2010年09月30日

ICカード専用改札増設

[ 交通 ]

 職場の最寄り駅に、ICカード専用改札を増やす、という案内が出ていました。もちろん、改札の数を増やすわけではありません。
 しかも、既存の「ICカード専用でない改札」は切符・磁気定期券のみならず、ICカードも使えます。つまるところ、ICカードを使っていない人の利便性を下げているだけです。
 ちなみに、改札での人の流れを見ると、併用の改札機のほうが、ICカード専用改札機より人が流れているように思えます。おそらくは、仮に前の人が切符や磁気定期券を使っていてICカード専用改札を避けると、その後ろを歩く人は、自分がICカードを使っていても、つられてそちらの改札に行くためなのでは、と思っています。

 というわけで、磁気定期券使用者としては、この「増設」がきっかけで、ますます併用改札機が使いづらくなるのでは、と危惧しています。
 もちろん、JRは営利企業ですから、改札機を更新する際に、導入費用・運用費用とも安価なICカード専用機を導入したくなるでしょう。とはいえ、ICカードを使わない利用者だって金を払っている客なのですから、もう少しそちら側への配慮もしてほしいものだ、と思います。駅での案内においても「ICカードを利用しない方にはご不便をおかけしますが」の一言くらいあってもいいのではないでしょうか。
 あと、それだけ「ICカード優遇」をするのなら、西では実現している「一枚のICカード定期券に、二枚分の分割定期を登録できる」という機能を早く導入すべきなのでは、と毎度のことながら強く思いました。

2010年09月28日

体調不良時向け飲み屋?

 会社の飲み会がありました。少々疲れ気味なので、無理せずに飲もうと思っていました。
 ところが、飲み放題で頼んだ「ぶどう酢サワー」がやけに口当たりがよく、ソフトドリンクのような感じで何杯でも飲めてしまいます。これは下手すると悪酔いする、と思い、ウーロン茶を挟むなど、ペース調整をしながら飲んでいました。

 ところが、かなりの勢いで飲んだ割には、全然酔いがまわってきません。さらに、つまみのほうも貧弱です。いつになったらメインディッシュなのか、などと思いながら食べていたら、仕上げのおにぎりが出てきました。
 その質量共に寂しい料理を見ているうちに、酔いのまわらない理由が推測できました。おそらくは、アルコールの度数を下げて、飲み放題の利益率を上げようとしているのでしょう。これなら、体調が万全でないのに関わらず、ソフトドリンクのように飲めたのも納得できます。
 まあ、体調不良時に行く店としては「最適」だったと言えるのかもしれません。それを考えると、幸運だったと言えるのかも、と思いました。

2010年09月27日

開かないExcelファイル

 取引先から添付ファイル付きのメールが届いたが、そのうちの一つが開かない、という問い合わせがありました。転送してもらって見たところ、Word形式のものは開きますが、Excel形式のものは開くと文字化けしたデータが表示されます。
 我社のOfficeは2003と2000が混在しており、相手が2007以降の形式で保存したデータを送ると、よくこのような問題は発生します。しかし、問題のファイルは、拡張子も表示されるアイコンもExcel2003のものが表示されます。

 ちょっと悩みましたが、そのうち、最初に開いた時に表示された文字化けデータが気になりました。2007以降の形式で作成されたソフトはMicrosoft配布の変換ソフトで開きます。それが入っていないPCで開くと、文字化けしたデータが表示されるのですが、その「文字化けぶり」が、今回のファイルとよく似ているのです。
 そこで、そのファイルの拡張子を「xls」から「xlsx」に変更して開きました。すると、変換ソフトが起動し、ファイルの中身が表示されました。
 Wordはちゃんと2003形式になっていましたから、送信した人もやり方は知っていたのでしょう。そして、Excelファイルを保存時に変換するのを忘れたと思われます。それにメール送信時に気づき、ついつい「拡張子さえ変えれば大丈夫だろう」と思ってしまったようです。
 この一連の推論にたどりつけたのは、「文字化け画面の既視感」でした。それを考えると、あのような意味のない画面でも、頭の中に入れておくと意外なところで役に立つものだな、と思いました。

2010年09月26日

愛媛FC、ホーム3連勝など

 中継は見れませんでしたが、ネット速報とアフターゲームショーの映像を見れたので簡単に書きます。
 23日に悪天候のアウェイで栃木に負け、3連勝で止まった愛媛は、ホームに苦手の熊本を迎えての対戦となりました。2008年の開幕戦で勝って以来、愛媛は白星を挙げていません。
 直近では三週間前に行われた全日本選手権で負けています。また、5月にあったJ2の試合では、敗れた上に、試合前のイベントで、マスコット「オ~レくん」が「打首」になるという屈辱まで受けていました。

 しかし今日は、前半を0対0で抑えると、後半開始直後に、相手のボール回しの隙をジョジマール選手がついてゴール近くでボールを奪います。そして、そこから出たパスを、大木選手が決め、先制しました。大木選手は今季初ゴールです。
 さらに、後半22分に杉浦選手がこぼれ球をゴールに押し込んで2点目を挙げ、大きな追加点を奪いました。
 そして守備陣は今日も堅守を見せ、熊本を完封し、2対0で勝ちました。
 この、連勝が止まった直後の白星は大きいと思いました。これでホームでの連勝を3と伸ばしています。

 一方、野球のほうではパ・リーグで、昨日ダルビッシュ投手に勝ってマジックを1としていた福岡が優勝を決めました。
 対象チームの埼玉が昼の試合で敗れたため、福岡は試合開始直後に優勝が決まった形になりました。で、自身は東北に負けるという、やや締まらない形での胴上げとなっています。
 福岡は、親会社が現在のソフトバンクになってから初めての優勝です。2004年に勝率は1位ながら、この年から導入されたプレーオフ制度により、優勝できずに「ダイエー」の幕をおろしました。
 そして現体制となった翌年も勝率1位となるものの、バレンタイン監督率いる千葉とのプレーオフの末に敗れています。あの年は、一番熱心に野球を見ていました。当時は千葉を応援していたわけですが、福岡の強さには何度も感心させらえていました。セ・リーグではタイガースを応援しているにも関わらず、「今年の日本シリーズだけは、千葉と福岡でやってもいいのでは」とまで思ったほどでした。
 その後も1回の最下位を除けば毎回Aクラスを維持していましたが、なかなか優勝に届きませんでした。
 それだけに、地元ファンをはじめ、関係者の喜びもひとしおだと思います。ツイッターでの孫オーナーの喜びぶりも印象に残りました。
 もっともこの後に、「鬼門」とも言える、「日本シリーズ出場決定戦」があります。これまで3連敗中ですが、今年はどうなるのでしょうか。気になるところです。

 また、相撲では白鵬関が4場所連続全勝優勝を達成しました。連勝も62と伸ばし、いよいよ来場所には双葉山関の69連勝を目指す事になります。
 今の勢いと実力なら、軽々と突破するのでは、と思いますが、果たしてどうなるのでしょうか。70連勝などといわず、一気に100連勝くらい達成してもらいたいものだと思っています。

2010年09月25日

派手な開店セール

 15時頃に水道橋に行ったら、大声を出しながらビラ配りをしている人がいました。さらに、その後ろでは宣伝カーが店の名前とキャンペーンを宣伝しています。
 ビラを見たところ、開店記念で、今日と明日は600円の料理を100円で提供する、と書いてありました。ちょうど、遅めの昼食を、と思っていたので、これ幸いと思い、その店に行ってみました。
 ところが、行ってみたところ、かなりの行列ができていました。
 考えてみれば、あれだけ大きく宣伝しているうえに、100円で食事ができるのですから、人が集まるのは当然です。

 いくら500円得するとはいえ、この列に並んでは1時間くらい待たされます。つまり、1時間を無駄にして500円を浮かせるわけです。そう考えると待つ意味はないな、と思って、そのまま店の前を去りました。
 そして歩きながら、この企画はどのくらい効果があるのだろうか、と気になりました。街の構成からして、土日と平日ではかなり来る人が違います。したがって、この土日でいくら人を集めても、それが主な営業日である平日の集客には結びつくのだろうか、と気になりました。
 まあ、これまでその方法で業績を拡大しているのでしょうから、他人がどうこう言うことではないのでしょう。
 もしまた100円キャンペーンでもやっていて、しかも並ばずに食べることができる機会があれば、その時は入ってみようか、などと思いました。

永久追放者の戯言

 大リーグでイチロー選手が、日米通算3,500本安打と10年連続200本安打を立て続けに達成しました。それに伴い、大リーグでの安打記録保持者である、ピート=ローズ氏の談話が紹介されます。
 ところが、その談話の内容があまりにも品がなさすぎます。安打数を日米で通算することについては「日本の野球は3Aレベル」などと、30年くらい前の価値観で「論評」していました。さらに、イチロー選手の安打に内野安打が多いことを揶揄(?)し、「世界で最も幸運」などと言ったそうです。

 日本人の野球記録と言うと、王貞治現福岡会長による本塁打記録が有名です。それに対し、「追いぬかれた」ハンク=アーロン氏をはじめ、多くの大リーガーは、率直に賞賛していました。それだけに、このローズ氏の反応には驚くと同時に、その発言の程度が低いことにかなり呆れました。
 そこでで、ちょっと調べたところ、氏は引退後に監督をしていた際に野球賭博にのめりこんで永久追放されていることが分かりました。なんでも、自ら監督をしているチームすら賭けの対象としていたそうです。
 もちろん、どのような行状があろうと、選手としての能力および達成された記録に変わりはありません。しかしながら、スポーツ界に生きる人間としては最低としか言いようがありません。
 それを前提として読めば、冒頭の「論評」や「揶揄」は、自分が過去に築いた栄光に固執せざるをない、スポーツマン失格となった輩が、それを追い越す可能性を持つ選手を不当に中傷しているだけでしかない、という事が分かります。
 にも関わらず、なぜか日本の報道では、「彼は野球賭博に手を染めて球界追放状態になっている」という事が書かれていませんでした。そのローズ氏の経歴をつけずに発言をそのまま報じては、これがあたかも「大リーグで実績を残した人の一般的見解」であるかのように誤解されかねません。誤解を生じさせないためにも、氏が行った野球賭博の「前科」も記載した上で発言を紹介すべきなのでは、と思いました。

2010年09月23日

格言通り

 9月中旬になってもなかなか暑さがひかず、休みの日は家でうだっていました。そのたびに、相方と話していたのは「暑さ寒さも彼岸まで」、という言葉でした。その言葉を頼りに、9月23日まであと○日、と思いながら暑さに耐えたものでした。
 すると、今日になって冗談みたいに暑さが引きました。涼しさを通り越して、寒さを感じたほどでした。
 長年の経験から生まれた格言だと思うのですが、ここまでぴったりハマると驚きます。今夏は何度も観測史上初の猛暑記録を出したほどの異常気象だったわけですが、最後だけは「例年通り」だったな、などと思いました。

2010年09月22日

2010/9/22の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

人気作品の影響力

[ 漫画 ]

 夏から今の季節にかけて出勤すると、職場の隣にある大学の前に何台もの観光バスが止まっている事があります。フロントガラスのところを見ると、「○○大学××ゼミ」とか「▲▲部」などという札が出ています。
 そんな中、今朝は「○○大学軽音楽部様」という札をつけたバスが三台並んでいました。バスが並ぶこと自体は別に珍しくありません。しかしながら、例の人気作品の影響で、「軽音楽部といえば、女の子が数人でバンドやったり茶菓子を食べたりする」という印象が強く刷り込まれていたため、かなりの違和感がありました。

 勝手に合宿風景を想像してみたのですが、やはり三台のバスで乗り付けた大学生たちが、数人ずつのグループに分かれて演奏したり、茶菓子を食べたりする、という印象しか持てませんでした。
 別にその作品にはまっているわけではありません。単行本は一応買ったものの、貸し出したままですし、アニメも一回か二回見ただけです。
 にも関わらずそれだけの「先入観」を持たされたわけです。あらためて、ヒット作品の影響力、というものに驚かされました。

2010年09月21日

アドビのアップデート

 ここ最近、パソコンを立ち上げると3割以上の確率で、Adobe ReaderもしくはFlashのアップデート画面が表示されます。
 Adobe Readerのセキュリティホールによってガンプラーが席巻した、というのはかなり前の話ですが、その後も相変わらずセキュリティホールが発覚しまくっているようです。
 自分にとって、Adobe Readerに求める機能は、PDFファイルに記載されている文字と画像の閲覧さえできれば十分です。

 にも関わらず、ほとんどの人が使わないジャバスクリプトなどの機能を入れてしまい、それが利用者のパソコンにとっての脅威となっているわけです。まさしく百害あって一利なしの迷惑な機能と言えるでしょう。
 セキュリティーホールに度ごと対応するのは必要ですが、もっと抜本的な対策も考えて欲しいものです。次のバージョンアップからは、「PDFを表示するだけで他に余計な機能は持たない低リスク版」と「様々な機能を持つ代わりに、色々と穴があいている可能性のある高リスク版」に分けてリリースして欲しいものだ、と思いました。

2010年09月20日

回数券

 三ヶ月ほど前、千葉までの回数券を買いました。その頃、二週間に一回は千葉にある図書館に通っており、ならば確実に三ヶ月で11枚は使うだろう、と思っていたからです。
 ところが、しばらくして、事情が変わりました。夏から秋にかけ、二つの資格試験受けることになり、その勉強のため、図書館で借りた本を読む暇がなくなったのです。

 というわけで、資格試験が落ち着いて気づいたら、7枚もの回数券を残して、期限切れ5日前、という状態になりました。
 このままでは勿体無いので、今日は相方を誘って、久々の図書館および、千葉駅周辺巡りをしました。これで残りは3枚です。
 とりあえず、今週中にあと1回千葉まで往復すれば、損はしない事になります。特に用事はないのですが、このままでは悔しいので、なんとか行こうと思っています。
 回数券を買った時点では、まさかこんな事になるとは思ってもいませんでした。先を予測するのは難しいことだ、と改めて痛感しました。

愛媛FC、2年ぶりの四国ダービー勝利

 先週に続き、愛媛FCの試合をTV観戦しました。相手は徳島で、現在、Jリーグに所属する四国のチームはこの二つだけです。そのため、「四国ダービー」と呼ばれ、大いに盛り上がります。
 そのため、前回徳島で行われた試合では、引き分けたにも関わらず、徳島の応援席でトラブルが発生し、首謀者に入場停止処分が課せられた、などという事件も発生しています。
 この対戦、かつては愛媛が勝ち越していました。しかし、2008年7月に勝ったのを最後に、愛媛は連敗中。特に昨年は3戦3敗で、最後には0対6などという惨敗を喫しています。
 そして、通算成績は6勝6敗3分と全くのタイになって、16試合目の四国ダービーとなりました。

 愛媛は久々の連勝と好調ですが、徳島はそれ以上に好調で、引き分けを挟んで3連勝中です。しかもここ3試合はいずれも4得点と、攻撃陣が絶好調でした。
 ところが、試合が始まると、その徳島の攻撃陣を愛媛が封じます。早めの守備で、なかなかシュートまで持って行かせません。一方で、枠には入りませんが、愛媛攻撃陣は積極的に中距離からのシュートを放っていきます。
 そんな中、ゴール近くでのフリーキックという危機が生じます。しかし、ここで前回に続いてスタメンの川北選手が好セーブを見せます。そのこぼれ球を押し込まれますが、これはオフサイドだったため、失点にはなりませんでした。
 一方、ロングシュート主体の攻撃を見せていた愛媛ですが、杉浦選手がうまくゴール前にパスを出す場面がありました。そこにちょうどジョジマール選手が飛び込んできたのですが、このシュートが大きくそれ、惜しい好機を逸します。というわけで、前半は0対0に終わりました。
 後半11分に、愛媛は選手交代を行い、ベテランの大木選手に代わって内田選手が入ります。すると、その内田選手がゴール近くで反則を受け、フリーキックとなりました。
 アナウンサー氏によると、前々回の試合で、内田選手がフリーキックでゴールを決めたのとほぼ同じ位置、との事でした。そのアナウンサー氏の「前回の再現」という予言が当たり、内田選手の放ったシュートは、壁の間を抜け、キーパーが飛びついたその先を、カーブを描きながらゴールに吸い込まれました。
 最近の四国ダービーでは、先制したチームが全て勝っています。この試合も同様に、その後も何度か攻めこまれたものの、守備陣が好調・徳島攻撃陣を最後まで抑え続け、そのまま1対0で勝利しました。
 これでチームは3連勝とするとともに、四国ダービーの連敗を止め、通算でも勝ち越しとなりました。試合後は、四国ダービーの勝利記念である旗が主将である福田選手に送られ、その旗をスタンドのサポーターに渡してともに喜ぶなど、選手・観客とも大いに盛り上がっていました。
 この勢いで、当初の目的である8位以内を達成してほしいものです。

2010年09月18日

久々の湘南電車

[ 交通 ]

 昨日の続きですが、大島の帰りは、船で熱海まで出て、そこから在来線で東京に戻りました。
 この、東海道線の神奈川県から静岡県の入り口にあたる部分は、古くから「湘南電車」と呼ばれています。東京から小田原までは通勤路線ですが、小田原を過ぎると相模湾が車窓に広がり、一転して風光明媚になります。

 子供の頃は、毎年のように、この路線に乗って、家族旅行をしていました。その後も、青春18切符を使って関西方面に旅行する時に使うなど、10代の頃は、年に一回以上の割合で乗っていました。
 しかしながら、就職してからは、乗る機会が激減しました。というわけで、前回いつ乗ったかを思い出せないくらい、久々の乗車となりました。
 その湘南電車ですが、天気が良かったこともあり、車窓に広がる相模湾は、相変わらず雄大でした。海が見えたとき、近くに座っていた子どもが、思わず声を挙げたほどでした。
 その後、だんだんと都会になっていく車窓をぼんやり見ていたのですが、そうしているうちに、色々な疲れが少し取れたような気分になりました。
 というわけで、かなり有意義だった、久々の湘南電車でした。昨年も、疲れが溜まっていた時に、2時間ほど電車にぼんやりと乗って楽になったことがありました。やはり、自分にとっては、短時間でもいいので、定期的にのんびりと鉄道に乗る時間を作る必要がある、という事を痛感させられました。

2010年09月17日

翌朝気づく

 出張で大島に行きました。普段の出張では自分で宿を選ぶのですが、今回は、会社御用達の宿でした。したがって、入り口に立つまで、どんな名前の宿かも分かりませんでした。
 当然、どんな部屋・設備なのかもわかりません。入ってみたところ、ツインのシングルユースで、部屋自体もかなりの広さがありました。それだけ見ると、かなりいい部屋なのですが、自分にとって一番重要なホテル設備であるLANがどこにもありませんでした。

 まあ、離島のホテルだし仕方ないか、と思いました。というわけで、せっかく実参したノートパソコンを開かず、とりあえずベッドの上にひっくり返りました。すると、朝早く起きていた事と、夕食時のビールが程良く効いた事が重なり、気がついたらうたた寝していました。
 その後、何度か目覚め、その間に風呂に入ったりしましたが、しばらくするとすぐにまた眠くなり、結局、20時から翌朝7時まで、ほとんど寝て過ごしました。
 そして朝の光のなかで部屋を見渡したところ、なぜか、使わなかったもう一つのベッドの脇に、LANケーブルが出ていました。
 かなり長く、備え付けの机まで引っ張ることができます。とはいえ、これまで泊まったホテルで、こんな所にLANケーブルが出ていた所はありませんでした。というわけで、折角のインターネット環境を使わずに一晩過ごす結果になりました。
 もっとも、そのおかげでかなりゆっくりと眠ることができたわけです。特に今週は少々体力を消耗していた上に、出張を含めた週6日勤務なので、ここでゆっくり休めたの大きかったと言えます。
 というわけで、結果的には、その「不可解な配線」が役立ったと思った、大島での一晩でした。

2010年09月15日

酒の席での思考麻痺

 皆で酒を飲んでいました。何となく、一人一品、「仕上げ」系のものを頼む流れになりました。店はややせわしなく、ゆっくりメニューを吟味できるような雰囲気ではありません。また、酒もまわっており、やや思考力が減退していました。そのため、皆が頼んだ「五目焼きそば」を「自分も」と言って注文してしまいました。
 いざ出てきた皿を見ると、私の苦手な菌糸類とタケノコがわんさか乗っていました。思い出してみたら、子供の頃、「五目」のつくものを食べると、ことごとくこの菌糸類がついてきて、最悪の思いをしたものでした。その辛い記憶が、アルコールのおかげで吹っ飛んでいたようでした。

 というわけで、仕方なく麺と肉と野菜だけを食べました。このあたりは、完食を強いられた子供の頃とは違います。しかしながら、味の感想は、子供の頃とさほど変わりませんでした。
 しかも、帰宅後しばらくして、激しい腹痛に襲われ、何度も目を覚ましました。これが、五目焼きそばの衛生管理に問題があったのか、自分の精神的なものなのかはよく分かりません。
 しかしながら、結果として、さんざん不味い思いをしたうえで、帰宅後に布団の上でのたうちまわった事だけは確かです。
 振り返ると、五目焼きそばを注文してしまった時の心境は、飲酒運転をする人のそれに近かったのかもしれません。酔いに任せての軽薄な行為が、いかに厳しい代償を求められるかを、文字通り身をもって痛感しました。
 というわけで、今後、生きている間は「五目」と名のつくものは、どんな精神状態であろうと注文しない、と予防の意味を込めて強く心に刻んみました。

2010年09月13日

雷雨の中を走る

 帰りの電車に乗っていたら、だんだんと雨が強くなりました。途中では、窓に叩きつける雨音が、車内に鳴り響いたほどでした。そして、下車した人は、ホームに吹き荒れる風雨を避けるために、走って階段を降りていました。
 そんな中、幕張本郷に着きました。雨はかなりおさまっていますが、雷が鳴り響いています。相方からも「パソコンの電源を落とした」というメールが届きました。
 もともと傘を持っていなかったのですが、「下手にコンビニで傘を買って、落雷したらシャレにならない」と思い、雨の中を濡れながら走る事にしました。跨線橋を渡る間にも、一度ならず稲光が輝きます。したがって、走る間は寿命が縮むような思いでした。一旦、屋根の下に入れたときは、かなりほっとしました。
 帰宅したら、一時的な停電まであったとのこと。あらためて、雷というものの「怖さ」を痛感させられた帰宅とになりました。

2010年09月12日

価値がない上に、事実でもない案内

[ 交通 ]

 昨日のことですが、津田沼に行こうとして駅に行ったら、「飯田橋駅でお客さんが転落し、遅延が発生しています」とアナウンスがありました。
 遅延と言っても5分程度ですのでそのまま待ち、電車に乗りました。
 すると、車内の電光掲示板に「【遅延】中央・総武線各駅停車。飯田橋駅で乗客の治療を行ったため」という表示が流れました。

 実際に乗っているのですから、客はみな、遅れている事くらいわかっています。したがって遅延情報を流すこと自体、意味がありません。
 しかも、その原因が変わっています。確かに、転落して怪我をしたのですから、治療はしたでしょう。とはいえ、「治療のため遅延」は事実と異なります。
 情報として価値がない上に、虚偽の「原因」を伝えたわけです。見ている利用者にとっては、百害あって一利なしの典型例みたいなものです。
 事故の発生した飯田橋駅は曲線上にあり、電車とホームの間にかなりの隙間が生じます。したがって、ホームの抜本改良でも行わない限り、今回のような事故が再発する可能性は高いでしょう。
 それを防ぐためにも、事実を正確に伝えるのが、鉄道会社として義務だ思います。しかしながら、毎度の事ですが「見栄>>安全」という企業姿勢がこのような「虚偽表示」をさせているのでしょう。
 こんな事を続けているうちに、より大きい事故が発生するのでは、と毎度ながら思いました。

愛媛FC、4月以来となる連勝

 久々に愛媛FCの中継をTV観戦しました。アウェイでのファジアーノ岡山戦で、開幕戦ではホームで敗れた相手です。
 スタメンで、今期ここまで開幕戦からフル出場していたGKの山本選手が外れ、代わって二年ぶりスタメンとなる川北選手が入りました。また、福田選手も全日本選手権を含め、3戦連続での欠場となっています。
 立ち上がり、やや岡山のほうがボールを持つ時間が長い展開となりました。しかしながら、愛媛の守備は固く、シュートは持って行かせません。

 そして前半18分、好機を得た愛媛は、越智選手がシュートを放ちます。これはキーパーが弾いたものの、走りこんでいた赤井選手がその球を押しこみ、先制します。
 さらに前半終了間際に、相手守備陣のミスをついてボールを奪ったジョジマール選手が、そのままロングシュートを決め、2対0とリードを広げました。
 というわけで前半は完全に愛媛ペースでした。しかし後半開始直後、妹尾選手にシュートを決められ、1点を返されてしまいます。
 さらに後半20分には、渡邊選手が本日二枚目のイエローカードとなってしまい、ここで退場に。残り30分近くを11対10で戦う展開になってしまいました。
 しかし、残った10人の懸命な守備で、この危機を凌ぎます。特に、川北選手は、近い距離でのフリーキックを防いだのをはじめ、ファインセーブと的確な飛び出しを連発し、ゴールを守ります。
 結局そのまま2対1で愛媛が勝ち、開幕の借りを返すとともに、4月以来となる連勝を達成しました。
 次節はホームに徳島を迎えての四国ダービーとなります。前回の試合では引き分けており、この勢いでぜひとも、この大一番も制してもらいたいものです。

2010年09月11日

2010/9/11の更新

 トップ絵を更新しました。
 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

社員を「歩」のように使う

 とある「労働組合様のための研修会、講演会の企画、講師コーディネート担当者のブログ」を読んでいたら、本田宗一郎氏は社員の心を掴むのが上手かった。将棋で言う「ふ」の使い方が上手だった。「ふ」は上手く使えば「金」になる。などという記述がありました。
 ちょっと気になって検索したところ、本田氏がその事について講演している動画がありました。そこには、引用された言葉に続いて、「しかも、金になった歩は、相手に取られたても、歩でしかない。(中略)これを上手く使う奴が名人だ」というと言っていました。

 将棋の理論としては当然のことです。しかし、これを「経営」だの「労働」だのに援用されるのは、働いている身としてはたまったものではありません。
 要は、「歩」というのは、よく働くうえに、いらなくなって捨てた時のリスクも低い、と言っているわけです。「心を掴まれた社員」ならば、「社畜」として喜んで捨てられるのかもしれません。しかし、そうでない人にとっては悲惨な話ですしかありません。
 こういう経営者に対して、かつては「社員を将棋の駒のよう扱う」という言葉がありました。しかし、将棋をやる人が減ったためか、「失われた20年」効果で社員をそのように酷使するのが普通になったせいか、最近ではこの言葉を見る機会も減っています。
 これが「労働組合向けの講演を斡旋する会社」のブログにあるのだから驚かされます。ろくに将棋を知らない担当者が知ったかぶりをしたためなのでしょうか。それとも、大手の労働組合がそういう体質なのでしょうか。どちらが原因にせよ、読んでいて頭が痛くなる一文でした。

2010年09月09日

2010/9/9の更新

 翔みなら絵ブログらくがきちょうを更新しました。

2010年09月08日

駅員対車掌?

 台風の影響で、帰りの電車が遅れ、必然的にかなりの混雑となりました。中央・総武各駅停車は、秋葉原ですでに「積み残し」が発生したほどでした。
 続く駅でも積み残しをしながら錦糸町に着きました。もちろん、ここでも「容量不足」は解除されず、車掌さんは「発車時刻が過ぎております。これからのご乗車はおやめ下さい」とアナウンスしていました。
 ところが、並走する快速も大幅な遅延が発生しています。そのため、駅の放送では「千葉方面へお越しの方は、2番線の各駅停車をご利用ください」とアナウンスしていました。
 要は、車掌さんは「乗るな」と言い、駅員さんは「乗れ」と言っているわけです。これでは、ホームのお客さんもどうすればいいのか困るのでは、と思いました。

 もっとも、それだけ大変な状況であったにも関わらず、私の乗った電車はほぼ普通に動いていました。おかげで、予定していた時刻に帰宅することができました。
 というわけで、「意外に大したトラブルはなかったんだな」と思って幕張本郷駅の改札を出ました。ところが、隣接する京成の表示を見ると、数キロ離れたところで土砂崩れが発生したため運転見合わせ、という掲示が出ていました。
 さらに帰宅してネットを見ると、職場の最寄り駅が日中に浸水した、という記事と共に、改札口周辺が池のようになっている写真が掲載されていました。
 というわけで、運良く、ギリギリで難を逃れただけだったようです。改めて、今回の台風の強大さに驚かされました。

2010年09月06日

作業着の裾

 夕方の電車で、作業着の人が斜向かいに座っていました。その人は、ズボンの裾をまくって、脛を出していました。よほど暑い中で作業をしていたのでしょう。
 作業着や制服の上着の袖ならともかく、ズボンの裾をまくるなど、これまで見たことはありませんでした。それだけ今年の暑さがすごい、という事なのでしょう。
 また、休みの日に買い物などに行くと、40代以上の男性が短パンをはいている率がかなり上がっています。かつては、いい大人の男がすね毛を出して街中を歩くなど考えにくいものでした。しかし、この暑さではそんなこと言っていられません。
 この流れなら、最初から裾が短い作業ズボンが普及するのもそう遠くないのでは、などと思いました。

2010年09月04日

浜田川

 「桜蘭高校ホスト部」17巻を読みました。終わりのほうで、メインキャラが新木場にある東京ヘリポートから成田空港へ20数分で行く、という展開になりました。
 いくつかの案出た結果、採用されたのは、クルーザーで東京湾から浜田川に入り、そこから車で東関道に入って成田に行く、というものでした。
 もちろん、現実的にはそれでは間に合いません。しかしながら、この作品のメインキャラは、大金持ち・権力者の子供なので、その威を使って交通規制をかける、という強引な展開にして間に合わせていました。

 交通規制がかけられるなら、新木場から車で行けばいいような気がします。また、この方法を使うなら、隣を流れる花見川をさかのぼって湾岸千葉インターのすぐそこまで行ったほうが、新都心の細かい一般道を通るより早いのでは、とも思いました。
 しかしながら、なぜか作者は、浜田川に異様なこだわりを見せます。表現としては「船で近くの川をさかのぼって幕張から高速に入る」ですむわけです。
 にも関わらず、キャラに一度ならず「浜田川」の名前を出させた上に、巻末のおまけ漫画でも「グーグルアースで、浜田川にクルーザーが入れることを確認して喜ぶスタッフ」や、「両親に車を出してもらって、浜田川から成田までの経路を確認した」などという逸話を紹介していました。
 こんな、地元の人しか知らないような川に、なぜここまで執着するのか、極めて不思議でした。ウィキペディアによると、作者は埼玉出身だそうですが、その後、このあたりに移り住んだのでしょうか。
 川の近くで生活し、サイトでネタにした事もある身としては、不思議に思う気分もありましたが、嬉しくも思いました。
 いずれにせよ、ここまで浜田川を大きく取り上げた漫画は史上初でしょう。もともと愛読していましたが、別の意味でも心に残る作品となってしまいました。

2010年09月03日

逆フィーバー

 X JAPANのパチンコが発売される、という事で、いろいろと話題になっています。パチンコの特徴として、一定の条件がそろうと「イベント」が始まり、派手な演出が表示されると「大当たり」になる、というのがあると聞きます。
 おそらく、このパチンコでも、X JAPANのメンバーが演奏が始まって、その後に「大当たり」さらには「確変」が始まるのだと思われます。

 私は、X JAPANはさほど詳しくありません。しかし、なぜか非常に印象に残っている逸話があります。それは、リーダーのYOSHIKI氏がリハーサルの直前にカレーを食べたところ、それが辛すぎたために気分を害し、リハーサルに出ずに帰った、というものです。
 なんでも、その逸話を元に「YOSHIKIのカレー」なる商品まで売られたそうです。
 ならば、それを活かして、大当たりと思われるような演出が始まったところで、突如YOSHIKI氏にカレーが渡され、それを食べた氏が「カレーが辛い!俺は気分を害した!今回の確変は中止だ!」と言って、突如大当たりが終了する、という演出があってもいいのでは、などと思いました。
 まあ、実際にやっている人にとっては、そんな演出、腹がたつだけで面白くも何ともないでしょうから、実現することはないのでしょうが・・・。
 以上、パチンコもX JAPANもよく分からない人間による戯言でした。

2010年09月01日

スクールバス

 仕事でとある学校に行きました。公共交通機関が一切使えない所なので、駅から、学校が運営するスクールバスに乗りました。
 専用バスで教育施設にいくなど、「幼稚園バス」に乗っていた時以来です。
 行きはガラガラだったのですが、帰りは夕方だったのですが高校生でいっぱいでした。始業式の後に部活をしての帰りなのでしょう。

 高校生でいっぱいの車内を見たときは、かなりガヤガヤした雰囲気になるのか、と思ったのですが、意外に静かでした。昔、鉄道旅行していた時に高校生の下校とかちあうと、かなり騒がしかったのが記憶に残っているのですが、これも時代の変化なのでしょうか。
 そんな中、前にいた少年たちは蚊を殺すタイミングについての話で盛り上がっていました。「かゆみも残らず、吸われた血で汚れずに殺すにはどうすればいいか」について熱く語るのを聞いていると、「こういうしょうもない事を熱く語れるのも若さだよな」と、昔の自分を思い出したりしました。
 高校生の中、おっさんが一人、というのは、やはり居心地の良くないものです。とはいえ、一度くらいならこのような経験をするのもいいな、などと思いました。