしで出かける」というのをやらかすようになりました。
 今のところ、それで特に問題が起きたり困ったりしたことはありません。とはいえ、今の体制だと、いつ携帯に重要な電話が入ってくるか分かりません。そのため、置き忘れに気づくたびに冷や汗モノとなります。
 そこで最近半ば真剣に考えているのが、電力を食わない、通話専用の携帯電話の購入です。特に今後、計画通りに仕事を増えると、携帯の持ち忘れが命取りになりかねません。
 なんか色々間違っているようにも思えますが、仕事の都合で、Androidのスマートフォンをフューチャーフォンに戻すわけにもいきません。もし実現したら、iPod touch・Androidスマートフォン・携帯電話の三つを持ち歩くという生活になるわけですが、果たしてどうなることでしょうか。

2012年10月08日

11万円の包丁

 出先を歩いていたら、包丁の専門店がありました。考えてみれば、専門店はもちろん、「包丁を売っている店」というのも見た記憶がありません。包丁を買う気など毛頭ないのですが、他のお客さんで賑わっていたので、見物がてらに入ってみました。
 当然ですが、店内は至る所包丁だらけでした(一部に十徳ナイフもありましたが)。そして、出刃包丁・柳刃包丁などが、種類別にそれぞれ陳列されていました。柳刃包丁という名前は何度か聞いたことがありますが、実際に見るのは初めてです。確かに、その名前の通りの形状をしていました。
 さらに、店内には「実演上」もあり、そこでは、まな板の上に沢庵が乗っていました。そして、店主がお客さんに、その沢庵を切ってもらって、包丁の切れ味を体感してもらっていました。
 ちなみに、一番高い包丁は11万円という値札がついていました。おそらくは、超高級料亭の板前さんなどが買い求めるのでしょう。ある意味、想像を絶する価格ですが、店が醸し出す雰囲気のため、あまり違和感はありませんでした。
 世の中には、色々な商売があるものだと感心しました。文字通り見聞が広がった気分になりました。

2012年10月07日

冤罪と「逮捕」報道

 他人のPCを「踏み台」にして殺人予告を書き込む、という犯罪がありました。しかしながら、警察は「踏み台」にされた人を犯人だと誤認して、逮捕・起訴してしまいました。それが判明し、その人達は、やっと釈放されたとのことでした。
 その中で一人、そこそこ立場のある人はいました。その人は逮捕された時点から「身に覚えがない」と言い続けていました。しかしながら、氏名・職業・住んでいる市まで書かれました。一部のテレビでは自宅まで映したとのことです。
 この類いの事件でしたら、「踏み台」という可能性は常に存在します。にも関わらず、無実の人を誤認逮捕・勾留し、起訴までした警察の能力の低さはもちろん問題視すべきです。
 そして同様に、その情報を鵜呑みにして、罪もない人を犯罪者呼ばわりして個人情報付きで「報道」した、商業マスコミの報道も大いに問題視されるべきです。
 この類の事件が起きるたびに書いていますが、逮捕された時点では犯人でも何でもありません。ただ、警察が「犯人の可能性がある」という理由で身柄を拘束しただけの話です。
 したがって、その時点で被逮捕者があたかも犯人であるかのような記事を書き、氏名を初めとする個人情報を書くこと事態が根本的に間違っているわけです。
 このような問題は、何十・何百回も発生しています。そのたびに、無実の人が多大な迷惑を被っているわけです。いくら冤罪での訂正報道が出た所で、その被害が取り消されるわけではありません。
 改善策は単に、「逮捕された時点でなく、裁判で有罪が確定した時点で初めて、必要ならば犯人として報じる」という社会のルールにのっとった扱いをすればいいだけです。なぜ、それができずに、このような迷惑千万な虚報を続けるのでしょうか。本当に理解できません。

2012年10月06日

案ずるより産むが易し?

 見たい映画がありました。普段、映画の券は、津田沼のイオンに入っている金券屋さんで買っています。ところが、その映画の件は、その映画の券は売られていませんでした。
 もちろん、当日券を買えばいい話ではあります。しかしながら、予め見ることはもちろん、いつ行くかまで決めているわけです。にも関わらず、前売り券を買わないというのは、いくら500円程度の違いとはいえ、非常に勿体なさを感じました。
 何とかいい方法はないかと思いながら、それとは別に当日の上映時刻を確認しようと、映画館のサイトを見ました。
 その映画館に行くのは初めてなのですが、何とそこのサイトでは、手数料なしかつ通常の前売りより100円安い値段で、クレジットカード決済の前売りを売っていました。
 色々な映画館のサイトを見たのですが、このようなサービスをやっている所は初めて見ました。
 というわけで、予想外の形で前売りを購入し、映画を見ることができました。
 たかだか100円安いだけですが、それまでの経緯もあり、えらく得をした気分を味わうことができました。

2012年10月05日

ベルトを忘れる

 出勤しようと道を歩いていたら、腰のあたりに違和感がありました。見てみたところ、ベルトがありませんでした。
 別に慌てていたわけではありません。単に、ベルトの事が頭からすっぽり抜けていたようです。
 これまで20数年働いていますが、このような「忘れ物」をしたのは、おそらく初めてです。
 家を出るまで、それに気づかなかったということは、腹回りがそれだけ大きくなった、という事もあるのでしょう。まあ、夏の暑さで体重が数キロ落ちてしまったので、これはある意味、喜ばしいことでもあります。
 とはいえ、やはりみっともない事には変わりありません。「当たり前の事を当たり前にやる」という事の意外な難しさを感じた一日となりました。

2012年10月01日

わいん

 スーパーの酒売場に行ったら「わいん」というラベルがついた酒が売られていました。
 ひらがなにすることによって「日本語感」を出そうとしているのでしょうか。
 しかしそれなら、本来の日本語である「ぶどう酒」を使えばいいだけなのでは、と思いました。
 もしかしたら、最早「ぶどう酒」という言葉は、酒造業界では死語となってしまったのでしょうか。
 というわけで、ラベル一枚で色々と考えさせられました。その一方で、このぶどう酒を飲もう、という気分にはなりませんでした。

2012年09月29日

寝落ち

 晩酌をしていました。しばらくして意識が戻ったら、畳の上にひっくり返っていました。いわゆる「寝落ち」をやってしまったようです。
 ツイッターなどを見ていると、たまに「寝落ちしていた」と言う人がいます。自分は基本的に寝付きが悪いということもあり、そういう発言を見るたびに、世の中には色々な寝方をする人もいるものだ、などと思っていました。
 それだけに、まさか自分が同じような状態になるとは思ってもいませんでした。
 ちなみに、机の上にあった酒は飲みかけでした。特に周りに本などありませんでしたし、TVもパソコンも消えています。したがって、本当に酒を飲んで一服した瞬間に意識が飛んでしまったようでした。
 幸い、昨晩は冷え込まなかったので特に問題はありませんでしたが、一歩間違えたら風邪をひいているところです。
 改めて、酒との付き合い方を見なおさねば、と思った、人生初の「寝落ち」でした。

2012年09月28日

意外な再会

 今年の3月まで勤めていた職場では、コンピュータ関係が担当でした。ただ、いろいろあって、元旦と翌二日だけはホテルの皿洗いに出向(?)していました。
 そこでの勤務日数は合わせて6日ですが、朝から夕方まで洗っていたこともあり、そこの皿やグラスの形はよく覚えています。
 しかしながら、その職場を辞めたこともあり、もう二度とお目にかかることはないと思っていました。
 ところが、数日前、ある有名人がホテルでカレーを食べた、などという事がなぜか大いに話題になりました。そして、そのホテルとは、自分が皿を洗っていたところでした。
 そこではよくカレーが下がってきた事もあり、もしやと思って検索した所、「同じメニューを注文した人」がネットに写真を載せていました。
 その皿、水を入れたグラス・付け合せの入った小鉢などは、まごうことなく、自分がここ三年ほど正月に洗っていたものでした。
 まさかこんな形で、それらに「再会」できるとは思いましせんでした。その点では、ちょっとした懐かしさを感じました。
 とはいえ、今回のニュースになった件で大騒ぎする事が極めてくだらない、という認識はもちろん何ら変わっていません。念のため。

2012年09月27日

ゆで卵と調味料

 夜食にゆで卵を作りました。卵立てにセットし、頭の部分だけ殻をむいて、そこから中身をほじるというのが、自分の好きな食べ方です。
 普段は殻をむいたあと、塩をかけるのですが、そこでふと思いつきました。塩をかけても、味がつくのは一部分です。ならば、中にまで味がつく、醤油のほうがいいのでは、という考えに至ったのです。
 そこで実践したところ、予想通り、味にむらのないゆで卵になりました。
 確かに、全ての殻をむいて食べる方法ならば、塩をまぶしても、さほど味にムラは生じません。しかしながら、自分の好きな食べ方の場合、明らかに塩だと場所によって味が全然違ってきます。
 これまでずっと、ゆで卵=塩で味付け、と思い込んでいました。そして味のムラに不満を感じながら、食べていたわけです。
 それがちょっとした発想の転換によって解決したわけです。改めて、固定観念から脱却することの重要性を認識させられました。

2012年09月26日

奇妙な一日

 昨日から今日にかけ、ネットを見ていて奇妙な事を三回ほど感じました。
 まず最初は、大阪市長と朝日記者の「ツイッター論争」でした。市長のある行動を朝日の記者がツイッター上で批判した事がきっかけで両者の間で「バトル」が勃発しました。
 朝日の記者さんも品のない言葉を使ったり、市長氏の不倫騒動を揶揄するなど、かなり品のない表現を使っていました。しかしながら、ある意味、日本で最も品のないツイートをする市長氏に下品さで敵うわけがありません。当然ながら、それに輪をかけての品のない言葉で「反撃」していました。
 見ていた自分としては、記者の主張のほうがずっとまともだと感じました。ただ、予想通り、記者氏が今日の昼前にあっさりと敗北宣言しました。
 この結果は当然です。何しろ、朝日は社を挙げて市長氏と彼が率いる政党に対して「大本営発表」ばりの応援キャンペーンをしています。
 その状態で、社員が反旗を翻す事を容認するなど、会社レベルではありえない事でしょう。

 にも関わらず、この件について、本気で怒ったりしている人がいました。その中には、日頃自分が、その書き込みを高く評価していた人も少なからずいました。
 記者本人の意志はともかく、このような「バトル」が勃発すれば、このような結果になるのはわかりきったことです。それこそ、10年ほど前にあった、「派手な演出が好きな首相が表彰式のために来ている中、全治一年の怪我をしていてまともに歩けない日本人横綱と五体満足の外国人横綱が優勝をかけて相撲を取ったらどちらが勝つか」を予想するのと同じくレベルの「お約束」です。

 それが終わったら、今度は「自民党総裁選」が話題の中心となりました。自分的には、総裁選に立候補しているのが五人いる事くらいは知っていましたが、今日が投票日である事すら知りませんでした。
 ところが、そこで安倍元首相が選ばれると、これまた大騒ぎに。自分が40数年生きてきた経験則では、自民党総裁などになる人間はすべからくろくでもない人間です。したがって、誰がなっても全く同じとしかいいようがありません。
 しかしながら、これまた日頃自民党を強く批判している人が、この結果について怒ったりしていました。
 さらに夕方になると、その安倍氏が3,500円のカツカレーを昼食に食べていた、という事が話題になっていました。
 これは、安倍氏が選ばれる事に輪をかけてどうでもいい事です。ちなみに自分は、22日の土曜日に大学時代所属していたサークルのOB会があり、12時から16時にかけ、二つの店で飲食して5,000円払っています。
 もちろん普段は、原価70円くらいの手製弁当を食べてはいます。しかしながら、特別な日の昼飯にそれだけ使う事くらい、私ですらあるわけです。
 自分とって、安倍氏は大嫌いな政治業者の一人です。とはいえ、このような事で批判(?)する事に何一つ意味はないのでは、と思いました。
 この三つの事に対する不可解な反応を見続けたため、なんか不思議な一日となってしまいました。
 この異常事態が本日で打ち止めになることを願っています。

2012年09月24日

気候が変わっても有効な格言

 先週末まで、真夏かと思えるような暑さが続いていました。
 ところが、日曜に雨が降ったあと、今朝になって急に秋の気配が満載といったような涼しさになりました。おかげで、久しぶりに職場でクーラーを消して過ごすことができました。
 まさしく、「暑さ寒さも彼岸まで」だったわけです。今世紀に入ってから、日本の気候は少なからず変動しました。その結果、かつて聞いたことがなかった「熱中症」や「ゲリラ豪雨」が日常用語となってしまったほどです。
 にも関わらず、この昔からの格言に関しては今でも有効である、という事に驚きました。
 いずれにせよ、やっと暑さが引いてくれるのは嬉しい限りです。夏には色々と不本意なことがありましたが、ぜひともこの涼しい秋を使って取り戻したいものだと思いました。

2012年09月23日

グレープフルーツサワーブーム

 なぜか最近、グレープフルーツサワーばかり飲んでいます。仕事帰りに買う晩酌用の缶飲料も、飲み会での注文も、気がついたらそればかり頼んでいます。
 特に意識してグレープフルーツサワーを飲もうとしているわけではありません。最初にそれに気づいたのは、相方に「最近、グレープフルーツばかり飲んでるね」と言われたからでした。
 さらに今日、毎月一回だけ行く居酒屋に行ったら、なじみの店員さんに「お待ちしていました。今日はたっぷりグレープフルーツを仕入れましので、どんどん頼んで下さい」と言われてしまいました。
 月に一度しか会わない人にそこまで言われるのですから、よほどそればかり頼んでいたのでしょう。我ながら驚きました。
 なんか体調だか精神状態だかの関係で、グレープフルーツサワーを欲求する体質になったのでしょうか。我ながらちょっと不思議に思いました。

2012年09月20日

「ばれない」事の証明方法

 TVを見ていたら、毛髪の薄い人が、それを隠すのに使うスプレーの宣伝をやっていました。
 その商品の売りは「その商品を使っているのがバレない」というものでした。使用者は次々と「全然バレません」と「※個人の感想」を述べています。
 見ていて不思議に思いました。いったい、ここで言う「バレる」というのはどういう事なのだろうか気になったからです。
 かりに町中でその商品の利用者を見た人が、違和感をおぼえたとしても、それについて本人に話しかけるような事は、ちょっとでも常識があれば絶対にしないでしょう。
 つまり、よほど非常識な人と遭遇しない限り、「使っているのがバレる」などという事はありえないわけです。つまり、この商品の謳い文句はまったくもって意味のないことなのです。
 TV通販の広告は変なものが多いのですが、その中でもこれはトップクラスなのでは、と思いました。

2012年09月19日

油汚れを洗った後にコップを洗える洗剤

 TVを見ていたら、食器用洗剤の広告が流れていました。普通、この類いの広告は、「いかに汚れがよく落ちるか」を宣伝します。ところが、その広告はちょっと変わっていました。
 まず、主婦役の人が油で汚れたフライパンを洗っています。その後、流しの陰にコップがひとつ残っていた事に気づきます。
 こういう場合、フライパンの汚れがスポンジについているので、普通は一度スポンジをきれいにしてからコップを洗うとしたものです。しかし、この広告では、そのままコップを洗っていました。しかし、そのスポンジの汚れはコップにはつきません。  これには見ていて驚きました。20年ほど前の学生時代、ホテルの厨房で調理器具を洗うバイトをしていたことがありました。通常の洗剤とは桁違いに濃い業務用洗剤を使っていましたが、激しい油汚れのフライパンなどを洗った後は、スポンジを念入りに洗ってから、次の作業を始めたものでした。
 それから20年間の技術進歩により、その問題を解決する洗剤が開発されたわけです。おそらく、何らかの方法で、スポンジについた汚れを吸着し、その後に別のものを洗っても汚れがつかないような成分が含まれているのでしょう。
 技術の進歩には素直に驚きました。ただ、それを可能にした新たな成分が、人体に何の影響もないのだろうか、というのがひっかかりました。
 そして、そこまで危険を冒すくらいなら、フライパンを洗った後、普通にスポンジをきれいにしてからコップを洗ったほうがいいのでは、と思いました。

2012年09月18日

意外な場所の経年劣化

 トイレのペーパーホルダーのネジが外れました。見たところ、ネジを入れるために壁にあけた穴がかなりダメになっていました。
 40数年生きてきましたが、ペーパーホルダーが壁から取れる、というのを想像すらしたことがありませんでした。
 今の部屋に住んで、来月で15年目になります。ペーパーホルダーに加える力は一回あたりでは極めて僅かなものでしょう。しかし、それが少しずつネジに負担をかけ、15年分の蓄積として限界に達したわけです。
 「水滴穴をうがつ」の実例とも言えるでしょう。同じ家に長年暮らすと、色々と思いもよらない経験ができるものだと思いました。

2012年09月17日

駅前の無料展望台

 何年か前、市川の駅前が再開発され、二棟の高層ビルが建ちました。当時は総武線で通勤していたので、既存の建物の取り壊しから、ビル完成までの経過を見ていました。そして、完成したのを見た時は、駅前にでかいビルを建てるものだ、と驚いたものでした。
 そして今日、ひょんな事から、そのビルの高い方の最上階が無料展望台になっている、という事を知りました。
 そこで早速登ってみました。屋上から見た市川市は、自分の思い込んでいた印象とかなり異なっていました。特に、総武線と江戸川の位置関係は垂直だと思っていたのですが、実は下流の方は総武線に並行するように流れていました。
 そのため、予想外の所に、舞浜や葛西の建造物が見え、驚かされました。
 そうやって歩いているうちに、雨が降り出しました。高いところにいると、これが局地的である事が非常によくわかりました。
 たとえば、江戸川の河川敷を見ると、こちらではそこそこ激しく雨が降っているにも関わらず、そこは明るく、グランドでは普通に野球をやっていました。
 また、千葉方面を見ると、船橋あたりまでは暗いのですが、その向こうにある海浜幕張のビル街などは日がさしています。実際、幕張本郷に帰宅したさい、雨が降った跡はありませんでした。
 このような面白い展望台を無料で使えるのですから驚きです。市の財政がかなり潤沢なのでしょうか。
 今日はほぼ思いつきで行きました。今度は冬の空気の澄んで晴れた日に行き、より素晴らしい展望を満喫したいものだ、と思いました。

2012年09月16日

お好み焼き三択

 神社でお祭りがありました。そこで屋台に行ったのですが、いくつか食べたあと、ちょっと小腹がすきました。
 何かないかと歩いていると、「お好み焼き200円」という表示が見られました。鉄板の上を見ると、値段相応の薄っぺらいお好み焼きがありました。
 ちょうど腹具合にぴったりだと思って頼もうとしたら、「どれにしますか?」と尋ねられました。見たところ、「イカ・ノリ・ショウガ」と書かれています。
 世間一般では、お好み焼きに青のりと紅しょうがが乗るのは仕様ですが、この屋台では違うようです。いずれにせよ、この三択ならばイカに決っているので、それを注文しました。
 しかしながら、食べた所、どこにもイカなど入っていませんでした。普通のお好み焼き屋さんでは、少なからぬ確率で「青のりと紅しょうがはかけますか?」と尋ねられます。そこで「どちらもいいです」と回答した場合のものが、ここでいう「イカ」のことだったようです。
 というわけで、極めて薄い、「イカという名のプレーンお好み焼き」を食べました。まあ、一生に一度だけなら、このような「お好み焼き」を食べるのもいい経験だな、と思えるような味でした。

2012年09月15日

「ポイ捨て」という安易な言葉

 職場の近辺を掃除していると、色々なものが捨てられています。一番多いのはやはり煙草の吸殻です。職場から歩いて20秒ほどの所には煙草の自販機とそれに付随した灰皿があります。にも関わらず、そこで処理せずに路上に捨てるわけです。
 他にも様々なものが捨てられています。コンビニなどで買った飲食物の缶や包装紙なども堂々と路上に捨てられています。
 中には、ご丁寧にも飲み残しの入っている空き缶と一緒に、こちらの敷地の中に捨てていた輩もいました。その飲み残しのおかげで、袋の中は虫だらけになっていました。ここまでくると、何かこちらに悪意でもあるのだろうか、などと思えてきます。
 当たり前の事ですが、路上も建物の敷地もゴミ箱も灰皿でもありません。しかしながら、そのような常識以前の事すら知らない異常者が、世の中には大量にいるわけです。
 ちなみに、これは道路だけの事ではありません。あるイベントで会場の片付けをやっているのですが、何度注意の放送を流しても、ペットボトルの飲み残しを床に放置する輩が後を絶ちません。
 このような異常な行為に対してつけられている言葉は「ポイ捨て」です。非常に軽い名づけ方だと思います。同じ四文字で表現するなら「不法投棄」や「異常投棄」のほうが明らかに実態に即しています。
 さらに言うと、この「ポイ捨て」を「マナーの問題」みたいに扱う傾向があるのもおかしいと思います。「ポイ捨て防止ポスター」などを見ても、ほとんどが「気楽にゴミを捨てている姿」が題材です。こんなポスターを見て、「これまで『ポイ捨て』をしていたけれど、このポスターを見て、自分の過ちに気づいた。これからはやめよう」などと思う輩は一人もいないでしょう。
 やはり、この行為をやる輩は道路とゴミ箱の区別もつかない愚劣かつ非常識な人間であり、さらにそのせいで迷惑を被る人間がどれだけいるか、という事を自覚させるような掲示を作らねば意味が無いのでは、と今朝も職場近くの路上に捨てられている吸い殻やゴミを見ながら改めて思いました。

2012年09月12日

言葉の裏にあるもの

 ツイッターである店の経営者をフォローしていました。その人は、営業中にも関わらず、せっせとツイートするばかりか、ブログの更新も一日に何回かしていました。
 しかも、業務中であるにも関わらず、かなりおちゃらけた事まで書いていました。その質量共に過剰なツイートは、率直に言って食傷気味でした。
 ところがある日から、そのツイートがピタっと止まりました。最初は特になんとも思わなかったのですが、それが何日も続くと気になります。調べてみたところ、アカウントが削除されていました。さらに、ブログも消えていました。
 もしやと思い、その店が加盟しているチェーンの本部サイトを確認したら、閉店となっていました。
 今にして思えば、あの連日のツイートやブログ更新は、店を続けるかどうか悩みながらやっていたわけです。また、閉店したということはお客さんがいなかったわけです。その悩みや暇すぎる時間を紛らわせるための、過剰な書き込みだったのかもしれません。
 ツイートを見ていた時は、そのような状況は想像だにしませんでした。あらためて、単に文章を読んだだけでは伝わらないものが山ほどあるのだな、と思いました。

2012年09月11日

転びそうになって肩を痛めかける

 暗い道を歩いていました。すると、いきなり何かにつまづきました。意外なところに段差があり、そこに引っかかったのです。
 転ばないように、とっさに上半身でバランスを取りました。その甲斐あって転ばずにはすんだのですが、代わりに右肩が痛くなりました。
 どうやら、空中でバランスを取るために、腕を無理な方向に動かしたようです。
 幸い、痛みはしばらくすると引きました。とはいえ、この痛みはなかなか驚かされました。まさか、転ぶのを回避するのに、そのような形で腕や肩を使っていたとは思わなかったからです。
 40数年間慣れ親しんだ体ですが、まだまだ知らないことは山ほどあるんだな、とつくづく思った一件でした。

2012年09月07日

裸の王様と現代日本

 「裸の王様」という有名な寓話があります。この話では、王様に「愚か者には見えない服」を売る連中が詐欺師であることが冒頭で明かされます。そのため、読者は皆、「犯人」が分かっている状況で話を読み進めます。
 そのため、裸で行進する王様や、それを褒め称える臣民たちを滑稽に思い、「王様は裸だ!」と叫ぶ少年を自分に重ねます。
 その一方で、現実世界において少なからぬ人が、「王様」や「臣民」の立場で行動をします。
 8年ほど前、テレビなどでヒーローみたいに扱われた総理大臣の主張は、「痛みを伴う改革」でした。氏の発言において、「痛み」を与えられるのは一般市民であることは明示されていましたが、「改革の恩恵」を受けるのが一般市民であるなどとは一言も言っていませんでした。
 実際、氏の発言通り、一般市民は「痛み」だけを受け、一部の人だけが「改革の恩恵」を受ける結果になりました。
 要は、その首相を支持した人たちは、裸の王様の「服」を褒め称えるのと同レベルだったわけです。
 にも関わらず、生活が悪くなったにも関わらず、殆どの人が自分がその首相を支持した事が間違いだったという事にいまだに気づいていません。それどころか、その息子の議員を応援したりしています。

 「裸の王様」を読めば、嘘に踊らされる人を滑稽に思うくせに、自分たちはその人達と同じ事をやっているわけです。
 そして、その首相が引退したあとも、「政権交代」だの「決められる政治」などという、詐欺師が用意した新たな言葉に踊らされ続けている人が沢山います。
 このような傾向が続く限り、日本の「裸の王様」状態は半永久的に続くのだろうな、と暗澹たる気分になりました。

2012年09月05日

植物由来なら安心?

 薬屋などにいくと、よく「植物由来成分使用」という宣伝を見ます。商品のパッケージには緑など「エコ系」の色を使っており、安全・健康なイメージを持たせています。
 しかしながら、植物=安全・健康などという事は成り立つのでしょうか。毒キノコ・トリカブト・大麻・杉花粉など、世の中には人間に有害な植物は山ほどあります。それらを原料にすれば、非常に体に良くない「植物由来の製品」が作ることができるわけです。
 そうやって考えると、「植物由来だから安全・健康」というのが論理的に成り立たない、という事が分かります。
 しかしながら、この「植物由来」という言葉は、「安全・健康を印象づける謳い文句」として定着しているわけです。改めて、世の中にはこのように「ちょっと考えれば間違っている事が分かっているのに、正しいものとしてまかり通っているもの」が多いよな、と思いました。

2012年09月04日

経験と認識

 今の仕事において、これまでの経験では全く縁がなかったことをよくやります。その中のいくつかは、本やニュースなどで知識としては持っていました。しかしながら、あくまでも他人ごとであり、外野からの視点で、「何でこんな事をするのだろうか」などと不思議に思っていたような事もありました。
 しかしながら、いざ自分が関わって見ると、その行為の必要性・必然性がすぐに実感することができました。やはり、外から見るのと、実際に携わるのでは、全く違います。
 いい経験になったと同時に、実際に関わりもしないのに、さぞ当事者のような立ち位置で、ああだこうだ言う連中のいうことほどあてにならないものはない、という事を改めて通関させられました。

2012年09月01日

秋の風

 今日から9月になりました。もちろん、だからと言って、急に季節が秋になるわけではありません。朝、職場にいったら、毎度のことながら、汗だくになっていました。
 しかしながら、夕方、外に出たら、体に当たる風がちょっと違っていました。なんとも言えない「秋らしさ」を感じたのです。
 「9月になった」という事を意識しすぎている、という事もあるのかもしれません。そのあたりは自分でもよく分かりませんが、その風に心地よさを感じたのは確かでした。
 この夏は、その暑さにかなり困らされました。もちろん、まだまだ暑い日が続くのでしょう。とはいえ、その「暑い夏の終わり」を感じることができたのは嬉しいことでした。

2012年08月30日

東京ソラマチに行く

 職場から都内に出る用事がありました。浅草線に直通する京成線に乗ったのですが、車内に入った直後に、手土産の購入を忘れた事に気づきました。
 もちろん、目的地の近くで手土産を買うわけにはいきません。そこで思いついたのが、押上および、スカイツリー麓にあるショッピングモール「東京ソラマチ」でした。
 押上を境に京成が都営になるため、ここで途中下車しても交通費は変わりません。ならば、「ソラマチ」見物を兼ねて、ここで降りて手土産を買おうと思いました。
 その東京ソラマチは、夏休み終盤ということもあり、観光客で賑わっていました。ただ、以外にも「スカイツリー土産」を売る店はさほど多くなく、手土産を買うのには苦労しました。
 一階の入った所にケンタッキーを出店させるくらいなら、そこに土産物屋を置いたほうがいいのでは、と思いましたが、まあ、配置する側にも色々な考え方があるのでしょう。
 というわけで、「ソラマチ」に行ってスカイツリー土産を買いながら、スカイツリーには登らず、そのまま駅に戻る、という変わった動きをして、初の「東京ソラマチ」見物を終えました。

2012年08月29日

道路計画

 虎ノ門に行きました。オークラのほうに向かって歩いていると、いきなり空き地が現れました。以前は建物が普通にあった場所です。
 空き地にあった看板を見たところ、ここに道路を作るとの事でした。溜池のあたりから外堀通りから分岐し、そのまま外堀通りと並走して新橋に行く道だそうです。
 都内の道路事情は知りませんが、そんなに渋滞がひどい区間なのでしょうか。あの場所にある建物をどけて、壊して工事するのには、かなりの費用がかかると思います。
 それだけの金があるのなら、もっと有効な使い方はいくらでもあるのでは、と思いながら、柵に囲まれた空き地を見ていました。

2012年08月28日

前勤務先に行く

 ちょっとしたきっかけがあり、3月まで勤めていた会社に行きました。これまで3回退職しましたが、これまで勤めていた二つの職場には、退職後一度も行っていませんでした。
 最初に勤めていた所には、顔を見ただけで殺意に近いものをおぼえるような輩が今でも数人います。一緒にやっていた仲間の何人かとは今でも会えば楽しく会話をしています。しかしながら、もしその職場に遊びに行って、その連中の顔を見るというリスクを考えると、どうしても行く気はおきません。
 次に勤めていた職場においては、退職後、その会社の取引先に転職しました。したがって、変にそこに遊びに行っては、あらぬ疑いをかけられかねません。というわけで、そこの社屋に行く事はありえませんでした。
 というわけで、生まれて初めて、辞めた職場に行く、という事を経験しました。
 フロアに顔を出した瞬間は、皆、「なんでいるんだ?」みたいな感じで驚いていました。しかしながら、数秒後には、「全然違和感ありませんね」と言ってくれました。微妙な表現ではありますが、それだけ、馴染んでいた、という事だと思うことにしました。
 とりあえず、皆が懐かしんでくれたのは嬉しいことでした。その会社にいた4年間、色々と面倒な事もありました。しかしながら、そう言ってもらえると、その事も含め、4年間がいい思い出になったように思えました。
 同時に、この嬉しさを、これからの仕事に活かしていきたいものだ、とも思いました。

2012年08月26日

記憶力いろいろ

 将棋大会に行きました。大学時代に所属していた将棋研究会のチームで参加しており、最年長は49歳の先輩、最年少は現役の大学一年、という幅広い世代で構成されています。
 そのチームで20年ほどやっています。数えた事はありませんが、出場した人の数は100人を越えているでしょう。
 というわけで、とみに最近は、人の名前と顔が一致しなくなっています。
 今日は、前回の試合の打ち上げで、ずっと隣に座って話し、同じ電車で帰った後輩に挨拶されました。しかし、その人の名前どころか、どんな人なのかも、名乗られるまで思い出せませんでした。
 いくら歴代の「チームメイト」が100人以上いるとはいえ、恥ずかしすぎます。自分の記憶力の劣化ぶりに呆れ果てました。
 ちなみに試合の後は、居酒屋へ打ち上げに行きました。その店は今年から使い始め、今日が通算3回目となります。
 そして店に入ったら、いきなりホール係の人に「毎度どうも」と挨拶されました。一応、飲み会の幹事をやっているとはいえ、これまで2回しか来ておらず、しかも今日は一ヶ月ぶりの来店です。にも関わらず、その人は自分の顔を覚えていたのです。
 もちろん、それも仕事のうちなわけです。とはいえ、その記憶力の凄さおよび対照的な自分の記憶力のなさは、我ながら対照的だな、と思いました。
 もともと、物を覚えるのは嫌いではありません。これを機に、少し集中して記憶をする、という習慣をつけよう、と強く思いました。

2012年08月24日

イラッとくる若者言葉?

 どこかの雑誌が20代後半から30代前半の人がイラッとくる若者言葉なるアンケートを取りました。その結果、一位に輝いたのは、「オニ~」という言葉だったそうです。
 この「オニ」は、「すごく」を意味する副詞とのことです。
 これを見たときは、少々驚きました。自分は大学生の時、将棋研究会に所属していたのですが、この「オニ~」は「○○はオニ強(=○○さんは非常に強い)」という感じで普通に使われていました。さらに、当時あった将棋雑誌にも「次のこの手が鬼厳しい(=次にこの手を指すと非常に有効で、相手は大変困る)」という記載がありました。つまり、活字にもなっていたわけです。
 狭い世界だけの話だったのかもしれません。とはいえ、20年前に普通に使われていた言葉が、今になって「不快感をもよおす若者言葉」の一位になる、というのはかなりの不思議さと違和感がありました。
 あと、それ以前の問題として、自分と違う世代の流行語に「イラッとくる」という感覚および、それをアンケートで集めて世代間対立を煽るような記事を作る雑誌、というのはいかがなものか、とも思いました。
 時ととこに流行り言葉が変わるのは当然の事です。そんなのにいちいちいらついて何かいいことがあるのでしょうか。
 それよりも、「そういうふうに言葉も進化(自分的には先祖返りですが)しているんだな」と好意的に解釈したほうが、ずっと楽しく、かつ下の世代の理解に役立つのでは、と思いました。

2012年08月19日

意外な同一原料食品

 寝起きにTVを見ていたら、目の前で畑で取れた野菜を出し、その後、稲荷寿司を出す、という場面がありました。それまでの流れから、この稲荷寿司も原料からの手製なのだろうか、だとしたら何と何を栽培したんだろうか、と考えました。
 中身は米ですから稲だという事はすぐに分かりました。しかし、寝起きという事もあり、稲荷寿司を包んでいるものの原料が何だったのか、すぐに思い浮かびませんでした。
 10数秒経って、包んでいるのが油揚げで、それは豆腐を揚げて作るものであり、したがって原料は大豆である、という事を思い出しました。
 したがって、その畑で大豆を栽培していれば、原料まで自家製の、稲荷寿司を作れるんだな、と考えた時、衝撃的な事に気づきました。
 それは、「納豆ご飯と稲荷寿司は原料が全く同じ」という事でした。ともに幼い頃から好物で、特に納豆ご飯はほぼ毎晩のように食べています。にも関わらず、これまでその事に全然気づきませんでした。
 40何年も生きていると、色々と「発見」があるものだな、と思いました。

2012年08月17日

秒速5センチメートル

 Facebookで色々と「グループ」をたどっていたところ、外国の方のページにたどりつきました。日本好きなようで、カバー写真は自筆と思われる日本語が書かれていました。
 その日本語は「秒速5センチメートル」というものでした。調べてみたところ、5年前に日本で制作されたアニメーション作品とのことでした。何でも、海外で賞を取っているとのことです。
 自分も、色々と好きな作品・製作者はいます。しかしながら、自分のカバー写真にその作品・作者の名前を使おうと思った事などありません。そう考えると、その人は、非常に深くその作品を愛しているのでしょう。
 見ず知らずの人ですし、その作品の事も知りません。しかしながら、その人の思い入れの強さに感心しました。同時に、それだけ愛されていた事を知れば、作り手も喜ぶだろうな、と思いました。
 それにしても、日本人の自分が、外国の人のページを見て、日本にこんな作品があった、と知ることができたわけです。改めて、日本文化の海外への伝播を感じさせられました。

2012年08月15日

荷物

 先日も書きましたが、土曜に高校の同窓会がありました。その際、久しぶりに会った当時の級友とFacebookで「友達」になり、後日、修学旅行の時に持ってきた荷物の話をされました。
 自分ではすっかり忘れていたのですが、その時の自分は、日常、学校に持っていく鞄に必要最小限の着替えしか入れていなかったとのことでした。
 その修学旅行の荷物の事は記憶にはありません。しかし、子供の頃の自分は、なぜか「旅行の時も、可能な限り普段の生活と同じ荷物を持つべきだ」という信念を持っていた事は覚えています。小学校の時の社会科見学で、周りがみなリュックサックを背負ってきたところ、一人だけランドセルに荷物を入れて参加した、などという事もあったほどでした。
 今でも、旅行の荷物は可能な限り少なくする主義です。飛行機を使う時に、手荷物預かりの世話にならずにすむ程度に荷物をまとめられると、嬉しくなるほどです。
 とはいえ、高校の時に自分がそんな事をしていた事はすっかり忘れていました。同時に、当時からさほどつきあいもなかったにも関わらず、そのような26年も前の事を覚えていた当時の級友の記憶力に感心させられました。
 そして改めて、昔の友人と再会するのはいいものだ、と思いました。

2012年08月14日

水害の変遷

 関西地方で豪雨があり、水害で死者も出たとのことです。つい半月ほど前には九州北部で同様の災害がありました。
 特に、昔から降水量が多いことで知られている紀伊半島は、慢性的に被害が発生しているようです。これでは、住んでいる人もおちおち生活できないでしょう。
 原因はいろいろあると思いますが、日本の雨の降りかたが昔とはすっかり変わった、というのが要因の一つにあると思います。
 7年ほど前、新宿は雨が降っていないのに、中野や荻窪では豪雨で川があふれた、などという経験をした時は、驚いたものでした。しかし今では、そのような「ゲリラ豪雨」など珍しくもなんともなくなっています。
 にも関わらず、豪雨対策のほうが、そのような気候の変動に対応しているとは思えません。群馬の渓谷にいたっては、50年前の「治水計画」を前提に、大半の人が役に立たないと断言しているダムを無理やり造っている始末です。
 こんな状況が続く限り、このような水害は後を絶たないでしょう。はやくどこかで、抜本的な発想の転換を行なってほしいものだと思いました。

2012年08月13日

夏休み

 金曜から今日まで夏休みでした。この時期にまとまった休みを取るのは、今世紀になって初めてです。
 もっとも、今年は3月に前の会社を辞めたため、ちょっと長めの休みを取ってはいました。とはいえ、その期間はほぼ毎日、今の仕事の準備にあてていました。また、暑い盛りにまとまった休みを取るというのとは、ちょっと違います。
 というわけで、かなり強く「久しぶり」という気分になった夏休みになりました。
 もっとも、金曜日は朝早起きして荷物運びをしていましたし、昨日も今日も午後は仕事のやり残し並びに、明日以降の準備に追われていました。
 というわけで、完全に休めたのは一日くらいでした。とはいえ、昨日も今日も日中はのんびり過ごすなど、かなりリフレッシュできました。
 来年の夏休みについては、仕事の余裕によって変わってきます。できる限り順調に進め、今年以上にゆっくりとした休みを取りたいものだ、と思いました。

2012年08月12日

高校の同窓会

 昨日、高校の同窓会に行きました。10年ほど前にもあったとのことですが、その時は特に連絡もなかったので当然ながら欠席しました。
 というわけで、一番最近会った人ですら15年ぶり、大半の人は24年ぶりの再会、という集まりになりました。
 久しぶり会った人の中には、「これ、誰だったっけ」という人から、「高校時代と全然変わっていない」という人まで、いろいろいました。ちなみに当時の級友によると、自分は「変わっていない」グループだそうでした。
 当時の思い出話の中には、鮮明に覚えていたものから、すっかり忘れてしまっていたものまで、いろいろありました。
 また、すっかり忘れていたものの、話をされた途端に、当時の記憶が鮮明に蘇ってきた事などもあり、記憶というものの不思議さを感じたりもしました。
 というわけで、久しぶりに高校時代の気分に戻って、色々と話したり笑ったりすることができました。
 次回はまた10年後に予定しているとのことでした。そちらにもぜひ出たいものだと思いました。

2012年08月08日

「サムライ」という「褒め言葉」

 日本ではいまだに「サムライ」とか「武士」という言葉はありがたいもののように扱われています。そして、その特異な風習である「切腹」も「いさぎよい」とか「責任感」みたいな印象をつけられ、美徳であるかのように扱われています。
 しかし、ちょっと江戸時代の歴史などを見れば分かるように、大半の切腹は「命じられる」ものです。つまり、強制的に自殺を強いているわけです。そう考えると、かなり非人道的な刑罰です。
 にも関わらず、現代の日本において、そのような側面を無視して、「武士の切腹」をもてはやすのはちょっとおかしいのでは、と思います。
 ついでに言うと、当時の武士には「無礼討ち」などという身分差別の最悪例みたいな制度もありました。また、人口の大半を占めていた農民は、「五公五民」などという重税を課せられて、その「サムライ」を養わされていたわけです。
 そのような前時代的な因習を考えれば、「サムライ」「武士」などは決して褒め言葉として使えるものではないのでは、と思いました。

2012年08月07日

8年ぶりのサイクリング

 仕事で、京成大久保から津田沼に行く必要が生じました。ちょうど、自転車が一台空いていたので、それに乗って行く事にしました。
 普段全然自転車に乗っていないので、しばらく前に話題となった自転車の交通法規変更の事など、全然解りません。とりあえず、車道を通る時は、なるべく前を自転車で走っている人と同じ場所を通るよう、神経を使いました。
 津田沼駅周辺は、これまで何百回も歩いています。しかしながら、同じ移動でも、自転車があるとないとでは偉い違いです。おかげで、総武線を渡る際の経路選択に失敗し、えらく大回りをする破目になってしまいました。
 調べてみたところ、自転車に乗ったのは8年ぶりでした。しかもその時は、自転車専用に開放されたところを走っていただけです。公道を走ったという事を考えると10年ぶりでもきかないかもしれません。
 まあ、その割には安全に走ることはできました。なかなか爽快だったので、余裕ができたら自転車を買ってサイクリングでも楽しもうか、などと思ったほどでした。

2012年08月05日

替刃と本体

 朝、ひげを剃っていたら顎に痛みを感じました。見てみると、電動ヒゲ剃り機の皮膚にふれる部分が破損していました。
 長年使っているので、こういう事も生じます。最初に発生した時は、機械自体の寿命かと思っていたのですが、調べた結果、その部分さえ交換すれば大丈夫とわかり、喜んだものでした。
 といわけで、通算で三度目か四度目となる替刃を行いました。
 ちなみに、その本体を買ったのは、16年以上前の事でした。それ以来、刃は替わっても、本体は問題なく動いているわけです。  そう考えると長い付き合いになったものだな、と改めて思いました。これからも、末永く活躍してほしいものです。

2012年07月31日

酷暑と頭の働き

 先週から、えらく暑くなりました。今の職場は駅から歩いて5分弱のところなのですが、その距離を歩いて職場に入ると、汗だくになります。
 朝からこれだけ暑いのですから、日中に入るとその暑さはさらに増します。一応、冷房が利いたところにいるのですが、ちょっと外を見るだけで、その灼熱の日光に圧倒されます。見るだけでこれですから、外にいる人はなおさらでしょう。
 その暑さに加え、ここのところ実質九日間ほど休んでない、という状態なので、えらく頭が働きません。いろいろとやらねばならぬ事を先送りしまくっています。
 明日も仕事ですが、比較的時間が短いので、なんとか空いた時間でリフレッシュをし、頭を元に戻せれば・・・と思っています。

2012年07月25日

クーラー交換

 これまで使ってきたクーラーが冷えなくなり、本日交換しました。
 前のクーラーを勝ったのは結婚した年でした。それから14年間、毎年夏、我が家を冷やしてくれたわけです。
 特に我が家は、午後に思い切り日が入り、晴天時は真冬でも暖房がいらない、という環境にあります。当然、夏にはそれと同じ日光が部屋を暑くするわけです。さらにその間、日本は暑くなり続けていました。
 それに対抗して涼しい夜を守ってくれたクーラーには本当に感謝しています。取替え工事が始まった時点では自分は家におらず、旧クーラーに別れの挨拶ができなかったのは少々残念でした。
 いずれにせよ、新しいクーラーが付き、涼しい夜を過ごせるようになりました。こちらも、末永く頑張ってほしいものだと思いました。

2012年07月23日

ヨドバシでは使えないカード?

 仕事帰りに閉店間際のヨドバシ千葉店に行き、カードで買物をしました。ところが、機械を通した所、店員さんに「カードが通りませんでした。原因は我々にも分かりません」と言われました。
 急いでいるので閉店間際に来たのに、このまま買えないのは困ります。幸い、このヨドバシと同じ建物に、銀行の支店があります。そこで、急遽現金をおろし、事なきをえました。
 日中、このカードで通販の決済をしています。にも関わらず、ここでは通らなかったわけです。
 このような経験は春先にもしています。秋葉原のヨドバシで買い物をしたのですが、その時もカードが通りませんでした。その時は、手元に現金があったのでことなきを得ましたが、かなり面倒な思いをさせられました。
 ちなみに、このカードが通らなかったのはこの二件だけです。どうやら、このカードはヨドバシの決済と相性が悪いようです。
 ただ、カードは他にもあります。というわけで、これからは、ここで買い物をするときは、今日も使えなかったヨドバシゴールドポイントカードはやめて、もう一枚のビックSuicaカードを使うことにしたほうがいいのだろうか、と思いました。

2012年07月22日

難解な場所にあるメーラー

 年に一回、加入しているケーブルテレビ局の業者さんが、電波点検という名目で営業に来ます。しかしながら、昨年、地デジ対策を兼ねて、電話を含めて全てのサービスに加入してしまっています。
 という事で業者さんも拍子抜けした感じでした。しかしながら、一応、調査という名目もあり、「何かお困りのことはありませんか?」と尋ねてきました。
 そこで、半年くらいまえから、TVをつけるたびに新着メールが届いたという表示を見るが、その開き方がわからない、という話をしました。
 気にはなっていましたが、どうせ急ぎのメールでもないだろうから、この年に一回の「点検」の時に教わればいい、と放置しておいたのです。
 ところが、その人もメールの開き方がわかりませんでした。そして、携帯で会社に電話し、やっとという感じで開いていました。
 そして自分もやっていましたが、かなりメニューの奥深くで、しかもわかりにくい所に「メーラー」がありました。確かにこれでは、業者の人でもなかなか分からないでしょう。
 そこまで苦労して貰って開いたメールですが、内容はただの「ファームウェアの更新」でした。まあ、その程度のものだろうと思っていたから、今日まで放置していた、という事もあるのですが・・・。
 とはいえ、このような見づらい所にあるメーラーを使って、局からのお知らせを流すというのはどうなのだろうか、と思わざるを得ませんでした。

2012年07月16日

久々の連休

 今の仕事は休みは日曜と祝日だけです。というわけで、かなり久々の連休となりました。
 昨日は日中から夕方にかけて用事があり、今日も夜にちょっとした用事があったため、完全休養とはいきませんでした。とはいえ、ここまでゆっくりできたのは久しぶりなので、かなり体力の回復ができました。
 ただ、月に一度あるかないかの連休です。本来ならもっと有効活用すべきでしょう。
 早く、今の仕事の体力配分に慣れ、疲労を溜めず、かつ短時間で回復できるようにせねば、と思った次第です。

2012年07月12日

「天に代わる」権利

 時代劇などで、よく「天に代わって」などと言って「悪人」を斬殺する主人公がいます。ここでの「天」は「天網恢恢疎にして漏らさず」の天、すなわち「神」を意味しているようです。したがって、彼らの決め台詞は「神に代わって悪人を殺す」という意味になります。
 実際、主人公に殺される悪人は、殺人をはじめ、様々な悪事を、凶悪な台詞をいいながら行います。したがって、視ている人も、「主人公による『裁き』は当然だ」と思う人がほとんどなわけです。
 しかし、よくよく考えてみると、この人は「自分は神(=絶対的な審判者)になりかわる権利がある」と自分で勝手に決めているわけです。
 現実世界において、そのような事を自ら決めている人は、ろくな事をしません。17年前に都心でテロを起こした宗教団体なども、自分たちの行動は「神」の意思によって行った、と思っていたわけです。
 なにしろ、自分が絶対者だと思いこんだ以上、どんな事でも、自分の感情でできてしまうわけです。
 そのような事を考えながら、改めて、「天に代わって」などと言って「悪人」を斬り殺すような輩を「正義の人」みたいに描く、というのは異常なことだよな、と思いました。

2012年07月11日

スポーツドリンク割り

 焼酎で晩酌をしようと思いました。台所の中を見たら、スポーツドリンクのペットボトルが入っていました。
 そういえば、家でも飲み屋でも、「スポーツドリンク割」を飲んだことはないな、と思い、試してみました。
 飲んでみたところ、さっぱりしており、なかなか焼酎にあうと思いました。そのため、なぜこれを飲み屋が提供しないのだろうか、とちょっと考えてみました。
 そこで思い当たったのが、酒とスポーツドリンクの関係でした。
 自分もそうですが、飲み過ぎた翌日にはよくスポーツドリンクが飲まれます。したがって、アルコールが過剰に入っている時にスポーツドリンクを飲むと、「アルコールの苦しさから逃れるために、これをもっと飲もう」と思ってしまう可能性があります。
 その結果、「スポーツドリンクサワー」を飲み過ぎて、さらにひどい状況が発生する、という可能性があります。
 そのあたりが原因で、飲み屋は自粛しているのだろうか、などと思いつつ、ついつい口当たりのいい「スポーツドリンク割」を飲み過ぎてしまいました。

2012年07月09日

偉人に学ぶ?

 日本史に出てくる「偉人」としてよく扱われる人物に織田信長と豊臣秀吉がいます。
 たしかに、両者とも数多くの戦に勝ち、巨大な権力を手にしました。その点では「偉い」とは言えるでしょう。しかし、それは現在に置き換えれば、数多くの抗争に勝って巨大な権力を得た暴力団の組長でしかありません。
 そして、織田信長は反対勢力をを倒すためと言って比叡山を侵略し、武装していない僧まで焼き殺しました。一方、豊臣秀吉は「検地」「刀狩」などで農民を締め上げ、それらから得た富で朝鮮半島を侵略し、多くの日本兵と朝鮮人に迷惑をかけました。
 これなども、1940年代に置き換えれば、枢軸国の指導者に通じるものがあります。
 こうやって考えれば考えるほど、彼らは為政者としてはろくな事をしていません。にも関わらず、なぜか現代の民主国家であるはずの日本において、彼らは偉人として奉られています。
 この風潮などは、「昔から彼らは偉いと言われていた。だから具体的に何をやったかは考察したことないが、偉いにちがいない」という考えに基づいていると思われます。
 他の「偉人」にも言える事ですが、ただ権力を持った・戦争に勝ったから偉い、というのは今の社会とは本来相容れないものではないでしょうか。にも関わらず、そのような「偉人」を尊敬してしまのは、色々な点において危ういのでは、と思いました。

2012年07月03日

朝っぱらから

 朝、出勤して家の前にある道を歩いていて、やけに風景が見づらいことに気づきました。そこで眼鏡を触ってみたら、室内読書用のものをかけていました。
 慌てて家に戻って、眼鏡をかえ、駅のホームにつきました。電車を待ちながら、今日の予定について考えていると、その業務のために家から持って行かねばならないものを忘れていた事に気づきました。そこで、早くも本日二度目の「帰宅」をせざるを得なくなりました。
 そして予定より二本遅い電車に乗っていると、携帯が鳴り出しました。本来なら、もう職場についているべき時刻なので、仕方ありません。慌てながら、かなり相手が困惑するような応対をしてしまいました。
 職場に着くまでに、すでに三回も失敗してしまったわけです。ここまで朝っぱらからろくでもない日もそうはないと思いました。
 幸い、電話をかけてきた先からもクレームにはならず、問題なく対処できました。したがって実害はなかったわけですが、さすがに沈みました。
 というわけで、今日はなるべく行動を控え、その結果、あまり面白みのない一日となりました。
 明日以降は挽回しようと思うと同時に、もう少し朝は注意深くせねば、と強く思いました。

2012年07月02日

空白と内情

 週刊誌やネットなどで「元内部関係者による裏事情暴露」みたいなものがあります。まあ、以前内部にいたわけなのですから、赤の他人よりは事情に詳しいということは解ります。
 ただ、いったいその情報はどのくらいあてになるのだろうか、とも思います。  たとえば自分は、3月末に前にいた会社を辞めました。20日ほど有給を取り、退職日に保険証を返すついでに顔を出したのですが、すぐ斜め前の席に座っていた部長さんが、どこかに飛ばされていて、驚いたものでした。
 つまり、20日ほど来なかっただけで、幹部社員の行方が分からなくなっていたわけです。
 そう考えると、辞めて何年も経つ「元関係者」の認識など、どのくらいあてになるのだろうか、と思います。
 もちろん、かつての仲間が情報を流す事もあるのかもしれません。しかし、その情報は断片的です。
 というわけで、それが自分の意見にあうような内容でも、「元関係者による内部事情暴露」は、信用しないようにしています。
 同様に、自分がかつて働いていた所の話題を振られた時も、「事情通」ぶったりはせず、適当に受け流すようにしています。

2012年06月30日

レバ刺し終了

 本日を最後に、飲食店におけるレバ刺しの販売が禁止されたとのことです。もともと、レバーはよく焼いたものでないと匂いがきついと思うタイプでしたので、これまで食べたことはありませんでした。したがって、「禁止」と聞いても駆け込みで食べようとする気も起きませんでした。
 禁止のきっかけは、牛肉生食に伴う食中毒だと聞いています。ならば、この時勢では仕方ないのでは、と思いました。
 社員をこきつかって過労自殺をさせたワタミを筆頭に、あの類の業界は、いかに安い人件費で調理人・ホール係をこき使って利益を挙げるか、と最優先しています。その結果、調理する人の能力も下がる上に、過重労働で仕事の質も下がります。その結果、危険性のある食べ物で食中毒のリスクが上がるのは当然です。死者を出さないためには規制するよりないわけです。
 このような「人件費節減」が続く限り、「食べれなくなる料理」は今後も増え続けるだろうな、と改めて思いました。

2012年06月29日

コンビニ戦争

 先日書いた、セブンイレブンの新店が職場近くの駅前にオープンしました。本部とおぼしきところから社員が応援に来て、「おにぎり50円引き!」などと呼び込みをやっていました。
 そこから10数メートル離れた所には100円ローソンがあります。個人的には、セブンイレブンと100円ローソンは客層がかぶらないのでは、と思っています。しかしながら、ライバルグループに対抗するためか、こちらも本部から社員が来て、「フランクフルト70円です」などと呼び込みをしていました。
 長年のライバルであるだけに、それだけ力を入れているのでしょう。ちなみに今朝は、セブンイレブンの開店と関係なく100円ローソンに用がありました。しかし、自分が買いたいものの前に、仕入れ品が箱を開けていないまま積まれ、買うのに苦労しました。
 それを見た時は、「本社の社員もフランクフルトの呼び込みをする暇があるなら、現場の店員さんの荷解きを手伝えばいいのに・・・」と思いました。
 あと、先述したように、この新店から見える所に、既存のセブンイレブンがあります。そこの責任者の事を考えると、本部はそちらにも人を出してあげるべきでは、とも思いました。

2012年06月27日

違法駐輪教育

 自宅付近でも、職場付近の駅前にも日常のように違法駐輪が見られます。路上はもちろん、駅に近い店舗やアパートがあると、その前には必ずといっていいほど、違法駐輪で埋まります。
 その対策として、行政側は違法駐輪に印をつけ、それでも放置されれば撤去するわけです。
 ある朝、駅前で、その印付き違法駐輪自転車をみました。その中に一つ、子供用自転車がありました。
 並び方からみると、勘違いした子供が間違えて置いた、という感じではありません。親と一緒に来た、並べて駐めた、という感じです。
 もしそうなら、この子の親はわかっていて、違法駐輪をさせた、という事になります。
 教育方針として、法律違反しても、安価に自転車を止めれればいい、という考え方なのでしょうか。そのような育てられ方をした子供が、法律や規範をどのように認識するのだろうかと思い、朝から楽しくない気分になってしまいました。

2012年06月26日

冷や汗をかいた押し間違い

 駅のホームで電話をかけようとしました。スマホの電話ボタンを押し、画面を見たのですが、そこには電話番号リストでなく、若い女性の脚が写っていました。
 どうやら、電話ボタンの近くにあるカメラボタンを間違えて押したようです。その結果、目の前にいた人が画面に映されてしまったわけです。
 慌てて画面を消して電話ボタンを押し直しました。
 スマホはちょくちょく固まります。もしかしたら、電話ボタンを押そうとした瞬間に固まり、カメラボタンが反応したのかもしれません。
 もしこの時、後ろから自分の携帯画面を見ていた人がいたら、通報されてもおかしくないな、と思いました。
 とにもかくにも怖すぎます。慌てて、カメラボタンのアイコンを、電話ボタンから大きく離す処置をとりました。

2012年06月24日

手続きをして初めて分かった金額

 仕事が変わった関係で、これまで給与天引きだった税金や社会保険料の請求書が来ました。
 給料を貰っていたこれまでの20年間は、「自分の収入=手取り金額」という感覚でした。したがって、それらのお金は、「きちんと義務を果たしている」という意識はあっても、「払っている」という意識はほとんどありませんでした。
 しかし、このように請求書をもらい、実際に振り込み手続きをやってみると、改めて「かなりの金を払っているな」という事を実感しました。特に、国保料の高さにはびっくりしました。軽く、昨年の手取り収入の一割を越えていました。
 また、住民税についても、改めて考えらせられました。特に、私の住む街は、県知事が自分の選挙運動としか思えない「ひったくり防止広告」に出演したり、市長がツイッターで自分の意見に反対する人を嘲笑するなど、ろくでもない連中がトップについています。
 そういう事もあり、これまで自分が払ってきたお金並びに、これから払うお金の事を改めて考えさせられました。
 もし、これまでの給与生活を続けていたら、定年退職するまで、このような事を考えられなかったわけです。それを思うと、給与生活の人も、十年に一度くらいはこのような手続きを自分でする制度にしてもいいのでは、などとも思いました。

2012年06月23日

10分間睡眠

 前にいた会社では、一応、1時間の昼休みがありました。実際は50分くらいですし、休み中に呼び出しを食らったりしたことも普通にありましたが、とりあえず、食後の20数分は昼寝に当てることができました。
 しかし、今の仕事では、その20分の昼寝時間を取るのも難しいものがあります。まあ、自業自得みたいなものなので、仕方がないのですが・・・。
 そこで編み出した(?)のが、10分睡眠でした。何とかそれだけの時間が取れた時に、10分後に目覚ましをかけ、椅子に座って仮眠を取るのです。
 たかが10分と思うかもしれませんが、これが意外に眠れます。目を閉じてしばらくすると意識が落ち、夢まで見たりします。そして、目覚ましの音とともに我に返るのです。
 そして、起きた後は、そこそこ頭がすっきりします。というわけで、最近、これをかなり愛用することにしています。
 とはいえ、もちろん昼寝は長くとれるに越したことはありません。何とか仕事の段取りを改善し、以前並に寝れる時間を取りたいものだ、と思っています。

2012年06月22日

情報源としての価値

 本日、首相官邸に原発再稼働反対を主張する人が4万人も集まってデモを行いました。仮にも政治の中枢に、ちょっとした市の人口並の人数が押しかけてきたわけです。
 その人々は、いわゆる「原子力村」の住人である、NHKを含めたほとんどの報道業者と利害関係が相反します。したがって業者達が集まった人々を快く思わないのは仕方ないところです。
 とはいえ4万人もの人が集まったわけです。仮に批判的な立場でも、それを伝えるのが「報道機関」としては当然でしょう。
 ところが、いくつかのTV局・新聞社サイトがちょこっと報じたものの、大半の業者は現時点で完全に無視しています。
 あったかどうかすら伝えないのでは、もはや「報道」とはいえません。完全に「原子力村の広報機関である」と宣言したようなものでしょう。
 このような状況が続けば、ネットなどにおいて、商業マスコミが「ソース(※信頼にたる情報源)」とlして扱われなくなる日も遠いことではないかも、などと思ってしまいました。

2012年06月18日

駅前二号店

 職場に行く商店街の入口にあった薬局チェーン店がつぶれました。この駅前には、薬局三大チェーンが揃っており、駅から一番遠いその店が競争に負けた、という感じです。
 その跡地の工事が始まり、今日見たらセブンイレブンの看板がついていました。それを見た時は、少なからず驚きました。なにしろ、その商店街の入口から数十メートル離れた所にはセブンイレブンがあり、しかも先日改装を終えたばかりだったからです。
 確かに、この商店街には他にコンビニがありません。そのため、わざわざそのセブンイレブンまで行く必要が発生し、不便を感じた事はありました。
 そういう意味ではありがたいのですが、いかんせん、既存店との距離が近すぎます。駅前の交差点からはどちらの店舗も見える、というくらいの近さです。
 コンビニの大量出店はよく問題になります。果たしてこの出店が既存店との共存が可能と計算してのものなのか、そのへんを無視したものなのか、非常に気になりました。

2012年06月16日

32年ぶりにネットで再会

 小学校の頃に1年数ヶ月ほど住んでいたかつての家に行き、その現状についての感想や当時の思い出を、このサイトに10年ほど前に書いた事がありました。
 具体的な写真などは一切載せていません。したがいまして、読んでも意味が分かるのは、自分の家族ぐらいだと思っていました。まあ、ご存知の通り、当サイトは昔も今も、そのような「自分が書いて楽しければそれでいい」という文章や日記が多々掲載されます。
 ところが、そのページを偶然発見した、当時のお隣さんからメールを頂きました。その家について言及したわずかな描写と運営者紹介にある自分の名前から、もしやと思われた、との事でした。
 わずか1年数ヶ月のお隣づきあいだったわけです。それが、そのような短い文章一本で32年ぶりに「繋がった」わけです。ネットの力とは不思議かつ凄いものだと改めて思いました。このサイトをやっていて本当に良かったと思いました。
 そして、人違いのリスクもありながら、そのようなメールを送って下さった、当時のお隣さんには本当に感謝しています。改めて、御礼申し上げます。

2012年06月15日

出来レース?

 昨晩、Googleニュースかツイッターだったかに、「○○容疑者、明日逮捕へ」というニュースが流れていました。そして、「予定」通り、その容疑者が今朝逮捕された、というニュースが流れました。
 なんでも、その容疑者は漫画喫茶で逮捕されたそうです。という事は、その人もネットを見れる環境にあったわけです。もしそのような情報をネットで見て、慌てて逃亡したらどうなっていたのでしょうか。もしかして、最初から、両者合意の上で今朝の逮捕が決まっていたため、そのような「事前情報」を流しても問題がなかったのでしょうか。
 いずれにせよ、とっくの昔に首謀者の刑が確定しているのですから、今更部下の一人や二人が逮捕されたところで、社会的にはどうでもいいことです。しかしながら、今日のテレビにとってはこの逮捕事件が最大のニュースとして扱われているそうです。
 その一方で、首相官邸前に1万1千人も人が集まって原発再稼働反対デモをやった、というのはほとんど報じられなかったそうです。今の世の中にとって、この二つの重要性は、圧倒的に後者のほうが高いと思うのですが・・・。
 昨年、これまでずっと無い事になっていた、相撲界の八百長が明らかになりました。同様に、こちらの世界の八百長もいつか暴かれる日が来てほしいものだ、と思いました。

2012年06月13日

いろいろな「おかげ」

 2012年6月13日は、自分にとってかなり重要な一日になりました。あと何年生きていられるか分かりませんが、この一日については、人生最後の日まで絶対に忘れる事ができない、というくらいの日でした。
 そのような日にすることができたのも、全てはこれまで自分と関わって下さった方々のおかげだと思っています。
 生まれた時から世話になりっぱなしの両親を初め、姉弟妹・相方など、これまで長い間、本当に色々と助けてもらいました。
 他にも20代の頃に人として生きる道を教えてくれた、今はなき師匠や、学生時代以来のつきあいとなる先輩・仲間もいます。そして、今世紀に入ってからは、ネットのみで、一度も会ったことがないつきあいであるにも関わらず、心から感謝できるほど、お世話になった方もいらっしゃいます。
 そのような方々のおかげで、ここまで自分なりに満足して生きることができました。
 これから、どんな人生を過ごせるのかは分かりません。ただ、できる限りそれらの方々から頂いたものをお返しできるように生きていきたいと思った、この重大な転機となる一日でした。

2012年06月12日

氷抜き

 若い頃から猫舌なので、基本的にアイスとホットの選択になるとアイスを選んでいます。とはいえ、実はさほど冷たいものが好きなわけではありません。ちょっと体調を崩すと、すぐに冷たさが腹に来ます。
 にもかかわらず、猫舌の優先度が高く、相も変わらずずっとアイスコーヒーを初めとする冷製飲料を購入していました。
 そんなある日、とあるファストフード店にてアイスコーヒーを頼もうとすると、目の前の人が、衝撃的な一言を放ちました。それは「アイスコーヒー、氷抜きで」というものでした。
 確かに、カップ式の自販機には「氷抜き機能」はあります。とはいえ、その際、コーヒーは範囲外でした。まあ、熱いコーヒーに氷を入れて冷やして「アイスコーヒー」を作る事もあり、「コーヒーにはない機能だ」という固定観念を持っていました。
 それだけに、この「氷抜き注文」は自分にとってコロンブスの卵みたいなものでした。それ以来、ファストフードのアイスコーヒーはもちろんの事、居酒屋での注文でもこの「氷抜き」を愛用しています。
 飲んでみると、腹が冷えない上に、氷がない分、飲み物の量が増える、という利点まである事に気づきました。何でこんな便利なシステムをもっと前から使わなかったのか、と後悔に近い感情すら覚えている今日この頃です。今後、この「○○、氷抜きでお願いします」は自分にとって定番となることでしょう。

2012年06月10日

詭弁と恥

 ある数十年の開催履歴があるイベントの運営をやりました。すると、50過ぎの人が、一つの運用規則について、「これはおかしい。かなり久しぶりに参加したが、前回はこうではなかった」とクレームをつけました。
 自分もこのイベントには20年近く参加しています。しかし、そのあいだ、ずっと同じルールでやっています。念のため、30年以上運営をやっている先輩に確認しましたが、やはりその通りでした。
 その旨を回答した所、何とその人は、嘘をついた事に対する弁解もせずに、「しかし、問題は問題だ。改善する必要がある」と言い出しました。
 あほらしくなったので、「そうですか。でもこの規則を変える必要は感じません」と答え、話を終わらせました。
 もちろん、考え方は人それぞれです。その人が、その運用規則に反対する事自体は、一つの意見だと思います。
 とはいえ、最初に「以前はこうだった」と嘘をつき、それを指摘されても、謝罪もせずに開き直るようでは、話になりません。
 いい年こいて、何でこんなみっともない事ができるのだろうか、と不思議に思いました。
 もっとも、最近のテレビでは、同じように、話に矛盾があろうと、嘘があろうと、とにかく大声で強弁する人がもてはやされる傾向にあるようです。もしかしたら、その人も、TVの影響を受けて、そのような「弁論術」を用いたのかもしれません。
 その人の態度および、その手法がもてはやされているという現状を思い、かなり暗澹たる気分になりました。

2012年06月07日

急性シンナー中毒になった蝶

 屋外で有機溶剤を使う作業をしていました。作業中に一休みしていたら、蝶が飛んできました。そして、その蝶は私の体にまとわりつきました。
 蝶にまとわりつかれる、などという事は初めての経験です。不思議に思っていたら、そのうち、その蝶は軍手に止まり、動きを止めました。見てみると、口から管を出して、それを軍手にさしていました。
 これを見て、一連の不可解な行動の謎が解けました。この蝶、何故かわらりませんが、有機溶剤を花の蜜と勘違いしていたようです。
 慌てて振り払いましたが、時は既に遅しでした。蜜の代わりに有機溶剤を吸った蝶は、フラフラと飛んでいきました。何とか飛び続けられていたので、命には別状がなかったように思われます。
 中学時代、不良の人がビニールに入ったシンナーを吸っているのを見たことがありましたが、それ以来となる「シンナー中毒者(?)」の目撃となりました。
 改めて、中毒性のあるものは適正に使わないと大変な事になる、と思いました。
 それにしても、我々人間の嗅覚では、花と有機溶剤は似ても似つかないにおいです。それを混同する蝶の感覚器官はどうなっているのだろうか、と不思議に思いました。

2012年06月06日

電飾が似合わなすぎる展示物

 都内に用事がありました。帰りに電車に乗っていたら、新橋のSL広場が見えました。ずっと前から見慣れていた広場ですが、今回はかなりの違和感がありました。何故ならば、展示されているSLの動輪に電飾がほどこされていたからです。
 その電飾は、時間によって赤くなったり、青くなったりと、商業施設の看板のような「輝き」を見せていました。
 蒸気機関車の魅力の一つに、石炭を燃やして推進力を得て、煙突から煙を吹きあげて走る、というのがあります。要は電気のようなスマートな技術とはある意味対極の所にあるわけです。
 懐かしさのみならず、その力強い走りが、「現役」から引退して40年近くたった今も根強いファンを持っている理由だと思っています。
 そういう事もあり、この「動輪が様々な色に輝く蒸気機関車」というのは、「電飾を施してはいけないものの見本」みたいなものだな、と思いました。

 あと話はちょっとずれますが、先月、最後の原発が止まりそうになってからずっと「夏場の電力不足」が大げさに騒ぎ立てられています。しかし、このような「無意味な電飾」を見ると、「まだまだ山ほど無駄に使われている電気があるだろうに」と思わざるをえません。

2012年06月05日

「評論家」にふさわしい格好

 ラーメン屋さんに、新商品のポスターが貼られていました。そこにでは、「ラーメン評論家の○○さん」が、その新商品を絶賛していました。
 その評論家さんですが、なぜか海賊みたいな帽子を被っています。それだけでも十分変なのですが、その帽子の真中には、そのラーメン屋の店名が書かれていました。
 もちろん、「店の広告に出る」というだけで、その「評論家」の発言から客観性は失われます。とはいえ、何も店の屋号まで身に着けて、「自分はこの店べったりの『評論家』です」と宣言することもないのでは、と思いました。
 この仕事をする分にはこれでいいのでしょうが、他の仕事をする際の信頼性に問題は生じないのだろうか、と他人事ながら気になりました。

 話は変わりますが、同じ通りにあるラーメン屋には、「伝説の製麺師」が宣伝ポスターに載っているのですが、この製麺師さん、なぜかプロレスラーみたいな覆面をかぶっています。
 ラーメン業界の事はよくわからないのですが、この世界では変な格好をするのが流行なのだろうか、と不思議におもいました。

2012年06月03日

子猫の成長

 一ヶ月ほどまえに、生まれたての子猫を口にくわえて運ぶ母猫を見ました。その後も、たまに猫の親子を見る機会はありました。ただ、人の姿に気づくと、母親はすぐに子猫を隠していたので、あまりじっくり見ることはできませんでした。
 しかし、今日は親子で座っていたのですが、こちらの姿を見ても、子猫を逃がしませんでした。そして、親子揃って堂々と座り、こちらを見ています。
 おかげで、久々にじっくり子猫を見れたのですが、かなり成長していました。まだまだ親猫の半分くらいの大きさですが、わずか一ヶ月前に、その親猫の口に加えられて運ばれていたとは思えないほどでした。
 赤ん坊の頃を知っているだけあり、その成長ぶりを見た時は、かなりの嬉しさがありました。これからも無事大きくなってほしいものです。

2012年06月01日

日本食の塩分

 昨日に続いて病院の待合室ネタです。その病院は壁に、いくつもの「健康情報ポスター」が貼ってあります。その中の一つに「和食は健康的と言われているが、実は塩分が多い」というものがありました。
 松屋の朝食セットのような「ご飯・味噌汁・焼き鮭・漬物・海苔・納豆・おひたし」というメニューの写真があり、それぞれの塩分およびその合計が記載されています。
 それ自体は参考になったのですが、「で、どうすればいいのか?」と思いました。このメニューを見直し、たとえば、おひたしを酢の物に替えればいいのか、それともこのような和食自体を見なおせばいいのか分かりません。
 もし見直すなら、中華にすればいいのか、洋食がいいのかも特に提示がありませんでした。
 病院の掲示物ですから医者に尋ねればいい、という事なのかもしれません。しかしながら、他に待っている人も多い中、そのような事を尋ねるのも気が引けますし、詳細なアドバイスを貰えるとも思えません。
 というわけで、勉強にはなったものの、今後のメニューへの影響力は発揮できないな、というのが率直な感想でした。

2012年05月31日

待合室用番組

 先週から喉の調子が悪く、病院に通っています。この病院、待合室に大きなTVがあるのですが、どの時間に行ってもワイドショーが流れています。
 ワイドショーだから当然とはいえ、愚にもつかない事を延々と流しています。なるべく意識しないようにはしていたのですが、ついつい言っている事が耳に入ってきてしまい、ただでさえ体調が良くないなか、精神的にも疲れます。半ば半期で、受付にチャンネルの変更を言いに行こうか、と思ったほどでした。
 ちなみに、その近くにある行きつけの歯医者は、前に行った時、アニメ「HUNTERXHUNTER」を流していました。ちょうど、自らの腕をわざと切らせてそれを操って闘った戦士が種明かしをする、というある意味病院向けの話でした。
 自分的には好きな作品だからいいのですが、苦手な人、とくにこれから歯医者の治療台に上がる人が見たらどう思うのだろうか、とこれまた気になりました。
 体調と精神状態というのは連動していると思います。それもあって、もう少し病院が待合室のTVに流すものについて、深く考えたほうがいいのでは、と思いました。

2012年05月30日

身分制度

 子供の頃、親が買っていた「ブッダ」をよく読みました。この漫画は、ブッダが生まれる前に単行本二巻分の話があります。その内容は、奴隷階級にいながら武士階級に上がろうとし、身分がバレて殺された少年と、さらにその下の身分にいる少年が主人公で、当時の過酷な身分制度を主題としていました。
 いずれにせよ、その理不尽な身分制度により命まで奪われた人がいる、という事に驚き、「同じ人間なのに、昔はひどいことをしていたのだな」と思っていました。
 しかしながら、実はこれは昔話ではありませんでした。数日前から、芸能人の母親が生活保護を受けていたという事が大騒ぎになっています。別に、芸能人もその母親も何一つ不正は行なっていません。
 ところが、その当事者のみならず、生活保護を受給している全ての人まで「働かないで税金で暮らすくせにブランドバッグなどを買う怠け者」という扱いになり、テレビなどは、各局横並びで大バッシングをやっています。中には、「生活保護受給者の暮らしについて通報してほしい」と呼びかけた局まであったそうです。
 このあたり、「ブッダ」の世界で、身分の高い人々が、下層階級に対する態度と極めて似ていました。おそらく、マスコミという上層階級に所属する人々にとって、「生活保護受給者」という下層身分の人間がささやかな楽しみをする、などという事は許されざる事なのでしょう。
 ブッダの舞台は2,500年ほど前のインドです。その後、様々な形で人類は進歩しているはずです。しかしながら、一方で、当時と変わらない思考レベルを持つ人も残っているわけです。同じ人間として、かなり虚しいものを感じざるを得ませんでした。

2012年05月28日

ある意味絶妙なタイミング

 今日の午後は、ゲリラ豪雨があるという予報がありました。ちょうど夕方に重要な案件で出かける必要があったので、傘を用意して出かけました。
 用事のある場所に着いた時点では空はかなり暗くなってはいましたが、まだ雨は降っていませんでした。
 ところが、先方の担当者と話を始めたとたん、外から雷鳴が聞こえてきました。別に雷が怖い、という事はないので、困りはしませんでしたが、ひどいタイミングだな、と思いました。
 話が終わって出ると、外は雨が降っていました。その時点ではまだ傘をさせば歩ける程度の降りでした。しかし、数分後、強風と豪雨が同時に襲って来て、傘の骨が二本も曲がってしまいました。
 自分にとってこの打ち合せはかなり重要なものでした。それが作ったようなタイミングで雷・豪雨・強風に見舞われたわけです。
 縁起を担ぐ人だったら、それだけで憂鬱になるだろうな、と思いました。同時に、そのような習慣を持たないでよかった、とも思いました。

2012年05月27日

キャリーカートを「運転」

 歩いて20数分の所に、ダンボール3箱を運ぶことになりました。宅配を頼むのも経済的でないので、キャリーカートで運ぶことにしました。
 電車やバスでも行けますが、電車だと二回ほど階段の登り下りが発生します。バスの場合も、本数が少ない上に、乗り降りで手間がかかりそうです。
 というわけで、歩いて行くことにしました。
 これまで、キャリーカートで荷物を運んだ事は何度もあります。しかしながら、移動距離は家から駅までの5分弱とか、ビッグサイトから国際展示場駅までの10分弱程度くらいしかありません。
 とはいえ、途中に階段もないし、楽勝だろう、と思っていました。ところが、少し歩き出すと、意外なことに気づきました。
 経路の途中に、二車線で歩道のない区間があります。ちょくちょく車が通るのですが、普段歩いている時は特に気になりません。
 ところが、カートを一台ひいているだけで、大きな差が生じました。車の気配を感じた時の怖さが普段と全然違うのです。体の後ろを占めるスペースは1m四方もありません。しかしながら、「もし引っ掛けられたら」などと不安になります。さらに、体の動きもカートを持っている分、鈍っているわけです。
 そして、車の気配を感じる度に、慌てて逆の車線に避難したり、比較的幅の広い場所で止まるなど、細心の注意を払い、なんとかこの区間を抜けることができました。
 あんな小さいカートでも、車の通る道を歩く時は、かなりの存在感があるのだな、と驚かされました。
 というわけで、短い時間でしたが、そこそこスリリングな「運転」を経験することができました。

2012年05月26日

20分かけて時計を買う

 モニタの代替品を買うため、千葉のヨドバシに行きました。ついでに、前から買おうと思っていた時計も買おうと、地下の売り場に行きました。
 そして、レジにいた若い店員さんに「そこに掛かっている時計を買いたいのですが・・・」と話しました。
 すると、その店員さん、「在庫を確認してきます」と言ってどこかに行ってしまいました。それから戻ってきた後も、「カード番号の確認」「配送伝票の作成」などで、すぐに席を外してしまいます。明らかに、経験不足の新人さんだという事が分かります。おかげで、長い間、レジの前に突っ立つ破目になりました。
 黙って立っている間、店内にいる他の店員さんに「まだ対応していないのでしょうか」と話しかけられます。しかしながら、「今、担当の店員さんが外しています」と答えると、そのままどこかに行ってしまいました。待っている間、このやりとりを4回くらいやりました。
 別に自分は急いでいません。さらに言えば、今の仕事の関係もあり、この機会を使って色々な店員さんの接客を観察しよう、とも思っていました。
 したがって、特に困ったような表情をしていなかったため、声をかけてきた店員さんもすぐにどこかに行ってしまったようです。
 とはいえ、そう広くもない所に、ずっとこちらが立ち続けているわけです。で、売り場に新人さんがいる、という事も分かっているわけです。
 ならば、その人をフォローすべく、何らかの動きがあってもいいのでは、とも思いました。もっとも、最近の傾向からすると、制服こそヨドバシのものを着ていても、それぞれ違う会社から派遣されている社員なのかもしれません。それゆえ、客の事は気になっても、他の販売員の事は気にならない、という事情でもあるのだろうか、などとも思いました。
 結局、時計を指定してから購入手続きが完了するまで20分近くかかりました。うち、店員さんが目の前にいたのは5分くらいでした。とはいえ、先述した理由もあり、色々と有意義な経験ができたという満足感みたいなものはありました。

2012年05月22日

節目

 今日は誕生日でした。おかげさまで、「同じ誕生日の有名人(?)」に東京スカイツリーが加わることになりました。せっかくの縁なので、半年くらい経って並ばずに入れるようになったら、一度登ってみたいものだ、などと思っています。
 昨年の誕生日で宣言したように、この一年、特に年が明けてからは、生まれて初めて、という経験を色々することができたほどの、激動の年になりました。
 とはいえ、まだまだ結果は何一つ出ていません。来年の誕生日には、この一年半ほど頑張った成果が出た、と書きたいものですが・・・。果たしてどうなるのでしょうか。

2012年05月21日

日食見物できなかった記

 昨日も書いたように、日食観測グラスを二人分買い込み、朝7時に目覚ましをかけました。前夜には観測グラスの注意書きも読み、そこに記載されていた「つばつき帽子」も枕元に備えるという万全の体制です。
 ところが、いざ目が覚めると、空は雲で覆われ、青空は見えません。もちろん、地面に影もできていません。
 相方と話した結果、これは無理だろう、という事になり、そのまま二度寝しました。
 そして、今日はちょっと早めに出る必要があったため、7時45分頃に家を出ました。そして、駅に向かって歩いていると、日が射してきました。足元には影がくっきり写っています。
 後で聞いたところによると、千葉では日食の時間中、ほとんど太陽は雲の影だったのですが、何回か顔を出したとの事でした。
 もともと7時45分に家を出る予定だったのですから、もう15分早く出れば良かっただけの話です。にも関わらず、それが面倒で、国内で次に見れるのは18年後という金環日食を見なかったわけです。
 15分寝るために、18年に一度の現象を放棄する、というのは、はたから見ればかなり異常でしょう。ただ、自分で判断した事なので、特に後悔はしませんでした。

2012年05月20日

日食グラス

 かなり早い時期から、ヨドバシには日食グラスが並んでいました。ただ、さすがにこの時期に買っておいて、一週間前くらいに「当日は豪雨確定」などと天気予報が出たら洒落にならないので、見送っていました。
 その後も、ヨドバシに行く度に、積まれたままの日食グラスが目に入りました。
 そして先週、我が家でもついに日食グラスを買うと決めました。当初は、前日に千葉のヨドバシにでも行って、という話もありました。ただ、所用で木曜に新宿に行く用事があったので、ついでにヨドバシに寄って買うことにしました。
 しかしながら、一週間を切ったにも関わらず、相変わらずかなりの在庫がありました。売れていないのか、一部の商品には「三つ以上まとめ買いすれば割引」という宣伝文句までついていました。
 こりゃ完全に需要を見誤ったな、などと思いながら買いました。しかしながら、昨日あたりから、ネットで「近所の店で完売」などという情報を見るようになりました。
 まあ、あれだけあったヨドバシは別だろう、などと思いながらその情報を見ながら、千葉のヨドバシに行きました。すると、驚いた事に、「日食グラス完売」という案内が貼られていました。
 今にして思えば、自分はギリギリのタイミングで買えたようでした。また、木曜あたりに、「まとめ買い割引」の適用になった人は「勝ち組」になるのだろうな、などとも思いました。
 もっとも、現時点では明日の午前中は曇りという予報が出ています。果たして、我が家の日食グラスはその役目を果たすのでしょうか。今から、期待半分、不安半分、といった気分になっています。

2012年05月19日

断水騒動と基準値

 利根川にホルムアルデヒドなる毒物が流れました。その結果、野田市・柏市などで断水が起き、地元の人はかなり困ったとのことです。
 自宅も職場も断水はなかったのですが、やはり気になります。そこで、ホルムアルデヒドについてちょっと調べてみました。当然ながら、摂取すると体に良くなく、発がんのリスクも確認されているとのことです。
 しかしながら、至近距離で直接浴びると死んでしまったり、周囲にばらまかれると数十年間人が住めなくなる、というものではないようです。
 とはいえ、この措置は当然だと思います。安全を確保するために基準値を設定し、それを超えないまでも近い数値が出た以上、一時的な不便が生じようと供給停止すべきでしょう。
 逆に言えば、1年2ヶ月ほど前に発生した原発事故で、「このままだと困る人が出るから、基準値を変更した」という措置がいかに異常だったか、という事が改めてよく解りました。
 実際、2011年3月11日以前では出荷できなかったものを、基準値を変えて流通させたわけです。これは、今日の野田市や柏市で、基準値以上のホルムアルデヒドが入った水を市民に飲ませたのと等しい事です。
 別の意味で今の日本の異常さを痛感させられた、ホルムアルデヒド騒動でした。

2012年05月18日

倫理の授業

 夕方、バスに乗ったら、目の前に高校生の二人組が座っていました。そして、今日の授業で習ったのかと思われる、倫理に出てくる内容を色々と話していました。
 定期試験にはまだ間があるはずです。したがって、別に何かの対策というわけでなく、純粋に授業で習った事が面白かったので、それについて語っている、という事なのでしょう。
 自分も、高校二年の時、最初に倫理の授業を受けた時は、かなり興味を持って聞いていました。「無知の知」とか「イデア」など、これまで習っていた授業にないような、格調の高い言葉に感心したりしました。
 しかしながら、その頃の自分における勉強というものは、「大学に受かるためのもの」になっていました。既に受験は日本史を選択することを決めていました。そのうえ、授業があったのは、午後イチでした。
 連日の夜更かしに加え、食事直後かつ受験に関係ない科目です。しばらくすると、この授業は睡眠用時間になってしまいました。
 その事を思い出し、当時の自分と、楽しそうに倫理の話をしている人たちを対比したりしてしまいました。
 ちなみに、そのバスの沿線にある高校は大学の附属です。したがって、当時の自分のように、受験で選択するかどうか、などという考えもないでしょう。
 ぜひとも、自分のようにならず、倫理の授業を楽しんでほしいものだ、などと思いました。

2012年05月13日

飛び込みの名所ほか

 昨日、またもやJR東日本の某駅で、特急列車への飛び込み自殺が発生しました。今から約10ヶ月前、この駅で同じ特急列車に飛び込んで自殺をした人がいました。
 その際、はねられた角度が悪く、その死体によって二次被害・三次被害が発生し、それが大きく報道されました。
 それまで、この駅での飛び込み自殺などはほとんどありませんでした。ところが、これが報道された月だけで、同じ駅・同じ特急への飛び込み自殺が二件発生しました。
 その後も、類例は続き、昨日に至っているわけです。
 こうなると、最初の自殺を大きく報じたため、ここが「「自殺の名所」になってしまった、と言わざるをえないでしょう。
 確か、昨年の自殺件数が増えた時、厚生労働省だかが「芸能人が自殺した影響」などと「分析」していました。個人的には経済的要因が最大の理由だとは思っています。とはいえ、公的機関が「自殺報道があるとそれに影響される可能性」を発表しているわけです。
 ならば、各報道機関も、自殺について報じる時、「その報道が、どのような影響力を生じるか」という事をもっと考えるべきではないのだろうか、と思いました。

 なお、似たような例に、先月あたりに発生した自動車事故があります。直後からこの事件は大きく報道され、「犯人」の運転手が死んでしまったにも関わらず、しつこく「検証記事」が流れました。
 それ以降、同様の自動車事故が急増しています。これなども、報道に触発された可能性を考える必要があるのではないでしょうか。
 だいたい、自殺にしろ自動車事故にしろ、知らないからといって我々の生活に影響することはありません。それこそ、「事故で電車が止まっている」という情報さえあれば十分なのです。
 長年の慣習もあるのでしょうが、いい加減、影響力と報道の必要性をもう少し考えて記事を作ってほしいものだ、と改めて思いました。

2012年05月12日

新型うつ病

 最近、ちょくちょく「新型うつ病」という言葉を聞きます。なんでも、うつ病で仕事に行けなくても海外旅行に行ったり、休職してもそれを申し訳ないと思わず、会社や上司が悪いと言う、というのが主な特徴だそうです。
 いくつかこれに関する論調を見てみましたが、少なからぬ人が「最近の若い人に多い甘え」みたいな論評をしていました。
 しかしながら、本当に最近の若い社会人には「甘え」があるのでしょうか。少なくとも、就職活動の時から、バブル期に大学卒業をした世代の何十倍も苦労しているわけです。
 さらに、苦労してやっと入れた会社の環境は悪化する一方です。労働環境は悪化し、給料も安く抑えられ、パワハラが横行しています。
 その結果、仕事が起因でうつ病を患う人も大幅に増えました。きちんと調べた事はありませんが、20年前と比較すればケタ違いなのではないでしょうか。
 そんな中、「新型うつ病」の人は、仕事で生じた「うつ」にプライベートまで侵されていないわけです。ある意味、この病んだ企業社会において、せめて日常生活だけは正常に送れるという「免疫」をつけたようなものなのでは、と思いました。
 あと、会社や上司のせいにする、というのも至極当然だと思います。有名な居酒屋チェーンや洋服屋チェーンをなど、社員を低賃金・長時間労働でこき使って経営者ばかりが大金を得ている企業はたくさんあります。
 しかも、マスコミがそのような金の亡者を「優れた経営者」などともてはやすものですから、よその会社もマネをして、より労働環境は悪化する一方です。それを考えれば、会社や上司が悪い、というのは単に事実を指摘したに過ぎません。
 だいたい、「新型うつは甘えだ」などと言っている人は、彼らに何を求めているのでしょうか。「新型」の状態で休職などせず、「従来型うつ」になるまで、さらに苦しめ、とでも言いたいのでしょうか。
 そもそも、新型だろうが従来型だろうが、仕事が原因で精神を病む人が出るような労働環境自体が異常なのです。それを、被害者の苦しみ方の度合いで「甘え」などと言うのは、完全に筋違いでしょう。
 いずれにせよ、そのような「甘え」論者が大勢を占め続けている限り、日本経済の将来は暗いままだろうな、と思いました。

2012年05月11日

サンシャインの観光資源

 サンシャインシティプリンスホテルのサイトを見ていました。周辺案内のページを開いたら、近隣の観光名所が載っていました。
 当然ながら、一番目はサンシャイン60の展望台でした。そして、2番目から9番目までも、ナンジャタウンや水族館など、サンシャインシティ内の施設になっていました。
 そして、10番目には「アニメイト本店」が掲載されていました。確かに、サンシャインシティプリンスホテルのすぐ近くにありますし、遠くから訪れる人も少なからずいます。とはいえ、サンシャインシティ外の施設におけるトップバッターとして掲載されている、という事には少々驚きました。
 サンシャインシティで行われるイベントに参加する宿泊者が増え、そちらを取り込むのが重要だと判断した結果なのでしょうか。
 毎度ながら時代の変化というものを感じました。ただ、折角そこまでやるなら、「アニメイト本店」だけでなく、その周辺にある「乙女ロード」も掲載したほうが、より訴求力が高まるのでは、とも思いました。

2012年05月10日

改札前での一気飲み

 買うものがあって、昼下がりの秋葉原に行きました。昭和通り口の改札を出ると、一人の壮年男性が立って缶飲料を飲んでいました。500cc入りなのですが、息継ぎすることもなく一気に飲んでいます。
 それだけでもちょっと奇妙ではあるのですが、よく見るとさらに異様さが増しました。その男性はきちんとスーツを着てネクタイをしています。髪型などを見ても、普通に勤務している会社員、という感じです。
 そして、手に持っている缶なのですが、どう見ても、アルコール飲料なのです。
 ここ数年、昼間から街かどや電車の中などで飲酒している人を見かける機会は増えています。しかしながら、ここまで印象深いのは久しぶりに見ました。
 そのような時間からそのように飲まないとやっていられない何かが、その人にあったのでしょう。
 色々な意味でもの悲しさを感じました。そして、このような世相が続けば、昼間から電車の中で飲んでいる人を見ても驚かなくなったのと同様、明るい時間に駅前で一気飲みをしている人を見ても驚かなくなるのも時間の問題かも、とも思いました。

2012年05月09日

神聖化すればいいわけでも

 仏教で有名な伝説に、釈迦が生まれた時に、両指で空と地面を指して「天上天下唯我独尊」と言った、というものがあります。
 将来どんなに偉大なことをしようと、人間であれば生まれた直後にそんな事ができるわけありません。もしこの逸話が事実だとしたら、釈迦は宇宙人だか異次元人だかになってしまいます。
 仏教についての詳しい知識はないのですが、人が悟りを開くのを一つの到達点としている、と認識しています。となると釈迦が元々人間でなければ、普通の人間である他の信者たちは、いくら仏教の教えを守っても悟りの域に達するのは無理、という事になってしまうのでは、と思います。
 まあ、教祖は神聖でなければならない、と考えた信者が創作した伝説なのでしょう。仏教のみならず、どの宗教でもよくある話です。
 ただ、このような伝説が宗教にとって役に立つかは気になるところです。「教祖が生まれた時に『天上天下唯我独尊』と言ったから」という理由で仏教に入信した、という人はあまりいないのでは、と思います。
 逆に私のように、「変な伝説を創作しているな」と思う人もいるのではないでしょうか。何千年もの歴史のある仏教だからいいものの、新興宗教だったら一発で白い目で見られてしまうところです。
 今でも伝説として残っているくらいですから、この逸話を作った人の創作能力は凄いとは思います。ただ、仏教そのものにとっては、その人が有益な存在とは言えないのでは、とも思いました。

2012年05月07日

徹底した休息で風邪を治す

 土曜に昼食を食べたら、急に眠くなりました。気温が25度くらいあったので、何もかけず、数時間、昼寝をしてしまいました。
 目が覚めたら、喉と頭が痛く、鼻がつまっていました。うたた寝の間に、すっかり風邪を引いてしまったようです。
 翌朝、目が覚めても症状は悪化する一方です、遅くとも、月曜には回復しないと、色々な意味でまずいと思いました。しかしながら、近所の病院はどこも空いていません。
 そこで、とにかく「暖かくして寝る」事にしました。気温はそこそこ高いのですが、布団と毛布をかぶり、どんどん汗をかくのです。食欲もないのですが、水だけは飲めるだけ飲みました。
 すると、夕方あたりには何とか元に戻りました。今日になってもまだまだ、症状は残っていますが、ほとんど完治に近くなっています。
 とりあえず、作戦が功を奏した事に満足しました。
 しかしながら、実は昨年もこの時期に風邪を引いています。その時は、うたた寝ではなかったと記憶していますが、やはり気候の変化を甘く見ていたためでした。
 また、おかげで楽しみにしていた、6日に蘇我で行われた愛媛FCの試合観戦も断念せざるをえまえんでした。今年、最初で最後のサッカー観戦機会だったために、非常に惜しまれます。
 この代償を忘れる事なく、来年こそはこの時期に風邪は引くまい、と強く心に思いました。

2012年05月06日

「TVで取り上げられた」の価値

 セブンイレブンの手巻きおにぎりの売り場に「5/5放映のTVに取り上げられました」というポップがついていました。
 別にセブンイレブンのおにぎりが不味いとは思いません。しかしながら、フィルムに入っているパリパリの海苔を自分ではがして、機械で作られた冷たい米の塊に巻いて作るおにぎりよりも、世の中にはずっと美味しいおにぎりが売られている、という事は断言できます。
 ついでに言うと、セブンイレブンを運営している会社の経済力があれば、グルメ番組に自社のおにぎりを取り上げさせ、食べているタレントに「手作りのおにぎりより美味しい」と言わせる事ができる、という事も十二分に承知しています。
 というわけで、このポップは「自作自演」の典型例だな、と思いました。
 もっとも、それだけ「TVに取り上げられる」というのは少なからぬ人にとって高い価値を持っているからこそ、このようなマーケティングを行うわけです。
 これがコンビニのおにぎりなら、大して問題はないでしょう。しかし、この影響力、使いようによっては、世の中にいくらでも害をおよぼすことができるわけです。
 そんな事を考えながらこのポップを見ていたら、ちょっと不気味な気分になりました。

2012年05月05日

子猫の日

 散歩をしていたら、口に何かをくわえた猫が通りかかりました。何だろうかと気になって見てみたら、生まれたての子猫でした。
 ヤマト運輸のロゴマークをはじめ、イラストや写真では何度も見たことがありますが、実際に見たのは初めてなので、驚きました。
 そのまま見ていると、子猫の移動を済ませた母猫が出てきました。我々の姿を見ると、威嚇するように「シャー!」と言い、子猫のいる場所と反対方向に移動して、またこちらをにらみました。
 おそらくは、外敵が子猫のいる場所から遠ざかるよう、誘導しようとしたのでしょう。
 そのような母親の愛情にも感心させられました。あとで見たところ、全部で四匹の、まだ目も開かない子猫がいました。ぜひとも四匹とも健やかに育ってほしいものだと思いました。

2012年05月04日

開設14周年

 おかげさまで、当「つれづれの館」は、本日をもって開設14周年を迎えました。毎年の事ですが、ここまで続けてこられたのも、ひとえに読んでくださる皆様のおかげです。改めて御礼申し上げます。
 それにしても14年ということは、ヒロインものアニメの主人公と同い年なわけです。改めて、長くやってきたものだ、と思いました。
 今年は、自分にとっては、ある意味人生最大とも言える転機の年になっています。色々と忙しくなりますが、サイトのほうも手抜かずに頑張っていくつもりです。
 引き続きのご愛読のほど、何卒よろしくお願いいたします。

2012年05月03日

取材力がなさすぎる本

 コンビニに行ったら、「これでいいのか千葉県千葉市」というムックが置いてありました。地理ネタが好きな上に、接頭語が自分のやっているブログと同じ事もあり、手にとってみました。
 題名のみならず、表紙で使われている絵もかなりネガティブなものになっています。どうやら、俎上にした地域をボロクソにけなす本のようです。
 その主題については予想通りでした。しかしながら、そこに書かれている事の品質には唖然としました。
 最初に見たの交通のところですが、総武線の快速通過駅に住む人は、船橋で通勤快速に乗り換えて都内に通勤する、などと書いてあります。
 しかしながら、通勤快速は、朝に二本しかありません。したがって、そのダイヤが出勤時刻にあっている東京や品川などで働いている、ごく一部の人以外は、そのような乗り換えはしません。
 この部分を読んだだけで、ライターが総武快速の路線図を見たら「通勤快速」というのがあったので、その情報を元に思いつきを書いている、という事がわかりました。

 続いて、幕張新都心の項目を見ました。こちらは、なぜだか知りませんが、「海浜幕張には飲み屋がない」という妄想を前提にダラダラ書いています。
 もちろん、新宿などに比べれば、勤務人口における飲み屋の割合が非常に少ないことは確かです。しかしながら、以前からプレナやテクノガーデンには飲み屋がありましたし、数年前には駅前に飲み屋がメインのビルが二つほど建ったのですが、そのような現実はおかまいなしで書き連ねているのです。
 当然ながら、そこを読んだ時点で、書棚に戻しました。
 確かに、千葉市の通勤インフラも、幕張新都心も様々な問題を抱えています。そこに目をつけた事自体は面白いと思いましたが、このような程度の低い取材では読み物としての価値が生じません。
 千葉市の状況に劣ると勝らず、この本を作った人たちの能力についても「これでいいのか」だと思いました。

2012年05月02日

写真うつり

 自分の顔写真を用意する必要が生じました。もちろん、これまでにも証明書などの作成のため、写真を用意した経験は何度もあります。しかし、今回は条件がありました。
 まず基本として「笑顔」という条件があります。それに加え、ポーズや顔の向きの指定もありました。
 長年生きてきましたが、このような事は初めてでした。もちろん、集合写真などでカメラマンさんから笑顔を求められた事はあります。しかし、子供の頃から、そのような写真に自分がどのような顔をして写っているかなど興味がありませんでした。
 したがって、特に笑顔を作る努力もしなければ、写った自分の顔を検証する事もしませんでした。
 そういう事もあり、今回の作業はえらく疲れました。同時に、これまで意識すらしなかった、カメラマンの「被写体にいい表情を作らせる技術」並びに、モデルなどの「いい形で写真に撮られる技術」というものが、いかに奥深いものであるか、という事に今更ながら気付かされました。

2012年05月01日

スマートフォンとポケベル

 スマートフォンのアドレス帳を整理していました。電話番号を追加しようとして、種別選択画面を出したところ、選択肢の中に「ポケベル」というものがありました。
 かつて、この機械が携帯端末の主役だった時期もありました。そして、そこに表示される数字を言語に読み替える、という独自の「ポケベル語」を生み出したりもしました。
 しかしながら、携帯電話の普及により、表舞台からは姿を消しました。当然ながら、ポケベルという言葉を聞かなくなってから、かなり時間が経っています。
 その懐かしの言葉を、かつてポケベルを駆逐した携帯電話から、その座を奪おうとしているスマートフォンの画面で見たわけです。おかげで、ここ20年ほどの歴史を色々と思い出したりまでしました。
 それにしても、実際にスマートフォンの連絡帳にポケベル番号を登録した人はどれくらいいるのでしょうか、ちょっと気になりました。

2012年04月26日

懐かしの(?)横顔

 普段、あまりいかない場所に行き、居酒屋のランチを食べました。すると、近くの席に、一人の男性が座りました。こちらからは横顔しか見えないのですが、それを見た時はちょっと驚きました。なにそろ、その横顔は、以前関わった事のある人とそっくりだったのです。
 これが親しかった人でしたら、もちろん立って近くに行き、もし本人だったら挨拶するところです。しかしながら、その横顔の人は、「親しかった」とは正反対の関係だった人でした。
 というわけで、頭の中を占めていたのは、「もし彼が本人で、こちらに気づいたらどうしようか」というものでした。もっとも、こちらには彼に負い目みたいなものはありません。もし気づかれて何か言われても、堂々と言い負かせます。とはいえ、関わりたくない、というのが率直な本音です。
 しばらくして、その人は席を立ちました。そして正面顔が見えたのですが、それは、そのかつて関わった人と似ても似つかないものでした。
 それを確認できた時はちょっとひと安心しました。そして、緊張が解けたせいか、改めてその「横顔が似ていた人」に奇行・愚行などが脳裏に蘇ったりもしました。というわけで、結果的に別人であったにも関わらず、あまり楽しくない昼食時間を過ごす破目になりました。
 まあ、こういう不運もあるのでしょう。マイナスの人間関係というものは、縁が切れて何年経ってもマイナスのままなんだな、などと思いました。

2012年04月25日

柿の葉寿司

 和歌山県の北のほうに住む人と話をする機会がありました。その地域と言えば、柿の葉寿司が有名ですので、その話題を振りました。
 すると、地元の方なだけあって、詳しい話を教えてもらう事ができました。それこそ、「原材料」である柿の葉の卸値まで知ることができました。
 面白い事を知れた、と喜びついでに、ついつい「それにしても、柿の葉が寿司になるなんて驚きますね」と話をしたところ、逆に驚いた顔をされました。そして、「あれは包むもんや、食べるものとはちゃいまっせ」と言われました。
 私は、和歌山の南にある特産品「めはり寿司」が大好きです。これは、ご飯を高菜でくるんだものです。そのため、てっきり「和歌山ではご飯に葉っぱを巻いて食べるものが名産寿司である」と思い込んでいました。そのため、柿の葉寿司も、そのようなものだと考えていたわけです。

 今回、その人と話ができたのは、極めて偶然のきっかけでした。おそらく、今回を最後に、直接会う機会はまずないでしょう。
 その偶然の出会いがなければ、おそらく死ぬまで柿の葉寿司について誤解していたままだったでしょう。
 もちろん、別にそれで何か損するわけではありません。とはいえ、その出会いによってこの知識を得られた、というのは自分にとっては貴重な一期一会だと思いました。
 今後も、色々な人と色々な形で出会うことになると思います。そのたびに、このように何か得るものがある出会いでありたいものだ、と思いました。

2012年04月23日

未来図

 とある事から、三年後の自分の想像図を作成する、という必要が生じました。最初は簡単だろうと思っていたのですが、いざやってみると、これがなかなか難物です。
 考えて見れば、ここ数年ほど、一年先くらいの予定を立てた事はありましたが、それより長いスパンでの計画など立てた記憶がありません。その一年先の計画というのも、「この時までに○○する」というタスク管理みたいなものでした。
 ただ、死なない限り三年後はやってくるわけです。それを考えれば、三年後にどうなっているか・どうなっていたいかを考えるのは当然の事のはずです。
 若い頃は、そのような事を色々と考えていたような記憶もあります。しかし、いつの間にか、考えなくなってしまいました。
 そういう意味で、今回の件は自分にとって貴重な課題でした。折角なので、三年後のみならず、もっと先についても考えてみようかと思っています。

2012年04月21日

水難事故

 川で溺れている子供を助けようと飛び込んだ人が溺死した、というニュースを見ました。
 似たような悲劇は、毎年のようにニュースで見ます。
 そして、専門知識を持っている人なども、その方法は極めて危険だと指摘し、溺れている人を見た時の対処法を公開しています。
 しかしながら、このような事はほとんど知られていません。その一方で、「溺れた人を飛び込んで一人で助ける」というのは絵的に格好いいためか、フィクションの世界では多用されます。
 今回の悲劇も、そのように正しい情報が伝わらず、間違った情報を元に救助しようとしたために発生したと言えるでしょう。
 このような事の再発を防ぐためにも、今回のような事件が発生した時には、記事の末尾に、必ず「正しい救助方法」についての紹介などをすべきなのでは、と思いました。

2012年04月20日

「しじみ」サプリの謎

 最近、CATVの広告で、「しじみ」を売りにした二種類のサプリメントの宣伝が何度も流れています。
 一つは、二日酔い対策を売りにしたもので、二日酔いの人に、まずしじみの煮出し汁を飲ませ、続いてサプリメントを飲ませる、という内容になっています。
 そして、「通行人」は、「しじみだから効きそうですね」などと感想を言っています。効きそうだと思うのは結構ですが、それでは宣伝にならないのでは、と見るたびに思います。
 やはり、「二日酔いに効く」事を伝えたいならば、死にそうな顔をした二日酔い者を出してサプリメントを飲ませ、2時間後あたりに元気になった姿を見せる、というのが効果的なのでは、と思うのですが・・・。

 もう一つはもっと意味不明です。さんざん「しじみはいい」と宣伝者が言うのですが、いざサプリメントの画像が出ると、小さい文字で「実際にしじみは使っていません」という注釈がつくのです。
 しじみに含まれている事で有名な「オルチニン」を、別の物体から抽出してサプリメントにした、という意味のようです。
 何を使っているかは知りませんが、しじみは一切関係ありません。にも関わらず、宣伝では「しじみ」を連呼しているのです。
 というわけで、いずれの広告も、見る度に胡散臭さばかりが後味として残ってしまいます。別にしじみは好きでも嫌いでもないのですが、この広告の影響で、この「しじみ」という単語に対する印象が少々悪くなってしまいました。困ったものです。

2012年04月18日

「容疑者」の顔

 大分のテレビで、刑事事件で逮捕された人の親戚が、誤って「容疑者」としてTVに顔写真付きで放映された、という放送事故があったそうです。
 そして、その親戚の人は、TV局を提訴したとのことでした。
 もちろん、一番の問題は、そのような杜撰な写真管理をしたというTV局の体制にあります。おかげで、まったくもって無実な人が「犯人」として何千・何万人もの人に流されてしまったわけです。
 もちろん、意識してその顔を覚えている人はほとんどいないでしょう。しかしながら、少なからぬ人が「その人の顔=犯罪者」と刷り込まれてしまったわけです。その被害はかなりのものだと思います。
 このような悲劇をなくすための、根本的な解決方法があります。それは、最初から「容疑者」の顔写真や名前などを流さない、という事です。
 実際、この時点では「犯人」ではなく「容疑者」でしかありません。つまり「警察がこの人が犯人だと疑い、裁判所の発行した礼状に基づいて身柄を拘束した」だけに過ぎません。つまり、悪事をはたらいた、というわけではないのです。そこからそのような形で逮捕されながら、実は何ら罪などおかしていなかった人は無数に存在します。
 つまり、その時点で顔や名前を晒すこと自体がおかしいのです。
 報道被害者の方が請求した慰謝料は330万円とのことです。満額の支払いとなれば、若手社員の年俸並の出費となるわけです。そのような損失を出さないためにも、今後は、そのような「容疑者の名前を顔を晒す報道」自体をやめるのが最善なのでは、と思いました。

2012年04月17日

キャスターとツイッター

 CATVのチャンネルを回していたら、アメリカのスポーツ局「ESPN」のスポーツニュースが流れていました。
 外国のスポーツニュースには関心がないので、チャンネルを変えようと思ったのですが、その時出てきたテロップにちょっと驚き、手を止めました。
 そのテロップはキャスターの名前でした。そして、その脇にはツイッターのアカウントが表示されていたのです。
 最初は、えらい自己PRの強いキャスターだな、と思っていました。しかし、その後出てくるキャスターも皆、同じように名前と一緒にツイッターのアカウントが表示されていました。

 どうやら、局の方針として、キャスターの名前にツイッターのアカウントを併記する決まりになっているようです。
 ツイッターの普及は身をもって実感していますが、そこまで進んでいたとは思わず、ちょっと驚きました。
 しかし、確かにこれなら、ツイッターを見ることにより、キャスターが立地している考えや、ニュースの題材への習熟度などが分かるわけです。
 見るほうとしては確かに便利な仕組みだと思いました。もっとも、キャスターとしては、出演中や取材中以外にも、ツイッターで発信をする必要が生じるわけです。別に義務ではないでしょうが、それぞれのアカウントをフォローしている人としては、更新頻度並びにその品質が高いキャスターを自然と支持することでしょう。
 キャスターとしては大変でしょうが、多くの人に情報を伝えるのですから、そのような形で評価の機会が増えるのは仕方ない事でしょう。この仕組が日本でも早く一般化してほしいものだと思いました。

2012年04月15日

冷却料金?

 ペットボトルのお茶を買う必要が生じました。必要な量は、1リットルだとちょっと少ないが、2リットルだとちょっと多い、という感じです。
 そこで、新検見川の西友に行き、清涼飲料水の棚を見ました。まず、冷蔵庫になっている棚を見たところ、「おーい、お茶」が168円で売られていました。
 コンビニで500ccのを買うのに比べると、かなりお得だな、などと思い、それを買おうとしました。
 かごに入れる前に、念のため周囲も見ようとしたところ、すぐ脇に、冷蔵機能のない商品棚に、2リットルのペットボトルがあるのに気づきました。
 すると、そこには、「おーい、お茶」の2リットルペットボトルが148円で売られていました。
 いままで、同じ店・同じ商品で内容量が違うのに、料金がほとんど違わない、というのは何度か見ていました。しかしながら、量が多いほうが安い、というのは初めて見ました。
 違いといえば、1リットルのほうが冷蔵されている、という事だけです。その電気代が上乗せされている、という事なのでしょうか。
 買う前は1リットルか2リットルかで迷っていましたが、これなら考える余地はありません。料金設定に関する不可解さは残りましたが、迷う必要がなくなった、という点では助かりました。

2012年04月09日

西日のパン屋

 夕暮れ時、普段使わない裏道に、ちょっと入ってみました。すると、そこにはビルがあり、道路に面している場所が店舗となっており、何件かテナントが入っていました。
 夜のみ営業の店が多いのか、空きがあるのか分かりませんが、ほとんどの店はまだシャッターが降りていました。そんな中、二つだけ空いている店がありました。一つは骨董品屋で、もう一つはパン屋でした。
 ところが、外から見ると、そのパン屋はかなり奇妙でした。普通のパン屋は、当然ながら、棚にパンが置いてあります。しかしながら、この店は、その棚になぜか新聞紙や広告の紙が置いてあるのです。
 不思議に思って中に入りました。すると、新聞紙などの下に、パンが並んでいました。すると、店主さんが、「西日が入るからこうしているの」と話しかけてきました。
 確かに、その店舗は西向きで、かなり強い西日が入ってきていました。確かに、これにさらされれば、パンの品質などすぐに落ちてしまうでしょう。「カバー」をかけるのも仕方ないところです。
 しかしながら、これを見た人はどう思うでしょうか。少なくとも夕方の様子を見て、ここでパンを買おう、と思う人はいないでしょう。
 つまり、この店舗は、夕方に食べ物を売る業種が商売する場所ではなかったわけです。その事を説明せずに、パン屋さんに店を貸した人だか会社にはちょっと問題があるのでは、と思いました。
 せっかく入ったので、日陰にあった60円で2枚のクッキーを買ったのですが、なかなかの美味でした。それだけに、より一層、新聞紙でパンを覆っている事を説明した店主さんのもの寂しそうな様子が、印象に残ってしまいました。

2012年04月08日

さくら公園で花見

 イオン津田沼店の隣に、さくら公園という名前の公園があります。名前の通り、大きな桜の樹があります。また、敷地内にはそれより一回り小さい樹および、若木が何本か植わっています。
 今年の花見は、その、さくら公園で行いました。まず、イオンにあるフードコートの窓際に席を取り、一番大きい桜を見ながら朝食を取りました。
 食べながらの花見というのは、寒いうえに埃が飛ぶのであまり好んではやりません。その点、このやり方なら、花見と食事と問題なく両立できます。
 その後、公園に出て、直接見ました。だいたい八分咲きといったところでしょうか。今日は快晴だったので、花と青空が組み合わさって、よりきれいに見えました。
 一方、次に大きい樹は日当たりの違いなのか、まだ五分咲きという感じでした。こちらは、週末に満開になりそうな感じです。
 ここでの花見は初めてでしたが、新鮮味がありました。来年もまた、新たな花見スポットを探したいものです。
※写真をクリックすると、同じ窓で大きな画像が開きます。
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2012年04月06日

38年目にして初めての不覚

 夕食をとっていました。ご飯を食べようと思い、それにかけるパック入り納豆をかき混ぜていました。
 納豆をかき混ぜる時は、右手に箸を持ち、左手に親指でパックの蓋を押さえ、残りの四本でパックの底をおさえます。これは、4歳くらいの頃からずっと変わらないスタンスです。
 ところが、かき混ぜていうちに、蓋が取れてしまいました。おかげで、手のバランスが崩れ、納豆をぶちまけそうになってしまいました。
 パックの蓋をあける時の動作が乱雑だったのでしょうか。いずれにせよ、こんな事は、38年間ほど納豆をかき混ぜ続けてきて初めての事です。
 今後は、パックの蓋をあける時は丁寧にやろうと心に誓いました。それにしても、長年やり続けた作業でも、いつ想定外の事が起きるか分からないものです。いい教訓になりました。

2012年04月04日

体質の変化?

 ここのところ、酒を大量に飲んだ翌日の体調がどうもよろしくありません。その場では気分よく飲め、家に帰って寝るまでも特に問題は発生しません。ところが、翌朝目が覚めると、体調不良に気づく、というのが、この一ヶ月で3回ほどありました。
 色々と環境が変わったのに伴ない、先月から晩酌頻度をそれまでのほぼ毎日から、週に2回程度に減らしたのですが、それが影響しているのでしょうか。
 日頃飲まなくなったため、肝臓の能力が減退し、ちょっと飲むと処理しきれなくなるのでしょうか。それとも、日頃飲まない反動で、飲み会で普段通り飲んだつもりが、ついつい酒量が増えてしまうのでしょうか。
 いずれにせよ、翌日に味わう苦痛ほどつまらない物はありません。飲み方について、大幅な改革が必要になっているようです。

2012年04月02日

政令指定都市の区名

 昨日付けで、熊本市が政令指定都市になったというニュースを見ました。詳細を見たところ、中央および東西南北の五つの区で構成される、とのことです。
 最近誕生する政令指定都市は、ほとんどがこのような味気のない区名がつけられます。まあ、このようにしておけば、争いが起きないのですから、無難かつ楽なのでしょう。
 とはいえ、街には昔からの地名があるわけです。熊本には2回しか行ったことがない自分ですら、水前寺・健軍・藤崎宮などの由緒および趣きのある地名は知っています。
 そのあたりを上手く活かすことはできなかったのでしょうか。全くもって他人事ではありますが、勿体なさを感じました。

2012年03月30日

やりすぎ注意?

 TVを見ていたら、ゲームの広告が流れていました。客が一人しかいない飲食店で、その客が注文しようとしています。しかしながら、店員はゲームに没頭しており、「話しかけないで!」などと言っていました。
 広告なので、その後、二人で声を合わせてゲームの宣伝を言っていました。しかしながら、本来なら100%の確率でその客は席を立つでしょう。何しろ、こんな店では、永久に食事にありつけません。
 そして、遠くないうちにこの店は潰れるでしょう。店員さんも路頭に迷い、ゲームなどやる余裕もなくなるに違いありません。
 宣伝の意図は、「そこまで没頭できるゲーム」という事だと思います。しかし、これだとどう見ても、「やり過ぎるとロクな事になりません」という警告広告にしか見えませんでした。
 会社の収益の事を考えると有益とは思えない広告です。まあ、実際にゲームのやり過ぎはよくないのだから、これもCSRの一種なのかと思う事にしました。

2012年03月29日

羽田空港国際ターミナル

 海外赴任から帰ってきた家族の出迎えに、羽田空港の国際線ターミナルに行きました。遠距離を飛ぶだけに、到着時刻がずれたらと心配していたのですが、空港のサイトを見たら、到着予定時刻検索ページがありました。
 このサイトですが、情報が細かくかつ頻繁に更新されます。最初に見た時は、到着予定が21時29分だったのが、次に見た時は、21時30分と表示される、という細かさでした。おかげで、定刻より1時間ほど早着だったのですが、問題なく出迎える事ができました。
 行きは京急で行ったのですが、改札を出たらすぐにへのエレベーター・エスカレーターがあるという構造になっていました。ターミナルビルと駅をセットで造ったゆえなのでしょう。
 同じ京急でも、国内線ターミナル駅の場合は、エスカレーターまでそこそこ歩きます。それだけに、より一層便利さを感じました。

 あと、待っている間、到着予定の電光掲示を見ていました。言語は、日本語・英語・中国語・韓国語が交互に表示されます。その中で、中国語表記は色々と興味深い所がありました。着陸の事は「降落」と書くのには驚きました。
 あと、サンフランシスコの表記は「旧金山」となっていました。後で調べた所、19世紀半ばにゴールドラッシュがあったから、との事でした。そのような事例を未だに引きずって表記する、というのは妙なものだな、と思いました。
 ただ、この表記はどちらかと言うとマイナーで、読みを当てた「桑港」や「三藩」のほうが、一般的との事でした。ではなぜ、羽田空港において、そちらを使ったのか、とまた気になりました。
 いずれにせよ、色々と興味深い経験をする事ができました。いつか自分もここから旅行に飛び立ちたいものだと思いました。まあ、それができるのは、早くても20年後くらいかとは思っていますが・・・。 

2012年03月27日

梅にウグイス

 房総半島の山の中に行きました。何度か書いているように、今年は梅の開花が遅く、3月末だというのに、いたるところで梅が咲いていました。
 その梅を見ていると、どこからかウグイスの鳴き声が聞こえてきました。生のウグイスの声を聞くのは、大学生時代に夏合宿で長野県の笠岳という山に行って依頼です。もちろん、その時は真夏ですから、梅は見れませんでした。
 「梅にウグイス」というのは、花札の絵柄になるくらい定番です。しかしながら、これまで実際にそれを経験したことはありませんでした。
 それをまさか、こんな形で体験できるとは思いませんでした。今回のスケジュールを組むにあたり、この山の中に行くかどうかはかなり迷ったのですが、結果的に行くことにして大正解でした。
 あらためて、世の中には色々な「風情」が実在するものだ、と思いました。

2012年03月25日

守れるか、地球環境

 高校野球を見ていたら、地球環境高校という所が出ていました。その名前に驚き、公式サイトで由来を確認しようとしたのですが、同じことを考えている人が多いようで、サイトはアクセス過多状態になっていました。
 で、試合のほうですが、地球環境高校は2死満塁で四番打者を迎える、という場面になりました。この緊迫した場面で、アナウンサー氏は「守れるか、地球環境」言いました。
 野球中継としては極めて普通の表現です。しかし、ここでは、極めて特異に聞こえました。ちょうど食事していたのですが、あやうく吹き出しそうになりました。
 ちなみに、その場面では適時打が出て、相手チームが2点を奪い、地球環境を守ることはできませんでした。この時は、これが昔の野球漫画だったら、相手打者は「喰らえ、地球環境破壊打法!」などと言うのだろうな、などと思いました。
 この名前をつけた創立者の感覚はかなり非凡なものがあると思いました。それにこのアナウンスが加わった結果、この高校の名前は忘れられないものになりました。ぜひともいつの日か、甲子園制覇をしてほしいものだと思いました。

2012年03月24日

蛇足な模型

 津田沼の駅なかに商業施設の入口に、菜の花が飾ってありました。最初は造花かと思ったのですが、よく見たところ、本物でした。
 わざわざ本物を手配して、毎日世話をしているんだな、とちょっと感心しました。
 そこでより近づいて鑑賞しました。すると、葉っぱにモンシロチョウの模型が乗っているのに気づきました。
 確かに、菜の花畑と蝶というのは定番かついい組み合わせです。しかしながら、それはあくまで、生きている蝶が飛んでいるからこそ成り立つものです。葉っぱに模型を乗せても、その風景は再現できません。はっきり行って、葉っぱに余計な物がついている、としか思えませんでした。
 折角、菜の花を持ってきて世話までし、いい風景を作ったわけです。それが、余計な模型のおかげでかなり興ざめとなってしまいました。
 この「菜の花に蝶の模型」は「蛇足」の典型例だな、と思いました。

2012年03月21日

防犯掲示の有効性

 近所の「すき家」の前を通ったら、入口に「警察官立寄所」「防犯カメラ設置」という掲示が貼ってありました。すっかり定番になった「すき家の強盗」への対策かと思われます。
 確かに、この二つの掲示は、強盗などの対策の定番です。実際、10数年前、当時の職場で外部侵入による犯罪が発生した時、警察からこの二つの掲示を指示された、という事がありました。
 しかしながら、この店の場合、あまり意味がないと思いました。既に、あれだけ強盗の事例が報道されています。その中に、警察からの防犯強化の指導も入った、というのもあります。
 そのような店に、わざわざ警察が立ち寄りを増やしていると、素直に信じる強盗がいるとは思えません。
 強盗に入られる最大の原因は「人件費削減に伴う深夜一人勤務」です。ならば、店頭につける防犯掲示は「この店は深夜三人勤務体制です」とか「強盗に入られても儲けが出ればいい、という経営方針は改めました」のほうが、明らかに効果があるのは間違いありません。
 逆に言えば、そのような掲示ができるない経営体制が続くようでは、いくら「警察官立寄所」などと貼っても、強盗のリスクはなくならないでしょう。

2012年03月11日

あれから一年

 大震災から一年たちました。そこで、昨晩日付が変わった時に、一年前に書いていた事を読み返してみました。
 自分の記憶では、翌朝、実家から羽田空港に行く際に電車運休のせいで綱渡りになったこと・家の本棚の倒壊・総武線が止まって通勤に苦労したこと以外は、普通に暮らしていたと思っていました。
 しかし、当時書いたものを見ると、かなり更新頻度も下がっていました。それを見たときは、記憶から封じただけで、相当疲れていたのだろうな、などと思いました。
 そして朝起きたところ、えらく頭痛とだるさがありました。一応、海浜幕張で行われた一周年イベントには顔を出しましたが、帰るとすぐに布団に倒れこみ、結局一日のほとんどを寝て過ごしました。
 特に先週体力を使ったわけでもありません。もしかしたら、一年前の事を思い出しているうちに、精神的ストレスがたまったのかも、などと思いました。
 しかしながら、一年たった今も、家に帰れない人が何万人もいます。そして、原発事故は現在進行中のままです。
 それを考えると、それらの被害者の方々のストレスはどれくらいなのだろう、と改めて感じ、さらに疲れが増えました。
 もちろん、落ち込んでばかりいるわけにも行きません。これからは、あまり疲れる事は思い出さず、前を見て進んでいかねば、と思いました。

2012年03月10日

番号ポータビリティ

 12年近く利用していたドコモをやめました。そろそろ携帯の換え時だったところに、利用しているケーブルTV会社がauとタイアップして値下げプランを始めた、という経済的要因が最大の理由です。
 そのタイアップとNMPの特典をいくつか活用したため、ドコモに払う解約金を考慮しても、無償で新機種を入手でき、かつ月額費用も上がらない、という形になりました。
 ただ一つ問題が生じました。新機種はAndroidのスマートフォンにしたのですが、これがえらく操作しづらいのです。半年くらい前からiPod touchを使っていたため、同じスマートフォンだし、似たような操作性だろう、とたかをくくっていました。ところが、基本的な感覚からかなり違うのです。
 おかげで、今日中にやっておこうと思っていた事のほとんどができませんでした。まあ、まだまだ買って数時間なのですから仕方ないのでしょう。数日以内には、人並み程度に使えるようになれれば、と思っています。

2012年03月09日

捨てたゴミの行方

 公園に行きました、すると、二箇所に通路にゴミがぶちまけられていました。
 それぞれ、ゴミの中身を見ると、サランラップの芯など、普通の家庭ごみが混ざっています。まさか、家のゴミを袋にまとめ、それを集積所に持っていかずに公園にぶちまける人はいないよな、などと考えているうちに、一つの仮説が浮かびました。
 おそらく、朝起きて8時までに集積所に持っていくのが面倒な人が、前の晩のうちに出したのでしょう。それをカラスがくわえて公園に持って行き、そこで中身をぶちまけた、という事かと思われます。
 捨てた人は、「これで翌朝ゆっくり寝られる」と思い、そこでゴミの件は終了しているわけです。その後、それが公園を汚して少なからぬ利用者に迷惑をかけている、などとは夢にも思っていないでしょう。
 無責任かつルールを守らずにゴミを捨てる事の害悪を、文字通り目の当たりにしてしまいました。捨てた人に、この結果を見せる方法はないのだろうか、などと考えてしまいました。

2012年03月08日

洗い物の押し付け合い?

 ちょっと前の記事ですが、夫婦が押しつけ合いする家事の第1位は食器洗いという記事が載っていました。また、夫婦げんかの原因となる家事の第2位でもあるとのことです。
 「食洗機の日」を前にパナソニックが行った、との事ですので、最初からそのような結果を出すために行った洗浄機販促を目的とした「調査」なのでしょう。したがって、鵜呑みにはできません。とはいえ、家で食器を洗うのが嫌、という人が一定以上存在するというのもまた事実なのでしょう。
 それだけ嫌われる、という事は、食器洗浄という家事を「面倒なもの」「つまらないもの」と考えている人が多いからなのでしょう。しかし、本当にそうなのでしょうか。
 自分は長年、家事で食器洗浄を担当しています。理由の一つに料理が苦手だから、というのがあります。しかしながら、もう一つの理由に食器洗浄という作業の面白さとやりがい、というのもあるのです。
 下げた時に適切に水につけて手間を省く技術に始まり、洗う順序・面倒な汚れの落とし方、水切り場への適切な配置など、色々と面白いことがあり、かつ日々新たな発見があります。
 したがって、よほど忙しかったり体調が悪い時でもなければ、人に押し付けようとする気になどなりません。
 世間一般の人も、そのような考え方で皿を洗えば、無用な家庭不和が発生しないのに勿体無いことだ、と思いました。

2012年03月05日

最終出勤日

 今の職場の最終出勤日でした。いろいろ疲れた4年間でしたが、振り返ってみれば、いい思い出もいろいろとありました。いろいろな人々との出会い、さらには思わぬ人の再会は、忘れられない事になりました。
 数日は一休みしますが、それが過ぎれば、次の仕事へ向けての、これまで以上に忙しい日々が始まります。どのような結果になるかは分かりません。ただ、今回を含めたこれまでの選択が間違いでなかった、と胸を張れる結果に絶対にしたい、と思っています。

2012年03月04日

のたうちまわる

 昨日の朝、5時半に目が覚めました。時計を見て、まだ早いな、寝直そう、と思った瞬間、強烈な腹痛に襲われました。
 あまりの激痛に、普通の姿勢を維持することができません。文字通り、のたうちまわるような感じでした。そして、脂汗がひっきりなしに出てきます。
 30分くらいで、何とか収まりましたが、一時期は、本気で救急車を呼ぼうかと考えかけたほどでした。しかし、激痛の中「腹痛で救急車とか呼ぶのはまずいよな。なんか、大した事でない場合用の#で始まる番号がなかったっけ。待てよ、あれは警察か・・・」などとなぜか思考が変な方向に行ってしまいました。

 そうこうしているうちに、激痛はひき、寝ることができました。しかしながら、昨日も仕事だったのですが、通常通り出勤できるほどには回復していません。
 結局、営業開始直後に病院に行き、点滴を打ってもらう羽目になりました。スポーツ選手などが急な体調不良で点滴、というニュースは何度か見たことがありましたが、まさか自分が同じ目にあうとは思いませんでした。
 結局、仕事には行けたものの、昨日一日で食べたのは、コーンスープ一缶・おかゆ一杯・湯豆腐一杯だけでした。
 今日になっても本調子ではなく、何度か痛みにも襲われました。しかしながら、少しずつは良くなっており、夕方にはやっと普通の食事を取ることができるまでになりました。
 医者によると、細菌性の腸炎とのことです。まあ、腸については、数カ月前に内視鏡検査を行い、問題がなかったので、さほど深刻な事ではないでしょう。とはいえ、あの痛みは強烈でした。同じ目にあわないためにも、健康管理には気を付けようと改めて強く思いました。

2012年03月03日

携帯電話とペースメーカーの関係

 20世紀の頃から、「携帯電話は心臓ペースメーカーに悪影響を及ぼす」と言われていました。その後、携帯電話は進歩を遂げ続け、スマートフォンの時代になっています。ペースメーカーに関する知識は持っていませんが、それだけの期間があれば、同様に「携帯電話対策」も進歩したのでは、と思われます。
 実際、2年ほど前に、総務省が携帯電話端末の電波がこれらの心臓ペースメーカ等の植込み型医療機器の機能に影響を与えないことを確認しました。という調査結果を発表しています。

 にも関わらず、電車などの公共交通機関では、相変わらず「優先席の近くでは携帯電話の電源をお切り下さい」と車内放送し、つり革の色分けまでやっています。
 何を根拠に、今でもこのようなルールを定めているのか不思議です。鉄道会社などで、総務省の発表などに対する有力な反証でも持っているのでしょうか。
 もしそうでないとしたら、惰性で続けているこの決まりは、見なおす必要があるのでは、と思いました。
 自分の問題としては、基本的に優先席には座りませんし、「携帯電話禁止ゾーン」にも行きません。万が一体調不良などで優先席に座るときは、電源を切っています。もちろん、そんな時はiPod touchや携帯をいじる余裕などありませんので、それで実害はありません。
 しかしながら、ペースメーカーを入れている人にとってはどうなのでしょうか。知り合いにはいないので、断言はできませんが、たとえ「影響はない」という情報を得ている人でも、繰り返し「優先席では」という車内放送が流れると、不安になるのでは、と思いました。
 いい加減、この問題を精査し、問題の有無の確定および、ルールの見直しをする時期なのでは、と思っています。

2012年03月02日

総本山ビルでのお寒い「サービス」

 職場の近くに、コンビニ・スーパーを軸にした、日本を代表する小売業グループの本社があります。その本社ビルには、直営のコンビニおよび、グループ傘下のファミレスが営業しています。
 その直営ファミレスに昼食を食べに行きました。ちょうど昼時という事もあり、店内は満席で、待つ人の行列ができています。
 そこで、並びながら空席ができるのを待っていました。その間、店内を見ていたのですが、明らかに人が少ないと思いました。そこそこ広い店舗なのですが、ホールで働いているのは、4~50代と思しき人が三人いるだけなのです。
 当然ながら、ひっきりなしに動きまわっています。しかし、それが客の多さに追いついていません。おかげで、空席があるのに行列がある、という状況でした。しかも、その行列も管理できておらず、あと何人で自分たちの番になるのかもよくわからない状況です。

 少なからぬ時間を待ち、やっと行列の最前列が自分たちとなりました。そこで先客が席を立ちました。しかしながら、それを片付ける余裕も店にはありません。
 それを見た同行者がしびれを切らし、案内もされずに、まだ片付いていない席に座りました。そして、そこからの「席の片付け」→「メニュー持参」→「注文取り」という手順も、えらく遅いのです。
 やっとこさ注文までできたのですが、待っているうちに昼休み終了15分前になってしまいました。これでは、時間に間に合いません。というわけで、注文をキャンセルせざるをえませんでした。
 結局、かなり無駄な時間を過ごしてしまう羽目となってしまいました。このようになった原因が「人手不足」にあることは明白です。
 仮にも、グループ本社ビルでの直営店なわけです。そこが、このような 「とにかく、人件費をケチって経費を下げれば利益は増える。そのため従業員が酷使されようとも、少々客が不快感をおぼえたりキャンセルになっても収益としてはプラスになる」というの運営をしていたわけです。立地から考えれば、これがグループ中枢部の考え方だと思わざるを得ません。
 「金儲け」の事だけ考えれば、それが正しいやり方なのかもしれません。しかしながら、ファミレスのようなサービス業において、そのようなやり方をするのは、いかがなものか、と思いました。
 しかも、それをやっているのは日本でもトップクラスである流通グループの「直営店」なのです。改めて、日本経済の先行きを心配させられた一件でした。

2012年03月01日

2月29日

 既に日付は変わってしまいましたが、昨日は2月29日でした。前回の2月29日は4年前だったわけですが、その日の事は、一昨日の事のように覚えています。なぜならば、その日の自分は、前の会社へ退職の挨拶に行き、続いて今いる会社へ入社手続きをしに行ったからです。
 ちなみに、入社手続きの後、いきなりノートパソコンとデータ通信用携帯端末を差し出され、「これを設定してもらえない?」と言われました。誰がどう考えても、ただ働きの強要ですが、明日からお世話になる身としては、引き受けないわけにもいきません。それも、前回の2月29日を印象づける要因の一つになっています。
 ちなみに、その前の2月29日である2004年についての記憶は残っていません。調べてみたところ、夜行バスで仙台に行き、当時そちらに住んでいた妹夫妻に宮城県を案内してもらっていました。
 その時の記憶は鮮明に覚えていますが、それが2月29日だった事はすっかり忘れていました。

 そして、2000年と1996年については、完全に記憶から消えています。その前の1992年は大学の卒業旅行で雪の北海道にいたのは確かですが、具体的にどこにいたのかは覚えていません。
 その前の1988年は、神戸まで大学受験をしに行っていました。そして、その昼休みに、結果的に行くことになった大学の合格を家族に知らされました。そういう事もあり、2008年の次に記憶に残っている2月29日となっています。なお、それより前の2月29日に関する記憶は全くもって残っていません。
 そして、今回の2月29日ですが、朝から晩まで仕事で、帰宅した時は日付が変わっていました。はたしてこの2012年2月29日は、後の自分にとって、どのような形で記憶に残るのだろうか、などと思いました。

2012年02月28日

ブロードウェイバーガー

 マクドナルドの期間限定商品・ブロードウェイバーガーを食べました。ハンバーガーにベーコンとクリームチーズおよび野菜が入っています。
 クリームチーズの味が印象に残りましたが、これは今回のキャンペーン「ビッグアメリカ」シリーズの前作「ラスベガスバーガー」と同じです。そういう事もあり、どのへんが「ラスベガス」でどのへんが「ブロードウェイ」なのか、今ひとつよく分かりませんでした。

 自分は中野区出身で、子供の頃に何度も中野ブロードウェイに親しんでいました。そのため、ニューヨークにあるブロードウェイの存在を初めて知った時、「アメリカにもブロードウェイってあるのか。(中野の)ブロードウェイって凄いんだな」と感心したほどでした。
 そういう事もあり、こんな「ラスベガスバーガー微修正版」を作るくらいなら、もっと中野色を出したほうが、「ブロードウェイバーガー」の名にふさわしいものができたのでは、と思いました。
 たとえば、期間中に店員がアニメのコスプレをして販売して利用者に投票させるとか、店舗の片隅に怪しげな占いコーナーを設置するなど、「ブロードウェイらしさ」を演出する方法はいくらでもありそうです。
 もしそのような「中野ブロードウェイバーガー」を出してくれたら、毎日のように通ったのに、などと残念さを感じました。

2012年02月26日

客引き通り

 上野の仲町通にある店で、飲み会がありました。行きは、千代田線の湯島駅から行きました。まだ時間が早いこともあり、普通の飲み屋通りのように感じました。
 そこでの一次会が終わり、二次会の店を探そうと上野に向けて歩き出しました。すると、途端に、客引きから声をかけられました。
 断って通り過ぎ、一次会で話題になっていた、システム管理に関する話の続きをしていました。するといきなり、「その話の続きを女の子のいる店でしませんか」と声をかけられました。
 えらく客引き遭遇率が高いと思い、あらためて周囲を見回しました。すると、至る所に客引きがいました。
 なんか、通行人より客引きが多いのでは、と思えるほどです。
 結局、何とか仲町通を抜けました。しかし、そして中央通り周辺で店を探しましたが、満席だったりでなかなか入れません。
 面倒になった事もあり、そこで声をかけてきた客引きが案内する居酒屋に行きました。しかし、四人用に六人で詰め込まれた上に、イカの塩辛の小皿が400円という料金体系のもと、一次会並みの料金を請求されてしまいました。
 というわけで、飲み会そのものと同じくらい、客引きの印象が強かった夜になってしまいました。もし次に、この界隈での飲み会に呼ばれたら、会場変更を要請するか欠席するかの二択になるな、とまで思ったほどでした。

2012年02月25日

謎のまつげ増量化粧品広告

 地下鉄に乗っていたらまつげは100本ありませんという見出しの化粧品広告を見かけました。
 そう言えば、まつげの本数なんて考えた事がなかったな、と思いながら、続きを読んでみました。すると、
アジアの女の子のまつげは、平均99.5本*。そこで、マジョリカ マジョルカ史上初5mmのファイバーをたっぷり。凄長・極太・超ふさふさに!*資生堂調べ(日本・香港・タイ、片目での本数)
と書かれていました。
 「まつげの手入れ」には何ら興味はありません。とはいえ、この文章はおかしすぎるのでは、と思いました。
 まず、「平均99.5本」とありますが、単純に考えて、これだと、アジアの女の子の半分以上は、まつげが100本以上ある、という事になります。したがって、大見出しの「まつげは100本ありません」は大半の人に当てはまらない事になってしまいます。
 さらに、その後の文章との整合性も全くありません。例えば、これが「それに対し、欧米の女性は、まつげの平均本数は200本だ。だから、この化粧品を使って、まつげを多く見せましょう」と宣伝するなら理解できます。
 しかしながら、そのような比較対象も出さずに「そこで、・・・」などと、まつげ増量化粧品を宣伝されても、自分のまつげが少ないのかどうかなど、分からないと思うのですが・・・。
 まあ、化粧品に興味がないので、それを買う人にどのような形で訴求をすべきかも分かりません。したがって、このような宣伝方法もこの業界では有効なのかもしれません。
 とはいえ、短い文章中に、二つも論理破綻している、というのはいかがなものだろうか、と思いました。

2012年02月24日

調査能力の基本

 仕事をしていたら、自分宛の電話が回って来ました。発信者を確認したところ、「○○リサーチ」という所でした。聞いたこともない名前です。
 我社には同姓の人間が何人かいます。しかも、うち一人は悪質な名簿屋に名前と職場の住所を捕捉されており、たまにインチキ業者から勧誘電話がかかってきます。そのような電話が何度か回ってきているので、今回もそれかと思いました。
 そこで、とりあえず部署名を名乗りました。ところが、相手は当然のごとく、自分を指名してきます。そこで名乗ったところ、「当社は大手調査会社の依頼を受けて企業の状況を調査する会社で、1月に御社の調査をしたく電話した。すると、今は忙しいので2月下旬にしてくれ、と言われたからかけた」と言ってきました。
 確かに、日経BPなどから、たまにシステム構成の調査を調査したい、という電話が来たりします。しかし、システム担当である自分の所に会社全体の調査がかかってくる事はありえません。もちろん、1月にそのような電話を受けた記憶もありません。
 その旨を話したのですが、先方は「とにかくその時2月下旬と言ったのだから調査に応じろ」の一点張りです。不可解に思いながら応じているうちに、経理・財務部門にいる同姓の社員の事が頭に浮かびました。
 それなら確かに話が通ります。そこで再度確認したところ、やっと、1月にはその人の上司と会話した、という事を話しました。
 こちらは、最初に出た時に、部署名を名乗っています。それを聞けば、経理や財務をやっている部門でない事くらい誰でも分かります。
 だいたい、話をしていれば、こちらの口調から、面倒だから回答を拒否しているのでなく、完全に身に覚えがない、という事くらい分かるはずです。その時点で、前回電話に応対した経理・財務部門に所属する人の名前を言えば、このような無駄な会話は発生しませんでした。
 そちらの部署に回そうか、と言いましたが、さすがに相手も恥ずかしくなったのか「状況を整理して出直し、またかけます」と言って切りました。
 それにしても、所属部署を聞いても疑問に思わず、その後の話を聞いても、自分が同姓の別人にかけている事に気づかないわけです。率直に言って、こんな人に、会社の状況を調査する事などできるのだろうか、と思いました。
 ちなみに、その人が最初に切り出した時に出した「大手調査会社」は誰でも知っているほど有名です。そのため、その調査会社のブランドまで疑いたくなってしまいました。

2012年02月21日

存在を知ってから35年後に初めて食べる

 居酒屋に行ったら、時代劇ゲームとタイアップした企画メニューがありました。戦国武将に関連付けたメニューなのですが、徳川家康のものは「家康最後の晩餐」という名前で、鯛の天ぷらが掲載されていました。
 家康が鯛の天ぷらを食べて食中毒死した、という言い伝えを元にしているわけです。それだけでも凄い感覚ですが、さらに「これを食べて死んだ人」のイラストとメニューを並べているのです。ついでに「食べたら貴方も家康のように食中毒!」というフレーズでもつければいいのでは、と思いました。
 あまりのセンスに早速注文しました。そして、食べる時に、「そう言えば、鯛の天ぷらを食べるのは生まれて初めてでは・・・」と思いました。
 小学校の時に「まんが日本史」で、「家康の食中毒死」を読んでから、約35年ほどたっています。まさか、このような形で、その「歴史上の食べ物」を味わう機会が来るとは思いませんでした。
 なお、天ぷら自体は、普通に美味しく、食後に中毒も発生しませんでした。

2012年02月19日

居抜き

 職場の近くの飲み屋街に昼食を食べに行きました。日曜なので、ほとんどの店は空いていません。そんな中、見覚えのある店が看板を出しており、中にはお客さんがいました。
 前に行ったのは数年前でしたが、その時は、日本酒が美味しい店、という記憶がありました。ところが、入ってみると、内装は当時そのままでしたが、メニューも調度品も、全て中華料理になっていました。
 かつて、日本酒の瓶が並んでいた場所にはすべて中国酒があり、カウンターには、中華料理の材料とおぼしき肉が吊るされていました。中華料理店でも、ここまで徹底した所はなかなかありません。干している肉を見た時は、二十年近く前に行った香港の事を思い出したほどでした。
 その現状が、かつての日本酒メインだった時代と混ざって、不思議な気分になりました。
 この店のように、以前のテナントだった店の設備をそのまま使う「居抜き」というのは、内装費を節約するという効果があるとよく言われます。しかしながら、このような不思議な雰囲気を醸し出す事もできるとは思わず、驚かされました。
 そんな事に驚いていたら、注文した麻婆豆腐が出てきました。強い味ながら辛すぎもせず、本格的な四川料理、という感じでした。それがまた一層、店が持つ独特の印象を高めてくれました。

2012年02月15日

マナーの基本が理解できない会社

 突っ込みどころ満載として名高い(?)JTのマナー啓発広告の新作が電車に掲示されていました。今回のお題は駆け込み乗車で「駆け込みは危険な上に、間に合わないとカッコ悪い」などという言葉が書かれていました。
 前半部の「駆け込みは危険」はまあ、当然とは言えます。しかしながら、「間に合わないとカッコ悪い」というのには、「JTらしさ」を強く感じさせられました。
 つまりは、「カッコいいのは間に合うことだ」と言っているわけです。しかしながら、駆け込み乗車において、「結果的に間に合ったかどうか」というのは意味があるのでしょうか。
 確かに、間に合った本人は嬉しいかもしれません。しかしながら、周囲の人はその疾走にぶつかるリスクがあります。そして、駆け込みを「受け入れ」すると、電車は遅れます。さらに、車掌さんは事故を発生させぬよう、扉の開閉に一層の神経を使う必要があります。
 つまり、間に合おうと、間に合わなかろうと、周囲の人および、鉄道会社の人にとって、駆け込み乗車は極めて迷惑な行為なのです。
 にも関わらず、「間に合わないとカッコ悪い」などと書いて「マナー啓発」を自称しているのですから呆れるよりありません。
 まあ、「本業」であるタバコ関連の「マナー啓発」のほうで、「街中でタバコを吸う事自体がおよぼす迷惑」を「吸殻のポイ捨て」に矮小化して宣伝しているわけです。このような筋違いの「啓発」をするのも当然とは言えるでしょう。
 毎度の事ですが、この会社が「マナー」という物を根源から間違って認識しているという事がよく分かった宣伝でした。

2012年02月14日

柔軟性の欠如

 帰りに、買うものがあって途中下車をする必要が生じました。降りる駅は秋葉原か錦糸町の二択です。そして、どちらで降りても、求めるものが買える事は事前に確認していました。
 秋葉原で降りれば他に色々な店をのぞくことができます。一方、錦糸町で降りれば、帰りに乗る電車の選択肢が増えます。
 迷った末に、「雨も降っているから、秋葉原を歩くのは難しそうだ。だから、錦糸町にしよう」と決めました。
 そして、秋葉原に着いたのですが、電車が発車しません。なんでも、総武快速でドア故障があり、運転を見合わせている、との事でした。
 最初に二択をかけていたわけですから、この時点で即座に降りて、買い物をすべきなのは明白です。ところが、既に錦糸町で降りる、という決定をしたため、なかなかそれが決断できません。結局、運転見合わせの放送があってから降りることを決断するまで、5分弱もの時間をかけてしまいました。
 仕事で疲れていた事もあるのでしょうが、我ながら判断が遅すぎます。もう少し、思考の柔軟性および、常に頭を働かせる習慣を取り戻さねば、と強く思いました。

2012年02月12日

消費者心理

 先月、本屋で、ある作品のシリーズものが刊行される、という張り紙を見ました。自分も相方も少なからぬ興味があったのですが、値段もそこそこするので、その場での予約は見合わせました。
 ところが、今日、ふたたびその本屋に行ったところ、全6巻のうち、第1・2巻は予約受付終了、と掲示されていました。
 すると、急に「やはりあの時予約すべきだった」という後悔の念が浮かびました。そして、帰宅してアマゾンで調べた所、こちらはまだ受付中だったので、即座に予約をしました。
 基本的に、物を買う時に他人の動向を意識することはありません。売れていようとも興味がなければ買いませんし、マイナーなものでも自分が好きだったら買います。というわけで、「大好評発売中」とか「予約受付予定数達成間近」という宣伝文句に左右された事はありませんでした。
 それだけに、このような形で購入を決定したのは初めてでした。まあ、もともと買う方向で考えながら迷っていた、というのもあるのでしょうが・・・。
 自分にもそのような消費者心理がある、という事を始めて知りました。40年ちょっと生きていますが、自分の全てを把握するのは難しいものだ、と思いました。

2012年02月07日

「三匹の仔豚」の視点

 有名な童話に「三匹の仔豚」というものがあります。子供の頃、この話を読んだ時、当然のように豚の視点で読み進め、最後に煉瓦の家に住んでいる豚が勝利したときは喜んだ記憶があります。
 これはどこの家庭でもそうでしょう。そして、母親が子供に読み聞かせた後に、「というわけで、三番目の豚は助かりました。めでたしめでたし。では夕食にしましょう。今日は豚の生姜焼きよ」などという会話があっても、親子とも違和感をおぼえないでしょう。
 しかし、よく考えてみると、我々は日頃から豚肉を食べています。そう考えると、肉食否定主義の方を除けば、狼の視点でこの物語を読むのが、人間として自然なのではなかろうか、とふと思いました。
 たとえば、子供が「煉瓦の家は丈夫だから狼さんも吹き飛ばせなかったんだね」などと感想を述べたら、親は「うん。しょせん狼は道具を使えなからね。これが人間だったら、ハンマーで扉を叩き破って煉瓦の家に入り、仔豚を捕らえて食べちゃうんだけどね」と説明するのが正しいのではないでしょうか。これなら、その後の夕食に豚肉を出しても不自然ではありません。

 もちろん、これは童話に限った事ではありません。少なからぬ人が、情報に接する時、ついつい書き手が用意した視点でその情報を見てしまいます。
 その結果、自分にとって不利な結果を及ぼすのが明らかな考えであるにも関わらず、書き手の視点で判断してしまい、賛同してしまう、という事が多々あります。
 情報を読んで、それを自分の考えに取り込む前に、その発信元の視点と自分の視点が本当にあっているのかを考えないと、そのような結果になるわけです。
 豚が食べられずに済んだことを喜びつつ、豚肉を食べた、かつての自分を振り返りつつ、そのような事を考えました。

2012年02月06日

耳かき

 しばらく前から、右耳に違和感が生じました。何か物がひっかかっている感じです。そこで、耳かきをしたのですが、何度やっても取り出すことができません。
 そこで、10年ぶりとなる耳鼻科に行きました。すると、先生はちょっと見て、「耳かきのしすぎで、傷が付いているせい」と診断しました。
 確かにここ数年、金属製の耳かきを使っていました。そして、ちょっと耳がかゆくなると、それで「掃除」していました。それが、知らず知らずに、耳を傷つけていたようです。
 というわけで、薬とともに、「耳かき禁止令」を言い渡されました。ただ、耳垢を貯めるわけにもいかないとは思います。そのあたりは、次の通院時に尋ねようと思っています。

2012年02月05日

NHKのよるソーシャルネットワーク比較番組

 NHKの「Eテレ」をつけっぱなしにしていたら、ソーシャルネットワークの比較番組をやっていました。ツイッターとフェイスブックとmixiの違いを検討する、というような内容です。
 ところが、明らかにそれらのサービスだということはわかるのですが、具体名は一切出て来ません。一覧表にも「国産のSNS」とか「つぶやき」という表記がなされています。たまに、画面は映るのですが、固有名詞などは全てモザイクがかかっていました。
 確かに、昔からNHKにはこのような「企業の名前を出さない」みたいな方針はあります。とはいえ、ニュースなどで「トヨタ」などの名前を出すことは普通にやっています。
 もし、一般論として「つぶやき」「外国産SNS」「国産SNS」の比較をするというのなら、微博やマイスペースなども取り上げればいいだけです。にも関わらず、実際に具体的に三つのサービスを比較しているわけです。それだけに、この過度の伏字にはわざとらしさばかりが目立ちました。

 そして、それ以上に驚いたのは、途中から「これらのソーシャルネットワークからどのように正しい情報を得るか」という話になった事でした。その方法として、公的機関直営のツイートを集めたサイトなどを紹介していました。さらに、「マスコミの報道など、正しさに確認がとれている情報を」などと解説の人が語っていました。
 それで「正しい情報」が得られるのなら、最初から役所の発表と商業マスコミの放送・記事を見ていればいいだけの話です。ソーシャルネットワークから情報を得ようとする必要など存在しません。
 役所発表やマスコミ報道が常に正しい訳ではないとわかったからこそ、エジプトの政変に参加した人はフェイスブックを重視したわけです。
 また、日本でも、福島原発事故以降、これまで流れていた「安全神話」および、事故後に流れた「ただちに健康に影響が出るものではない」などといった、役所やマスコミの発表が間違っていた事が判明しています。
 そして、それらが誤っていたのを理解するのに、ツイッターなどが役に立ったわけです。
 それらの現実をなかったことにして、「最終的に正しいのは、自分たちマスコミが流しているものだ」という事を大前提にして番組を作られても、「情報の取捨選択方法」という点においては何の役にも立ちません。
 というわけで、マスコミを通じてはソーシャルネットワークの長所も短所も理解することはできないよな、というのが、この番組から得た最大の「収穫」でした。

2012年01月30日

「敵」を倒し続ける「正義」

 人気のある娯楽作品の多くは、毎回、敵が現れてその都度その敵を倒します。「ウルトラマン」や「北斗の拳」は、毎週毎週どこからともなく敵が襲撃してきます。「仮面ライダー」や「戦隊ヒーロー」は毎年毎年新たな悪の組織が結成され、定期的に刺客を送りつけます。そして「水戸黄門」や「名探偵コナン」は、主人公が行く所全てに悪人がいて、陰謀を巡らせています。
 このような設定をしておけば、主人公の「正義」を描くのは簡単です。何しろ、残虐な「悪」を描き、それと闘う、という事だけで、「正義の味方」になれるからです。
 たとえば、ウルトラマンが毎週自然災害の対処をしたり、水戸黄門が毎週各地で農業技術改善の手助けをしていたら、いくらその能力が高くても、あれほどの人気シリーズにはならなかったと思われます。
 それくらい、「敵」を設定してそれを倒す、というのは自らの正当性を高め、支持を集めるには効率的かつ便利な手段です。
 それだけに、現実世界でもこの方法を用いる個人・組織は多々あります。
 その代表は、定期的に「テロ国家」を設定して軍事作戦を行なっているアメリカでしょう。また、政治の世界でも、そのような手法を取ると、マスコミがもてはやしてくれるため、簡単に人気者になれます。会社などの狭い組織でも、この手法を出世や勢力拡大の手段に使う人は少なからず存在します。
 ただ、現実世界では、毎年一回悪の組織が結成されたり、主人公の行く所に悪人が常駐している、などという事はありません。その結果、「悪と戦い続ける」ためには、常に周囲の誰かを「悪人」に設定しなければなりません。たとえ、その「敵」が有害でなくてもそうなってしまいます。
 こうなると本末転倒で、自称「正義の味方」が最も迷惑な存在になってしまいます。しかしながら、もはや「正義の味方」は「敵」との闘いを止める事ができません。「敵」がいなくなったとたん、自分の「正義」が崩壊してしまうからです。
 このような事は、歴史上いくらでも存在します。しかしながら、相変わらず、そのような形で「正義」を具現しようとする迷惑な人が尽きることはありません。
 このような「正義」を支持する人がいる限り、そのような「闘い」は際限なく続くでしょう。その結果、「敵」に設定された人が、不当な被害を受ける、という状況もなくなることもないのだろうな、と思いました。

2012年01月28日

授業料

 相方のモニタ購入につきあって秋葉原のヨドバシに行きました。店内を歩いていたら、ブルートゥース対応のイヤホンが売られていました。iPod touchを買った時から、せっかくついているブルートゥースの機能を使ってみたいとは思っていました。
 箱をみたところ、携帯電話対応と書いてありました。ならばiPod touchにも使えると思いました。現状で音楽を聞くには、付属の有線ヘッドホンをつけるよりないのですが、それは面倒なうえに、他の音が聞こえなくなります。
 それに対し、これならかさばらない上に、片耳が空くので、他の音も聞こえます。値段も2,000円と手頃だったので、深く考えず、衝動買いしてしまいました。
 そして設定したところ、すぐに認識しました。早速録音していた音楽を聞こうとしたのですが、何も聞こえません。しかしながら、エラー表示は一切ないうえに、音量調整ボタンを押せば、音が出ます。したがって機械の不調ではありません。
 そこで、メーカーのサイトを調べました。すると、iPod touchについては、スカイプでは動作確認してあるが、音楽は聞けません、と明記されていました。
 「携帯での通話ができる=全ての音が聞こえる」というものだと思い込んでいました。確かに、再度箱を見ると、電話機能については書いてありますが、それ以外の事は一切書かれていませんでした。
 通話は携帯電話で行うので、iPod touchのスカイプ機能を実際に使うことはありません。というわけで、完全に無用の長物となってしまいました。
 これも全て、「使ったことのない製品を買うときは、事前に調べておく」という基本中の基本を怠ったツケと言えるでしょう。というわけで、2,000円は「授業料」になってしまいました。
 もっとも、以前から現在の携帯電話をアンドロイドのスマートフォンに機種変更しようと思ってはいました。それが実現した際には、これを使ってハンズフリー通話をしようと思っています。

2012年01月24日

あやしげなRSS広告

 アメブロを使っているブログをいくつか愛読しています。それをRSSに登録していると、たまに「PR」というヘッダがついた広告が配信されます。
 今日、目に入った広告は「FXの売買タイミングで失敗した方、初心者の方必見!」というものでした。あまりの胡散臭さに開いてみたところ、案の定、タダで儲かる、みたいなことが大量に書かれているページが開きました。
 ちなみに、一つのページに「無料!」というロゴだけで六つもありました。そして、画面の一番下に、小さく、かつ背景色に近い色を使った文字で、二行ほどリスクについての「説明」がありました。
 典型的な「広告につられたら、極めて高い確率で失敗する投資」だと言えるでしょう。それにしても、「FXの売買タイミングで失敗した方、初心者の方必見!」という宣伝文句は、カモの掴み方を熟知している宣伝文句だと思いました。
 このブログを運営している会社の経営者は大儲けしており、何か立派そうな事を書いた本を何冊も出しているようです。何が書いてあるか興味はありませんが、このような会社の広告料で儲けている人ですから、それ相応の事が書いてあるのだろうな、と思いました。
 ついでに、ブログを開設している人も、自分たちがそのような商売の媒介になっている事をもう少し配慮してもいいのでは、とも思いました。

2012年01月23日

防寒具の落し物

 最近、色々なところで防寒具の落し物を見かけます。まあ、寒い季節だから防寒具を身につける人がいるのも、それを落とす人がいるのも仕方ないとは言えます。しかし、問題はその落ちている場所です。
 たとえば数日前は、スーパーの床にマフラーが落ちていました。確かに、店内に入ればマフラーを外すのは分かります。だからといって、なぜそんな所で落とすのか不思議です。
 さらに今日は、横断歩道のど真ん中に手袋が落ちていました。日中でしたが、雨が降っており、手袋を外すような気候ではありません。
 まさか横断中に決闘の申し込みをしたわけではないでしょう。というわけで、どういう経緯でこの手袋がここに落ちているのか、としばらく考えてしまいました。
 他にも、駅の階段の途中に手袋が落ちていたのを見たこともあります。なぜだかわかりませんが、今年の冬は防寒具が落ちやすい傾向でもあるのかもしれません。自分も細心の注意を払おうと思いました。

2012年01月22日

年齢確認

 行きつけのコンビニで酒を買いました。いつもどおり、レジが「年齢確認が必要です」と発生しました。もちろん、確認されるほどの外見ではないので、普段ならその声を無視して、店員さんは袋づめをします。
 ところが、今日の店員さんは新人なのか、マニュアル通りに表示される年齢確認ボタンを押すように求めてきました。そして、「20歳以上」と書いてあるボタンを押し、購入手続きは完了しました。
 やってみて思ったのですが、これって「未成年にアルコールを販売しない」が目的でないな、と思いました。もし未成年に売った時に「未成年だと確認したけれど、本人が嘘を言った。だから我々が悪いわけではない」という免罪符づくりが目的のようです。
 何しろ、そのボタンを押す作業だけで誰でも「20歳以上」になってしまうわけですから・・・。
 まさかの対応には驚かされましたが、おかげで、貴重なシステム(?)を知ることができました。

2012年01月20日

柏に行く

 仕事で柏に行きました。ちょっとしたトラブルがあり、三ヶ月連続での来訪となりました。
 駅を出て人工地盤を歩こうとすると、いきなり何人かの係員が、「雪がアイスバーンになって滑るから注意してください」と叫んでいました。別に雪が積もっているわけではありません。にも関わらず、これだけ注意しているという事は、よほど滑りやすい舗装をしているのだろうな、などと思いました。
 行き先はバスに乗っていくのですが、ちょうど出たばかりでした。こんな寒いなかで待つわけはいかないので、向かいのビルにある本屋に入りました。スポーツ雑誌のコーナーがあったのですが、そこには柏レイソルがJ1で優勝した時の写真が二枚飾られていました。
 優勝してから一月半経ちますが、やはりホームタウンは違うな、と感心させられました。
 その後、バスに乗ってみぞれ混じりの柏市街を見ながら移動し、目的地で作業しました。三度目の正直でついに懸案が解決し、やっとすっきりした気分で帰ることができました。
 同時に、ここに来るのも最後か、と思うとちょっと寂しくなりました。しかしながら、ちょうど帰りのバスが出る時間になってしまい、慌ててバス停に走る破目になってしまいました。したがって「別れの余韻」に浸ることができず、少々残念に思いながらバスに乗りました。

2012年01月17日

外を見ない生活

 最近、夜になって「そういえば今日は晴れていたっけ、曇っていたっけ」と思うことが少なからずあります。
 別に今の職場で外が見えないわけではありません。事務所は西向きのためにブラインドが降りていますが、ちょっと飲み物を買うなどで席を立てば、近くに外が見える窓があります。
 ところが、そういう機会があっても外を見る余裕がなく、最低限の用だけ済ませて席に戻ってしまいます。その結果、最初の書いたように、今日の天気がわからないまま一日が過ぎてしまうのです。
 以前はもう少し余裕はありました。しかし、昨年夏ごろから色々と立てこんできて、その結果、このような日常になってしまったのです。
 もう少しで一区切りがつくことは決まっているのですが、それでもなかなか落ち着きません。
 もちろん、このような状況がいいわけではありません。やはり、ある程度余裕くらいあったほうが、仕事もうまく片付くはずです。
 というわけで、明日の目標は「外を見て天気を確認するくらいの余裕を持つ」にすることとしました。

2012年01月16日

三年ぶりの三連休

 昨日も書きましたが、有給を取って、土曜から月曜まで松山に行っていました。>br />  こう書くと、正月休み・成人の日に続いて三週連続で三連休以上取っているように見えます。しかしながら、ここ数年、ハッピーマンデーも盆暮れも世間並みに休んだ事はありませんでした。当然、今年もそうです。
 記憶を整理してみたところ、三連休を取ったのは2008年の12月30日から2009年の元旦にかけて以来でした。
 それだけ久しぶりという事もあり、今朝起きた時は、かなりの違和感がありました。それだけ、「少なくとも二日続けて休んだら翌日は出勤」というのが体に沁み込んでいた、という事でしょう。
 その貴重な三連休ですが、日曜にちょっと遠出をした以外は、特に何もせず、道後温泉でのんびりしたりしていました。
 気がついたら連休も終わり、自宅に戻ったわけですが、特に何もしなかった割には、充実した日を過ごせたようにも思えます。
 やはり、たまには仕事から一定以上離れる時間は必要なのだな、と思いました。

2012年01月11日

ベテルギウス

 しばらく前に、オリオン座のベテルギウスが早ければ今年にも超新星爆発をする可能性がある、という情報を見ました。オリオン座は、自分にとって空を見ていて識別ができる唯一の星座です。それだけに、その情報は強く印象に残りました。
 そして今日の帰り、アパートの手前で空を見ると、オリオン座がありました。そして、ベテルギウスを見ると、いつもより赤っぽく見えました。
 もちろん、日々オリオン座を観察し、今日のベテルギウスの見え方は、などと記録を取るような事をしているわけではありません。ただ、先日見た情報に影響されて、そのように思ってしまったのでしょうか。
 そんな事を思いながら、寿命が尽きつつありながらも、640光年離れた場所からではっきり分かるほど輝いている星を眺めていました。

2012年01月10日

「立ち」という言葉の印象度

 以前から気になっていた、とある駅ビル内にある「一貫75円からの立ち食い寿司屋」に入ってみました。確かに、メニューを見ると、一貫75円からの寿司が多々あります。
 しかし、実際に注文しはじめたら、一貫75円という事は、回転寿司に換算すれば「一皿150円」であるという事に気づきました。
 回転寿司は一皿100円からなわけですから、それより5割程度割高なわけです。しかも、椅子がないわけです。
 これで、味が値段相応だったら良かったのですが、シャリが崩れていたり、わさびの付け方が均等でない、というような品質でした。
 これが回転寿司屋で「一貫75円」を謳っていたら、冷静に「一皿150円からか」と判断できたのかもしれません。しかしながら、「立ち食い」という言葉に引きずられ、つい「椅子がない分、安価で提供できるのだな」と思い込んでしまったのです。
 言葉の組み合わせというものが、どのような印象および錯覚を生むか、という事を痛感させられた夕食になってしまいました。

2012年01月09日

ウェアラブルコンピュータ

 相方の里帰りのため、宅急便を使うことになりました。これまでは梱包してコンビニに持ち込んでいたのですが、先日見たヤマトのサイトで、ネット申し込みに関する記載があった事を思い出しました。
 そしてサイトを見たところ、送り先まで入力しておけば、ドライバーさんが、記載済みの伝票まで持ってきてくれる、と書いてありました。
 複写式伝票を書くのが苦手中の苦手な身としては、こんな有難いサービスはありません。大喜びして申し込みました。
 そして実際にドライバーさんが来ました。しかし、申込時には伝票の枚数を「2」で登録していたのですが、1枚しかありません。何かの伝達ミスか、と思いながらも「じゃあ、もう一枚書きます」と言いかけました。
 しかし、ドライバーさんは平然と、手に持った携帯電話券スキャナみたいな装置を操作し始めました。すると、腰についている小型プリンタから、登録していた送付先が打ち出されました。それを伝票に貼りつけ、手続きは完了しました。
 何年か前のコンピュータ雑誌で「未来のコンピュータ」という事で、「ウェアラブルコンピュータ」という概念が紹介されていました。腕時計型の小型PCをモニタ兼音声入力操作装置であるヘッドセットを用いて「身につけるコンピュータ」を実現させ、どこでも操作できる、というものです。
 ドライバーさんが行った動きは、まさにその「ウェアラブルコンピュータ」を実現していました。宅急便業界が最新のシステムを多々取り入れている事は知っていましたが、まさかここまで進歩しているとは思いませんでした。
 同時に、ここまでガチガチにシステムに組み込まれては、ドライバーさんも休む暇がないだろうな、と思いました。その重労働に見合った賃金および労働時間は確保されているのだろうか、と気になりました。

2012年01月05日

ガンダム世代?

 ビジネスやIT分野を得意としている出版社のサイトに、“ガンダム世代”のやり方は通用しないというものがありました。
 40代と20代の世代の違いに基づく考え方の相違を主題にしているようです。その区分として、それぞれの世代で人気のあるアニメを使って、読者の目を引こうとしたのでしょう。
 実際に私も、その見出しは印象に残りました。そういう意味では、題名のつけかたは上手かったと言えるでしょう。
 しかしながら、その内容については、質の低さに呆れるよりありませんでした。
 著者によると、
ガンダム世代の特徴は、「組織は理不尽と認識しつつも、そこに従属することをよしとする」「個人の感情は押し殺し、表面的に正しいことに従う」というタテ社会に住んでいることだという。こう指摘されると、ちょっと反論してみたくもなる。しかし、実際にシステム開発プロジェクトなどでのガンダム世代の行動や思考を見てみると、かなり本質的な部分をズバッと突かれているのではないかと思ってしまう。
 だそうです。
 ガンダムを象徴するキャラであり、主役のアムロよりも人気のあるキャラに、シャア=アズナブルがいます。彼に影響を受けた「ガンダム世代」は多いと思いますが、そのような人がここで書かれているような「ガンダム世代の行動や思考」を持つとは思えません。
 ちなみに、この文章の主題は、IT技術者です。ガンダムで技術者と言えば、「ジオングに脚がついていない理由を語った人」が有名です。そして、彼の気概と、この著者が「分析」した「ガンダム世代」は大きく乖離しています。
 いずれにせよ、この冒頭部分だけで、この記事に何の価値もないと断言できると思いました。
 だいたい、40代がみな、ガンダムを見て育ったわけではありません。人によって心に残るアニメはそれぞれあるでしょう。しかしながら、この文章だと、どの作品が好きな人でも全て「ガンダム世代」と一括りにできてしまえるように思えてしまいます。
 別に私もさほどガンダムが好きなわけでもありません。その自分が見ても、この著者は「半可通」を通り越して「百分の一可通」というレベルで文章を書いていると思いました。

2012年01月02日

皿洗いと時間遡行

 仕事の都合で、一昨年より、1月1日と2日は、ホテルで皿洗いをやっています。普段と全然違う仕事内容なわけですが、洗い場に入ると、自動的に頭の中が「皿洗いモード」に切り替わります。そのため、違和感なく仕事に入れます。
 ただ、それにも一長一短があります。「皿洗いモード」になると、記憶もそれが基本になります。したがって、今年の1月1日の「前日」は、昨年の1月2日になるわけです。そのため、一昨年の年末年始に一緒に仕事した人との「2年ぶりの再会」が感覚的に「一週間ぶりの再会」みたいになってしまいます。
 そのため、気分的には、「どうも。2009年の正月に会って以来ですね」と挨拶してしまいたくなります。もちろん、そう言えば相手が呆れる事くらいは想像できるので、特に何も言いませんが・・・。
 もう一つ困るのが、さらに前の記憶との連続性です。皿洗いは大学時代にバイトでやっており、卒業後も数年は正月だけやっていました。
 したがって、就職して何年かやっていた正月バイトは、皿洗いモードの頭では「10日前」、学生時代のアルバイトは「20日前」という感覚になってしまいます。
 現実には、学生時代と同じ体力はありません。しかし、この感覚のおかげで、ついつい年齢不相応の動きをしてしまいます。
 その結果、右手首が筋肉痛となってしまいました。これを書いている時点でも痛みが引きません。
 自分の中では、42歳のくせに、22歳の時の気分で動くからそうなるんだ、という気持ちが一方にあります。しかし、その一方で、体に影響はあったが、あの頃と同じ感覚で動けた事は嬉しい、という気持ちもあります。
 いずれにせよ、心身ともにきつくはありましたが、充実した2日間でした。また「明日」も頑張ろうと思っています。もっともその「明日」が来るのは、早くても364日後ですし、場合によっては18年後くらいになるかもしれないのですが・・・。

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