2006年05月31日

2006/5/31の更新

 翔みならブログめもちょう更新しました。

大差を追いつくも、延長で競り負ける

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対スワローズは成瀬投手と館山投手が先発。昨日大敗したスワローズは、久々に古田兼任監督がスタメンマスクをかぶりました。初回にいきなりラミレス選手と宮出選手の連続適時打でスワローズが3点を先制。3回に大松選手の適時打で1点差に迫るものの、直後の4回に成瀬投手が中学時代の先輩である飯原選手に適時打を打たれ、即座に突き放されます。
 続く5回に先頭打者に四球を出したところで成瀬投手は降板。二番手に、昨日登録されたばかりの新人・相原投手がプロ初登板を果たします。しかし、死球さらには連続適時打で3失点。そこからは無安打で6回まで抑えましたが、不本意な初登板になってしまいました。

 マリーンズは7回から3番手の小宮山投手が久々の登板。安打と二塁打を打たれながら、併殺もあって無失点に抑えます。その裏、西岡選手に3号ソロが出て4点差に迫ります。この時、解説の斉藤明夫氏は「まだまだ分からない」と発言。すると、8回に小宮山投手が抑えたその裏、先頭の福浦選手が歩くと、フランコ選手が二塁打で続き、さらに死球を受けたベニー選手の代わりに出場していたサブロー選手が2点適時打、続く大松選手も本日2本目の適時打を放ちます。
 この無死1・2塁と一発出れば同点の場面で、昨日猛打賞の今江選手が犠打。これが大きく働き、平下選手が左翼線を抜く2点適時二塁打を放ち、ついにマリーンズが同点に追いつきます。
 しかし、この1死2塁の逆転機で登場の代打・里崎選手は2-3から粘ったものの三振。さらに前の打席で本塁打の西岡選手も、いい当たりながら一直となってしまい、逆転に至りません。
 9回からは小林雅英投手が登板。3番から始まる打線を併殺もあって三者凡退に抑え、さらに続く10回も三者凡退と、日曜からあわせて3イニング連続三者凡退とします。しかし、その好投に打線が応えられず、9・10回と三者凡退に退けられます。
 そして11回表、この回から当番の藤田投手が1死から青木選手に二塁打を打たれます。すると、マリーンズは右のリグス選手に対し、本日登録したばかりのミラー選手が来日初登板。しかし、これは裏目に出て、リグス選手に2試合連続となる14号2ランを喫して勝ち越されます。
 その裏は、前の回から当番の松井投手の前に三人で抑えられて試合終了。5点差を追いつきながら、9対7で敗れました。5回の追加点といい、11回の決勝点といい、肩を痛めて昨日登録抹消になった薮田投手と加藤投手の離脱の影響が思い切り出た感じの試合でした。両チームが再び「交流戦同率首位」に。明日の試合は再び単独首位をかけた戦いになっています。観客数は1万7千4百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対イーグルスは杉山投手とグリン投手が先発。5回表にイーグルスが先制しますが、その裏、4回まで無安打に抑えられていたタイガース打線が1死から連続四球で好機を作り、矢野選手の適時二塁打で同点に追いついた後、赤星選手の2点適時打でタイガースが逆転。6回にイーグルスが1点を返しますが、タイガースは7回に今季初登板のウイリアムス投手が三者凡退に抑え、8回は藤川投手が無失点で9回は久保田投手と、今季初の「いつもの三人」の継投が実現します。
 ところがその久保田投手がいきなり連続四球を出してしまい、犠打の後に鉄平選手が逆転2点適時打。さらに失策などで2点が加わり、一挙4点の大逆転。その裏は福盛投手が抑え、6対3で逆転イーグルスが勝利。タイガースはイーグルス継投陣に抑えられ、計3安打でした。8回二死から登板し、シーツ選手を抑えた新人の青山投手が24登板目でのプロ初勝利を達成しています。観客数は4万1千9百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ホークスは那須野投手と和田投手が先発。初回に松中選手の適時打などでホークスが2点を先制しますが、2回に村田選手の17号2ランで同点に。そのまま同点で迎えた6回にズレータ選手の適時二塁打でホークスが勝ち越し。これが決勝点となり、以下は篠原投手・藤岡投手・馬原投手とつないだホークスが3対2で勝っています。観客数は1万4千9百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対カープはギッセル投手と大竹投手が先発。カープが3対0としますが、7回にライオンズが逆転。しかし直後の8回に浅井選手の適時内野安打で同点となり延長に入ります。そして10回裏に、2死2塁から赤田選手の約3年ぶりとなるサヨナラ打が出てライオンズが5対4で勝っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ドラゴンズはマルティネス投手とデイビー投手が先発。4回にドラゴンズが先制するも、その裏、暴投や失策などもあり、合併球団が4点を取って逆転。9回にドラゴンズも1点を返しますが、反撃もそこまでで4対2で合併球団が勝利しています。観客数は1万6千8百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対読売はリー投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万1千2百人ほどでした。

2006年05月30日

蜘蛛の糸?

[ 交通 ]

 朝、駅に行ったら、いきなり飯田橋の人身事故で総武線が遅れて東西線との直通運転も休止というアナウンスが。昨日の行き帰りに続き、3回連続の事故遅延です。
 ただ、幕張本郷駅で見た限りは混雑もたいした事がなく、総武線も普通に動いていました。それを見て「どうせ西船橋で乗り換える事だし、そのまま乗るか」と考えたのですが、これが大失敗。徐行運転でやっと西船橋に着いたのはいいのですが、乗り換えのための階段は、前方・後方とも大混雑。階段を上がろうとしている人たちの行列がピクリとも動きません。
 そこで、すぐ近くにあったエレベーターを使うことにしました。こちらは階段と違って、人が動いているので、数回待てば必ず上に行けます。

 というわけで、しばらく前方の様子を見ていました。皆、早く上に行こうとしているために、少しでも早く乗ろうとします。しかし、当然ながら積載量を越えるため、動きません。ところが、最後に乗った数人はすぐには降りないのです。言うまでもなく、その人が降りればエレベーターは動き、しばらくして戻ってきた時は、その人は確実に乗れます。したがって、早く降りればその分早く上がれますし、中で頑張れば頑張るほど上がれる時間は遅くなります。にも関わらず、満員ブザーが鳴っているにも関わらず、その数人はしばらく動きません。
 数回待って、やっと中に入れた(というよりは後ろからの圧力で押し込まれた)のですが、やはり満員ブザーが。当然私はすぐ降りましたが、私より後から入った二人ほどはやはりなかなか降りません。1分くらい粘って(?)諦めて降りました。
 さて、次は確実に乗れます。と言っても降りてくる人がいるので、まずその人たちの道を空けねばなりません。後ろからの圧力に耐えつつ、必死にその道を維持したのですが、最後のほうから降りて来た輩が、私の腕をつかんで「お前が早く行きすぎるから降りられないんだ」などというわけの分からないいいがかりをつけてきました。もちろん、こんな低能を相手にして、時間を無駄にするわけにもいかないし、だいたい、周囲の人に迷惑がかかります。そこで、「後ろから押されているだけです。だいたい、こんなところで迷惑でしょう」と落ち着いて返答したら、あっさり手を離しました。
 そして何とか上がって乗り換えましたが、東西線も事故の影響が波及して徐行運転。普段なら乗ってから江戸川を渡るまで30分かからないのに、今日は倍の1時間かかりました。
 西船橋駅で混雑にもまれながら、ふと思い出したのが芥川龍之介の「蜘蛛の糸」でした。満員ブザーが鳴っても降りない輩と混雑にキレた輩を二人合わせるとちょうど蜘蛛の糸に登っている「カンダタ」になる感じです。いずれもちょっと考えれば、自分がいかに無意味かつ愚かな事をやっているか、分かるとしたものです。それが、「未来永劫の地獄の苦しみが続く事に対する恐怖」ならともかく、「ホームで身動きが取れない」くらいの焦りと不快感で、簡単に異常化するわけです。これが電車遅延でなくて大災害だったらどうなってしまうのかと思い、非常に不安になりました。

小野投手の好投と序盤の猛打で、首位攻防初戦を制する

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対スワローズは小野投手と石川投手が先発。両チームとも交流戦はここまでともに13勝4敗という、「交流戦首位攻防戦」です。昨年はマリーンズとホークスが優勝争いしていたわけですから、ある意味、二年目にして交流戦初の出来事と言えるかもしれません。
 試合前にマリーンズは右の中継ぎエースの藪田投手と、連休明けに中継ぎ転向して以来、6試合7イニングで1勝0敗自責点ゼロという左の中継ぎ準エース加藤投手が同時に登録抹消という緊急事態に。急遽、大卒新人の相原投手が昇格しています。
 試合のほうは1回裏、二死無走者から福浦選手が安打し、ベニー選手の内野ゴロが失策となって1・3塁に。そこから里崎選手とサブロー選手の連続二塁打で、初回にマリーンズが2点を先制します。
 さらに2回にはパスクチ選手が安打で出塁し、1死後に西岡選手・今江選手・福浦選手の3連続二塁打で再び3点を追加し、相手のエースから早くも6点を奪います。

 一方、小野投手は素晴らしい立ち上がり。最初の3回を完璧に抑えるなど、交流戦17試合で122得点のスワローズ打線を三塁も踏ませない投球で封じ込めます。一方、打線は6回に福浦選手が、8回にはベニー選手の犠飛で追加点を挙げ、計8点を挙げますが、今季最多となる毎回の16安打に2四球での8得点はやや拙攻と言えるかもしれません。また、福浦選手・パスクチ選手・今江選手の三人が猛打賞となっています。
 小野投手は7回1死1塁で指を痛め、すわ降板かと思いきや続投。続く打者を併殺に打ち取ります。そして8回も三者凡退で、三塁を踏ませないまま5年ぶりの完封をかけて9回のマウンドへ。先頭の米野選手に続き、昨年に続き交流戦絶好調の青木選手も打ち取り、簡単に二死を奪います。ところが、続くリグス選手に右翼席に13号ソロを打たれ、あと一人で完封を逃しました。
 小野投手はここまで6試合連続自責点1でしたが、不本意な形で、その記録を7に伸ばしてしまいました。しかし、続くラロッカ選手を三振に打ち取り、約1年ぶりとなる完投でチーム同率首位の4勝目を挙げています。これでチームは再び交流戦単独首位となっています。観客数は1万3千4百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対イーグルスは井川投手と山村投手が先発。イーグルスはスタメン捕手はカツノリ選手と、元タイガースバッテリーで甲子園での試合に臨みます。そしてイーグルスが初回に鉄平選手が四球・盗塁で好機を作り、昨日怪我ながら四番スタメンのフェルナンデス選手の適時打で先制します。一方、山村投手はその裏に赤星選手の死球・盗塁から犠飛と無安打で追いつかれますが、その後は抑えます。
 そして4回、昨日好返球の牧田選手の適時打でイーグルスが勝ち越します。その後、山村投手は古巣相手に7回まで5安打1失点と好投します。そのままイーグルスが1点リードで8回を迎えますが、先頭の代打・スペンサー選手が2試合連続となる3号ソロで同点に。さらに1死1・2塁から金本選手が5号3ランを放ってタイガースが勝ち越します。そして9回は久保田投手が抑え、5対2でタイガースが逆転勝ちしています。イーグルスは山村投手を引っ張りすぎたのが敗因かもしれません。もっとも、昨日、全てのリリーフ陣が登板しているので仕方がないのかもしれませんが。井川投手は8回7安打2四球ながら12奪三振2失点で4勝目、観客数は4万4百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対読売はダルビッシュ投手と内海投手が先発。初回に1死2・3塁から最近絶不調のセギノール選手が1ヶ月ぶりとなる6号3ランで先制します。さらに稲葉選手の8・9号を放ち、新庄選手にも2点適時打が出るなど、着実に中押し・ダメ押しをして12得点。ダルビッシュ投手は小久保選手と李選手のソロ2本のみに抑えての2失点完投で3勝目を挙げています。観客数は3万2千人ほどでした。
 静岡のベイスターズ対ホークスは高宮投手と新垣投手が先発。山崎選手の適時打でホークスが先制し、さらに新垣投手の内野ゴロが野選となって2点目。しかし、この時に新垣投手は足を痛めて、代走には育成選手から支配下登録されたばかりの西山投手が。そして柴原選手の適時打で本塁を踏み、初勝利にさきがけてプロ初得点を挙げています。結局、この回のホークスは打者10人で5点を挙げました。
 その裏、急遽登板の佐藤投手は計3点を失いますが、その後は竹岡投手以下がベイスターズ打線を無失点に抑え、8対3で勝利。観客数は7千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対カープは涌井投手と佐々岡投手が先発。初回に前田選手の適時打でカープが先制しますが、2回裏にライオンズが4連打で2点を取って逆転し、さらに福地選手が古巣相手にスクイズを決めて3点目。結果的にはこれが決勝点となり、3対2でライオンズが勝っています。涌井投手は8回途中まで6安打無四球2失点で6勝目。また、小野寺投手が13セーブを挙げています。観客数は1万人ほどでした。
 神戸の合併球団対ドラゴンズはオバミュラー投手と川上投手が先発。4回に1点を取り合ってむかえた7回表、合併球団は2死2塁の局面でここまで1失点のオバミュラー投手をあきらめて加藤投手につなぎます。ところがこれが大失敗で、加藤投手は連続適時打を喫して3対1とドラゴンズが勝ち越し。川上投手は8回を1失点で6勝目、岩瀬投手が18セーブ目を挙げています。これでドラゴンズはゲーム差なしながら、勝率の差で2位に浮上しています。観客数は1万5千6百人ほどでした。

2006年05月29日

行きも帰りも

[ 交通 ]

 出勤時、下車駅の一つ手前で急に半蔵門線の電車が止まりました。実は田園都市線で飛び込み自殺があったためなのですが、「人身事故で運転を見合わせています」と言うのみで、運転再開見込みなどは一切言いません。まあ、うかつに言うと、予定が変わった時に切れた客が何するか分からない、というのがあるのでしょうが・・・。
 私は一駅なので出て歩いたのですが、車内にとどまった人は30分以上待たされたようです。こういう時に思うのですが、過去のデータをもとに「運転再開までの見込み時間」くらいは出せないのでしょうか。実は、こういう時に一番困るのは、「別の手段で行こうとして電車を降りた直後に電車が動き出す」という事です。もちろん、これを完全に防ぐのは無理ですが、せめて「過去の平均・最長・最短」を出せば、判断基準くらいにはなると思うのですが・・・。

 あと、止まったにも関わらず、改札以外にはその告知はありませんでした。特に改札までの距離の長い入口にはなんらかの告知をしてもいいと思うのですが・・・。
 さらに今日は、帰りも電車に乗る直前に東西線で車両故障が発生。私が乗る頃には運転再開をしていたのですが、かなりの徐行運転。終点の二つ手前の駅で3分止まり、さらに終点の駅に入りかけたところでホーム混雑防止のために2分ほど停車したほどでした。
 別に大混雑の車両で立つような羽目にはなりませんでしたが、朝も夕も事故に直撃されると、普段より疲れます。

カープ、延長12回で勝ち越す

[ 野球 ]

 今日は雨天順延になった仙台のイーグルス対カープ戦のみが行われました。先発は朝井投手とロマノ投手でしたが、朝井投手は立ち上がりに四球を連発。1死満塁から前田選手に2点適時打を喫し、この回で降板となりました。一方、中心選手の礒部選手が試合前の怪我で欠場したイーグルスはロマノ投手の前に3回まで無安打。さらに連続本塁打など絶好調のフェルナンデス選手が、足を痛めて途中退場してしまいます。
 しかし3回に無死1・3塁から、新井選手が連続失策をおかし、イーグルスが同点に。5回に嶋選手の8号ソロでカープが勝ち越しますが、6回に憲史選手の適時二塁打でイーグルスが再び追いつきます。ロマノ投手はイーグルス打線を4安打に抑えましたが、失策もあって計3失点でこの回で降板しています。

 一方、イーグルスは小刻みすぎる継投。2回から登板の二番手の藤崎投手は5回途中まで投げましたが、一昨日の勝利投手である川井投手が三番手に登板し、一人だけ投げて降板します。その後も細かい継投を続け、8回途中で小倉投手が登板した時点で、同点にも関わらず、残る投手は三人しかいません。にも関わらず、9回2死から登板の河本投手が四球を出すと福盛投手を投入します。
 その甲斐あって9回まで13安打されながら3失点で抑えます。しかし、打線がカープの継投の前に抑えられ、6回の憲史選手の適時打以降は無安打。8回以降は走者すら出せません。
 そして福盛投手は11回まで無安打で抑えたものの、12回から登板の谷中選手が末永選手に左翼を越える適時二塁打を打たれます。続く森笠選手の安打で本塁突入した末永選手は、牧田選手の「レーザービーム」でアウトにし、1点差にとどめますが、カープには大きな勝ち越し点が入りました。
 そして10回から登板し、走者を出さなかった永川投手がその裏も3人で抑え、今季初勝利を挙げています。観客数は1万4百人ほどでした。
 それにしても、万が一12回に谷中投手が打球を受けたりして登板不能になったら、誰を出すつもりだったのでしょうか。ちょっと気になりました。

2006年05月28日

儲けた気分

 朝、起きたらなぜか月曜日だという気分になり、出勤モードになっていました。歯を磨きながら、今週の仕事予定を考えたり、先週を振り返ったりしているうちに、日曜日の記憶が全くない事に気づきました。確かに最近、飲みに行ったら、帰り道の記憶が完全に欠落していた、などという事はあります。とはいえ、一日丸ごとの記憶がない、というのも変だ、といろいろ頭の中を整理しているうちに、「今日は日曜日だ」という事を気づきました。
 確かに先週はえらく時間のたちかたが早く、あっという間に金曜日になっている、という感じでした。その感じ方が週末になっても持続されていたのでしょうか。
 いずれにせよ、一度月曜かと思ったのが日曜だったわけです。単に自分が勘違いしていただけとはいえ、えらく儲けた気分になりました。

昨年に続き、敵地で読売三タテ

[ 野球 ]

 今日は夜に用事があったので、唯一のナイターだったマリーンズ戦のみ観戦できませんでした。
 したがって、携帯観戦となった東京ドームの読売‐マリーンズ戦は西村投手と渡辺俊介投手が先発。西村投手と言えば高卒時のドラフトでマリーンズが指名の意向を示したところ、強硬に読売希望を主張。それでも編成が指名しようとしたところ、就任したてのバレンタイン監督が「そのような選手は獲るな」と命じたといういわくのある選手です。
 初回、マリーンズは1死2塁を、読売は無死1・2塁をともに逃します。

 続く2回表、マリーンズは今江選手の二塁打などで好機を作り、平下選手の併殺崩れで先制しますが、その裏に小坂選手に適時打を喫して同点に。さらに4回に今江選手の4号2ランで勝ち越すも、5回裏に渡辺俊投手が李選手に2試合連続となる12号2ランを喫して再び追いつかれます。
 こうして昨日同様、接戦で終盤に入りますが、7回表に読売二番手の林投手から福浦選手が4月19日以来となる2号ソロを放ってマリーンズが勝ち越します。福浦選手は連日の勝ち越し打を放っています。
 渡辺俊投手は6回まで9安打3四球と本調子にはほど遠いものの、前マリーンズの選手以外には打点を許さず3失点。そして7回は加藤投手と神田投手、8回は藤田投手が無失点に抑えます。
 そして9回表、読売は1点負けていながら豊田投手を投入しますが、先頭の堀選手がいきなり4号ソロを放ちます。さらに二死から大塚選手に二塁打が出て、今江選手の本日四安打目となる適時打などでこの回、計3点とダメ押しします。
 その裏、セーブがつかない局面になりましたが予定通り小林雅英投手が登板。相手の早打ちに助けられて、「きっちり4人」ならぬ「わずか4球」で四番から始まる打線を3人で抑え、マリーンズが7対3で勝っています。
 これでマリーンズは貯金が10に。また、東京ドームでの対読売連勝を6としています。読売は、3連戦で9得点中、前マリーンズ選手が5打点と、補強の効果はありましたが、及びませんでした。観客数は4万5千6百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースは松永投手とオクスプリング投手が先発。ライオンズが序盤で2点リードしますが、4回に失策で1点を返した後、24日に続いて1番DHでスタメン登場となったスペンサー選手が、前回に続いての2号3ランを放って逆転します。しかし5回に内野安打で出た福地選手が盗塁し、片岡選手の適時打で1点を返し、さらにカブレラ選手の適時打で同点となります。
 その後は8回から登板の藤川投手が6者連続三振を達成するなど、ともに継投陣が抑え、延長に入ります。そして10回裏にこの回から登板の久保田投手が1死2塁から中島選手に左翼越えのサヨナラ適時打を喫し、ライオンズのサヨナラ勝ちとなりました。観客数は3万6千3百人ほどでした。
 旭川のファイターズ対スワローズ戦は金村投手と石井一投手が先発。かなりの雨の中での試合開始でした。初回に宮出選手の適時打で今日もスワローズが先制しますが、2回に鶴岡選手の2号2ランでファイターズが逆転します。金村投手は、2回から6回まで3安打と立ち直りましたが、7回に無死から下位打線に連打され、犠打と青木選手の犠飛で同点となります。
 石井一投手も、2回以降は3安打無失点に抑え、2対2で8回裏となります。ところが、この回、スワローズ守備陣が大乱調。先頭の新庄選手の二塁フライが失策で出塁を許したのをきっかけに、失策と四球で1死満塁に。ここで、この回3人目となる松井投手がマウンドに上がりますが、代打の小田選手に対していきなり暴投。なんと無安打1四球でファイターズが勝ち越しました。
 そして、9回はマイケル中村投手が三人で抑えて試合終了。3対2でファイターズが勝ち、スワローズの連勝を止めています。観客数は2万2千6百人ほどでした。
 福岡のホークス対ドラゴンズは杉内投手と小笠原投手が先発。初回に松中選手の適時打でホークスが先制しますが、5回に追いついたドラゴンズが6回にアレックス選手の8号2ランで勝ち越し。その後も継投陣を打ち込んで、終わってみれば9対1の圧勝でした。小笠原投手が完投勝利を挙げています。なお、8回には育成選手から一気に一軍登録となった西山投手が初登板しましたが、失策もあって3点を失うデビューとなっています。観客数は2万9千3百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ベイスターズは前川投手と秦投手が先発。初回に連打と失策で満塁としたベイスターズが併殺の間に先制し、2回には吉村選手の7号2ランで突き放します。直後に合併球団も的山選手の適時打で2点を返して1点差としますが、その後は好投する秦投手の前に封じられます。
 今日の前川投手は四球は少なかったのですが、5回途中まで8安打。佐伯選手に適時打を打たれたところで降板となりました。そして7回裏に北川選手の3号ソロで再び1点差となった直後の8回表に、村田選手の15号ソロと石井選手の2点適時打でベイスターズがダメ押し。9回は昨日打ち込まれたクルーン投手が先頭打者に安打されますが、後は抑えてベイスターズが7対4で勝ち、連敗を止めています。観客数は2万5千4百人ほどでした。
 なお、仙台のイーグルス対カープは雨で中止。明日、同球場で行われますが、全額子供料金で入場できるそうです。

2006年05月27日

繁殖力

 昨年のいつだったか、家の近くの線路沿いに、誰かがケシ系の植物を植えました。それはしばらくして枯れたのですが、最近になったまた同じ場所に生えてきました。ところが、今度は別の植物と混在しており、誰かが植えた、という感じではありません。
 その後しばらくして、道を隔てた電柱脇にあるわずかな土にまで、そのケシ系の花が咲きました。さらに我がアパートの片隅、さらには裏手にまで生え出しました。
 そして今日、津田沼まで散歩したのですが、線路沿いのところどころに同じ花がポツポツ咲いています。なんと、津田沼駅前の花壇にまで「進出」していました。
 これらの全てが線路沿いから飛んだ種かどうかは分かりませんが、その繁殖力には驚かされました。この調子だと来年の今頃はどうなっているのか、ちょっと怖いものがあります。
(※クリックすると、別窓で大きい写真が開きます)。

終盤に競り勝って3連勝

[ 野球 ]

 東京ドームの読売対マリーンズは工藤投手と清水直行投手が先発。昨日はスタメン二塁が新人の根元選手でしたが、今日は左の工藤投手という事もあって堀選手がスタメン。そのため、両チームあわせて18人中11人が、「マリンの優勝記念碑に手形を残した人」となりました。さらに読売は1999年ホークス日本一時のエースと4番もスタメンに入れているわけです。
 試合のほうは初回、1死から堀選手と福浦選手が連打し、ベニー選手の適時打で昨日に続いて先制します。さらに3回はパスクチ選手の4号ソロが出て2点目を挙げます。
 清水直投手は、先頭打者に安打された後は9人連続で抑えました。しかし4回、先頭の鈴木選手の打球をダイレクトで取りに行ったベニー選手がそらして三塁打に。さらに続く二岡選手の遊ゴロを西岡選手が本塁に悪送球して1点を返され、さらに1死後に連続四死球で満塁になった後、内野ゴロの間に1点を返され、同点とされます。

 さらに5回には2死無走者から安打された後、李選手に右翼席上の壁に直撃する11号2ランを打たれ、勝ち越されます。直前のマリーンズの攻撃では小坂選手の美技がありましたし、この5回の攻防は「昨年の優勝メンバー大活躍」と言えるでしょう。清水直投手は6回まで投げて5安打3四死球で4失点・自責2。球数は118球でした。
 一方、昨年のマリーンズ戦はいずれも序盤KOだった工藤投手ですが、今日はこの時点で勝ち投手の権利を獲得。しかし7回1死からサブロー選手が1ヶ月と1週間ぶりとなる4号ソロを左翼席に放って1点差に。そして8回には二番手の久保投手に対し、先頭の堀選手が安打し、続く福浦選手が右翼線方面に二塁打を放って2・3塁とした後、ベニー選手に犠飛が出てついに同点に追いつきます。
 マリーンズは7回から登板の加藤投手が2回を無失点に抑え、9回から登板の藤田投手も先頭打者に安打されるも牽制で刺し、三者凡退に抑え、マリーンズとしては交流戦で早くも4度目となる延長に入ります。
 そして10回表、読売4番手の福田投手が先頭の西岡選手に四球。続くは代走から入った根元選手。福田投手とは昨年まで東北福祉大で一緒にやっていました。サインを確認する根元選手を見た解説の星野仙一氏は「ここは絶対バントに決まっているでしょうに」と言っていましたが、ベンチの作戦はヒットエンドラン。これが見事に決まり、無死1・3塁に。同期対決は根元選手の勝利となりました。そして続く福浦選手の本日三本目の安打が貴重な勝ち越し適時打に。さらに続く延長戦に強いベニー選手も適時打を放ち、2点を勝ち越します。
 その裏は小林雅英投手が登板。得意の「きっちり4人」で抑え、18セーブ目を挙げています。これでマリーンズは連敗後の3連勝。観客数は4万5千9百人ほどでした。
 ところで、今日は最初はG+を見ていたのですが、アナウンサー氏が物を知らなさすぎ。一度ならず、「小坂選手は怪我で西岡選手にレギュラーを奪われ、新たな働き場所を探して読売に行った」などと言っていました。確かに、一昨年に小坂選手が怪我した事は、西岡選手が台頭した要因の一つになっています。しかし、昨年のマリーンズは「二遊間三人制」。確かに、小坂選手は規定打席に届きませんでしたが、堀選手を含めた三人がレギュラーだったわけです。しかも、そんな事を言っている間に、小坂選手を紹介する画面では「2005年ゴールデングラブ」という表記が出ていました。レギュラーを奪われてゴールデングラブを獲得、というのは意味不明です。ついでに言うと、小坂選手は金銭トレードですから、「新天地を求めた」などという事もありません。あまりのひどさに、途中からNHKに切り替えてしまいました。まあ、この局は数年前のオールスターに小坂選手が出た時に「ロッテオリオンズの小坂」と言ったアナウンサーもいるわけですから、それがこの局の水準なのかもしれませんが・・・。
 なお、昼にタイガースが勝ったため、セリーグは首位が交代しています。

 福岡のホークス対ドラゴンズは寺原投手と朝倉投手が先発。初回に福留選手の適時打でドラゴンズが先制すると、同点で迎えた3回には福留選手の12号ソロで勝ち越します。その後、ズレータ選手の12号逆転2ランが出てホークス1点リードでむかえた5回表、走者を二人置いてまたも福留選手が逆転の2点適時三塁打を放ちます。次に二塁打が出ればサイクルでしたが、その四打席目は三振でした。
 朝倉投手は7回を3失点に抑え、後は平井投手と岩瀬投手の必勝継投で4対3でドラゴンズが勝利。福留選手が全打点を挙げています。観客数は2万7千人ほどでした。
 神戸の合併球団対ベイスターズは平野佳投手と門倉選手が先発。ベイスターズ3点リードで迎えた9回裏から登板したクルーン投手が乱調で、合併球団が逆転サヨナラ勝ち。6失点ながら完投した平野佳投手が5勝目を挙げています。観客数は2万3千5百人ほどでした。

 デーゲームは3試合。所沢のライオンズ対タイガースは西口投手と江草投手が先発。昨日、松坂投手の快投の前に抑えられたタイガース打線ですが、今日も西口投手の前に抑えらます。しかし、対する江草投手も好投。序盤は毎回のように得点圏に走者を進めますが、得点を与えません。そして、中盤からは尻上がりに調子を上げていきます。
 そして迎えた8回表、2死無走者から赤星選手が歩くと、続く檜山選手が適時二塁打を放ち、先制するとともに、タイガースに15イニングぶりの得点をもたらします。さらに金本選手にも適時打が出て、2対0とします。後は藤川投手と久保田投手の継投でライオンズ打線を完封リレー。タイガースが連敗を止め、また夜の結果により首位に立っています。観客数は3万3千人ほどでした。
 札幌のファイターズ対スワローズは江尻投手と藤井投手が先発。初回、リグス選手の12号ソロでスワローズが先制すると、2回に2死1・3塁から米野選手からの三者連続適時打でスワローズが追加点。江尻投手は、青木選手とリグス選手にはいずれも追い込んでからの適時打で、この回で降板となり、試合後に二軍降格を言われたそうです。
 藤井投手は5回まで1安打投球。6・7回と続けて満塁の危機を作りますが、いずれも凌ぎ、7回まで無失点で降板します。一方、ファイターズも二番手の鎌倉投手・三番手の武田勝投手が好投。二人合わせて3回から9回まで3安打無四球でスワローズ打線を封じますが、打線が抑えられ、そのまま4対0でスワローズが勝っています。観客数は2万5千2百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対カープは一場投手とダグラス投手が先発。新井選手の7号ソロで先制したカープが本塁打攻勢で4回までで4対1とし、一場投手をKOします。イーグルスの二番手はマリーンズから移籍したばかりの川井投手。2回を無安打に抑えます。すると6回裏に沖原選手の適時二塁打で2点差とし、さらに2死1・2塁からフェルナンデス選手に2試合連続・仙台では4試合連続となる11号3ランを放って逆転します。
 そして7回表の守備の際に野村監督はイニング途中でなぜかカツノリ捕手を藤井捕手に代えます。するとその裏、先頭の打席に入った藤井捕手が今季1号ソロを。これが結果的には決勝点となりました。
 イーグルスは7回は小倉投手が抑え、8回は河本投手が登板。ところが安打と失策で無死1・2塁とし、前田選手に適時二塁打が出て1点差となり、なお無死2・3塁となります。ここでイーグルスは守護神の福盛投手を投入。この危機を内野ゴロ二つと三振でしのぎ、さらに9回も内野安打のみの無失点に抑え、8セーブ目を挙げています。
 川井投手は移籍後初登板で、1年10ヶ月ぶりとなる今季初勝利。フェルナンデス選手・福盛投手とともにお立ち台に上がっています。また、イーグルスは連勝で交流戦初のカード勝ち越し。観客数は1万2千6百人ほどでした。

2006年05月26日

注文前に大満足

 津田沼パルコの6階にある韓国料理店に昼食を食べに行きました。半年ほど前、開店直後に行ったときは、プロジェクタを使って店内の壁で流していた韓国映画の宣伝映像ばかりが印象に残り、味のほうの記憶はあまりありませんでした。
 今回は、宣伝映像がないので、落ち着いて食事に専念できると思い、席につきました。当然ながら、店員さんがメニューと水を持ってきます。と思ったら、その水には色がついており、一口飲んだら、10数年前に当時住んでいた家の近くにあった韓国料理店で口にして以来、忘れられない味となったコーン茶でした。その後、ネット通販で飲んだ事はありましたが、店で飲んだのはその時以来です。真面目な話、この一杯だけで満足してしまいました。

 その後頼んだ冷麺もそこそこ美味く、満足できました。ところで、その冷麺が出てきたとき、持ってきた店員さんが「このままだと長いので、鋏を入れますか?」と尋ねました。了承すると、用意していた鋏で麺を切ったのですが、実はこれも10数年前の「初コーン茶」の店以来の体験でした。韓国には「コーン茶を出し、冷麺に客の前で鋏を入れる」というのがセットで習慣になっている地域があるのでしょうか。
 次は夜にこの店に行き、これまた10数年ぶりの「韓国焼酎のコーン茶割り」をぜひとも注文したいものだ、と強く思いました。

投・打・走とも冴えて快勝

[ 野球 ]

 東京ドームの読売対マリーンズはパウエル投手と小林宏之投手が先発。初回、西岡選手が四球で歩くと、二塁、さらには三塁に盗塁します。そして福浦選手の内野安打の間に生還し、無安打でマリーンズが先制します。その裏、失策で出した走者を小坂選手の進塁打で2塁に進まれ、二岡選手の適時打で同点に。しかし、1死1塁から李選手を併殺に打ち取り、小林宏投手は同点で止めます。
 そして3回表、2死無走者から今季初の二番に入ったフランコ選手・福浦選手の連打で1・2塁とし、一昨日に続いて二度目の四番に入った大松選手が右翼席に6号3ランを放ち、勝ち越します。大松選手は一昨日は3安打で今日は3打点、四番の期待にしっかり応えています。

 そして5回は先頭の小林宏投手が交流戦通算4試合連続となる安打で出塁すると、西岡選手とフランコ選手の連打で満塁にした後、福浦選手の適時打で中押し点。さらに大松選手の一塁ゴロを李選手が悪送球してこの回計3点を挙げ、今期無敗のパウエル投手をKOします。
 一方、小林宏投手は2回以降は毎回走者を一人ずつ出すものの、6回まで3安打3四球で1失点。7回に鈴木選手に今季1号本塁打を喫するなど、調子はあまり良さそうではありませんでしたが、読売打線を抑えます。そして8回に1番からの打順でこの試合初の三者凡退に抑え、9回も1安打されたものの、5安打3四球の2失点完投。無傷での4勝目を今季二度目の完投で飾っています。昨年MVPの勢いそのままに交流戦通算7連勝。観客数は4万4千人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースは松坂投手と福原投手が先発。前回、勝ったものの7失点した松坂投手ですが、今日は今季最高とも言える投球。4回まで無安打投球を見せます。一方、打線は3回に中島選手の適時打、4回に中村選手の4号ソロなど中盤に3点を取ります。
 松坂投手は5回に連打されて無死2・3塁としますが、そこから三者連続三振。その後も三振の山を築き、9回を3安打1四球14奪三振で完封勝利を挙げ、ライオンズが3対0で勝っています。観客数は2万4千1百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対スワローズは橋本投手とゴンザレス投手が先発。外国人枠の関係で、昨日無安打無得点のガトームソン投手は登録抹消となっています。初回にスワローズがいきなり3連打で2点を先制し、その後も3・7回に1点ずつ取ります。ゴンザレス投手は初回に1点を失ったものの、8回まで6安打無四球。ところが9回に連打で無死1・2塁となったところで降板して木田投手が登板。ファイターズもそこから適時打2つで1点差まで迫りますが、最後は何とか木田投手が凌いで4対3でスワローズが勝っています。観客数は2万1千7百人ほどでした。
 福岡のホークス対ドラゴンズは斉藤和投手と山本昌投手が先発。3回でホークスが暴投で先制しますが、7回まで両チームあわせてその1点のみ。そして8回に1死1・2塁でここまで1失点の山本昌投手を交代させますがこれが裏目に。二番手の岡本投手が四球で満塁とした後に適時打二つで4点を追加されました。斉藤和投手は4安打2四球で完封して6勝目。観客数は2万3千7百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対カープはグリン投手と黒田投手が先発。昨日、無安打無得点を喫したイーグルスですが、今日は2回に先制された直後に礒部選手の2号ソロで追いつき、4回にはフェルナンデス選手の10号満塁本塁打で早くも8点を取り、黒田投手を早々とKOします。一方、グリン投手は4回まで7安打ながら2失点。大量援護もあって次の回を抑えれば来日初勝利でしたが、なぜかここで降板。試合後の野村監督の談話によると、球数が80球近くになったので自ら降板したとの事でした。そしてこのリードを吉田投手・谷中投手らの継投で守り、イーグルスが10対2で快勝。吉田投手が今季初勝利を飾っています。観客数は1万1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ベイスターズは川越投手と三浦投手が先発。川越投手が8回を5安打無失点に抑えて5勝目。なぜか9回は大久保投手でなく、加藤投手と菊地原投手の継投でした。合併球団が2対0で勝ち、9連敗後の3連勝となっています。観客数は1万4千5百人ほどでした。

2006年05月25日

2006/5/25の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

接戦を制し、対タイガース初勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対タイガースは久保投手と下柳投手が先発。この組み合わせは2週間前の甲子園と同じで、その時は、久保投手が序盤で失点して敗戦投手になっています。しかし今日の久保投手は立ち上がりから好投。4回まで死球1つだけで全て三者凡退に抑えます。一方、打線は3回に下位で好機を作り、タイガースの守備ミスもあって1死満塁としますが、ここで堀選手が併殺打を打ってしまい、得点できません。
 しかし続く4回、福浦選手の内野安打とベニー選手の四球で無死1・2塁とすると、昨日好機で二度三振の里崎選手が、約1ヶ月ぶりとなる3号3ラン。昨日の汚名返上の一発でマリーンズが先制します。

 直後の5回表に久保投手は浜中選手の適時二塁打で1点を返され、なお無死2塁となりますが、後続を断ちます。
 久保投手は7回を3安打1死球で1失点。一方の下柳投手も3ランこそ打たれたものの、マリーンズ打線をその3点のみに抑え、8回を投げきります。
 マリーンズは8回は藪田投手が二塁打を一本打たれるも抑え、9回は当然ながら小林雅英投手が登板。ところが、先頭の檜山選手にいきなり安打されると、続くシーツ選手は中堅手の頭を越える適時三塁打に。犠飛でもボテボテの内野ゴロでも同点、という危機を迎えます。そして続く金本選手の打球は中前に抜けそうな当たり。ところがこれを、この回から守備固めで入っていた根元選手が飛びついて取り、二塁ゴロに。さらに浜中選手は内野ゴロで2死に。そして片岡選手には右翼線にあわや同点適時二塁打というファウルを二つ放たれますが、最後は三振に打ち取って試合終了。3対1でマリーンズが勝ち、5戦目にて今季タイガース戦初勝利となっています。
 観客数は今季2番目の入りとなる2万8千597人。昨年はタイガースと読売戦では超大幅値上げを刊行したため、三連戦の平均は2万人を切りましたが、今年はさほど値上げがなかったため、天気のいい本日はこの大入りでした。来年はぜひ、タイガース戦も読売戦も通常料金でやってほしいものです。

ガトームソン投手、ノーヒットノーラン達成

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対イーグルスはガトームソン投手と愛敬投手が先発。スワローズは初回にラミレス選手の犠飛とラロッカ選手の13号2ランで3点を先制します。一方、ガトームソン投手は初回に失策で走者を出したものの、後は無安打投球。一方打線は5回にラミレス選手の8号2ラン、6回にはガトームソン投手自らの適時打と追加点を挙げて6対0とします。
 6回に塁上に残ったガトームソン投手ですが、その疲れもなく7回は中軸を三者連続三振。8回も三者凡退に抑えて9回表のマウンドに上がります。

 先頭の代打・吉岡選手は二塁ゴロに。続く、先月に無安打無得点を阻止(?)した鉄平選手も中飛に。中堅手は俊足の青木選手ですが、緊張のせいか、かなり慌てた足取りでした。そして続く高須選手も初球を打って左飛に。守備固めで入った飯山選手は一度後退した後に前進しましたが、何とか取って試合終了。ガトームソン投手が無安打無得点を達成し、スワローズが6対0で勝ちました。
 ガトームソン投手は日米を通じて初の完投。それがいきなりこの大記録になったわけです。スワローズの無安打無得点と言うと、1995年のブロス投手と1997年の石井一投手が記憶に残っています。ともに追ってくる相手に直接食らわせ、優勝を確定させる無安打無得点試合でした。その時のスワローズはいずれも野村監督で古田捕手でした。それ以来のスワローズの無安打無得点試合の時、野村監督は相手球団で、古田捕手は「監督兼任二番手捕手」になっているのですから、時の流れというのは面白いものです。観客数は1万4千3百人ほどでした。

 東京ドームの読売対ファイターズはグローバー投手と八木投手が先発。6回に稲葉選手の適時打でファイターズが先制し、新庄選手の犠飛と木元選手の適時二塁打で計3点を挙げます。八木投手は6回まで2安打無四球。7回に1点を失ってマウンドを降りるも、8回に稲葉選手のダメ押しとなる7号2ランが出て、ファイターズが5対2で勝利。八木投手は防御率1位を守り、勝数でも1位に並んでいます。観客数は4万1千3百人ほどでした。
 福岡のホークス対ベイスターズは神内投手と土肥投手が先発。三試合連続スタメンで三番に入った大道選手が攻守に活躍。また、久々スタメンの松田選手も3安打2打点と起用に応えます。投げては神内投手が怪我で緊急降板したものの、継投陣がベイスターズ打線を9回の1点のみに抑え、5対1でホークスが勝っています。観客数は2万7千1百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ライオンズは佐藤充投手と宮越投手が先発。初回に3点を先制したドラゴンズが着実に追加点を挙げます。一方の佐藤充投手は、9安打3四死球でほぼ毎回走者を出しましたが、ライオンズの拙攻もあってプロ初完封。9対0でドラゴンズが勝ち、連敗を止めています。観客数は2万5千5百人ほどでした。
 広島のカープ対合併球団は大竹投手と吉井投手が先発。4・5回に合併球団が3点を取り、吉井投手は7回途中まで無失点。継投陣が1点を失ったものの、最後は大久保投手が抑え、3対1で合併球団が勝っています。観客数は1万1千6百人ほどでした。

2006年05月24日

ハブ茶

 ある店で飲み物のメニューを見たら、漢方系のハーブティー(?)のメニューがあり、その中に「ハブ茶」がありました。解説もあり、それによればこのハブ草の別名は「決明子(ケツメイシ)」だそうです。(なお、あるサイトには「ハブ茶≠決明子」と書いてありました。実際のところどうなんでしょうか)。
 「ケツメイシ」といえば、人気の音楽グループの名前です。しかし、この薬草の名を知らない私は、意味が分からず、勝手に「尻に挟んで名刺を出す楽団」を想像していました。視覚的印象としては、久米田康治さんの漫画に出てくる変人キャラみたいな感じです。まさか、そんな凝った由来だとは思いませんでした。
 話は全く変わりますが、そのハブ茶を飲みながら、ふと「ハブ茶とハブ酒って名前は似ているけれど、全然違う原料だよな」などという事に気づいたりもしました。

降雨コールドで連敗

[ 野球 ]

 今日も完全携帯観戦。その代わりに嫁さんは昨日・今日とマリンに行っていたので、明日あたりめもちょうに見物記が載るかと思われます。
 その千葉でのマリーンズ対タイガースは成瀬投手と杉山投手の先発。雨のため30分遅れの18時45分開始でした。ともに先発の左右が代わったため、マリーンズは6人、タイガースも3人を入れ替え。昨日打点を挙げた選手が全てスタメン落ちしていました。また、大松選手がプロ初のスタメン四番に抜擢されています。
 成瀬投手は初回の1死3塁は中軸を抑えて凌ぎましたが、2回にいきなり連打で先制され、さらに暴投で2点目が入った後、1番DHでスタメンのスペンサー選手の1号2ランで一挙4点を失います。
 3回裏、マリーンズは9番の渡辺正選手から3連打した後、福浦選手に2点適時打が出て、さらに抜擢に応えた大松選手の2打席連続安打で無死満塁とします。すると天気の事もあり、タイガースは早くも2番手の能見投手を投入。これが功を奏し、三者連続三振で逆転機を逸します。

 マリーンズも4回から登板の神田投手が好投してタイガース打線を2回で1安打に抑えます。そして5回裏、2死無走者から4番・大松選手の猛打賞となる安打からフランコ選手・ベニー選手の連打で再び満塁としますが、里崎選手がこの試合二度目の2死満塁での三振に。そして花火が終わった直後に雨が強くなり、そのまま4対2でコールドとなってしまいました。
 これで交流戦ではタイガースに4連敗。早くも負け越しが決まりました。甲子園で2連敗した後にマリンで連敗でしかも最後はコールドと、ちょうど昨秋の日本シリーズを逆にしたような感じです。観客数は2万1千5百人ほどでした。
 なお、昨日の事ですが、川井投手とイーグルスの新里捕手のトレードが決まりました。川井投手といえば、一昨年の合併反対署名の時に握手してもらっただけに、移籍はちょっと寂しいものがあります。一方の新里捕手ですが、2004年に近鉄バファローズに入団し、翌年にイーグルスで今年がマリーンズと、入団から3年連続で移籍という珍しい記録を達成。ぜひともマリーンズには定着してほしいものです。

 福岡のホークス対ベイスターズは和田投手と那須野投手が先発。2回に松中選手の11号ソロでホークスに先制された後は那須野投手も好投しましたが、6回に四球三つと犠飛と無安打で追加点。7回にベイスターズが追いつきましたが、直後に山崎選手の適時打で勝ち越したホークスが8回にも3点を追加し、6対2で勝っています。二番手の藤岡投手がプロ初勝利。観客数は2万6千3百人ほどでした。
 なお、ホークスは「育成選手」で獲得した西山投手と小斉投手を支配下選手登録。ともに二軍でトップクラスの成績をおさめているそうなので、順当と思えるのと同時に、「最初から普通に契約しておけば」という気もします。年俸こそ最低保障の440万円に「倍増」したものの、契約金はゼロとの事。もし一軍でも活躍したら、契約金分も含めた年俸アップをしてほしいものです。
 名古屋のドラゴンズ対ライオンズはマルティネス投手とギッセル投手が先発。出遅れながらの来日初登板のギッセル投手は初回に内野安打と四球二つで二死満塁にしましたが、2回から6回まで全て三者凡退。一方、ギッセル投手は打っても3回に安打を放ち、先制のホームを踏みます。その後も点を重ねて7回表で5対0に。そこからドラゴンズも反撃しましたが、最後は小野寺投手が抑え、5対4でライオンズが勝っています。観客数は2万5千2百人ほどでした。
 広島のカープ対合併球団は佐々岡投手とオバミュラー投手が先発。村松選手の先頭打者本塁打などで合併球団が3点を先制。一方、オバミュラー投手は6回を前田選手の7号ソロのみに抑え、来日初勝利。7対2で合併球団が勝ち、連敗を9で止めています。観客数は1万3千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ファイターズは内海投手とダルビッシュ投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万1千9百人ほどでした。
 なお、神宮のスワローズ対イーグルスは雨で中止でした。

2006年05月23日

2006/5/23の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

檜山選手の決勝本塁打で連勝止まる

[ 野球 ]

 今日も完全携帯観戦。千葉のマリーンズ対タイガースは小野投手と井川投手の先発で、1対1でむかえた11回表に2番指名打者の檜山選手が藪田投手から決勝となる2号ソロを放ち2対1でタイガースが勝利。マリーンズの連勝は9で止まりました。逆にタイガースは首位に0.5ゲーム差に迫ってます。ぜひとも今週後半には首位に立ってほしいものです。観客数は1万9千7百人ほどでした。

 東京ドームの読売対ファイターズは西村投手とリー投手の先発。序盤で小刻みに得点したファイターズが5対3で勝利。観客数は4万1千1百人ほどでした。
 広島のカープ対合併球団はロマノ投手とデイビー投手の先発でカープが12対4で勝利。ロマノ投手は今季初勝利。合併球団は9連敗となっています。観客数は9千7百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ライオンズは川上投手と涌井投手の先発。移籍1年目で1番に入った福地選手の3塁打と本塁打などがあり、ライオンズが4対1で勝っています。観客数は2万5千4百人ほどでした。
 福岡のホークス対ベイスターズは新垣投手と高宮投手が先発。初回に多村選手の4試合連続となる6号ソロなどで先制したベイスターズ5対2で勝っています。新垣投手は今季初黒星。観客数は2万4千6百人ほどでした。
 長野のスワローズ対イーグルスは石川投手と山村投手が先発。3回に4点を先制したスワローズが、その後も得点を積み重ねて13対4で勝利。観客数は1万2百人ほどでした。

2006年05月22日

四周目

 本日をもって37歳になりました。よく、同じ干支になる12歳差を「一回り違う」という表現をします。それにならえば、人生の四周目を迎えた、と言えるかもしれません。
 そしてこの一周が終わった時はもう48歳。「初老」になっているわけです。12年後の夢として明確なものは既にあります。それを実現させるためにもこの「四周目」を頑張っていきたいものです。

タイガース、合併球団を3タテ

[ 野球 ]

 今日は金曜の試合が雨で流れた甲子園のタイガース対合併球団戦のみが行われました。先発はオクスプリング投手と前川投手。昨年、タイガースに所属してウエスタンで防御率1位を取った前川投手は「凱旋登板」となります。
 初回、2安打と犠飛で合併球団が先制しますが、その裏、赤星選手が四球→盗塁→内野ゴロで3塁に進み、シーツ選手が犠飛と、タイガースが無安打で追いつきます。シーツ選手は6試合連続打点です。

 そして3回、先頭のオクスプリング投手が二塁打で出塁し、赤星選手の適時打で勝ち越します。オクスプリング投手は交流戦に入ってから3試合連続安打・得点と打撃も好調です。追いつかれた直後に前川投手は四球を連発し、この回限りで降板となりました。そして合併球団二番手のユウキ投手に対し、4回には鳥谷選手の3号ソロ、5回には不振が続く今岡選手の6号3ランと着実に追加点を挙げます。
 この大差のため、今日のタイガースは主力救援陣を温存。太陽投手が2回を、そして最後は前川投手と交換でタイガースに来た相木投手が古巣相手に最後を締め、8対2でタイガースが快勝してます。
 これでタイガースは合併球団を3タテにし、試合のなかった首位読売とのゲーム差を1.5としています。一方の合併球団は8連敗となりました。観客数は3万3千人ほどでした。

2006年05月21日

犠飛3つで逆転勝ちして9連勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ドラゴンズは渡辺俊介投手と小笠原投手が先発。今月まだ勝ち星のない渡辺俊投手ですが、今日の立ち上がり、1死からポテン安打と四球で1・2塁とし、ウッズ選手とアレックス選手に連続適時打を喫し、あっさり2点を先制されてしまいます。しかし、そこからは立ち直り、2回以降は、ドラゴンズ打線を翻弄します。
 一方、打線は2回まで小笠原投手相手に安打が出ません。3回にパスクチ選手の右翼への飛球が「三人お見合い」となって二塁打になりますが、得点には結びつきません。
 しかし四回、福浦選手が歩いた後、里崎選手の右翼への飛球を福留選手がグラブに当てて落として二塁打となり2・3塁に。ここでベニー選手に犠飛が出てまず1点を返します。

 続く5回、1死から9番に入っている堀選手が右翼へ飛球を放つと、今度は福留選手が体に当てて落としてまた二塁打に。何とここまでマリーンズは3安打のみで、それがいずれも右翼への二塁打。しかもいずれも福留選手の守備が原因となっています。続く西岡選手が三遊間を抜く、この試合マリーンズ初の「クリーンヒット」で1・3塁とし、今江選手の犠飛で同点に追いつきます。
 そして続く6回、1死からベニー選手が安打で出塁し、暴投で2塁へ。さらにベニー選手は3塁に盗塁。右のサブロー選手が打席といえ、バッテリーの隙を完全について好走塁でした。これで楽になったサブロー選手はきっちり犠飛を打ってついに逆転。3イニング連続犠飛というのはかなり珍しいのではと思います。
 今月に入ってからの渡辺俊投手は、中盤に好投してもある回から四球をきっかけに突如崩れる、というパターンが続きました。そのため、好投が続いても昨年ほど安心して見ていられません。しかし、今日は終盤に入ってからも四球を出しません。結局、初回こそ2点を取られたものの、2回から8回までは3安打無四球とほぼ完璧にドラゴンズ打線を抑えました。
 そして9回は小林雅英投手が登板。試合前にV社による新リリーフカーの授与式があり、小林雅投手が藤田投手・藪田投手とともに出場しましたが、その新車は6月から登場という事で、従来の車での登場となりました。
 その小林雅投手ですが、いきなり先頭のアレックス選手に二塁打を打たれ、続く「ピンチバンター」の川相選手に犠打を決められ、1死3塁と犠飛で同点の場面を作られます。しかし、続く森野選手を三振に打ち取り、2死から登場の代打・立浪選手も中飛に打ち取って試合終了。終わってみれば十八番の「きっちり4人」でした。
 ヒーローインタビューは渡辺俊投手と小林雅投手が登場。渡辺俊投手は開口一番「疲れました」と一言。勝ち星から遠ざかっていただけに実感がこもっていました。一方、小林雅投手は「きっちり4人」の事を自ら言及し、「打ち取れる打者をチョイスしているから」と言っていました。
 これで9連勝。ファイターズ・ライオンズがともに負けたため、2位とのゲーム差は2となっています。観客数は今季2番目の入りである2万8千107人でした。なお、この試合終了の約8時間半後にスワローズが敗れたため、パリーグのみならず、交流戦での首位にも立っています。

 甲子園のタイガース対合併球団は江草投手と平野佳投手が先発。1回裏、失策がらみで好機を作ったタイガースがシーツ選手の5試合連続打点となる適時打で先制し、さらに檜山選手の適時打、そして鳥谷選手の投ゴロが「追いタッチ」の形で適時内野安打になり、防御率1点台の平野佳投手に対していきなり3点を先制します。
 江草投手は4回まで2安打無四球と好投しましたが、5回1死から突如乱れて三者連続四球。そこで2点適時打を喫し、1点差に迫られます。しかし6回、前の回から登板の三番手・菊地原投手に対し、2死から安打で好機を作ると、投手の打順に浜中選手が代打で登場。合併球団は右の浜中選手に対し菊地原投手を続投させますが、これが裏目に出て、左翼ポール際に、約1ヶ月ぶりとなる2ランを放って貴重な追加点。その後、能見投手が1点を返されますが、最後は藤川投手と久保田投手で逃げ切って5対3でタイガースが勝っています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 広島のカープ対ファイターズはダグラス投手と金村投手が先発。2回に栗原選手の8号、3回には嶋選手の6号と2ラン2発でカープがリードします。5回まで1安打に抑えられていたファイターズも6回に小笠原選手の7号ソロなどで2点差に迫りますが、直後に前田選手の5号ソロで突き放したカープが最後には6対2で勝っています。ファイターズは交流戦初のカード負け越しとなっています。観客数は2万7千5百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ライオンズは門倉投手と松永投手が先発。新人の松永投手はプロ初登板初先発です。初回、死球と失策の後、佐伯選手の適時二塁打でベイスターズが先制し、続く多村選手に3試合連発となる5号2ランが出て一挙4点を先制。その後も点を重ね、4回途中で松永投手をKOして7対0とします。久々の先発となった門倉投手は5回を無失点。その後失点したものの、継投陣が抑え、9対5でベイスターズが勝っています。観客数は1万8千8百人ほどでした。

 ナイターで行われた神宮のスワローズ対ホークスは石井一投手と杉内投手が先発。石井一投手は制球が悪く、初回は3四球で満塁に。ここは凌ぎましたが、3回二死無走者から連続四球を出し、ズレータ選手がチーム初安打となる11号3ランを右翼席に叩き込み、ホークスが先制します。一方、杉内投手は5回まで3安打無失点ですが、6回二死無走者から連打と四球で満塁とし、宮本選手の2点適時打で1点差に迫ります。
 直後にホークスが松中選手のあわや本塁打というフェンス直撃の二塁打で勝ち越しますが、その裏、先頭の青木選手が二塁打を放ち、1死後の内野安打で1・3塁に。続くラミレス選手の打席で藤岡投手の球は本塁ベース近くで大きくはねます。これを見て青木選手は本塁突入をはかりますが、跳ねたボールは真上に上がっており、タッチアウト。直後にラミレス選手が安打し、暴投の間に二塁に進んでいた三木選手が生還して1点差となっただけに不運なプレーでした。
 そしてともに投手をつないで迎えた4対3でむかえた9回裏、先頭の青木選手が四球であるいて盗塁。リグス選手の安打は当たりが良すぎて1・3塁となり、その後内野ゴロと敬遠で1死満塁に。ところが続くラロッカ選手の打席で馬原投手が暴投し、スワローズが同点に。さらに敬遠で1死満塁とサヨナラの絶好機になりますが、ここは馬原投手が踏ん張り、宮出選手を三球三振にするなど、連続三振で切り抜けます。
 これで延長戦に入り、同点のまま迎えた12回表、七番手の吉川投手から先頭のズレータ選手が二塁打を放ち、犠打で進塁。そして二死後に途中から入っていた山崎選手が右前に弾き返してホークスが再び勝ち越し。さらに走者がたまった後、大村選手が右越の2点適時打を放って、計3点を勝ち越しました。
 その裏、6番手の佐藤投手からスワローズもいきなりの3連打で無死満塁と、一発出れば逆転サヨナラの好機を作りましたが、そこからリグス選手・三木選手、さらにはラミレス選手が倒れ、試合終了。ホークスが7対4で勝ちました。スワローズは交流戦の首位から陥落しています。観客数は2万1百人ほどでした。
 ところでこの試合、大学野球が長引いた関係で18時50分と30分遅れて開始。それにこの延長12回のため試合時間は5時間22分、そのため終了時刻は0時12分。仮に私が最後まで観戦していたら、もう家に帰れませんでした。もちろん、5時間を越える試合というのは稀ですが、実際にこういう事もあるわけです。大学野球の伝統とのかねあいもあるので、いろいろ調整は大変だと思いますが、このような事が起きないような方策をとってほしいものだと思いました。
 仙台のイーグルス対読売は有銘投手とパウエル投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万2百人ほどでした。

うまく出来ている

 昨日も書いたように、貰ったタダ券でのデーゲーム観戦に行きました。普段使っている席は、屋根の下で仮に雨が降っていても傘なしで観戦できます。当然ながら、日差しも入ってきません。ところが、昨日の席は、日光が直撃する場所でした。しかも、最低気温21度という暑さですから、その日差しは強烈。半袖で行った嫁さんは、腕が真っ赤に焼けてしまいました。
 一方の私は長袖を着ていたので、腕は全くもって無事でした。その時は、自らの服装の選択を自慢していたのですが、夜、風呂に入って顔を洗っているとき、額の手触りがなんか変な事に気づきました。上がって鏡を見ると、額と鼻の頭が真っ赤に焼けています。やはり、特に対策せずに激しい日差しにさらされて、完全に無事、というわけにはいかなったようです。
 そこで、今後もし同様の事が生じた場合の対策を考えました。日焼け止めを塗るとか、目出し帽をかぶる(!)とか考えたすえに、「顔の上半分くらいへの日差しを避ける帽子があればいい」という結論に達しました。で、それはどんなデザインの帽子だろうか、と考えた結論は「野球帽」でした。
 もちろん、野球帽は選手のためのもので観戦する人のために作られたわけではありません。とはいえ、考えた末の結論がそこにいきつく、というのは、我ながら面白いと思いました。

2006年05月20日

99%

 カカオに含まれるポリフェノールの抗酸化機能が健康にいい、という事で、カカオに比率を高めたチョコが発売されています。その中の究極的存在である「99%」というのを嫁さんが買ってきました。
 幼少時はチョコが好きだったのですが、年とともに甘いものが苦手になっていき、縁遠くなっていました。ところが、このチョコは名前の通りカカオ99%ですから、砂糖はほとんど入っていません。したがって、私をチョコから遠ざけた「甘さ」がないわけです。そのため、この「99%」は、私にとっては「チョコから苦手な部分を取り去ったもの」となりました。
 というわけで、ちょっとしたお茶うけはもちろん、酒のつまみなどにも愛用しています。まあ、普通の板チョコ半分くらいで210円と高価なので、そうバリバリと食べることはできませんが・・・。
 ちなみに、この商品で一番心配なのは「ポリフェノール」の存在だったりします。先日、あれだけ有り難がられていた「イソフラボン」が、実は摂りすぎると問題が生じる、という報告がありました。同様に、ポリフェノールについても、「それだけを摂りすぎる」というのは不自然なのでは、という気がしなくもありません。というわけで、次はぜひ、「砂糖不使用・ポリフェノール抑え気味でその分安価」の「99%チョコ」を開発してもらえれば、と思っています。

8連勝で単独首位に

[ 野球 ]

 津田沼パルコで当たったタダ券を使ってマリンスタジアムにマリーンズ対ドラゴンズ戦を見に行きました。場所はSS席のネット真後ろで後ろから二番目でした。この近辺はシーズン予約が多いのか、上席にかかわらず空席がかなりありました。我々の座った前の列も人がいなかったのですが、試合が始まってしばらくすると、ブログでも大人気の今江選手の奥さんがお子さんを抱っこしてそこに座りました。どうやら、関係者は空席があれば好きに座れるようです。ちなみにその昨日のサヨナラのヒーローである今江選手でしたが、今日は休養日なのか最後まで出番がありませんでした。
 また、今日はドラゴンズのマスコット3体に加え、ナゴヤドームのチアガールである「チアドラ」もマリンに来てダンスを披露。また、5回裏のグランド整備時には、「マスコット対抗のベースランニングリレー」も開催されました。
 試合のほうは清水直行投手と朝倉投手が先発。初回はともに2死から二塁打を打たれ、2回は三者凡退、3回は無死から走者を出すが後続を抑えると、3回まで、非常に似たような投球内容で序盤は0対0で終わります。

 続く4回表、清水直投手は3番から始まる打線から簡単に二死を取ります。ところが続くアレックス選手は左翼方向に大飛球。行ったかとも思いましたが、最大14mの本塁方向の強風のおかげでベニー選手のグラブにおさまり三者凡退となります。
 その裏、マリーンズは1死から大松選手が三振しますが、この球が大きくそれます。一瞬、「バットを止めた」みたいなアピールを動作でしていた大松選手ですが、この捕逸を見てスタート。一気に二塁に達する「振り逃げ二塁打」となります。続く平下選手が本日二本目の安打を左前に落として1・3塁に。渡辺正選手の内野ゴロで三塁走者がアウトになって2死1・2塁に戻りましたが、続く西岡選手の一塁ゴロをウッズ選手がミットに当てて後ろに弾く失策。その間に二塁走者の平下選手が一気に生還し、マリーンズが先制しました。
 続く5回裏、先頭の福浦選手が二塁打で出塁すると、ベニー選手が一・二塁間を抜いてつなぎ無死1・3塁に。ここでフランコ選手が二塁手の左をギリギリで抜く適時打を放って2点目を挙げ、なお無死1・2塁とします。
 するとベンチはまず橋本選手に犠打で1死2・3塁に。さらに続く大松選手は初球をスクイズ。捕手前に転がり、ベニー選手は生還。なんとバント二つで3点目を奪いました。
 清水直投手は、5回に安打と四球で2死2・3塁として井端選手を迎えますがこれを抑え、7回の2死1・2塁も代打・高橋光選手を抑え、得点を許しません。そして8回裏、2死1塁からスタメン三塁の渡辺正選手が右中間を抜く適時三塁打を放ち、続く西岡選手も左翼頭を越える二塁打でダメ押しの2点を挙げます。
 9回表は4番からでしたが、清水直投手の調子は衰えず、簡単に二死を取ります。そして最後は昨年のマリンで打ち込まれ、今日も2安打と相性の悪い井上選手を三振に打ち取って試合終了。4安打3四死球の今季初完封で4勝目を挙げました。
 これでマリーンズは8連勝。ファイターズが敗れたため、単独首位となっています。また、試合終了後は先週に続いてステージでバレンタイン監督がファンとダンスを披露。さらに、幕張メッセで興業を行う予定がある新日本プロレスのライガー選手も始球式に続いて登場。チアガールのボンボンを持って監督と踊っていました。観客数は2万3千3百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対合併球団は福原投手と川越投手が先発。今季初登板となった福原投手ですが、初回に四球を出した後、6回まで完璧に抑える無安打投球を見せます。対する川越投手も5回を2安打と投手戦に。そして6回裏、1死2塁からシーツ選手の3試合連続となる適時打でタイガースが先制します。
 ところが7回表、先頭のガルシア選手に初安打されると、続く中村選手が7号2ランを放って逆転。そのまま9回裏になり、合併球団は当然ながら大久保投手が登板。しかし先頭の金本選手が4号ソロを放ち、タイガースが追いついて延長となります。
 そして10回裏、五番手の萩原投手が四球を出した後、関本選手に頭部死球をぶつけ、危険球退場となります。ちょうどこの時マリンから帰宅してTVをつけたのですが、緊急登板の本柳投手からシーツ選手が左翼席に9号サヨナラ3ランを放ち、5対2でタイガースが勝ちました。シーツ選手は今週3試合で8打点。ちなみにチーム全体で9得点です。これで合併球団は6連敗となっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 広島のカープ対ファイターズは黒田投手と江尻投手が先発。0対0で迎えた5回にカープが黒田投手のスクイズせ先制した後、連続本塁打で計4点を取ります。黒田投手は終盤に3点を取られましたが、完投で4勝目。観客数は2万1千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ライオンズは三浦投手と西口投手が先発。1・2回にソロ3本でベイスターズが3点リードします。そして4対1で迎えた7回裏、久々に一軍復帰の大沼投手が先頭の三浦投手を歩かせたのを筆頭に3四球で降板。このもらった好機にベイスターズは押し出しと適時打で4点を取ってダメ押し。さらにその途中で急に雨が降り、そのままコールドとなり、8対1でベイスターズが勝ちました。ライオンズは3試合連続の降雨コールドです。観客数は1万2千9百人ほどでした。

 ナイターは2試合。仙台のイーグルス対読売は一場投手と工藤投手が先発。初回にイーグルスが工藤投手の立ち上がりを攻めて2点を先制します。一場投手は3回に失策から1点を失いますが、5回まで3安打に読売打線を抑えます。ところが6回には李選手、7回には矢野選手とソロ2本で追いつかれてしまいました。
 工藤投手は6回3失点で降板。イーグルスは追いつかれた直後の7回裏に、久保投手から1死3塁から敬遠と四球で満塁としますが、リック選手が打ち取られます。
 一場投手は8回まで3失点ながら5安打無四球。ところが9回、李選手に本日初の四球を出すと、続く高橋投手が安打。小久保選手の犠打と四球で満塁とした後、矢野選手が勝ち越し適時打を放ちます。さらに二番手の河本投手が押し出し四球を出し、読売が2点を勝ち越します。
 ところがその裏、読売は豊田投手を投入しますが、鉄平選手と礒部選手の安打で1死1・2塁に。そして続くフェルナンデス選手が初球を左翼席に逆転サヨナラ3ランを放ち、6対5で勝ちました。イーグルスのサヨナラ本塁打は球団創設以来初めてです。観客数は2万1千人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ホークスは雨のため、18時50分の開始。先発は藤井投手と寺原投手でした。初回にラミレス選手の「風がなければ3ラン」という犠飛でスワローズが先制し、2回にもリグス選手の10号3ランで加点します。ホークスも中盤に反撃しますが、スワローズがそれ以上の追加点を挙げ、14対2で大勝しています。観客数は2万人ほどでした。

産地を書くのはいいのだが・・・

 とある居酒屋に行ったら「北海三色丼」というのがありました。いくら・鮭・蟹の乗った丼です。飲みに行く時に御飯ものは食べないので、別に注文はしませんでした。
 その後、勘定のとなってレジのほうに行きました。すると、そこには紙が張っており、メニュー全ての材料が記載されています。大豆製品に関しては、複数の原産国を記載するほど徹底しています。その中には「北海三色丼」もありました。ところが、いくらと蟹は確かに北海道産なのですが、鮭はチリ産となっていました。まあ、北海道で生まれた鮭は太平洋を回遊するそうですから、チリで取れても「北海産」と言えるのかもしれません。
 別に注文しなかったから、個人的には何もありませんでした。とはいえ、仕上げなどに「北海三色丼」を食べた後にレジに行ったら「うち一種は南半球産」と知ったらちょっと残念に思うのでは、などと思いました。

2006年05月19日

今季4度目のサヨナラ勝ちで今季初の7連勝

[ 野球 ]

 今日も完全に携帯観戦。千葉のマリーンズ対ドラゴンズは小林宏之投手と山本昌投手が先発でした。4試合連続無失点勝ち中のドラゴンズに対し、マリーンズ打線は3回まで走者が出せません。しかしながら、小林宏投手も初回に1安打されたものの、後は走者を許さない、という投手戦となります。
 そして4回裏、先頭の西岡選手が安打して初の走者を出すと、今江選手のバントが内野安打となり無死1・3塁に。ここで福浦選手が今季初犠打で走者を進めると、久々に四番に入った里崎選手の適時打でマリーンズが先制します。

 その後も投手戦は続き、マリーンズ打線は得点の入った4回以外は8回まで全て三者凡退と山本昌投手に抑えられます。対する小林宏投手も8回まで3安打無四球とドラゴンズを抑えます。6回の1死3塁、8回の1死2塁も凌ぎます。
 ところが今季2度目の完封がかかった9回表、先頭の井端選手に二塁打を打たれ、犠打で進まれた後、この試合初の四球を出し、ここで降板します。二番手は当然ながら、今季初の走者を背負っての登板となる小林雅英投手、いきなりウッズ選手に適時打を喫して同点とされてしまいます。しかし、続くアレックス選手は併殺に打ち取り、何とか同点で凌ぎます。
 そして迎えた9回裏、続投の山本昌投手に対し、西岡選手が4回以来の走者となる安打で出塁すると、今江選手が左翼線を破り、俊足の西岡選手は一気に生還。今季4度目、マリンでは3戦連続となるサヨナラ勝ちで7連勝を達成しました。観客数は1万4千2百人ほどでした。

 今日は全国的に雨な上に、6試合全てが屋外球場。9回まで行われたのはこのマリーンズ戦だけで、後の3試合はいずれも8回コールドという珍事。残る2試合は雨で中止でした。
 広島のカープ対ファイターズは大竹投手と八木投手が先発。5回にファイターズが金子選手の適時打で先制すると、続く八木投手もプロ初安打初打点となる適時二塁打を放つなど、この回一挙4点。その八木投手はカープを8回まで4安打無四球無失点に抑えます。そして9回表に森本選手の5号ソロでダメ押しの6点目を挙げ、さらに1死1塁としたところで降雨コールドに。八木投手は8回無失点ながら「プロ初完封」。まあ、福岡の「10回無安打無失点で勝ち星つかず」を考えれば、このくらいの「得」はあってもいいでしょう。観客数は1万3千8百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ホークスは館山投手と斉藤和投手が先発。初回に松中選手の9号3ランでホークスが先制し、1点差に迫られた6回には松田選手の適時打の後、斉藤和投手の2点適時打で突き放します。そして7回1死から登板の藤岡投手が7・8回あわせて5者連続三振として8回裏終了時点で降雨コールド。ホークスが6対3で勝っています。斉藤和投手は5勝目で藤岡投手はプロ初セーブ。次の登板で5連続三振を奪ったら「日本新記録」になるのか、という興味も残しました。観客数は1万5千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ライオンズは秦投手と松坂投手が先発。カブレラ選手の2ランで先制したライオンズが2対1で迎えた4回表に中村選手の2点適時二塁打で勝ち越した後、松坂投手にも適時二塁打が出ます。大差になった後の松坂投手は直後に多村選手に3号2ランを打たれるなど7回7失点と今季最悪の出来ながら6勝目を挙げています。観客数は9千2百人ほどでした。
 なお、甲子園のタイガース対合併球団と仙台のイーグルス対読売は雨で中止でした。
 というわけで、今日はセリーグ主催で行われた3試合でいずれもパの打者が適時打を打ち、かついずれも8回降雨コールドという、かなり珍しい一日でした。

「名曲」の元となったCMソング

 駅でキリンビバレッジの「ポストウォーター」の広告を見ました。会社のサイトやプレスリリースでは「新発売」とうたっていますが、10年ちょっと前にも同名の商品は出ています。
 その商品そのものはたいして飲まなかったのですが、CMソングはよく覚えています。その曲は筋肉少女帯の「君よ、俺で変われ」という曲なのですが、TVで流れた歌詞は、「替え歌」になっており、サビは「ポストーウォーターが好き」になっていました。
 当時は「何か妙な事をやっているな」というくらいにしか思っていませんでしたが、数年後に大槻ケンヂ氏の随筆を読んだら、タイアップのためにこのような事をやらされた事に対する不快感をかなり強く綴っていました。
 そして、これを初めとする「タイアップを取るための曲を作らされる」という辛さから、そのものズバリの「タイアップ」という曲を後に発表。ファンだけじゃ生きちゃいけない。ロックなんざ犬が喰えなどと、「音楽業界」の本音を唄った名曲でした。
 というわけで、駅で広告を見た瞬間、条件反射的(?)に上記の「タイアップ」の歌詞が頭をよぎりました。

2006年05月18日

6連勝で今季初の首位に

[ 野球 ]

 今日も完全に携帯観戦。結局、この3連戦、生中継で見れたのは初戦の9回裏だけでした。まあ、それが貴重な(?)小林雅英投手の三者凡退だったのですが・・・。
 その横浜で行われたベイスターズ対マリーンズは那須野投手と久保投手が先発。マリーンズはまたもや「対左投手用」のオーダーで、スタメンを6人入れ替えました。結局、この3連戦で全てスタメンだったのは今江選手だけでした。
 初回、1死から堀選手が三塁打を放ちます。そして2死後にベニー選手の適時打で先制します。一方、久保投手は初回に2死から連打されたのをはじめ、毎回のように得点圏に走者を出しますが、決め手を与えません。7回裏の無死2塁も、内野ゴロで2塁走者が3塁アウトとなり、5度目の得点圏を凌ぎます。
 那須野投手も2回以降は好投し、8回まで6安打無四球で失点は初回の1点のみ。しかし援護がありません。一方、久保投手は8回を三者凡退で抑えたところで代打が送られお役ご免。9回裏は6試合連続登板となる小林雅英投手が、1死から安打されたものの終わってみれば「きっちり4人」で15セーブ目。防御率もついに0点台に突入しました。
 マリーンズはこれで6連勝。ライオンズが負けたため、同率ながら今季初の首位となっています。久保投手は今季2度目の1対0で3勝目。観客数は9千6百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ファイターズは下柳投手とダルビッシュ投手が先発。下柳投手に片岡選手とタイガースが元ファイターズを二人スタメンに入れたのに対抗して(?)新庄選手はタイガース時代のユニフォームで試合前に守備練習をしていました。
 試合のほうはタイガースが3回にシーツ選手の適時打で先制するも、直後の4回表に鶴岡選手の2点適時打でファイターズが逆転し、5回には小笠原選手の2点適時打で追加点。8回からは継投陣が抑え、4対1でファイターズが勝っています。ダルビッシュ投手が今季2勝目を挙げています。観客数は4万8千人ほどでした。
 仙台のイーグルス対スワローズは朝井投手とガトームソン投手が先発。朝井投手は6回を4安打5四球、ガトームソン投手も8回途中まで7安打1四球でしたが、ともに無失点という「拙攻合戦」に。そして8回、スワローズが2番手の青山投手から失策もあって満塁とし、宮出選手が走者一掃適時三塁打を放ってスワローズが先制。9回裏にイーグルスも五十嵐投手から1点を返しますが、最後は高津投手が抑えました。高津投手は日本復帰後初セーブです。観客数は1万1千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ライオンズは佐々岡投手と帆足投手が先発。初回にライオンズが先制しますが、その裏にカープが4点を取って逆転。さらに2回にも2点を追加します。その後、ライオンズも反撃して6対5と迫るも、8回表終了時に降雨コールドとなり、カープが逃げ切っています。観客数は1万7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ホークスは内海投手と神内投手が先発。初回にホークスがズレータ選手の適時打で先制。今季初先発の神内投手は初回に本塁打を喫したものの、その後は読売打線を抑えます。そして5回にはズレータ選手の本日2本目の2点適時打で追加点。ズレータ選手は本日、チームの全打点を挙げる4打点でした。神内投手は7回途中まで2失点に抑え、4対2でホークスが勝っています。観客数は4万2千1百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対合併球団は佐藤充投手と吉井投手が先発。今日も合併球団打線は打てず、5回二死から3連打しますが、得点できません。そして5回まで無安打投球だった吉井投手が6回に3安打されて1失点。ドラゴンズの安打はこの回の3本だけでした。一方、合併球団は9安打を放ちながら無得点。1対0でドラゴンズが勝ちました。合併球団は3試合連続無得点で5連敗となっています。観客数は2万5千4百人ほどでした。

真に守るべきもの

 左足の小指の爪に怪我をしました。たいした怪我でもなく、特に痛みもないのですが、念のためにここ数日は風呂に入るときは左足を湯につけないようにしています。
 というわけで、湯船に入るときは常に、「どうやったら左足を湯につけずに、浴槽のへりに乗せるか」を考えてしまいます。それはいいのですが、その考えにもとづいて左足の位置を決めた後、なぜか私は左足を上げて風呂に入ろうとします。確かに、「左足先を保護する」を最優先するなら、まず湯船の前で左足を上げて、そのまま浴槽のへりに乗せるのは理にかなっています。しかしながら、もしそれを実行したら、左足先以外の部分が大変な事になります。下手すると頭を打って気絶して、そのまま湯に潜ったままになりかねません。
 左足を上げた時にその事に気づき、慌てて右足から湯に入ります。ところが、次の日はまたこりずに左足を上げてしまうわけです。我が事ながら、「最も守るべきものは何か」という意識にズレがあるのでは、と呆れてしまいます。
 もっとも、世の中を見渡すと、ズレた意識を修正せずに行動に直結させている人は多々見受けられます。そう考えると、まだ、左足を上げた時点でそのズレに気づく私はマシなほうなのかもしれない、と自分を励ます(?)ようにしています。

2006年05月17日

成瀬投手、初登板初先発初勝利

[ 野球 ]

 今日は完全に携帯観戦でした。プロ野球ニュースも見れません。
横浜のマリーンズ対ベイスターズは成瀬投手とベバリン投手が先発。二軍戦で好投を続けている成瀬投手はプロ初登板です。
 初回こそ2死から連打で2・3塁とされるもののその危機を切り抜け、、2回以降は二軍の実績そのままの好投を見せます。
 一方、右のベバリン投手対策にマリーンズ打線は8人が左打者。連日スタメンは福浦選手と今江選手のみで投手を含めると7人が入れ替わりました。チームで唯一全試合出場していたベニー選手も、今期初の欠場でした。

 その打線が序盤から機能します。初回はフランコ選手の適時打で先制し、2回も今江選手の三塁打を足掛かりに追加点。さらに根元選手のプロ初打点となる適時打や大松選手の約1ヵ月ぶりとなる5号ソロなどで加点じ、4回までに5対0と、成瀬投手を着実に援護します。
 その成瀬投手は2回から6回までベイスターズ打線を2四球のみの無安打に抑え、「プロ初登板初完封」も期待されました。ところが7回、疲れが出たのか連打と犠飛で1失点。さらに2死をとったところで、走者を残して降板します。
 そして2番手の藤田投手が連打に失策もからんで3点を返され、1点差とされます。しかしそこから踏ん張り、4試合連続の藤田投手→藪田投手→小林雅英投手の継投に。
 藪田投手は三者凡退に抑え、9回も小林雅投手が簡単に2死に。ここで次の代打・鈴木選手を抑えて2試合連続三者凡退とすれば、18登板で打者71人と、今季初めて1イニング当たりの平均打者数が3人台になるところでしたが、内野安打をされ、終わってみれば「きっちり4人」で、今季平均打者数は「4.00人」を維持してしまいました。とはいえ、これで3勝0敗14セーブ。防御率もちょうど1.00ですから、「完璧な守護神」と言っても過言ではないでしょう。
 これでマリーンズは5連敗の後の5連勝。中止が二つあった事もあり、二日続けて「唯一のパリーグ勝利チーム」となり、単独3位・首位に1ゲームとなっています。成瀬投手はプロ初登板初勝利。観客数は1万2千4百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対スワローズは愛敬投手と石川投手が先発。初回に2点を先制したスワローズが着実に追加点。一方、石川投手は7回途中まで1失点に抑え、7対1でスワローズが勝ちました。愛敬投手は108試合目での「プロ初敗戦」となっています。観客数は1万2千5百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対合併球団はマルティネス投手とオバミュラー投手が先発。初回に福留選手とウッズ選手の連続適時打でドラゴンズが先制し、中終盤にウッズ選手が9・10号を連発して中押し・ダメ押し。一方、マルティネス投手は8回を8安打4四球ながら、拙攻に助けられて無失点。ドラゴンズが7対0で2試合連続で無失点勝利を挙げています。ウッズ選手は6打点、観客数は2万8千3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ホークスは西村投手と和田投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千1百人ほどでした。
 なお、甲子園のタイガース対ファイターズと広島のカープ対ライオンズは雨で中止でした。甲子園は早くも2度目の中止。しかもともに月曜の予備日が使えない週前半の試合です。週前半用の予備日はあと4日しかありませんが、無事消化できるのでしょうか。心配です。

2006/5/17の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

2006年05月16日

2006/5/16の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうとブログめもちょうをともに更新しました。

4連勝で3位浮上

[ 野球 ]

 今日はほとんど携帯観戦。帰宅したらちょうど小林雅英投手がマウンドに上がったところでした。
 その平塚で行われたベイスターズ対マリーンズは高宮投手と小野投手が先発。左の高宮投手が予想されたため、マリーンズは福浦選手を除いて全員右打者を並べる打線を組みました。前の試合でともに本塁打を含む猛打賞だったフランコ選手・橋本選手も出場機会がありませんでした。
 初回、マリーンズがベニー選手の適時打で先制します。一方、小野投手は4回まで2安打無四球でしたが、4回に2死満塁で吉村選手の打球が手に直撃。これが強襲安打となって同点とされた上に、小野投手は負傷降板になってしまいます。
 しかし、ここで緊急登板した加藤投手が好投。逆転の危機に金城選手を抑え、続く6回も4番からの攻撃を無安打で抑えます。そして7回表、久々スタメンの先頭・渡辺正人選手が安打で出塁し、加藤投手の代打で登場の辻選手も安打で続きます。ここでこれまた久々の一番となった大塚選手が左中間を抜く適時打で勝ち越し。さらに堀選手のこの試合3本目の安打が2点適時打となり、計3点を勝ち越します。
 7回裏からは藤田投手が登板。1死から二塁打を打たれましたが、そこから連続三振で切り抜けます。さらに8回は藪田選手が3人で、そして9回も小林雅英投手が今季3度目となる三者凡退で抑え、マリーンズが4対1で勝っています。緊急登板の加藤投手が今季初勝利を挙げています。これでマリーンズは4連勝で貯金3。本日唯一のパリーグ勝者となり、ホークスと並んで同率3位となっています。観客数は8千人ほどでした。

 倉敷のタイガース対ファイターズはオクスプリング投手とリー投手が先発。4回にファイターズが小笠原選手の2ランで先制しますが、5回にタイガースがオクスプリング投手の安打を足がかりにシーツ選手の2点適時打で追いつきます。その後は継投陣が好投し、ともに無得点のまま12回に。
 10回から登板の久保田投手に対し、ファイターズは先頭のセギノール選手が安打で出塁すると、続く5番の稲葉選手が犠打で1死2塁に。ここで打席には新庄選手。矢野捕手が立ち上がって敬遠ですが、解説の八木裕氏は、「この敬遠球を打ちませんかね」と発言。その試合に参加していた事もあり、あの「敬遠球サヨナラ」が未だに強く印象に残っているのでしょう。しかし、バットの届かない所への「万全の敬遠」ではその機会もなく四球に。そして続く代打の田中幸選手が併殺に打ち取られ、敬遠策が大成功します。
 その裏、タイガースは1死から連打と失策で満塁に。そして2死後にシーツ選手が三塁線を抜き、3対2でタイガースがサヨナラ勝ちしています。観客数は2万1千4百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対スワローズは山村投手と石井一投手が先発。序盤でスワローズが7対1としますが、4回裏に1死から7安打でイーグルスが追いつきます。しかし7回表に宮本選手の適時打などで3点を再び勝ち越し。9回に石井弘投手がフェルナンデス選手に2ランを喫して1点差となるものの、何とか逃げ切って10対9でスワローズが勝っています。観客数は1万1千1百人ほどでした。
 広島のカープ対ライオンズはダグラス投手とグラマン投手が先発。初回にカープが5点を取り、その後、ライオンズが反撃するも、最後は新守護神の永川投手で逃げ切り、8対7でカープが勝っています。観客数は8千8百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対合併球団は川上投手とデイビー投手が先発。先週9回を3安打無四球ながら2失点だった川上投手ですが、今日は4安打無四球で完封。デイビー投手も8回2失点完投でしたが、またまた援護がありませんでした。観客数は2万7千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ホークスはパウエル投手と新垣投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千人ほどでした。

2006年05月15日

2006/5/15の更新

 トップ絵を更新しました。

設計の難しさ

 アパートで外壁工事をやっており、足場が設けられています。我がアパートは外階段が両端にあり、他に一階と二階を行き来する経路はありません。そして、工事用の足場が、その両方の外階段の半分を塞いでしまっています。おかげで、普通に階段を上り下りするだけで一苦労するほど。ちょっと大きな荷物だと持って上がれません。
 10年ほど前、建物管理関係の業務をしていた時、物理的にも運用面でも将来の事を考えていない設計がなされていたため、えらい苦労をしたことがありました。我がアパートも、建築前に、足場を組んで外壁工事をやる時、外階段がどうなるか、という事を考えていればこうはならなかったでしょう。改めて設計という事の重要性を考えさせられました。
 もっとも、そんな高度な設計を期待するなら、もっと家賃の高い家に住めばいいだけの話です。というわけで、不便は感じながらも、現状に甘んじている次第です。

2006年05月14日

2006/5/14の更新

 漫画資料室心に残るヘンな作品小早川伸木の恋を掲載しました。

二日連続のサヨナラ勝ちでカープを3タテ

[ 野球 ]

 昨日に続く、マリンスタジアムにマリーンズ対カープ戦を見に行きました。連休でもない限り、この時期の連続して観戦に行く習慣はありません。にも関わらず行った理由の一つは、昨日の左翼席の「スクワット応援」が見ていて楽しかった、というのがあります。せっかくだから「今季最後のマリンでのスクワット応援」(まあ、日本シリーズで対戦する可能性もあるのですが・・・)を見ようと思ったわけです。
 試合のほうは渡辺俊介投手と黒田投手が先発。現日本球界を代表する投手の一人である黒田投手を生で観戦するのは初めてです。
 マリーンズ打線は昨日に続き、西岡選手を外して根元選手を起用。二日連続休みというのは今季初なので、状態がかなり悪いのでしょうか。心配です。
 初回、マリーンズ打線は、黒田投手の前に、三者連続二塁ゴロと、計算通りという感じで抑えられます。一方、前回変調だった渡辺俊投手ですが、今日の初回は内野安打こそあったものの、後は抑える無難な立ち上がりでした。

 そして迎えた2回裏、1死からここのところ上り調子のフランコ選手が右翼席に3号ソロを放ってマリーンズが先制します。さらに2死後に今度は橋本選手がまた右翼席に2号ソロを放ちました。
 渡辺俊投手は、3回まで内野安打1本のみで、一球も外野に飛ばされません。ところが4回、二者連続で外野フライに打ち取った後、新井選手に6号ソロを打たれてしまいます。
 しかしその裏、1死からフランコ選手が2打席連続安打。続くパスクチ選手は内野ゴロを打たされますが、辛うじて併殺を逃れます。この走塁が大きく、続く橋本選手が、あわや二打席連続かという三塁打を放ち、取られたら直後に取り返す、理想的な追加点を挙げました。なお、橋本選手は次の打席で単打を打ち、あと二塁打が出ればサイクルですが、惜しくも最終打席は内野ゴロでした。しかし、続く5回裏に連打と犠打で作った1死2・3塁の追加点機は、福浦選手敬遠で満塁の後、4・5番が倒れて0点に終わってしまいました。
 渡辺俊投手は、ソロ一発こそ浴びたものの快調な投球。カープ打線を翻弄し、6回まで2安打無四球1失点に抑えます。ところが7回、1死から新井選手に安打され、内野ゴロで2死二塁となると、急に制球が乱れ、連続四球を出して満塁に。先週も6回に四球を出して崩れましたが、その再現みたいになり、ここで降板となりました。
 さらに二番手の藤田投手が、代打・福井選手に1-0から4連続ボールで押しだしてしまいます。2死からまさかの三連続四球です。そして続く倉選手の当たりが投手強襲安打となって同点とされてしまいました。
 中四日の黒田投手ですが、今日は8回までマウンドに登ります。マリーンズ打線は9安打で3点取りましたが、うち2点はソロ本塁打ですから、拙攻と言えるでしょう。一方、8回は藤田投手と藪田投手が抑え、9回も同点なので藪田投手は続投。ところが、1死から7回と同じ栗原選手・森笠選手・福井選手にまたしても三者連続四球を与えてしまいます。しかし、この自ら作った危機を凌ぎ、その裏、マリーンズ打線も2番手の佐竹投手に三人で抑えられ、二日連続の延長戦となりました。
 10回表は、昨日に続いて小林雅英投手が登板。いきなり先頭の梵選手に安打され、さらに1死後に新井選手にも打たれて1死1・3塁としますが、続く前田選手は初球を一塁正面のゴロ。福浦選手はベースを踏まずに二塁に投げて3-6-3の併殺に。終わってみれば今日も「きっちり四人」でした。
 その裏、カープは佐竹投手が続投。先頭の根元選手は左対左だからともかく、右の今江選手になっても交代せず、今江選手は二塁打を放ちます。このあたり、昨日、ベイル投手が怪我で登録抹消となったのが響いたのでしょう。続く福浦選手を敬遠した所で永川投手が登板します。打席には今季延長戦で2打席2本塁打のベニー選手。ここは本塁打こそは出ませんでしたが、一・二塁間を抜いて満塁とします。続く打席には代走から守備に入っているサブロー選手。対する永川投手はストライクが入らず0-3に。そして次も外れ、ストレートの四球で押し出しとなり、マリーンズが昨日に続いてサヨナラ勝ちをしました。今週から交流戦に入ったわけですが、この一週間で早くも3つめの「押し出しサヨナラ」です。
 ヒーローインタビューは、選出にかなり時間がかかった後、サブロー選手が登場。2打点であと二塁打が出ればサイクルという橋本選手も有力かと思ったのですが、断ったのでしょうか。そしてサブロー選手もチームの勝利は喜んだものの、打率1割7分という自らの不調にはかなり悩んでいる様子。普通はインタビュー後は右翼席前で万歳をするのですが、それを辞退してベンチに戻りました。
 昨年1度しかなかったサヨナラ勝ちですが、今季は早くもこれで3つめです。もっとも、1失点で延長に入った昨日はともかく、今日の場合、昨年だったら、渡辺俊投手が終盤崩れる事なく3対1で勝っていた可能性が高いわけです。そういうわけで、ある意味、サヨナラ勝ちが多いのは、投手陣の状態が昨年より悪いせいと言えるのかもしれません。
 とはいえ、2試合連続で観戦してともにサヨナラ勝ち、というのは極めて珍しい事なので、それを経験できたのは、素直に喜びたいものです。
 なお、目的の一つであるカープの応援でしたが、今日は天気がいい事もあり、昨日以上の大人数で迫力ある応援でした。攻撃時には左翼席全体が波打っている感じでした。あれはかなりの壮観で、わざわざ見に行った甲斐がありました。ただ、試合終了後に左翼席前にメガホンが投げ入れられていたのは大変残念でしたが・・・。
 いずれにせよ、試合結果をはじめ、いろいろな点において有意義だった連続観戦でした。なお、観客数は2万5百人ほどでした。

 福岡のホークス対タイガースは杉内投手と江草投手が先発。0対0で迎えた4回裏にホークスが無死満塁から柴原選手の走者一掃の適時三塁打さらには松田選手の3号2ランで一挙5点を先制します。その後、ともに点を取り合いますが、ホークスが吉武投手・馬原投手の継投で逃げ切り、7対3で勝っています。観客数は3万4千4百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対ベイスターズは金村投手と三浦投手のエース対決。序盤でともに3点ずつ取り合って終盤戦に。そして9回に建山投手から吉村選手が勝ち越し打を放ち、その裏はクルーン投手が三者連続三振に抑え、ベイスターズが勝ちました。三浦投手は3勝目です。観客数は2万8百人ほどでした。
 神戸のスワローズ対合併球団はオバミュラー投手と松井投手が先発。初回、いきなりスワローズが4安打3四死球に犠飛で6点を取ってオバミュラー投手をKO。さらに3回にも宮出選手の2ランも出ます。その後もともに点を取り合い、9対4でスワローズが勝っています。松井投手は5回を2失点でプロ初勝利。観客数は2万1千8百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対イーグルスは朝倉投手と一場投手が先発。3回までともに無安打の投手戦でしたが、4回に福留選手の10号ソロで先制したドラゴンズが6・7回に2点ずつ追加点。朝倉投手は8回で8安打されながら無失点に抑え、5対0でドラゴンズが勝っています。観客数は3万5千2百人ほどでした。

 唯一のナイターとなった所沢のライオンズ対読売は涌井投手と野口投手が先発。ドラゴンズからFA移籍した野口投手は移籍後初登板初先発となりました。初回、読売が内野ゴロの間に1点を取り、3試合連続の初回先制をします。ところがその裏、ライオンズは連打で無死1・3塁とし、中島選手の犠飛で同点に。さらに昨日の怪我が心配されながらスタメン出場の和田選手の適時打で勝ち越し、さらに失策もからんで一挙5点を取って3試合連続の逆転をします。
 大量援護を貰った涌井投手ですが、2・3回は三人ずつで抑えたものの、4回、先頭の李選手に安打されます。試合前、昨年3本塁打を喫した李選手を抑えたいと話していた涌井投手ですが、初回の四球にこの安打と、返り討ちにあってしまいました。それがきっかけで2点を返され、まだ勝っているものの降板してしまいました。再来週にまた読売戦での登板が予想されますが、そこで李選手にどう投げるか課題が残った感じです。
 そしてライオンズ2点リードで迎えた7回表、小久保選手が2死1塁から左翼席中段に11号2ランを放ち、同点となります。しかしその裏、1死1塁からカブレラ選手がこの試合4本目の安打を放ち、続く和田選手に勝ち越し適時打が出てライオンズが再びリードします。さらに8回は失策などで2点を追加し、なお2死1・2塁からカブレラ選手のフェンス直撃に2点適時二塁打。今日のカブレラ選手は5打数5安打。地面すれすれの球まで安打にしていました。また、福浦選手を抜いて打率1位に立っています。
 9回に小野寺投手が2点を失ったものの、11対8でライオンズが勝利。読売を3タテにし、ファイターズが負けたために首位に返り咲いています。観客数は2万2千1百人ほどでした。

2006年05月13日

カンの狂い

 久々に楽天市場を利用しました。もちろん、基本的な注文システムに変更はなく、普通に購入手続きをすませました。ところが、最後の注文確定ボタンを押した瞬間、重要な事を忘れたのに気づきました。
 楽天市場の困った仕組みとして、「注文画面の一番下に、あらかじめチェックの入っている『メルマガ申し込み』がある」というのがあります。つまり、これに気づかずに注文手続きを終えると、翌日から、その店のみならず、楽天市場全体および、該当分野限定の宣伝メールが送りつけられるのです。
 これまでは、ちゃんとそのチェックを外していたのですが、つい忘れて注文確定ボタンを押してしまいました。押した直後に気づいたのですが、もはや後のまつりです。やはりしばらく使っていなかったでカンが狂ったのでしょうか。

 もちろん、メルマガが届いた時点で、片っ端から配信停止にすればいいだけの話です。しかしながら、読む必要のないメールが来ることよりも、「操作ミス」をした自分に対する腹立たしさがなかなか消えませんでした。
 なお、このように楽天市場のメルマガを酷評している私ですが、数ヶ月前まで勤めていた前職では楽天市場に出店してメルマガを出していました。もしかしたら、自分が出していたメルマガも「注文したら勝手に送られてきた」と迷惑がられていたかもしれないので、あまり偉そうな事は言えないのですが・・・。

連勝で再び貯金1に

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対カープ戦を見に行きました。昨年行ったカープ戦もそうでしたが、今日も試合前から雨でした。我が家の「定位置」である2階内野自由席はひさしの下なので、どんなに雨が降っても全然濡れないのですが、オーロラビジョンなどを見ていると、一時期は画面がけぶるほどの強い雨だった時期もありました。
 試合の方は、清水直行投手と大竹投手が先発。また、昨日の試合で首を痛めたらしい西岡選手がスタメン落ちし、代わりに昨日9番・二塁だった新人の根元選手が一番・遊撃に入りました。
 1回表、先頭の東出選手の打球をその根元選手が飛びついてよく取るも内野安打に、さらに犠打で二塁に進まれますが、後は抑えます。その後も、清水直投手が調子が出ず、毎回被安打します。しかし、カープは拙攻。特に3回などは連打で無死1」・2塁とされながら、続く梵選手が内野ゴロに倒れ、さらに嶋選手の時にエンドラン失敗による三振ゲッツーもあり、0点に終わります。
 ところがマリーンズもその裏、先頭の今江選手が二塁打を放ち、続く平下選手が左前に落とし、絶好の先制機を作ったか、と思ったら、三塁をオーバーランした今江選手が刺されてアウトになってしまうという拙攻のお返しをしてしまいます。

 そして0対0のまま、試合は6回に。5回まで毎回の7安打を打たれながら無失点に抑えてきた清水直投手ですが、6回は4・5番から簡単に二死を取ります。この試合初の三者凡退かと思いきや、続く栗原選手に両チーム通じて初となる四球を出し、続く森笠選手に三塁打を打たれ、ついに先制されてしまいました。
 一方、大竹投手は5回3安打無四球無失点ながら、カープの中四日ローテの関係もあって5回で降板します。そして6回からは高橋投手が登板。一方、マリーンズも7回表に清水直投手が先頭で今季初出場・初スタメンの井生選手にこの試合9本目となる安打を打たれてところで降板。負けているとはいえ、1点差なので藤田投手が登板し、この危機を凌ぎます。
 その裏、3・4番で簡単に二死となります。続くは5番は今日1安打のフランコ選手ですが、左対左という事もあり、パスクチ選手を起用。対するカープは高橋投手を続投させますが、この選択は失敗し、パスクチ選手が左中間スタンドに3号ソロを放って同点となりました。
 そして同点となった8回からはともに背番号20の中継ぎエースが登板。8回にカープが藪田投手から失策と二塁打で1死2・3塁の勝ち越し機を作り、一方マリーンズも9回裏二死からパスクチ選手が永川投手からあと数メートルで2打席連続本塁打となる三塁打を放ってサヨナラ機を作りますが、ともに凌いで、1対1のまま延長戦に入ります。
 そして10回表は小林雅英投手が登板。一時期上がりかけた雨が再度強くなったという悪状況でしたが、「きっちり四人」で抑えます。
 その裏、カープも守護神のベイル投手を登板させます。ところが、先頭の大塚選手相手に4球投げたところで、突如降板してしまいます。投球の際に雨で足を滑らせて痛めたとの事です。カープは急遽、林投手が救援に。マウンドの土を念入りに入れ替えての再開となりました。
 しかしやはり緊急登板で準備ができていないのか、大塚選手が安打し、今江選手の犠打で二塁に進みます。続くサブロー選手は凡退して2死2塁に。ここでカープはここまで無安打ながらいい当たりが二つあった根元選手を敬遠します。ところが、林投手は途中出場の渡辺正人選手に初球をぶつけて2死満塁に。そしてここまで4打席で安打のなかった福浦選手が一・二塁間を抜き、マリーンズが2対1で今季2度目のサヨナラ勝ち。再び貯金を1とし、合併球団と入れ替わって4位に復帰しました。観客数は1万2千9百人ほどでした。

 今日はバレンタイン監督の誕生日という事で、回の合間にオーロラビジョンで監督の懐かしの写真を掲載。幼少時から学生時代、選手時代と年を追って紹介していました。そして大リーグの監督時代の写真になるのですが、下の説明文のところが、「Met's kantoku」などと記載。本人による表記でしょうか。今年から始まった京成バスでのマリーンズによる車内放送でも、「kantoku」と言っているところを見ると、この言葉がかなり気に入っているようです。
 そして、試合中から、「終了後には正面ステージでダンスを披露」と案内がありました。そしてステージでは、最初にMスプラッシュと踊った後、女性ファンを壇上に招待。そして計三人のファンとダンスを披露しました。これからは毎週土曜日に、同様の企画を行うとのことです。

 札幌のファイターズ対ベイスターズは江尻投手と秦投手が先発。1対1で迎えた7回裏に、ファイターズが鶴岡選手のプロ1号となる本塁打で勝ち越します。江尻投手は8回途中まで投げて7安打ながら1失点。あとは岡島投手と武田久投手の継投で逃げ切り、8回裏に1点を追加したファイターズが3対1で勝って首位を守っています。観客数は1万6千1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対スワローズは川越投手と藤井投手が先発。初回、いきなり連打の後、岩村選手の3ランが出てスワローズが先制します。一方、前回序盤で打ち込まれた藤井投手ですが、今日は7回を6安打無四球無失点。一方の川越投手も2回以降は3安打に抑え、9回まで投げます。そして9回裏、石井弘投手に対し、2死満塁から代打・牧田選手が2点適時打を放ち、長打が出れば逆転サヨナラという所で北川選手を迎えますが、石井弘投手が踏ん張り、3対2でスワローズが逃げ切っています。観客数は2万3千6百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対イーグルスはドミンゴ投手と青山投手が先発。イーグルスは昨年から名古屋で4戦4勝でしたが、今日は初回にドラゴンズが2死無走者からの6連打で4点を先制。さらに4回にも3点を追加し、その後も着実に得点を重ねます。一方のドミンゴ投手は5回を3安打1失点。さらに6回から登板の久本投手が最後まで無失点で投げきり、ドラゴンズが10対1で大勝しています。観客数は3万4千人ほどでした。

 ナイターは2試合。福岡のホークス対タイガースは寺原投手と安藤投手が先発。安藤投手は立ち上がりが悪く、初回は1死2塁、2回も無死1・2塁→2死満塁と危機を作りますが、ともに無失点で切り抜けます。この時点で既に50球を投げており、3・4回も先頭打者を出しますが、ホークスの走塁ミスもあって、結局5回まで無失点で切り抜けます。
 そして0対0で迎えた4回表、1死1塁から金本選手が右前打を放つと、柴原選手の送球がそれて、タイガースが先制した上に、金本選手は三塁まで進みます。そして続く今岡選手の犠飛で計2点を取りました。ホークスも6回に1点を返し、2対1で迎えた7回裏、二番手の能見投手が1死2塁としたところで早くも藤川投手が登板。カブレラ選手・松中選手を打ち取ります。続く8回表、タイガースは2死満塁から矢野選手が走者一掃の3点適時三塁打を放ち、大きな追加点を挙げました。
 8回裏は藤川投手が三人で抑え、9回は久保田投手が3戦連続でセーブのつかない場面で登板。ところが1死から四球を出した後、大村選手に3号2ランを打たれます。その後は抑えて5対3でタイガースが勝ちましたが、久保田投手の2登板連続2失点はちょっと心配です。観客数は3万4千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対読売は西口投手とグローバー投手が先発。ここのところ負けが込んでいる西口投手は立ち上がりが悪く、初回に本塁打2発で3失点。今日もグローバー投手は援護を貰います。しかし、そこから西口投手は立ち直ります。そして4回裏、1死の後、江藤選手から始まる4連打でライオンズが一気に3点を取って追いつき、さらに四球で1死満塁となったところでグローバー投手は降板。二番手の野間口投手は中島選手は打ち取りますが、続くカブレラ選手の左翼フェンス直撃の適時2点二塁打でライオンズが勝ち越し、さらに和田選手にも適時打が出て一挙6点を取って逆転します。
 西口投手は5回に1点を取られたものの、6回まで4失点。7回は失策二つで満塁となるも、三井投手と星野投手の継投で凌ぎ、以下は石井貴投手・小野寺投手の継投で逃げ切ります。ただ、9回表に、和田選手が左飛をスライディングキャッチした際に、ちょうど一昨日のヤンキース・松井選手みたいな形で手を捻って交代しました。ちょっと心配です。また、9回2死からは小関選手が代打で登場。ライオンズファンからも声援を受けていましたが、結果的には最後の打者になり、6対4でライオンズが連勝しています。観客数は3万1千人ほどでした。

三日間社会欄トップに載り続ける大事件

 Googleニュースは、トップニュースの左側真下が「社会欄」になっています。非常に目立つ位置になっており、新聞で言うところの「三面記事」と言った位置づけです。
 頻繁に更新されるページですので、掲載されるニュースはたびごとに変わります。ところが、この「社会欄」トップにはここ三日ほど、「有名人が競馬場で50万円入った財布をすられた」という記事が載り続けています。
 確かに、50万円を盗まれるというのは些事ではありません。とはいえ、三日間も「三面記事」に載り続けるほどのものとは到底思えません。しかも、そこ以外の記事は普段通り頻繁に入れ替わっているのです。
 どうにも理解できない現象です。もっとも、Googleと言えば、トップクラスの頭脳を集めた企業です。したがって、私が理解できないだけで、実はこの事件は、三日間目立つところに載り続ける価値があるのかもしれませんが・・・。

2006年05月12日

連敗止まるも、パ全勝のため順位変動なし

[ 野球 ]

 今日も帰宅が遅く、家についたらナゴヤドームの9回裏以外全て終わっていました。交流戦に入って以来、ドラゴンズの試合はやけに長いです。まあ、おかげで10数分とはいえ、生中継が見れるので有難いのですが・・・。
 5連敗中のマリーンズは千葉でカープと対戦。先発は小林宏之投手とロマノ投手でした。また、8・9番に一昨日に一軍昇格した平下選手と根元選手を入れました。
 0対0で迎えた3回裏、一軍初打席となった根元選手が四球を選ぶと、続く西岡選手が約1ヶ月半ぶりの2号2ランを放ち、マリーンズが今月初となる先制点を挙げ、さらにフランコ選手の適時打で3対0とします。

 続く4回裏、安打で出た大松選手が打球を足に当ててアウトになるものの、「安打」を放った平下選手が盗塁成功し、さらに根元選手の進塁打で三塁に進んだ後、西岡選手に内野安打が出て4対0とします。
 直後の5回表に小林宏投手が栗原選手に2ランを喫し、続く6回にも1点を取られますが、7回裏に2死2・3塁から福浦選手に2点適時打が出てダメ押し。8回は藪田投手が、そして9回から登板の小林雅英投手は中8日のためか普段より一人多く5人を費やしましたが、最後は抑えて12セーブ目を挙げています。小林宏投手は、1ヶ月出遅れながら、チームトップタイとなる3勝目を挙げています。これでマリーンズは連敗を5で止めています。観客数は1万3千7百人ほどでした。
 福岡のホークス対タイガースは斉藤和投手と井川投手が先発。現役唯一の20勝経験者同士の対決でしたが、先週同様に中盤で井川投手が崩れて6回8失点。逆に斉藤投手は初回の1失点のみの今季初完投で4勝目を挙げています。観客数は2万9千人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対イーグルスは山本昌投手と朝井投手が先発。序盤でイーグルスが5点リードしますが、中盤にドラゴンズが反撃。8回裏に1点差に迫り、9回も安打と2暴投で同点の走者を三塁に進めますが、最後は福盛投手が踏ん張り、5対4で逃げ切っています。観客数は2万6千2百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対ベイスターズは八木投手と那須野投手が先発。初回に小笠原選手の適時打で先制したファイターズが2回に金子選手の適時打で追加点。その後は那須野投手も好投したものの、八木投手は7安打ながら無四球1失点の好投。8回にはファイターズが継投陣から2点をダメ押しし、4対1でファイターズが勝って首位を守っています。八木投手はプロ初完投。もっとも、ホークス相手に10回無安打無失点をやっているのであまり「初完投」という感じではありませんが・・・。観客数は1万2千2百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対読売は松坂投手と内海投手が先発。初回に読売が先制しますが、その後は松坂投手が抑えます。一方、内海投手も7回まで無失点。8回のライオンズの攻撃も無死1塁が拙い攻めで2死1塁となってしまいますが、そこから三連打でライオンズが逆転。9回も抑えた松坂投手が1失点完投で5勝目を挙げています。観客数は2万3百人ほどでした。
 大阪の合併球団対スワローズは吉井投手と館山投手が先発。三試合連続二桁得点中のスワローズ打線ですが、今日は吉井投手の前に3得点。一方、館山投手は4失点で、1点差の7回に登板した五十嵐投手も2点をダメ押しされ、合併球団が6対3で勝っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。
 というわけで、今日は6試合全てパリーグが勝利。前回の開幕シリーズで札幌以外全てパ球団が負け越した借りをとりあえず返しています。

便乗命名?

 最近、「新造人間キャシャーン」という命名は、当初別の仮題があったのが、広告代理店の意向みたいな感じでこの名前に変わった、という話を聞きました。ちなみに、この「キャシャーン」の放映は「人造人間キカイダー」が放映された翌年です。
 もちろん、なぜそのような「改名」が行われたかは分かりません。しかし、なんかこの前年に「人造人間」がヒットしている最中に企画された作品が急遽「新造人間」に変わったというと、なんか、非常に安直なものを感じてしまいます。
 ちなみに、「キャシャーン」はスポンサーの倒産もあって打ち切りになったそうです。もしこれが売れていたら、翌年はどこかで「完造人間」という題の番組が作られていたかも、などと思いました。

5連敗で再び借金生活に

[ 野球 ]

 家に着いたら、札幌ドームの10回裏で、他の試合は全て終了。したがって甲子園のタイガース対マリーンズは携帯観戦でした。その試合は下柳投手と久保投手が先発。ここのところ好投の続いていた久保投手ですが、今日は2回に鳥谷選手の適時打で先制されると、3回には中軸三人に適時打二本と犠飛一本で3点を追加されます。
 一方、一昨日の試合で二度の満塁をともに無得点で終えたマリーンズ打線ですが、今日はより重傷。2回2死満塁で打席は久保投手でしたから半ば仕方ないですが、5回の無死満塁は3・4番が凡退と併殺、6回の無死満塁も2死後に押し出しでやっと1点を返したのみ。しかも、その直後にこの連敗中で唯一好投していた小宮山投手が1点を奪われ、再び4点差とされます。

 タイガースは6回以降、順番こそ違えど、昨日とまったく同じ5人の継投を見せます。ウイリアムス投手の復帰は間近ですが、それまでは能見投手・金沢投手・ダーウィン投手の3人あわせて代役という構想でしょうか。そしてこの3人に抑えられた後、8回は藤川投手に三者三振に抑えられます。
 そして9回表、タイガースは2試合続けてセーブのつかない場面で久保田投手が登場。先頭の代打・フランコ選手が安打し、以下安打と四球でこの試合4度目の満塁を作り、一昨日の怪我をおしての出場のベニー選手が、この甲子園6度目の満塁で初となる適時打を放って2点を返し、なお1死1・2塁と長打が出れば同点の場面を作ります。しかし、反撃もここまでで、久保田投手に抑えられ、5対3でタイガースが勝ちました。
 マリーンズはタイガースを上回る10安打を放ちながら12残塁の大拙攻。一昨日も書きましたが、4月の最悪期を彷彿させるようなつながりの悪さです。これでついに借金1に逆戻りしています。観客数は4万3千5百人ほどでした。

2006年05月11日

石井琢郎選手、二千本安打達成

[ 野球 ]

 横浜のベイスターズ対イーグルスはベバリン投手と愛敬投手が先発。1回裏、先頭は昨日サヨナラ四球の石井琢郎選手。3球目を中前に運び、二千本安打を達成しました。投手で入団して1勝して、4年目から打者転向してからの二千本ですから凄いものです。
 試合の方は5回まで1失点の愛敬が、6回に逆転されます。ところが7回、3連打で追いついて1死後、愛敬投手の代打・山崎武選手が登場した時点で、107試合連続無敗が確定。さらにその山崎武選手が四球を選んで満塁とした後、適時打3つなどで一挙6点を取ってイーグルスが逆転。8対4で勝ちました。これでイーグルスは昨年から数えて9戦目での対ベイスターズ初勝利を達成しています。観客数は1万1千8百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ドラゴンズは橋本投手と佐藤充投手が先発。初回にいきなりファイターズが3点を先制しますが、4回に失策がらみで2点返したドラゴンズが7回に追いつきます。そのまま試合は3試合連続の延長戦に。そして10回裏、1死から森本選手が安打し、続くマシーアス選手が三塁側にバントします。これが線上を転がり、一瞬ファウルグランドにも出ましたが、最後は線上にピタリ停止し、内野安打になります。さらに小笠原選手の安打で満塁とした後、セギノール選手が2-3から押し出し四球を選び、ファイターズが4対3でサヨナラ勝ちしました。
 今日もホークスとライオンズが負けたため、ファイターズが0.5ゲーム差で首位浮上。ファイターズの首位は6年ぶりとの事です。お立ち台は、建山投手・武田久投手・マイケル中村投手の継投陣。今日の好投というよりも。今季ここまで好投を続け、首位浮上に貢献した事が評価されての選出のようでした。観客数は1万1千8百人ほどでした。
 福岡のホークス対カープはD・J・カラスコ投手と佐々岡投手が先発。開幕直後に連敗して二軍落ちして以来の登板となったカラスコ投手ですが、毎回長打を浴びて3回3失点KO。佐々岡投手は5回を1失点に抑え、後は細かい継投で逃げ切り。さらに打線が終盤にダメ押しして8対2でカープが勝ってカード勝ち越しを決めています。観客数は2万5千8百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ライオンズはガトームソン投手と山越投手の先発でしたが、今日もスワローズ打線が爆発。5回までで8点を取り、さらに7回に打者一巡で6点を追加。三日連続の二桁得点で14対4と圧勝してます。観客数は1万2千1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対読売は平野佳投手と工藤投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万4千4百人ほどでした。

急がば廻れ

[ 交通 ]

 朝、東西線の中で寝ていたら急停車で目が覚めました。そして日本橋に着いたところで、「南砂町で人身事故があったので運転を見合わせます」との放送が。そこで仕方なく銀座線に、さらに溜池山王で南北線に乗り換えて永田町に着きました。
 本来の経路である九段下での半蔵門線乗り換えに比べると、駅数が一つ多く、さらに乗り換えも一回多くなります。というわけで、かなり遅くなるかと思ったのですが、到着時刻はいつもと同じでした。
 東西線の徐行と半蔵門線の遅れがほぼ毎日なのは知っていましたが、まさかここまで遅いとは思いませんでした。これだけ遅れが慢性化している両線ですが、特に沿線人口が増加中の東西線は完全に容量オーバーなのでしょう。何とかしてほしいものです。

2006年05月10日

2試合中止。4試合はいずれもセが勝利

[ 野球 ]

 今日は関西が雨だったため、甲子園のタイガース対マリーンズと神戸の合併球団対読売が中止になりました。なお、マリーンズは昨日打たれたバーン投手と死球で退場になった塀内選手を登録抹消。代わりに新人ながら二軍で高打率を挙げている根元選手と、同じく二軍で三割の平下選手を昇格しています。明日は根元選手のスタメンもあるかもしれません。

 というわけで4試合が行われました。横浜のベイスターズ対イーグルスは山村投手と高宮投手が先発。3回表、山村投手の適時打でイーグルスが先制し、さらに2点を取ります。しかし、直後に2点を返したベイスターズが6回に追いつき、同点のまま終盤に。そして8回裏、先頭の石井選手の通算1999本目の安打となる二塁打が出て、さらに犠打で進んで1死3塁となります。ここで8回裏ながら、野村監督は二者を敬遠して満塁策に。さらにそこで一塁のフェルナンデス選手をベンチに下げ、三塁の山下選手を一塁に回し、三塁に沖原選手を入れました。この読みがズバリ的中し、続く村田選手は三塁ゴロ。しかし、せっかく守備要員で入った沖原選手はこれを併殺にできず、ベイスターズが一塁アウトの間に勝ち越します。
 しかし、イーグルスも9回表にクルーン投手から2死2・3塁とし、高須選手の中前打で土壇場で追いつきます。
 試合はそのまま延長に入って11回裏に。この回から登板の谷中選手が三連打されて2死満塁となり、二千本安打のかかった石井選手が打席に。イーグルスはここで左の河本投手を投入。そして2-3となったところで、野村監督は右翼手の森谷選手と左翼のリック選手を入れ替えます。しかし、この采配も生きず、8球目の球が外れ、押し出しサヨナラに。ヒーローインタビューに立った石井選手は「手が出なかった」と謙遜していました。明日は二千本安打をかけての地元での試合。天候が心配ですが、どうなるのでしょうか。
 これでベイスターズは昨年から対イーグルス8戦8勝となっています。観客数は1万5百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ドラゴンズはダルビッシュ投手とマルティネス投手が先発。初回、1死3塁から小笠原選手は二飛に倒れますが、深いところで取ったのを見た三塁走者の森本選手がタッチアップで生還し「二塁への犠飛」で先制します。その後、3回にドラゴンズが逆転しますが、5回に森本選手の適時打で追いつき、7回には新庄選手の7号ソロでファイターズが勝ち越します。そして9回はマイケル中村投手が登板。この時点で既にホークスが負け、ライオンズも大差なだけに、ここを抑えれば単独首位浮上だったのですが、2死1・3塁から福留選手の適時打で同点となり、二日連続の延長となります。
 そして迎えた11回表、先頭の英智選手が二塁打で出塁し、1死後に岡島投手が暴投。これが広い札幌ドームのファウルグランドを転がる間に俊足の英智選手が一気に生還。その裏は、岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが4対3で勝っています。観客数は1万1千7百人ほどでした。
 福岡のホークス対カープは和田投手とダグラス投手が先発。前回の登板では3安打完封だった和田投手ですが、今日は何と初回だけで4安打されて3失点。これが大きく響き、5対2でカープが勝っています。観客数は2万9千2百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ライオンズは石川投手と帆足投手が先発。平尾選手の1号3ランとカブレラ選手の9号2ランなどでライオンズが3回までに6対0と快勝ペースかと思われました。ところが、3回まで1安打だった帆足投手が4回に突如大崩れ。ラロッカ選手に11号3ランを喫した後、さらに2点を失って無死満塁で降板します。さらに二番手の正津投手から岩村選手の適時打・ラミレス選手の3ラン、そしてラロッカ選手のこの回2本目の12号ソロなどで、この回11点。その後も追加点を挙げ、14対8でスワローズが2試合連続の二桁得点で勝っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。

2006年05月09日

避難訓練の「おかし」

 今朝、地下鉄の駅のエスカレーターの脇に「エスカレーターでは駆けないでください」という掲示がありました。その「駆けない」という表現に違和感を覚え、ついでに、小学生時代の事を思い出しました。 
 それは、避難訓練の時の「おかし」という標語です。私は5つの小学校に在籍したのですが、複数の小学校でその標語を教わった記憶があります。その「おかし」とは、「押さない・駆けない・しゃべらない」です。しかし、「お」と「し」はいいのですが、最初にも書いたように「駆けない」というのはどうなのでしょうか。
 もちろん、「走る」と「駆ける」は同義語です。しかし、「駆け上がらない」とか「駆け込まない」みたいに、「駆け」の次に何かつくならともかく、単に「駆けない」という表現はほとんど聞きません。普通なら「走らない」です。
 やはり、「おかし」という語呂の良さのために、あえて変な表現を使ったのでしょうか。別に「おはし」でも語呂はいいと思いますが、子供相手には「おかし」のほうが好かれる、だという考えだったのかも、などと今更ながら気になりました。

交流戦開幕

[ 野球 ]

 2年目となる交流戦が開幕しました。時折小雨の降る甲子園では、いきなり昨年の日本シリーズの組み合わせであるタイガース対マリーンズ戦がありました。タイガースのユニフォームはかつてのビジターの復刻版。当然ながら甲子園の公式戦では初登場です。
 先発はオクスプリング投手とバーン投手。1回裏、いきなり赤星選手が内野安打で出てすかさず盗塁し、さらに暴投で三塁に進みます。続くシーツ選手の右前に落ちそうな打球はベニー選手がスライディングキャッチで好捕。ところが、内野から追っていった塀内選手がそこに激突。結局犠飛となってタイガースが先制した上に、ベニー選手は負傷退場になってしまいました。骨には異常がないものの、抜糸まで10日という重傷でした。マリーンズは踏んだり蹴ったりです。
 さらにバーン投手は、シーツ選手と今岡選手にソロを打たれ、さらに5回はオクスプリング投手の二塁打を足がかりに4点目を失って降板となってしまいました。
 一方、オクスプリング投手に5回まで1安打に抑えられていたマリーンズ打線ですが、6回、投手交代のからみでこの回から打席に入った井上選手の安打をきっかけに、西岡選手・今江選手と3連打して1点を返します。さらに無死1・2塁と一発出れば同点でしたが、福浦選手が倒れます。続く大松選手が四球を選んで2死満塁としますが、ここからタイガースは「一人一殺」の継投。フランコ選手が能見投手に、里崎選手が金沢投手に打ち取られます。

 続く7回表、タイガースは今季防御率0点台のダーウィン投手が上がりますが、いきなり塀内選手の膝に死球。これで塀内選手は交代になってしまいました。1死後に失策があって1・3塁となり、続く西岡選手がダーウィン投手のナックルを巧く右翼線に落とし、適時二塁打となって2点目を挙げ、2点差に迫ります。さらに今江選手が歩いて、2イニング連続の満塁に。長打が出れば逆転というところで中軸を迎えます。しかし、福浦選手が三振し、大松選手も当たりは良かったものの遊撃正面のライナーに倒れまたもや3人残塁。開幕直後の「満塁であと一本が出ない」が復活してしまいました。
 一方、5回途中からの加藤投手は適時打は打たれたものの2試合連続の好投。さらに三番手の内投手も7回は0点に抑えますが、8回にタイガース中軸打線に捕まり、フェンスに達するような長打を3本浴び、ダメ押しの3点を失いました。
 そして打線は8回は昨年は交流戦・日本シリーズとも打ち込んだ藤川投手に連続三振を含む三者凡退に抑えられ、9回は久保田投手に対し、2死から西岡選手が安打するものの、最後は今江選手が抑えられ、7対2でタイガースが勝ちました。
 マリーンズはこれで4連敗で貯金ゼロに。昨年の交流戦も「雨の敵地で敗戦」から始まって最後は優勝したのですが、ここのところ、投打とも冴えないだけに心配です。一方、タイガースは2位浮上。首位との差を少しでも詰めてほしいものですが、当然ながらマリーンズに負けて欲しくはありません。やはり交流戦のこのカードは見ていて複雑です。観客数は4万3千9百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ドラゴンズはリー投手と川上投手が先発。2回裏に1死から稲葉選手が安打で出塁し、続く新庄選手の適時二塁打でファイターズが先制します。ドラゴンズは4回に追いついて6回に逆転しますが、7回裏に稲葉選手に2試合連続の6号ソロが出てファイターズが追いつきます。川上投手はその失点した時以外は完璧な投球。9回を投げて3安打無四球。最後は三者連続三振でしたが、数少ない安打がいずれも得点に絡んでしまいました。一方、ドラゴンズ打線は先発のリー投手、さらには武田久投手・マイケル中村投手相手に9回まで合計10安打4四球とファイターズの4倍以上の走者を出しますが、要所で一本が出ず、好投の川上投手を援護できません。
 そして2対2で迎えた延長10回表、先頭のアレックス選手がこの日3本目の安打で出塁。この勝ち越し機にドラゴンズは「ピンチバンター」の川相選手を起用。ところが、この回から登板の建山投手は、バントを警戒するあまり、肘にぶつけて、無死1・2塁になります。ところが、「ピンチバンター」第2弾の渡辺選手の一塁前のバントを小笠原選手がダッシュして三塁封殺。さらに一塁転送して併殺となります。
 そしてその裏、ドラゴンズは岩瀬投手を投入します。ところがファイターズは1死から今日2安打2得点の稲葉選手が中前に本日3本目・チーム4本目の安打を放って出塁します。すると、続く新庄選手も一・二塁間を抜きます。続く打者は9回から登場の「抑え捕手」の中嶋選手。二塁ベース近くに詰まった当たりを放ち、井端選手が飛びつくものの、中前に抜けて満塁になります。ここでファイターズは代打に田中幸雄選手を起用。こちらも鋭い当たりではないものの、二遊間を抜け、サヨナラ安打となりました。お立ち台に立った田中幸選手は、「サヨナラの場面と気づかなかった」と発言。その無心もしくは二千本安打への執念が産んだサヨナラ打だったのかもしれません。観客数は1万8百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ライオンズはグラマン投手と石井一投手が先発。2回にラロッカ選手の8号2ランでスワローズが先制し、さらに1死満塁から青木選手の2号満塁本塁打で一気に6点を先制します。しかし、大量点に気が緩んだか、石井一投手は直後の3回表に細川選手の2号2ランなどで2点差に迫ります。スワローズは3回にラロッカ選手の2打席連続の9号ソロ、さらに5回は3打席連続の10号3ランで突き放しますが、取った直後に同じだけ投手陣が失点し、結局2点差から開きません。しかしその後は継投陣がともに抑え、結局そのまま10対8でスワローズが勝っています。観客数は1万2千7百人ほどでした。
 福岡のホークス対カープは新垣投手と黒田投手が先発。昨年は黒田投手に2敗を喫したホークスですが、今日は5回に山崎選手の犠飛で先制し、6回には江川選手の2点適時打も出ます。一方の新垣投手は5回まで完璧な投球。終盤少し安打されましたが、9回を4安打無四球・94球で今季初完封で6勝目。打線も8回にソロ2本でダメ押しし、5対0で快勝しました。ホークスは同率首位に立っています。2万4千1百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対イーグルスは三浦投手と一場投手が先発。ベイスターズが序盤で一場投手を攻略して3回で5点。一方、三浦投手は8回を2失点に抑え、通算100勝を挙げました。観客数は9千4百人ほどでした。
 神戸の合併球団対読売はデイビー投手とパウエル投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万3百人ほどでした。

 ところで、今日、プレーオフについての両リーグの案が出ました。パリーグは現状のプレーオフを、セリーグは優勝はリーグ1位とし、異なるリーグの1位と2位が「たすきがけ」でプレーオフを行い、その勝者が日本シリーズを行う、という案を出しました。私としてはセの案に全面的に賛成です。年によっては、片方のリーグの2位が、もう一方のリーグ1位球団より強い、という年もあるかもしれません。実際問題として、短期決戦とはいえ、昨年の日本シリーズはパリーグ2番目の勝率のマリーンズがセリーグ1位のタイガースを圧倒しました。
 このセリーグ案について、2年ほど前に辞意を表明したくせにまだ居座っている根来なる輩が「(セの案だと)日本シリーズが日本一を決めるのではなくて、オープン試合のようになってしまう。付加価値が落ちれば、(機構の財源である)収入が落ちる」と言ったそうです。そんなに「同一リーグでの日本シリーズ」が嫌だったら、2年前の「一リーグ騒動」の時にもっとその事を主張すべきでしょう。今更、何を寝ぼけた事を言っているのでしょうか。
 だいたい、仮に「同一リーグ球団での日本シリーズ」が実現したら、その新鮮さで盛り上がり、付加価値はむしろ上がるのではないでしょうか。また「オープン試合(オープン戦の事か?)」などとぬかしていますが、どんな組み合わせになろうと、日本一を賭けた試合を、春先の調整のような感覚でプレーする選手などいるわけがありません。相変らず、選手の心など何一つ分かっていない輩です。もっとも、選手の心を少しでも分かっていれば、未だにコミッショナーに居座ったりするわけがないのですが。
 野球音痴の戯言など相手にせず、ぜひともこのセリーグ案でやりたいものです。個人的には、プレーオフは1位チームの2勝アドバンテージの4勝先取制(もしくは1勝アドバンテージの3勝先取制)で、二つのカードを交互に開催する、という形がいいのではと考えています。

 他にも、交流戦がらみで印象深い記事がいくつか見受けられました。上の根来発言に次いで呆れたのは、読売の近藤ヘッドコーチの「ここはよく知っているんだ。18連敗を止めた球場だからな」。ロッテ監督だった98年に「地獄」の18連敗をストップさせたのが、神戸。と言ったとか。なんか止めた功績を自慢しているようですが、その前日に神戸で「日本記録」を達成させた采配についてはどう思っているのでしょうか。既に何度も書いていますが、この年のマリーンズは打率リーグ1位で防御率リーグ2位な上に、得失点差は得点が上回りながら最下位。それに対して当然のごとくクビになった近藤監督(当時)の捨て台詞は「もっと強いチームでやりたかった」です。
 一方、嬉しく思ったニュースも二つほどありました。ライオンズの松坂投手は「襟騒動」において、新庄選手に賛同する発言をし、また、奇抜なパフォーマンス予告もしていました。期待したいものです。
 また、交流戦に備えて打撃練習をしたファイターズ投手陣ですが、打撃投手を務めた佐藤義則コーチの球にバットを折られた選手がいたとか。現在52歳で、投手相手の練習とはいえ、現役選手のバットをへし折るのですから、凄いものです。さすがは40歳11ヶ月でノーヒットノーランを達成しただけの事はあります。

新庄選手の「襟問題」について

[ 野球 ]

 ファイターズの新庄選手が着ているアンダーシャツの襟でちょっとした騒動が起きています。私個人は、非常に服装に無頓着な人間ですので、生まれてこのかた「ファッションで自己表現」という事をやったことはありません。したがって、新庄選手の気持ちは全く分かりません。
 また、この「襟」を直接相手にしたチームは、ホークスの王監督・イーグルスの野村監督ともにかなり手厳しく批判しています。私は「敵チーム」ながら、この両監督には多大な敬意を持っていますし、世代が上の二人がこのような感想を持たれるのももっともだとは思います。
 とはいえ、やはりこの「襟」はそんなに大きく批判される問題なのか、と強く思います。

 春先のマリンや仙台で、アンダーシャツと防寒帽を一体化させた服装の選手は少なからずいました。確かに、これには「防寒」という具体的な目的があります。とはいえ、「統一性のなさ」という点では新庄選手以上でしょう。
 また、タイガースの金本選手・ホークスの松中選手などは、かなり目立つ大きさ・色の首飾り(?)をつけて試合に出ています。もちろんあれはユニフォームの一部ではありませんが、同じように首周りに存在し、襟以上に目立っています。
 他にもちょうど新庄選手が最初に話題になった1992年にタイガースに在籍したオマリー選手(現タイガース駐米スカウト)は、一人、灰色の袖のアンダーシャツを着ていました。
 こういう、過去や現在の例からしても、別に「新庄選手の襟」がさほどマナーや慣習に違反するものとは思えません。現に、最初の試合で最初は審判団も了承しています。
 「4月の引退発言」以来、新庄選手については賛否両論が多く、厳しい批判を続ける球界関係者も少なくありません。そのため、風当たりも強いのでしょう。とはいえ、もう少し寛大でもいいのではないでしょうか。

2006年05月08日

思い入れは分かるけれど

 日経BPのITproに本当はすごい「Windowsの互換性維持」という記事がありました。この記事、二つの小見出しがあるのですが、一つはWindowsの互換性は,「場当たり的な対策」の猛烈な積み重ねで、もう一つはWindows 95用「ときめきメモリアル」にもきちんと対応でした。なんか、この小見出しだけを見ると、記者さんはMicrosoftをバカにしているようにも見えますが、読んでみると、本気で「Windowsの互換性」について褒めています。
 特に、XPで95用「ときメモ」が動いた事は相当嬉しかった模様です。個人的にはこの記者さんの気持ちはよく分かります。10年ほど前、私もあのゲームにはかなりハマりました。そして、この記事でそれがXPで動くと知った時は、何となく嬉しく思ったりしました。

 とはいえ、「ITのプロ」を標榜しているサイトで、その喜びをそのまま記事にしてしまう、というのはちょっと何だかな・・・と思いました。やはり趣味と仕事の区別はきちんとしてほしいものです。
 あと、「場当たり的な対策の積み重ね」では、本質的な対策にはならないのでは、という疑問をぬぐえません。やはり「場当たり」を繰り返しても、対策同士の関連性や整合性がなければ新たな問題が生じるのではないのでしょうか。実際に、Windowsのサービスパックだのパッチだのの副作用でアプリに障害が発生した経験を一度ならずしている事もあり、強くそう思いました。

2006年05月07日

変遷しすぎ

 支払い関係の古い資料を整理していました。別に非常に古いものでもないのですが、表記されている金融機関は「三菱銀行」「第一勧銀」「郵政省」などと、現存しないものばかりです。考えてみれば、この10年で全国規模の金融機関のほとんどが合併だの組織変更だので名前が変わっているのだから無理もありません。さらに、あわせて支店の統廃合も派手に行われています。そのため、かつて私が「第一勧銀代々木支店」と契約したものが、現在では「みずほ銀行新宿南口支店」との契約になったりしていました。
 頭では理解しているつもりですが、この古い資料を見ると改めて、大規模な「金融再編」というものを実感しました。
 もっとも、派手に再編したのはいいのですが、その割には便利になったという実感がありません。強いて言えば、インターネットバンキングとコンビニでの出金ですが、どちらも、金融再編の効果というよりも技術の進歩に沿った感じです。また、これも金融再編とは直接関係ないとはいえ、その間の低利により、国民家庭の利息収入合計が280兆円も減ったと聞くと、なんだかな、という気分になります。
 なんかとりとめがなってしまいましたが、とにもかくにも、金融機関の変遷に改めて驚かされました。

打線がつながらず、3タテを喫する

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は小野投手とオバミュラー投手が先発。オバミュラー投手は来日初登板初先発です。なお、試合前にマリーンズの新外国人・ミラー投手の入団発表も行われています。
 1回裏、いきなり西岡選手が四球を選びますが盗塁失敗。2死後に福浦選手が安打するという、ややちぐはぐな攻めを見せます。そしてこの「ちぐはぐな攻め」がこの試合を通じてのしかかりました。
 一方、ここ2試合、先発が中盤で崩れていた投手陣ですが、今日の小野投手は粘りの投球。ほぼ毎回走者は出しますが、要所は締めます。特に4回表は、2安打と四球で2死満塁としますが、塩崎選手の強い当たりを自ら好捕。抜ければ2失点の所を凌ぎます。
 ところが、その好投に打線が応えられません。3回は先頭の西岡選手が二塁打で出て、犠打で1死3塁となりますが、そこで中軸が連続三振に打ち取られます。4回は先頭のフランコ選手が歩くも、エンドラン失敗などで2死無走者になった後、再び橋本選手が四球で出塁するなど、初回と同じ「ちぐはぐな攻め」になってしまいした。結局オバミュラー投手は5回を3安打4四球ながら無失点で抑えて降板しています。

 そして0対0で迎えた6回裏、昨日に続いて登板の二番手・菊地原投手から2安打して1死1・2塁に。ここで出てきた萩原投手から、2死後に橋本選手が今日三つ目の四球を選び、2死満塁とします。しかし、ここで堀選手が倒れ、またまた先制なりません。
 そして直後の7回表、ここまで粘りの投球をしてきた小野投手が、ついにつかまります。1死後、塩崎選手に二塁打を打たれ、続く日高選手も連続二塁打、右翼手の守備もまずく、先制された上に三塁に進まれ、ここで小野投手は降板になってしまいました。さらに二番手の藤田投手が、ガルシア選手は三球三振に打ち取ったものの、四球の後に連続適時打を喫します。この回、2失策もあって、一挙に4点を失ってしまいました。
 一方、打線は萩原投手に8回まで抑えられ、9回に大久保投手に先頭のサブロー選手が安打するもの、後続はなく、完封リレーを喫してしまいました。
 これで合併球団に3タテを喫し、貯金は1に。結果的にこの3連戦で3連勝していたら首位だったのですが、一転して5位に転落してしまいました。もっとも、首位のライオンズとの差は2.5しかありませんが・・・。なお、連休最終日な上に雨模様という事もあり、観客数は1万8千2百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは涌井投手と杉内投手が先発。今日の涌井投手は制球が悪く、初回は1安打2四球で満塁にした後にズレータ選手に適時打。さらに2回は2死満塁から松中選手に押しだし四球、さらにズレータ選手にはこの回二つめとなる死球が頭部に行って連続押し出しで4点目に。ところが、この死球、頭部にいきながら「直球でない」みたいな理由で危険球退場になりません。ならば、本来の頭の位置にすら来ていない先週の渡辺俊介投手の球も危険球でないと思うのですが・・・。いずれにせよ、この序盤の得点もあり、杉内投手は8回を9安打1四球ながら2失点投球。7対3でホークスが連勝し、首位ライオンズとの差を1にまで縮めました。観客数は1万8千8百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは青山投手と金村投手が先発。新人の青山投手は17試合目でのプロ初先発です。初回にいきなり連打されるなどで1点を失いますが、4回までその1点のみ。一方、暴行被害の関係で久々の登板となった金村投手も4回まで1失点に抑え、1対1のまま5回を迎えます。しかし5回表、青山投手は二塁打と自らの失策で無死1・3塁となり、森本選手の犠飛で勝ち越されて降板。さらに二番手の有銘投手が稲葉選手に2点適時打を喫して3点差に。6回にもファイターズが3点追加して6対1となります。イーグルスも一昨日同様に終盤に反撃し、9回裏、7対4と3点差に迫り、なお1死満塁と一発出れば逆転サヨナラの好機でしたが、高須選手さらには礒部選手が倒れ、ファイターズが逃げ切りました。金村投手は3勝目、マイケル中村投手が10セーブ目を挙げています。観客数は1万3千7百人ほどでした。

 横浜のタイガース対ベイスターズは江草投手と秦投手が先発。ベイスターズに強い矢野選手を休ませたタイガースですが、代役の浅井選手が大活躍。4回に今季1号となる先制本塁打を放ちます。その後、2対1と逆転されますが、7回に代打で登場した檜山選手がこれまた第1号となる本塁打を放ち、同点のまま9回に入ります。ベイスターズはクルーン投手を投入しますが、1死から浅井選手が本日3安打目となる二塁打を放って出塁すると、二死後に赤星選手に勝ち越し二塁打が出ます。その裏は久保田投手が抑え、3対2でタイガースが勝利。同点の8回裏を抑えた藤川投手が今季1勝目を挙げています。観客数は2万2百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズはロマノ投手とドミンゴ投手が先発。3回表に一塁での判定を巡り、ロマノ投手が退場に。さらにそれに怒って一塁ベースを引き抜いて投げたブラウン監督も退場となります。その後、4回表にドラゴンズがアレックス選手の2ランで先制しますが、5回にカープが5安打して5点を取って逆転。9回にベイル投手からウッズ選手が7号ソロを打って反撃しますが、後続が断たれ5対3でカープが勝っています。観客数は1万2千9百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズはグローバー投手と藤井投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万2千人ほどでした。

2006年05月06日

毎日が日曜日?

 年末年始を除けば今世紀初となる5連休を過ごしています。といっても、デーゲームを球場やTVで観戦するか、パソコンに向かって何かしているのがほとんどです。強いて「連休ならでは」の事を挙げると、普段は野球観戦の帰りはバスを使っているのですが、昨日・今日は休みで体力が溜まっていた事もあり、二日とも歩いて帰った事くらいです。
 というわけで、のんびりと過ごしているのですが、一昨日以来、毎日夕方になると自然と「明日からの仕事」について考えてしまいます。どうやら、長年の習慣で「年末年始以外で二日続けて休めば翌日は仕事」という感覚が染みついているようです。おかげで、今日も含め、ここ三日ほど、妙な意味で「毎日が日曜日」状態になっています。
 まあ、仕事について考えると行っても、負の感情でなく、積極的にあれをやりたい、という感情なので、負担にはなりません。もっとも、転職して1ヶ月で仕事に対して負の感情が生じるようでは救いようがないので、当然の事ではあるのですが・・・。

連日の大量失点で連敗

[ 野球 ]

 昨日に続き、マリンスタジアムに対合併球団戦を見に行きました。今日は試合前の企画でバレンタイン監督がダンスを披露。ベンチ前に板を敷いたさほど広くない場所を使って踊っていました。ダンスの巧拙など全然分からないのですが、素人目にも軽やかに動いていたように見えました。
 試合のほうは渡辺俊介投手と川越投手が先発。前回、無安打のまま降板した渡辺俊投手ですが、今日は1死からいきなり連打されます。そして2死後に谷選手に詰まりながらも右前に落とされ、あっさり先制されてしまいました。さらに3回は2死を取ったものの、そこから中村選手に右中間を破られて二塁打され、続く谷選手に二打席連続の適時打を喫して2点目を奪われます。
 一方、昨日は平野佳投手に押さえ込まれた打線は今日も低調。安打こそ出るものの後続がありません。そして3回裏、2死から西岡選手が安打で出ます。続く今江選手は一塁方向へファウルフライ。これを二塁の平野恵選手がヘッドスライディングで捕りますが、捕球と同時にフィールドシートの壁に顔から激突。マリーンズファンも含め場内から平野コールがわき上がりましたが、起き上がる事ができず、そのまま担架で運ばれてしまいました。検査の結果、骨には異常がないものの、かなり痛みが出ているとのこと、心配です。

 この事故で、場内の雰囲気が止まったような感じになりました。そのせいか、4回表から5回表までともに三者凡退。5回裏にマリーンズが2安打しましたが、結局得点に結びつきません。
 そして6回表、ここまで何とか2失点で抑えてきた渡辺俊投手が突如大乱調。先頭の中村選手にストレートの四球を出した後、1死後阿部真選手も歩かせ、さらに内野安打で満塁に。そして2死後に9番の日高選手に押しだし四球を出して、四球三つで追加点を献上します。昨年の渡辺俊投手から考えると信じられないような制球の乱れです。そして続くガルシア選手が走者一掃の3点適時二塁打。続く村松選手にも二塁打が出て、この回5失点。計7失点でここで降板となりました。このあたりで、昨日同様、少なからぬお客さんが帰ってしまいました。
 川越投手はここまで安打は打たれながらも、要所で内野ゴロを打たせて無失点できたのですが、その裏、渡辺俊投手につきあったのか、同じく1安打2四球で二死満塁とします。しかし、ここで里崎選手が右直に倒れ、得点できません。
 7回表は二番手の内投手が抑え、その裏、大塚選手と今江選手の二塁打で何とか1点を返します。ところが、8回から登板した川崎投手が昨日に続いて打ち込まれます。四球と安打で1死1・2塁とし、左打者の村松選手の打席で重盗を決められるなど、完全に相手に呑まれています。そしてそこから3連続適時打を喫し、二日連続4失点となってしまいました。
 その裏、3番手の菊地原投手の制球が乱れ、死球・四球・内野安打で無死満塁に。ところが、二度目の満塁での登場となった里崎選手が初球を打って遊直に倒れ、続く辻選手の内野ゴロの間で1点を返したものの、反撃はそこまでとなります。それにしても、この大差で加藤投手と菊地原投手という昨年の中継ぎエース二人を投入する合併球団の采配は謎です。
 そして9回には小宮山投手が登板。昨日に続き、完璧に抑えます。そして2死から日高選手に対しては134km/hの直球でストライクを取った後、87km/hのシェイクを投球。さらに3球連続で計4球シェイクを投げ、最後は空振りの三振に打ち取りました。大敗ながらこの魔球連投に、場内から大歓声があがりました。
 その裏、今江選手の3号2ランで4点目を取りますが、焼け石に水。結局11対4と連日の大敗を喫し、3位に後退し、貯金も2となりました。
 中盤で大差がついてしまい、打線はつながらず、爽快だったのは小宮山投手の投球くらいと、なんか昨日の再放送みたいな試合になってしまいました。観客数は27,519人。残念ながら二日連続の満員御礼はなりませんでした。
 ところで、昨日の里崎選手のブログに、直さんは調子は悪くなかったと思う(中略)何で打たれたんだろう??(中略)明日は俺の力が必要だろうな。期待に答えて良い結果を出したいね。という記載がありました。これを読むと、橋本選手のリードが悪く、さらにその起用をしたベンチも悪い、と解釈できてしまいます。
 その「大言」の結果が、昨日より多い失点+満塁で二度の凡退だったわけです。8回に易々と重盗されたのも、川崎投手だけの責任とは言えないでしょう。
 昨年ブレイクして、オフのTVなどにも多数登場し、さらにWBCでベストナイン捕手にまでなったわけですが、どうもこの一連の知名度向上が現時点では良くない方向に影響している感じです。
 「チームの主力選手の一人が、感情として浮かんだ事をそのまま万人が見れるブログに書く」という事がどのような影響をおよぼすか、という事を全くもって理解していないようです。このままだと、本人にもチームにもかなりの悪影響を及ぼしかねません。どこかで軌道修正がなされるといいのですが・・・。

 所沢のライオンズ対ホークスは西口投手と寺原投手が先発。初回に守備の乱れもあってライオンズが1点を先制します。一方、西口投手は3回まで完璧に抑えますが、4回にズレータ選手の来日100本目となる7号3ランで逆転。さらに昨日一軍デビューした高卒2年目の江川選手のプロ初適時打も出て計4点を取ります。さらに終盤には本塁打攻勢。松中選手の通算250号となる7号2ランなどで計11点。一方、寺原投手は3回から7回まで無安打投球。8回には失策二つで、9回は自らの2暴投などで1点ずつ取られましたが、9回を5安打1四球3失点1自責点で3年ぶりの完投勝利を挙げています。観客数は2万5千6百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは金田投手と江尻投手が先発。3回にマシーアス選手の適時打で先制し、5回にもマシーアス選手の2打席連続適時打などでファイターズが4点を追加します。その裏、イーグルス打線も4連打などで3点を取って2点差にし、江尻投手をKOしますが、以下はファイターズの継投陣が今日は無難に無失点に抑え、そのままファイターズが6対4で勝っています。観客数は昨日を上回る2万1千6百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは土肥投手と安藤投手が先発。初回に金本選手の適時打でタイガースが先制しますが、その裏、あっさりベイスターズが2点を取って逆転。その後も、5回に中押し、8回にダメ押し点を挙げます。一方、打線は計9安打するものの11残塁という拙攻。2回以降は1点も取れず、4対1でベイスターズが勝っています。これでタイガースの開幕からの対ベイスターズ連勝は7で止まっています。観客数は2万6千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズは大竹投手と朝倉投手が先発。4回にドラゴンズが満塁から上田選手の3点適時二塁打で先制し、続く5回には井端選手の今季1号となる2ランで追加点を挙げます。朝倉投手は6回を8安打3四球ながら1点に抑え、ドラゴンズが6対1で勝っています。観客数は2万3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは内海投手と川島投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千7百人ほどでした。

2006年05月05日

日記やブログの置き場所

 先日、おもしろそうなブログと日記をみつけました。こういう場合、RSSを配信していればRSSリーダーに、なければ「はてなアンテナ」に登録しています。ところが、まずブログのほうですが、そこから出すRSSが私の使っているThunderbirdだと読めないのです。利用者数の多いブログサービスの一つ「アメブロ」なのですが、何か特殊なRSSの出力をしているのでしょうか。他のサイトではこのような事がないので、こちらのせいではないと思うのですが・・・。
 さらにRSS非対応の日記サイトを「はてなアンテナ」に登録しました。すると、一昼夜で10回くらいの更新情報が届きました。ところが、実際の日記の更新はされていません。ではなぜそんな更新情報が来るかというと、この日記サイト、定期的にサイトに表示されている広告文が更新されるのです。その情報がたびごとにアンテナにひっかかるわけです。しかもそこに載る広告はインチキ臭い金儲け話ばかりで、それが品のない広告文で掲載されます。そんな広告文を見せられてまで更新情報を見なければならないほどの日記ではないので、一日でアンテナから外しました。
 無料提供サービスを使ってブログや日記を開設する人が、どのような判断基準でサービスを選択するのかは知りません。しかしながら、その際に、「読む側の更新情報の取得しやすさ」も考えてもらえれば、と思います。特に自動挿入される広告については注意してもらえれば、と思いました。

投打守とも冴えず、大敗を喫する

[ 野球 ]

 今季5度目のマリンスタジアムに行きました。バスから降りると、ちょうど昨年の優勝記念碑の除幕式の最中で、幕が取られた瞬間を見ることができました。また、今日から球場前で「マリスタ千産千消まんぷく広場」(地産地消の千葉版)という事で、地元産の食品の販売会をやっていました。都道府県別豚肉の生産量において千葉県が4位だというのを知ることができるなど、有意義な企画でした。また、その豚肉をはじめ、トマトや鯵のさんが焼きなども美味でした。ただ、今日の10m前後の強風下での屋外での食事は厳しく、何度も発泡スチロールの皿が風に飛ばされました。
 さて、試合のほうは清水直行投手と平野佳投手が先発。前回完封された平野佳投手に対し、今江選手と里崎選手を外して、下位に左打者を3人並べるオーダーを組みます。しかし、その効果もなく、最初の一巡は1安打のみ。併殺もあって9人で終わります。
 一方、今季ここまで安定した投球を続けてきた清水直投手ですが、今日は、ボールが先行気味で初回・2回と安打されます。しかし、2回までは無失点に抑えます。
 ところが3回裏、先頭の阿部真選手を歩かせ、次のガルシア選手に左前に運ばれます。そしてこの打球のバウンドを見誤ったフランコ選手が後ろにそらし、一塁走者が一気に生還し、合併球団に今季マリン3試合目で初の得点を許してしまいました。

 しかし、直後の4回表、先頭の西岡選手が歩くと、続く昨日決勝本塁打の堀選手が左翼線を破る二塁打。西岡選手が一気に生還し、即座に追いつきます。しかし、続く無死2塁の逆転機で、福浦選手が三球三振。その後、フランコ選手は歩いたものの、結局得点は入りませんでした。
 4回の無死1・2塁→1死2・3塁はなんとか凌いだ清水直投手ですが、5回についに捕まります。連打で無死1・3塁とされた後、打率1割台の中村選手に左中間を破る2点適時二塁打で勝ち越され、さらに1死後、今季打率2割で本塁打ゼロのブランボー選手に、逆風の中、左中間スタンドに2ランを叩き込まれてしまいました。
 さらに6回、二番手の川崎選手も捕まります。先頭打者の三遊間の安打性の当たりは西岡選手が好捕しますが、そこからガルシア選手・大西選手に連続本塁打。さらに谷選手に安打された後、中村選手の右中間の飛球をパスクチ選手が捕球できず二塁打に。ここまでの2登板は抑えてきた川崎投手でしたが、今日は打ち込まれ、ここで降板となってしまいました。
 さらに三番手に内投手が登板したものの、水口選手に2点適時打を喫してこの回計4失点。さらに7回にも適時打を打たれ、ついに二桁失点となってしまいました。
 一方、大差がついても平野佳投手の投球は変わらず、マリーンズ打線は攻略の糸口すらつかめません。好機らしい好機といえば、7回に先頭のベニー選手が内野安打が出た時くらい。しかも、そこも2死1・2塁にまでしますが、得点にはなりません。この7回裏の攻撃が終わった時、まだ15時過ぎであるにも関わらず、潮が引いたように2割くらいのお客さんが帰途についていました。
 7回まで毎回の16安打を打たれていた投手陣ですが、4番手の小宮山投手は好投。8・9回を三人ずつで抑えます。しかし、打線は最後まで平野佳投手を攻略できず、結局9回を4安打2四球のみ。10対1で合併球団に大敗しました。
 投手は打ち込まれ、打線は沈黙、しかもまずい守備が失点につながるなど、散々な内容でした。見所といえば、堀選手の適時二塁打と小宮山投手の好投だけと言えるでしょう。まあ、1年やっていればこういう日もあるでしょう。ちょうど1ヶ月前にも3連戦の頭で大敗した後に連勝してカード勝ち越しをした事がありました。今回もそのようにしてほしいものです。
 なお、観客数は29,072人。これは実数発表を始めた昨年からのマリン最高記録です(ちなみに昨年の最高はプレーオフ第2戦の28,996人)。試合中にはオーロラビジョンに「満員御礼」の表示も出ました。ちなみに、この昨年の最高を越えたというのには、フィールドウイングシートの設置により、収容人数が増えた、という要因もあります。明日は試合前に監督のダンスが披露されるそうですが、その効果でさらなる新記録の達成を期待したいところです。

 所沢のライオンズ対ホークスは松坂投手と斉藤投手のリーグを代表するエース対決。序盤は予想通り投手戦に。3回に松中選手の久々となる6号ソロでホークスが先制しますが、得点はそれのみ。一方、斉藤投手は5回まで1安打に抑えます。しかし6回、四球二つで2死1・2塁とし、和田選手に逆転の適時二塁打が出ます。さらに五番に抜擢された平尾選手にも連続適時二塁打が出て、ライオンズが3点取って逆転します。さらに7回にはリーファー選手の来日1号が出て、斉藤投手はこの回途中で降板。さらに二番手の水田投手も打たれ、計7点をホークスが失います。9回表にホークスも4点を返しますが、点差が大きく、最後は小野寺投手が何とか抑え、7対5でライオンズが勝っています。観客数は38,480人ほどでした。
 ナイターで行われた仙台のイーグルス対ファイターズは朝井投手と八木投手が先発。3回に満塁から小笠原選手の2点適時二塁打が出てファイターズが先制。さらに6回には稲葉選手の5号2ランで突き放します。一方、八木投手は4回まで走者を出さず、7回にフェルナンデス選手に6号ソロを打たれたものの、2安打1四球1失点にイーグルス打線を抑えます。
 ところがその八木投手が87球にも関わらず交代させたのが誤算の始まり。8回から登板のトーマス投手が四球二つで降板してしまい、続く武田久投手が憲史選手に適時打を打たれて2点差になります。さらに9回から登板のマイケル投手がまた誤算。2安打で1死1・3塁とし、山崎選手の内野ゴロの間に走者が帰ってついに1点差。さらに続く佐竹選手にぶつけてしまい、長打が出れば逆転サヨナラとなってしまいます。ここでベンチはマイケル中村投手をあきらめて岡島投手を投入。対する礒部選手の打球は左翼方面の大飛球となりますが、逆風もあって押し戻され、左飛となって試合終了。4対3でファイターズが逃げ切り、岡島投手が移籍後初セーブを挙げています。観客数はこちらも座席増設工事が完了した事もあり、イーグルス主催試合では最多の20,981人となっています。

 横浜のベイスターズ対タイガースはベバリン投手と井川投手が先発。2回に昨日のヒーロー・矢野選手の適時打でタイガースが先制すると、上位打線の3連打で計4点を取ります。その裏、ベイスターズが3連打で1点を返すものの、3回表には矢野選手の4号2ラン、4回には2打席連続となる5号3ランが出て、序盤で早くも11対1とします。
 これであとは井川投手が抑えて大勝、という展開かと思われましたが、どうもしっかりしません。4回裏にはあわや本塁打というような適時二塁打で2点目を取られ、さらに5回には2死3塁から内野安打で1点返された後、吉村選手の6号3ランが出ます。結局、井川投手は5回を11安打2四死球6失点で降板と、大量援護はあったものの、負けに等しい内容でした。
 直後の6回に矢野選手の3打席連続となる6号ソロなどで2点を加えます。矢野選手は今日は7打点で昨日からあわせて5打席連続打点となりました。そして6・7回裏は二番手のダーウィン投手が完璧に抑え、やっと流れが落ち着いたかと思いました。ところが、8回に今季初登板の桟原投手が4安打で2点を返されて降板。さらに金沢投手が村田選手に10号3ランを打たれ、最大10点差の試合がついに2点差となります。
 そして9回裏も久保田投手がいきなり連打され、一発出れば逆転サヨナラとなりますが、ここは併殺などで切り抜け、何とか13対11で逃げ切りました。久保田投手は6セーブ目です。観客数は26,182人でした。
 東京ドームの読売対スワローズは野間口投手と館山投手が先発。同点で迎えた3回表にラミレス選手の適時打でスワローズが勝ち越し、さらに宮本選手の適時打などで計4点。その後も着実に加点し、6回にはリグス選手の3号2ランが出るなど8点を取ります。読売も6回に1点を返し、さらに7回には加入2試合目の小関選手、さらには初登場のディロン選手などの4連打で3点差とし、館山投手をKOします。しかし、二番手の木田投手が反撃を絶ち、9回には2点をダメ押しして10対5に。その裏は石井弘投手が抑え、スワローズが勝ちました。
 これでセリーグは首位から3位までが2.5差内にひしめく混戦模様となっています。観客数は45,389人でした。

 日中に行われた広島のカープ対ドラゴンズはダグラス投手と山本昌投手が先発。山本昌投手の立ち上がりが悪く、4安打と2死球でいきなりカープが4点を先制します。ところがドラゴンズもウッズ選手の6号ソロなどで反撃し、6回に守備の乱れで同点とした後、ウッズ選手の3打点目となる適時内野安打でついに逆転します。
 山本昌投手も2回以降は立ち直って6回まで0点に抑え、勝ち投手の権利を得て降板しますが、今日のドラゴンズは継投陣が誤算でした。7回から登板の高橋聡投手が四球を連発して降板。続く三番手のデニー友利投手が同点適時打を喫し、さらに満塁から内野ゴロの間に勝ち越されます。さらに8回から登板の小林投手も制球が悪く、満塁から押しだし死球を出し、さらに栗原投手に2点適時打を喫して4点差になります。そして9回はベイル投手が抑え、カープが9対5で勝利。カープはこれで3連勝となっています。観客数は30,151人でした。
 というわけで、今日は好天という事もあり、観客数の合計は19万255人でした。

2006年05月04日

8周年

 今日でこのサイトは開設8周年となりました。子供だったら、もう小学2年生になっているわけで、そう考えると、かなり長い年月がたったものだな、と思います。
 現在は「日々の雑記中心。春から秋はプロ野球見物記」というサイトですが、そこに至るまで、いろいろな変遷がありました。これは、書(描)きたいものを好きなときに書(描)く、という基本姿勢をずっと維持してきたからです。そしてこれはこれからも変わらないでしょう。
 というわけで、先がどうなるかは作っている我々も全く持ってわからないのですが、よろしければ今後も目を通していただければ幸いです。

69年組のソロ2本と好継投で勝利

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは倉野投手と小林宏之投手が先発。倉野投手は今季初登板です。
 1回裏、先頭の大村選手がいきなり内野安打を放って盗塁。そして1死2塁からここのところ不調のカブレラ選手が右前に弾き返し、あっさり先制されます。
 しかし直後の2回表、調子を戻しつつある先頭のフランコ選手が右翼席に今季2号となるソロを放ち、同点に追いつきます。続くパスクチ選手も安打しましたが、大松選手の打席でエンドランをかけたところ、いい当たりながら右翼手正面のライナーになり併殺で、逆転には至りませんでした。
 そして3回は簡単に2死になりますが、ここで前の打席でも安打を放った堀選手が左翼席最前列に3号ソロを放って勝ち越します。

 小林宏投手は初回こそ失点しましたが、そこからは前回同様の完璧に近い投球。2回から5回まで走者を一人も出しません。そして6回1死から大村選手に一塁線を抜かれかけますが、これを福浦選手が好捕して内野安打止まりに。そして続く川崎選手を併殺に打ち取ります。一方の倉野投手も、ソロ2本を含めて7回途中まで5安打1四球。昨日同様に投手戦となります。
 そして7回に先頭のフランコ選手に久々の安打が出るなど1死1塁となると、ここから両チーム継投合戦になります。まず、大松選手には篠原投手が登板。マリーンズもサブロー選手を代打に出しますが、抑えられます。続いて新人ながら7ホールドの藤岡投手が登板して、この回、結局0点に終わります。
 その裏、ここまで3安打無四球の小林宏投手ですが、1死後に松中選手に、あと1メートル高ければ本塁打、という二塁打を打たれます。続くズレータ選手は三遊間に。しかし昨日同様、西岡選手が好捕して2死2塁となります。ここで打席は柴原選手。この展開は昨日6回に失点したときと非常に似た状況です。それもあるのかベンチはここで藤田投手を投入。これが成功し、柴原選手を三球三振で斬って取ります。
 打線は8回に藤岡投手を攻めて2死満塁とし、2安打のフランコ選手が打席に。ここで代った三瀬投手に対し、1・2塁間を抜いたかと思われる当たりを放ちますが、二塁の本間選手が好捕し、追加点は入りません。
 そして8回にマリーンズは藪田投手をマウンドに。対するホークスは先ほど好捕の本間選手に代打で森本選手を送ります。この「2対1で負けている8回に、直前に好守備をした選手に代打を出す」というのは、昨年のプレーオフ5戦と非常によく似た展開。それだけに嫌な雰囲気もあったのですが、ここは藪田投手が三人を完璧に抑えます。
 そして9回裏は小林雅英投手が登板。一番から始まる打線でしたが、これを今季2度目となる三者凡退で完璧に抑え、11セーブ目を挙げました。
 今季、WBC疲れのせいか、藤田投手と藪田投手が今ひとつ冴えない事が多かったのですが、今日は小林雅投手を含めた三人が完璧な投球。継投陣も昨年のいい形に戻りつつあるようです。
 というわけで、安定した投手陣と、1969年生まれのベテラン二人の一発でマリーンズが勝ち、1日で貯金4および2位に復帰しました。小林宏投手は2戦2勝です。観客数は3万4千2百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対イーグルスは吉井投手と愛敬投手が先発。2回に先頭のフェルナンデス選手が安打で出ると、意表をつく盗塁。これが日高選手の悪送球を誘って3塁に到達します。この好機に山崎武選手の適時打でイーグルスが先制。さらに3回から7回まで高須選手の適時打や鉄平選手の2号ソロなどで毎回追加点を挙げます。
 一方、プロ2度目の先発となった愛敬投手は4回に1点を取られたものの、8回まで5安打無四球と好投します。そしてプロ初完投勝利のかかった9回裏、3・4番を相手に簡単に2死を取り、「あと一人」としますが、そこから4連打を喫して2点を失い、降板します。続く福盛投手も阿部真選手に適時打を打たれて1点差となりますが、最後は早川選手を三振に打ち取って試合終了。イーグルスが5対4で逃げ切りました。
 愛敬投手は2勝目で無敗記録を106に伸ばしています。これでイーグルスは今季2度目のカード勝ち越し。連戦前に合併球団の中村監督が「ここからは確実に勝たねば」みたいな事を言っていましたが、返り討ちにあった形になりました。観客数は2万8千8百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対ライオンズは橋本投手と宮越投手が先発。初回に1死3塁から小笠原選手の4号2ランでファイターズが先制。さらに6回には小笠原選手の適時打、7回には田中幸選手の安打に失策が重なって4点目を挙げます。
 橋本投手は7回まで3安打無失点でしたが、8回に四球を出したところで降板。その後、失策もあって1点を返されます。そして9回から登板のマイケル中村投手は代打攻勢の前にいきなり連打され、一発同点の場面となりますが、次の高木選手の当たりはボテボテながら「これしかない」という位置の二塁ベース真っ正面で併殺に。続く赤田選手も凡退してファイターズが4対1で勝ちました。ファイターズは今季の札幌ドームでのライオンズ戦6戦目にして初勝利となっています。観客数は2万5千1百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープはゴンザレス投手と佐々岡投手が先発。3回にカープが新井選手の4号ソロで先制します。一方、今季好調の佐々岡投手は6回を投げて3安打無四球とスワローズ打線を抑えます。7回にスワローズは五十嵐投手を送りますが、死球と四球で無死1・2塁で降板。そして内野安打二つでカープが追加点を挙げます。そしてさらに無死満塁で新井選手の打球は三塁ベース上に弾むゴロに。これを岩村選手が捕球して、あえて三塁ベースを踏まずにバックホームしてさらに一塁転送。5-2-3の併殺になったかに見えましたが、三塁塁審は岩村選手がベースを踏んで二塁走者がアウトになったため本塁はタッチプレーと判定し、3点目が入ります。さらに栗原選手にも適時打が出てカープが4対0としました。
 一方、カープ投手陣は7回から林投手・永川投手・ベイル投手の継投で、スワローズ打線を計5安打無四球の完封リレー。これでスワローズを抜いて4位に浮上しています。また、佐々岡投手は先発での100勝目を達成。江夏投手以来史上二人目の「先発100勝・100セーブ」の記録を樹立しています。観客数は2万8千5百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズはマルティネス投手と高宮投手が先発。序盤は投手戦で、特にマルティネス投手は5回まで走者を一人も出しません。ところが6回に先頭の吉村選手が本塁打を放ち、初安打が先制となりました。しかしその裏、ウッズ選手の二塁打で即座に追いつき、さらに英智選手に二日連続の勝ち越し2点適時打が出てドラゴンズが3対1とします。結局、マルティネス投手は7回を投げて1安打1四球でした。さらに8回も平井投手が3人で抑えます。
 その裏、ベイスターズの2番手は、移籍したばかりの山北投手。2004年以来のナゴヤドームのマウンドに立ちます。しかし、緊張したのか、福留選手のストレートの四球を出し、さらにウッズ選手の時に暴投。そしてウッズ選手は中飛に打ち取ったものの、野手が「お見合い」をして安打にされ、ここで降板となってしまいました。今日の中継は名古屋の局がやっているのですが、解説氏もアナウンサー氏も完全に一昨年までドラゴンズにいた山北投手びいき。「本来はこんな投手ではないのですが」とか「ブルペンでは牛島監督も褒めていた」などとかばっていました。このあたり、山北投手の人柄もあるのでしょうか。
 結局後続は木塚投手が抑えて追加点はなりませんでしたが、9回は岩瀬投手が石井選手に二塁打されたものの後は抑えて10セーブ目。3対1でドラゴンズが勝ちました。結局ベイスターズは2安打しかできませんでした。観客数は3万7千7百人ほどでした。

 唯一ナイターの甲子園のタイガース対読売は杉山投手と上原投手が先発。初回にタイガースが今岡選手の左翼フェンス直撃の2点適時二塁打で先制します。一方、杉山投手は4回まで1安打に読売打線を抑えますが、5回に2死1塁から先日読売に入団して本日初登場の小関選手に安打され、さらに上原投手・清水選手の連続適時打で同点となります。
 ところがその裏、1死をとったところで上原投手が前の回の走塁で足を痛めた関係で突如降板します。すると直後の6回表、今度は杉山投手が四球を二つ出したところで指の豆をつぶして降板。両先発投手がともに急な怪我で降板という珍事になります。しかし、緊急登板の能見投手が危機を作りますが好投。6・7回とも満塁とされますが、ともに凌ぎます。続く藤川投手も8・9回を1安打で抑えます。また、対する読売投手陣も緊急登板の久保投手、さらには林投手がこちらも走者を出しながら抑え、2対2のまま延長になります。
 10回表、タイガースは久保田投手が安打されるも、併殺で切り抜けて無失点。その裏、読売のマウンドには前の回から投げている新人の福田投手。9回は0点に抑えられますが、10回裏、5番に入っている先頭の久保田投手が2-3から四球を選びます。さらに続く浜中選手の打席で暴投があり、何もしないでサヨナラの走者が2塁に進みます。しかし福田投手も踏ん張り、浜中選手・鳥谷選手を打ち取ります。そして矢野選手も三塁ゴロに打ち取りますが、この打球が何とベースに当たって三塁手の頭を越えてサヨナラ安打に。3対2でタイガースが勝ちました。
 これでタイガースはこのカード勝ち越し。首位読売とのゲーム差も3.5に戻しています。ちなみに読売と2位ドラゴンズは2ゲーム差。独走だのV9時以上だのと言われていた割には、たいして差がありません。昨年同様、交流戦でまたいろいろ順位が動くのでしょうか。なお、観客数は4万8千5百人ほどでした。

 ところで、今日はジャイアンツ球場で行われたイースタンの読売対マリーンズ戦の中継もあったので、そちらも見ていました。先発は辻内投手と黒木投手。開幕直後に肩を痛めた黒木投手は、二軍で二度目の先発です。その黒木投手、2回に安打と四球二つで満塁とし、犠飛と適時打で2点を先制されますが、後は走者は出しながらも抑えます。一方、打線は最初の一巡まで辻内投手に完璧に抑えられますが、4回、新人ながら4割を維持している根元選手が四球を選び、続く林孝選手が2ランを放って同点となります。
 そのまま同点でむかえた9回表、満塁からここまで昨年に比べると調子の出ない竹原選手が一二塁間に打球を放ちます。二塁手が飛びついたもののわずかに及ばず、さらに中堅手もこの打球を捕れず、打球はフェンスに達する適時三塁打に。その裏は神田投手が抑え、5対2でマリーンズ二軍が勝利をおさめています。黒木投手と大型新人の辻内投手の投げ合いという事もあり、観客数はこの球場での新記録となる2千9百人ほどでした。

2006年05月03日

2006/5/3の更新

 別ブログこれでいいのか?を更新しました。

今世紀最初の5月連休

 今年の黄金週間はカレンダーと全く同じで、土日休日が休みです。したがって、今日から5連休なわけですが、これは今世紀に入って6年目にして初めてです。ここ5年ほど、必ず3日と5日には仕事が入っていました。そのため、黄金週間も飛び石で、2連休できればいいほう、という感じでした。
 今の職場も、本来なら連休中の出勤もあります。しかし、まだ入りたてという事もあり、今年はカレンダー通り休めたわけです。というわけで、今年は5年ぶりでなおかつ、次がいつになるか分からない「連休完全消化」の年となったわけです。
 という、極めて貴重な期間なのですが、特に具体的な予定は立てていません。いくつかやっておきたい事はあるので、それをボチボチ消化するくらいです。まあ、そのくらいのほうが、「10年に1度かもしれない連休」を堪能するにはいいのかもしれませんが・・・。

3安打完封に抑えられ、連勝止まる

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは和田投手と久保投手が先発。和田投手は立ち上がりから素晴らしく、初回は三人内野ゴロ、2回は三者連続三振に抑えられます。一方、久保投手は立ち上がり、先頭の大村選手に安打されて続く川崎選手に死球を当ててしまいますが中軸3人を抑え、2回も四球と2イニング連続の死球で再び走者を二人出しますが、ここも後続を断ちます。そして、中盤は落ち着き、3・4・5回は無安打に抑えました。
 しかし、今日の和田投手は調子が良すぎです。見ていても、なんか気づいたら攻撃が終わっていた、という感じ。3回にフランコ選手が安打を放ちますが、6回まで出塁はそれのみでした。

 そして6回裏、1死から久保投手が松中選手にこの試合5つめの四死球となる四球で歩かせます。続くズレータ選手の打球は三遊間を抜くかと思われる打球。ところがこれを西岡選手が一番深い所で取り、さらにこれを一塁に送球、超美技でアウトにします。これで危機を脱したかと思ったのですが、続く柴原選手の詰まった打球が中前に落ち、二死なのでスタートを切っていた松中選手が生還。ついに先制されてしまいます。
 その後、久保投手も7・8回を2安打ずつされながら、追加点を与えない投球をしますが、とにかく今日の和田投手は良すぎました。マリーンズも終盤、ベニー選手とパスクチ選手が1安打ずつしますが、それ以外は走者が出ません。結局、9回を3安打無四球で、二塁も踏めずに111球で完封負け。久保投手が何度も危機を凌いで1失点で抑えていただけに、残念な敗戦となってしまいました。
 これで連勝は6で止まり、一日で3位に後退してしまいました。観客数は3万3千4百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対イーグルスは前川投手と山村投手が先発。先発捕手もそれぞれ的山捕手と藤井捕手という「近鉄バファローズバッテリー対決」でした。移籍した今季、これまでと見違えるほど四球の減った前川投手ですが、今季初となる大阪ドームでは乱調。初回の2死満塁は凌いだものの、2回には1死1塁から連続四球で満塁とし、今季初スタメンの飯田選手の適時打でイーグルスが先制。さらに吉岡選手に犠飛が出て2点目。続くフェルナンデス選手が歩いたところで早くも前川投手は降板。結局13人に4四球という、昔に戻ったような内容でした。なんか大阪ドームによくない因縁でもあるのでしょうか。
 合併球団も二番手以降は好投しましたが、5回に佐竹選手の適時打でイーグルスが追加点を挙げます。
 一方の山村投手はかつての本拠地で好投。7回に内野ゴロで1点を返されますが、結局7回を4安打2四球でそれだけに抑えます。そして8回からは小倉投手・福盛投手の必勝リレーで合併球団打線を抑え、3対1でイーグルスが勝利しました。山村投手は2勝目。観客数は2万7千人ほどでした。
 札幌のファイターズ対ライオンズはダルビッシュ投手と帆足投手が先発。3回にライオンズが4安打で3点を先制します。その後、ダルビッシュ投手も毎回のように走者を出しますが、6回までその3点に抑えます。
 しかし、打線が帆足投手の前に沈黙。5番の新庄選手が3安打と気を吐きますが、上位打線が出塁できないので、得点につながりません。そして8回、2死から失策で1点を返し、続くセギノール選手が安打して1・2塁に。ここで新庄選手にまわり、一発出れば逆転の好機となりますが、二番手の石井貴投手に抑えられます。
 そして9回表、ファイターズは負けている場面で武田久投手を投入しましたが、これが裏目で、カブレラ選手が右翼席に8号3ランを放ってダメ押し。そのままライオンズが6対1で勝っています。観客数は2万2千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープは石川投手と黒田投手のエース対決。初回に梵選手の2号ソロでカープが先制し、中盤にも細かく追加点を挙げます。一方、黒田投手は6回まで2安打投球。7回に1点を返されますが、9回を4安打無四球完投で3勝目を挙げました。梵選手が3打点を挙げています。観客数は2万7千3百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは佐藤充投手と門倉投手が先発。同点で迎えた5回裏に、福留選手の3ランでドラゴンズが勝ち越し、以下、細かい継投で逃げ切りをはかります。7回の2死3塁では、種田選手の打席にデニー友利投手を投入。捕手は谷繁選手ですから、画面に映る三人が全て相手球団の元ドラ1、などという場面もありました。
 そして4対2でむかえた8回表、こうなればドラゴンズは平井投手→岩瀬投手の必勝リレーですが、ここまで防御率0.6の平井投手が変調。いきなり連打され、犠打もあって1死2・3塁に。ここで内野ゴロで1点返し、さらに種田選手の適時打で、ベイスターズが同点に追いつきます。しかしその裏、三番手の川村投手相手に、こちらもいきなり連打。そして2死満塁カウント2-3から英智選手が中前に弾き返し、再びドラゴンズが2点を勝ち越し。そして9回は岩瀬投手が抑えて、終わってみれば予定通りの継投。岩瀬投手は9セーブ目を挙げています。観客数は3万7千7百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売は下柳投手と工藤投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。

2006年05月02日

強制的な笑顔?

 TVを見ていたら、マンションの広告で、「○○で暮らすあなたに笑顔でいてほしい」などという歌をバックに、宣伝キャラの少女が、住人の足の裏をくすぐっていました。確かに「笑顔でいてほしい」ならば、これは有効な手段と言えます。
 しかしながら、ギャグとしては笑えますが、「そんな笑いのマンションに住む気が起きるか?」ともし問われたら、否定せざるを得ません。依頼主の作った宣伝文句にうまくギャグを組み合わせたのはいいですが、肝心の「視る人の気持ち」を忘れてしまったのでは、と思いました。
 あと、「住み心地」という観点で言わせてもらうと、無理して「笑顔でいて」いる必要はないと思います。別に「普通の顔」でいいので、無難に住み続けられる住まいが欲しいものです。

終盤の逆転勝ちで6連勝して2位浮上

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは新垣投手とバーン投手が先発。この対決は開幕2戦目以来。その時はバーン投手の自滅みたいな感じでマリーンズが敗れています。1回表、「4月月間MVP対決」となった福浦選手対新垣投手は福浦選手が中前打を放ちますが、他は抑えられます。
 その裏、バーン投手はいきなり3連打で1点を失い、さらに1死後に復帰2試合目となるズレータ選手の6号2ランで、前回同様に初回3失点となります。
 しかし直後の2回表、フランコ選手の安打を足がかりに、2死から西岡選手が適時打で1点を返します。
 この「3点取られた直後に反撃」というのも、開幕2戦目と同じです。その時は直後にバーン投手が炎上してホークスが大幅に勝ち越し、中継を見ていた私も「こりゃ先発失格だ」と思ったものでした。
 しかし、今日のバーン投手は違いました。2回裏には安打されるものの、3・4回とホークスの上位・中軸を三者凡退。そして打線も3回にフランコ選手の「2試合連続マルチヒット」となる適時打で1点を返します。

 ところが5回裏、松田選手が三塁打を放ち、続く的場選手の犠飛で1点を追加されます。余談ですが、今日の的場選手は3打席で犠飛1つに犠打2つと、スタメン出場しながら「0打数」でした。
 マリーンズ打線は、5回まで7安打4四球と本調子でない新垣投手を攻めますが、肝心な所であと1本が出ず、2点にとどまります。そしてホークスは新垣投手の球数が多かった事もあり、6回から細かい継投に出ます。
 その6回は吉武投手に抑えられたものの、7回はこの回から登板の篠原投手から福浦選手が内野安打。さらに4番手の藤岡投手から四球を選んで2死1・2塁とします。ここでホークスは左の大松選手にあわせて三瀬投手を出しますが、マリーンズは代打のパスクチ選手を投入。この采配合戦はマリーンズに軍配が上がり、パスクチ選手が四球を選んで2死満塁とします。そしてこの好機に、本日既に3安打の今江選手が2点適時打を放って、同点に追いつきました。
 バーン投手は2回以降はホークス打線を4安打に抑えて4失点。7回1死2塁で降板します。そして2番手には藤田投手が登板。今季、不本意な投球が続いていましたが、今日は7・8回と1番から5番までの強打者・巧打者を完璧に5人で抑えます。
 そして同点で迎えた9回表、ホークスは同点にも関わらず、馬原投手を投入します。今季ここまで馬原投手に3回9人で走者一人出していないマリーンズ打線ですが、今日はいきなりサブロー選手と今江選手が連打。ちなみに今江選手は5打数5安打でした。さらに堀選手が左飛に倒れますが、これをサブロー選手が好判断でタッチアップから3塁に進み、1死2・3塁とします。続く西岡選手は敬遠で、辻選手は倒れて2死満塁となりますが、打席には4月の月間MVPで「4割打者」の福浦選手。馬原投手の150km台の直球を中前に弾き返して、2点適時打となり、ついに6対4と勝ち越し。今季5試合目でホークス相手に初めてリードを奪いました。なお、続く里崎選手はここまで5打席5三振。「日本記録」がかかっていましたが、四番の意地で右前に弾き返しています。
 その裏、マリーンズは小林雅英投手が登板。先頭の柴原選手にいきなり左中間を抜かれる二塁打を打たれます。しかし、今季これまで10登板で走者を出さなかったのは一度だけという小林雅投手にとって、これは「仕様」のようなもの。見ていても不安になりません。そして続く3人を完璧に抑え、終わってみれば毎度おなじみの「きっちり4人」で10セーブ目を挙げました。
 これでマリーンズは6連勝。対ホークス今季初勝利を挙げるとともに、そのホークスを抜いて2位に浮上しています。観客数は3万1千4百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズはリー投手とグラマン投手が先発。4回に江藤選手の3ランでライオンズが先制し、続く5回にも江藤選手に適時打が出て7点と取ります。ファイターズも9回に稲葉選手の2ランが出ますが、時すでに遅く9対3でライオンズが勝ちました。観客数は1万3千4百人ほどでした。
 大阪の合併球団対イーグルスはデイビー投手と一場投手が先発。両チームあわせて17残塁という拙攻合戦でしたが、0対0でむかえた8回裏に谷選手の犠飛が出てこれが決勝点に。9回は大久保投手が抑えました。デイビー投手は3勝目ですが、うち2勝が1対0。2敗のうち二つは0対1と驚異的な援護のなさですが、勝ち投手になっています。観客数は1万6千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売はオクスプリング投手とパウエル投手が先発。それにしても、3月末日開幕で5月に入ったこの試合がこのカード甲子園初試合とは、奇妙な話です。3点差でむかえた6回裏に、金本選手の適時三塁打・今岡選手の犠飛、そして鳥谷選手の適時打でタイガースが追いつきます。そしてそのまま同点で迎えた9回裏、2死から打率3割5分の藤本選手の代打に関本選手を起用。これが的中し、関本選手がプロ初のサヨナラ本塁打となる3号ソロを放ち、タイガースが4対3で勝っています。観客数は4万8千5百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは川上投手と三浦投手が先発。4回にウッズ選手のソロで先制したドラゴンズが8回に追加点。川上投手は2安打無四球と二塁を踏ませない投球で完封勝利を挙げています。観客数は2万7千3百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対カープは石井一投手とロマノ投手が先発。1対1でむかえた9回裏、先頭のラロッカ選手が安打で出塁し、代走の三木選手が盗塁と内野ゴロで3塁に。ここで打席には久々スタメンの古田選手兼監督。この作ったような場面で三塁線を抜き、サヨナラ勝ちに。ヒーローインタビューの第一声では、「延長にならなくて(お客さんの帰宅が遅くならなくて)良かった」でした。観客数は1万2千人ほどでした。

2006年05月01日

2006/5/1の更新

 翔みならブログめもちょうを更新しました。

窓の外をネットで知る

 昼休みにYahoo!を見たら、「今日の東京の気温は7月下旬なみ」と出ていました。しかし、室内で勤務している分にはあまりピンときません。しかも、今仕事で使っている部屋は、日当たりがいいので、気温が少々低くても日差しがあればかなり暖かくなるため、暑さは感じても「普段通り」という感じなのです。したがって、情報としてはともかく、体感的には「特に暑い日」という意識はありませんでした。
 それにしても、都内で仕事をしていながら、その気温を知るのはネットを介して、というのだから面白いものです。まあ、連休中で、あまり人の出入りがなかったため、というのもあったかもしれませんが。
 なお、夕方、「そんなに暑かったのか」と思い、覚悟して(?)職場を出たら、すでに気温はかなり下がっていました。結局、私にとっての今日の気候は「ちょっと暖かい日。ただしネットによると記録的な暑さだったらしい」でした。