2012年01月10日

「立ち」という言葉の印象度

 以前から気になっていた、とある駅ビル内にある「一貫75円からの立ち食い寿司屋」に入ってみました。確かに、メニューを見ると、一貫75円からの寿司が多々あります。
 しかし、実際に注文しはじめたら、一貫75円という事は、回転寿司に換算すれば「一皿150円」であるという事に気づきました。
 回転寿司は一皿100円からなわけですから、それより5割程度割高なわけです。しかも、椅子がないわけです。
 これで、味が値段相応だったら良かったのですが、シャリが崩れていたり、わさびの付け方が均等でない、というような品質でした。
 これが回転寿司屋で「一貫75円」を謳っていたら、冷静に「一皿150円からか」と判断できたのかもしれません。しかしながら、「立ち食い」という言葉に引きずられ、つい「椅子がない分、安価で提供できるのだな」と思い込んでしまったのです。
 言葉の組み合わせというものが、どのような印象および錯覚を生むか、という事を痛感させられた夕食になってしまいました。

2012年01月10日 23:38