2012年08月14日

水害の変遷

 関西地方で豪雨があり、水害で死者も出たとのことです。つい半月ほど前には九州北部で同様の災害がありました。
 特に、昔から降水量が多いことで知られている紀伊半島は、慢性的に被害が発生しているようです。これでは、住んでいる人もおちおち生活できないでしょう。
 原因はいろいろあると思いますが、日本の雨の降りかたが昔とはすっかり変わった、というのが要因の一つにあると思います。
 7年ほど前、新宿は雨が降っていないのに、中野や荻窪では豪雨で川があふれた、などという経験をした時は、驚いたものでした。しかし今では、そのような「ゲリラ豪雨」など珍しくもなんともなくなっています。
 にも関わらず、豪雨対策のほうが、そのような気候の変動に対応しているとは思えません。群馬の渓谷にいたっては、50年前の「治水計画」を前提に、大半の人が役に立たないと断言しているダムを無理やり造っている始末です。
 こんな状況が続く限り、このような水害は後を絶たないでしょう。はやくどこかで、抜本的な発想の転換を行なってほしいものだと思いました。

2012年08月14日 23:56