2012年04月26日

懐かしの(?)横顔

 普段、あまりいかない場所に行き、居酒屋のランチを食べました。すると、近くの席に、一人の男性が座りました。こちらからは横顔しか見えないのですが、それを見た時はちょっと驚きました。なにそろ、その横顔は、以前関わった事のある人とそっくりだったのです。
 これが親しかった人でしたら、もちろん立って近くに行き、もし本人だったら挨拶するところです。しかしながら、その横顔の人は、「親しかった」とは正反対の関係だった人でした。
 というわけで、頭の中を占めていたのは、「もし彼が本人で、こちらに気づいたらどうしようか」というものでした。もっとも、こちらには彼に負い目みたいなものはありません。もし気づかれて何か言われても、堂々と言い負かせます。とはいえ、関わりたくない、というのが率直な本音です。
 しばらくして、その人は席を立ちました。そして正面顔が見えたのですが、それは、そのかつて関わった人と似ても似つかないものでした。
 それを確認できた時はちょっとひと安心しました。そして、緊張が解けたせいか、改めてその「横顔が似ていた人」に奇行・愚行などが脳裏に蘇ったりもしました。というわけで、結果的に別人であったにも関わらず、あまり楽しくない昼食時間を過ごす破目になりました。
 まあ、こういう不運もあるのでしょう。マイナスの人間関係というものは、縁が切れて何年経ってもマイナスのままなんだな、などと思いました。

2012年04月26日 23:53