2012年01月09日

ウェアラブルコンピュータ

 相方の里帰りのため、宅急便を使うことになりました。これまでは梱包してコンビニに持ち込んでいたのですが、先日見たヤマトのサイトで、ネット申し込みに関する記載があった事を思い出しました。
 そしてサイトを見たところ、送り先まで入力しておけば、ドライバーさんが、記載済みの伝票まで持ってきてくれる、と書いてありました。
 複写式伝票を書くのが苦手中の苦手な身としては、こんな有難いサービスはありません。大喜びして申し込みました。
 そして実際にドライバーさんが来ました。しかし、申込時には伝票の枚数を「2」で登録していたのですが、1枚しかありません。何かの伝達ミスか、と思いながらも「じゃあ、もう一枚書きます」と言いかけました。
 しかし、ドライバーさんは平然と、手に持った携帯電話券スキャナみたいな装置を操作し始めました。すると、腰についている小型プリンタから、登録していた送付先が打ち出されました。それを伝票に貼りつけ、手続きは完了しました。
 何年か前のコンピュータ雑誌で「未来のコンピュータ」という事で、「ウェアラブルコンピュータ」という概念が紹介されていました。腕時計型の小型PCをモニタ兼音声入力操作装置であるヘッドセットを用いて「身につけるコンピュータ」を実現させ、どこでも操作できる、というものです。
 ドライバーさんが行った動きは、まさにその「ウェアラブルコンピュータ」を実現していました。宅急便業界が最新のシステムを多々取り入れている事は知っていましたが、まさかここまで進歩しているとは思いませんでした。
 同時に、ここまでガチガチにシステムに組み込まれては、ドライバーさんも休む暇がないだろうな、と思いました。その重労働に見合った賃金および労働時間は確保されているのだろうか、と気になりました。

2012年01月09日 20:25