2012年12月12日

ロケットと称するミサイル

 床屋に行きました。ラジオのニュースが流れており、北朝鮮がロケットと称するミサイルを発射した、と言っていました。他の放送局・新聞もみな、この「ロケットと称するミサイル」もしくは直截的に「ミサイル」という表現をしていました。
 ロケットだろうとミサイルだろうと人工衛星であろうと、北朝鮮が宇宙に向けてそのような物を打ち上げるのは国連安保理の決議違反だとのことです。したがって、北朝鮮が非難に値することをした、という事に違いはありません。
 とはいえ、物事は正しく伝える必要があります。ミサイルという物は、爆弾を積んでいますから、それが飛べば、どこかで爆発が発生しないとおかしい事になります。しかしながら、そのような情報は一切伝わって来ません。
 さらに、北朝鮮が打ち上げたものは、衛星軌道上に乗った、という事でした。
 そう考えると、北朝鮮が打ち上げたものは人工衛星ならびに、それを宇宙に飛ばすためのロケットだった、となりそうです。
 これらの情報をまとめると、「ロケットと称するミサイル」などという表現は間違いだった、と言わざるを得ません。にもかかわらず、それを訂正している商業マスコミはないようです。
 まあ、このような事は本件に限った事ではありません。いずれにせよ、散髪の間、「報道と称するデマ宣伝」を聞かされた事は、かなりの不快感になりました。

2012年12月12日 23:54