2011年01月25日

性描写規制に反発してボイコット?

[ 漫画 ]

 東京国際アニメフェアから大手出版社が次々と撤退した件について、大手出版社などが、幼児らの露骨な性行為を描写したアニメや漫画の販売などを規制する都条例改正に反発し、出展や協力を拒否。などと書かれた企業運営のサイトがありました。
 この文章に書いてある事が正しいとしたら、「大手出版社など」は、児童ポルノを売ろうとし、それを規制された腹いせにボイコットした、という事になってしまいます。

 もちろん、ちょっとでもこの件について知っている人なら分かるように、そのような事はありません。大手出版社などがこの条例に反発しているのは、「漫画やアニメを東京都が主観的な判断で線引きし、規制することができるから」なわけです。
 まともな人間なら、このような情報を発信するなら、最低でも東京都の主張と大手出版社の主張を併記するでしょう。この書き方には、読んだ人に事実を誤認させる意図があるとしか思えません。
 あまりの異常さに呆れて、発表した企業をネット検索で調べたところ、「廃品回収」「古紙回収」などと嘘をついて扉を開けさて、自社の商品を売りつける、という悪質な訪問販売をやっている会社である事が分かりました。
 悪質な訪問販売で売りつけるものにロクなものはない、というのは極めて普遍的な常識ですが、この会社はその典型例だな、と強く思いました。

2011年01月25日 23:42