2012年11月06日

所在不明株主

 とある企業のサイトを見たら、「所在不明株主の株式売却に関する異議申述の公告」という記事へのリンクがありました。
 不思議に思ってクリックした所、「会社が株式を売却する。それを株主に通知せねばならないが、5年間連絡が取れない人がいる。そのため、株式取得時の住所氏名の一覧を掲載するので、意見のある人は会社まで連絡がほしい」という事が書かれていました。
 そして続いて、その株主の住所氏名一覧表が載っていました。
 なんでもこれは会社法の規定に伴う公告との事です。
 法律なのだから仕方ないとは想います。しかし、実際に5年間もその会社と音信不通の人が、その会社のサイトに載った公告を見て、自分がいることを確認し、連絡を取る人などいるのでしょうか。。
 もし統計データがあるならば、これまでそのような公告に住所氏名が載った人のうち、何%が連絡を返したか、という数値を見たいものだと思いました。
 まあ、株とか株主とかの世界は全くわかりませんので、実態については想像できませんが。
 いずれにせよ、世の中には色々な規則があるものだ、と思いました。そして、この個人情報保護の時代に、個人の住所氏名一覧を有名企業が自社サイトに載せている、というのを見たときは、対象者が音信不通とはいえ、少なからぬ驚きがありました。

2012年11月06日 23:58